ITベンチマーキングSIG 活動のご紹介

PMシンポジウム 2008
Project Management Symposium Japan 2008
日本プロジェクトマネジメント協会
PMAJ
ITベンチマーキングSIG
活動のご紹介
ITベンチマーキングSIGは、IT分野を中心とする幅広い分野のメンバーが、実質的な研究活動を行っているSIGです。
活動の趣旨を、『IT分野に関わりのある企業・組織に共通なPMに関わる問題・課題をとりあげて、広く社会に提言し解
決して、IT産業の発展とPMの向上に貢献する。』としています。この趣旨に賛同するメンバーが集まって、IT分野の課題
解決のために、テーマ毎にWGで研究活動を行っています。
研究活動のテーマは、プロジェクトの失敗を防ぐこと、プロジェクトのパーフォーマンスを向上させること、コミュニケーション
やモチベーションに関するものなど様々で、“PMの仕組み”、“PM技術”、“PM人材育成・活用”のジャンルに分類され
ます。具体的なテーマとしては、「RFPベンチマーク」、「PMナレッジ」、「ヒューマン・コミュニケーションプロトコル」、「リスクマ
ネジメント」、「ITプロジェクト・マネジャーの成功条件」、「TPS(トヨタ生産方式)に学ぶPM」、「パートナー満足と人材活
用」、「メンバーを元気にするPM行動、ダメにするPM行動」があります。
研究の成果は、『研究成果の出版物』やジャーナルにまとめてPMAJの会員や会員の母体組織にフィードバックすると
共に、国内および海外のPM大会での発表や『研究成果のセミナー』の実施を通して広く世の中に普及を図っています。
●研究成果の出版物
 『RFPベンチマーク報告書 -ITシステム構築に関するRFPの実態と改善提案-』
 『SEのための ヒューマン・コミュニケーシヨン技術とコミュニケーション・プロトコル』 『参考資料集』
 『ITプロジェクト 実践リスクマネジメント・ガイドブック』
●研究成果のセミナー(PMAJ IT-SIG特別講座) 【2008年度開催分】
◆ 『SIプロジェクトの実践リスクマネジメント』
◆ 『PM技術とヒューマン・コミュニケーション』
2008年7月24日(済) 2009年1月16日(金)
2008年10月16日(木)・17日(金)(2日間コース)(募集中)
*研究活動中のWGのご紹介*
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リスクマネジント WG
【メンバー募集中】
ITプロジェクト・マネジャーの成功条件 WG
【メンバー募集中】
TPS(トヨタ生産方式)に学ぶPM WG
【メンバー募集中】
メンバーを元気にするPM行動、ダメにするPM行動 WG(MM4タスク)【メンバー募集中】
リスクマネジメント WG
ITプロジェクト、中でもソリューションプロジェクト/SIプロジェクトにおいて、成否の鍵そのものでありながら的確な実行が
必ずしも行えていない"リスクマネジメント"について当WGでは、実際の場で少しでも役立つようにポイントをわかりやすく整
理することを目指して2004年の秋から活動を進めて来ました。幸いその成果を2007年8月に『ITプロジェクト 実践リス
クマネジメント・ガイドブック』として発行することができ、現在その活用普及にあたっているところです(具体的な例を多数盛
り込んであるところがアピールポイントです)。
ガイドブックは下記でお申し込みいただけます。
- PMAJホームページ :http://www.pmaj.or.jp/
→ナレッジセンター →図書・出版案内 →当ガイドブック案内欄
または、TEL:03-3539-3022(PMAJ事務局)
- 頒布価格:PMAJ会員2000円、非会員3000円
また当ガイドブックをベースとしたIT-SIG特別講座「SIプロジェクトの実践リスクマネジメント」セミナー(1日コース)は年
2回開催しており、次回は来年1月16日(金)を予定しています(2ケ月ぐらい前よりPMAJホームページにて案内予定で
す)。
【連絡・問い合わせ先】 新日鉄ソリューションズ株式会社
浅田 誠 asada.makoto@ns-sol.co.jp
IT プロジェクト・マネジャーの成功条件 WG
当WGは、日本における IT プロジェクト・マネジャーの成功条件をまとめるために、2006年11月より活動しています。
