教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 1・2 開講期 履修年次 科目名 教職概論 かねだ けんじ 金田 健司 1 総合学習目標 学校に目を向ければ「いじめ」 「不登校」 「学級崩壊」 、家庭に目を向ければ「児童虐待」など、近年、子どもの 成長は著しい危機にさらされている。諸君はこれまで、幼児、児童、生徒、学生として 20 年ほどの年月を過ごし てきた。そして今、今度は諸君自らが教師となり、教師として子どもたちと関わり、子どもたちに影響を与えよ うとしている。しかし、教師が関わり、影響を与えるのは、何も目の前にいる子どもたちだけではない。教師は 子どもたちとの関わりを通じて、同時に子どもたちの背後にいる保護者や地域社会にも影響を与える。また教師 の側も、子どもや保護者、地域社会からの影響を免れない。本講義ではこれらのことを踏まえ、 「教師とは何か」 を次の諸点から考察していく。 2 個別学習目標 特に西洋教育史、教育社会学、歴史社会学的な手法を用いて、教師の法的・社会的な責務と権利に力点をおい て進めていく。 3 授業計画 第 1 回 学校とは何か 第 2 回 学校の教師とは何か~教師になるということの意味と意義 第 3 回 専門職としての学校の教師の誕生~公的な空間としての学校と、専門職としての教師 第 4 回 教育思想史に観る教師(専門職としての教師の歴史) 第 5 回 教師の社会的な役割 第 6 回 教師の法的な位置づけ(教師の地位と身分) 第 7 回 教師に求められる力量及び資質とは何か? 第 8 回 教師の専門職性(第 4 回から 7 回までの復習) 第 9 回 教師の養成、選考、採用、研修(初年次研修から 10 年次研修に至るまで) 第10回 公立学校教師の身分 第11回 私立学校教師の身分 第12回 学校の組織と運営(公務分掌を考える) 第13回 教師のライフコース 第14回 公教育制度の萌芽 第15回 公教育制度の発展 4 テ テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 書名 著者・編集者 出版社 定価 改訂版現代教育本質論 解説教育六法 平成 24 年版 教職用語辞典 高橋浩・金田健司編著 姉崎洋一他編著 原聡介編集代表 学文社 三省堂 一藝社 2,835 円 2,730 円 2,625 円 社会力を育てる 子どもの社会力 ヒコベエ 門脇厚司 門脇厚司 藤原正彦 岩波新書 岩波新書 講談社 840 円 693 円 1,680 円 5 評価方法 抜き打ち復習テスト(40%) 、定期試験(60%)の割合で評価を行う。本講義の性質上、必ず復習をし、今更 言うまでもないことではあるが、講義はくれぐれも静聴すること。 6 その他 上記テキスト中『改訂版 現代教育本質論』の中の小生の執筆部分については 4 月中に全部読み込んでから講 義を受けること。 − 178 − 【シラバス】 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 1・2 開講期 履修年次 科目名 教育本質論/ 教育原論 かねだ けんじ 金田 健司 1 総合学習目標 本講義は中学校・高等学校の保健体育ならびに養護教諭を目指す者に必要な教育学全般の知識を教授し、合わ せて教育者に求められる資質を育成することを目的とする。教育本質論(教育原論)という講義名の通り、本講 義ではまず、教育学の基礎学的な領域すなわち教育の理念と歴史について考察し、これを受けて制度史的な事項 について述べていく。教育者を目指すものにとって必要なのは、教育実習等をソツなくこなすための小手先のテ クニックではなく、教育の本質を深く考察できる力量である。この姿勢と力量の有無こそが教師としての資質を 決定するからである。本講義は諸君がこれから受講することになる数多くの教育学関連科目の中にあって、いう なれば「教育学入門」という位置を占める。したがって、本講義では教育実習や教員採用試験に向けた近視眼的 な知識の詰め込みは行わない。本講義では、むしろそれらを相対化できる、真に教育学的思索のできる教育者の 養成をしていきたい。 2 個別学習目標 特に西洋教育史学、日本教育史学、教育哲学、歴史哲学、歴史社会学の理論を多く援用し、 「教育」 「陶冶」 「学 校」等の概念や、わが国の教育制度史に力点をおいて講義を進める。したがって部分的には「教職概論」とオー バーラップするところもあることを申し添えておく。 3 4 テ テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 本講義の狙い、向こう数ヶ月間の予定について解説を行う。 第 2 回 教育とは何かを考える~形成とは何か 第 3 回 教育とは何かを考える~教育とは何か 第 4 回 教育とは何かを考える~同化とは何か 第 5 回 教育思想史に観る「教育」概念の多用性 ①アリストテレス 第 6 回 ②カント 第 7 回 ③ペスタロッチ 第 8 回 ④ケイ 第 9 回 ⑤クリーク 第10回 学校・家庭・地域社会の相補性 第11回 学校制度史~複線型 第12回 学校制度史~分岐型 第13回 学校制度史~単線型 第14回 日本国憲法ならびに改正教育基本法に観るわが国の教育目的 第15回 学校教育法に観るわが国の学校制度と教育課程 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 書名 著者・編集者 出版社 定価 改訂版現代教育本質論 解説教育六法 教職用語辞典 高橋浩・金田健司編著 姉崎洋一他編著 原聡介編集代表 学文社 三省堂 一藝社 2,835 円 2,730 円 2,625 円 わが体験的教育論 日本教育小史 中野孝次著 山住正己著 岩波新書 岩波新書 452 円 557 円 5 評価方法 抜き打ち復習テスト(40%)、定期試験(60%)の割合で評価を行う。本講義の性質上必ず復習を行い、講義は 静聴すること。 6 その他 上掲教科書中『改訂版現代教育本質論』の小生が執筆した部分については、テキスト入手後早々に読んでおく こと。場合によっては入学間もなくに試験を課すこともあり得ることを知らねばならない。 − 179 − 2 必修 教員名 後期 必 修 選/ 択 1・2 単位数 教育心理学 開講期 履修年次 科目名 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること はしもと かずゆき 橋本 和幸 1 総合学習目標 この授業は、子どもの発達や学習などについて、教員になった時に役立てられるような知識や考え方を学ぶ ことを目的とする。 2 個別学習目標 ・現代の子どもの特徴について理解し、子どもが成長するために必要とされる事柄を説明出来る。 ・各回の内容から、青年期に至るまでの発達の経過や発達障害等の問題についても理解を深める。 ・授業で提示された様々な用語を理解し、他者に説明することが出来る。 ・自身が教員になった時のことを想定しながら、講義を聴くことが出来る。 3 4 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 イントロダクション:授業の進め方など 児童期を理解する①:心と身体の発達 児童期を理解する②:知的能力・認知の発達 青年期を理解する 大人との関係①:親子関係 大人との関係②:教師-児童生徒関係 やる気を高めるには? 学習方法 友人関係の発達 いじめ 不登校 社会的スキルの発達 発達障害①:障害の種類とその特徴 発達障害②:学校生活への適応の問題 全体のまとめ テキスト・参考文献 教科書は利用せず、資料を配布する。なお、参考書は以下に示すものとともに、授業中にも適宜紹介する。 書名 著書・編集者 出版社 定価 必 携 (授業に必ず持参するもの) 推 奨 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの) 参 考 (参考書として適切なもの) 5 ・ ・ ・ 教育心理学・新版 図でわかる発達心理学 やさしい教育心理学 河野 義章 新井 邦二郎 鎌原 雅彦・竹綱 誠一郎 川島出版 福村出版 有斐閣 評価方法 講義内の課題 30%、定期試験 70%で評価を行う。 6 その他 ・参考で挙げたテキストは、授業の予習・復習に用いると良い。 ・担当教員は学生相談室担当でもあるので、授業の内容はもちろん、大学生活や日常生活等の相談も受け付ける。 − 180 − 【シラバス】 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 3・4 開講期 履修年次 科目名 1 教育制度論 いのうえ ただし 井上 正志 総合学習目標 生涯学習時代における初等・中等教育(小学校~高等学校に該当する教育段階)を中心として、教育制度・ 経営に関する基本的な事項を解説する。子どもの教育を取り巻く仕組みがどのようにして成り立っているのか を理解し、学生が将来、自立した教員として教育に携わるための基礎的な能力を培うことを目的とする。また、 教員採用試験に取り組むにあたり、必要不可欠となる教育制度・経営に対する理解を深めることも現実的な狙 いの一つである。 2 個別学習目標 教育制度の歴史的変遷と現代社会における制度的意義について理解する。 教育に関わる法制・行政や学校組織の経営に関する基本的な事項について理解する。 現在の学校が抱える制度的・経営的課題について理解し、今後の学校教育・生涯学習の在り方について自 分なりの考えをもつことができるようになる。 4 テ テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 5 教育職員免許 取得課程 3 授業計画 第 1 回 イントロダクション(講義の概要、 「教育制度・経営」とは何か) 第 2 回 生涯学習時代における教育 第 3 回 学級経営の基礎 第 4 回 学校経営の基礎 第 5 回 教師教育制度の歴史 第 6 回 戦後改革における教師教育の理念 第 7 回 教育職員の制度 第 8 回 教育職員の任用と研修 第 9 回 教育職員の服務と分限 第10回 学校教育の制度 第11回 学校教育制度の課題 第12回 教育行政の制度 第13回 国の教育行政制度 第14回 地方の教育行政制度 第15回 サマリー(講義の総括) 書名 著者・編集者 出版社 定価 教育の経営と制度 田代直人・森川泉・杉山緑 ミネルヴァ書房 2,200 円(税抜) 解説教育六法 2012 要説教育制度(新訂第二版) 姉崎洋一/荒牧重人ほか 教育制度研究会編 三省堂 学術図書出版 2,600 円(税抜) 2,400 円(税抜) 評価方法 毎回の授業における質問・感想など:20 点(20%) 、小課題:20 点(20%) 、レポート:60 点(60%)、 以上、合計 100 点(100%)で評価する。 6 その他 授業活動の中で、できるだけ多く班活動を取り入れる。授業に出席する前の予習は、各自がよく準備をして おかなくてはならない。適宜授業で必要な資料を配付する。 − 181 − 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通)履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 2・3 開講期 履修年次 科目名 教育課程論 かねだ けんじ 金田 健司 1 総合学習目標 教師には「良い」授業を設計・実践する能力に加え、学校全体に視野をめぐらすこと、つまり「総合的な学習 の時間」や「道徳の時間」 「特別活動」をも含む教育課程の全体を構想し、設計する力が求められている。このこ とは、教育課程が「学校教育の目標を達成するために、文化的諸領域から選択した内容を、児童・生徒の心身の 発達に応じて、授業時数との連関において組織・配列された学校の教育内容の全体計画である」と定義されるこ とからも分かろう。教育理念は教育課程を立案することによって、初めて現実化し得るし、したがって昨今の一 連の教育改革は、実を言えば〈教育課程の改革〉なのである。 2 個別学習目標 教育課程(カリキュラム)とは何かということについて中心的に講義を進めていく。 3 授業計画 第 1 回 授業とは何か? 第 2 回 教育課程とは何か? 第 3 回 どうして教育課程は必要なのか? 第 4 回 学習指導要領とは何か?その歴史的背景と性格を探る。 第 5 回 昭和 22 年度版学習指導要領について 第 6 回 昭和 26 年度版学習指導要領について 第 7 回 昭和 33 年度版学習指導要領について 第 8 回 昭和 43 年度版学習指導要領について 第 9 回 昭和 52 年度版学習指導要領について 第10回 平成元年度版学習指導要領について 第11回 平成 10 年度版学習指導要領について 第12回 平成 20 年度版学習指導要領について 第13回 学習指導要領と教科用図書の関係について 第14回 教育課程改革の今日的動向について 第15回 まとめ 4 テ テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 書名 著者・編集者 出版社 定価 解説教育六法 心に太陽を唇に歌を 姉崎洋一編著 藤原正彦著 三省堂 世界文化社 2,730 円 1,260 円 無料 藤原正彦著 藤原正彦著 新潮社 中央公論社 1,365 円 1,260 円 担当者が講義中に配布する資料 大いなる暗愚 藤原正彦の人生案内 5 評価方法 抜き打ち復習テスト(40%) 、定期試験(60%)の割合で評価を行う。なお、本講義の性質上必ず復習をし、講 義は静聴すること。 6 その他 上記に挙げた藤原正彦のものは、テキストであれ参考文献であれ、必ず読み終えてから講義に臨むこと。 − 182 − 【シラバス】 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 2・3 開講期 履修年次 科目名 1 特別活動論 いのうえ ただし 井上 正志 総合学習目標 たがいに異なる複数の文化が交流・衝突する「場」を「多文化共生社会」と呼ぶ。