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近畿大学医学部同窓会
同窓会会報
第 11 号
発 行 日 平成24年 6 月 1 日発行
発
行 近畿大学医学部同窓会
発行責任者 米井 潔
編 集 者 同窓会報編集委員会
(医学部同窓会事務局)
〒589-8511
大阪狭山市大野東 3 7 7 - 2
近畿大学医学部学務課気付
TEL 0 7 2 - 3 6 6 - 0 2 2 1
FAX 0 7 2 - 3 6 6 - 2 1 0 6
平成23年度 近畿大学医学部同窓会
2011年11月12日 浦瀬文明先生 塩川泰啓先生 辰巳陽一先生 原口龍太先生 教授就任祝賀会 於:ザ・リッツ・カールトン大阪
CONTENTS
1 . 世耕弘昭前理事長 追悼 ………………………………………… 2
2 .世耕弘昭理事長 紹介 …………………………………………… 3
3 .会長挨拶 …………………………………………………………… 4
4 .学長挨拶 …………………………………………………………… 6
5 .教授挨拶
城谷教授 ………………………………………………………… 7
家根教授 ………………………………………………………… 8
6 . 支部会報告
近大まほろば会 ………………………………………………… 9
堺近大医会 ……………………………………………………… 10
金剛会(和歌山県支部)………………………………………… 11
近八尾会 ………………………………………………………… 13
7 .同窓会報告
1 期生会(49年度生)…………………………………………… 14
2 期生同窓会 …………………………………………………… 15
8 期生同窓会 …………………………………………………… 16
8 .医局紹介
循環器内科 ……………………………………………………… 17
泌尿器科 ………………………………………………………… 20
9 .奈良病院紹介 ……………………………………………………… 22
10.開業医紹介 黒木内科医院(宮崎県児湯郡) ………………… 25
11.保護者会代表挨拶 ………………………………………………… 27
12.第 1 回保護者会報告 ……………………………………………… 28
13.32期生からの寄付 ………………………………………………… 29
14.在学生報告 ………………………………………………………… 30
15.同窓会賞受賞 ……………………………………………………… 36
16.第一回同窓会ゴルフコンペ ……………………………………… 39
17.研修プログラムのご紹介 ………………………………………… 40
18.医学部附属病院・堺病院の紹介状について …………………… 41
19.平成24年度の総会・祝賀会案内 ………………………………… 42
20.同窓会賞について ………………………………………………… 43
21.平成23年度の幹事会、総会の議事録 …………………………… 44
22.平成23年の総会写真集 …………………………………………… 49
23.平成23年度卒業式、国試報告 …………………………………… 54
24.平成22年度会計報告、平成23年度予算 ………………………… 55
25.平成23年度事業計画、平成24年度事業予定 …………………… 58
26.役員選挙報告 ……………………………………………………… 59
27.平成23年度 年会費納付者リスト ……………………………… 60
28.おわび、訂正 ……………………………………………………… 62
29.名簿変更連絡 …………………………………………………………65
30.役員リスト・訃報 ……………………………………………………67
31.近畿大学校歌・近大節 ………………………………………………68
―1―
世耕弘昭前理事長 追悼
学校法人近畿大学理事長 世耕 弘昭 先生が平成23年 9 月29日にご逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
―2―
世耕弘成理事長 紹介
学校法人近畿大学理事長 世耕弘昭先生のご逝去に伴い、平成23年10月 1 日に世耕弘成先生
が理事長にご就任されました。
○学校法人 近畿大学
役職名:理事長
氏 名:世耕 弘成(せこう・ひろしげ)
略 歴:昭和61年 3 月 早稲田大学政治経済学部卒業。
昭和61年 日本電信電話株式会社入社。
平成 2 年 米国ボストン大学コミュニケーション学部大学院留学。
企業の危機管理について研究、企業広報論で修士号取得。
平成 8 年 本社広報部報道担当課長(平成10年)。
平成10年 参議院和歌山県選挙区補欠選挙に初当選。以降、当選 3 回。
学校法人近畿大学評議員。
平成13年 学校法人近畿大学理事。
平成15年 総務大臣政務官。
平成18年 学校法人近畿大学副理事長。
内閣総理大臣補佐官(広報担当)。
平成22年 自由民主党幹事長代理(党本部・参議院兼務)。
平成23年 学校法人近畿大学理事長。
―3―
御 挨 拶
会 長 米井 潔
( 1 期生)
平成23年は東日本大震災の影響で医療においても厳しい年になりました。また、ご存知のよ
うに経済の低迷も現在問題になっている患者さんの受診抑制の要因の 1 つになっていると思わ
れます。
本年度も昨年以上に同窓会活動を充実させてまいりますので、会員各位のさらなる同窓会へ
の御協力をお願い致します。
医師としての誓い
私は就任当初より近畿大学医学部出身の医師の特徴を模索してきました。私は「患者さん第
一主義」を提唱します。我々は医療を通して患者さんに心身の満足感を感じて頂く事です。医
者として「患者さんよりも大事にするものはない」「患者さんの喜びは私の喜びである」の言
葉を大切にしたいと思っております。これらの意識を大切にして、同窓会の信条として行きた
いと思っております。
塩﨑学長誕生
平成24年 4 月に塩﨑医学部長が本学の学長に御就任されました。これは我々同窓会として大
変な喜びです。今後の塩﨑学長の御活躍をお祈りし、また、医学部の内情を御存知の塩﨑学長
に医学部への御支援と御指導を頂ける事を期待しております。
新病棟の建設
母校は昭和49年に開校し、施設の老朽化は皆様も御存知と思います。他の新設の大学では施
設のリニューアルが進んでおります。
同窓会としても早期の病院棟の建設を熱望し、塩﨑学長に要望してまいります。同窓会会員
各位も今後とも更なる御支援をお願い致します。
同窓会年会費について
平成23年度は多数の会員の方々からの年会費の納入に感謝致しております。同窓会は会員の
貴重な会費を有効に医学部および学生に使っております。残念な事に、年会費の振り込みは現
―4―
在でも全会員の30%程度です。何卒、平成24年度の会費の納入で同窓会への御支援をお願い致
します。
学生支援
学生に対して、現在までに①施設の寄付と修繕②国家試験対策としては文具・お守りの配布、
宿泊のホテルに医務室開設を行っております。今後とも同窓会は学生への支援を行なってまい
ります。それは、将来の母校を背負ってくれる彼らに、同窓会の存在を覚えてもらい、将来同
窓会活動への参加を期待するからです。
教授就任への期待
我母校出身の教授は主任、臨床教授を合わせて29名となります。各教授は学内外に御活躍さ
れています。これは同窓会会長としても、大変な喜びでございます。さらに、各教授には研究
と臨床の業績を伸ばしつつ、また学生の御指導をお願い致します。
他大学交流
私立医学部同窓会の連合会が西日本と全日本に組織されております。毎年大会が開催されて
おります。やはり他大学でも①医師国家試験の合格率②卒業生の自学のマッチングが問題に
なっております。近大同窓会は平成25年度の全日本の主催校がまわってきます。理事長、学長
を御招待して、しっかりした大会になるように準備してまいります。皆様の多数の御参加をお
願い致します。
他大学出身者への同窓会への参加
平成23年度の総会にて大学内の、他大学の医学部出身者の同窓会B会員の入会を決定しまし
た。今後とも同窓会は近大医学部内での中心的役割を果たして努力してまいります。
―5―
近畿大学学長を拝命して
学 長 塩
均
本年 4 月 1 日から、東大阪の近畿大学本部に勤務となり、狭山には月曜日午後から外来診察
で勤務させていただくことになりました。有難いことに、かろうじて、外来勤務で医師として
の任務を継続することができます。
近畿大学は2015年に創立90周年、2025年で100周年を迎えます。現在、この創立記念に向け
ての短、中期目標に向かって、何をなすべきか議論が展開されております。医学部はあと 2 年
で創設40周年ですので医学部同窓会としても医学部・病院の建て替えに向かって何か事業を行
うかどうか、決定しなければなりません。
本年初に「下山の思想」五木寛之著を読みました。東日本大災害を経験した日本の将来像を
語ったものです。登山は登頂までが華やかに放映され語られるが、無事の下山を果たしてこそ
成功したと言うことができる。登山途中での下山は諦めの行動ととられがちであるが、決して
そうではなく、新たなる登山へのプロセスに繋がるものである。山頂に向かって登っていると
きには気付かない多くのことが見えてくる。美しい光景(心の余裕)、自分の来し方行く末、
希望(太陽は悠々と西に沈むが、必ず堂々と東から昇る)、成熟への道など。確かに、日本の
将来は右肩上がりばかりを求めるのではなく、じっくりと落ち着いた社会の構築を考えるべき
との提案である。いつも張りつめた緊張の毎日ではなく、時には自分の立ち位置を振り返る余
裕を持ちたいものである。
一方、私たちの近畿大学医学部は、今後もますますレベルアップしなければなりませんし、
そのゆとりは十分にあると思っております。教職員も含めて、自分自身をもう少しシビアに見
つめて、「なすべきことをしっかりとなす」心積もりが必要であると思います。
医学部同窓会からは国試に向けての物心両面での支援ならびに学部生への支援を戴きありが
とうございます。本学の学生諸君も近畿大学医学部同窓会の構成メンバーの一員として、自覚
と誇りを持っていただきたいと思いますし、そのように教育することが必要です。
私事ですが、医学部出身の学長として、近畿大学のレベルアップのために何ができるか、模
索の毎日です。
―6―
ご挨拶
教 授 城谷 学
平成22年 4 月 1 日より、近畿大学医学部奈良病院循環器内科教授を拝命いたしました。今回
の昇進にあたりまして皆様には深く感謝申し上げます。
私は昭和58年京都大学を卒業し、すぐに北九州市、社会保険小倉記念病院循環器科にて研修
を始めました。当時冠動脈のカテーテル治療は日本で始まったばかりで、急性心筋梗塞に対す
る選択的冠動脈血栓溶解療法(PTCR)や、冠動脈狭窄に対する経皮的冠動脈形成術(PTCA)
が、延吉正清先生を中心に日本で先陣を切って行なわれていました。また指導医として現京都
大学循環器内科、木村剛教授に基礎からいろいろとお教えいただき、最高の研修を受けること
ができました。
その後、京都大学大学院に戻り、ステントのない時代、PTCA のアキレス腱であった再狭
窄の問題について、河合忠一教授、由井芳樹先生のご指導のもと、培養血管内皮細胞、平滑筋
細胞を用いた研究に携わり、多数の国際学会や論文発表を行うとともに、日本心臓財団佐藤賞
を受賞する栄誉にも預かりました。
博士課程修了後は再び臨床技術の向上を図るべく、豪州メルボルンに留学し、PTCA 、経
食道心エコーの毎日に明け暮れたのち、静岡県立総合病院をへて、平成11年10月奈良病院開院
にあわせ、助教授として着任いたしました。当時服部隆一教授を中心に、 3 人のみのスタッフ
で緊急症例を全例受け入れ、疲労困憊の時期もありましたが、現在女性 1 名を含む 8 名の医局
員のもと、第一線の医療を楽しく活動的に実践しております。臨床研究も平行して行い、急性
心筋梗塞症例における β 遮断薬の冠動脈攣縮に及ぼす影響について、英文誌に発表すること
もできました。当科の特徴は、奈良・生駒地区の地域医療に貢献し(紹介率90%)、医局員に
入局早期から高度技術(カテーテル治療、集中治療)を習得できる教育体制を提供しているこ
とです。
平成22年 4 月から心臓血管センターが設立され、外科部門とより密接な連携が構築されてお
ります。本院の宮崎俊一主任教授との交流も深めながら、近畿大学および奈良病院のさらなる
発展に貢献すべく、皆様から一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げま
す。
―7―
ご挨拶 近大奈良病院耳鼻咽喉科
教 授 家根 旦有
近畿大学奈良病院に赴任して 3 年が経とうとしていますが、ようやく慣れてきたという感じ
です。赴任する前は奈良医大に約20年間勤務しておりましたが、同じ奈良に居りながら近大奈
良病院の所在も知らず、赴任することが決まってから初めて地図を開いて場所を確認したとい
う次第です。奈良県南部の人達にとって近大奈良病院は遠い存在で、実際奈良医大のある橿原
からは車で 1 時間以上かかり、大阪に行くより遠い感じです。
就任が決まり近大奈良病院を訪れてまず驚いたのは病院の綺麗さと清潔さでした。前任の奈
良医大やそれ以前に勤務しておりました八尾市立病院、榛原町立病院では多くの国公立の病院
にありがちな設備の老朽化と院内の不衛生が目立っておりましたが、それに引き替え近大奈良
病院は開設後10年以上経つにもかかわらず病院の綺麗さと清潔さは驚くばかりでした。国公立
病院では建築予算は取れてもその後の維持費にまでは手が回らず10年も経てば汚れが目立つよ
うになるものですが、近大奈良病院は綺麗さと清潔さがみごとに保たれており、清掃担当の方々
のプロの腕前には感心するばかりです。また、病院外壁は手焼きの赤膚焼きのレンガで、年月
が経てば経つほど風合いが出てくる贅沢な作りです。10年、20年後も楽しみです。
私の専門分野は頭頸部腫瘍ですが、特に甲状腺疾患を主に扱って参りました。奈良では以前
から甲状腺腫瘍は外科ではなく耳鼻咽喉科で扱っておりましたので、数多くの症例を経験する
ことができました。手術手技としては、最初に学んだのが甲状腺で有名な大分別府の野口病院
ですので基本的には野口流ですが、その後神戸の隈病院なども見学し、耳鼻科的な工夫も加え
てより侵襲が少なく根治性の高い手術方法を目指しております。また頭頸部癌は高齢化と共に
増加しておりますが、昔のように命さえ助かれば多少の不具合があっても我慢してもらうとい
うのではなく、命も助かってなお且つ日常生活の質も維持できるような治療が必要と考えてお
ります。幸いにも当病院には優秀な形成外科医、
そして口腔外科医が揃っておりますので、レベ
ルの高い要求にも応えて頂いております。
医療は社会の経済的な状況によって大きく左
右されますが、医療に対する心構えは各自が自
覚すればそれほどブレずに持ち続けることは可
能です。せっかくすばらしい環境の病院に赴任
させて頂きましたので、質の高い地域 NO. 1 病
院を目指して頑張りたいと思っております。同
門会の先生方にはご指導ご鞭撻の程、何卒よろ
しくお願い申し上げます。
近大奈良病院の近くには隠れた穴場のレス
トランがあります。このお店は生駒山山頂付
近のイタリアンレストランです。冬は道が
凍って登れないので close です。
―8―
近大医学部同窓会奈良県支部会
「 近大まほろば会 」 報告
波江野 善昭( 1 期生)
近畿大学医学部奈良病院が平成11年10月に開院し、それにあわせて発足した近大医学部同窓
会奈良県支部会 「 近大まほろば会 」 の第 5 回目の総会を会員先生方20名のご出席を頂き、本年
1 月21日にホテル日航奈良「飛天の間」において開催致しました。
近畿大学医学部堺病院整形外科教授の菊池啓先生に当日の講師をお願いし、
「Anti-aging, 骨、
アドヒアランスの改善」について西大和リハビリテーション病院副院長の山崎裕行先生を座長
として、約一時間の講演をして頂きました。菊池教授は一期生で、ユーモアあふれる内容で楽
しく最新の知見について御教授して頂きました。その後は、菊池教授を囲み和やかな雰囲気で
懇親会を行い、最後は同窓会長米井先生恒例の「豪快な挨拶」で終了しました。
懇親会途中では自己紹介や近況報告で一同大いに盛り上がりました。
なお総会においては役員変更は無く、引き続き留任とさせて頂きましたので宜しくお願いい
たします。
支 部 長 波江野善昭 昭和55年卒 幹 事 林 秀雄 昭和56年卒
副支部長 千田 史郎 昭和55年卒 会 計 有山 武志 昭和63年卒
正野 喜一 昭和55年卒 監 事 太田 善夫 昭和55年卒
また会則第7章の会費については年3000円としていましたが、これを参加者全員のご賛同を
頂き年1000円と致しました。
現在、奈良県医師会に入会されておられる近畿大学医学部卒業生は A ,B 会員合わせて約
100名ですが、県医師会に未入会の先生も若干おられるようですので、是非ご連絡頂ければと
考えておりますので、宜しくお願い申し上げます。
最後に、現在奈良病院においては臨床研修医一年目が 6 名、 2 年目が 8 名研修し、 2 年目は
「地域医療実習」として開業医において一ヶ月間の研修を行っております。彼らは将来奈良県
での医療を充実させてくれる人材に成長すると大いに期待しておりますが、特に内科で御開業
されておられる先生方にも指導医としてご登録して頂ければと考えておりますので宜しくお願
い申し上げます。
―9―
堺近大医会の発足
山本 哲( 1 期生)
私は、堺市の大野芝で整形外科診療所を開業しています。開業して15年になります。この15
