Techno Systems Research Co., Ltd. 株式会社 テクノ・システム・リサーチ お問い合わせ担当; 武花 勇一 (takehana@t-s-r.co.jp) 電話: 03 (3866) 4505 テクノ・システム・リサーチ 『2006-2007 年 携帯電話市場統計』を発表 株式会社テクノ・システム・リサーチ (所在地:東京都千代田区岩本町 3-7-4、代表取締 役:藤田正雄、℡:03-3866-4505)は、国内及び海外の携帯電話市場の市場統計調査、調 査結果を発表しました。 今回の調査によると 2007 年の携帯電話需要は 11 億 1,300 万台(対前年比 113.7%増)となる 見込みです。アフリカやラテンアメリカ、アジアなどの新興国向けの需要が引き続き好調 に推移し、引き続き新興国向けの需要により市場は拡大するものの、新規加入者の飽和に より、伸び率が低下する可能性が高くなっております。【図 1】 方式別携帯電話需要【図 1】 1,600,000 140% 1,400,000 120% 1,200,000 100% 1,000 pcs 1,000,000 80% 800,000 60% 600,000 40% 400,000 Over 3G 200,000 20% 2G 伸び率 0 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 0% CY -1Techno Systems Research Co., Ltd. 2007 年携帯電話メーカーシェア【図 2】 メーカ別では 2006 年後半からモトロー Handset Market Share Trend 2007, CY ラの不調が続いています。2004 年末から発 売された薄型モデル RAZR V3 により大幅 Others 17% な販売量の増加が続いていたものの、後継 機種に恵まれずシェアを大幅に落として Nokia 38% Sony Ericsson 9% いる。 一方、他のトップメーカーでは販売量を 躍進させシェア拡大を図っています。【図 2】 LG 7% M otorola 14% Samsung 15% 国内 方式別携帯電話需要【図 3】 60 50 2G/Cdma 1x 40 EV-DO 30 Super3G/LTE HSUPA 20 HSDPA 10 UM TS 0 百万台 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 日本国内市場では 2G規格である PDC から 3G への移管が完了しはじめ、3.5G 規格であ る HSDPA も 2007 年から急速に拡大しており、 4G を見据えた規格の移行が進んでいます。 【図 3】 一方、ナンバーポータビリティーが開始され、SIM ロック解除や補助金の見直しなど通信 の規制緩和に伴うビジネスモデルの変化が起こり始めています。 -2Techno Systems Research Co., Ltd. Untis: 1,000 pcs 国内ミドルウェア搭載状況【表1】 Linux Symbian Brew Windows others 2006 2007 1st 9,311 4,758 11,747 8,395 16,015 9,273 53 108 12,084 5,285 49,210 27,819 ※データカード除く 国内 ミドルウェア搭載状況【図4】 2007上期 2006 others 23.8% others 18.7% Brew 32.5% Brew 33.3% Windows 0.4% Windows 0.1% Linux 17.1% Linux 18.9% Symbian 24.6% Symbian 30.5% 日本国内市場における携帯電話向けミドルウェアーは、2006 年から 2007 年にかけて、大き なシェアの変動はありませんでした。【表 1】、 【図 4】今後は、携帯電話のハイエンド化や 通信会社によるプラットフォームの統一化などから、NTT DoCoMo や Softbank で、Symbian や Linux の採用が増加することが見込まれています。なお、キャリア別では Docomo では Symbian、Softbank では Brew の搭載が主流となっている。KDDI は Brew のみを採用してい る。 -3Techno Systems Research Co., Ltd. Untis: 1,000 pcs 国内 短距離無線機能 搭載状況【表2】 2006 BT WLAN 赤外線 Felica 2007 1st 9,526 7,393 70 184 43,436 26,674 20,036 18,202 ※データカード除く 国内 フェリカ搭載状況 【図5】 2007上期 2006 非搭載 34% 搭載 41% 非搭載 59% 搭載 66% BT、無線 LAN といった短距離無線機能は、日本国内向けの機種では採用が進んでおりま せん。これに対し、フェリカやモバイル Suica といった携帯電話での決済の機能の搭載率は、 2007 年に大幅に増加しました。 【表 2】 【図 5】今までの決済機能の搭載は、国内のハイエン ド機種での搭載が主だったのに対し、一部のミドルエンド機種に搭載が始まったことが、 搭載率増加の一因とみられます。 このほか、当レポートにおいては、日本国内向け携帯電話端末の長距離無線方式、筐体サ イズ、ディスプレイ、カメラ、各種センサーなどの採用状況を、セットメーカー別・キャ リア別に集計・分析しております。 -4Techno Systems Research Co., Ltd.
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