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An SBD
2014 年 6 月号
Information Service
今月号の主な記事
特集記事:コネクテッドカー
エコシステムの中心にドライ
バーを位置付けることに関
する Covisint へのインタ
ビュー
特集記事:Jasper が自動車
メーカーと MNO の支援に
関して Telematics News の
インタビュー
Telematics Detroit における
最新動向
中国:Qoros が
QorosCloud コネクティビ
ティに WirelessCar を使用
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第 6 回 Telematics
Japan 2014
10 月 15-16 日、ヒルトン東京
通常価格から 40,000 円お得な特別割引 9 月 19 日(金)まで
Telematics Japan は、コネクティッド・カーや自動車テレマティクスにフォーカスしたアジア最
大級のカンファレンスです。第 6 回 Telematics Japan 2014 では日産、Volvo、Mercedes-Benz、
Spotify、国士交通省、デンソーを始め日本国内外より集まる各分野のエキスパートとともに、最新
のプラットフォーム戦略やデータ・セキュリティ管理、インフォテイメントの進化、グローバル化へ
のアプローチ、EV テレマティクスの展開、自動運転への未来像など注目課題を議論します。
SBD Japan は、このカンファレンスに、メディア・パートナーとして参加しており、Head of
Advanced Research のアンドリュー・ハートがパネルディスカッションの座長として登壇致します。
本カンファレンスの詳細は、こちらよりカンファレンスウェブサイトをご覧下さい。
http://www.telematicsupdate.com/japan/jp-content-product.php
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+同時通訳レシーバー)
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注 2:1 社より 3 名以上でご参加の検討されている場合は下記ダニエルまで直接ご連絡下さい。ボリ
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カンファレンス・プログラム、割引等に関するお問い合わせ先
ダニエル・ペィビー(Telematics Update)
Email: dpavey@telematicsupdate.com
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Telematics Detroit Special
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 特集記事:ユーザーは
車載インフォテイメントを
実際にどう考えているの
か?
4
 TU デトロイト:Visteon
が WiFi ホットスポット機
能付きの 4G LTE を発表
China
ADAS,
connectivity
and more
Smartphones
and apps
Navigation
and traffic
Telematics and infotainment
6
 特集記事:コネクテッド
カーエコシステムの中心
にドライバーを位置付け
ることに関する Covisint
へのインタビュー
11
 特集記事:Jasper が自
動車メーカーと MNO の
支援に関して
Telematics News のイ
ンタビュー
14
 インド:MapmyIndia が
フリーミアムアプリ
NaviMaps を発表
24
18
 欧州、中国、北・南米向
けの新Volvo On Call ア
プリ
27
 BMW Genius でコネク
テッドカーの活用をサ
ポート
TU デトロイト: Continental がAirbiquity のコネクテッドカー
プラットフォームを統合
6
TU デトロイト: Abalta、Covisint、Gemalto、QNX および
UIEvolution のまとめ
7
TUデトロイト:Hino、Telogis、Telit および Texas
Instruments のまとめ 2
9
TU デトロイト:Luxoft の HMI ツールが Apple の CarPlay と
MirrorLink を支援
10
TUデトロイト: NNG が OE ナビゲーションソフトウェアである
iGO primo nextgen を発表
13
ブラジル:Michelin が現地車両追跡会社を 6 億ドルで買収
18
ブラジル:テレマティクスベースの盗難車両追跡が 2 年の遅
れ
19
eCall ~プライバシー問題について
20
Ford が台湾、タイ、ニュージーランドに AppLink を導入
21
欧州閣僚理事会が eCall 型式認証計画を承認
22
Volvo が米国とカナダでの販売車両全てにOn Callを標準搭
載
23
ZENRIN がアジアでいつも NAVI [ドライブ]に QNX プラット
フォームを使用
25
TomTom がモスクワとイスタンブールが渋滞最悪都市と発
表
26
米国:TrafficLand と WeatherBugが共同アプリを構築
26
南アフリカ: Tracker がテレマティクス保険アプリを発表
27
BMW i の電気自動車対象の新たな自宅充電アプリ
28
ブラジル:電気自動車識別が SVTの延期に関わらず継続
29
中国:Audi が道路交通に AutoNavi と TomTom を利用
31
中国:Qoros が QorosCloud コネクティビティに WirelessCar
を使用
32
中国:AutoNavi が総利益 30% 減少を発表
32
中国におけるテレマティクス発展の阻害要因
33
29
 中国:AutoNavi による
と、OnStar が将来のプ
ロジェクトに向け同社
マップを利用
24
30
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特集記事:ユーザーは車載インフォテイメントを実際にどう考えているのか?
SBD は、デトロイトで開催された Telematics Update イベントで、車載インフォテイメントベンチマーク評価プログ
ラムを提供しました。このプログラムは、3 台の車両が用意され、参加者も体験できるようにし、自動車における
新たなアイデアを生み出す新興企業が参加する破壊的イノベーショントラックや、実際のユーザーの感想を掲示
するフィードバックパネルも設置されました。この記事では、ユーザーが異なるシステムに対してどのように反応
しているかを説明し、車載インフォテイメントシステムに関連する業界内で一般的に発生する誤解について解説
します。
Insight
車載インフォテイメントシステムに対するユーザーの反応に関す
る 3 つの一般的な誤解
誤解# 1 :「インフォテイメントシステムはユーザーの購入決定に
ほとんど影響を与えない」
インフォテイメントは、車両選択の第一決定要因となることはあり
ませんが、そのシステムが誤解されているとユーザーを失うこと
になる一方、しっかり理解されていると、必然的にユーザーはブ
ランドに対して好感を持ちます。
現実:全てのユーザーがそれぞれ新車を選択する上での優先事
項を持っています。そして、インフォテイメントシステムが最も優先
的な要因になることが稀であることは事実です。しかし、システム
が極端に乏しいまたは極端に印象的である場合には、ユーザー
のそのブランドに対する印象は良い方向または悪い方向へと変
化します。この極端な 2 例が、SBD が独自に実施したベンチマー
ク評価で見られました。HondaLink の次世代型システムを体験し
たユーザーの 83% は、SBD の専門家のサポート無しには基本
的な操作ができず、その後 69% がその悪い経験により、
HondaLinkを搭載する Honda Civic を購入することはないであろ
うとしています。反対に、参加者の多くが Nissan Connect システ
ムに感動し、そのシステムに対して良い経験を持っているため、
52% が当モデルを購入するであろうとしています。
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誤解#2 :「アプリが車外で人気がある場合には、ユーザーが当
アプリを車内でも使用したくなるはずである」
現実 : 今回の SBD の調査で、各車両における様々な車載アプリ
やサービスについて説明した時、評価に参加したユーザーがあ
る特定の機能が絶対的に「マスト」機能であると主張するケース
はほとんどありませんでした。
最も人気な機能は車載ナビシステムを介した Google 検索で、
参加者の 54% が同アプリに対してとても良い印象を持っていま
す。Google 検索はすでに多くの OEM で実施されていますが、
SBD が試験した全ての Google 対応ナビシステムのうち、ユー
ザーが自身のスマートフォンで使い慣れた Google と同様の体
験をできるシステムは一つもありません。
車内では、Google 検索機能は予想もつかない他のメニュー内
の奥深くに隠れていることが頻繁にあり、ローディング回数は通
常、スマートフォンを介した検索よりも長く 20 から 30 回です。さ
らに、車載システムはスマートフォンの Google 検索が提供する
詳細な情報をほとんど提供せず、すぐ近くにあるユーザーも知っ
ているレストランではなく、30 マイルも離れたピザレストランを勧
められユーザーは困惑することになります。類似した問題が、
OEM が急いで発表している他のアプリ(例:Pandora、
Facebook、Yelp等)の多くにも生じています。
この事実から学ぶことは何でしょうか?ユーザーは、スマート
フォンアプリと同レベルの単純さ、便利さ、スピートならば、車内
で当アプリを使用したいと思うはずです。車載アプリが改善され
ないと、ユーザーはスマートフォンを介して直接アプリを使用し続
け(多くは実際そうしていると認めています)、OEM はあまり使
用されない機能の開発に時間や労力を使うことになるでしょう。
誤解#3 :「CarPlayが全ユーザーのニーズの解決となるであろ
う」
現実:Apple の CarPlay は 2014 年のジュネーブモーターショー
で発表されましたが、米国での SBD の調査時には、ユーザーに
体験してもらうためのシステムは存在していませんでした。代わり
に、同システムがどう機能するかについてのビデオをいくつか紹
介したのですが、予想された反応をするユーザーもいれば、予想
されていなかった反応をするユーザーもいて、興味深い結果とな
りました。予想された反応をしたのは、信頼し続けている会社が
開発した親しみのあるインターフェースの使用を好む既存の
iPhone ユーザーでした。
同システムの機能性が向上したとしても、インターフェースに対す
る親近性により、運転中の同システムの安全性が増すと感じる
ユーザーもいます。しかしこういった前向きな反応とは別に、懸念
や困惑も見られ、そうしたネガティブな反応は全てが論理的なも
のではないものの、CarPlay ベースのヘッドユニットを現在開発し
ている OEM が考慮すべきものだと考えられます一般的な心配の
多くは、データ費用や iPhones を購入し続けなくてはならないこと
です。
どんな個人データが車両と共有されることになるか心配するユー
ザーもいます。最も重要なのは、CarPlay と、試験したその他シス
テムを比較すると、iPhone ユーザーでも iPhone ユーザーでなく
ても、相当数のユーザーが、他のシステムより少なくとも 1 ランク
下に CarPlay をランク付けしています。CarPlay は、車内での
ユーザーのニーズを満たす確実な解決法にはなれそうにはあり
ません。また、同システムがどのように搭載されるか、どのように
販売されるかにもより、ユーザーにとって新たな課題や不確実性
が生じる可能性もあります。
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TU デトロイト:Visteon が WiFi ホッ
トスポット機能付きの 4G LTE を発
表
TU デトロイト: Continental が
Airbiquity のコネクテッドカープラッ
トフォームを統合
Telematics デトロイトのイベントで Visteon は、WiFi
ホットスポット機能付きの 4G LTE のテレマティクス
システムを搭載した車両のデモンストレーションを実
施しました。
Airbiquity と Continental は、ライセンスおよび販
売店契約を締結し、Airbiquity の Choreo のコネク
テッドカーサービスプラットフォームとドライバーエク
スペリエンスインフォテイメントソリューションを
Continental のインフォテイメントシステムに統合し
ました。
2014 年 Telematics デトロイトで発表された同提携により、
Continental は、Continental のインフォテイメントシステムに最
適で、車両生産工程で容易に取り付け可能な最新のコネクテッド
カーソリューションを車両メーカーに提供することが可能となりま
す。
同グローバル製品は、独自のモデム実装を通して現地の要件を
サポートする単一のハードウェアアーキテクチャーで構築されて
いるため、製造における複雑性が削減します。同システムは
Autonet Mobile と提供して開発され、テレマティクスコントロー
ルユニット(TCU)だけでなく、完全なエンドツーエンドソリューショ
ンに対応した OS ソフトウェア、アプリやクラウドサービスも組み
込んでいます。
Visteon のテレマティクスシステムでは、全ての同乗者にイン
フォテイメントサービスを提供し、Wi-Fi ホットスポットまたは 4G
LTE のネットワークを介して地域またはクラウドコンテンツへのア
クセスが可能となります。プレミアムなテレマティクスサービスで
は、車両と携帯端末や IoT を繋ぎ、遠隔診断、遠隔コマンド(走
行開始、施錠/開錠等)、コンシェルジュアプリ(Find My Car、
Parental Controls 等)を可能にしています。
またディスプレイは、Visteon の OpenAir インフォテイメント製品
で、オープンアーキテクチャー、ヒューマンマシンインタラクション
(HMI)の指令および制御、オフボードワイヤレスデータコネク
ションを基盤にしています。
OpenAir I1.1 プラットフォーム-同 GENIVI Compliant 製品は、
Linux のオペレーティングシステムを使用し、柔軟な車載コネク
テビィティや最新のエンタテイメントソリューションを提供します。
OpenAir I1.2 プラットフォーム-仮想技術が搭載され、
Facebook、Twitter、Yahoo News、Yelp、 Google Maps、Best
Parking 等のソーシャルアプリや運転アプリを提供します。
出典 : Visteon
Airbiquity の Choreo のコネクテッドカーサービスプラットフォー
ムは、最新の車両コネクテビィティ技術、プログラムサービス、管
理機能、容易なカスタマイズ機能を提供し、50 ヵ国以上で 30 以
上もの言語でコネクテッドカープログラムへと展開、拡大していま
す。Airbiquity のドライバーエクスペリエンスソリューションは、
Choreo のプラットフォームで機能し、世界的・地域的に人気なス
マートフォンアプリ、クラウドコンテンツ、ベーシックあるいはプレミ
アムな自動車サービスに向けた支援が機能するターンキーイン
フォテイメントを可能にします。
Continental のソリューションに Airbiquity の技術が加わること
で、車両メーカーは、世界中の国で販売するブランドやモデルで
Continental のヘッドユニットや車両システム技術を使用したカス
タマイズ・差別化されたコネクテッドカープログラムを容易に構成
し、展開することが可能になります。Airbiquity の技術はクラウド
