No.71 - 石狩市民図書館

石狩市民図書館だより No.
71
発行日:平成21年11月1日
発 行:石狩市民図書館(石狩市花川北7-1)
Tel(0133)72-2000 / Fax(0133)739120
E-mail:ishikari-lib@mail.ishikari-lib-unet.ocn.ne.jp
HP:http://www.ishikari-lib-unet.ocn.ne.jp/
新着案内
最近受け入れた資料の一部をご紹介します
オバマの本棚
松本 道弘
著 / 世界文化社(289.3オ)
バラク・オバマ米国大統領のスピーチ、ディベート、著書からひも解く、心
をわしづかみする言葉の力、知識の引出し。英語の達人が、金言50、座右の
書30冊を解読する。
外国人から見たニッポン
岸 周吾 著 / ディスカヴァー・トゥエンティワン(361.5キ)
日本文化って、どんな文化? 日本人の誇りってなに? スケッチブックを
片手に、350人の外国人に突撃インタビュー! 外国人だから見えた日本、日
本人だからこそ見えなかった日本が分かります。
黒澤明という時代
小林 信彦
著 / 文芸春秋(778.2ク)
「世界のクロサワ」の全作品を公開時に観つづけてきた著者が、時代と格闘
してきた映画作家・黒澤明の栄光と挫折、喜びと苦悩を描く。『本の話』連載
に書き下ろしを加えて単行本化。
イスラーム世界の基礎知識 今知りたい94章
ジョン・L.エスポジト 著/原書房(167エ)
ココ・シャネル 時代に挑戦した炎の女
E・ヴァイスマン
著/阪急コミュニケーションズ(289.3シ)
自治体を民間が運営する都市
オリバー・W.ポーター 著/時事通信出版局(318.9ポ)
歴史を変えた!?奇想天外な科学実験ファイル
アレックス・バーザ
著/エクスナレッジ(407バ)
医者と薬に頼らない病気の「本当の治し方」
世古口 裕司
著/現代書林(498.3セ)
鈴木 真二
監修/PHP研究所(687.2ヴ)
東京オリンピック1964
新潮社(780.6ト)
ロストブックス 未刊の世界文学案内
スチュアート・ケリー
著/晶文社(904ケ)
わたしはホロコーストから生まれた
バニース・アイゼンシュタイン 作・画/原書房(936ア)
石窯づくり早わかり
須藤 章 著/創森社(K596.9ス)
黒い牛乳 自然を目指す酪農
宇宙で暮らす道具学
松村 秀一・松本 信二
ヴィンテージ飛行機の世界
監修/雲母書房(538.9ウ)
中洞 正 著/幻冬舎メディアコンサルティング(P641.7ナ)
この他の資料は、館内OPAC(検索用パソコン)や図書館のホームページでご確認ください
わたしのオススメ本
市内の様々な方にオススメ本を紹介していただきます
石狩市民図書館だより No.
71
『フライドチキンの恐竜学・食卓の骨には進化のナゾがつまっている』
(盛口満・著/サイエンス・アイ新書/P488.1モ)
問題です。
第1問:鳥の手に、指は何本ある?
第2問:その○本の指は、人間でいうと、どの指にあたる?
フライドチキン、食べた後に残った骨をよ∼く見たことがありますか? そもそも「鳥
に手?」という人も少なくないのでは。これはもちろん翼のこと。手羽先にはちゃん
と爪があるでしょ? チキンの骨には、1億5000万年前に鳥類が先祖から受け継
いだ特徴が今でも残されています。その一例が指の数と種類なのです。そんな発
見の連続を、軽快な語り口とかわいいイラストでスラスラ読ませてくれます。
ジャングルや南極に行かなくても、化石を発見したりDNA分析をしなくてもいい。
身のまわりの自然にちょっと好奇心を持つだけで“生き物の秘密”に迫ることができ
る――。盛口さんの本からは、いつもそんなことを気づかされます。
冒頭の問題の正解は…チキンを食べて、この本を読んで考えてください。
いしかり砂丘の風資料館学芸員 志賀健司
『学校から見える 子どもの貧困』(藤本 典裕 著/大月書店/373.4ガ)
最近の新聞報道によると、相対的貧困(生活が苦しい、経済的には所得228万円
以下)と言われる人々が、総人口比で15.7%になったそうです。18歳未満でも14.
2%にのぼるそうです。この「貧困」というのは、どのようなものでしょうか?
未来を担う子どもたちの生活の場である学校でも、就学援助の受給者の増加、学
校給食費未納家庭の増加、そして高校における授業料未納者の増加というような形
で「貧困」といわれる事態が現れています。
この本では、「貧困」という事態を解決していくために、学校事務職員という職種をと
おして、学校における子どもの「貧困」の実態に迫り、実態を知ることから解決の糸口
を探るなど、子どもが安心して学校に行けるために、全国で頑張っている人たちの姿
が描かれています。
子どもたちを温かく見守っていくため、「貧困」というものを考えてみませんか?!
特)こども・コムステーション・いしかり 理事 三上 正一
『ようこそ!絵本の世界へ』(国文学編集部 編/学灯社/019.5ヨ)
「絵本の魅力とは何か」から始まり、読み聞かせ相談室Q&A、対象年齢別おすす
め絵本リスト、世界の絵本事情まで、絵本の情報が満載の一冊です。
言葉では語りきれないものを絵が表現し、絵では表現しきれないものを言葉で補う、
まさに言葉と絵の共同作業で語られる絵本は、子どもだけにとどまらず、大人にも人
気です。
いい絵本は、長く読み継がれます。例えば、松谷みよ子さんの「いないいないばあ」
は、一九六七年初版で、三十年以上経った現在も人気の絵本です。皆幼い頃に読
んだ絵本の絵や内容は月日が経っても不思議と覚えているという方もいらっしゃるか
と思います。そんな絵本の持つ魅力の秘密を、本書で探ってみませんか?
