家政科食物栄養専攻 - 学校法人 郡山開成学園 郡山女子大学・郡山女子

2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110981008
宗教学
対象
1 年
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
福島 寅太郎
2
授業目標
〔授業の目的・ねらい〕
①本学の建学精神を理解するために必要な教養的知識を習得させる。
②教養のある現代人として宗教に関する必要な知識を身につけさせる。
〔授業の概要〕
本講義は本学の建学精神に基づいた全学科・専攻の必修科目である。
宗教は人間生活のあるところ、どの時代にもどの場所にも影響を及ぼしており、現在の私たちもまた日常生活の中
で常にそれらと関わっている。グローバル化が進み、異文化間の相互理解が求められる現代において、宗教は果たし
てどのような役割を果たすことができるのであろうか。
本講義は、諸宗教の思想や信仰、特に現代日本およびアジアの諸宗教におけるさまざまな事例を取り上げ、宗教学
的観点から探ることを目的とする。授業への理解を深めるために、アニメなどの映像を数多く取り扱う予定である。
ちなみに「トトロはオスですか、それともメスですか」。素朴な疑問が学問への重要な一歩である。
本年度は、本学の学問の特徴である「生活学」に焦点を当てて、宗教と生活との関わりを考えてみたい。具体的に
は、当該当該問題に関連した最新の研究書を教科書として用い、当該教科書の読解を通じて理解を深めていきたいと
考えている。
〔到達目標〕
①宗教学的“ものの見方”を理解する。
②宗教が身近な存在であることを再確認し、「宗教」に対する偏りのない理解ができることを目指す。
③紹介された諸事例を通じて、「宗教」と「宗教的なもの」との異同を理解する。
受講資格
特になし
成績評価方法 試験成績(60点以上)、出席状況(60%以上)、授業態度、
提出物等。理解度8割で、合とする。
教科書
『生活禅のすすめ』(浄慧著、東京・山喜房佛書林、2012年)。
参考書
学生への要望 ノートをこまめにとること。
オフィスタイム
昼休みの時(12時〜12時40分)。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス
授業の進み方、建学精神との関連について述べるとともに、テスト
や成績評価などについて紹介する。教科書についても案内する予定
である。
2
生活と宗教(1)ー禅の教えと歴史
具体的には禅を取り上げる。禅の歴史や基本的な教えについて、教
科書に沿って述べる。アップルの創始者・ジョブツ氏は敬虔な禅の
実践者である。シンプルさを追求したアップル製品を話題にしなが
ら、生活における禅の役割を考える。
3
生活と宗教(2)ー生活の中の「禅」
前回の続き。教科書に沿って、禅とは何かを、身近な話題を通して
考える。
4
生活と宗教(3)ー「生活禅」とは何か
「生活禅」とは何か。教科書を通して学びながら、一緒に考えてみ
る。
5
生活と宗教(4)ーだるまさん・ダルマと達
磨
「達磨さんが転んだ」という鬼ごっこをみんなは一度ぐらい遊んだ
ことがあろう。ここに出てくる達磨さんとは誰のことであろうか。
歴史上の達摩さんと民間信仰のそれとの異同を明らかにしてみた
い。
6
生活と宗教(5)ー般若心経
『般若心経』と生活禅について述べる。日常生活の中で、『般若心
経』に触れる場面があると思う。ここでは教科書を用いながら『般
若心経』とはどんなお経なのかを学ぶと共に、生活禅との関係を理
解する。
7
生活と宗教(6)ーこころと心
心とは何か。宗教は人間の不可視的なものを可視的にするものであ
る。ここでは宗教から見た人間の心とは何かを、禅における心のと
らえ方を通して理解する。
8
生活と宗教(7)ー禅マンガについて
前回の続き。具体的には『十牛図』という最古のマンガを通して理
解を深める。
9
生活と宗教(8)ー宗教における悩みの対
処法
悩みとは何か。禅における悩みの対処法を、教科書を通して理解す
る。
C201300002
1/2
宗教学
10
生活と宗教(9)ーアニメにおける宗教的要
素 其の一
11
生活と宗教(10)ーアニメにおける宗教的
要素 其の二
12
生活と宗教(11)ー生活と宗教との関わ
り 其の一
13
生活と宗教(12)ー生活と宗教との関わり
其の二
14
生活と宗教(13)ーまとめ
15
最終回(試験)
C201300002
気分転換のために、アニメにおける宗教的要素について考察する。
具体的には『となりのトトロ』を取り上げる。
ちなみに、トトロの性別はオスか、それともメスか。素朴な疑問が
学問への重要な第一歩である。
前回の続き。
再び教科書に戻る。「生活の中で修行し、修行の中で生活する」と
いう教科書の著者の言葉を理解しながら、生活と宗教との関わりを
考える。
前回の続き。
これまての授業の全体についてまとめると共に、期末テストについ
て説明する。
2/2
宗教学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110981004
社会科学(政治)
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
影山 彌
2
今日、私達の生活における、最も顕著な特色は、「生活の外部化」といわれる現象である。それは、工業化という大
