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解 決 の カ ギ は 、 顧 客 第 一 主 義 と I I J ネ ット ワ ー ク ソ リ ュ ー シ ョ ン 。
CLOSE UP
IIJ Internet-LAN サービスのご紹介
SOLUTIONS
ユーザ導入事例 株式会社スリーエフ
特別連載
spam からメールを守れ(管理者編)
第 5 回:送信ドメイン認証技術(SPF/Sender ID)
SHORT ESSAY
ビ ニール 傘
iij.news
novemberdecember
2005
73
CONTENTS
SHORT ESSAY・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p2
ビニール傘
S H O RT E S S AY
「IIJ Internet-LANサービス」を開始
ビ ニ ール 傘
また、ネットワークの接続設定から運用、保守までをセンターで一元管理できる
回線を利用して、低価格で広帯域かつ、メンテナンスフリーのイーサネットWAN
SMF の仕組みを用いることにより、拠点に設置されたサービス・アダプタ
(SEIL)
環境を実現する「IIJ Internet-LANサービス」を、2005 年10月11日より提供開始
に対してリモートで自動的にコンフィグレーション(機器設定)、メンテナンスが行
いたしました。
われます。このため、各拠点ではサービス・アダプタをつなぐだけでイーサネット
WANを利用することができ、エンジニアによる面倒な設定を一切行う必要はあ
秋の長雨が続いて、傘を手に街を歩くことが多かった。若い人でも、洒落た高級ブランド品を
身につけるようになった今、男の持つ傘だけは、年々、コンビニで売っている300円のビニール傘
が主流になっている。昔は、傘とライターに凝る人が多かったはずで、若い人は、高級品を真
TOPICS ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p3
IIJは、NTT東西地域会社の提供するフレッツなどのブロードバンド・アクセス
IIJ Internet-LANサービスは、IIJのインターネットバックボーン上にお客様専用の
りません。また、ネットワーク管理者は専用のWebページからネットワークの状況
仮想的なイーサネット空間を形成することで、全国の複数拠点間において従来の
をいつでも確認することができます。
企業内LANと同様のセキュアなプライベートネットワーク環境を提供するサービ
似た製品で我慢していたのが、この頃は、すぐに100円か300円とわかるデザインの品を、堂々と
スです。お客様は、アクセス回線にADSLやFTTH回線を利用することで、低価
さらに、万一、機器が故障した場合には、サービスドライバー(*3)が2時間以内(*4)で
「IIJ Internet-LANサービス」を開始
使っている。使い捨て、かつ機能が充たされているからということなのだろうか。電車やタクシー
格なブロードバンド・イーサネットWANを容易に構築することができます。
該当拠点へ駆け付けて機器の交換を行うなど、高品質なサービス体制をご用意
沖電気のホームゲートウェイ向け
プラットフォームにSMF技術を提供
に傘を忘れては、時間をかけて拾得物センターに行ったものだが、300円の製品なら、気軽に
捨てられる。それにしても、なぜ、傘とライターなのだろう。
IIJとIIJ-MC、金環日食の
高品質ライブ映像をCATV向けに配信
個人向けサービスIIJ4U・IIJmioの
迷惑メール対策を強化
このIIJ Internet-LANサービスは、IIJが従来から提供している自社開発ルータ
「SEIL(ザイル)」と、独自の集中管理型ネットワークマネジメントシステム「SMF
バックボーンを増強
IIJ-Tech、
「IBPSデータベースセキュリティ
アセスメントサービス」を開始
しています。
(SEIL Management Framework)」の技術を組み合わせることにより実現しまし
F1を眺めに、鈴鹿に行く。前日までの雨模様が、灰色の雲と一緒に消えて、汗ばむほどの秋
晴れ。かかるお金の規模からいって、これだけの遊びはない。改めて、自動車産業のスケールに
瞠目する。遊びといっても、技術の粋を競うわけで、F1用に開発され、商用車に使われるよう
になった技術も多い。それにしても、他に例を見ない興業である。若い頃から、F1が好きで、
ずいぶん様々なレースを眺めてきたのだが、この年になっても、レースを見るのは、わくわく
た。SEILに実装されたL2TPv3(*1)プロトコルにより、インターネット上の全国各
拠点間でのイーサネット接続を実現し、仮想的なレイヤ2ネットワークの構築を可
(*1)Layer 2 Tunneling Protocol version3:インターネットなどの公衆回線網上に仮想的
にトンネルを生成し、VPNを構築するためのプロトコル。レイヤ2のフレームをIPネット
ワーク上でトンネル化することを可能にする。
(*2)Virtual LAN:企業内ネットワーク(LAN)において、物理的な接続形態とは独立に、端末
の仮想的なグループを設定すること。
能にします。これにより、レイヤ2ネットワークのメリットであるIPに依存しない
(*3)サービスアダプタを交換設置する宅配ドライバー。
様々なプロトコル(IPX、AppleTalk、SNAなど)の使用や、部門毎のVLAN(*2)の設
(*4)平日9:00∼17:00における目標値。
定など、広域イーサネットの特徴をそのままに、セキュアで自由度の高い、イー
サネットVPN環境を提供いたします。
◎IIJ Internet-LANサービスについての詳細は本号のCLOSE UP「IIJ InternetLANサービスのご紹介」
(P5)
をご参照ください。
する。今年の鈴鹿は、最終ラップの1コーナーでトップが替わるという素晴らしいレースだったが、
CLOSE UP ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5
F1の良さは、終わった後の、なんともいえない虚脱感だろう。時速300Kmを越すレーシング
IIJ Internet-LANサービスのご紹介
カーのエンジン音が消え、鮮烈な夕焼け空を眺めながら、帰路を急ぐときの疲れは、この遊び
SOLUTIONS・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p6
株式会社スリーエフ
∼店舗のローコストオペレーションの基盤を担う
容易な運用と高信頼性の冗長化インターネットVPN∼
の壮大な無駄遣いなくしては味わえない贅沢だ。
沖電気のホームゲートウェイ向けプラットフォームにSMF技術を提供
自動車産業ほど、苛烈なコスト管理を行っている産業も少ないが、車の提供価格ほど、下がら
IIJは、沖電気工業株式会社(以下、沖電気)が新しく開発したホームネットワー
フォームで、そのコンセプトのひとつである「ゼロ・コンフィグレーション」を実現
ない産業も珍しい。原価管理、技術開発の徹底は、あらゆるコストを下げるのだが、その利益
クサービス向けプラットフォーム「BB MediaRouter(BBMR)」に、IIJ自社開発
する技術としてSMFが採用されました。ネットワークの接続設定から運用、保守
の集中管理型ネットワークマネジメントシステム「SMF(SEIL Management
までをリモートで集中管理できるSMFの独自技術(*3)を用いることにより、お客様
Framework)」の技術を提供いたしました。
の家庭内にある「BB MediaRouter」に対してセンターから自動的にコンフィグ
を、安売りに走るのではなく、クルマそのものの改良、設備の更新、事業の巨大化に振り向ける