そこでは、さまざまなコ ミュニケーションを通して「共同性」と「公共性」が創り出される。小・中・高等学校の特別活動は、望まし い集団活動を通して「共同性」と「公共性」を創り出すための、自己を生かす能力を養います。小学校では、 自主的・実践的な態度を育て、自己の生き方についての考えを深めます。中・高校では、自主的・実践的な態 度を育て、人間としての在り方生き方についての自覚を深めます。特別活動論では、教科以外の、道徳と総合 的な学習の時間を除く、教育活動の社会性と公共性について実践的に理解を深めます。 2 個別学習目標 ① 小・中・高等学校の学校全体の教育活動と、そこに位置づく特別活動の特別の意義がよく理解できる。 ② 小・中・高等学校、それぞれの学級活動、生徒会活動、ホームルーム活動の意義がよく理解できる。 ③ 小・中・高等学校、それぞれの児童・生徒会活動、クラブ活動、学校行事などの意義がよく理解できる。 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 教育職員免許 取得課程 3 授業計画 第 1 回 イントロダクション(講義の概要、「特別活動」とは何か) 第 2 回 現代社会における青少年の成長 第 3 回 「なすことによって学ぶ」意義の重要性 第 4 回 特別活動研究の実践的課題 第 5 回 学級活動の意義と性格 第 6 回 学級活動の目標と内容 第 7 回 児童・生徒会活動の意義と性格 第 8 回 児童・生徒会活動の目標と内容 第 9 回 クラブ活動・部活動の意義と性格 第10回 クラブ活動・部活動の目標と内容 第11回 学校行事の意義と性格 第12回 学校行事の目標と内容 第13回 コミュニケーション能力の育成 第14回 ボランティア活動などの社会参画 第15回 サマリー(講義の総括) 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 著者・編集者 出版社 定価 個性をひらく特別活動 相原次男/新富康央 ミネルヴァ書房 2,310 円 特別活動の理論と実践 羽生隆英/松下静男 学文社 2,100 円 小学校学習指導要領解説 特別活動編 文科省 文科省 中学校学習指導要領解説 特別活動編 文科省 東洋館出版社 株式会社ぎょうせい 株式会社東山書房 高等学校学習指導要領解説 特別活動編 5 評価方法 毎回の授業における質問・感想など:20 点(20%)、小課題:20 点(20%) 、レポート:60 点(60%)、以上 合計 100 点(100%)で評価する。 6 その他 授業活動の中で、できるだけ多く班活動を取り入れる。授業に出席する前の予習は、各自がよく準備をして おかなくてはならない。適宜授業で必要な資料を配付する。 − 183 − 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 2・3 開講期 履修年次 科目名 教育方法の研究 (教育方法論) かねだ けんじ 金田 健司 1 総合学習目標 「教師は授業で勝負する」といわれる。学校教育の内容は多岐にわたるが、この言葉が示すように、学校教育 活動全体の中で最も「方法」と「力量」が試されるのは授業である。したがって、本講義が扱う「方法」論も、 学校教育活動の中心である授業とその方法論に限定される。では、授業とは何か?また、どのようなものである べきなのか?教師が上手くできたと思った授業でも、実は子どもに何も理解させていない、何の意味もない「這 い回る経験主義」のようなものもある。いわば教師の自己満足である。また逆に、クラスを上手くまとめられな かった、子どもから発言や質問を引き出せなかったと思われる授業でも、子どもの精神形成に多大な影響を及ぼ している場合もある。ことほど左様に授業とは難しいものである。授業とは何と難しいものであるのか、という ことに気がついてくれたら本講義は成功したといって良いとさえ考えている。 2 個別学習目標 本講義の授業計画は以下の通りであるが、特に指導法に関する事柄を中心に据えていきたい。 3 授業計画 第 1 回 講義全体のイントロダクション 第 2 回 学校教育活動全体における授業の位置づけと意義 第 3 回 《教科中心型教育課程》とは何か 第 4 回 ①教科カリキュラム 第 5 回 ②相関カリキュラム 第 6 回 ③融合カリキュラム 第 7 回 《経験中心型教育課程》とは何か 第 8 回 ①コア・カリキュラム 第 9 回 ②経験カリキュラム 第10回 《クロスカリキュラム》とは何か 第11回 《教科中心型カリキュラム》か《経験中心型カリキュラム》か 第12回 《クロスカリキュラム》の実践例を作ってみよう 第13回 評価とは何か~外的評価の与える影響 第14回 評価状況に置かれることによる影響 第15回 「学習指導案作成」入門 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 教職課程講座5 教育の方法と技術 (改訂版) 父の威厳 名著講義 著者・編集者 出版社 定価 多田俊文編 学芸図書株式会社 1,470 円 藤原正彦著 藤原正彦著 講談社 文藝春秋社 1,500 円 1,575 円 5 評価方法 抜き打ち復習テスト(40%) 、定期試験(60%)の割合で評価を行う。本講義の性質上、必ず復習をし、当然の ことながら講義は静聴すること。講義担当者が登壇しているのに飲食物・鞄等を机上にいつまでも出しっぱなし にしている者は、講義担当者の心証を相当に悪くすることを知らなければならない。 6 その他 上記に挙げた藤原正彦氏のものは是非とも読んでから講義に臨まれたい。なお『父の威厳』は絶版だが、アマ ゾン、 「日本の古本屋」等のサイトで必ず購入して読んでおくこと。 − 184 − 【シラバス】 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 2・3 開講期 履修年次 科目名 道徳教育の理論と実践 かねだ けんじ 金田 健司 1 総合学習目標 子どもの全人的な発達を促す上で、学校ではどのような道徳教育が可能であろうか。学校教育において、道徳 教育はどのように位置づけられ、取り組まれるべきなのであろうか。そもそも道徳とは何か。はたして、一介の 教師が、子どもとは言え、人に道徳を教えるなどということができるのであろうか。できるとすれば「何を」 「ど のように」 「教える」べきなのか。本講義では、まずこのような原理的な問題を取り上げ、次に、学校教育活動全 体における道徳教育の位置づけと役割を、特に「教科」と「道徳の時間」に特化し、考察する。 2 個別学習目標 特に公立学校において、道徳がどのように教えられるべきなのかを中心に講義を進めていく。 3 4 テ テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 書名 著者・編集者 出版社 定価 道徳教育論 20 年度中学校学習指導要領 高橋勝編著 文部科学省告示 培風館 東山書房 1,995 円 244 円 教育者への書簡 道徳を基礎づける 高山岩男著 フランソワ・ジュリアン著 玉川大学出版部 講談社現代新書 1,854 円 777 円 5 評価方法 抜き打ち復習テスト(40%) 、定期試験(60%)の割合で評価を行う。本講義の性質上、必ず復習をし、講義は 静聴すること。 6 その他 テキストに指定した『道徳教育論』 (培風館)の中の小生が執筆した部分(「第 5 章学校生活における道徳教育」) は予め必ず読んでおくこと。なお、文部科学省告示平成 20 年度版『学習指導要領』の 15 頁ならびに 112~113 頁も分量的に僅かなのだからしっかりと読んでおくこと。机上に飲食物や鞄等を出さないこと。 − 185 − 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 講義全体のイントロダクション 第 2 回 道徳とは何か(「規則」との対比から考える)/ 内発的な行為と外発的な行為 第 3 回 孟子を中心とする性善説に学ぶ(荘子、ソクラテス、ルソー) 第 4 回 荀子を中心とする性悪説に学ぶ(韓非子、アウグスティヌス、ホッブズ) 第 5 回 平成 20 年度版『中学校学習指導要領』(文部科学省告示)第 1 章「教育課程編成の一般方針」に表 れている道徳教育の特質 第 6 回 同『学習指導要領』第 3 章に表れている道徳の「目標」と「内容」 第 7 回 小中学校の「道徳の時間」の特質① 第 8 回 同② 第 9 回 学校生活における道徳教育① 第10回 同② 第11回 学級経営と道徳教育① 第12回 同② 第13回 教科を通じての道徳教育 第14回 特別活動を通じての道徳教育 第15回 道徳教育の方法-生活経験か徳目重視か 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 2・3 開講期 履修年次 科目名 生徒指導の理論 及び方法 いのうえ ただし 井上 正志 1 総合学習目標 生徒指導は,教員によるすべての生徒を対象とした具体的・実際的で総合的な指導・援助のことである。そこ では,児童生徒一人ひとりの発達や個別性に配慮した人格形成が目指される。広い意味では進路指導もその中に 含まれる。したがって,以下の 8 点を学習目標とする。①生徒指導の概念を把握すること,②幼児期・児童期の 発達心理,人格形成,適応について理解すること,③子どもを理解するためのアセスメントの方法を把握するこ と,④教師と生徒の関係、親と子どもの関係のメカニズムを理解すること,⑤現代の子どもを取り巻く問題を把 握し,指導法を理解すること,⑥教育相談の概要を把握し,カウンセリングの基礎を習得すること,⑦チーム支 援の方法を理解すること,⑧発達的,精神的障害の基礎的な知識を習得すること。 2 個別学習目標 ① 生徒指導が,生徒の人格の健全な発達を図るための重要な機能であることを理解し,その基礎的知識の修得 ができること。 ② 子どもを理解するために必要な発達心理や障害について,また現代の子どもを取り巻く諸問題についての講 義をよく理解し、知識の修得ができる。 ③ 実際に教員になった時を想定し,子どもを指導していくために必要な方法(アセスメント法・教育相談/カ ウンセリング技法)について実践的に対応できる。 3 授業計画 第 1 回 イントロダクション(講義の概要、「生徒指導とは何か-意義と定義-」 ) 第 2 回 教育課程における生徒指導 第 3 回 生徒指導の方法―個別指導と集団指導 第 4 回 児童・生徒理解の方法(1) 第 5 回 児童・生徒理解の方法(2) 第 6 回 生徒指導における教育相談の目的 第 7 回 生徒指導における教育相談の内容 第 8 回 生徒指導における教育相談の方法 第 9 回 学校における教育相談体制 第10回 児童・生徒の不適応行動 第11回 児童・生徒の不適応行動の要因 第12回 不登校にまつわる理論と指導 第13回 いじめにまつわる理論と指導 第14回 ひきこもりにまつわる理論と指導 第15回 サマリー(講義の総括) 4 テ テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 書名 著者・編集者 出版社 定価 生きる力を育む生徒指導 宮下一博・河野荘子 北樹出版 2,400 円(税抜) 生徒指導 小林利宣/倉田侃司 ミネルヴァ書房 2,200 円(税抜) 事例から学ぶ児童・生徒へ の理解と援助 庄司一子/五十嵐哲也・杉本希 映 ナカニシヤ出版 5 評価方法 毎回の授業における質問・感想など:20 点(20%)、小課題:20 点(20%) 、レポート:60 点(60%)、 以上、合計 100 点(100%)で評価する。 6 その他 授業活動の中で、できるだけ多く班活動を取り入れる。授業に出席する前の予習は、各自がよく準備をして おかなくてはならない。 適宜授業で必要な資料を配付する。 − 186 − 【シラバス】 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 2・3 開講期 学校カウンセリング /学校教育カウンセリング 履修年次 科目名 教職に関する科目(美術・書道・保健体育・養護共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること はしもと かずゆき 橋本 和幸 1 総合学習目標 学校カウンセリングとは、狭義には学校や教育機関で行われるカウンセリングを指し、広義には学校に関する 相談活動全般を指すものである。対象は、小学生・中学生・高校生とその保護者、及び教職員である。 また、実施する者は、担任をはじめとする教員、養護教諭などの教職員、近年中学校を中心に配置がなされて いるスクールカウンセラー、さらに外部の教育機関の担当者などが考えられる。 この授業では、学校カウンセリング及び学校教育相談の実際を講義することによって、学校での相談活動によ って得られる援助を、対象者ごと及び全体から理解することを目的とする。 なお、講義は基礎知識編と実際編の 2 つから構成していく。さらに、体験学習も取り入れる予定である。 2 個別学習目標 次の 2 点を理解し、他者に説明出来るようになることを主要な目的とする。 ・ 学校カウンセリング及び学校教育相談が、『どこで』 『誰が』『何を』 『どのように』行うものか ・ 対象者の立場から見た学校カウンセリング及び学校教育相談 また、自身が教員として学校カウンセリングを行うことを想定出来るようになることが望まれる。 