ベースのため、Continental ソリューションを使用した車両メー
カーのコネクテッドカープログラムマネージャーは、同プログラム
の展開をリアルタイムでアップデートでき、ドライバーが常に最新
で最適なコネクテッドカーユーザー体験ができるよう、スマート
フォンアプリ、クラウドコンテンツおよびサービスの提供を更新す
ることが可能となります。
Airbiquity と Continental は、コネクテッドカー技術や車内イン
フォテイメントが多く 提供されることで安全が損なわれることのな
いように注意しつつ、ドライバーに魅力的なく機能や直感的な操
作を提供することが必須であると考えています。技術や管理制御
は Choreo のプラットフォーム内で構築され、Continental のヘッ
ドユニットやシステムに統合され、音声認識、テキストツーボイス、
およびアプリ機能が車両走行中に利用することができます。その
ため、ドライバーはカスタマイズしたアプリ、コンテンツ、サービス
を道路から目を逸らすことなく安全に楽しむことが可能です。
Airbiquity は通常ヘッドユニットのTier 1サプライヤと協業で、日
産、Infiniti、Renault 等の車両メーカーに向けてコネクテッドカー
ソリューションの統合、展開を行っています。Continental との販
売店契約は、Airbiquity にとって、車両メーカー市場に提供する
グローバルヘッドユニットサプライヤとの初の直接的提携となりま
す。
出典 : Airbiquity
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TU デトロイト: Abalta、Covisint、Gemalto、QNX および UIEvolution
のまとめ
ここでは、デトロイトで開催された Telematics Update イベントの主な発表や展示をまとめます。同 Telematics
デトロイトで、Abalta Technologies が Visteon の OpenAir インフォテイメントプラットフォームを使用した同社の
コネクテッドカーソリューションである WEBLINK を発表しました。
WEBLINK は OEM や Tier 1 サプライヤが各社ブランドの独自性
を維持することができるように、車両コネクティビティに独自の方
法を使用しています。Abalta はまた、HTML5 アプリを使用し
て、ユーザーエクスペリエンスやアプリを異なるエリアや地域に容
易に適合させています。WEBLINK では、ドライバーの電話のコ
ンテンツやアプリを車両のヘッドユニットへ送り、ユーザーはサー
ビスをスマートフォンに単に追加するだけで、オプションで車載技
術・機能をアップグレードすることができます。WEBLINK は柔軟
性をもち、、iOS、Android、他のスマートフォンのオペレーティン
グシステムで使用可能です。
Visteon の OpenAir のエントリレベルのインフォテイメント製品は、
フレキシブルな車載コネクティビティや最新のエンタテイメントソ
リューションを提供します。同拡張可能ソリューションは、7 インチ
のタッチディスプレイで、高品質音声、ナビゲーション、マルチ端
末コネクティビティの機能が搭載され、アプリ、機能、メディアスト
リーミングが使用できます。連続的なインターネットアクセスによ
り、クラウドベースのローカルコンテンツのダウンロードや overthe-air システムの更新が可能になります。Abalta Technologies
はまた、グローバルソリューションにおいて Delphi Automotive
と提携していることも発表しました。同ソリューションは、自動車
メーカーに、インフォテイメントアプリやサービスを車両エコシステ
ムに導入するオプションを提供します。
Gemalto は 2014 年のデトロイト Telematics において、同社の
M2M 自動車ソリューションの拡張製品を発表しました。同社の
包括的な製品は、革新的な技術を独自に組み合わせており、最
先端の GemaltoCinterion の自動車グレードコネクティビティソ
リューションが含まれます。同発表では、最新の GPS ナビゲー
ション機能を可能にする高速モバイルコネクティビティや道路セ
キュリティ用の eCall 機能等、コネクテッドカーに実装される具体
的な機能を紹介しています。信頼するパートナーから構成される
ネットワーク上で近距離無線通信(NFC)技術を活用することによ
り、安全なキーレスの車両ロック解除やエンジン始動が可能とな
ります。Gemalto では、オンデマンドコネクティビティソリューショ
ンにおいて、全ての M2M デバイスに向けた柔軟な契約管理
サービスを提供します。
スマートデバイスのエコシステムでは、自動車、物体的オブジェク
ト、要素を接続することにより、IoT を可能にし、ユーザーエクスペ
リエンスを向上させます。Gemalto はデトロイト Telematics ブー
スにおいて、幅広い埋め込み型ソフトウェア、安全な端末、プラッ
トフォーム、ホステッドサービスを紹介しています。
•
•
•
自動車グレード M2M 技術に支えられた車載オンボード
eCall 安全システム
NFC により、ドライバーは携帯端末を介してのみドアの解錠
が可能
世界中の遠隔プロビジョニングを介したコネクテッド端末の普
及に向けて、オンデマンドコネクティビティを密にサポート
Covisint は、コネクテッドカーは機能性が向上すると共に、安全
性に対するリスクやデータ濫用の可能性も増加すると言及してい
ます。IoT 現象において大きな要因であるコネクテッドカーがたく
さんの人、端末、組織、道路インフラ技術とつながり続けるため、
この複雑な状況はより悪化していきます。この増加する複雑性に
対処するために、自動車メーカーは、セキュリティが確保された
接続と増え続けるアイデンティティの管理を両立させることができ
る抜本的な技術を求めており、Covisint はこの分野のエキス
パートとなります。
Covisint のクラウドエンゲージメントプラットフォームは、コネク
テッドカー戦略を介して、収益を新たに確保したりカスタマーのロ
イヤルティを高めるための、安全で堅牢なプラットフォーム を提
供します。CIOs、CMOs および LOB のリーダーは、Covisint を
使用し、車両のオーナーシップライフサイクルに渡る単一で統合
されたエクスペリエンスを通じて自身の事業戦略に合った統一さ
れたグローバルコネクテッドカープラットフォームを提供すること
が可能です。
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BlackBerry の QNX ソフトウェアシステムと車載ユーザーイン
ターフェース向け設計ツールを先導する Rightware は、QNX 技
術のコンセプト車両向けの完全デジタルで再構成可能なインスト
ルメントクラスターにおける新たな提携を発表しました。
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この新コンセプトでは、QNXのNeutrino オペレーティングシステ
ムと Rightware の Kanzi UI ソリューションが提供するデジタルイ
ンストルメントクラスターがどのように運転体験を進化させている
かを示しています。
例えば、同クラスターは車両インフォテイメントシステムと統合し、
現地の制限速度やターンバイターンの案内機能から交通情報
や通話受信まで豊富なリアルタイム情報を表示します。同クラス
ターは完全にデジタル化しているため、リアルタイムで表示を変
化させることが可能で、最も重要な情報を強調し、最新の表示機
能により、ドライバーはより迅速に情報を読みとれます。
同クラスターによる最新のユーザー体験は、Rightware の
Kanzi UI ソリューションと QNX の OS の統合により可能となりま
す。Kanzi UI ソリューションにより、HMI の開発者は非常にリア
ルな 2D や 3D グラフィックスを備えた高品質の Uis を迅速に設
計することが可能になります。QNX の OS は QNX の持続性パ
ブリッシュ/サブスクライブ(PPS)技術を基にした抽象化レイ
ヤーを提供し、Kanzi UI ソリューションを使用する開発者は、ナ
ビゲーション、マルチメディア、速度、RPM および車両診断等の
車両データやサービスに容易にアクセスできます。
QNX の OS と Kanzi Engine のランタイムモジュールにより、起
動時間、スクリーン更新頻度、信頼性、メモリー消費における自
動車の要件を満たす Uis の開発も可能です。
UIEvolution は、包括的車載インフォテイメント(IVI)プラット
フォームである UIE クラウドコネクトを発表しました。同プラット
フォームは、自動車 OEM や Tier 1 サプライヤに、コンテンツや
サービスをシームレスに車両につなぐソリューションを提供しま
す。同クラウドベースのソリューションや対応コネクティビティ技
術により、コンテンツの管理や車両オーナーの第三者アプリへ
の安全なアクセスにおける自動車メーカー向けの新たなスタン
ダードが構築されます。
UIE クラウドコネクトプラットフォームには、サービスのミドルウェ
ア、スマートフォンアプリ、コンテンツアグリゲーションフレーム
ワークが含まれています。同ソリューションは、ストリームライン
のマルチモーダルコネクティビティをオプションで提供し、OEM
がカスタマイズされた体験やユーザーとの直接的関係を構築す
ることが可能になり、継続して更新されリアルタイムに提供され
る、カスタマイズ可能でブランドに特化したコンテンツやアプリの
オプションを介して車両ブランドへのロイヤルティを高めるため
に活用できます。
UIE のクラウドコネクトは、今日の市場の他のソリューションとは
異なり、アプリマーケットプレースやカスタマイズされたオーナー
サービスを含む埋め込み型テレマティクス機能を活用していま
す。
•
•
•
•
•
•
•
•
コンテンツアグリゲーションサービスおよび開発者支援プロ
グラム
リアルタイムのコンテンツに対するマルチモーダルコネクティ
ビティのオプション
車載 HMI 技術やアプリ方針管理ソフトウェア
UIE のクラウドナビ等のホワイトレーベルアプリの形にとらわ
れないスイート
車両機能(位置、開錠、診断等)の遠隔管理
カスタマイズ可能な B2B と B2C 向けのポータルサイト
開発者パブリッシングツールのある独自ブランド名のアプリ
携帯や車両向けの優れた HMI 設計
UIEvolution は、世界中の何百万もの車載システムに対応する
同ソフトウェア技術のライセンスを有し、トヨタ、Lexus、Clarion、
DENSO、富士通テン、Pioneer、パナソニック等、世界で有数の
自動車 OEM や Tier 1 サプライヤに提供しています。
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TUデトロイト:Hino、Telogis、Telit および Texas Instruments のまとめ 2
Hino Trucks は、デトロイトの Telematics において、Telogis と提携し、中量商用トラック市場に向けた同社の包
括的なウェブベースのロケーションおよびテレマティクスソリューションである Hino INSIGHT に対応する次世
代プラットフォームを発売することを発表しました。
Telogis が提供する Hino INSIGHT 2.0 は、Hino の現在の公約
であるオーナーシップ費用の改善、より快適な運転、ワールドク
ラスのユーザー体験をユーザーに提供します。この最新のプラッ
トフォームは、車両を最適に使用するために求められる必要な情
報を提供し、ユーザーにコスト削減、安全性の向上、より快適な
操作性を可能にします。
Texas Instruments (TI)は、「Jacinto」プラットフォームの最新製
品である DRA72x システムオンチップ(Soc)を発表しました。
メーカーは、DRA72x プロセッサを使うことで、高い統合性のオー
ディオ、同時に動作するマルチメディアストリーミングや端末コネ
クティビティを、エントリレベルからミッドレベルの幅広い車種に費
用対効果の高い方法で統合し提供できます。
インフォテイメント性能をさらに向上
今夏に発表される Telogis が提供する Hino INSIGHT 2.0 は継
続して、2015 年型 Hino 195h と 195h-DC のハイブリッドモデル
に標準搭載、195 と 195-DC モデルおよび従来型トラック製品ラ
インナップ全てにオプション搭載されます。同製品およびサービス
スイートにより、Hino のユーザーは、最適経路、リアルタイムの
業務注文管理、トラックに特化したナビゲーション、テレマティクス
および携帯統合サービス向けの受賞ソリューションを含む
Telogis の包括的ロケーションインテリジェンスプラットフォームへ
のアクセスが可能になります。
エントリレベルからミッドレベルの車載インフォテイメント(IVI)の
モビリティと差別化への需要が高まる中で、DRA72x は、最適な
比率のアクセラレーション機能を提供します。この機能の中の、
H.264 1080p 解像度のビデオを 60 fps でデコードする IVA-HD
ビデオコプロセッサは、標準のマルチメディアの同時ストリーミン
グと、bring your own device (BYOD)のコネクティビティを可能
にします。さらに、ドライバーと同乗者は、統合されたデジタル・シ
グナル・プロセッサ(DSP)における可聴ノイズ消去(ANC)、音声
強調、オーディオのポスト処理アルゴリズムなどのサポートや音
声機能をさらに体験できます。DRA72x は、ARM Cortex-A15
CPU をリアルタイムで割り込み集中タスクの負荷から軽減する
ARM Cortex-M4やDCAN、Ethernet AVB、 MOST Media
Local Bus (MLB)、 PCIe、USB2.0 と 3.0 等の車内コネクティビ
ティ用ペリフェラルを含む、「Jacinto」製品ファミリーの TI の車両
SoC アプローチを、そのまま受け継いでいます。新型 DRA72x プ
ロセッサは、TI の WiLink 8Q Wi-Fi、Bluetooth、GNSS コンボコ
ネクティビティファミリーとも連携し、即時使用に対応する新しい
自動車インフォテイメントを提供します。
Telit は Telematics デトロイトで、オランダの NXP
Semiconductor から先日買収した自動車テレマティクスオンボー
ドユニットプラットフォーム(ATOP)事業の同社の新たな主力商
品である ATOP 3.5G を発表しました。
ATOP 3.5 Gは、音声やデータ通信のための 3G 携帯コネクティビ
ティ、測位のための GPS/GLONASS、ドライバー認証や車両から
直接モバイル決済を行うための近距離無線通信等、必要とされ
る技術全てを独自に統合することにより、道路課金システムや
eCall 等の自動車アプリの開発を簡素化します。
すでに NXP より市場に出ている 2.5G 製品との完全な後方互換
性を備えた Telit の ATOP 3.5G には、グローバルネットワークに
適用する 3 種類の製品があります。
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TU デトロイト:Luxoft の HMI ツー
ルが Apple の CarPlay と
MirrorLink を支援
Luxoft は Telematics Update デトロイトのイベント
で、Luxoft の車載向けヒューマンマシンインター
フェース(HMI)の開発ツールチェーンである
TEORA による Apple の CarPlay と Mirror Link の
コネクティビティ規格への対応向けの支援を発表し
ました。
これらのコネクティビティ規格は、スマートフォン、タブレット、ウェ
アラブル端末を車両インフォテイメントシステムに接続し、
GENIVI の SmartDeviceLink (SDL) 実装の既存対応に加えて
TEORA が加わることになります。
端末の拡張可能プラットフォーム
