2015年2月16日 「ロングライフデザイン」を考え伝えるデザインの拠点が富山に D&DEPARTMENT TOYAMA 2015年3月14日オープン 息 の 長 いその 土 地らしいデ ザイン = ロングライフデ ザイン を 発 掘 、紹 介 するD & D E PA R T M E N T (ディアンドデパートメント)の富山店が2015年3月14日、富山県民会館1階(富山県富山市)にオープンします。 2013年10月、富山県の協力のもと、 トラベルガイドブック 『d design travel 富山』 を発行し、 デザインの視点で富山県 らしさや個性を見直すこの本を作成したことで、富山の豊かな土地の魅力を発見し、紹介しました。 その後、県内に出店 を求める声を多数受たことがきっかけとなり、富山県民会館のリニューアルに合わせた喫茶部門の公募に応募、2015 年春の開業に合わせて 「D&DEPARTMENT TOYAMA」 をオープンすることが決定しました。2014年夏には、県民参 加型のワークショップ 「富山のロングライフデザインを考える」 を富山市と高岡市で開催し、参加者による推薦商品のプ レゼンテーションを受け、集まった情報をもとに、実際に生産者の工房を訪ね、取扱い商品の選定を行ってきました。 「D&DEPARTMENT TOYAMA」 では、約77坪のスペース内にカフェ (約36坪) とショップ(約41坪) を展開します。 「D&DEPARTMENT DINING」 では地元周辺で採れる旬の野菜や魚を使い、化学調味料や保存料を一切排除した 体に優しい洋食メニューを提供。68席の客席に加え、春には松川に面したガーデン席もオープンし、 ゆったりと寛げる カフェスペースとなります。地元の焙煎家をリレー形式で紹介したり、酒蔵を招いての利き酒の会を定期開催するなど、 さまざまなイベントを開催し、食を通して新たな交流をつくります。 併設するショップスペースでは、地域に昔から伝わる伝統工芸品や地場産業を積極的に開拓し、富山県のロングライ フデザインとして紹介。 その他にも日本および世界のロングライフデザインから厳選した生活用品や業務用製品、 ファッ ションアイテム、食品や書籍なども含め、約1,000アイテムを取り揃えます。 また 「富山県酒造組合」 による県内の蔵元の 酒が一堂に揃う酒類販売のコーナーや、 「 富山ガラス工房」 の作品を紹介するコーナー、 「 富山県総合デザインセン ター」 の常設ブースも設置します。観光情報コーナーでは県内のデザイントラベルスポットを選定、 「富山県刊行物セン ター」 を兼ね、富山にゆかりのある書籍も紹介していきます。 ギャラリーでは富山のデザインやものづくりを伝えるスペー スとして、 トークイベントやワークショップなども連動しながら、 ジャンルを超えて若い世代が交流する仕掛けづくりをす るとともに、富山のものづくり思想を全国に発信する拠点となるよう目指していきます。 D&DEPARTMENTはデザイナー、 ナガオカケンメイが主宰するプロジェクトで2000年東京奥沢に1号店、2002年に 大阪南堀江に2号店をオープンしました。 これに続き、 リアルな売場を持ちながら、 その土地に根ざしたデザイン活動を 広めるべく47都道府県に1箇所づつ、現地のパートナーとともに拠点をつくる計画を開始。富山店は北海道、静岡、鹿 児島、沖縄、 山梨、韓国、福岡、京都に次ぐ11店舗目となります。 ̶ 本件に関するお問い合わせ ̶ D&DEPARTMENT PROJECT 広報 清水 tel.03-6427-3401 fax.03-3797-1721 pr@d-department.jp D&DEPARTMENT PEOJECTは 2003年度グッドデザイン賞 審査委員長特別賞を ショップとしては日本ではじめて 販売の新しい仕組みとして受賞しました。 OPENING EVENT オープニングとなる第1回目のギャラリー企画は、富山県で生まれ育ち、富山県を活動の拠点としているグラフィック デザイナー宮田裕美詠による展示会。「デザイン」とは「考え方」。日々の暮らしをつくるもの、と話す宮田が、今回 は「どう暮らすか」の視点から表現する「デザインについて」のポスターやグラフィックアートを紹介します。 「宮田裕美詠の、 デザインについて。」 3月15日(日)∼5月10日(日) 入場無料 宮田裕美詠(みやたゆみよ)グラフィックデザイナー 富山生まれ・育ち・在住。デザイン事務所クロスを経て、2002年よりフリーラン ス。主な仕事に、つりや、SAYS FARM、千代鶴、koffe、MATILDE、とやマル シェ、富山ガラス工房のシンボルマークとロゴタイプ。五郎丸屋「T五」、河内屋 「SUSHIKAMA CUBE」、テイカ製薬「howatt」のパッケージ。共著に、「一つ と三つの書物」(リムアート)。主な展覧会に、「2013 JAGDA新人賞展」(日本 グラフィックデザイナー協会)、「TAKEO PAPER SHOW 2014 『SUBTLE』」 (竹尾)、「8人の女たち」(クリエイションギャラリーG8/2015年)など。 発電所美術館企画展出品作品 「Relation ship with something there」 宮田裕美詠 SELECT ITEM 富山店で取り扱うロングライフデザインとしてセレクトされた商品の一例です。 