年という年月も長いと思いますが、近畿大学医学部ができ、医師が社会に輩出されるように
なってから、もう30年余りの年月が過ぎました。この年月の間に、堺市に勤務医、開業医を合
わせますと、既に、百数十名を越える近畿大学医学部卒業の医師が活躍するようになりました。
この会はこの堺市で自然発生的にできました。今まで無かったことが不思議だとも思ってい
ます。これほど多くの同窓の医師が同じ地域で働いているにもかかわらずお互いをほとんど知
らない状態でした。「先ずお互いの顔を知ることから始めよう」この気持ちから、堺近大医会
が発足いたしました。私は一期生ですので、この会を立ち上げるのに当たっては是非貢献した
いと考え、この会のまとめ役を引き受けました。まず、堺でしなければいけないことは実際活
動されている医師がどれくらいいるのかを把握することでした。次に主として親睦をはかる目
的で懇親会を開催いたしました。現在の堺近大医会の世話役と最初に集まって下った仲間の集
合写真を載せておきます。和気あいあいとした同窓の集いが感じられると思います。これから
は、お互いの顔を知って、病診連携や診診連携がスムーズに行われるようにしたいと思ってい
ます。そのことによって今後の近畿大学医学部の発展に寄与できれば幸いです。
堺近大医会
代 表 山本 哲 山本整形外科
副代表 児玉 光正 児玉泌尿器科
幹 事 新屋 敷康 しんやしき産婦人科
小林 亮 ベルクリニック
山田 秀和 山田皮膚科医院
加藤 伸一 加藤耳鼻咽喉科
中井 昭宏 ナカイクリニック
今野 元博 近畿大学医学部付属病院
菊池 啓 近畿大学医学部堺病院
― 10 ―
金剛会便り
(同窓会和歌山県支部)
奥村 嘉英( 3 期生)
近畿大学医学部同窓会員の皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。米井会長
のもと、同窓会員数が3000名を超えましたことは喜ばしい限りです。今後とも会員各位が各方
面でご活躍されることを祈念いたしております。
さてこの度は、稿をお借りして近畿大学同窓会和歌山支部(金剛会)の活動状況を述べさせ
ていただきます。和歌山は世耕弘一初代総長の出身地であり、県内には医療分野にも多くの人
材を輩出する近畿大学生物理工学部(細井美彦学部長)がございます。このように近畿大学と
所縁の深い和歌山の地において金剛会は、会員間の親睦はもとより母校愛を育み、有形無形に
和歌山の医療に貢献することを趣旨として設立されました。今年で18年を迎えるまだまだ若い
同窓会支部ですが、会員数は現在100名を超え、開業される先生方も40名を数えるようになり
ました。毎年の総会・学術講演会開催を活動の根幹とし、近畿大学校友会との連携、現近畿大
学理事長世耕弘成先生を囲んでの懇親会など、初代会長上西豊基先生、第 2 代木下智弘先生の
堅実な会運営とご尽力により会員間の繋がりも拡がってまいりました。平成22年度以後、幹事
構成は以下の陣容となっております。
会 長
奥村 嘉英
( 3 期生) 奥村マタニティクリニック
副会長
上西 豊基
( 1 期生) 上西内科
幹事長
西村 泰彦
(13期生) 向陽病院
幹 事
月山 淑
( 6 期生) 和歌山県立医科大学病院
浦神 一浩
( 7 期生) 須佐病院
木村 芳毅
( 7 期生) 嶋倉クリニック
月山 啓
(11期生) 月山病院
保田 拓史
(16期生) 堀口整形外科病院
中江 聡
(20期生) 中江病院
大尾 充剛
(22期生) 紀の川病院
会 計
楠本 泰子
( 5 期生) くすもと眼科
監 査
菖蒲 隆治
( 2 期生) 菖蒲医院
木下 智弘
( 2 期生) 木下こどもクリニック
昨年度は 6 月11日に第17回金剛会総会・学術講演会をホテルアバローム紀の国にて開催、特
別講演として近大堺病院整形外科教授 菊池 啓先生に「いまどきの疼痛対策」の演題で、学
術的な内容を軽妙洒脱に分かりやすくご講演賜りました。
― 11 ―
私事とはなりますが、十数年前に父のあとを継ぎ和歌山で開業した当初は、地方社会の特質
でしょうか閉鎖性と排他性を感ずることもありました。そんな時に金剛会へのお誘いを受けた
ことが、のちに一つの意味を持つようになりました。同窓会の有り様として、既存の枠組みに
対峙するものではありませんが、心の拠り所として、出自として、バックグランドとして会員
各位の心に宿る同窓会でありたい、そう願っております。
出身教室の恩師でもある野田起一郎先生より「卒業生に足りないものがあるとすれば、それ
は母校愛かもしれない」と箴言を頂戴したことがございます。母校愛をどう体現し、同窓会の
エートスをどう培っていくかは創成期の我々に付与された課題であると考えています。今後も
近畿大学医学部同窓会がますます発展されることをお祈り申し上げます。
平成23年6月11日 第17回 金剛会総会・学術講演会
― 12 ―
第 2 回近八尾会の報告
安田 厚( 3 期生)
平成23年 6 月11日(土)大阪市中之島のリーガ・ロイヤルホテルにて第 2 回目となる近八尾
会を開催しました。当日は八尾近隣で開業または勤務する同窓会会員16名に出席をしていただ
きました。近八尾会総会では会計報告、規約の一部改正を承認され総会を終了しました。今回
新たに出合達則先生(H10年卒)がであい眼科をJR久宝寺のタワーマンション内に開業され
本会に入会されました。白内障の日帰り手術などを積極的に行われ地域医療に貢献されていま
すが、昨今土地勘のないところでの開業は苦労も多く厳しいものがあります。我々としても微
力ながらもできるだけの協力をしていきたいと考えています。新たに八尾で開業を希望する先
生がおられましたら近八尾会にご相談をしていただければと思います。総会の後、引き続き近
畿大学呼吸器・アレルギー内科教授東田有智先生に「ぜんそく治療−今後の治療戦略−」とい
う演題で講演をしていただきました。気管支喘息発作の予防、重症度に応じた治療薬の選択な
ど専門外の一般開業医にも今後の診療に大いに役立つ内容でした。
懇親会は米井医学部同窓会長の十八番である近大節熱唱による乾杯の音頭で始まり、東田教
授のここでしか言えない近大医学部の裏話(?)に一同盛り上がりました。東田教授には今後
の母校医学部の発展のため更に一層責任ある地位を築き上げていただきたいと期待していま
す。
最後に今回の近八尾会はまだ記憶に新しい未曾有の大災害となった東日本大震災の 3 か月後
の日本中がまだまだ大変な時期に開催することになってしまいました。一時は中止も脳裏をよ
ぎりましたが被害のない西日本がいちはやく通常の活動をすることが間接的に被災地への支援
につながると勝手に思い込み、またそれぞれの立場で忘れられかけていた「絆」の大切さを同
窓会を通じて再認識する良い機会だと判断し開催することにしました。多忙にもかかわらず出
席していただいた同窓の皆さんに深謝します。
― 13 ―
1 期生(昭和49年度生)会開催
本学部が開設し 1 期生が入学して今年で38年がたちました。 1 期生も初老となり、早い人は
孫の出来た同級生もおります。
平成23年 7 月 2 日に大阪市内ホテルにて 1 期生(昭和49年度生)会を開催しました。皆様、
御多忙のなか20名の御参加頂き感謝しております。
今回は、 1 期生の高田章好君が大阪大学医学部美容医療学教授就任のお祝いとして、講演を
していただきました。大変に楽しく、ためになる講演を聞かせてもらい、参加者からも好評で
した。
今後も、 2 年に 1 度は本会を開催しますので是非、御参加下さい。
幹事 米井 潔 ― 14 ―
2 期生の同窓会
5 月 7 日夕刻、リッツカールトン大阪で、2期生同窓会を開催しました。これまで、有志一
同のゴルフコンペや女性同士の食事会はありましたが、全体での同窓会は何と30年ぶり卒業以
来初めてでした。
出席者は30名。名古屋や宮崎等遠方よりわざわざ出席の方も何人かいました。
はじめは30年ぶりということで、姿、かたち、頭の景観?が大きく変わっていて、名前を確認
する時、少しとまどいがありました。
しかし、会がはじまり話しはじめると、すぐ学生時代にタイムスリップしたようでした。 6
年間同じキャンパスで勉学にスポーツに過ごした仲間会話が弾みました。
宴半ばで、各々の近況報告では、大学で研究を続けている者、開業して地域医療の現場で、
仕事している者、皆それぞれ活やくしていることがわかりました。さすが、近大の 2 期生とし
て、 6 年間厳しくきたえられた結果かなと思います。自分もより一層日々精進しなければと改
めて思いました。
あっという間、 2 時間半が過ぎ、会はお開きとなりました。会話もお酒も弾み、楽しい時間
でした。
同窓会は、規模小さくても、これからは毎年開催しようということも決まりました。(今年
は 5 月26日(土)予定です)
本当に楽しい時間で出席した同期 2 期生の人、皆に大感謝です。
又、あらためて、卒業して30年間同窓会をしなかった怠慢には、深くおわびいたします。
2 期生 植田 育子 2011年5月7日 近畿大学医学部 2 期同期会 於 ザ・リッツ・カールトン大阪
― 15 ―
8 期生同窓会
2011年5月21日(土)に大阪リッツカールトンホテルにて 8 期生の同窓会が行われました。
この会を開くきっかけとなったのは、2010年の近大同門会総会にて 8 期生村木先生の近畿大
学医学部奈良病院呼吸器・アレルギー内科の教授就任祝賀会に集まったメンバーから、「この
際ぜひとも同窓会をしてみんなで改めて村木君の教授就任を祝おうではないか」と、盛り上
がったためでした。
今回幹事をさせていただいたのですが、同窓会を開催するのは卒後20年以上で事実上今回が
始めての事であり、どれだけの人数が集まってもらえるか心配していましたが45名(女性 9
名)と多くの参加をいただきました。
当日は遠方からも多くの同窓生がお集まりいただき、和やかに時間をすごすことができて大
変有意義な会になりました。また途中には米井会長もお忙しい中駆けつけてくださりみなにお
祝いの言葉をかけていただき感謝しております。
会の最初の頃には、久しぶりに会う体型や髪が変わった同級生の名前が思い浮かばない面々
もありましたが、時間がたつにつれ昔話に花が咲き大いに盛り上がりました。
その後の二次会にも多くのメンバーが残っていただき深夜まで楽しく過ごすことができました。
今回の同窓会を通じ、 8 期に限らず、近大同窓会の持つ役割や意義を再認識し、今後も定期
的に同窓会を開ければと思いました。
8 期生 高井 博之 ― 16 ―
近畿大学医学部循環器内科学教室の紹介
当教室は、香取 暸教授が主宰された第 1 内科をルーツとしています。平成 9 年 4 月に香取
暸教授から 2 代目の石川欽司教授に引き継がれました。平成14年 4 月に第一内科は循環器内科
と、高血圧・老年内科に分科しました。循環器内科教授に石川欽司先生が就任されました。平
成18年 4 月に石川欽司教授から宮崎俊一教授に引き継がれ、現在に至っています。
医局の特徴
循環器内科は現在、宮崎俊一循環器内科主任教授、栗田隆志心臓血管センター教授、平野 豊准教授、岩永善高准教授、谷口 貢講師、山本裕美講師、小夫家和宏講師、森本啓介講師を
中心にして、医局員は総勢29名(大学院生10名を含む)で運営されています。病床は一般病棟
51ベッド、CCU(Coronary Care Unit) 6 ベッドがあります。外来業務は毎日が初診 1 診と、
再診が 3 診(土曜日は 2 診)で行われています。臨床、研究、教育の 3 本柱が等しく重要であ
るとの理念に基づいて活動しています。それは、研究心がなければ良い臨床結果は得られず、
良い臨床家でなければ正しい臨床教育はできないと考えているからです。
『理想的な循環器内科医』の定義は、『一般内科医の素養を身につけ、循環器分野に精通して
いる医師』となると思います。入局後の研修は一般内科に関する知識と技術を身につけること
を重視しております。同時平行的にカテーテルインターベンションをはじめとする専門性が高
い領域に積極的に参加する研修プログラムも推進しています。その他、CCU における循環器
急性期治療や不整脈治療についても同様です。 また、これらのプログラムを通じて循環器内
科専門医師の育成と臨床研究の実施へと結びつけています。
心臓血管センター設立
我が国における死亡原因は癌、心臓病、脳卒中が上位を占めており、この背景には欧米型の
生活習慣が取り入れられたことによる循環器疾患と動脈硬化性疾患の増加があります。循環器
系疾患のなかでも虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、大動脈弁疾患、大動脈解離および瘤、
等の疾患が増加しています。これらの多くは救急疾患であり、内科および外科の双方からの多
面的な管理が必須であり、両方からのアプローチが適切な時期に実施されなければ予後改善は
見込めません。急性期から慢性期に至るまで一貫した医療体制を構築することが求められてい
ます。その考えのもとで、平成23年 1 月に循環器内科と心臓血管外科が一体化した心臓血管セ
ンターを設立しました。
心臓血管センターでは、CCU を主体とした緊急患者対応の体制を整え、窓口の一本化の
ため、365日、24時間体制でのハートコール(電話番号0120−145−810、“いー予後 ハート”
と覚えて頂ければ幸いです。)の設置を行いました。循環器の緊急を要する疾患に対して対応
すべく、それぞれのエキスパートを揃え、最高レベルの医療を提供しています。
栗田隆志心臓血管センター教授を中心に、南大阪地域において高度循環器疾患診療を広く提
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供し、卒前卒後教育においても充実した機能が果たせるようになると考えます。さらに慢性期
治療への移行に際して提携医療機関との連携を含めた一元的運用も視野に入れた活動を進めて
参ります。そして本センターの充実により、地域はもとより広く社会の循環器疾患の診療水準
および治療成績がさらに向上し、高度循環器救急医療の発展に貢献できると確信しておりま
す。
冠動脈疾患
カテーテル治療の代表である経皮的冠動脈形成術(冠動脈インターベンション)の技術革新
には目を見張るものがあります。冠動脈の画像診断である血管内視鏡や、血管内超音波法
(IVUS)、光干渉断層法(OCT;Optical Coherence Tomography)などの新しい画像診断も駆
使して治療にあたっております。宮崎俊一教授は先駆的な医療技術習得に全力を挙げ、その実
績は着実に進歩しております。毎週木曜日の 8 時から、その週に実施された冠動脈の造影結果
を、臨床的背景とともに主治医はプレゼンテーションをします。その場で、宮崎俊一教授から
症例の病態生理や検査同士の矛盾点などに対する鋭い指摘があり、討論を重ねてこれからの治
療方針が決定されます。
不整脈
不整脈のインターベンション治療学は、薬物治療やカテーテル治療の分野でこの20年間で驚
異的な進歩を遂げ、多くの患者さんに何らかの治療法が見つかる時代になりました。栗田隆志
教授をリーダーとする不整脈治療チームは頻拍性不整脈に対するカテーテル根治療法やペース
メーカー、植込み型除細動器などのデバイス治療に力を注いでいます。臨床の現場では心電図
判読の基礎から最先端の先進医療技能習得まで、幅広く、そして個々人の専門性や経験に応じ
て私たちの知識と技術を惜しみなく伝授しています。
非侵襲的な画像診断
超音波あるいは MRI, CT などの画像診断も近年は非常に進歩しています。超音波検査はルー
チンの経胸壁心エコーのみならず、負荷心エコーや経食道心エコーが盛んに行われておりま
す。心臓のみならず、頸動脈、下肢動静脈、腎動脈等の脈管系の詳細な診断が可能で、心臓
MRI は、心筋の組織性状や解剖学的な異常診断に非常に力を発揮しています。CT 検査はコン
ンピュータ断層撮影装置(Multi Detector-row Computed Tomography;MDCT)が用いられ
るようになり、冠動脈の有意狭窄病変やバイパスの開存が外来で診断可能となっています。そ
れらの画像診断が、現在では 3 次元的な評価が可能となっているために、その診断精度はさら
に向上しています。
末梢動脈疾患
末梢動脈疾患(Peripheral Artery Disease:PAD)は動脈硬化症のひとつで、動脈狭窄(主
に下肢動脈)による血流障害が虚血症状(足の冷感や歩行時の痛みなど)を来します。高齢化
を迎えた我が国において罹患率が急速に増えています。 経皮的末梢血管インターベンション
(Percutaneous Peripheral Intervention:PPI)はカテーテルによって狭窄に陥った動脈を広げ
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る新しい治療法です。循環器内科においては積極的に最先端の PPI を導入し、良好な成績を
得ています。治療症例数は2007年度は 5 例でしたが、2010年度には32例と増加しています。ま
た、PPI の成功率はいずれの年も90%以上と良好です。
実験
理想的な医師になるために、病態・治療に対する理解を深める探究心、つまりリサーチマイ
ンドが必須と考えます。医師として自らが困難な状況あるいは未知の状況に対峙したときに、
それに打ち勝つことのできる礎がリサーチマインドです。
岩永善高准教授を中心にして基礎的ないしは臨床的研究、大規模ないしは小規模研究、検証
的ないしは探索的研究、単独研究ないしは共同研究、どのような形式でも、その成果は、世界
に向けて発信しています。現在は、基礎研究:1 .心臓リモデリングのメカニズムの探索、 2 .
