エコロジカルフットプリント分析による 中国の持続可能性に関する考察 仙石裕明 慶應義塾大学環境情報学部 Email:t05568hs@sfc.keio.ac.jp Abstract China has many people and wide lands in the を経て,大量生産・大量消費・大量廃棄スタイルが社 会の根底に根付いてしまった今日,環境破壊がごく 日常において見られるまでに至った. world. And the rapid economic growth brought 人口増加の波はまだ留まりを見せず,現在も着実 them big changes as to lifestyle. While this に人口が増えつつあり,安価な労働力となる.これが immense nation has made rapid progress, it has 先進国の企業にとって,大量生産の格好の場となり got a lot of environmental issues at the same time. え,財・貨幣の供給源となる.中国社会の発展におい The rapid population growth is the one of the big て,最大の要素であると同時に,最大の課題となって fears about further environmental destruction in いるように思われる.この矛盾を解決しないことに recent years. Could China bolster the livelihood of は,中国における持続可能な発展はありえないだろ huge population and sustain the environment う. later on in the near future. This study analyzes and evaluates Chinese 中国における人口の増加と生活水準の向上は今後, sustainability with どのような展開を遂げるのだろうか.本研究では現 Ecological Footprint. Based on the result, 在の中国の土地利用・エネルギー資源消費状況を分 proposes what actions we should take on the edge 析することで,中国の持続可能性を考察する. of population growth. 1 はじめに 中国は世界で人口が最も多く,広大な国土面積を 2 研究方法 2.1 中国環境評価の手法 人間の経済活動が生態系へと与える影響を数値と 持つ巨大国家である.また,近年の急速な経済成長は して検出する. 世界全体に大きな影響力をもつまでに至っている. 2.2.1 エコロジカルフットプリント このような体制を築きあげてきた基盤として,中国 エコロジカル・フットプリントという指標を用い 本土の持つ土地生産性があげられる.中国人一人当 て,ある特定の人口集団が消費するあらゆる資源の たりのもつ耕作地,牧草地,森林地の面積は世界平均 生産,かつ,廃棄物の処理にどれくらいの自然が必要 のレベルよりも低く,生産効率が高い.肥沃な土地の とされるのかを測定する.この指標は生産・消費・廃 もたらす自然条件は中国社会を支える礎になってい 棄といった人間の活動を生産力のある土地面積に換 る. 算することで,実際の地球上の面積と比較し,さらに しかし,現代になり,中国の豊富な自然資源は急速 人口で割ることにより、一人あたりの活動に必要な に失われつつある.度重なる都市化,経済発展は中国 土地面積を求める. の従来の伝統的な土地利用を一変させ,自然環境を 2.1.2 土地カテゴリー 変遷させてしまっている.これらの背景にあるのが, フットプリントは大きく分けて,生物生産力のあ 急激な人口増加である.かつてない人口を支えるた る土地,生物多様性保全地,生物生産力のある海域,生 めに,各地において開発の時代が到来した.国家とし 産力阻害地,エネルギー地を土地区分として分類す ても国民としても,消費レベルの向上を望み,人々の ることで,各々の土地の生産性を考慮する(Nickey, 意識は開発志向へと向かっていた.このような経緯 2000).本研究では,海域や生物保全地を除くものと する. 