TI の「Jacinto 6」プラットフォームの他の製品と同一アーキテク
チャで開発された DRA72x 新型プロセッサは、メーカーの製品
への投資を可能にするほか、ARM Cortex-A15 デバイスの幅
広い配列を持つソフトウェアとハードウェアの互換性を提供する
ことで、多様な製品ポートフォリオを提供します。「Jacinto 6
Eco」 ファミリーの追加によって、2800 から 10000 DMIPS 以上
までのシングルまたはデュアルコア ARM Cortex-A15 構成やシ
ングルまたはデュアルコア Imagination Technologies の
POWERVR™ SGX544-MPx グラフィクスコアと車載向けペリフェ
ラルを含むプロセッサ性能を提供します。シングルまたはデュア
ルの外部メモリインターフェイスや異なるクロック周波数を持つプ
ロセッサにより、さらに高い拡張可能性を実現します。これにより、
インフォテイメントシステムを設計する顧客は、エントリレベルや
ミッドレベルから高級車までの幅広い車種に渡って、同じプラット
フォーム上で、同じレベルの投資で製品を開発でき、コストの削
減や市場投入期間の短縮を可能にします。
アクセラレーション機能の統合により、顧客システムコストを削
減
「Jacinto 6 Eco」プロセッサは、統合されたアクセラレーション機
能や車載向けペリフェラル、ソフトウェアの提供によって、車両
メーカーの総合コストの削減に役立ちます。ソフトウェアで定義さ
れる、柔軟なアーキテクチャである DSP を統合したことで、
AM/FM/RDS、 HD RadioTM、 DAB や DRM 向けの単純で低
価格のマルチ・チューナ・ラジオ・ソリューションの提供が可能に
なります。オンチップの予備 CPUs (ARM Cortex-M4s)は、リア
ルタイムで割り込み集中タスクの CPU の負荷を軽減し、ソフト
ウェア性能を向上します。QNX、Linux、Androidなどの高レベル
オペレーティングシステムを含む「Jacinto 6 Eco」ツール、ソフト
ウェア、エコシステムを使用することで、顧客は製品設計が容易
になり、市場投入時間を短縮できます。
「複数のコネクティビティ規格がユーザーのニーズに適用するよう
に車両で共存するであろうことは明確です。」と Luxoft の自動車
事業開発グローバルディレクターである Serkan Arslan 氏は言い
ます。「ユーザーが Apple 端末または Android のどちらを好もう
と、求めるものは結局シームレスなユーザーエクスペリエンスで
す。Luxoft では、インストルメントクラスター、ヘッドユニット、携帯
端末を含む最新のデジタルコックピットを構築し、異なるコネク
ティビティ規格と連携しています。当社の目標は、複数のスクリー
ンを安全で能率的な方法で統合する HMI システムを設計するこ
とです。同システムをより容易で費用対効果の高い方法で実装
するために、車内ユーザーエクスペリエンスを構築するための
ツールである TEORA を開発しました。」
TEORA は、Luxoft が拡張可能で、興味深く、市場投入期間が短
い車両 HMI 実装の開発に使用するソフトウェアプラットフォーム
です。TEORA は、Luxoft の「ノウハウ」で、新たな UX や HMI プ
ロジェクトの開発を支援し、顧客の時間短縮に大きく貢献してい
ます。
TEORA は、単純なグラフィックを最も効果的な方法で相互に作
用する物体へと移動するための、Adobe Photoshop や Flash 等
の標準プラットフォームへカスタマイズされたインターフェース付
きアプリ等の直線ツールチェーンが搭載されています。同マルチ
レンダリングアプローチにより、2D、3D、Qt、Adobe Flash、
HTML5 コンテンツを一つのプラットフォームにシームレスに統合
することが可能となり、Luxoft のユーザーのニーズを満たします。
TEORA は、Windows、QNX、Linuxにすでに採用されています。
出典 : Luxoft
出典 : SBD
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Telematics and infotainment
特集記事:コネクテッドカーエコシステムの中心にドライバーを位
置付けることに関する Covisint へのインタビュー
Covisint のセキュリティー最高責任者である Dave Miller 氏の OE テレマティクスサービ
ス向けのセンタライズされたクラウドモデルの重要性や対応する Hyundai の Blue Link
システムについての Telematics News のインタビューです。
Telematics News (TN): Covisint は、Blue Link テレマティクスプラットフォームにおける Hyundai と Verizon との提携で、コネクテッドカー分
野で話題になりました。同プログラムに対して何を実施しているか教えてください。
Covisint: Covisint のクラウドエンゲージメントプラットフォームにより、Hyundai は、Genesis2015 年型のユーザー向け
に、同社の Blue Link システムを介して最新の不可欠な車両情報やアプリの提供が可能となります。Covisint の技術
は、以下の Blue Link 機能をサポートします。
•リモートエンジンスタート
•リモートドアロック・アンロック
•HVAC システムのエアコン温度設定
•Hyundai のナビゲーションシステムへ送られる POI 検索
•低燃料時の警告および近くのガソリンスタンド検索
•車両診断レポート
•診断およびメンテナンスの警告
•車両メンテナンスの予約やリマインダーの設定
•ロードサービスコール
•Hyundai の Blue Link エージェントへのアクセス
•近くの販売店の検索
Hyundai は、Covisint のプラットフォームを使用することで、Hyundai のユーザーが重要なオーナーサービス、車両安
全性、サービス、インフォテイメント、アプリにアクセスすることが可能となると共に、ユーザーのニーズを満たすよう
Google Glass 等のウェアラブル技術を迅速に評価することが可能です。この前進は、Covisint の柔軟なクラウドベース
プラットフォームによって可能となり、Hyundai のコネクテッドカーのユーザーエクスペリエンス、市場投入時間、統合
の容易性、新たなウェアラブル端末技術に向けた機能拡張性を向上させます。
TN: Covisint には、従来のテレマティクスサービスプロバイダー(TSP)とどのような違いがありますか?
多くの TSP は、車両をコネクションの中心として考えています。そのため、車両との統合段階においては、外部端末や
車両中心アプローチが評価されています。しかし、Covisint ではユーザーがセンターとなり、車両はそこにつながる最
終段階であると考えています。単にコネクテッドカー内の機能に焦点を当てるのではなく、ユーザー中心のアプローチ
では、車両内外におけるシームレスな統合としてユーザーエクスペリエンスに焦点を当てています。これにより、ユー
ザーのエコシステムに車両をつなげることが可能となります。
TN: Covisint のクラウドエンゲージメントプラットフォームの機能について説明してください。
Covisint は、自動車 OEM が Covisint によりつながれたユーザーに安全なネットワークで必要な車両情報を提供する
ことを可能にします。同サービスにより、車両ユーザーは様々な情報源(車両や携帯端末を含む)から情報を見ること
ができ、車両が応答するように(遠隔場所からの開錠等)コマンドを送ることが可能になります。Covisint はまた、統合
したユーザーの情報を自動車 OEM に提供するため、自動車 OEM はユーザーの個々の態度や行動に基づいたメッ
セージを送信することにより、よりニーズに合った明白なコネクテッドユーザーエクスペリエンスを提供することができ
ます。
Covisint のプラットフォームは、3 つの技術グループから成ります。
1.
2.
3.
アイデンティティ管理:コネクテッド世界におけるユーザーや物の特定を可能にし、安全にそれらをユーザーの車
両につなげます。
ユーザーエクスペリエンスプラットフォーム:デスクトップや携帯端末による安全な方法での情報表示を可能にし
ます。
コネクティビティプラットフォーム:車両等の端末間の安全なコネクションの構築を可能にします。そのため、ユー
ザーのエコシステム内へ直接、安全に通信できます。
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Telematics and infotainment
TN: Covisint は窃盗、ハッキングまたはマルウェア等、車両をつなげることで発生する安全面の問題をどのように考えていますか?
Covisint のアプローチでは、意思決定やアイデンティティの検証をクラウド内に置いています。通常、最大の問題点
は、問題が発見された際に何百万台もの車両の更新が難しいことですが、センタライズされたクラウドモデルでは、
更新は 1 つの場所で実施され、修復作業も迅速に行えます。
TN: Covisintはドライバー、販売店、自動車メーカーのコネクティビティに対する異なる要件にどのように対応していますか?
Covisint の技術にとらわれないプラットフォームは、関係のある人々の中心にあり、全ての人を効果的かつ能率的
につなげ連携させます。例えば、Covisint は車両とセンタライズされたハブをつなげ、ドライバー、販売店、自動車
メーカー、現地の病院(重大な事故の場合)、その他事業、その他ユーザーの知っている人々や重要な人々等、必
要とされる場所どこへでもデータを安全に提供することができます。この全ては、車両ユーザーの許可のもと、
Covisint プラットフォームにより可能となります。
TN: Covisint はコネクテッドカー分野で将来どのように展開していきますか?新たな国や技術エリアへの拡大を計画していますか?
利用は急速に伸び続けていくと思われますが、Covisint の技術により、全ての関係当事者は将来の成功までの時間
を短縮することが可能になります。例えば、周辺のインフラ(歩行者、交通信号、建設業者、自宅のサーモスタット、
ユーザーの自宅周辺で割引を提供する事業等)と車両との通信を想定することができます。将来がとても楽しみです。
Covisint の安全なプラットフォームや技術により、アイデンティティが管理され保証されつつこうしたオプションが可能
になります。
David Miller
セキュリティー最高責任者
Covisint のセキュリティー最高責任者である David Miller 氏は、Fortune に
「アイデンティティの空想家」と称された、国際的に有名なセキュリティー分野
の先導者です。同氏はアイデンティティ管理や情報技術に 20 年以上の実績
を持ち、内部および外部システムアーキテクチャのセキュリティー問題にも対
応しています。
同氏は、様々な産業分野の数多くの会議で講演を行っています。
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Telematics Detroit Special
TUデトロイト: NNG が OE ナビゲーションソフトウェアである iGO primo
nextgen を発表
NNG は Telematics デトロイトで、最新の主力製品である自動車ソフトウェア、iGO primo nextgen を発表しまし
た。iGO primo nextgen は 30 以上の車両メーカーを対象とし、産業エクスペリエンスやプロジェクトにおける
NNG の約 10 年もの実績をベースに開発され、Tier 1 サプライヤや OEM がナビゲーションエクスペリエンスの
新たなモデルをユーザーに提供することを可能にしています。
iGO primo nextgen は、様々な産業の期待に応じたオールイン
ワンのナビゲーションソリューションで、世界中の様々な地域で、
様々な車種に渡って搭載されています。同新ソフトウェア製品に
は、NNG が何十年もの研究開発を経て得た最新イノベーション
と技術が組み込まれています。
自動車向けヒューマンマシンインターフェース(HMI)設計:
同ソフトウェアの HMI は、ダッシュボードでの使用を考慮して設
計され、従来にない使いやすさを提供し、ドライバーの不注意も
削減します。メニュー項目が少なくコマンドオプションが容易な統
合ユーザーインターフェースにより、驚くほど単純な HMI の操作
が可能になります。
同ソフトウェアの新たな HMI は適応性があり、カスタマイズを簡
単に行うことができ、開発時間も削減することが可能です。スク
リーン、レイアウト、ボタンは自動的に異なるスクリーンサイズや
解像度に適応します。この新たな機能により、どの車種にも合う
よう、パートナーは NNG が提供するソフトウェアソリューションの
サイズをカスタマイズすることが可能です。プラットフォーム独立
型の技術は全ての主要オペレーティングシステムに対応、、様々
なスマートフォンやタブレットに容易に適応することが可能です。
生活のデジタルハブへのつながり
iGO primo nextgen は、車両のライフスパンに渡って、車載コネ
クティビティを実行可能、取得可能そして利用可能なものにして
います。ライブサービスでは、複数のコンテンツプロバイダーと統
合し、ガソリン価格、駐車、天気、交通情報等、現地情報を提供
します。
同ソフトウェアは事業パートナー向けの NNG 初の製品で、容易
に NavFusion 機能に展開することができます。NavFusion は、ド
ライバーのスマートフォンとシームレスに統合し、ヘッドユニットコ
ネクティビティ、コンテンツの更新、データの同期を可能にします。
NNG は、2013 年に NavFusion を発表し、スマートフォンやヘッ
ドユニットのライフサイクルにおける差を埋めています。この独自
のスマートフォン統合技術は、コネクテッドカーを現実にする躍進
的ソリューションとして世界中のパートナーに賞賛されています。
iGO primo nextgen は、2015 年型の新車モデルで世界市場に
参入し、2014 年夏より自動車パートナーに提供される予定です。
フレキシビリティにおける新基準:
iGO primo nextgen は、タッチスクリーン、回転コントロー
ラー、音声制御およびこれらの技術の組み合わせたもの
等、マルチモーダルデータ入力を支援しています。
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出典 : NNG
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Telematics and infotainment
特集記事:Jasper が自動車メーカーと MNO の支援に関して
Telematics News のインタビュー
Jasper のマーケティング副社長である Macario Namie 氏は、車両が最終市場へと提
供されると同時に、埋め込み型グローバル SIM がどのように無線通信を介して負荷プ
ロファイルや現地オペレーターの料金プランに供給されるかを説明しています。
Telematics News (TN):モノのインターネット(IoT) における Jasper と Telit の ILS Technology との提携は先日話題になりました。この提携
よる技術や事業モデルについて、また自動車産業がどのように IoT に適応するかを説明してください。
Jasper: 今日のコネクテッドサービス事業の構築や管理は複雑です。端末、ネットワーク、アプリ、IT システムにおいて
多数の異なる構成要素が存在します。Jasper と Telit は、それぞれの持ち味を活かし、Jasper は携帯サービス管理
の自動化、 Telit は端末やアプリの開発と、企業に素晴らしい価値を提供しています。パートナーにとって、価値ある
提携と考えられます。目標は、企業がコネクテッド製品を迅速にそして容易に構築し導入できるようにすることです。
TN: Jasper は、5 年以上車両コネクティビティ分野で取り組みを続けてきています。この期間にどのように戦略を展開させたのですか?どの
ようにこの構想が生まれたのでしょうか?
