第30号(2011年12月)

2011.12
vol .
主要日誌
平成23
平成
23年
年9月∼平成23年12月
9月17
17日
日(土) 第3回オープンキャンパス
回オープンキ
9月20
20日
日(火)
成績通知・登録関係
登録関係資料等配布
9月21
21日
日(水)
9月21
21日
日(水) 前学期終了
9月22
22日
日(木) 後学期開
後学期開始、年次別オリエンテーション
9月26日(月)
後学期講義開始
(登録調整期間:9月26日∼10月7日)
9月26日(月)
3年次領域実習(看護学科)
∼2月17日(金)
3年次就職・進路ガイダンス
(国際学群)、
10月 1日(土)
第7回人間健康学部シンポジウム
10月 8日(土) 大学院国際文化研究科入学試験
(10月試験)
10月17日(月)
1年次基礎看護実習 I(看護学科)
∼12月22日(木)
行事予定
定
12月
12
月17
17日
日(土)
平成23
平成
23年
年12月∼平成24年3月
AO入学試験II
AO入学試験
II期
期・推薦入学試験II期・
特別選抜試験(
(国際学群)
12月
12
月21
21日
日(水) 創立記念日、学内合同
学内合同企業説明会
12月
12
月27
27日
日(火)
冬季休業
∼1月10
10日
日(火)
1月11日(水) 後学期講義再開
1月14日(土)
大学入試センター試験
15日(日)
1月16日(月)
専攻申請期間(国際学群)
∼1月27日(金)
1月21日(土) 卒業論文発表会(スポーツ健康学科)
1月28日(土) 卒業研究発表会(経営情報教育学系)
2月 3日(金) 後学期講義終了
10月22日(土)
2年次キャリアアップフェスティバル
(国際学群)
2月 6日(月)
学期末試験期間
期間
∼2月10日(金)
10月26日(水)
インターンシップ報告会
(国際学群)
(スポーツ健康学科)
2月13日(月)
春季休業
∼3月31日(土)
10月29日(土)
キャリア秋季キャンプ in 2011
(スポーツ健康学科)
11月12日(土) 卒業論文発表会
(看護学科)
11月14日(月)
2年次オープンゼミ(国際学群)
∼12月 9日(金)
11月16日(水) アジアビジネス国際シンポジウム
ジネス国際シン
2月13日(月)
追試験実施期間
期間
14日(火)
2月13日(月)
修士論文最終発表および最終試験
文最終発表および最終試験
(大学院国際文化研究科)
院国際文化研究科)
2月13日(月)
2年次基礎看護実習
習 II(看護学科)
(看護学科
∼3月 9日(金)
推薦入学試験
験 I 期(国際学群)、
験(スポーツ健康学科、看護
看護学科)、
11月19日(土) 推薦入学試験
編入学試験
験 I 期(国際学群)、
特別選抜試験
験(スポーツ健康学科、看護学科
看護学科)
2月14日(火) 卒業研究発表会(国際文化教育学系)
11月23日(水) 名桜大学総合研究所
学総合研
国際シンポジウム
2月17日(金) 卒業研究発表会(観光産業教育学系)
12月 3日(土)
名桜大学祭
大学
4日(日)
2月18日(土)
2月15日(水)
再試験実施期間
2月16日(木)
大学院国際文化研究科・看護学研究科
入学試験(2月試験)
2月20日(月)
春季インターンシップ(国際学群)
∼3月 2日(金)
寄付金を賜りました
一般選抜入学試験
選
選抜入学試
・前期日程個別学力検査
(国際学群、
際学群、スポ
スポーツ健康学科、看護学科)
「本学の教育・研究活動および学生課外活動の奨励、また留学生奨学
資金などに役立ててください」と、次の方々からご寄付を賜りました。
寄付者のみなさまのご芳名を掲載し、改めてお礼を申し上げます。
2月25日(土)
■メディエ株式会社
2月
月28
2 日(火)
火) 3年次キャリア
年次キャリアアップセミナー(看護学科)
代表取締役社長 藤 田 和 子 様
2月27日(月)
) 県内・県外病院
県外病院説明会(看護学科)
3月11
11日
日(日) 平成
平成23
23年度
年度 卒
卒業式・修了式
■名護記念クリニック
3月13
13日
日(火)
院 長 小 杉 忠 誠 様
■公立大学法人名桜大学後援会
会 長 荻 堂 盛 秀 様
Vol.30
平成23年12月号
平成23年12月12日
後援会会長の荻堂様(写真中央)より、
名桜大学祭実行委員(左から松本昇平
実行委員長、交野葉月さん、金城かおり
さん)へ寄付金が贈呈されました。
一般選抜入学試験・後
後期日程個別学力検査
(国際学群、スポーツ
スポーツ健康学科、看護学科)
3月31
31日
日(土) 学年終了および後学期終了
学年終了およ
編集・発行 名桜大学 広報室
〒905-8585 沖縄県名護市字為又1220-1
TEL.0980-51-1100
(代) FAX.0980-52-4640
URL http://www.meio-u.ac.jp
E-mail info@mga.meio-u.ac.jp
印 刷
沖縄高速印刷株式会社
01. 特集 文部科学省選定事業
「就職ミスマッチ解消に
に向けた
た実践型教育」
」
06. 就職活動支援レポート
07. 学事報告
平成23 年度 就職活動支援プログラム
第7回 人間健康学部シンポジウム
平成23 年度 国際学群3年次[インターンシップ
シップ報
ップ報告]
告]
平成23 年度 国際学群 語学教育専攻[現地実習報告]
告]
]
平成23 年度 第3回オープンキャンパスを開催!
平成23 年9月卒業式・平成23 年10 月入学式
18. 寄稿 ファストフードの秘密−知ると怖い食べ物−
知ると怖い食べ物−
−
19. 教育・研究活動レポート
26. ウェルトーク
27. 言語学習センター
33 . シリーズ ■ゼミ紹介
28. 数理学習センター&学習談話サロン 35. 公開講座報告
29. S - CUBE
37. お知らせ
30. 課外活動レポート
39. 主要日誌・行事予定・寄付者一覧
30
特 文 部科学省選定 事 業
集 「就職ミスマッチ解消に向けた実践型教育」
Challenge & Change
―世界を舞台に未来を描こう―
海外インターンシップ+
海外スタディーツアープログラム参加学生による座談会
「海外へ行き視野を広げたい!」積極的に海外へ踏み出し、帰国した6人の皆さんに集まっていただき、参
加のきっかけやそれぞれの体験談について語ってもらった。アジア諸国の印象、また、海外で過ごす・働くと
いう体験を通じて、どのような意識の変化があったかについて迫った。
「 在学中に一度は海外へ行ってみた
い」と思う学生は、ぜひ参考にしてほしい。
座談会参加者
海外インターンシップ参加学生 [派遣先:台湾]石山
[派遣先:香港]川 [派遣先:上海]宮城
[派遣先:韓国]加治
潤(国際学群2年次、岡山県美作高校出身)
吉将(国際学群2年次、宮崎県・日向高校出身)
亜依(国際学群2年次、名護高校出身)
和人(観光産業専攻3年次、東京学館新潟高校出身)
海外スタディーツアープログラム ※ 参加学生
[派遣先:タイ]若本 明江(国際学群1年次、宮崎北高校出身)
[派遣先:ベトナム]平川 唯奈(システムマネジメント専攻4年次、小禄高校出身)
※ 海外スタディーツアープログラム=沖縄県ソーシャルビジネス支援事業
就業力育成GPプロジェクトリーダー
嘉数 啓 理事長 コーディネーター
広報室 宮平 栄治 教授
コーディネーター・宮平:本日は海外での体験について話してい
ただきたいと思います。まずは、この企画に応募した動機、それか
ら、体験後の意識の変化を聞かせてください。
視野が広がり、大きく成長できた
平川さん:私は海外へ行き視野を広げること、それから、ベトナム
は経済が発展している国として、日本と比較できると考え、ベト
ナム行きを希望しました。実際に行って気付いたことは、日本に
あって当たり前の物がベトナムにはないとい
うこと。例えば、ベトナムでは文具用品の種類
が少なく、日本にある物をベトナムに持って
いくことで、ビジネスチャンスが広がるので
はないかと思いました。それから、
「このサー
ビス、食品、商品、はどうなのか」と物事につ
いて様々な角度から考えるようになりま
した。
加治さん:私の場合、今まで勉強してきた韓国語を試してみたい
ということ、そして、海外に行って視野を広げたいということ、こ
の二つが応募理由にあげられます。韓国に行ったことで、想像し
ていた韓国との違いを実感し視野が広がりました。今後の就職活
動では、日本国内のみならず海外にも目を向けるきっかけにもな
りました。具体的には、企業研究や自己分析の際に、海外から見た
日本人という視点を取り入れていきたいです。
嘉数理事長:海外に目を向けることができたということは良い変
化ですね。
石山さん:私は台湾の歴史や文化に興味があり、少しでも知るこ
とができたらよいなということが動機でした。台北市は日本本土
1
と変わらないインフラで、沖縄とは比較にならないほど発展を遂
げていました。沖縄から飛行機で1時間という近さから、台湾は
沖縄が一番手本にしたらよい国だと思います。特に印象的だった
のが、
「譲り合いの精神」や、
「ボランティア意識の高さ」が随所で
確認できたことです。また、台湾では日本と台湾が連携して、台湾
を軸に中国へ進出していくというビジネスもあるようなので、就
職先の一つとして考えています。
宮城さん:私は中国に興味があって中国語を学
んでいます。いずれは訪れたいと思いながらも、
不安があり踏み出せませんでした。本インタ
ーンシップで念願叶い中国へ行きましたが、
沖縄とはまるで違う印象で、浦東(プートン)
では立ち並ぶ高層ビルに圧倒されました。海
外へ行って感じたことは語学の重要性です。
行き先ではほとんど英語が通じません。初
日は、言葉が通じない、周りの雰囲気がまるで違う、その上、自分
が異邦人であることが際立っているようで、ストレスを感じ帰り
たくなりました。しかし、そのネガティブ思考も時間が経つにつ
れて、新鮮さに変わっていき面白くなっていきました。異文化を
肌で感じた瞬間でした。
川 さん:海外は香港で5カ国目です。いろいろな新鮮さを求め
て香港へ行きましたが、自分の将来に対して考え方が変わりまし
た。香港沖縄民間大使の福島さんが「夢とは何か。夢とは飯を食う
手段だ」とおっしゃっていたことが影響して
います。最初聞いた時は不思議に思いましたが、
「夢は具体的に考え、生活していく手段につ
なげていくこと」だと私は解釈しました。他
にも、企業の方々から、
「君たちは何でもで
きる年齢である」と言われ、自分の将来に
※国際学群の3年次以降は専攻名で表記しています
対して期待が大きくなりました。夢を具体的に考え、また、友人と
夢について語り合う内に、どんどんアイディアが湧いてくる。
「実
際に起業してみたい!」と思うほどでした。それから、沖縄の可能
性について、ある企業の社長にお聞きしたところ、
「沖縄は土地条
件など、まさに良い環境にある」とのことで、沖縄は可能性を持っ
ている場所なんだと改めて、気付かされました。
嘉数理事長:素晴らしい発見ですね。
コーディネーター・宮平:1年次生唯一の参加である若本さんは、
1年次でチャレンジしようと思ったのはなぜですか?
若本さん:私はスタディーツアーに参加すること自体が目的でし
た。大学の夏休みは期間が長いので、自分のためになる経験をし
たいということと、人間関係を広げるきっかけになればと思いま
した。帰国後は、
「何ごとにも積極的に行動するようにしよう」と
いう気持ちになりました。その理由は、ツアー中3人1組で行動し
ていたのですが、私は2人の後についてまわるばかりで、自ら進
んで行動することがありませんでした。結果、2人が「私たち、タ
イの線路覚えた」と話すそばで、私だけがまったく分からない状
態で、
「自ら考えて積極的に行動しないから、覚えることができな
かったのでは」と、反省しました。
コーディネーター・宮平:自分で考えて行動すると得るものがある。
1年次生としては、良いきっかけだったのではないでしょうか。
嘉数理事長:皆さんの動機は若干違いますが、得てきたものは似
たところがあるのではないでしょうか。よく「外国へ行くだけで、
向こうで体験した良いことも悪いこともすべてを持ち帰ってくる」
とい言いますよね。教科書で勉強することとは違うわけです。そ
の意味では外国に行くということ自体が貴重な
経験になります。その国を通して日本や沖縄
の良さを見直すことや、もう一度その国へ行
って見聞を広めたいと思うようになれば、こ
のインターンシップは成功ではないかと考
えております。新しい経験・体験は、今後皆
さんが名桜大学で何をどう学んでいくか
という一つのきっかけを作ると思います。
学び方の姿勢が違ってくるのではないか。
そう思っています。
コーディネーター・宮平:今、非常に重要な指摘がありました。教
科書で学べないことが皆さんにはあったということ。そして、も
う一つは、学び方が変わるであろうということ。皆さんは教科書
で見てきたその国のイメージと、実際にどのようなところが変わ
っていきましたか?
イメージとの
ギャップに戸惑うことも
若本さん:タイは発展していないと思ってい
ましたが、
実際は
「発展しているところ」
と
「発
展していないところ」が混在していました。
富裕層の方々が利用する清潔な病院やホテ
ルがある一方でスラム街がある。スラム街は市街地にとても近い
のに、そこだけ別次元のような寂れた場所でとても汚くて驚きま
した。
嘉数理事長:私はフィリピンに3年間いたことがありますが、フ
ィリピンはもっとひどい。貧富の格差というのは東南アジアどこ
にでもある。しかし、同じアジアでも台北は違う。台北はそういう
経験はしていないでしょう。
石山さん:貧富の差はほとんどなく日本と変わりませんでした。
ただ日本と違うのは公衆衛生ですね。下水道の整備が不十分で、
水洗トイレでトイレットペーパーを流してはいけないとのこと。
水道料金と下水道のインフラの整備に税金を投入することで、税
金が上がることを国民が嫌がるとのことです。
宮城さん:研修先のスタッフの皆さんが、日本に興味を持ってお
り日本のことをよく知っているということです。逆に私たちが上
海のことをよく知らず、申し訳ないと思いました。それは反省点
でもあります。
加治さん:韓国は儒教の世界というイメージが
あったのですが、夜に高台へ行ってみるとキリ
スト教教会が共同墓地に立ち並んでいて驚きま
した。それから、
街のほんの少し離れたところに、
タイ人やフィリピン人だと思われる貧民層の人々
が休んでいて、これにも驚きました。
川 さん:
「反日」という印象が強く、香港の学生は日本のことを
あまり好きではないのかと思っていましたが、彼らは幼い頃から
日本のテレビ番組を見ていたらしく、日本に親しみを抱いている
ようでした。日本の製品やブランドに対しても、信頼が高くて驚
きました。それから、香港はイギリスの植民地だったということ
から、広東語と英語が堪能で、学生は基本的に3カ国語を話すこ
とができます。また、自分の能力を高めることに出資・労力を惜し
まない、それにも驚きました。
平川さん:ベトナム戦争について学ぶために、クチトンネルを訪
れましたが、そこでは戦争の勝敗について、陸上で戦っていた人
とクチトンネルで戦っていた人の間で、相違があったことなどを
知ることができました。
嘉数理事長:本日はインドネシアに行った学生が参加していませ
んが、彼女たちがインドネシアへ行った時はラマダン(断食)が行
われており、とてもよい経験をされたことだと思います。
コーディネーター・宮平:最後にこのプログラムに対しての要望や、
2期生へのアドバイスはありますか?
言葉では伝わらない!
皆さんにも是非体験してほしい
石山さん:今回台湾は台北のみでしたので、次回は
台南の方も合わせて行ったらいいと思います。そ
れぞれの特色を見比べることができたらよいの
ではないでしょうか。それから、沖縄は今IT産
業に力を入れているので、ハイテク産業に強い
台湾のIT産業を見学することもすごく有意
義だと思います。
嘉数理事長:そうですね。台中の文化なども含めて見てもらった
方がよいですね。
川 さん:私が香港で体験したことは、言葉では全然伝わらない
と思うので、是非海外インターンシップに参加してほしい!その
際、書き・聞き逃し対策にボイスレコーダーを持っていくといい
と思います。それから、私は香港に行く前に Facebookを使って、
現地の人と交流を深めました。現地に着いた時彼らと会い、香港
を案内してもらいました。今でも Facebookで交流を続けていま
す。また、私はインターンシップ中のモチベーションを、帰国後も
保ち続けるために、スタディーツアーに参加したメンバーでサー
クルを立ち上げました。今後は学生だけでなく一般人を含めた
「夢
を語る場」として活動していきたいです。
嘉数理事長:いいことだと思います。海外インターンシップ報告
会では、皆さんがお世話になった方々をお招きしていますので楽
しみにしていてください。
コーディネーター・宮平:本インターン
シップは、海外に飛躍するきっかけと
なったと思いますので、これを契機
に視野を広げて勉学に励んでいた
だきたいです。本日は、どうもあり
がとうございました。
2
特 文部科学省選定事業
集 「就職ミスマッチ解消に向けた実践型教育」
イ ン ド ネ シ ア 共 和 国
Challenge & Change
―世界を舞台に未来を描こう―
海外インターンシップ参加学生体験記
台 湾
今回は環境問題に関心の高まりが強い台湾でのエコツーリズムとい
う観光事業の視点からのインターンシップであった。国立台湾師範大
学教授によるエコツーリズム・環境保全についてのレクチャーおよび
意見交換や、関渡自然公園において、小学生を対象としたサマーキャン
プの支援、野柳地質公園の視察が主な研修内容である。
研修中、私たちの実習支援を担当した台湾師範大学の学生の案内に
より、台北市内観光施設および台湾北部観光名所の視察を行った。台湾
師範大学生との交流 様々な人との関わりは貴重な体験となっ
師範大学生との交流、
様々な人との関わりは貴重な体験とな た
インドネシアでの研修では、名桜大学と現地ハサヌディン大学間の交
流を基盤として、様々な体験をさせていただいた。今年7月にハサヌディ
ン大学公衆衛生学部から2人が名桜大学に来ており、今回は私たちが
インドネシアへ赴き、現地で学ばせてもらう機会であった。
研修内容は、ハサヌディン大学にて沖縄の文化や歴史(三線やエイサー
を披露)
および名桜大学について紹介、
現地の宗教・イスラム教を学ぶ
(断
食も経験)、現地学生とタナ・トラジャを観光、ハサヌディン大学付属病
院見学と看護学生との交流、などである。
現地では本学への留学経験があるヘルリナさんのご自宅に滞在させ
ていただき、生活習慣や家族・近所付き合い、宗教など、実際に触れるこ
とができ、貴重な体験であった。
貴重な体験 あ
インドネシアは世界の理想
サマーキャンプで共に過ごした子供たちと
伊藝 千恵
(看護学科4 年次、向陽高校出身)
今回のインターンシップは、人との出会い一つ一つが
台湾が自分の中で大切な国のひとつに
日本は台湾の人にとても親しみ深い国
知念 理加
池田 藍
(国際学群2 年次、那覇西高校出身)
トラジャ観光時に見かけた舟型家屋
モスクに着て行く服を借り、
お祈りに参加した
自分自身やこれまでの自分の人生を考える機会となった。
誰かの助けになりたいとずっと考えているが、まずは自
(国際学群3 年次、三重県・名張西高校出身)
ハサヌデ
ディン大学付属病院にて看護教育を学ぶ
平和な世界を目指して
分の周囲を想い、自分は何をすべきかを考えることが今
の私に必要なことだと感じた。また、多民族、多宗教、多
渡慶次 那津子
(語学教育専攻3 年次、糸満高校出身)
今回、このインターンシップに参加でき、台湾のエコ
その土地での言語の重要さ、そして、やはり英語は共
言語を持つ人々が一つの国で生きている状況を見て、違
ツーリズムの現状を知る事ができたことは、本当に貴重
通語として、会話手段の一つなのだと改めて重要性を感
いがある中で統一した国家を築くことは難しいのでは
インドネシア滞在中、ヘルリナさんとこれまでとこれ
な体験だった。また、海外で10日間以上も生活できたこ
じた。関渡自然公園のサマーキャンプで私が担当したグ
ないかと思っていたが、現地の学生から「お互いが理解
からのインドネシアと日本の関係についてたくさんの
とも、とても刺激的な体験で、沖縄にいる時に比べ、何倍
ループでは、子供たちが英語を使って私とコミュニケー
し合って同じ町に生きている」
と聞き、
事を語った。その中で“交流生は平和のメッセンジャー
も充実した日々だった。台湾での充実した日々は、現地
ションをとってくれたのだ。その子たちは日本について
インドネシアは世界の理想だと感じ
です”と言ったヘルリナさんの言葉が忘れられない。今
で毎日支えてくれた人々のおかげであったと思う。現地
多くの事を知っていたし、日本に行ってみたいとも言っ
た。相手を知ろうとする気持ち、自分
回たくさんの人達との交流を通し、私がインドネシアに
の方々と一緒に遊んだり、話したりしたことで、台湾が
た。現在も日本は台湾の人にとても親しみ深い国なので
自身を相手に知ってもらうことは、
特別な想いを持ち始め良い関係を築いていきたいと思
自分の中で、大切な国の一つになった。
はないかと感じる。また、小学5年生の男児から、日本と
人間関係を築く上で、特に国際社会
えた様に、政治上何の権力もなくただの一人の人間にし
今回、このインターンシップを終えて、将来海外で働
台湾の歴史を知っているのかと尋ねられた。その子は、
で活動する時にはとても重要なのだ
かすぎない私たちが、お互いを知り合い理解し合う事か
きたいという気持ちが強くなった。この経験は、今後、自
日本は悪い国だと思うと告げた。現在の台湾における日
と今回学んだ。今回の研修に協力し
ら平和な世界が作られていくのだと思った。そして、そ
信ややる気を失うようなことがあっても、一生私を奮い
本の歴史教育の在り方も知っていたが、これからこの事
ていただいた全ての方に感謝する。
れを伝えていく事が派遣させてもらった私の義務だと
立たせてくれる貴重な経験になったと思う。
についても再び考えることとなるだろうと思う。環境の
エイサーを披露し 沖縄を紹介した
保全、教育活動などサマーキャンプのプログラムは子供
考える。出会った全てのインドネシアの方々へ、心を込
めてTERIMAKASHI.