ロングライフ歴 = 製造されてから2015年現在、何年目になるかを示した数字です。 大野屋/高岡ラムネ ¥500 ロングライフ歴 3年 くによし/りんごジュース ¥230∼ ロングライフ歴 10年 FUTAGAMI/箸置き ¥2,880∼ ロングライフ歴 5年 坂田裕昭 作/ななこ文様(ガラス)¥3,500∼ ロングライフ歴 6年 dオリジナル/靴箱 ¥750∼ dオリジナル/d art frame ¥3,620∼ ※商品は全て参考価格です。実際の販売価格は変更される場合があります。 越中三助焼窯元 谷口均/¥1,500∼ ロングライフ歴 146年 桂樹舎/八尾和紙小物 ¥1,500∼ ロングライフ歴 55年 dオリジナル/BAG FROM LIFESTOCK ¥2,800∼ FLOOR GUIDE ENT ▽ ギャラリー 観光情報 富山県酒造組合 スタッフルーム SHOP 富山セレクト CAFE キッチン 富山ガラス工房 富山県総合デザインセンター 本 定番アイテム ユーズド △ ENT ● D & D E PA R T M E N T D I N I N G T OYA M A 10:00 ∼19:00(ラストオーダー フード18:00 ドリンク18:30)席数68席 全席禁煙 地元富山の旬の素材を使った洋食を中心に、おいしく、体にやさしいバランスのとれた食事で体の中からくつろぐカフェスペース。富山のクラフトビールや日本酒が楽しめ、 焙煎家をリレー形式で紹介するコーヒーなど、 ドリンクも充実。店内はカリモクのソファーをゆったりと配置し、春から夏には松川に面したガーデン席もオープン。富山の気 持ちよい美しい自然を体感できるスペースになる。食の生産者を招いての勉強会や試飲会を定期的に開催し、食を通して新たな交流を生み出す活動を行っていく。 主なメニュー:d&ドライカレー(¥1,000)、d&オムライス(¥1,000)、フレンチトースト(¥800∼)、 「koffe(コッフェ)」のコーヒー(¥450)、 「城端(ジョウハナ)麦酒 はかまエ ール」(¥800) ※価格は予価、変更になる場合があります。 ● 富山セレクト 富 山の歴 史と文 化の中で 育まれてきた伝 統 工 芸 品 、地 場 産 業 、特 産 品などの中から、若い世 代の普 通の生 活に取り入 れることができる生 活 道 具 や ギフトアイテムを中心にセレクトし、紹 介する。 ●ロングライフデザインセレクト( 定 番 ) 流 行に左 右されることなく、作られ 使い続けられているロングライフ商 品を日本および世 界からセレクト。ホテルの仕 様 品 、工 場や学 校の備 品など、一 般のショップでは入 手 困 難なプロ仕 様の業 務 用製 品も扱う。 ●デザインリサイクル(ユーズド) 普 遍 的なデザインの生 活 道 具やテーブルウェアのユーズドアイテム。独 特のカッティングが 施されたガラス食 器や収 納ボックスになりそうな箱など、創 造力を湧かせて自分 流のアレンジを楽しんで欲しい。 ● 観 光 情 報 / 富山県 刊 行 物センター / 本 富 山 県のデザイントラベルスポットを選 定し紹 介する。 「 富 山 県 刊 行 物センター 」を内包し県が 発 行する刊 行 物の一 部を販 売する。日本 海を中心に描 いた人 気の逆さ地 図の販 売も。その他 、富山にゆかりのある一 般 書 籍に加え、ロングライフデザインや長く続くものづくりに関する書 籍なども揃える。 ●ギャラリー 富 山のデザインやものづくりを伝えるギャラリースペース。展 示 や販 売 企 画の他に、長く続いているロングライフな「こと」や「もの」から学ぶ勉 強 会も 定 期 開 催する。 ● 富山県 酒 造 組 合による酒のコーナー 県 内の蔵 元の酒 、約 5 0 種 が 一 堂に揃う。月替わりで 酒 造 家を招いての角打ちイベントや利き酒の会などを開 催し、富 山の酒の魅力を若い世 代に伝 えていく。 ● 富山県 総 合デザインセンター 富 山の商 品の開 発を支 援 、応 援する県 立の機 関で、デザインセンターとして全 国 的にも先 駆 的な存 在 。その取り組みやそこから生まれた商 品を展 示 販 売するコーナーを常 設で設 置 。 ● 富山ガラス工 房 ガラス工 芸を担う人 材の育 成および自立の支 援を行い富 山のガラス工 芸 産 業の振 興を行う富 山 市 立の施 設 。所 属 作 家の作 品 や活 動を紹 介するコ ーナーを常 設で設 置 。 SHOP DATA 富山店 名称 D&DEPARTMENT TOYAMA 所在地 〒930-0006 富山県富山市新総曲輪4-18 富山県民会館1F 電話 076-471-7791 (3月12日以降) 営業時間 10:00∼19:00 無休 面積 ショップ 135.08㎡ (約41坪) カフェ 118.49㎡ (約36坪) 駐車場 有り(富山県民会館:有料) 運営 ディアンドデパートメント株式会社 URL http://www.d-department.com ショップ外観イメージパース カフェメニュー例 (d&ドライカレー) ショップ内観イメージ (福岡店) ̶ 直営店 ̶ 東京店 名称 D&DEPARTMENT TOKYO 所在地 〒158-0083 東京都世田谷区奥沢8-3-2 電話 