心不全新規治療法の開発に関する研究、 3 .循環器疾患に対する鍼治療の科学的検証、臨床研
究: 1 .心臓・血管イメージング(CT 、MRI 、OCT 、IVUS 、血管内視鏡等)に関する研究、
2 .酸化ストレスおよびに心臓バイオマーカーに関する研究、 3 .心房細動における自律神経
活性の役割に関する研究、 4 .肺高血圧症の早期診断に関する研究、等が進められています。
それらの研究は、国内研究会、学会のみならず、国際学会でも多く発表され、欧米の一流雑誌
に掲載されています。
以上簡単ですが、近畿大学医学部循環器内科学教室の紹介をさせていただきました。今後と
もより良い医療、研究、教育を行うべく、医局員全員で頑張っていこうと考えております。
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泌尿器科医局紹介
泌尿器科学教室の開設は、医学部設置と同じ1974年に行なわれました。初代教授は栗田孝先
生で1974年から2004年まで務められ、現在は 2 代目の植村天受先生が2004年から主宰していま
す。これまでに二人の国立大学教授をはじめとする多くの優秀な人材を輩出してきた伝統ある
教室であります。現在の教室員は12名で、関連病院としましては、近大堺病院・近大奈良病院・
市立貝塚病院・泉大津市立病院・NTT 西日本大阪病院・済生会富田林病院・耳原総合病院・
神原病院・樫本病院・高石藤井病院・阪和第 2 病院と数多くの関連病院を有しており現在30名
の医師を派遣しております。泌尿器科にもいろいろな分野がありますが、私たちの教室では腎
移植、結石、神経、腫瘍など全泌尿器科領域で非常に質の高い第一線の医療を行っております。
また、研究面においても、国内外の多数の学会・研究会において、各研究グループの活動状況
を公にすることで、自らも含めモチベーションを高め、維持しております。
まずは、各研究グループの紹介をさせていただきます。
腫瘍グループでは、泌尿器がんの基礎的・臨床的研究を幅広くおこなっています。臨床面で
は進行性腎がんに対する分子標的薬による海外・国内臨床試験に参加しその有用性について研
究を進めており、分子標的薬による治療経験症例数は国内でもトップレベルであり高い評価を
得ています。前立腺がんでは勃起神経温存前立腺摘除術や密封小線源治療、強度変調放射線治
療(IMRT)と症例ごとに患者の希望や QOL を重視した治療を積極的に取り入れています。
また低侵襲治療として普及してきている腹腔鏡を用いたがん治療もおこなっており副腎腫瘍や
早期腎腫瘍では内視鏡下に摘除術や部分切除術を施行しています。そのほかに泌尿器がんに対
するペプチドワクチンを用いたテーラーメイド型がんワクチン治療など、本学において初めて
がんワクチン療法を開始し、全国各地から患者紹介があります。
腎移植グループでは、開設以来これまでに200例以上の移植を行ってきました。昨年度は近
大堺病院・NTT 西日本病院を加えて年間20例の腎移植を行いました。また、血液型不適合移
植や夫婦間移植、末期腎不全における人工透析導入前先行的腎移植も積極的に行なっていま
す。2009年からは生体腎移植において、よりドナーにとって低侵襲である腹腔鏡下腎摘出術を
導入し、以降全例腹腔鏡下での摘出をおこなっています。また、研究面においてもカラードッ
プラ法での移植腎血流評価や抗酸化剤による虚血再灌流障害の改善をめざし、研究を行ってい
ます。腎代替療法のひとつである腎移植は、患者様の QOL 改善に寄与する最良の方法である
と考え今後も邁進していく方針であります。
尿路結石症は、国内統計において生涯罹患率が男性では15.1%、女性でも6.8%と、男性では
7 人に 1 人が、女性では15人に 1 人が一生に一度は罹患するという近年増加傾向にあります。
結石グループでは基礎的研究として尿路結石の発生メカニズムを分子生物学的レベルで明かに
すべく、カルシウム代謝に関する内分泌学的研究や尿路結石内のマトリックス(蛋白質)のう
ちオステオポンチン(OPN)の同定、さらには結石誘発ラットモデル腎での OPN の発現の研究、
OPN siRNA 導入による結石誘発ラットモデルへの影響などの様々な研究を行っています。臨
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床面では、尿路結石症の治療として、体外衝撃波結石破砕装置を1987年より導入しました。
1997年・2007年に機種変更をし、現在は Siemens 社製 Lithoskop を使用して低侵襲で良好な治
療成績をあげています。難治性症例には積極的に経皮的腎盂鏡や細径尿管鏡などを用いた内視
鏡手術を多用するなど最先端の治療を行っています。
最後に、神経グループでは、排尿障害や尿失禁といった疾患の精査に有用なウロダイナミッ
クス(尿流動体検査)を教室開設から積極的に導入し、実診療に生かす体制を創出し様々な業
績をあげております。神経疾患、糖尿病、骨盤内手術後などに合併した排尿障害に対し、プレッ
シャーフロースタディ(尿流量率、尿道内圧、膀胱内圧測定、排尿筋筋電図)により蓄尿、排
尿機能を総合的に評価し、QOL を重視した治療を実施しています。また、前立腺肥大症の手
術においては、経尿道的前立腺切除術(TURP)が一般的に行われてきましたが、当院ではよ
り大きな前立腺に対して安全に手術を施行するために経尿道的前立腺核出術(TUEB)という
新しい治療法も行っています。
このように、各研究グループが互いに切磋琢磨し近畿大学泌尿器科学教室の名を世に知らし
めるべく日夜努力しています。昨今は、外科系に入局する医師の減少がいわれていますが、あ
りがたいことに今年度は 3 名の入局者を予定しています。今後、高齢化社会となり排尿障害な
ど当科の担う役割も増加すると考えており、若いパワーを得てさらに邁進していく所存であり
ます。
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近畿大学医学部奈良病院
病院長 井上 芳樹
近畿大学医学部奈良病院は、医学部附属病院、堺病院に続いて、医学部 3 番目の病院として
平成11年10月奈良県生駒市に開院しました。奈良病院は西に生駒山を望む緑豊かな丘陵地にあ
ります。建物は 5 階建てですが、奈良県の建築物の高さ規制を満たすために山の斜面を利用し
て上層階を階段状にしたこと、落ち着いた色調の外装のレンガなどにより周りの自然と調和し
た瀟洒な佇まいをみせています。奈良病院は、近鉄生駒線東山駅からバスで約 5 分、車ですと
第二阪奈道路壱分あるいは小瀬 IC から南へ約10分と、比較的交通の便のよいところにありま
す。奈良病院は急性期の疾患を対象とした病院で、奈良県内はもとより大阪東部や京都南部の
医療機関あるいは救急隊からの患者さんを多数受け入れ、職員一同忙しいながらも充実した毎
日を送っています。
奈良病院は開院してから12年余になります。この間、開院時の200床から少しずつ増床し、
平成23年 5 月の50床の増床で病院棟全ての病棟を開き518床の病院になりました。奈良県では
奈良県立医科大学附属病院、天理よろづ相談所病院に継いで 3 番目に大きい病院となりまし
た。
初代病院長は、開設に尽力のあった城谷均元理事であり、明るくスピーディーで気持ちのよ
い病院、わが国の医学界をリードする病院を目指し、臓器別、疾患別に各科専門医がチームを
組んで、質の高いかつ迅速な医療を行うセンター方式の採用、画像オンライン配送システムを
始め最新のコンピューターネットワークを構築した21世紀理想の高度医療機関を目指しまし
た。次の病院長は中島重徳名誉教授で、外来や入院の診療体制を再構築するとともに診療内容
の充実に力を注ぎました。初代、次代の病院長のご尽力により今の奈良病院の基が築かれたと
いっても過言ではありません。
病院開設に伴い奈良県から要請のあった第 3 次救命救急センターや新生児集中治療室
(NICU)を開院時から備えています。第 3 次救命救急センターでは他の医療機関で受け入れら
れない重症外傷や多発外傷などの重篤な救急疾患や広範囲熱傷、切断肢指、急性中毒などを受
け入れており、救命救急科を中心に関係各科協力のもと診療にあたっています。NICU は一般
には呼吸循環管理を要する未熟児や新生児を収容することが多いのですが、奈良病院では小児
循環器や小児外科の診療が充実していることから、奈良県内や近隣府県から小児循環器や小児
外科疾患の紹介が多く、それら疾患児が多いのが特徴です。
また、平成22年から循環器内科と心臓血管外科が共同して診療を行う心臓血管センターを開
設しています。虚血性心疾患、弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患、末梢血管疾患を中心とし
た心臓血管外科疾患を各年齢層に亘って治療し、また、冠動脈疾患や不整脈に対するカテーテ
ルを利用したインターベンション治療も行っています。特に、心臓血管外科での開心術は平成
14年から年間300例以上行っており近畿圏内で最も多い手術数となっています。
また、開院当初から悪性新生物の診療にも力を入れ、腫瘍内科を含め各科横断的な診療を心
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掛けています。平成20年にはがん診療連携拠点病院の認可を受け、地域医療連携室を充実させ
ながら、近隣の医療機関と連携して、診断から治療、緩和ケアにいたるまで一貫した連続性の
あるきめ細かい医療を行ってきています。また、通院治療センターでは、がんの化学療法と患
者さんの日常生活との両立を目指した外来化学療法を行っています。
情報システムについて、開院時はオーダリングシステムのみでしたが、平成20年から外来、
入院と段階的に電子カルテへの移行を開始し、約 1 年で移行を完了しています。
医師は医学部教員として大阪狭山市の医学部での学生の講義や奈良病院での学生実習に携
わっています。また、平成16年から始まった初期臨床研修制度では附属病院、堺病院連携のも
と、基幹型臨床研修病院として卒後の臨床教育に当たっています。これまで初期臨床研修医58
名のうち44名が近畿大学出身、14名は他大学出身であり、附属病院、堺病院と較べて他大学出
身の割合が多いのが特徴です。他大学含めて奈良出身(一部は京都や大阪東部出身)であると
いうことで志望する人が多いようです。また、初期研修後は44名のうち近畿大学に34名(うち
奈良病院に25名)が残り、大学院での研究や各病院での後期研修を続けています。他大学出身
者も11名のうち近畿大学に10名(うち奈良病院に 8 名)残ってくれています。初期臨床研修で
必須となっている地域医療の研修は、近畿大学医学部同窓の千田史郎先生(富雄医院、奈良市)、
波江野善昭先生(はえの医院、河合町)、有山武志先生(有山診療所、生駒市)にお願いして
います。
それ以外にも、本学附属看護専門学校や奈良県医師会看護専門学校を始めいくつかの近隣の
看護学校の実習も受け入れ、また、本学薬学部あるいは農学部の実習、各種医療技術学校の実
習、さらには救命救急士の教育実習や気管内挿管実習も受け入れています。近畿大学の教育理
念である、人に愛され、信頼され、尊敬される人を育てることを肝に銘じ、医師、看護師、コ
メディカルを問わず、全職員医学教育に当たっています。
医学部奈良病院には医学部発足の初期からの教員や職員、また、近畿大学医学部あるいは附
属看護専門学校の卒業生も多く、奈良病院は医学部の伝統を受け継ぎながら附属病院や堺病院
とともに歩んできていると思っています。医学部が発足してから36年、卒業生も3000名を越す
ようになり、奈良県内にも100名を越える同窓生がいます。同窓という人のつながりを通した
診療連携も大事だと思っておりますので、奈良県内や近隣府県の同窓生の方、該当診療科の医
師や地域医療連絡室を通じて気軽に声を掛けてください。
奈良病院全景
病院から生駒山を望む
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〈近畿大学医学部奈良病院の概要〉
所在地:〒630-0293 奈良県生駒市乙田町1248- 1
TEL 0743-77-0880 FAX 0743-77-0890
・建物構造
病院棟:鉄筋コンクリート造(地下 1 階、地上 5 階)
医局棟:鉄筋コンクリート造(地上 3 階)
・歴代病院長
城谷 均(平成11年10月−平成14年 3 月)
中島重徳(平成14年 4 月−平成16年 3 月)
井上芳樹(平成16年 4 月−)
・職員(平成24年 4 月現在)
医師123名、看護職員482名、医療技術職員75名、事務職員48名、初期臨床研修医14名
・外来診療科
循環器内科、消化器・内分泌内科、呼吸器・アレルギー内科、血液内科、腫瘍内科、神経
内科、メンタルヘルス科、脳神経外科、心臓血管外科、一般・消化器外科、呼吸器外科、
小児外科、形成外科・美容外科、整形外科・リウマチ科、小児科、産婦人科、皮膚科、泌
尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、放射線科、麻酔科
・入院診療部門(許可病床:518)
一般病床、救命救急センター(ICU 、CCU 、HCU)、新生児集中治療室(NICU)、心臓血
管センター
外来中央ロビー
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宮崎県児湯郡高鍋町 黒木内科医院
2 期生 黒木 宗俊
同窓会の皆様にはお変わりなくお元気でご活躍されている事と思います。
先日米井潔会長から直々に文書を戴きました。開封してみますと OB 便りをお願いしますと
の事でした。宮崎の私に白羽の矢はなぜかなあ?と思いましたが今でもお付き合いさせて戴い
ている 1 期生の菊池啓教授、東田有智教授のご紹介かなと思いました。
懐かしい狭山の地を思い出しながら近況も含めてご報告したいと思います。
昭和56年に私は宮崎医科大学第一内科に入局しました。狭山を離れる際、当時野球部顧問を
して戴いた橋本重夫教授に地元の大学に入局すると何かと苦労するから必ず近畿大学を思い出
し、忘れないようにとお言葉を戴きました。この言葉の意味を実感する毎日でした。宮崎大学
や社会保険病院や済生会八幡病院等で研修させて戴いた後、故郷の高鍋の地に開業致しまし
た。高鍋は人口 2 万余の秋月藩の城下町です。かの上杉鷹山は秋月藩の出身で米沢藩に赴かれ
善政を敷かれたのは周知の事実です。その縁で現在でも高鍋町と米澤市は定期的に深い文化交
流があります。さて当院は人工透析を維持しながら一般内科外来に有床診療所、院内処方のス
タイルです。以前は夜間透析も行い40名以上の患者さんを診ていましたが現在は20名程度に縮
小して性格の良い患者さんと充実した維持透析を行っています。宮崎大学第一内科腎臓同門会
は OB 含めて80名いますが先輩 4 人が透析特有のストレスや不慮の事故で早逝されました。決
して他人事では無い環境だと痛感して縮小致しました。視力も老化から内シャント作成に難渋
するようになりましたので。一般外来は毎日約70名の患者さんがお見えになります。疾患の種
類は多彩です。右季肋部痛から Fitz−Hugh−Curtis 症候群に辿り着いたり、日頃屈強なラガー
マンがせん妄状態、握力低下で見えクリプトコッカス性髄膜炎であったり、日々鍛えられてい
ます。基本的に 3 名の医師で仕事をしています。水曜日午前中は総合内科に精通された先輩を
招聘して開業以来多くの疾患を学んでいます。初心忘るべからずの如く私にとっての教授回診
