事業推進戦略 国土基盤整備 構造、道路・交通・ITS分野など従来のコア事業を深耕拡大しながら、保有する専門技 術を融合させて港湾、河川防災分野や鉄道分野など新たな分野を開拓。さらに道路 の包括的維持管理や道路運営といったインフラサービスを提供するサービスプロバ イダの領域まで、国土基盤の整備に関わる事業を展開します。 道路や橋梁の建設プロジェクトで培ったノウハウを活かした環境調査・診断や、エコ商 環境・新エネルギー 品の開発・販売、バイオトイレや小水力発電など、インフラ整備に関わる環境・新エネル ギー事業を展開します。 医療・福祉・教育施設の建築設計から運営までの一貫したサービスを提供します。また、 医療・福祉・建築 高齢者の移動を支援するデマンド交通システムの導入、さらにそれらを融合した 「まち づくり」 まで、幅広い事業を展開します。 技術力を強みにした事業推進戦略に基づき、 事業創造型のビジネスを推進します。 構造物の計画・設計からサービスそのものを提供する、より進化したコンサルタントをめざして――。 長大は、 「国土基盤整備」 「環境・新エネルギー」 「医療・福祉・建築」 の 3つの事業軸による事業推進戦略に基づき、新たな分野に挑戦しています。 長大には、幅広い事業に水平展開できる高度な専門技術と、 PFI/PPPをはじめ法務、金融・財務、ITなどの多彩な要素技術があります。 これらの強みを中核に、数々のインフラ整備事業を成功させてきたマネジメント技術を発揮し、 適切な事業パートナーや専門分野のプレーヤーとも提携しながら、 あらゆるプロジェクトに対応する事業創造型のビジネスを推進します。 2 C H O DA I CO., LT D . C O R P O R AT E B R O C H U R E 03 事業範囲 事業実績 培った技術とノウハウで事業範囲を広げ、 新しい建設コンサルタントへと成長しています。 構造分野 長大は、多彩な実績で培った技術とノウハウを基盤に事業範囲を拡大。国内外の目まぐるしい環境変化に対応しながら、 次代を担う建設コンサルタントとして成長を続けています。 インフラ整備の必要性や効果の評価検討から、周辺環境に与える影響、コストなどを調査し、事業計画を立て、設計を行います。 さらには施工監理や施工後の構造物の点検・補修まで、事業プロセスの各段階に精通した人財を配置し、 インフラ整備全体に総合的に関与しています。 生月大橋補修設計(長崎県) :重大な亀裂損傷 の早期復旧に向けた大規模修繕事業として、 近年は、インフラの整備だけでなくインフラサービスを提供するサービスプロバイダの役割を担うなど、 「斜材の損傷部を取替える工法」 を採用。 箱根西麓・三島大吊橋設計(静岡県) :日本一長 い人道吊橋。民間資本による画期的な事業にお いて大規模吊橋の計画、設計、景観検討を担当。 新しい建設コンサルタントの形を創造しています。 中央大橋耐震補強設計 2020年東京オリンピックに向け、 都道を耐震補強化 東京都中央区新川と佃間の隅田川 を渡る中央大橋の耐震補強設計を 担当しました。 長大のコンサルティング範囲 この橋は曲線を有する視覚的にも 優美な鋼斜張橋ですが、一方で大 調査・計画 規模地震が作用したときの挙動が 複雑であることが特徴です。 調査・計画 インフラ整備の 事業プロセス 設計 企画立案 インフラ 整備 早津江大橋設計(佐賀県) :軟弱地盤上に大規 式3次元吊橋」の建設において、大規模なCM※ 事業。周辺景観との調和も検討。 を結ぶ高速道路に架かる世界最大級の「自碇 評価検討 設計 永宗大橋 (韓国) :仁川国際空港とソウル首都圏 業務を実施。 模橋梁を構築する高度な技術的配慮を要する 長大では、コンクリートの耐力調査 を行い設計に反映し、非線形動的解 析やFEM(有限要素法)解析など高 度な解析技術を用いて、大規模地震 にも耐えられる耐震補強設計を行 ※コンストラクション・マネジメントの略で、建設プロジェクトの実施方式の一つ。マネジメントを専門とするコンストラク ションマネジャーが発注者の代理人としてプロジェクトを統合的にマネジメントすること。 いました。 これは2020年東京オリンピックに 向けた都道耐震強化事業の一環で 鉄道分野 あり、選手村に一番近い架け橋とし て安心して使用できるための支援で す。 