Jasper は、GM、Ford、 Audi / VW、Volvo、日産等、5 大陸に渡る 11 の OEM をコネクテッドカークラウドソリューショ
ンでサポートしていることを誇りに思っています。Jasper の役割は第一に、サービスプロビジョニング、API、使用報告
等のコネクティビティのライフサイクルの自動化を可能にすることです。Jasper は現在、世界の最新プログラムのいく
つかを支援しています。
TN: Jasper のコネクテッドカークラウドブランドを介して携帯ネットワークオペレーターや車両メーカーに何を提供しているのか説明してくださ
い。
Jasper のソリューションは現在、コネクティビティ管理以外に、不正利用検知、リアルタイムの診断、異常行動の報告
等、サービス保証に関係する機能の多くを自動化にしています。そのため、車両がつながると、同プラットフォームは
自動的に是正処置をします。さらに、方針から料金プランや請求書までコネクテッドエクスペリエンスの管理も自動化
にしています。 この全てがシングルインターフェースの一部として、携帯オペレーターを介して車両メーカーに提供さ
れます。
これらのことが実現するよう、Jasper は携帯オペレーターと提携しています。現在は、世界中の 100 以上のネット
ワーク会社を代表する 19 の携帯オペレーターグループと提携しています。Jasper は、ネットワークに深く入り込み統
合し、車両メーカーに向けた直接的インターフェースを提供しています。
TN: Jasper の役割は、コネクテッドカーのバリューチェーンにおいて従来のテレマティクスサービスプロバイダー(TSP)の役割とどのように異
なりますか?
Jasper のコネクテッドカークラウドの最初のユーザーは実際には TSP です。彼らは Jasper のプラットフォームを使用
し、携帯ネットワークにおいてコネクテッド車両を管理しています。
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Telematics and infotainment
TN: Jasper は、窃盗、ハッキングまたはマルウェア等、車両をつなげることで発生するセキュリティ面の問題をどのように考えていますか?
Jasper: モノのインターネットの幅広い世界には、主要なセキュリティレイヤーが 2 つ存在します。コネクティビティレイ
ヤーとアプリレイヤーです。Jasper は、現在、35 億人以上もの携帯電話契約者に使用される GSM セキュリティ規格
を活用することでコネクティビティレイヤーを保証しています。Jasper は、追加的な企業レベルのセキュリティベストプ
ラクティスにレイヤーを付け、データがユーザーの交通状況が相互に混じり合わないこと、データが安全な専用のリン
クを介して提供されることを保証し、不正または故意の使用に対応してリアルタイムに交通パターンを常に監視してい
ます。
TN: Jasper は現在、車両メーカーにグローバル SIM ソリューションを提供しています。異なる市場でのローミング制限にどのように対応して
いますか?オランダでは先日、ネットワークフリーの SIM を許可する法律が可決されました。これは、コネクテッドカーにどのような影響をも
たらしますか?
Jasper:異なる市場では、「グローバル SIM」の定義も異なります。グローバル SIM は単に、コスト最適化のグローバ
ルローミングの使用を意味する場合もありますが、Jasper では、ローミングが機能しない場所では、いくつかのプログ
ラムは現地の携帯オペレーターを使用することが必要であると考えています。例えば、ユーザーが現地のオペレー
ターから Wi-Fi サービスを購入する場合、現地のカスタマーサービス等が必要になります。いくつかの国では、永久
的なローミングを禁止する規制があります。ブラジルはその良い例です。Jasper のソリューションにより、OEM はグ
ローバルに販売できる単一 SIM SKU の製造が可能になります。車両が目的地に到着すると、同 SIM が無線通信を
介して提供され、現地のオペレーターのプロファイル、方針、料金プランを取得できます。各市場で現地のサービスを
使用するグローバルな単一ソリューションは、素晴らしいアイデアです。Jasper は、これが実現する上での複雑性を
自動的に取り除いています。
TN: Japserは、コネクテッドカー分野で将来どのように展開していきますか?新たな国や技術エリアへの拡大を計画していますか?
Jasper: Jasper では常にモノのインターネットにおいて先頭に立つ最新技術で注目されています。コネクテッドカー分
野において、Jasper は初のグローバル SIM ソリューションそして初の Split Billing ソリューションを構築し、Jasper の
プラットフォームは最も多くの OEM にグローバルに使用されています。将来、Jasper は同プラットフォームを介して取
得したデータを最大限に活用し、ビッグデーター技術をより良い機能に向けて OEM や企業に提供していきます。
コネクテッドカー分野はまさに変化の時を迎えており、Jaspar はその変化に関われることを光栄に思っています。
Macario Namie
Jasperマーケティング副社長
Macario 氏は、サースの企業アプリのマーケティングにおいて 15 年以上もの
実績を持ち、2007 年より Jasper でマーケティングを先導しています。
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更新版レポート
コネクテッドカー総合ガイド (CON/526)
四
半
期
年
1
回
発
行
四半期更新 : 欧州版/米国版/中国版
年 1 回発行 : オーストラリア、ブラジル、インド、メキシコ、
日本、韓国、タイ、UAE
コネクテッドカー総合ガイドでは、各地域におけるコネク
テッドカー市場概要と各市場で展開する OEM 各社の
提供サービス、提供状況、市場戦略などを分かりやすく
掲載しています。本年度より欧州、米国、中国に加え
オーストラリアやブラジルなど計 8 地域も発行します。
欧州、米国、中国においては四半期毎の更新、その他
の地域においては年 1 回の発行を予定しています。
レポートの詳細は SBD ジャパン
(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-253-6201)まで。
SBD レポート
中国におけるテレマティクス発展の阻害要因(CON552)
2009 年に初めてテレマティクスソリューションが導入さ
れて以降、中国では 30 社以上の自動車メーカー
(OEM)がテレマティクスを提供していますが、その多く
は同じようなサービスを同じようなビジネスモデルで展
開しています。しかしながら、テレマティクス提供で理想
的な展開が実現できたとする OEM があったとしてもそ
れはごく僅かでしょう。
本書では中国テレマティクス市場の過去 5 年間の成長
とエコシステム全体における問題点を分析しています。
さらに本書では、テレマティクスバリューチェーンの各分
野におけるコストと利益のバランス改善のための戦略を
提示しています。
レポートの詳細は SBD ジャパン
(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-253-6201)まで。
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Connected Car
Safe Car
Secure Car
sbdportal.com
SBD Connected Car レポートリスト
*未発行レポートはタイトルが変更となる場合がございます。
四半期更新ガイド
Q2
Q3
Q4
Q1
2014 2014 2014 2015
コネクテッドカー総合ガイド – 欧州
CON526EU
2014 年
Planned Planned Planned
8 月発行
コネクテッドカー総合ガイド – 米国
CON526USA
2014 年
Planned Planned Planned
8 月発行
コネクテッドカー総合ガイド – 中国
CON526CHN
2014 年
Planned Planned Planned
8 月発行
自動車向けアプリガイド – 欧州
CON531EU
2014 年
Planned Planned Planned
7 月発行
自動車向けアプリガイド – 米国
CON531USA
2014 年
Planned Planned Planned
7 月発行
自動車向けアプリガイド – 中国
CON531CHN
2014 年
Planned Planned Planned
7 月発行
車載スマートフォン連携総合ガイド – 欧州
CON511EU
2014 年
Planned Planned Planned
7 月発行
車載スマートフォン連携総合ガイド – 米国
CON511USA
2014 年
Planned Planned Planned
7 月発行
車載スマートフォン連携総合ガイド – 中国
CON511CHN
2014 年
Planned Planned Planned
7 月発行
コネクテッドカー法規制ガイド
CON528
2014 年
Planned Planned Planned
7 月発行
コネクテッドカー総合ガイド – オーストラリア
CON526AU-14
2014 年
8 月発行
コネクテッドカー総合ガイド – ブラジル
CON526BR-14
2014 年
7 月発行
コネクテッドカー総合ガイド – インド
CON526IN-14
2014 年
8 月発行
コネクテッドカー総合ガイド – 日本
CON526JPN-14
Planned
コネクテッドカー総合ガイド – メキシコ
CON526MX-15
コネクテッドカー総合ガイド – 中東
CON526ME-14
コネクテッドカー総合ガイド – 韓国
CON526SK-14
Planned
コネクテッドカー総合ガイド – タイ
CON526TH-14
Planned
コネクテッドサービス提供における通信技術 / SIM の影響
CON607-14
Planned
車載ディスプレイ技術動向
CON608-14
Planned
自動車メーカーとサプライヤー各社のコネクテッドサービス開発組織構造
CON610-14
Planned
交通情報サービス総合ガイド(グローバル)
CON527-15
VRM(Vehicle Resource Management)におけるテレマティクスの利用価値 –
OEM 及びアフターマーケットの事例
CON609-14
年 1 回発行総合ガイド
Planned
Planned
解析レポート
Planned
Planned
将来予測
コネクテッドカー将来予測
CON536-14
2014 年
7 月発行
CON547USA-14
2014 年
8 月発行
ベンチマーク評価
ナビ・コネクテッドサービスの性能・利便性ベンチマーク評価テストレポート(米国
6 システムを評価)
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Telematics and infotainment
ブラジル:Michelin が現地車両追
跡会社を 6 億ドルで買収
日本:Tesla が車両接続に NTT
DOCOMO を選択
Michelin がブラジルのデジタルトラック管理会社で
ある Sascar Participações を 4 億 4000 万ユーロ(6
億ドル)で買収することで合意しました。背景には同
南米国家におけるトラック産業の急成長があります。
NTT DOCOMO は、Tesla Motors との提携に合意
し、M2M コネクティビティやモバイル通信支援を提
供し、日本の Tesla の S モデルのユーザーに 17 イ
ンチのタッチスクリーンを介して、高解像度マップを
使用したナビゲーションやオンデマンドインターネッ
トラジオ等のオンライン音楽の車載テレマティクスの
使用を可能にします。
Tesla の S モデルは、モノのインターネット(IoT)技術を組み込ん
だ最先端の電気自動車であり、今夏に日本で販売開始される予
定です。
Michelin は、プレゼンテーションにおいて、Sascar の約 8000 万
ユーロ(約 110 億円)の債務を引き受けることを発表しました。同
契約は、ブラジル当局の承認が必要となります。
Tesla は DOCOMO の携帯ネットワークインフラストラクチャーの
安定性、高層ビルが並ぶ都心エリアや山岳地帯を含む幅広い範
囲での利用性、企業ユーザーへの広範囲な支援を大きく評価し、
DOCOMO を選択しました。Tesla はまた、DOCOMO の企業向
けにカスタマイズされた M2M プラットフォームをとりわけ大きく評
価しています。同プラットフォームにより、日本および海外におけ
る M2M 通信のセンタライズされた管理が可能になります。
同契約は、車両保険会社、物流会社、セキュリティリスク管理者
がモニタリングサービスの需要を増加させとして予測し、ラテンア
メリカ最大のプライベートエクイティ会社である GP Investment 社
が Sascar を管理してから、3 年後に実現したものです。
DOCOMO は、ドライバーがよりスマートで快適な運転ができる
よう、車載インフォテイメントテレマティクスや高度道路交通システ
ムへの関与を展開していく予定です。
Sascar は昨年 2 億 8000 万ヘアイス(1 億 2600 万ドル / 約 131
億円)の収益をあげました。そのうち 37% は原価償却で、売上高
は 16% 上昇しました。欧州最大のタイヤメーカーである Michelin
は、近い将来に車両や自動車関連サービスの需要増が見込め
る新興市場において勢力を拡大しています。
SBD 「コネクテッドカー総合ガイド」では、各地域におけるコネク
テッドカー市場概要と各市場で展開する OEM 各社の提供サー
ビス、提供状況、市場戦略などを分かりやすく掲載しています。
四半期毎更新の欧州版、米国版、中国版に加え本年度はオース
トラリア、ブラジルなど計 8 地域も発行します。レポートの詳細は
SBD ジャパン(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-253-6201)まで。
Sascar は、ブラジル一の車両管理会社で、市場の 23% を占めて
います。ブラジルでは、追跡機能のついた車両の割合は 4% に
過ぎず、車両管理やモニタリングは、車急成長を遂げている市場
です。同産業は、次の4年間にわたって年間 15% の成長が期待
されています。サンパウロに拠点をもつ Sascar では、870 名の
従業員を所有し、33,000 もの車両保有会社を管理、合計
190,000 台のトラックをモニタリングしています。
SBD のコメント : ブラジル政府は以前より進めてきた全ての車両
における盗難車両追跡システム搭載義務化の施行時期を延長
することを明らかにしましたが、ブラジルにおける乗用車およびト
ラックの盗難率は依然高く大きな問題となっています。こうしたブ
ラジル市場に民間のサービスプロバイダーが注目し始めていま
す。 Michelin もこの Sascar への投資をブラジル市場参入の
チャンスとみています。
出典 :NTT DOCOMO
出典 : ReutersS
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Telematics and infotainment
日本:Panasonic とトヨタが車両と家
をつなぐ
ブラジル:テレマティクスベースの
盗難車両追跡が 2 年の遅れ
トヨタ自動車 と Panasonic は、車両と家電をつなぐ
サービスの共同開発を進めています。この新たな
サービスは、2014 年後半にも開始される予定です。
ブラジル国家交通局の DENATRAN は、テレマ
ティクスベースの盗難車両追跡(SVT)プログラム
SIMRAV 245 が 2 年遅れることを発表しました。
よりスマートで便利で快適なモビリティを目指した取り組みの一
環として、また車両の付加価値を高める方法として、トヨタはクラ
ウドベースのトヨタスマートセンタ―を活用し、人、車両、家をつ
なぎます。同サービスはすでに、世界中のトヨタ車両ユーザーの
便利で快適なカーライフをサポートしています。
Panasonic は、テレビ、ビデオ機器、エアコン等様々な家電を先
駆けて提供し、お客様一人ひとりの「よりより生活、よりよい世
界」の実現を支援しています。同社は、よりよい生活スタイルを
支援するため、環境に優しくネットワークを使用した新たなス
マートハウスの開発を行っています。
昨年の 6 月、同 2 社は車両を家庭につなぐ次世代テレマティク
スシステムに向けたサービスを共同して開発することに合意しま
した。それ以降、同 2 社は各々のクラウドサービスにリンクする
ためのインターフェースを開発してきました。同 2 社はまた、車
載操作や家電状態の確認に向けたアプリの開発等、新たな
サービスの実用化に向けて準備を進めています。例えば、車両
の GPS データにリンクしたアプリは、ユーバーが出かける前にエ
アコンの切り忘れ通知を行い、帰宅時には到着する前に、車両
から遠隔的にエアコンを作動することを可能にします。
同法的声明では、遅延の理由は明かされず、ただ 2014 年 5 月
より施行されるとされています。
SBD のコメント : SIMRAV が初めて発表されたのは 2006 年で
すが、度重なる遅延により今も導入には至っていません。今回
の遅延は技術的な問題とプライバシー保護に関する政治的問
題が要因と見られています。
SBD 「コネクテッドカーガイド 法規制編」ではブラジル
DENTRAN の 盗難車両追跡プログラム SIMRAV に関する法規
制問題についても解説しています。レポートの詳細は SBD ジャ
パン(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-253-6201)まで。
将来、同 2 社は各々の長所を活用し、人、車両、家、地域社会
がクラウドベースサービスを介してリンクし合う、よりスマートなモ
ビリティに向かって取り組んでいく予定です。
出典 : DENATRAN
出典 : Panasonic
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eCall ~プライバシー問題について
欧州委員会は、新たな欧州全域 eCall サービスにおける個人プライバシーに関しては心配する必要はないと、
欧州市民を安心させようとしています。以下の eCall に関する概況報告書が消費者に発表されました。
する eCall の車両形式認証規制が採用されています。将来最良
される規制を害することなく、この規制には、プライバシー問題に
関する以下の強制的措置が含まれています。
1.