みたいです。金曜日は宮崎大学病院から新進気鋭の循環器助教に来て戴き色々最新の知識を学
んでいます。楽しく真剣な外来を維持すべく努力中です。近畿大学の思い出ですが昭和57年牧
淳先生が講演で来宮されました。研修医時代でしたが空港にお見送りご挨拶させて戴きまし
た。先生からその後感極まるお葉書を頂戴しまして今も大事にしています。平成12年には石川
欽司先生も心不全の御講演にお見えになり談笑させて戴きました。宗圓聡先生の骨代謝の御講
演も感激致しました。小児科の竹村司教授も尿細管の御講演にお見えになり楽しい夜を過ごし
ました。昨年は宮崎透析医会に名古屋市立大学から郡健二郎先生をご講演にお招きして巨人軍
キャンプを堪能して戴きフェニックスでゴルフを指導?して頂き夜は痛飲致しました。この時
は 4 期生の野球部の江左篤宣先生も大阪から駆けつけてくれました。堺病院の菊池啓先生を
度々宮崎にお招きして講演、整形外科特別外来等をして戴き、辻本晴俊先生には野球肘等のス
ポーツ外来もお願い致しました。東田有智先生にはアレルギーの御講演で来宮されましたら必
ずお声を掛けて戴いています。学生時代はグランドで遊んでばかりいましたが今こうやってラ
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グビーや陸上部の先輩にお世話になるにつけ当時の橋本教授の言葉を思い心から母校に感謝し
ています。毎日の生活ですが月に一度は救急病院にも夜間応援に出向いています。私の医学知
識は微々たるものですから兎に角沢山の先生とお付き合いさせて戴き本日に至っています。急
性腹症もよく遭遇します。救急外科への紹介が迅速に出来るように沢山の施設の外科の先生と
日々お付き合いさせて貰っています。今年の冬は大動脈解離を 4 名程経験しました。循環器病
院への迅速な紹介を実行しています。救急の神経疾患の迅速な搬送も何時も考えています。急
患への対応、癌発見への気配り、手順が地域では一番の病院の評価になる気が致します。一般
内科の喜びは全身と関連する疾患を学ぶ事ではないかと思います。肩の痛みから掌蹠膿疱症、
SAPHO 症候群を想起したり心腎連関疾患を学んだり、整形外科の先生から骨、脂質、血管、
内分泌(OLiVE)の緊密な関係を学ぶ昨今です。スポーツジムも H 8 年に開設、色んな器具を
入れました。歩きながら、漕ぎながら読書や DVD を見ています。ストレッチで加齢に依る体
の硬さを痛感しています。ジムは皆さんに無料開放しています。また将来避けては通れない認
知症も少し勉強しています。野球部で 3 期生の河野和彦先生が名古屋で大変ご活躍されていま
す。ピック病やレビー小体型認知症に非常に造詣が深くそのような患者さんの診断方法や治療
処方に驚嘆感激致します。このような立派な人に近畿大学時代ノックして玉拾いさせていた
事、恐ろしくなります。認知症治療など誰も実行していなかった昔から一人でコウノメソッド
と言う認知症治療の武器を作り上げた河野先生には心から頭が下がります。彼の治療を実践す
れば興奮した方が穏やかになり家族介護の方から感激されると言う事実は枚挙に暇がありませ
ん。認知症でお困りの方がおられましたら是非コウノメソッドを検索してみて下さい。近況報
告より多くの皆様への御礼となりましたがお許し下さい。馴染みの赤提灯にいい言葉がありま
した。(人生如何に生きる?そんな難しい事判りません。ただ周りの大切な人が喜びそうな事
してあげる人間でありたい。)こんな気持ちで人生を過ごしたいものです。取留めの無い内容
でしたが九州宮崎から母校、同窓会の益々のご発展をお祈り申し上げ挨拶とさせて戴きます。
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ご挨拶
保護者会代表 増田 博
保護者会を代表して一言ご挨拶をさせていただきます。
昨年 8 月27日(土)にホテルリッツカールトンにおいて保護者会を開催いたしました。塩
先生をはじめ多くの大学関係者の先生のご臨席を賜ったうえに、多くの保護者の皆様のご出席
をいただきまして盛会のうちに会を行うことが出来ました。また本年も 8 月 4 日(土)に同ホ
テルにおいて保護者会を開催する予定にしていますので、ぜひとも多数の保護者の方々のご出
席をお願いいたします。
さて、保護者会父兄の会は多くの私立大学の医学部では設立されていますが、なぜか近畿大
学医学部にはありませんでした。そういう時に米井同窓会会長から保護者会設立の話を聞かせ
ていただいたわけですが、米井先生の学生に対する思い、医学部に対する思いは非常に熱いも
のがありました。私もそれに共感を覚え、すぐに賛同し、保護者会の立ち上げに協力させて頂
きました。他の保護者の方々もその思いに共感できるのではないでしょうか。
子供を大学にあずける身としてはやはり子供が心配です。もう大学生だからほっておくとの
考え方もありますが、入学後、健康で留年せずに進級し無事卒業して国家試験を通るまでは
守ってあげたいと思います。もちろんそれらを全て大学にお任せというわけにはいきません。
それぞれの家庭が責任を持つことがもちろん必要ですが、個々の家庭の力では限界がありま
す。そこで保護者会という横のつながりを持って子供を守っていこうと考えています。学生に
対してどういったことをしていけるのかどのような組織にしていくのかまだまだこれから考え
ていかなければならないことがたくさんあります。たとえば、大学に対していろいろな提案を
していきたいと考えています。大きな話になると老朽化した病院を新築してほしいとかになり
ますし、小さい話では深夜まで営業してくれるコンビニを院内に設置したり、当直室の環境改
善を行い、院内アメニテイをよくしてほしいとかになります。また医学部には多くの女子学生
がいるわけですから女性医師が安心して働けるように病児保育施設を作ったり、保育所の外部
委託等も考えてほしいとか等です。他の大学に負けないより良い保護者会ができて大学に対し
ていろいろと建設的な意見が言えるように皆様と考えていきたいと思います。
これからが始まりです。これからこの会がますます発展していきますように皆さまのご協力
を頂きたいと考えています。今後ともご理解ご支援をお願い致します。
簡単ではございますがご挨拶とさせていただいます。
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第 1 回保護者会
平成23年 8 月27日に第 1 回近畿大学医学部保護者会が同窓会の主催で開催されました。
参加者は100名で全国各地より御出席いただきました。大学側からは塩﨑医学部長、義江教
学部長、平出カリキュラム委員長、國見事務部長、学年主任の教授ら多数参加して頂きました。
会は、楽しい雰囲気で保護者と教員の和気あいあいとした会となりました。御参加の保護者
からは有意義な会であったと好評でした。
今後は本会を年に 1 回開催させて頂きますので、お気軽に保護者の方々に参加して頂き、皆
様との交流を深めて頂きたいと考えております。
第 2 回保護者会御案内
平成24年 8 月 4 日(土)
ザ、リッツカールトンホテル PM 6 時開宴
※今回は、会場を大きくとりましたので御夫妻での参加もしていただけます。
是非、御出席下さい。
幹事 米井 潔 ― 28 ―
32期生からの寄付
初夏の風に肌も汗ばむ季節となりましたが、卒業生の皆様におかれましては、ますますご清
栄のこととお喜び申し上げます。
私達32期生は、先輩の先生方のご指導のもと、またこの 4 月に新しく後輩たちを迎え、研修
医 2 年目として、日々充実した研修生活を送っております。
さて、昨年の 3 月11日に起きた東北地方太平洋沖地震は、日本に想像を超える被害をもたら
しました。私達も、ちょうど医師国家試験を終えたばかりであり、卒業記念にと海外旅行中の
者も多く、同級生の安否の確認さえもままならない状況でした。幸い、一人も欠けず数日後の
卒業式を迎えることはできましたが、テレビでは絶えず津波による被害状況や余震におびえる
被災者の方々の生活が報道され、卒業を迎えた晴れやかな気持ちよりも、この先の不安が大き
くなる一方でした。
本来であれば卒業式の後、謝恩会を開催する予定であり、 6 年間お世話になった先生方や大
学へ感謝の意を込めて盛大に行いたいと、謝恩会委員も国家試験前から様々な計画してくれて
いました。しかし、大地震による惨禍を目の前にし、謝恩会を開催してもいいものか、自粛す
べきでは、という気持ちがあるのも事実でした。そんな時、謝恩会に出席してくださる予定だっ
た先生方から「君たちからの気持ちは十分に伝わっているから、思うようにすればいいよ」と
後押ししていただき、32期生としての謝恩会は自粛する、ということとなりました。また、謝
恩会を開催するために積み立てていた費用は、その一部を被災地への寄付へ、残りは大学のた
めに、同窓会への寄付といたしました。
私達32期生の国家試験受験に際しても、同窓会の先生方には合格祈願のお守りをいただいた
り、医務室を設置していただいたりと、本当にお世話になりました。なによりも同じ試験をく
ぐりぬけた先輩方に応援していただいているということが、 3 日間の試験の中、一番の励みに
なりました。些細な金額ではありますが、私達も同窓会に寄付をすることで、後輩達の役に立
てればと思います。
最後になりましたが、今回の寄付にあたり、ご尽力賜りました米井同窓会長をはじめ、卒業
生の皆様方に、心より感謝申し上げます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いい
たします。
32期生を代表して 進藤 恵美 ― 29 ―
在学生報告
学生連絡会
学生連絡会 会長 4 年 増尾 有紀
初めまして。平成23年度学生連絡会、会長の 4 年増尾有紀です。学生連絡会とは、いわゆる
近畿大学医学部における自治会のことです。先生方と学生の意見交換をつなぐ架け橋として、
全学生がより快適な学習・生活環境を享受できるよう、様々な活動を行っています。主な活動
と致しまして、昼食懇談会では、医学部長の塩
先生をはじめ、たくさんの先生方のご参加の
元、カリキュラムや学校の設備について等々、学生のあらゆる要望を聞いて頂いております。
先生方が学生の意見をとても親身になって聞いて下さり、実現可能なことは即、実行に移して
下さる本当に嬉しい機会を頂いております。また、総合大学である近畿大学だからこその特色
の一つである、医学部薬学部連携プログラムの一環として、薬学部自治会と力を合わせ、堺
リーガロイヤルホテルにて、とても有意義な交流会を開かせて頂きました。先生方のお力によ
り、近畿大学医学部のカリキュラムや学校設備は、学生の希望を踏まえて頂いた形で、毎年新
しく更新されています。しかし、学生の要望はまだまだ尽きません。やはり、多くの学生が今
も変わらず待ち望んでおりますのが、狭山キャンパス内への体育館設置と道場の建て替えで
す。また、学内の食事スペースが現在学生食堂のみとなっており、もう少し余裕のある食事ス
ペースに拡大して頂ければ、と願っております。同窓会会員の皆様、今後も後輩である私たち
の願いに是非ご賛同下さり、変わらぬご支援、ご協力を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
― 30 ―
西医体奮闘記
3 年 田下 大輔
この文章を書いている今日の日付は11月16日なので、西医体からもう 3 ヶ月以上経ったこと
になりますが、僕にとってとても思い入れの強いものとなった今年の西医体を振り返ってみた
いと思います。僕はゴルフ部と野球部を兼部しているので、まず 7 月31日に行われた野球の西
医体の方から書いていくことにします。
今年の西医体の主管校は大阪医科大学だったので、会場は近くなるだろうとは予想していた
のですが、まさかの堺市という予想を遥かに上回る近さでした。野球はトーナメント方式なの
で、負けた瞬間に西医体が終わってしまいます。やはり一番大きな大会、ひいては 6 年生の引
退試合ともあって、部員も特別な気持ちで試合に挑みました。
相手は産業医科大学。試合は 3 点を先制される苦しい立ち上がり。しかしチームの気持ちは
萎えることを知りません、中盤に 6 年生の活躍も絡んで 1 点 1 点返していき、ついに同点に追
いつきます。そして均衡が続き 9 回表相手の攻撃、 2 アウトランナー 2 塁。バッターの放った
打球はショートとサードの間を抜け僕が守るレフトに転がってきます。「ホームで絶対刺して
やる!」そう捕球体制に入った瞬間でした、球が内野の土と外野の芝生の境目の段にバウンド、
高く跳ねた球は無情にも僕の頭上を通り過ぎていきました。結局、それが決勝点となり 3 ― 4
で敗退。試合直後のベンチで、悔しくて悔しくて今までにないくらい泣いてしまいました。こ
の試合のことは一生忘れないと思いますし、必ず来年に生かしたいです。加えて、相手の産業
医科大学がその後優勝したことを知ってより悔しい気持ちになりました。
その悔しい敗戦から 3 日後、ゴルフの西医体が 8 月 3 日∼ 5 日に滋賀県の瀬田ゴルフ場で行
われました。ゴルフは 3 日が練習ラウンドで、 4 日と 5 日が本戦、すなわち 2 日間の合計スコ
アで競われます。各大学 5 人で出場するのですが、それには部内の選抜戦で勝ち抜かなければ
なりません。僕は去年・一昨年とこの部内戦で敗退して悔しい思いをしていたので、今年が初
めての西医体ということで意気込んでいました。
練習ラウンドのスタートホール、ティーショットは引っ掛けて左の林へ。最悪の滑り出しで
したが、逆にこれで吹っ切れました。「思いっきり楽しんでやろう!」と。その後調子を取り
戻し、というより絶好調になり、終わってみれば39・37の76。大会自己ベストを叩き出し、ま
さかの 4 位。これは、次の日の本番で最終組、すなわちその日の西日本トップ 3 と一緒にラウ
ンドできるということです。その日は興奮であまり寝られませんでした。
本戦 1 日目は去年の覇者、岐阜大学の末次さんと今回準優勝だった岡山大学の岡本さん、同
じく岐阜大学の平手さんという豪華ラインナップの中で何とも場違いな存在だと思いながらラ
ウンドしていました(笑)。本当に別次元のゴルフを間近で見れて感動しつつ、「何とか食らい
ついていこう」と強い気持ちでいった結果、39・40の79という満足いくスコアであがり、この
時点で11位。 8 位以内の入賞を視野に入れて 2 日目に臨むことに。
2 日目はスタート 5 ホールで計 5 オーバーを叩き戦意喪失しそうになりましたが、団体戦な
ので足を引っ張る訳にもいかないということもありそこから気持ちを入れ直して 3 バーディー
をもぎ取り踏ん張れたあたりはすごく精神的に成長できたと思います。結果、39・39の78。終
― 31 ―
わった後は極限の緊張感から開放され、本当に体に力が入らなかったです・・・。
結局、79・78の157で、まさかの 6 位入賞しました!しかも、先輩も同級生もみんな本当に
「近大、団体の為に!」という強い気持ちを持って挑んだので、団体でも過去最高の準優勝と
いう結果を全員の力を集結して出せて、本当に最高に嬉しかったです!
この場でも、野球・ゴルフ共に応援に来て下さった皆様、遠くで応援して下さった皆様、チー
ムメートの皆様に感謝の気持ちを贈りたいです。応援は間違いなく辛い時の力になりました
し、一緒に戦った部員とは気持ちが一つになれた気がします。
結果だけを見たら両部活で対極的でしたが、両方とも本当に有意義なものとなったので、来
年も良い思い出ができるような西医体にしたいと思います!
