***************************** * 在ヨルダン日本国大使館 メールマガジン(第16号) * **************2011年2月2日****** ――――――――――――――――――――――――――――― ◆目次 1.塩口大使からのメッセージ 2.領事関連情報 ○ヨルダン国内におけるデモ ○緊急時の連絡体制 ○緊急事態対応についての説明会 ○FM放送の送信テスト ○H1N1 型インフルエンザ情報 ○交通事故防止について ○医療滞在ビザの創設 3.政務関係情報 ○内閣総辞職,新首相の任命 4.広報文化関連情報 ○日本映画祭 ○切り絵専門家の来訪 5.その他 ○国連事務局邦人職員人事(2010年国連競争試験)のお知らせ ○当館休館日のお知らせ ――――――――――――――――――――――――――――― 1.塩口大使からのメッセージ このメールマガジンは、相当の時間をかけて作成し、貴重な情報を満載していますので、 読み飛ばすことのないよう、お願い申し上げます。特に、このところのチュニジア、エ ジプトの流れが、ヨルダンにも及ばないとも限りません。リファーイ首相も辞任したこ とから,今後のヨルダンの動きにも注目が集まっています。その時に、どうしたら良い のかについても、大使館でも逐次情報を集め、対応を考えています。以前、新型インフ ルエンザが発生したとき、メールネットワークを通じ、皆様に貴重な情報をいち早くお 届け出来ましたが、それに加え、新型インフルエンザに関する説明会をおそらく世界で 始めて大使館主催で開催し、多くの在留邦人の皆様にお集まりいただきました。まだ、 ヨルダンに患者が一人も発生していない段階でのことでした。 ことが大きくなってからでは集まることも難しくなりますので、2月1日(火)に日本 人会幹事会の皆様に私どもから説明会を開催させていただきました。また、在留邦人全 員に対しては、2月5日(土)正午から大使館多目的ホールで説明会を開催させていた だきます。お誘い合わせの上お集まりいただけますようお願い申し上げます。貴重な情 報を差し上げることが出来ると思います。 これからも状況に応じ、なるべく早く皆様に貴重な情報を引き続きお届けしますので、 真剣にメールマガジンを特別号も含めお読みくださるよう、お願い申し上げます。これ からも、必要な情報を逐一、メールマガジンネットワークを通じ、お送りする所存です。 このメールマガジンは、私がカナダにいた頃に世界で初めて始めたものでしたが、その 後に起こった「9・11」の際は、北米中の在留邦人からのお申し込みを頂きました。 ホームページと違って、メールマガジンは原稿が出来たときに即刻、皆様のパソコンに 情報が送られると言う点で大変便利なものだと思います。 これからも、当分の間、在留邦人の皆様には緊張感を持って生活して頂きたく、例えば デモなどに近づかないよう、くれぐれも注意をお願い申し上げます。デモの予定は、メ ールでもお知らせしています。また、デモに巻き込まれた、また、負傷された場合など は、大至急、大使館に昼夜に関わりなくご一報くださるようお願い申し上げます。貴重 な情報がある場合は、是非、大使館にもお知らせいただければこのネットワークを通じ 皆様にお伝えさせていただきます。 2011年2月2日 在ヨルダン大使 塩口哲朗 2.領事関連情報 ○ヨルダン国内におけるデモ ヨルダンでは,政府に対する不満等を理由に国内各地でデモが発生しています。1月1 4日,21日,28日には金曜礼拝後にアンマン,マダバ,ザルカ,カラク等において 数百人から数千人の規模で抗議デモが発生しており,今後も引き続き行われる可能性が あります。 28日にアンマン・ダウンタウンで行われたデモは,約 3,000 人規模であり,リファー イ首相及び内閣退陣要求,下院の政府信任批判,下院選挙の不当性批判,経済政策転換 の要求,首相・内閣の議会による選出要求,民営化による売却収入の使途明確化などを スローガンとしていました。 現在までのところ,デモ・抗議活動は組織的・平和的に行われており,大きな混乱は起 きていません。また,デモの最中に警察がデモ参加者に飲料水を提供していました。 しかし,今後過激化する可能性も排除できませんので,万一,デモや集会に遭遇した場 合には,決して近づくことなく,すぐにその場から離れるようお願いいたします。 ○緊急時の連絡体制 当地治安状況等で皆様方に至急お知らせすべきことがあれば,在留邦人宛メールにてご 連絡しておりますが,緊急事態が発生した際の連絡体制は以下のとおりですので,事前 に周知いたします。なお,本件連絡体制は当館でお配りしている「安全の手引き」 (http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/index.html)にも記載しています。 当地において緊急事態が発生した際には,在留邦人宛メールで情報をお伝えするほか, 必要に応じ当館館員が個別に皆様方の所属先,ご自宅,携帯に電話にてご連絡し情報を 提供します。また,仮に電話回線が使用できなくなった場合に備え,当館のFM放送機 (アンマン近郊の方)及びNHK海外放送等を利用して必要な連絡を行います。 当館からの FM 放送機連絡周波数は,94.5MHz,94.9MHz,96.0MH zの3つがあり,放送時間は電話回線が使用不可能となった時点で第一回目の放送を行 い,第二回目以降は9時,10時というように,各正時に放送する予定です。 海外放送については,NHK・ラジオ日本にて情報提供します。ご参考までに 2011 年 3 月 27 日までの予定は以下のとおりです(短波,ヨルダン時間)。 04:00~07:00 15.195kHz, 09:00~19:00 9.750kHz, 19:00~21:00 6.035kHz, 22:00~02:00 11.915kHz,時期によって周波数が変更されますので, http://www.nhk.or.jp/nhkworld/にて日頃から情報収集するようお願いいたします。 その他,BBC(103.1MHz(FM),1,323KHz(AM))も情報収集上有益です。 皆様方におかれましては,緊急時に備え,可能な限り上記周波数が使用できるラジオを 所持いただきますようお願いいたします。 ○緊急事態対応についての説明会 以下の日程にて,緊急事態対応についての説明会を実施しますので,是非とも参加をお 願いします。参加をご希望される方は事前にメール(koichi.fukiya@mofa.go.jp)または 電話(代表 06-5932005 内線 110,携帯 079-6777-391)にて連絡願います。 日時:2月5日(土) 12:00~13:00 場所:大使館(多目的ホール) ○FM放送の送信テスト 上記の緊急連絡体制にてご説明したとおり,電話が通じなくなった場合にはFM放送機 等を利用して必要な連絡を行います。 この度,FM 放送の送信テストを行うこととしました。以下の時間・周波数にて日本の 音楽のみを放送します(日本語での説明はありません)。 日程:2月3日(木) 15:00~ 94.5 MHz 15:03~ 94.9 MHz 15:08~ 96.0 MHz 皆様方で上記周波数の FM 放送受信可能なラジオを所持している方は,上記時間帯の各 チャンネルにおいて,受信可能か確認いただきたくお願いいたします。ラジオを所持し ていない方につきましては,緊急事態に備えて,可能な限り,FM 放送受信可能なラジ オの所持をご検討いただきたくお願いいたします。 ○H1N1 型インフルエンザ情報 昨年12月11日に65歳のヨルダン人女性がH1N1型インフルエンザ(一昨年蔓延 した豚由来の新型インフルエンザ)に感染したことが判明した以降,ヨルダン国内で感 染者の判明が相次いています。2月2日現在で203名が感染,うち12名の死亡が確 認されています。 冬期になり,インフルエンザ及び風邪が流行っていますので,うがい・手洗いを励行し, 感染の防止に努めるようお願いいたします。 ○交通事故防止について 最近,雤天が続いています。ヨルダンの道路状況は悪く,少量の雤でも道路上に水が溢 れスリップしやすくなります。雤天時における運転には細心の注意を払っていただき, スピードの出し過ぎにご注意ください。 ○医療滞在ビザの創設 昨年6月,「新成長戦略」において,健診,治療等の医療及び関連サービスを観光とも 連携して促進していくとの国家戦略が掲げられ,その実現のための施策の一つとして 「医療滞在ビザ」を創設することが閣議決定されました。 これを踏まえて,本年1月から我が国の在外公館において「医療滞在ビザ」の運用を開 始しました。