2013年 室蘭工業大学 建築工学科 第14号 同窓会誌 創 since 1986 同窓会名「創の会」名付けの趣旨 「創の会」の名は,1986 年,会の発足に際して荒川卓先生に授けていただきま した。会名の名付けの趣旨について, 「創」第 1 号に掲載された荒川先生の「会誌 発刊に寄せて」より抜粋して再掲載いたします。 創という字は, 「はじめる」とか「はじめて造る」という意味で,創建とか創設, 創造,創作などの意味として一般に用いられています。しかし,創という字には, 単に物を造るという意味の他に,各人各様の思想や感興を作品として造り出すと いう意味も含まれています。このことは,いわゆる「建築」が,単に工学的対象 物を造る技術を指すものではなく,人間の生活環境や本来あるべき姿を形作る総 合的な創造活動であり,その中には創造的精神が含まれていなければならないこ とと類似しています。つまり,創という字には,建築家としての理想が刻み込ま れているのです。この理念を決して失ってほしくないとの願いをこめ, 「創の会」 と名付けました。 目 ◆ごあいさつ 創の会会長 建築社会基盤系学科建築学コース長 ◆特別会員のページ 構造計算の変遷に思う 次 石戸谷 裕二(建築 14 期) ···· 1 濱 幸雄 ··················· 2 荒川 卓 ··················· 3 服部 定育 ··················· 4 持田 勉 ··················· 5 四つの歩行空間について ◆歴代会長のページ 近況報告 武田 寛(建築 1 期) ······· 6 近況―退職して3年目になります 住谷 浩(建築 2 期) ······· 7 つれづれなるままに 藤島 喬(建築 4 期) ······· 8 「創の会」は人生の財産 榎本 祥明(建築 8 期) ······· 9 ◆建築社会基盤系学科(建築学コース)教員一覧 ····························· 10 ◆研究室近況 荒井・溝口研究室 花木 健哉(建社 1 期) ······· 11 市村研究室 市村 恒士 ··················· 12 岸本研究室 安田 聖(建設 19 期) ······ 13 武田研究室 武田 明純(建設 4 期) ······· 14 土屋研究室 兼平 哲郎(建設 19 期) ······ 15 永井研究室 阿部 一茂(建設 19 期) ······ 16 濱研究室 鳴海 玲子(建設 19 期) ······ 17 眞境名研究室 西尾 洸毅(建社 1 期) ······· 18 山田研究室 荘司 大幾(修士 1 年) ······· 19 ◆同窓生だより “明るい笑顔・元気な挨拶・おもてなしの心” 「ホスピタリティー活動の更なる向上を目指して」 戸ヶ崎 昇(建築 4 期) ······· 20 最近思うこと 岡村 隆夫(建築 7 期) ······· 21 近況(Keep on Working) 藤井 正紀(建築 8 期) ······· 22 ◆支部だより 東京支部 大髙 重信(建築 19 期) ······ 23 関西支部 橋本 諭(建築 16 期) ······ 24 旭川支部 原 智之(建設 3 期) ······· 25 ◆受賞だより (社)日本建築学会北海道支部卒業設計優秀作品受賞者 ······················· 26 創の会賞表彰規程・受賞者 ················································· 26 第 15 回「創の会賞」レポート ·············································· 27 第 15 回「創の会賞」作品,創の会賞を受賞して ······························ 28 ◆事務局だより 総会・懇親会 ····························································· 31 会務および決算報告・予算 ················································· 32 事務連絡 ································································· 32 創の会ゴルフコンペについて ··············································· 35 ◆創の会会則・役員・幹事 ··················································· 36 ◆東京支部会則・支部役員・各支部長 ········································· 38 ◆創の会 略史 ····························································· 40 ◆正会員状況一覧 地域別状況 ······························································· 42 勤務先別状況 ····························································· 43 ◆編集後記 表紙デザイン 会長 石戸谷 裕二(建築 14 期) 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 ■会長あいさつ 創の会会長 石 戸 谷 裕 二(建築 14 期) 例年にない記録的な酷暑が続いておりますが,会員各位におかれましてはお元気でご活躍の ことと,衷心よりお喜び申し上げます。平成 24 年 10 月に札幌で開催された第 14 回「創の会」 総会において,会長職を仰せつかりました 14 期の石戸谷裕二です。副会長を引き受けていただ いた,12 期の佐野正弘さん,19 期の大高重信さん(東京支部長)をはじめ,役員の皆様,各期 幹事の皆様ともども 「創の会」 の活動がより有意義なものとなるよう尽力してまいりますので, ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 昭和 41 年に室蘭工業大学に建築工学科が創設されて以来,建築工学科 24 期,建設システム 工学科 19 期,建築社会基盤系工学科 1 期の有為な人材が学窓を巣立たれました。また,昭和 61 年には会員相互の親睦をはかり学科の発展に寄与することを目的に「創の会」が設立され, 現在では会員数 2,000 名を超える大きな会へと成長してまいりました。会員の一人一人が,国 内の諸地域はもとより,広く海外で意義深い社会的貢献をされていることを考えるとき, 「創の 会」が潜在的に有している実績,能力の高さは特筆されるべきものと思います。 今回発行される同窓会誌「創」は通算で 14 号,電子版としては 2 号目の刊行となります。大 変ご多用中にも係わらず,ご寄稿いただいた皆様には感謝申し上げる次第です。創の会会誌第 1 号が創刊されてから 26 年が経過したわけですが,この間に情報の伝達・交換・検索の方法は もとより,創の会を取り巻く社会環境は大きな変化を遂げてまいりました。高度成長期からバ ブル景気の隆興, そしてバブル崩壊後の長期経済低迷とデフレ社会, 新興国の急速な経済発展, グローバリゼーションの名の下に展開される急激な国際化社会,顕在化する気候変動と地球規 模での環境問題,持続可能な社会の構築に対する要求,東日本大震災からの復興など,建築を 取り巻く状況も常に大きな変化の中にあります。過去の同窓会誌には,時代の要請に真摯に応 えようとする会員各位の熱意が凝縮されているように思います。 同時に創の会や母体となる学科に対する会員の意識も大きく変化しており,役員会において も本会の存続意義や活動内容について議論がなされてきました。卒業生にとって大学は,青春 時代を過ごした故郷そのものです。多忙な日常では頻繁に顧みられることはないものの,大き な課題に直面した時,人生の区切りの時を迎え振り返るときに,ふと懐かしく思い出される場 所や仲間。大学はいつでも「おかえりなさい」と迎えてくれる,邂逅の場であればよいのでは ないでしょうか。この意味において,創の会と学科が存続しつづけ会員からの連絡を随時受付 けられること,また回帰を記す旗を常に高く掲げつづけることそのものに,大きな意義がある ように思います。本年度は,各期の幹事を新たに選任させていただくとともに,4 月には「創 の会賞」の審査,表彰を行いました。また,HP 記事の更新頻度の向上,建築学会に合わせた 懇親会の開催などの取り組みを行っております。会員各位からのご連絡,活動へのご参加をい つでも,いつまでもお待ちしていることをお伝えして,ご挨拶に代えさせていただきたいと思 います。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -1- ■コース長あいさつ 建築社会基盤系学科建築学コース長 濱 幸 雄 創の会会員の皆様には,ご健勝のこととお喜び申し上げます。前回の会誌発行より2年が経 ちました。この間の建築学コースや本学の近況をお伝えします。 2009 年4月の学部改組により,学科名称が建設システム工学科から建築社会基盤系学科変更 されましたが,今春初めて建築社会基盤系学科としての卒業生を送り出しました。東日本大震 災からの復興需要やアベノミクス効果からか建設業界を中心に比較的活発な求人があり,3~6 月の早い段階で卒業生の進路がほぼ決定している状況です。また,教員の動向ですが,寒冷地 住宅の高気密・高断熱化等の構法開発の分野で指導的役割を担ってこられた鎌田紀彦教授が今 年 3 月に定年退職されました。今年度は研究特認教授として引き続き大学院生,学部生の指導 をしていただいていますが,来年度は仙台に居を移す予定と聞いております。また,鉄筋コン クリート構造担当の荒井康幸教授も今年度限りで定年退職の予定です。ここ数年で建築学コー スの教員の構成が大きく変わることになりそうです。 全学的には,教育機能の再構築のために平成 26 年度に大学院改組が予定されています。正式 には今年 8 月に予定されている大学設置・学校法人審議会における審議の後に認められること になっています。その内容は,現行の大学院博士前期課程7専攻(定員 198 名)を 3 専攻(14 コース)(定員 224 名)とするものです。これは,平成 21 年度以降の博士前期課程への入学志 願者数が定員の 1.4 倍を超える状況が続いていることと博士前期課程修了生を求める企業の割 合が高いことが背景にあります。その中で,建築学コースは「環境創生工学系専攻」の中の「環 境建築学コース」 (定員 18 名)として,重点7分野のひとつに位置づけられています。一方, 博士後期課程は, 平成 21 年度以降入学者数の定員割れという状況が続いていることから適正化 と「イノベーション博士人材」の育成を目指して,現行の 5 専攻(定員 24 名)から「工学専攻」 の1専攻(3 コース) (定員 15 名)となります。今後は,学生確保が最重要課題となり,全学 を挙げての取り組みが必要となります。 「創の会」のホームページを見ますと,現在会員数は 2000 名を超え規模は大きくなっている のに反して,会費納入率の低迷により「創の会」の運営が困窮し,危機的状況にあるとのこと ですが,会長はじめ役員の方々の「創の会」再生のための取り組みに敬意を表します。大学に とっては卒業生が財産です。また,卒業生にとっては同窓の縦横の繋がりが財産です。今年 3 月には平成 18 年以来 7 年ぶりに「創の会賞」の選考,授与式が行われ,現役の学生が「創の会」 の存在を認知し,自分たちとの繋がりを実感する機会となりました。大学は法人化から 10 年が 経過し,益々の改革が求められていますが,これまでの歴史を大切にしながら新たな歴史を卒 業生の皆様と「創」りあげていきたいと思っています。 最後に,創の会会員の皆様には,益々のご活躍を祈念申し上げます。また,今後とも建築学 コースへのより一層のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -2- ■特別会員のページ 構造計算の変遷に思う 荒川 卓 建築基準(規準)は,過去における地震被害 例を参考に,その都度改定されて来ました。計 算法もパソコンの普及に伴って,手計算(計算 尺や卓上電卓の利用)は嫌われ,専ら市販の設 計プログラムで電算処理される方法に大幅に変 わりました。 「手計算では,部材の応力度が特定位置に集 中する場合には,部材寸法等を変更してバラン スの取れた応力状態となる様に,再計算で部分 的にチェックする事が出来ましたが,現在は, どの様に対処しているのでしょうか?。 」 昭和 45 年卒業の第 1 期生から第 10 期生位ま では,設計震度κ=0.2 を基本とした震度法の計 算が主流でした。しかし,昭和 56 年(1981)6 月から施行された建築基準法施行令(層せん断 力係数法) では, 地表面の加速度が1000ガル (1G) 相当の地震に遭遇しても,粘りのない脆性的破 壊が避けられる様に,大幅に変更されたことは 周知のとおりです。 このことは,ごく大雑把に云えば,現在の建 築構造物の設計強度が,昭和 56 年以前の約 5 倍の大きさに増大された事に相当します。従っ て,旧基準による建物の耐震性の再検討が必要 な事は改めて記すまでもありません。 