地域共同テクノセンター報

Collaboration Research Center of Technology
REPORTS
地域共同テクノセンター報
2015.6
津山工業高等専門学校
地域共同テクノセンター
12
Vol.
Contents
地域共同テクノセンター長あいさつ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
新任教員紹介
山田祐士(機械工学科) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
萩野将広(機械工学科) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
目次
石邊信治(電気電子工学科) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
松島由紀子(情報工学科) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
研究紹介・研究室紹介
竹村明洋(機械工学科) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
嶋田賢男(電気電子工学科) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
小林敏郎(電子制御工学科) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
大西 淳(情報工学科) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
有本 茂(一般科目) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
事業報告
⑴ 平成26年度企業技術者等活用プログラム ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
⑵ 海外インターンシップin中国 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
⑶ 津山信用金庫と包括連携協定を締結 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
本校が保有している主な機器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
平成26年度地域共同テクノセンター活動状況報告
⑴ 平成26年度地域共同テクノセンター主要日誌 ・・・・・・・・・・・・・ 16
⑵ 主な活動レポート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
⑶ 共同研究 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
⑷ 受託研究 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
⑸ 受託事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
⑹ 科学研究費補助金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
⑺ 寄付金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
⑻ 技術相談 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
⑼ 公開講座 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
⑽ 出前講座 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
平成26年度津山高専技術交流プラザ事業報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
知的財産に関する取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
資 料
地域共同テクノセンター規程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
地域共同テクノセンター利用要項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
別紙様式1 テクノセンター利用申請書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
別紙様式2 テクノセンター利用報告書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
別紙様式3 施設・設備使用簿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
地域共同テクノセンター利用料算定基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
津山高専技術交流プラザ会員企業の地域共同テクノセンターの利用について ・・・ 38
表紙の写真
【上段】 地域共同テクノセンター玄関
【下段】 津山高専から望む津山の街並/花に囲まれた津山高専の校舎
巻頭言
ごあいさつ
地域共同テクノセンター長
電子制御工学科 教授 小林 敏郎
リーマンショック後の円高,安い労働力を武器とした新興国の台頭などにより,日本経済も苦しい時期が
続きましたが,アベノミクス政策による円安誘導,株価上昇など明るい材料も見えてきました。一方,少子
高齢化,人口減少による将来の課題は山積する一方であり,航空機,IT,医療機器などの新市場開拓,成長
分野への参入,あるいは産業の高次化による「地方創生」が重要となっています。
津山市では,全国の自治体に先駆けて「農林業」,「ものづくり」,「観光」,「再生可能エネルギー」の 4 つ
の分野を柱とする「津山市成長戦略」を策定するとともに,平成 27 年 4 月から「産業支援センター」を立
ち上げ,ビジネスの創出による雇用促進,技術者教育による競争力の強化に取り組み,まさしく,「地方創
生」を加速しようとしています。その中には,中山間地区での「小規模木質バイオマス発電」や「小水力発
電」の導入,アーケードやビル屋上で太陽光発電を進める「ソーラー商店街」,ビルや空調を一元管理する「省
エネシステム」,歴史地区での「小型電気自動車の実証実験」など,「おかやまスマートタウン構想」のパイ
ロット地区として進める「津山市スマートシティー化」も含まれています。
ご存知のとおり,津山高専の地域共同テクノセンターの目的は,「教育及び研究機能を地域社会に開放し,
教育及び研究の発展に寄与するとともに,地域社会における産業技術の振興及び発展に貢献すること」であ
ると規定されています。したがって,津山高専としては,このような地域の戦略的取り組みを支援するため,
シーズの提供,ニーズへの対応(課題解決)と,設備・システムを活用した技術者教育に向けて,従来にも
増して産学官金民の連携・融合を強化して行きたいと考えておりますので,宜しくご指導いただけますよう
お願い申しあげます。
具体的な連携・融合の形として,技術相談,設備利用,共同研究などの方法があり,最近では,3 次元プ
リンター,電子顕微鏡による分析,強度試験などの相談,設備利用が多くなっています。また,共同研究に
つきましても,平成 26 年度から「津山市の産学連携補助金」制度がスタートし,既に数件の新製品開発が
進められています。平成 27 年度以降も毎年公募される予定ですので,是非とも有効に活用されて,「地方創
生」の一翼を担っていただけることを期待します。
また,津山高専は,昨年度から中国地区にある 8 つの高専の要となる「産学官連携拠点校」となりました。
具体的には,宇部高専や松江高専のシーズを津山圏域の企業に紹介したり,逆に先方のニーズに対応したり
するといったシステムの拠点です。これまで,津山圏域の企業の皆様方から技術相談などを頂いても,津山
高専単独では,必ずしもご要望に応えられないこともございましたが,今後は,地区内 8 高専さらには全国
51 高専が協力し,幅広いサービスがご提供できると考えております。
以上のように,企業の皆様方には,高専の設備,人材,ネットワークを活用して自社の研究開発や教育に
役立てていただくと同時に,将来地域を支える学生の教育と,高専の持続的な発展に関してご指導,ご協力
頂けますようお願い申し上げます。
新任教員紹介
機械工学科 准教授 山田 祐士
1.自己紹介
今年の4月から,高専間教員交流制度により,広島県
の呉高専から1年間の予定で機械工学科に着任しました
山田と言います。よろしくお願い致します。呉高専には
20年間勤務していました。出身は呉市と津山市の中間点
にあたる広島県東部の三原市です。古代はここと同じく
吉備国であり同じ文化圏になりますので,方言などは似
ている所もあると思います。しかし,実は赴任すること
が決まるまでは津山には一度も来たことがありませんで
した。このようなことを言うと近くて遠いような感じが
しますので,少しだけ呉高専のある呉市についてお話し
ます。呉市ですが,広島県の南西部に位置し,瀬戸内海
国立公園中で最も高い山である「野呂山」,呉市街地に
ある「休山」,倉橋島にある白砂青松の「桂浜」
「室尾」,段々
畑の「鹿島」,歴史的景勝地「御手洗」の6つの国立公
園に囲まれた自然豊かな場所にあります。津山高専も海
と山の違いはありますが,美作三湯(奥津,湯原,湯郷)
に囲まれ,桜の名所として知られる鶴山公園を有する風
光明媚で自然環境に恵まれた場所にあり,呉と同じよう
に教育に適した立地条件にあると考えています。
現在,授業は卒業研究の担当をしていますが,これま
での経験を活かしながら,さらに津山高専で得た技術,
知識をもとに教育・研究を行い,実践的技術者として主
体的に社会に還元できるような学生に育てたいと考えて
おります。さらに,津山高専への地域社会からの期待は
大きく,学生のみなさん自身が学内外から新しい技術,
知識を効率良く吸収できるように私自身も地域に溶け込
み,成長の努力を続けていきたいと思っています。どう
ぞよろしくお願い致します。
圧縮性や負荷質量の違いによって,特性が大きく変化す
るためです。このような特性変動の大きなプラントに対
して有効である適応制御の応用に関する研究を行ってい
ます。図1に示した空気圧サーボ系に対して適応制御を
適用することで,高精度な位置決め制御や力制御を実現
しています。
図 1 空気圧サーボ系の実験装置
4.介護用空気圧車椅子の開発
空気圧を利用したクリーンなエネルギーを用いて動作
を行うことで,衝突時の衝撃を低減させるなどの安全性
向上を目的にした介助車を開発中です。別途,動力源を
確保する必要があるという問題点もありますが,空気圧
を利用することで軽量かつ安価な物を製作することがで
きると考えています。図2は,開発中の階段を昇降可能
な介助用車椅子の3D-CADによる設計図面になりま
す。
2.研究活動について
空気圧サーボ系の高機能化・応用開発に関する研究を
行っています。空気圧系は電動系や油圧系に比較して制
御性能が劣っているため,現状ではその応用分野が限定
されていますが,空気圧系は優れた環境保全性や高い安
全性など電動系や油圧系にない特性を有しており,高齢
化社会において需要の高まる介護・医療ロボットの分野
をはじめ産業界のあらゆる分野への応用が期待されてい
ます。具体的な空気圧サーボ系の基礎的研究とその応用
研究は,以下のテーマで行っています。
3.空気圧サーボ系の適応制御
空気圧系の制御性能が劣っている主な要因は,空気の
3次元図面
2次元図面
図2 介護用車椅子
5.人間親和型ロボットの開発
空気圧系ならではの清潔さや扱いやすさだけでなく,
圧縮性に起因するパッシブコンプライアンスを積極的に
用いて安全性の高いロボットを開発する試みになりま
す。今年度は,空気圧ゴム人工筋の利点を十分に生かし
た形態で開発を進め,高齢者や障害者の自立した日常生
活やそれらの介護を自然な状態で支援することを目的と
した身体装着型パワーアシストウェアの製作を行う予定
です。
新任教員紹介
機械工学科 助教 萩野 将広
1.自己紹介
い加工技術を対案し,実用化ができるような研究を進め
平成27年4月1付けで機械工学科に着任させて頂きま
ていきたいと考えております.さらに,実務経験に基づ
した萩野将広と申します.出身は愛知県です.平成26年
き製造現場における機械加工に対する現実的な問題を取
3月に大同大学にて博士(工学)の学位を取得した後に,
り上げ地域の中小企業等と連携し,より実用的で即効性
島根県の民間企業に勤めておりました.専門は切削加工
のある研究も行っていきたいと考えております.
であり,特に加工が難しいとされている難削材に対する
被削性の実験的解析や,高精度・高能率化に寄与する加
4.教育について
工装置の開発に関する研究を行ってきました.岡山県に
学生が理解しやすいように学生とともに授業を作るよ
は縁もゆかりもなかった私ですが,この度津山工業高等
うな形で可能な限り対話式の講義を取り入れていきたい
専門学校にて就業することになり,心機一転頑張りたい
と考えております.その理由として,苦手な科目におい
と思います.未熟ではありますが,少しでも地域の皆様
ても興味がもてるように,その楽しさや必要性を教える
のお役に立てるように日々励んで行きたいと考えており
ことで,将来的により高い目標を持てるようになると考
ます.どうぞよろしくお願い申し上げます.
えており,決められたルールの中で可能な限り学生の興
2.これまでの研究について
味,関心を引き出せるように取り組んでいきたいと考え
ております.学生一人一人が高い目的意識をもち,楽し
これまでは,切削加工が難しいとされる難削材の切削
み自らの意思で目標や夢に向かい考え努力できるよう
特性に関する研究を行ってきました.特に航空機用部材
に,また,集団生活の中で上下関係の厳しさや,同世
として開発試作した炭素繊維強化型複合材料(CFRP)
代との横のつながりの大切さ等,集団行動の中で規則や
の切削特性解析に関する研究を中心に行いその成果を報
コミュニケーション能力を学ぶ大切さについて指導して
告してきました.主としてCFRP材の構造的特性面と工
いきたいと思います.これらの事は専門的な知識や技術
具特性面の双方からの研究に加えて,環境問題を考慮
等を指導することと同程度に大切であり社会に出た場合
した,新しい加工装置と加工法の開発研究を行ってきま
に重要なことだと考えております.問題を意識的に見つ
した.材料の構造的特性面からは,炭素繊維の機械的強
け出し積極的に解決できる能力や,集団で問題に取り組
度特性や積層数と積層方法を変化させた材料を被削材と
み解決できる能力を養えるように,また,国際学会での
して用い,炭素繊維の影響について実験的解析を進め,
経験や海外の大学の研究室への留学経験,民間企業での
CFRP材に対する高精度かつ高能率な切削加工に寄与す
勤務経験を生かし世界的な視野で考えを発展させる能力
る因子を明らかにしてきました.
