ステージラボ新潟セッション 募集要領 1 目 的 ステージラボは、地域の芸術文化に携わる公共ホール・劇場等並びに地方公共団体の職員の方々を対象とした研修プログラムです。 少人数のゼミ形式によるセミナー、グループ討論、ワークショップなど双方向の研修で、地域における創造的な表現活動の環境づくりに 取り組む人材の育成と、相互交流の促進を目指して実施します。 2 開催期間 平成26年7月1日(火)から7月4日(金)まで 〔4日間〕 1日(火) 14:00~20:30・2日(水) 9:30~20:30・3日(木) 9:30~20:30・4日(金) 9:30~16:00(予定) (プログラム内容等により、各日の開始時間及び終了時間は変更となる可能性があります。) 3 会 場 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館(新潟県新潟市中央区一番堀3番地2) ※ステージラボに関するお問合せ先 03-5573-4066 [地域創造 ステージラボ担当] 4 開 催 体 制 主催:一般財団法人地域創造 共催(予定):新潟市、公益財団法人新潟市芸術文化振興財団 5 実施コース・対象者・募集定員 【ホール入門コース】 … 募集定員20名程度 ≪コーディネーター≫ 真田 弘彦(公益財団法人新潟市芸術文化振興財団 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 事業課長) ≪対象者≫ 公共ホール・劇場(開館準備のための組織を含む。)において、業務経験年数1年半未満(開館準備のための組織に 注 あっては年数不問)の職員○ ≪内 容≫ 「ホールの役割と存在価値を探そう!」 ホールは存在する地域の文化環境により運営に違いがありますが、そこに 関わる人間は同じではないでしょうか?・・・、アーティストや地域住民の関わりによる様々な事例を参考に、ホール の役割や存在価値を一緒に楽しく探りませんか! 【自主事業I(音楽)コース】 … 募集定員20名程度 ≪コーディネーター≫ 榎本 広樹(公益財団法人新潟市芸術文化振興財団 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 事業課主査) ≪対象者≫ 自主事業を実施している公共ホール・劇場で、音楽の自主事業に積極的に取り組みたいと考えている、業務経験年数が 注 2~3年程度の職員○ ≪内 容≫ 探す、出会う、見つめる、伝える、整える、保つ。それぞれの言葉の前には、「音楽家を」や「お客様に」、あるいは 別の言葉が入ります。これがきっと、私達の仕事。もう一度、その過程を磨いてみることにしましょう。 【自主事業II(舞台芸術)コース】 … 募集定員20名程度 ≪コーディネーター≫ 久野 敦子(公益財団法人セゾン文化財団 プログラム・ディレクター) ≪対象者≫ 自主事業を実施している公共ホール・劇場で、演劇・ダンス等舞台芸術の自主事業に積極的に取り組みたいと考えてい 注 る、業務経験年数が2~3年程度の職員○ ≪内 容≫ 豊かな地域の文化を創造するために、演劇やダンスなどを通してできることはたくさんあります。演劇・ダンス事業へ の積極的取組みを考える担当者の方々にむけて、アイディアと言葉を獲得する講義とディスカッション、創作の楽しさ を体験するワークショップを実施します。 注 3コースともに、原則として所属の組織形態が株式会社及び有限会社の方は対象外とさせていただきます。 ○ 6 申込方法・申込期限 地域創造ホームページ(http://www.jafra.or.jp/)から「参加申込書」及び「アンケート回答票」をダウンロードし、必要事項を ご記入のうえ、電子メールでお申し込みください。 申込期限:平成26年5月9日(金)必着 メール:kensyu@jafra.or.jp ※申込書の受信連絡は行いません。確認が必要な場合は、お問合わせいただくか、メール送信の際、必ず「開封確認」の設定をお願い申し上げます。 7 参加者の決定 アンケート記載内容、参加希望者の経験、応募状況などを考慮のうえ(アンケート重視 )、参加コースと参加の可否の調整を 行い、平成26年6月上旬頃、申込者あて文書によりご連絡致します。 8 参 加 費 研修費用は無料です(交通・宿泊、食事はご自身で手配、費用負担いただきます)。 <参加申込送付先(問合せ先)> 一般財団法人地域創造 芸術環境部 ステージラボ担当 E-mail: kensyu@jafra.or.jp Tel: 03-5573-4066 Fax: 03-5573-4060 ステージラボ新潟セッション コーディネーターからの募集メッセージ ホール入門コース コーディネーター 真田 弘彦 全国には 2000 以上の公共ホールが存在していますが、それぞれのホールが課題を抱えながらも地域環境や地域ニー ズを把握しつつ、個性的・魅力的な運営を目指していることと思います。そして、それぞれのホールに求められる役割からう まれる価値観は、手法は様々だとしても基本的なことは同じだと考えています。 しかし、他所のホールの運営や実施している事業のことは意外にしらないのではないでしょうか。特に、アーティストや地 域住民とのつながりのなかで、何をやっているのか?どのような成果(アウトカム)が生まれているのか? また、施設が活用されていない、全国の施設を活性化させなくてはということで劇場法が施行され、活性化に向けた指針 も示されました。いったい、それで何が変えられるのか?何を考えればよいのか?・・・知らないこと、分からないことは聞く しかない。それは今回のラボでしょう! 新潟の「ホール入門コース」では、まず、劇場法や指針が求めることを共有してもらい、地域のホールが今後どのようにな っていけたらよいのかを一緒に考えることを入り口に、りゅーとぴあと他のホールにおけるアーティスト・イン・レジデンスや 住民参加の取り組みを参考にしながら、アーティスト、地域住民、スタッフの視点を通して、ホールの役割や存在価値を参 加者の皆さんと一緒に楽しく探り、それぞれがホールに戻るときに、抱えている課題が少しでも解決し、一つでも新しい目 標ができている 4 日間のコースにしたいと思います。 自主事業Ⅰ(音楽)コース コーディネーター 榎本 広樹 素敵な音楽家を探し、どこかで出会い、個性を見極め、その魅力をお客様に伝える。 ドキドキして迎えるコンサート当日は、お客様と出演者に快適な環境を整え、双方が喜びを分かち合う場を作る。そして 願いかなうなら、お客様の信頼を得て、次のコンサートにも足を運んでいただく。公共ホールのスタッフとしてコンサートを 企画するということは、この作業の積み重ねです。 でも、どうやって探したらいいんでしょう。どうやって出会い、個性を見極めたらいいんでしょう。うまくその人の魅力をお客 様に伝えるには、どうしたらいいのでしょう。さらにホールとして(主催者として)お客様から信頼をいただいて、出演者が有 名じゃなくても、曲を知らなくても、次のコンサートに足を運んでいただくようになるにはどうしたらいいのでしょう。 わからないときは、専門家に「教えてください」とお願いするのが一番! ですので今回は、ゲスト講師として、探すプロ、見極めるプロ、伝えるプロ、信頼を勝ち得るプロにご登場いただいて、そ の極意を学ぶことにいたしましょう。あ、もちろん素敵な音楽家にもご登場いただきます。で、4 日間が終わったときには、あ なたの心にいくつかの魔法の種が・・・(ほんとか?)。 楽なカリキュラムではありませんが、皆様の役に立つ講座を目指します。 自主事業Ⅱ(舞台芸術)コース コーディネーター 久野 敦子 今回の講座の目的は、公共ホール・劇場、地方公共団体で演劇やダンスの自主事業に積極的に取り組みたいと考えて いる担当者のみなさんに、地域の個性を発揮できるような演劇・ダンス事業のヒントを持ち帰ってもらうことです。 本講座は、現場の最前線で活躍する第一人者をお招きする講座と創作の楽しさを体験するワークショップの二つから構 成されます。 講座では、公共と舞台芸術や支援を巡る問題に取り組んでいる助成財団、演劇フェスティバルや国際交流、作品創作を 手掛ける公共ホール、新たな創造拠点として注目されるアーティスト・イン・レジデンス施設などから講師をお招きする予定 です。また、実演家による、アクセスしやすい作品づくりのヒントの伝授や演劇の中味をじっくり味わい尽くすワークショップ (ダンス担当の人も体験可!)も計画中です。 より豊かな地域の文化を創造するために、舞台芸術を通してできることはたくさんあります。