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 イントロダクション:授業の進め方、学校カウンセリングについて カウンセリングの理論と実際 学校カウンセリングや教育相談に関わる人々 教職員が行う教育相談①:担任などの教員の場合 教職員が行う教育相談②:養護教諭の場合 教職員が行う教育相談③:教育相談コーディネーターの場合 学校教育相談の実際①:構成的グループエンカウンター 学校教育相談の実際②:個別面接スクールカウンセラーとは スクールカウンセラーとは スクールカウンセラーの仕事①:児童生徒との相談 スクールカウンセラーの仕事②:保護者との相談 スクールカウンセラーの仕事③:教職員とのコンサルテーション 教育相談を行う外部機関の紹介と連携 教育相談を行う外部機関の実際:教育相談センターを例に 全体のまとめ 4 テキスト・参考文献 資料を配布する。 受講にあたっては、 〔学校臨床〕、 〔スクールカウンセリング〕、 〔教育相談〕などが含まれる文献に目を通すとよ いだろう。なお、参考書はテーマごとに授業中に随時紹介する。 5 評価方法 講義内の課題 50%、定期試験 50%で評価を行う。 6 その他 ・担当教員が一方的に話す授業だけではなく、テーマに沿って受講者同士で話を持ったり、体験学習をしたりす る時間も設ける予定である。 ・担当教員は学生相談室担当でもあるので、授業の内容はもちろん、大学生活や日常生活等の相談も受け付ける。 − 187 − 教育職員免許 取得課程 3 教職に関する科目(美術・書道・保健体育共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 1 必 修 選/ 択 集中 単位数 3・4 開講期 履修年次 科目名 進路指導論 いのうえ ただし 井上 正志 1 総合学習目標 現代社会におけるフリーターやニートの急増、若者の早期離・転職の増加傾向などに関連して,学校における 進路指導の在り方が根本から問われるようになった。現在の進路指導論は,教育改革に伴って次のような特徴を もっている。①進路指導は,教科から全教育活動へ,すなわち,教育課程全体を通じて行われるべきこと。②そ れは進路指導主事や進路指導部の教師のみでなく,学級・ホームルーム担任教師ならびに全教師によって行われ るべきこと。③それは,職業や進路についての知識・理解の指導のみでなく, 「生き方在り方」や,主体的な自己 実現の能力育成への指導であること,である。 2 個別学習目標 ① 進路指導は,そのねらいが「生徒が自己の在り方生き方を考え,主体的に進路を選択することができるよ うにする」ことにある、このねらいがよくわかること。 ② 進路指導は,「学校の教育活動全体を通じ,計画的,組織的な進路指導を行うこと」、このことがどういう 方法なのかをよく理解できること。 ③ 進路指導は,「それぞれの生徒の特性等の的確な把握に努め,生徒の将来の生き方を考え行動する態度や 能力を育成すること」、こうしたガイダンス機能を実践的に理解できること。 3 授業計画 第 1 回 イントロダクション(講義の概要、「進路指導とは何か-意義と定義-」 ) 第 2 回 進路指導の意義と目標 第 3 回 進路指導の課題 第 4 回 進路指導の理論 第 5 回 自己の発達とはどういうことか 第 6 回 自我同一性とはどういうことか 第 7 回 自己理解と進路指導 第 8 回 現代青少年の就労観・職業観 第 9 回 就労観・職業観の形成と変容 第10回 就労観・職業観の形成を促す進路指導のあり方 第11回 進路指導ための学校組織と実践 第12回 進路指導における教師の指導性 第13回 学校教育における進路指導の実践的展開 第14回 進路指導実践の展開モデル 第15回 サマリー(講義の総括) 4 テ テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 著者・編集者 出版社 定価 高橋超・石井眞治・熊谷信順 ミネルヴァ書房 2,500 円(税抜) 新しい生徒指導・進路指導 加澤恒雄・広岡義之 ミネルヴァ書房 2,400 円(税抜) 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 5 書名 生徒指導・進路指導 評価方法 毎回の授業における質問・感想など:20 点(20%)、小課題:20 点(20%) 、レポート:60 点(60%)以上 合計 100 点(100%)で評価する。 6 その他 授業活動の中で、できるだけ多く班活動を取り入れる。授業に出席する前の予習は、各自がよく準備をしてお かなくてはならない。適宜授業で必要な資料を配付する。 − 188 − 【シラバス】 教職に関する科目(美術・書道・保健体育共通) 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 科 名 3・4 開 講 期 単 前期 位 数 1 必 修 / 履 修 年 次 教育実習指導 目 選 択 必修 教 員 名 しまざきひろし 島﨑 浩 かねだけんじ 金田健司 ふじせれいこ 藤瀬礼子 の だ てつよし 野田哲由 1 総合学習目標 いよいよ中学校・高等学校での教育実習が始まる。肝に銘じてもらいたいことは、教育実習は、教育実習生の ために用意された、教育実習生のための時間ではなく、正規のカリキュラムにおいて展開されるということであ る。したがって、単に教員免許を取得するために漫然と実習期間を過ごすことがないように、充実した実習を過 ごせるように「努力」してもらいたい。 また、教育実習の意義と目的について充分に理解を深め、教育実習生としての自覚と心得を養うとともに、実習 を通して実務や教科指導、学級指導、ホームルーム経営(道徳指導)などについての実践的な指導力を高める。 そして、教育実習の成果を自ら評価し、教育実習生としての資質向上を図ることを目標とする。 2 個別学習目標 ①学校での実務や教科指導、学級指導、ホームルーム経営(道徳指導)などについて理解する。 ②学習指導要領に沿って美術・書道・体育・保健の指導案が作成できる。 ③教育実習の成果を自ら評価できる。 4 テキスト・参考文献 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 書名 著者・編集者 出版社 定価 教育実習 64 の質問 寺崎昌男他監修 学文社 1,680 円 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 5 評価方法 事前指導の発表、指導案レポート、課題レポート(70%)事後指導の発表、レポート(30%)で評価する。 6 その他 ①本講義では、上記8回の内に、現職の体育科教諭、校長先生にご登壇いただき、指導案の書き方、子どもと のふれ合い方をご講義いただく予定にしている。 ②テキストは必ず購入すること。また、本講義が始まる前までに必ず通読(読了)しておくこと。 − 189 − 教育職員免許 取得課程 3 授業計画 第 1 回 大学教育における教職課程の位置、教育実習生の心構え 第 2 回 教育実習生のエチケット、常識、マナー 第 3 回 実習校での事前指導について 第 4 回 教育実習の過程(観察実習⇒参加実習⇒授業実習) 第 5 回 研究授業(評価授業)への取り組みと事前の用意(研究授業のポイント、評価、反省とまとめ) 第 6 回 生徒指導のあり方と進め方 第 7 回 実習後になすべきこと(実習校に対して、大学に対して、自分自身に対して) 第 8 回 反省会(教育実習の発表会)*教職履修者全員が教育実習を終了した後に行う 教職に関する科目(美術・書道・保健体育共通) 履 修 年 次 教育実習Ⅰ 3・4 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 開 講 期 通年 単 位 数 2 必 修 / 科 目 名 選 択 必修 教 員 名 しまざきひろし 島﨑 浩 かねだけんじ 金田健司 ふじせれいこ 藤瀬礼子 の だ てつよし 野田哲由 1 総合学習目標 教育実習Ⅰは、高等学校の教員免許だけをとるべく行われる実習である。だが、将来のことを考えるならば、 中学校の教員免許をも取得しておいて欲しい。なぜならば、保健体育の場合、中高両方の免許を持っている者の 採用しか、事実上していないからである。しかし、無論、実習は一生懸命に行うこと。諸君が一生懸命に励まな ければ、諸君につながる後輩が教育実習の受け入れを拒否されるケースも考えられるからである。くれぐれも手 抜かりのないように努めること。また、くれぐれも了德寺大学の名を汚すことのないように努力すること。教育 実習の詳細については「教育実習指導」の講義にて詳しく話すつもりである。なお芸術(書道)については、中 学校のカリキュラムに「書道」がないため、必然的に教育実習Ⅰのみとなる。 2 個別学習目標 実習校の指導に従い、謙虚な気持ちで実習に臨んで来ること。 3 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 4 テキスト・参考文献 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 書名 著者・編集者 出版社 定価 教育実習 64 の質問 寺崎昌男他監修 学文社 1,680 円 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 5 評価方法 実習校の評価(平素の実習態度、提出物の優劣及び遅滞の有無、勤務状況)を 90%とし、講義内で行う抜き打 ちテストを 10%として評価を下す。原則的には実習校の評価が主となる。 6 その他 上掲のテキストを教育実習が始まる前までに何度も熟読しておくこと。 − 190 − 【シラバス】 教職に関する科目(美術・書道・保健体育共通) 履 修 年 次 教育実習Ⅱ 3・4 履修年次・必修/選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 開 講 期 通年 単 位 数 2 必 修 / 科 目 名 選 択 必修 教 員 名 しまざきひろし 島﨑 浩 かねだけんじ 金田健司 ふじせれいこ 藤瀬礼子 の だ てつよし 野田哲由 1 総合学習目標 教育実習Ⅱは、中学校・高等学校両方の教員免許を取得するために必要な実習である。特に保健体育科の場合、 中高両方の教員免許がないと、事実上採用されないと心得て欲しい。教育実習は不惜身命の気持ちにて、身を粉 にして努めること。諸君が一生懸命に励まなければ、諸君につながる後輩が不利益を被らざるともかぎらない。 くれぐれも手抜かりのないように頑張ってくること。また、くれぐれも了德寺大学の名を汚すようなことのない ように努めること。教育実習の詳細については「教育実習指導」の講義にて詳しく話すつもりである。 2 個別学習目標 楽しい実習ではなく、苦しい実習、泣ける実習をしてくること。楽しい実習など、実のないいい加減な実習に 決まっているのだ。提出物は可及的速やかに提出すること。健康管理には万全を期すこと。 3 4 テ テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 考 文 書名 著者・編集者 出版社 定価 教育実習 64 の質問 寺崎昌男他編著 学文社 1,680 円 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 5 評価方法 実習校からの評価(提出物の優劣、提出物の遅滞、実習指導案の優劣、研究授業の成績、勤務日数及び勤務態 度、総合評価)を 90%以上の配点として、原則的に、実習校からの評価で成績を出すつもりである。 6 その他 実習が始まる前までに上掲のテキストを穴が開くくらいまで読み込んでおくこと。それをした実習生としなか った実習生とでは実習内容の濃さが歴然と違って来る。必ず熟読しておくこと(通読しておくこと) 。 − 191 − 4 必修 教員名 通年 必 修 選/ 択 単位数 2 開講期 美術科教育法Ⅰ 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 配当年次 科目名 教職に関する科目(美術) しまざき 島﨑 ひろし 浩 1 総合学習目標 美術教師として生徒個々の精神的身体的発達と個性に対する深い理解に基づき、中学及び高等学校における 美術の創造活動を意欲的に展開できるようにする。また、生徒個々に豊かな感性と基礎的な造形能力を育み、 美術を生涯にわたって愛好する生活態度を培う。 2 個別学習目標 現代の広範な美術の状況を視野に入れて、その史的経過を概観するとともに、創造活動の元となる時代感覚 の把握、素材の活用、及びそれらを生かした個性的表現の展開について、実践を通して検証する。 3 授業計画 第 1 回 思春期の感性と表現について 第 2 回 現代美術の状況と中学・高校の美術教育 第 3 回 第 4 回 中学・高校の美術教育の内容 第 5 回 (教科書からの検証) 第 6 回 第 7 回 中学美術科授業参観 第 8 回 第 9 回 演習(1)教材研究 第10回 第11回 美術教育の沿革(チゼックからリードまで) 第12回 第13回 第14回 演習(2)教材研究 第15回 第16回 4 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 絵画に見る表現の発達 演習(3)教材研究 海外の美術教育 映像メディアと美術教育 美術教育と環境(地域社会) テキスト・参考文献 プリント配付。 文献資料、映像資料は随時授業の中で紹介します。 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 著者・編集者 中学校学習指導要領 解説-美術編 文部省 1999 高等学校学習指導要領 解説-音楽・美術編 文部省 1998 出版社 定価 開隆堂 教育芸術社 日本文教出版 日本文教出版 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く推奨する もの、及び参考書として適切なもの) 美術資料 表現と鑑賞(千葉県) 秀学社 5 評価方法 レポート 50 点(50%) ,作品制作 50 点(50%) 6 その他 教育心理学及び博物館関連の授業の履修が望ましい。 一連の授業の中に授業参観等校外活動がある。参加に関わる費用は自己負担となる。 − 192 − 750 円 【シラバス】 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 2 必修 教員名 前期 必 修 選/ 択 3 単位数 開講期 1 美術科教育法Ⅱ 配当年次 科目名 教職に関する科目(美術) しまざき 島﨑 ひろし 浩 総合学習目標 美術教育の歴史は 150 年と言われているが、近・現代の美術教育の史的背景を概観して、美術教育のよって 立つ理念を明らかにする。また、近・現代に至る以前のプラトンやシラーの思想、ルソーやペスタロッチらの 提言についても触れる。美術教育が美へのあこがれと、創造性や個性など人間性の育成を目指したものである ことを理解させ、現代の学校教育における美術教育のあり方について考えさせるようにする。現代美術や映像 メディアと美術教育の関連がどうあるべきかについては問題提起をして話し合う。 2 個別学習目標 現代の美術教育について教育実践の映像記録をもとに検証する。美術教育の理念が過去に止まることなく、現 代社会に生きる人の育成の問題として考え方を深めたい。また米国のDBAEやドイツのシュタイナー等の実 践についても検証し、我が国の美術教育の実情に照らしてどのような美術教育の姿が適切であるか考察をさせ る。授業においては教科書等、種々の資料を縦横に活用して国別に実態を検証する。とりわけ学習内容につい てはCGやアニメーションなど最先端の動向に着目して授業での展開を検証する。 授業計画 (講義) 1 回 美とは何か 美術教育とは何か 2 回 プラトンとシラーの美的教育論 3 回 ルソーとペスタロッチの美的教育論 4 回 モリスとアーツアンドクラフツ運動 5 回 チゼックの教育実践 6 回 鉛筆画と毛筆画 7 回 臨画と自由画教育 8 回 バウハウスと構成教育 9 回 手工から工作へ 10 回 民芸運動と工芸教育 11 回 シュタイナーの理想 12 回 戦後日本の民間美術教育運動 13 回 ハーバートリードの美術教育論 14 回 映像時代の美術教育 15 回 アイスナーとDBAE 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス (制作) 人物素描 人物素描 トリックアート トリックアート トリックアート 水墨画 水墨画 箱 箱 箱 伝承玩具 伝承玩具 伝承玩具 変わる絵 変わる絵 著者・編集者 教育職員免許 取得課程 3 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 出版社 定価 建帛社 2,835 円 ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く推奨する もの、及び参考書として適切なもの) 5 美術科教育の基礎知識 芸術の意味 宮脇理監修 福田隆真他著 H・リード著 みすず書房 評価方法 定期試験 50 点(50%) 、 作品制作・レポート 50 点(50%) 6 その他 教員採用試験とも関わる内容であり、美術教育の史的背景を常時整理しておくこと。 毎回講義とともに制作活動を行う。 授業の一環として美術館見学を行う。費用は受講生の負担とする。 − 193 − 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 3 開講期 美術科教育法Ⅲ 配当年次 科目名 教職に関する科目(美術) しまざき 島﨑 ひろし 浩 1 総合学習目標 美術教育の究極目標である美術による人間形成は、具体的には何によって、どのようにして実現するのかにつ いて、教育現場での授業を想定しながら検証する。 中学・高校の美術では美の意識に目覚める思春期の生徒に、人間にとって、自分にとって美とは何かを考えさ せつつ、体験を通してその理解や表現の深化と拡充を図っていく。個々の授業はその実現の場に他ならない。 ここでは美術科の学習指導についてその立案から実践へ向けての準備、具体的な指導の展開、個々の生徒の活動 への対応、評価と授業の改善などについて例証を通して理解を図るようにする。 2 個別学習目標 生徒に培う指導目標をどのような手段、手順によって実現するのかについて具体的な題材を通して検証する。 授業に当たっては綿密な教材研究が必要であるが、他方生徒個々については感じ方、考え方の個人差や、性差、 発育差もある。これらに対応した授業の計画がどうあるべきかを解明する。これらについて学習指導案でシュミ レーションするとともに、近隣の学校での授業参観を通して教育現場の教師が、教室でどのように展開をはかり、 問題解決に当たっているかについて理解を図る。併せて教師がその持ち味を生かした、優れた授業を展開する上 に指導にどのような工夫や配慮がなされているか、授業を分析して把握させるようにする。 3 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 4 中学・高校の美術の授業について 学習指導のしくみ 「学習指導案」について 絵画の目標と内容、題材例 彫刻・立体造形の目標・内容・題材例 デザイン・工芸の目標・内容・題材例 鑑賞と美術史の目標・内容・題材例 学習指導の要点について(個人差への対応) 学習指導案立案演習 模擬授業 新しい学習題材の研究 ・映像・CG 新しい学習題材の研究 ・教科横断的題材 鑑賞の指導 観察評価と個別指導 「評価」作品評価の方法 授業参観 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス 著者・編集者 出版社 定価 ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 5 評価方法 定期試験 50 点(50 %) レポート・作品 50 点(50%) 6 その他 授業では授業参観の他、随時美術館見学がある。参観や見学に関わる費用については個人負担とする。 − 194 − 【シラバス】 教職に関する科目(書道) 4 必修 教員名 通年 必 修 選/ 択 3 単位数 書道科教育法 開講期 履修年次 科目名 1 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること ふじせ れいこ 藤瀬 礼子 総合学習目標 高等学校の芸術科書道について学習し、指導できる能力の育成を図ることを目標とする。そこでまず『高等 学校学習指導要領』の芸術科書道の記載事項についてよく理解し、これに基づいて指導案が作成でき、適切な 指導ができるよう学習すること。大きく二つの柱にわけ、一つは指導計画を立て指導案が作成できるようにな ること、もう一つは実践的な能力を身につけることが具体目標である。 2 個別学習目標 ①『高等学校学習指導要領』の芸術科書道の内容を理解できること ②示範ができること。 ③指導方法を理解し実践できること。 ④評価法を理解できること。 ⑤指導計画が立てられること。 ⑥学習指導案が作成できること。 ⑦指導案に基づいて指導できること。 授業計画 1 回 ガイダンス・芸術科の目標と組織 2 回 各科目の標準単位数とその履修 3 回 各科目の目標と内容① 4 回 各科目の目標と内容② 5 回 書道教育で育成する能力と評価法① 6 回 書道教育で育成する能力と評価法② 7 回 指導計画作成の意義 指導計画の作成① 8 回 指導計画の作成② 9 回 指導計画の作成③ 10 回 学習指導案の作成① 11 回 学習指導案の作成② 12 回 学習指導案の作成③ 13 回 学習指導案の作成④ 14 回 学習指導案の作成⑤ 15 回 学習指導案の作成⑥ 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 高等学校学習指導要領 プリント配布 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 著者・編集者 文部科学省 回 回 回 回 回 回 回 回 回 回 回 回 回 回 回 学習指導案の作成⑦ 学習指導案の作成⑧ 学習指導案の作成⑨ 学習指導案の作成⑩ 学習指導案の作成⑪ 学習指導案の作成⑫ 学習指導案の作成⑬ 学習指導案の作成⑭ 学習指導案の作成⑮ 学習指導の実践① 学習指導の実践② 学習指導の実践③ 学習指導の実践④ 学習指導の実践⑤ 学習指導の実践⑥ 出版社 教育職員免許 取得課程 3 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 定価 546 円 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 5 評価方法 小テスト 100 点(20%)、レポート課題 100 点(30%)、定期試験 100 点(50%)を総合して評価する。 6 その他 書道用具(指導者用・学習者用)を用意すること。 − 195 − 教職に関する科目(保健体育) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 体育科教育法Ⅰ すがぬま のりお 菅沼 德夫 1 総合学習目標 体育科教育の概念、目標、内容、方法、評価についての理解を深め、体育授業を計画・実践するとともに、そ の成果を評価し、再び計画・実践に生かせるような能力を養い高める。 2 個別学習目標 (1) 「体育科教育とは何か」について理解する。 (2) 「体育科教育で何を目指すのか」について理解する。 (3) 「体育科教育で何を学習させるのか」について理解する。 (4) 「体育科教育ではどのように学習させるのか」について理解する。 (5) 体育科教育における学習評価について理解する。 3 授業計画 第 1 回 ガイダンス この講義で何を学ぶのか、講義の概要と進め方、評価方法 第 2 回 学習者(児童生徒)の実態と体育授業の実際 第 3 回 体育科教育とは・・・ 第 4 回 体育科教育の目標 第 5 回 体育科教育の内容 小学校 第 6 回 体育科教育の内容 中学校 第 7 回 体育科教育の内容 高等学校 第 8 回 体育科教育の方法 年間指導計画 第 9 回 体育科教育の方法 単元計画 第10回 体育科教育の方法 時間計画 第11回 体育科教育の学習指導 第12回 体育教育の評価 第13回 体育科教育の教師論 第14回 体育科教育の教師論 第15回 体育科教育法Ⅰのまとめ 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 著者・編集者 出版社 定価 教師を目指す学生必携 保健体育科教育法 杉山重利、髙橋健夫・園山和夫 大修館書店 2,600 円+税 中学校学習指導要領解説 保健体育編 文部科学省(平成 20 年 9 月) 東山書房 386 円 高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編 文部科学省(平成 21 年 12 月) 東山書房 478 円 新版 髙橋健夫他編著 大修館書店 2,400 円+税 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 体育科教育学入門 5 評価方法 定期試験(50%)と授業中に提出してもらう指導計画やレポート(50%)で評価する。 6 その他 − 196 − 【シラバス】 教職に関する科目(保健体育) 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 保健科教育法Ⅰ 1 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること すがぬま のりお 菅沼 德夫 総合学習目標 「保健」の授業の基本を知る。 2 個別学習目標 「保健」の授業を前提として、押さえておく必要がある留意点について理解する。次に、高等学校における 科目「保健」を中心として、各単元ごとに、教育内容及び指導上のポイントについて理解する。 3 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 5 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 ガイダンス 保健体育科教師を目指そう! 心構え、中高での保健授業の感想 第 2 回 教科としての「保健」の位置づけ 第 3 回 保健科教育法のねらい よい授業とはどのようなものか 第 4 回 日本の「保健」の歴史 第 5 回 戦前までの「保健」の問題点 保健と体育、保健と道徳の結びつき 第 6 回 戦後の学習指導要領の変遷 第 7 回 「保健」のねらい 第 8 回 「保健」の内容と方法 第 9 回 「保健」の内容(教材) 第Ⅰ単元 現代社会と健康 第10回 「保健」の内容(教材) 第Ⅱ単元 生涯を通じる健康 第11回 「保健」の内容(教材) 第Ⅲ単元 社会生活と健康 第12回 教材研究のすすめ方 第13回 保健教育の方法 第14回 具体的な授業方法 第15回 まとめ、試験 著者・編集者 出版社 定価 中学校学習指導要領解説 保健体育編 文部科学省(平成 20 年 9 月) 東山書房 386 円 高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編 文部科学省(平成 21 年 12 月) 東山書房 478 円 最新「授業書」方式による 保健の授業 保健教材研究会・編 大修館書店 2,300 円+税 評価方法 定期試験(70%)と授業でのレポート(30%)によって評価する。 6 その他 健康問題についての新聞記事があったら収集して持ってきて下さい。また、健康問題に関するおもしろい書籍 を見つけたら、読んで報告して下さい。 − 197 − 教職に関する科目(保健体育) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 体育科教育法Ⅱ すがぬま のりお 菅沼 德夫 1 総合学習目標 体育授業における学習場面、生徒行動、教師行動など体育授業についての構造的な把握の仕方、体育授業にお ける運動教材の特性の捉え方、体育授業の指導計画の作り方、体育授業の進め方、体育授業の観察評価法などに ついての理解を深め、よりよい体育授業を実践できる能力を高める。 