耕作地フットプリント 生物生産力のある土地は森林地・牧草地・耕作地 を対象とし,生産力阻害地は開発が行われ,生産力が 失われた土地である.エネルギー地は化石燃料の消 費・排出に必要な土地面積とし,化石燃料に基づく中 X: 穀物(t) 国のエネルギー消費状況を換算する.これらの土地 Y: 豆類(t) P: 人口 区分に基づき,中国の生態系に与える現状を分析す る. 次に食料のフットプリントを算出する.以下,その 2.2 対象データ 式を説明する. また,肉類や乳類の生産の場となる 中国における 2005 年度の各省の統計データに基 づき,中国人の一般的なライフスタイルで消費され 牧草地は,牛などが放牧する場として,植物から動物 へのエネルギー変換が行われる. るエネルギー資源を対象とする.省単位において分 析することで,地域ごとの特性を発見すると同時に, 牧草地フットプリント 生態系に与える環境負荷の度合いを算出する.ただ し,チベットについての詳細なデータが手に入れら れなかったため,ここでは除いている. 3. エコロジカルフットプリント計算 3.1 食料問題 X: 肉類 Y: 乳類 P: 人口 3.2 森林生産物 食料消費を土地の生産力の観点から分析する.食 ここでの森林とは自然林と人工林を指す.森林地 べ物が一般の家庭に届くまでには,生産のほかに加 の果たす役割はさまざまで,水循環や土壌流出とい 工・流通手段等に必要なエネルギー量を考慮する必 った自然生態系の保全から木製品の加工まで,古く 要がある.しかし,ここでは省ごとの一人当たりの食 から我々の生活の糧となってきた.近年,消費傾向の 料生産に必要な作物の耕作地と家畜用の牧草地だけ 高くなってきている紙の消費をここで取り上げる. を取り上げ,最低限必要とされる土地面積を求める 森林地フットプリント ことにした. 国連食料農業機関(FAO)が主要食料に関して推定 したエコロジカルフットプリント換算率を用いて, 過小評価を行う.以下,耕作地と牧草地の 2 つに分け て、計算を行う. Z: 紙消費量(t) P: 人口 3.3 化石燃料 ここでは石油・石炭・天然ガスを対象とする. 財 表 1.食料のフットプリント換算率 Food Food Conversion Factor (ha/t) 穀物 1.7 豆類 3.6 肉類 6.9 乳類 1.1 まず穀物には米,麦,トウモロコシといったものが あげられ,他の農産物とも比べて,生産量が高い.これ と豆類をあわせ,穀物として耕作地の面積を求める. 団法人省エネルギーセンターのエネルギー換算率に 基づき、重量(t)から熱量(GJ)への換算することで, エネルギー地の土地面積を算出した. 表 2. 化石燃料エネルギー換算率 Category Energy Conversion Factor (GJ/t) 石油 41.87 石炭 28.9 天然ガス 54.5 これらのエネルギーを人口で割り,一人当たりの 高いエリアでは,エネルギー地の割合が高い.都市を 化石燃料消費エネルギーを割り出す.ここで,化石エ 支えるための動力源を確保するため,このような結 ネルギーと土地の換算比をかけあわせ,一人当たり 果になったと考える. の化石燃料消費のフットプリントを算出する.まと めると,以下のような式となる. 一方で,耕作地の多い地域は北部や西南部に多い. トウモロコシなどの穀類をはじめとして,野菜から 綿花まで大量に生産されている.このように地域の 化石燃料フットプリント 土地利用・特色がエコロジカルフットプリントによ って反映されている. 4.2 一人当たりのフットプリント X: 石油重量(t) Y: 石炭重量(t) P: 人口 100(GJ/ha): Z: 天然ガス重量(t) 土地換算率 4.2.1 省別の比較 分析結果から得られた一般的な中国人のエコロジ カルフットプリントは表 3 のようになった. 個人のフットプリントから見ていくと,一般的に 3.4 都市 都市部のフットプリントは電力消費,ガス消費とい 我々が普段生活している都市のフットプリントを ったエネルギー資源消費が高まるが,北京や上海と 求める.国連食料農業機関によると,住宅地や道路は いった大都市圏のフットプリントは比較的小さいも 生産力阻害地として区分される.これを人口で割る のとなっている.