たちにとって貴重な体験であったことは間違いない。そ
の様なプログラムに日本人として参加できたこと、私た
環境に対する意識の高さを感じた
ちが参加したことによって子供たちが受けた影響もこ
香 港
れからあるのではないかと思う。また私自身様々なこと
桑原 稔
を感じ取れたインターンシップとなった。
(観光産業専攻3年次、群馬県・沼田高校出身)
どんな時間であってもとても貴重な時間
倉澤 豊江
台湾の国民性が非常に親日的であること並びに環境
(国際学群2 年次、宮崎県・日向高校出身)
に対する意識の高さを感じた。
持続的なエコツーリズムを実現させるためには、人間
今回の研修では、香港の日系企業への訪問、香港沖縄県人会会長、福島秀世さんと
と生態・地質系との共生をできるだけ自然な形態にする
の会食、香港の大学生との交流を行った。香港で活躍している日本の方々のお話は、
と共に、
環境にも配慮した事業化を行う必要がある。また、
非常に勉強になるものばかりだった。今回お会いした方々に共通して言えることは、
エコツーリズムを推進させる要素の中には、ボランティ
何かをきっかけにスイッチが入り、自分から行動を起こしているということ、常に
アによるガイドの関与が必要である。研修を通して、両
前向きだということ、日本が好きだからこそ海外へ出て仕事をしているということである。
公園共に経営理念が明確であり、中長期計画目標による
サマーキャンプでは簡単な劇を上演しヤンバルクイナを紹介した
香港沖縄県人会会長福島さんと
研修を通してたくさんの人と出会い、たくさんのことを教わった。その上で自分が日本に住んでいるにもかかわらず、いか
成果達成を目指している点について民間委託の実情が
に日本のことを知らないかが分かった。また、香港の人々と接する際に強く感じたのは、語学に対する意識の差と、その重要性
伺えた。
だ。もっと語学に対する意識を高め、勉強していかなければならないと思った。
今後の課題として、①訪問国で会話力を付けるために
研修中は、どんな時間であっても私にとってとても貴重な時間であった。今回のインターンシップに参加できるチャンスを
は、事前学習を拡充しスキルアップを図る。②訪問国の
与えてくれた全ての方々や環境に心から感謝したいと強く思った。そして、今回出会うことができたこの大切な仲間を大切に
実情等を知るため、実質2週間の実習期間は必要である。
し、このインターンシップで終わりにするのではなく、事後研修が終わった後も交流をもち、もっと多くのことを学び刺激し
合っていきたい。
関渡自
自然公園内の湿地帯ディスカバリー
3
野柳地質公園の奇岩クイーンの王冠岩
※国際学群の3年次以
以降は専攻名、また、人間健康学部は学科名で表記しています
4
動支
就職活
特 文部科学省選定事業
集 「就職ミスマッチ解消に向けた実践型教育」
ート
就職活動シーズン到来!
今なにをすべきか理解しよう
韓 国
韓国グループは啓明大学で3週間にわたり韓国語を学び、文法、会話の授
業を受講した。韓国語以外に韓国文化体験授業(韓国の遊び、工芸、音楽、民
俗踊り)も受講し、日曜日など休日を利用して韓国文化研修ツアーが実施さ
れ、大邱、慶州、釜山を訪れた。それ以外にも、啓明大学の運営を学ぶ機会が
インターンシップとして設定されており、大学の業務を知ることができた。
コミュニケーション(韓国語)の問題があったため、啓明大学内での研修と
いう形となった。韓国語の授業では、啓明大学で発行された韓国語の教科書
を使用し 本インタ
を使用し、
本インターンシップに参加した3
ンシップに参加した3人とも韓国語のコ
人とも韓国語のコミュニケ シ
ョンが向上し、日常生活でも会話が可能になった。
デ グ
援レポ
キョン ジュ
プ サン
自分の国籍に誇りを持つきっかけになった
真田 吉宰
(国際学群2年次、大阪府・佐野工業高校出身)
研修中の3週間、充実した毎日を送ることができ、本
当にうれしく思った。韓国人は日本人に対して友好的で
あり、日本に興味を持っている人がたくさんいることを
知った。韓国の文化を学ぶと同時に、自国の文化も学ば
なければならないと感じた。
私は在日の韓国人だが、育ちが日本だったため、高校
生までは自分のことを日本人だと思っていた。韓国籍に
対して特に嫌悪感は無かったが、自分の国籍に誇りを持
つといった愛国心は無かった。しかし、今回の文化研修
を終えて韓国人の優しさ、韓国料理の美味しさ、伝統や
文化に触れてみて、初めて自分の国籍に誇りを持てるよ
うになった。今回の研修は、私のこれからの人生にとっ
て大きな収穫になった。
伝統音楽のサムルノリ
就職活動Q&A 就職活動の悩みに先輩学生がアドバイスを送る
楽しみを見つけ「就活」に取り組むこと
日本放送協会(NHK ) 内定
3年次にとっていよいよ本格的な就職活動のシーズ
ンになりました。
「就活」
は自分を知って、
相手
(企業)
を
知ることから始まります。
「就活」
は初めての体験、
どん
な風に進めてよいのか、
不安や迷いがあるのは当然です。
今回は、
就職活動スケジュールに沿って、
具体的な支援
プログラムを紹介します。
松 輝明(国際学群 語学教育専攻4年次、鹿児島県・大島高校出身)
私の就職活動
私は就職先企業を選ぶ際、人と関われて、地域・社会に貢献で
きる「人・地域・社会」の3つを意識しました。複数の企業を受験
しましたが、どちらかに絞らなければならない時や迷いが生じ
た時に、このキーワードが解決の糸口になりました。
私にとって就職活動はとても楽しいものでした。県外での就
職活動だったので現地を観光して見聞を広めたこと、いろいろ
な企業や人々と出会えたことがよかった。何か楽しみを見つけ
ながら就職活動に取り組むことがうまく乗り切るコツだと思
います。
就職活動の実践指導
押し花工芸のノルリムコ
進路に刺激を与えてくれた経験
仲村 夕乃
(国際学群2年次、名護高校出身)
今回約3週間という短い期間だったが、韓国で体験で
きたことはこれからの私の進路に少しずつ刺激を与え
てくれる良い経験だったと思う。普段あまり外の世界に
目を向けることがなく、自分たちの殻の中に閉じこもっ
てばかりいるので、外との違いに気付くことがあまりで
きなかったが、実際に異国の地に行き生活をしてみると、
生活スタイルの違いの大きさや、考え方の違い、発言力
や人々の積極性など、様々なことが驚きと発見であった。
今回の経験を通して、今後の学生生活や、自分自身につ
いて見直すこともできた。卒業後は、韓国関連の企業に
就職を希望しているので、今後も語学力の向上や韓国文
化について理解を深めていきたいと思う。
キャリア支援課では、就職情報サイトの活用方法をは
じめ、履歴書・エントリーシートの書き方、企業説明会の
情報や面接対策など就職活動の進め方について、求めら
れている人材像、名桜大学生の特性と企業からの評価を
踏まえて実践指導します。
Q. 通常の就職活動開始時期より遅れてしまっても、
まだ大丈夫だと思ってしまいます
私もまだ大丈夫だと思っている時期がありましたが、他大
学に通う友人(特に県外)に就職活動の進捗を聞くと、自分が遅
れを取っていることが分かり焦りました。
「行動に移さなければ!」
ということで、就職の翼に参加したり、就職支援サイトに登録
して情報を集めたりしていました。
A.
個別相談
学生によって異なる目標に向き合い、それぞれの想い
をしっかりと受け止めるため、キャリア支援課では、個
別相談を重視しています。一人ひとりとじっくりと向き
合い、対話をしながら就職サポートを進め、就職活動に
悩む学生には適性や可能性を客観的にアドバイスします。
そこから、活路を見出すケースも少なくありません。履
歴書添削、模擬面接も、キャリア支援課スタッフや就職
コーディネーターが対応、きめ細かく丁寧に指導してい
きます。
Q. 県外就活を一人で行うことに不安があります
情報収集などは友人と一緒にできますが、受ける業種・職
種が違えば、結局一人になってしまいます。私の場合は東京で
選考が終わった後、友人と会い情報交換しつつ息抜きしていた
ので、楽しいことも多かった。また、慣れない場所でのエピソー
ドは自己 P R 時の「ネタ」になりうることも。
「 発想の転換」が大
事です。
A.
※履歴書添削、模擬面接は、予約が必要です。希望される学生は
事前にキャリア支援課窓口でお申し込みください。
〔相談日〕
:月曜日∼金曜日
〔予約に必要な書類〕
:受験する企業に提出する履歴書または、
エントリーシートのコピーです。その他、就職に関する相談
を学年問わず受け付けています。
Q. 自分に自信がありません
私も自信はありません!自信がなくて
も「今の自分」を見てもらえればよいと思い
ます。私は素直な気持ちで面接に挑んでき
ましたが、企業の人事の方から「印象が良か
った」と評価していただきました。経験する
ことで徐々に自信はついてきますよ!
A.
上 海
名桜大学オリジナル就職活動支援プログラム
私たちは、上海にあるe-Technologyで研修を行った。e-Technologyでは主に、ヘルプデスクやシステム開
発、BPO・DPO業務を行っている。研修中私たちは、BPO業務の体験と、システム開発業務・輸出倉庫を見学す
ることができた。BPO業務とは企業が効率的に生産できるよう中心業務以外を代わりに処理する仕事で、東京
輸出業務、海外管理業務、通関業務などがある。具体的には事務処理やコンサルタント業務で、この業務をメン
バー3人でローテションして行った。
研修を通して 荷物を運ぶために多くの手間と人が関わ ているのを目にすることで 物流に興味を持つこ
海外で日本に近い水準の
サービス提供の仕方を知る
松井 隆
(国際学群2年次、愛知県・愛知教育大学附属高校出身)
企業を訪問するにあたって、相手に失礼のない正しい
礼儀や、名刺交換の仕方などのマナーを学ぶこと、それ
から、2年次という早い時期にインターンシップを行う
ことで、今後の就職活動等への準備を、余裕を持って行
うことができるのではないかと考えた。
実際に研修を終えてみて、私が考えていた以上に企業
は複雑な仕組みが成り立っており、自らの勉強不足を痛
感した。また、海外での研修であることから、外国の方の
考え方や生活を知ることができ、企業がどのようにして
海外で日本に近い水準のサービスを提供するのかを知
ることができた。今回の経験をもとに自らのこれからを
考え直すことを今後の課題としていきたい。
5
自分の住む国や沖縄を改めて見渡してみる
薮 真希子
(国際学群2年次、首里高校出身)
普段何気なく手にしている物が、遠くはなれた外国の方々
の手を渡り、私たちに届けられているのだと思うと中国がと
ても身近な存在になった。
「今まで知らないことを知り、視野
を広げよう」と思ってインターンシップに参加したが、研修
を通して、さらに「知らないこと」がたくさんあることに気付
かされた。このことを常に意識し、中国人のハングリー精神
を見習って、知らないことをどんどん吸収していきたいと思
う。自分の住む国や沖縄を、初めて訪れた国だと考え改めて
見渡してみることで今まで見えなかったものが見えてくる
のではないか。そして、感じ取ったものを自分の手で確かめ
ていくことが大事なのではないかと思う。また、これからは
表面に存在する誰もが知っている事柄以外に、水面下で働い
ている人々や物の存在を考え、調べてみたいと思った。
就職活動支援プログラムでは、就職活動の本番に備え
て、その時々にあった就職準備のためのガイダンス(全
13回)を実施しています。
(※①∼⑨は終了しました)。
特に盛
況だったのが「メイクアップ講座」。この講座ではプロの
美容部員をお招きし、ベースからポイントメイクまで、
就職活動に適したナチュラルメイクのポイントを指導
していただきました。今後は、面接対策やS P I 模擬試験、
一般常識試験の実施を予定しています。是非参加してあ
なたの「就活」に活かしましょう!
キャリア支援課から一言
松さんは型にはまらない自分らしさを大切に就職活動に取り
組んできました。それに合わせて、松さん持ち前の性質である、
明るく元気で前向きな姿勢が、内定を勝ち取るポイントとなり
ました。企業は自ら考え行動でき、かつ協調性のある人材を求め
ています。3年次の皆さん、これから始まる就職活動を充実させ
るためにも積極的に行動し、また、就職活動支援プログラムにも
参加しましょう。キャリア支援課は皆さんの明るい未来の実現
をサポートします。
※各ガイダンスの申し込み受付は、キャリア支援課窓口で行い
ます。なお、申込期間については都度掲示板でお知らせ致し
ます。
◆ 就職活動スケジュール
∼就職活動の流れを把握し、今すべきことを理解しよう!∼
3 年次
4 年次
就職情報サイト登録
資料請求
会社訪問(OB・OG)/セミナー・説明会参加
業界研究・企業研究
自己PR・志望動機の準備
エントリーシート・履歴書の作成
面接練習
自己分析
筆記試験・面接試験
就職ガイダンス
インターン
シップ
前学期
∼ 10月
準備期
学内企業説明会
就職の翼
学内企業説明会
12月
1月
スタート期
2月
合同企業説明会
11月
3月
4月
5月
実践期
6月
7月
8月
9月
選考・内定期
10月
6
国際学群3年次対象「就職・進路ガイダンス」開催
学事報告
本学では2・3年次学生を対象にキャリアガイダンスを実施している。
就職活動本番を迎える3年次には就職活動にあたっての心得や活動の
取り組み方、2年次には就職への意識を高めてもらうことを中心にアド
バイスが送られる。学生自身の目標に向かうスイッチを入れ、自己実現
の就職活動を支援するプログラムとなっている。
平成23年度
就職活動支援
プログラム
国際学群2年次対象「キャリアアップフェスティバル」開催
国際学群2年次を対象としたキャリアアップフェスティバルを、
お持ちの方であるため、広い視野のもとで「人」、
「夢」、
「目標」を
平成23年10月22日
(土)
(13:00∼16:30、
於:学内食堂)
に開催した。
キーワードにお話をいただいた。その後、キャリア関連の事業を
このイベントは、
毎年実施されている2年次向けのキャリアイベン
サポートされている株式会社琉球新報開発の方々、卒業生と本
トであるが、
今年度は事前に2回のキャリアアップセミナーを実施
学職員、
そして内定をもつ4年次の学生の総勢20人と、
グループ
(1
している。
その理由は、
最近の就職状況の困難さや今後の進路決定
グループ10人)に分かれた学生らで意見交換会を行った。卒業生
において、
現在の行動や取り組みが重要であること、
自分自身でし
らは限られた時間の中で、親切丁寧に学生らと向き合っていた
っかりと考え行動することの意味を常に意識をしてもらい、
行動
だいた。
に移してほしいと考えたためである。
まず第1回目(6月22日・水)は、
「なぜもう就職?」と題して、何
のために働くのか、社会で求められる人材とは、名桜大学の先輩
たちの現状はどのようなものかといった3つの点を、2年次学年
担当教員が中心となり実態を説明しながら実施した。第2回目(8
月10日・水)は、
「筆記試験対策のすすめ」として実際に就職試験
平成23年10月1日(土)、恒例の国際学群3年次対象就職・進路ガ
イダンスが学内にて行われました。3年次の学生がこれから迎え
る就職活動や進路決定に関わるキックオフイベントとして位置
づけられ、自ら行動することの重要性や仕事観の育成を目的に
当プログラムは実施されています。
午前の部(10:30∼12:00)では、上原キャリア支援課長による
「就職活動の現状と心得」についてのガイダンスに続き、就職活
動支援ツールの紹介、そして7人のO B・O G と内定を獲得した在
学生をゲストスピーカーに迎えた「就職活動経験発表会」が行わ
れました。
「就職活動経験発表会」では、柿原樹氏(2009年度卒業)
が県外から駆け付けたことをはじめ、多忙の中に関わらず多く
のOB・OGから後輩へメッセージが伝えられた。
宮平栄治教授
(経
営情報教育学系 教授)をコーディネーターに迎え、就職活動での
工夫や失敗談、心掛けるべきことなどが盛んに議論され、3年次
学生は熱心に聞き入り、実際の面接での態度や臨み方を積極的
に質問していました。
午後の部(13:10∼15:30)では、実践講座を2つに分ける新し
い試みが行われ、
「2011年度インターンシップ基礎」を受講した
学生に対する「キャリア実践講座」、一般学生に対する「社会人マ
ナー基礎講座」が開催されました。
「キャリア実践講座」では N P O
法人キャリアサポートここひらを講師に迎え、エントリーシー
トを用いた模擬面接が行われ、3年次の学生は現時点での課題や
弱点を数多く認識することができたと思います。
「社会人マナー
基礎講座」にはコミュニケーショントレーナーの比嘉辰子氏を
迎え、T P O に応じた挨拶の仕方や仕事観、身だしなみなど基本的
な社会人能力について講義が行われました。進路決定の意識付
けとともに、社会人としての基礎能力を養うことができました。
緊張した面持ちで模擬面接に挑む学生たち
また、最後に名桜大学の就職サークルであるS-CUBEの学生から
自主制作の「就職ガイドブック」の説明が行われ、名桜大学生が
活用できるように学生の「生の声」が反映された有意義な冊子と
なっております。
不況が叫ばれる中ですが、進路決定について真剣に悩み、就職
活動に臆することなくチャレンジした学生は必ず成功を手にす
ると信じております。保護者の方々には、教職員一丸となって学
生をサポートしてまいりますので、今後とも継続的なご支援を
宜しくお願い致します。最後となりますが、当プログラムにご協
力頂いたN PO法人キャリアサポートここひら様、比嘉辰子氏、多
くの在学生や卒業生の皆様にはこの場を拝借して心よりお礼を
申し上げます。
総評:国際学群3年次担当 大谷 健太郎(観光産業教育学系 准教授)
社会人としてのマナーや、
スーツの着こなし方などの
レクチャーを受ける
で出題される問題とその対策について解説し、問題を解いても
らった。
そして今回3回目では、社会で活躍されている先輩方との交流
を通して、社会で求められる人材とは何か、学生時代にやってお
くべきことは何かなど改めて認識する機会とした。まずは、
「社
フェスティバルを終えて、学生から先輩や企業の方の生の声
会で求められる人材
を間近に聞け、就職や今後の大学生活について再認識する機会
とは」と題して、株式
ができたというレポート内容が多かった。今後の学生らの活動
会社カルティベイト
に活かしていただきたい。
最後になりましたが、
今回お忙しい中、
の代表取締役社長で
お時間を割いていただき、貴重なご意見をいただいた開氏、企業
ある開梨香氏から講
の方、O B・O G 、職員の方と4年次生に感謝申し上げます。
話をいただいた。開氏
自らが幅広い経験を
総評:国際学群2年次主任 林 優子
(経営情報教育学系 准教授)
開氏の講話に熱心に耳を傾ける受講生たち
卒業生5人、
卒業生5
人 内定学生2
内定学生2人から、
人から それぞれの就職活動や学生生活を振り返っていた
それぞれの就職活動や学生生活を振り返 ていた
だき、後輩学生へアドバイスが送られた
Vooice
S-CUBE(就職活動支援サークル)によるサークル紹介と、
S-CUBE発行の就職ガイドブック配布および説明
参加学生の声
特に参考になったプログラムについて
Vooice
【2年次参加生】
末吉 円香さん
(糸満高校出身)
今日は社会で活躍さ
れている方々のお話を
聞くことができ、私自身
の考え方が変わる良い
きっかけとなりました。
なかでも開さんの「人は
変わるものではないが、行動は変えること
ができる」という言葉から、夢や目標に向か
って1歩踏み出す勇気をいただきました。今
後は積極的に新聞や本を読み、感性を磨き
知識を深めていきたいです。
7
● 先輩の体験発表・キャリア実践講座:就職活動を乗り切った先輩方の言葉には「力」がありまし
た。今後行う就職活動の参考になります!(新垣)
● キャリア実践講座:特に模擬面接が参考になりました。面接では自分を出し切ることが重要だ
と感じました。自己分析・企業研究に力を入れたいです。
(松田)
● 先輩の体験発表・社会人マナー講座:第一印象が大切だとお聞きして、
初対面でも積極的な姿勢
をアピールできるよう、日頃からトレーニングしていきたいと思いました。
(石川)
参加学生&OB
参加学生&
OB・OG
Gインタビュー
イ
【内定学生ゲスト】
照屋 弘樹さん
(システムマネジメント
専攻4年次、名護商業高
校出身)
就職活動中のエピソー
ドを交え具体的に話しま
した。2年次学生に「就職
活動は先のこと」と思っ
てほしくないので、
「今からできることを探
して」
とアドバイスを送りました。
「就職活動
は何から始めれば良いですか」と、キャリア
支援課や S - C U B E で聞いてみてください。
2
年次の皆さん、
まずは行動してみましょう!