2 個別学習目標 (1) 体育授業の構造について理解する。 (2) 体育授業における運動教材の特性について理解する。 (3) 体育授業の指導計画について理解する。 (4) 体育授業の進め方について理解する。 (5) 体育授業の観察評価について理解する。 3 授業計画 第 1 回 ガイダンス 講義の目的、概要、基本となる用語、評価方法、講義の進め方 第 2 回 体育授業の構造 よい授業、悪い授業 第 3 回 体育授業の重点目標 各年代における目標 第 4 回 よい体育授業の条件 実践場面 第 5 回 よい体育授業の条件 教師の行動 第 6 回 よい体育授業の条件 生徒の行動 第 7 回 運動教材の特性 第 8 回 教育課程の作成 第 9 回 年間計画の作成 第10回 単元計画の作成 第11回 指導案の作成 第12回 指導案の作成 第13回 体育授業の評価 第14回 体育授業の評価 第15回 体育科教育法Ⅱのまとめ 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 著者・編集者 出版社 定価 教師を目指す学生必携 保健体育科教育法 杉山重利、髙橋健夫・園山和夫 大修館書店 2,600 円+税 中学校学習指導要領解説 保健体育編 文部科学省(平成 20 年 9 月) 東山書房 386 円 高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編 文部科学省(平成 21 年 12 月) 東山書房 478 円 新版 髙橋健夫他編著 大修館書店 2,400+税 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 体育科教育学入門 5 評価方法 定期試験(50%)と授業中に提出してもらう指導計画・指導案やレポート(50%)で評価する。 6 その他 − 198 − 【シラバス】 教職に関する科目(保健体育) 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 保健科教育法Ⅱ 1 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること すがぬま のりお 菅沼 德夫 総合学習目標 よい「保健」の授業が展開できるようになる。 2 個別学習目標 (1) よい授業案を作ることができるようになろう。 (2) よい教材を見つけることができるようになろう。 (3) 子どもを引きつける発問や、ヤマ場を盛り上げる展開の技術、学習事項を明確にするまとめの技術な ど、授業展開の技量を高めよう。 3 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 5 6 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 教職を目指す上での心構え 第 2 回 「保健」の授業の前提として 第 3 回 科目「保健」の指導上のポイント 第Ⅰ単元を中心として 第 4 回 科目「保健」の指導上のポイント 第Ⅰ単元を中心として 第 5 回 科目「保健」の指導上のポイント 第Ⅱ単元を中心として 第 6 回 科目「保健」の指導上のポイント 第Ⅲ単元を中心として 第 7 回 学習指導案の意義・作成上のポイント 第 8 回 模擬授業 第 9 回 模擬授業 第10回 教材研究とは何か 第11回 授業における教育内容と教材 第12回 授業における教育内容と教材 第13回 教材づくりの方法論 第14回 教材づくりの方法論 第15回 まとめ 著者・編集者 出版社 定価 中学校学習指導要領解説 保健体育編 文部科学省(平成 20 年 9 月) 東山書房 386 円 高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編 文部科学省(平成 21 年 12 月) 東山書房 478 円 最新「授業書」方式による 保健の授業 保健教材研究会・編 大修館書店 2,300 円+税 評価方法 定期試験(60%)と模擬授業(10%)、授業で作成する指導案やレポート(30%)によって評価する。 その他 健康問題についての新聞記事があったら収集して持ってきて下さい。また、健康問題に関するおもしろい書 籍を見つけたら、読んで報告して下さい。 − 199 − 教科に関する科目(書道) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 国文学 ふじせ れいこ 藤瀬 礼子 1 総合学習目標 国文学とは何かを理解すること。日本の代表的な韻文を中心に学習する。さまざまな形態の韻文を味わいな がら、文学的価値を見出していく。時代背景や個々の文学の特徴をとらえながら、そこから日本の伝統美、言 葉の美しさ、言葉のリズム、日本人の美意識について理解する。文学の基礎的な力、感性を養う過程で表現す る能力を培っていくことを目標とする。 2 個別学習目標 ① 国文学の概念を捉えることができる。 ② 韻文と散文について説明することができる。 ③ 代表的な作品につて説明することができる。 ④ 表現する能力を養うことができる。 ⑤ 文学作品を通して、豊かな感受性を育むことができる。 3 授業計画 第 1 回 ガイダンス 国文学とは 第 2 回 韻文と散文について 第 3 回 百人一首から学ぶ短歌の作り方 第 4 回 与謝野晶子・柳原白蓮・岡本かの子の短歌を読む 第 5 回 蓮月尼の和歌を読む 第 6 回 万葉の心―万葉集を読む 第 7 回 貴族的文学―古今集と新古今集について 第 8 回 散文にみる和歌について 第 9 回 正岡子規と短歌について 第10回 石川啄木の韻文を読む 第11回 三好達治の詩を読む 第12回 谷川俊太郎の詩を読む 第13回 松尾芭蕉の俳句の世界―作句について 第14回 小林一茶の俳句を読む 第15回 川柳を読む 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 『癒しの文学』 『古語辞典』 著者・編集者 藤瀬礼子 『日本古典文学大系』 『日本古典文学全集』 出版社 了德寺大学 岩波書店 小学館 5 評価方法 小テスト 40%、定期試験 60%を総合して評価する。 6 その他 ノートを持参すること。 − 200 − 定価 配布 【シラバス】 教科に関する科目(書道) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 漢文学 ほそや けい し 細谷 惠志 1 総合学習目標 漢文学を理解するために論理的な概念規定をする。まず漢文を正しく講読するために、漢字、漢語の要諦を 講述する。できるだけ多くの作品を読み、自然と漢文に慣れ親しみ、その中において、漢文学の基礎的事項に ついても説明を加えていく。代表的な中国の古典および日本の古典の漢詩、漢文を講読する。 2 個別学習目標 ① 漢文とは何か、中国文学との違いが説明できる。 ② 漢字の性質を理解し、その特徴を説明することができる。 ③ 漢文は古典中国語であることを理解し、訓読法を身につけ漢文を読むことができる。 ④ 韻文の特徴を理解し、読み、解釈することができる。 ⑤ 散文の特徴を理解し、読み、解釈することができる。 ⑥ 日本の漢詩文を理解し、読み、解釈することができる。 ⑦ 漢文の日本語日本文学に与えた影響について説明できる。 3 4 ガイダンス・漢文とは 漢字・漢語について 漢文の訓読法について 文体について。散文を読む。『論語』 『孟子』 『大学』 ・『中庸』 『老子』・ 『荘子』 『文章規範』を読む① 『文章規範』を読む② 韻文を読む。 『詩経』と『楚辞』 『文選』『陶淵明』 『唐詩』Ⅰ 『唐詩』Ⅱ 日本の漢詩文を読む① 日本の漢詩文を読む② 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 『漢文学概論』 著者・編集者 出版社 定価 細谷惠志著 了德寺大学芸術文化研究所 配布 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 『新字源』 小川・西田・赤塚編 角川書店 明治書院 集英社 集英社 『新釈漢文大系』 『全釈漢文大系』 『漢詩大系』 5 評価方法 小テスト 100 点(20%)、ノート提出 100 点(10%)、定期試験 100 点(70%) 毎時の小テストと定期試験とを総合して評価をする。 6 その他 漢和辞典を持参すること。 − 201 − 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 1 選 / 択 前期 必 修 単 位 数 1 開 講 期 体育実技 (体つくり運動) 履 修 年 次 科 目 名 教科に関する科目(保健体育) やまだ としひこ かなまる ゆうすけ 山田 利彦 金丸 雄介 1 総合学習目標 「体つくり運動」として従来から体育の授業の一環である直接的に身体能力を高めることを狙いとした「体力を 高める運動」に加えて主に体の調子を整え、運動による心と身体への効果や健康、特に心の健康につながることに 主眼を置いた「体ほぐし運動」の両面をしっかりと理解させ、具体的な実践例を体験しながら、自己の健康増進に つなげると共に、将来、教職についた際に指導に生かせることを目的とする。 2 1) 2) 3) 4) 5) 3 個別学習目標 「体つくり運動」の授業の狙いと内容をしっかりと理解できる 「体ほぐし運動」の具体的な実践を通して理論と方法をしっかりと理解できる 「体力を高める運動」の具体的な実践を通して理論と方法をしっかりと理解できる 模擬授業を行い、学んだ事を生かしながら授業の組み立て及び実践が出来る 授業で学んだ知識や方法を実生活でも生かし、健康な学生生活につなげる。 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 4 ガイダンス 講義: 「体つくり運動」のねらいと内容 講義: 「体ほぐし運動」と「体力を高める運動」について 実技: 「体ほぐし運動」の実践 実技: 「体ほぐし運動」の実践 実技: 「体ほぐし運動」の実践 実技: 「体ほぐし運動」の実践 実技:「体力を高める運動」の実践 実技:「体力を高める運動」の実践 実技:「体力を高める運動」の実践 実技:「体力を高める運動」の実践 模擬授業 模擬授業 模擬授業 模擬授業 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 5 著者・編集者 出版社 定価 文部省 東洋館出版社 945 円 村田芳子、川口 啓、 山本俊彦、五十嵐淳子 教育出版 1,890 円 池田延行監修 明治図書 1,680 円 体つくり運動-授業の考え方と進め方― 体ほぐし運動」活動アイデア集 すぐ使える体ほぐしの運動 136 選 評価方法 模擬授業(50%)と定期試験(50%)の結果による 6 その他 − 202 − 【シラバス】 教科に関する科目(保健体育) 必修 教員名 1 必 修 選/ 択 前期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 体育実技(陸上競技) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること かとう あきら 加藤 昭 1 総合学習目標 本授業は、教職免許取得に必要な教科に関する科目・実技科目の一つです。このことから、この授業の一般的 な目標は、中学生・高校生の体育実技の授業において、単元課題の目標像を生徒に示すことができる技能を習得 することになります。また、生徒に達成課題としての目標像を示すためには、陸上競技に関する基本的な種目特 性やルールを理解しておく必要があります。 2 個別学習目標 本授業では、陸上競技種目の走種目から 80m 走およびハードル走、跳種目から走り幅跳びを取り上げそれらの 実習を行います。それぞれの種目とも、単位を認定する基準記録を設けます。また、習熟レベルとしては、体育 授業におけるデモンストレーションとして通用するレベルを評価基準の一つとします。具体的には、80m 走では クラウチングスタートから滑らかな加速をすること。ハードル走は(ハードル間の距離、高さについては個別に 検討する)5~8 台を 3 歩のリズムで走り抜けること。走り幅跳びでは、助走、踏み切り、空中動作、着地の各動 きが一連の動きとしてまとまっていること。以上の習熟課題を達成することが単位認定の基準になります。 *基準記録については達成記録の採点基準表を含めて、第 1 回目:授業ガイダンスの際に配布します。 3 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス 著者・編集者 出版社 定価 陸上競技社 4,000 円 ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) コーチングマニュアル 澤村 博ほか 5 評価方法 採点基準表による達成記録点および習熟レベル(動きの課題含む)の到達状況(70%)および練習方法・指導 方法に関する理解度を評価するためのレポート(30%)による総合評価 6 その他 − 203 − 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回:授業ガイダンス(単位認定の条件等、授業展開の計画、実習授業における留意点、基本ルールなど) 第 2 回:80m 走:走運動の基本(加速疾走) 第 3 回:80m 走:クラウチングスタートからの加速疾走 第 4 回:80m 走:記録測定 第 5 回:ハードル走:基礎、基本(3 歩のリズムで走る) 第 6 回:ハードル走:5 台のハードルを置き、3 歩のリズムで走り抜ける 第 7 回:ハードル走:パートナーによる観察評価をもとに、ハードリングの修正実習 第 8 回:ハードル走:5 台 3 歩の課題についてのテスト 第 9 回:ハードル走:80mH のタイムトライアル 第10回:走り幅跳び:踏み切り基本動作の練習 第11回:走り幅跳び:短助走による走り幅跳び 第12回:走り幅跳び:全助走による走り幅跳び(助走・踏切・着地の一連の運動経過のテスト) 第13回:走り幅跳び:走り幅跳び記録測定 第14回:走り幅跳び:走り幅跳び記録会 第15回:実習まとめ:3 種目の記録測定 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 1 必修 教員名 必 修 選/ 択 前期 単位数 1 開講期 体育実技(器械運動) 履修年次 科目名 教科に関する科目(保健体育) うえたに ち ほ 上谷 千穂 1 総合学習目標 中・高等学校の学習指導要領に示されている、初級程度の技から中級程度の技を体系的に習得するととも に、その指導法について学習する。 