施工 当事業に限らず、橋梁や道路の耐震 維持管理 性向上は、地震の多い国土の日本に とって社会的課題の一つ。長大の技 施工監理 建設会社 術と経験が活かせる重要な分野と アセット マネジメント 位置づけ、これからも積極的に取り ジャワ南線トラス橋設計(インドネシア) :ジャ ワ南線のジョグジャカルタ~クトアルジョ間複 線化で建設された鉄道用橋梁の計画・設計・ 施工監理を担当。 多彩な経験の積み重ねがさらなる飛躍の原動力です。 ハノイ〜ホーチミン間鉄道橋梁改修工事(ベト 組んでいきます。 ナム) :2大都市を結ぶ重要路線の安全性等を 高める改修・付帯施設建設工事においてアプ ローチ部分の計画・設計・施工監理を担当。 橋梁設計が長大の原点。 道路から鉄道まで、世界の橋づくりに貢献し続けます。 世界各地で人と人をつなぐ道路や橋梁、関連する施設やシステム。 橋梁設計は長大の原点といえる事業であり、進化・成長の原動力の一つです。本州四国連絡 長大は、専門技術とノウハウ、そして時代の最先端技術の融合を図る提案を続け、これら世界各地のプロジェクトに参画してきました。 橋など大型プロジェクトで培った橋梁設計や施工監理の豊富な経験をもとに、 最新の技術や 多彩な実績が長大への信頼を支え、さらなる飛躍の原動力になっています。 知識を柔軟に取り入れ、高い水準の特殊橋梁設計技術で世界をリードしています。調査・設計 から点検、補修・補強、構造物に関する解析・実験、アセットマネジメントまで、総合的な技術と ノウハウを有しています。 こうした実績を新たな分野に活かそうと、海外における鉄道分野の事業を開始しています。鉄 道事業の企画・計画、鉄道構造物・車両保守設備・システム・運営管理に関わる調査・計画・設 計・施工監理、鉄道に関する契約等のノウハウなどを既存分野と融合させ、世界各地の鉄道に 関わる大型プロジェクトへの参画を目指します。 04 C H O DA I CO., LT D . C O R P O R AT E B R O C H U R E 05 事業実績 道路・交通・ITS分野/情報・電気通信分野 老朽化対策分野 交通事故対策のマネジメントサイクル DO PLAN 対策の実施 事故要因分析 ヒヤリ挙動の抽出、対策案の抽出 CHECK 対策後の評価 対策前 対策後 ACTION 対策の改善 PDCAによる交通事故対策:交通安全対策の立 道路案内標識の体系化、設置検討:標識の体系 策の立案までを実施。 整理、維持管理上の改善検討まで幅広く対応。 案から、対策の実施、対策効果の評価、改善対 化から新設標識の設置検討、既設の標識の課題 道路施設の効率的な点検・診断:橋梁、舗装、 トンネル、道路附属物等の道路施設を効率的に点検・ 診断し、適切な措置を提案。 ラウンドアバウトの普及・促進 港湾、河川防災事業の推進 安全でエコ、災害に強い交差点 環境保全と一体化した国土強靭化 施策に貢献 2013年、既存信号交差点を改良し 設計した、日本初の「飯田市東和町 港湾、河川防災事業は、災害から国 ラウンドアバウト」 が完成しました。 民の生命と財産を守る意義だけで ラウンドアバウトとは、ヨーロッパで はなく、水の高度利用、生活環境と 19世紀後半につくられ、改良を重 しての河川の環境保護などの観点 ねられている信号機不要のロータ リー方式の交差点。日本では2014 電線類の地中化:道路空間の電柱をなくし電線 類を地中に埋設することで、景観や防災に効果 を発揮する無電柱化。全国各地の実績とノウハ ウで対応。 パネルを使った高速道路等の情報提供:統計 データや専門知識をフルに活用し、交通工学 に基づく高度な交通情報を提供。 年9月の改正道路交通法で「環状交 差点」 として法的に定められました。 仕組みは、円形を車が一定方向にま わり、次に行きたい方向に進行しま 道路施設情報管理(橋梁情報管理システム) : 橋梁、道路の長寿命化修繕計画策定に必要な 橋梁諸元情報、点検・補修および管理カルテ情 報等を一元管理。 巡回支援システム「iパトNOTE」 :クラウド技術 や携帯端末を活用し、日常の巡回業務、災害時 の情報収集を強力にサポート。 ビ+テレマティクスサービス等の最新技術を集 積し、効率的な道路の利用をサポート。 (画像出所:国土交通省HPより) VRを用いた道路付帯設備のシミュレーション: 未完成の道路に監視カメラや道路情報板等を 設置する場所が適切か、動的なVR (バーチャル GIS(地理情報システム)等の技術 港湾、河川防災分野 良好な環境を保持するための多自 す。 3枝以上の交差点で効果を発揮 然型河川整備、環境護岸設計など し、 5枝以上でも安全運転と方向転 を実施。例えば、開発事業による伐 換が可能。低コストで、信号による 採のため減少する森林に生息する 電力消費が不要なため、環境にも優 動植物保護の仕組みを提案するな しい方式とされています。 ど、人を災害から守るだけでなく、 災害による停電時にも円滑な交通 生物多様性の保全のためにも様々 が維持されることから、震災復興地 な対策や工夫をしています。 います。 特に森林、河川が多く、常に水害の 河岸設計等の河川事業:河川の氾濫を防止し、 堤防検討等の港湾事業:対象港湾の地形や利 細設計などを実施。 構造形式の設計を検討。 地域の安全を守る消波施設、緩傾斜河岸の詳 用状況に配慮した津波堤防検討など、港湾の 道づくりはまちづくりの基本。 インフラの老朽化対策と防災・減災は国の課題。 まちと人をつなぐ技術を、日本そして世界へ。 国土強靭化施策に貢献し、安全・安心な国土づくりを目指します。 道路の計画・設計、施工監理から有料道路の運営などのサービス領域まで、長大の道路・交通・ 長大は、国や自治体の大きな課題であるインフラの老朽化対策、長寿命化の分野に積極的に ITS 分野および情報・電気通信分野は日々拡大し進化しています。建設事業を総合的にカバー 参画しています。耐震照査、長寿命化の研究などを通して、既設インフラの有効活用を検討。 するにとどまらず、道路監理業務や道路行政サービスの高度化、交通事故対策に資する情報 また、自然災害やインフラの老朽化が引き起こす事故などから国民の生命と財産を守る国土 システムの設計・開発、電気通信設備の設計、ITSの調査研究、計画策定を行っています。国際 の強靭化施策にも寄与しています。 的にも、環境保全に留意した交通の調査、計画を通して地域の道づくりに携わるなど、国内外 近年では、橋梁・道路施設点検用の支援ツールをはじめ、巡回支援システム「iパトNOTE」な の道路整備に貢献しています。近年は、カーナビにおける次世代サービスの研究・提案、バー ど、日常及び災害時の維持管理の効率化・高度化に向けた様々なソリューションを計画・開発 チャルリアリティを用いた道路付帯設備のシミュレーション、電線類の地中化など、研究から計 しています。さらに、巨大地震や集中豪雨に備える港湾、河川防災分野にも参画を始めており、 画、運用業務まで多岐にわたり展開しています。 危機にさらされる日本においては、 環境保全と一体化した防災対策の 研究が急務と考え、力を入れていま す。 リアリティ:擬似的視覚表現) で検証。 ※ 推進しています。 を活用した想定氾濫計算をはじめ、 域などでも導入の機運が高まって 次世代サービスの研究開発・評価検証:カーナ があります。長大は、多様な側面か ら技術とノウハウを活用し、事業を 「災害に強いまちづくり」 と密接な関係と位置づけて進めてまいります。 ※ITS (高度道路交通システム) :最先端のITを活用して道路交通が抱える事故や渋滞、環境対策など様々な課題を解決し、道路交通の 最適化を図るためのシステム。 06 C H O DA I CO., LT D . C O R P O R AT E B R O C H U R E 07 事業実績 環境・エネルギー分野 医療・福祉分野 医療・介護・子育て・ 健康増進の複合拠点 サービス付き 高齢者向け住宅 民間収益 施設等 北側からのア ロー 平面駐車場 弓道場 (既存) ホール 介護施設 地 ぐ 動 線 各種事業に伴う自然環境調査:事業が与える 環境影響評価システム:事業が与える騒音や 自然環境への影響度合いを把握するための環 大気汚染など複雑な現象への対策に不可欠な 境調査、猛禽類を代表とする貴重生物の調査、 GISなどの技術を活用した解析システム。 保全など。 再生可能エネルギー技術を 海外へ 自然環境と調和した小水力エネル ギーの普及に貢献 東南アジア諸国では、継続的な人 合成樹脂 フィルム 口増加、所得水準の向上などを背 合成樹脂 中空板 が深刻な問題になっています。