特別連載・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p8
稀な産業である。究極の目的を「安売り」に向けた企業や産業が、長い目で見れば、きわめて
spamからメールを守れ(管理者編)
第5回:送信ドメイン認証技術(SPF/Sender ID)
難しい事態を招きやすいことと較べて、今更ながら、自動車産業の行き方に、考え込まされる。
安売り競争の代名詞になってしまったようなインターネットサービスを始めた者の愚痴に聞こえ
INFORMATION・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・p10
IIJネットワークソリューション・セミナー
開催のご案内
Email Security Conference 2005
出展のお知らせ
フレッツ・ADSL取次ぎサービス
2000円プレゼントキャンペーン実施中
SLA遅延時間の実績
GLOBAL NETWORK・・・・・・・・・・・・・・・・p12
IIJバックボーンマップ
お客様は自身で複雑な設定を行う必要がなく、ネットワーク機器をまったく意識
システムです (*1)。企業や家庭に設置される、SMF機能を搭載した通信機器や
せずに、IP電話やインターネット接続をはじめ各種ホームネットワークサービスを
家電製品を中央管理サーバにて一元管理することで、各企業の事業所や家庭に
簡単に利用できるようになります。
てしまうかも知れない。技術力をコアとする企業にとって、単に「安い」という価値観が幅を利
おいて複雑な設定を行うことなくネットワークサービスを簡単に利用することを
かせている市場ほど、残念なことはないのだが、
「良くて、安い」サービスの提供に努力するほ
可能とします。具体的には、以下の3つの機能を提供します。
IIJグループでは、今後益々需要拡大が期待される情報家電機器に対応したホーム
ネットワーク分野において、利用者がいつでも、どこでも、容易に安心して使える
かないのも確かである。
・ネットワークに繋げるだけで各種機能が自動的に設定されるゼロ・コンフィグ
4,5日、秋雨が続いた後の、秋晴れの空は、澄み切ってすばらしい。早朝の散歩を日課とする
IPv6 Technical Summit 2005
出展のお知らせ
レーション(機器設定)や設定変更を行うことが可能となります。これによって、
「SMF」は、2003年2月にIIJが発表した集中管理型ネットワークマネジメント
・必要なサービスや機能の追加・削除をネットワーク上で可能とするプッシュ型
ようになったこの頃、嫌いではなかった秋雨が、恨めしくなって、その分、晴れた朝は、その
ことだけで、爽やかな気分になる。夏なら、半ズボンにポロシャツ姿でよかったのが、肌に
配信
・通信機器の常時監視・運用を可能とするネットワーク自動監視
(*1)「SMF」の詳細については、http://www.seil.jp/smf/をご参照ください。
(*2)「BB MediaRouter」の詳細については、沖電気のプレスリリースをご参照ください。
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2005/10/z05066.html
(*3) 特許出願中(特願2002-359720)
冷たい風が吹くようになると、服装が気になる。面倒なので、ジーンズにセーターで済まして
しまう。
「これだけ安売りチェーンが一般的になると、高級繊維そのものというか、いい生地が
環境の実現を積極的に推進してまいります。
レーション
今回、沖電気が発表した「BB MediaRouter」(*2)は、家電製品のネットワーク化
によって普及が見込まれるホームネットワークを容易に利用するためのプラット
少なくなってしまう」友人の繊維業者は、そう言う。贅沢という意味では、長い歴史を持つ繊維
の世界が、使い捨てライターや傘のようには、ならないとは思うのだが。
バックボーンを増強
株式会社インターネットイニシアティブ
代表取締役社長
鈴木 幸一
右記の通り、バックボーンを増強いたしました。
※最新のバックボーン情報はhttp://www.iij.ad.jp/network/をご覧ください。
2
1 0月20日
増速
IIJ San Jose
−
IIJ L.A
STM-16
3
CLOSE UP
IIJ-Tech、
「IBPSデータベースセキュリティアセスメントサービス」を開始
IIJ-Techは、2005年10月20日より、データベースの脆弱性を検査するサービス
ジニアによる報告会を実施し、対面方式で検査結果および対策概要に関するコ
「IBPSデータベースセキュリティアセスメントサービス」を開始いたしました。
ンサルティングを行います。
IIJ Internet-LANサービスのご紹介
「IBPSデータベースセキュリティアセスメントサービス」は、情報が蓄積される場
IIJ-Techでは、既に、ネットワークセキュリティを検査するサービス「IBPSセキュ
SEILをつなげて即広域イーサネット!手間いらずで低価格!
所として最も重要、かつ内部外部を問わずに攻撃の危険にさらされるデータベー
リティアセスメントサービス」、Webアプリケーションのセキュリティを検査する
スに対して、セキュリティ専門のエンジニアがノウハウを駆使しデータベースそ
「IBPS Webアプリケーション検査サービス」を提供しております。これらのサー
のものの安全性を検査するコンサルティングサービスです。専門エンジニアが、
ビスと「IBPSデータベースセキュリティアセスメントサービス」を組み合わせて
システムの利用目的、アプリケーションの利用状況やデータベース環境のヒアリ
利用いただくことにより、多層防御構造にあわせたシステムの脆弱性を総合的に
ングを行い、ハンドオペレーションによるセキュリティ検査と、データベースに特
検査することが可能となります。また、現状のセキュリティレベルを明らかにする
(*)
化したセキュリティツール「IPLocks」
を使用した脆弱性評価を組み合わせて実
ことにより、今後のセキュリティ対策の策定にも有効に活用いただけます。
施します。これにより、お客様は、企業内データベースの既知の脆弱性やセキュ
「Internet-LAN サービス」を提供開始
サービス概要
サービスの特長
(*)IPLocksは米国IPLocks社が提供するデータベース・セキュリティ・ソリューションです。
リティ対策の問題点を早期に発見し、情報の漏えい・改ざんなどのリスクを未然
データベースの正常性(データ内容、構造、アクセス権)
とアクセスの正常性を監視し、
IIJでは新サービス「IIJ Internet-LANサービス」を、2005年10月11日より提供開
1.シンプルなイーサネット環境の提供
に防ぐことが可能となります。
データベース・アクセスに関する不審な状況を「検出」
「報告」
「記録」することにより、デー
始しました。
お客様には、センタ機能(Hub)を提供するサービスアダプタSEIL Turboと、拠
タベースの脆弱性を評価します。
点機能(Port)を提供するSEIL Plusの各サービスアダプタが提供されます。
また、検査後に、危険度や対応策をわかりやすく記述した「セキュリティ検査報
「IIJ Internet-LANサービス」は、IIJのインターネットバックボーン上にお客様専
告書」を作成し、ご提供いたします。その報告書をもとに、セキュリティ専門エン
IIJとIIJ-MC、金環日食の高品質ライブ映像をCATV向けに配信
IIJとIIJ-MC
は、デジタルビデオ(DV)信号を圧縮することなくそのままインター
(*1)
・宮崎ケーブルテレビ株式会社(宮崎県宮崎市)など
面 倒 な 設 定 作 業 は 一 切 無し 。こ の サ ービ ス アダ プタを つ なぐ だけ で、
用の仮想的なイーサネット空間を形成することで、全国の複数拠点間において