きな経済的変化の中で起こったといえるが、元来、「家庭の生活機能」である、衣・食・住、暮らし、保育、教育、
娯楽、扶養、燃料、飲み水などが、企業の商品、行政サービスなどによって取って代わられつつある状況を、「生活
の外部化」という。従って、今日、私達の生活の充実を考える上で、政治や行政が大きな焦点になる。本講義では、
様々なテーマを通して、生活と政治との関わりを考える。
受講資格
成績評価方法 受講態度(20%)、レポートあるいはテスト(80%)
教科書
なし
参考書
阿部彩「子どもの貧困」、山田昌弘「少子社会日本」、本田良一「ルポ生活保護」、関口富左「家政哲学」
学生への要望
オフィスタイム
12:10~40(金曜日を除く)
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
政治化の時代について
①福祉、暮らし、生活環境など、多様な要求が政治に対して向けら
れていること、②政治の場において要求間の対立が起こること、③
政治によって生活が管理されていること、これらの3つから、生活と
政治の深い関わりをもつ現代について、政治化の時代と呼ぶ。
2
政治的無関心について
政治化の時代であるにもかかわらず、かなりの政治的無関心層が存
在する。現代型政治的無関心といわれる、①脱政治的無関心、②無
政治的無関心、③反政治的無関心、について説明し、政治的無関心
の功罪について考える。
3
食の安全について
'01年9月、日本で初めて確認された、牛海綿状脳症(BSE)を中心に
考える。対策として実施された、全頭検査、飼料規制、食品安全基
本法の制定、食品安全委員会、米国産牛肉の輸入条件などについて
解説する。
4
食糧自給率の問題(1)
先進国で最低であるわが国の食糧自給率をめぐって、その主たる原
因である食生活の欧米化や、戦後の農業基本法農政、などについて
解説する。
5
食糧自給率の問題(2)
今後の最大の問題である、農産物の完全自由化をめざす環太平洋
パートナーシップ協定(TPP)の内容を説明し、それが、わが国の食
糧自給率に与える影響について考える。
6
暮らしの問題(1)
増え続ける低所得層の現状を捉える。そのために、国民の相対的貧
困率の上昇、若者の低所得層の問題、非正規雇用者の増大、労働者
派遣法の制定と規制緩和、などについて説明する。
7
暮らしの問題(2)
最後の安全網(セーフティネット)といわれる生活保護の受給世帯
及び受給者が急激に増大している。こうした状況をうけて、生活保
護制度の概要、現状及び課題について解説する。
8
暮らしの問題(3)
子供の貧困が注目されてきており、それは先進国の中でも高い水準
にある。子供の貧困の現状と、その子供の成長に与える様々な影響
について考える。また、子供の貧困に対する、わが国の政策の現状
と問題点について解説する。
9
少子化の問題
わが国の少子化は歯止めがかからず、むしろ次の4点から深刻化の事
態にあるといえる。①日本の総人口の減少、②合計特殊出生率の低
下、③未婚率の増大、④夫婦出生率の低下。こうした深刻な少子化
の事態について、少子化の社会的、経済的影響、少子化の原因、少
子化対策の現状及び有効な少子化対策について考える。少子化を止
めたフランスの少子化対策についても解説する。
10
高齢者介護の問題
現在、わが国は、超高齢社会といわれている。それにともない、要
介護高齢者が増大し、介護の問題が国民的課題となっている。これ
をうけて、'00年4月、介護保険制度がスタートし、社会全体で介護
の問題に当たることにした。介護保険制度の概要、現状及び課題な
どについて解説する。
C201300002
1/2
社会科学(政治)
11
生活の充実を目指す政策体系
今日、工業化にともなう都市化により、都市的生活様式が全般化し
ている。こうした現状のなかで、生活の充実のための政策体系とし
て、シビル・ミニマムが提起されている。それは、Ⅰ社会保障、Ⅱ
社会資本、Ⅲ社会保健、の3つから構成されている。それぞれの具体
的内容、生活の充実との関連及び地方政治との関連性、などについ
て解説する。
12
公的年金制度について
シビル・ミニマムの柱の一つである社会保障の中の公的年金制度に
ついて、老後の生活を支える国民年金、厚生年金、共済年金の概要
と現状について説明する。
13
社会資本・社会保健について
シビル・ミニマムの二つの柱である社会資本・社会保健について、
この二つが特に生活の質の向上に寄与する、快適で、健康的で、安
全な生活環境を整備する条件であることを捉える。
14
政治を理解する枠組み(1)
政治とは、国民の要求・支持を受けて、法律や政策を作り出すこと
であることを理解する。このことによって、3、~13、までのこと
を、生活と政治との関連として正しく理解する。
15
政治を理解する枠組み(2)
国民の要求・支持を受けて、法律や政策が形成される過程につい
て、そこに参加する個人、政治団体、機構などを理解する。
C201300002
2/2
社会科学(政治)
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110981006
自然科学(物理)
対象
1 年
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
石原 正道
2
授業目標
物理学の考え方を学び、日常の物理現象を理解すること。またエネルギーなどの諸概念を理解し、実際の物理現象と
結びつけられるようになること。
受講資格