これに対し,内蒙古自治区や海南省 ことで,同様にして生産力阻害地のフットプリント といった農村地帯が多い地域には個人のフットプリ を算出することができる. ントがきわめて高い値をとっている.農村地帯では 生産力阻害地フットプリント 化石燃料の消費も少なく,フットプリントが著しく 高くなる土地利用も見当たらない.全体としては,中 国北部の地域は,エコロジカルフットプリントが高 4. 考察 4.1 中国全体のフットプリント いという傾向が見られた.なぜこのような結果が導 きだせされたのだろうか.フットプリントを分析す るにあたり,使用した各変数との相関分析を行った. 以上より,求められたフットプリントを集計し,省 ごとにまとめたものが図 1 である. 4.2.2 因果関係 分析結果から考えられる要因としては,エネルギ ー地と人口密度があげられる(図 3).一人あたりのエ ネルギー消費が高い地域はフットプリントを高める 要因になると考えられる.しかし,内蒙古自治区のよ うに都市部が少ない地域にもおいても,高いフット プリントが算出されたが,これに関しては,密度(都 図 1.省別エコロジカルフットプリント 市)を注目すると,エネルギー地が低くても都市の人 口密度が小さいことで,フットプリントの上昇が見 上海や北京などの都市部に関しては,エネルギー られた.つまり,エネルギー・資源利用が市街地中心 地の割合が非常に高いのに対し,内蒙古自治区,ウイ に行われておらず,拡散してしまっているため,エネ グル自治区などでは耕作地の割合が高い.地域ごと ルギー供給に要する負荷が高まったと思われる. の土地利用が特徴的に表されている.市街地面積が もう一つの原因として,水のフットプリントが今 回の分析には含まれてはいないということが考えら れる.都市部では工場排水から,生活排水など幅広く 水が使用されている.作物の成長に水が欠かせない という点では,農村部においても水の需要は高いが, 表 3 個人と全体とのフットプリントの比較 ID 地区 個人EF(ha) EF(万ha) 1 Beijing Shi 0.81 1250.5 2 Tianjin Shi 1.30 1354.2 3 Hebei Sheng 2.56 17521.7 4 Shanxi Sheng 1.61 5388.5 5 Nei Mongol Zizh 3.06 7294.9 6 Liaoning Sheng 2.11 8927.2 7 Jilin Sheng 2.87 7782.7 8 Heilongjiang Sh 2.18 8340.9 9 Shanghai Shi 1.11 1966.3 10 Jiangsu Sheng 1.83 13712.1 11 Zhejiang Sheng 1.33 6516.8 12 Anhui Sheng 2.10 12864.2 13 Fujian Sheng 1.11 3936.2 14 Jiangxi Sheng 2.40 10346.6 15 Shandong Sheng 1.99 18413.0 16 Henan Sheng 4.35 40812.6 17 Hubei Sheng 1.56 8927.1 18 Hunan Sheng 1.92 12145.5 19 Guangdong 1.18 10831.7 20 Guangxi Zhuangz 1.27 5905.6 21 Hainan Sheng 3.06 2536.5 22 Chongqing Shi 1.69 4731.0 23 Sichuan Sheng 1.40 11493.0 24 Guizhou Sheng 1.21 4511.0 25 Yunnan Sheng 1.27 5639.0 26 Xizang Zizhiqu 図 2.一人当たりのフットプリント 図 3.一人あたりのフットプリントとの相関関係 27 Shaanxi Sheng 1.99 7390.8 28 Gansu Sheng 5.93 15386.4 都市では排水後の水の処理が関わってくる.単なる 29 Qinghai Sheng 3.58 1943.3 消費だけでなく,再生の負荷を考慮に入れなければ 30 Ningxia Huizu Z 1.57 937.9 ならない.