【卒業生ゲスト】
ホテルゆがふいん
おきなわ勤務
渡慶次 潤さん
(2000年3月卒)
今日は受講生も非常
に多く、また、積極的に
質問する学生も見られ、
就職に対し高い意識を
持っていると感じました。興味・関心の高い
学生には、応える私たちも熱心に話せます。
学生の皆さんには、在学中にチーム力やコ
ミュニケーション能力を鍛え、将来目指す
道へ向けて妥協せずに努力してほしいです。
写真・左から
新垣 しおりさん
(観光産業専攻、那覇高校出身)
松田 貴澄さん
(経営専攻、石川高校出身)
石川 優希さん
(語学教育専攻、石川高校出身)
ガイダンスを受けてみて
● 就職活動に対する意識が U P 。
キャリア支援課やS - C U B E を利用してもっと意欲を高めたいです。
(新垣)
● 就職活動に向けて焦りとやる気がでました。
(松田)
● 就職活動の流れについて把握でき、内定の時期など疑問に思っていた点が解決しました。
(石川)
就職活動において今後取り組みたいこと
● 就職の翼に参加すること。そして合同企業説明会にも積極的に参加したいです。
(新垣)
● 学生生活における優先順位をしっかり見極めて就職活動に取り組みたいです。
(松田)
● 教職志望ですが、教職・就職どちらにも有利なT O E I C 800点以上を目指したいです。
(石川)
8
人間健康学部スポーツ健康学科 キャリア秋季キャンプ開催
学事報告
2011年度 スポーツ健康学科キャリア
秋季キャンプをふりかえって
今年の夏、
インターンシップに参加した103人の学生を対象に、
インターンシップの事後学習のまとめであるキャリア秋季キャン
プを、
平成23年11月3日
(水・文化の日)
に開催した。
スポーツ健康学科のインターンシップの目的は、社会人とし
て職を持ち働くことの意味とやりがい、組織の仕組みや仕事の
プロセス、人間関係やチームワークについて学ぶことにあり、将
来の職業選択に生かすため就業体験をしている。また、本学科で
は、インターンシップを通して、健康を支援するための実践的な
指導力について学び、学生の持っている知識や指導技術を高め、
その後の学生の学習・研究活動と連携し、より現場に即した知識
および技術を持った「健康支援人材」の育成につながることを期
待している。今回のキャリア秋季キャンプは、キャリア形成学Ⅱ
(事前学習:4∼7月)、インターンシップ(8∼9月)、インターンシ
ップ報告会(10月)のまとめとして位置づくものである。
今回の秋季キャンプの目的は、インターンシップでの働く経
験を通して、自分に足りないものや必要なことを考え、今後の大
学生活の過ごし方を振り返り、これからの本格的な就職活動へ
の道筋を作る機会である。当日の日程は以下の通りであった。
第7回
人間健康学部
シンポジウム
安永淳一氏による講話
午前の講話1と2をふまえて、午後は、少人数のグループワーク
を行った。これまでの自分の振り返りから出発し、卒業後の進路
に関わる行動計画を考え、仲間と意見交流を通して深める機会
である。討議を終えた学生の中には、
「 積極的に他者に関わるこ
との大切さ」に気付き、
「今の自分に足りないものは何であり、こ
れからの課題にしたい」など、仲間との語らいを通じて自分の考
えを深めた者もいる。学生にとって、卒業後、どのように行動す
べきか、そのために学生時代の今、どのような学びをしていけば
よいのかを考える貴重な一日となった。
講話1 「スポーツ産業で働くために ―今何をすればいいのか―」
安永 淳一氏
(琉球ゴールデンキングス)
講話2 「卒業生からのメッセージ」
午前
午後
グループワーク2
「卒業後の進路について ―どう生き、
どう働くか―」
グループワーク3
「行動計画 ―社会人になるために、
今の自分に必要なこと―」
Vooice
各グループに分かれ、意見交換を行った
これからの2年間の学生生活で、キャリア・インターンシップ
の経験をどのようにして生かしていくのか、またどのように成
長してくれるのか、大変楽しみである。
グループワーク1
「講話1&2のふりかえり」
総評:スポーツ健康学科キャリア・インターンシップ委員会委員長
嘉納 英明(スポーツ健康学科 教授)
参加学生&OB
参加学生&
OB・OG
OGインタビュー
インタビュー
【参加学生】
石川 北斗さん
(3年次、那覇西高校
出身)
琉球キングスの安
永さんは N B A のチ
ームを支えたすごい
人だと思いました。
また話に説得力があ
り、
自分にできる当たり前のことをやる
ことと、
発想の転換があれば私も彼のよ
うになれると感じました。私は、住民と
関わる仕事がしたいので、
これからは相
手目線を養うため、
学生の間に多くの人
と関わりたいと思いました。
【参加学生】
垣花 ちあきさん
(2年次、
知念高校出身)
グループワークで
様々な人の意見が聞
けて視野が広がりま
した。私は保育士を
目指していますが、
視野を広げ、色々な
仕事を知ることも大切だと思いました。
今後は、
「早起きをする」、
「人に会ったら
挨拶をする」などの小さな目標を立てて
社会人としてのマナーを身に付け、保育
士という大きな目標へ向けて頑張りた
いです。
日時:平成23年10月1日(土)13:30∼16:00
場所:北部地域看護系医療人材育成支援施設(看護学科棟)
安永氏の講話に耳を傾ける学生たち
主なプログラム
小渡 大輔氏
平良 亮子氏
石川 さゆり氏
(今帰仁村役場)(医療法人タピック)(株式会社琉薬)
島嶼・過疎地域における
遠隔医療・看護の可能性を探る
【卒業生ゲスト】
小渡 大輔さん
(2009年3月卒)
在学中、子供たちのために
働ける教員、養護教諭を目指
していましたが、最終的にお
年寄りから子供まで幅広い年
齢の人のためにできる仕事と
して
「役場職員」
を目指しました。
学生の間はやりたい事が多くありますが、
その中
でも勉強する時間を自分で作れたことが、
内定に
つながったと思います。
頑張れるのは今です!時間を無駄にせず有効
に使ってもらいたいです。
いくつかの離島や広大な僻地山村を抱えるやんばる地域
は保健・医療の課題が山積している
(医師や看護職などの不足、
診療所・医療機関、救急医療体制の未整備など)。一方でIT技
術の格段の進歩・普及により、地理的・物理的な距離概念が無
くなるとも言われている。今回やんばる地域におけるデジタ
ル通信ネットを活用した遠隔看護(テレナーシング)の可能
性について、また住民参画医療の姿を探求することを目的と
してシンポジウムが開催された。
瀬名波榮喜学長の挨拶に引き続き、
川口孝泰先生
(筑波大学
大学院人間総合科学研究科教授)
による
「次世代医療における
テレナーシングの可能性と課題」
と題して基調講演が行われた。
川口孝泰先生は筑波大学で研究開発
中の遠隔看護(テレナーシング)システ
ムを紹介。このシステムは遠隔看護研究
スタッフおよび病院所属の看護師、
医師
(病
院所属の専門医)、患者の三者の協働に
よって成り立つシステムである。遠隔看
基調講演を行う
護(テレナーシング)システムはモバイ
川口孝泰氏
ル端末画面が4分割できて、患者・医師・
看護師・データが表示され共時的に情報を共有し「病院外来
と同じ場」を作り出すことができる。将来的には患者側に、パ
ソコン・モニターの他、
バイタルサイン・パルスオキシメータ・
情緒刺激ディテクターなどのデバイス(機器)を設置して看
護ケアを実現する。看護の本質的な目標は患者さんがその人
らしく生きることを支援することであり、人間が自然治癒力
を発揮できるように環境を整えることが看護であるとナイ
チンゲールが述べているように、看護の目標を達成するため
の道具がテレナーシングである、と話された。シンポジスト
の発言要旨は次の通り。
井上比奈氏(国頭村立国頭診療所医師)は、広大な地域をカ
バーする僻地診療所の日々の活動を紹介して、訪問看護や救
急医療の体制整備を強く求めた。また I T などを用いた遠隔医
療であっても患者の側からアクセスできなければ何にもな
らない、機器の先には人がいること、顔と顔が見える関係で
ないと本当の意味で医療は成り立たない。そのためには北部
三村(国頭、大宜味、東)に公立の訪問看護ステーションがで
きることが必要である、と強調された。
鈴木邦治氏(北部生涯学習推進センター長)は、この北部地
域の広域ネットワーク事業を推進してきた者としての立ち
場から話された。公共的な施設や学校は十分につながってい
るが、国頭や本部など一部地域の高速通信がまだ未整備であ
る。その理由としては自治体からの積極的な要望がないこと
も起因している。これからの I T 技術の実証研究では高速無線
伝送システム(周波数80キロギガヘルツ)を用いて伊平屋島、
伊是名島での実証実験を計画している。また名護市では電子
地図の上に独居老人などの情報を載せる福祉マップを作製
中で訪問看護に役立てようとしている。
シンポジスト
シンポジスト
シンポジスト
シンポジスト
井上比奈氏
鈴木邦治氏
泉川良範氏
清水かおり氏
泉川良範氏(名護療育園施設長・医師)は、離島に住む人々
はリハビリを必要としており、リハビリには島を離れて通っ
てくるしかない。しかし生活がありなかなか島を離れること
ができないでいる。その問題を解決するために伊江島で総合
デジタル通信( I S D N )を使って実証実験を行ったが、IT 技術
の開発と言っても、究極的には生活の場ではアナログ的発想
が必要になる。人は何を感じ、どのようなものに良さを感じ
るのかが重要になる。人々のニーズは変化していくので、利
用者が生活の場で何が優先されるのかを常に考える必要が
ある。さらに離島で頑張っている保健医療のサービス提供者
への支援も考える必要がある。IT ネットのみならず名桜大学
や名護市をはじめ北部広域全体で人的ネットワークの構築
が必要である。
「人々の安心をオンラインに乗せることがで
きるか?」が今後の課題である。
清水かおり氏(名桜大学人間健康学部看護学科講師)は離
島診療所で働く看護師への調査結果として「看護師が自分一
人しかいないことに困難を感じている。困難を分かち合う人
や代替要員がいないため学会や研修にいけない、島を不在に
するのが精神的に負担」
であると報告。情報通信技術を使った、
離島・僻地で働く看護職への支援としては看護職が抱く孤立
感・孤独感の軽減や双方向性コミュニケーションが挙げられ
る。島外の看護師とのコミュニケーション、知識技術のアッ
プデート、インターネットリテラシーの向上などが今後の課
題である。
会場からの質問もあり活
発な討論ができた。山間僻地・
離島を有するこの沖縄県北
部地域における遠隔医療・
看護の将来ビジョンとして、
訪問看護に際し看護師や保 金城祥教人間健康学部長座長のもと
健師がモバイル型の端末機 執り行われた指定討論
器などを持参して、その場で行うプライマリケアやヘルスア
セスメントを基幹病院・保健センターなどの医師や専門看護
師、保健師が支援できるシステムづくりが必要となる。その
ためには看護・医療職がインターネットリテラシーを修得す
ること、システムエンジニアなどの養成、大学院看護学研究
科において特定看護師(ルーラルナース)の養成、すべての北
部広域をカバーするIT技術の開発と普及など北部広域圏と
して総合的な検討が課題解決の近道だと言える。
総評:人間健康学部長 金城 祥教(看護学科 教授)
10
学
学生の声
声
Vooice 目指している業種へ
学事報告
実習先:沖縄コンピュータ販売株式会社 與那
社会に求められる人材像と自分の実像を、
今一度見直してもらいたい
高希(情報システムズ専攻3年次、名護商業高校出身)
私は8月16日(火)から8月29日(月)の約2週間、沖縄コ
短い実習期間でしたが、自身の強みと弱み、課題や成果
ンピュータ販売株式会社にて実習させていただきました。
を得られたと感じています。今回の実習で得られたことを
志望した理由の一つに、将来 I T 企業に就職することを
生かしこれからの就職活動、大学生活をより充実したもの
目標としていることが挙げられます。
目標としていることが挙げられます
。システム開発やサ
にしていきたいと考えています。
ポートといった仕事に興味があり、運用サポートからト
インターンシップ
ラブルの障害対応、運用管理の改善提案をうたった「ワ
の実習を受け入れて
ンストップ I Tサポート」を行っている沖縄コンピュータ
くださった沖縄コ
販売株式会社が希望に合致していると考えました。
ンピュータ販売株式
国際学群では、3年次を対象にインターンシップを推
実習内容は、
定期訪問の動向やコンピュータ搬入、
デー
会社と、実習を行う
奨している。
前学期の事前科目
「インターンシップ基礎」
と、
タの書き換えなどの作業をさせていただきました。他に
ために尽力してくだ
夏季の実習を含む「インターンシップ実践」を通じ、社会
もセミナーの参加、新商品説明なども行いました。実際
さったすべての方に
的スキルの修得、組織の構造と機能・資源配分の理解、そ
に業務を体験させていただいたり、社員の方の経験など
感謝します。
平成23年度
国際学群3年次
[インターンシップ報告]
を聞くことができたりと充実した実習でした。
して企業から望まれる人材像の把握を教育目標として
いる。
最優秀報告賞に選出された学生一同 ※仲村さんは都合により欠席
今年度は、経営専攻、情報システムズ専攻、診療情報管
た め 、今 後 の 学 生 指 導 で 注
理専攻、観光産業専攻の計65人の学生が夏季の実習を行
力しなければならない点で
学生の声
Voice 実習を通して得たものとは
なった。期間は平成23年8月15日(月)から8月26日(金)の
あ る 。いずれにしても、昨今
2週間で
(実習先によっては別日程)
、
市町村役場をはじめ、
の厳しい社会・経済情勢の中で、
マスコミ、銀行、製造、建設、流通、情報通信、ツーリスト、
自らの進路を切り開いてい
ホテル、
そして医療機関の計36の機関にお世話になった。
くのは学生自身である。この
去る10月26日(水)には、これら実習の集大成としてイ
最優秀報告賞授与式にて受賞の喜びを述べた
実習先:財団法人海洋博覧会記念公園管理財団沖縄美ら海水族館 仲村
美紀(観光産業専攻3年次、球陽高校出身)
私は財団法人海洋博覧会記念公園管理財団沖縄美ら
伝えたいかを理解しようとする心、私たちがお客様に何が
インターンシップがその一
海水族館にて実習を行いました。約10日間の実習期間
提供できるかを考えることで良質な接客は生まれるとい
ンターンシップ報告会が行われ、複数の実習先の方々に
助になれていれば幸いである。
で入口・出口案内所、券売所、年間パスポートの部署を
うことを学びました。
もご参加いただいた。
最後になりましたが、お忙
日替わりで配属され水族館の案内業務をさせてもらい
実習中はそこで働いている方々と一緒に働き、従業員の
この報告会がインターンシップの総まとめではあっ
しい時期に実習生を受け入
ました。
方と同等の業務を行うので不安が絶えないですが、それ以
たが、
学生たちは、
これまでの数カ月間で身をもって知り、
れていただいた関係機関の
実習を始める前までは、知識も技術もない中で10日間
上に実際に働いてみることで
も実習を行えるのか心配でしたが、きちんと研修が用意
働くことの厳しさ、
責任の重さ、
実務を通じて得た経験や学びを報告
それぞれの成果を共有した
気付き、心動かされたことが多くあったことと思う。そ
皆様には心より御礼申し上
れらを次につなげることができるかどうかが、インター
げます。
されてあり従業員の方々が親切に接してくれたのでと
仕事に対する喜びと辛さなど、
ンシップの真の成果である。
また、
事前講義より携わっていただいた関係各位の皆様へ、
ても楽しく充実した実習期間となりました。
大学では学べない多くのこと
ところで、実習後に実習先から多く寄せられたご意見
改めて御礼申し上げます。
実習中はクレーム対応研修にも参加させてもらい、ク
を身をもって感じることがで
レームの対処法はもちろん接客の根本的な在り方につ
きました。今後この授業を受
いても学ばせてもらいました。この研修に参加したこと
講する学生が増えてほしいと
でこれまでの「接客」のイメージが変わり、お客様が何を
思います。
の中に、
「 学生の積極性が足りない」、
「 大人しい」という
ものが多かった。学生は、この指摘を真摯に受け止め、社
総評:国際学群平成23年度インターンシップ担当
会に求められる人材像と自分の実像を今一度見直して
花園 祥子(経営情報教育学系 准教授)
本当に楽しく学ばせてもらいました
もらいたい。同時に、これは我々教育側の課題でもある
学生の声
学生の声
Voice 最高のおもてなしをするために
Voice 就職イメージを持ち、今をやりきる
実習先:名護市役所 玉代勢
壮大(観光産業専攻3年次、茨城県・鹿島学園高校出身)
私は、
名護市役所水道部で実習をさせていただきました。
構造と機能についても理解
私がザ・ブセナテラスでの実習を希望したのは、接客
が高い志を持って業務に取り組んでいることに感心させ
以前から“ライフラインを支える仕事”をしたいという
することができ、水道部の
部門、人材育成部門において、過去に名誉ある賞を何度
られました。今後サービス業で働きたいと思っている私に
イメージを持っていました。そこで、自己分析や業界研
役割の重要性を肌で感じる
も受賞しているホテルであることから、お客様をおもて
とって、
何をすればお客様を満足させることができるのか、
究をしていく中、
ライフラインである水を支える水道部で、
ことができました。職員の
なしする心であるホスピタリティについて学び、考えて
どうすればスタッフ一人ひとりが楽しんで業務を行える
委託業社との兼ね合い、独立採算での経営について興味
方々もとても優しく対応し
いくにあたり、非常に適した環境であると考えたからで
のか、その秘訣を学び取ることができたと思います。
す。おかげさまで2週間という短い期間ではありました
今 後 は 、ザ・ブ セ
がザ・ブセナテラスでの実習は、得られるものも非常に
ナテラスで学んだ
を持ったので水道部を志望しました。
てくれて、刺激的で楽しい
私は実習中に水質管理、
水道工事に関する施行方法、
料
実習となりました。
最優秀報告者として賞状が授与された
金調定および徴収に関すること、今後の水道事業の企画
事前講義や報告会のプレゼンテーションは、自分の能力
多く、自分自身大きく変わることができたと実感してい
ことを更に深く考え、
運営に関する説明など、様々なことを学ぶことができま
を試す機会にもなり、今後の就職活動や学生生活に生かす
ます。それと同時に今後の自らの課題、目標も明確に認
常に意識して全力
した。私は今回の実習で問題意識を持ち、視野の拡大につ
ことができそうです。今後も前向きな姿勢で、何事にも取
識することができ、非常に濃密な時間を過ごすことがで
を尽くし、学業なら
なげていくことを一番の目標にしていました。実習中は、
り組み、楽しみながら学生生活を送り、また、就職活動に取
きたと思います。
びに就職活動に励
常にどうすれば良いのかなどを考え、問題意識を持ち行
り組んでいきたいです。
ザ・ブセナテラスでは、お客様に良いサービスを提供す
んでいきたいと思
るため、ホテルの質を高めるために、スタッフ一人ひとり
います。
動をすることができました。
そのおかげで、水道部の組織
11
実習先:ザ・ブセナテラス 荒野
樹(経営専攻3年次、名護高校出身)
同じ名桜大学インターン生と共に(右が筆者)
12
学
学生の声
声
学
学生の声
声
Vooice 売り場からの学び
Vooice 地域の健康・福祉を支える医療機関
実習先:イオン琉球株式会社 城間
美佐(経営専攻3年次、北山高校出身)
私は、イオン琉球株式会社にて実習をさせていただき
など、
実際に接してみないと分からないことがあったので、
私は、地方独立行政法人那覇市立病院にて実習をさせ
授業で学んだ以上の医療用語があり、ほとんど理解できな
ました。日頃購入している商品の製造から流通に至るま
コミュニケーションは大切だと感じました。
ていただきました。
私は診療情報管理士を目指しており、
いこともありました。そこで、
診療情報管理士の業務にはサ
でどのような流れになっているのか、
また、
接客の基本や、
実習を通して、自己分析・業界研究など、まだまだ自分に
地域医療や救急医療、地域がん拠点病院として努めてい
マリやカルテ、
DPCの内容を汲み取るのに絶対に必要なため、
集客力を高める方法を学びたいと思い、志望しました。
足りない課題を見つけることができたので、
就職活動や、
今
る那覇市立病院で、実際の診療情報管理士の業務が体験
医療用語を講義だけではなく、さらに書籍などを使用し学
実習を行うにあたって、①接客マナーを身に付け、素早
後の学生生活で生
できるということで、
那覇市立病院を志望しました。
びたいと考えています。今回の実習を通して診療情報管理
く対応できるようにする、②これから就職活動する上で、
かしていきたいと
実習では主に、
入院カルテのリストチェック・ファイル
士になりたいという思
今の自分にできることや足りない要素を見つけ、学生生
思います。
イオン琉
作成、
心電図などのスキャン作業、
受付で患者さんの案内、
いが強くなりました。
そ
活で生かす、を目標に挙げました。
球株式会社イオン
D P Cやがん登録、Q I 、コーディングについて学びました。
のために診療情報管理
実習では、品出しの作業が一番多く、売りたい商品をど
名護店の皆様、
貴重
那覇私立病院の皆様は優しく、丁寧に指導してください
士資格の試験に向けて
こに配置すればお客様が手に取りやすいか考えることが
な時間、サポートな
ました。
そのため、
実際のD P Cやがん登録の業務を体験す
努め、
この貴重な体験を
できました。何事もお客様の立場になって考えることに
ど、
有り難うござい
ることで、
大学の講義で学んだ知識がさらに深まり、
充実
今後の学業や資格取得、
より、接客の仕方も変わってきました。また、お客様と会
ました。
した実習となりました。
また、
今回の実習で一番感じたこ
就職活動に生かしてい
とは、
私の知識不足でした。
サマリやDPC、
カルテを見ると、
きたい思います。
話をすることで、お客様がどんな商品を求めているのか
実習中に得た成果を報告した
学生の声
最優秀報告賞授与式にて受賞の喜びを述べた
学生の声
Voice 地域に貢献できる診療情報管理士を体験
Voice 潜入、ハートライフ病院の内部
実習先:琉球大学医学部附属病院 石川
真未(診療情報管理専攻3年次、具志川高校出身)
実習先:社会医療法人かりゆし会ハートライフ病院 呉屋
亮太(診療情報管理専攻3年次、北中城高校出身)
私は、琉球大学医学部附属病院で実習をさせていただ
まで学習してきたすべての科目が診療情報管理士につな
私は、社会医療法人かりゆし会ハートライフ病院で8月
