日本人会美術部長 新村恭司(住友ゴム工業) 日本人会会員各位 アール・ヌーヴォー(再)発見シリーズ 第 3 回 アール・ヌーヴォー建築 アール・ヌーヴォー建築とインテリア 建築とインテリア探訪 とインテリア探訪 ソルヴェイ邸とオルタ ソルヴェイ邸とオルタ邸 とオルタ邸のインテリア、 インテリア、珠玉のタウンハウスの数々 珠玉のタウンハウスの数々 爽やかな6月の一日、ソルヴェイ邸やオルタ邸 オルタ邸(現オルタ美術館)など、 ユネスコ世界遺産に登録されたオルタの傑作をはじめ、アール・ヌーヴォ ー建築の黎明期から第2世代までの建築家による魅力的なタウンハウス が数多く残るアヴェニュー・ルイーズ近辺の建築ウォッチングに出かけま せんか。 ヨーロッパのアール・ヌーヴォー建築は、1893年の、オルタによるタ ッセル邸とアンカールのアトリエ兼自邸にはじまるとされています。そ れまでは「うなぎの寝床」のように間口が狭く奥行きのある家のファサー ド(外観)を、ゴシック、ルネサンス、古典主義などの過去の偉大な建築 スタイルやそれらの折衷で飾って満足していました。 しかし、オルタは、革新的なアプローチで全く新しいタイプの住宅を創造 したのです。自然からヒントを得た優美な曲線や鉄とガラスを多用した独 特の採光により生きる歓びの溢れるインテリアは、今も新鮮です。 アンカールは、幾何学的なアール・ヌーヴォー建築家の代表格といえます。 ジャポニスムの影響が濃厚な彼の自邸は、日本の家屋とは似ても似つかな いものながら、不思議な郷愁を感じることでしょう。 ソルヴェイ邸は、かの世界的大企業ソルヴェイ社の創業者の跡取りが、潤 沢な財源を背景に、室内装飾や家具にいたるすべてのデザインをオルタに 任せて完成させた邸宅で、アール・ヌーヴォーの特徴でもある「総合芸術」 を実現したものです。見学の条件が厳しく通常はアクセスが大変困難です。 この機会をお見逃しなく! スグラフィート技法で描かれた壁画のあるファサードの数々、都会のオア シスともいえるイクセルの池近隣に点在するデリュヌやブレロの設計に なる多彩なアール・ヌーヴォー建築も魅力たっぷりです。 ソルヴェイ邸内部とタウンハウスウォッチングは、過去の企画でおなじみの山本愛芽さんに、オルタ 美術館は専任の日本人のガイドの方にご案内いただく予定です。 今回のランチ会場は、トレンディーなカルチエ・デュ・シャトランにあり、20 世紀初頭の金物屋の雰 囲気を伝えるブラッスリーLa Quincaillerie です。ご案内役のお二人も含め、会員同士の親睦の機会と したいと思います。 2014年 014年6月14日 14日(土) プログラム(予定) 10:00 オルタ美術館(内部見学/日本語)と近隣のアール・ ヌーヴォー建築巡り(半数ずつ交代にて) 12:15 ランチ La Quincaillerie にて(メイン・デザー ト・ドリンク・コーヒー) 14:30 ソルヴェイ邸(内部見学/日本語)訪問 その後、イクセルの池の近隣に点在するアール・ヌ ーヴォー建築を巡り、16:00過ぎ頃解散 定員 23 名 参加費 € 58(入場/ガイド/ランチ含む) お申し込み方法 以下を記入の上、日本人会事務局まで原則 jimukyoku@nihonjinkai.be 件名: ① ② にて 6 月 14 日アール・ヌーヴォー建築探訪申し込み ご氏名 + 登録会員企業名(個人会員はその旨明記) ご同伴者名 + 登録会員企業名(家族の場合は続柄) ※ ③ e-mail お申込みください。 24 歳以下は若干割引があるため年齢をご明記ください。 日中連絡先電話番号(できれば携帯の番号) 参加者へは事前に詳細を記載した確認書をお送りします。
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