具体的な医療行為は,本邦の受入医療機関が指示する全ての行為(高度医 療から人間ドック,健康診断,健診,歯科治療,療養等)が含まれています。必要に応 じて家族や付き添いも同伴して最大6ヶ月続けて日本に滞在できるようになり,特に1 回の滞在期間が90日間以内の場合は必要に応じて最大3年の有効期間内であれば何回 でも来日できるようになります。 医療滞在ビザの発給には,本邦医療機関(リストに登録されている機関)からの証明書 や一定の経済力を証明する資料等が必要ですが,周りのヨルダン人等が日本で医療行為 を行いたいとの希望を聞いたときは,大使館領事班に確認するようお知らせいただきた く,お願いいたします。 4.政務関係情報 ○内閣総辞職,新首相の任命 2月1日(火),リファーイ首相は内閣総辞職の辞表をアブドッラー国王に提出し,同 国王は同日午後,辞表を受理しました。アブドッラー国王は,同日,マアルーフ・ア ル・バヒート新首相を任命し,同氏に対して新内閣の組閣を命じました。 バヒート新首相は1947年生まれ。国軍に長く務めた後,2005年11月から20 07年11月まで首相を務め,その後,今回の首相任命まで上院議員を務めていました。 首相を務めるのは今回が3度目となります。 3.広報文化関連情報 ○日本映画祭 日本映画祭を以下のとおり開催しますので,ご友人,ご家族をお誘いの上ご来場くださ い。詳細は大使館広報文化班(06-5932005(内線/Ext.112)まで照会願います。 (1)王立文化センター 2月15日(火) 15:00~ 「菊次郎の夏」(121分) 16日(水) 19:00~ 「父と暮らせば」(99分) 17日(木) 19:00~ 「黒い雤」(123分) (2)大使館多目的ホール 18日(金) 15:00~ 「はだしのゲン」(85分) 19日(土) 15:00~ 「百万円の苦虫女」(121分) 20日(日) 19:00~ 「原爆の子」(100分) 21日(月) 19:00~ 「夕凪の街 桜の国」(118分) ○切り絵専門家の来訪 3 月 15 日(火),16 日(水)に切り絵専門家による実演(デモンストレーション)及 び児童,保護者,一般市民を対象にした体験(ワークショップ)を開催する予定です。 詳細が決まりましたらご連絡します。 4.その他 ○国連事務局邦人職員人事(2010年国連競争試験)のお知らせ 外務省では将来の邦人国際公務員たる要員の育成を目的としてJPO派遣候補者選考試 験を毎年実施しており,2010年度については本年4月~9月に募集・選考を行いま したが,この度,第2回募集・選考を実施することとなりました。応募書類は外務省国 際人事センターのウェブサイト(http://www.mofa-irc.go.jp/)にてダウンロード可能です。 応募書類の提出にあたっては,直接本省(国際機関人事センター)宛てに郵送頂けます ようお願いいたします。大使館では応募書類を受け付けておりません。締め切りは,2 011年2月4日(金)で,同日までに国際機関人事センターに到着したものが審査 対象になります。 ○当館休館日のお知らせ 2月の当館休館日は以下のとおりです。 2月15日(火) 預言者ムハンマド生誕祭 ※大使館の休館日は制度上,1年間の総休館日数が日本国内の官公庁と同数になるよう, ヨルダンと日本の祝日を調整して年毎に決定しています。 ☆メールマガジンに関するご意見、ご要望、配信停止のご依頼等は、 「consular@embjapan.org.jo」宛に送信してください。 ☆在ヨルダン日本国大使館ホームページ内の読者登録ページ 「http://www.mailmz.emb-japan.go.jp/cmd/jo.html」から登録を行った方で、配信先変更、 配信停止をご希望する場合は、同ページ内の「利用者情報の変更/削除」から手続きが 行えます。 =================== 在ヨルダン日本国大使館 Tel:+962-(0)6-593-2005 Fax:+962-(0)6-593-1006 http://www.jordan.emb-japan.go.jp ===================
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