設計概要書 1 委託業務の概要 京都府立医科大学における施設整備にあたっては昭和56年に策定された「医科大学整備基 本計画」に基づき、順次施設整備がなされてきた。また、かねてから老朽化・狭溢化が進んでお り、懸案事項とされていた外来診療棟は平成23年に再整備工事が完了し、充実した診療機能が 整備された。(別添参照 別紙1) しかし、昭和57年により順次整備された病棟・中央診療棟については築30年近くが経過してお り、施設老朽化はもとより、高度化する医療技術や急激に変化する医療情勢への柔軟な対応、患 者療養環境の改善といった様々な問題への対応が求められている。 また、京都府立医科大学附属病院の理念である、府民に対して高度で専門的な世界トップレベ ルの医療の提供をするとともに、地域医療を担う優秀な人材を育成し、地域に輩出するためには、 魅力があり、夢のある病院に整備する必要がある。 そうした状況から、 平成24年に実施された「京都府立医科大学附属病院の機能強化のあり方 検討委員会」の検討結果を踏まえ、京都府アクションプランにより策定された「京都府立医科大学 附属病院整備計画」に基づき、新たな病院機能強化ビジョンを示すと共に病棟整備の基本設計を 行う。 2 京都府立医科大学附属病院整備計画の概要 (1) 既存建物の改修 ・老朽化している中央診療棟・病棟を再整備。外来診療棟とのアクセスを考慮し既存建物の改 修中心 ・設備改修では建物全体が機能停止するのをさけ、診療の継続を図るため、棟ごとに居ながら 改修を実施 (2) 増築・中央供給棟の整備 ・手術室や放射線機器等の機能強化には、狭隘な既存建物ではスペース不足のため一部 増築を実施 (3) 仮設病棟の活用 ・既存建物の棟ごとの改修のため、改修期間は一部病棟が利用できないので、病床数が減 少することから仮設病棟を設置し、府民の医療を確保する。 (4) 地域医療等に果たす府立医大病院の役割 ・府立医大附属病院は、都道府県がん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院、肝疾患診 療連携拠点病院、エイズ治療拠点病院など、高度で専門的な政策医療を担うとともに、地域 医療を担う病院として優秀な人材の輩出に寄与している。 1 (5) 新たに整備(充実)する機能 ① 手術室機能の強化 高度急性期医療に対応 ・高度急性期機能の強化が求められ、手術室を増室 ・大学病院として先端医療に対応するため、ハイブリット手術などの高度な手術設備を整備 ② 集中治療機能拡充 安心安全医療の確保 ・手術室の増室に対応した術後管理のため集中治療室の増床やHCU(ハイケアユニット)を整 備 ③ 病棟機能の充実 療養環境の改善 ・患者アメニティの向上や重度患者に必要な診療機器を病室に配備できるよう、病棟の総室を4 床化(6床→4床)し、療養環境を向上 ・厨房設備の充実 ・無菌病棟の整備 ④検査・治療機能強化 高度医療の提供 ・画像診断機器(CT、MRI)の充実 ・最先端放射線治療機器の充実 ⑤ 教育研究機能充実 優秀な医療人の育成 ・大学病院として教育研究の機能強化が必要 (6) 病院経営(収支等)を考慮した整備 ・患者サービスの充実や医療の質の向上を図るとともに、効率的な病院運営を行う。 3 委託内容 (1) 附属病院機能強化ビジョンの策定業務 高度急性期医療を提供できる病院づくり、患者が安心・快適に過ごせる病院づくり、永久的に安 定した経営ができる高効率な病院づくり、環境に配慮した施設づくりから機能強化を検討し、経営 収支シミュレーションをふまえた病院機能強化ビジョンの策定を求める。 ①現状と課題分析 ・現在の病棟運営状況(入院患者の状況(市内患者、市外患者、府外患者)、診療科別診療 実績、手術室稼働状況など)及び病棟設備現況(老朽化等)の調査を行う。 