OSUGA MACHINE NEWS VOL.3 ’045月号 : ①中国蘇州新工場順調に稼動中。6月北京の展示会に出展。 特集 : ②鉄系パイプをチップレス(スピンカッター)で切る!! 特集1.中国蘇州新工場順調に稼動中。6月北京の展示会に出展!! 昨年10月に竣工いたしました中国蘇州の工場の方が順調に稼動しています。既にこれまでにCNCパイプベンダーは 10型クラスを15台、15及び20型を10台、また端末加工機を20台ほど製造しました。この他にもLWC自動切断機 面取り機、スピンカッター、手曲げベンダー、手動メタルソー切断機など総計60台ほどの機械を製造出荷致しました。 正直に言いますと、製造開始当初は予想外のいろいろな問題が出まして大変苦労しましたが、技術も少しずつアップ してきまして、標準的な機械に関してはやっと安定した機械を造ることができるようになりました。これもお客様をはじめ、 協力していただいた皆様のおかげと従業員一同大変感謝しております。今後益々技術力アップに努めて皆様のご期待 に応えられる様精進してまいりますので、よろしくお願い致します。上海周辺にお越しの際は(上海中心から車ですと約1 時間半、浦東空港から2時間ちょっとの距離ですので)是非お立ち寄りください。 そしてこの6月には北京で行なわれる機械展示会《CIMTOF2004》に出展いたします。この展示会は日本で行なわ れている日本国際工作機械見本市(通称 JIMTOF)の中国版で、大変大規模な機械展です。(6/22~26北京国際展 示場)北京は言わずと知れた中国の首都で、最近日本からもトヨタ自動車さんの関係で日本企業の進出が相次でいる、 天津からも比較的近い位置にあります。進境著しい中国の機械工業の現状を知るには大変良い機会かと存じますので 是非見学いただけますようご案内いたします。 当社ブースは中国人スタッフが中心になりますが、営業担当の副総経理 住吉が常駐しますので、ご来場を心よりお 待ちしております。 雄華機械(蘇州)有限公司 〒21651 江蘇省蘇州市高新区滸墅開分区大新科技園18号 TEL:日本からの時は 86-512-66729668、66729661 FAX: 86-512-66729660 特集2.鉄系パイプをチップレス(スピンカッタ-)で切る!! 最近当社が取り組んでいるテーマのひとつに『SUSを含む鉄系パイプをチップレスカット(スピンカッタ-)で切る』と いうものがあります。スピンカッタ-方式すなわち丸ナイフによるローターリーカット(パイプの回りをカッターが回転しなが ら、徐々にナイフを押込んで切断する方式で、切粉が出ないという利点がある)という技術自体は特に目新しいものでは なく、かなり前から非鉄パイプの切断には利用されています。ところが鉄系のパイプには案外利用されていないというの が、現状です。切断面のロールイン(内径へのカエリ)がある、カッター刃(丸ナイフ)の寿命が短い、といった点が欠点とし て考えられていたためで、切粉が出ないという点には魅力を感じつつも、従来どおりの(ほとんどが、自動盤式のバイトで 切断する方式)切断方法で切断されてきたようです。 ところが昨今、切断後の後処理が問題になり、切粉が出ないという点が見直されてきまして、再び脚光を浴びてきまし た。オスガーマシンでは、このようなお客様の声にお答えして、鉄パイプ用に細かい点を改良して全自動の機械を開発い たしました。切断面の改善に取り組むとともにやはり、切断面のロールイン(パイプ内面へのカエリの発生)を『0』にする ことは困難なので、切断後に内面の面取りを全自動で行なうように致しました。面取りをするのならば従来と同じではな いか、とおっしゃるかもしれませんが、切断では切粉は発生しないので、その切粉の量は格段に少なく、切粉の除去もエ アーブローのみで充分です。既に大手自動車部品メーカーでも使用されており、これからもっと普及するものと期待され ています。 切断部(丸ナイフ 1 枚と反対側は受けローラー) 面取り装置部 材料(直管)供給部 切断&面取り後のサンプル(φ8×t0.8 STKM11A 鉄パイプ) 発行:㈱オスガーマシン〒448-0044 愛知県刈谷市池田町4-501 TEL:0566-21-8911 FAX:0566-21-8913 ホームページ:http//www.osuga-machine.com E-メール: osuga@osuga-machine.com
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