を身に着けられるよう指導していきたいと考えておりま
3.今後の研究について
CFRP材は航空機業界だけではなく自動車業界でも大
きな衆目を浴びています.その為,更なる飛躍を目指し
す.
5.おわりに
地域や企業の皆様との情報交換を行い,互いの発展に
て,CFRP材の加工専用工具について工具形状,工具材種,
繋がるよう精一杯努力していく所存でありますので,御
より高い効率で高精度な加工ができ,加工コストが削減
指導宜しくお願い申し上げます.
できるような新加工技術をより実践的で企業や社会に貢
献できるように研究を行いたいと考えています.また,
現時点で未成熟な作業環境対策問題について,特に炭素
繊維型複合材料の切りくず粉塵問題をこれまで以上に深
く追求し作業環境改善対策技術を研究課題として取扱い
たいと考えております.その他,Feベースの鉄鋼材料や
Ni基,Ti合金などの難削材へと研究範疇を広げて,新し
新任教員紹介
電気電子工学科 教授 石邊 信治
1.自己紹介
4.おわりに
平成27年4月1日より、電気電子工学科 教授に着任し
ました石邊です。私は、約30年間、三菱電機株式会社にて、
電気機器を過電圧から守る避雷器を中心に、送変電機器
の開発・設計、組織管理、各種学会・委員会活動などに
従事してきました。この経験を通じて、技術者のよろこ
び、世界の技術者の物の見方や価値観、経営的視点、人
材育成の重要性などに関して、多くのことを学ぶことが
できました。また、その後3年半は、福岡県の九州工業
大学で、特任教授として教育・研究に従事しました。そ
の間、学生の柔軟性と成長の速さを実感し、学生時代に
受ける教育が企業での成長と活躍に大きな影響を与える
ことを痛感しました。
このような産学両方の経験を少しでも生かして、学生
が企業に入った後に優れたスタートを切れるように指導
して行きたいと考えています。 企業での開発・経営・人材育成と大学での教育・研究
の経験を生かし、電気関連技術の向上に努めるとともに、
多くの学生が希望を持って社会へ出て行けるよう努めた
いと考えています。
2.教育について
電気産業分野は、グローバル化による事業環境の変化
が大きく、この状況に対処できる人材として、専門知識
を持つだけでなく、技術にこだわり、責任感と情熱を持
って試行錯誤を忍耐強く継続できる人材が要望されてい
ます。そのため、日常の学習・討論を通じて、物の捉え方、
こだわり方を学生に指導し、気付きや解決の喜びを体験
させることで、“技術にこだわる価値観”を育てること
を心がけたいと考えます。
また、企業活動を長年経験してきた者として、電気産
業の仕事の内容・やりがい、抱えている課題など、学生
が自分の将来を考えるにあたり最も気がかりな情報を提
供することで、学生自身が現在学んでいることの意義を
理解し、将来に希望を持つように指導して行きたいと考
えます。
図 1 送電用避雷装置
⒜ マイクロバリスタ
マイクロバリスタのチェーン エポキシ
3.研究について
三菱電機では、発変電所や送配電線路に用いる避雷器
(図1)の新鋭化・高性能化に関する研究開発を主に行い、
九州工業大学では、エポキシとマイクロバリスタ(直径
50 ~ 100μmの顆粒状の酸化亜鉛バリスタ)の混合注型
物で作る複合材バリスタ(図2)に関する研究を行って
きました。一貫して、“避雷器”あるいは“サージ低減”
がこれまでの研究分野であり、この技術に基づいた「電
気機器の小型化・信頼性向上」、「経年機器の診断」、「送
配電技術の先進化・標準化」に関する調査・研究を進め
て行きたいと考えます。
⒜ 複合材バリスタの断面
図 2 マイクロバリスタと複合材バリスタ
情報工学科 助教 松島由紀子
1.自己紹介
3.研究内容の紹介
はじめまして、平成27年4月1日付で津山工業高等専
門学校情報工学科に着任しました、松島由紀子と申しま
す。この度ご縁があって、津山の地で教育・研究活動に
携わることになりました。
瀬戸内海沿岸出身の私にとって、山々に囲まれた生活
は新鮮であり、特に、天気によって表情を変える美しい
景色は、朝一番に「今日も頑張ろう」という気持ちにさ
せてくれます。校舎の窓から見える、着任当時は固かっ
た木々の新芽も、今では新緑が眩しいほどに成長しまし
た。私と一緒に津山高専に入学した1年生も、すっかり
学校生活に馴染み、日々の授業や部活動に元気よく取り
組んでいます。
このような穏やかな毎日も、窓の外の木々が葉を落と
す頃には、厳しい冬がやってくると聞きます。ものづく
りの勉強も同じです。冬を耐え、春を迎えるたびに大き
く成長していく学生たちと一緒に、私自身も一日も早く
地域産業に役立てられるよう、新しい取り組みに挑戦し
て参ります。
ここでは、前述の研究内容の一部を紹介します。
図2は、調理のガイダンスシステムです。複数の料理
を短時間で作るために、いくつかの作業を平行して行え
るように工夫しています。もう一度同じ料理を作る時は、
よりユーザの能力に合ったスケジュールを生成できるよ
うに、実際にかかった調理時間を取得する機能を実装し
ています。
2.研究について
平日の調理時間を短縮するためには、週末に可能な段
階まで調理を済ませて冷凍保存しておき、平日は仕上げ
調理だけを行うことも、よく知られた炊事の知恵です。
その際に、1週間の栄養バランスや、家族の好みを考慮
した献立を推薦する仕組みを提案しています(図3)。
この機能は、献立と同時に買い物計画も立案します。
研究では、忙しい人でも負担なく食事の準備ができる
ように、複数の料理をできるだけ短時間で調理するため
のアルゴリズムを提案しています(図1)。ワークライ
フバランスやダイバーシティが取り上げられる社会のニ
ーズを受けて、パートナーや子供と一緒に調理ができる
仕組みや、週末でのまとめ調理を支援するための、栄養
価を考慮した献立選択機能も用意しています。
4月から研究室に新しい学生を迎えて、これまでにな
かった学生ならではの新しい視点や、面白いアイデアが
どんどん生まれています。これからも、IT技術を活用し
て、日々の生活を豊かにするための研究を続けていきた
いと思います。
図 2.調理ガイダンスシステム
図 3.まとめ調理を考慮した献立選択機能
図1.提案アルゴリズムによる調理の結果
今後も地域の皆様からのご指導を頂戴しながら、生活
に密着した研究開発を行っていく所存ですので、どうぞ
よろしくお願いいたします。
研究紹介・研究室紹介
スクラップ鋼のリサイクル性向上に関する研究
機械工学科 竹
1.はじめに
京都議定書で設定された温室効果ガス排出量の削減目
標値が設定されたことで,産業界にCO2ガスの削減が求
められています.製鋼業界でも製鋼時に発生するCO2排
出量の削減が求められています.電炉法による製鋼法は
製鋼時生成するCO2ガス排出量が高炉法の1/3である利点
があります.
電炉法には様々な利点がありますが,電気配線などに
使用される銅がスクラップに混入します.銅は精錬によ
る除去が難しく,スクラップ中の銅濃度が上昇する問題
があります。つまりスクラップ品位の低下が再利用の妨
げになります。またスクラップ中の銅は製鋼時の高温保
持と熱間圧延によって製品表面に割れを生じ,歩留まり
を低下させる問題があります。
そこで,スクラップ中に銅が混入している場合でも歩
留まりを低下させない製鋼方法開発を目的に研究を行っ
ています.
村 明 洋
は薄く作製した結晶性のある試料から得られる結晶の格
子に対応する像です.TEMを用いることにより格子像や
電子線回折より結晶構造を推測することができます.
図 1.透過型電子顕微鏡
2.計画と実験方法
銅による脆性抑制方法としてはNiを添加する方法があ
ります。しかし,レアメタルであるNiは高価で,原価高
騰の問題あり,使用が懸念されます。またNiも精錬で除
去が難しいためスクラップ品位の低下が問題視されてい
ます。
そこで,ショットピーニング(以下,ショットと略称)
を利用することにより脆性抑制させる方法を研究してお
ります。母材の表面層にショットすることで塑性加工が
入ります.酸化時の高温保持によって材料母材表層部で
結晶粒微細化が起こることで脆化が抑制されると考え,
研究しております.
3.実験結果と考察
冷間ショット後,1100℃×1 ~ 180min酸化処理の脆性
再現実験より,表面割れ深さを調査しました.その結果,
酸化時間60minで脆性が低減していることがわかりまし
た1).スケール/地鉄界面を光学顕微鏡により観察した結
果,激しく凹凸化していることがわかりました.これは
ショットによって材料表面に多量の転位や格子欠陥が導
入され,この部分を起点として酸化が進んだことが原因
と考えられます.EBSD分析より,試験片表層部で結晶
粒の微細化領域を観察し,組織中の格子欠陥が多量に導
入されていることを確認しました2).
Fig.1に当校の透過型電子顕微鏡(TEM)外観を示しま
す.TEMを用いて,超高倍率領域を観察することが可能
です.Fig.2にTEMによる格子像を示します.格子像と
図 2.TEM より得られた金属組織と
格子像及び電子回折パターン
4.まとめ
これまでの研究で現象として確認をすることができた
結果について原因解明が重要視されています.巨視的な
範囲での観察に限定されていたものが,TEMや走査型電
子顕微鏡の普及などにより微視組織の観察が可能になっ
てきました.
金属を微視組織から制御することで,機械的性質の向
上や耐食性の向上を目指して研究しております.
参考文献
1竹 村 明 洋, 国 重 和 俊, 岡 口 秀 治, 藤 原 知 哉:“C u鋼の表
面赤熱脆性に及ぼすショットピーニングの影響”,Tetsu-toHagané, 95(2009), 369-377.
2竹 村 明 洋, 田 中 康 弘, 高 畑 亮 大, 岡 口 秀 治, 藤 原 知 哉:
“表面赤熱脆性抑制効果を持つショットピーニング処理が初
期酸化過程に与える効果に関する研究”,Tetsu-to-Hagané,
100(2014), 3, 366-375.