― 32 ―
剣道大会
4 年 加藤 寛
今秋10月 2 日、京都市武道センターで行われました秋季関西医歯薬剣道大会において私たち
剣道部は男子団体戦 3 位という成績を収めることができました。10年以上ぶりの好成績という
ことで、部員一同、日頃よりの OB・OG・諸先生方のご指導のおかげと喜んでいます。現在、
私たち剣道部は少ない人数ながらも日々の稽古に励んでいます。稽古は激しく、また厳しいで
すが、共に頑張る仲間がいるからこそ乗り切れます。日々のこうした稽古を通じて今回の成績
を得ることができ、部員一同、喜びもひとしおです。
私たちがこうして稽古をしている道場ですが、築30年以上が経ち、ひどく老朽化がすすんで
きています。床も古くなり、床に足を直につける剣道部には辛いものがあります。道場の建物
自体が雨漏りをしたり、隙間風が吹き込むのに、窓は天窓しかなく、うまく換気ができない状
態です。また、合気道・柔道・剣道・空手道部は同じ場所で稽古するため、それぞれの部室も
ありませんし、部活が始まる前には畳の上げ下げをしなくてはならない状況です。今後も私た
ちが稽古を続けていくためにも OB・OG・諸先生方には道場の改装、建て替え、環境整備に
是非ご賛同いただき、ご協力をお願いしたいと思います。
これから冬本番となり、ますます寒くなってきます。来春の春季関西医歯薬剣道大会では今
回以上の成績が収められるように私たちは一層稽古に励んでいかなければなりません。OB・
OG・諸先生方、よろしくご指導をお願いします。
― 33 ―
第38回金剛祭実行委員長
金剛祭実行委員長 3 年 大久保 天進
金剛祭実行委員長の大久保天進です。医学科、看護科のみんなで作り上げた第38回金剛祭に
ついての思い出を書かせていただきます。
今年は東北地方太平洋沖地震という未曾有の震災に見舞われ、日本中が恐怖しました。日本
だけでなく、世界中の人々が遠く離れた東北の惨状をテレビやインターネットを通じて、自分
のことのように胸を痛めたことと思います。義援金やボランティアといった、様々な支援が世
界中から集まる中、私たちは共に助け合うことの大切さを改めて痛感しました。そこで、
今年の金剛祭のテーマを「Unite ∼手と手を取り合って∼」に決定しました。
一人でも多くの人の心を繋げるため、 4 月に行われた狭山池祭りでは、二千個以上のろうそ
くを用いて「ガンバロウ日本」というメッセージを灯火輪で灯しました。金剛祭委員として最
初の仕事ではありましたが、三年生が中心となり協力して素晴らしいものができたと思いま
す。
そして継続的な支援が必要だと考え、金剛祭チャリティー T シャツを作成し、その収益金
を被災地へ寄付することにしました。また、模擬店、ビンゴ大会、プレイルームなど様々な催
しの収益金は、東北で震災に見舞われた方々と、今年の 7 月にタイで発生した洪水の被害に見
舞われた方々への義援金として寄付させていただきます。
金剛祭実行委員が団結し、そして盛り上げてくださった皆様と一緒に作り上げた第38回金剛
祭は、誰かのためにという心がたくさん詰まった本当に素晴らしい金剛祭になったと思いま
す。この場をお借りしてご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
― 34 ―
ウェルネス委員会
ウェルネス委員長 4 年 南 辰也
近畿大学医学部同窓会の皆様、はじめまして。昨年度ウェルネス委員会の委員長を努めさせ
ていただきました、近畿大学医学部 5 年南辰也です。ウェルネス委員会とは正式名称を近畿大
学学園健保共済会といい、『学生の心身の健康増進』を目的に活動している近畿大学学園の組
織です。近畿大学の学生であることと同時に当委員会の会員となり、会員から徴収している年
会費より、学生が診察・治療に掛かった際の医療費を負担したり、年間を通しして心身の健康
増進に貢献できるようなイベントを開催したりしています。当委員会は、いわば、
『one for all,
all for one』の精神で運営されております。ところで、医師を志すものとしてこの精神は非常
に大切なものだと私は思います。目の前で苦しんでいる患者さんをチームを組んでさまざまな
職業の方と協力しながら助ける『医療』はまさにこのスピリットを体現化したものではないで
しょうか。
現在、医師には知識、技術のみならず、その人そのものである人格も医療の現場では問われ
ていると聞きます。しかし、どうすれば患者さんに最善の医療を提供できるか、また、どのよ
うにすればチームが最善の医療を行えるか、この二つのことを念頭におくことで、本来の医師
のあるべき理想像に少しでも近づけるのではないでしょうか。そして、統率をとる医師として
の責務でもあるのではないでしょうか。この緑豊かな大阪狭山キャンパスで医師として必要と
される『心技体』を会得するために、これからも精進していきたいと思います。最後になりま
したが、当委員会の活動に御理解と御協力をしてくださっている学部長をはじめ、教職員の皆
様、そして近畿大学医学部同窓会の皆様に、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。
― 35 ―
近畿大学医学部同窓会賞を
頂いて
近畿大学医学部生化学教室
正木 秀幸
昭和60年 3 月卒業の 6 期生、正木秀幸でございます。この度は、過分にも近畿大学医学部同
窓会賞を頂戴することが出来ました。ひとえに会長の米井潔先生をはじめ、同窓会会員の諸先
生方の御厚情の賜物と篤く御礼申し上げます。同窓会賞贈呈式で頂いた表彰状には、「在学中、
学友活動に多大なる貢献」云々(?)という、殆ど身に覚えの無いことが書かれておりました
が、これは若手の先生ならいざ知らず、 6 期生の爺さんが、恥知らずにも研究助成を同窓会に
申請した事を敢えて伏せて頂いた御温情と理解致しております。さて、この度同窓会賞を頂く
に至った経緯と、小生が現在行っております研究(と言う程のものでもございませんが)を、
はなはだ僭越ではございますが、この誌面を借りまして紹介させて頂きたく存じます。同窓会
会員諸先生方のご参考に幾ばくともなりますれば、幸いに存じます。
2001年にアメリカ留学を終え旧第 1 生化学教室に復職して以来、本学医学部細菌学教室の前
教授であられた倉根一郎先生(現国立感染症研究所副所長)と共に、フラビウイルス属に対す
る免疫応答の研究を進めて参りました。フラビウイルス属は、日本脳炎ウイルス・ウエストナ
イルウイルス・黄熱病ウイルス・デングウイルスなどが属する、約11kb の一本鎖RNA(セ
ンス鎖)をゲノムに持ち、主に蚊などによって媒介される一連のウイルス属です。デングウイ
ルスの仕事が一応まとまったこと(Virus Research 144: 188- 194, 2009)、在米中の1999年に
ニューヨーク市でウエストナイルウイルス感染症のアウトブレークが偶然勃発したこと、(当
時小生は、ニューヨーク市から車で 4 ∼ 5 時間程のマサチューセッツ州ウースターにおりまし
た。)、またわが国へのウエストナイルウイルスの侵入が危惧されていることなどの理由によ
り、平成19年度の科研費(基盤研究C)に、「組換えウエストナイルウイルスE蛋白質による
CTL誘導性ワクチンの基礎的研究」という研究課題を申請しました。申請時には毎年10月頃
の年中行事のつもりで、まさか当たるとも思っておりませんでしたが、何故かこれが採択され、
以来ウエストナイルウイルス感染症に対する免疫学的予防法の研究を行うことになってしまい
ました。
さて、ウエストナイルウイルスは他のフラビウイルス属と同様に、蚊によって媒介されるヒ
ト感染性ウイルスです。顕性感染率はおよそ全感染者のうちの20%と目されており、多くは急
性熱性疾患であるウエストナイル熱を発症しますが、およそ150人に 1 人の割合で脳炎・髄膜
炎を併発することが知られております。脳炎・髄膜炎の併発例は高齢者層に多く、死亡率は 4
∼14%に及び、回復してもしばしば後遺症を残します。その名のとおり、元来はナイル川を中
心とした辺りが侵淫地域で北米には存在しないとされておりましたが、上述のとおり1999年に
ニューヨーク市で初めてウエストナイル熱・脳炎の患者が報告され、その後急速にカナダ・メ
キシコを含む全北米各地より感染患者の報告が相次ぐ事態となり、 5 年後の2004年にはついに
― 36 ―
西海岸の諸州においても患者が多発するようになりました。現在では北米大陸の殆どの地域
で、ウイルスの活動が確認されています。このウイルスは、自然界では蚊と鳥との間の感染環
により維持されていますが、米国におけるサーベイランスによれば、およそ200種類の鳥と40
種類以上にも及ぶ蚊からウイルスが分離されたことから、他のフラビウイルス属のウイルスに
比べてはるかに広い宿主域を持っていることが判ります。これらの自然宿主に成り得る蚊や鳥
には、我が国にも普遍的に存在している蚊・鳥も含まれていることから、一旦ウイルスの侵入
を許せば、我が国でも急速にウイルスが拡散し、駆逐は殆ど不可能であろうと思われます。
ヒト→(蚊→)ヒトの感染ルートはなく、我が国においては今のところ輸入感染症例のみであ
り、幸い現時点でのウイルスの侵入は確認されていませんが、国際間の交通による感染蚊や鳥
を介したウイルス侵入の可能性は常在しており、また今後の高齢化を考えれば、ウエストナイ
ルウイルス感染症に対する対策は我が国においても必須と思われます。ウエストナイルウイル
ス感染症に対しての抗ウイルス薬は無く、現在のところワクチン接種による感染予防が最も効
果的であろうと考えられておりますが、未だヒト用の実用ワクチンは存在しておりません。
(ウマ用の不活化全粒子ワクチンはすでに開発済。)
フラビウイルス属ウイルスの構造蛋白質であるE(エンベロープ)蛋白質は、宿主細胞レセ
プターに結合能を持つことより、ウイルス中和抗体のエピトープ(抗体結合部位)が存在する
蛋白質であり、防御免疫誘導の主体となる蛋白質であることが知られております。それ故に小
生は、ワクチン抗原として用いることを目的として、ウエストナイルウイルスのE蛋白質を組
換え蛋白として発現する系を昆虫細胞発現系にて確立致しました。何故昆虫細胞発現系なのか
と言いますと、昆虫は我々と同じ真核生物であり、発現蛋白のフォールディングや糖鎖修飾が、
我々の細胞と同様に起こること(これらは抗原認識に際して非常に重要です。組換え蛋白発現
によく用いられる大腸菌は原核生物なので、フォールディングや糖鎖修飾がうまく起こりませ
ん。)、哺乳類細胞に比べて発現量が多いこと、また哺乳類の細胞に比べて頑丈で、簡易な培養
条件で雑な管理でもよく増殖するからです。
獲得免疫系(T細胞や抗体による特異的な免疫系)によるウイルス感染に対する生体防御メ
カニズムとしては、中和抗体によるウイルスの感染性失活と、細胞傷害性T細胞(CTL ,
Cytotoxic T Lymphocyte)によるウイルス増殖の堺である感染細胞の破壊が主なものとして
挙げられます。少し専門的なお話になりますが、成分ワクチンや不活化ワクチンなどの外来性
の 蛋 白 質 抗 原 は、 抗 原 提 示 細 胞 に 取 り 込 ま れ て リ ソ ゾ ー ム 内 で 分 解 さ れ、 M H C(Major
Histocompatibility antigen Complex 主要組織適合抗原複合体)クラスⅡ分子と共にCD 4 T細
胞(ヘルパーT細胞)に抗原提示され、最終的には抗原特異的なB細胞を活性化して中和抗体
を誘導しますが、一般的な条件ではCTL(CD 8 陽性)は誘導できません。それに対し、宿
主細胞内においてウイルス蛋白(内因性抗原)が合成される生ワクチンやDNAワクチン(こ
れはまだ研究段階ですが。)、またウイルスの自然感染の場合には、細胞内で合成されたウイル
ス遺伝子由来蛋白が宿主細胞のユビキチン−プロテアソーム系で分解され、MHCクラスⅠ分
子と共にCD 8 陽性のCTL前駆細胞に抗原提示されて、CTLが誘導されます。(もちろん、
中和抗体も誘導されます。)しかしながら2003年頃より、ある条件下では外来性蛋白抗原であっ
ても内因性抗原と同様に、MHCクラスⅠ分子と共に抗原提示されてCTLが誘導されるクロ
スプレゼンテーション(cross-presentation)と呼ばれる現象が報告されるようになりました。
― 37 ―
成分ワクチンや不活化ワクチンは、安全性が高い反面、基本的には中和抗体しか誘導されませ
ん。一方、生ワクチンやDNAワクチンは、中和抗体のみならずCTLも誘導されますが、病
原性の復帰や宿主ゲノムへのランダムインテグレーション(random integration)のリスクが
常に付いて回ります。そこで、安全性が高い成分ワクチンでありながら、何らかの方法により
クロスプレゼンテーションを起こすことができれば、安全性を保ったまま生ワクチンと同様
に、中和抗体のみならずCTLも誘導される効率的なワクチンとなり得ることが期待できま
す。近年、阪大工学部の明石先生らにより開発された γ−ポリグルタミン酸(γ−PGA,
Poly Glutamic Acid)ナノ粒子(γ位でペプチド結合したグルタミン酸(納豆のネバネバの成
分。)で構成された nm サイズの粒子。)は、内部に埋包した蛋白抗原をクロスプレゼンテーショ
ンさせる比較的安全なアジュバントです。現在、阪大グループの先生や国立感染症研究所の先
生らとの共同研究として、組換えウエストナイルウイルスE蛋白質を γ−PGAで埋包した
ものをモデルワクチンとして、これがウエストナイルウイルス抗原に対する獲得免疫を誘導す
るのか、またウエストナイルウイルス感染に対してより効率的に生体防御するのかについての
検討を計画しております。一方、中和抗体投与によるウエストナイルウイルス感染症治療の可
能性が米国のグループより報告されています。また、ウエストナイルウイルスに近縁の日本脳
炎ウイルスのワクチンを接種された人の血清中には、ウエストナイルウイルスに対する交差中
和抗体が検出されるとの報告もあります。これらの知見を基に、細胞チップを用いた迅速モノ
クローナル抗体樹立法を開発した富山大学のグループとの共同研究として、日本脳炎ワクチン
接種者の末梢単核球から、組換えウエストナイルウイルスE蛋白質と細胞チップを用いて、ウ
エストナイルウイルス中和ヒトモノクローナル抗体を樹立する計画も進めております。将来的
には、免疫不全患者の感染例・抗体投与による重症化予防・髄膜腔内投与による脳炎・髄膜炎
の治療等に利用し得る抗体医薬としての可能性について検証できればと思っております。
この度は、「新奇アジュバントを用いたCTL誘導性ウエストナイルウイルスワクチンの開
発」の研究課題で研究助成を同窓会にお願いして、同窓会賞を頂戴することが出来ました。い
ささか大言壮語ばりの研究計画を申しましたが、如何せん微力な小生でございます。人類の福
祉に寄与とまでは行けないでしょうが、これからは同窓会賞の名を汚さぬよう精進致し、頂い
た賞金を有効に活用して、母校と同窓会の発展につくす所存でございます。
今後共、何とぞご指導の程宜しくお願い申し上げます。
― 38 ―
第 1 回近畿大学医学部同窓会コンペ御案内
今回初めて同窓会主催のゴルフコンペを下記に企画しました。多数の同窓会員の御参加をお
願い致します。
記
平成24年 9 月23日(日)
泉ヶ丘カントリークラブ(キャプテン 近畿大学医学部元医学部長 安富 正幸 先生)
AM 8 時32分スタート(金剛コース) 7 組
会費 3000円(プレー費、昼食代は各自負担)
申し込み方法
FAX またはメールで同窓会事務局へ下記内容を送信下さい
御氏名 御住所 オフィシャルHP (もっておられる方)
FAX TEL メールアドレス 同窓会事務局 FAX 072−366−2106
メールアドレス dousokai@med.kindai.ac.jp