これ 耐水性板紙 オンデマンド型バス運行支援システム:ITSな 地域包括ケアのまちづくり:地域住民が主役と ど交通運用分野の技術を応用し、公共交通空 なり、住み慣れた地域で自分らしく暮らしてい 白地域や高齢者等の移動を支援。 くためのまちづくりを支援。 建築分野 度重なる自然災害や原油価格の変 動、環境保護の観点からも、低炭素 を解消する供給電力として、 1次エ 化は世界的課題として、日本におい ネルギー価格に惑わされず、地域エ ても法整備が進められています。 この先新たに開発されるまちや建 再生可能エネルギーを集めていま 丸 」を使用した型枠パネルをユーザーに提供。工事完了後に回収・修理してリユースし、製造・修 ® 理過程で発生する廃材もリサイクル。 高まりを受け、多くの国で固定買取 制度を導入するなど、再生可能エネ ルギーの普及が奨励されています。 長大は、日本国内で培った土木技術 を活かし、再生可能エネルギーの中 でも安定的な電力供給が可能な小 学校・教育施設の設計監理:新しい教育施設の 団地まるごと免震の集合住宅設計:建築、土木 提案から老朽化に伴う校舎改築、防災機能強化 の技術を融合し、地震や津波等の災害時でも 型へのリニューアルなど、 学校教育活動の場とし 安全・安心を確保する防災まちづくりを支援。 てふさわしい環境に配慮した設計監理を実施。 低炭素社会・にぎわいのあるまちづ くりに適したモデルプランや運営形 態などを提案し、全体計画のとりま とめを行っています。法令運用や最 することで供給信頼度の高い設備 新技術調査においても、社外の幅 の導入を支援しています。さらに、 広いネットワークを活用し、多様な 資金調達に関する支援や出資を伴 技術集積による魅力的な未来のま う事業への参画を通じて、持続可能 な発電事業を実現し、地域経済発 展への貢献を目指しています。 定が必須となっています。 想作成業務に参画しています。 画から運営・維持管理に至る各段階 ス) を推進。 ギーの導入など、複合的な計画策 り」に向けた公共複合施設の基本構 PFI/PPP分野 での技術コンサルティングを提供 な電力不足を改善するため、環境に優しい小水力発電事業(出資参画とコンサルティングサービ 物には一定の基準が設けられ、省エ ネ化やスマートグリッド、新エネル 長大は自治体の「低炭素まちづく 水力エネルギーに焦点を当て、計 途上国における小水力発電事業:フィリピン・ミンダナオ島をはじめとする東南アジア諸国の深刻 自走 式 駐車場 公共複合施設の再配置・複合施設 化計画を提案 ネルギーとして地産・地消が可能な コンクリート型枠廃材を循環型資材にする 「型枠リユースシステム」 :コンクリート型枠用せき板 「型 福祉施設等 低炭素まちづくりに参画 景とした経済成長に伴い電力不足 す。制度面でも近年の環境意識の 総合体育館 (既存) ちづくりに寄与しています。 筑波大学附属病院施設整備:国立大学附属病院 岡崎市火葬場整備運営:実施主体となる特別目 における国内初のPFI事業。導入可能性調査業 的会社 (SPC) の構成員として参画したPFI事業。 務、実施方針の策定から事業契約締結に至るま SPC管理、事業の安定継続に資する業務モニタ での一連のアドバイザリー業務を担当。 リングなどの事業マネジメントを担当。 インフラ整備に環境保全の観点と技術革新は不可欠。 医療・福祉、教育を中心としたまちのかたちを提案。 持続可能な社会を次世代に残していきます。 暮らしやすい未来づくりに挑戦しています。 長大の環境事業は、世界全体で持続可能な社会が求められるなか、 「インフラ整備に環境保全 建築とPPP※1の事業連携による特色ある技術提案や、PFI※2事業による効率的な公共サービス と技術革新は不可欠」という使命感から生まれました。現在、環境保全とエネルギー供給を通 の提案。ソフトとハードの両面からまちづくりを支援する長大のソリューションは、これまでに じた生活の質向上に国内外で取り組んでいます。 ない新しい取り組みです。少子・高齢化社会に適応し、医療・福祉、教育に注力しながら環境 例えば、コンクリート型枠廃材を循環型資材にする「型枠リユースシステム」 。既存事業を推進 に配慮した自治体の低炭素まちづくりにも参画。