アフリカサヘル地域の持続可能な水・衛生システム開発 月報 **************** 2011 年 5-9 月の出来事 **************** 日付 6 月 6-13 日 7 月 20 日 7 月下旬-8 月 9月 3 日 9月 5 日 9月 5 日 9月 9 日 9月 10 日 9 月 20 日 9 月 20 日 9 月 23 日 9 月 24 日 9 月 26-29 日 9 月 30 日-10 月 1 日 活動 Dr.SOU、マルセイユにおける World Water Forum2012 準備会合に出席 伊藤専門家、大野業務調整員、一時退避よりブルキナファソへ帰任 2iE 夏季休暇 船水教授、橋詰教授 来ワガドゥグ(9 月 9 日まで) 農業省事務次官、日本大使館表敬 箱山教授 来ワガドゥグ(9 月 23 日まで) 農業大臣表敬(10 月開催シンポジウムへの正式招待と打合せ) 伊藤専門家業務一時帰国(9 月 23 日まで) 牛島専門家 来ワガドゥグ(9 月 29 日まで) 社会学者 Aude Nanquette 離任 土方専門家 来ワガドゥグ (10 月 8 日まで) 細谷教授 来ワガドゥグ(9 月 29 日まで) Ziniare 2 村における現地調査 ブルキナファソ南⻄部 Orodara の試験農園視察 前号の後記にも書きましたが、2011 年 3 月ごろから続いた軍兵士の暴動、それに伴う治安の悪化のあおり を受け、4 月 28 日から日本人専門家は全員一時退避をすることになり、様々な安全確認が行われた後に現地 に戻れたのは 7 月 20 日と、結果的に約 3 カ月間の退避となってしまいました。その後すぐに 2iE の夏季休暇と なり、実質的には 4 ヶ月間程度、活動が無い状況が続きました。その後、安全が確認され、9 月に短期出張の来 訪が許可されてからは一ヶ月間で 6 名の出張者が来訪し、協議・調査を行いました。 *********** 農業大臣表敬 *********** 9 月の船水教授出張の重要な目的の一つが、10 月 28 日に札幌にて開催されるシンポジウムへブルキナフ ァソの農業大臣を招聘状を渡し、日本滞在について打合せをすることでした。 農業大臣表敬の様子 Bulletin mensuel vol.10 (May-September 2011) 農業大臣と船水教授 第 10 号(2011 年 5-9 月) 出張期間中、平日が 5 日間と短い中、農業省次官アドバイザーの月井専門家のご協力もあり、大臣に直 接招待状を手交し、大臣の希望についても伺うことが出来ました。農業国ブルキナファソにとって農業大臣は非 常に重要な役職であり、非常に威厳のある方でしたが、実際に話してみると気さくな方で、訪日を非常に楽しみ にして下さっていました。 **************** パイロットサイト調査 **************** い よ い よ 目 前 に 迫 っ た 要 素 技 術 を 組 み 合 わ せ て の 試 験 運 転 開 始 に 向 け て 、 Kolonondiesse 村 と Barkoumba 村の 2 村で試験運転を行う家族の選定、生活の実態や農業の手法、敷地内の建物の配置調査な どを行いました。 家屋の使い方、維持管理など聞取りの様子 家族構成、家計状況、農業の状況など聞取りの様子 今回の結果を受けて、導入するコンポストトイレや排水処理ユニットのデザインを検討し、いよいよ試験運転 が始まることになります。 **************** 日付 10 月 28 日 11 月 1 日 12 月上―中旬 2012 年 1 月 2012 年 3 月 今後の主な活動予定 **************** 活動予定 シンポジウム(札幌) ポストカンファレンス in インドネシア 試験運転に向けたワークショップ(1 村にて) ワークショップ(もう 1 村にて) World Water Forum 2012 にてサイドイベント共催 **************** 編集後記 **************** 4 月末の先が見えない一時退避から約 3 ヶ月、留守にしていたブルキナファソに戻ってきた時には懐かしさ などもありましたが、少し経ってみると、一時退避は何だったのだろうというくらい元通りに感じられる部分と、暴 動のせいだけではありませんが、物価の上昇などにもよる治安の悪化など、ありがたくない変化もありました。 逆に、いい変化としては新たなレストランやファーストフード店が数件増え、美味しいアイスクリームやバゲ ット以外のパンを買える場所が出来ました。ワガドゥグの外食事情については、ブルキナファソ通信や JST 運営 のコミュニティーサイト Friends of SATREPS にも掲載されていますので、興味のある方は是非覗いてみてくださ い。 AMELI-EAUR 業務調整員:大野雪子 Le projet d’amélioration du système durable d’approvisionnement en eau potable et de l’assainissement dans la région sahélienne en Afrique (Cas du Burkina Faso)
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