有限要素法による電磁界解析に関する研究
電気電子工学科 嶋
1.はじめに
近年,ものづくり現場において計算機を用いた数値解
田 賢 男
を求めにくい場合がある。ただしこの欠点は,非線形固
有値方程式の解法であるSakurai-Sugiura射影法(SS法)
析は非常に重要なものとなっている。また,最近の計算
[1]を適用することで解消できる。SS法は,非線形固有値
機の性能向上は目まぐるしく,より実部に近い3次元モ
方程式を線形固有値方程式に帰着する方法であるため,
デルの解析も可能となってきた。しかしながら,数値解
解析モデルによって,解を求めにくい場合が無いと考え
析による結果と実物特性との厳密性を高くしようとする
られる。そこで,本研究では,SS法を併用したハイブリ
と,まだまだ,大容量の主記憶を備えた計算機が必要と
ッドトレフツ有限要素法を開発し,その妥当性・有用性
なってくる。つまり,ある程度の性能の計算機では,計
の検証を行っている。
算が不可能か,膨大な時間を要するということになる。
そこで,本研究では,主記憶容量,計算時間など数値解
3.進捗状況
析にかかる計算コストの低減を目指し,新しい数値解析
現状は,図2に示すように,誘電体棒に円環状に空隙
方法の開発や従来方法の改良などを行っている。具体的
を配置した構造を持つ,ホーリーファイバ[2]を解析対象
に電磁波を利用したデバイスを対象としているため,新
とし,SS法を併用したHTFEMによる伝搬特性解析を行
しい電磁界解析法の開発を行っている。
い,伝搬方向に構造が一様な電磁波導波路の伝搬特性解
析法としての本手法の妥当性・有用性を確認したところ
2.開発している解析方法について
ここでは,開発を行っている有限要素法を基本とした
である。今後は,計算時間の詳細な調査を行っていくつ
もりである。
解析方法の概要について述べる。
電磁波を利用したデバイスを解析しようとした場合,
多くの計算モデルは空間が無限に広がった領域を考える
ことが多い。通常,有限要素法でそのような問題を解析
図 1 PML と HTFEM の計算領域の比較
しようとすると,有限要素法が領域を閉じないと解析で
きないため解析領域と仮想境界を用いて,閉じた内部領
域と開いた外部領域に二分し,外部領域に何らかの工夫
を施さなければならない。そこで,一般的に用いられて
いる方法が完全整合層(PML)を用いる方法である。適
用例を図1に示す。PMLは,その境界において無反射で,
その領域内部では侵入した電磁波を減衰させるため,外
部領域にPMLを埋め込むことで無限領域を模擬できる。
それに対し,ハイブリッドトレフツ有限要素法(HTFEM)
という方法では,図1に示すように,無限領域用の特
図 2 ホーリーファイバ
殊なトレフツ要素一つで外部領域を分割でき,その評価
は仮想境界での境界積分のみで行うことができる。つま
り,PMLでは,内部領域と外部領域が計算領域となるが,
参考文献
HTFEMでは内部領域のみが計算領域となるため,計算
[1]T. Sakurai and H. Sugiura,”A projection method for
generalized eigenvalue problems,”J.Comput. Appl. Math.,
159, 119-128(2003).
[2]M. Koshiba and K. Saitoh,”Numerical verification of
degeneracy in hexagonal photonic crystal fibers,”IEEE
コスト削減につながる。よって,HTFEMはPMLを用い
た方法に比べ優位な方法である。ただし欠点として,電
磁波伝搬問題にHTFEMを適用すると最終的に非線形固
有値方程式に帰着するため,解析モデルによっては,解
Photonics Technol. Lett., 13, 1313-1315(2001)
研究室紹介
電子制御工学科 小
林 敏 郎
1. はじめに
「環境・新エネルギー物理設計工学」と称して,実用
的な新技術開発と,その開発・設計に必要なCAE技術の
普及に努めています。
図3 有機ELパネル
製造装置4),5)
2.主な研究テーマ
基本的には,「Cool Earth」の政策1)に則った環境・エネ
ルギー関連機器のボトルネックとなるキ―技術研究に取
り組みたいと思います。
⑴ 水素・燃料電池システム関連技術
⑵ 真空・薄膜装置関連技術
⑶ 有限要素法を用いた応力解析技術
(セラミックス/金属接合部の弾塑性解析含む)
3.応用分野・製品のイメージ
図4 核融合用
ターボ分子ポンプ6)
図5 燃料電池発電
シミュレーション7)
⒜ 生体材料変形挙動8)
⒝ LED発光パネル及びヒートシンクの
温度分布,熱応力・熱変形解析9)
⒞ 固体高分子形燃料電池のガ
ス流路解析
⒟ 流体の速度ベクトル解析
⒠ 圧電素子/金属接合部熱応
力解析
⒡ 大型蒸発源の熱応力解析10)
⒢ 空気圧アクチュエータの
変形解析
⒣ 流体の速度ベクトル解析
⑴ 車載・エコハウス用燃料電池システム,水素製造装置
⑵ 有機EL半導体製造装置,連続式蒸着装置など
⑶ 原子力機器検査装置,
高エネルギー粒子加速空洞カプラ
4.保有設備,技術
⑴ 燃料電池評価システム(2系統)
⑵ 移動用小型燃料電池システム(水素吸蔵合金含む)
⑶ 有限要素法解析システム(ANSYS(共通設備),
MECHANICA(ProE),ADVENTUREなど)
⑷ 真空成膜システム(有機EL,Kaufmann型イオン銃な
ど)
5.適用事例
図1 車載用燃料電池システム2)
図6 有限要素解析事例
図2 水素ステーション用水素製造装置3)
1 資源エネルギー庁「日本のエネルギー2009] p.48
2 三菱自動車 環境報告書1999年,p.18
3 http://www.tokyo-gas.co.jp/techno/link/suiso_main.html
4 小林他,日本設計工学会誌,Vol.44,(2009),p.441
5 http://www.lumiotec.com/product/feature.html
6 Y. Fukaya, et al,Trans. Mate. Res. Soc. Jpn. , Vol.16B,
(1994), p.1131
7 T. Kobayashi, et al,J. Phys.: Conf. Ser. 433 012021,(2012)
8 T. Kobayashi, et al, J. Mechanical Engineering and
Automation, Vol.3, No.2(2013),pp.23
9 T. Kobayashi, et al, 8th KSME-JSME Thermal and Fluids
Engineering Conference (TFEC8) (2012)
10)小林他,日本設計工学会誌, Vol.49, (2014), pp.82
参考文献
組込み等プログラミング教育に関する研究
情報工学科 大
1.はじめに
長年,私の研究室で取り組んでいるテーマの一つに,
西 淳
このような状況を鑑み,私の研究室では,企業で活躍
中の現役技術者がもつ現場経験を活用しながら,技術系
プログラミング教育に関するものがあります。私は平成
学校で利用可能な組込みソフトウェア技術教育用の教材
10年3月に岡山大学大学院自然科学研究科を修了してす
を開発中です。この教材は,自転車ロボットの姿勢制御
ぐに津山高専でお世話になりました。大学院時代,教育
プログラムの作成を題材としています。自転車の姿勢制
については全く考えていなかったので,この研究に従事
御はリアルタイム性を考慮する必要があり,組込みソフ
することで教育について考えています。今回はプログラ
トウェア開発の題材に向いています。
ミング教育に関する研究の中から最近の取組をご紹介い
たします。
2.プログラミング実験の改善
世界的に見て,製品市場におけるソフトウェアの重要
度は日ごとに増しています。そのため,ソフトウェア開
図1 試作したロボットの例
発に関わる技術者を養成するための教育機関である工業
系の大学・高専などで実施されているプログラミング教
また,組込みプログラミングの教育に関しては,平成
育に対し,一層の充実を求める企業の声が大きくなって
26年度からETロボコンにも挑戦しています。近年組込
います。それに応えるべく,多くの学校でプログラミン
み分野では,ソフトウェア開発手法の一つであるモデル
グ教育を改善するための努力がなされてきました。私が
ベース開発が注目を集めており,この手法の教育に対す
所属する津山高専も例外ではありません。
る取り組みが盛んです。モデルベース開発とは,製品仕
そこで,あるアイディアに基づいて,平成22年度から
様を実行可能なモデルとして表現し,そこからコード
情報工学科2年生の実験に新たなプログラミング実験を
を自動生成する手法です。安全なコードを安価なコスト
導入しました。このプログラミング実験では,プログラ
で生成できる手法として将来有望です。ETロボコンは,
ミングの必須要素を含む小規模なゲームなど,簡単なプ
このモデルベース開発の普及を目指して開催されている
ログラムを学生にプログラミングさせています。私の研
コンテストです。
究室では,このような簡単なプログラムの完成を通して
私の研究室では,モデルベース開発に関する教育の導
学生に達成感を得させれば,そのことから学生がプログ
入や実施に関する研究の一環として,このコンテストに
ラミング学習に対する意欲を得ることができる,という
チャレンジしています。
信念をもっています。実際に,この実験を受講した学生
のアンケート結果は,著者らの狙いが達成されているこ
とを示していました。
今後も,教育効果を高めることができる仮説をいろい
ろとたててみたいと考えています。そして,実践を通し
て仮説を実証し,他校の参考に供したいと考えています。
3.組込みプログラミング教育への取組
我が国の平成22年度名目GDPにおいて,組込み関連製
造業が占める割合は10%を超えており,組込み関連産業
図2 ETロボコンで使うレゴロボット
4.おわりに
は我が国の重要な産業分野の一つになっています。しか
今回ご紹介した研究は,企業の方に直接は関係しない
し,日本国内では,出荷後に発見される組込みソフトウ
かもしれません。しかし,最後にご紹介したETロボコ
ェアの不具合の増加など,組込みソフトウェア技術者の
ンは,レゴブロックを使う比較的参加しやすいコンテス
スキル不足が深刻な問題となっており,この分野の技術
トです。企業チームの参加が盛んで,約半数が企業チー
者教育の充実が急務の課題です。
ムです。ご興味をもたれた方はお気軽にご相談ください。
有本研究室の紹介
一般科目 有
本 茂
1.はじめに
分野横断力をそなえたグローバル人材の育成は,高専
のみならず初等教育から高等教育にわたる教育機関全般
における現代の重要な課題の一つであります。本研究室
では,津山高専紀要第55号(2013)pp.25-43,第56号(2014)
pp.17-53の論文執筆者の協力を得ながら,津山高専所
有のインターネット会議システム,Evernote,Skype,
Desmos等のクラウドを利用して,(I)講演録(II)文理
横断的,研究,教育データベース(III)学生用,クラウ
ド教材データベース構築のプロジェクトを開始しており
ます。
上記プロジェクトは文理横断的,かつ,科学,工学,
芸術(視覚芸術,聴覚芸術,詩等の文学),哲学を連携
するものでありますが,次に述べます「福井プロジェク
ト」のScience-Art Multi-angle Networkという計画(プ
ログラム)と相互協力関係にあります。
カナダにおいて,私は,京都大学時代の恩師の福井
謙 一 先 生,Saskatchewan大 学P.G. Mezey教 授,K.F.
Taylor教授と協力して,日本,カナダ,フランス,オラ
ンダの数学者,化学者の共同研究グループを形成しまし
た。若い学生さんにも多数参加していただき,現在「福
井プロジェクト」と称される, international(国際),
interdisciplinary(学際),inter-generational(世代交流的)
な研究教育に,カナダで18年間励み,平成19年より,私
Fig. 1 数学と化学の学際シンポジューム2013のチラシ
3.Science-Art Multi-angle Network 計画 福井プロジェクト・グループ主催の上記計画はグロー
は福井プロジェクトのディレクターを勤めております。
バル化の現代において科学と芸術(視覚的芸術,聴覚的
上記数学者―化学者共同研究における化学分野は主に多
芸術,文学)と哲学とを結び,個性的特徴をもった研究・
数の同一要素をもつ高分子の物性論であり,数学分野は,
教育機関,及び美術館等が各々の特徴を生かしつつ相互
関数解析,行列解析,C -代数,Banach 代数,特異点解
補足的にSkypeやEvernote 等のクラウド・ソフトを用い
消に関連する代数幾何等にわたり「リピート空間論」と称
つつ(岡山県や日本をも超えて)広域的に連携しあう,
「公
する新しい理論の展開が,現在の福井プロジェクトの第
益性と地域活性」の両方のメリットをもったプログラム
一主題となっております。(詳細は文献: 有本 茂,「福
であります。(詳細は次の短縮URL中のデータを参照:
井予想と New Frontier Project」化学(化学同人)Vol.
http://bit.ly/1Mrbd2R)
*
68 No.11,(2013)24-27. とそこで引用された文献参照。
短縮URL:http://bit.ly/1QNGwX3)
4.おわりに 第1節で述べたクラウド・データベースは講演や教材
2.数学と化学の学際シンポジューム・2013・
津山
を載せ,学生のグローバル意識と学問に対する熱意をか
上記学際シンポジュームは故福井謙一博士(1981年ノ
の講演者(前カナダ数学会会長 K.F. Taylor 先生等)もク
りたてるようなものを考案しています。また将来は外国
ーベル化学賞)がカナダを本拠地として1992年開始した
ラウドで協力していただく可能性も検討中であります。
「福井プロジェクト」のグループ及び,津山市,津山市
すでに協力体制ができている上記紀要記事執筆の日本内
教育委員会の後援で,最近の福井予想証明とナノサイエ
外における優れた研究者,教育者の人脈を生かすこと等
ンスに関係する成果を記念する集会でありました(Fig.