実習項目は、マット運動・鉄棒運動・跳び箱運動である。 2 個別学習目標 中・高等学校の保健体育科教員として、器械運動の授業指導上要求される技の習得ならびに指導法を身に つける。 3 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 オリエンテーション:授業の目標・方針ならびに授業展開の説明 マット運動のころがり技と鉄棒運動に慣れる動きで身体慣らし 第2~5回 <マット運動> 前方接転系技の習得 「前転、開脚前転、伸膝前転、跳び前転」 <鉄棒 運動> 支持回転系技の習得 「フトン干し、逆上がり、後方支持回転、前方支持回転、振りとび」 練習後に課題テスト <マット運動> 伸膝前転、跳び前転 <鉄棒 運動> 前方支持回転、後方支持回転、振りとび 第7~9 回 <マット運動> 後方接転系技の習得 「後転、開脚後転、伸膝後転」 倒立の指導、倒立系技の習得 「倒立前転」 <鉄棒 運動> 膝かけ振り、膝かけ上がり 踏み込みからけ上がり(男子) 、踏み込みから脚かけ上がり(女子) <跳び箱運動> 切り返し系技の習得 「開脚跳び、かかえ込み跳び、大屈身跳び」 練習後に課題テスト <鉄棒 運動> 踏み込みからけ上がり(男子) 、踏み込みから脚かけ上がり(女子) <跳び箱運動> 大屈身跳び(男子)、かかえ込み跳び(女子) 第11回 第12回 第11~14回 <マット運動> 倒立回転系技の習得 「側転、前転とび」 第13回 第14回 第15回 <跳び箱運動> 回転系技の習得 「前方屈腕倒立回転跳び」「前転とび」 練習後に課題テスト <マット運動> 前転とび <跳び箱運動> 前転とび(男子) 、前方屈腕倒立回転跳び(女子) 4 テキスト・参考文献 書名 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く推奨する もの、及び参考書として適当なもの) 5 著書・編集者 マット運動 鉄棒運動 跳び箱・平均台運動 金子 明友 評価方法 実技テスト(マット運動・鉄棒運動・跳び箱運動の 3 種類)100%で評価する。 6 その他 − 204 − 出版社 大修館書店 定価 【シラバス】 教科に関する科目(保健体育) 必修 教員名 1 必 修 選/ 択 集中 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 体育実技(サッカー) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること の だ てつよし 野田 哲由 1 総合学習目標 サッカーのスポーツ特性やルールを理解し、要求される技術・戦術・体力の習得とともに、安全かつ楽しく ゲームが行えるようにする。同時に、基礎技術の指導法や試合運営法および審判法についても学習する 2 3 個別学習目標 ① サッカーの個人技術の向上 ②ゲームを通してのチーム戦術を理解し、組織的攻防が出来るようになる 4 テキスト・参考文献 書名 テ 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 授業概要説明(オリエンテーション) 第 2 回 サッカーの歴史とルール・システム・競技場について 第 3 回 個人技術(リフティング、ドリブル、キック) 第 4 回 個人技術(パス、シュート) 第 5 回 ゴールキーパーの役割と技術 第 6 回 審判方法 第 7 回 ルール、その他 筆記試験 第 8 回 対人技術(攻撃) 第 9 回 対人技術(守備) 第10回 グループスキル(攻撃) 第11回 グループスキル(守備) 第12回 試合運営とチーム戦術(ゲーム) 第13回 チーム戦術①(ゲーム) 第14回 チーム戦術②(ゲーム) 第15回 実技試験 キ ス 著者・編集者 出版社 定価 ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 5 評価方法 定期試験(30%)および実技試験(70%)にて総合(100%)評価する 6 その他 ① スポーツパークにて前期土曜日に開講する。詳細日程等については掲示板にて発表する ② 授業には、スポーツ活動に相応しいウエアで参加すること ③ サッカーシューズあるいはアップシューズを持参すること ④ 雨天時は教室に変更するので、掲示板をよく見ること ⑤ 健康状態が良くないときは申し出ること ⑥ 授業にペットボトル(飲料水など)を必ず持参し、こまめに水分補給に努めること(授業中に指示します) − 205 − 必修 教員名 選 / 択 1 必 修 後期 単 位 数 2 開 講 期 体育実技(柔道) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 履 修 年 次 科 目 名 教科に関する科目(保健体育) やまだ としひこ かなまる ゆうすけ 山田 利彦 金丸 雄介 1 総合学習目標 平成 24 年度より中学校体育にて武道が必修となり、今まで以上に武道の持つ教育的価値が見直されている昨 今、保健体育科教員を志す学生に、柔道の授業を如何に安全に、そして如何に生徒達に興味を持たせながら理解 させることが出来るかに着眼し、その指導法の習熟を目標とする。 2 1) 2) 3) 4) 5) 個別学習目標 「柔道」の授業の狙いと内容をしっかりと理解できる 「柔道」の具体的な実践を通して理論と方法をしっかりと理解できる 「柔道指導法」の具体的な実践を通して理論と方法をしっかりと理解できる 模擬授業を行い、学んだ事を生かしながら授業の組み立て及び実践が出来る 授業で学んだ知識や方法を実生活でも生かし、健康な学生生活につなげる。 3 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 授業計画 1 回 ガイダンス(子供への指導教材視聴による柔道指導への初歩的知識の導入) 2 回 柔道衣の着方、柔道の基本的な姿勢、組み方、歩き方等の指導法 3 回 受身の指導法 4 回 受身の指導法 5 回 代表的な投技の指導法 6 回 代表的な投技の指導法 7 回 代表的な投技の指導法 8 回 代表的な固め技の指導法 9 回 代表的な固め技の指導法 10 回 代表的な固め技の指導法 11 回 柔道のルールについての理解 12 回 模擬授業 13 回 模擬授業 14 回 模擬授業 15 回 模擬授業 4 テキスト・参考文献 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く推 奨するもの、及び参考書として 適切なもの) 5 書名 著者・編集者 出版社 定価 嘉納治五郎師範に学ぶ 村田直樹 小俣幸嗣 柏崎克彦 日本武道館 成美堂出版 成美堂出版 2,520 円 1,155 円 630 円 柔道上達 BOOK 図解コーチ 柔道 スポーツシリーズ 評価方法 模擬授業(50%)と定期試験(50%)の結果による 6 その他 スポーツ理論と実習Ⅰ、及びスポーツ理論と実習Ⅱの履修済み学生を対象とする − 206 − 【シラバス】 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 教科に関する科目(保健体育) 必修 教員名 1 必 修 選/ 択 後期 単位数 1 開講期 履修年次 科目名 体育実技(ダンス) かわぐち ち よ 川口 千代 1 総合学習目標 身体運動表現としてのダンス(舞踊)は、こころとからだを一体とした表現文化として、今日の教育における キーワードになっている。ダンスの踊る・創る・観る楽しさを味わうとともに、ダンスに関する基礎知識や技能 を修得する。更に、小学校・中学校・高校におけるダンス学習の目標や内容、進め方などの学習指導の原則につ いて、実践的理解を深める。また、これらの実践を通して、人間とダンスの文化及び教育の意味や価値を考察す る。 2 個別学習目標 (1) ダンスの踊る・創る・観る楽しさを発見する。 (2) ダンスの特性を理解し、基礎的知識や技能を修得し、自己とグループ活動に生かすことができる。 (3) 人間とダンス、ダンス教育の発達特性や意味を、実技を通して理解する。 (4) ダンスの学習指導の原則について理解し、指導力向上への意識を高める。 3 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 5 6 中学校学習指導要領解説 ―保健体育編― 高等学校学習指導要領解説 ―保健体育編・体育編― 高校生のスポーツ 表現の文化と教育 総合版 著者・編集者 出版社 定価 文部科学省(平成20年9月) (株)東山書房 386 円 文部科学省(21年12月) (株)東山書房 478 円 関岡康雄、川口千代、加藤澤男他 (株)学研教育みらい 816 円 難波正明、小林公江、川口千代他 オブラパブリケーション 2,000 円 評価方法 毎授業後の学生による授業評価票のチェックリスト及び自己評価の結果(30%) 、個人別実技小テスト点 (30%) 、グループ創作作品の創作過程及び完成作品の評価点(40%) 、合計100%で評価し認定する。 その他 − 207 − 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 オリエンテーション:「ダンスの世紀(20世紀)」と現在。日本の舞踊教育の発展。(教室) 第 2 回 こころとからだのほぐし。世界のフォークダンスを踊り、民族特性を理解する。 第 3 回 現代的リズムのダンスを生き生きと踊り楽しむ。(「InThe Navy」他) 第 4 回 こころとからだのほぐし。こどもの模倣と表現を楽しむ。(多様な「遊び」や「動物」の表現) 第 5 回 運動課題(動きからイメージへ):「走る―止まる」の連続からイメージへ。 第 6 回 ものを生かした課題:「新聞紙で遊ぼう」(新聞紙を操る。新聞紙になりきって動く。) 第 7 回 イメージ課題(イメージから動きへ):「スポーツ大好き」…多様なスポーツの動きと表現。 第 8 回 高校生のダンス作品及び舞踊家の作品のビデオ鑑賞。「ノーサイド」「ボレロ」他。(教室) 第 9 回 エアロビクス・ダンスで鍛えよう。フォークダンスを解説書から読み解き、踊り楽しむ。 第10回 グループ表現:「動きとイメージの融合」。群対群の〈近づく―離れる〉~〈人間の感情〉へ。 第11回 現代的リズムのダンス「In The Navy」の練習(グループ)と個人テスト。(グループ単位) 第12回 グループ創作1:曲のイメージから、グループ作品の表現内容を話し合い、動きを出し合う。 第13回 グループ創作2:作品のイメージにふさわしい動きづくり。エアロビクス・ダンスの個人テスト。 第14回 グループ創作3:表現内容と動きの構成をグループで確認。「はじめ~なか~終わり」の確認。 第15回 グループ作品の完成に向けた踊りこみ。次週の最終試験(発表・鑑賞)へのグループのまとめ。 必修 教員名 1 必 修 選/ 択 集中 とがし たいいち 富樫 泰一 総合学習目標 1) 競泳4泳法を中心とした基礎的水泳能力の向上 2) 水中での自己保全能力の向上 3) 水中運動の安全管理能力の向上 2 個別学習目標 100m個人メドレー(スタート・ターンを含む)を,正しい泳法で完泳できる 潜水ができる(男子 20m,女子 15m) ,立ち泳ぎができる(2 分) 救助法について正しく理解し実践できる 3 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 4 ガイダンス・講義(泳法理論) 講義(水中運動の特性,水中安全法) 水慣れ・水中遊技 泳力テスト クロールの指導と練習 平泳ぎの指導と練習 背泳ぎの指導と練習 バタフライの指導と練習,立ち泳ぎの指導と練習 個人メドレーの指導と練習 スタート・ターンの指導と練習 潜水・立ち泳ぎの指導と練習 スキンダイビングの指導と練習 競泳のトレーニング法 1 救助法の指導と練習 競泳のトレーニング法 2 テキスト・参考文献 書名 参 考 文 著者・編集者 出版社 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 5 1 単位数 体育実技(水泳) 開講期 1 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 履修年次 科目名 教科に関する科目(保健体育) 水泳指導教本 第3版 財団法人日本水泳連盟編 大修館書店 評価方法 1) 実技試験 1(40):100m個人メドレーのタイムから算出 2) 実技試験 2(10):立ち泳ぎ 2 分以上(5),潜水男子 20m・女子 15m(5) 3) レポート(50):実習ノート A:50、B:40、C:30、D:20 6 その他 1) 用具:水着(競泳用が望ましい),水泳帽,ゴーグル,タオル等 2) 学生教育研究災害傷害保険等に加入していること 3) 健康診断を受診し,運動に支障がないことが証明されていること 4) プール使用規定を守り、貴重品をプールに持参しないこと 5) 指導者の指示に従い,勝手な行動はしない(生命の危険が伴う) 6) 水泳中のコンタクトレンズの使用は避けること 7) 健康状態がよくないときは必ず申しでること − 208 − 定価 2,400 円 【シラバス】 教科に関する科目(保健体育) 2 必修 教員名 前期 必 修 選/ 択 2 単位数 体育原理 開講期 履修年次 科目名 1 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること すがぬま のりお 菅沼 德夫 総合学習目標 体育における諸現象を取り上げて、 「体育とは何か」を問い、その背景にある本質を理解するとともに、これか らの体育についていろいろな観点から論じることができるような、基礎的な知識を身につける。 