専門性の高い建築設計技術とPFI/PPPなど する過程で発案、開発されたエコプロダクツ事業の一つです。 マネジメント技術を融合させた形でコミュニティ全体を提案する複合施設型市庁舎計画から、 エコサニテーション事業では、水環境・衛生環境の悪い国や地域に対し、日本で開発したバイ ITS技術などを活用したオンデマンド型バス運行支援システムの提供まで。幅広い視点で、こ オトイレと新浄化システムを活用した分散型排水処理技術の普及を図っています。 れからの時代に適合したまちの設計とサービスの提供に挑戦しています。 さらに、新たなエネルギー事業として小水力発電にも注力。土木・電気・機械分野とIT分野の 技術を融合することで、発電所の運営・管理技術の改善にまで踏み込んでいます。また、水道 コンセッション事業や農業関連事業など、官民連携地域振興モデルの実現を目指しています。 08 C H O DA I CO., LT D . ※1PPP (PublicPrivatePartnership) :公民が連携して公共サービスの提供を行うスキームのことで、PFIはPPPの代表的な手法の一つ。 ※2PFI(PrivateFinanceInitiative) :民間の資金とノウハウを活用し、民間主導で公共事業・サービスを行う方式。 C O R P O R AT E B R O C H U R E 09 事業エリア プロジェクト実績のある国・地域 ウズベキスタン鉄道山岳線 新交通情報システム技術 タシグザール~クムクルガン間鉄 北京市内の交通渋滞問題に対 実証事業 (中国) 第5橋梁 (ウズベキスタン) 道新線(延長221.6km)の中でも し、日本のIT技術を用いた環境 標高1413mの高地に建設された ジェクトの全体管理、ならびに省 改 善 実 証 事 業において、プロ 急勾配、急曲線の多い山岳区間、 エネルギー効果検証を担当。 橋梁の設計・施工監理を担当。 ベレン都市圏バス交通システム整備 EUROPE NORTH AMERICA 明石海峡大橋 (日本) 神 戸 市と淡 路 市を結 (ブラジル) 200万人都市の交通渋滞緩和のために 主要幹線道路におけるバスの円滑な運 ぶ世 界 最 大 の 支 間 長 行システムを整備する事業の初期計画 (1991m)を 有 す る から運行計画、詳細設計を代表企業と 吊橋の設計、施工監理 して担当。 を担当。 ASIA 仁川大橋 (韓国) 仁川国際空港と松島国際都市を結ぶ自動車 専用道路に架かるBOT方式※を採用した世界 AFRICA 有数の橋梁。海外企業と協働し設計、施工監 理を担当。 ※Build Operate and Transferの略。民間事業者が 自らの資金 (調達) で施設を建設し、維持管理・運営し、 事業終了後に公共に所有権を移転する事業方式。 OCEANIA SOUTH AMERICA ブーゲンビル島海岸幹線道路橋梁 写真提供:IHIインフラシステム 整備計画 (パプアニューギニア) 河川による幹線道路の分断や橋梁 の老朽化が生じていた地域に橋梁 群を再構築する事業の設計、施工 監理を代表企業として担当。 写真提供:ICA 第3ボスポラス橋 (トルコ) 世界初のディッシンガー形式※ の長大 橋(支間長1408m) 。トルコ政府の施 工監理を担当。 イズミット湾横断橋 (トルコ) マルマラ海・イズミット湾に架橋される 世界第4位の支間長(1550m)を持つ 吊橋。 トルコ政府の施工監理を担当。 ※吊橋と斜張橋の構造を合わせ持った形式。 確かな技術力とノウハウで世界の国々へ。 事業分野を拡大し、現地技術者の人財育成にも注力しています。 長大の橋梁設計の技術力とノウハウは、世界をリードする水準です。 これまでの実績を基盤に、道路・交通、鉄道、環境、都市および工業団地開発などの分野にも拡大し、 事業展開を図っていきます。 その源泉となる人財面では、これまで国内外で成果を上げてきた人財育成ノウハウを活かし、 ※イメージ図 ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施 ニャッタン橋 (ベトナム) ネアックルン橋 (カンボジア) 東アフリカの国際幹線道路の国境部 と経済活性化を目的に計画された紅 能を支える重要な橋梁の計画、設計、 築する事業の設計、施工監理を代表 ターチェンジの整備事業で、調査・設 設整備計画 (ルワンダ・タンザニア) に架かるルスモ橋と国境施設を再構 企業として担当。 