により,学生や研究者のポテンシャルを上げる効果を期
1及び上記津山高専紀要論文参照)。
待しております。
10
事業
報告
⑴ 平成26年度企業技術者等活用プログラム
企業技術者等活用プログラムは国立高等専門学校機構
より補助金を得て行われるもので、本年度は「企業と連
携したモデルコアカリキュラムの試行」という題目で実
施しました。
モデルコアカリキュラムとは、機械や電気といった専
門学科にとらわれることなく、全ての高専生が修得すべ
き知識(コア)と高専教育の高度化を目指した(モデル)
カリキュラムのことで、国立高等専門学校機構により提
案されています。
美作地域をはじめ県内企業のご協力により、表のよう
な教育プログラムを実施しましたが、特にリーダーシッ
プ養成講座と海外企業インターンシップは多大なご支援
図 リーダーシップ養成講座
を頂きました。アンケート結果ではいずれのプログラムも大変好評で、大きな教育効果が得られました。来年
以降も優秀な人材の育成に努めたいと考えていますので、ご支援ご協力をお願い致します。
「企業と連携したモデルコアカリキュラム」実施状況
プログラム名
連携企業
対象学生
内 容
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1
コミュニケーシ
ョン講座
㈲C & C 全科4年 160名程度
就職面接および良好な対人関係を築
くための体験型研修。スキルのみで
はなく内面を重視した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2
技術者特別講義
・㈱ IHI
・オージー技研
・難波プレス工業㈱
・㈱神鋼エンジニア
リング
・機械工学科2,3,4年 3クラス
・電気電子工学科4年 1クラス
・電子制御工学科3年 1クラス
・情報工学科4年 1クラス
本校OB技術者による専門科目を中心
にした講義を学科ごとに実施した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3
SE養成講座
野村技術事務所
電子制御工学科4年 1クラス
システムエンジニアの業務内容の体
験型学習を実施した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4
電気工事士実技
講習
㈲環力
電気工学科2,3,4年 16名
第2種電気工事士資格試験準備のた
めの実技講習を行った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
5
リーダーシップ
養成講座
㈲ショウエイ
5年 10名
職場でリーダーシップのとれる人材
を養成するため企業経営者による研
修を実施した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6
海外企業インタ
ーンシップ
㈱エスエヌシー
3年, 専攻科 3名
グローバルに活躍できる技術者育成
のため、高専プラザ会員企業の海外
工場で10日間の研修を行った
表 「企業と連携したモデルコアカリキュラムの試行」実施状況
11
事業
報告
⑵ 海外インターンシップ in 中国
2015年3月3日㈫~3月15日㈰に本校学生3名
での作業や意思疎通の難しさを痛感したようです
(電子制御工学科3年2名,機械・システム制御
が,現地スタッフの皆さんのサポートを受け,無
工学専攻1年1名)が中華人民共和国広東省東莞
事研修を終えることができました.
市にある株式会社エヌエスシィの現地法人東莞新
週末には,学生はスタッフのご厚意で近隣の都
栄精密汽車配件有限公司で行われた海外インター
市へ買い物や観光に連れて行ってもらうなど,人
ンシップに参加しました.工場のある広東省は製
と人との交流を通じた文化的な面でも貴重な体験
造業が集まる工業地帯として栄えており,日系企
を得ることができました.研修最終日には「まだ
業も多く操業しています.
続けたい」「(このままの自分でいてはまずい
研修先の工場では自動車のステアリング部品な
と)危機感が生まれた」などの感想が出ました.
どの重要保安部品のアルミダイキャスト製品を生
最終日の報告会では充実した日々を思い出し,感
産しており,製造だけでなく,金型の自社設計
極まった表情を浮かべる学生もおり,一生記憶に
も手掛けておられ,ものづくり企業の品質シス
残る体験が得られたのではないでしょうか.
テムとして,ISO9000シリーズ,14000シリーズ
最後に今回のインターンシップを快く引き受け
の他,自動車向けTS16949も取得されています.
て下さいました株式会社エヌエスシィならびに東
2015年には生産体制を刷新するため,新工場の稼
莞新栄精密汽車配件有限公司の関係の皆様に心よ
働が始まり,慌ただしい雰囲気でした.現地では
り感謝申し上げます.
取締役社長をはじめ,日本人スタッフの皆さんが
学生を暖かく迎えてくださり,また学生一人一人
にスタッフがトレーナーとして付いて下さること
で,学生たちは安心して研修を受けることができ
ました.
研修中の様子
(トレーナーから指導を受ける学生)
休日に広州市内を散策する学生
研修ではトレーナーの指導の下,三次元測定器を
用いての検査工程や最適な加工条件の調査など実
践的な研修を体験しました.学生は慣れない環境
12
企業の日本人スタッフの皆さんと帰国前に記念撮影
事業
報告
⑶津山信用金庫と包括連携協定を締結
津山高専は、平成 26 年 12 月 19 日に津山信用金庫地域を中心とした産学連携を協力して推進
し、人材の育成・地域社会の発展に貢献する包括連携協定を締結しました。
協定内容は、研究成果等のシーズと地域中小企業等の技術ニーズのマッチングのコーディネ
ートの支援、地域中小企業等の技術ニーズの情報収集及びそれに対する情報提供の支援、人材
の交流と育成、津山高専生に対する各種セミナー・講演会などに関する支援、地域経済の活性
化・発展に係るその他の支援等です。
本協定締結後、津山信用金庫の仲介により地域中小企業と本校との連携強化が図られ、助成
金等の活用により新製品・新産業の創出など産業振興による地域経済活性化や、津山信用金庫
の職員による講演・セミナーにより、学生への金融知識・経済知識に関する教育の充実が期待
されています。
そのほか、津山信用金庫が主催するキッズスクールに、高専ロボコンに出場したロボットを
体験してもらう機会を設けるなど地域の未来を担う子供たちへの教育事業に共同で取り組む予
定にしています。
津山高専では、積極的に地域・社会連携を進めており、平成 20 年度以降県内大学や地元自
治体などと包括連携協定を締結し、今回が 11 件目の協定締結となります。
13
本校が保有している主な機器
│地│域│共│同│テ│ク│ノ│セ│ン│タ│ー│内│
計測解析室1
精密万能試験機
微小硬さ試験機
計測解析室2
走査型電子顕微鏡ならびに
エネルギ分散型X線分析装置
14
微小表面材料特性評価装置
ロックウェル硬度計
自動精密切断機などの
試料作製装置
計算機応用室
アーカイブサーバーシステム
CAD・CAEシステム
表面粗さ測定器
ナノサーチ顕微鏡
X線・電顕室
透過型電子顕微鏡
3D関係機器
3Dプリンタ
3Dマウス
3Dモーションキャプチャ
3Dデジタイザ
│地│域│共│同│テ│ク│ノ│セ│ン│タ│ー│以│外│
(2014年4月現在)
分 類
工 作・加 工 機 械
その他の機械関係
電 気 ・ 電 子
情 報 ・ 通 信
名 称
所有学科等
マシニングセンター
実習工場
旋盤(汎用,NC)
実習工場
高周波スパッタリング装置
X線・電顕室
アーク溶接機
実習工場
TIG 溶接機
実習工場
CO2 半自動溶接機
実習工場
エアープラズマ切断機
実習工場
ワイヤー放電加工機
実習工場
フライス盤(立,横,NC)
実習工場
平面研削盤
実習工場
レーザ加工機
実習工場
電気油圧式疲労試験機
機械工学科
動き解析マイクロスコープ
機械工学科
光学式モーションキャプチャ
情報工学科
金属顕微鏡,レーザー顕微鏡
機械工学科
動ひずみ計
機械工学科
レーザ特性測定装置
電気電子工学科
任意波形ジェネレータ
電気電子工学科
LCR メータ
電気電子工学科
インパルス電圧発生器
電気電子工学科
AC・DC 高電圧発生器
電気電子工学科
超高速度カメラ計測システム
電気電子工学科
対抗ターゲット式スパッタ装置
電気電子工学科
IPv6 ネットワークシステム
情報工学科
フルハイビジョン3次元画像録画・編集システム
情報工学科
15
平成26年度 地域共同テクノセンター活動状況報告
1 平成26年度 地域共同テクノセンター主要日誌
期 日 曜日
記 事
4月25日 金 第1回産学連携推進委員会
5月16日 金
公開講座(天体観測会)5月16日,8月4日,9月2
日,10月8日
5月23日 金 津山高専技術交流プラザ総会
5月23日 金 第2回産学連携推進委員会
第7回環境・エネルギーシンポジウム
(岡山大
6月 8日 日
学)
6月10日 火 津山ステンレスクラスター総会
6月20日 金 第3回産学連携推進委員会
7月16日 水 第4回産学連携推進委員会
7月18日 金 中国地区テクノセンター長等会議
7月23日 水 津山商工会議所と産学連携交流会
7月25日 金
第23回津山高専技術交流プラザ産学交流
会
7月25日 金 おもしろ体験でぇ~
(岡山市)
7月28日 月 出前講座(材料学の基礎(基礎編)
:柴田)
記 事
9月11日 木 出前講座(機械学習入門:藤田)
9月18日 木 出前講座(機械学習入門:藤田)
9月18日 木 出前講座(機械学習入門:藤田)
9月18日 木 出前講座(材料学の基礎(基礎編)
:柴田)
9月20日 土
「津山市人づくり助成セミナー」~11月29日
(つやま新座)
9月26日 金 第5回産学連携推進委員会
9月29日 月
出前講座(インターネットサービスとビジネスの
動向:藤田)
10月 1日 水
公開講座(国際共通語エスペラントをまなぼ
う
!)10月1日~10月29日毎週水曜日
(5回)
10月15日 水
「津山高専によるCADオペレーター入門講
座」~12月3日
(津山圏域工業会)
10月20日 月 出前講座(機械製図の基礎:佐藤)
10月30日 木 第6回産学連携推進委員会
10月31日 金
津山高専技術交流プラザ・津山商工会議所
合同産学連携交流会
7月29日 火
公開講座(作ろう
・飛ばそうモデルロケット)
~
7月31日
11月 4日 火
津山高専技術交流プラザ企業訪問(株式
会社旭ポリスライダー)
7月29日 火
公開講座(サッカーロボットを作ろう
!)