2 ②今後の整備の方向性の整理 ・国、京都府の医療動向の把握分析 ・先進病院の動向把握 ・類似病院の大規模改修事例調査 ・近隣病院、類似病院の医療動向調査分析 ・医療受給の調査分析、医療機能・運営方法・施設設備の動向把握 ・今後の患者動向(がん患者の増等)を踏まえた整備の方向性 ・地域の患者動向、病診連携、地域連携等を踏まえた本院の患者動向分析 ・30 年先を見据えた人口動向、症例予測 ・その他ビジョン策定に必要な事項 ③医療動向を踏まえた機能面や効率性を考慮しての配置や体制の見直し ・手術待ちの状況の改善のための手術室機能の強化 ・術後管理部門の狭小改善のための集中治療機能の拡充 ・検査機能、放射線治療機能の向上やスペースの拡充 ・医科大学附属病院(特定機能病院)としての本来的機能の充実、平均在院日数短縮と病床 利用率向上などの仕組みづくりの提案を行うこと ④総室の4床化、病棟のバリアフリー化、病棟の療養環境の向上など患者サービスの向上 を強化した提案を行うこと (2)経営収支シミュレーション等策定業務 病棟再編による各種診療機能拡充に伴い、病院としての収益構造に大きな影響・変化を与える 以下の項目について条件を設定、整理し、収益収支について検証する。 また、整備中及び整備後の病院経営の最適化を図るため、病院運営計画の策定を行い、病院 運営体制及び経営健全化について提案を行う。 ①経営収支シミュレーション策定に向けた条件の設定及び整理 ・病床数、手術室数、患者動向を踏まえた人員計画(考え方、必要人数、他病院 比較) ・機器配置計画(考え方、必要数、整備時期、他病院との比較) ・病棟整備費用、移転費用、機器整備費用、人件費、機器更新費、減価償却費、償還額、整 備中及び整備後の診療収入、その他必要となる収支の設定条件 ②整備中及び整備後の経営収支シミュレーション ・病院機能強化ビジョン、基本設計に基づいた経営収支シミュレーション(整備中及び整備後 のもの。整備中に当たっては年度ごとに。)を策定 ・業務委託化の検討による、効果・コストの検証 3 ③病院運営計画案策定 ・病棟再編による増収策の検討 ・人・モノの動線に不具合がないか検証すること。 ・現有の医療機器を調査し、現状を把握すると共に医療機器台帳を整備し、医療機器の整備 計画の策定、購入検討体制の改善案の提案を行う。 (3) 病院を運営しながらの整備計画確定及び基本設計業務 病棟整備の基本計画については 「京都府立医科大学附属病院病棟再編整備計画策定業務」 (平成23年度)における成果品(各検討資料、現況調査資料)を基に、基本計画を見直し、手術室 等病院の中枢部への病院運営の影響を最小限にしながら、最終形までの段階的な実施を想定し た改修工事計画の基本設計を行う。 見直し整備計画案(概算共)については複数案提示し、発注者と協議の上、基本設計を行う。施 設整備の検討にあたっては、居ながら改修方式を基本にしつつ、下記の事項に留意しながら既存 病棟の改修のみならず、中央供給棟、手術部増築棟、仮設病棟、陽子線治療棟、中性子治療 (BNCT)棟、無菌病棟等の増築案についても検討すること。 ① 見直し整備計画案の方針 ・今回、病棟再編において増築案を含めイメージする整備範囲は別紙2、3に示す範囲とする。 ・既存建物を使用しながらの改修とならざるを得ないため、患者や来院者の療養環境や施設利 用に配慮した工事とする。 ・新たな手術室を早期に整備稼働できる工程で再編工事を組み立てる。 ・精神神経科病舎の移転を早期に行う計画とする。 ・既存建物との構造的制約との調整を行う。(スラブ高さ、積載荷重条件等) ・設備の全面リニューアルをするために、棟単位の工事区域を設定する。 ・稼働中の病棟事業に対し工事の影響が少なくなるよう、上下、隣接区域での工事を可能な限 り回避する工事順序とする。 ・工事による病棟利用者への負担を最低限に抑える。 ・仮設移転や未利用場所の活用により、総工事期間の短縮を図ること。 ・病院経営を重視し、工事中においても病院収入を考慮した改修計画とすること。 ・病院機能強化ビジョン策定業務で検討された内容を反映させること。 ② 整備計画の部門概要 「京都府立医科大学附属病院病棟再編整備計画策定業務」で検討された各部門の基本的な 内容を以下に示す。 4 【中央手術部】 ・米国CDCガイドラインによる感染対策を基にし、面積効率の高い中央ホール型を採用し、 手術室面積を最大限確保する計画とする。 ・手術室を総数で20室程度整備すること。 ・集中治療機能を充実させるためHCUを新たに新設する。 ・手術室は積載荷重条件と必要規模からC・D棟2階に整備するか、または B 棟南側に低層 の手術室棟を増築計画案を検討する。 ・各室を独立空調方式とし、感染リスクを低減させる。 ・リカバリー室を整備し、手術室の稼働率を上げる。 【中央材料部】 ・滅菌業務の効率化を図るため、病棟中央材料部と手術部中央材料機能を統合する。 【集中治療部】 ・手術部と同一階にICU・ PICU・HCU(総数20床程度)を拡充整備し、専用通路による迅速 な患者搬送を可能とする。 【周産期母子センター】 ・産科、婦人科系の病棟を同一階に集約するとともに、NICU、GUC、MFICU を充実させ集中 治療機能の充実を図る。 ・産科では LDR 室を整備し、プライバシー保護に配慮する。 【病棟・病室】 ・現状の多床室は最大4床室へ改修する。 ・4床室では各室ごとにトイレを設けたプランとする。 ・車椅子対応の多目的トイレ、手摺りの設置、トイレブースの拡張、段差の解消などバリアフ リー化を進める。 ・浴室はリフト化やシャワー室の設置、バリアフリー化により使い勝手の改善を図る。 ・1ユニットあたりの病床数に対して効率的なナースステーションの位置、大きさを検討する こと。 【精神神経科】 ・下層階に配置することにより、万が一の飛び降りに対する患者の安全を図る ・プライバシー及び各患者の容体に配慮し、全個室として整備する。 【感染症病床】 ・救急部看護師が対応できるよう、中央診療棟1階の救急部門に併設する形で第1種感染症 病室を2室整備する。 5 ・同上病床へは河原町側外部から直接出入りでき、感染外来診察室を含めて他の部署と空 気が交わらない計画配置とする。 【栄養部部門】 ・新しく整備する厨房は、ニュークックチル方式とする。 ・他病院との連携も考慮に入れながら、有事(停電・食中毒など)にも融通できる計画とし、乳 児への調乳にも対応し、看護業務の軽減を図る。 【寝具・洗濯部門】 ・将来の外部委託運用を見込み、規模の縮小を図る。院内で感染物を洗濯する機能は工事 中も仮設で保持する。 【エレベーター更新】 ・病棟、中央診療棟のエレベーターをすべて更新する。 ・新棟増築により既存遡及される場合は外来診療棟のエレベーター及びエスカレーターの法 令対応工事を行う。 ・既存のカゴ形状・寸法を可能な限り維持すると共に関係法令に対応した構造とする。 【設備更新】 ・設備の全面一新を行う。 ・省エネ機器、及び省エネシステムの導入を行う。 ・関連法令に基づく非常設備の配置計画を適切に行う。 ③ 見直し整備計画に関する留意事項 ・「京都府立医科大学附属病院病棟再編整備計画策定業務」における整備計画の見直しに際 しては、現況調査資料含め成果品資料を貸与するが、不足する部分や補足すべき内容があれ ば改めて調査すること。 ・平面計画の再検討にあたっては、各機能ごとのゾーニングを基に、その規模や相互の動線 (関連性)を考慮しながら、最も合理的な転がし計画を策定する。 ・敷地条件等を勘案し、再編工事時における工事用進入路、仮設計画等の課題についても検 討すること。 ・工期の短縮化と工事費の縮減を重要視した整備計画、基本設計とすること。 ④病棟再編にあたっての関係法令への対応 ・病棟再編工事に伴い必要となる建築基準法、消防法、都市計画法、景観条例等、関係法令に 基づく必要手続きを明確にすること。特に増築の課題として、既存不適格建築物に係る規制を明 確にし、その整備内容の諸条件を整理し、具体的な改修案を提示すること。 (別添参照 別紙3、4) 6 なお、建築基準法上の建築物に係る特例、認定内容は下記のとおり。 ・高度地区特例 鴨川から20m範囲内に緑地などを整備することにより外来診療棟の高さ 制限緩和を受けている。(別添参照 別紙5) ・連担設計認定 本敷地と北側駐車場は京都市道を挟んで連担認定を受けている。 ・仮設建築物 現仮設管理棟は建築基準法第85条に基づく許可建築物であるため、平成 26年度内に解体予定(別添参照 別紙6) ⑤概算工事費の算定 ・基本計画案見直し作業が完了した時点において、当該図面に基づく建築、設備工事に要する 費用を算出し、工事費概算書を作成する。 ⑥工事工程表の作成 ・整備手法を踏まえた再編工事完成までの工事工程表を作成する。 ・設計、法的手続き等に必要な期間、工期及び予算化時期のスケジュールを明記すること。 「京都府立医科大学附属病院病棟再編整備計画策定業務」で検討された整備スケジュール案を 別紙に示す。(別添参照 別紙7、8) ⑦各種検討委員会等資料作成 ・病棟再編整備事業を実施するために検討される各種委員会の内部評価及び外部評価に必要 な資料作成等を行う。 ・今年度秋にける来年度予算要求資料の作成に協力すること。 ⑧実施設計及び工事の各種発注方法等の提案 ・来年度以降の工事発注において設計・施工一括方式を含めた各種発注方法の比較検討により、 病棟再編全体工期への短縮、コストの縮減などへの影響を含めた資料を作成すること。 (4) 整備計画策定中における関係者打合せ日、資料準備等調整業務 ・病棟部門、手術、集中治療部門に関するプランとヒアリングに関する日程調整、資料準備と共に 運営を図ること。 4 業務スケジュール ① 法令協議結果報告書提出 平成26年9月~10月(随時) 7 ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 見直し整備計画案及び全工程表提出(複数) 全体工事費概算書提出 経営収支シュミレーション報告書提出 附属病院機能強化ビジョン策定報告書提出 整備計画基本設計開始 病棟再編基本設計説明書提出 各種発注手法比較検討書提出 平成26年10月下旬 平成26年10月下旬 平成26年10月下旬 平成26年11月下旬 平成26年12月上旬 平成27年3月25日 平成27年3月25日 5 留意事項 ・受注者は業務履行にあたっては、本学担当者と定期的な打ち合わせの上、業務を進めること。 また、打ち合わせを行った際は議事録を作成し、適宜、内容確認を行うこと。 ・受注者は本業務委託の一部を再委託する場合は発注者の承認を得ること。 ・業務の確実な履行が得られないと発注者が判断する場合、受注者は発注者の求めに応じ、す みやかに改善の措置をとること。 ・受託者は、発注者から提示された情報及び業務上知り得た秘密を他に漏らしてはならない。 