2011 年 3 月 11 日における M9 の未曾有の大 震災に遭遇しても,従来の震災被害例とは大差 なく,更なる規準改定が行われなかった事は頷 けます。しかし,都内の高層建物にクローズア ップされた長周期震動障害については,兼ねて より指摘されていた事とは言え,設計上は想定 外であり,その解決が急がれる問題です。 今,予想されている「南海トラフ大地震」に 対する対応策は,かって静岡県で採られた予想 地震対策以上に急を要するものと考えられます が,東日本大震災の復興対策の推進と共に,早 急にしかもスムーズに進行することを期待した いものです。 現在の室蘭工業大学正門・正門付近 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -3- 特別会員のページ 服部 定育 春あらし暗夜にひとり聞きおれば大海原をゆ くが思ほゆ 棚に生る葡萄の珠の涼しくて口にふくめば青 広がりぬ 見上げれば腹を見せつつ泳がゆくしろながす くじらの母と子の雲 白と紅うめのはなびら群青の空に零れて染み 込みにけり みはるかす四方の地平のあかね空大きな指輪 君に贈ろう おもしろうて切なきものよ万葉の歌よみにけ りおおき声あげ 歌詠まん いのちを銜み掌にのせて心ゆくま でいとおしみつつ 囀りのかく澄みいるは故あらん心に邪持たぬ ものたち まだ止まぬ紙面におどる死者の数ああバクダ ッドよ千一夜物語よ 夫のゆく道を手繰りて焼けという古女性の情 愛なるかな 聞かぬなら騒がぬものをわがこころ尖閣の海 漁船の逮捕 ひゃくさんじゅうごおくこうねんうちゅうの なか唯一の楽園、さこそ地球よ この世を過ぎし昔と眺むれば懐かしきかなと 思い恋うらん 人がみな哀れに見ゆる春の日は丘にのぼりて 海を眺めん 不安こそ生きたいあかし全きまで生き果たせ よと創られしかな やがて去ぬと思えばいとし在るものも生まれ 移ろう諸々すべて ほろほろと君の訃報に立ち尽くす英語の単語 暗記為合ったね はらはらと心がないてよがりける奈良の都の 庭に立ちおり 見つめたり溜息したり驚いたりいくらか諦め 描いた自画像 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -4- 口蹄疫○×百万頭殺処分「生命原理への大謀 叛」牛豚連合 木枯らしに撓むたかむら映しいる机面のさま のおかしくもあり 社殿にて祈り続けし青年の終えたる後に吾も 祈りき みどり澄む寝姿山の小径ゆけば遥かな維新と 下田の港 いま少し子規啄木に与えたや実りの多き齢と ふもの あせらずにあわてずにゆけあきらめず心はい つも明る明ると 大発明人類共通の大発明来世創りしわれらが 父祖の 信成よ勝ち切ることは大事じゃ余も光秀にな あ のぶなが 人類よ人類なんじら何処まで行かんとすゴー ルの見えないマラソンのごと 春をまつ待たれる春やあらたまの日の影にこ そ春な来にけり 一歩を今ふみ出しました新世界眩しくて嬉し くて オギャー 特別会員のページ 四つの歩行空間について 持田 勉 私は,最近年齢とともに衰える足腰を鍛える ため積極的に歩くことを心がけております。こ んな場合特に嬉しいのは「季節,天候,車」か ら開放され, 「緑,花,水」等自然豊かな歩いて 楽しいかつ地域活性化にも寄与する歩行空間が 整備されることです。例えば,都心部の大通公 園,狸小路,駅前通地下歩行空間,JR 琴似駅周 辺の空中歩廊等。 大通公園(都市計画道路・幅員 105.45m)は,都 心部を西 1 丁目~12 丁目まで横断し,中央部に 歩行空間,広場,遊場,舞台,緑・花・水等が 設置され夏祭,ビアガーデン,よさこいソーラ ン祭,マラソン,産直販売,雪祭,クリスマス 等一年を通して多くの催物が開催され多数の 人々が楽しく集います。現在は丁目ごとに切断 されているため今後は西 8 丁目と 9 丁目とを一 体化したようにより一層の連続性が求められて います。 明治 6 年命名され今年 140 年を迎える老舗の 狸小路は, 都心部の西1 丁目~7 丁目まで続き, 昭和 33 年全蓋アーケード化された商店街(札幌 狸小路商店街振興組合)です。残念ながら最近閉 店数が多く見られますが,新型車両導入及び市 電ループ化で狸小路停留所設置が決定し今後の 通行量増による昔のような賑わいのある商店街 再生が期待されます。 駅前通地下歩行空間は,平成 23 年 3 月 12 日 供用開始された都市計画道路(特殊道路,札幌駅 ~大通約 520m,幅員 20m(歩道 12m,憩いの空 間 4m×2,運営・札幌駅前まちづくり株式会社)) であり,各種イベントの日常的開催,カフェ設 置等により市民の溜まりと賑わいの場の創出を 果たしております。地上と地下あわせた駅前通 の通勤,通学,買物等通行量は,地上のみの時 に比べ平日2~3 倍(休日は更に)増加しておりま すが,地下のみ増加し地上は減少し,地上の路 面店撤退が見られ,地上と地下の機能再整備が 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -5- 早急に望まれます。 空中歩廊は,JR 琴似駅,集合住宅,大型商業 施設を相互に結びつけ「人と生活を繋ぐ生活都 市・琴似」を形成すると同時に, 「雨,雪に当ら ず札幌都心部,羽田空港」まで行ける重要な歩 行空間として位置づけられております。このネ ットワークを形成する地区は,JR琴似駅周辺 地区再開発事業として 1991 年より進められて おり約 10ha,延床面積約 29 万㎡,供給戸数約 1,200 戸(超高層(40 階)マンション等)北海道最大 のプロジェクトであり,この空中歩廊の延長は 最終的に約 1 ㎞になります。 このプロジェクトは,現在進行形であり当初 より室工建築工学科第 1 期・小杉山晃一氏が企 画をはじめとして重要な役割を果たしておりま す。 地下式は,建設コスト・維持管理等を考慮す ると費用対効果が期待できる都心部・商業系に 限られ又,地下・空中式は災害・犯罪等時の避 難場所が限定されるため管理者の防災・防犯対 策と利用者の緊急時等避避意識等の向上が必要 でしょう。 積雪寒冷地の歩行空間の整備・ネットワーク 化は,歩行者の選択肢が増す等喜ばしいことで ありますが,やはり天気の良い季節は,緑豊か な新鮮な空気を吸い,ゆっくりとまちなみを眺 めながら地上の自然な歩行路を歩きたいもので す。 ■歴代会長のページ 近況報告 初代会長 武田 寛(建築 1 期) 初代会長(昭和 61 年 11 月 8 日 創の会 せんが,例年 200 位の参加があります。事 発足)の武田です。この創の会は,2期生 務局の皆様に是非検討していただきたいと の荒井氏(現室蘭工業大学教授)と大川氏 思います。 (元地崎工業)の両氏の発案によりまして, さて,話はがらっと変わりますが,この 設立準備委員会が拓銀の中島クラブで開催 春 北海道工業大学 建築学科を 65 歳で され,確か 30 名ほど集まり,建築の同窓会 定年退職しました。非常勤講師で週2~3 を創りたいという迸る熱気の中,発足した 回通っています。家にいても,テレビを見 次第です。発足当時は,総会・懇親会の出 るくらいがせいぜいで,また,かみさんと 席者は 100 名位で推移していましたが,最 1 日中顔をつきあわせるのもお互いにしん 近は 50~70 名位と伺っております。その原 どいので,講義の無い日も研究室に行くよ 因の一つに,2003 年に施行された個人情報 うにしています。ですが,研究室が使える 保護法があります。会費の納入率も5%以 のも8月末までです。その後は,今までの 下と危機的状況であります。この危機を乗 生活習慣をあまり変えないように第2の人 り越えるには,各期の幹事を動かすのが最 生を模索中です。65 才というと,若い人か も賢明であると思います。私の高校の同窓 ら見ると老人に見えるでしょうが,実は, 会では幹事会を開いて(全員参加)幹事が 気持ちは青年ですね。ボケ防止のためにも, 総会案内のあて名書きをして,参加者数と 健康のためにも,体が動くうちは働こうと 氏名を事務局に連絡するシステムをとって 思っています。 います。札幌在住の母数は定かではありま 創の会設立総会・祝賀会(1986.11.8) 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -6- 歴代会長のページ 近況―退職して3年目になります 第3代会長 住谷 浩(建築 2 期) 北海道工業大学を定年退職して3年目に 地域活動や日々の暮らしを通して「年を なります。特任教授としてあと2年間勤務 とるということ」 , 「老後のくらしと住まい することもできたのですが,定期的な検査 の持つ力」 , 「地域づくり」などを体験的に が必要な病気を患い,少しでも早く気まま 学んでいます。我が家にストーブがあるこ な暮らしがしたいと考え退職することにし とを知っている近隣の人たちは適当な長さ ました。現在は34年前移り住んだ石狩市 に伐採した庭木を持ってきてくれます。5 花川の自宅のアトリエを拠点に活動してい 月,6月はこの薪のかたづけに大忙でした。 ます。退職直前,隣から住宅の改築を相談 現在は8月4日に開催する町内会の夏まつ され,契約なしで,大学の研究室のスタッ りの実施計画書づくりに追われています。 フに手伝ってもらいながらスケッチを描い 2週間後に実行委員会を立ち上げ,開催準 たり,模型を造ったり,施主と一緒に和気 備に突入します。約250戸がスポンサー 藹々と設計を進め,工事会社の紹介や現場 なしで運営しているこの夏まつりは今年で での打ち合わせにも参加し完成しました。 20回目を迎え,ここで生まれ育った子や その後もボランティア的な住宅相談事は続 孫たちが大勢集まる町内会自慢のイベント いています。 に成長しています。 以前から退職後は職場や仕事の人間関係 しかし退職後の最大の楽しみは5歳にな から離れ,地域や家族を中心にした暮らし る孫娘のイベントに誘われて行く東京への をしようと考えていました。6年前に一人 旅行と年に数回,大学同期の仲間がいつも 娘が東京で結婚。3年前に,同居していた 同じ店に集う気楽な飲み会です。 私の母が93歳で他界し,現在は夫婦二人 創の会総会への参加者が減少しているよ の暮らしです。93歳になる妻の母が苫小 うですが,開設からまもなく半世紀を迎え 牧で一人暮らしをしているので,月に2~ る室蘭工大建築のアイディンティティーを 3回,7日~10日間程度は儀母の家でも 確認することが必要なのではないでしょう 過ごしています。 か。総会や懇親会を活発にするヒントがそ こにあると思っています。 第 3 回 創の会総会・懇親会(1990.10.20) 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -7- 歴代会長のページ つれづれなるままに 第4代会長 建築家を目指して,早40年が経ってし まいました。建築家になれたかどうかは, 自問しています。建築士と建築家の違いは, 藤島 喬(建築 4 期) 見られない本格的な茶室をもつ住宅です。 なかなか得られない経験をしています。 悲しい事もありました。近年,卒計を共 資格の有無以上に作家としての強い意志が, にした板垣 正人君,創の会でバルセロナ 建築家には必要です。友人の言葉に「音楽 を共にした友人1期生の塚本 愛樹君,塚 士とは言わない,音楽家と言うだろう。 」そ 本君と私の友人,機械科の西 正秀君が亡 んなものだよと。私が,機械科に所属して くなりました。ご冥福を祈ります。人生と いた頃,上京の折,丹下健三氏設計のカテ は,はかないものと思いながらも,未だ, ドラルマリア大聖堂を見て衝撃を受け,ま 若者には,負けたくないとJAZZ練習。 た建築家を目指す友人の影響で,建築科に 今年で6回目のライブを栗山町小林酒造の 再入学しました。時は,学生運動の終息期, レストラン蔵で行いました。音楽家を目指 何となく倦怠感が残り,単体の建築では飽 してとは,いきませんが。ハアー。 き足らず,クリストファーアレキサンダー に惚れ込み,室蘭市中央町のサーヴェイを 行いながら108個のパターン・ラングエ ッジを元に卒論と卒計をまとめました。3 人の合作で,大きなエネルギーでした。そ の頃の室蘭は,白鳥台ニュータウンが出来, 白鳥大橋の期待,東室蘭への移行が始まる 頃でした。私が独立したのが,34年前, 主に住宅を設計して来ました。エコロジー, パッシブソーラーをテーマにして来ました が,近年のエコブームには,何を今更。の 写真 眞嶋先生の奥様のご実家の改修前 感があります。その数値主義にいささか醒 めてしまいます。この10数年,大きく建 築界を変えたのは,構造偽装事件,そして 図面の CAD 化。若い世代の全く新しい建築 の可能性と同時に誰でも共有出来る情報に よるデザインの均一化。個性の格差時代と 言えます。 確かな目で,学生さんは,可能性を広げ て欲しいと思います。現在,眞嶋先生の奥 様のご実家を改修しています。北海道では, 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -8- 写真 JAZZ ライブの風景 歴代会長のページ 「創の会」は人生の財産 第9代会長 「創の会」会員の皆様,いつもご支援を 頂き,ありがとうございます。 私の代で,創の会誌発行が,製本からホ 榎本 祥明(建築 8 期) 近年後輩の中から市長が誕生したことも, 私だけでなく「創の会」の誇りです。 実際に,現場監理等で母校の後輩に出会 ームページになり,今回も同様になります。 