Ethernet-WAN環境がご利用になれます。
従来の企業内LANと同様のセキュアなプライベートネットワーク環境を提供
2.ブロードバンドアクセス回線の利用
するサービスです。お客様は、アクセス回線にADSLやFTTH回線を利用する
フレッツ・ADSLやBフレッツなどのブロードバンド回線をアクセス回線として
ことで、低価格なブロードバンド・イーサネットWANを容易に構築することが
利用するため、広帯域を低価格で実現できます。
できます。
3.充実のモニタ環境
ネット上で配信することを可能とするDV over IP技術により、高品質ライブ映像
IIJグループでは、DV over IP技術による高品質映像伝送の実験として、2005年7
をCATV向けに配信いたしました。
月にスペースシャトル「ディスカバリー号」からのライブ映像をCATV向けに配信
SEILに実装されたL2TPv3
していますが、今回の配信はそれに続く第2弾として行ったもので、前回に引続
間でのイーサネット接続を実現し、仮想的なレイヤ2ネットワークの構築を可能
らいつでも、各サービスアダプタの状況が確認できます。
にします。これにより、レイヤ2ネットワークのメリットであるIPに依存しない
また、サービスアダプタ異常時に、指定したメールアドレスに、通知メールを
様々なプロトコル(IPX、AppleTalk、SNAなど)の使用や、部門毎のVLAN(*2)の
送信することができます。
設定など、広域イーサネットの特徴をそのままに、フラットで自由度の高い、高
4.迅速な交換体制
セキュアなイーサネットVPN環境を提供いたします。
高い稼働率に評価を頂いているSEIL(サービスアダプタ)ですが、万が一故障
今回配信した映像は、日本時間の2005年10月3日にスペインのマドリッドで観測
された金環日食(*2)のライブ映像です。従来のストリーミング技術と異なり、映像
データを圧縮せずにインターネット上で配信を行うため、劣化のない迫力のある
ライブ映像を提供することが可能となります。ライブ映像は、以下のCATV向け
に配信され、CATV視聴者の方々は通常のCATV番組としてテレビで視聴してい
ただきました。
・旭川ケーブルテレビ株式会社(北海道旭川市)
・射水ケーブルネットワーク株式会社(富山県新湊市)
・エルシーブイ株式会社(長野県諏訪市)
・九州テレ・コミュニケーションズ株式会社(長崎県佐世保市)
き自社開発の計測システムによる受信品質データの計測、評価を行いました。
DV over IP技術は、放送と通信の融合が進む中で注目されている技術ですが、ビ
デオのように連続して送信するこれらの映像配信技術については、従来、品質を
監視する手段が確立されていませんでした。今回の伝送実験では、IIJグループ
の持つ高いネットワーク運用技術をもとにネットワークの状況やアプリケーショ
ンの状態を複合的に計測することで、インターネット上での高品質映像配信のク
オリティを検証し、今後のサービスレベルの向上を目指します。
プロトコルにより、インターネット上の全国各拠点
(*1)Layer 2 Tunneling Protocol version3:インターネットなどの公衆回線網上に仮想的にトン
ネルを生成し、VPNを構築するためのプロトコル。レイヤ2のフレームをIPネットワーク上
でトンネル化することを可能にする。
(*1)IIJ-MCは、2005年10月1日付でIIJと合併いたしました(存続会社:IIJ)。IIJ-MCが手掛け
ていた音声映像配信事業は、引続きIIJにて行います。
ニバース」が主催する中継プロジェクト「LIVE!ECLIPSE2005 Annular」として実施されま
・株式会社長崎ケーブルメディア(長崎県長崎市)
した。詳細については、ライブ! ユニバースのWebサイト
(http://www.live-eclipse.org/)
HeartBeat機能により、IIJサービスオンライン(お客様専用サポートページ)か
の場合、営業時間2時間以内を目標に専用のサービスドライバー(*3)が駆け付け、
サービスアダプタを交換します。
(*3)サービスアダプタを交換設置する宅配ドライバー。
(*2)Virtual LAN:企業内ネットワーク(LAN)において、物理的な接続形態とは独立に、端末の仮
想的なグループを設定すること。
5.シンプル、低価格な料金体系
料金体系は、HubのSEIL TurboとPortのSEIL Plus、そしてご利用アクセス回
(*2)金環日食のネット中継は、天文現象などをネットで中継する非営利団体 「ライブ! ユ
・株式会社シー・ティー・ワイ
(三重県四日市市)
・CTBメディア株式会社(大分県別府市)
画期的な機能でご好評のSMF(SEIL Management System)の新機能、
(*1)
線の種類からなる6通りのメニューと、シンプルにしました。
■ネットワーク構築図
をご覧ください。
本社
(Hub)
■IIJ Internet-LANサービス 利用料金
192.168.0.0
個人向けサービスIIJ4U・IIJmioの迷惑メール対策を強化
IIJは、2005年10月18日より、個人向けサービス「IIJ4U」、
「IIJmio」に、迷惑メー
ら、IIJでは、IIJ4U・IIJmioのブロードバンド接続サービス(*1)において、弊社指定
ルを規制する手法である「Outbound Port 25 Blocking」を導入いたしました。こ
のメールサーバを経由しない主要携帯電話事業者のユーザ宛のメール送信を禁
れにより、日本国内における、主要携帯電話事業者(NTTドコモ・au・ツーカー・
止することで、携帯電話向けの迷惑メールによる被害の防止に努めます。
ボーダフォン)のユーザ宛に送られる、迷惑メールへの規制を開始いたしました。
「Outbound Port 25 Blocking」は、米国のISPを中心に実施されている迷惑メー
Internet-LAN
サービスアダプタ(Hub)
IIJサービスオンライン
P o rt
IIJ SMF
上 記 以 外の回 線
Ty p e D S L
フレッツ・A DSL
Ty p e FA
URL:h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p / m i o 4 u /
ドメインのメールサーバにTCP25番ポートを用いて接続し送信されていることか
TEL:0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 3 3(年中無休9 : 0 0 ∼ 1 9 : 0 0 )
Bフレッツ・B BI Q
コミュファ
上 記 以 外の回 線
¥8 0, 00 0
¥38 , 500
個 別 見 積り
¥4 0, 00 0
¥14 , 000
¥4 0, 00 0
¥26 , 000
個 別 見 積り
ブロードバンド
アクセス回 線
サービスアダプタ
(Port)
拠点
(Port)
拠点
(Port)
拠点
(Port)
お
お問い合わせ先:
IIJインフォメーションセンター
URL:h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p /
TEL:0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 6 6(土日祝日除く9 : 3 0 ∼ 1 7 : 3 0 )
192.168.0.0
4
Ty p e O t h er
¥26 , 500
※対応アクセス回線の詳細はお問い合わせください。
I I J 4 U・I I J m i o お問い合わせ先:
迷惑メールの多くは、プロバイダの送信メールサーバを利用せず、直接、宛先の
コミュファ
月額 費 用
※アクセス回線料金は含まれておりません。
(*1)IPアドレスを固定的に割り当てるサービスをご利用の場合は、規制の対象となりません。