~7月31
日
11月14日 金
津山高専技術交流プラザ研究室訪問(小
西,香取)
11月22日 土
「産業技術能力養成セミナー」~1月31日
(つ
やま新座)
7月29日 火 公開講座
(レスキューロボット
・
ミニ)
~7月31日
7月29日 火
公開講座(パソコンで作る簡単3DCGキャラ
クタと動画)
~7月30日
11月28日 金 出前講座(機械製図の基礎:佐藤)
7月30日 月 出前講座(材料学の基礎(応用編)
:柴田)
11月28日 金 第7回産学連携推進委員会
公開講座(暗やみでユラユラ光る!PETボト
8月 5日 火
ルでLEDランタンをつくろう)
12月 3日 水
出前講座(溶接構造の力学と設計入門:小
林)
8月18日 月
出前講座(溶接構造の力学と設計入門:小
林)
12月 3日 水
出前講座(田口メソッド
(品質工学)入門:小
林)
8月18日 月
出前講座(田口メソッド
(品質工学)入門:小
林)
12月 9日 火 津山高専技術交流プラザ企業PR会
8月18日 月 出前講座
(照明の基礎と省エネ
:植月)
8月19日 火
出前講座(田口メソッド
(品質工学)入門:小
林)
8月21日 木 出前講座
(照明の基礎と省エネ
:植月)
8月21日 木 第12回全国高専テクノフォーラム
(札幌市)
8月22日 金 オープンキャンパス開放~23日
16
期 日 曜日
8月28日 木
出前講座(溶接構造の力学と設計入門:小
林)
9月 3日 水
岡山リサーチパーク研究・展示発表会(香
取)
9月 9日 火
出前講座(インターネットサービスとビジネスの
動向:藤田)
12月10日 水
出前講座(田口メソッド
(品質工学)入門:小
林)
12月14日 日 第19回つやまロボットコンテスト
12月18日 木 ボランティアレクチャー
(晃立工業株式会社)
12月19日 金 津山信用金庫と包括連携協定を締結
12月19日 金 出前講座(機械製図の基礎:佐藤)
1月23日 金 第8回産学連携推進委員会
2月26日 木
津山高専技術交流プラザ・津山商工会議所
第2回合同産学連携交流会
2月27日 金 第9回産学連携推進委員会
3月16日 月
出前講座(溶接構造の力学と設計入門:小
林)
2 主な活動レポート
■「津山高専技術交流プラザ企業PR会」を開催
12 月9日㈫に、津山高専の学生へ地元にどのような企業があるのかを紹介するため、また
地元企業への就職を促進するため、津山市・津山高専・岡山県北の製造業企業などでつくる津
山高専技術交流プラザとの共催により、
「津山高専技術交流プラザ企業PR会」
を開催しました。
企業PR会には、機械関係や電気関係、情報関係などの津山高専技術交流プラザ会員企業
70 社のうち、県南企業を含む 24 社が出展しました。
各社は開設したブースで事業内容の説明のほか、それぞれが用意した製品や材料等の展示品
や動画を用いて、各社が売りにしている物、技術等を紹介しました。
会場となった第二体育館には、本科1年生や4年生および専攻科1年生を中心とした学生、
出展企業、津山市、教職員等の総勢約 310 名が参加しました。
学生は興味のある企業のブースへ行き、担当者からの説明を熱心に聞いていました。
参加学生は昨年を大幅に上回り、盛況のうちに終了しました。
企業PR会の様子
17
3 共同研究
研 究 題 目
( 所 属 )
研究担当者名
契約相手先
受入金額(円)
法面用太陽光発電装置の設置
電子制御工学科
桶真一郎
企業
110,000
温風発生機の省電力化に関する研究
電気電子工学科
八木秀幸
企業
0
磁性炭素の利用法及びマイクロバブル
混合熱水によるセルロース糖化方法に
関する研究
機械工学科
山口大造
企業
1,000,000
熱陰極殺菌ランプの寿命予測と点灯回
路に関する研究
電気電子工学科
植月唯夫
企業
300,000
マイクロ水力発電用水車の開発
機械工学科
佐藤紳二
企業
300,000
磁性炭素吸着剤による放射性物質除去
システムの開発
機械工学科
山口大造
企業
330,000
環境放射線の変動とその要因に関する
研究
機械工学科
加藤 学
独立行政法人日本原子力
研究開発機構
化合物太陽電池のヘテロ界面制御によ
る高効率化
電気電子工学科
中村重之
豊橋技術科学大学
100,000
太陽電池についての研究・教育のため
の高専-TUT-連携・協同プログラム
電気電子工学科
中村重之
豊橋技術科学大学
0
卓上型NMRを用いた化学教育の普及
一般科目
廣木一亮
企業
0
廃シリコンをリサイクルした珪化マグ
ネシウム(Mg2Si)熱発電素子の組成
分析
電気電子工学科
中村重之
企業
900,000
除草ロボットの実用化に向けた実験的
研究
機械工学科 井上浩行
情報工学科 曽利 仁
企業
200,000
原子力関連機器の熱応力解析技術に関
する研究
電子制御工学科
小林敏郎
長岡技術科学大学
150,000
シース・コア流れ場における平面伸張
流動場の合流部の圧力分析と伸張速度
の関係
機械工学科
加藤 学
長岡技術科学大学
200,000
高輝度LED照射装置の集光・拡散に関
する研究
電気電子工学科
掛橋英典
企業
980,000
3Dプリンター・3Dデジタイザー等
を活用した新製品の開発
情報工学科
寺元貴幸
企業
1,000,000
フレキシブル太陽電池の特性評価とフ
ロート式発電への応用の検討
電子制御工学科
桶真一郎
企業
495,000
合計 17 件
0
6,065,000
4 受託研究
研 究 題 目
中国製UPSの調査
18
( 所 属 )
研究担当者名
電気電子工学科
田辺 茂
契約相手先
企業
受入金額(円)
100,000
研 究 題 目
筋リラクゼーションと関節可動域訓練
を両立するソフトリハビリシステムに
関する研究
( 所 属 )
研究担当者名
契約相手先
受入金額(円)
電子制御工学科
谷口浩成
岡山県
2,199,340
次世代型グリーン熱電素子の開発と実 電気電子工学科
用化(現世代Mg2Si素子の低コスト化) 中村重之
岡山県
1,299,672
平成26年度焼栗機器の開発
機械工学科
佐伯文浩
岡山県農林水産総合センター
森林研究所
325,000
フレキシブル有機半導体の屈曲性向上
手法の応用展開とビジネスモデル化
電子制御工学科
小林敏郎
独立行政法人科学技術振興
機構
341,900
合計 5 件
4,265,912
5 受託事業
事 業 名
企業人材育成事業「津山高専による
CADオペレーター入門講座」
( 所 属 )
担当者名
機械工学科
塩田祐久
契約相手先
津山圏域工業会
受入金額(円)
189,200
合計 1 件
189,200
6 科学研究費補助金
課 題 名
(課題番号)
( 所 属 )
教 員 名
交付額
(円)
区 分
スカンディナヴィアにおける人権擁護システムとしての (一般科目)
情報保障制度の実証研究(24530777)
角谷英則
910,000
基盤研究(C)
【継続】
フレキシブル有機EL半導体の屈曲性改善とその設計手法 (電子制御工学科)
の確立(24560178)
小林敏郎
130,000
基盤研究(C)
【継続】
アモルファスメソポーラス炭素・酸化鉄複合材料の開発 (機械工学科)
(24750151)
山口大造
780,000
若手研究(B)
【継続】
インターネット対戦型ゲームへの参加によるネットワー (情報工学科)
クプログラミング教育環境の開発(25350374)
寺元貴幸
1,560,000
基盤研究(C)
【継続】
音読・要約を核にしたシステム英語指導法の提案-「名 (一般科目)
人教師」の分析をもとにして-(25370685)
安木真一
1,040,000
基盤研究(C)
【継続】
780,000
基盤研究(C)
【継続】
形状記憶合金人工筋肉アクチュエータを用いた小児用前 (電子制御工学科)
腕動力義手の研究開発(25871041)
谷口浩成
1,430,000
若手研究(B)
【継続】
プラナリア生殖様式転換は共生細菌がコントロールして (一般科目)
いるのか? (25650103)
前澤孝信
1,170,000
高等専門学校における発達障害学生のキャリア形成支援 (一般科目)
プログラム開発(25381335)
江原由美子
挑戦的萌芽研究
【継続】
(電子制御工学科)
鳥家秀昭
1,690,000
基盤研究(C)
【新規】
生体の並列処理を模倣した音源方向検出センサの開発と (電気電子工学科)
電子回路教育システムの構築(26350215)
西尾公裕
2,600,000
基盤研究 (C) 【新規】
未来のガリレオ育成のための天文教育―天体・宇宙観測 (専門共通科目)
教育と地域貢献―(26350216)
佐々井祐二
2,990,000
基盤研究 (C) 【新規】
環境調和型マイクロ水力発電の実験的研究(26340109)
19
課 題 名
(課題番号)
( 所 属 )
教 員 名
交付額
(円)
区 分
1,170,000
基盤研究(C)
【新規】
高 専 生 及 び 理 系 学 生 の た め の 中 国 語 学 習 教 材 の 開 発 (一般科目)
(26370691)
杉山 明
520,000
基盤研究(C)
【新規】
「生命に対する権利」を巡る「市民的価値」と「軍事的価値」 (一般科目)
との鬩ぎ合い(26380056)
大田 肇
1,430,000
基盤研究(C)
【新規】
イノベーターの育成を目指した新しい数学教育法の研究 (一般科目)
(26381244)
松田 修
1,300,000
基盤研究(C)
【新規】
2,210,000
若手研究(B)
【新規】
自転車ロボットを利用する組込みプログラミング教育用 (情報工学科)
教材の考案(26350257)
大西 淳
高いFFを有する集光式PVシステムのための定電圧制御 (電子制御工学科)
パワーコンディショナの開発(26820106)
桶真一郎
マイコン制御を通じて情報系学生が電気実験の必要性を (技術職員)
理解する実験教材の開発(26919012)
谷口亜紀子
300,000
奨励研究【新規】
イギリスの公法改革における普遍性と固有性の相互関係 (一般科目)
再編に関する総合的比較法研究(25245007)
大田 肇
325,000
基盤研究
(A)
【継続】
研究分担者(南山大学)
企業の女性技術者人材活用に関する実証的研究-卒後含 (一般科目)
む工学女子長期キャリア教育構想-(25360060)
角谷英則
104,000
基盤研究(C)【継続】
研究分担者(香川高専)
情報弱者むけユニバーサル・デザイン具体化のための基 (一般科目)
礎的研究(25380709)
角谷英則
624,000
基盤研究(C)【継続】
研究分担者 (中京大学)
65,000
基盤研究(C)【継続】
研究分担者(電気通信大学)
人工筋肉を用いた痙性指拘縮に対する受動可動域訓練装 (校長)
置の実用化に関する研究(26350567)
則次俊郎
130,000
基盤研究(C)【新規】
研究分担者(岡山大学)
電気・電子工学系研究室における会話の英語・中国語・ (一般科目)
マレーシア語教材化に関する研究(26370690)
杉山 明
325,000
基盤研究(C)【新規】
研究分担者(岐阜高専)
高等専門学校における発達障害学生のキャリア形成支援 (一般科目)
プログラム開発(25381335)
松田 修
130,000
基盤研究(C)【新規】
研究分担者(津山高専)