このような点を考慮すると,水のフットプ 31 Xinjiang Uygur 1.70 3424.7 ントは都市部の環境負荷の度合いを高める要素であ 1.63 212830.3 ると考える. All 以上ような要因が考えられるが,はっきりとした 因果関係が求められているわけではない.より詳細 にデータ分析を行う必要がある. 4.3 オーバーシュート 省全体のフットプリントと実際の土地面積の比較 を行うことで,土地の環境収容力と人間活動のもた らす環境負荷との関係性を示した.(図 4)これは実 際の土地面積をエコロジカルフットプリント分析に よって求められた土地面積で割ることで、その比か 図 4.オーバーシュートの度合い らオーバーシュートの度合いを表した. 内蒙古自治区,青海省,新 疆 ウイグル自治区にお いては,実際の面積よりも下回り,生態的には黒字で そのため,経済発展に伴う生活水準の向上を考慮 あった.しかし,他の地域ではエコロジカルフットプ に入れると,エコロジカルフットプリントはさらに リントが上回るという結果となり,土地の限界を超 上昇すると考えられる.現時点において,中国 1 個分 えた人間活動が行われている.特に河南省では省面 のフットプリントにするためには,一人あたり1.5ha 積の約 25 倍の土地面積が必要であり,明らかなオー も減らさなければならない.さらに人口が増加し続 バーシュートといえる.オーバーシュートを起こし ければ,一人が享受できる資源は一層少なくなるだ てしまっている地域の地理的特徴を見ると,沿岸部 ろう.人口戦略が今後どのように展開されるかによ 域の省ほどフットプリントが高い傾向がある.この って,中国社会の鍵を握っていると考える. 地域ではエネルギー地が集中していると考える. 中国全体としては,約2.2 倍の国土面積が必要であ 表 4. 省ごとのオーバーシュートの倍率 2.2 り,現時点において,利用可能な生態系容量を越えて District しまっている.現在のように生産・消費モデルが一部 Beijing Shi 7.6 Henan Sheng 24.7 の地域に集約している状態が続けば,省ごとのフッ Tianjin Shi 11.4 Hubei Sheng 4.8 トプリントはさらに格差を増し,省ごとにおいて, Hebei Sheng 9.3 Hunan Sheng 5.7 Shanxi Sheng 3.4 Guangdong 人々のライフスタイルにも影響が及ぶだろう.資源 配置が最適,かつ,社会経済効率の高いシステムを確 立することが国家の政策として求められる. 4.4 人口増加に伴うフットプリントの上昇 中国の人口は 2006 年の時点で 13 億人を越える.世 Ratio All 6 Sheng Nei Mongol Zizh 0.6 Guangxi 2.5 Zhuangz 6 Hainan Sheng 7.2 Jilin Sheng 4.1 Chongqing Shi 5.8 推計であっても,14 億 1700 万人に上る(若林敬子ら, Heilongjiang Sh 1.8 Sichuan Sheng 2.4 2006).仮に現在の生活水準のまま,人口がこの数値 Shanghai Shi 3.1 Guizhou Sheng 2.6 にまで上昇したとすると,中国のエコロジカルフッ Jiangsu Sheng 12.8 Yunnan Sheng 1.5 トプリントは 226720 万 ha となり,現在のさらに Zhejiang Sheng 6.2 Shaanxi Sheng 3.6 131195ha の面積が求められる. Anhui Sheng 9.2 Gansu Sheng 3.8 続けている.人口増加のピークとされる 2030 年では Fujian Sheng 3.2 Qinghai Sheng 0.3 低位推計であっても,14 億 1700 万人に上る(若林敬 Jiangxi Sheng 6.2 Ningxia Huizu 1.8 界の 20%余りを抱える中国は,今もなお人口が伸び続 けている.人口増加のピークとされる 2030 年では低位 Liaoning Sheng 子ら, 2006).仮に現在の生活水準のまま,人口がこの 数値にまで上昇したとすると,中国のエコロジカル フットプリントは 226720 万 ha となり,現在のさら に 131195ha の面積が求められる. Z Shandong Sheng 11.7 Xinjiang Uygur 0.2 5 結論 きく異なる.