が関わることのない部署もありましたが、私が目指す診療
きました。志望した理由として、患者の立場に立ち、質の
がっていることを感じ、より一層、診療情報管理士の勉強
22日
(月)
から9月2日
(金)
までの2週間実習を行いました。
情報管理士が関わらないだけで、
病院全体から見た場合には、
高い医療を提供することを心掛けている琉球大学医学
や大学の講義などに励んでいかなければならないと考え
私が、
ハートライフ病院での実習を志望した理由は、
診療
とても重要な部署ばかりで、とても良い経験をさせていた
部附属病院に実習することで私が目指す、本当の意味で
させられました。
また、
インターシップ基礎・実践を受講して、
情報管理士の実際の業務を見ることで、大学の講義では
だきました。
の人の役に立てる、地域に貢献できる診療情報管理士を
自分自身を見つめ直すことができ、心の成長につながった
学べなかったことを知ること、
そして、
ハートライフ病院
実習を通して、
私はより一層、
診療情報管理士を目指した
体験することができるのではないかと考えたからです。
と思います。インターシップで得た経験や知識を生かし、
の理念である「心と心を結ぶ信頼される医療」が、どのよ
いと思うようになりま
主な実習内容は、紙カルテの貸し出し返却処理、院内が
これからの資格取得、
就職活動に励んでいきたいです。
うに診療情報管理士に関わってくるのかを知りたいと考
した。
そのためには、
2月
ん登録、IC D−Oを使用したコーディング、5 大癌の講義
えたからです。
の診療情報管理士認定
と病期分類法を学習しました。実習を通して診療情報管
実習内容は、診療情報管理室だけでカルテの回収や編
試験に合格することを
理士の業務に触れることができ、各部署で診療情報管理
綴をするだけでなく、ハートライフ病院内の各部署に回
第一目標としたいと思
士の業務内容が異なることを理解できただけではなく、
って、
その部署での業務を見学させていただき、
実際にそ
いました。
診療情報管理士という仕事は、
コーディングや経営の知識、
こでの業務を体験させてもらいました。
情報関連の知識など様々な分野の能力が求められ、これ
実習中、スタッフの方々が優しく声を掛けてくださいました(左から2人目が筆者)
学生の声
Voice 日本らしいサービスを学ぶ
学生の声
チョウ ホウ
ゲン
芳 源(経営専攻3年次、中国・宝鶏市烽火中学高校部出身)
今回イオン琉球株式会社イオン名護店で実習させて
さまが欲しい商品をすぐ手に入れるように陳列する、分か
いただきました。
イオンの経営理念の中心は
「お客さま」
、
りやすく分類する、見やすい商品案内の看板を作ることも
お客さまへの貢献を永遠の使命としています。インター
お客さまにより良いサービスを提供するための一つの重
ンシップを通じて、小売業のトップに立つイオングルー
要なポイントです。
プはどのようなサービスを提供しているか、世界に学ば
お客さまの立場で考え、笑顔でお客さまをもてなすとい
れる日本らしいサービスの精神を自分の目で見てみた
う信念を常に心掛けて、
いと思い志望しました。
社会の舞台に踏み出し
インターンシップ期間中に、毎朝出勤して、会社の出
たいと思います。イオ
入り口で警備員をお客さまに見立てて、接客マナーの
ン琉球株式会社名護店
5 大用語を大声で復唱しながらお辞儀を行いました。小
の皆様、ありがとうご
売業の基本的な挨拶からお客さまに良いサービスを提
ざいました。
実習先:沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 石澤
正祥(診療情報管理専攻3年次、栃木県・帝京大学卒業)
私は、医療情報システムの仕組みと、それを導入して
することに役立っており、
今後、
更にシステムが発展すれば、
いる病院での診療情報管理士の仕事がどのようなもの
コード入力は自動化されると感じました。そのため、コー
なのかを知るため、県内で最新の医療情報システムが導
ディングの知識を高めるだけでなく、人間にしかできない
入されている沖縄県立南部医療センター・こども医療セ
部分の力、つまり統計による適切な判断と分析、さらには、
ンターを実習先として志望しました。
経営者に対して適切に意見できる力、を伸ばすことが重要
実習内容は、主に病棟からのファイルの回収、整理、保
になってくるのではないかと、今回の実習を通して発見す
管や、P Cを使った D PC入力およびコード入力でした。前
る事ができました。
半の1 週間は、講義で学んだ診療情報管理士の業務の具
体的な内容を理解することに専念し、後半の1 週間は、実
習前や実習中に思った疑問や質問を診療情報管理士の皆
さんに尋ねました。
実際、医療情報システムは、診療情報管理士が行って
供するために工夫していることが分かりました。
また、2週間の内の3分の2は品出しを行いました。お客
最優秀報告賞授与式にて受賞の喜びを述べた
実習中に回った部署の中には、実際に診療情報管理士
Voice 実習を通して発見できること
実習先:イオン琉球株式会社 趙
13
仲間 妃都(診療情報管理専攻3年次、那覇高校出身)
実習先:地方独立行政法人那覇市立病院
最優秀報告賞授与式にて受賞の喜びを述べた
いるコード入力ならびに統計作業などの仕事を簡易化
新規患者のフォルダ作成
患者フォルダの保管作業
PCを使ったコード入力
14
【北米コース】
学事報告
アメリカの歴史と
それを含む様々な文化に触れる
平成23年度
国際学群 語学教育専攻
タスカローラ族とアメリカの政府成立のモデルとなった
8月22日(月)から9月15日(木)までの約3週間、アメリ
リ
[現地実習報告]
【教育支援コース】
教育現場を理解し、
教育現場を理解し
様々な教育活動を体験する
イロコイ連合について教えていただきました。そして、ナ
カとカナダの2 カ国を訪れました。私の生家や友人宅で
で
イアガラガジェット(新聞社)
ホームステイしながら、それぞれの暮らしや、文化を学
学
の編集者であるダン・グリン
験を持つ事を目的としている。実際にこれまで3年次で教
んでもらいました。
さんには、地下鉄道(奴隷制度
育支援実習を体験して、同じ学校で4年次に教育実習を体
ナイアガラ国境地域はアメリカの歴史とそれを含む様々
下当時、奴隷がカナダに亡命
験した学生が数名おり、教育支援実習を通して教員や生徒
な文化の縮図です。
私たちはアメリカに降り立ったその日、
するために利用した通路)や
たち、また学校の様子が充分に分かっているので、教育実
壮大なナイアガラの滝を見に行くところから実習をス
新聞社での仕事について説明
習では教科指導や生徒たちとの触れ合いに集中すること
タートしました。ナイアガラの滝を目の前に胸を躍らせ
していただき理解を深めまし
ができたとの報告もあった
ができたとの報告もあった。
た後は、私の友人が営むレストランで
た後は
私の友人が営むレストランで、ロ
ロースト
ストビーフ
ビ フ
た。それから
た
それから、ナイアガラ大学
具体的事例を報告すると、名護市内の小学校および中学
サンドウイッチなどを食し、伝統的な西ニューヨーク
とコミュニティカレッジでは、
校に派遣された学生たちは様々な体験をした。学校現場では、
料理を味わってもらいました。
講義を受講し、たくさんの学
平成18 年よりスタートした国際学群語学教育専
専攻 3年
教科指導だけが業務ではない。日々の活動として、給食指
翌日以降は、
サンボー
生や先生方と交流を深めまし
次対象の教育支援実習(現地実習の1コース)
(
コース)は本
は本年度で
導や、
清掃、
部活動の指導などに追われる。
行事前になると、
ンにある農家や、博物
た。
6年目を迎える。実習先は、名護市内の小学校や中学校、
運動場で草刈り機を持って校庭整備をするのは珍しい事
館、美術館、公園、オー
カナダではアルゴンキン州立公園を探索し、ビーバー
Freedom Crossing
モニュメント前にて
または沖縄県内の日本語学校で約3週間、実習を行った。
ではない。実習期間はちょうど運動会の準備、および運動
ルドフォート・ナイア
が作ったダム、木に付けられたクマの爪痕やシマリスな
今年度の実習生の内訳は、名護市内の小学校および中学
会当日を経験しており、教員、生徒と共に行事を準備して
ガラ、ブドウ園、桃の収
どを見て回りました。そして、運良くカナダの国鳥ルー
校での教育支援に5人(9月初旬から9月下旬に実習)、名
成功させた感動を体験できたことがすばらしい経験にな
穫に訪れ、私の父が以
ンも見ることもでき、カナダの大自然を満喫しました。
護市内の小学校での英語助手実習に4人(10月から実習
ったようだ。
前勤めていたナイアガ
また、ガラス吹き工、ジュエリー職人、木彫り職人などがい
昔の学校を当時のままに再現した博物館
るアーティストの町にも訪れ、別の日にはウェランド運河
が開始し、来年の1月まで継続される)、宜野湾市の日本
琉球大学のように附属小学校や中学校を持たない名桜
ラ・パワー(水力発電施
語学校実習に1人(9月初旬から9月下旬に実習)で、合計
大学教職課程にとって、教育実習前に学校現場の教育実習
設)を視察しました。また、私の故郷で行われているピー
の水門を通過する船や、植物公園を見学しました。
10人である。
体験は、実際の教師の仕事、生徒の行動や考え、学校行事な
チフェスティバルに、名桜大学の学旗を持ってパレード
この実習で学生の視野が広がり、異文化経験を通して自
教育支援実習の目的は、将来教育現場で就職したい学
どを事前に知る貴重な体験である。今後とも、教員志望の
に参列したところ、ナイアガラ市とルイストン市の両市
国の文化や自身に対する理解を深めてほしいと期待して
生たちが教育現場を理解し、様々な教育活動を体験する
学生達に受講してほしい実習科目である。
長から温かい歓迎を受けました。ルイストンジャズフェ
います。
ことにより、教育実習や実際の言語教育の現場でスムー
ズに実力を発揮できるように事前に教育現場で実習体
スティバルにも足を運び、世界的に有名な奏者の演奏を
総評:渡慶次 正則
(国際文化教育学系 教授)
偶然の出会いの延長
Voice
小山 布巳弥(3年次、東京都・大智学園高校出身)
総評:レイサム,キャロライン C.
(国際文化教育学系 教授)
楽しみました。
学生の声
学生の声
中できるからとても助かったなどという言葉を教員の
皆様からいただきました。
3 週間は瞬く間に過ぎ去っていき、そのなかで多くの
私は、平成23年9月5日(月)から9月23日(金)までの3週
ことを学ぶことができました。特に教頭先生がおっしゃ
間ほど、名護市立大宮中学校の教育支援実習生としてお
った「偶然の出会いを重ねていくのが人生」という言葉
世話になりました。大宮中学校では、主に学校内の環境
に深く感銘を受けました。私自身も今回、大宮中学校で
整備を中心に、期間中に運動会も控えていたので、運動
実習を行うことは昔から
会関連の作業にも従事しました。
決まっていたわけでなく
校内では職員室内にある倉庫の整理、花壇や畑の整備
偶然です。来年、教育支援
など様々な活動をさせてもらいました。一見、教育支援
実習へ行かれる方はこう
という名目での実習と関連性がないように思えますが、
いった偶然の出会いとい
子供たちの学びの場としてより良い環境をつくる、機能
うものを大切にそして楽
させる。その一翼を担うなかで教育現場の素顔をのぞか
しんでほしいと思ってい
せてもらうことができたので、私としてはこれも立派な
ます。
教育支援であると考え、活動しました。
また、現場の教員の方々は日々の業務に追われ、学校
内の環境整備まで手が回らないというのが現状です。期
間中に私が行っていた作業の数々は本来であれば、教員
間で分担して行うことになっているそうです。今回、私
運動会全体のスローガン
(私もペンキ塗りを手伝いました)
感動と喜びに満ちた3週間 Voice
したが、皆さん優しく
宮里 美紀(3年次、辺土名高校出身)
久貝 涼歌(3年次、宮古高校出身)
もうれしかったです。
運動会での応援合戦の様子
接してくださり、とて
また、毎週日曜の朝は
私たちは夏休み期間中に、アメリカとカナダへ現地実
教会へ行きミサを体
習に行きました。12時間という長いフライトを経て、到
験し、実習メンバー4
着後すぐに向かったのがナイアガラの滝です。道中、車
人で民謡の「てぃんさ
窓から見えるもの全てが珍しく、窓越しに風景をカメラ
ぐぬ花」を披露しまし
で撮り続けていました。ナイアガラの滝に到着してから
た。
は、滝の大きさに感動したり、自然の美しさに魅了され
実習中、レイサム先生の家を含め、4つの家庭でホーム
たりと胸を打たれました。そこからは新しい出会いとの
ステイをしました。ホストファミリーは私たちを温かく
連続で、大学や様々な施設見学、お祭りなどに参加し、現
迎えてくださり、私たちは「人の温かさ」にとても感動し
地でしか味わえない伝統的な料理をいただきました。
ました。実習最終日には、お世話になったホストファミ
ナイアガラ大学と
リーに、感謝の気持ちを伝えようと、パーティーを開き
コミュニティカレッジ
沖縄料理を振舞いました。美味しそうに食べている姿を
の日本語クラスを訪
見ることができ本当に良かったです。
れた時は、日本や沖縄
長いようで短い現地実習でしたが、沖縄とは全く違う
文化の紹介を通して
風土や文化、色んなものを見たり聞いたりして貴重な体
学生と交流しました。
験ができ、とても濃い時間を過ごすことができました 。
こ
英語で日本語を教え
が期間中に微力ながらも作業を行ったことで、授業に集
15
も聞きました。タスカローラ族首長のパターソンさんから、
る難しさを実感しま
Fa c e b o o k で交流して いるナイアガラ
大学のアンジェラさん
(右端)
と、アンジェ
ラさんの友人(左端)
の経験を生かし、様々なことにチャレンジして、さらに
写真を使って沖縄の自然を紹介
成長できるように頑張りたいです。
16
学事報告
平成23年度
のキャンパスツアーに参加するなど、一足先に大学生気
第3回オープンキャンパスを開催 !
分を楽しんでいた。
一足先に名桜大学生の気分を味わう
ランチ後のプログラムでは、
入試・進路相談コーナーや、
平成23年9月17日(土)、第3回オープンキャンパスが開
トレーニング機器体験コーナー、ゼミ担当教員や所属学
催された。台風の影響で天候が心配されたが、県内・外か
生による専攻紹介が行われ、名桜大学の多彩な学びや雰
ら315人の受験生と保護者の方々にご参加いただいた。
囲気を実感していただいた。
学長挨拶に始まり、国際学群長、スポーツ健康学科長、
参加者からは「自分が今何を学びたいのか確認できて
看護学科長から各専攻・学科の教育課程と特色が紹介さ
良かったです」
「先輩たちと先生の仲の良さが印象的だっ
れた。その後、参加者は教員によるミニ講義や在学生主導
た」など多くの感想をいただいた。
国際学群
人間健康学部 スポーツ健康学科
人間健康学部 看護学科
教員と在学生による専攻紹介
持久力測定体験コーナー
教員が個別に相談を受け付ける入試・進路相談コーナー
学事報告
平成23年9月 卒業式
学長告辞
「これまでに学んだ知識と知恵を活かし力強く生きてもらいたい」
平成23年9月卒業式が9日(金)、本学本部棟4階第一会議室で挙行され、国際
学部5人(国際文化学科2人・観光産業学科3人)、国際学群5人(国際文化専攻1人、
システムマネジメント専攻1人・情報システムズ専攻2人・観光産業専攻1人)、
人間健康学部スポーツ健康学科4人、計14人がそれぞれの思い出を胸に学び舎
を巣立った。
すがすがしい秋日和の卒業式当日、式典ではご家族や関係者、教職員が見守
る中、瀬名波学長から卒業生へ学位記が授与された。
瀬名波学長は「変転極まりない社会情勢に耐えうるような人間になるために
は生涯を通して勉強していかなければならない。これまでに学んだ知識と知恵
を活かし力強く生きてもらいたい」と激励した。嘉数理事長は「皆さんの社会で
の活躍が、我々名桜大学にいる教職員、学生の刺激になる。今後も是非本学を訪
れて在学生を励ましてほしい」と祝辞を述べた。これに対して、卒業生を代表し
て、比嘉善之さん(人間健康学部スポーツ健康学科、陽明高校出身)は「仲間たち
と目標に向かって努力し、物事を最後まで成し遂げる大切さ、責任感、団結心な
どを学び、身に付けました。これからは社会に貢献できる人材になれるよう頑
張ります」と学生生活を振り返った後、今後の抱負を述べた。
式典終了後には祝賀会が開催され、
恩師や友人らが集まり14人の卒業を祝した。
学事報告
9月卒業生一同
感謝で辞を結んだ比嘉さんの卒業生代表挨拶
平成23年10月 入学式
学長告辞「多くの学生と友情を育んでほしい」
平成23年10月11日(火)に、本学本部棟4階第一会議室で10月入学式が執り行わ
れ、国際学群に3人の留学生が入学した。式典では、瀬名波学長から入学許可を受
コウ
ショウ
けた高 昇 さんが、入学生を代表して本学の学生としての誇りを胸に力強く宣言
期待に胸を膨らませる新入生一同
(左から丁さん、高さん、趙さん)
した。学長告辞では瀬名波学長が「教職員によるサポートや、本学の施設などを存
分に活用し、勉学に励んでいただきたい。そして、多くの学生と友情を育んでほし
い」とエールを送った。引き続き、嘉数理事長が「本学に在籍する日本および各国
の学生たちと交流を図り、有意義な大学生活を送ってもらいたい」と祝辞を述べ、
厳かな雰囲気のなか式は終了した。
寄 稿
ファストフードの秘密
毎日、アメリカでは10人に1人が必ずファストフードを
食べている。
もはやファストフード店は、
アメリカのみでは
なく、先進諸国 ! 発展途上国 ! 世界中あちらこちらに立ち
並んでいる。そこで人々は「糖分と塩分と脂肪がたっぷり
で高カロリー」のファストフードをためらいもなく食べて
いる。ファストフードは、どこから来て ?誰が作り ? 何が
入っていて ? それを食べ続けるとどうなるのか ?人々は
それについて深く考えようとはしない・・・正にそれこ
そがファストフード会社の思うつぼなのである。
食べ物は皆が買う商品の中で何より大切なもの ! しかし、
多くの人は食べ物がどんなふうにして作られているのか
深く考えたりはしない。
食べ物は体の中に入って、その人の一部になる。背が高
いか低いか?からだが強いか弱いか? 適正体重か肥満か ?
健康か不健康か ? を決める重要な要素となる。要するに
食べ物は人の根本に関わる重要なものだ。そんなに重要
なのに、ほとんどの人はファストフードについてよく知ら
ないのである。W h y ? それは、ファストフード会社が深く
考えてほしくないから・・・
ファストフードは、世界中で毎日何億食と食べられてい
る。そんな大量の食品をいったいどうやって供給してい
るのだろうか? 仮に一つ一つ食材を吟味し毎日丁寧に製
造するとなれば、せいぜい世界中で1日1 万食が限度とい
ったところである。従って、もうお分かりのように、いろ
いろとからくりがあるということだ !
ある大手ファストフード会社の場合、ハンバーガーの
パテに使われる肉の50%以上は乳牛で乳が出なくなった
牛の肉を使う(味はあるが固くて非常に臭いがする←消
臭剤を使用し緩和する)。こうすることで相当数の牛肉を
確保している。その他、多くのファストフード会社は、ハン
バーガーパテ専用の牛を大量(一つの農場で数万頭)に
不衛生な環境下で抗生物質を与えながら肥育している
(ア
メリカ全土で製造される抗生物質の70%は、人ではなく
家畜に使用される)。やはり非常に肉も臭うため化学調味
料を大量に使用し、素材の味が分からないよう美味しく
味付けしているのである。また、ハンバーガーのパテから
は、しばし大腸菌が検出されている(中には病原性大腸菌
も検出される)。これはどういう意味を示しているかとい
うと、
答えは糞が混じっているということを意味している !
なぜかというと、毎日何億食という超大量のパテを供給
しなければならないため生産ラインのスピード化が生じ、
食肉加工処理が雑になってしまうからである(人が処理
できる限界を超えるため)。
美味しいシェイクにいたっては、全くもって化学調味
料で作られ、イチゴシェイクを例にたとえるとイチゴな
ど全く入っていないのである。イチゴシェイクに使われ
るイチゴ味にする人工香料はなんと一滴でプール 一杯分
のシェイクをイチゴ味にできる。だから、一度に大量の供
給が可能になるのである。丁寧に、イチゴ、牛乳、バニラ、
氷などの食材を使って丁寧に作っていたら、ファスト
フード会社は倒産ということになる。
最後に最も注意が必要とされているのが意外なフライ
ドポテトである。原料のジャガイモ自体に問題があるわ
ると怖い食べ物−
けではないが、
いが、問題なのはその製造法である。
問題なのはその製
の
のはその製造法
製
であ
あ
ある。
世
世界
世界中で大
量のポテトを揚げるとなると、
トを揚げる
トを揚げると
を揚げると
となると、ものすごく大量の揚げ油
ものすご
ご
ごく大量
量の
量
が必要となる。
となる。もし、一般的に家庭で
一般
一般的に家庭で使用するような揚げ
庭で使用す
庭で
使 するよ
ような
油を使用していたら、
使用していたら、輸
輸送面も含め膨大なコストがかか
輸送面も含
も含め膨大な
も含
大な ストが
大なコ
がか
りファ
りフ
ァスト
トフー
フ ド会社は倒産することになる。
会社は倒産することにな
倒
そこでどの
ような方法をとるのかというと、
るのかというと 安い植
安い植物油
植
(コーン油や
パーム油)に水素を添加し固形にして、
し
、輸送費を大幅にロ
輸
ーコスト化して流通させているのである。しかし、植物油
に水素を添加すると油は化学変化を起こし、悪魔の油と
称されるとても恐ろしい「トランス脂肪酸:プラスチック
と構造がそっくり」に変化してしまうのである。このトラ
ンス脂肪酸で揚げ物を作ると、
カリッと食感は良くなるが、
身体には心疾患や脳血管系疾患、ガンなどの原因になる
とされ、
世界中で既に規制が始まっている。しかしながら、
多くのファストフード業界では、いまだにこのトランス脂
肪酸の使用に関する問題をクリアできない状況にあり、
消費者自身が心して注意していかなければならない状況
にある。
【ディズニーのAct i on 】2006年5月、ウォルトディズニー社
は、マクドナルドとの提携の解消を発表 ! 肥満や病気の原
因とされる企業との提携は社会的責任に反するとした。
また、
子どもの肥満が深刻化しているのを受けて、テーマパーク
内のレストランメニューを刷新し、ヘルシー食の提供へと
SH I F T化を図った。
さて、
皆さんはどうしますか?
ポテトカビ培養実験
自分で揚げたポテト30日目
某社のフライドポテト30日目
培養条件により誤差はあると思うが、自ら揚げたポテ
トは3日目にカビがはえ30日後にはひどく腐敗した。
一方、
某社のフライドポテトは、30日経っても健在であった。こ
れは食品か・
・
・!?