って,室蘭工大の建築講座の先生方の話を 会費の大幅減収が大きな原因ではありま 聞くと,懐かしさと後輩とのつながりを感 すが,室蘭工大で建築学を学ぶ学生の絆が じます。初めて出会った人でも,母校の絆 疎遠になったように感じます。実に残念な を感じる時うれしくなるものでしょう。建 ことであり,力不足を感じて反省していま 築工学科,建築系学科,建築コースなどの す。 名称変更はありますが,建築学を目指す同 私の学生時代は,先輩の旅行見学した建 胞に変わりはありません。たとえ定年を迎 物写真をスライド映写会で見ては,実体験 えて第二の人生が建築から変わっても,卒 したいと思いました。また当時,1級建築 業年次が違っても同じ会員ですので, 「創の 士が一般社会人のあこがれの職業でもあり 会」は永遠です。 ました。 皆様とめったに会えませんが,会えばき 卒業してからも,先輩や同期の出世話を 聞くと,大変うれしくなりましたし,創の 会誌の同窓生だよりや研究室便りを読んで っと驚きと喜びがあります。 皆様と共に「創の会」が人生の財産とな らんことを祈念いたします。 は,自分も頑張ろうと奮起したものです。 第 13 回 総会・懇親会(2010.10.15) 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 -9- ■建築社会基盤系学科(建築学コース)教員一覧 建築工学科 1990年 建設システム工学科(建築コース) 1990(H2)年3月末 (平成2年) 2009(H21)年3月末 小講座名 職 氏 名 4月 大講座名 職 氏 名 研究分野 教 授 大築 和夫 教 授 荒井 康幸 建築構造学 建築構造力学 助教授 土屋 勉 教 授 土屋 勉 建築基礎・地盤工学 助 手 − 教 授 溝口 光男 建築構造・耐震構造 構造工学 教 授 荒川 卓 准教授 濱 幸雄 建築材料学・コンクリート工学 工 建築構造工学 助教授 荒井 康幸 教 授 1名 学 土木コース教員 助 手 溝口 光男 准教授 1名 部 教 授 後藤 知以 講 師 1名 改 建築生産 助教授 鎌田 紀彦 教 授 大坂谷吉行 都市計画 組 助 手 鈴木 大隆 教 授 鎌田 紀彦 建築構法計画 ・ 教 授 泉 清人 教 授 黒澤 和隆 環境設計 再 建築環境 助教授 窪田 英樹 生活空間工学 講 師 市村 恒士 都市緑化計画 編 助 手 − 講 師 真境名達哉 建築計画 教 授 − 講 師 山田 深 建築設計・建築意匠 建築計画 助教授 黒澤 和隆 助 教 武田 明純 建築史・照明計画 助教授 入江 正之 教 授 2名 助 手 安芸 義信 環境防災工学 准教授 2名 土木コース教員 講 師 2名 2009年 (平成21年) 4月 工 学 部 改 組 ・ 再 編 創 コース 職 教 授 教 授 教 授 教 授 教 授 建築学 講 師 講 師 講 師 助 教 助 教 助 教 教 授 土木工学 准教授 講 師 建築社会基盤系学科 2013年(H25)年7月1日現在 氏 名 研究分野 荒井 康幸 建築構造学 大坂谷吉行 都市計画 土屋 勉 建築基礎・地盤工学 濱 幸雄 建築材料学・コンクリート工学 溝口 光男 建築構造・耐震構造 市村 恒士 都市緑化計画 真境名達哉 建築計画 山田 深 建築設計・建築意匠 岸本 嘉彦 建築環境工学 武田 明純 建築史・照明計画 永井 宏 基礎構造・地盤工学 3名 6名 土木工学コース教員 1名 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 10 - ■研究室近況 荒井・溝口研究室 花木 健哉(建社 1 期) 平成 25 年度の荒井研究室・溝口研空室は,今 研究室の恒例行事としては,毎年 9 月に北海 年も合同で活動しており,荒井先生,溝口先生 道大学との合同ゼミを行っています。内容は, をはじめ,修士 2 年が 1 名,修士 1 年が 2 名, 研究についてのプレゼン発表会,野球対戦,飲 学部生が11名の合計16名で構成されています。 み会です。新たなつながりもでき,大変貴重な 最近の研究テーマは,構造設計に関するもの 経験となっています。 として, RC耐震壁の実験および解析をはじめ, 最後になりましたが,毎年 OB の諸先輩方に 店舗用什器の耐震安全性についてなど種々の研 は多くのご厚意をいただいております。この場 究を行っております。特に実験においては,大 をお借りして,研究室一同,心より感謝申し上 型の水平加力実験室が活躍しており,耐震壁に げます。室蘭を訪れる際は,ぜひ研究室に立ち ついてのデータを蓄積しております。研究室で 寄っていただき,お話を聞かせていただきたく は,メンバー全員が協力し合って研究を進めて 思います。また,本年度は荒井康幸・教授のご おり,研究を通して共に成長し合える環境であ 退官の年となります。研究室といたしまして, ります。また,今年度も明るく,活発なメンバ 平成 26 年 3 月頃に「送別会」を計画しておりま ーばかりで,毎日楽しく過ごしています。 す。内容が決まり次第,追って告知致します。 写真 実験室での作業風景 研究室HP http://www3.muroran-it.ac.jp/bse/index.html 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 11 - 研究室近況 ランドスケープ研究室 市村 恒士 今年度の研究室のメンバーは, 「4年生」7 と農的生活」を切り口とした「集合住宅にお 名, 「M1」 「M2」が各々1名となっていま ける室内空間における園芸活動」等が研究テ す。 ーマとなりました。 本研究室では, 「ランドスケープ」=「人間 最近では,これまでの研究蓄積等を応用し と自然・緑との関係」に着目しつつ,いわゆ 社会に還元することをより意識し,社会的・ る「トリプルボトムライン」 ,すなわち, 「1. 実践的な活動にも重点を置きつつあります。 経済」のみならず,低炭素・循環型・生物多 例えば,一昨年度からは,高砂 5 丁目公園の 様性への配慮といった「2.環境」 ,ソーシャル リニューアル事業に研究室として関わり,行 キャピタルという概念にみられる「3.社会」 政や地域の方々とともに案を考えました。特 の 3 本柱,に如何に対応すべきかという観点 に,このリニューアル事業が,一般的な,遊 から,都市・建築のあり方について模索して 具の変更等の単純なハード面の変更にとどま います。 らず,地域の人々自らが地域や社会の課題に 昨年度の卒業・修士論文では, 「経済」と「環 ついて考えるきっかけとなり,公園が,課題 境」を特に意識した, 「緑地空間に対する環境 解決を実践するための「プラットフォーム」 性能評価」 , 「都市公園のおける再生エネルギ として機能することを目標に,現在も継続的 ー導入」といったテーマ,主に「社会」を意 にマネジメント活動をしています。 識した「自然体験施設ボランティアと社会的 建築分野においても,様々な社会・環境問 課題解決人材の育成」 「建設業界における戦略 題への対応への寄与が求められる中,自然・ 的 CSR」 「コミュニティーガーデンとその継 緑に着目しつつ,新たなシステムづくりがで 続性」等のテーマや,また,3 つの柱を支え きればと,研究室学生と共に,上記のような る都市住民のライフスタイルとしての「都市 活動に取り組んでいるところです。 写真 ランドスケープ研究室 2013 年度メンバー(ゼミ風景) 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 12 - 研究室近況 岸本研究室 安田 聖(建設 19 期) 今年度の岸本研究室は岸本先生,博士前 建築学会北海道支部の環境系卒論発表会で 期課程 2 年 1 名,学部 4 年 3 名に加え,韓 ある『EGGs’ 』において質の高い発表を披 国からの留学生 1 名の計 6 名が在籍してお 露しており,他大学から注目される存在と り,建築材料施工の濱研究室と共にゼミ等 なりました。 さらに我が研究室では毎年,濱研究室と の活動を行っています。 研究としては,今までに吸放湿材の調湿 合同でお花見や BBQ,新歓,追いコンなど 効果や北海道におけるエアコンの使用実態 を開催しています。卒業生の方も多く参加 に関する環境工学的なテーマのみでなく, していただいており,今後もこういった関 セメント系材料の液水浸透や中性化,凍結 係を大事にしていければと考えています。 融解挙動など材料工学的なテーマも扱って 最後に,2010 年に生を受けた岸本研究室 おり,分野に縛られない創造性豊かな研究 も今年で 4 期目に突入し,社会で活躍する 活動を展開しています。 卒業生も増えてまいりました。今後も本研 研究室の近況としては,個性豊かな学生 究室の卒業生に限らず,室蘭工大へお越し に恵まれ,先生と学生の距離が近く笑顔の の際は是非,岸本研究室へお立ち寄りいた 絶えない雰囲気が研究室のカラーとなって だき,日頃の活躍のほどをお聞かせいただ きました。 ければ幸いです。 また,近年では学外での研究発表会など に学部生も積極的に参加しています。特に, 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 13 - 研究室近況 武田研究室 武田 明純(建設 4 期) 今年度の武田研究室の所属学生は,学部生 リシア建築史では触れられていない事実をま 3 名,修士 1 年生 1 名,修士 2 年生 1 名の計 5 とめた論文の査読を受けております。後者の 名となっております。今年も,研究活動はも 研究においても,少しずつ周囲の方々の反響 とより,思い出づくりにも全力で取り組み, が得られ,本研究室で調査研究を行った「旧 充実した研究室生活を送っております。 丸越山口紙店(大正 12 年建築) 」が北海道新 現在,本研究室で取り組んでいる研究テー 聞に取り上げられました。今年は, 「小林洋服 マは, 「ヘレニズム期の墓建築に関する研究」 店」と呼ばれる,昭和初期に建てられた建築 と「室蘭の歴史的建造物の保存,活用に関す の調査研究に取り組んでおります。小林洋服 る研究」で,以前と大きくは変わっておりま 店も洋風意匠を持った大変魅力的な建築とな せん。今年は,ヘレニズム期の墓建築の研究 っておりますので,この研究を通して,室蘭 に取り組む学生が 3 名,後者の室蘭の歴史的 の歴史的建造物の魅力をアピールできればと 建造物の保存,活用に関する研究に取り組む 思っております。 学生が 2 名で,バランス良く両研究に取り組 研究室の場所も総合研究棟の 7 階で変更あ んでおります。どちらの研究も順調に進んで りませんので,お近くに来られた際には研究 おり,前者の研究では,現在論文投稿中のた 室にお立ち寄りください。 め詳しくは述べられませんが,これまでのギ 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 14 - 研究室近況 土屋研究室 2013 年度の土屋研究室は,土屋教授,技術 兼平 哲郎(建設 19 期) 皆で楽しく活動しています。 職員の島田さんと,社会人博士 2 名,修士 4 研究室で行われる花見,キャンプ等の各種 名,学部 6 名の計 14 名で構成されています。 イベントも相変わらず実施されており,皆で 永井助教と修士 1 名,学部生 3 名の永井研究 盛り上がっております。そちらの様子も是非 室とも共同で研究を行い,2 研究室 19 名で活 お伝えしたいところなのですが,そのための 動しています。 ホームページがトラブルによって使用できな 研究室の主な研究テーマは,パイルド・ラ い状態となっております。 申し訳ありません。 フト基礎の数値解析,回転貫入杭の引き抜き 現在復旧作業を行なっておりますので,今し 実験, 杭の貫入メカニズムの可視化実験です。 ばらくお待ちいただければと思います。 解析班,大型実験班,小型実験班に分かれ, 最後になりますが,研究室の OB,OG の皆 日々研究を行っています。今年度は回転貫入 様より毎年多くのご厚意を頂いております。 杭の PIV 解析が始まるなど,新しい研究テー この場を借りて, 心より感謝を申し上げます。 マに取り組んでいるところです。また,各班 機会がありましたら,是非研究室においで下 ごとに勉強会を開くなど,互いに高めあえる さい。研究室一同,お待ちしております。 環境の中,土屋教授の仰る「家族」のように, 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 15 - 研究室近況 永井研究室 阿部 一茂(建設 19 期) 本年度で 3 年目となった永井研究室は,永 より始まりました。このように年々と新しい 井宏先生, 修士の私に学部 3 名という構成で, 活動が増えており,私たち学生はこの先も何 1 研究室としては小規模ではありますが,土 年と続いてゆく研究の第一歩に携わることが 屋先生と技術職員の島田さん,土屋研究室の 出来るという喜びと同時に,責任を感じなが 学生と共同で研究しており,総勢 19 名の「地 ら取り組んでおります。 盤構造研究室」 として日々奮闘しております。 とはいえ,せっかくの大学生活,研究に勤 研究テーマはまさしく地盤や建築基礎構造 しむのは勿論ではありますが楽しむところは を対象としており,特に新しい基礎形式であ 精一杯楽しむのがこの地盤構造研究室です。 るパイルド・ラフト基礎の普及に寄与すべく, 春の歓迎会から始まり,お花見,キャンプ, その地震時の建物や杭の挙動の評価を行って 山登り,スキー旅行とここでは挙げ切れない います。