※締め切り 8 月15日までとします。
※申し込み多数の場合、先着順となりますので御了承ください。
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後期研修(認定医・専門医育成)プログラムの御紹介
近畿大学医学部総合医学教育研修センター センター長 岡田 満
近畿大学医学部同窓会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
昨年行われました同窓会総会におきまして、後期研修(認定医・専門医育成)プログラムに
ついて御案内させていただく機会を頂き、会終了後には、臨床研修制度開始後の同窓会会員の
皆様には、プログラムの冊子を郵送させて頂きました。さらに今回、米井同窓会会長から、同
窓会会報につきましても、同プログラムについて書かせて頂く機会を頂戴しましたので、御紹
介致します。
平成16年から臨床研修は開始され、診療に従事しようとする全ての医師に義務付けされまし
た。それに伴い、臨床研修病院は、大学病院だけでなく、市中病院にても臨床研修を行うこと
が可能となり、現在のマッチング比率は、市中病院が53%と大学病院より多くなっています。
我々の近畿大学病院におきましても、平成23年度のマッチングでは、 6 年生109名に対し41名
が医学部 3 病院で研修を受ける予定となってしまい、近畿大学病院としても厳しい現状である
と認識しております。しかし、現状の臨床研修において、市中病院にて研修を受けることも選
択肢のひとつであることには間違いはなく、今後、我々のセンターがより頑張っていかなけれ
ばならいと肝に命じております。
さて、現在の多くの病院では「初期・後期研修医」の名称を使用するようになり、卒後研修
医(広義:1 − 5 年目程度)= 臨床研修医(狭義:= 初期研修医、 1 − 2 年目)+ 後期研修医(別
名:専修医、修練医)( 3 − 5 年目程度)としているのが一般的です。卒後後期研修は、専門
医としての標準的な臨床能力を身に付け、専門医としての特定の分野での能力を学ぶ時期とさ
れています。このため、後期研修プログラムの充実が叫ばれており、①若手医師にキャリアパ
スを具体的に提示する。②研修医から、有能な人材をスタッフとして確保する。③病院理念に
賛同し帰属意識の高い人材を確保する。④屋根瓦教育の強化:研修医を指導するスタッフ層を
厚くする。⑤病院の経営収支上のメリットが大きい。ことなどから、後期研修に熱い視線が注
がれています。
一方、専門医制度改革が厚労省のバックアップのもとに行われ、日本専門医制評価・認定機
構による制度認定が開始されようとしており、この制度により我が国の医師の将来像に大きな
影響を与えると考えられています。
我々の近畿大学医学部病院におきましても、初期臨床研修を修了した卒後 3 年目以降の医師
を対象に、後期研修(認定医・専門医育成)プログラムを作成しております。市中病院にて臨
床研修した後、大学に戻るのは敷居が高くなると考えられますが、常にウエルカムの状態でお
待ちしていますので、気楽に来て頂ければ全く問題ないと思っております。また、大学病院な
らではの学位も、近年は助教として働きながら社会人大学院として修得できることも追記させ
て頂きます。今後、若手医師の将来だけに留まらず、日本の医療全体にも関わる重要な事柄で
すので、同門会会員の皆様におきましても関心を持って頂ければと考えております。なお、こ
のプログラムに関しては冊子だけではなく、総合医学教育研修センターのホームページでも見
ることが可能ですし、説明会も予定しております。
今後も、近畿大学医学部ならびに近畿大学医学部附属病院のさらなる発展を遂げていかなけ
ればなりませんので、近畿大学医学部同窓の皆様方には、これまで以上のお力添えの程、何卒
宜しくお願い申し上げます。
― 40 ―
近畿大学医学部同窓会会員の皆様へ
拝啓
はじめまして、近畿大学医学部附属病院「患者支援センター」の上原と申します。
先生方におかれましては、日々の診療に益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。
また、平素は患者様の紹介・逆紹介に際して多大なるご協力を賜り誠に有難うございます。
この場をお借りし御礼申し上げます。
この度、同窓会会員様から近畿大学医学部附属病院・堺病院・奈良病院に患者様を紹介する
際に使用する「卒業生専用の紹介状」を作成してもらえないかとのご依頼があり、これを受け
て近畿大学医学部附属病院・堺病院のホームページから紹介状の書式をダウンロードできるよ
うにさせていただきましたのでご案内申し上げます。
そもそも紹介状の書式作成に至るきっかけは、堺市支部会において「卒業生専用の紹介状の
書式を作成して欲しい」とのご要望よるもので、これを受け昨年の夏に作成いたしました。
これも患者さんを中心とした病診・病病連携の展開により地域医療に貢献し、また母校と卒
業生の絆を深めながら共に益々の発展を期待する母校愛の賜物だと思慮されます。
他の卒業生の皆様にも是非お知らせする方法がないものかと苦慮していたところ、米井会長
から「この際同窓生全員に案内しては……」との有難いお言葉をいただき、今回のご案内とな
りました。患者様をご紹介いただく際は是非ご利用のほどよろしくお願い致します。今後とも
ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
敬具 ※「患者支援センター」
平成23年4月に病院事務組織の変更に伴い新設されました。
既存の「医療相談担当」・「福祉相談担当」・「地域医療連携担当」に「退院支援担当」を新たに加え事務、看護師、MSW の多職種混成
で「患者さんから信頼される相談窓口となり、患者さんの病状に応じた、質の高い適切な医療をスムーズに受けることができるように
サポートしていく」ことを目標とし業務を行っています。
― 41 ―
平成24年度
近畿大学医学部同窓会 総会、懇親会 のご案内
平成23年度の総会、懇親会を昨年11月12日(土)梅田のザ・リッツ・カールトン大阪にて開
催しました。総会では前年度会計報告、次年度事業予算などを報告し、全員一致で承認されま
した。今後とも同窓会事業におきましてご理解、ご協力のほどお願い申しあげます。
総会のあと、部屋を移動し懇親会を催しました。
今年は近畿大学本学から応援団に来ていただき、懇親会始りにて応援団恒例の“近大節”を
披露していただきました。応援団のみなさんありがとうございました。
また、前年度に教授に就任された先生の教授就任記念式典も行いました。昨年は 4 人の先生
が教授に就任され、ますます近畿大学医学部同窓会が発展しますよう祈っております。
今年度は、下記の日程で同窓会総会、懇親会を開催します。
卒業して時間が経っても、近畿大学のことがちょっと気になる時もあろうかと思います。
そんな空気を年に一回体験してください
今年もザ・リッツ・カールトン大阪でお待ちしております。
記
日 時 : 11月10日(土)PM 5 時頃 総会
PM 6 時頃 懇親会
場 所 : ザ ・ リッツ ・ カールトン大阪
芦田隆司先生(2期生)、小畑孝四郎先生( 7 期生)の教授就任祝賀会も行います。
― 42 ―
同窓会賞について
近畿大学医学部同窓会では、科学助成金制度の一環として近畿大学医学部同窓会研究奨励賞
(同窓会賞)を毎年募集しています。これは近畿大学医学部同窓会会員のみを対象とした制度
で、会員の行う優秀かつ重要な研究計画並びに研究成果に対し10万円の助成金を授与します。
奮って応募していただくようお願い致します。
なお、受賞された研究は、同窓会会報へ投稿していただきます。応募される方は、同窓会事
務局まで御連絡ください。
― 43 ―
平成23年度
第 1 回 近畿大学医学部同窓会幹事会 議事録
文責 書記 永田恵美子
日時 平成23年 5 月14日 7 時∼
場所 ザ・リッツカールトンホテル大阪
※ 出席 23名 委任状提出 28名 本会は成立しました。
<議題>
1 黙祷 東日本大震災の犠牲者の皆様、永眠された同窓生の方々に黙祷をささげた。
訃報 平成22年11月 19期生 濱口 百年先生
平成22年12月 10期生 浅井 淳 先生
平成23年 1 月 8 期生 菅野 亮 先生
平成23年 1 月 8 期生 山本 高広先生
平成23年 2 月 3 期生 三嶋 昭彦先生
が、ご逝去されました。御冥福をお祈り申し上げます。
2 米井会長挨拶 新校舎建設への援助や学生への支援を同窓会が担っていく方針を伝え
られた。
3 新幹事選出・承認 あらたに10名の学年幹事が選出された
学年幹事が16名欠員になっている件について
4 平成22年度会計報告 年会費徴収率を改善すること
会計報告では下記の項目が赤字となった。
・同窓会専属の事務員を面接雇用したことで人件費がかさんだこと
・ 学生支援のためのプロジェクター代、国試対策として学生への文具支援や宿泊場
所への医師の派遣を行ったことで、予備費がかさんだこと
5 平成23年度予算 平成22年度の実績を参考にし、以下の項目が増額となった。 ・事務費 ・予備費(学生支援・ベンチの設置など)
・在学中の学生が留学する際、同窓会から一人10万円の援助を行うこと
・ 会報誌を保護者にも郵送するため、会報雑誌費が増額となっていることへの説明
があった。
― 44 ―
6 学生(準会員)の年会費値上げについて
現在授業料から年間1000円徴収されている。
積極的に学生支援を行っていく中で、準会員の年会費を年2000円に増額すること
が幹事会で承認された。
7 第10号会報誌の編集状況について ページ数を30ページ以上に増やし、西医体の活躍を掲載するなど内容を充実させ
る予定。独創的な開業をされている先生の紹介など、投稿をよびかけた。
8 近畿大学医学部同窓会ホームページについて 近畿大学医学部のHPを作成している「ニコニコム」に作成を委託した。医学部
のHP内にあり、アクセスにはパスワードが必要です。
ID kinki (すべて小文字)
パスワード dosokai (すべて小文字)
会員の幅広いご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
9 平成23年度事業計画(幹事会 総会 その他行事)
8 月27日 保護者会 9 月10日 西日本私立医学部同窓会連絡会 於 博多
10月 8 日 第 2 回目 幹事会 於 ザ・リッツカールトンホテル大阪
11月12日 同窓会総会 於 ザ・リッツカールトンホテル大阪
11月26日 全国私立医学部同窓会連絡会 兵庫県立医科大学主幹
※ 2 年後(平成25年度)の全国大会は本校が主幹となるため、準備もか
ねて幹事の先生方の参加をお願いします。
10 支部、サークルの公認
支部・サークルの総会時に同窓会から年 5 万円の寄付をお渡ししていたが、多数
の公認を推進していくために、寄付金を年 3 万円に減額させていただくことが了
承された。
11 その他 同窓会賞(賞金10万円)が決定した。
主研究者 正木 秀幸先生
所属 近畿大学医学部生化学
推薦者 上硲 俊法 教授
研究課題 新規アジュバントを用いたCTL誘導体ウエストナイルウイルスワク
チンの開発
― 45 ―
平成23年度
第 2 回 近畿大学医学部同窓会幹事会 議事録
文責 書記 永田恵美子
日時 平成23年10月 8 日 7 時∼
場所 ザ・リッツカールトンホテル大阪
出席者 17名、委任状 26名、幹事総数 83名本会は成立しました。
<議題>
1 黙祷 故 世耕弘昭理事長に黙祷が捧げられた。
2 米井会長挨拶 近畿大学薬学部の新校舎の竣工式に出席したことを報告。
8 月には保護者会が開催され、医学部の新病院設立の予定を聞いた。
3 会則変更事項について(別紙) 討議の結果、改正案はすべて可決された。
4 全国私立医科大学同窓会連絡会第21回西部会 参加報告 岩垣副会長
日時 平成23年 9 月10日 場所
ニューオータニ博多(福岡)
今回の主幹は福岡大学医学部同窓会で会長の高木忠博先生の挨拶の後、重田正義
先生の司会進行で討議が進められた。
1 .「福岡大学医学部同窓会における国試対策ならびに学生対策の現状」
福岡大学医学部 病理学主任教授 同窓会専務理事 竹下 盛重 先生
2 .各大学の国試対策ならびに学生対策の討議
第22回 全国私立医科大学同窓会連絡会全国会 開催のご案内
日時:平成23年11月26日(土曜日) 場所:ホテルオークラ神戸
会議・講演:午後 5 時∼ 6 時30分
懇親会:午後 6 時30分∼ 8 時30分
2 次会:午後 8 時30分∼10時
講演 1 :鈴木敬一郎先生(兵庫医科大学副学長・医学教育センター長)
「 兵庫医大の医師国家試験と学習支援 」
2 :飯島尋子先生(兵庫医科大学超音波センター長・内科胆膵科教授)
「 ガラスの天井を壊すための同窓会の役割−女性医師問題」
5 会計報告 平成22年度決算 平成23年度予算
― 46 ―
6 平成23年度 近畿大学医学部同窓会 総会
浦瀬文明先生 塩川泰啓先生 辰巳陽一先生 原口龍太先生 教授就任祝祝賀会
について
日時 平成23年11月12日(土) 6 時30分 総会開催
7 時30分 教授就任祝祝賀会
場所 ザ・リッツカールトンホテル大阪
7 第11号会報誌の掲載について(別紙)
8 平成24年度事業計画 3 月中 名簿発行(役員選挙の案内入り)
5 月12日(土)第一回幹事会 役員選挙(リッツカールトン大阪)
6 月 第11号会報誌発送(年会費請求総会案内)
8 月 4 日(土)保護者会 250名参加予定
9 月30日(日)同窓会コンペ開催 泉ヶ丘CC 7 組
10月13日(土)第二回幹事会(リッツカールトン大阪)
11月10日(土)総会 150名参加予定(リッツカールトン大阪)
9 公認 支部会・サークル会の予定 他外的事業
金剛会(和歌山県) 全国私立大学医学部連合会
近八尾会(八尾市) 西部大会( 9 月)
まほろば会(奈良県) 全日本大会(11月)
堺支部会
清風OB会
ゴルフ部OB会
11 その他
・ 学生が同窓会の会員であることを実感し、身近に感じてもらえるように同窓会総
会、教授就任祝賀会への学年代表(学年 各 2 名)の参加を呼びかける案がださ
れ、承認された。
― 47 ―
平成23年度
近畿大学医学部同窓会 総会 議事録
文責 書記 永田恵美子
日時 平成23年11月12日 6 時30分∼
場所 ザ・リッツカールトンホテル大阪
出席者 75名 委任状提出 354名 本会は成立しました。
<議題>
1 黙祷 故 世耕弘昭理事長、亡くなられた同窓生に黙祷が捧げられた。
2 米井会長挨拶
・ 各支部の応援・学生支援・年会費の徴収を 3 つのテーマとして同窓会運営をお
こなった。
同窓生の皆様の協力があり、平成23年度は年会費の徴収率が増加したことが報告
された。
3 会計報告 平成22年度の決算について報告された。
・ 8 ・ 9 号会報の作成 ・事務員の雇い入れ ・HPの作成費用のため、繰越金
が300万円減ったことについて会計担当の伊東先生から説明があった。
4 監査報告 監査担当の小菓先生から、監査が間違いなく行われたことが報告された。
5 平成23度の事業計画について(別紙)
・ 学生と保護者の連携を持つために行われた 8 月27日の保護者会では、100名の保
護者の参加があり、充実した会となったこと。
・12月10日に医師国家試験浪人生を慰労し、激励会を行うこと。
・ 2 月11∼13日の医師国家試験期間中、宿泊会場であるANAクラウンプラザホテ
ルで医務室を開設し、卒業生の医師が点滴や内服などを準備して体調不良者に対
応する予定であること。
・卒業式に同窓会会長が出席すること。 などについて説明があった。
6 平成24年度予算について
7 会則変更事項について(別紙)改正案はすべて可決された。
8 自由討論
