No.2 平成19年3月15日 発行: JAがお薦めする 農業機械リース助成のご紹介 新規に農業機械の購入をお考えの担い手の方はいませんか? JAがお勧めする、助成を伴う各種リースをご紹介します。 1.リースとは? 借受者(農業者)が希望する物品(農業機械)をリース会社が借受者に代わりJAから 購入して借受者に賃貸(リース)するものです。 2.リースと購入を比較してみましょう リース 項 目 機種の選定 借受者(農業者) 所有権 リース会社 担保 不要(保証人が必要になる場 合がある) 中途解除 不可能 保守点検 借受者(農業者) 減価償却計算・納税 リース会社 費用計上 リース料全額 契約終了後の取扱 返還または再リース 購 入 買主(農業者) 買主(農業者) 融資の場合は担保が必要 − 買主(農業者) 買主(農業者) 減価償却費、保険料、金利 軽自動車税(固定資産税) − 3.リース活用のメリットとは? ◎ 初期投資額の軽減・・・・タイミングを逃すことなく必要な農機等が導入できます。 ◎ 資金調達の多様化(借入枠の温存) ・・・無担保融資と同等の効果があります。 ◎ 全額損金処理可能・・・・リース料は全額費用で計上できます。 ◎ 事務処理の軽減・・・・・減価償却費計算、納税、保険手続事務が不要になります。 ◎ 補助リース事業の活用・・国、全農によるリースに対する助成が利用できます。 4.農業機械リース助成はこれだ! 国の『担い手経営展開支援リー JA全農の『農機・園芸施設リース導入支 事業名 ス事業(認定農業者支援型) 』 援対策』 事業内容 対象者 農機等をリースで導入する際 に、リース料の一部を国が助成 するもの 認定農業者 農機・園芸施設のリースで導入する際に、 JA全農がリース料総額の5%を助成する もの ○「経営所得安定対策」対象者(経営面積 4ha 以上 の認定農業者、20ha 以上の特定農業団体 特例あり) 1 事業名 国の『担い手経営展開支援リー JA全農の『農機・園芸施設リース導入支 ス事業(認定農業者支援型) 』 援対策』 対象者 (続き) ○上記以外の園芸・果樹・畜産等含む認定農業者 ○JAグループとして次に認めるもの ・将来、認定農業者として育成すべき大規模農業者 ・現在、認定農業者ではないが担い手として対応すべ き農業生産法人 ・統一生産基準により共同販売・購買を行っている 生産部会、共販組織、共同作業組織 対象物件 助成内容 認定農業者として認可を受けた トラクター、トラクター用作業機、 業務に必要とするもの 乗用田植機、コンバイン、乗用管理機、 スピードスプレイヤ− リース料(税込)に一定の助成率 リース料総額(税込)に5%をかけた額を初 をかけた額を国が助成する。 年度にJA全農が助成する。 助成率;10.2%(H18、5年リース) ※助成率は申請件数、プライムレート 等の要因で年次変動します。 助成方法 JA全農からリース会社へ交付 JA全農からJAを経由して借受者に直接 される。 支出される。 ※手続き・内容等については、JAへご相談ください。 5.手続きの流れ 担い手経営展開支援リース事業 農機・園芸施設リース導入支援対策 国 リース助成金 事業費一括交付 地域担い手育 リース料助成申請 全 農 の支出 成総合支援協 市町村 J A 全 農 リース料金の支払 リース契約 助成申請書の提出 リース契約 認定農業者等 導入農機検討 助成申請 書の提 出 リース料助成申込 J A 認定農業者等 リース助 成金の 支出 議会 (審議) リース会社 リース会社 支出時期;4 月∼8 月に供給→8 月末までに申請 リース助成金の支払 リース料金の支払 10 月末までに助成金支出 申請期間;毎年 7 月中旬までに市町村から全農 9 月∼1 月に供給→1 月末までに申請 理事長に提出予定。 (18 年は 7/20) 3 月末までに助成金支出 助成時期;毎年 10 月(もしくは 4 月)に全農か 2 月∼3 月に供給→3 月末までに申請 4 月末までに助成金支出 らリース会社に交付される。 ※19 年の申請期間、助成時期の詳細は未定 2 リースおよび購入の支出シミュレーション 次の物件の支出シミュレーションで比較してみましょう! ★コンバイン 4,200,000 円(税込) 法定耐用年数 5 年の場合 (1) リースの場合 項目 1 年目 2∼5 年目(単年) 合計 972,720 円 972,720 円 4,863,600 円 担い手経営展開支援リース事業 △99,217 円 △99,217 円 △496,087 円 農機・施設リース導入支援対策 △243,180 円 − △243,180 円 630,323 円 873,503 円 4,124,333 円 通常リース料 支払総額 注1) 担い手経営展開支援リース事業助成率は平成 18 年度実績助成率(10.2%)とした。 但し、助成率は、受付終了後、申請総額が国の予算枠を超えた場合、縮減(見直しによる減額) の可能性がある。なお、リース適否については、市町村・県の担い手支援協議会の審査が前提 (2) 購入の場合(農業近代化資金 《金利 1.45%》利用) 項目 年返済額(a) 購入代金(税込み) 840,000 円 4,200,000 円 31,320 円 156,600 円 1,600 円 8,000 円 10,000 円 50,000 円 882,920 円 4,414,600 円 金利 軽自動車税(1,600 円/年) 保険料 (25 円/万円) 支払総額 合計[=(a)×5 年] 注1)コンバイン等の走行車両については小型特殊自動車登録を行うことにより、固定資産税は免除さ れる。 詳しい手続き・内容等については、JAにご相談ください (全農新潟県本部 担い手支援部担い手支援課・生産資材部農業機械課) この記事に関すること、その他、JAグループの営農経済事業への要望・問い 合わせ等につきましては、最寄りのJA・全農にいがた担い手支援部までお願い します。 【連絡先】 全農にいがた 担い手支援部 [担当:小林、小柳] TEL 0252321550(土・日・祝日を除く 8:30∼17:00) FAX 0252321555 電子メール ninaite@nt.zennoh.or.jp 3
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