また,新しく導入した大型の加圧土 程の行事があり,先生方も学生もパワー全開 槽も整備・準備段階を経ていよいよ本実験を で 1 年間を駆け抜けていきます。 行う予定となっています。さらには,建築の 最後になりますが,OB・OG の方々には沢 Scrap&Build といった過程の中で,再利用さ 山の御厚意を頂いております。この紙面をお れず地中に残置された杭が,地震時の建物へ 借りして,研究室一同感謝を申し上げます。 の入力動に及ぼす影響といった研究も昨年度 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 16 - 研究室近況 濱研究室 鳴海 玲子(建設 19 期) 2013 年度の濱研究室は,ポストドクター2 研究テーマは自己修復コンクリート,乾燥 名,博士後期課程 3 名,前期課程 4 名,研究 収縮,コンクリートの細孔構造,コンクリー 生 1 名, 学部生 6 名の計 16 名で構成しており トの気泡の代替材料,繊維補修モルタルや濱 ます。また,熱・水分移動解析を専門とする 研究室の特色であるコンクリートの耐凍害性 岸本先生および岸本研究室の学生と共同で に関する研究など,様々な観点からコンクリ 日々研究に取り組んでいます。 ートの耐久性に着目して研究を行っています。 濱研究室には日本をはじめ,韓国・中国・ また,建築学会大会や建築学会北海道支部 エジプトからのポストドクターおよび留学生 以外にも,日本コンクリート工学会主催の学 が在籍しており,日中韓の大学共催のシンポ 会(JCI) ,PICLS やオランダでの研究発表に ジウム(PICLS) ,韓国の大学と短期交換留学 参加するなど, 研究発表の機会に多く恵まれ, など国際的な活動も行っております。 貴重な経験を得ることができています。 毎年恒例の研究室対抗ソフトボール大会で 最後となりますが,OB・OG の方々には沢 は濱先生をはじめ,岸本研究室と協力し,2 山の御厚意を受け,この場で御礼を申し上げ 年ぶりの優勝を果たし,また,お花見など研 ます。北海道にお立ち寄りの際には是非,研 究以外にも様々なイベントも行い,メリハリ 究室に足をお運び頂ければ幸いです。 を持って楽しく過ごしています。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 17 - 研究室近況 真境名研究室 西尾 洸毅(建社 1 期) 2013 年度の眞境名研究室は眞境名先生を 修の実践を通したものとなっています。この はじめ,修士 2 年が 2 名,修士 1 年 2 名に加 ように地域と密着した研究が多くあり,今年 え, 学部生 7 名の計 12 名で活動を行っており 度も内容の濃い研究成果が期待されます。そ ます。 の他,教会の改築,医療施設の内装設計にも 昨年度は三角屋根CB造住宅の継続研究を はじめ,室蘭市中島商店街のコミュニティス 関わっており,研究室全体でまちづくりに乗 り出しています。 ペースの改修を通してのコミュニティスペー 今後の活動として,今年度も三笠市にある スの実態に関する研究,北海道におけるコミ 廃校を活用した芸術家・川俣正さんの合同ワ ュニティFMに関する研究,北海道の市町立 ークショップが 10 月にあるほか, 年度末には 図書館に関する研究などを中心として,さま 室蘭市美術館での岩見沢教育大との合同展示 ざまな成果がありました。 が予定されており,充実した内容になってい 今年度の研究室では,引き続き三角屋根C B造住宅,商店街,図書館に関する研究に取 ます。活動の様子はホームページで順次公開 して参りますので是非ご覧下さい。 り組んでいるほか,新たに市内に建設される 最後になりましたが,研究室OB・OGの 複合施設に関するワークショップを市役所と 皆様より多くの御厚意をいただいております。 協働で運営しており,それに関連して公共建 この紙面をお借りして研究室一同感謝申し上 築やワークショップを対象とした研究も行わ げます。 れています。また,商店街の研究では,室蘭 写真は,2012 年度の三笠市ワークショップ 市中央町におけるコミュニティスペースの改 でみんなで作業をしている写真になります。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 18 - 研究室近況 山田研究室 荘司 大幾(修士 1 年) 山田研究室は,現在先生をはじめ M2(4 ップ「SOY」や,修士設計,修士論文,卒業 名)・M1(2 名)・学部生(5 名)の計 11 名で活動 設計,実施設計と様々な事が本格的に始まっ しています。建築意匠の研究室として,日々 てゆくので,よりいっそう研究室が賑やかに それぞれのゼミについての研究やコンペなど なりそうな予感がしています。 精力的に活動を行っています。最近の主な活 私個人的な事ではありますが,北海学園大 動としては,M2 は修士論文・修士設計に向 学からの久々の院生として山田研究室に入り けての研究活動を,また M1 は研究室で行っ 3 ヶ月,学部時代では体験する事の出来なか ている教会の設計に関わっており,山田先生 った実施設計への取り組みや全く違う物の考 と共に札幌の教会巡りとして A.レーモンド え方,建築の見方,室蘭という環境の違いな の聖ミカエル教会へ見学に行き実際にミサに ど,様々な刺激の中で,ただがむしゃらな設 参加するなどして,設計にあたる上での基礎 計ではないモノの作り方について漠然となが を勉強し,年内竣工を目指し基本設計に取り ら実感が伴ってきており,これからの研究室 組んでいる真っ最中です。また学部生は去年 の活動が楽しみでもあります。 から始まった設計Ⅴというプレ卒業設計の位 研究室の詳しい状況などは随時山田研究室 置づけとなる授業をしており,自分で設定を のホームページにて更新していますので是非 決め,設計してゆく難しさに悪戦苦闘をしな がらも設計をしている様子です。これからは ご覧下さい。 http://www.mmm.muroran-it.ac.jp/~shinyam/top. 毎年恒例の道内建築学生合同でのワークショ html 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 19 - ■同窓生だより “明るい笑顔・元気な挨拶・おもてなしの心” 「ホスピタリティー活動の更なる向上を目指して」 戸ヶ崎 昇(建築 4 期) 38年勤務した準大手ゼネコンから,グルー 大型総合病院です。どちらの施設も第三者が多 プ会社である建物管理会社に出向転籍してから く利用し,弊社社員のホスピタリティーが日々 早4年目になりました。 試されている毎日です。 「明るい笑顔」 「元気な 現在の会社は,年商100億強・従業員300 名強の建物管理リニューアル専門会社で,私自 挨拶」 「おもてなしの心」といった,人と人への 温かい思いやり向上に日々努力しています。 身建物管理の責任者として日夜奮闘しています。 私自身が建設会社で培った技術力・提案力・ 「建物管理業」は, 「建設業」でなく「サービス 折衝力・マネージメント力だけでなく,今の会 業」に分類されます。ビルオーナー,居住者, 社ではさらに「ホスピタリティー力」を磨きな 使用者等の要求にタイムリーな対応を求められ がら,全社員とともに一丸となった企業活動を ます。身近な修繕から始まって「大規模改修」 進めています。 「省エネ提案」といった種々の要求に,ひとつ これからの第二の人生は, 室工大建築工学科, ひとつ丁寧に対応して行きます。 「サービス業」 実社会で学んだ建築,環境,設備を基本として における顧客対応の基本は何と言っても「ホス 「ストックビジネス事業」に携わって行こうと ピタリティー」です。 「ホスピタリティー」は説 思っています。 明するまでもありませんが, 「明るい笑顔」 「元 また私生活面では,健康に留意し,趣味では, 気な挨拶」 「おもてなしの心」 「スピードを持っ 「ゴルフ→シングル」,「囲碁→5 段」,「サッカー→ た対応」etc 顧客満足さらには顧客感動をいかに toto くじ1等賞」を,叶わない(?)夢に見つ 与えられるかが信頼を勝ち取れるかの分かれ目 つ,いつまでも「元気一番,明るい笑顔」をモ です。 ットーに,これからの人生を楽しく過ごして行 全国規模の会社ですが,北海道内でも数物件 こうと思っています。 建物管理業務を行っています。大型商業施設と 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 20 - 同窓生だより 最近思うこと 岡村隆夫(建築 7 期) 私たちは在学中に第一次オイルショックを 生来の田舎者なので,このような中でまち 経験し,76 年,就職難の中で大学を卒業しま や地域のことを考えることが難しいと感じて した。 狂乱物価の収まらない 79 年には第二次 いました。その時たまたま大学院の先輩から オイルショックも起き,社会人のはじめを高 連絡があり,今のコンサルタント会社に誘わ 度経済成長の終焉ととともに迎えたのです。 れました。89 年のことです。 私は,78 年に北大の大学院を修了し,東京 北海道では,旧国鉄の遊休地を活用した鉄 で就職しました。都市計画と建築設計を手掛 道駅周辺開発,中心市街地の活性化を目指し ける事務所で主に都市計画に携わりました。 た都市再生などに関わってきました。 現在は, 幾つかの事務所を経て,86 年から始まった 主に公営住宅の長寿命化やユニバーサルデザ バブル景気の時期も大半を東京で過ごし,沖 インのまちづくりなど,少子高齢化社会,低 合人工島構想など今では考えられない案件に 成長時代に対応した社会資本整備分野に携わ も関ってきました。振り返るとバブル期まで っています。 は,都市計画や都市開発の分野でも,経済と そうこうしているうちに,私たちはサラリ 同様に,右肩上がりの拡大路線に基づくプロ ーマン生活を卒業する時期に差し掛かかりま ジェクトを,国から市町村までが一生懸命に した。まさに「少年老い易く学成り難し」の 追及していた時代だったような気がします。 状態です。 何もかもがまさにバブリーで,当時,同じ 時代のニーズに応じたテーマに取り組むこ マンション・住戸の販売価額が,春から秋の とも大切ですが,これからも,私達本来の命 わずか半年間に 3 倍に高騰したことを記憶し 題である「魅力ある誰もが快適な空間・生活 ています。再開発事業の企画・立案業務で, 環境づくり」を目指していこうと思っていま 事業性を議論することが,まるで意味がなく す。 思われたのもこの頃です。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 21 - 同窓生だより 近 況(Keep on Working) 藤井 正紀(建築 8 期) 設計の仕事に携わり 35 年になる。母校に していたら,逆に本体棟まで面倒見ることに 貢献したいと思いつつ残念ながら,四工大の なり,30 数年前に自分の引いた図面に対面し, ライバル校九州工業大学のキャンパス計画, 冷や汗をかくはめになっている。しかし少し 建物設計を手がけている。明治に辰野金吾の は成長した様で嬉しくもなった。 手による計画から始まり,1960 年代には清家 また,ここ 10 年来,最先端医療を担う東 清の建物も加わり歴史を随所に残すキャンパ 大病院に関わっている。建築とは比較になら スがうらやましく思った。清家先生の作品に ないほど進歩の早い分野で,ついていくのが 手を加えるため事務所に伺い承諾を得たり やっとである。内容を理解し設計に臨む芦原 様々な人と関わることができた。おかげで 師匠の教えを守っているため歩みは遅い。今 BELCA 賞はじめ数々の賞を頂き,ヴィッツの までは黒子のように立ち振る舞い,延べ 30 TVコマーシャルにも使われ,工大のPRに 万㎡の整備構想と 7.5 万㎡の先端研究棟の基 貢献した。また建物が完成するに従い,入学 本設計を終え,お役ご免かと思っていたら, 願書が増え特に女子学生の進出がめざましく, この 7 月からステージのライトを浴びる事に 学長から大変感謝される一方,母校を思うと なり,個々の生命情報に基づく IPS,ゲノム治 複雑な気持ちになってしまった。 療本格化へ向けた先端施設の設計が始まった。 卒業後,芦原建築研究所に入所し最初に手 毎日が未知の世界との出会いで,卒業後 35 がけた建物が国立歴史民俗博物館であった。 年以上経つが,学生の気持ちのまま還暦を迎 その後独立し,このように大きな建物には二 えた。東大の帰り,本郷にある同期友人の「栄 度と関わることがないであろうと思っていた 児家庭料理店」の辛さで喝を入れるなどして ところ,昨年この芸術院賞の作品を増築する 気力体力の続く限り創り続けていきたいと思 事になった。計画範囲で気を遣いながら設計 っている。 上)正門正面建物の改修前 右)ファサードを加えゲートを 設けた改修後 写真:九州工業大学(戸畑) 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 22 - ■支部だより 東京支部 大髙 重信(建築 19 期) 本学での学部再編により,学部がなくなっ 東京支部役員が改選され,前任の建築 17 期卒 小竹支部長から平成 24 年 7 月 7 日開催 た同窓会は当然のことながら新卒生がいない の創の会東京支部総会で承認をいただいき引 ため,同窓会の活動に行き詰まり,同窓会自 き継いだ建築 19 期卒の大高です。 