2.
3.
私達は、車両に eCall を搭載することで、位置が継続的に追跡さ
れる、運転が監視される、個人の生活が侵害されるのではない
かという市民の心配の声を頻繁に耳にします。欧州委員会が提
案する無料の欧州全域 112 eCall と他の付加価値サービス(故
障後の車両修繕や車両保険等)と組み合わせた民営のオペレー
ターが有料で提供する他の民営の道路交通安全システムの間で
生じる困惑は無くなるべきです。
)欧州全域 112 eCall の車載システム(IVS)は、重大な事故が起
こるまでは起動しません(つまり、携帯電話ネットワークに接続さ
れません)。そのため、同システムの通常操作中には追跡やデー
タの通信は実施されません。重大な事故が発生した際のみ、最
小事故データ集合(MSD)に含まれる情報が緊急通報センター
(PSAP)に送信されます。MSD に含まれるデータは、同緊急サー
ビスが緊急事態に対処するために緊急に必要とするデータで、ト
リガーモード(自動またはマニュアル)、車両特定番号、車種、推
進力、タイムスタンプ、車両走行方向、現在・以前の位置、同乗
者数等のデータが含まれます。これらのデータは、個人データお
よび消費者保護の関連法に遵守して、PSAP に通信され保管さ
れます。
PSAP は、欧州および国の法律に基づいて、通常操作中の市民
のプライバシーを尊重しながら、個人データを取り扱うために使
用されます(例えば、市民が単一の欧州緊急番号 112 に電話す
る場合)。eCall の IVS は通常操作中、電気通信ネットワークに登
録されていません。登録や音声・データ通信は、事故時にのみ実
施されます。通常操作中には、IVS は利用可能なネットワークの
電波スペクトルを単にスキャンするだけで、モバイルネットワーク
オペレーター(MNO)との通信はありません。どの中間当事者
(MNOを含む)も IVS から PSAP へ通信される MSD にアクセス
することはできません。
4.
5.
6.
eCall 車載システムを介した個人データの処理は、
95/46/EC および 2002/58/EC 指令に規定される個人デー
タ保護法に遵守する。
自動車メーカーは、eCall 車載システムが追跡不可能で、
eCall が起動する前に追跡はしないことを保証する。
eCall 車載システムの内部メモリには、車両の以前の位置
データの保存が許可されているが、同データは継続的に削
除され、現在地や走行方向を特定するために緊急に必要な
データのみが保持される。同データは、eCall が起動する前
は、車載システム外のいかなる当事者も利用することができ
ない。
適切なプライバシー保護や監視や濫用を避けるために必要
な予防措置を eCall ユーザーに提供するために、プライバ
シーを高める技術が同 eCall 車載システムに埋め込まれる。
eCall 車載システムにより送信される最小事故データ集合に
は、EN 15722:2011 規格「高度道路交通システム-
eSafety -eCall の最小事故データ集合(MSD)」に参照され
る最低限のデータのみを含む。
eCall 車載システムに含まれる個人データは、適切な PSAP
への通信において必要以上に長く保持しない。提出された
データは、その目的にのみ使用される。データは回収された
目的において必要性が無くなると同時に削除される。
欧州全域 112 eCall の機能と類似した民間の道路安全システム
の利用が現在可能になっています。これらのシステムの多くは、
車両ユーザーが購入、支払いをし、書面による同意を民営の
サービスオペレーターに通知しなければいけません。そのため、
ドライバーは、付加価値サービスを可能にするために自身の位
置が継続的に追跡されることに合意することになります。例えば、
ドライバーは書面による同意を通知し、保険料削減の代わりに保
険会社による追跡を許可します。これらのシステムにより提供さ
れる情報は、MSD 以上の情報を含むと思われ、民営のコールオ
ペレーターが受信し、民営のサービスプロバイダーが保管します。
これは、関連する個人データおよび消費者保護法に遵守し、民
営のオペレーターと車両ユーザーの間の事前の合意が必要とさ
れる任意アプローチです。
よって、欧州全域 112 eCall が車両に搭載されても、プライバ
シーを心配する理由は全くありません。
欧州委員会は、データ保護機関や EU データ保護監視官局と討
論し、車両同乗者のプライバシーを保護するための必要な措置
を取りました。現在、欧州委員会、欧州理事会、欧州議会が関与
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Ford が台湾、タイ、ニュージーラン
ドに AppLink を導入
Ford は、2015 年に Ford AppLink のプラットフォー
ムを台湾、ニュージーランド、タイのアジア太平洋の
新たな 3 市場に拡大することを発表しました。また、
同プラットフォームにより、緊急サポートサービスを
台湾に導入する予定です。
最終的な規制案を阻害することなく、eCall 車両形式認証規制の
草案では、車両ユーザーが、112 の eCall 車載システムに加え、
類似したサービスを提供する第三者サービス eCall (TPS eCall)
を使用する権利を承認しています。ただし、以下の条件全てを満
たす必要があります。
1.
2.
3.
TPS eCall の車載システムは、EN 16102:2011 規格「高度
道路交通システム-eCall-第三者サポートの操作要件」に
遵守する。
自動車メーカーは、一度にたった一つのシステムが起動し、
112 の eCall 車載システムは TPS eCall の車載コールシス
テムが機能しない場合に自動的に起動することを保証する。
自動車メーカーは、TPS の車載システムに代わって、ユー
ザーがいつでも 112 の eCall 車載システムの使用を選択で
きることをユーザーマニュアルに記載する。
Ford AppLink は、車載コネクティビティのソリューションで、ユー
ザーは音声制御を使用してお気に入りアプリの管理が可能にな
ります。Ford の車載コネクティビティプラットフォーム SYNC を使
用する緊急サポートは、事故時に車両同乗者と緊急オペレー
ターにつなげ、GPS の位置詳細を提供します。
AppLink との接続
消費者は、無料の 112 の欧州全域 eCall が、民営の第三者サー
ビスプロバイダーと有料で契約を結ぶか選択することができます。
前者は、プライバシーに関わる問題は絶対的にありません。後者
は、第三者の付加価値サービスを可能にするために車両位置が
継続的に追跡される場合の書面による同意の提示が車両ユー
ザーに求められます。
今年中国、オーストラリア、インドで Ford AppLink 技術の発売開
始した Ford は、アジア太平洋への参入を深め、同 Ford
AppLink のプラットフォームを 2015 年に、新たな 3 市場、台湾、
ニュージーランド、タイに展開する予定です。同 Ford AppLink プ
ラットフォームにより、ユーザーは音声制御を使用した携帯アプリ
を管理することが可能になります。
SBD のコメント : 今回の 欧州委員会による発表は、ドイツおよび
英国で浮上した eCall に伴うプライバシー保護問題に対応するも
のです。しかしこの複雑で長い概況報告書が消費者の不安を解
決できるのかは不明です。
Ford は、ドライバーが携帯電話と SYNC プラットフォームをペアリ
ングし、無線電信の管理、電話の発信・着信、音声制御を使用し
たハンズフリーによる操作を可能にする SYNC システムを使用し
た車載コネクティビティの基準を設定します。Ford AppLink は、
ハンズフリー機能を構築し、携帯アプリデベロッパーが SYNC プ
ラットフォームを使用して音声コマンドに対応するアプリを構築す
ることを可能にします。
2014 年に入り欧州議会の本会議で EC 型式認定法が承認され
ましたが、eCall 搭載が開始しサービスが実際に開始するのは早
くても 2017 年末と SBD は見ています。SBD 「コネクテッドカーガ
イド 法規制編」では eCall 義務化など各地域における法規制を
取り上げ、それらが自動車メーカー、Tier 1 サプライヤ、通信プロ
バイダーなどに与える影響を解説しています。レポートの詳細は
SBD ジャパン(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-253-6201)まで。
出典 : European Commission
Ford AppLink がアジア太平洋の新たな3市場に導入される計画
を発表したことにより、Ford は、アジア太平洋のデベロッパーと
の提携構築にはずみがつき、GMIC 北京で主要な
SmartDeviceLink (SDL)の 2 社である Baidu と AutoNavi との
提携を発表しました。SDL プログラムは、Ford の AppLink システ
ムのオープンソース版で、自動車アプリの開発処理を単純化し、
消費者向け車載アプリの可能性を拡大しています。Ford は昨年、
中国で同社のデベロッパー向けウェブサイト developer.ford.com
を作成しました。
Ford はデベロッパーに注目しており、同社所有の AppLink コー
ドをオープンソースにし、携帯アプリデベロッパーとの提携を拡大
し、AppLink 技術が使用される市場数を増やしています。
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台湾で V2V 技術の発表
台湾で開催されるコンピューター見本市において、Ford は実験
的な車両間(V2V)通信技術を発表する予定です。これが、アジ
ア太平洋で初の公開となります。V2V 技術が衝突回避に貢献す
る可能性がある状況で、特別搭載車 Ford Kuga 2 台が発表で使
用されます。
同技術は Wi-Fi ベースの無線電信システムで、車両が互いに通
信し、まだ見えない危険を検知しドライバーへの警告を可能にし
ます。同技術により、車両は速度、位置、予測ルートに関する情
報を他車両と共有でき、衝突の減少、交通渋滞の緩和、より効率
的な走行パターンに寄与します。
Fordは、V2V と路車間(V2I)通信のモビリティに向けた計画への
統合を考慮し、交通量が増えますます都市化していく世界の変わ
りゆく交通環境に対応した短期的、中期的および長期的ソリュー
ションを提示しています。Ford はこれらの最先端技術の開拓、米
国や欧州での公共機関、規格機関、その他グローバル自動車
メーカーとの研究提携の前進を先導し、V2V と V2I 技術向けの
調和された基準を展開しています。
台湾での緊急支援の導入
Ford は台湾とアジア太平洋地域により多くの革新的技術を提供
するために、台湾へ緊急サポートサービスを導入しました。同
サービスでは、Ford の SYNC プラットフォームを使用し、事故時
に緊急オペレーターへ発信します。同技術は世界の Ford 車両
900 万台にすでに搭載されています。
ドライバーが自身の電話と Ford の SYNC 車載コネクティビティシ
ステムをペアリングし、緊急サポートを起動させると、ドライバー
が同システムの接続を切断しない限り、同サービスは登録や使
用料無しに車両のライフタイムに渡って機能し続けます。
エアバッグが展開する、または燃料ポンプが緊急に閉まるような
事故が起きると、緊急サポートシステムは、ドライバーが緊急対
応が必要ではない場合には発信を取りやめることができるよう、
10 秒カウントダウンを開始します。発信が取りやめられない場合、
同システムは緊急オペレーターとつながり、事故を通知し、GPS
の位置座標を提供します。
欧州閣僚理事会が eCall 型式認
証計画を承認
欧州連合加盟国の欧州閣僚理事会は、新型車両
への eCall 端末搭載における欧州全域自動車型
式認証システムの要件の導入を目指した規制案
に合意しました。
欧州全域 eCall システムは、交通事故発生時の緊急サービスを
迅速に行うよう開発されました。一般的なアプローチでは、2 回目
の提示で合意に達することを目的に、欧州議会との交渉が開始
されました。
同規制案は、全加盟国における 112 の eCall サービスの展開を
保証する欧州戦略パッケージの一部です。2014 年 5 月 8 日に
同理事会はすでに、衝突時に車両より自動的にまたは車内の人
間が手動で行う緊急コールに対応するために必須な eCall シス
テムの導入を決定しています。
同 eCall システムは、交通事故による死傷者数の減少や負傷程
度の軽減に貢献することが期待されます。そのために、新型車両
には 112 の緊急通話番号に遭難信号を送るワイヤレス端末の
搭載が義務付けられる予定です。
そのため、自動車メーカーも、112 の eCall 相互運用可能サービ
スと通信をする車載技術を新型車両全てに搭載することが義務
付けられる予定です。
SBD のコメント : 欧州委員会、欧州議会、欧州閣僚理事会は型
式認定を受ける全ての新型車両への eCall 搭載義務化に合意し、
欧州連合加盟国に対して PSAP の機能強化を要請しました。欧
州連合内での合意には達したものの、 eCall サービスが実際に
開始されるのは早くて 2017 年と見られています。
SBD 「コネクテッドカーガイド 法規制編」では eCall 義務化に伴う
法律的および政治的課題を解説しています。レポートの詳細は
SBD ジャパン(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-253-6201)まで。
出典 : Europa
ドライバーが事故時に電話を使用している場合、同システムは進
行中の電話の接続を切断し、緊急オペレーターに接続します。緊
急接続中には他の電話は着信不能となります。ドライバーが緊
急オペレーターと接続中に車両から離れる場合、ドライバーは電
話を持って、車両から離れた場所で通話を続けることも可能です。
出典 :Ford
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Telematics and infotainment
Volvo が米国とカナダでの販売車両全てにOn Callを標準搭載
Volvo Car の軸となるブランド価値やビジョンは、Volvo 車での死亡者や重症者をゼロにすることです。
WirelessCar は現在、米国とカナダで販売される Volvo 車全てに標準搭載されている Volvo On Call
を使用し、北米でこれを支援しています。
WirelessCar は、その他有数の消費者テレマティクス市場や発
展中の消費者テレマティクス市場における世界中の量産サービ
スにおいて 14 年もの実績を持ち、同社のテレマティクスサービ
スプロバイダーのアーキテクチャを基盤として、充実した機能が
搭載された業界トップの完全埋め込み型テレマティクスソリュー
ションを提供しています。.