参考文献:
T・コリン・キャンベルほか:食習慣と健康に関するレポート
「食物・栄養とガン」、全米科学アカデミー報告書
エリック・クローサーほか:Chew on t h i s、
草思社
人間健康学部スポーツ健康学科
准教授 高瀬
幸一
profile
島根県出身。専門はバイオメカニクス、運動生理学。
高齢者の筋機能に関する研究を行い、国際学会( A C S M )な
どで活躍する傍ら、地域の老人会で「ゆんたく講師」を務め
るなど、
幅広く活躍している。
陸上競技部コーチ
(中・長距離)
。
高さんによる新入生宣言
17
18
国際学群国
国際文化専攻企画
台湾ス
湾スタデ
タディ
ディツアー
ディ
ィツ
― アジアの
のなかの沖縄を知る旅 ―
国際学
学群国際文化専攻では、平成23年8月31日(
(水)から
か
9月3日(日)にかけて3泊4日の海外入門スタディツア
アーを
実施し
した。参加者は教員(国際文化教育学系山田均教授、
授、菅
手登根春華さんが
台湾の李登輝元総統を表敬訪問
GPAC in Taiwan ∼アジア学生交流会議∼
アジア学生交流会議(G PAC=G lo ba l Pa r t ners h i p o f
こっている重要問題について討論した。その後、12 グルー
As i a n Col leges )は、平成23年8月23日(火)から29日(月)
プに分かれて、さらにテーマを細分化して、深く考察して
まで、台湾の国立政治大学で開かれた。
「中国のエネルギー問題」を取り上げて、
「中国こそ自然エ
台湾国立政治大学、ベトナム国立大学から約120人が参加
参加
ネルギーの導入が緊急である」
る」と、提言した。そして、最後
に論文を指導し各大学の先生方が審査
審査した。その結果、
見事、
野敦志
志講師)と国際学群の学生11人の合計13人であった
た。
。
国際学群国際
際文化専攻では、平成23年8月31日か
した。名桜大学からも宮城ジェラルドさん(国際文化
文化専攻
一行
行は8月31日午前中に那覇空港を出発、午後に台湾
湾・桃
ら9月3 日の日 程で台湾へのスタディツアーを実施
4年次、ペルー出身留学生)を代表に7人が加わった
った。会議の
宮城さんが率いるチームが最優秀
ムが最優秀賞に輝
に輝いた。
輝いた
園国際
際航空に到着後、バスで中部の彰化県鹿港に向かっ
かった
したが、その際
際、11人の参加者の一人である手登根
運営は政治大学の商学部の学生が当たり、英語を公用語に
英語
宜蘭県の東山河公
河公園、欄陽伝統博物館な
などテーマパーク
パーク
(その
の間、手登根と菅野が新北市・淡水で李登輝前総統
統に表
春華さん(国際
際学群1年次、那覇西高校出身)が初日
した。
も見学し、見聞
見聞を広げた。
見
聞を広
来年度は、ソウル国
国立大学で開か
に台湾の新北市
北市淡水に位置する李登輝元総統のオフィ
アジア学生会議の目的は
「学術論文の発
発表と友情の育成」
れる 筆者
れる。
筆者、菅野敦志講師
師(国際
(国際文化教育学系
系)、荻堂盛淳
で、名桜大学は2002年から参加している
る。今回の共通テー
ー
学生課
課長が担当した。
敬訪問
問を行った)。清朝∼日本統治時代の古い街並
並みが多
く残る鹿
る鹿港では、海の女神を祭る馬祖廟を始めと
とする数多
くの寺廟
廟や鹿港民俗文物館などを見学した。
。翌日は高速鉄
翌
道(新幹線)
線)で台北へ移動した。9月2∼3日の台北滞在中は
日の
は
台北駅周辺、
、二・二八記念公園、迪化街
化街、台湾大学病院、総統
統
府、国家図書館、
家図書館、
館、中正紀念堂な
中正紀念堂などを見学し、
中
日本統治期か
から
戦後の台湾の政治社
治社会変容を物語る建築物について説
て説明
を加え、全日程を無事終了
終了した。
学生は出発前に歴史・文化・言語に関
言語に関する事前学
前学習を受け
学習を受け
ていたが、実際に台北に来た後、沖縄と共通す
通する特徴(石敢
當やお墓の様式など)
やお墓の様式など)を見て文化的なつ
を見て文化的なつながりを実感した
だけでなく、昨年まで世界一の
昨年まで世界一の高さを誇っていた台北101
ビルなど、
お隣の台湾・台北の都会ぶりに皆驚きを露にして
いた。
「百聞は一見にしかず」
、
東アジアの発展ぶりを目の当
たりにし、
学生たちは大いに触発されたようであった。
今後の沖縄の人材育成と経済発展の将来を考えるとき、
地理上のアドバンテージを生かしつつ、著しい成長を遂げ
ている東アジア地域のなかで沖縄の若者がどれだけ隣人
と友好な関係を築き、そうした隣人と人的・経済的な関係
スにて表敬訪
敬訪問を行い、李元総統から温かい歓迎
を受けた。
マは「エネルギー、環境、観光」で、まず、
、全体で、アジアで
アで起
統とし
して就任後、台湾の自由化に大きく貢献され、
お互いの意見を尊重し協力
力 する大
大 切さを学ぶ
199
996年には初の民選総統に就任、2000年までの12
年にわたって東アジア地域における民主社会を代
今回G PACの公用語が英語であるという
う 事から、専攻
が、そういった環境に身を置けただけでも非常
常に
に良い経
表するリーダーとして大きな存在感を示されてきた。
である語学教育を通し興味を持ち始め
始めた
た。
「 アジアの学
験となった。全グループよくまとめられてお
おり、レベル
総統退任後は引き続き政治的提言を行う一方、日
生の英語力」そして、現在の自分の持つ
つ 英語力がどれだ
の高いプレゼンテーションだったように思っ
った。本学の
本
台間の関係強化にも尽力されている。
けのレベルにあるのかを知るために参加
加 を決めた。
宮城ジェラルドさんと高良健吾さん(語学教育
教育専攻4年次、
手登根さんはかつて那覇西高校在学中、沖縄に
G PAC初日、行動を共にするグループメン
ン バー(様々な
講演に来られた李元総統に壇上で花束を贈呈した
大学・国籍の学生で編成される)の顔合わ
わ せが行
が行われ、今
と ても感動した。
後どのように活動していくかなどの話し
し 合いを行
を行った。
文
文化や国勢が違う中で、お互いの
いの意見を尊重し
し協力し
翌日はグループ内の団結力を深めるため
め に、スポーツ大
ツ大
ながら
がら一つのものを作り上げた
上げた経験は今後の大
大きな財
会や市内を観光し、台湾の文化や伝統を学ん
学んだ。
産になる
産に
ると考える。
。そして
そして、全ての活動を通し耳に
にした「ア
ことがあり、それが今回の表敬訪問に結びつくきっ
かけとなった。3 年ぶりの再会となる訪問に、李元
総統は初の台湾訪問となる手登根さんに台湾の歴
る英語を学ぶ事の
事の重要性を再認識した。最後に、
最
今回ホ
回ホ
沖縄との関係については、李元総統の台北高校在
スト校である政治大学生の
大学生のG PAC への取
取り組み
組み(準備と
(準
学中に「赤嶺くん」という沖縄出身のクラス
ラスメ
メート
ト
がいたことなどをお話しくださった
さった。
それにはまず、
相手をよく知ることが何より重要であるが、
歓談を終えた後、
過去の琉球王国がアジアのなかで自身の生存空間を切り
手登根さんは李元
開いてきたように、このスタディツアーが参加学生にとっ
総統に沖縄の天然
て今後のアジアと沖縄―アジアのなかで生きる沖縄―に
塩をプ
をプレゼン
ントし、
ついて考える一つのきっかけとなってくれたら幸いである。
お返しとして李元
運営)は非常にすばらしく政治大学生
学生一人ひとりの「お
もてなしの心」を日々の活動のあ
動のあらゆる所で感じた。彼
らの強い団結力と気持ちがなければあそこまで充実し
の強い団結力と気持ち
たGPACではなかったと思う、心から感謝する。GPACは
本当に意義のある学生交流会議だと考えるので来年は
名桜大学からも、もっと多くの学生に参加してほしい。
国際学群 語学教育専攻3年次
んには李元総統に
猿渡 加世(長崎女子商業高校出身)
関する書籍と台湾
茶が贈
が贈られた。李元総統は、若い世代が日台間の相
代が日台間の相
互理
理解を率先して進められるよ
れるよう手登根さんに期
待を
を 述べられるなど、
ど、優しく温かなお言葉をかけ
優
豊
豊見城南高校出身)
が属したグループが最
最優秀賞に
に輝き、
ジアの学生の
生の英語力」は非常に高く、世界の共
共通語であ
史や文化について優しくレクチャーされた。また、
を強めていくことができるのかが目下の重要な課題である。
総評:国際学群 国際文化教育学系 講師 菅野 敦志
志
総評:国際学群 国際文化教育学
育学系 教授
授 仲地 清
李元総
総統は1988年に中華民国史上初の台湾人総
総統から手登根さ
渡慶次 那津子(糸満高校出身)
三 日 目 か ら 、事 前
に各校で準備した
た論
文の発表が行われた
た。
てく
くださった。最後に、
最後
別れ際に李元総統から固く
名
名桜大学は与えら
られ
握手
手 をしてい
い ただき、改めてお礼の言葉を述べつ
てい
いたテーマの中
中か
つ表
表 敬訪問
訪問を終えた手登根さんは、今回の訪問を
ら「観光
観光産業」を選び
び、
通じ
じて、
、名桜大学を始め、台湾にとって最も身近な
「沖縄の観
の観光産業
業」を論題に発表を行った。そして、四日
隣人で
である沖縄の地で学ぶ大学生が今後の日台交
目は、GPA
AC 初日
日から行動を共にしている各グループで
流の
の重要な一翼を担っていかなければいけないと
の論文発表で
表であ
あった。準備時間が前日の夜と当日の午前
いう認識
識を新たにしたようであった。
中のみという
う
う限られた時間の中で討論し論文を完成さ
せた。メンバ
バー
ーの発言や行動に圧倒されっぱなしだった
19
発表論文にまとめた。本学の宮城さんが属するグループは
G PACには慶応義塾大学、千葉商科大、ソウル国立大学、
G PAC2011 i n Tai wa n 名桜メンバー 一同
20
大谷ゼミフ
フィールドワーク
東村に
村における観
ける観光振興
振興に関す
する住民意向調査
キッズウインドサーフィン教室を開催
平成23年8月18日(木)、19日(金)に、夏休み恒例のキッ
ズウインドサーフィン教室をゼミ生と一緒に開催しました。
国際学群
学群観光産業専攻の大谷ゼミでは、
「 地域に
域におけ
ける
望ましい
い観光振興のあり方」をテーマに地域振興や観
や観光
光政
策など
どについて学んでいる。講義で学んだ理論を応用す
用する
ため、
毎年夏季休業中を中心に3、
4年次の合同ゼミでフィー
ルドワ
ワークを行っている。今年度は10月14日
(金)
から16日
6日
(日)の日程で総勢34人の学生が参加し、沖縄県北部の東
東村
村
におい
いて観光開発の方向性や観光への期待などに関
関する
住民意
意向調査を行った。
今年
年 度のフィールドワー
クは、平 成23年10月現在、
筆者が東
東村観光振興計画策
定委員会の
のメンバーである
こともあり、
こと
、調
調査結果を現
実社会に反映させ
に反映させ
させることが
せることが
東村レクチャー
できる格好の調査研究
研究材料
が揃っていた。地域計画策定
画策定の基礎資料となり得る
るような
調査は教育効果も大きく、東村企画観
村企画観光課の協力
協力のもと調
のもと調
査を実施することができた。また、調査第1日目には観光資
日
源や総合計画、今後の観光などについて
今後の観光などについて村の概要に関する
レクチャーを実施していただいた。
ーを実施していただいた 東村企画観光課の宮田
海洋博公園のエメラルドビーチに2日間、90人の小中学生
が参加してくれました。天気が良く、適度に風も吹いてい
たので、子供たちは海の上を風に乗ってスイスイ走ってい
てい
ました。
内の子供たち
今回の参加者の特徴は約 3分の 2が沖縄県内の
で、毎年楽しみに参加してくれる子もおり、
、地域に定着し
地
調査の様子
課長補佐および又
又吉主査には心より感謝を申し上げます。
その後の調査
査は悪天候が続き、調査を一時中断しなけれ
ばならないほど
ほどの大雨であった。その条件にも関わらず、
学生はアンケ
ケート票を回収するべく村民の皆さまのご自
宅を訪問し
し、熱心に説明を行っていた。学生には、アンケー
ト調査の
査の趣旨や設問意図などを簡潔に説明できるだけの
工夫が必要であり、一方的な説明や自己中心的な振る舞い
工夫
では通用せず、コミュニケーションをとるために多くの努
力が必要となる。今回も、学生は自ら考え、時にはグループ
で協力して目標回収数263票をクリアしたのである。地域
関与および積極的な行動の重要性に改めて気付くことが
できたと思っている。
事前学習の不足や調査中のリスクマネジメントなど課
題も残ったが、現在は回答結果の集計と分析を行い、東村
へ提出するため調査報告書(ゼミ論)を作成中である。引き
続き学生には、人々との触れ合いや地域資源の調査などを
通して「観て考える力」
「課題発見、解決能力」を養い、自ら
が足を運んだ東村の将来像を考えてもらいたい。
総評:国際学群 観光産業教育学系
系 准教
准教授 大谷 健太郎
調査実施本部
平成23年度
第2回FD 研修会報告
告
平成23年8月31日(水)に、新カリキュラムおよび教授方
今回の研修会
今
修会では非常に活発な討論が行われました。そ
法に関する研修会が開催され、教養教育センター長の木村
堅一先生(国際学群経営情報教育学系教授)から「新しい教
教
養教育の意義∼教養教育センターの現状と課題∼」、言語
学習センター長の渡慶次正則先生(国際学群国際文化教
化教育
学系教授)から「名桜大学 1 年次教養英語の取り組み
み 」、教
養教育副センター長の金城やす子先生(人間健康学
学部看護
学科教授)から「教養教育 共通コア科目『教養演習
演習』」とい
うテーマのプレゼンテーションが行われました。
。
の一方で、3人の先生方のプレゼンテーションが終わった
時点で予定
定時刻から25分、研修会終了は予定時刻を43分超
過しました
した。このことは、研修会開始時刻を過ぎてから会
場に来ら
ら れる方が多かったために開始時間を遅らせたこ
始時間を遅らせたこ
とも影響
響 しています。参加者からも
からも「予定時刻を厳守して
ほしい」
」などのコメントが多
が多数寄せられました。
このような事態を招い
招いた要因として企画段階での見通し
の甘さ
さ が挙げられま
れます。今後は、時間配分に配慮すると共
に、定刻
刻に開始す
始することや、討論が白熱していても定刻で
一旦催し
しを終
終了することなどを検討したいと考えています。
効率的
的 な 大学運営には予定時刻を守ることが必要と思
われます
す。皆さまにも予定時刻を守って催し物が行われる
ようご協
ご協力
力お願いします。
総評:FD委員長 山本 健司
(人間健康学部 スポーツ健康学科 講師)
渡慶次言語学習センター長による
プレゼンテーション
21
出席者の質疑に応えるプレ
レゼンター
たイベントになったのかなと感じています
す。
学生たちにとって実際の指導を体験す
す ることは技術面
だけでなく、準備や安全への配慮の大切
切 さ、伝え方や指導
導
子どもたち
たちとの触れ合いを楽しみながら指導し
導した平野ゼミ一同
法について学びを深める機会になりま
ます。またこのイベ
イベン
よう
うですが話をしてもらいました。ウイ
インドサー
ーフィンの
トはウインドサーフィンを体験するだけ
けでなくシーマ
ーマンシッ
ような特殊なバランス感覚は、低年齢の方が
が容易
易に習得で
プについての簡単なミニ講義も行って
ております
す。今回はゼ
き 、一度覚えた感覚は失われにくいといわれて
れてい
います。子
ミ生たちが内容を考え、保護者の方々を前にし
にして緊張した
供たちの夏休みの楽しい思い出になったことと思
思いますし、
こうした活動が海への理解や海洋スポーツの普及
及に
及につなが
ればと思い、
今後も継続的に実施できればと考え
えてい
います。
主催いただきました海洋博覧会記念公園管理財
理財団の
の方々、
協力してくれたウインドサーファーの方たち
ちにお礼
礼申し
上げます。
初めに風の力を感じてもらうため
陸上でトレーニング
ゼミ生が見守る中
中、軽快に水上
水上を滑りだす
総評:人間健康学部 スポーツ健康学科
総評
学科 准教授 平野
野 貴也
名護市教育職員養成
養成講座にて
平成23年8月1日
(月)
・3日
(水)
、
北部生涯学習推進センタ
ター
で偶然会った時、少し話すこ
にて行われた名護市教育職員養成講座運営委員会主催名
ともある。話を聞くと、臨時任
任
護
護市教育職員養成講座にて小論文についての講義を行った。
用として名護市内の学校に勤
して名護市内の学校
7月
月、名護市教育職員養成講座運営委員会より講師の依
務しつつ本採用をめざして勉
頼をいた
いただき、北農会館にて講師を務めていらっしゃる先
強中、という方がほとんどで
生方、
そして
して名護市教育委員会の方と顔合わせ・打合わせが
ある。安田先生のお話を伺い
あった。その
の席上、安田栄蔵先生(名護市教育職員養成講座
つつ、
そうして図書館で勉強している方々の顔が浮かんだ。
運営委員会委員
員長)
より教員養成への熱い思いを伺った。
小職の担当は2回(4時間)、小論文についての概説および
本学図書館に
に行くと、必ずと言っていいほど教員採用試
少々の実践であった。会場となった北部生涯学習推進セン
験合格をめざし、
、勉強している方々の姿を見かける。その
ターの教室に入った瞬間、何とも言えない熱気を感じた。
中の何人かとはす
すっかり顔なじみになり、図書館のあたり
明確な目的があるゆえ醸しだされる前向きで、真剣な空気
「『いい』小論文の段落構成とは?」を
題目に指導
だった。
……と原稿を書いていたら、一本の電話が。名護市教育
職員養成講座運営委員会の事務局の方からだった。一次試
験の合格発表があり、昨年より約 3 倍、一次試験合格者が増
えたという。ぜひぜひ二次試験も突破し、やんばるの教育
現場での御活躍を心より祈念申し上げる。
今後も公立大学法人名桜大学の日本語担当専任教員と
して、お役にたてることができれば幸甚である。
総評:国際学群 国際文化教育学系 講師 伊藤 孝行
熱心に聞き入る
る受講生
生一同
22
教員採用
採用
採用試験合格体
体験記
「情報は
は 武器 !」
情報はで
はできるだけ多く集めておく
く
先日、平 成23年10月21 日(金)に東京都教員採用試験
試験(小
小学
校 全科
科)の合格発表があり、無事合格することができまし
ました
た。
ゼミ担
担 任の高瀬先生をはじめ、教職のことでいろいろアド
ドバ
イスを
をいただいた教員養成支援センターの嘉納先生、そし
して
スポー
ーツ健康学科の先生方のご指導があったおかげで合格
格を
を
つかみ
み 取ることができたと思 います。そして何より、一緒
緒に
に
教員を
を 目指して勉強してきた5 人の仲間(ライバル)や友
友人、
後輩、両
両親の協力や支え、叱咤激励があったからこその合
の合格だ
と思っ
っています。
「自分1人の力では合格できなかった
た」と自信
を持って
て言えます。私は、名桜大学の教職の科目のほ
のほかに、玉
川大学の
の通信教育課程を受けており、その課程で
程で小学校教員
を目指して
て勉強してきました。通信教育の勉強
勉強をしている学
学
生は同級生で
で 3人しかいない上に、保健体育
健体育の教員免許の取得
得
のための勉強と
のため
強と同時進行で勉強して
強していかなければならず、何
度もくじけそうに
けそうに
に なりました。そんな時に一緒に勉強して
になりまし
てい
る友人や先生方が喝を
喝を入れてくれて、そのおかげで意識
識を高
く保ち続けることができまし
ました。
周りからの支えがなけれ
ればとっ
くに断念していたと思います。
大切なことは
切なことは「理論と実践の融合」
「理論と実践の
皆さん、
お久しぶりです。
1 年次の皆さんは初めまし
て、スポーツ健康学科 3 期
生(高瀬ゼミ)の佐藤浩輔
です。私は、現在、福岡教育
大学の大学院に在学して
おり、研究や講義、実習な
ど充実した毎日を送って
います。
先日、平成24年度福岡県教員採用試験(中学校 保健体育)の
合格発表があり、無事合格することができました。このような
結果が出たのも、ゼミ担任の高瀬先生をはじめ名桜大学の先
研 究 活 動 紹 介
後輩のみ
みなさん、
教員採用試験
試験の勉
強は、教職教養
養、一
般教養、専門教養
教養、
論作文、実技など
どや
らなければならな
な
いことが数多くあ
あ
り、勉強すればする
るだけ時間が足りないことに気づき、不安に
なってきます。
自信
信を無くしてやる気がでなくなることも多々
あります。そんな時
時、
仲間がいれば乗り越えられると思います。
1人では解決できな
ないことでも、皆で考えれば簡単に解決でき
たりします。そして
て、採用試験の勉強をしていて強く思ったこ
とがあります。そ
それは「情報は武器 ! 」ということです。教育実
習先の先生方か
からも情報はたくさんあったほうがよいという
ことを聞いてい
ていたので、情報はできるだけ多く集めておくべ
きです。そし
してその情報をみんなで共有してレ ベルアップに
つなげてい
ていってください。これは、教員を目指している学生だ
けでなく
なく就職活動をしている学生にも言えることだと思いま
す。自
自分の目標の実現に向かって頑張ってください。
廣 佑樹(人間健康学部 スポーツ健康学科4年次、
鹿児島県・大島高校出身、高瀬 幸一ゼミ)
「中途半端は許さん ! 」私が大学3年次の時に部活優先か教職
優先か迷っていた時、高瀬先生から一喝された言葉です。今振
り返れば、この言葉があったから今の自分がいると確信して
います。
後輩の皆さん、採用試験や就職活動など大変だと思います。
しかし、自分よりも努力している人がたくさんいることを忘
れないでください。私は、大学院で上には上がいることを実感
しています。今後は、中学校保健体育科の指導方法の研究・実
証授業に取り組み、自分自身をさらに成長させたいと思って
います。
最後に、漫画「はじめの一歩」から
「努力した者が全て報われるとは限
とは限らん。しかし、成功した者
は皆すべからく努力しておる
おる」
後輩の皆さんの活躍を
躍を
を期待しています。
期待しています
■九州体育・スポーツ学会 第60回記念大会報告
平成23年8月26日(金)から28日(日)にかけて、名桜大学
総括
において九州体育・スポーツ学会第60回記念大会が開催さ
台風11号の接近によって開催も一時危ぶまれたが、蓋を
れた。九州体育・スポーツ学会第60周年記念の節目におい
開ければ 3日間好天に恵まれ無事に学会を終えることがで
て本学会を名桜大学で開催できたことは大変喜ばしく、そ
きた。第60回目の記念大会でもあった本学会は、60回目の
して光栄なことである。
節目に相応しい盛大な大会であったと言える。沖縄という
九州体育・スポーツ学会は、日本体育学会の支部を兼ね
地理的条件に恵まれたとはいえ、大会は162人の参加者が
る学会で、体育・スポーツに関する科学的研究や関心を高
あり、さらに発表演目数も本学会史上最大の80件と申し分
めること、学際的な交流を促進すること、体育・スポーツ科
のないものであった。
学を発展させること、研究で得られた知見を実践の場に応
全体的な企画内容も、沖縄県の現状やこれからのことを
用することを、九州地区を拠点に我が国の学術の発展に寄
とらえた記念講演に始まり、スポーツの伝搬と受容・変容
与することを目的とした学会である。
と題した学会企画シンポジウム、さらには専門分科会シン
8月26日(金)大会前日(プレセミナー)
ポジウム、一般発表など、各々バラエティーに富む内容で
プレセミナーにおいては、学会企画および九州体育連合
構成され、それぞれで活発な意見交換ができた。
企画 ①メンタルトレーニング(担当:九州大学大学院 木村
最後に、九州体育・スポーツ学会第60回記念大会が無事
彩氏)、②テニス(担当:九州大学 斉藤篤司氏ほか)が行わ
に終了できたことに対し、学会の準備並びに運営に携わ
れた。本学からの部活動生の多数の参加があり、非常に充
っていただいた大会実行役員の皆様、さらに九州体育・ス
実したプレセミナーとなった。
ポーツ学会役員・理事の皆様に対して深く感謝の意を表す
8月27日(土)大会1日目
と共に、今後の益々の発展を祈念する次第である。
午前中に一般研究発表(口頭発表)を終え、午後からは中
心プログラムである記念講演、学会企画シンポジウムが開
九州体育・スポーツ学会第60回記念大会実行委員長
催された。記念講演に先立ち、本大会会長の名桜大学学長、
向山 貴仁
(人間健康学部 スポーツ健康学科 教授)
瀬名波榮喜が歓迎の挨拶を行った。記念講演では、本年度
より沖縄県に設置された文化・観光・スポーツ部の文化・ス
ポーツ統括監、
松川満氏により
「沖縄県における文化・観光・
スポーツ部の取り組みについてースポーツアイランド沖縄
の形成に向けてー」の講演が行われ、本県のスポーツ施策
に関する将来構想が紹介された。また、学会企画シンポジ
ウムは、
「スポーツの伝播と受容・変容」
をテーマとし、
4人
(福
います。また、学んだ理論を学校現場で実践し、確かな知識と
して身に付けたことも要因だと感じています。やはり、
「理論
と実践の融合」が大切です。
人間健
間健康学部 スポーツ健康学科(2011年3月卒)
卒)
佐藤 浩輔(高瀬 幸一ゼミ)
岡教育大学 榊原浩晃氏、筑紫女学園大学 宮平喬氏、香川
大学 山神眞一氏、山口大学 海野勇三氏)の提案者の問題提
起講演後、質疑が行われた。
記念祝賀会のオープンセレモニーでは、
名桜大学スポーツ
ボランティア・コーディ
ディネ
ィネーター
ー 情報交換会
平成22年度から、毎月
定例で、
ボランティア・コー
ディネーターの情報交換
会が開催されています。参
加者は、名護市内の小中学
校のボランティア・コーディ
ネーター、名護市教育委員
会社会教育課職員(社会教
育主事)、教員養成支援センター長(学生ボランテ
ティア顧問)。
この情報交換会では、
ボランティアに対する学校からの
の要望、
コー
ディネーターの実践内容の紹介、学生ボランティアの
の派遣方法
など、話題は多岐にわたります。名護市中央公民館と
と支援セン
23
ターを各
各月交代で開催されていま
ています。今後、学生代表者も、情
報交換会
会に参加する方向で議
向で議論されています。
会議で
では、各学校から
からの要望と学生からの要望を情報共有し
つつ、実 りあるボラ
ボランティア活動の展開について熱く議論さ
れていま
ます。この
の情報交換会を踏まえて、年2回、ボランティア
学生とコ
コーデ
ディネーター、学校関係者、行政職員が集う、
「学生
ボランテ
ティア
ア交流集会」
が開催されています。今後も、
ボランティ
ア活動を
を充
を充実させるため、
情報交換会で積極的に情報を送受
信してい
いきたいと考えています。
学会企画シンポジウム
健康学科 4 年次の荻堂華花さん(本部高校出身)による琉球
舞踊「かぎやで風」が披露され華やかに幕を開けた。また、
余興として名桜大学エイサーサークルの演舞がなされ、参
加者全員で踊り大盛会のうちに御開きとなった。
8月28日(日)大会 2日目
最終日である大会 2日目は、研究推進委員会企画セッシ
ョン、
スチューデントセッション、
専門分科会シンポジウム・
分科会、一般研究発表(口頭発表・ポスター発表)、学会ポス
ト・ワークショップ(勝山ゴルフレンジ)が行われ、各会場に
おいて活発な意見交換が展開された。
記念祝賀会
総
総評:教
教員養成支援センター長
嘉納
納 英明(人間健康学部 スポーツ健康学科 教授)
24
学生支援推進プログラム/先輩・後輩コミュニティを基本とする学生支援センターの構築
こんにちは!私達…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
研 究 活 動 紹 介
「ウェルカムナビゲーション
(通称:ウェルナビ)」
です!