体が消滅しているようです。 ご存知の方も多いかと思いますが,東京支 また若い人たちの参加が乏しくなっている 部は平成19年度から2年ごとに支部役員を持 のは,どの学部の同窓会も同じ悩みとなって ち回りとしています。 います。 在学生に対するインターン制度を同窓会主 平成 25,26 年度は建築 19,20 期卒で人選さ れ活動していきます。 導で行なうことも進んできています。 他の役員は,会計に 19 期卒 梅津氏,会計 どの年次で受け入れてもらうかや学校・学 監査には 17 期 神田氏が就任しましたので, 部と調整が必要と思いますが,創の会として よろしくお願いします。 も在学生に対して,我々OB が会社に働きか 主として,創の会と関東支部同窓会の活動 になります。 けて,理解を深めてもらうためにも,良い案 だと感じています。 当然のことながら,東京支部だけではなく 創の会総会の開催は先生方の上京に合わせ て行ないたいと考えていましたが,平成 25 全支部で行なわなければいけませんし,受け 年度は残念ながら学会は札幌での開催,近々 入れ体制の準備も整え,短期間でも創の会を に先生方が上京される機会がなさそうなため, 通して,卒業後の進路に役に立って欲しいと 先生がいない中での開催になりそうです。し 思います。 さて, 2013 年の創の会東京支部の総会は 10 かしながら,例年,新卒生の参加や卒業後 2 ~5 年の会員も参加が少ないため,広く声を 月を予定しております。 創の会も歴史を重ね,現役を退かれた OB かけたいと考えています。 関東支部同窓会の役員会に参加し情報を交 もおられますので,幅広く参席いただき,今 換していますが,我々,創の会よりも深刻な 後の活動にも意見をいただきたいと切望して 状況になっています。 いる次第です。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 23 - 支部だより 関西支部 橋本 諭(建築 16 期) 創の会会員の皆様はご無沙汰しております。 み会を増やすためではありません。 ) 学会期間 遠く離れた関西大阪より,今回ものんびり 中に懇親会を開く予定にしていますので,懐 とした関西支部の近況をお伝えします。 かしい先生や先輩後輩と懐かしい学校での話 関西支部では年に3回ほどの懇親会やゴル や近況など,たくさんの仲間で楽しい時間が フコンペと,みなさん忙しい中も都合が合う 過ごせたらと思っております。改めての案内 メンバーで会を継続しています。最近は,新 の折には,是非たくさんの方が参加されます 入社員の歓迎で懇親会を開きました。 (いつも ようよろしくお願いします。 飲み会の話ですみません。 ) そこでのエピソー この様に,関西支部は今後もぼちぼち活動 ドをひとつ。そのお店は,豚肉料理の専門店 を続けていますので,関西にいる方は連絡く だったのですが,そこで出てきた豚の串焼き ださい。ぜひ柔らか~い時間を過ごしましょ を食べた N 先輩,室蘭愛がふつふつと沸いて う。 きて, ”室蘭やきとり”を伝授!店長もこの熱 き男の熱意に感動し,試行錯誤の上無事理想 に近いものを焼き上げました。我々もその情 熱に感謝し皆々で試食, 「これぞ室蘭やきとり だ!」と室蘭を懐かしく思いました。きっと 明日にも店の看板メニューになると確信を持 ち, 「また良いことしたね」と言いながら店を 後にした関西支部員でした。 ところで,今年北海道で開催される建築学 会は, 来年は関西で開催されるとのことです。 関西支部としても歓迎すべく準備のため今年 は会合を増やそうと考えています。 (決して飲 だいたいいつものメンバー 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 24 - 室蘭やきとりの修行中の店長 新入社員歓迎会 支部だより 旭川支部 原 智之(建設 3 期) 創の会の会員の皆様,いかがお過ごしでしょ ビールパーティーは,支部長の挨拶からはじ うか。皆様方におかれましては全国各地にわた まり,祝杯を昭和24年卒の大先輩に盛大にあ り御活躍されていることと存じます。 げて頂き,賑やかに進んでいきました。そして 旭川支部は,現在47名の会員が所属してお お待ちかねの大抽選会です。諸先輩方から提供 り,会員は旭川市を中心として,名寄市や富良 して頂いた大変豪華な景品を,平成24年卒の 野市など道北各地にて活躍しています。会員の 若者にクジを引いてもらい, 抽選を行いました。 職種も,民間企業はもちろんのこと,国土交通 景品を提供して頂いた諸先輩方に感謝をしなが 省,北海道,北方建築総合研究所,旭川市の職 ら,皆さん笑顔で景品を受け取っておられまし 員など多岐にわたっており,バラエティに富ん た。 だ支部となっています。 そして,会の最後は,参加者全員が輪になっ 旭川支部の活動としては,毎年「旭蘭会」と て,恒例の「北斗の光」の大合唱を行い,来年 称した懇親会を行っています。しかしながら, の再会を約束しつつビールパーティーが閉会し 幹事の不手際により,ここ2年ほど開催されて ました。そして,皆さんは旭川の夜の街に繰り おらず,会員の皆様には大変寂しい思いをさせ 出していかれました。 ているところです。 そして,この「支部だより」においては, 「旭 このように,幅広い年齢層でかつ学部も多岐 にわたって集まるということはなかなかな無く, 蘭会」の様子を御報告することで支部の様子を 皆さん旧交をあたためつつ,様々な話題に花を 御報告させて頂いているのですが,そのような 咲かせていました。今後もこのような会を続け 状況のため,今回は御報告出来ないという事態 ていき,道北地方の室蘭工業大学卒業生の親睦 となってしまいました。 をますます深めていけたらと思っています。 そこで今回は,前回の支部だよりでもふれさ 今年もやはりお酒の報告となってしまいまし せて頂いている「合同ビールパーティー」の様 た。でも,室蘭工業大学らしくて良いかなと思 子を御報告させて頂こうかと思います。 っています。最後になりますが,創の会及び室 「合同ビールパーティー」は,旭川市内の4 蘭工業大学の益々の御発展と同窓の皆様方の御 つの同窓会,室蘭工業大学同窓会旭川支部,札 健康を御祈念申し上げ,近況報告とさせて頂き 幌室蘭工学同窓会旭川支部,創の会旭川支部及 ます。 び旭川市役所北州会の会員を対象に合同で行っ ている懇親会です。今年で8回目を迎え,今で は夏の風物詩となっています。 今年は創の会旭川支部が幹事当番となってお り,支部長を中心として準備を進め,去る平成 25年7月2日に盛大に開催されました。 出席者は,昭和24年卒の大先輩から平成2 4年卒の若者まで幅広い年齢層の54名もの会 員が参加されました。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 25 - ■受賞だより (社)日本建築学会北海道支部卒業設計優秀作品受賞者 2012 年度 銅賞 阿久津 翼(建社 1 期) :交錯する図書館 -静かで賑やかな場所- 創の会賞 創の会賞表彰規程 (2) 選考委員は都市および建築設計に従事し, 第 1 条 (目的) 創の会賞は,室蘭工業大学建築社会基盤系学 経験豊富な者とする。 科(建築学コース)在学生の建築設計のさらな る向上,ならびに,同窓生と在学生のふれあい 第 7 条 (選考結果) 選考結果は建築社会基盤系学科(建築学コー を目的としている。 ス)内に掲示し,創の会賞作品は「創の会」会 第 2 条 (表彰の種類) 報に掲載する。 (1) 創の会賞 -付則- この規定は平成元年 2 月 1 日から実行する。 第 3 条 (賞の対象) この賞は室蘭工業大学建築社会基盤系学科 この規定は平成 4 年 9 月 1 日から実行する。 (建築学コース)3 年次の建築設計演習の中か この規定は平成 7 年 4 月 1 日から実行する。 ら優秀, かつ, 独創性のある作品を対象とする。 この規定は平成 14 年 9 月 1 日から実行する。 この規定は平成 25 年 4 月 1 日から実行する。 第 4 条 (賞状等) 創の会賞に対して賞状および賞品を授与する。 第 15 回創の会賞 受賞者 佐々木 信 照 第 5 条 (表彰の件数) (1) 創の会賞 3 件程度 丹 野 健 斗 山 口 哲 治 山 下 拓 人 第 6 条 (選考委員) (1) 選考委員は「創の会」会員からなり 3 名 とする。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 26 - 受賞だより 第15回「創の会賞」レポート 大塚 達也(建設1期) 創の会の皆様こんにちは。この度,第15 今回審査対象となった作品は4課題。小規 回『創の会賞』の審査及び表彰式が行われま 模な健康施設,国際交流館,コミュニティ施 したので,審査員を代表してご報告させてい 設,中学校という様々な用途と規模の課題で ただきます。 したが,全般的に自分の意図した建築を与え 本賞は諸般の事情により永らく中断してい られた紙面上で表現し切れていない作品が目 ましたが,このたび再開の運びとなり,平成 立ちました。模型が残っていない作品が多か 25 年 4 月 5 日,広川悟史(建設4期) ,小倉 ったことも事実ですが,審査という場ではあ 雅美(建設6期) ,大塚達也(建設1期)3名 くまでもプレゼンテーションされた紙面から の審査員により行われました。 読み取れることを評価するので,今後そのあ まずはじめの印象ですが,審査対象者数が 過去に比べ若干少ないことが気になりました。 たりの問題意識を持って取り組んで頂きたい と思います。 これは『創の会賞』が中断していたことによ 評価はあくまでも我々の独断と偏見で下し り,この賞への意識が薄れてしまったのが原 たものですが,いくつかの優れた作品を見つ 因なのでしょう。事実この審査を受けること けることが出来ました。これは最近の学生の を辞退する学生がいたということでしたので, 傾向と思われますが,模型を作って形態や空 非常に残念な事態ですが,今後これを継続す 間を検討しながら建築を思考していくやり方 ることでこの賞の価値を高めていく必要があ は非常に好感を持ちました。 そして,表彰式後は学生を交え懇親会を行 ると感じました。 予断ですが,私の時代であれば設計を志す いました。 今後の進路や作品づくりに悩む姿, 学生は,3年生になったら『創の会賞』をと 自分の評価を気にしたり,非常にピュアで積 って,4年になったら入江研究室に入って, 極的な学生達に接し久々に新鮮な気持ちと刺 卒業設計で学会の支部賞をとることを目指し 激を受けました。残り少ない学生時代を悔い たものでした。 のないように過ごして頂きたいと思います。 講評会の様子 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 27 - 受賞だより 第 15 回 創の会賞作品 創 佐々木 信照 山口 哲治 丹野 健斗 山下 拓人 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 28 - 受賞だより 第15回「創の会賞」を受賞して 佐々木 信照 ・コミュニティーセンター 創の会の第15回目となる今回は,本大学の 宮の森町の敷地に,公民館を設計するという OB,OGである3人の建築家をお招きしての ものでした。中心を囲むようにボックスを配置 講評会・親睦会となりました。様々な場でご活 することで,隙間からどの方向からもアクセス 躍されている3方に,これまで取り組んできた ができるようにし配置し,様々な人が交われる 設計を評価されることは,学生にとっては非常 空間をつくることを目指しました。 に刺激的であり,自分の取り組みを見つめ直す ・中学校 良い機会でありました。そんな中,唯一無二で 中央町にある緑豊かな敷地に中学校を設計し ある「創の会賞」を受賞できたことは,自信に たものです。ここでは休み時間の10分間に注 つながり,大きな糧となりました。非常に嬉し 目し,その日によって違う場所で過ごすことの く思います。 できるプランを考えました。 この会で受賞することは, 得られる事も多く, ・国際交流会館 大きな意味があります。ですから,2・3年生 室工大の敷地内に,留学生や研究者が宿泊で で設計を本気で取り組む人は,この賞を一つの きる施設を計画するというものです。三角屋根 目標とし,学生同士でライバル意識を持ち,競 の存在が形骸化している住宅が多いと考え,下 いあってほしいです。レベルアップにもつなが 層階の屋根を上層階の床としての機能を与え, り,建築という分野をもっと好きになってもら 上下の関係性と変化のある空間をつくりました。 う,これが創の会の一つの目的であると考えて ・診療所 中島町のある敷地に, 診療所を計画しました。 います。 今回,講評をしてくださった大塚さん,広川 さん,小倉さん,本当にありがとうございまし 平面的に空間を広げる,しぼるという操作によ ってそれぞれの機能を分節しました。 た。そして,開催してくださった創の会,大学 関係者の皆様にも感謝します。 次はOBとして, 山口 哲治 この会に参加できるよう,これからも日々精進 複合施設の敷地は道路と公園に挟まれている していきます。 場所になっており,建物が建っていたら祭りや 人の遊んでいる様子が見えないのは町に人が触 丹野 健斗 今回, 「創の会賞」を受賞させていただきまし れていない様子です。道路側から建築を通して 見る町の風景を作ることを意識して作りました。 