「2000 年から提供している、WirelessCar 初の消費者 OEM 向
けサービスである Volvo On Call を北米で導入することで、
WirelessCar と Volvo Cars の確立されたパートナーシップは拡
大することになります。WirelessCar は引き続き、複雑なグロー
バルテレマティクスエコシステムにおいて Volvo Cars の最強の
テレマティクスサポートパートナーとなり、Volvo Cars と
WirelessCar はグローバル市場およびテレマティクス運用国を
先導していきます。」と WirelessCar の専務取締役である
Martin Rosell 氏は言います。
「これは、Volvo on Call が欠かせない役割を担っているコネク
ティビティにおいて先導するという Volvo Cars の方向性にかなっ
ています。」と Volvo Cars のコネクティビティ取締役の Robert
Jagler 氏は話します。
Volvo Cars は緊急コール、遠隔での開錠、盗難通知、盗難車両
追跡および車両の遠隔停止等、多くの安全サービスを提供する
ことが可能です。利用可能な他のサービスには、柔軟なスマート
フォンアプリプログラミングインターフェースを使用した
WirelessCar のアーキテクチャが提供するスマートフォンベース
のテレマティクスサービスがあります。同サービスは iOS、
Android、Windows のプラットフォームを対象とする予定です。
同サービスの車両検索では、逆ジオコーディング住所に沿って
地図上の Volvo の現在地を示します。遠隔のエンジン始動では、
Volvo ユーザーは車内に入る前にヒーターやエアコンを起動し
車両を事前に調節することが可能となります。Honk & Flash で
は、広大な駐車場での Volvo 車の探索をサポートし、Driving
Journal では、車両の走行開始・終了位置や時間、走行時間や
距離、使用燃料量等、各走行サイクルを別々にトラッキングしま
す。
「米国とカナダでの Volvo On Call の販売により、WirelessCar
は約 20 ヵ国で Volvo テレマティクスサービスを提供する計画で
す。」と Martin Rosell 氏は話します。
SBD 「コネクテッドカー総合ガイド」では欧州、米国、中国におけ
るコネクテッドカー市場概要と各市場で展開する OEM 各社の提
供サービス、提供状況などを分かりやすく掲載しています。「自
動車向けアプリガイド 欧州編、米国編、中国編」では自動車
メーカー 89 社と各社が開発した合計 466 のアプリを掲載して
います。レポートの詳細は SBD ジャパン
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出典 : WirelessCar
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Navigation and traffic
インド:MapmyIndia がフリーミア
ムアプリ NaviMaps を発表
MapmyIndia がインド初のフリーミアムグローカル
ナビゲーションアプリである NaviMaps を発表しま
した。同「フリーミアム」なマップおよびナビゲーショ
ンアプリは、Android 端末対象で、iOS と
Windows 版も近い将来に発表される予定です。
支払いは、同プレミアム機能に対してだけです。同試用期間後
は継続して、一般機能が搭載されたオフラインマップに無制限で
アクセスすることができます。欧米ではこのような事業モデルは
すでに成功しています。ユーザーは、その他の手段で(サービス
が無料となるための)助成金を負担する必要なく、同プレミアム
製品の特権を楽しむことができます。目標は、助成金なしに、自
分でアプリを実行可能なものとすることです。
MapmyIndia はインドでフリーミアムなマップおよびナビゲーショ
ンを提供する初のインド企業です。同アプリはまた、インド初の
住宅レベルのナビゲーションや地域言語での音声指示が機能し
ます。同パッケージには、自動ルート再検索や Facebook 上でリ
アルタイムの走行更新の機能を含まれています。
MapmyIndia の Navi Maps-独自の「グローカル」戦略
一番の目的は世界的で地域的な内容を提供することです。
MapmyIndia は Navi Maps を使用して、スリランカ、ネパール、
バングラデシュの地図を提供し、東南アジアへの参入を展開し
ています。地域的コンテンツを豊富に提供するために、同アプリ
には住宅レベルの住所やインドの地域言語での音声指示の機
能が搭載されています。MapmyIndia の NaviMaps は、インドで
唯一のナビゲーションアプリで、ユーザー好む言語でラストマイ
ルのコネクティビティを提供します。
ソーシャルメディアとの強力な統合、リアルタイムの交通を基に
したルート指示、およびパーソナライゼーション
MapmyIndia の NaviMaps パッケージでは、Android ユーザー
を対象に強力でパーソナライズされたナビを提供しています。同
アプリは、リアルタイムの走行状況を Facebook で共有する機能
を持ち、走行中でも友達に最新情報を提供することが可能で、
ユーザーは Facebook を介した位置やルートの共有が可能とな
ります。この機能により、走行状況が Facebook のタイムライン
で更新されます。また、その情報は定期的に更新されます。走
行状況の情報が更新されると、タイムラインへの迷惑メールを防
止するために特別な処置が取られています。
ユーザーはまた、NaviMaps アプリに頻繁に走行するルートを保
存することが可能で、ダッシュボード上にそのルートでの予定走
行時間が示されます。同アプリのダイナミックなリルーティング機
能は、渋滞時に自動的に代替ルートをユーザーに提供し、地域
言語での音声指示機能は、パーソナライゼーション性をさらに向
上させています。
フリーミアムのマップおよびナビゲーション-将来の事業モデル
フリーミアムアプリは名前の通り、アプリの一部を無料で、特別
機能においては、「アプリ内」課金によりオプションで提供される
アプリのことです。ユーザーはまず、3 日間の無料試用期間中
に、音声指示、住宅レベルデータ、Experience India の正確なオ
フラインナビゲーション等の高度な Pro-Guidance 機能が搭載さ
れた同アプリを体験することができます。
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Navigation and traffic
インド一のマップ MapmyIndia Maps 9.0 版の提供
Navi Maps はインドで最も正確で、包括的で、豊富なマップデー
タを提供しています。同 9.0 版の適用範囲は比類なく、210 万キ
ロメートル以上の道路ネットワークに適用し、複数の名前、一方
通行、右・左折禁止、分離帯、サービス車線、ロータリー、高架
道路、高速道路、高速道路への出入道路、ランプ等の最新情報
を提供します。ユーザーは 1063 万箇所の特定場所(Points of
Interests)や 60 万箇所の村を含むインドで最も包括的で、網羅
的で、詳細で最新のマップデータを取得できます。これらのマッ
プは、7068 都市に適用する通りレベルの高度な地図を提供し、
ラストマイルは、80 都市に向けて接続されています(住宅レベル
のデータ)。さらに、9.0 版は、インドの 86 都市においてランド
マークを 3D でビルのフットプリントを 2D で提供しています。ま
た、クラス最高の最新の地域的なナビゲーションや拡張車線指
示、ジャンクションビュー、道標、リアルタイムの交通状況、都市
ガイド、豊富な PoI 情報、地域言語での音声指示、地方マップ等
ドライバー支援機能も提供しています。
ZENRIN がアジアでいつも NAVI
[ドライブ]に QNX プラットフォーム
を使用
BlackBerry の QNX ソフトウェアシステムは、
ZENRIN DataCom が同社のいつも NAVI [ドライ
ブ]2013 アプリをインフォテイメント向け QNX CAR
プラットフォームに統合する計画であると発表しま
した。
途切れないナビゲーション!インターネットコネクティビティが弱
い・利用不可の場合にも機能する
インターネットコネクションが必要とされないため、同アプリが電
話にダウンロードされると隠れた費用が発生するということもあ
りません。同マップは、オフラインモードでも機能するため、高速
道路や小さな町を走行中に GPRS コネクティビティが弱い・利用
不可となる場合でも、同アプリは機能します。
いつも NAVI [ドライブ] 2013 は、スマートフォン向けの高性能ナ
ビゲーションアプリで、ユーザーにマップアクセス、現地のガソリ
ン価格、駐車場の空き情報を提供します。
ZENRIN DataCom によると、日本やアジアの他国の自動車市場
は、勢いがあり、アプリデベロッパーが興味を向けているものの、
市場規模はスマートフォンよりも大幅に低いと話しています。最
小限の変化でアプリがスマートフォンと車両のヘッドユニットの両
方で機能可能にするために、クロスプラットフォームのコンセプト
がキーとなります。
QNX CAR プラットフォームは、携帯アプリ環境に向けた豊富な支
援を提供し、モバイル世界のアプリデベロッパーにとって興味深
い機能を提供しています。
出典 : QNX
出典 : MapmyIndia
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Navigation and traffic
TomTom がモスクワとイスタンブー
ルが渋滞最悪都市と発表
米国:TrafficLand と WeatherBug
が共同アプリを構築
TomTom は 4 回目の年間グローバル交通指数を
発表し、モスクワを渋滞最悪都市としています。こ
の調査結果では、渋滞を避けるためにドライバー
が使用する近道が実際には「遠回り」で、走行時間
が 50% 余分にかかっているといった状況も発表し
ています。
米国のライブ道路交通映像の認可アグリゲーター
の TrafficLand は、同国の路側に設置される運輸
省のカメラネットワークから取得した映像を、iOS プ
ラットフォーム対象の携帯アプリである最新の地球
ネットワークを所有する WeatherBug に提供して
います。
TomTom の交通データは、地方道での交通渋滞は主要道路よ
りも酷く、世界中の通勤者は平均して 1 年間に 8 日間も交通渋
滞に時間を費やしていることを示しています。これは、増加する
交通問題の解決を模索している地方政府にとって新たな課題と
なっています。
同交通指数は、乗用車を対象に、非渋滞時の走行時間と渋滞
ピーク時の走行時間を比較した交通渋滞に関する唯一のグロー
バル計測データです。同指数では、地方道や高速道路の両方を
考慮に入れています。2013 年に総合渋滞レベルのトップテンに
ランク付けされた渋滞最悪都市は以下の通りです。
1. モスクワ 74%
2. イスタンブール 62%
3. リオデジャネイロ 55%
4. メキシコシティ 54%
5. サンパウロ 46%
6. パレルモ 39%
7. ワルシャワ 39%
8. ローマ 37%
9. ロサンゼルス 36%
10. ダブリン 35%
SBD のコメント : Tom Tom が中国、台湾、シンガポールでの交
通情報サービス提供を開始したのは最新動向の一つです。Tom
Tom は現在 北米、南米、欧州、南アフリカ、オーストラリア、
ニュージーランドを含む 36 ヵ国にサービスを提供しています。
SBD 「コネクテッドカー 交通情報サービスガイド」では 60 社の
プロバイダーが 66 ヵ国において自動車およびナビ業界向けに
提供している交通情報サービスを詳細に分析しています。レ
ポートの詳細は SBD ジャパン(postbox@sbdjapan.co.jp / 052253-6201)まで。
TrafficLand は米国のライブ道路交通映像の最大認可アグリ
ゲーターで配給会社です。同社が特許を有する画像処理エンジ
ン技術により、同社のネットワーク上の 200 以上の都市におけ
る 17000 台以上の交通カメラから取得したライブ道路交通映像
への単一ソースアクセスを提供します。TrafficLand が提供する
映像やサービスは、携帯アプリ、走行情報ウェブサイト、広範囲
の交通情報、ナビゲーション端末、DOT や交通安全機関専用
サービスをサポート、交通管理や緊急応答に貢献しています。
出典 : TrafficLand
出典 : TomTom
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欧州、中国、北・南米向けの新
Volvo On Call アプリ
南アフリカ:Tracker がテレマティク
ス保険アプリを発表
Volvo は、同社の Volvo On Call アプリの 2.2.0
バージョンを Apple iTunes を介して提供開始しま
した。
テレマティクスサービスプロバイダーの Tracker は
先日、現地市場に向けた iOS と Android 対象のド
ライバー挙動アプリを発表しました。Tracker による
と同アプリは市場初で、スマートフォンをモバイルや
費用効果の高いテレマティクス端末へと変容させま
す。
Tracker は、保険会社と顧客間に存在する信用性の問題の改善
策に対する市場のニーズに対応して新たなアプリを開発しました。
豊富な顧客データにより、保険会社はドライバーの実際の走行距