03-5752-0120 大阪店 名称 D&DEPARTMENT OSAKA 所在地 〒550-0015 大阪府大阪市西区南堀江2-9-14 電話 06-4391-2090 福岡店 名称 D&DEPARTMENT FUKUOKA 所在地 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1-28-8 2F 電話 092-432-3342 ̶ パートナー店 ̶ 札幌店 名称 所在地 電話 運営 D&DEPARTMENT HOKKAIDO by 3KG 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西17丁目1-7 011-303-3333 有限会社3KG(スリーケイジー) 山梨店 名称 所在地 電話 運営 D&DEPARTMENT YAMANASHI by Sannichi-YBS 〒400-8505 山梨県甲府市北口2-6-10 山日YBS本社2F 055-225-5222 山梨日日新聞社・山梨放送グループ (株式会社山梨文化会館) 静岡店 名称 所在地 電話 運営 D&DEPARTMENT SHIZUOKA by TAITA 〒422-8034 静岡県静岡市駿河区高松1-24-10 054-238-6678 タイタコーポレイション株式会社 京都店 名称 D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 所在地 〒600-8084 京都府京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町397 本山佛光寺内 電話 ショップ 075-343-3217 カフェ 075-343-3215 運営 株式会社瓜生サービス 鹿児島店 名称 所在地 電話 運営 D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA 〒892-0826 鹿児島県鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ4F 099-248-7804 株式会社丸屋本社 沖縄店 名称 所在地 電話 運営 D&DEPARTMENT OKINAWA by OKINAWA STANDARD 〒901-2201 沖縄県宜野湾市新城2-39-8 2F 098-894-2112 株式会社ミックス 韓国店 名称 所在地 電話 運営 D&DEPARTMENT SEOUL by MILLIMETER MILLIGRAM 240,Itaewon-ro, Yongsan-gu, Seoul 140-892 +82-2-795-1520 MILLIMETER MILLIGRAM INC. COMPANY PROFILE 名称 ディアンドデパートメント株式会社 所在地 東京都世田谷区奥沢8-3-2 〒158-0083 tel.03-5752-0097 fax.03-5758-3755 代表 代表取締役社長 相馬夕輝 設立 1997年5月26日 資本金 1200万円 事業内容 - デザイン生活用品の商品企画、製造、卸、および販売 - レストラン事業、無農薬野菜などの生産 - ブランド構築およびコンサルティング - グラフィックデザイン制作 - WEBサイト企画・デザイン・制作 - 書籍雑誌編集および出版 - 地域観光資源発掘およびコンサルティング 沿革 1997年5月、文京区本郷にクリエイティブエージェンシー「ドローイング ア ンド マニュアル」を設立。企業のブランディング、デザインを中心とした視 点 か ら コンサ ル テ ィ ン グ を 行 う 。 映 像 と グ ラ フ ィ ッ ク の 新 し い 可 能 性 を 提 案 する「モーショングラフィックス展」を企画し、3万5千人を動員。世界的に 話 題 と な る 。 こ れまでのデ ザ イ ン ワ ー ク の 集 大 成 と して1 9 9 9 年 7 月 、 デ ザ イ ンとリサイクルを融合した新事業「D&DEPARTMENT PROJECT」を立ち上 げる 。 2003年 デザインと販売の新しい仕組みとして「D&DEPARTMENT PROJECT」がグッドデザイン賞審査委員長特別賞を受賞。 2008年 優れたデザイン活動として「60VISION」がグッドデザイン賞中小企業庁 長官賞を受賞。 DIRECTOR PROFILE ナガオカケンメイ デザイン活動家 すでに世の中に生まれたロングライフデザインから、これからのデザインの 在り方を探る活動のベースとして、47の都道府県にデザインの道の駅 「D&DEPARTMENT」を作り、地域と対話し、「らしさ」の整理、提案、 運用をおこなっている。2009年より旅行文化誌『d design travel』を刊 行。2012年より東京渋谷ヒカリエ8/にて47都道府県の「らしさ」を常設展 示する、日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」を発案、運 営。2013年毎日デザイン賞受賞。京都造形芸術大学教授、武蔵野美術大学客 員教授。 www.nagaokakenmei.com
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