た。今まで,学内の授業での一つの評価軸の中 学校は自分の出身学校は身近にいるのは同じ で設計をしていたので,不安な気持ちが大きか 学年でした。全学年を身近に配置し,上下の交 ったのですが,ここで評価していただいたこと 流をより活発に,様々な人に触れる環境を作り で,今後の励みになりました。また,約 5 年ぶ ました。 国際交流会館は人の行動を内部では交流する りの開催ということで,再スタートとも言える 場で賞をいただけたことを光栄に思います。 ここで,簡単にですが,提出した4作品の紹 介をしたいと思います。 創 きっかけを形成をします。外部からは建物の人 の行動,木々が建築の立面を形成するように作 りました。 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 29 - 受賞だより 診療所は外部からの目線が来る場所に開けた 空間を配置し町に開く意識を出すことで診療所 を身近なものにします。廊下を歩くと開いた外 部,建物,閉じた外部,の景色気が見え楽しく 歩けます。 創の会で自分の作品がいつもと違う人に評価 され,違う視線で見て貰えて自分の今後に繋が る刺激を受けました。賞をもらう事で自信にも 繋がります。自分では納得出来ていない不完全 燃焼な部分もあるので,賞に酔いしれる事がな いように,作品を作っていきたいと思います。 山下 拓人 このたび,何年ぶりかに再開した創の会の最 初の受賞者になれて,とても嬉しかったです。 正直この会があると聞いた時は,自分の作品が 選ばれると思っていませんでした。 というのも,僕は 2 年の時は設計の授業にあ まり関心がなく人より怠けていました。3 年に なり興味が大きくなり, やる気を出したものの, ほかの人の作品には遠く及ばないものを作って いました。もちろん授業での評価もあまり良く ないものでした。 だので,今回の会には人数合わせのために出 展しているようなものだと思っていました。 しかしこのように今までと違った目線での評 価を受けることによって,自信を持ったという わけではないのですが,自分にも褒められる部 分がいくらかはあるものなのだと,気づくこと ができました。 設計Ⅳの授業は選択制になり,受ける人が少 なくなった中,自分の熱中できること! と言ってやり続けてきた自分に感謝したいです。 この嬉しさを糧に,今後の卒業設計も自分の 持てるすべてを出して,熱中していきたいと思 います。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 13 号,2011 年 - 30 - ■事務局だより 総会・懇親会 ご参加と,創の会のますますの発展にご協力い ただければ幸いです。 小倉 雅美(建設 6 期)記 創の会 第14回総会・懇親会が,2012 年10月12日(金)18:00よりビヤケラ ー札幌開拓使において開催されました。参加者 は,特別会員2名,正会員37名の合計39名 でした。 総会は榎本会長(8期)のご挨拶で始まりま した。事務局からの平成23,24年度の事業 および会務報告・会計報告に続いて会計監査の 結果が中原監査役から報告されました。また役 員改選案,平成25,26年度の事業計画と予 算案, その他, 創の会賞の取り扱いについても, 一括審議の後,全議案が満場一致で承認されま した。 引き続き同会場で懇親会に移り,新たに就任 した石戸谷会長(14期)から,創の会の新た な運営方針や抱負など,新任にあたってのご挨 拶がありました。乾杯のご発声は退任された榎 本前会長にお願いして開宴となりました。しば らく歓談のあと,各会員からのテーブルスピー チをお願いしました。皆さんより,創の会の存 在意義や,会の今後についてのご意見をいただ きました。大学から参加された現教授の濱先生 からは,大学と創の会のつながりや連携をもっ 総会次第 と強くしていきたい旨のご提案があり,会場中 1.開会の辞 が新しい会の展開に期待をもった次第です。 2.会長挨拶 数年来,創の会の総会,懇親会に参加される 3.議事 方が固定化される傾向がありましたが,会社の (1)平成23,24年度事業および会務報告 後輩を連れてきてくださったり,お仲間に声を (2)平成23,24年度会計報告 かけていただいたり, 新しい顔ぶれもちらほら。 (3)会計監査報告 総会の平均年齢がちょっと下がったような気が (4)役員改選 する第14回の総会・懇親会でありました。時 (5)平成25,26年度事業計画 代の流れにともない会にも変化が必要であり, (6)平成25,26年度予算案 その問題意識を会員同士でさらに共有しあって (8)その他 意義ある活動につなげていければと思いました。 4.閉会の辞 今後の活動にご注目いただき, 同期や同僚の方, 後輩の若い方々にお声かけください。総会への 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 31 - 懇親会 事務局だより 平成23,24年度事業および会務報告 8.支部援助費 平成 22 年 8 月 27 日 役員会 10 月 10 日 第 17 回創の会ゴルフ大 会(雨天中止) 10 月 15 日 第 13 回総会・懇親会(出 席者総数 51 名) 平成 23 年 5 月 27 日 役員会・会誌編集会議 80,000 80,000 9.創の会賞 0 0 10.文化・スポーツ支援 0 0 11.予備費 0 0 12.その他 0 0 13.繰越金 280,000 558,517 1,558,000 1,426,295 合 計 6 月 21 日 役員会・会誌編集会議 7 月 4 日 年会費納入の依頼状発 会計監査報告 送 平成23,24年度予算は適切に会計処理さ 9 月 10 日 第 18 回創の会ゴルフ大 れたことを確認致しました。 会(出席者数 12 名) 監査 中原 隆一 印 9 月 28 日 役員会・会誌編集会議 平成24年8月31日 12 月 13 日 役員会・会誌編集会議 12 月 26 日 会誌「創」第 13 号発行 (PDF 版) 平成23,24年度決算内訳 平成 24 年 6 月 1 日 役員会 (H22.8.1〜H24.7.31) ●収入の部 1.通常会費 844,000 円 平成23,24年度会計決算報告 4,000 円×211 名(次年度以降分 54 名+今年度 ●収入の部 分 156 名+前年度分 1 名) 費 目 予算額 (円) 決算額 (円) 2.総会会費 323,000 円 257,648 257,648 6,000 円×48 名+寸志 10,000 円×2 名+記念品 2.通常会費 1,000,000 844,000 代 15,000 円 3.総会会費 300,000 323,000 4.雑収入 352 1,647 5.その他 0 0 1,558,000 1,426,295 1.前年度繰越金 合 計 ●支出の部 3.雑収入 1,647 円 銀行利息 147 円+寄附 1,000 円+郵便料金還付 500 円 4.その他収入 0 円 ●支出の部 費 目 予算額 (円) 決算額 (円) 1.総会経費 276,308 円 懇親会経費 226,308 円+記念品代 50,000 円 1.総会経費 290,000 276,308 2.会誌出版費 750,000 10,176 3.通信・事務費 250,000 261,694 4.名簿管理 90,000 90,000 CD-R・封筒 1,106 円,CD-R 郵送料(@140×10 5.会議費 40,000 49,510 枚) 1,400 円,旧名簿郵送料(@290×1 冊) 290 円 6.旅費・交通費 20,000 70,000 7.慶弔費 10,000 30,090 創 2.会誌出版費 10,176 円(PDF 版) ファイル 3,780 円,郵送料(特別会員) 3,600 円, 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 32 - 3.通信・事務費 261,694 円 事務局だより 郵便料金(年会費督促状,総会案内状等) 230,860 円,振込料金 752 円,事務用品等 11,082 円, ●支出の部 アルバイト 19,000 円 費 目 4.名簿管理 90,000 円 23,24 年度 25,26 年度 決算額 (円) 予算額 (円) 学生アルバイト(H22,23,24 年度分) 30,000 円×3 年度 276,308 290,000 10,176 50,000 261,694 280,000 4.名簿管理 90,000 60,000 役員室蘭札幌交通費(@5,000×8 件) 40,000 円, 5.会議費 49,510 50,000 東京支部長総会出席 30,000 円 6.旅費・交通費 70,000 40,000 7.慶弔費 30,090 30,000 8.支部援助費 80,000 80,000 9.創の会賞 0 20,000 10.文化・スポーツ支援 0 0 11.予備費 0 0 12.その他 0 0 13.繰越金 558,517 758,650 1,426,295 1,658,650 5.会議費 49,510 円 1.総会経費 2.会誌出版費 役員会&会誌編集会議 6 回 3.通信・事務費 6.旅費・交通費 70,000 円 7.慶弔費 30,090 円 弔電 3 件,生花 2 件 8.支部援助費 80,000 円 東京 40,000 円,旭川・関西各 20,000 円 9.創の会賞 0 円 10.文化・スポーツ支援 0 円 11.予備費 0 円 12.その他 0 円 合 計 平成23,24年度事業計画 (1)総会・懇親会の開催 事務連絡 (2)会誌の発行 ■ 勤務先や住所に変更があった時には (3)会員の慶弔 変更内容は,はがき,FAX または e メールに (4)支部への援助 て,事務局へご連絡下さい。できるだけ e メー (5)創の会賞 ルもお知らせ下さい。事務局からの連絡に利用 (6)文化・スポーツ活動への支援 させていただきます。 平成25,26年度会計予算 (H24.8.1〜H26.7.31) ●収入の部 費 目 23,24 年度 25,26 年度 決算額 (円) 予算額 (円) ■ 会員の慶弔があるときには ご友人や先輩後輩の慶弔がありましたら,事 務局までご連絡下さい。電報などを送らせてい ただいております。 1.前年度繰越金 257,648 558,517 2.通常会費 844,000 800,000 案内を掲載しております。掲載情報やご意見 3.総会会費 323,000 300,000 をいただければ幸いです。 4.雑収入 1,647 133 5.その他 0 0 1,426,295 1,658,650 合 計 創 ■ 創の会ホームページには総会やイベントの 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 33 - URL:http://www.muroran-it.ac.jp/cea/sounokai/ sounokai/sou_index.html 事務局だより ■ 会員名簿の配布について 会誌「創」は,第 13 号の発行より,創の会ホ 創の会銀行口座 ● ゆうちょ銀行振替口座 ームページ上に電子版(PDF 版)にて掲載して 口座氏名 おります。しかし,会員の住所録は個人情報保 カナ氏名 ムロコウダイケンチクコウガクカド 護のため掲載しておりません。 ウソウカイソウノカイ そこで,年会費を納入し会員名簿を希望する (ゆうちょ銀行間送金用) 記号 027002 方には,CD-ROM(セキュリティ付き)による 配布を致します。ご希望の方は,e メーまたは 番号 022427 (全銀システムによる振込用) 金融機関コード 9900 ハガキにて事務局へご連絡下さい。 ご不明な点がございましたら,事務局へお問 室工大建築工学科同窓会創の会 ニナナキュウ) 店番 279 預金種別 当座 い合わせ下さい。 店名二七九(読み 口座番号 022427 ●北洋銀行中島町支店 創の会連絡先 金融機関コード 0501 店番 363 〒050-8585 室蘭市水元町 27-1 口座名義 室蘭工業大学 建築工学科同窓会 創の会代表 溝口光男 室蘭工業大学建築社会基盤系学科内 カナ名義 ムロランコウギョウダイガク ケ 溝口 光男 TEL 0143-46-5205 FAX 0143-46-5203 ンチクコウガツカドウソウカイ e-mail mitsuo@mmm.muroran-it.ac.jp ソウノカイ 預金種別 普通 永井 宏 口座番号 3585797 TEL 0143-46-5219 e-mail nagai@mmm.muroran-it.ac.jp ●伊達信用金庫わしべつ支店 金融機関コード 1009 店番 011 口座名義 室蘭工業大学建築工学科同窓会創 の会 溝口光男 預金種別 普通 口座番号 0050190 ● ゆうちょ銀行総合口座 口座氏名 室蘭工業大学建築工学科同窓会創 の会 (ゆうちょ銀行間送金用) 記号 19020 番号 21127021 (全銀システムによる振込用) 金融機関コード 9900 店名九〇八(読み キュウゼロハチ) 預金種別 普通 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 34 - 店番 908 口座番号 2112702 ■事務局だより 「創の会」ゴルフコンペについて ゴルフ幹事 中井 靖 (22期) 第19回創の会ゴルフコンペを10月21日 く開催することができました。 