2 個別学習目標 「なぜ体育は必要なのですか」という生徒や保護者からの質問に答えることができるようになろう。 3 4 テ 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 ガイダンス 本講義の考え方 体育とは何かを考える学問である 第 2 回 体育原理という学問 「体育とは何か」を問うことがなぜ必要か 第 3 回 体育の意義の変遷 体育の理念はどう変わってきたか 第 4 回 体育とスポーツ 体育とスポーツの相違を考える 第 5 回 運動のもつ可能性 人間にとっての身体運動の意義を考える 第 6 回 体育における人間形成 体育は人間をどう創るのか 第 7 回 体育とフェアプレイ スポーツ規範の教育的価値とは 第 8 回 体育と身体形成 身体形成とは何か 第 9 回 身体からみた体育の可能性 学校における身体の位置づけを考える 第10回 体育にとっての競争の意味 体育における競争、勝敗を考える 第11回 プレイが生み出す体育の可能性 遊び、スポーツとの関係を考える 第12回 指導技術からみた体育 運動技術と運動技能の関係を考える 第13回 体育と指導者 体育教師とスポーツコーチについて考える 第14回 子どもからみた体育の存在意義 子どもに体育は必要か 第15回 社会変化と今後の体育 これからの体育を考える テキスト・参考文献 キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 書名 著者・編集者 出版社 定価 教養としての体育原理 友添秀則・岡出美則編 大修館書店 1,800 円+税 5 評価方法 定期試験(70%)と授業中に提出してもらう小レポート(30%)によって評価する。 6 その他 − 209 − 教科に関する科目(保健体育) 必選 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 1 開講期 履修年次 科目名 スポーツ心理学 I 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること たけの けんご 武野 顕吾 1 総合学習目標 臨床心理学をベースとしたスポーツ選手に対する心理学的援助について、最新のデータも交えながら学ぶ。 まず、プロスポーツにおける心理学の現状と意義を解説し、またスポーツトレーナーを取り巻く環境と心理学 との関係も学ぶ。そしてスポーツ選手の心理理解を助けるための基礎理論をスポーツ心理学 I では中心に据える。 単なる座学ではなく、学生相互間でのディスカッションを繰り返しながら、自分の心を実際に動かしてみる感覚 をつかむ事も目的となる。 2 個別学習目標 ・ プロスポーツ界における心理学の現状を把握し、理解する。 ・ 心の構造に関する基礎的な知識を習得する。 ・ 心の機能に関する基礎的な知識を習得する。 ・ 自分の意見を持ち、それを臆することなく発言してディスカッション出来るようになる。 ・ 運動行動変容の理論と実際に関して、基礎的な知識を習得する。 3 授業計画 <スポーツにおける心理学の現状と意義> プロスポーツにおける心理学の現状と可能性 第 1 回 第 2 回 スポーツトレーナーの職域と心理学の可能性 <スポーツ指導に役立つ実習> 座るポジションと話しやすさの関連 第 3 回 第 4 回 ディスカッションする人数と話しやすさの関連 <スポーツ選手の心理理解のための基礎理論 I> 第 5 回 心の構造 I−局所論(無意識の力を使おう) 第 6 回 心の構造 II−構造論(自分をマネージメントするとは?) 第 7 回 心の機能 I−防衛機制と自我機能(自分の心の活かし方) 第 8 回 心の機能 I−防衛機制と自我機能(自分の心の活かし方) (つづき) 第 9 回 心の機能 II−自己駆進能力と自我機能(無邪気に頑張れる力) 第10回 心の機能 III−自我自律性、自己愛、覇気(動じない心とは?) 第11回 客観的視点と主観的視点 I−内的適応・外的適応(自分優先か人優先か) 第12回 客観的視点と主観的視点 I−内的適応・外的適応(つづき) 第13回 運動行動変容の理論と実際 その 1 理論編 第14回 運動行動変容の理論と実際 その 2 実践編 第15回 運動行動変容の理論と実際 その 3 実技編、まとめ 4 テキスト・参考文献 授業中配布のレジメ参照のこと 5 評価方法 授業でのプレゼンテーション 25%、ショートレポート 25%、および定期試験 50%による。 6 その他 第 1 回目の授業では、プロスポーツにおける心理学の現状に関して講義を行うため、現在のスポーツ界におい てメンタル面の重要性がどのように認識されているか、各種報道(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)や書籍などの 情報に留意しておくこと。 − 210 − 【シラバス】 教科に関する科目(保健体育) 必選 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 スポーツ心理学 II 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること たけの けんご 武野 顕吾 1 総合学習目標 臨床心理学をベースとしたスポーツ選手に対する心理学的援助について、スポーツ心理学 I で学んだ内容をベ ースにして、さらに発展的な内容を学ぶ。特に臨床的な面接方法の基礎を修得することを目標とする。そのため に以下の 3 点を中心にした講義とする。1)スポーツ選手の心理理解のため必要な基礎理論の学習、2)面接法の 基礎知識の学習、3)スポーツ選手の心をサポートするための「心理面接技法」をロールプレイ、シナリオロール プレイ、ディスカッションなどを活用して実践的に身につける。これらにより、教師、トレーナー、その他の領 域においても人間理解のために役立つ内容とする。 2 個別学習目標 ・ 基礎的な心理面接技法に必要な知識を習得する。 ・ 基礎的な心理面接技法をロールプレイとして体験する。 ・ 基礎的な心理面接技法のうち、DESC の運用を最低限修得する。 3 <心理面接の基礎知識> 第 7 回 心理面接の基礎 I−面接を構成する 3 要素(自分・相手・場があって面接は成立する) 第 8 回 心理面接の基礎 III−モザイクメイトリックス その1(つながずに置くことの意味) 第 9 回 心理面接の基礎 III−モザイクメイトリックス その2(ロールプレイ) <スポーツ指導に役立つ面接技法> 第10回 技法 I−DESC その 1(混乱した感情、情報を整理し、次の一歩を踏み出す) 第11回 技法 I−DESC その 2(ロールプレイ) 第12回 技法 II−DER その 1(観察自我を起動し、自我自律的に物事を分析、判断する) 第13回 技法 II−DER その 2(ロールプレイ) 第14回 技法 III−怒りの取り扱い方(怒りのパワーを前進する力に変える) 第15回 まとめ 4 テキスト・参考文献 授業中配布のレジメ参照のこと 5 評価方法 授業でのプレゼンテーション 25%、ショートレポート 25%、および定期試験 50%による。 6 その他 スポーツ心理学 I から継続する受講者は、スポーツ心理学 I で学んだ内容を復習しておく。その他の場合は、 日頃からスポーツ界における心理学(メンタル)の現状について、各種報道(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)や 書籍などの情報に留意しておくこと。 − 211 − 教育職員免許 取得課程 授業計画 <スポーツ選手の心理理解のための基礎理論 II> 第 1 回 客観的視点と主観的視点 II−内的・外的フィードバックサイクル(自分の視点、外部の視点) 第 2 回 客観的視点と主観的視点 III−フィードバックサイクル(ポジティブ・ネガティブ) 第 3 回 客観的視点と主観的視点 IV−葛藤外の自我領域 (土壇場でも心はまだ使えるところが残っている) 第 4 回 理想の意味−三角形を作り、常にモチベーションを高める 第 5 回 攻撃性とリビドー その 1(イドのパワーを創造性に変える) 第 6 回 攻撃性とリビドー その 2(ロールプレイ) 教科に関する科目(保健体育) 2 必選 教員名 後期 必 修 選/ 択 単位数 2 開講期 1 履修年次 科目名 スポーツ経営管理学 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること すずき み さ と 鈴木 美沙都 総合学習目標 学校、地域社会、職場、スポーツ施設等における体育・スポーツの振興に必要な体育・スポーツ経営学の基 礎理論を学習し、これらの体育・スポーツ経営に関する実践的な方法論を修得する。現代社会における体育・ スポーツの振興に相応しい体育・スポーツ経営の考え方、及び経営組織の構造と事業運営について理解を深 める。 2 個別学習目標 ・日本の体育・スポーツ経営に関する基礎的・基本的事項を理解するとともに、体育・スポーツ経営の意義や 構造、事業運営について理解を深める。 ・現代社会が抱える様々な体育・スポーツに関する諸課題に対し、体育・スポーツ振興の意義・価値をふまえ た体育・スポーツ経営組織の効果的な運営方法、スポーツ事業の計画等、具体的な解決方策を提案できるよ うにする。 3 授業計画 第 1 回 授業のオリエンテーション 第 2 回 現代スポーツと体育・スポーツ経営学、経営とは何か 第 3 回 体育・スポーツ経営の定義と構造、目的、スポーツ事業とは 第 4 回 運動者・運動生活の概念と捉え方、運動者行動の実質性・形式性 第 5 回 スポーツ経営体とスポーツ事業、経営資源 第 6 回 スポーツ事業の基本的な進め方、マネジメント 第 7 回 スポーツサービスの目的や内容、事業としての特性①(エリアサービス) 第 8 回 スポーツサービスの目的や内容、事業としての特性②(プログラムサービス) 第 9 回 スポーツサービスの目的や内容、事業としての特性③(クラブサービス) 第10回 学校体育の振興と体育経営、運動部活動をめぐる課題と改革 第11回 企業スポーツ、プロスポーツの経営戦略と現実的課題 第12回 地域のスポーツ振興と地域スポーツ経営の構造 第13回 地域スポーツの現状と課題、総合型地域スポーツクラブ 第14回 21 世紀のスポーツに関する諸課題とスポーツ振興施策の動向 第15回 【まとめ】グループディスカッション 4 テキスト・参考文献 参考文献 (学習の際に読むことを強く推 奨するもの、及び参考書として 適切なもの)) 書名 著書・編集者 出版社 定価 「体育・スポーツ経営学講義」 八代勉・中村平編著 大修館書店 2,310 円 「図解スポーツマネジメント」 山下秋二・原田宗彦編著 大修館書店 1,890 円 「改訂版スポーツマネジメント」 山下秋二他偏 大修館書店 2,940 円 5 評価方法 授業でのレポート(20%) 、小テスト(10%)および定期試験(70%)により総合的に評価する。 6 その他 講義では必要に応じてプリントを配布する。 − 212 − 【シラバス】 教科に関する科目(保健体育) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必選 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 名 2 開講期 履修年次 目 スポーツ社会学 すがぬま のりお 菅沼 德夫 1 総合学習目標 スポーツの見方、考え方はひとつではない。様々なとらえ方があることを理解し、スポーツの起源にまでさか のぼって考えたり、時代とともに変化してきたスポーツと人間について広く考えてみましょう。 2 個別学習目標 スポーツ関係の専門家になる人たちのためには、体育やスポーツの指導に求められている基本的な社会学的理 解が得られるように構成しました。保健体育教師を目指す人たちのためには、高等学校の体育編「社会の変化と スポーツ」の内容を生徒に教えることができる基本的知識が得られるようにしました。 3 4 テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 教育職員免許 取得課程 授業計画 第 1 回 ガイダンス スポーツ社会学の必要性 なぜスポーツ社会学を学ぶのか 第 2 回 スポーツと遊び ホイジェンガ カイヨワ他 第 3 回 プレイ論から見たスポーツ 第 4 回 スポーツ文化 スポーツ文化とは何か? 第 5 回 スポーツと競争 スポーツにおける競争とは何か? 第 6 回 スポーツとアマチュアリズム 第 7 回 教育としてのスポーツ スポーツ教育の歴史 第 8 回 教育としてのスポーツ スポーツ教育的可能性 第 9 回 スポーツの多様化 ヒトはなぜスポーツをするのか? 第10回 スポーツとメディア 第11回 スポーツと政治 第12回 生涯スポーツ、コニュミニティスポーツ 第13回 日本人とスポーツ 第14回 日本人のスポーツ政策 第15回 まとめ 考 文 著者・編集者 出版社 定価 森川貞夫・佐伯聰夫編著 大修館書店 1,900 円+税 なし 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) スポーツ社会学講義 5 評価方法 定期試験(70%)と授業中に提出してもらうレポート(30%)で評価する。 