IIJサポートセンター
Bフレッツ・B BI Q
初期費用
¥8 0, 00 0
※お客様センターとなるHubと、拠点となるPortをアクセス回線種別によって契約いただきます。
ている『送信ドメイン認証』のIIJサービスへの導入も予定しています。
るSMTPが使用するポート)
を利用してインターネットに電子メールを送信する通
信を、遮断する方法です。
フレッツ・A DSL
Ty p e O t h er
IIJでは、さらに今後の展開として、迷惑メール対策に有用な技術として注目され
ル対策の一つで、ISPが提供する送信用メールサーバを経由せずに、ユーザが直
接TCP25番ポート
(インターネットで電子メールを送信するためのプロトコルであ
対 応アクセス回 線
Ty p e D S L
Ty p e FA
H ub
MAIL
MAIL
品目
192.168.0.0
192.168.0.0
E - m a i l:i n f o @ i i j . a d . j p
5
店舗のローコストオペレーションの基盤を担う
容易な運用と高信頼性の冗長化インターネットVPN
ユーザ導入事例
株式会社スリーエフ
株式会社スリーエフ
株式会社スリーエフ
情報システム室 q’sシステム室長 情報システム室 q’sシステム室
井浦 政信 氏
尾高 敏之 氏
神奈川を中心に東京、埼玉、千葉でコンビニエンスチェーンを展開する株式会社スリーエフでは、コンビニエンス
ストアの利便性とスーパーマーケットの豊富な品揃えを併せ持つ新業態の「q’s mart( キュウズマート)」を今春から
本格的にスタート。その店舗ネットワークの基盤となるのがマルチキャリアによる冗長化インターネットVPNである。
主回線にIIJのSMF(SEIL Management Framework)インターネットVPN、副回線にNTTコミュニケーションズの
Group-VPNを用いて広帯域かつ高信頼性のネットワーク基盤を構築。鮮度の高いタイムリーなデータ通信を可能に
している。
えば、q’s martの店舗に無線LAN端末などを
冗長化でネットワークの信頼性を
高め、運用・保守コストを削減
株式会社スリーエフ
設置することで、スーパーバイザーがモバイ
ル端末で店舗から本部にアクセスできるよう
にすることも可能だ。
豊富な品揃えと新鮮な食材を
シンプル価格で提供する
「q’s mart」
井浦氏は実験店のオープン時からネットワー
トでマルチキャリアの冗長化ネットワークを
SMFインターネットVPNを主回線とする冗長
また、Webカメラを用いて商品陳列棚の定
ク・システムの開発・構築に携わり、POSシ
実現する。
化店舗ネットワークが稼動してから約4カ月が
点観測も考えられるという。一定の時間ごと
ステムや店舗ネットワークの検討を重ねてき
「冗長構成による信頼性の確保に加え、SMF
過ぎた。その導入効果について井浦氏は「従
に売り場の画像を送信することにより、
「店
た。
「IIJのWebサイトで多店舗向けブロード
は運用のしやすさが魅力的でした。サービス
来のコンビニの店舗ネットワークに比べ、全
舗スタッフがいなくても売り場の状況を把握
バンドWANソリューションを知り、興味を持
アダプタ
(IIJ開発のルーター「SEIL」)の設定
体的なシステムコストが1/3程度に収まってお
でき、省力化が可能になります。店舗の業務
コンビニエンスストア業界の競争が激化する
ちました。しかし、サイトで紹介されていた構
は、Webベースの管理インタフェースで本部
り、コスト効率の高いシステムになっている
効率化に、今あるネットワークをいかに有効
中、スリーエフでは「個店競争力の向上」と
成例は冗長化されておらず、私たちの要件を
から集中管理でき、SEILを店舗に設置すれ
と思います」と述べる。
「例えば、回線が1本
に活用するかがポイントです」
(井浦氏)。
本社
神奈川県横浜市中区日本大通17
「チェーン規模の拡大」を目指し、ファースト
満たすことができるのか、IIJの担当者に直接
ば自動的に設定できますから」と、q’sシステ
であれば、
より厳密な監視が要求されますが、
スリーエフでは、今期中に約20店舗の直営
設立
1981年
フード(手を加えずに食べられる食品)の強
話を聞くことにしたのです」
(井浦氏)
と振り
ム室の尾高敏之氏は述べる。
二重化されていることで監視にかかる運用コ
q’s martをオープンし、来期以降も、店舗展
資本金
13億9,615万円
化とフレッシュデイリー(生鮮食品や日配品)
返る。
通常、店舗にPOSシステムを設置する事業
ストも下がっています」と尾高氏は話す。
開を拡大していく計画だ。
「急速な店舗の拡
従業員数 446名
者がSEILの設置も行っているが、
「ネットワー
現在、店舗ネットワークはPOSシステム、ス
大に対応できることもSMFを選んだ理由の
総店舗数 630店(2005年5月31日現在)
クに精通しているわけではありません。手間
トアコントローラのほか、店舗のBGM配信に
ひとつです。センター設備の拡張を含め、IIJ
のかからない運用方法としてSMFは有効で
活用。店舗と運用センター間で売上データ
のサポートに期待しています」
(井浦氏)。
す」
(井浦氏)
と評価する。
などをリアルタイムにやり取りしている。今
コンビエンスストアの便利さとスーパーマー
後、q’s martのフランチャイズチェーン展開
ケットの豊富な品揃えを「二重に」併せ持つ
マットによるコンビニエンスストアの展
の強化を推進している。
フレッシュデイリー強化を具現化するのが新
業態の「q’s mart」である。2003年から生
SMFインターネットVPNを主回線に
マルチキャリア冗長化ネットを構築
鮮・日配品の品揃えを充実させた店舗を実験
その要件とは、通信回線はもちろん、通信
のさまざまな検証を経て、今春から本格展開
キャリアも冗長化し、信頼性と費用対効果
システム室では冗長化ネットワークとは別に、
に合わせ、スーパーバイザーの店舗指導に
q’s martの拡大を、IIJの冗長化ネットワーク
開から、q’s martのようなマルチフォー
を開始。2005年7月末現在、神奈川、東京に
の高いネットワークを構築するというもの。
もうひとつ要件をIIJに提示している。店舗内
店舗ネットワークを活用する構想もある。例
が支えている。
マット戦略を推進し、多様な消費者の
「万一、回線や機器の障害で商品の受発注が
ニーズに応えている。
LANのネットワークアドレスをすべて共通に
な食材をシンプルプライスで提供する“新
停止するような事態になれば、店舗は仕事に
するというものだ。
「万一、POSシステムやス
鮮・便利なコンビニエンス・マーケット”とし
なりません。店舗業務の信頼性を確保する
トアコントローラが故障した際にも、すべて
て、従来のコンビニエンスストアの顧客層と
ためにネットワークの冗長化は必須の要件
共通のネットワークアドレスであれば機器を
は異なる主婦層や中高年層などからの高い
だったのです」と井浦氏は強調する。
取り替えるだけで済み、アドレスの再設定が
支持を集めている。
複数の通信事業者のネットワークサービスを
不要になるなど運用を省力化できます」と井
「q’s martの店舗運営はローコストオペレー
検討し、IIJの提案を採用した。提案内容は、
浦氏はその狙いを説明する。
ションを基本としています。従来のコンビニ
主回線にIIJのSMFインターネットVPN、副回
IIJでは、店舗内LAN共通のネットワークア
に比べ、少ない人員で効率的に仕事を行っ
線にNTTコミュニケーションズのGroup-VPN
ド レスを SEILの SNAT( Static Network
ています。ネットワークも同様で、高い効率
を利用するというもの。SMFインターネット
Address Translation)機能によってVPN用
