第55期北星03号

ノースウエスト航空日本支社労働組合
北星
〒286-0202
第55期 第3号
2014年11月 20日 発行
千葉県富里市日吉倉223-1東ビル 303 号室
0476-93-2919
E-mail : nwunion9381@r4.dion.ne.jp
ホームページ : http://www.h7.dion.ne.jp/~nwunion
成田機内食部の存続を強く望む
機内食を楽しんでもらいたい・・その熱い想いを消すなんて もったいない!
機内食部は多くの航空運輸輸送会社から選ばれ、近年も契約先を増やしています。(敬称略)
デルタ合併以前
デルタ合併後
KLM,オランダ航空
PO ポーラエアー (2011 年 3 月 31 日開始)
OZ アシアナ航空
GA ガルーダインドネシア航空
AM アエロメヒコ航空
UPS
(2012 年 8 月 11 日開始)
*デルタ合併発表
CI チャイナ航空(2008 年 10 月 1 日開始)
米国時間 2008 年 10 月 29 日
一航空会社の一部署である機内食部が、これだけの数の契約を結んでこられたのは、選ばれるだけ
の高い信頼を獲得してきたからではないでしょうか?また、それに応え続ける皆さんの日々の努力と
活躍があるからではないでしょうか?未だ何も決定されていない中、当該部署からは「刑の執行を待
つようだ」という切実な声も上がっています。
また他部署からも「成田発の機内食はお客様やクルーからもおいしいと評判がよいです。それに加
え食の安全が注目される昨今だからこそ、自社で材料吟味から調理搭載まで一貫して管理して直接
届けられるのは大きな強みです」「他社ケータリングに任す会社が多い中、自社工場を要してメニュ
ー作りから独自で行う機内食へのこだわりはデルタ航空の大きなセールスポイントです」「成田発の
便では~が足りない、~が搭載されていない、ということはほとんどない。出発間際のスペシャルミー
ルのリクエストに応えてくれる。プロフェッショナルな完璧さ。自社工場は貴重な財産であり、売却は
大きな損失」「成田 FK はノースウェスト時代より日本地区従業員の懸命な努力で守り受け継がれてき
た重要な部署です」「食に対しての手落ちは取り返しのつかない事態を招くといっても過言ではない
ので自社工場での生産は自信をもってサービスできる」「機内準備の時間が短い時でもキッチンの方
とのチームワークでチェックをすませることができる。シップチェンジの時にも迅速に対応してくれるた
め安心、信頼できる」
などと、たくさんの声があがっております。デルタ航空が所有している自社キッチンは成田のみです。
会社にはこの貴重な財産をぜひ守ってもらいたいと考えます。
機内食部売却を経験されたユナイテッド航空労組役員と面談実施
ご存知のとおり、ユナイテッド航空機内食部は、2008 年にゲートグルメジャパンに売却されました。
同じ米系キャリアとして自社機内食部門を保有してきたユナイテッド航空機内食部売却問題を
実際にご経験され交渉にあたられた労組の役員の方にお会いしお話を伺いました。
当時の機内食部人数 約 380 名(社員 150 名 契約社員 200 名 うち組合員 130 名)
カスタマーエアライン数 0 当時のフライト数 約 16 便
◇当初の会社提案
1.6 ヵ月後に売却先に機内食業務を移行する
2.380 名中 16 名のみユナイテッドでの雇用継続、残りの従業員に対しては
A.ケータリングを売却した場合の条件
ⅰ)「早期退職年功 18 年までには+18 ヶ月 MAX 21ヶ月
及び 移行後、半年間のゲートグルメでの勤務」
ⅱ)「ゲートグルメでの雇用」
(労働条件は 2 年間 UA の雇用条件を引き継ぎその後ゲートグルメの雇用条件)(トラベルパスは現在も有効)
B ケータリングを存続させるための条件
第 1 案 全従業員からの賃金 10%カット
第 2 案 60 歳定年と再雇用制度の導入
◇ 経緯
売却発表時、UA で残った機内食は成田だけだった
スト権確立も、他部署からの同意が得られず争議行動は行えず・・・
「組合員 130 名の希望はケータリングはなくなってもユナイテッドで働き続けたい。」
突如会社から売却が発表されたが売却先の周知をされず、売却先を探るところから始まった。
日本での団交のほか,本社シカゴへも渡米して団交を3日間もつ。2 日間は交渉決裂。
◇結果
アメリカ MIA 閉鎖後の成田売却により、ユナイテッド航空での自社機内食部は全てなくなる。
本社での交渉3日目決裂に終わる寸前、会社が解雇を撤回し組合員 130 名中 110 人が
搭載課に異動となる。(面談などはなく、会社が用意)
20 名がゲートグルメへ→2年後には全員が退職した。(転職)
◇現在
) 急な追加オーダーへの対応が困難になり、単価も時間毎に高額になる
) スペシャルミールなどは 3 日前のオーダーが必要などの支障がある
) 出発間際の追加オーダー単価が高いため廃棄を覚悟で大目にオーダーする無駄がふえ
また、場合によっては、乗客に搭乗を断ることもある
) 味の低下が著しく、かつては人気が高かった和食が残るようになった
整備地区への引っ越しが始まりました
整備地区への移転が 11 月14日の深夜に始まりました。整備課、補給課、NCC と ACS の一部業務
が整備地区に移動中です。整備課職員の更衣室、スタンバイルームについては26 日深夜に引っ越
し27日の勤務からはハンガーの新事務所に出勤することになる予定です。
通勤手当改定案が会社より出されておりますが、現在会社と従業員と組合において継続協議中で
す