!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■日本リメディアル教育学会(JADE)
E)に参加して
平成23年 9月2日(金)
・
3日(土)の 2日間、福岡大
学 に て リメディアル 教育
学会第7回全国大会が開催
され、名桜大学から言語学
習センターマネジャーの
筆 者 と 、数 理 学 習 セ ン タ 会場の福岡大学
ー講師の高橋大介、係員の大城真樹が参加しました。大会理
数系部会企画シンポジウム“文系数学を考える”において高橋
講師が「非理工系大学において数理学習センターと取り組む
数学教育の営み」と題した講演を行いました。また、学習支援
セッションにおいて、筆者が「 I TT P C ※1 導入によるチュータ
ーの育成とその効果について」と題した一般研究発表を行い
ました。本学の特色ある学習支援活動を報告・共有し、他大学
との交流を深め意見交換を行いました。
以下報告します。
言語学習センターは、
日本で唯一CRLA※2によるチューター
育成プログラムが認可されている施設です。今回は、その取り
組みと効果について発表しました。大会では学生の学力低下
や学生間の学力の差が大きい問題への様々な取り組みが紹介
され、その中で本学が実施している“学生が学生を支援する”
コミュニティが先進的な取り組みであることを改めて感じま
した。その取り組みの一環として、本学におけるシステムの効
果を発表できたことは、とても有意義なものとなりました。今
後、このような学習支援システムは重要な位置付けとなると
思いますので、更なる効果的な学生支援の研究を続けていき
たいと思います。
言語学習センターマネジャー 津嘉山 淳子
ウェルナビとは??
できたように思います。名桜大学の教職員、学生チューターに
支えられ大きな使命を果たすことができましたことを、
ここに
お礼を申し上げます。また、当学会から本学の視察会並びに理
事研修会・学習支援部会の開催が決まり、本学の大学教育に期
待し、貢献していきたいと考えております。
welcome navigation∼ウェルナビ∼とは、入学
してきたばかりの新入生が大学生活をよりエンジ
ョイできるように、サポートを行っている、新入生
支援ボランティアサークルです!!自由な雰囲気の中、
現在41人の個性豊かなメンバーが活動中です♪
10
Vol.
*履修登録 *教室・施設の場所 *友だちづくり *サークル *初めての一人暮らし *恋の悩み
名桜大学本部棟2階、
ウェルナビブースにて皆さんを待っています!
新ウェルナビ長が決まりました!
8月9日(火)に行ったウェルナビの全体会議で、これからの
ウェルナビを引っ張っていく新たなウェルナビ長・副ウェル
ナビ長・各統括長が決まりました。
新ウェルナビ長・副長・各統括長の紹介
新ウェルナビ長からのあいさつ
※1【 ITTPC】International Tutor Training Program Certificate
※2【CRLA】College Reading & Learning Association
ウェル ナビ長
横田 望
大会シンポジウムでは、センターと連携し授業を行う仕組
みと、その効果について講演を行いました。正課授業の課題を
通し学習支援を行うことや、その支援システムを学生と教員
が共に構築していくことについて、
高い関心を集め熱心な議論
が繰り広げられました。今回、3人での大会参加となり、本学の
特色ある学習支援の取り組みを多角的にアピールすることが
「ウェルレオ」
様々な悩みを全力でサポートします!
数理学習支援センター講師 高橋 大介
大会では、
「学生支援」と「学習支援」を独立なものと位置付
けし、組織運営を行っている大学が多いことが分かりました。
学生支援をしても学習支援の必要があるなどの報告もあり、
学生支援・学習支援の両輪がうまくかみ合っていないと本質
的な支援となりにくい状況があるという議論がされました。
その中で、本学の“先輩が後輩を支援する”というシステムは
全国的にも珍しい事例とのご意見をいただきました。本学と
共通する課題としては、
学生・学習支援体制を構築しても、
充分
に学内連携を取った活動につなげていくための難しさがまだ
あるように感じました。今後は、学生・学習支援に、教職員が一
丸となって取り組んでいけるよう活動を進めていきたいと思
います。
数理学習センター係員 大城 真樹
ウェルナビキャラクター
(スポーツ健康学科3年次)
今期からウェルナビ長を務めること
になりました、スポーツ健康学科3 年次
の横田望です。ウェルナビは今年で5 年
目を迎えます。そして、昨年度より名桜
大学が公立化したことを踏まえて、私た
ちウェルナビもさらにバージョンアッ
プしていきたいと考えています!今年
度は引き続き、新入生支援を継続的に行
うと同時に、
来年度に向けての準備もしっ
かり取り組んで行きます。また、情報発
信に力を入れて、学生の活躍する場を提
供していければと思います。今後もウェ
ルナビをよろしくお願いします!
旧ウェルナビ長からも
一言いただきました
言いただきました!
!
波乱万丈な一年間でした。私が目指して
いたウェルナビの目標は在学生一人
人ひ
ひと
りが、自分の「色」を出していける場を
を作 る
ことでした。その中でも、
も ウェルナビメン
ウ
ナビメン
バーが思いを一つにして取り組んだことは、
して
て取り組んだことは、
て取り
とは、
新入生が充実した大学生
生活
活を
を送
送るこ
こと
とが
と
が
できるように、サポートすることでした
サポ トするこ
する
でした。
た
この一年間を振り返り気付いたことは、
を振り
た
は、
学内・外の行事、地域のボランテ
地域 ボラン
ン ィアなどに積極的に取り組むこ
アな に
に積極
に積
積極
とで、
、名
名桜大学だけではなく地域から元気にしていけたのでは
大 学だ
だ けで
だけで
け
な 地 域か
から
ら元
ら
元 に てい
では
ないかということです。
い かと
いか
かとい
と い こと
とで
と
です
で
ウェルナビはまだまだ発展途上です。
ェル
ル
は
だ発展途
発 展 上で す
新ウェルナビ長も決まり、
新ウ
ル
長も
も決
また違う「色」になりましたが、
し
これ
からもウェルナビとしての役割を果たし、名桜大学を盛り上げ
てください!
新垣 裕介(スポーツ健康学科4年次)
ウェルナビの活動(8月∼12月12日)
8月:● ウェルナビ長・副長・各統括長選出
懇親会では本学の学生・学習支援の取り組みをP R する良い機会となった
9月:● 第3回オープンキャンパス
10月:● ウェルナビ親睦会
11月:● 第8回名桜杯、沖縄大学視察
12月:● 名桜大学祭
■日本島嶼学会徳之島大会
2011年次日本島嶼学会徳之島大会は、徳之島町、天城町、伊
仙町で9月10日(土)から12日(月)まで開かれた。テーマは「島
の研究力・教育力・発信力」で、
「奄美・沖縄セミナー」
「内なるく
にざかいセミナー」が主なプログラムプであった。徳之島郷土
研究会など島の人々、島外から研究者など約300人以上が参加
し、島全体が学術会議でにぎわった。私は「内なるくにざかい
セミナー」で、
「琉球弧の中
の北緯27度線 ―越境の合
法と非合法 ―」を、発表し
た。内容は、米軍政府統治
初期の奄美人の沖縄へ非
合法入域の歴史を紹介した。
また、沖縄へ基地建設で移
熱く議論したくにざかいセミナー
住した奄美出身者は米軍統治下の1968年まで、沖縄島外者と
して外人登録が義務付けられていたので、琉球政府の公務員
になれなかった事例を報告した。学会の大きな特徴は徳之島
在住者による地元に関する研究報告が多かったことである。
「徳
之島の自然と平和を守る取り組み」
「内から見る徳之島比較文
化論」
「徳之島の普天間基地移設問題とメディア報道」
「滅びゆ
く徳之島方言」などが発表論文の一部である。
私にとって、学会参加の収穫は米軍政府統治下の沖縄と奄
美諸島の関係史、また沖縄戦における奄美諸島の歴史の研究
がまだ十分にされてないことを発見した。さらには鳩山政権
下で、普天間飛行場の移転先候補地であった島の住民の反応
を学んだ。その一つ、普天間飛行場移設受け入れに反対するポ
スター、立て看板が広大なキビ畑の中に立っていた。
国際学群 国際文化教育学系 教授 仲地 清
ウェルナビ活動予定(12月13日∼3月)
12月:● 新メンバー募集(予定)
長
副ウェル ナビ
當間 雅貴(経営専攻3年次)
3月:● 新入生支援ボランティア養成宿泊研修会
島袋 玲奈(観光産業専攻
光産
攻3年次)
ウェル
ウェ
ウェル
ウェルトーク担当者の一言
ェルト ク 当者
者の
の 言
学科長
スポーツ健康
国際学群長
神谷 麗美
(国際学群
群2年次)
25
長
副ウェル ナビ
末吉 業昭
(スポーツ健康学科3
(スポーツ健康学科
3年次)
改めまして。国際学群統括長になりました、ウェルトーク担当の
神谷麗美です。新たなウェルナビ長が決まりました!そ
れに伴い、ウェルナビ内での係りや仕事などを改めて決
め直しし、少しずつではありますがウェルナビの色が
ほのかに変わり始めました。寒い季節になりましたが、
風邪などに負けず新入生支援を頑張りたいと思いま
す!応援よろしくお願いします(笑)
看護学科長
比嘉
嘉愛
神谷 麗美(国際学群2年次)
(看護学科2年
年次)
※国際学群3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名のみで表記しています
26
学生支援推進プログラム/先輩・後輩コミュニティを基本とする学生支援センターの構築
学生支援推進プログラム/先輩・後輩コミュニティを基本とする学生支援センターの構築
【講義棟2F/202教室】 開 設 時 間 9:00∼20:00(学習談話サロン)
チューター受付 10:30∼17:30(質問・相談受付)
言語
語学習センター
数理学習センター
【講義棟2F
F/204教室】TEL.0980- 51-1117
&学習談話サロン
LLCホームペ
ペ ージ
http://
//www.meio-u.ac.jp/llc/
MEIO LLCチ
チャンネル http://www.youtube.com/user/MEIOLLC
//
Facebook http://www.facebook.com/meiollc
//
言語学習センター(LLC)とは
利用者の言語サポートはもちろん、学生の自主学習の促進
進を薦める「語学を学ぶ最良の場」として2001年に設立されました。利用者だけでな
く、センターで働くチューター(学生アルバイト)の教える技
技術やリーダーシップの育成のために*CRLA(College Reading and Learning
Association)証明書取得システムも導入(2001年)されており、教授法をトレーニングされたチューターが学生のサポートを積極的に行って
います。ぜひ、一度LLCに足を運んでみてください。 楽しいチ
チューター達がお待ちしています。
New tutors
LLCに新しいチューターが仲間入りしました!
Lee Jang mee(交換留学生、韓国出身)
来年2月まで名桜大学で学ぶことになりました。
LLCで働くことができて嬉しいです。韓国に興味があ
る方や韓国語のクラスを受講している方に韓国につ
いていろんなことを教えたいと思います。それから留
学生の日本語の勉強も手伝いたいと思います。よろし
くお願いします。
館洞 道香(国際文化専攻4年次、
宮城県・聖ウルスラ学院英智高校出身)
今年イギリス留学から戻ってきたばかりなので、留
学に興味のある学生さんをどんどんサポートしたい
と考えています。名桜生の皆さんの英語学習を少しで
も楽しいものにし、主に会話力をサポートしたいです。
よろしくお願いします。
眞志喜 未沙(国際学群1年次、名護高校出身)
こんにちは未沙です。後学期からLLCチューターと
して働いています。1年間ヨーロッパにいましたので、
留学したい人や、旅行に行きたい人はぜひ声をかけて
ください ^^
学生の皆さんにわかりやすいチュータリング目指し
て頑張ります!
CRLA Projects
LLCチューターが取り組むプロジェクトを紹介します
石川 さかえ(国際学群1年、茨城県・並木高校出身)
:)
Hello, everyone! My name is Sakae and I'm
from Ibaraki. I'm a new tutor at the LLC. I also
like English very much! So, let's enjoy English
together!! If you have a time, come to the
LLC ! We are looking forward to meeting you
with a big smile
キャラクター
Upgrading LLC's website and creating a manual of it
担当チューター/ブ・タン・ティ、山川 カオリ
LLCのウェブサイトをより使いやすくするために、改善・改良すると共に、
LLCサイトのマニュアルを作ります。サイトにLLCのいろいろな情報、ニュース、
活動写真などがあるので、ぜひご覧ください。ゆたしくうにげ∼さびら!
講座紹介
数学検定対策講座
<開 講 日> 準1級 ー 金曜5限、2級 ー 水曜4限、準2級 ー 火曜5限
Korean workshop
<担当チューター> 準1級:都能、2級:川満・宮城、準2級:北島・川淵 担当チューター/Lee Jang mee
韓国語のワークショップでは毎週、新しいテーマでリーディング、スピーキング、作文など
を勉強する予定です。簡単な自己紹介から日常生活で使える会話まで、会話を中心に勉強す
る予定です。初心者もめんそーれ!
Survey on Meio student and effect of using LLC workshop
担当チューター/グエン・タン・
トアン、石川 さかえ
私たちは英検1次試験の対策講座を開きます。文法を楽しく一緒に学びま
しょう。
Discussion workshop
担当チューター/田中 太智、川平 真実、横町 学
私たちは、今回"Discussion workshop"を開くことにしま
した。主に、英語の会話力の向上を目的としています。楽しく!仲
良く!一緒に英語を話しましょう。Why don't you join us...?!
Q.どんなことしているの?
新企画
オフィスアワー in MSL C
先生方のオフィスアワーをMSLCで開催!待
望の企画がついにMSLCに上陸!雑談・相談も
承ります!あなたの悩みをズバッと解決!
● 佐久本 功達 先生(金曜日4限)
担当科目:アルゴリズム論・ウェブデザイン・
数学検定各級の合格に向けて「楽し
く」
「皆が分かるまで」勉強会形式で講
座を開いています。
「数学」の授業との
連携もしているので、授業の予復習に
もなります。数学が苦手な人も得意な
人も、気軽に受講できる内容になって
います。
ウェブコンテンツ実践
Q.目的は?
社会調査法
数学を好きになってもらうこと、数
学検定合格率の向上、連携授業での学
習効果の向上です。
● 天願 健 先生(木曜日1限)
担当科目:コンピュータ概論・プログラム言語論(C言語)
・
ITパスポート対策講座
● 田邊 勝義 先生(木曜日3限)
担当科目:産業情報論・経営情報論・情報と職業・
経営活動情報特論
● 金城 亮 先生(火曜日4限)
担当科目:心理学・組織心理学・人間関係論
● 木村 堅一 先生(月曜日・火曜日3限)
担当科目:社会心理学・教育心理学・医療統計学・
データベース実践
● 高橋 大介 先生(月曜日4限・金曜日5限)
担当科目:数学・地学(素粒子と宇宙)
・物理学・統計学
Studying abroad preparation workshop
<開 講 日> 金曜日4限 <担当チューター> 浜端・明 担当チューター/館洞 道香、池田 恵
留学に興味を持つ学生を対象としたワークショップを行います。留学経験者
の館洞道香が、自身の経験を元にして留学についてノウハウや体験を伝え、留
学希望者をサポートします。
Those who are thinking to go study abroad, DON'T MISS this chance!
Japanese workshop
担当チューター/蒋 明霞、眞志喜 未沙
このワークショップでは、火曜日にCommunication、木曜日にGrammarを
楽しく勉強します!宿題のお手伝いもしますので、留学生の皆さん、ぜひ来てく
ださいね
横町 学(国際学群1年、長崎県・大村高校出身)
Hello,everyone. My name is Manabu Yokomachi.
長崎県からはるばる名桜大学までやって来ました。ま
だまだ未熟なチューターですが、自分にできることを
精一杯していきたいと思いますのでよろしくお願い
します。
MSL Cの目標
①学生に理数系科目に興味関心を抱いて
もらうこと、②学生の基礎学力の向上、③補
習対応として自学自習のサポートを行うこと、
④ 就 職 率 の 向 上 、⑤ 大 学 を 利 用 し て も ら い
地域活性化を図ること(地域貢献)などが目
標にあげられ、学生支援や地域貢献を目指し
た活動をしています。
&スリ猫」
川平 真実(国際学群1年次、那覇西高校出身)
Hello!! My name is Mami Kawahira.
「恥ずかしい」
「 英語に自信がない」と思っている人た
ちに少しでも自信を持ってもらえるように、フレンド
リーにサポートしていきたいと考えています。みんな
と一緒に英語力を向上させたいです。
Let's Learn English together...and make many
friends!
MSL Cとは?
平成21年5月8日より、数理系の基礎学力向上と、
教養科目に対する学習支援活動の推進を目的とし、
数 理 学 習 セ ン タ ー( M S L C )が 開 設 さ れ ま し た 。
MSLC内には、数理系の教科書や参考書などの資料
はもちろん、自習スペースもあります。分からない
時にはチューターに質問をすることもでき、誰でも
気軽に利用することができる環境となっています。
【平成
平成23
23年度後学期活動記録
年度後学期活動記録】
】
Q.どんなことしているの?
この講座では、情報処理の基礎知識
を問う国家試験である「ITパスポート
試験」
についての学習を行っています。
今学期は「コンピュータ概論」の授業
と連携をとっておりテキストや問題
集の問題を電子ボードなどで解説し
ています。
Q.目的は?
担 当 者 の 一 言
私たちは新しく広報担当になった田中と池田です。後学期が始まっていかがお過ごしでし
FreshなWorkshopを取り揃えています。特にNew Tutorsはやる気に満ち溢れていて、彼ら
の成長の速さに我々先輩Tutorsもうかうかしていられません。その
Hi, my name is Kei Ikeda. I'm very glad to
work at LLC.
I will do my best to support and help you, so
please feel free to talk and ask any questions.
Thank you.
ため今学期も前学期同様に万全の態勢で言語学習の楽しさを提供
できると確信しています。これを実現するよう日々驕らず精進し
ていく所存であります。最後に、このページを通してLLCをより
多くの人に知ってもらい利用していただければ幸いです(田中)。
【イベント予定】
1月● 数学検定
3月● 学生支援GP発表会
学生に情報分野への興味を持って
もらうことと、MSLCの施設利用者数
の向上です。
ょうか?今学期のLLCはFreshなNew Tutorsがたくさん入り、Freshなatmosphereで、
池田 恵(国際学群1年次、三重県・上野高校出身)
10月● 後学期講座開講
11月● 日本リメディアル教育学会学習支援部会
(第1回JADEテーマ研究会)
● H23年度名桜大学総合研究所国際シン
ポジウム
「最先端素粒子物理学と宇宙像」
12月● 名桜大学祭
講座Q&A
Q:途中参加できるの?
A:もちろん!参加できる時にぜひ来てください!
Q:講座と授業がかぶっていて参加できない時は?
A:MSLCに問い合わせてください。
担当チューターが個別対応します。
田中 太智(国際学群2年次、左)
池田 恵(国際学群1年次、右)
【編集後記】
こんにちは。後学期から5人の新規チューター
が加わり賑やかになりました。後学期も講座を
開講しているので、興味のある方は気軽に利用
してください。お待ちしています♪
當銘 あずさ
(経営専攻3年次、左)
明 直希
(国際学群2年次、右)
詳しい情報はMS L Cホームページへ ! http://www.meio-u.ac.jp/mslc/
27
※国際学群の3年次以降は専攻名で表記しています
28
学生支援推進プログラム/先輩・後輩コミュニティを基本とする学生支援センターの構築
【活動場所】名桜大学多目的ホール2階
(交流研究室2)
【活 動 日】10:30∼16:30
(月曜日∼金曜日)
S-CUBEとは?
S-CUBEは、就活を経験したメンバーが「就活って何から始めれ
ばいいの?」と悩む就活初心者の皆さんや、就活に本腰を入れて
取 り 組 む 学 生 た ち の 就 活 を 支 援 す る サ ー ク ル で す 。S - C U B E
メ ンバーそれぞれが、就活に関するサポートを行うほか、毎週、火
曜日・木曜日・金曜日は専任スタッフのキャリアコーチが、履歴書
添削や面接練習、相談等サポートしてくれます。学生メンバーが
中心となって活動をしているので気軽に足を運んでください♪
名桜生のための
ガイドブックができました
「名桜生の名桜生による名桜生のための就活ガイドブック
2 011 Future」が完成しました。これは主に3年次を対象
にしたもので、名桜生に重点を置いて名桜生に役に立つ情
報や就活の流れ、S-CUBEの利用などを「見やすく・分かり
やすく・面白く」をモットーに作りました。
「 Future」を活用
して初めの一歩をスタートさせましょう! 目指せ!内定Get!