【 参考資料 】 ・京都府立医科大学附属病院整備計画 ・別紙1 建物の建築年数 ・別紙2 整備イメージ ・別紙3 増築の課題 ・別紙4 既存不適格建築物に係る規制の合理化 ・別紙5 外来診療棟建設時の高度特例許可 ・別紙6 仮設建物の使用許可期限 ・別紙7 病棟等再編整備事業スケジュール(案) ・別紙8 病棟再編イメージ(案) 8 別紙(1) ■建物の建築年数 【臨床講義棟】 【外来診療棟・臨床医学学舎】 SRC2階 SRC地下1階、地上8階 H1.8完成 H23.10完成 【北病棟】 RC2階 S42.2完成 北病棟 臨床講義棟 外来診療棟 臨床医学学舎 【病棟1期】 病棟1期 SRC地下1階、地上8階 病棟2期 S60.9完成 【E病棟】 中央診療棟 E病棟 【病棟2期】 【中央診療棟】 SRC地下1階、地上8階 SRC地下1階、地上8階 H1.8完成 S57.3完成 SRC地下1階、地上6階 S57.11完成 □平成23年10月にリニューアルオープンした外来診療棟以外、多くの建物が約30年経過しており、施設の老朽化や狭隘化が懸念される。 別紙(2) ■整備イメージ 仮設病棟(整備後取り壊し) 増築棟 中央供給棟 既存病棟・中央診療棟 改修 別紙(3) ■増築の課題 【B棟南】 【北病棟跡地】 工事進入路の確保が必要 → 仮設管理棟の解体が必要 斜線制限、日影規制により、 地上高さは現建物を超えられない 増 築 候 補 地 増 築 候 補 地 臨床講義棟 病棟1期 もし一部を残す場合、残る仮設建物の法適合 (構造規定、 基礎医学学舎1期 避難規定など)の計画、許可取り直し、整備工事が必要 外来診療棟 臨床医学学舎 病棟2期 基礎医学学舎2期 中央診療施設 増築候補地 小児疾患研究棟 【北側駐車場】 病棟と距離や、雨天時の往来の問題がある 附置義務台数および利便性から、駐車台数の減少を考慮する 必要あり □増築候補地のうち、B棟南側は工事進入路の確保のため、仮設管理棟の解体が必要である。また一部残す場合、仮設建物の奉 適合の問題が残る。 □北側駐車場は、病棟との距離があり、また雨天時の往来の問題が残る。 □北病棟跡地は、斜線制限や日影規制による高さ制限があり、増築面積に制限がかかる。 別紙(4) ■既存不適格建築物に係る規制の合理化 臨床講義棟 外来診療棟 臨床医学学舎 【旧制度】 既存部分の1/2以下の増改築を行う場合に限り、 建築物全体として一定の耐震性能を確保すれば、 基礎医学学舎1期 既存不適格建築物として存続可能 →既存部分の1/2を超える増改築を行う場合は、 建築物全体として現行基準にて適合させる 必要性 既存部分病棟2期 病棟1期 基礎医学学舎2期 中央診療施設 小児疾患研究棟 【新制度】 既存部分の1/2を超える増改築を行う場合であって も、 ・増改築部分が現行基準に適合し、 ・既存部分が一定の耐震性能を確保 すれば、既存不適格建築物として存続可能 □既存不適格建築物は従来1/2を超える増改築に制限があり、病棟建物が既存部分として扱われるため増築に制限があった。 しかし平成24年9月の改正により、増改築に関する制限が緩和された。 別紙(5) ■外来診療棟建設時の高度特例許可 緑地・空地の整備が必要 基礎医学学舎1期 臨床講義棟 外来診療棟 臨床医学学舎 病棟1期 病棟2期 基礎医学学舎2期 中央診療施設 小児疾患研究棟 □外来診療棟建設時、建物の高さの制限を建設する高度特例許可として、「鴨川に面する部分および北病棟部分に緑地・空地の 整備」を条件としていた。 □仮設管理棟の解体が未完のため、現時点で条件を満たしていない。 別紙(6) ■仮設建物の使用許可期限 仮設カルテ庫 仮設管理棟 基礎医学学舎1期 臨床講義棟 外来診療棟 臨床医学学舎 病棟1期 病棟2期 許可期限:当初H24.12末を27年3月末まで延長 基礎医学学舎2期 中央診療施設 小児疾患研究棟 □外来診療棟などの整備の過程で仮設建物を建設しており、許可期限の確認・対応が必要になる。 □仮設管理棟および仮設カルテ庫は、平成24年12月までの使用許可を、平成27年3月末まで許可を取り直しているが病棟再編 整備時においても、許可期限と工事工程の検討が必要である。 別紙(7) 病棟等再編整備事業スケジュール(案) ◆ 病棟再編整備事業 № 項目 H23 1 病棟再編基本・ 実施設計等 基本調査 2 病棟再編前工事 3 病棟再編Ⅰ期工事 (D棟) 4 病棟再編Ⅱ期工事 (C棟) 5 病棟再編Ⅲ期工事 (B棟) 6 病棟再編 Ⅳ・Ⅴ期工事 (A棟・中診) 7 臨床講義棟 Ⅲ・Ⅴ期工事 H24 あり方 検討 H25 アクションプラ ン H26 H27 H28 基本設計・実施設計 H29 H30 H31 H32 H33 工事監理等 前工事・仮設RI・ 感染症病舎・ 仮設病棟建設 手術室・ 精神科・ リハビリ・ 厨房整備 手術室・ 北病棟解体・ 仮設周産期・ エネルギー棟建設 病舎 ICU・仮設救急・ 仮設臨床・ 放射線・洗濯・ 病理検査部・ 病舎 B棟増築 救急・ 臨床検査部・ 日帰手術・ HCU・放射線 放射線部・ 洗濯場 薬剤・ 生協・ 病舎 食堂 薬 剤 仮設 施設 解体 別紙(8) 病 棟 再 編 イ メ ー ジ (案) <整備前> 現況 A棟 B棟 病舎 病舎 C棟 D棟 病舎 病舎 臨床講義棟 E棟 現仮設棟/ 仮設病棟 北病棟 学生部・ 事務棟 8 7 6 手術部 リハビリ・ICU(6床) 中央材料・病理検査 手術部更衣室 周産期・産科外来・NICU 局所麻酔手術室 PICU(6床)・輸血部 仮設事務局整備 婦人科病舎 婦人科外来 薬剤部整備 5 4 3 2 1 B1 臨床検査部 救急医療部・放射線部 感染症病舎整備工事 放射線部 電気室 電算室 空室 空室 仮設放射線部技師室整備 薬剤部 薬剤部整備 厨房 生協食堂 緩和ケア 病舎8床 緩和ケア 病舎8床 会議室 中央診断部 事務局 事務局 血液浄化部 解体工事 感染症(11床) RI病舎(2床) 空室 RI検査室 中央材料部 機械室・電気室 寝具 洗濯・廃棄物など 臨床講義室 中央診断部 仮設寝具 臨床演習室 厨房 SPD 郵便局 売店 仮設病棟 建設 精神神経科 病舎 事務局 精神神経科 病舎 事務局 学生更衣室 倉庫 ※仮設管理棟機能移転先として学生部棟・B棟一部を改修。整備後仮設管理棟解体、仮設病棟建設。 ※B2整備後A1整備 <最終案> 最終 A棟 B棟 B棟増築 C棟 D棟 臨床講義棟 事務棟 仮設病棟 中央供給棟 学生部・ 事務棟 外来診療棟 8 7 病舎 病舎 病舎 緩和ケア 病舎8床 6 5 4 3 2 1 B1 病舎 病理検査部・臨床講義室 電算室 周産期診療部・産科外来・ NICU・局所麻酔手術室 婦人科病舎 婦人科外来 臨床検査部 輸血・腎移殖 手術室 HCU(20床) 救急医療部・放射線部 ICU(8床) PICU(8床) 新手術部 薬剤部 薬剤部 RI検査室 中央材料部 放射線部 放射線部 機械室 新廃棄物庫 感染症(2床 )・RI病舎(2床) 放射線部 電気室 屋上庭園 緩和ケア 病舎8床 会議室 小児病棟 リハビリ 中央診断部 事務局 眼科、皮膚科、 歯科、小児C外来 精神神経科病舎 血液浄化部 事務局 耳鼻咽喉科、 循環器C、腎・尿路C、 アレルギーC 電気室 事務局 内科、外科、 麻酔科、 消化器C、呼吸器C 脳神経C、 外来化学療法 新手術部 解体工事 手術部更衣室 中央診断部 生協食堂 臨床演習室 放射線部 SPD 郵便局 売店 電気室 事務局 学生更衣室 厨房 倉庫
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