・ 総合医学研修センター岡田医師より、同窓会名簿をもとに卒業生に臨床研修の案
内を送付する提案があり、了承された。
・ 2 期 佐藤医師から、あらたに雇用した事務員(藤田)の所属先について質問が
あった。毎日ではないが学務課に勤務しているので、連絡などあれば学務課へ連
絡をしていただくとよい旨説明された。
― 48 ―
平成23年の総会写真集
― 49 ―
― 50 ―
― 51 ―
― 52 ―
― 53 ―
ご卒業おめでとうございます
平成23年度 近畿大学医学部 卒業証書・学位記授与式が下記のとおり執り行われました
日 時 平成24年 3 月21日(水)14時30分
場 所 近畿大学医学部 大講堂
卒業者数 102名
褒章者名
学業成績優秀につき学長賞を授与されました
学長賞 池田 思織さん
学業成績優秀につき医学部長賞を授与されました
医学部長賞 森 英輝 君
大杉 直人 君
森田 勲 君
杉田 義人 君
高井 想生 君
学友会のために貢献し、学友会活動功労賞を授与されました
学友会活動功労賞 芝池 庸仁 君
課外活動および学友会活動等に貢献し、校友会長賞を授与されました
学友会活動功労賞 芝池 庸仁 君
合格者の皆様おめでとうございます
第106回医師国家試験
合格者数 104名
(現役生 94名、既卒生 10名)
合 格 率 86.7%
― 54 ―
決算の部
[一般会計]
平成22年度(自平成22年 4 月 1 日 至平成23年 3 月31日)
歳入の部
(単位 円)
勘 定 項 目
予 算 額
決 算 額
増 減
正会員年会費
3,100,000
4,890,000
1,790,000
準会員年会費
600,000
654,000
54,000
20,000
32,865
12,865
預金利子
小計
3,720,000
5,576,865
1,856,865
前年度繰越金
13,130,177
13,130,177
0
合計
16,850,177
18,707,042
1,856,865
歳出の部
勘定項目
(単位 円)
予 算 額
決 算 額
増 減
会報費
第 8 ,9 号印刷費
発送費
雑費
−
2,069,378
1,069,378
1,000,000
234,480
−765,520
100,000
0
−100,000
名簿費
名簿発行準備
500,000
0
−500,000
14号印刷費
2,000,000
1,310,208
−689,792
発送費
1,000,000
0(H23.4 時点)
−1,000,000
事業費
西部会援助費
1,000,000
270,180
−729,820
教授就任祝賀会
1,000,000
1,614,236
614,236
100,330
−399,670
1,000,000
0
−1,000,000
30,000
200,000
170,000
600,000
0
−600,000
100,000
200,840
100,840
1,000,000
0
−1,000,000
総会援助金
500,000
支部援助金
500,000
各期同窓会援助金
同窓会長賞費
科学助成金
医学部 6 年生海外研修援助金
同窓会費
広報費
−500,000
100,000
120,210
20,210
1,500,000
228,148
−1,271,852
事務委託費
500,000
297,101
−202,899
通信費
200,000
45,280
−154,720
印刷費
100,000
26,300
−73,700
雑費
100,000
485,980
385,980
慶弔費
300,000
46,167
−253,833
予備費
500,000
1,097,060
597,060
会議費
事務費
ベンチの屋根(学内)
小計
次年度繰越金
合計
1,000,000
0
−1,000,000
15,630,000
8,345,898
−7,284,102
1,220,177
10,361,144
9,140,967
16,850,177
18,707,042
1,856,865
― 55 ―
[特別会計]
総会
収入の部
(単位 円)
勘 定 科 目
決 算 額
会費(75名出席支払い60名)
600,000
校友会よりお祝い金
50,000
中島先生よりお祝い金
30,000
手塚先生よりお祝い金
30,000
一般会計より
1,614,236
合計
2,324,236
負債の部
(単位 円)
勘 定 科 目
決 算 額
リッツカールトンホテル費
2,211,725
花束
10,000
当日事務費
41,531
総会撮影SD費
8,480
総会写真代
52,500
合計
2,324,236
[財産目録]
資産の部 平成23年3月31日現在
勘 定 科 目
金 額
概 要
< 昨年度分(参考)>
一般会計
会計預け金
学務課預け金
普通預金
郵便貯金
小計
0
183,316
216,488
346,695
8,434,065 三井住友 BK 金剛支店
7,093,621 ゆうちょ BK
10,589,575
2,010,591
15,744,174
13,130,177
19,725,566 三井住友 BK 金剛支店
19,719,485
各種事業準備金
定期預金
定期預金
3,122,012 りそな BK 河内千代田支店
ゆうちょ BK< 満期の為普通預金に入金
0
(平成23年3月時点)>
定額郵便貯金
3,120,637
5,080,400
小計
22,847,578
27,920,522
合計
38,591,752
41,050,699
上記の通り報告します
平成23年 5 月 2 日
近畿大学医学部同窓会 会 長 米井 潔
副会長 岡藤 龍正 岩垣 厚志
会 計 上記監査の結果適正であることを認めます。
平成23年 5 月12日
近畿大学医学部同窓会 監 事
― 56 ―
予算の部
[一般会計]
平成23年度(自平成23年 4 月 1 日 至平成24年 3 月31日)歳入歳出予算書(案)
歳入の部
勘 定 項 目
(単位 円)
予 算 額
正会員年会費
5,000,000
準会員年会費
600,000
預金利子
小計
50,000
5,650,000
前年度繰越金
10,361,141
合計
16,011,141
歳出の部
勘 定 項 目
(単位 円)
予 算 額
会報誌費
第10号印刷費
1,500,000
発送費
1,000,000
雑費
100,000
名簿費
名簿発行(第15号)
1,500,000
発送費
1,000,000
事業費
西部会援助
100,000
教授就任祝賀会( 4 名)
400,000
総会援助金
500,000
支部援助金
500,000
同窓会賞費
200,000
学生援助費
200,000
会議費(幹事会)
事務費(パート代)
予備費(学生支援)
合計
500,000 (2回分)
2,000,000
1,000,000
10,500,000
― 57 ―
平成23年度事業計画
5 月14日 近畿大学医学部同窓会第 1 回幹事会 於:ザ ・ リッツカールトン大阪
8 月27日 保護者会 於:ザ ・ リッツカールトン大阪
9 月10日 西日本私立医学部同窓会連絡会 於:博多
10月 8 日 近畿大学医学部同窓会第 2 回幹事会 於:ザ ・ リッツカールトン大阪
11月12日 近畿大学医学部同窓会総会・祝賀会 於:ザ ・ リッツカールトン大阪
11月26日 全国私立医学部同窓会連絡会 於:ホテルオークラ神戸
12月10日 国家試験学生激励会 於:未定
平成24年
2 月11日∼13日 国家試験において医務室開設 於:ANAクラウンプラザホテル
3 月21日 近畿大学医学部卒業式
平成24年度事業予定
3 月中 名簿発行(役員選挙の案内入り)
5 月12日(土) 第 1 回幹事会(役員選挙)
(リッツカールトン大阪)
6 月 第11号会報誌発送(年会費請求総会案内)
8 月 4 日(土) 保護者会 250名参加予定
9 月23日(日) 同窓会コンペ開催 泉ヶ丘CC 7 組
10月13日(土) 第 2 回幹事会
(リッツカールトン大阪)
11月10日(土) 総会 150名参加予定
(リッツカールトン大阪)
公認 支部会・サークル会の予定 他外的事業
金剛会(和歌山県) 全国私立大学医学部連合会
近八尾会(八尾市) 西部大会( 9 月29日 大阪)
まほろば会(奈良県) 全日本大会(11月17日 東京)
堺支部会
清風OB会
ゴルフ部OB会
― 58 ―
役員選挙報告
平成24年 5 月12日に本会の幹事会および役員選挙を開催しました。下記の役員を選出しまし
た。今後の 3 年間、近畿大学医学部同窓会の発展のため努力いたしますので、会員の皆様のご
指導とご支援の程よろしくお願いいたします。
記
会 長 米井 潔( 1 期)
副会長 岡藤 龍正( 6 期)
岩垣 厚志(12期)
会 計 伊東 良江( 4 期)
庶 務 中井 章至( 8 期)
書 記 永田恵美子(17期)
監 事 小菓 裕成( 5 期)
役員写真
左から 中井 章至( 8 期)、小菓 裕成( 5 期)、岡藤 龍正( 6 期)米井 潔( 1 期)
岩垣 厚志(12期)、伊東 良江( 4 期)、永田恵美子(17期)
新幹事
学術幹事 芦田 隆司( 2 期)
小畑孝四郎( 7 期)
学年幹事 西田 尚司(13期)
鍵岡 賛典(33期)
友渕 彰人(33期)
以上
― 59 ―
平成23年度年会費納付者リスト
※敬称略
平成24年 6 月 1 日現在
1期生
市川 靖典
椿本 龍次
中嶋 一三
美濃 吉峰
浜口 雅光
村上 淳
辻 泉
上田 淳子
鶴田 千尋
中村 洋介
宮﨑 俊夫
肥田 仁一
村上 純子
有山 武志
池田 桂三
井上 泰英
西浦 弘行
林 晃
森下 明彦
藤原 一央
森 康子
井出 裕彦
大野 秀子
田中 千鶴
林 孝浩
東澤 知輝
八木 純平
船井 貞往
森田 恵
王 孝福
石井 暁
大野 恭裕
原田 昌彦
前田 重成
山添 康
古田 義博
立田 七寿子
大井 成夫
板垣 信生
岡山 彰宏
藤田 毅
柳原 宏四
山根 敏彦
本郷 彰裕
山口 健也
大井 雅夫
市川 利洋
北野 年弘
古田 一朗
吉岡 靖弘
山本 淳
本田 秀明
山本 敬
大塚 正友
井上 博司
木下 智弘
松波 義文
上田 省三
吉田 浩二
正木 秀幸
山本 忠彦
大鳥 安正
上田 眞
甲田 嘉彦
森口 直彦
菊田 信一
吉田 裕昭
松田 久雄
横江 志保
大橋 秀行
上西 豊基
近藤 一正
山田 哲
久保 裕一
吉岡 揮久
堀内 ひろみ
和田 正彦
鍵田 篤志
江龍 直明
坂本 博和
山田 智裕
塩川 美恵子
下津 一秀
内藤 富美子
大堀 晃裕
笠野 有里
大貝 俊弘
佐藤 隆夫
藤本 良知
辻 美佐
森口 久子
太田 善夫
塩田 充
中嶋 淳一
奥平 哲
髙木 宏己
小田 明夫
玉木 克彦
4期生
菊池 啓
東谷 澄彦
有田 繁広
飯田 覚
光林 友子
福田 寛二
石橋 明
福田 さとり
坂本 和久
藤井 廣一
卜部 諭
石田 典裕
綾 直文
東 博二
池内 大介
杉山 茂樹
佐々木 雅綱
三島 弘
戎野 昌二
石橋 一伸
綾 宣恵
足立 俊之
池上 雅久
薗 雅宏
杉島 裕美子
岩佐 真人
田仲 三世子
森 亘平
葛岡 達司
貫島 浩二
百々 由加利
森本 啓介
中桐 祥勝
岩本 梨花
福喜多 邦夫
重本 香保里
47名 小菓 裕成
35名 5期生
綾 久文
9期生
51名 6期生
47名 草野 学
48名 8期生
7期生
佐々木 剛
秋山 浩之
杉村 圭一
汐見 幹夫
山田 秀和
老木 浩之
山田 馨
荒金 兆典
安部 康二
今西 正昭
高井 宏文
正野 喜一
山本 達也
黄地 政則
宇山 悟
岡垣 眞里
石川 泰章
内田 亮彦
高瀬 規久也
新屋敷 康
山本 義久
岡田 満
大西 かよ子
猪木 達
塚本 雅子
大草 昭彦
高橋 大輔
末吉 章浩
植田 香子
亀谷 英輝
宮本 裕子
岩崎 弘充
浦神 一浩
大野 卓志
田口 博康
千田 史郎
黒木 宗俊
北瀬 裕敏
鎌田 典彦
江龍 誠
浦田 尚巳
樫原 秀一
立田 繁比古
高石 公子
中野 彰夫
伊東 良江
川上 朗
大西 規夫
大城 治
前野 淳子
田仲 達也
巽 信二
東川 光弘
楠部 亨
岸田 卓也
大畑 和弘
岡本 純之助
勝久 敬太
段 秀和
田中 晃
28名 坂口 好秀
久保 隆一
岡藤 龍正
尾上 太一
岸谷 譲
福田 結実
寺井 博子
3期生
松本 一美
口分田 真
小野 幸彦
鎌田 勲昭
倉知 大
森谷 実佳
東田 有智
泉 貴文
石田 安代
佐伯 美幸
河東 時明
香山 仁志
白井 千晶
冨田 忠宏
中尾 稀一
岩﨑 剛和
寺下 泰成
近藤 孝生
門脇 弘一
川崎 紀彦
高井 博之
中林 孝之
中野 和郎
浦瀬 文明
市岡 伊久子
塩川 泰啓
金﨑 光治
喜多 保一郎
富永 惠子
西川 満太郎
南野 達夫
大津 司
中田 環
進藤 啓
岩本 有代
木下 浩二
中井 章至
船阪 有彦
西山 眞一
大槻 登志子
和田 栄里子
杉原 錬三
上硲 俊法
重岡 宏典
中島 宏和
段 美穂
波江野 善昭
岡田 章
原 聡
高田 幸三
際本 宏
嶋元 徹
中村 吉伸
正吉 豊久
濱 純吉
藤田 恵子
福田 昌彦
髙畑 聡
田村 史江
白川 親
長﨑 大壽
宮島 誠
古井 宏彦
奥野 雅男
藤井 芳郎
大西 公子
近藤 宏和
杉 明
萩原 実早子
宮脇 正三
前田 裕弘
奥村 二郎
藤田 悦生
武村 剛
佐伯 理男
田渕 幸子
波津 静
水本 万里
丸山 宣之
奥村 嘉英
三輪 素子
辰巳 陽一
木村 雅友
丹 彰浩
松浦 賀子
森谷 広樹
蓑田 正照
大里 美由紀
山本 文里
田中 明
桜井 悟良
小石 まゆみ
日野 聡
藤田 綾
宮本 和之
加藤 伸一
松下 起子
井関 雅子
佐藤 清貴
中橋 弥生
松井 甲三
山田 勝章
近藤 敦子
金田 隆義
金田 典子
宮﨑 裕美
猿渡 善治
榎本 みゆき
松浦 欽司
横内 敏郎
森本 周平
金 章夫
松並 展輝
永田 就三
武田 学
中村 芳昭
峯田 伸一
吉川 栄人
山本 哲
佐伯 文子
松本 長太
森本 規子
田中 久哉
河田 佳代子
村木 正人
今西 幸雄
矢持 英治
河野 和彦
森川 栄司
西尾 明彦
太根 洋史
原口 龍太
飯尾 一也
内田 隆久
米井 潔
小島 伸介
森山 繁実
西岡 伯
藤原 英理子
原 幸子
井神 仁
高橋 洋二
藤山 忠清
雑賀 豊彦
安水 清
西本 慎作
辻 光次朗
福田 武彦
太田 雅博
東野 年温
山﨑 晴彦
土生 裕史
徳野 達也
小橋 肇子
中川 重光
戸谷 由樹
2期生
45名 坂本 可世子
杉島 仁
山下 圭造
原田 正
永田 行男
藤井 良憲
中野 貴之
正木 恭子
飯田 仁
竹村 司
相澤 眞澄夫
東川 俊彦
新山 一秀
南川 博康
西岡 栄恵
宮武 昭三
芦田 陽子
田添 裕康
江左 篤宣
松野 博明
橋本 亮治
南谷 肇子
― 60 ―
33名 48名 10期生
堂面 政俊
小林 正明
山村 祐嗣
石田 淳一
芦立 久
永井 堅
紺屋 英児
岩瀬 博紀
岩﨑 拓也
阿部 州雄
中村 浩
坂口 博美
渡邉 建
梶川 竜治
安藤 元博
西川 寛紀
杉原 功一
吉岡 眞世
原 靖
岩本 直美
江角 眞理
火伏 宏美
西田 尚司
坂口 雅彦
山本 昌子
坂口 美佳
澤井 猛
柳 照奉
若槻 華子
5名 32期生
9名 安藤 まり
24期生
29期生
伊丹 哲
18名 阪本 光
重 麻梨子
秋山 朋子
井村 研二
16期生
徳野 潔
小谷 泰史
北折 麻由美
上田 太郎
相原 宏州
中桐 伴行
辻岡 大志
口分田 貴裕
上殿 英記
北東 徳治
井野 光
保田 佳苗
戸澤 雄紀
酒井 清裕
右近 みやび
藤井 俊一郎
堀口 敬
白石 浩
松岡 正造
西本 絵里子
坂本 万寿夫
梅田 幸希
佐々木 智子
前田 晃
土居 雅代
森岡 浩平
濵口 満英
佐藤 克明
小田 眞由
陣内 浩喜
河田 清美
宮髙 昌
小牧 克守
森本 充男
松浦 文昭
藤井 善憲
片山 陽介
高島 正広
山手 貴詔