実際にFutureを作ったS-CUBEメンバーに
いろいろ聞いてきました♪
Q Future作成時に楽しかったことや嬉しかったことは
ありますか?
A.だんだん形になっていく様が嬉しかったです。できあがり
がすごく楽しみになり、励みにもなりました。また、教職員
へのインタビューで日頃話さない先生方とも話すことが
できて良かったです。
Q Future作成時に苦労したことや大変だったことはあり
ますか?
A.夏季休業中であったこともあり、メンバーがなかなか集ま
らなかったことです。また、担当に任せすぎた点もありまし
た。その反面、きちんと計画してやらなければ成り立たない
ということを知るきっかけにはなりました。
Q ガイドブックの裏話などがあれば教えてください!
A.ガイドブックのデザインは、琉球大学生の起業家さんたち
にお願いしたんですよ∼♪ガイドブックに載ってる写真
は実はみんなの素の表情だったり?!
Q Futureの良いところ・見どころを教えてください!
国際学群2年次キャリア・アップ・
フェスティバルに参加しました
S-CUBEからは4年次内定者のメン
バ ー 2 人 が ゲ ス ト と し て 、そ れ か ら 、
Futureを配布・説明するために参加し
たのですが、Future表紙モデルのマツ
オカシュウゾウさんも応援に駆けつけ
てくれました。各プログラムを終え、少
し疲れ気味だった様子の2年次の皆さんもこれには少し驚いた
様子で笑い声も揚がっていました。ぜひ、Futureの表紙の時と
顔を見比べてみてくださいね。
受講生の2年次学生にフェステ
ィバルの感想を聞くと、
「『2年次の
内に遊んでおいて、
その中から自分
の好きなことや、やりたいことを見
つければいい』
とアドバイスを受け、
遊ぶことでも少し意識を変えれば
就活の一部なんだと感じた。今まで
就活に対して漠然としたイメージしかなかったが、今日を機に身
近なことから考えてみようと思った」と答えてくれました。私た
ちS-CUBEも皆さんに、就活を難しく捉えるのではなく身近な
ものとして考えていってもらえるように、いろいろな方法でも
っと分かりやすくアピールしていこうと思いました。
課外活動レポート
■主体的な学生の取り組み&活動紹介
国頭村の子どもと学生の学習支援
国頭村教育委員会から、夏期休業中に村内の小中学生に対
しての学習支援と部活動の補助の依頼があった。教職を履修
大自然に恵まれた、国頭村。ここで、私たちの第一回
している学生12人を派遣することになった。学生は、国頭村
国頭中学校夏期講座ボランティアが始まった。国頭中
の森林公園(バンガロー)に宿泊しながら、日中は、村内の学校
学校は2004年に村内の中学校が統合された村唯一の
や字公民館でのボランティア活動に参加した。学生12人は、
中学校である。ボランティアの内容は、学校の部活動支
二つのチームに分かれて、活動に参加した。全ての経費は、村
援と補習の補助、村内の子ども会における夏休み学習
負担である。
会での学習支援であった。大自然に囲まれて育った子
どもたちはみんな素直で生き生きとしていた。中学生は、
◆チーム国頭A
(8月9日(火)∼10日(水)、一泊二日)
国際学群 3年次対象 就職・進路
ガイダンスに参加しました
ガイダンスでは、
S-CUBEの紹介や、
Futureの配布・説明をしてきました。
3年次の皆さんは午前9時から集まっ
ているということもあって、ガイダン
ス終盤にS-CUBEが舞台に上がった
頃には、少しお疲れだったみたいで、
ウケを狙いに行ったS-CUBEメンバ
ーは撃沈でした。次回からは今回の反
省点を踏まえ、その時々に合ったPR
を展開しようと思いました。私たちに
とっても勉強になる場でした。
夏期講習にも熱心に取り組み、部活動も少ない人数で
一生懸命活動していた。国頭村は、村を挙げて子どもの
平良 祐麻子(スポーツ健康学科3年次、沖縄尚学高校出身)
教育環境の改善や学力向上に向き合い、地域と学校が
金城 かんな(スポーツ健康学科1年次、那覇西高校出身)
協力して活動を進めている。この活動に私たち大学生は、
宮
純一(スポーツ健康学科1年次、岐阜県・各務原西高校出身)
参加したのである。子どもの学習支援と同時に子ども
和田 克史(スポーツ健康学科1年次、広島県・府中高校出身)
の視野を外に広げようとにしたのだが、一泊二日のボ
瀬上 真理子(国際学群1年次、長崎県・西陵高校出身)
ランティアでは、子どもたちに十分伝えることができ
神谷 千夏(国際学群1年次、北山高校出身)
なかった。今回のボランティアは短い時間ながらも、教
育に対して考えることがたくさんあった。今回の反省
◆チーム国頭B
(8月16日(火)∼18日(木)、二泊三日)
から私自身も子どもたちにたくさんの話ができるよう
な経験をしていきたい。 (平良 祐麻子)
中山 貴太(スポーツ健康学科1年次、広島県・府中高校出身)
鈴木 健太(スポーツ健康学科1年次、大阪府・住吉高校出身)
金城 志織(看護学科1年次、向陽高校出身)
久貝 恵里奈(スポーツ健康学科1年次、球陽高校出身)
教えることの難しさと楽しさを知る
田仲 あゆみ(看護学科1年次、普天間高校出身)
初日は、教育委員会の方々と打ち合わせをし、その後
金城 良子(スポーツ健康学科1年次、名護高校出身)
早速国頭中学校へ向かい、数学の授業に参加しました。
参加している中学生は、私たちに積極的に質問をしま
予告!S-CUBEリニューアル?!
した。夕方から與那区の公民館で小中学生を対象とし
S-CUBEをもっと皆さんに活用していただくためにも、SCUBE室をリニューアルする予定です!どうなるかはお楽しみに
♪リニューアル前・後をぜひ見比べに来てくださいね。
た学習会に参加しました。子どもたちは、それぞれのプ
リントや夏休みの宿題に挑戦したりして、一生懸命に
学習していました。二日目の午前中は辺土名小学校で、
A.今回は名桜生が見て、読んで楽しめるように意識して作り
ました。就活に役立つ情報をはじめ、内定学生・卒業生・編入
生・教職員など、たくさんの方からの、メッセージやアドバ
イスを多数掲載!「就活を身近な存在に」という思いを込め、
気軽に雑誌をめくる感覚で読んでもらいたいです。
教育に対して多くのことを学んだ二日間
子どもたちと夏休みの宿題をし、その後、私たちは、子
どもたちに読み聞かせをしました。最初は緊張で上手
広報誌新担当者の紹介&金子さんから一言
く読めるか、みんなが楽しんでくれるかと心配しまし
新担当者
たが、みんな真剣に聞いてくれて嬉しかったです。午後
こんにちは!今回から新しく担当させて
いただきます、福田優希と宮城勇貴です。
これからS-CUBEの活動報告や行事、
学内イベントなどの記事を楽しく掲載
していこうと思います。これからよろ
しくお願いします。また、S-CUBE室
へも足を運んでく
福田 優希(国際学群2年次、左)
ださいね。
宮城 勇貴(スポーツ健康学科2年次、右)
は、與那区の公民館で、自作問題をみんなに解いてもら
いました。どのような問題を作ろうか、どこが大切かな
子どもたちに絵本を読み聞かせました
ど、私たちなりに真剣に考えながら作りました。その甲
斐があってか、子どもたちは、頑張って解いてくれまし
た。三日目の午前中は、陸上の練習に参加しました。自
分の記録を更新しようとする子、大会に向けて練習に
励む子、そんな子どもたちを少しでも応援することが
できて、とても良い経験ができました。私たちは、この
前担当者の金子です。広報誌が発行されるたび、
S-CUBEのページを見ては達成感に満ちていま
した。私自身も社会人として、次のステージの準
備をしつつ、大学生活を楽しみたいです。また、
頼りになる後輩に期待しているので精一杯頑張
ってください。
金子 梨乃(スポーツ健康学科4年次)
三日間で、教えることの難しさや楽しさ、わかってもら
えることの嬉しさを学びました。国頭村の方々、そして
子どもたちに深く感謝しています。 (久貝 恵里奈)
教員養成支援センター長 嘉納 英明(人間健康学部 スポーツ健康学科 教授)
子どもたちと一緒に撮った1枚
29
※人間健康学部は学科名で表記しています
※国際学群の3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名で表記しています
30
【男子】県別対抗
【沖縄県優勝】62kg級大濱健一、
105kg級に多和田眞史が出場
硬式野球部
第86回九州地区大学野球選手権大会沖縄地区予選リーグ
〔9/3(土)∼19(月) 北谷公園野球場他〕
62kg級
【1位】
246kg(スナッチ110kg、
ジャーク136kg)
大濱 健一(大学院国際文化研究科1年次)
105kg級
【3位】
300kg(130kg、
170kg)
多和田 眞史(スポーツ健康学科3年次、糸満高校出身)
7季連続優勝達成!(10回目)
第1節
第2節
第3節
vs.
vs.
vs.
vs.
vs.
vs.
vs.
vs.
沖縄国際大学
沖縄国際大学
沖縄国際大学
琉球大学
琉球大学
琉球大学
沖縄大学
沖縄大学
0−4
9−0
7−4
7−6
2−4
8−1
5−4
12 −1
●
○(7回コールド)
○
○
●
○(7回コールド)
○
○(8回コールド)
・殊勲賞 與座 樹 内野手(スポーツ健康学科4年次、中部商業高校出身)
・打撃賞3位 山内 優之介 内野手(国際学群3年次、読谷高校出身)
・新人賞 上間 智晴 捕手(スポーツ健康学科2年次、中部商業高校出身)
・ベストナイン 三塁手:山内 優之介(再掲)
外野手:照屋 善裕(国際学群2年次、中部商業高校出身)
優勝旗を手に成績を報告
與座樹主将と座安浩貴副主将(観光産業専攻4年次、本部高
校出身)が、瀬名波学長を表敬し優勝旗を手に、成績を報告し
た。瀬名波学長は7季連続優勝に対し「名桜大学の歴史を残す
偉大な業績です」と、選手たちを称賛した。與座主将は「メン
バー全員一丸となって取り組みました」。座安副主将は「私た
ちが1年次の秋から優勝し続けてきたので、後輩にも引き続
き優勝できるよう励んでほしい」とそれぞれの思いと期待を
述べた。
〔10/7(金)∼10/11
(火) 山口県・維新百年記念公園陸上競技場〕
【男子】100m
準決勝1組4位 10秒59(+1.3)
古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身)
4×100mR
決勝7位 40秒60 沖縄代表 古謝 直樹
(観光産業専攻4年次、
中部商業高校出身)
自転車競技部
古謝さんが第66回国民体育大会の成績を報告し、それから、
小賦監督が平成23年度日本オリンピック委員会強化スタッフ
として委託されたことを瀬名波学長に報告した。
〔8/6
(土)
∼8/7
(日)長野県北安曇野群白馬村飯森特設周回コース〕
クリテリウム ― クラス2A 【7位】
クリテリウム ― クラス3C 【3位】
(クラス2へ昇格)
2011年度 文部科学大臣杯
第67回全日本大学対抗選手権自転車競技大会
〔トラック競技:9/1
(木)
∼9/3
(土)
長野県松本市かりがね自転車競技場
ロード競技:9/4
(日)長野県大町市美麻特設ロードコース〕
男子バスケットボール部
第18回全九州大学バスケットボールリーグ戦
〔10/8(土)∼10/10
(月)福岡県・久留米大学 他〕
【3部4位】
〔9/10(土)∼9/11
(日)福岡県・九州産業大学 他〕
【3部4位】
第86回九州地区大学野球選手権大会
〔10/5(水)∼8(土) 北谷公園野球場他〕
1−9
●
(8回コールド)
水泳競技部
第87回日本学生選手権水泳競技大会
〔9/2(金)∼9/4(日)横浜国際プール〕
【男子】200mフリーリレー
【66位】
2分12秒06
下地 健太(スポーツ健康学科2年次、具志川高校出身)
【女子】400m個人メドレー
【46位】
5分11秒24
伊志嶺 絵未(国際学群1年次、浦添工業高校出身)
ウエイトリフティング競技部
平成23年度 国民体育大会
第31回九州ブロック大会ウエイトリフティング競技
〔8/19(金)∼8/22
(月)佐賀・有田町炎の博記念堂〕
左から金城国際学群長、瀬名波学長、古謝選手、小賦監督
第39回九州学生陸上競技選手権大会
〔9/16(金)∼18
(日) 福岡県久留米総合スポーツセンター県立陸上競技場〕
【男子】
【一回戦敗退】
上地 克季(国際学群1年次、
読谷高校出身)
女子バスケットボール部
第18回全九州大学バスケットボールリーグ戦
〔10/1(土)∼10/2
(日)長崎大学〕
【4部1位】
〔9/17(土)∼9/19
(月)薩摩川内市樋脇総合体育館〕
【4部Aブロック2位】
男子ハンドボール部
平成23年度 第50回西日本学生ハンドボール選手権大会
〔8/8
(月)
∼8/12
(金)愛知県・豊田市総合体育館 スカイホール豊田〕
【予選リーグ敗退】
名桜大学 11−27 名城大学
名桜大学 14−28 関西学院大学
名桜大学 18−25 岡山大学
三段跳
決勝22位 14m99(+1.2)
松下 貴紀(システムマネジメント専攻4年次、鹿児島南高校出身)
第66回九州陸上競技選手権大会
〔8/19(金)∼21(日)
宮崎県総合運動公園第1陸上競技場〕
【男子】
決勝7位 10秒76(-0.6)
古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身)
ジュニア5000m
決勝7位 17分08秒89
佐藤 仁伸(スポーツ健康学科1年次、宮崎北高校出身)
決勝12位 17分20秒16
北村 紀宜(国際学群1年次、大分西高校出身)
三段跳
第43回西日本大学ソフトボール選手権大会
〔9/3
(土)∼9/4(日)福岡武道館〕
左から座安副主将、與座主将、瀬名波学長、柳部長、國吉監督
〔8/6
(土)∼8/8(月)岐阜県・木曽川堤外正木運動場園〕
第55回九州学生柔道体重別選手権大会
【男子】
走幅跳
棚原 憲崇
(観光産業専攻4年次、名護商業高校出身)
ケイリン予選第1組 【5位】
ケイリン敗者復活戦第5組 【4位】
池田 雅信(経営専攻3年次、
福岡県・八女高校出身)
【初戦敗退】名桜大学 1−8 中京大学
天皇賜盃 第80回日本学生陸上競技対校選手権大会
〔9/9
(金)∼11(日) 熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWIG)
〕
決勝3位 7m09(-0.1)
小森 翔(国際学群2年次、長崎・西海学園高校出身)
決勝8位 6m77(+1.0)
半下石 泰樹(スポーツ健康学科4年次、鹿児島実業高校出身)
決勝12位 6m58(-1.3)
大城 裕弥(スポーツ健康学科2年次、名護高校出身)
決勝14位 6m46(-0.2)
屋良 太章(スポーツ健康学科1年次、前原高校出身)
ポイントレース決勝 【9位】
スプリント予選 【30位】
男子ソフトボール部
100m
2011年度 全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ
第5戦・白馬ラウンド
柔道部
31
第66回国民体育大会
棚原 憲崇(観光産業専攻4年次、
名護商業高校出身)
<表彰選手>
【2回戦敗退】
vs. 日本文理大学
陸上競技部
100m
決勝1位 10秒50(+0.9) 古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身)
決勝2位 10秒57(+0.9)
比嘉 俊公(スポーツ健康学科3年次、那覇西高校出身)
4×400mR
決勝5位 3分22秒58
梶原 海(スポーツ健康学科3年次、北山高校出身)
森竹 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身)
鮎川 亮(スポーツ健康学科1年次、東福岡高校出身)
福島 崇将(国際学群2年次、宮崎・日南高校出身)
走幅跳
決勝7位 6m87(+2.7)
屋良 太章(スポーツ健康学科1年次、前原高校出身)
決勝2位 15m39(+0.6)
松下 貴紀(システムマネジメント専攻4年次、鹿児島南高校出身)
決勝15位 13m86(-0.3)
屋良 太章(スポーツ健康学科1年次、前原高校出身)
決勝19位 13m63(-0.0)
鳥田 和太郎(スポーツ健康学科3年次、宮崎県立工業高校出身)
【女子】
走幅跳 決勝17位 5m19(-0.7)
秋好 紀香(スポーツ健康学科2年次、福岡・中村学園女子高校出身)
決勝26位 4m92(-0.9)
吉田 優希(国際学群1年次、大分・佐伯鶴城高校出身)
三段跳 決勝8位 11m20(+0.0)
秋好 紀香(スポーツ健康学科2年次、福岡・中村学園女子高校出身)
砲丸投 決勝11位 9m89
名護 さち(スポーツ健康学科3年次、中部商業高校出身)
円盤投 決勝14位 31m29
名護 さち(スポーツ健康学科3年次、中部商業高校出身)
三段跳
決勝6位 14m55(+0.5)
屋良 太章(スポーツ健康学科1年次、前原高校出身)
決勝10位 14m02(+1.8)
高嶺 竜一(観光学科3年次、那覇西高校出身) 決勝17位 13m39(+0.7)
鳥田 和太郎(スポーツ健康学科3年次、宮崎県立工業高校出身)
決勝20位 13m00(+1.5)
喜屋武 春樹(国際学群2年次、沖縄水産高校出身)
【女子】
100m
決勝7位 12秒46(+0.4)
金城 かんな(スポーツ健康学科1年次、那覇西高校出身)
200m
決勝7位 26秒01(+0.4)
金城 かんな(スポーツ健康学科1年次、那覇西高校出身)
800m
決勝8位 2分33秒42
水戸 由紀子(国際学群2年次、宮崎南高校出身)
走幅跳
決勝6位 5m32(+3.7)
秋好 紀香(スポーツ健康学科2年次、福岡・中村学園女子高校出身)
決勝12位 5m06(+1.2)
吉田 優希(国際学群1年次、大分・佐伯鶴城高校出身) 三段跳
決勝4位 11m81(+2.1)
秋好 紀香(スポーツ健康学科2年次、福岡・中村学園女子高校出身) 第37回大正区エイサー祭り出演
名桜エイサー 森谷 暢喬
(情報システムズ専攻4年次、西原高校出身)
私たち名桜エイサーは、
平成23年9月9日
(金)
から13日
(火)
まで、大阪市大正区千島グラウンドで開催された「第37回大
正区エイサー祭り」に参加しました。当祭りに参加して今年で
10年目を迎えます。大正区エイサー祭りは、県人会をはじめ
諸団体の協力のもと運営されており、大阪府内外から多数の
エイサー団体が参加しています。
私たちは、例年に倣い会場設営や祭りのPR活動にも携わ
りました。また、祭りの前夜祭では道ジュネー、それから、本番
では演舞、子供エイサー団体との共演、沖縄国際大学の琉球風
車とのオーラセーで、演舞を披露しました。私たち名桜エイサ
ーはこれからも、大正区エイサー祭りに出演・運営に協力し、
大阪の地で沖縄文化を伝えていけるよう頑張っていきたいと
思います。
今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。
※国際学群の3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名で表記しています
32
Introducing Seminars
シリーズ
ゼミ紹介
学生が中心となりテーマに沿って研究を進めていく、各専攻・学科のゼミを紹介!
平識ゼミ
人間健康学部
スポーツ健康学科
平識 善盛 教授
担当教員:
上間ゼミ
健康・スポーツについて学び、
実践に生かせる力を身に付けるため
励んでます!
国際学群
語学教育専攻
上間 篤 教授
担当教員:
3年次 比嘉
くるみ(嘉手納高校出身)
つ本来の語源から始まり、理論では主な骨格筋、筋のタイプ
など1年次で習ったことをおさらいしながら、自分の力にな
るように学びを深めています。実践編では、自分に合った運
歴史ロマン溢れる研究に
魅力を感じています
3年次 石橋
3年次 仲村
冴子(観光産業専攻、長崎県・明誠高校出身)
美紀(観光産業専攻、球陽高校出身)
私たち上間ゼミは、今帰仁城跡の出土品を中心にそこから
見える中世の沖縄に住む人々の生活や文化、海外からの影響
について学んでいます。今帰仁城跡から出土している史料の
中には翼を持った獣が描かれたものがあります。他には、北
山の王「攀安知」が腰にさしていた剣「千代金丸」には、ハート
の形をした猪目紋や四葉のクローバーがあしらわれています。
これらの特徴はユーラシア大陸の遊牧騎馬民族にもみられ
ます。つまり、中世の沖縄は日本からの影響ではなく、大陸の
遊牧騎馬民族の影響を大いに受けていると判断できます。他
にもその説が有力となる出
土物がたくさんあります。ゼ
ミで学んでいるこの説が確
かであると認められれば、沖
縄の歴史が大きく覆される
ことになります。私たちは観
光産業専攻ですが上間先生 中世今帰仁勢力ゆかりの史料に中世の
のこのような歴史ロマン溢 キルギス騎馬武者を発見!