10 C H O DA I CO., LT D . ベトナム・ハノイ市の交通渋滞緩和 河に架かる橋梁、取り付け道路、イン 隣国ベトナムへつながる経済回廊機 各国の技術者のスキル向上に貢献してまいります。 施工監理を担当。 計・入札支援・施工監理業務を担当。 C O R P O R AT E B R O C H U R E 11 人財育成 チャレンジを続ける社員の情熱が、長大の原動力。 世界を舞台に大きな視野を持つ人財を育てます。 事業推進に欠かせない最大の資産は、社員一人ひとりの情熱です。 現状をよしとせず、常に高い目標を持ち、チャレンジを続ける情熱がある社員には、一夜ではなれません。 採用段階の適性の見きわめから、階層別、段階別に能力を研鑽する機会を最大限提供し、 技術者研修 語学研修 海外企業との交流 海外での語学研修・留学制度 海外企業との技術交換研修、共同研究、国際学会への派 海外の語学学校に派遣し、短期間で効率よく語学を習得 遣を行い、国際的視野を持つ技術者を養成します。 するサポートをします。2014年1月からフィリピン国にお ける英語研修を実施しています。 社内技術者研修 総合建設コンサルタントとしての人財を育てています。また、自らが高い理想を持ち、 キャリアデザインを描けるように、グローバル人財の育成や技術者研修で社員をサポートしています。 長大は、これら研修制度の充実とともに、未来に向けて変革を続ける会社の姿勢やビジョンを示しながら、 社員と経営陣がともに成長できる組織を築いてまいります。 技術発表会や勉強会を通じて、資料作成能力・プレゼン テーション能力の向上、技術情報の共有化を図ります。 グループ技術者研修 グループ会社における経験の蓄積と技術の継承、創造的 学会・協会活動への参加 技術の開発、技術連携の強化を目的に、グループ技術発 建設技術に関する問題の調査・研究、業界課題の解決策 表会を行っています。 の検討を目的に、学会や協会の委員会活動に参加してい ます。 技術講演会 有識者を招いた講演会を開催し、専門技術の向上、技術 大学講師派遣 力の効率的活用を促進しています。 社会貢献と対象者の自己研鑽を目的に、全国の土木系の 大学に講師を派遣しています。 学位取得制度 階層別研修 対外活動 高度な知識と応用能力を有し、幅広い研究分野にも柔軟 国の研究機関、財団・協会への技術者派遣 に対応できる技術者を養成するため、国内外の大学・大 先端技術の習得、情報収集、人脈構築を目的に、公的研 学院での学位取得を推奨しています。 究機関および関連団体に技術者を派遣しています。 新入社員研修 チームリーダー研修 マネジメント入門研修 マネージャー研修 キャリアプラン研修 社会人として必要な基本的知識やスキ チームでの業務遂行を効率的、効果的に行 業務遂行プレーヤーから、管理する立 社会・経済の環境変化を踏まえて、経 自らの特性や価値を再認識し、 ル、組織の一員としての自覚、責任ある いながら、部下のモチベーション向上の手助 場としてのマネージャーへの意識・行 営理念やビジョンを中長期視点で戦 社会や会社の後進への貢献領 行動習慣を身につけます。 けや技術、スキルを指導する能力、目標達成 動改革を促すとともに、判断力、時間管 略的に自部門に適用する能力を習得 域や貢献のあり方について考 に導けるリーダーシップの向上を図ります。 理、部下指導力などを養います。 します。 え、これから迎えるキャリアの集 大成への準備を整えます。 全社大会 (全社員対象) 12 C H O DA I CO., LT D . 経営戦略、今後の会社のあり方の共有を目的に年1回実施し ます。経営陣と社員が膝を交えて議論することで、組織力強化を図ります。 C O R P O R AT E B R O C H U R E 13 1960年代 私たちは、 「人・夢・技術」を合言葉に、豊か 創設の時代 な自然を生かしながら人が「夢」を持って暮 1968年 (昭和43年) ▶「有限会社長大橋設計センタ」 設立。