離により、より顧客個々に合った製品を提供することが可能になり
ます。
同アプリは、車両情報をまとめ、リアルタイムのドライバー相互作
用性を改善し、ドライバー自身でまたは従来の「走行距離連動型」
保険で使用されるブラックボックス端末と共にスマートフォンベース
のセンサーを活用します。
新たな 2.2.0 バージョンには遠隔エンジン作動機能が搭載され、
遠隔で車内を暖めるまたは冷やすことが可能です。同遠隔エン
ジン作動は、オーストリア、ドイツ、スイス、フランスおよび英国で
は導入されていません。2.2.0 バージョンはまた、以下の項目も
可能にしています。
•
燃料やバッテリーの残量やトリップメーター等、車両ダッシュ
ボード内の状態の確認
•
車両が燃料燃焼駐車ヒーターを搭載している場合、燃料燃焼
駐車ヒーターの管理
•
車両がプラグインハイブリッド車の場合、車内温度の管理
•
地図上での車両の位置付け、車両シグナルホーンの使用や
方向指示器の点滅
•
車両のドア、窓、鍵の現在の状態の確認
•
遠隔での車両の開錠および施錠
•
アプリ内からの路側支援の要請
•
走行記録の編集、走行のビジネスまたはプライベートへの分
類、走行の融合、走行を名前付けし E メールアドレスへの送
信
•
マップビューを使用した走行ルートや燃料やバッテリー消費
量や速度等の統計の分析
保険会社にとっての利点は、同アプリは走行データを記録し、ドラ
イバーの挙動を把握、それを適切な保険適用区分に分類できるこ
とです。ドライバーが何回速度超過で走行したか、走行中にメール
を送信しているかまたは通話しているか等の情報全て、同アプリ
のアルゴリズムに送られ、ドライバーに点数を付けます。また、そ
れらのリアルタイムのデータは保険会社にも提供されます。
Tracker 保険の顧客は、その点数によりグループ分けされます。
顧客は自身のデータを確認できるため、走行点数に対しても納得
感があります。最終的に、アプリユーザーは保険会社に出向き、自
身の走行挙動や技術によって正確に点数が付けられていることを
確認することもできます。同アプリはまた、顧客への取り組みや
サービスを改善し、顧客との関係性を向上させる機会を保険会社
に提供しています。
同アプリのユーザーは走行中の注意散漫を避けるために電話の
電源をオフにしていても、同アプリは機能し続けます。同アプリは、
加速度計が特定速度を超えると、自動的に起動するよう設計され
ています。そのため、データも確実です。
Volvo On Call アプリは現在、中国では2015年モデル以降の車
両に、北米では 2015 年 5 月以降の車両に導入される計画です。
欧州では、2012 年モデル以降の車両に、Volvo On Call テレマ
ティクスの搭載が可能です。
SBD 「自動車向けアプリガイド 欧州編、米国編、中国編」では自
動車メーカー 89 社と各社が開発した合計 466 のアプリを網羅
しています。レポートの詳細は SBD ジャパン
(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-253-6201)まで。
事故時には、同テレマティクスアプリにより、直ちに事故現場の写
真を取り、同アプリに提供し詳細な情報を取得することができます。
これらの詳細な情報は、直ちにシステムに更新され、保険会社の
データに直接統合されます。その後、保険会社に事故が通知され、
ほぼリアルタイムで保険会社から顧客へ電話があります。顧客は
また、サポートを求めることもできます。
SBD コメント : 2017 年までに何らかの形で車載テレマティクスを
利用した保険に加入するドライバー世界で 1,900 万人に達すると
予測されます。SBD 「テレマティクス保険の自動車業界への影響」
では自動車メーカーと保険会社が将来的な協力関係を築く上で必
要な事項について、自動車メーカー側の観点から解説しています。
レポートの詳細は SBD ジャパン(postbox@sbdjapan.co.jp / 052253-6201)まで。
出典 : RISK SA
出典 : Volvo
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BMW i の電気自動車対象の新た
な自宅充電アプリ
新たな BMW Smart Charging アプリは、BMW i
ユーザーを対象にし、電気自動車の自宅充電の最
適な料金や回数を自動的に特定します。BMW グ
ループが開発した同 BMW Smart Charging アプリ
は、Android と iOS 端末対象で、BMW I 遠隔アプ
リと統合し、ドライバーが自身のスマートフォンを介
した車両情報の取得を可能にします。同 BMW
Smart Charging アプリにより、ユーザーは自身の
電気自動車にかかる料金を年間約 400 ドル節約
できる可能性があります。BMW はこの完全に統
合された自動化機能を提供する初の自動車メー
カーです。
初期段階である現在、BMW Smart Charging アプリは BMW エレ
クトロノーツで利用されています。エレクトロノーツは、2012 年に開
始した同社の実地試験の一部として BMW ActiveE をリース契約
している電気自動車愛好家です。彼らの多くは、米国で初めて
BMW i3 を購入したユーザーです。同社のパートナーであるソフト
ウェア会社Genabilityが持つ米国のエネルギー料金データベース
に直接接続することにより、BMW i3 のドライバーは一日または 1
週間に使用する量の事前の充電計画を自動化することが可能とな
ります。また、同データベースでエネルギー料金を確認し、車両充
電の最適な回数を決定し、実際に充電にかかった料金を知ること
もできます。
ユーザーは、BMW i 遠隔アプリを介して BMW の
ConnectedDrive インターフェースとリンクすることで、BMW i3 車
両の温度の事前調節、車両状態の確認、実際の充電回数や関連
費用の確認、遠隔での充電設定の調整や無効が可能になります。
BMW Smart Chargingアプリは、2015 年より米国の BMW i3 と
BMW i8 の全てのユーザーが利用できるようになります。
出典 : BMW
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ADAS, connectivity and more
BMW Genius でコネクテッドカー
の活用をサポート
ブラジル:電気自動車識別が SVT
の延期に関わらず継続
米国のBMW は、BMW Genius サービスを発表し
ました。同サービスでは、ドライバーが BMW 車の
Connected Drive テレマティクスサービスをわかり
やすく、又、使いやすくするようサポートしています。
ブラジルの SIMRAV 245 の盗難車両追跡システ
ムが 2 年も延期されている一方、ブラジル政府は
高速料金や駐車料金、自動車税の支払いの自動
化を目標にした SINIAV の自動車電子識別プログ
ラムを推し進めています。
オーストリアの Kapsch TrafficCom と Autofind Industrial は、ブ
ラジルの SINIAV(Sistema de Identificação Automática de
Veículos)向けエンドツーエンドソリューションの共同販売を目指
した戦略的提携を構築するために契約を締結しました。
SINIAV は DENATRAN(Departamento Nacional de Trânsito)
が開始した国家自動車電子登録プログラムで、犯罪に関与する
車両、盗難車両、未登録車両を迅速で効果的に特定するための
警察向けツールを提供するため、車両に電子タグを取り付けます。
ブラジルの全地域が 2,3 年の間に SINIAV を開始する計画で、ブ
ラジルの約 7000 万から 8000 万台の車両、トラック、バス、バイ
クがタグ付けされ、車両の自動モニタリングに向けた路側インフ
ラが同国中に設置されます。
ユーザーが BMW が提供するもの全てを活用できるよう、BMW
Geniuses チームは、役に立つ製品情報を提供し、BMW セン
ターで、スマートフォンやタブレットを介して、または BMW
Genius ットラインに連絡することで、ユーザーがどこにいても質
問に答えます。
販売店の BMW Genius
多くの BMW センターには、1 名の製品専門家が配置され、ユー
ザーのライフスタイルやニーズに最適な車両を探す手助けをしま
す。BMW Genius は、特別な訓練を受けており、ユーザーが
BMW の全ての機能を理解できるよういつでもサポートします。
Kapsc は料金収受や世界中の他の ITS(高度道路交通システ
ム)ソリューションの認可サプライヤ-で、大規模な国家システム
の展開や操作が成功するように路側や事務処理ソリューションや
そのノウハウや経験を支援する計画です。Autofind は、認可タ
グや付属端末およびブラジル環境に関する広範囲な知識を提供
する予定です。
SBD 「コネクテッドカーガイド 法規制編」ではブラジル
DENTRAN の 盗難車両追跡プログラム SIMRAV に関する法規
制問題についても解説しています。レポートの詳細は SBD ジャ
パン(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-253-6201)まで。
BMW Genius アプリ
BMW Genius アプリは、タブレットやスマートフォンで BMW につ
いて学ぶことができる新たなアプリです。同アプリは、主要機能に
関して説明した映像や車型に特化した製品情報を提供します。
BMW を知ればしるほど、BMW の最高クラスのイノベーションを
より楽しむことができます。
出典 : Kapsch
BMW Genius ホットライン
BMW Genius ホットラインでは、専門チームがユーザーからの製
品に関する質問全てに回答します。
出典 : BMW
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China
中国:AutoNavi によると、OnStar が将来のプロジェクトに向け同社マップを
利用
中国最大のテレマティクスサービスプロバイダーである OnStar は、2014 年の新プロジェクトのマップサービス
パートナーとして AutoNavi を利用することに決定しました。それにより、OnStar の NavInfo との提携は終了しま
した。
GM の次世代インフォテイメントの戦略的計画に従って、Cadillac
の Cue、 Buick の intelliLink、 Chevrolet の MyLink は将来、
Linux ベースのアプリストアを搭載する計画です。しかし、電話画
面上の OnStar アプリサービスを車載スクリーンの単一アプリに
統合することは、新たな課題となっています。
OnStar と AutoNavi の第一次提携プロジェクトは終了を迎え、
2012 年に次世代の新プロジェクトが開始される際のサプライヤ
選定で、コールセンターの地理情報システム、オンラインナビ
ゲーションソリューション、モバイル端末、新たな車両-機械アプ
リ事業やリアルタイムの交通状況におけるサービスは全て、
NavInfo へと移りました。
OnStar は、上海 GM 車のユーザーに、車内の 3 つのボタンを操
作しオペレーターへの通話を介してサービスを提供します。車両
ユーザーがナビゲーションを使用したい場合は、オペレーターは
位置を捜し出しその結果を車両に送信するために、コールセン
ターのバックグラウンドにあるソフトウェアシステムを使用する必
要があります。
このプロセスには、鍵となる点が2つあります。
1.
2.
オペレーターが操作する PC の地理情報コンピューティング
システムは、詳細な POI 情報へのアクセスや車両への送信
機能のためにインテリジェントクラウドにつなげる必要があり
ます。
もう一つの点は、オンラインナビゲーションシステムです。
OnStar の車載端末はスクリーンを搭載していないため、
マップは現地の車載システムではなく遠隔のバックグラウン
ドサーバーに存在します。そのため、中国都市の複雑な道
路状態で安定したリアルタイムの音声ナビゲーションサービ
スを提供することは極めて重要となっています。シグナルが
ワイヤレス通信、高速道路上の塀などにより妨害される場
合、同ナビゲーション体験は大きく影響されます。この低価
格のオンラインナビゲーションサービスは、OnStar の最も有
名な機能と言われています。OnStar はまた、車載フロント搭
載オンラインナビゲーションサービスを提供する中国で唯一
の会社です。2013 年には 100 万人以上のユーザーにより
利用されています。
NavInfo の傘下にある CenNavi が、同プロジェクトを担当。受注
にこぎつけるために、NavInfo は SAIS と共同して設立したジョイ
ントベンチャーである Anyo Navinfo も活用しました。
ある業界情報によると、同プロジェクトはテレマティクス分野で
NavInfo が達成した最大の成功で、NavInfo の業績や株価ある
いは Tencent との買収交渉に大きな影響を持つであろう、中国
最大のプロジェクト受注であったと考えています。
.しかし、最終的に NavInfo と CenNavi は契約時の公約を果たさ
ず、NavInfo は公式的に OnStar の同プロジェクトから手を引き、
AutoNavi が同プロジェクトを再度獲得しました。
この一流プロジェクトにおけるパートナーの変更は、上海 GM の
車載オフラインナビゲーションとオフラインナビゲーションの将来
.
