平成28年 3月号

検定員を長年努めておられる方々を表彰しました。
これからもよろしくお願いします
乳用牛群検定の優秀検定員の表彰式が、2月22日の
東京都を皮切りに、2月24日は福岡市、2月29日は札幌
市での3会場で行われました。
これは乳用牛群検定全国協議会(鎌田壽彦会長)が平
成元年から毎年行っているもので、長年にわたり第一線
で牛群検定の普及推進に携わり貢献された検定員の方
を、各都道府県の推薦により表彰しています。本年度の
受賞者の方は表の25名の方々です。
受賞者のみなさまにお祝い申し上げるとともに、今後ます
ますのご活躍を祈念申し上げます
(写真 左:佐々木順子さん、右:山田友美さん)
乳量計の取り扱いDVDを無料配布します!
ツル-テスト社製の乳量計F型とFV型を使用されている検定組合は、以下にご一報ください。
乳量計の構造と仕組み、分解、洗浄の方法などを、動画でわかりやすく解説します。
もちろん、解説書とセットです。DVDで学習して、乳量計を正しく取り扱いましょう!
連絡先:(一社)家畜改良事業団情報分析センタ- Eメ-ル toiawase@liaj.or.jp
T03-5621-8921 F03-5621-8922
牛群改良情報についてのお知らせ
1
遺伝ベ-スの変更
今度発行となる2016-2月の遺伝評価から、遺伝ベ-スが変更になります。これまでの遺伝評価値(EB
V)が小さくなります。例えば、乳量のEBVが1000kgの場合、622kg(1000kg-378kg)と表示されます。
ご承知おきください。
2
2016-2月の改良情報のうち牛群参考情報(PA)が2回発行されます
上述のことに伴い、海外種雄牛の処理が4月のINTERBULLの後日でなければ処理が行えないことから、
以下のように発行します。
3月下旬 通常の牛群改良情報といっしょに、「国内種雄牛」の娘牛の牛群参考情報をお届けします。
4月中旬 上述の牛群参考情報に、「海外種雄牛」の娘牛を追加してお届けします。
蹄冠スコア、飛節スコア、ボディコンディションスコアの
見本写真ポスタ-を配布します!
今月下旬に、表記ポスタ-を全部の検定農家に配布します。検定立会
時に判断に迷った際に、検定員が直ぐに写真を再確認できるように目立
つところに張り出して頂きたくお願いします。もちろん、検定農家の方々
も、常日頃から見本写真と見比べて、牛体をベストな状態に保つように利
用してください。
乳用牛ベストパフォ-マンス実現マニュアルから
ミルカ-の真空圧や排気圧の定期点検をしよう!
以下の図表は、毎月の検定成績の1枚目に掲載されているものです。
左下:「検定日乳量階層」
検定立会時の各検定牛の泌乳量を分娩後日数(横軸)、乳量(縦軸)としてプロットしたものです。
描画されている曲線は泌乳曲線になります。この泌乳曲線が図のように、初産2産以上ともに非常に低く
同じような成績であるときは、ミルカ-の真空圧や排気圧等の確認をして下さい。ミルカ-の力が弱く、十
分な搾乳が出来ていないかもしれません。力の弱いミルカ-は過搾乳となりやすく、乳量が出ないばかり
か、乳房炎の温床となります。
右下:「搾乳管理」
こういった泌乳曲線でない場合であっても、搾乳管理の1回平均や1頭平均の時間を確認してみてく
ださい。できれば1年くらい前の検定成績と比べて、著しく長時間となっていませんか?もし、そうであれ
ば、やはりミルカ-の力が弱くなっていて点検が必要な状態と言えます。平均的には、1頭あたり15分程
度です。
検定成績表1枚目左下
1枚目右下