実現のためには様々な問題 もあるでしょう。講師も交えて、意見 / 情報交換をする時間も設けます。そこから、担当者のみなさんの強いネットワークが 築かれることになればとも願っています。 参加者のみなさんが、それぞれの場所で地域の特性に合う新しいことを始める契機になればうれしいです。 ステージラボ新潟セッション コーディネータープロフィール ホール入門コース コーディネーター 真田 弘彦(さなだ ひろひこ) 公益財団法人新潟市芸術文化振興財団 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 事業課長 昭和 52 年 4 月新潟市教育委員会採用と同時に、地域住民の練習と発表の場をもつ、当時先進的施設であった新 潟市音楽文化会館の建設事業に舞台技術スタッフとして関わる。11 月のオープン後、施設の舞台音響スタッフと して市民の文化活動をサポートする。その傍ら、新潟市ミュージカル研究会の設立に関わり、市民ミュージカル のプロデューサー・制作として 13 年間活動する。 平成 6 年から平成 10 年まで、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の建設事業担当セクションに配属され、 管理運営計画・事業計画の立案に従事する。同館オープンから平成 17 年 3 月まで事業課に所属し、演劇、能楽等 の事業の企画・制作を担当する。平成 17 年 4 月から平成 19 年 3 月まで、新潟市水族館(マリンピア日本海)の 指定管理者である(財)新潟市開発公社に出向し、施設の管理運営に従事する。同年 4 月から新潟市文化観光・ スポーツ部文化政策課に配属となり、市の文化政策事業に従事する。平成 24 年 4 月から、新潟市民芸術文化会館 (りゅーとぴあ)の事業課長として配属され、文化事業の運営にあたっている。 自主事業Ⅰ(音楽)コース コーディネーター 榎本 広樹(えのもと ひろき)公益財団法人新潟市芸術文化振興財団 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 事業課主査 1966 年新潟生まれ。東京都職員、特別養護老人ホーム事務員、ホテルマンを経て、95 年小出郷文化会館の準備 室職員に採用。翌 96 年の開館から 2014 年 3 月まで、同ホール職員として勤務。この間、クラシック音楽、アウト リーチ・プログラム、親子向け演劇企画を担当。 エマニュエル・パユ(Fl)&エリック=ル・サージュ(P) 、ジョセフ・リン(Vn) 、フランソワ・デュモン(P) 、 中越地震被災地を巡るサロン&学校訪問コンサート、サイレント・コメディが~まるちょば新潟県ホール初公演など を企画制作。また、マリンバ奏者宮本妥子と組んで「空想~千夜一夜」を含む 3 本の音楽物語の台本を制作。多治見・ 武豊・北上など、各地の公共ホールとの企画共同制作にも取り組んだ。 自主事業Ⅱ(舞台芸術)コース コーディネーター 久野 敦子(ひさの あつこ) 公益財団法人セゾン文化財団 プログラム・ディレクター 福岡県生まれ。横浜育ち。民間企業が運営する多目的スペースで、演劇・舞踊事業の企画、制作にプログラム・ コーディネーターとして従事。100 本ほどの事業を担当。1992 年に現代演劇、舞踊を対象に助成活動を行う財団 法人セゾン文化財団にプログラム・オフィサーとして入団。1996 年より現職。助成事業の企画、運営、統括を担 当。芸術家への直接支援や創造環境整備、国際プロジェクト支援などのプログラムを実施している。また、自主 製作事業として、ダンス公演、海外劇団との国際協働事業、セミナーなどの企画、運営なども行う。2011 年から 東京都江東区の演劇・舞踊のための稽古場、森下スタジオのゲストルームを活用したレジデンス事業を開始。年 に 4 名ほどのアーツ・マネジャー、芸術家を招へいし、日本の芸術、文化や創作の為のリサーチを支援している。 日々、舞台芸術のための新たなインフラ開発、才能発掘、育成のための支援策を考えている。公益財団法人横 浜市芸術文化振興財団理事、横浜市創造界隈形成推進委員、跡見女子大学兼任講師なども務める。
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