導入事例: 00400 NetSkateKoban for CATV Ⓡ 導入事例: 株式会社ハートネットワーク様 無線LAN環境でもネットワークの利用状況を把握 無線LAN環境でもネットワ クの利用状況を把握 Miyagi MiyagiUniversity UniversityofofEducation Education ●ネットワーク監視システムを開発 ●ヘビーユーザーを制御できる ● 3段階定額の従量課金制度 ●サイバー社の技術力・対応力の高さ ●お客様の利便性が向上するシステム開発を 株式会社ハートネットワーク(以下、ハート社)様は、かね てから仙台市の株式会社サイバー・ソリューションズ(以 下、サイバー社)とともにCATV事業者向けネットワーク 監視システムの開発を続けており、この度、帯域制御・ 従量課金機能を搭載したNetSkateKoban for CATVの 最新バージョンをリリース、ハート社様では、2012年2月 より3段階定額の従量課金サービスをスタートさせました。 今回はハート社 取締役 業務局 兼 事務局長 伊藤直人 氏に、経緯や最新バージョンの機能などのお話を伺いま 氏に、経緯や最新バ ジョンの機能などのお話を伺いま した。 ■ ネットワーク監視システムを開発 -- これまでの、開発の過程を簡単にお話しいただけま すでしょうか? 当社とサイバー社では、当社システムの環境にて、 CATV事業者向けネットワーク監視システムを協力し開 CATV事業者向けネットワ ク監視システムを協力し開 発してまいりました。その始まりは2010年の春でした。 どのような技術的な課題があったのか具体的に言いま すと、接続機器のノード単位のネットワーク地図表示、 CM(ケーブルモデム)・WiMAX端末・IP電話端末など、 インフラに依存しない端末のトラフィックの監視、またヘ ビーユーザーやそのユーザーが使用しているアプリケー ションの特定などでした。 -- その開発が終わったのが2010年の9月頃ですね。弊 社では同年11月に「NetSkateKoban for CATV」として販 売を開始いたしました。 そうですね。またWebツールで各種統計情報としてS/N (信号雑音)レベル、特定アプリケーションの要求および 到来パケット量などが見られるようにもなりましたが、課 題として残っていた帯域制御機能の開発に着手し、今回 株式会社サイバー・ソリューションズ の新バージョンの納品にいたったわけです。 ■ ヘビーユーザーを制御できる -- 最新バージョンのポイントを聞かせてください。 最も大きなポイントは、トラフィック監視装置 ((CpMonitor p SMART)により、しきい値越えしたアドレス、 ) り、 値越 、 すなわち大量のトラフィックを 発生させる「ヘビーユーザー」 を特定、その使用帯域をモニ タリングし、CMTS(ケーブルモ デム終端)装置に負荷をかけ ずに自動で帯域制御をかける 機能の実現です。 -- ヘビーユーザーの制御はなぜ必要なのでしょう か? CATV網によるインターネット接続サービスは、多くの加 入者様がセンターシステムを共有する形で成り立って います。ここに少数ではあってもP2Pなどの利用により 帯域を大幅に占有するユーザーが存在すると、他のお 客様の通信速度に影響するなど、サービス全体のクオ リティを下げることにもなりかねません。 こうしたことから、ヘビーユーザーの制御は重要となっ こうしたことから ヘビーユーザーの制御は重要となっ てきますが「どのように制限の承諾を得るか」など、難し い問題もあることから、現在まで制御・制限にまではい たっていませんでした。今回ヘビーユーザーを特定する ことで、そのトラフィックを分散するなど、センターシステ ムの設計に役立てることができ、今後、加入者様が増 加した場合などの対策にとても有用です。 *製品の仕様などは予告無く変更する場合があります。 導入事例: 00400 ■ヘビーユーザーの一覧 一番苦労したのは、新しく開発した従量課金のシステム と従来の課金システムのインターフェイスを統合させる ことでした。NetSkateKoban for CATVの従量データを随 時手入力で課金システムにインプットしていては、大変 な労力になりますから、一括で処理できるようにすること はとても大切でした。 