第 19 回の成績は 札幌芙蓉カントリー倶楽部で開催し,無事終了 以下のようになっていますが、参考までに過去 しました。ここ数年参加者が少なくなっていま の成績も掲載いたします。参考までに・・・ すが,好プレー?珍プレー?の連続で大変楽し 第 20 回創の会ゴルフコンペ(予告) 場所 廣済堂カントリー倶楽部旧コース 日時 平成 25 年 9 月 21 日(土)12:00 集合 12:35 スタート 今年は第 20 回の節目です。多くの皆様の参加をお待ちしております。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 35 - ■会則 室蘭工業大学建築工学科同窓会 創の会 会則 第1章 総則 2 第1条 本会は,室蘭工業大学建築工学科同窓会創の会 委嘱する。 と称する。 3 第2条 本会には東京支部を設ける。 来る。副幹事は会長が之を委嘱する。 第 11 条 支部には支部長を置く。 第3条 本会の本部事務所は,室蘭工業大学建築系学 科・コースに置く。 役員会の承認を得て,幹事を補佐するために 各卒業年次に副幹事2名以内を置くことが出 2 会員の意向により,役員会の承認を得てその他 の地域に支部を設けることが出来る。 幹事は各卒業年次毎に1名とし,会長が之を 2 支部長は各支部において選出する。 第 12 条 本会の役員,幹事,副幹事,支部長の任務は 第4条 本会は会員相互の親睦をはかり,室蘭工業大学 次の通りとする。 建築系学科・コースの発展に寄与する事を目的 1) 会長は会務を統括し本会を代表する。 とする。 2) 副会長は会長を補佐し,会長事故ある時は代行 第2章 事業 する。 第5条 本会は目的達成のため次の事業を行う。 3) 監査は本会の会計を監査する。 1) 会誌の発行(隔年) 4) 総務は会務全般を司る。 2) 総会,懇親会などの開催 5) 会計は経費全般の出納を司り収支決算を総会 3) 建築系学科・コースに対する支援 に報告する。 4) 会員の慶弔 6) 書記は会務全般の記録および会員名簿を整理 5) その他,本会の目的達成に必要と認められる事 保管する。 業 7) 幹事,副幹事および支部長は本会の会務を分担 第3章 会員 第6条 本会の会員は「正会員」 「特別会員」をもって し本会の連絡の中心となる。 第 13 条 役員の任期は2年とする。但し,再任は妨げ これを組織する。 ない。 第7条 本会の正会員は,室蘭工業大学建築工学科およ 第5章 会議 び建築系学科・コースの卒業生,および同専攻 第 14 条 本会の会議を総会,役員会,幹事会とする。 大学院修了生とする。 第 15 条 定例総会は隔年1回とする。但し役員会にて 第8条 本会の特別会員は,室蘭工業大学建築工学科お よび建築系学科・コース建設システム工学科 必要と認めたとき臨時総会を開く。 第 16 条 総会は次の事を決議する。 (建築コース)の新・旧教員官とする。 1) 事業計画 第4章 役員 2) 収支決算および予算の承認 第9条 本会には次の役員を置く。 3) 会則の変更 会 長 1名 4) 役員の選出 副会長 2名(内1名は東京支部長) 5) その他目的達成に必要なる事項 監 査 1名 第 17 条 総会の議決は出席会員の3分の2以上を以て 総 務 若干名 決する。但し,重要なる議案は東京支部総会 会 計 1名 を経ていなければならない。 書 記 2名 第 18 条 役員会は,会長,副会長,監査,総務,会計, 第 10 条 本会に幹事を置く。 書記の役員を以て構成し,本会運営の中心と なる。 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 36 - 第 19 条 幹事会は役員と幹事,副幹事を以て構成し, 第 22 条 本会の会計年度は,8月1日に始まり,翌々 会と会員の連絡をはかる。 年の7月31日に終わる。 第6章 会計 第 20 条 本会の運営は次の収入を以て当てる。 付 則 1) 会費 本会則は昭和61年11月8日から施行する。 2) 事業収入 本会則は昭和63年11月5日から施行する。 3) 寄付金 本会則は平成4年10月23日から施行する。 4) その他の収入 本会則は平成18年10月27日から施行する。 第 21 条 正会員は年会費として 2000 円を納入する(会 本会則は平成22年10月27日から施行する。 誌発行時に2年分まとめて納入する) 。但し, 総会の承認により臨時会費を徴収できる。 創の会役員および幹事(平成 25,26 年度) 役 員 建築 16 期 服部倫史(CIS計画研究所) 会 長 建築 14 期 石戸谷裕二(室内気候研究所) 建築 17 期 辻 好昭(佐藤工業) 副会長 建築 12 期 佐野 正弘 (岩田地崎建設) 建築 18 期 建築 19 期 大髙 重信 (清水建設) 建築 19 期 監 査 建築 8 期 榎本 祥明(エトアール設計) 建築 20 期 総 務 建築 4 期 近藤 清隆(田西設計コンサルタント) 建築 21 期 建築 7 期 岡村 隆夫(ドーコン) 建築 22 期 建築 22 期 中井 靖(中井聖建設) 建設 6 期 小倉 雅美(金田博道建築研究所) 建設 14 期 若松 宏輔(北海道日建設計) 布野和彦(鹿島建設) 建築 24 期 武田 力(竹中工務店) 建設 1 期 建設 2 期 書 記 建設 3 期 宏(室蘭工業大学) 建設 13 期 鹿内 康平(札幌市役所) 谷川栄治(ドーコン) 建築 23 期 会 計 建築 12 期 溝口 光男(室蘭工業大学) 建設 6 期 永井 石丸修二(北海道日建設計) 重永真孝(日本データサービス) 建設 4 期 建設 5 期 幹 事 建設 6 期 建築 1 期 武田 寛 建設 7 期 建築 2 期 岩田修二郎 建設 8 期 仁田義人(エスティビジネスアシスト) 建築 3 期 内田 進(琴似 4・2 地区第一種市街地再開発事業) 建設 9 期 余湖宏介(玉川組) 長尾 透(岩田地崎建設) 建築 4 期 間口和博(フジタ) 建設 10 期 建築 5 期 田畑悦男 建設 11 期 建築 6 期 澁谷一昭(澁谷建築研究所) 建設 12 期 建築 7 期 岡村隆夫(ドーコン) 建設 13 期 鹿内康平(札幌市役所) 建築 8 期 榎本祥明(エトアール設計) 建設 14 期 中嶋 輝(ドーコン) 建築 9 期 山崎 仁(ハザマ) 建設 15 期 建築 10 期 建設 16 期 建築 11 期 建設 17 期 建築 12 期 加藤雅一(三井住友建設) 建設 18 期 建築 13 期 鈴木大隆(北海道立北方建築総合研究所) 建設 19 期 建築 14 期 加藤芳彦(加藤建設) 建社 1 期 建築 15 期 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 37 - 室蘭工業大学建築工学科同窓会 創の会東京支部 会則 (総則) 第 1 条 本会は,室蘭工業大学建築工学科同窓会(創の 会)東京支部と称する。 (会議) 第 11 条 本会の会議を支部総会,役員会とする。 第 12 条 定例支部総会は隔年 1 回とする。但し,役員 第 2 条 本会は,室蘭工業大学建築工学科同窓会(創の 会にて必要を認めたとき,臨時支部総会を開 会)の会員で,東京都内およびその近郊に在住 する者を会員とする。 くことができる。 第 13 条 支部総会は次の事を決議する。 第 3 条 本会の事務所は,支部会長内に置く。 1. 事業計画 第 4 条 本会は,会員相互の親睦をはかり,知識を交換 2. 収支決算および予算の承認 し,本部との連絡を密にして,学術並びに技術 3. 会則の変更 の向上をはかるのを目的とする。 4. 役員の選出 第 5 条 本会は,下記の事業を行う。 1. 本会は,隔年 1 回支部総会を開く。 5. その他目的達成に必要なる事項 第 14 条 支部総会の議決は,出席会員の 3 分の 2 以上 2. その他,本会の目的達成の必要と認められる事業 を行う。 をもって決する。 第 15 条 役員会は,支部長,副支部長,会計,監査の (役員) 役員をもって構成し,本会運営の中心となる。 第 6 条 本会は,次の役員を置く。 (会計) 支部長 1 名(本部副会長) 副支部長 2名 1. 事業収入 会 計 1名 2. 寄附金 監 査 1 名(前支部長) 3. その他の収入 第 7 条 役員は,各期の持ち回りとし,総会において選 第 16 条 本会の運営は次の収入をもって当たる。 第17 条 支部総会の承認により臨時会費を徴収できる。 出する。なお,役員の持ち回り順は別途定める。 付 則 第 8 条 本会に顧問を置く。 2 本会則は昭和 61 年 11 月 28 日より施行する。 顧問は支部長経験者をもってあてる。 本会則は平成 6 年 10 月 7 日より施行する。 第 9 条 本会の役員,顧問の任務は次の通りとする。 本会則は平成 18 年 9 月 8 日より施行する。 1. 支部長は会務を統括し本会を代表する。 2. 副支部長は支部長を補佐し,支部長に事故のある 時は代行する。 3. 会計は経費全般の出納を司り収支決算を総会に報 創の会東京支部 内規 1. 支部役員の持ち回りについて 告する。 創の会の会計年度と支部役員の卒業期については,原 4. 監査は本会の会計を監査する。 則として下記の通りとする。 5. 顧問は役員会の要請により,会務についてアドバ 平成 19,20 年度 3,4 期および 13,14 期 平成 21,22 年度 5,6 期および 15,16 期 平成 23,24 年度 7,8 期および 17,18 期 イスする。 第 10 条 役員の任期は 2 年(選出された支部総会から 次回の支部総会まで)とする。 創 以後,順次送ってゆく。 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 38 - 平成25,26年度 創の会東京支部役員 役員 支部長 19 期 大髙 重信(清水建設) 副支部長 19 期 梅津 朋岳(熊谷組) 会 計 17 期 神田 道宏(清水建設) 各支部長 旭川支部 1期 関西支部 16 期 創 石川 吉博(建築確認検査機構あさひかわ) 橋本 諭(鴻池組) 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 39 - ■創の会略史 創 の 会 略 史 年 1986(S61) 1987(S62) 1988(S63) 1989(H1) 1990(H2) 1991(H3) 1992(H4) 1993(H5) 1994(H6) 1995(H7) 1996(H8) 1997(H9) 1998(H10) 1999(H11) 2000(H12) 2001(H13) 2002(H14) 2003(H15) 2004(H16) 2005(H17) 2006(H18) 創 月日 11.08 11.28 5.08 6.27 11.05 2.07 6.06 2.14 10.20 10.20 4.17 5.18 5.18 7.30 9.21 10.23 11.20 7.30 9.25 11.12 10.28 11.28 6.30 8.30 9.30 10.19 10.19 10.19 10.20 11.12 5.16 8.30 9.20 12.12 7.04 9.26 11.20 8.31 9.26 1.04 11.10 8.29 10.13 9.21 9.27 11.08 8.26 9.26 10.11 8.30 9.19 10.25 8.31 9.25 2.20 9.16 事業 設立総会・祝賀会(出席者総数117名) 武田会長東京支部設立総会に出席 会誌「創」第1号発行 荒川卓先生日本建築学会賞受賞祝賀会(出席者総数121名) 第2回総会・懇親会(出席者総数86名) 第1回創の会賞贈呈 会誌「創」第2号発行 第2回創の会賞贈呈 入江正之先生日本建築学会賞受賞記念講演会 第3回総会・懇親会(出席者総数76名) 第3回創の会賞贈呈 在学生(就職予定者)との懇談会(出席者数10名) 荒川先生学長就任祝賀会(出席者総数124名) 会誌「創」第3号発行 第1回創の会ゴルフ大会(参加者数19名) 第4回総会・懇親会(出席者総数64名) 第4回創の会賞贈呈 会誌「創」第4号発行 第2回創の会ゴルフ大会(参加者数8名) 第5回創の会賞贈呈 第5回総会・懇親会(出席者総数66名) 第6回創の会賞贈呈 第7回創の会賞贈呈 会誌「創」第5号発行 第3回創の会ゴルフ大会(参加者数10名) 第6回総会・懇親会(出席者総数43名) 第8回創の会賞贈呈 講演会と懇談会(10周年記念事業) 10周年記念ゴルフ大会(参加者数21名) 建築教室へ20万円の寄付(10周年記念事業) 荒川前学長・泉新学長を囲む夕べ(出席者総数155名) 会誌「創」第6号発行 第4回創の会ゴルフ大会(参加者数20名) 第9回創の会賞贈呈 第5回創の会ゴルフ大会(参加者数31名) 第6回創の会ゴルフ大会(参加者数15名) 第7回総会・懇親会(出席者総数43名) 会誌「創」第7号発行 第7回創の会ゴルフ大会(参加者24名) 海外研修旅行(1/9迄,参加者11名(内学生3名),バルセロナ) 第8回総会・懇親会(出席者総数53名) 会誌「創」第8号発行 第8回創の会ゴルフ大会(参加者数23名) 第9回創の会ゴルフ大会(参加者数15名) 第10回創の会賞贈呈 第9回総会・懇親会(出席者総数52名) 会誌「創」第9号発行 第11回創の会賞贈呈 第10回創の会ゴルフ大会(参加者数19名) 第10回総会・懇親会(出席者総数75名) 第11回創の会ゴルフ大会(参加者数24名) 