性と信頼性が不可欠です」
と話すのは、スリー
VPNのアクセス回線にBフレッツ、Group-
ネットワークアドレスに変換し、VPN機能と
エフの情報システム室・q’sシステム室長の
VPNのアクセス回線にアッカ・ネットワーク
併用させることで、この要件を解決している。
井浦政信氏だ。
スのADSL回線を用いることにより、低コス
■スリーエフq’s mart(キュウズマート)のネットワーク構成概要
http://www.three-f.co.jp/
スリーエフ センター
SEIL Turbo
SMF サービス アダプタ
( SEIL/Plus )
情報系システム
SEIL レンタル
POSシステム
VRRP
SMF 監視/管理プロトコル
稼働系
待機系
VPNトンネル
インターネット
Bフレッツ100M
ADSL12M
NTT
フレッツ
ACCA
BB
SMF 管理設定情報
Bフレッツ
ACCA
BB
Group-VPN
NTT
フレッツ
NTT
フレッツ
お問い合わせ先 :
NTTコミュニケーションズ
IIJ バックボーン
BGM配信システム
Bフレッツ
ACCA
BB
ADSL
ADSL Bフレッツ
VRRP
VRRP
VRRP
L2SW
L2SW
L2SW
POSシステム
株式会社インターネットイニシアティブ
URL:http://www.iij.ad.jp/solution/
TEL:03-5205-4466
E-mail:info@iij.ad.jp
ADSL
店舗
6
限 定した 出 店 を 進 め、単 一 のフォー
的にオープンし、プライス設定や品揃えなど
8店舗を展開しており、豊富な品揃えと新鮮
「手間のかからない運用」
を実現するため、q’
s
東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県に
店舗
POSシステム
店舗
POSシステム
7
m
a
sp
からメールを守れ(管理者編)
第5回 :送信ドメイン認証技術(SPF/Sender ID)
管理者編第3回で、導入すべきspam対策技術の一
RR(Resource Record)
を定義し、そこに送信元の
Experimental(実験的)RFC として承認された。今
all
常に適 合
"v=spf1"
メイン名が適切に記述されていれば認証可能だが、
つとしてドメイン認証をあげた。時々誤解されるこ
IPアドレス情報を格納する。IPアドレスの定義は、
後はどちらの規格の利用が多く用いられるようにな
include
" : " に続くドメインに対してS P Fチェックを実 施
"spf2.0/{scope}"
そういった実装を標準で行なっているところはそれ
とがあるが、ドメイン認証はメールの送信元がどこ
ネットワークアドレスとそのマスク値、あるいはホスト
るのか、しばらく様子をみるといった状況が続くと
a
思われる。
mx
MX R Rで指 定されたアドレス
"v=spf1"と記述された場合、以後の処理はSPF
ptr
接続IPアドレスの逆引きしたドメイン名と一致するか
Classicと同じ扱いとなる。
であるかを認証するための技術で、ドメイン認証技
名(FQDN)
で指定される。
術を導入すればただちにspamがなくなるわけでは
ない。送信元情報を詐称できなくすることにより、
somedomain.de. IN RMX ipv4:10.0.0.0/8
rmxtest.de.
IN RMX host:relay.anyprovider.com
SPF Classic
送信元ドメインによる振り分けが可能となったり、
ほど多くないだろう。そもそもメールヘッダに順番
" : " に続くドメイン名のI Pアドレス
ip4, ip6
" : " に続くI Pアドレス
exists
" : " に続くドメイン名が存 在するか
はあるのか、という疑問もない訳ではない。
"spf2.0"に続く{scope}部分には、送信ドメイン名を
しかしながらSPF/Sender IDは、メール発信側に
どこから 取 得 するかを 判 断 する 情 報 が 含 まれ 、
とってみればDNSにSPFレコードを記述するだけで
送るべきエラーメールの送り先は正しいかなど、認
送信元のドメイン名は配送上の情報であるエンベ
送信元のドメイン名は、エンベロープFrom(SMTP
上記IPアドレスにはネットワークアドレスの場合も
"mfrom"の場合はSPF Classic同様エンベロープ
対応できる、という手軽さは大きい。
証(Authentication)後に承認(Authorization)処
ロープ Fromを用いる。
MAILコマンド)のドメイン名を用いる。また、通常
ある。"a" および "mx" でドメイン名が省略された
Fromから取得する。{scope}"pra"の場合、メール本
これら IPベースの認証結果と、ほかの迷惑メール
ドメイン名を指定するHELO/EHLOコマンドの識別
場合は、自身のドメイン名となる。受信側による認
文のヘッダ部分から送信ドメイン名(PRA)を取得
対策技術を併用することによって、より精度の高い
ン認証技術の導入は、spam対策の第一歩ととらえ
DMPも送信ドメインのDNSに送信元IPアドレス情
子も送信ドメイン名として並行して調べることを推
証処理は、記述されたSPFレコードの先頭から順番
する。
対策ができるのではないかと考えている。また、近
るべきである。
報を格納するが、格納先は送信ドメインそのもので
奨している。送信側が表明する送信ホスト情報は
に調べることにより行なわれる。
以下に SPF レコードの例を示す。
年多い宛先不明に対するエラーメールの誤送信を
はなく、"_smtp-clinet" サブドメイン以下にアドレス
SPF レコードと呼ばれ、送信ドメインのDNSに対し
"all" が記述されている場合、必ずそこに適合するた
理があって初めてspam対策となる。送信ドメイ
防ぐためにも有効だろうと考えている。
spf2.0/mfrom,pra +mx +ip4:192.168.0.100 -all
今回は、
送信ドメイン認証技術の有力な一つである、
タイプ ("in-addr" や "ip6") とネットワークアドレス
てSPF RRもしくはTXT RRにテキスト文字列として
め、通常は "それ以外"の意味でSPFレコードの最
「SPF(Sender Policy Framework)
」と
「Sender ID」
を用いたドメイン名を利用する。すべてのDNSシ
記述する。以下に例を示す。
後に記述する。"それ以外" からはメールが発信され
上記の場合、エンベロープFromとPRAの両方のド
の歴史をまとめる。また、今すぐにでも導入できる
ステムが利用可能なようTXT RRを利用し、その
ない、の意味を込めて "-all" と記述するのが一般的
メイン名を利用する。そのドメインに対して、MXレ
送信側の宣言について説明する。今回は、受信側
IPアドレスからメールが送信されるのかどうかを
である。
コードのIPアドレスと、"192.168.0.100" というIPア
受信側でドメイン認証技術を導入するためには、新
の認証処理については触れない。
表明する。
メールを送信しないドメイン名については、悪用さ
ドレスからの接続であれば、Sender IDの認証結果
たに機能を追加する必要があり、その動機付けとし
れることを防ぐために、むしろ積極的に以下のよう
は "Pass"となる。それ以外は"-all" に適合するため、
て導入効果が求められる局面は多いだろう。
なSPFレコードを記述したほうが良いだろう。
"Fail" である。
受信側で効果が得られるためには、大部分のメー
example.jp
DNS
送信サーバ=192.0.2.1
MUA
MSA
192.0.2.1
_smtp-client.example.com.