6 その他 − 213 − 教科に関する科目(保健体育) 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 集中 単位数 3 開講期 履修年次 科目名 スポーツ運動学 わたなべ てるや 渡辺 輝也 1 総合学習目標 スポーツにおける人間の運動について多面的に学ぶことを通して,運動指導を行うために不可欠な知識を獲得 するとともに,運動指導者としての基本的な能力を習得する. 2 個別学習目標 本授業では,運動知識と運動指導の関係,運動指導において学習目標として掲げられる「動き」に関する諸問 題,運動の習熟プロセスに内在する諸問題,運動指導において用いることのできる方法論などについて学習する. これらの学習内容について,本授業では,知識として学ぶだけでなく,実習を通して自分自身の運動経験として 理解できるようになることを目標とする. 3 授業計画 第 1 回 運動・スポーツ文化の発展における指導者の役割 第 2 回 運動知識と運動指導との関係 第 3 回 グループワーク ① 第 4 回 スポーツ運動学における研究の対象・方法・手順 第 5 回 スポーツ運動学における研究の対象・方法・手順 第 6 回 伝承財となりうる動きの意識体験の分類と体系化 第 7 回 グループワーク ② 第 8 回 伝承財となりうる動きの意識体験の分類と体系化 第 9 回 運動発達,運動と自我・世界関係の更新 第10回 運動の習熟プロセス ① 第11回 グループワーク ③ 第12回 運動の習熟プロセス ② 第13回 運動の指導方法 ① 第14回 運動の指導方法 ② 第15回 グループワーク ④ 4 ② テキスト・参考文献 書名 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 著者・編集者 出版社 定価 利用しない 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 5 ① ② ① とくになし 評価方法 レポートにより評価する. 6 その他 質問などは電子メールにて担当教員(teruya.w@hotmail.co.jp)まで連絡すること. 実際に運動を行うので,運動のできる服装と体育館シューズを持参するとともに,体調をしっかり整えてきて ください. − 214 − 【シラバス】 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 4 開講期 スポーツ栄養学 履修年次 科目名 / 選択については資格により異なる為、 『履修の手引』を確認すること 教科に関する科目(保健体育・AT・養護共通)履修年次・必修 必修/選択については資格により異なる為、 『履修の手引』を確認すること むらた ひろこ 村田 浩子 1 総合学習目標 健康づくりのためのスポーツを行う人から競技力向上を目的としたアスリート、そして子どもから高齢者まで とスポーツ栄養が対象とするケースは幅広いものがある。栄養学の基礎をスポーツ活動時の栄養へ、そして対象 別へと応用できることを目標とする。さらに現代の食生活を取り巻く環境を認識し、氾濫する食に関する情報に 対して的確に対応できる能力を身につける。まずは食生活を自己管理できる能力を身につける。 2 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 3 4 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 テキスト・参考文献 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 書名 著者・編集者 出版社 定価 やさしいスチューデントトレーナーシリ ーズ スポーツ栄養学 メディカル・フィットネ ス協会監修 奥田豊子編 嵯峨野書院 2,400 円 公認アスレチックトレーナー専門 科目テキスト(9)スポーツと栄養 (財)日本体育協会 (財)日本体育協会 2,400 円 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの)) 5 スポーツ栄養学概要と現代日本人の食生活について 消化と吸収について スポーツ活動とエネルギー消費および食事について~その1~ スポーツ活動とエネルギー消費および食事について~その2~ 身体組成と貯蔵エネルギー、ウエイトコントロールについて 筋肉づくりと食事について 骨づくりと食事について スポーツに伴う栄養障害について コンディショニング維持と食事について 健康増進、コンディショニング維持、パフォーマンス向上のための水分、サプリメント摂取 スポーツ選手に対する期別の栄養・食事計画の特徴について 栄養・食事アセスメント~その1~ 栄養・食事アセスメント~その2~ スポーツ選手の栄養教育、食事指導、栄養・食事サポート事例紹介 まとめ 評価方法 レポート課題 30 点(30%) 、小テスト 20 点(20%)、定期試験 50 点(50%)、合計 100 点(100%)で評価を行います。 6 その他 − 215 − 教育職員免許 取得課程 個別学習目標 現代の食生活の問題点と健康増進、生活習慣病との関連を考える 健康維持増進から競技力向上までを含めた栄養と食事、運動との関連について理解する 食事摂取基準について理解する(栄養所要量の計算方法についても知り、違いを理解する) 三大栄養素の種類と化学構造および機能と代謝について理解する ビタミンの種類と働き、代謝を理解し、欠乏症と過剰症について知る ミネラルと水の働きと代謝について理解する 各栄養素の代謝と相互変換について理解する ウエイトコントロールおよびコンディショニングのための栄養と運動について理解する 運動強度や運動時間の違いによる、各エネルギー基質への依存度の変化について理解する 競技者のための(トレーニングや運動の目的ごと) 、そして期分けに適した食事および栄養について理解する 健康増進目的および競技パフォーマンスを向上させる物質やサプリメント、特定保健食品、栄養補助食品に ついて理解し、それらの効果、リスク、適切な代替物について理解する 12. 摂食障害と肥満について理解し、スポーツに伴う栄養障害について知る 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 後期 単位数 2 開講期 学校保健Ⅰ 履修年次 科目名 教科に関する科目(保健体育・養護共通) やなぎだ よしこ 柳田 美子 1 総合学習目標 発育発達期にある幼児・児童・生徒・学生および教職員の健康の保持増進を図る事を目的にする学校保健につ いて、保健管理と保健教育の両側面からのアプローチの必要性について理解を深めます。さらに、学校保健を教 育活動の一環として積極的に推進する能力を身につけた保健体育科教諭の育成を目標とします。 2 個別学習目標 学校保健は保健教育と保健管理から構成されていることを理解する。 保健教育では、学習者が自律的に健康の保持増進を図る様になるための知識・態度の習得が主眼となることを理 解する。保健管理は、学習者が健康な生活が送れるように健康、安全に関する基礎的な知識・態度・行動を身に つけるように教育することを理解する。教師を目指す学生は、これらの観点から、学校保健の特性を理解し、学 校現場で実践できる能力を身につける。 3 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 第 授業計画 1 回 オリエンテーション、学校保健の概要、関係法規 2 回 学校保健の構造(保健教育・保健管理) 3 回 児童・生徒の健康状態(健康の概念、健康成立の要因) 4 回 幼児・児童・生徒の発育発達(心身の発達) 5 回 健康状態の評価とその対策(健康診断、保健調査) 6 回 幼児・児童の健康問題(疾病管理) 7 回 生徒・学生の健康問題 (疾病管理) 8 回 ストレスとストレスコーピング 9 回 健康増進のための保健活動 10 回 感染症・食中毒の予防 11 回 学校環境衛生 12 回 学校安全管理 13 回 学校保健活動の展開と運営(学校保健計画) 14 回 学校保健関係職員の職務内容 15 回 まとめ 4 テキスト・参考文献 書名 著者・編集者 出版社 テキスト 定価 (授業に必ず持参するもの) 新版学校保健 門田新一郎、大津一義編著 大学教育出版 2,520 円 参考文献 学校保健マニュアル 高石昌弘、出井美智子編 南山堂 4,515 円 学校保健の動向 日本学校保健会編 5 3,000 円 評価方法 定期試験 100 点(90%)と小テスト 10 点(100%)合計 100 点で総合的に評価する 6 その他 学校保健体育科教諭を目指すことを念頭に健康に関する書物は勿論のこと、色々なジャンルの書物を読んで欲 しい。 − 216 − 【シラバス】 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 4 開講期 学校保健Ⅱ 履修年次 科目名 教科に関する科目(保健体育) はしもと かずゆき 橋本 和幸 1 総合学習目標 児童生徒の健康問題を取り扱う学校保健のうち、精神保健に関連する領域について学習し、理解することを目 的とする。 2 個別学習目標 ・ 健康教育の背景となる健康問題のうち、心の問題やストレスマネージメントを中心に、健康教育に関連した 行動理論および教育技法などについて学習し、健康教育を実践するための基礎を理解すること。 ・ 上記のことについて、他者に説明できるようになること。 3 イントロダクション 心の問題とは? 児童期から青年期まで 青年期と葛藤 青年期に起こりうる精神疾患① 青年期に起こりうる精神疾患② 発達障害① 発達障害② 発達障害③ 不登校 児童虐待 学校にかかわる事件・事故 ストレスについて ストレスへの対処方法 全体のまとめ 教育職員免許 取得課程 4 授業計画 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 テキスト・参考文献 書名 著書・編集者 出版社 定価 必 携 (授業に必ず持参するもの) 推 奨 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの) 参 考 (参考書として適切なもの) 5 ・子どもの精神科 ・子どもの心身症ガイドブック 山登 敬之 小林 陽之助 筑摩書房 中央法規出版 評価方法 講義内の課題 30%、定期試験 70%で評価を行う。 6 その他 ・参考に挙げたテキストは、授業の予習・復習に用いると良いだろう。 ・担当教員は学生相談室担当でもあるので、授業の内容はもちろん、大学生活や日常生活等の相談も受け付ける。 − 217 − 養護に関する科目 履修年次・必修 / 選択については資格により異なる為、『履修の手引』を確認すること 必修 教員名 2 必 修 選/ 択 前期 単位数 2 開講期 履修年次 科目名 養護概論 いしざき と も い 石﨑 トモイ 1 総合学習目標 養護教諭は、地域の特定の集団である学校現場において、教育職員として学校保健の中心的役割を担うもの であることを理解する。また、児童生徒理解と子ども観を整理し児童生徒の健康保持増進のための全ての活動 の具体的方策と主体的展開方法を解説する。 2 個別学習目標 1)学校教育の役割を理解し、養護教諭の位置づけを概説できる。 2)学校看護婦誕生の歴史的経緯を理解し、養護教諭職務の専門性を概説できる。 3)養護教諭の対象者(子ども)を多側面から理解し記述できる。 4)養護教諭職務(養護活動)の実際では、健康管理と健康教育の具体的概説ができる。 3 授業計画 →キーワード 第 1 回 学校教育と養護教諭「学校の範囲・養護の概念・子どもの健康問題」→学校とは、養成コース 第 2 回 養護教諭と関連職種「学校看護婦誕生・関連職種の実態」→学校看護婦・教育職員・他国の職種 第 3 回 養護教諭誕生までの歴史的経緯「養成制度・子ども観」→法の整備・健康問題(感染症)の経緯 第 4 回 養護教諭の対象者(子ども)の理解「学校における子どもの生活」→ドキュメント視聴・レポート 第 5 回 養護教諭の専門性「養護の本質・保健室」→先行研究における養護の本質・養護教諭の専門的機能 第 6 回 養護教諭と保健室「保健室の機能・保健室の特性」→保健管理・保健教育 第 7 回 保健室経営「健康問題の把握・保健室経営方針の策定」→学校保健安全法・管理と教育計画 第 8 回 養護教諭職務の実際「保健管理計画・保健調査(検診前)」→養護教諭の専門的視点・統計データ 第 9 回 保健室来室者対応「救急処置過程・問診と検診」→緊急度、重症度の判断・看護技術の必要性確認 第10回 健康診断「法的根拠の確認・企画、実践、事後処置」→学校保健行事・事後指導 第11回 環境衛生管理「定期点検と日常点検」→学校薬剤師との連携・校内教職員の役割分担と養護教諭 第12回 感染症対策と養護活動「校内体制・関連機関との連携」→健康観察・校内教職員の共通理解 第13回 特別支援教育と養護活動「保健室登校・校内連携」→学級担任との深い連携・保護者との連携 第14回 健康教育と養護活動「健康相談と健康相談活動」→日常における健康相談・心の健康問題とサイン 第15回 養護教諭職務の実際の振り返り「専門職化の経緯・学校保健安全法」→保健管理・保健教育の概説 4 テキスト・参考文献 テ キ ス ト (授業に必ず持参するもの) 参 考 文 6 著者・編集者 出版社 定価 新養護学概論 大谷尚子他 東山書房 2,505 円 学校保健実務必携 渋谷敬三 第一法規 3,990 円 献 (学習の際に読むことを強く 推奨するもの、及び参考書 として適切なもの) 5 書名 評価方法 「定期試験(80%) 」 「レポート(10%) 」「中間テスト(10%)」など その他 − 218 −
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