と も大切 た 課金システムには、他の業者 も関わっていて、当社がサイ バー社と連携を取るという形 で開発していきました。両社 の技術力や対応力の高さが 上手く統合できた要因だと 思っています。特にサイバー 社は どのような問合せに対 社は、どのような問合せに対 しても時間を置かずして返事が返ってくるなど、その対応 力の高さには、以前から評価していますし、また信頼もし ています。 ■3段階定額の従量課金制度 -- 新しく加わった、従量課金機能についてお聞かせくだ さい。 ■お客様の利便性が向上するシステム開発を ヘビーユーザーの存在や、利用者の増加によって、いまブ ロードバンドネットワークは帯域逼迫状態にあります。その ため、国内の大手通信キャリア様も、使い放題の定額制 に加え、利用量の抑制が期待できる「従量課金制」を取り 入れるなどしています。 このような新サービスは、私たちのネットワーク加入者にも 乗り換えニーズを喚起してしまうことから、非常に脅威を感 じていました。そこで、サイバー社にもNetSkateKoban for CATVの通信量測定技術を活かした従量課金機能の開発 を急いでいただくことにしました。 -- 本機能の実装によりスタートしたのが、3段階定額の 従量課金サービスなのですね。 そうです。『ハートネット3.0S(下り120Mbps)』といいます。 競合の大手キャリア様は完全従量課金(金額の下限と上 限はあり)サービスを行っていますが、当社では、使った データ量に対し、3段階の定額料金を課すシステムにして います。 これにより、ユーザーは使わない月は料金の節約ができ、 使いたいときは定額で思い切り使えるというメリットを得る ことができます。低速(下り3Mbps)、中速(下り20Mbps) サービスのユーザーが『ハートネット3.0S』に移行する動き も見えており、こうしたユーザーがより活発にインターネッ トを利用することでARP(一件あたりの単価)も上がり収益 アップにもつながっています。 ■サイバー社の技術力・対応力の高さ -- 今後サイバー・ソリューションズに期待することなど があれば お聞かせください。 があれば、お聞かせください。 今後、当社ではFTTHに完全移行していくことから、そう した体制でもネットワークの監視、ヘビーユーザーの特 定、従量課金などの機能が利用できるよう、 NetSkateKoban for CATVの新規機能などの一層の開 発を期待しています。また、これは従量課金のお客様か らのニーズなのですが、現在使っているデータ量がどの くらいなのか、モニタリングができるシステム(例えば WEBで認証、閲覧など)の開発をお願いできればと思っ ています。 さらに、現在NetSkateKoban for CATVは当社(新居浜) のサーバにアップされていますが、サイバー社(仙台) にもサーバを設置し、バックアップを取るなどの措置を 講ずれば、災害時などでも安心だと思います。 -本日はお忙しいところ、貴重なお話をありがとうござ いました。 株式会社ハートネットワーク様について 愛媛県新居浜市・西条市において有線テレビジョン放送・有線ラ ジオ放送による再送信、多チャンネル・自主放送、放送番組の制 作、販売、有線テレビ・ラジオ設備設計施工などを行っている企 業です。平成12年12月よりケーブルインターネット接続等双方 向サービスを開始。平成21年4月より地域WiMAXインターネット 接続サービスをスタートさせています。企業スローガンは「地域を 愛する心豊かな人々の発見」。 -- 今回 今回の開発において苦労した点などをお聞かせくだ 開発 苦労 点 を 聞 さい。 ※ 取材日時 2012年5月 * NetSkateKoban(ネットスケット交番)は、サイバー・ソリューションズの登録商標です。 ビジネス・ディベロップメント・グループ 〒989-3204 仙台市青葉区南吉成6-6-3 ICRビル TEL 022-303-4012 FAX 022-303-4015 E-mail netskate-sales@cysol.co.jp 20120101 Rev.A
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