高等専門学校における発達障害学生のキャリア形成支援 (一般科目)
プログラム開発(25381335)
角谷英則
130,000
基盤研究(C)【新規】
研究分担者(津山高専)
104,000
基盤研究(C)【新規】
研究分担者(津山高専)
極域におけるVLF帯送信電波を用いた下部電離層擾乱に (電子制御工学科)
関する研究(25400477)
湊原哲也
高 専 生 及 び 理 系 学 生 の た め の 中 国 語 学 習 教 材 の 開 発 (電子制御工学科)
(26370691)
趙菲菲
合計 26 件
23,947,000
7 寄付金
寄付の目的
学術研究助成
奨励対象等
電子制御工学科
谷口浩成
高専プラザ企業と津山工業高等専門学校との
連携促進
20
寄 付 者
受入金額(円)
公益財団法人油空圧機器技
術振興財団
1,000,000
津山高専技術交流プラザ
160,000
学術研究助成のため
電子制御工学科
鳥家秀昭
公益財団法人中国電力技術
研究財団
400,000
エネルギー環境教育実践に対する支援
情報工学科
曽利 仁
中国地区エネルギーフォー
ラム
200,000
藤田一寿の研究活動支援(東京工業大学基
金による研究助成金)
情報工学科
藤田一寿
藤田一寿(東京工業大学)
200,000
寄付の目的
奨励対象等
寄 付 者
受入金額(円)
研究実施のため(山口東京理科大学より移管)
機械工学科
竹村明洋
公益財団法人天田財団
791,500
研究実施のため(山口東京理科大学より移管)
機械工学科
竹村明洋
一般社団法人日本鉄鋼協会
675,650
津山市ロータリークラブ
300,000
津山工業高等専門学校における学生の国際
交流支援のため
鳥家秀昭の研究助成のため
電子制御工学科
鳥家秀昭
公益財団法人八雲環境科学
振興財団
498,000
学術研究助成のため
電子制御工学科
鳥家秀昭
公益財団法人ウエスコ学術
振興財団
330,000
津山工業高等専門学校後援会
4,500,000
50,000
教育活動の助成
教育・研究助成
電気電子工学科
田辺 茂
株式会社日本植生グループ
本社
電気電子工学科・植月唯夫の研究助成
電気電子工学科
植月唯夫
旭硝子株式会社
500,000
寄宿舎指導員の給与
津山工業高等専門学校北辰
寮後援会
1,000,000
北辰寮教育活動助成のため
津山工業高等専門学校北辰
寮後援会
100,000
電気電子工学科植月唯夫の教育・研究助成
電気電子工学科
植月唯夫
日本タングステン株式会社
500,000
寺元貴幸教授への教育・研究助成
情報工学科
寺元貴幸
ユニカス工業株式会社
100,000
教育・研究活動の助成
英語教育改革WG
中岡尚美
津山工業高等専門学校における研究の奨励
津山圏域工業会
83,301
100,000
公益財団法人住友財団2014年度基礎科学
研究助成
一般科目
前澤孝信
公益財団法人住友財団
散乱日射を活用する次世代CPVシステム
の開発研究のため
電子制御工学科
桶真一郎
パワーアカデミー
電子制御工学科小林敏郎の研究助成
電子制御工学科
小林敏郎
アサゴエ工業株式会社
10,000
子供理科教室「電子回路を作製しよう」へ
の補助
電気電子工学科
西尾公裕
一般社団法人電気学会中国
支部
30,000
1,500,000
788,000
高専プラザ企業と津山工業高等専門学校と
の連携促進
津山高専技術交流プラザ
300,000
つやま新産業創出機構と津山工業高等専門
学校との連携促進
つやま新産業創出機構
150,000
教育助成
電子制御工学科
野村健作
公益財団法人NSKメカトロ
ニクス技術高度化財団
寺元貴幸教授への教育・研究助成
情報工学科
寺元貴幸
共和機械株式会社
100,000
津山高専技術交流プラザ
160,000
高専プラザ企業と津山工業高等専門学校と
の連携促進
合計 28 件
1,769,000
16,295,451
21
8 技術相談
相 談 事 項
22
対応部署等
担 当 者
・ステンレス製薄小曲板の組織観察(2)
機械工学科助教
竹村明洋
・変色したホックの分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・アルミニウム箔の表面に付着した異物の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・炭の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・電極部品材料に付着したシミ状物質の観察と分析
教育研究支援センター
塩谷裕司
・超硬チップの観察と分析
教育研究支援センター
塩谷裕司
・ベルトコンベヤーの付着物除去用刃物の破損理由について
学術社会連携室
柴田政勝
・焼却灰の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・3Dプリンターを用いた試作品(フロントパネル)の作成
情報工学科
寺元貴幸
・土壌中に含まれる汚染物質の除去について
機械工学科
山口大造
・食物の保存と電界の関係について
電気電子工学科
田辺 茂
・金属に付着した異物の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・集光式太陽光発電システムの開発動向について
電子制御工学科
桶真一郎
・鉄鋼部品の硬さ試験をして欲しい
学術社会連携室
柴田政勝
・金属の引張試験
教育研究支援センター
川村純司
・モルタルの針状結晶の観察
教育研究支援センター
塩田裕司
・3Dプリンターを用いた試作品(フロントパネル)の作成
情報工学科
寺元貴幸
・食品粕の乾燥について
機械工学科
佐伯文浩
・変色したホックと繊維の分析
・ホックの成分分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・金属の引張試験
教育研究支援センター
川村純司
・ワークを引張試験にかけ、ヤング率を求めたい
教育研究支援センター
川村純司
・変色した電子部品の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・ステンレス組織観察
機械工学科
竹村明洋
・ステンレス電解腐食
機械工学科
竹村明洋
・金属の引張試験
教育研究支援センター
川村純司
・電子部品に付着した異物の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・電解腐食したステンレス板の観察
教育研究支援センター
塩田裕司
・ガラス表面に付着した不純物の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・3Dプリンターを用いた試作品(フロントパネル)の作成
情報工学科
寺元貴幸
・ステンレスの組織観察
機械工学科
竹村明洋
・黄銅製キャップに付着した不純物の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
相 談 事 項
対応部署等
担 当 者
・シリコンウェハーの観察
・不純物の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・熱中症予防のための音声案内機器開発に対する指導助言
電気電子工学科
掛橋英典
・電子部品に付着した異物の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・3Dプリンターを用いた試作品(フロントパネル)の作成
情報工学科
寺元貴幸
・ベルトコンベアに使用するゴムの引張試験
機械工学科
塩田ひろ久
・SUS組織観察
機械工学科
竹村明洋
・ニッケルめっき製品に付着した不純物の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・金属の表面粗さの測定
教育研究支援センター
川村純司
・SUS組織観察
機械工学科
竹村明洋
・ブリキ製のフタにできた剥れ箇所の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・超音波溶接された銅線とコネクターの圧着部の組織観察
学術・社会連携推進事務室
柴田政勝
・溶接した電線の断面観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・シリコンウェハーに残留した異物の観察
教育研究支援センター
塩田裕司
・電子部品に付着した異物の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・モルタルの針状結晶の観察
教育研究支援センター
塩田裕司
・チゼル破損の原因について
学術・社会連携推進事務室
柴田政勝
・チゼルの破断面観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・銅製部品に付着した不純物の分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・①膜天井施工の3D模型、②CADによる3時曲線、③膜天井の強度試験
情報工学科
寺元貴幸
・モルタルの針状結晶の観察
教育研究支援センター
塩田裕司
・チゼルの破断面観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・シリコンウェハーに付着した異物の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・データベースの作成
情報工学科
大平栄二
・電極の破断箇所の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・電極の破断箇所の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・モルタルの針状結晶の観察
教育研究支援センター
塩田裕司
・船舶用舵取り装置部品の不具合を観察したい
学術・社会連携推進事務室
柴田政勝
・3Dプリンタによる部品製作
情報工学科
寺元貴之
・モルタルの針状結晶の観察
教育研究支援センター
塩田裕司
・電極の破断箇所の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・電極の破断箇所の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
・ステンレス鋼の溶接ヵ所の観察と分析
教育研究支援センター
塩田裕司
23
9 公開講座
延べ
時間
対 象
受講者数
7月29日~31日
15
小3 ~中学生
(小3以下保護者同伴)
15
八木秀幸ほか
7月29日~31日
15
小学生
(小3以下保護者同伴)
17
レスキューロボット・ミニ
桶真一郎ほか
7月29日~31日
13
小4 ~中学生
18
パソコンで作る簡単3DCGキャラ
クタと動画
坂井良広
7月29日~30日
10
小4 ~中学生
11
天体観測会-君も未来のガリレオ
だ-
佐々井祐二
5月16日、8月4日、
9月2日、10月8日
国際共通語エスペラントをまな
ぼう!
角谷英則
10月1日~10月29日
毎週水曜日
(5回)
暗やみでユラユラ光る! PETボ
トルでLEDランタンをつくろう
川村純司ほか
8月5日
講 座 名
担当講師
作ろう・飛ばそうモデルロケット
佐藤紳二ほか
サッカーロボットを作ろう!