れる研究に魅力を感じ、学ぶことにしました。上間ゼミで学
んだことを将来的に沖縄の観光資源として生かしていけた
らと思っています。ゼミは比較的ゆっくりとしたペースで進
んでいくので学習がしやすく、自分を見つめなおす時間も増
えています。歴史に興味がある方、自分にあったペースで学
習したい方は是非、ゼミ見学にきてください。
(執筆者:石橋)
平識ゼミは4年次7人、3年次8人で、男女の仲が良く、また、
動について考えたり、それに伴う運動処方や運動頻度を実際
平識先生をはじめ、一人ひとりの個性が強い学生が集まった
に考えたりしています。他にも、主なスポーツ障害やトレー
ゼミです。
ニングの効果についても学び、今後の卒業論文に生かせるよ
私たちゼミは主に「健康」をテーマに課題を持ち、日々勉強
うに平識先生の力をかりながら頑張っています。
に励んでいます。4年次は卒業論文を中心に取り組み、私た
これからも、もっと健康・スポーツについて知識を増やし、
ち3年次は健康・スポーツ科学の基礎知識をつけるために毎
今後は現場にも実際に足を運び、支援ができるまでの力を身
回のゼミ活動でテーマを決め発表しています。スポーツのも
に付けるように努力をしていきたいと考えています。
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鈴木ゼミ
鈴木 啓子 教授
担当教員:
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宮城ゼミ
答えがないテーマについて、
いろいろな方向から話し合う
国際学群
観光産業専攻
2年次
宮城 敏郎 准教授
担当教員:
3年次編入
忠和(浦添商業高校出身)
私たち宮城敏郎ゼミは4年次15人、3年次9人で構成され
たゼミです。
「観光を経済学的視点で考える」をテーマに研究
を行っています。
宮城ゼミのモットーは、
「自分らしく生きる」ということで
す。自分らしくないと楽しくありません。だからといって他
人の意見・考え方に関心を持たないということではなく、他
人の意見を尊重し、自分の意見をしっかり持つことが自分ら
しさにつながるということです。もう一つは「ウォームハート
アンド クールヘッド」です。温かい心をもって社会を見ると
同時に冷静な頭脳を兼ね備えることが社会の問題解決には
33
玉城 和真(名護高校出身) 新城 舞(名護高校出身)
喜納 恵実(名護高校出身) 新垣由里香(球陽高校出身)
仲宗根 愛(具志川高校出身)
上江洌量子(沖縄尚学高校出身)
1・2年次合同ゼミ
できて残り1章となりました。今まで本を読むことがあまり
なかったのと380ページもあるので、読み通せるのか、ディ
スカッションができるのか不安でしたが、
いざ始まってみると、
宮城ゼミのモットーは
「自分らしく生きる」
4年次 島袋
人間健康学部
看護学科
必要という、有名な経済学者マーシャルのお言葉です。
ということで宮城敏郎先生同様自由でゆるい雰囲気の
ゼミです。ゼミではコミュニケーションと人間関係を大切に
しています。新ゼミ3年次の入室には4年次企画の歓迎会、
7月にはペンションでのバーベキュー大会を3年次が企画し、
ゼミ旅行は4年次が企画するという感じです。ゼミ旅行は沖
縄を知るということで、行く機会の少ない離島を回っていま
す。また、3、4年次スポーツ大会や大谷ゼミとの対抗野球大
会を開いています。
座学だけでなく、青い空、青い海、白い砂浜のもとでいっ
しょに人生などについて語り合いませんか。
鈴木ゼミは1年次ゼミ5人、2年次ゼミ6人(5人と編入3年
路面電車の話や船乗り漂流事件、利益の分配の問題、徴兵制の
生1人)、4年次の卒研ゼミ5人と3つのゼミが活動をしてい
問題、アファーマティブ・アクションが引き起こす問題、障害
ます。1・2年次は合同ゼミ会をしたり学年を超えて交流もあ
のあるプロゴルファーのカート使用の問題、過去の歴史上の
ります。1・2年次のゼミでは教養演習のゼミ活動が中心にな
出来事への謝罪と補償の問題等…毎回毎回、
頭を悩ましながら、
ります。今回は2年次のゼミを紹介をします。
ああでもない、こうでもないとディスカッションをしてきま
このゼミでは1年間をか
した。事前の読み込みとゼミ当日の討論を通して自分はどう
けて
「教養演習Ⅲ」
(前学期)
いう立場に立って考えているのか、自分自身が問われ、自分の
「教養演習Ⅳ」
( 後学期)の
ゼミで「これからの『正義』
2年次ゼミ
考えも変わっていきました。大変ではありますが、本を読みこ
なしていきゼミでディスカッションすることにより、自分の
の話をしよう!」
(マイケル・
考えも深められました。答えがないテーマについて皆で、いろ
サンデル著,早川書房)の抄
いろな方向から話し合えるので、
この本がよかったと思います。
読とディスカッションを行
個性的なメンバーのゼミですが皆で協力し合ってゼミの発表
ってきました。現在9章ま
会は決めたいと思います。
34
平成23年度
7月∼10月
■ 講座タイトル
名桜大学公開講座報告 名桜大学では市民に開かれた大学を目指し、
平成6 年より一般市民を対象にした公開講
座を開講している。平成2 3 年度に開講する2 9 講座の中から、7 月∼1 0 月に実施した1 0
講座の模様を紹介する。
「カードメソッドの理論と実際」∼コミットメント能力の育成∼
■ 日 時
平成23年7月30日
(土)10:00∼16:00
■ 場 所
北部地域看護系医療人材育成支援施設(名桜大学内)
■ 講 師
金城 祥教、
金城 やす子、大城 凌子、徳田 菊恵、
平上 久美子、
永田 美和子(名桜大学人間健康学部看護学科教員)
カードメソッドの理論の講義の後に、カードメソッドの進め方を紹介し演習を行った。各テーマに沿って各自がカードを記入し、自分の考え
を伝え、ディスカッションした。ディスカッションを通して「参加者一人ひとりの考えや思いを掘り下げることの重要性」に気付き、
「考えを
まとめることの大切さ」を知ることができたようである。カード間の関連を図解にする場面では、立ち上がってカード全体を俯瞰する姿が
見られ、コミットメント※していた。今後も「カードメソッド技法」の公開講座を開催し、広く伝授したいと思う。※参画すること
■ 講座タイトル
健康支援講習
「ちゃ∼がんじゅう介護セミナーIN伊是名」
■ 日 時
平成23年9月23日
(金)
∼25日
(日)
■ 場 所
伊是名村保健センター、
ちぢん園デイサービススペース
■ 講 師
石川 幸代、
比嘉 憲枝(名桜大学人間健康学部看護学科教員)
岸本 キヨ(名護市)
今回、伊是名村で出前公開講座として実施した。介護
従事者を中心に受講者を迎え、初日はオリエンテーショ
ンと高齢者の健康と安全についての講義を行い、2日目
からは講義・演習を実施した。講義・演習内容は、地域に
おける高齢者支援、日常生活における介護として居室の
環境、移動、車椅子での移動などである。演習は、移動
介助の実際や食事介助、着替えなど、実際に現場にある
物品を使用し、日ごろの業務で感じている疑問を出し合
いながら、現場の環境に合わせた方法や配慮の必要性
を具体的に学ぶなど実践的な演習内容となった。
■ 講座タイトル
カード図解法による論理的思考力の育成
■ 日 時
平成23年8月11日
(木)10:00∼16:00
■ 場 所
北部地域看護系医療人材育成支援施設
(名桜大学内)
■ 講 師
金城 祥教、
金城 やす子、
石川 幸代、
永田 美和子、
伊礼 優、
大城 凌子、
徳田 菊恵(名桜大学人間健康学部看護学科教員)
カードメソッドの理論からグループワークを通して「カード図解技法」の演習と発表(発表原稿を論理的に文章化する)までを、北部地域
の高校生と教員に体験してもらった。高校生たちは知らない者同士で緊張している様子も見られたが、自分の考えを伝え、お互いの考えを
確認し合う内に、にぎやかにゆんたくできるようになっていた。終了後の感想は、
「難しかったけど楽しかった」、
「学校ではできない貴重な
体験だった」、
「いろいろな意見があって面白かった」など、有意義な体験だったと評価していた。
■ 講座タイトル
親子で楽しもう!英語絵本読み聞かせ
■ 日 時
平成23年8月20日
(土)10:30∼12:00
■ 場 所
名桜大学言語学習センター
■ 講 師
武村 明子(名桜大学非常勤講師)
津嘉山 淳子(名桜大学言語学習センター・マネジャー)
挨拶、英語の歌(フィンガープレイ)、読み聞かせ、クラフトを行った。英語の歌は低学年で馴染みのある2曲を選び、歌とそのフィン
ガープレイを楽しんだ。読み聞かせ、および、クラフトは「色」をテーマに、低学年向けのファンタジーに富んだ内容の2冊を楽しみ、その
後、お話に関連したクラフトを行った。参加児童は、お話の内容を思い出しながらクラフトを楽しみ、作ったクラフトについて保護者、講師
に説明をすることができた。英語を通して活動することの楽しさを感じることができたと思う。
■ 講座タイトル
お母さんと一緒に学ぶ月経教室
■ 日 時
平成23年8月20日
(土)13:30∼16:00
■ 場 所
■ 講 師
救急法救急員養成講習会(赤十字救急法救急員養成講習会)
■ 日 時
平成23年8月20日
(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)10:00∼17:00
■ 場 所
名桜大学総合研究所
■ 講 師
比嘉 良民(日本赤十字沖縄県支部)
真喜志 淳(日本赤十字沖縄県支部)他
病気やケガ、災害から身を守り、急病人やケガ人を正しく救助して医師に引き渡すまでの応急手当
ての知識と技術(救急法)を習得させる事を目的に開催された。基礎講習では、手当の基本、人工呼吸や心臓マッサージの方法、AEDを
用いた除細動などの習得を行った。救急員養成講習では、日常生活における事故防止、止血の仕方、包帯の使い方、骨折などの場合の
固定、搬送、災害時の心得などについての知識と技術の習得を行った。受講者には、終了証(全過程を終了した者)および救急法救急員認
定証(全過程を終了し試験の成績のいい者)が付与される。
■ 講座タイトル
韓国語の言語風景と映画にみる韓国語文化Ⅱ
■ 日 時
平成23年8月27日∼9月17日
(毎週土曜日 全4回)13:30∼15:30
■ 場 所
名桜大学総合研究所
■ 講 師
黄 鎭杰(大阪大学)
許 点淑(名桜大学国際学群観光産業教育学系准教授)
韓国語の文字であるハングルの母音と子音の発音を調音点や調音の仕方など、言語学的観点か
ら体系的に学習した。また、韓国語の文を組み立てるうえで欠かせない「連体形」と「連用形」について、身近な語彙やことわざなどを例に
分かりやすく概説した。そして、在日韓国・朝鮮人について歴史的な背景と現状について概略し、当該社会の一面を垣間見ることのできる
映画(バクチギ)を鑑賞した。その後、映画の内容や在日の問題について参加者と意見を交した。受講者の方々の韓国語への勉学意欲と
韓国社会への関心の眼差しに驚かされた。
■ 講座タイトル
やんばるの自然と環境教育を通じた学び
■ 日 時
平成23年9月23日
(金)
18:00∼20:00、
24日
(土)
∼25日
(日)
■ 場 所
名桜大学総合研究所、
やんばる学びの森
■ 講 師
小川 寿美子、
柳 敏晴(名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科教員)
Eugene Boostrom(名桜大学客員教授)
山川 雄二(国頭ツーリズム協会)
本講座は、受講者にやんばるの森をフィールドに自然から学べるものと自然との接し方や自然に対する理解を深めてもらうこと、そして
2日間の講座を通じて、世界に誇るやんばるの自然環境の素晴らしさとその保全の重要性を再認識してもらうことが目的である。
プログラムの一つである「ジャングルカヌー」では、安波ダムをカヌーで横断、ゴーグルをつけた遊泳と徒歩にて沢登りをしながら、
水クラゲの大群、リュウキュウアユ、オキナワシリケンイモリなど、当地に生息する貴重な生物の観察をし、子供から大人までやんばるの
自然を堪能した。
■ 講座タイトル
伊江島の碑文探訪
■ 日 時
平成23年9月24日
(土)8:00∼17:00
■ 場 所
伊江村
■ 講 師
中村 誠司(名桜大学国際学群国際文化教育学系教授)
川島 淳(那覇市歴史博物館)
伊江島には38基の石碑が建つ。今回は15基の石碑と史跡名勝7カ所を巡った。参加者は、多くの
石碑に整理がつかないかもしれないが、川島さんの現地説明と小冊子「伊江島の碑文」により理解したであろう。伊江島の石碑はデザイン
も美しく凝っている。地域の歴史文化=石碑文化を村の方針・方法として大切にしてきた稀な地域だ。参加者においてはこれを機に、個性
豊かな伊江島の風景と歴史文化を再訪していただきたい。今回は、伊江島に造詣深い研究者・案内者の川島さんによって、中味の濃い
“伊江島の碑文探訪”
を実施できた。
■ 講座タイトル
日本語教師ってなあに?
北部地域看護系医療人材育成支援施設
(名桜大学内)
■ 日 時
平成23年10月8日
(土)13:00∼16:00
仲村 美津枝、
小西 清美、
高津 三枝子
■ 場 所
名桜大学総合研究所
■ 講 師
伊藤 孝行(名桜大学国際学群国際文化教育学系講師)
(名桜大学人間健康学部看護学科教員)
月経の仕組み・手当て・体操の3部で構成し、講義、実技、体験コーナーなど月経前の子供が楽しみながら、正しい知識を得られるように
企画した。月経発来がまだの子供たちとその母親、養護教諭、思春期の子を指導するボランティアの方々が参加され、熱心に聞いていた。
講義だけでなく、アロマの香る畳の部屋で参加者全員で月経体操を行い、展示された生理用品(布・紙ナプキン、生理用ショーツ)を手に
取り、性教育や月経に関する絵本や本に興味を示し、赤ちゃんモデルのだっこ体験もした。受講者から「親が教えることをためらう部分も
分かりやすく話してくださって、子供も私も勉強になりました」などの感想をいただいた。
35
■ 講座タイトル
本講座は3部構成にて行った。第1部は、まず、日本語教師という職業についての概要について。次に、日本語教師はどのようにして日
本語を教えているのかについて、そして国語教師との違い、海外および国内の日本語教育事情について話した。第2部は、様々な日本語
教材を実際に手に取って見てもらった。質問の時間を設けたところ、参加者から様々な質問が寄せられた。第3部は、第2部で参加者が各々
選択した日本語教材を使い、教案の素案・アイディアを発表した。参加者の方々から熱のこもった発表が続き、活気のある講座となった。
36
キャンパスインフォメーション
お知らせ
後輩達のために頑張りました
名桜大学にゆかりある世界中のウチナーンチュが来学!
名桜オリジナル就活ガイドブック 第二弾 「Future」
平成23年10月12日(水)から16日(日)の日程で開催された、
「第5回世界のウチナーンチュ大会」を機に、本学にゆか
りのある世界中のウチナーンチュが名桜大学を訪れた。中には、世界で活躍する卒業生もおり、瀬名波学長や当時の指導
教員へ近況を報告すると共に、在学当時を振り返り、思い出話に花を咲かせていた。
また、大会期間中、本学留学生が通訳ボランティアとして各会場でサポートを行った。通訳ボランティアとして奔走し
た比嘉アンドレスさんに、当時の体験談と様子を報告いただいた。
平成22年2月に発足した就職活動支援団体”S-CUBE(エスキ
でなく、企業での就業経
経 験の
ューブ)”は、自ら就職活動を続ける傍ら、同級生や後輩たちの就職
ある教員&職員の皆様
様 も、学
活動の支援をしてきました。発足1年目から、
“ 名桜生の名桜生に
生の就活サポートに名
名 乗り
よる名桜生のための就活ガイドBOOK「就活だヨ!全員内定」”を
を上げて下さり、S-CU
U BE一
発行し、就活に挑む後輩たちの就職活動を強力サポートし、大好評
期生も社会人一年目の忙し
でした!
い中、ご協力下さった
た りと、
この度、S-CUBEの2期生メンバーとキャリアスタッフが中心
前回に引けを取らない
い、非常に充実した内容になっています!
いちゃりばちょーでー
となり、1期生のガイドブック「就活だヨ!全員内定」を上回る34
ガイドブック作成に
に 携わってきたS-CUBE伊禮翔哉さん(人間
私たち、
沖縄の日系三世の比嘉アンドレス
(国際文化専攻4年次、
ページと言うボリュームの「Future」を発行しました。
健康学部スポーツ健康学科
康学科3
3 年次)は
は、
「 名桜生の就活に役立つよ
「名桜生の就活に役立つよ
アルゼンチン出身)、宮城ジェラルド(国際文化専攻4年次、ペル
就活ガイドブック「就活だヨ!全員内定」では、S-CUBE学生メ
う一生懸命作りました!ガイドブックをうまく活用して、みんな
ー出身)、伊佐正アンドレス(国際学群2年次、ペルー出身)は、第
ンバーによる本音トークを織り交ぜ、就活スタートから内定獲得
で内定ゲットじゃー!」、S-CUBE福田優希さん(国際学群2年次)
5回世界のウチナーンチュ大会で、通訳やガイドなどのボランテ
までのストーリーを、写真や図表をふんだんに使いながら解説し
は、
「 このガ イドブックを手にしていただくことで、少しでも就活
ィア活動を行いました。今回は、世界23カ国2地域から5000人
ていますが、今回の「Future」では、より名桜の学生に特化したア
やS-CUBEに皆さんが関心を持って下さることを願って作りまし
を越えるウチナーンチュが訪れました。参加者が多過ぎたため様々
ドバイス内容が満載です!S-CUBE学生メンバーや先輩学生だけ
た」と思いを語る。
な混乱もありましたが、世界中から来たウチナーンチュが再会
Contents
1.What's!? How to use『Future』
3.就活イイ感じ∼度チェック!!
5.みんなどうなの∼?
名桜3年次のシューカツ意識調査
7.内定をGETしたデキる先輩達
11.リクルートスーツdeキュン
13.要チェキ!! 就活お役立ち情報
15.知ってた?!提出書類イロイロ
17.県外シューカツ、実際どうよ?!
19.先生&職員サンに聞いちゃいマシタ☆
25.学内のアツ∼イ☆サポーター
27.2011年卒 社会人1年生のホンネトーク
29.編入×名桜生×就活=?
30.就活にお役立ち!
!クーポン
32.MEMO
33.S-CUBEメンバー紹介&メッセージ
また、前回同様S-CUBEキャリアスタッフ「NPO法人 キャリア
に喜び、交流することができました。私たち自身も、ボランティ
サポートここひら」が、学生と共にガイドブック編集に携わって下
ア活動を通して様々な人と交流ができ、とても良い経験となり
さいました。今後も、S-CUBEへのさらなるご支援の程、宜しくお
ました。
願い致します。
大会中、私たちにとって信じられないエピソードが起こりま
苦労様です」とおっしゃいました。仲井眞知事は気さくに話して
このガイドブックは、キャリア支援課および文部科学省平成21
した。それは大会初日のイベントで、国際通りで世界のウチナー
くださり、最後に「困ったことがあったら、私たちのスタッフに
年度学生支援推進プログラム「先輩・後輩コミュニティを基本とす
ンチュによる凱旋パレード(10月12日)が行われた時のことで
すぐに声を掛けてください」とおっしゃいました。仲井眞知事の
る学習支援センターの構築」の補助金を受けて発行され、10月に
す。私たちがガイド活動をしていたら、仲井眞知事が我々のグル
言葉はとても心強く、私たちはその後のボランティアも安心し
開催されたキャリアイベントにおける本学3年次および2年次学
ープに歩み寄り、元気な声で「めんそーれー、遠いところからご
て行うことができました。仲井眞知事の言葉には偽りがなく、チ
ムグクルなのでこのように感じられたのだと思います。そして、
生への配布を始めとし、全学的に無料配布中です。
ウチナーンチュの「いちゃりばちょーでー※」精神のパワーであ
(S-CUBE 顧問 天願 健)
(全34ページ)
仲井眞知事と記念に(左端・宮城ジェラルド、右端・比嘉アンドレス)
ると感じました。
これからも私たち3人は、名桜大学の学生として誇りとアイデ
ンティティを大切にし、名桜大学はもちろん、名護市、沖縄県、世
界のために全力を尽くして、頑張っていきたいと思います。
伊藤講師「うみそらトンネル」命名
熱気に包まれるイベント会場
(右側・伊佐正アンドレス)
― 229作品の中から選定される ―
平成23年8月23日に開通した、沖縄初の海底トンネル「那覇うみそらトンネル」の
世界のナグンチュ歓迎会会場にて
(中央・瀬名波学長)
カリフォルニア州ウチナー民間大使から感謝状の贈呈
名付け親の一人に、伊藤孝行講師(国際学群 国際文化教育学系)が選ばれた。
世界のナグンチュが来学
伊藤講師は、
「 空港を出てすぐなので、多くの観光客の方々が利用されると思い、方
当大会に参加するために来
名護市主催の市内バスツアーに参加した、名護市出身の「世界の
言は使わず、また、子どもでも分かりやすく親しんでもらえるよう心がけた。今回、名
沖 し た 、カ リ フ ォ ル ニ ア 州 ウ
ナグンチュ」
が本学を訪れ、
構内を見学し大学紹介DVDを鑑賞した。
桜大学が理念として掲げている『地域貢献』の一翼を担えたのではないかと思う。これ
チ ナ ー 民 間 大 使 か ら「 県 費 留
からも、学生たちにも積極的に声を掛け、様々な形で地域貢献に取り組んでいきたい」
学生受け入れに際し、ご支援・
と採用を喜び、今後に向けてさらなる意欲を見せた。
ご協力いただき感謝している」
採用の報告を受けた瀬名波学長は、
「 海と空のコントラストがとても象徴的で素晴
らしい。立派な『知的貢献』である」と喜びを表した。
感謝状を手に瀬名波学長と、金城国際学群長へ
報告した伊藤講師
平成23年度 名桜大学公開講座 受講生募集!
講 座
健康に役立つ食べ物
−科学的エビデンス
(証明)
をもとに−
山原の碑文探訪:名護市久志地区∼東村
日 時
2月11日
(土)13:00∼16:00
3月17日
(土)10:00∼17:30
と 、瀬 名 波 学 長 へ 感 謝 状 が 贈
呈された。
左から当銘由洋氏、当銘貞夫氏、
瀬名波学長
普久原アントニオさん来学
平成24年2月∼3月の公開講座を案内します。多くの皆様方のご参加をお待ちいたしております。
詳しい情報は名桜大学ウェブサイトをご覧ください。 http://www.meio-u.ac.jp/content/view/1306/371/
場 所
名桜大学総合研究所
名護市久志地区、
東村
申し込み・問い合わせ先
名桜大学総合研究所 公開講座担当者 TEL:0980 - 51-1107(名桜大学総合研究所)9時∼17時(土日・祝祭日除く)
FAX:0980 - 51-1136
e-mail:kenkyu@meio-u.ac.jp 件名に
「講座名」明記のこと
渡具知総務部長(右端)が バスツアーに参加されたナグンチュのみなさん
構内を案内した
〈屋部コース〉
〈羽地コース〉
在亜沖縄県人連合会一同、丑野隆史さん来学
本学1期生でペルー出身の普久原さんが、
8年ぶりに本学を訪れ、
在亜沖縄県人連合会の皆さんと本学9期生の丑野さんが、瀬名
瀬名波学長に近況を報告した。普久原さんは「公立大学に移行し
波学長を表敬訪問し、新垣定二会長から、丑野さんのアルゼンチ
たこと聞いて、卒業生として誇りに思う。在学中、言葉の壁に悩む
ンにおける活躍ぶりが報告された。新垣会長は「丑野さんは在亜
こともあったが、一生懸命取
沖縄県人会発展の一翼を
り組んだことが今につながっ
担っている。今後も現地
ている。後輩の皆さんも一度
実習で多くの学生を派遣
は日本を離れて、異文化を肌
していただき、アルゼン
で感じてほしい。ぜひペルー
チンで活躍できる人材を
でお会いしましょう」と自身
37
※「出会えば皆兄弟」の意
の経験を振り返り語った。
輩出してほしい」と本学
左から普久原さん、瀬名波学長、
ペルー沖縄県人会の菅野ルーベンさん
への期待を述べた。
在亜沖縄県人連合会一同と共に(前列右から
新垣会長、瀬名波学長、後列右から住江教授、
丑野さん、金城学群長)
38