第12回創の会賞贈呈 会誌「創」第10号発行 第12回創の会ゴルフ大会(参加者数21名) 第13回創の会賞贈呈 第13回創の会ゴルフ大会(参加者数12名) 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 40 - 会長名 武田 寛 (建築1期) 今井広武 (建築4期) 住谷 浩 (建築2期) 藤島 喬 (建築4期) 小西淳市 (建築1期) 山之内裕一 (建築5期) 年 2006(H18) 2007(H19) 2008(H20) 2009(H21) 2010(H22) 2011(H23) 2012(H24) 2013(H25) 創 月日 10.27 4.06 8.31 10.07 12.16 10.10 10.12 8.31 10.4 10.15 10.10 9.10 12.31 10.12 10.21 4.5 事業 第11回総会・懇親会(出席者総数69名) 第14回創の会賞贈呈 会誌「創」第11号発行 第14回創の会ゴルフ大会(参加者数14名) 荒川卓先生叙勲祝賀会(札幌パークH,出席者総数71名) 第12回総会・懇親会(出席者総数48名) 第15回創の会ゴルフ大会(参加者数16名) 会誌「創」第12号発行 第16回創の会ゴルフ大会(参加者数18名) 第13回総会・懇親会(出席者総数51名) 第17回創の会ゴルフ大会(雨天中止) 第18回創の会ゴルフ大会(参加者数12名) 会誌「創」第13号発行 第14回総会・懇親会(出席者総数39名) 第19回創の会ゴルフ大会(参加者数10名) 第15回創の会賞贈呈 会誌「創」第14号発行 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 41 - 会長名 本間良二 (建築3期) 中原隆一 (建築4期) 榎本祥明 (建築8期) 石戸谷裕二 (建築14期) ■正会員状況 ●地域別状況 卒業期 北海道 東 北 関 東 北 陸 東 海 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄 国 外 不 明 故 人 合 計 建築1 11 1 10 0 0 2 0 0 0 1 0 4 2 31 建築2 8 3 11 1 1 3 0 0 0 0 1 4 3 35 建築3 23 1 11 0 1 1 0 0 0 1 0 0 1 39 建築4 13 4 7 0 0 2 1 0 0 1 0 10 2 40 建築5 15 4 9 0 1 1 0 0 0 1 0 4 1 36 建築6 16 10 7 0 0 1 0 0 0 1 0 1 2 38 建築7 13 7 6 0 0 1 0 1 0 0 0 8 1 37 建築8 21 2 6 0 2 0 1 2 0 1 0 10 0 45 建築9 13 5 7 0 1 1 0 0 1 0 0 5 1 34 建築10 19 4 11 0 0 3 0 0 0 0 0 8 0 45 建築11 21 2 10 0 1 1 0 1 0 1 0 4 2 43 建築12 19 3 13 0 0 2 0 0 0 0 0 2 2 41 建築13 17 3 9 0 0 2 0 0 0 0 0 13 2 46 建築14 22 2 13 0 0 1 0 0 1 0 1 7 1 48 建築15 16 0 10 1 2 1 0 0 0 0 1 12 2 45 建築16 13 1 15 0 0 2 0 0 0 0 0 16 0 47 建築17 13 4 8 0 1 0 0 0 0 0 0 16 0 42 建築18 15 3 9 0 0 2 0 0 0 0 1 7 1 38 建築19 14 0 13 1 1 0 0 0 0 0 0 8 1 38 建築20 9 0 13 0 1 0 0 0 0 0 0 10 0 33 建築21 16 3 13 0 1 5 0 0 0 0 0 13 1 52 建築22 14 2 13 0 1 2 0 0 1 0 0 22 0 55 建築23 18 2 9 0 0 1 0 0 0 0 0 16 0 46 建築24 13 2 16 0 1 2 1 0 0 0 0 15 0 50 建設1 22 2 5 0 1 1 0 0 0 0 0 22 0 53 建設2 16 1 6 3 0 2 0 0 0 0 0 25 0 53 建設3 18 4 9 2 2 1 0 0 0 0 0 29 0 65 建設4 10 2 12 0 0 1 0 0 0 0 1 25 0 51 建設5 16 2 12 0 0 2 0 1 0 0 1 26 0 60 建設6 20 3 12 2 3 1 1 0 0 0 0 22 1 65 建設7 24 4 9 0 0 1 0 1 0 0 0 24 0 63 建設8 20 0 16 0 0 0 0 0 0 0 0 23 0 59 建設9 20 3 16 0 3 2 0 0 0 0 0 13 0 57 建設10 16 2 5 0 1 1 0 0 0 0 0 22 0 47 建設11 32 0 10 0 1 0 0 0 0 0 0 24 0 67 建設12 14 0 12 0 1 1 0 0 0 0 1 32 0 61 建設13 27 4 14 0 0 1 1 0 0 0 0 14 0 61 建設14 15 2 19 1 3 5 0 0 0 0 0 7 0 52 建設15 22 2 15 0 1 4 0 0 0 0 0 10 0 54 建設16 28 3 14 1 3 2 0 0 0 0 0 10 0 61 建設17 35 3 11 1 0 4 0 0 0 0 0 2 0 56 建設18 28 2 7 2 1 3 0 0 0 1 0 10 0 54 建設19 38 6 4 2 4 0 0 1 0 0 0 4 0 59 建社1 30 6 10 1 2 2 0 1 0 0 0 9 0 61 大学院 合 計 創 9 0 2 0 0 0 0 0 0 0 5 21 0 37 832 119 469 18 41 70 5 8 3 8 12 589 26 2200 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 42 - 正会員状況 ●勤務先別状況 建築1 1 1 0 0 0 3 11 2 大学 院・ 研究生 11 0 建築2 0 0 0 1 0 6 10 4 11 建築3 1 2 1 1 0 9 13 3 8 建築4 2 0 0 1 0 11 12 1 建築5 1 1 1 1 0 11 12 建築6 0 3 1 2 1 11 建築7 0 2 0 0 0 建築8 0 2 3 1 0 建築9 0 1 1 3 建築10 0 2 5 建築11 0 1 建築12 2 建築13 0 建築14 卒業期 官公庁 省庁 都道府県 教育機関 市町村 大学・高専 一般企業 小中高学校 設計・コンサル 建設業 その他 無職・ 不明 故人 合計 2 31 0 3 35 0 1 39 11 0 2 40 2 6 0 1 36 11 2 5 0 2 38 11 12 2 9 0 1 37 11 16 3 9 0 0 45 0 7 14 3 4 0 1 34 1 0 7 19 4 7 0 0 45 5 1 0 6 19 5 4 0 2 43 2 3 1 0 2 21 4 4 0 2 41 2 0 2 0 7 20 6 7 0 2 46 0 1 1 0 0 10 24 7 4 0 1 48 建築15 0 1 2 0 1 9 18 5 7 0 2 45 建築16 0 4 2 0 0 3 30 3 5 0 0 47 建築17 1 1 2 0 0 2 19 5 12 0 0 42 建築18 0 3 3 1 0 2 23 2 3 0 1 38 建築19 0 1 1 1 1 9 17 1 6 0 1 38 建築20 0 1 2 0 0 4 18 3 5 0 0 33 建築21 1 0 4 1 0 7 25 5 8 0 1 52 建築22 0 1 2 0 0 9 26 4 13 0 0 55 建築23 0 0 0 1 0 6 18 9 12 0 0 46 建築24 0 0 5 0 0 7 21 4 13 0 0 50 建設1 0 2 7 0 0 6 21 5 12 0 0 53 建設2 2 1 4 0 0 10 13 5 18 0 0 53 建設3 0 4 5 0 0 6 22 5 23 0 0 65 建設4 0 0 2 1 0 4 29 4 11 0 0 51 建設5 0 1 4 0 0 9 26 4 16 0 0 60 建設6 0 1 5 2 0 7 23 7 16 3 1 65 建設7 1 3 4 0 0 7 20 9 19 0 0 63 建設8 1 0 3 0 0 9 20 3 23 0 0 59 建設9 1 1 2 0 0 7 31 2 13 0 0 57 建設10 0 0 1 0 0 4 22 2 18 0 0 47 建設11 2 2 2 0 0 9 22 2 28 0 0 67 建設12 0 1 2 1 0 5 20 3 28 1 0 61 建設13 1 1 2 0 0 5 24 7 20 1 0 61 建設14 0 0 2 0 0 7 29 4 8 2 0 52 建設15 0 0 1 0 0 4 26 6 15 2 0 54 建設16 0 0 1 1 0 5 36 5 8 5 0 61 建設17 1 2 5 0 0 4 25 8 7 4 0 56 建設18 0 0 2 0 0 4 20 6 14 8 0 54 建設19 0 1 1 0 0 1 25 2 12 17 0 59 建社1 0 2 3 0 0 1 27 6 10 12 0 61 大学院 0 2 0 3 0 2 1 2 24 3 0 37 18 56 102 27 3 286 911 186 527 58 26 2200 合 計 創 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 13 号,2011 年 - 43 - ■編集後記 「創の会」の会員の皆様方におかれまして はますますご健勝でご活躍のこととお喜びを 申し上げます。 石戸谷会長(14 期)の元,特別会員の諸先 生,役員各位,各期幹事をはじめ多くのご協 力をいただき, 「創」の 14 号を無事編集する ことができました。お忙しい中,貴重な原稿 をお寄せくださいました皆様には心より御礼 申し上げます。 今回「創の会賞」の規定も変わり,現在の 建築社会基盤系学科(建築学コース)の在学 生が対象になりました。会報に掲載されます ので,建築設計演習が単なる授業の一環とし てではなく,積極的にアピールできる場にな り,学生の励みになると思われます。 最近,施工部門のゼネコンを志望する学生 が減ってきています。学生の気質も変わって きているようで,拘束時間が長く休みが少な いことなどが不人気の理由のようで,入社 5 ~8 年ほどで途中退社する社員が増えていま す。実際には,人間関係を構築して建物を建 てる「やりがいのある仕事」なのに,経験が 優先され,学ぶことが多岐に渡るため,他職 種より一人前になるのに時間が掛かることも 要因のひとつだと思われます。このままでは 後継者がいなくなると危惧しているところで, 現在は少しでも「施工」の魅力を若年社員に 伝えようと日々努力をしているところです。 今年は,女子学生がインターシップに 3 名 ほどエントリーしてきました。 現在のところ, 施工会社のイメージアップは女子のパワーに 期待するしかなさそうです。 平成 26 年には総会・懇親会の開催を予定し て居ります。是非皆様方には,学友・恩師と の交流を深めて「創の会」の絆を深めていた だきたいと思います。 最後に「創の会」ならびに会員各位の益々 のご発展とご健勝を祈念いたしまして後記と させていただきます。 平成 25 年 7 月 佐野 正弘(建築 12 期) 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌「創」第 14 号 発行年月 編集企画 事務局 (連絡先) 創 平成 25 年 8 月 創の会役員一同 〒050-8585 室蘭市水元町 27-1 室蘭工業大学建築社会基盤系学科内 溝口 光男 TEL 0143-46-5205 FAX 0143-46-5203 e-mail mitsuo@mmm.muroran-it.ac.jp 永井 宏 TEL 0143-46-5219 e-mail nagai@mmm.muroran-it.ac.jp ゆうちょ銀行振替口座 口座氏名 室工大建築工学科同窓会創の会 カナ氏名 ムロコウダイケンチクコウガクカドウソウカイソウノカイ (ゆうちょ銀行間送金用:ゆうちょ銀行から振込) 記号 02700 番号 022427 (全銀システムによる振込用:ゆうちょ銀行以外から振込) 金融機関コード 9900 店名二七九(読み ニナナキュウ) 店番 279 預金種別 当座 口座番号 022427 その他の銀行口座については,事務局便り(P34)をご覧ください。 URL:http://www.muroran-it.ac.jp/cea/sounokai/sounokai/sou_index.html 室蘭工業大学建築工学科同窓会誌 第 14 号,2013 年 - 44 - 創 The 14th alumni bulletin “SOU”, 2013 Muroran Institute of technology Department of Civil Engineering and Architecture
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