期 間
8
10
4
小4~中学生
89
(小学生は、保護者ある
(延べ数)
いは 学校の先生同伴)
中学生以上
小4~中学生
7
16
出前講座
講 座 名
24
企 業 名
会 場
担当講師
実施日
材料学の基礎(基礎編)
ユニカス工業㈱
同社研修室
柴田政勝
7月28日
材料学の基礎(応用編)
ユニカス工業㈱
同社研修室
柴田政勝
7月30日
溶接構造の力学と設計入門
片山工業㈱
同社会議室
小林敏郎
8月18日
田口メソッド(品質工学)入門
片山工業㈱
同社会議室
小林敏郎
8月18日
照明の基礎と省エネ
勝英電機㈱
津山高専
植月唯夫
8月18日
田口メソッド(品質工学)入門
㈱ソフィア
同社会議室
小林敏郎
8月19日
照明の基礎と省エネ
オーエヌ工業㈱
同社会議室
植月唯夫
8月21日
溶接構造の力学と設計入門
津山ガス㈱
同社会議室
小林敏郎
8月28日
インターネットサービスとビジネ
スの動向 オーエヌ工業㈱
同社会議室
藤田一寿
9月9日
機械学習入門
オーエヌ工業㈱
同社会議室
藤田一寿
9月11日
機械学習入門
勝英電機㈱、モリマシナ
リー㈱
津山高専
藤田一寿
9月18日
講 座 名
企 業 名
会 場
担当講師
実施日
同社研修室
柴田政勝
9月18日
津山高専
藤田一寿
9月29日
同社多目的ホール
佐藤紳二
10月20日
材料学の基礎(基礎編)
オーエヌ工業㈱
インターネットサービスとビジネ
スの動向 モリマシナリー㈱
機械製図の基礎
三橋サンブリッジ㈱
機械製図の基礎
オーエヌ工業㈱
同社会議室
佐藤紳二
11月28日
溶接構造の力学と設計入門
モリマシナリー㈱
同社研修室
小林敏郎
12月3日
田口メソッド(品質工学)入門
モリマシナリー㈱
同社研修室
小林敏郎
12月3日
田口メソッド(品質工学)入門
オーエヌ工業㈱
同社会議室
小林敏郎
12月10日
機械製図の基礎
モリマシナリー㈱
同社研修室
佐藤紳二
12月19日
溶接構造の力学と設計入門
ユニカス工業㈱
同社研修室
小林敏郎
3月16日
25
平成26年度津山高専技術交流プラザ事業報告
(期間:平成26年4月1日~平成27年3月31日)
1.総会・講演会の開催
○5月23日㈮ 津山鶴山ホテル
平成25年度事業・決算報告、平成26年度事業計画案、予算案、新規会員紹介
講演 「事業展開をサポートする各種補助金について」
講師 (公財)岡山県産業振興財団 研究開発支援課課長 横田 尚之氏
2.産学交流の活性化
産と学が情報交換や人脈形成等を図ることを目的に産学交流会を開催した。津山高専教員の研究内容の
ボード展示及び企業PRを新たに行い、各企業との交流拡大を図った。10月以降は「津山高専技術交流
プラザ・津山商工会議所合同産学交流会」として開催した。
○7月25日㈮ 津山国際ホテル
話題提供 岡山県地業引き継ぎセンター総括責任者 杉原和夫氏
「事業承継の対策と進め方」
○10月31日㈮ 津山国際ホテル
話題提供 岡山大学病院消化器内科 助教 池田房雄氏
「肝炎食わず嫌い」
話題提供 岡山大学病院臨床栄養部 副部長 坂本八千代氏
「あなたは肝臓にやさしい食事していますか?」
話題提供 津山工業高等専門学校 電子制御工学科 准教授 谷口浩成氏
「福祉にかかわるロボットについて」
○2月26日㈭ 津山国際ホテル
話題提供 つやま産業支援センター 統括マネージャー 小坂幸彦氏
「つやま産業支援センターについて」 話題提供 津山工業高等専門学校 電子制御工学科 准教授 桶真一郎氏
「洋ラン栽培を対象とした温室環境自動制御システムの試作」
話題提供岡山県工業技術センター技術支援部連携推進グループ 三輪昭生氏
「ETロボコンについて」
杉原和夫氏
26
研究内容のボード展示
池田房雄氏
坂本八千代氏
谷口浩成氏
小坂幸彦氏
桶真一郎氏
三輪昭生氏
3.企業PR会
12月9日㈫ 津山工業高等専門学校 会員企業:24社
参 加 者:約300名(内学生204名)
津山工業高等専門学校の学生、教職員が地域企業の技術、製品、事業内容を知ることを目的に開催し
た。アンケート結果では83%の学生が参加して良かったと回答、69%の学生が参加企業に魅力を感じた
と回答。
次年度に備え3社がオブザーバーとして参加。
4.研究室訪問、企業訪問
○研究室訪問
11月14日㈮ 機械工学科 教授 小西大二郎氏
電機電子工学科 講師 香取重尊氏
参加者:4社、8名
○企業訪問
11月4日㈫ 株式会社旭ポリスライダー
参加者:10名
27
研究室訪問
研究室訪問
5.ヤングエンジニア・リアリング事業の実施
○ボランティア・レクチャーの開催
12月18日㈭ 津山工業高等専門学校
高専専攻科学生を対象に、今後社会人としてより広い視野と見識を身につけてもらうため、講演会を
開催した。
演題:「未来は明るい」
講師:晃立工業株式会社 代表取締役 福廣安高氏
「人生はエレベータがない。目標を持ってコツコツやる」「知恵と心で自分のブランド化に取り組む」
など社会人として心得ておくべき姿勢や考え方を、自らの経験をもとに熱く話された。
○企業体験学習の実施
専攻科1年生を対象に、夏休みを利用して19名の企業体験学習を実施した。
(詳細は別紙のとおり)
6.出前講座の開催
津山高専とプラザ会員企業との交流を一層推進するため、10講座を開設し、津山高専教官が企業で専
門基礎講義を実施した。今年度は、8社、20回、230人が受講した。
7.弥生祭への企業出展
11月2日㈰、3日㈪ 津山工業高等専門学校
津山高専弥生祭において、会員企業(16社)の製品・パネル等を展示・PRした。
28
8.人材育成事業
津山市人づくり助成セミナーとして開催
○機械加工(標準レベル NCフライス)教育
開催日:9月20日㈯、9月27日㈯、10月4日㈯、10月11日㈯
11月15日㈯、11月22日㈯、11月29日㈯
受講者:5名
講 師:津山工業高等専門学校 機械工学科 教授 小西大二郎氏
津山工業高等専門学校 機械工学科 准教授 塩田祐久氏
実 習:津山工業高等専門学校 教育研究支援センター技術専門員 神田尚弘氏
津山工業高等専門学校 教育研究支援センター技術専門職員 川村純司氏
産業技術能力養成セミナーとして開催
○CADトレース利用技術教育
開催日:11月22日㈯、11月29日㈯、12月6日㈯
受講者:30名
講 師:津山工業高等専門学校 機械工学科 教授 佐藤紳二氏
○CAD利用技術教育
開催日:第1期 8月30日㈯、9月6日㈯、9月13日㈯
第2期 1月10日㈯、1月17日㈯、1月31日㈯
受講者:各期20名
講 師:津山工業高等専門学校 機械工学科 教授 佐藤紳二氏
機械加工(ステンレス)研修
CAD研修
9.その他
○感謝状贈呈
実施日:8月25日㈪
つやま新産業創出機構が「第3回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード
2014)」において経済産業大臣賞を受賞した。津山工業高等専門学校からは、機構設立以来、多大な支
援をいただいており、須江英典会長より、津山工業高等専門学校(則次俊郎校長)に対し、感謝状を贈
呈した。
29
○津山高専技術交流プラザと92岡山県自立化推進研究会との交流会
開 催 日:平成27年2月17日㈫
先進工場見学:安田工業㈱
情 報 交 換 会:双方の取組や会員企業の事業について説明し、お互いの認識を深め、交流を図った
○奨学寄附金
津山高専における研究の奨励金として、30万円を寄附した。
○ザ・チャレンジ事業支援金として10万円を拠出し、つやまロボットコンテスト大会を支援した。
30
知的財産に関する取り組み
─ 津山高専における知的財産教育 ─
電気電子工学科 講師
知財部門委員長 香 取 重 尊
津山高専は県北地域における唯一の工学系高等教育研究機関であることから、理科教育の拠点で
あり、また産業の面では地域産業を活性化するための産学連携拠点となっている。地元企業との連
携強化を重視し、地域産業と連携した知財教育の構築を目指した取り組みを実施している。
近年、全国的に課題となっている少子高齢化は岡山県の津山圏域においても例外ではなく、地域
産業を担う理科系人材の育成は重要な課題である。津山高専では、ロボットコンテスト、講義やア
イデアシートの作成などを通して自分の考えを形にすることを学び、5年間という高専独自の学年
制度を活用し、知的財産に関する一貫教育システムの構築を目指している。本科低学年(1-3 年生)
では主に知的財産の基礎を学ぶとともに創造することの楽しさを体験できるように工夫し、本科高
学年(4-5 年生)および専攻科ではより専門的な知材についても学べるような教育システムの構築
に取り組んでいる。具体的には、年間数回に分けて、近隣の特許事務所から弁理士や企業の知的財
産部を経験したコーディネータに、知財の基礎から実践的な内容を含む講義を行ってもらっている。
また、知財部門委員会を設置し、本委員会では
学内の特許案件についての審議を行うだけでな
く、委員に対してテキストを配布し、各学科で
の知財教育に役立てるよう指導している。
『津山ロボコン』や専門家による講演会、ア
イデアシートの作成や各種アイデアコンテスト
への応募については、例年開催していることも
あり学生も意欲的に取り組み、定着しているこ
特許検索の仕方を学習する学生たち
(機械工学科 4年生)
とが伺える。平成 26 年度はこれらの定着した活動を軸に、学生が主体的に取り組むためにはどの
ような取り組みが必要かを検討し、小中学生や高校生を対象とした実験教室の創作と運営を取り入
れた。また、海外での実験教室の実施など、今までにはない試みを行った。小中学生を対象とした
実験教室では実験機材の製作からデモンストレーションまでを行い、創作することの難しさと指導
することの楽しさを体験し、学習することができた。海外での実験教室では語学の壁があるために、
伝えることの難しさを体験したが、伝わったときの喜びを同時に体験することができ、学生の学習
意欲の向上につながった。これら一連の活動はすぐに成果の見られるものではないが、今後地域産
業を担っていく人材育成に資するものとして貢献できていると考えられる。
31
津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター規程
〔平成18年2月28日
規 程 第 1 5 号〕
(趣 旨)
第1条 この規程は,津山工業高等専門学校内部組織規程(平成16年規程第6号)第10条第2項の規定に基
づき,津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター(以下「センター」という。)の運営に関し必要な
事項を定めるものとする。
(目 的)
第2条 センターは,津山工業高等専門学校(以下「本校」という。)の教育及び研究機能を地域社会に開放し,
教育及び研究の発展に寄与するとともに,地域社会における産業技術の振興及び発展に貢献することを目
的とする。
(業 務)
第3条 センターは,前条の目的を達成するため,次の各号に掲げる業務を行う。
⑴ 地域産業界等からの技術相談及び技術指導に関すること。
⑵ 地域産業界等との共同研究及び受託研究に関すること。
⑶ 本校の学生に対する実践的な技術教育及び研究指導に関すること。
⑷ 学術情報の提供に関すること。
⑸ 講習会等への人材派遣に関すること。
⑹ 公開講座に関すること。
⑺ 知的財産に関すること。
⑻ その他センターの目的達成に必要な業務に関すること。
(部 門)
第4条 センターに,施設,設備の管理・運営及び知的財産に関する審議を行うため,部門を置く。
2 部門に関する必要な事項は,別に定める。
(職 員)
第5条 センターに,次に掲げる職員を置く。
⑴ センター長
⑵ 副センター長3人
⑶ その他校長が必要と認めた職員
2 前項に掲げる職員の任期は,2年とし,再任を妨げない。
3 前項の規定にかかわらず,委員に欠員が生じた場合の後任者の任期は,前任者の残任期間とする。
(センター長及び副センター長)
第6条 センター長及び副センター長は,教員のうちから,校長が任命する。
2 センター長は,センターの業務を掌理する。
3 副センター長は,センター長の職務を補佐する。
4 センター長に事故があるときは,センター長があらかじめ指名した副センター長が,その職務を代行
する。
(雑 則)
第7条 この規程に定めるもののほか,センターの運営に関し必要な事項は,別に定める。
附 則
この規程は,平成18年4月1日から施行する。
32
津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター利用要項
(趣 旨)
第1条 この要項は、津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター規程(以下「テクノセンター規程」と
いう。)第7条に基づき津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター(以下「テクノセンター」という。)
の利用について必要な事項を定めるものとする。