TXT "dmp="
*._smtp-client.example.com.
TXT "dmp=deny"
TXT "dmp=allow"
MTA
MTA
From:alice@
example.jp
図 Sender ID
TXT "v=spf1 +mx a:colo.example.com/28 -all"
smtp-out.example.com.
1.2.0.192.in-addr._smtp-client.example.com.
送信サーバの
問い合わせ
example.com.
TXT "v=spf1 a -all"
S P Fレコード の 形 式 は 、最 初 の バ ージョン 情 報
("v=spf1" 固定)に続いて、送信ホストの情報を順
nomail.example.com
次記述していく。ホスト情報には、限定子
(qualifier)
と機構(mechanism)からなるホスト情報を示した
認証結果に使われる限定子の種類とその概要を以
HELO/EHLOで指定するドメイン名を利用する。
コマンドか、修飾子(modifier)のいずれかで指定さ
下に示す。
れる。受け取り側は、これらDNS上の情報から接続
上記以外にも、認証処理の結果としては、"None"
SPFはRMXの柔軟IPアドレス範囲の指定方法や、
してきたIPアドレスと比較を行ない、認証結果を計
DMPのTXT RRを使う部分や特定のサブドメインに
算する。上記の例では、"+" や "-" が限定子で、"mx"
" -"
Fa i l ( 失 敗 )
情報を格納する方式(当初は "_spf" サブドメインを
や "a:colo.example.com/28","all", "a" が機構に相当
" ~"
利用していた)などを参考にしたと思われる。
する。限定子が省略された場合("a" や "a:colo..."
S o f t Fa i(
l F ai lとN eu tr a lの中 間の意 味で、
認 証には適 合したとは言えない)
SPFの歴史
の場合)は "+" があるものとして取り扱われる。
"+"
"?"
ル発信側のドメインがSPFレコードを正しく設定し
TXT "v=spf1 -all"
送 信 元 のドメイン 名 は 、エン ベ ロ ープ F r o m か
P a s s( 適 合 )
N e u t ra l
( 不 完 全 状 態、結 果としてはN on eと扱う)
SPFの当初の名前は「Sender Permitted From」で
PRA(Purpoted Responsible Address)は、メー
ていることが何より必要となる。
ルヘッダから以下の優先順位で選択される。
そのためには、まず自分が管理しているドメインに
対してSPF レコードを記述してみる、ということが
1. "Resent-Sender:"
大事であろう。
2. "Resent-From:"
送信ドメイン認証技術を推進する立場としても、強
3. "Sender:"
くお願いしたい。
4. "From:"
◎参考文献
いずれもヘッダフィールド本体が空でないことが条
件となる。
送信ドメイン認証技術は、spam 問題の急激な広が
あったが、2003年 2月のInternet Draft作成時には
送信側のIPアドレスは、いずれかの機構に適合す
(SPFレコードが宣言されていない), "TempError"
りにより LMAP(Lightweight Mail Authentication
「Sender Policy Framework」と略称をそのまま維持
るようになっており、適合した機構の限定子の値が、
( 認 証 処 理 中 に 一 時 的 な 不 具 合 が あった 場
おわりに
(1)Danisch, H.: "The RMX DNS RR Type for light weight
sender authentication"
(2)Fecyk, G.: "Designated Mailers Protocol"
(3)Wong, M. and Schlitt, W.: "Sender Policy Framework:
Authorizing Use of Domains in E-Mail"
SPF/Sender IDの短所と長所
(4)Lyon, J. and Wong, M.: "Sender ID: Authenticating E-
Protocol)として IRTF の ASRG( Anti-Spam
する形で改称された。2004年 5月にMicrosoft 社の
認証結果となる。上記の例では、送信ドメイン名が
合),"PermError"(SPFレコード中にエラーがある
Research Group)などを中心としていくつか規格が
「Caller ID for E-mail」と統合することが合意され、
example.comだった場合、
その送信元IPアドレスが、
場合など)が存在する。認証結果に基づいてメール
IPベースの送信ドメイン認証技術は、送信元のホス
検討、提出されてきた。いずれもDNSを利用して、
6月には最初のInternet Draftが出された。そののち
example.com のMX RRのホストのIPアドレスの場
の受信側は、後の処理を自身の判断で行う。
ト情報 (IPアドレス)を利用して、それが正しい送
ドメインのポリシーを宣言し、受信側がそれを参照
Sender IDと名称を改め、IETFのMARID(MTA
合、およびcolo.example.comのIPアドレスが属す
することにより、指定されたドメインの利用が妥当
AuthorizationRecords in DNS)ワーキンググルー
るネットワークアドレスに属している場合、認証結
かどうかを判断する。SPFは、これらLMAPファミ
プ内で検討が進められてきたが、規格に Microsoft
果が "+" で、それ以外は "-" となる。
リ の うち 、RMX ( Reverse MX)お よ び DMP
社の知的所有権が含まれていることから反発を招
(Designated Mailers Protocol)などの機能を取り
き、MARIDは 2004年 9月に解散した。
込む形でMeng Wong氏によって開発された。
RMXは送信ドメインのDNS上にRMXという新たな
8
Mail"
り元であるかを判断する。そのため、送信先が異
Sender ID
(5)Lyon, J.: "Purported Responsible Address in E-Mail
Messages"
(6)Resnick, P.: "Internet Message Format", RFC2822
なるような状況、例えばメールの自動転送設定をし
ている場合などはSPFでは正しく認証されない。
櫻庭 秀次(さくらば しゅうじ)
Sender ID はSPF Classicとほとんど同じであるた
SPFのマクロ機能などをうまく活用すれば、回避で
株式会社インターネットイニシアティブ
以下に指定可能な主な機構(mechanism)について
め、ここでは違う部分についてのみ説明する。
きるような場面もいくつかあるが、記述はそれほど
技術本部 技術開発部 主任
説明する。
SPFと同様 DNS上にテキスト文字列で記述する
簡単ではない。
そののちSPFはもとの仕様をSPF(Classicまたは
が、最初のバージョン情報が異なり、Sender IDで
version 1)として再提出し、Sender IDとともに
は以下のいずれかとなる。
