❶ VORT秋葉原（千代田区神田須田町） ❷ VORT代官山（目黒区上目黒）と誕生し、賃料も右肩上がりを続けている。そんな中、オフィ ※ しているのが㈱ボルテックスだ。同社では大阪、名古屋に続き、福岡支店を10月に開設。「不動産投資による収益で、企業財務を強化すべき」と提言する宮沢社長に話を聞いた。再開発が進む東京都心部では、グレードの高い大型ビルが続々（制作／ふくおか経済・営業企画部） ❸ VORT幡ヶ谷（渋谷区幡ヶ谷）「区分所有オフィ ― 初めに、ス」についてお聞かせください。宮沢　中小企業の経営者の方々がオフィスビルを購入しようとすると、予算の都合上、狭い土地の上に立てられたペンシルビルしか購入できない、という例が多々あると思います。そこで、２０００㎡以上の大規模オフィスビルを１フロアごと所有して、他社に貸し出す、もしくは、自社オフィスとして使用 ―居住用の分譲マンションではよくある形ですね。ペンシルれるのです。が、価値は高くなり、高値で売てる場合、敷地面積の大きい方所有オフィス」の提案内容です。て、新たなビルや商業施設を建維持しています。調べ）を大きく下回る１％台を５・５５％（１１月、三鬼商事しましょう、というのが「区分ビルを所有することは、良くな申し上げるのが、「財テクではまた、数十年後にビルを解体しるとすると、後者の方が家賃のル（１区分２億円）が並んでい例えば、隣同士にペンシルビル（１棟２億円）と大規模ビと、空室率の問題です。なってくるのは、不動産の価値数存在します。ここで重要にている貸しビル業者さんは、多を所有して、安定した収入を得一方、中小企業の多くがリーマン・ショック時、景気に左社物件の空室率は、都内平均の膨らみ、高収益を確保できます。ウであり強みです。実際に、当単価が高く、合計の家賃収入も右され、収益を落としたのでは実践できるのが、当社のノウハと、私は考えています。それをすれば、ほとんどが入居に至る件の本質的な価値を賃料に反映なプライジングがされず、空室より人気が高い。一方で、適正件の方が、そもそも小規模物件というのも、グレードの高い物買で、さらに言えば、企業へのの本業はあくまで、不動産の売宮沢　先程申し上げたことを実践しているだけです。私たちまでを一貫して行うのが当社の貸管理、売却である出口戦略に挙げられ、物件購入から、賃規模、二次流動性、安定収支が区分所有オフィスのメリットう心配はおかけいたしません。ニーズがあるので流動性は高く、社には圧倒的な量の潜在顧客を手放す必要に迫られても、当ローが安定します。仮に不動産宮沢　そこもやはり、大規模区分所有であれば修繕積立金かビルの方に優位性があります。ら負担するため、キャッシュフ費は全額自己負担となりますが、また、ビル１棟を所有する場合、外壁や空調機器などの修繕いことなのでしょうか。 ―では、空室率は全ビル共通の問題ではないでしょうか。なく、本業を守るための不動産ないでしょうか。ある製造業のＣＲＥ戦略の提案です。宮沢悪いとは言っていません。現に、多くのペンシルビル投資」という言葉です。お客様は、売上高が約３割落ちになるケースもありますが、物「売却先が見つからない」とい ―本業を守るには、他に目もくれず、本業だけに集中した方らっしゃいました。支店開設は国内の長寿企業を業種別で見て託資産は７件で計１７億円になく、本業を守るための手段です。い足していった結果、現在の委宮沢　不動産投資を本業にすることを勧めているのではなり、経常利益の約７割、約１億日本企業に不動産への知識や考ことが起きないように、多くの相次ぎました。二度とそうした投資ファンドによる企業買収がが良いと思うのですが。そのカバーと、新たに顧客を開みると、１位が酒造業、２位がえ方を変えていって欲しいので込み、１億円あった経常収益は、かつて、日本が不況に陥ったほぼゼロになりました。その後、際、 “ハゲタカ”と揶揄される拓していく意志の表れです。貸しビル業です。他の業種でも、円の実質利益を得ています。内部留保はあるけれども、業界ち込んでコストを削減しても、ちましょう」という内容で、そ保しています。企業の業績が落宮沢　当社の顧客の大半を占長寿企業の多くは本業からの収める中小企業、特に社歴が長く、益に加えて不動産賃料収入を確の損失をカバーする事業を持「本私たちが提案するのは、業が振るわなくなった時に、そ身の“本業”だと自覚し、福岡・な価値を創造する。それが私自う戦略を市場に浸透させ、新ただきます。ません。つまり、貸しビル業は、体をトータルで提案させていたていきたいと考えています。のためには企業のＣＲＥ戦略上、九州の地に足をつけて、根付いす。「区分所有オフィス」といが飽和し、本業が頭打ちになっ企業活動の根幹であるオフィスと考えていらっしゃる経営者の景気に左右されにくい業種なの ―本業の利益を凌駕するぐらいの賃貸収入があれば、経営は〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル9F Tel 03-5337-3155 財務や経営に役立つ事業戦略全方々にも、提案していきたいとです。福岡支店〒810-0001 福岡市中央区天神3-9-25 東晴天神ビル8F Tel 092-738-0830 考えています。その時に、まず安定しますね。宮沢　はい。皆さんに提案する以上、当社も実際に不動産を保有していますが、家賃収入で当社の人件費や固定費がほぼ補える状態となっています。 ―それだけ利益が生まれる事業であれば、御社が貸しビル株式会社ボルテックス「不動産投資など損するだけだ」を出て行く企業は、ほとんどいているような企業です。そして区分所有オフィスの不動産を買 ―具体的にはどのような投資家に提案を。宮沢　開設以前から、福岡をはじめ九州全体にお客様はい ―福岡支店開設を機に、どういった展開を。〝本業を守る〟不動産投資サービスです。企業不動産において「企業価値向上」の観点から経営戦略的視点に立って見直しをおこない、不動産投資の効率性を最大限向上させていこうという考え方（国土交通省ガイドラインより）スビルの「区分所有」による CRE戦略を提案し、急速に成長 ※CRE(Corporate Real Estate)戦略㈱ボルテックス代表取締役社長業に特化するという選択肢はなお問い合わせ㈱ボルテックス ❸ ❷ ❶ 宮沢文彦かったのでしょうか。 http://www.vortex-net.com オフィスを「区分所有」する不動産投資の新たな選択肢ボルテックスではオフィスビル１棟を仕入れ、リニューアル工事を実施。「VORT」ブランドで再販売分譲している