(利用者)
第2条 テクノセンターを利用することができる者は、次の各号に掲げる者とする。
⑴ 民間等の共同研究者
⑵ 技術相談等のための来訪者
⑶ テクノセンターで開催される行事等への参加者
⑷ 本校の職員、学生及び研究生等
⑸ その他テクノセンター長が適当であると認めた者
(利用手続き)
第3条 テクノセンターの施設及び設備を利用しようとする者は、別紙様式1のテクノセ ンター利用申請
書をテクノセンター長に提出し、許可を得なければならない。
テクノセンターの施設及び設備を利用した者は、別紙様式2のテクノセンター利用報告 書をテクノセン
ター長に提出しなければならない。
ただし、本校職員が、平日の勤務時間内に利用する場合は、利用申請書及び利用報告書 の提出を省略す
ることができる。
第4条 前条の許可を得て施設又は設備を利用した者は、テクノセンター備え付けの別紙 様式3の施設・
設備使用簿に記録しなければならない。 (機器の搬入及び搬出)
第5条 利用者が、機器を搬入するときは、あらかじめテクノセンター長の承認を受けな ければならない。
2 前項の承認を受けた者が当該機器の利用を終了したときは、速やかにこれを搬出しな ければならな
い。
3 機器の搬入及び搬出に要する経費は、当該利用者の負担とする。
(利用の取消等)
第6条 テクノセンター長は、利用者がこの要項に違反したとき、又はテクノセンターの 運営に支障を生
じさせるおそれがあるときは、その利用の許可を取り消し、又はその利 用を停止させることができる
(経費の負担)
第7条 利用者(本校の教職員、学生及び研究生等を除く。)は当該利用に係る経費を負 担するものとする。
2 前項の経費及び負担方法は別に定める。
(損害賠償)
第8条 利用者が、故意又は重大な過失により設備等を損傷したときは、その損害に相当 する費用を負担
しなければならない。
(その他)
第9条 この要項に定めるもののほか、テクノセンターの利用に関し必要な事項は、テク ノセンター長が
別に定める。
附 則
この要項は、平成18年4月1日から施行する。
この要項は、平成27年4月1日から施行する。
33
別紙様式1
テクノセンター利用申請書
平成 年 月 日
地域共同テクノセンター長 殿
下記の通り申し込みます。
(申請者) 住 所:
企業名等:
役 職:
氏 名:
電 話:
E m a i l :
記
津山高専技術
交流プラザ会員
□ 会員 □ 非会員
利用区分
□ 技術相談 □ 機器利用
技術相談(内容)
機 器 利 用
□ 3Dプリンター □ 3Dデジタイザー(スキャナー) □ 走査型電子顕微鏡
□ 精密万能試験機 □ 表面粗さ測定器 □ その他( )
備 考
次の事項について、ご確認の上、同意いただける場合は、□をご記入願います
秘 密 保 持
知的財産の取扱い
技術相談の経過において、担当教員よりノウハウ等の提供を受けた場合、秘密
□ 保持契約を締結することに同意する。※同意いただけない場合、技術相談を実
施することができないことがあります。
技術相談の経過又は結果、担当教員の寄与により知的財産が生じた場合、当校
□ へ書面にて通知することに同意する。※同意いただけない場合、技術相談を実
施することができないことがあります。
記入不要
テクノセンター長
決 定 事 項
34
□ 許可 □ 不許可
学術・社会連携推進事務室
別紙様式2
テクノセンター利用報告書
平成 年 月 日
地域共同テクノセンター長 殿
下記の通り申し込みます。
(報告者) 所 属:
役 職:
氏 名:
記
利 用 日 時
平成 年 月 日( ) 時 分~ 時 分
津山高専技術
交流プラザ会員
利 用 者
□ 会員 □ 非会員
技術相談(内容)
相談指導内容
ノウハウ等の提供
秘 密 情 報 の 受 領
今 後 の 対 応
知 的 財 産 の 創 出
機 器 利 用
□ 有 □ 無
□ 有 □ 無
□ 共同・受託研 □ 技術指導 □ 無
□ 有※詳細は別添発明等届のとおり
(□ 発明 □ 考案 □ 意匠 □ ノウハウ □ その他)
今後創出する可能性が有 □ 無
□ 3Dプリンター □ 3Dデジタイザー(スキャナー) □ 走査型電子顕微鏡
□ 精密万能試験機 □ 表面粗さ測定器 □ その他( )
記入不要
確 認 欄
利 用 料
秘 密 保 持 契 約
発 明 等 の 取 扱
今 後 の 対 応
□
□
□
□
有料( 円) □無料
締結済み □ 後日締結が必要 □ 締結は不要
知的財産委員会への相談
共同・受託研究 □ 技術指導 □ 相談継続 □ 無(完了)
テクノセンター長
学術・社会連携推進事務室
35
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施 設 ・ 設 備 使 用 簿
開始時刻
:
:
:
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:
:
:
:
:
:
:
年 月 日
・ ・
・ ・
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・ ・
・ ・
・ ・
・ ・
・ ・
・ ・
利 用 期 日
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:
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:
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:
:
:
:
:
:
終了時刻
所属(企業,学科,研究室等)
氏 名
利 用 者
使用者
数計 利 用 概 要
利用施設 利用設備 指導または対応
教職員氏名
連絡事項・特記事項等
津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター
別紙様式3
津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター利用料算定基準
校長裁定
制定 平成27年3月30日
(目 的)
第1条 この利用料算定基準は、津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター規程第8条、津山工業高等
専門学校地域共同テクノセンター利用要項第7条第2項及び独立行政法人国立高等専門学校機構技術相談
に関するガイドラインに基づき、津山工業高等専門学校地域共同テクノセンター利用料(以下「利用料」
という。)について必要な事項を定めるものとする。
(利用料)
第2条 利用者は、テクノセンター利用報告書に基づき別表により支払うものとする。
ただし、法令等に定めのある場合は、当該法令等に定める額とする。
2 利用料は、消費税額及び地方消費税額を加算した額とする。
(利用料の減免措置)
第3条 利用料は、次の一に該当する場合減免できるものとする。
一 公的機関からの申込の場合、公的機関の規程等によるものとする。
二 利用者が申込時において、共同研究等の申請を前提とする旨の意思表示をした場合、利用料金の半額
を減額するものとする。
三 津山高専技術交流プラザ会員の場合、技術相談及び機器利用する3時間分は無料とする。ただし、3
Dプリンターの利用に関しては、技術相談及び機器利用する3時間相当分を減額するものとする。
四 その他、上記に準じるものと校長が認めた場合
(利用料の納付方法)
第4条 利用者は、第2条の利用料を、法令等に定めのある場合を除き、総務課が発行する請求書に明記さ
れている金額を指定された期日までに銀行振込により納付するものとする。
附 則
この基準は、平成27年4月1日から施行する。
別 表
事 項
技術相談(1回目は無料)
3Dプリンター
①材料費(造形物の容積(cc))×@150
②作業費 1回あたり10,800円
3Dデジタイザー(スキャナー)
走査型電子顕微鏡
精密万能試験機
表面粗さ測定器
単位
1時間
1回
料金(税込み)
5,400円 10,800円~
1時間
1時間
1時間
1時間
5,400円 5,400円 5,400円 5,400円 37
◎津山高専技術交流プラザ会員企業の地域共同テクノセンターの利用について
津山高専技術交流プラザ会員企業は下記利用料の減免措置があります。
(利用料の減免措置)
津山高専技術交流プラザ会員企業が技術相談及び機器利用する場合、3時間分は無料とします。ただし、
3Dプリンターの利用に関しては、技術相談及び機器利用する3時間相当分を減額します。
38
地域共同テクノセンターのスタッフ
――――――――――――――――――――――――――――――
テクノセンター長 小林 敏郎(電子制御工学科)
副センター長 佐藤 紳二(機械工学科)
〃
香取 重尊(電気電子工学科)
〃
河合 雅弘(情報工学科)
――――――――――――――――――――――――――――――
計測解析部門
部門長 塩田 祐久(機械工学科)
部門員 小西大二郎(機械工学科)
〃
竹村 明洋(機械工学科)
〃
原田 寛治(電気電子工学科)
〃
香取 重尊(電気電子工学科)
〃
川村 純司(教育研究支援センター)
〃
湯浅 哲次(教育研究支援センター)
――――――――――――――――――――――――――――――
計算機応用部門 部門長 佐藤 紳二(機械工学科)
部門員 河合 雅弘(情報工学科)
〃
大西 淳(情報工学科)
――――――――――――――――――――――――――――――
3次元創造部門 部門長 寺元 貴幸(情報工学科)
部門員 井上 浩行(機械工学科)
〃
加藤 学 (機械工学科)
〃
薮木 登 (情報工学科)
〃
日下 孝二(教育研究支援センター)
〃
谷口亜紀子(教育研究支援センター)
――――――――――――――――――――――――――――――
知的財産部門
部門長 香取 重尊(電気電子工学科)
部門員 井上 浩行(機械工学科)
〃
前原 健二(電気電子工学科)
〃
細谷 和範(電子制御工学科)
〃
岡田 正(情報工学科)
〃
廣木 一亮(一般科目)
――――――――――――――――――――――――――――――
学術・社会連携推進事務室 小林 茂男(学術・社会連携推進事務室長)
奥井伸二朗(学術・社会連携推進事務室係長)
菅田理恵子(学術・社会連携推進事務室事務補佐員)
北浦 美帆(学術・社会連携推進事務室事務補佐員)
實石 恵子(学術・社会連携推進事務室事務補佐員)
大重 広明(産学官連携コーディネーター)
柴田 政勝(産学官連携コーディネーター)
江崎 稔(中国地区拠点校産学官連携コーディネーター)
産学連携推進委員会委員
――――――――――――――――――――――――――――――
小林 敏郎(電子制御工学科)
佐藤 紳二(機械工学科)
吉富 秀樹(機械工学科)
塩田 祐久(機械工学科)
山田 祐士(機械工学科)
香取 重尊(電気電子工学科)
石邊 信治(電気電子工学科)
細谷 和範(電子制御工学科)
河合 雅弘(情報工学科)
寺元 貴幸(情報工学科)
藤田 一寿(情報工学科)
古樋 直己(一般科目・文化系)
有本 茂(一般科目・理科系)
森原 良治(事務部長)
日下 孝二(教育研究支援センター)
地域共同テクノセンター組織図
地域共同テクノセンター
●センター長 ●副センター長 ●教員 ●技術職員
産学連携推進委員会
地域共同テクノセンターの運営
地域連携の推進
●センター長 ●副センター長 ●部門長 ●委員
計測解析部門
計算機応用部門
3次元創造部門
知的財産部門
計測解析室の活用支援
計算機室の活用支援
3次元機器等の活用支援
知的財産の活用支援
(支援研究スタッフ)
機械工学科
電気電子工学科
電子制御工学科
情報工学科
一般科目
専攻科
教育研究支援センター
総合情報センター
地域共同テクノセンターの利用
地域共同テクノセンターの利用、共同研究の申請、技術相談の申し込み、その他産学官民連携に
関することは、下記にお問い合わせ下さい。
N
案内図
バス路線( )
中国自動車道
高田
津山
商業
高校
津山高校
津山市役所
美作高校
至大阪
弥生町
津山消防署
津山警察署
津山東高校
宮川
○中鉄北部バス
津山駅発−
津山スポーツセンター行
津山工業高校
地域共同
テクノセンター
高野
衆楽園
利用交通機関
高 専
美作大学
至広島
◀通用門
(北門)
北陵中
沼住居跡入口
津山
スポーツ
センター
鶴山公園
(所要時間 約24分)
正門▶
国道53号線
津山広域
バスセンター
今津屋橋
吉井川
作陽高校
津山駅
至新見(姫新線) 至鳥取(因美線)
至岡山(津山線) 至姫路(姫新線)
津山工業高等専門学校 地域共同テクノセンター(学術・社会連携推進事務室)
708-8509 岡山県津山市沼624-1
Tel:
(0868)
24-8217 Fax:
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24-8406
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