これまで「組織のマネジメント風土」の比較、「PM コンピテンシー面から成功条件を探る」などの議論した結果を踏まえ、
2007年4月にはアンケート調査(プロジェクト・マネジャー、プロジェクト・リーダー、上位管理者)を実施しました。アンケー
ト調査分析結果から成功するプロジェクト・マネジャー像を探ったところ、プロジェクトの成功要因としては「人間関係のスキ
ル」(1 位:55%、2 位:31%)が最も重要であったと支持されていた。この中間結果を8月末の「PM シンポ 2007」にて発表し
ました。
現在、追加のヒヤリング調査を行い、PMコンピテンシー構造(知識、実践力、行動特性)を踏まえたPMプロフェッショナ
ル強化のポイントをまとめる作業を行っています。
活動メンバーは大手 SI ベンダー、IT ベンダー、外資系ソフト会社、コンサルタント、学生の 8 名から構成されています。
興味をお持ちの方の参加を歓迎いたします。
【連絡・問い合わせ先】 株式会社ピーエム・アラインメント 佐藤 義男 yoshio.satoh@pmalignment.com
TPS(トヨタ生産方式)に学ぶPM WG
トヨタ生産方式(以下、TPS)では、定常業務である生産ラインにおいて、個々の作業者が積極的に自ら問題を発見し
解決する"カイゼン"が組織として永続的に繰り返されています。
一方、IT プロジェクトでは、新技術のライフサイクルの速さや各案件における期間の短さに代表される環境変化などもあ
り、問題を発見し解決するプロセスが、必ずしも全てのプロジェクトでうまく機能しているわけではありません。
そこで、本WGでは、まず、IT現場での成功例とTPSの人間系スキルを研究しました。
次に、TPS の現場で実施されている「なぜなぜ5回」をITプロジェクト内での対策と組織に対して支援を求めるストーリー
を見える化してきました。
今後は、IT プロジェクトにおける課題を選定し、その課題に「なぜなぜ5回」などの TPS のツールや人間系スキルをどのよ
うに適用して解決していくかを研究していきます。そして、プロジェクトマネジャー、チームメンバーおよびステークホルダーが価
値を共有して、幸せになるための提言をまとめていきます。興味をお持ちの方の参加をお待ちしています。
【連絡・問い合わせ先】 株式会社 FFC 小原 由紀夫 y-kohara@ffc.co.jp
PS 研究会の紹介と「MM4 タスク」
*PS 研究会の紹介*
人的資源を消費するプロジェクトの成果を「予算や納期」だけで評価すると、人的資源に負荷がかかり、その結果として
IT 業界を新3K に陥れているのではないでしょうか。企業評価の重要な要素として従業員満足(ES)があります。
PS(Partner Satisfaction)は、そのプロジェクト版に相当します。
PS 研究会は、幅広い研究活動を行っており、その活動の一環としてプロジェクトマネジメントの観点から実践的な活動
を行う FST(Field Study Team)の一つを IT ベンチマーキング SIG と連携して活動しております。
*MM4 タスク*
このタスクは、「賑やかなボトムアップアプローチ」や「異文化の規範的なトップダウンアプローチ」とは一線を画し、責任ある
実務として、人間側面からプロジェクトを継続的に進めるためのタスクです。07 年度は人間則面から有効な対策を多くの
事例から収集し体系化を行いました。08 年度は、日科技連の PS 調査を導入・実施し、その計測結果からプロジェクトや
チームの実態を尺度化して対策の選択を行う、非常に斬新なモデル化を進めております。
【募集】 プロジェクト運営の要の立場にあり、知的好奇心のある方。 人数は若干名
【連絡・問い合わせ先】 富士通株式会社 松田 浩一 k.matsuda@jp.fujitsu.com
(MM4 リーダー)
●WG への参加申し込みについて
活動に関心をもたれる方は、是非ご参加ください!
お申し込みは、WGのリーダーの【連絡・問い合わせ先】までお願いいたします。
【PMAJ ITベンチマーキングSIG】 http://www.pmaj.or.jp/activity/sig/itbm/
【SIGに関するお問い合わせ】 富士通株式会社 久保野邦子 kubono.kuniko@jp.fujitsu.com
PMシンポジウム 2008
PMAJ IT ベンチマーキング SIG
Project Management Symposium Japan 2008