技術力を第一とする本来のコ らすことのできる生活基盤を創造し、支え ンサルタントをめざし、コンサルタント登録 「株式会社長大橋設計センター」 に商号変更 ▶ 本州四国連絡橋 (下津井瀬戸大橋) 1970年代 1970年 (昭和45年) 総合建設コンサルタントへ して、この技術を活用して、さらに安全に、 安心して暮らせる社会の実現に向けて、あ 本 州四国連絡橋の本命Dルート18kmの設計を受注。その後、明 らゆる生活基盤に関わるサービスを提供で ▶ 石海峡大橋をはじめ我が国の長大架橋ほとんどを当社で手掛ける 1971年 (昭和46年) るために技術の研鑽に励んできました。そ きる企業へと変貌しています。 環境アセスメント分野の事業開始 ▶ 科学技術専用の大型汎用コンピュータを導入 ▶ ▶ 1975年 (昭和50年) ▶ 海外業務受注開始 情報サービス分野の事業開始 ▶ 1976年 (昭和51年) 私たちの生活は、自然と共にあります。 「人」 交通計画分野の事業開始 1973年 (昭和48年) 明石海峡大橋 は、自然とうまく付き合うことで、生きられ ます。長大は、自然とうまく付き合うこと、 河川治水計画分野の事業開始 ▶ それが生活基盤整備だと考えています。防 1980年代 1980年 (昭和55年) 災や生活施設整備など大自然との直接的 都市・地域計画分野へ な関わりだけでなく、高齢化社会での移動 都市・地域計画分野、道路分野の事業開始 ▶ 支援、途上国での病院・学校整備支援、低 「一級建築士事務所」 の資格取得 ▶ ソフトウェア-パッケージ開発・販売分野への進出 ▶ 1982年 (昭和57年) 炭素社会構築のためのエネルギー開発支 道路情報分野の事業開始 ▶ 援など、世界中の人が自然の中で、安全で へ社名変更 1984年 (昭和59年) ▶「株式会社長大」 筑波研究学園都市に 「E&Cセンター」 (現総合研究所) を開設 1985年 (昭和60年) ▶ 1986年 (昭和61年) ▶ 地質調査事業者登録 東京港連絡橋 (レインボーブリッジ) きられること、そのためのサービス提供が 私たち長大の責務だと考えています。 1990年代 IT化・グローバル化の進展 長大は、生活基盤の計画から運用まですべ ITS分野の事業開始 1991年 (平成3年) ▶ 1996年 (平成8年) ▶ 1997年 (平成9年) ▶ 1998年 (平成10年) ▶ ての段階で、人と自然に関わるさまざまな 東京証券取引所市場に上場 サービスを提供する技術力を有していま 東京支社においてISO9001の認証を取得、その後全社認証 す。この技術力をもって美しく快適な環境 東京支社においてISO14001の認証取得、その後全社認証 首都高速道路情報板 2000年代 グローバルなマネジメントの時代へ づくりに邁進してまいります。 代表取締役社長 携帯電話による道路情報の提供開始 2000年 (平成12年) ▶ 2001年 (平成13年) ▶ 国内での公共事業などに関するPFI/PPP事業開始 長大テックを設立 2002年 (平成14年) ▶(株) NHK地上波デジタル・データ放送による道路情報の提供開始 2005年 (平成17年) ▶ NHK地上波デジタル・ データ放送 道路情報提供画面 広島支社においてJISQ27001:2006の認証取得 2006年 (平成18年) ▶ 2007年 (平成19年) ▶ 2009年 (平成21年) ▶ 順風路 (株) 、 (株) 長大構造技術センターを設立 コプロダクツ事業の開始 エ 2010年代 2010年 (平成22年) 安心な暮らしができること、 「夢」 を持って生 そして新たな創造の時代へ 伊吹山ドライブウェイへの事業展開 ▶ アルコム建築事業部を設立、建築事業への本格参入開始 ▶ 基礎地盤コンサルタンツ (株) をグループ会社化 2011年 (平成23年) ▶ 2012年 (平成24年) ▶ 2013年 (平成25年) ▶ フィリピン国小水力発電事業の開始 新潟県胎内市立こども園 長大コリアを設立 港湾、河川防災分野の事業開始 ▶ 14 長大基礎地盤ベトナムを設立 2014年 (平成26年) ▶ 2015年 (平成27年) ▶ 鉄道分野の事業開始 C H O DA I CO., LT D . 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