◎所出 :RBB TODAY(http://www.rbbtoday.com/)
Sender IDのPRAを使う場合、ヘッダに転送元のド
2005年11月
※メールアドレスおよび電話番号には架空のものがあります。
9
IIJネットワークソリューション・セミナー
開催のご案内
Email Security Conference 2005
出展のお知らせ
この度IIJグループでは、昨今注目される "検疫ネットワーク" を実
IIJではこの度、Email運用におけるセキュリティ対策に特化した専
IIJではこの度、
「I P v 6 T e c h n i c a l S u m m i t 2 0 0 5 」に協賛し、
IIJの取次ぎサービスからNTTの「フレッツ・ADSL」を新規で申
現する「IIJ検疫ネットワークソリューション」と、仮想的なレイヤ2
門イベントである「Email Security Conference 2005」に協賛し、
講演/出展をいたしますことをお知らせします。
し込むと、もれなくギフトカード2,000円をプレゼントするキャン
ネットワークの構築を可能とする広域イーサネットサービス「IIJ
講演を行ないますので、お知らせします。
Internet-LANサービス」の提供を開始いたしました。
IPv6 Technical Summit 2005
出展のお知らせ
ペーンを実施しております。フレッツ・ADSLのご利用を検討さ
高機能ルータ「IIJ SEIL(ザイル)」シリーズを展示いたしますので、
検疫ネットワークの概要をご説明するとともに、弊社の新しいソ
講演の他に会場にて「IIJ迷惑メール対策ソリューション」の展示も
リューションをご紹介するため、
「検疫ネットワークとブロードバン
行ないます。ぜひ、IIJのブースにお立ち寄りください。
■キャンペーン概要
■キャンペーン特典
■開催概要
日時
します。
会場
専用ページからフレッツ・ADSL回線に申し込みいただき、回線開通された
■開催概要
2 0 0 5 年 1 2月1 5日( 木 )
・1 6日( 金 ) 1 0 : 0 0∼1 7 : 1 5
日時
ご多忙の折とは存じますが、皆さまのご参加を心よりお待ち申し
TEPI A( 青 山 )
東 京 都 港 区 北 青 山 2 丁目8 番 4 4 号 〒1 0 7 -0 0 6 1
参加費用
テーマ
検 疫ネットワークとブロードバンド・イーサネットW ANで実 現する
セキュアな企 業ネットワーク
日時
2005年11月29日(火)1 4 : 0 0∼1 7 : 0 0( 受 付 開 始 1 3 : 3 0 )
会場
I I Jグループ本社( 神 保 町 三 井ビルディング)1 7 F 大 会 議 室
参加費
無 料( 完 全 予 約 制 )
定員
50名
締切
11月1 8日(金)
お申し込み
h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p / s e m i n a r / からお申込みください。
※タイプ変更のお申し込みも承ります。ただし、ギフトカードプレゼントの対象に
19 :0 0 - 2 1: 00
主催
IP v 6 Te c hn i c al S u mmi t 200 5 実 行 委員会
(インターネット協 会 I P v 6ディプロイメント委員会の下 部 組 織 )
講 演日時
2 0 0 5 年 1 2月1 6日(金 ) 1 5 : 0 5∼1 6 : 0 5
タイトル
迷 惑メール対 策ソリューション事 例と
その構 築でわかった企 業における対 策のあり方
講演者
株 式 会 社インターネットイニシアティブ
ソリューション本 部 ソリューション技 術 部 主 任
久保田 範夫
■プログラム
※NTTへ直接「フレッツ・ADSL」を申し込んだ場合は特典の対象になりません。
N i ght Se s s i o n
( J P N I C 主 催、In t e r n e t W e e k 2 0 0 5の一 環として開 催 )
■IIJ講演概要
概要
Te ch n i ca l S umm i t 9: 45 - 18 :4 0
パシフィコ横 浜 会 議センター 5 階 小ホール
1日券 事 前 登 録 2 5 , 0 0 0 円 当日登 録 3 5 , 0 0 0 円
2日間 券 事 前 登 録 3 5 , 0 0 0 円 当日登 録 5 0 , 0 0 0 円
■セミナー開 催 概 要
会場
方に、もれなくVISAギフトカード2,000円をプレゼントいたします。
200 5 年1 2月7日(水 )
財団法人機械産業記念事業財団
上げております。
れているお客様は、是非「取次ぎサービス」をご活用ください。
ぜひ、IIJのブースにお立ち寄りください。
ド・イーサネットWANで実現するセキュアな企業ネットワーク」
をテーマに「IIJネットワークソリューション・セミナー」を開催いた
フレッツ・ADSL取次ぎサービス
2000円プレゼントキャンペーン実施中
送信ドメイン認証、スパムフィルタの導入から、
メール監査やアーカイブ、
メール流 量コントロールなど、企 業の様々なメール運 用の要 望に応じて
利 用いただけるI I Jの迷 惑メール対 策ソリューションを、事 例を交えなが
らご紹 介します。数々の 事 例 構 築 経 験から把 握した、企 業 の 迷 惑メー
ルへの対 応や対 策の考え方を説 明します。
参加費用
Te ch n i ca l S umm i t ( N i g ht S es si o n 参 加 含む)
事前 1 2 ,0 00円 当日 1 5 ,0 00円
■特典提供条件
1. 弊社の取次ぎサービスで、フレッツ・ADSL回線に申し込みいただくこと
2. フレッツ・ADSL回線の開通に合わせ、IIJのフレッツ・ADSL対応サービ
スに申し込むこと
3. 所定の申し込みを経て、フレッツ・ADSL回線を開通すること
■IIJのフレッツ・ADSL対応サービス
■IIJ講演概要
日時
はなりませんのでご了承ください。
2 005 年 12月7日(水 ) 1 0: 30- 1 1: 00
- IIJ4Uフレッツ・ADSL接続オプション
- IIJ4UフレッツIP電話オプション
タイトル
【基調講演2】
インターネットへの挑 戦 - 新たなる壁を越えて -
- IIJmio DSL/SFサービス
- IIJmio DSL/DFサービス
講演者
株 式 会 社インターネットイニシアティブ
副社長
浅羽 登志也
- IIJmio IP電話/Fサービス
■キャンペーンの詳細は
概要
イノベーションは従 来 の 常 識を壊すときに起こる。インターネットは
http://www.iij4u.or.jp/campaign/flets_adsl2000/
電 話 中 心だった通 信の常 識を壊し、さまざまな壁を乗り越えることに
14: 15
14: 30
14: 50
「I I Jネットワークソリューションについて」
株式会社インターネットイニシアティブ
ソリューション本 部 ソリューション技 術 部 南 郷 市 兵
2 0 0 5 年 1 2月1 5日(木 ) 1 5 : 0 5∼1 6 : 0 5
タイトル
J E A G における送 信ドメイン認 証 技 術への取り組み( 仮 題 )
ネットは、他 者が 作った壁ではなく、自らが 作り上げた常 識に縛られ
講演者
株 式 会 社インターネットイニシアティブ
技術本部 技術開発部 主任
櫻庭 秀次