地域に根ざした問題分析を行うことで, より精度の高い結果が得られると考える. エコロジカルフットプリントを用いて分析した 三つ目に,従来の中国政府による一元的統治では 結果,中国の人間活動が実際の国土面積よりもオー なく,NGO,NPO,市民団体といった多元的な主体か バーシュートしていることを確認できた.また,省別 らのアプローチが必要となる.国家という性質上,特 に分析を行うことで,地域間の環境負荷の度合いが 定の地域に偏ったり,人々の生活に根ざした,ミクロ 土地利用の観点からも捉えられた.今後の人口増加 的な問題に介入することができない.管轄が及ばな により,更なる生態系への赤字が高まっていくこと い問題に取り組む活動をサポートし,総括する姿勢 が考えられる.本研究において求められた結果から, が政府に求められている. 持続可能な発展にはどのようなアプローチが求めら れているのだろうか. 以上をまとめると,手法の確立した指標を用いて, より地域に根ざした分析を行う主体を支援すること 人口増加に伴う中国社会の量的変化は非常に深刻 で,環境問題の実態を正確に導き出し,人々の問題意 な問題であり,人口増加以前の社会システムを復元 識を触発していくことが,中国において必要とされ することはできない.これからの中国社会において, ている解決策である.経済成長という仮初めの発展 求められる変革とは質的変化であると考える.その に捉われず,長期的な視点から,国家の将来を据えた ことを踏まえて,以下の 3 点において解決策を提案 政策を考慮しなければならないと考える. する. 一つ目に環境指標の確立が必要である.環境指標 とは複雑かつ不透明な環境問題の実態を単純化し, 謝辞 明確に問題の所在を表すことで,はじめて機能する. 未熟な私にさまざまな研究の場を与えてくださっ 人口増加と同時に膨れ上がっている生態的赤字の現 た厳網林助教授,またともに研究を重ねてきた研究 状は人々にどのように意識されているのだろうか. 室のメンバー一同に感謝します.また,本研究を行う 中国環境評価を誰にでも分かりやすく伝えるツール にあたり,数々のアドバイスをくださった和田喜彦 の一つとして,本研究で用いたエコロジカルフット 氏にお礼を申し上げます. プリントがあげられる.重さや熱量といった,概念的 な単位ではなく,土地面積という目に見える単位は 理解力を促進する.しかし,分析手法によって,同じ単 位であったとしても,異なる結論が導きだされ,比較 分析を行うことはできない.このため,分析手法を統 参考文献 [1] 中国環境問題研究会(2005)『中国環境ハンドブック 2005-2006 年度版』蒼蒼社 62-107. 254-273. 一しないことには,中国全土において信頼性の高い [2] 中国研究所編(2006) 『中国年鑑 2006』創土社 データを導き出すことはできない.指標の分析手法 [3] 中華人民共和国国家統計局編(2006) 『中国統計年鑑 2006』 中国統計出版社 を統一し,かつ,誰にでも理解しやすい指標を確立し なければならない. 二つ目に上述した指摘に関連するが,ローカルス ケールで分析が行われないことには,地域の抱える 環境問題を捉え,具体的な政策へと移していくこと はできないということである.中国の抱える問題は 数え切れない.すべてが複雑に適応した結果である が,問題の背景にはさまざまな因子が関わっている. 特に中国のような広大な面積を抱える国では,地域 によって気候や土質といった自然条件,人々の文化, 土地利用といったヒューマン・エコロジーなどが大 [4] 筒井紀美,若林敬子(2006)『中国人口問題のいま』ミネルヴ ァ書房 1-62. [5] ニッキー・チェンバース著,五頭美知訳(2004)『エコロジカ ル・フットプリントの活用』合同出版 [6] マティース・ワケナゲル著,和田喜彦訳(2004)『エコロジカ ル・フットプリント』合同出版 [7] 財団法人省エネルギーセンター(2007) <http://www.eccj.or.jp/> [8] 国連食料農業機関 FAO(2007) <http://www.fao.org/>
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