アラツー認定中古車走行距離 20,000km以上欧州の格言。「5万kmを超えてからでないとクルマの旨みは味わえない」。とはいえ、日本の道路環境で揉みに揉まれた可能性のある中古車物件ともなれば、低走行であるに越したことはありません。そこで提案したいのが2万kmをちょっと出たくらいの美味しいクルマ。程度良好で価格もこなれてきたこのあたりの物件なら、現実感ありありで突き刺さってくるのでは。さぁ、今夜も布団のなかで購入プランを立ててみましょうか。 BMW X5｜AROUND TWO!! 「アラツー」とは今月の物件案内人アラサーでもアラフォーでもなく、 2 万 km ちょっとにこだわってご紹介。そのわけは、認定中古車の旨みをもっとも味わえる物件だから。 BMW Premium Selection杉並セールスコンサルタント佐藤史郎氏走行 2 万 4000km のサンプルカーは内外装のコンディション W ’06 BM が非常によく、サンルーフやナ X5 3.0i ビも付く特にお薦めの 3.0i です。オプション満載のE53が400 万円を切っているわけです。現 i 5 3.0 リューX ム・ダブエ・ービ 06年式 ’ .85万円 D 395 BOAR 2万4000km E IC PR 6年式● ●200 在、当社は4台のE53をストックしていますのでぜひインターネットで検索してみてください。また、 X5はスポーツパッケージが付く個体も多いので、クルマ好きの方は価格だけでなくそのあたりもチェックするとクルマ選びの醍醐味をより味わえると思います。 SPECIFICATIONS ●新車本体価格：667.0万円●全長×全幅×全高：4665×1870×1740mm ●ホイールベース：2820mm●車輌重量：2080kg●エンジン形式：フロント直列6気筒, 2979cc●最高出力：231ps/5900rpm●最大トルク：30.6kgm/ 3 5 0 0 r p m ● 変速機：5 段 A / T ● 駆動方式：4 輪駆動 ●タイヤサイズ： 235/65R17 パノラマガラスサンルーフやナビなどのオプションが付くアルピンホワイトⅢのE53最終版3.0i。2年の保証も付与される。現行型とエクステリアの雰囲気が似ているから型遅れ感はまったくない。底値の今が買いどき！過熱気味だったブームも落ち着いてはきたものの、相変わらず根強い人気のある欧州プレミアムSUV。ただし、国産の2倍近い新車価格や高騰する中古車相場に二の足を踏んでいた人も多いはず。でも、今なら現実的な予算で狙えるのだ。搭載される3.0ℓ直6はセダンの530iなどと共通のM54型ユニット。原油高にリーマンショックが追い打ちをかけて世場を徹底的に意識したコンセプトを持つ。ラインナップ算で勝負できる先代の E53だ。ウラをとるために赴い界経済がとんでもないことになった2008年秋。は3.0ℓ直6の3.0iと4.4ℓV8の4.4i、そして4.6ℓV8を搭たのは日本屈指の規模を誇るBMW 東京グループの載する4.6isの3本立て。2003年にマイナーチェンジが BMW Premium Selection杉並である。日経平均も7000円台にまで急落した。で、各セグメントの中古車相場を検証してみると、景気の動向に最も敏実施され、4.6isがカタログから落ちたものの、2004年「おっしゃるとおりE53は非常に買いやすくなってい感に反応したのが、実はプレミアムSUVだったのだ。そ 5月にはその後継として4.8isが登場している。ます。主流の後期型3.0iで350～400万円台前半、数こ【’ 00年10月】スポーティセダンの3/5シリーズに負けないオンロードでの動力性能と乗り心地が真骨頂の SAV（スポーツアクティビティビークル）としてX5 4.4i （4.4ℓV8）が上陸。【’ 01年1月】3.0ℓ直6を積む3.0iが登場。れまでは値落ち率の少ない高値安定相場が常識となっ X5の特徴は5シリーズに負けない乗り心地と動力性そグッと少なくなりますが前期型なら300～350万円付【’ 01年4月】4.4iに左ハンドル仕様を追加。