の戦略レイアウト全体に影響を及ぼすでしょう。それだけでなく、
NavInfo と CenNavi は、OnStar のプロジェクトをスケジュール通
り遂行できなかったことで、多額の違約金を負担することとなるで
しょう。
2009 年 12 月より、OnStar のコールセンターの地理情報システム
とオンラインナビゲーションソリューションは、AutoNavi により提
供されています。
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China
中国:Audi が道路交通に
AutoNavi と TomTom を利用
TomTom とそのパートナーである AutoNavi は、ド
イツのプレミアム自動車メーカーである Audi 車両に
リアルタイムの交通情報を統合する提携を発表しま
した。
情報筋は、AutoNavi は 8 年間 OnStar のオンラインナビゲー
ションソリューションに従事し、NavInfo はプロジェクトに進展を
見せることなく、1 年間だけ従事していたとしています。
主な原因は、オンラインナビゲーション自体の難しさに加え、米
国 GM のオンラインナビゲーションプラットフォームが、中国の
プラットフォームに適していなかったことであり、研究や開発に
多くの問題を引き起こしました。
プラットフォーム、エンジン、データは一般的にマッププロバイ
ダーにより供給されます。そこで矛盾が生じると新たな研究と
開発が求められます。米国の交通状況に比べ中国はより複雑
で、これが難しさを大きく増加させました。
OnStar のマッププロバイダーの変更は、NavInfo が確固たる
基礎データを所有しているもののエンジン技術についはまだ不
足していたことを客観的に表しています。さらに、NavInfo は長
期にわたって ToB 事業に注目していたため、ユーザーに大規
模なオンラインナビゲーションを提供する上での経験は不十分
でした。
AutoNavi は、2006 年より中国携帯対象の携帯電話オンライ
ンナビゲーションの提供を開始しました。その後、同社は
OnStar のプロジェクトにより OEM にサービスを提供し、エクス
ペリエンスや技術力において競争力を獲得していきました。
これは、マップの影響範囲を記しテレマティクス分野全体を参
入させる BAT 初の重大な対立です。NavInfo と AutoNavi 間
の OnStar を廻った競争は、しかし対立は決して終わってはい
ません。
SBD 「コネクテッドカー総合ガイド 中国版」では中国におけるコ
ネクテッドカー市場概要と市場で展開する OEM 各社の提供
サービス、提供状況などを分かりやすく掲載しています。
SBD 「中国におけるテレマティクス発展の阻害要因」では中国
テレマティクス市場の過去 5 年間の成長とエコシステム全体に
おける問題点を分析しています。さらに本書では、テレマティク
スバリューチェーンの各分野におけるコストと利益のバランス改
善のための戦略を提示しています。
レポートの詳細は SBD ジャパン(postbox@sbdjapan.co.jp /
052-253-6201)まで。
TomTom Traffic は、中国の高速道路、幹線道路、地方道の詳
細で最新の交通情報を提供します。ドライバーは、TomTom のリ
アルタイムの交通情報を利用して行きたい場所に早くたどりつく
ことができます。
中国はここ何年にも渡り、世界で最も成長の早い自動車市場で
す。新車登録や新たな道路建築を制限することで渋滞を削減しよ
うと対応してきたにも拘わらず、同国はとりわけ人口過密の都市
区域で交通問題に直面し続けています。
「中国の Audi との提携は、我々の成長戦略において大きな一歩
となります。ナビゲーションは、新車購入時に最も要望の多い車
載機能です。TomTom のリアルタイムの交通情報を使用して、ド
ライバーは目的地に短時間で到着することができます。また、中
国の道路ネットワークにの交通渋滞も緩和されるでしょう。」と、
TomTom の交通部長 Ralf-Peter Schäfer 氏は話します。
TomTom と AutoNavi は、Audi A3 モデル向けの交通サービス
を最初に提供する予定です。
SBD のコメント : Tom Tom が中国、台湾、シンガポールでの交通
情報サービス提供を開始したのは最新動向の一つです。Tom
Tom は現在 北米、南米、欧州、南アフリカ、オーストラリア、
ニュージーランドを含む 36 ヵ国にサービスを提供しています。
SBD 「コネクテッドカー 交通情報サービスガイド」では 60 社のプ
ロバイダーが 66 ヵ国において自動車およびナビ業界向けに提供
している交通情報サービスを詳細に分析しています。レポートの
詳細は SBD ジャパン(postbox@sbdjapan.co.jp / 052-2536201)まで。
出典 : TomTom
出典 : NaviBiz
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China
中国:Qoros が QorosCloud コネク
ティビティに WirelessCar を使用
テレマティクスサービスプロバイダーである
WirelessCar は、コネクティビティソリューションを、
中国の国際的車両ブランドである Qoros に提供し、
車両コネクテッドサービスを提供します。
WirelessCar が提供する車両コネクティビティモジュールである
ディスパッチャは、China Unicom の 3G モバイルネットワークを
利用して、サービスバックエンドと車両電子間の橋渡しとなってい
ます。
ディスパッチャは安全でしっかりとした環境での QorosQloud
サービスへのテレマティクスデータの提供を管理しています。
WirelessCar は Microsoft と提携し、Windows Azure プラット
フォーム上のソリューションをベースとしています。これらのサー
ビスは現在、Qoros との世界中の契約の一部として中国に提供
され、同新車ブランドが将来グローバル市場に参入するよう展開
されています。QorosQloud は、8 インチのタッチスクリーンの
Qoros MMH (マルチメディアハブ)が搭載された Qoros 車両の
ドライバーに、専用のウェブサイトやカスタマイズされた携帯アプ
リを介して車外から 30 以上のサービスを提供し、ユーザーと車
両の相互作用を高め、車両をデジタルライフへと組み込みます。
同コネクテッドサービスの専用スイートにより、ドライバーはナビ
ゲーションや交通情報、ソーシャルネットワーク、車両の状態、メ
ンテナンス、サービス要件に「常にコネクト」し続けることが可能と
なります。QorosQloud は現在、同ブランド初の生産モデルであ
る Qoros 3 セダンに導入されており、Qoros 3 Hatch にも今年半
ばより導入される予定です。
中国:AutoNavi が総利益 30% 減
少を発表
中国のデジタルマップと交通サービスプロバイダー
である AutoNavi は、総利益が 2013 年の第 1 四半
期が 3430 万ドル、2013 年の第 4 四半期が 3150
万ドルであったことに対して、2014 年の第 1 四半期
は 2310 万ドルであったことを発表しました。
自動車ナビゲーション
同社の自動車ナビゲーション事業の総利益は、2013 年第 1 四
半期が 1550 万ドル(約 16 億円)、2013 年第 4 四半期が 1860
万ドル(約 19 億円)であったことに対して 2014 年第 1 四半期は
1450 万ドル(約 15 億円)でした。この変化は同社の既存顧客で
あるBMWが最新車両モデルのいくつかを別のマップデータプロ
バイダーに変更し、混合平均販売価格(ASP)が減少し、同社の
事業がより低い ASP の中程度の自動車に関係し続けていること
が原因の一部であるとされています。
モバイルとインターネットのロケーションベースのソリューション
同社のモバイルとインターネットのロケーションベースのソリュー
ション事業による総利益は、2013 年第 1 四半期が 1390 万ドル
(約 14 億円)、2013 年第 4 四半期が 890 万ドル(約 9 億円)で
あったことに対して、2014 年の第 1 四半期は 650 万ドル(約 6.7
億円)でした。この変化は主に、2013 年 8 月に同社のプレミアム
ナビゲーションアプリをユーザーが無料で利用できるようにした
同社の決定によるものです。
公共セクターと企業向けアプリ
同社の公共セクターと企業向けアプリ事業の総利益は、2013 年
第 1 四半期が 430 万ドル(約 4 億円)、2013 年第 4 四半期が
310 万ドル(約 3 億円)であったことに対して、2014 年の第 1 四
半期は 180 万ドル(約 1.8 億円)でした。この変化は、同社が内
部資源を同モバイル提供の支援と開発に戦略的に移したことに
よるものです。
出典 : WirelessCar
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出典 : AutoNaviI
Source: GM China
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China
中国におけるテレマティクス発展の阻害要因
OEM が車両テレマティクスを最大限に活かす為には何が必要か
Insight
35
急成長する
テレマティク
ス市場で成
功をおさめる
には
中
国
で
テ
レ
マ
テ
ィ
ク
ス
を
提
供
し
て
い
る
O
E
M
数
の
推
移
30
25
20
15
10
5
0
2009
2010
2011
2012
2013
中国のテレマティクス展開で成功例が少ない要因の一つに、中
また Apple の CarPlay や Google の Open Automotive
国のテレマティクス展開がコストと収益のバランスが取れない間
Alliance などのソリューションに期待も寄せられていますが、
違った方向に進んでいる現状があります。 中国テレマティクス
ユーザーの多くは継続して支払う必要のあるテレマティクスで
市場は高額なコールセンターを利用し、更に埋め込み型コネク
はなくスマートフォンを車に接続してでのサービス利用を望むと
ティビティに頼る傾向があり、コストが増大しています。一方の
考えられます。欧州および米国では今後CarPlay と OAA が主
収益は、(ごく僅かな OEM を除き)OEM の装備戦略は消極的
流になると見られますが、中国においては Apple も Google も
で、ユーザー契約更新率も低く伸び悩んでいます。OEM は僅
OEM をサポートできるだけの強力な立場にはないのが現状で
かな見返りしか得られないにも拘らず多大な投資を強いられて
す。
おり、高まるユーザーニーズと価格競争の狭間でジレンマに
陥っています。
中国では広告をベースとした全く新しいビジネスモデルを構築
いては Apple も Google も OEM をサポートできるだけの強力
することがテレマティクスの「サービス無料化」への移行を成功
な立場にはないのが現状です。
させ るカ ギ を 握る と 考え ら れて いま す 。し か し 、これ は 既 に
Alibaba や Baidu などの最大手インターネット企業が行っており、
自動車業界関係者の多くはドライバーに広告を提示するこのモ
デルの有効性について多いに疑問を感じています。
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China
2009 年に初めてテレマティクスソリューションが導入されて以降、中国では 30 社以上の自動車
メーカー(OEM)がテレマティクスを提供していますが、その多くは同じようなサービスを同じようなビジネスモデル
で展開しています。しかしながら、テレマティクス提供で理想的な展開が実現できたとする OEM があったとしても
それはごく僅かでしょう。
自動車業界はどのようにコストと収益のバランスを改善し、最終的に車両コネクティビティがもたらすメリットを最大限に活かせるようになる
のか。
テレマティクス導入初期の動きから学ぶ
OnStar は中国におけるテレマティクス導入初期から契約ベースのテレマティクスサービスを展開していますが、SBD の分析では登録料か
ら得られる収益は全体の 20% 程度に過ぎないと見られます。 他の OEM 各社が OnStar の契約ベースサービスを採用するには、GM のビ
ジネスモデルやなぜ GM が積極的な OnStar 装着戦略を展開しているかを理解する必要があります。OnStar 以外にもトヨタ、SAIC、日産
など他の初期参入企業からも学べる点は数多くあります。
ユーザーニーズを理解する
中国で陥りがちなのは、ユーザーの低い支払意欲に対して、低価格ソリューションで対抗するか、もしくはユーザーから直接サービス料を
徴収しないより高度なビジネスモデルを構築することで対抗すべきであるとする考え方です。この先入観は、ユーザーの利便性の追求から
重点を外し、既存サービスのコストを別の方法で回収しようとする安易な方向に向かうリスクがあります。
本書「中国におけるテレマティクス発展の阻害要因」では中国テレマティクス市場の過去 5 年間の成長と
エコシステム全体における問題点を分析しています。さらに本書では、テレマティクスバリューチェーン
の各分野におけるコストと利益のバランス改善のための戦略を提示しています。
詳細に関するお問い合わせは、下記にて承っております。
SBD ジャパン 担当: 近藤真子 e-mail: mkondo@sbdjapan.co.jp
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Tel: 052-253-6203
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グローバル OE コネクテッドカーサービスガイド
欧州編 米国編 中国編
本書について
•
欧州、米国、中国の三大市場において全ての車両メーカーを隈なく網羅
•
各市場において、次のサービス分野をカバー
Safety
•
Security
Maintenance Navigation
Drive
Infotainment Convenience Insurance
EV
Urban Mobility
下記のコネクティビティオプションについて記載
埋め込み型 SIM
テザリング
スマートフォン統合
提供中のサービス
計画中のサービス
新サービス
このガイド は、欧州編、米国編、中国編の三部構成 (各
約 250 ページ) となっており、ご購入頂いたお客様に年
間を通して定期的に更新情報を無料でご提供します。
ガイドの記載内容
•
欧州、米国、中国においてすでにコネクテッドサー
ビスを提供している車両メーカーの成功・失敗事
例
•
メーカー各社が採用した技術戦略およびビジネス
戦略の ベンチマーク、および今後予想される変更
•
コネクテッドカーバリューチェーンの潜在顧客、
パートナー、 競合分析
•
車両メーカー各社の動向解説および、今後 5 年
間の市場 動向予測
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Security
Maint.
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Drive
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EV
Urban
ALFA ROMEO
AUDI
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CHEVROLET
CITROEN
FIAT
FORD
HONDA
HYUNDAI
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JAGUAR
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FORD
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HONDA
HYUNDAI
INFINITI
JAGUAR
JEEP
KIA
LAND ROVER
LEXUS
LINCOLN
MAZDA
MERCEDES-BENZ
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GAC
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UPCOMING EVENTS
Organized by
Europe's Biggest Connected Car Forum
Telematics Munich 2014
November 10-11, Hotel Dolce Munich, Andreas-Danzer-Weg 1, Germany
24-25 June 2014
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イベント
内容
開催地
開催期間
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2014
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2014
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注目の動画ニュース(リンク先は英語で表示されます。)
WirelessCar shows
automotive Big Data in
action.
Sony India launches incar smartphone cradle
receiver
Intel launches In-Vehicle
Solutions platform
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New controls and
touchscreen with
CarPlay for Volvo XC90
Google unveils driverless
car prototype
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To inspire automotive innovation as
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SBD は独立系技術コンサルティング会社として、自動車セキュリティ(Secure Car)、テレマティクス(Connected
Car)、先進運転支援システム(Safe Car) の3 分野において、解析レポート、データベース・総合ガイド、将来予測、
エンドユーザー調査、個別調査・コンサルティングサービスを提供しています。1995 年の設立以来、英国本社は
欧州と北米の窓口として、日本支社(名古屋)はアジア太平洋地域の窓口として、きめ細やかなサポート体制を敷
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