宮武 利行
斎藤 啓
萩原 智
三木 良久
朴澤 憲和
川口 晃平
田村 隆弘
弓立 達夫
西川 正悟
下村 修也
13名 向出 光博
安田 勉
黒岩 省吾
中村 正人
森本 広次郎
西村 泰彦
曽根﨑 竜一
20期生
9名 山口 浩司
古林 法大
新田 康夫
猪木 敬子
濱田 真一
中川 修宏
明石 健一
25期生
平田 知代
木村 なづな
19名 原 文彦
秋田 雄三
岩井 信太郎
30期生
嶋 智子
西村 明芳
二永 英男
14期生
宮城 委史
浅田 卓
永禮 靖章
足立 哲平
白石 功
林 道三
福井 理雄
安達 功
柳生 行伸
上野 寿久
細井 文子
宇田 憲司
白鳥 隆宏
30名 谷本 深幸
山本 雄豊
小川 力
政田 憲之
内田 修輔
進藤 恵美
村田 佳織
遠藤 睦子
関谷 健佑
小畑 優子
陣内 里佳子
12期生
伊東 明彦
吉川 構
奥田 武司
増田 克彦
天津 朗典
河島 明
浦田 桂一郎
長谷川麻衣子
森川 和宏
岩垣 幾美
川本 亮
森田 信敏
岩垣 厚志
山中 相模
17期生
八木 和郎
上野 貢生
佐藤 秀樹
山口 眞一
加藤 崇
遊佐 留実
木下 道廣
米田 円
5名 大郷 真理子
詫間 智英子
26期生
沖本 奈美
中江 聡
岸本 和也
貫戸 幸星
中村 理美
北野 義徳
野﨑 祐史
酒井 靖子
久保田 倫代
西村 聡
澤口 博千代
國富 彩
望月 佐記子
柴崎 朋
中島 康自
橋本 麻友
田中 康志
桑島 宏彰
渡邉 寛康
鈴木 聖子
西本 光寿
福井 彩乃
湖﨑 亮
橋内 巧弘
千代 隆
12名 瀬﨑 伸一
沼田 卓也
藤澤 雄平
越智 則晶
佐々木 石雄
二川 晃一
玉井 良尚
21期生
濱田 征宏
野村 佳世
松本 正孝
鴨井 公司
清水 健司
松岡 弘樹
内藤 方克
石川 太郎
藤谷 哲也
松本 知之
宮内 正晴
鴨井 千絵
清水 隆司
丸山 貴正
永田 恵美子
市川 勉
三木 健太郎
八代 真由子
村田 真弓
春田 博之
武田 敏也
宮城 佳昭
馬場谷 成
遠所 瑞拡
宮本 武明
湯本 妙子
山田 昌稔
東妻 輝幸
田原 秀男
物部 秀明
森田 英次郎
島岡 昌生
村上 晴郎
吉岡 宏真
大和 寛幸
櫻井 尚子
中川 築
山内 昌哉
山田 浩二
杉浦 順子
森本 時光
後藤 惠子
中原 逸朗
渡邊 康介
松岡 美佳子
中村 成宏
賴 晋也
31期生
栗原 良次
長雄 好昭
家田 泰浩
11名 松原 光宏
和田 裕介
赤垣 冬子
後藤 清
西川 瑞穂
倉田 知師央
18期生
馬渕 裕子
塩見 勝
野上 壽二
井上 嘉一
秋山 慶太
宮崎 克彦
27期生
尾崎 領彦
寺村 一裕
野田 剛弘
今西 幸仁
井上 潔彦
山本 達之
家永 聡子
小平 賢介
西山 公一郎
肥田 裕美
武木田 誠一
上田 敏朗
長井 博一
伊谷 善仁
影本 善子
日置 潤也
藤本 美香
西田 芳寛
上原 正弘
平井 紀彦
松田 久幸
森田 博
梅本 雅彦
22期生
坂上 共樹
木下 陽亮
丸山 耕一
向林 学
吉藤 竹仁
大谷 弘行
飯田 知子
佐藤 俊輔
河野 匡志
山﨑 真孝
木村 英嗣
25名 岡田 崇
竹中 美子
下治 正樹
小林 孝光
横山 隆
孫 永煥
15期生
岡本 慎司
里井 俊平
塚本 敬造
﨑山 勉
42名 稲垣 雅彦
伊東 利幸
切目 栄司
竹中 完
寺見 直人
汐見 光人
11期生
大塚 芳明
井下 秀司
佐藤 寿樹
寺嶋 応顕
中川 晃一
鈴木 啓太
秋吉 達次郎
海江田 綱仁
岩井 博司
竹中 基晃
永井 宏幸
保利 俊雄
鈴木 陽太
岩永 賢司
瀬川 良浩
植田 嘉代子
古田 浩樹
羽根 直美
南 竜城
砂田 尚孝
勝山 慶之
西本 研志
内田 寿博
益永 信隆
上森 宜嗣
森平 貴
竹内 健人
唐﨑 専也
松山 茂樹
杉安 保宣
上津 佳子
原 秀憲
川本 洋
宮崎 和浩
高田 園子
南 康範
尾上 沙璃
28期生
中島 三喜
北野 育郎
村居 讓
十倉 孝臣
渡邉 学
小熊 雄二郎
江本 正克
野島 淳
木村 芳毅
15名 田中 秀和
10名 小林 裕也
16名 山中 裕介
用稲 栄
33名 13名 円山 尚子
11名 小田島 正幸
樫原 博史
13名 東田 有加
32名 中井 昭宏
尾上 正浩
熊野 文雄
13期生
中村 紀孔
武田 徳弘
23期生
11名 沖 貴士
重盛 沙恵
細田 康平
坂下 美和
飯田 基之
人見 佳枝
中澤 憲
中島 幹男
髙田 斎文
松浦 亜矢子
篠原 康夫
居和城 宏
唐崎 裕子
19名 中村 晃
貫戸 明子
松本 隆大
島田 誠二郎
大塚 知博
毛利 陽一
19期生
冬田 昌樹
松本 大輔
吉田 左和
高山 正文
甲斐 達也
山内 勝治
粟田 政樹
遠藤 充
矢田 優子
月山 啓
加藤 尚美
山田 覚 飯岡 弘伊
横田 尚弘
― 61 ―
富樫 佑一
福喜多 智子
23名 合計776名 おわび、訂正
同窓会会員名簿第15号に誤りがありました。関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました事
を陳謝するとともに、以下に訂正させていただきます。
2 ページ
1 期生
汐見 幹夫 先生
(誤)勤 務 先:うえにし乳腺消化器クリニック
(正)勤 務 先:近畿大学医学部附属病院
所 属:
所 属:消化器内科
郵便番号:595−0015
郵便番号:589−8511
住 所:大阪府泉大津市二田町 1−13−13
住 所:大阪府大阪狭山市
あすと松ノ浜 2 F
大野東377−2
電話番号:0725−33−0724
電話番号:072−366−0221
FAX番号:
FAX番号:072−366−0206
5 ページ
2 期生
芦田 隆司 先生
(誤)勤 務 先:岸和田徳洲会病院
(正)勤 務 先:近畿大学医学部附属病院
所 属:
所 属:血液・膠原病内科
郵便番号:596−0042
郵便番号:589−8511
住 所:大阪府岸和田市加守町 4−27−1
住 所:大阪府大阪狭山市
大野東377−2
電話番号:072−445−9915
電話番号:072−366−0221
FAX番号:072−445−9791
FAX番号:072−366−0206
芦田 陽子 先生
(誤)所 属:内科・循環器・リハビリテーション科
― 62 ―
(正)所 属:内科・循環器科
38ページ
9 期生
田中 尚 先生
(誤)勤 務 先:コープおおさか病院
(正)勤 務 先:洛和会音羽病院
所 属:内科
所 属:リハビリテーション科
郵便番号:538−0053
郵便番号:607−8062
住 所:大阪府大阪市鶴見区鶴見 3−6−22
住 所:京都府京都市
山科区音羽珍事町 2
電話番号:06−6914−1100
電話番号:075−593−4111
FAX番号:06−6914−1101
45ページ
10期生
森田 信敏 先生
(正)所 属:整形外科
(誤)所 属:内科
53ページ
12期生
竹村 光博 先生
(誤)所 属:産婦人科
(正)所 属:麻酔科
FAX番号:
FAX番号:075−762−5405
56ページ
13期生
末吉 健次 先生
(正)所 属:脳神経外科
(誤)所 属:内科
66ページ
15期生
近藤 礎 先生
(正)勤 務 先:株式会社エバンス
(誤)勤 務 先:みなづき診療所
(大阪大学発バイオベンチャー)
所 属:
所 属:バイオ部門
郵便番号:596−0042
郵便番号:530−0041
住 所:大阪府岸和田市加守町 4−27−1
住 所:大阪府大阪市
北区天神橋 2−3−8 10階
電話番号:0745−74−5225
電話番号:06−6356−0071
FAX番号:06−6879−5019
FAX番号:06−6356−0072
74ページ
17期生
朝倉 正樹 先生
(正)所 属:整形外科
(誤)所 属:内科
― 63 ―
86ページ 20期生
小川 力 先生
(正)所 属:消化器内科
(誤)所 属:小児科
118ページ
27期生
市橋 淳子 先生
(誤)勤 務 先:田仲北野田病院
(正)勤 務 先:近畿大学医学部附属病院
所 属:内科
所 属:皮膚科
郵便番号:599−8123
郵便番号:589−8511
住 所:大阪府堺市東区北野田707
住 所:大阪府大阪狭山市
大野東377−2
電話番号:072−366−0221
電話番号:072−235−1055
FAX番号:072−366−0206
120ページ
27期生
細井 愛 先生
(誤)勤 務 先:村上総合病院
(正)勤 務 先:新潟大学
所 属:内科
所 属:外科
郵便番号:958−0854
郵便番号:951−8510
住 所:新潟県村上市田端町2−17
住 所:新潟県新潟市
旭町通一番町757番地
電話番号:0254−53−2141
電話番号:025−227−2228
FAX番号:0254−52−4362
FAX番号:025−227−0779
同窓会会報第10号の執行部紹介につきまして、学年幹事の先生方の記載漏れがありました。
先生方には大変ご迷惑をおかけしました事を陳謝するとともに、以下に記載させていただきま
す。
学年幹事 高井 博之( 8 期)
白 亮(21期)
里井 俊平(22期)
原 秀憲(22期)
杉本 公一(23期)
林 江美(23期)
三木 良久(24期)
― 64 ―
住所変更
異動通知は FAX
又は e-mail でお送り下さい
(ホームページからもアクセス可)
FAX 072−366−2106
e-mail dousokai@med.kindai.ac.jp
HP アドレス http://www.kindai-dosokai.com
卒業年月日 /
昭和
平成
年 月卒業(第 期卒)
ふりがな
氏 名
旧姓
〒
現 住 所
電 話
( )
F A X
( )
勤 務 先 ・ 開 業
名 称
所 属
所 在 地
〒
電 話
( )
F A X
( )
その他連絡事項:
住所・氏名の変更、勤務先変更等の場合には直ちにこの用紙でFAX下さい。
平成 年 月 日
尚、名簿には勤務先のみの掲載となります。
同 窓 会 名 簿 変 更 連 絡
住所変更・異動通知は必ず連絡頂きますようお願い致します。
送り先:近畿大学医学部同窓会事務局
佐藤 満雄(29期)西 一美(29期)
沼田 卓也(30期)松本 知之(30期)
佐藤 雅子(31期)浜崎 真一(31期)
牛嶋 北斗(32期)松山 和史(32期)
鍵岡 賛典(33期)友渕 彰人(33期)
執 行 部 紹 介
平成24年度 近 畿大学医学部同窓会役員名簿
名誉会長 野田起一郎(近畿大学顧問・名誉教授)
名誉顧問 世耕 弘成(近畿大学理事長) 監 事 小菓 裕成( 5 期)
顧 問 塩 均(学長)
工藤 正俊(附属病院長)
特別会員
会 長 米井 潔( 1 期)
副 会 長 東田 有智( 1 期)岡藤 龍正( 6 期)
岩垣 厚志(12期)
庶務幹事 中井 章至( 8 期)
会計幹事 伊東 良江( 4 期)
書記幹事 永田恵美子(17期)
菊池 啓( 1 期)高田 章好( 1 期)
巽 信二( 1 期)田中 晃( 1 期)
学術幹事
濱 純吉( 1 期)前田 裕弘( 1 期)
芦田 隆司( 2 期)上嶋 繁( 2 期)
大野 恭裕( 2 期)佐藤 隆夫( 2 期)
塩田 充( 2 期)福田 寛二( 2 期)
三島 弘( 2 期)山田 秀和( 2 期)
磯貝 典孝( 3 期)浦瀬 文明( 3 期)
奥村 二郎( 3 期)竹村 司( 3 期)
森口 直彦( 3 期)岡田 満( 4 期)
松本 長太( 4 期)塩川 泰啓( 5 期)
辰巳 陽一( 5 期)西岡 伯( 5 期)
上硲 俊法( 6 期)小畑孝四郎( 7 期)
原口 龍太( 7 期)森 康子( 7 期)
村木 正人( 8 期)
板垣 信生( 1 期)市川 利洋( 1 期)
植田 香子( 2 期)泉 貴文( 3 期)
大槻登志子( 3 期)久保 裕一( 4 期)
学年幹事
原 聡( 4 期)竹中 俊彦( 5 期)
尾鼻 康朗( 6 期)船井 貞往( 6 期)
石川 泰章( 7 期)和田 正彦( 7 期)
岸谷 譲( 8 期)高井 博之( 8 期)
梅川 徹( 9 期)貴島 浩二( 9 期)
岩永 賢司(11期)唐﨑 専也(11期)
石丸英三郎(12期)上野 貢生(12期)
杉原 功一(13期)西田 尚司(13期)
西坂 文章(15期)兪 炳碩(16期)
吉川 構(16期)林 義之(17期)
南 康範(18期)阪本 光(19期)
小川 力(20期)白 亮(21期)
長井 博一(21期)里井 俊平(22期)
原 秀憲(22期)杉本 公一(23期)
林 江美(23期)頭司 敏史(24期)
三木 良久(24期)田村 純(25期)
湯上晋太郎(26期)文田 壮一(27期)
前川 昌平(27期)今岡 のり(28期)
― 67 ―
重吉 康史(解剖学)
稲瀨 正彦(生理学)
(近畿大学
梶 博史(再生機能医学)
医学部
宗像 浩(生化学)
主任教授)
髙橋 英夫(薬理学)
伊藤 彰彦(病理学)
義江 修(細菌学)
奥村 二郎(環境医学・行動科学)
伊木 雅之(公衆衛生学)
宮澤 正顯(免疫学)
巽 信二(法医学)
西尾 和人(ゲノム生物学)
宮崎 俊一(循環器内科)
池上 博司(内分泌 ・ 代謝 ・ 糖尿病内科)
松村 到(血液・膠原病内科)
楠 進(神経内科)
中川 和彦(腫瘍内科)
東田 有智(呼吸器 ・ アレルギー内科)
有馬 秀二(腎臓内科)
白川 治(精神神経科)
竹村 司(小児科)
奥野 清隆(外科)
竹山 宜典(外科)
佐賀 俊彦(心臓血管外科)
加藤 天美(脳神経外科)
赤木 將男(整形外科)
川田 暁(皮膚科)
磯貝 典孝(形成外科)
植村 天受(泌尿器科)
下村 嘉一(眼科)
土井 勝美(耳鼻咽喉科)
西村 恭昌(放射線腫瘍学)
村上 卓道(放射線診断学)
中尾 慎一(麻酔科)
福田 寛二(リハビリテーション医学)
平出 敦(救急医学)
訃 報
平成24年 5 月に
1 期生 田中知子 先生
平成24年 5 月に
6 期生 佐藤清貴 先生
が御逝去されました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
校 歌
作詞 世耕 弘一
作曲
樋口
昌道
近 大 節
世界の平和祈りつつ文化の鐘を高鳴らす
大学近畿の学生さんは
大阪街なら大学は近畿
此処は浪花か大阪街か
若き学徒を讃えずや
近畿
近畿
度胸一つの男伊達
一、金剛山はほのぼのと明けて生駒も目ざめたり
近畿
近畿大学
おお近畿
度胸一つで長瀬の街を
理想の光相追いて真実一路あこがれの
ぼろは俺いらの旗印
紋付袴は近大の育ち
歩いて行きます紋付袴
若き学徒に誇りあり
近畿
近畿
ぼろはまとえど心は錦
二、開けゆく代のさきがけと進む行く手に栄えあれ
近畿
近畿大学
おお近畿
作詞・作曲
近畿大学応援団OG・OB会
どんなものにも恐れはせぬぞ
可愛いあの娘にゃかなやせぬ
どんなものにも恐れはせぬが
互に誓い競い立ち真理に愛に魂結ぶ
可愛いあの娘は何時でもすてる
三、外国までも響けよと高き文化の足音を
若き学徒にほまれあれ
近畿
近畿
母校の為なら生命までも
大学近畿のその名は残る
大学近畿のその名は残る
生命すててもその名は残る
近畿
近畿大学
おお近畿
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発行日 平成24年 6 月 1 日
近畿大学医学部同窓会会報 第11号
発 行 近畿大学医学部同窓会
発行責任者 会長 米井 潔
近畿大学医学部学務課 気付
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Fax: 072- 366- 2106 編 集 近畿大学医学部
同窓会会報編集委員会
事 務 局 近畿大学医学部学務課
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近畿大学医学部学務課気付
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