ようとしている。本 講 演では、インターネットの 常 識を壊す必 要 性を
「I I Jが提 供する検 疫ネットワークソリューションの概 要」
株式会社インターネットイニシアティブ
ソリューション本 部 ソリューション技 術 部 田 中 啓 之
「ソリトンシステムズによる製 品のご紹 介」
株式会社ソリトンシステムズ 法 人 営 業 本 部
製 品マーケティング担 当 部 長 代 理 黒 澤 典 治
「I I J検疫ネットワークソリューション タイプAのご紹 介」
株式会社インターネットイニシアティブ
ソリューション本 部 ソリューション技 術 部 田 中 啓 之
講 演日時
2 0 0 5 年 1 2月1 6日(金 ) 1 6 : 1 5∼1 7 : 1 5
タイトル
U n i t e w e s t a n d - I SP 間 連 携の実 際 -
講演者
株 式 会 社インターネットイニシアティブ
技 術 本 部プロダクト推 進 部 プロダクトマネージャ
近藤 学
より発 展し、イノベーションを起こしてきた 。しかし現 在 のインター
SLA遅延時間*の実績
示し、今 後のインターネット技 術 開 発の方 向 性について議 論する。
遅延時間の統計(2005年1月∼2005年10月)
SLA Latency Value
35ms
詳細
IPv6 Technical Summit2005 実行委員会事務局
URL: http://www.jp.ipv6forum.com/ja/
Mean Value
14: 00
講 演日時
25ms
20ms
15ms
15: 20
保証値(30ms)
30ms
13.91ms 12.42ms 12.64ms 13.69ms 13.34ms 12.05ms 12.23ms 12.00ms 11.10ms 11.44ms
B reak
10ms
15: 40
「I I J検疫ネットワークソリューション タイプBのご紹 介」
株式会社ネットケア
企画開発部長 鎌田 博貴
2005/01 2005/02 2005/03 2005/04 2005/05 2005/06 2005/07 2005/08 2005/09 2005/10
詳細・お申し込み
Email Security Conference登録事務局
16: 20
16: 50
「I I J I nt ernet -LA Nサービスのご紹 介」
株式会社インターネットイニシアティブ
S E I L事業 部 事 業 推 進 課 風 間 優 子
Q&A
※ 講 演 内 容、講 師は変 更になる場 合がございます。予めご了 承ください。
*IIJ国内バックボーン全体の平均往復遅延時間
●お詫び:
URL: http://www.medialive.jp/esc/
遅延時間の計測におきまして、特定の一部区間(全69区間中3区間:2005年3月現
E-mail: esc05info@medialive.jp
在)が計測対象から外れていたことが判明しました。対象区間及び期間は以下の
TEL: 03-3541-8897
通りとなります。
1. 東京NOC-有明NOC(2004年6月より、2005年2月実績は 0.52ms)
2. 有明NOC-大阪第一データセンター
(2000年10月より、2005年2月実績は11.72ms)
3.大阪NOC-大阪第一データセンター(2000年10月より、2005年2月実績は 0.43ms)
なお2005年2月分より、計測対象に上記区間も含めた数値となっております。
IIJ広報部内セミナー事務局
URL: http://www.iij.ad.jp/seminar/
TEL:03-5259-6310
E-mail:seminar0511@iij.ad.jp
10
SLAの詳細は
URL:http://www.iij.ad.jp/SLA/
11
IIJ バ ッ ク ボ ー ン マ ッ プ ( 2 0 0 5 年 1 0 月 現 在 )
JAPAN
埼玉
第1DC
仙台
第1DC
JPNAP
西東京
21Gbps
東京
柏
第1DC
千葉
東京
第2DC
ASIA
札幌
第1DC
東京
A-Bone
有明
China
11Gbps
dix-ie
横浜
第2DC
浜松
富山
横浜
第1DC
名古屋
第1DC
金沢
U.S.A.
New York
(NYIIX)
PAIX
1Gbps
京都
大阪
第1DC
京都
第1DC
東京
大阪
IIJ
New York
IIJ
Palo Alto
JPNAP
大阪
MAE-WEST
ATM
10Gbps
有明
IIJ
San Jose
神戸
1Gbps
Equinix GigE
Exchange
福岡
第1DC
1Gbps
沖縄
岡山
1Gbps
大阪
IIJ
Ashburn
IIJ L.A.
1Gbps
広島
福岡
1Gbps
Equinix GigE
Exchange
MAE-EAST
ATM
LA IIX
STM-1 : 150Mbps
STM-4 : 600Mbps
STM-16 : 2.4Gbps
STM-64 : 9.6Gbps
vol. 73 NOVEMBER/DECEMBER 2005
発行 株式会社インタ−ネットイニシアティブ
広報部
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◎最新のバックボーン情報は、http://www.iij.ad.jp/network/をご覧ください。
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本 社 東京都千代田区神田神保町 1-105 神保町三井ビルディング 〒 101-0051
T E L : 0 3 -5 2 0 5 -4 4 6 6
関 西 支 社 大阪府大阪市中央区北浜 4-7-28 住友ビルディング第 2 号館 5F 〒 541-0041
T E L : 0 6 -4 7 0 7 -5 4 0 0
名 古 屋 支 社 愛知県名古屋市中村区名駅南 1-24-30 名古屋三井ビルディング本館 3F 〒 450-0003
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札 幌 支 店 北海道札幌市中央区北三条西 3-1-25 北三条ビルディング 7F 〒 060-0003
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東 北 支 店 宮城県仙台市青葉区花京院 1-1-20 花京院スクエアビル 15F 〒 980-0013
T E L : 0 2 2 -2 1 6 -5 6 5 0
北 陸 支 店 富山県富山市牛島新町 5-5 タワー 111 10F 〒 930-0856
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中 四 国 支 店 広島県広島市南区稲荷町 2-16 広島稲荷町第一生命ビル 11F 〒 732-0827
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*この冊子の内容はサービス形態・価格など予告なしに変更することがあります。
(2005 年 11 月作成)
*表示価格には、消費税は含まれておりません。
* IIJ、IIJ4U、IIJ-MC、IIJ-Tech、SEIL は株式会社インタ−ネットイニシアティブの登録商標または商標です。
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