NewsLetter Nikon Glass News 2016 幅広い分野で最適なセラミックコーティングをご提案 高度な表面機能を実現するセラミックコーティング セラミックコーティングは摩耗や腐食、熱などに対して非常に優れた耐性を持って おり、幅広い分野で利用が広がっています。ニコンは、長年にわたるガラスや光学 製品などの開発製造で培われたノウハウを生かして、セラミックコーティングのご提 供を開始しました。 セラミックコーティングはアルミナやジルコニアといった無機化合物を主な原料とし G CaF2 てコーティングを形成し、高度な表面機能を実現するものです。例えば、るつぼで結 晶育成を行う場合、より高純度な結晶を目指して、るつぼ表面にコーティングをする といったように、従来技術の改良や代替としても使われています。 i セラミックコーティングを形成するには、主にウエットとドライの二つの方法があります。 A&M ウエットプロセスは室温での成膜が可能で厚膜も短時間で形成でき、材料の選択・組 み合わせや基材形状に対する自由度もあります。もう一方のドライプロセスは緻密な 成膜に向いており、バッチ処理によるコスト低減が可能です。膜厚や膜質の再現性が 高く、基材との密着性にも優れています。ニコンは、いずれの工程にも対応できます。 光学ガラス製造で培った豊富なノウハウを活用 ニコンでは、レンズのコーティングを自社内で行っているだけではなく、光学 ガラスそのものから製造し、販売しています。求める性能を実現するために種々の 原料を調製する材料合成技術や、粉体・スラリー調製技術、ガラス熱処理技術、 各種物性評価技術といった分野における豊富なノウハウの蓄積があります。 こうした技術力と経験を生かして、半導体・電子部品製造用部材や自動車部品製造、 各種製造機器用部材などの幅広 い分野で、基材の形状や使用条 件に応じた最適なセラミック コーティングをご提案します。 ニコンには、セラミックコーティ ングの新しい用途や高機能化と いったご要望に応じて、さまざ まな選択肢をご提案し、ご相談 さまざまな分野で活躍するセラミックコーティング T O P I C S しながら最適化していく高度な 自動車部品製造用 搬送ローラー 結晶製造用るつぼ ニコン・ガラス事業室 ♦ 光学薄膜作製技術 ♦ ♦ 材料合成技術 ♦ ♦ 粉体・スラリー調製技術 ♦ ♦ ガラス熱処理技術 ♦ ♦ 各種物性評価技術 ♦ 電子部品製造用 匣鉢・セッター 半導体製造装置用部材 耐プラズマ部材 光学薄膜 対応力があります。 右記の会場のニコンブースでお待ちしております。 製品およびニュースレターのお問い合わせ先 セラミックコーティングは幅広い分野に応用が可能 SPIE Photonics West 2017 期間:2017 年 1月 31日 (火)∼2月2日(木)会場:The Moscone Center ( サンフランシスコ) 株式会社ニコン ガラス事業室 営業部 〒108-6290 東京都港区港南 2-15-3 品川インターシティ C 棟 TEL. 03-6433-3977 e-mail:Glass.Sales@nikon.com ホームページ:http://www.nikon.co.jp/glass/ ※ホームページからもお問い合わせいただけます。 NGN vol.24
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