能を持つこと。実際、直 6/V8モデルとも高速道路では近が目安。V8の4.4iも基本的にこの価格帯のなかに収【’ 01年10月】トップグレードの4.6is （4.6ℓV8）が登場。当初は左ハン同様に相場は急落した。というか、正常な相場に戻ったアッパーミドルクラスセダン並みの乗り心地とスポーまる傾向にあります」と話してくれたのはセールスコンというべきかもしれない。あれから1年半、リセットされティな走りを披露してくれるし、ワインディングロードでサルタントの佐藤史郎氏だ。やはり2008年の秋を境にたプレミアムSUVの認定中古車はどんな状況になってもユサッ、グラリと傾くことなどない。当初は「この足っ相場は急降下し、その後もじりじりと値を下げていたのいるのか。まずはアラツーで、このセグメントの定番とていくらなんでも硬すぎやしないか」という声もあっである。たけれど、今となってはそれがプレミアムSUV の基準最も探しやすいのは後期型の 3.0iとみて間違いな X5は街中や高速道路を主なステージとする新世代になっている。そして、2007 年 6 月にE53 の後継としい。なんと、ビカモンのタマが 300 万円台で狙えるの SUVの先鋒として1999年に登場した。ウォール街のビてE70のコードネームが与えられたニューモデルがデだ。しかも今なら2年保証の対象となる個体も多い。まジネスマンたちには「仕事のできる男はSUVに乗る」ビュー。ラインナップは3.0siと4.8iの2本立てとなってた、ほとんど同じ価格帯で推移しているV8 の 4.4iもおという格言みたいなものが言い伝えられているそうだいる（現在はxDrive30iとxDrive48i）。もしろい存在になりそう。E53の認定中古車相場はこのが、もちろんX5もマッスルなクルマが大好きな北米市さて、認定中古車で注目したいのは300万円台の予あたりが下げ止まりと考えていい。買うならイマだ。 136 AUTOCAR 6/2010 text: Yoshihiko Noda （野田義彦） photo: Hiroto Maruyama （丸山博人） Shop of the month BMW X5のモデル遍歴ナナメ読みていたけれど、ほとんど一夜にして様相は一変。株価となっているBMW X5を紐解いていこう。 X5は3.0iでも80％以上の個体がレザーシートを装着しているがサンプルカーは貴重なファブリック。ドルのみの設定。ナーチェンジを実施。新たに電子制御式の4WDシステム “xDrive” 新古ソッコウ比較を採用。また、 4.6isがカタログから姿を消す。【’ 04年5月】4.6isの後継として4.8ℓV8（360ps/51.0kgm）を搭載する4.8isが上陸。【’ 06年5月】スポーツパッケージなどを標準装備する3.0iの特別仕様車 “25thアニバーサリーエディション” を発売。【’ 07 年 6 月】E70 のコードネームが与えられたニューモデルがデビュー。ラインナップは3.0siと4.8iの2本立て。ボディを大幅に拡大【’ 03年10月】エクステリアとインテリアのデザインを変更するマイ見積もり今月のショップ ●車輌本体価格（付属品含む） ●税金 ●諸費用 ■支払い総額し、オプションで3列目シートを取り付けることもできる。4.8iのみ左ハンドルも選択可能。 BMW X5 3.0i BMW X5 3.0si 395.85万円 17万5170円 9万1700円 811.7万円 49万7500円 20万7680円（’ 06年式、2万4000km） 422万5370円（’ 10年新車） 882万2180円 BMW Premium Selection杉並東京都杉並区浜田山4-14-1 ■営業時間　9:00～19:00（日・祝10:00～18:00） ■定休日　水曜 ■TEL　03-5307-5781 ■http://www.bmw-tokyo.co.jp/ www.autocar-mag.com 137