News Release 平成28年4月26日各位代表取締役社長森澤紳勝（コード番号：6788 東証第一部）お問い合せ先執行役員経営企画部長田原周夫（TEL：06-6456-4633）中国における病院運営事業への参入に関するお知らせこの度、弊社グループでは、中華人民共和国における慢性期疾患治療病院運営事業に参画する事を決定いたしましたので、お知らせ致します。記１．事業進出、関連会社設立の背景及び事業概要中国における慢性期疾患は、特に糖尿病においては既に1.4億人以上、予備群を含めると 2.4億人以上と言われており、今後ますます増加する傾向にあります。また人工透析患者も糖尿病患者の増加等を背景に急増しておりますが、その治療につきましては、現時点では病院施設不足等、十分に環境が整っていない状況です。今後、中国政府の方針を背景に、民間病院の設立増加が見込まれており、欧米・台湾等を中心に外資系企業の参入も活発になると予想されております。また、中国におけるヘルスケア市場は、2020年には130兆円へと大きく拡大する見込みです。一方、日本の糖尿病治療及び人工透析技術は、世界最高レベルの治療成績を達成しており、中国においても、日本式医療への関心は非常に高く、日本式医療サービス展開は、事業として非常に大きな成長を見込めるだけでなく、当社グループで取り組んでいる、家庭用整水器事業の中国での飛躍的拡大、電解水透析事業展開へも大きな波及効果を期待できるものです。さらに、本事業は、医療を通じた日中関係の深化にも貢献できる、社会的意義の高い事業であると考え、日本トリムグループとして、本事業への参入を決定いたしました。日本式医療サービスの提供に関しては、糖尿病治療については、日本式糖尿病診療サービスの中国展開に精通した医療関係者チーム、透析治療につきましては、中山昌明先生（福島県立医科大学腎臓・高血圧内科教授）、また、患者のＱＯＬ向上を目的に睡眠障害の専門家である成井浩司先生（虎の門病院睡眠呼吸器科部長）等の各専門医が担います。更に「日本の医療の国際展開」を目的に設立された、一般社団法人Medical Excellence JAPAN（MEJ）の支援を受けて、医療関係者派遣、現地医療スタッフの指導・教育を実施致します。また、事業運営、附帯サービス等につきましては、大手商社やヘルスケア関連企業等の協力も得ながら推進致しております。この中国における日本式医療サービス展開につきましては、日本政府が目指す「医療の国際展開」の方針に合致するものとして、内閣官房健康・医療戦略室の支援を得ております。今後は、まず北京市に本年末頃を目途にフラッグシップ病院を開設する計画です。（2017年初旬開業予定）。これは、北京市海淀区が保有する物件（総床面積約14,000㎡）を賃借し設立するものです。そして、5～7年以内に中国国内で10病院、売上高で約500億円規模に事業拡大していくことを目指します。以上の事業及びアジアでの関連事業展開を目的に、香港に特別目的会社「 Han Kun International Holdings Limited（漢琨國際控股有限公司）」を設立、第1回目の出資を完了しております。今後、日中の投資家のコンソーシアムによる、シリーズ2、シリーズ3の増資により当初投資規模総額は約16億円となる見込みです。来年頭の事業開始へ向け準備を進めて参ります。この事業展開は、日本トリムグループの将来の目標である、連結売上高1,000億円達成に向けての大きな布石になるものと考えております。また、さらなる飛躍に向け、中国のみならず、その他のアジア各国へのグローバル展開も視野に取り組んでまいります。当事業に関連する事項及び当事業による当社グループ業績への影響につきまして、今後、開示すべき事項が判明した場合には、速やかに公表いたします。２．合弁会社の概要（１）商号：漢琨國際控股有限公司（Han Kun International Holdings Limited）（２）本社所在地：香港（３）設立年月日： 2015年12月17日（４）事業内容：日本式医療の中国、アジア展開及びそれに関連する事業（５）資本金： 300万USドル内、株式会社トリムメディカルホールディングス 120万USドル（40％）（2016年4月26日時点）（６）決算期 : 12月本件に関するお問い合わせ先日本トリム経営企画部 TEL：06-6456-4633 以上