読み聞かせに本を選ぶ時にも、是非お役立てください。
石狩市民図書館 小野 愛
図書館からのお知らせ
石狩市民図書館だより No.
71
図書館講座(いしかり市民カレッジ連携講座)
北海道は、なぜミステリー作家の宝庫なのか?
2009年7月に発行された同名書籍の著者を講師にお
招きし、戦前のミステリー草創期を支えた水谷準から戦後、
そして現在第一線で活躍する佐々木譲に至るまで、多くの
人気ミステリー作家の輩出してきたミス
テリー王国・北海道の謎に迫ります。
【日時】 11/15(日) 14:00∼15:00
【定員】 60名(申込不要です)
11月の行事から
3日(火・祝) 13:00∼ 図書館講座
「いしかりの遺跡をまるかじり」
石狩市内の遺跡をいろはを分かりやすく説
明していただきます。
(講師:砂丘の風資料館 石橋孝夫課長)
26日(木)∼12月6日(日) 石井一弘写真展
「小さなロバ−三浦綾子の世界を旅する」
没後10年となる三浦綾子文学の舞台を撮影
した同盟写真集からの展示会です。
※11/29に トークショー&朗読会があります
29日(日) 13:30∼ スペシャルおはなし会
厚田童話を読む会によるおはなし会です♪
【講師】 鷲田 小彌太 氏(札幌大学教授)
井上 美香 氏(鷲田研究所員)
図書特別整理(蔵書点検)の結果をお知らせします
8月30日(日)から9月4日(金)まで、図書館を長
期休館させていただき、あるべき資料がそこにあるかを確
認するための「蔵書点検」を行いました。
右写真のように、ハンディターミナルという機械を片手
に25万冊ある資料のバーコードをひとつひとつ丁寧にな
ぞって点検いたしました。
蔵書点検の結果、今年は、本館227冊、分館20冊、
あわせて247冊の不明本が見つかりました。これは、昨
年と比べて29冊多いことになります。今後とも、ルール
を守って図書館をご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。
石狩市民図書館
順位
人数
1
97
2
予約TOP10(10/28しらべ)
書名
著者名
出版社
分類
告白
湊 かなえ
双葉社
913.6ミ
89
流星の絆
東野 圭吾
講談社
913.6ヒ
3
57
パラドックス13
東野 圭吾
毎日新聞社
913.6ヒ
4
54
1Q84
村上 春樹
新潮社
913.6ム
5
53
ガリレオの苦悩
東野 圭吾
文芸春秋
913.6ヒ
5
53
悼む人
天童 荒太
文芸春秋
913.6テ
7
51
聖女の救済
東野 圭吾
文芸春秋
913.6ヒ
8
47
夜明けの街で
東野 圭吾
角川書店
913.6ヒ
9
37
運命の人 <一>
山崎 豊子
文芸春秋
913.6ヤ1
10
35
夢をかなえるゾウ
水野 敬也
飛鳥新社
913.6ミ
BOOKS1&2
図書館ニュース
石狩市民図書館だより No.
最近の図書館のできごとをお伝えします
71
10月16日(金) 北広島市図書館見学
職員ならびにボランティア研修の一環として、北広島市図書
館を訪れました。同館は、石狩市より2年早く完成、芸術文化
ホール内に併設されており、その特殊性や活発なボランティア
活動で知られる図書館です。当日は、館内を案内していただい
た後、ボランティアの同士の交流会を行い、新たな視点、今後
の課題等、多くのお土産をいただいた1日となりました。
10月24日(土) 「絵で伝えよう!わたしのまちのたからもの絵画展」授賞式
石狩ユネスコ協会が市内小学生を対象に募集した絵画展の授
賞式がこの日、エントランスホールで行われました。
この絵画展は、子どもたちに地域の財産を大切にする気持ち
と、それを未来に引き継いでいく心を育てる機会として毎年開
催しているものです。
当日は「石狩市民図書館長賞」のプレゼンターとして、渡邉
館長が出席しました。
10月25日(日) 第4回図書館長ミニ講演会
ボランティア有志の会が企画する館長ミニ講演会も4回目。
今回は、30人のお客様を前に「道立図書館と市町村の図書館
は何が違う?」をテーマに、1時間半の講演を行いました。
次回のテーマに「館長の普段の仕事を知りたい」「館長の
夢を語ってほしい」という希望が挙がりましたが、どうなるの
でしょうか?(次回は、平成22年2月頃を予定しています)
【11月の開館日
】 ※網掛けが休館日
11月の開館日】
∼館長の小部屋∼
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
10月31日と11月1日、図書館まつりが開催されました。
このイベントは、市民の方々が運営委員会を構成し、半
年以上も前から準備をしてくださったものです。子ども向
けの催しが盛りだくさんの二日間でしたので、普段より
少々騒がしく、読書を愉しんでおられる利用者の方にはご
迷惑をおかけしたことと思いますが、年に一度のことです
のでご容赦いただければと存じます。
図書館まつりが、子どもたちの心に、石狩での楽しい想
い出として残ってくれるよう祈っております。
(石狩市民図書館長 渡邊 斉志)