なし。
教科書
指定しない。
参考書
指定しない。
成績評価方法 課題(試験)による。成績への反映は課題1を40%、
課題2を60%とする。ただし課題の難易度によって平
均点などの調整を行うことがある。
欠席は1回につき3点を減じる。遅刻・早退はそれぞれ1回
につき1点を減じる。
学生への要望 予習・復習をしておくこと。また日常の物理現象がなぜ起こるのか、自ら考えてみること。
オフィスタイム
月曜日2時限
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
イントロダクション
本授業の目的を示し、内容を概説する。また評価方法や教科書等な
どについても述べる。また本授業で要求する基礎能力について説明
する。本時では、本講義で必要となる基礎定数・文字式の扱いにつ
いて学習する。
2
指数・単位・次元
指数を用いた数の表現方法について学習する。また m, cm, kg, g,
sec など、日常用いられる単位の種類を振り返る。日常の単位は長
さ・質量・時間の三つの量の組み合わせで作られることを理解し、
次元の概念を学ぶ。
3
力学:ニュートンの 3 法則
物体の運動が変化する場合にどのような法則に基づき変化が起きる
のかについて学ぶ。本時ではニュートンの3法則とその意味について
学ぶ。
4
力学:エネルギー・運動量・角運動量
物体の運動が変化する場合にどのような法則に基づき変化が起きる
のかについて学ぶ。本時ではどのような運動が起こりうるのか捉え
るのに有用なエネルギー・運動量・角運動量について学ぶ。
5
圧力
物理学において力は運動を定める基本的な要素である。しかし日常
では大きさの無視できる粒子のみを扱うわけではない。大きさをも
つ物体に関しては本節で学ぶ圧力を用いる方が適切な場合も多い。
そこで本時ではこの圧力について学び、日常での扱われ方について
学ぶ。
6
生物の物理学
体の大きさについて熱の観点から次元解析を用いて考察する。また
ゴジラのような生物が存在しうかについて次元解析を用いて考察す
る。
7
ダイエットの物理学
ダイエットをエネルギーの視点から考察する。カロリーとジュール
の関係やエネルギー保存則を加味したダイエットについて考察す
る。
8
課題 1
これまでの力学に起因する諸概念について知識の定着度を確認す
る。
9
共振・共鳴
共振・共鳴は、効率的にエネルギー伝達が起こる現象である。この
ため振動現象の中でも大きな事故を引き起こしうる。本節では共
振・共鳴とはどのような現象かを理解し、日常にみられる共振・共
鳴の例をあげる。
10
相対性理論とその応用
現代物理学の一つである相対性理論は日常生活と関係ないと思われ
がちであるが、実際には様々な場面でその成果が活かされている。
本時では、相対性理論から導かれる常識的な感覚とは異なる結論
と、相対性理論の重要な応用例である GPS について理解することと
する。
11
複雑系:スモールワールド
従来の科学の方法論とは異なる、要素に還元しただけでは捉えられ
ない現象に焦点を当てる。本時では、ネットワークの観点から世界
の大きさにおける「スモールワールド性」について学ぶ。
C201300002
1/2
自然科学(物理)
12
複雑系:スケールフリーとべき分布
従来の科学の方法論とは異なる、要素に還元しただけでは捉えられ
ない現象に焦点を当てる。本時では、スケールフリー性とよばれる
分布の特徴と、スケールフリー性をもつネットワークの特徴につい
て学ぶ。
13
複雑系:同期現象
日常で当たり前のように見られるリズムが揃う、同期とよばれる現
象は、科学的にはそれほど自明なことではない。簡単な要素から構
成されるシステムにおいてどのように同期が発生するかを理解する
ことは、現実の世界での現象を理解することに繋がる。本時では、
基本的な同期現象の理解と日常見られる同期現象について学ぶ。
14
複雑系:カオスとフラクタル
カオスとフラクタルは従来の自然の見方に修正を迫るものである。
ここでは予測可能性に言及したカオスと自己相似性に言及したフラ
クタルについて学ぶ。カオスおよびフラクタルの基本的な理解と日
常での現れ方について学ぶ。
15
課題 2
これまでの内容に関する諸概念について知識の定着度を確認する。
C201300002
2/2
自然科学(物理)
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
自然科学(生物)
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110401007
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
金子 依里香
2
人はヒト(Homo sapiens)という生物であり、私たちが生活をするうえで、ヒトである自分を知ることは大切なこ
とである。この授業では、ヒトの細胞、代謝、生殖と発生、免疫、遺伝子といった内容について学習し、生物である
ヒトのからだのしくみの概要を理解するとともに、生物におけるヒトの位置づけについても理解を深める。
受講資格
成績評価方法 期末試験100点満点の60点以上で単位を認定するが、80%
以上の理解を求める。
欠席については、1回につき1点の減点とする。
教科書
小野廣紀・内藤通孝著 「わかる生物学―知っておきたいヒトのからだの基礎知識―」
(株)化学同人、京都(2011・第6刷)
1,800円(税別)
参考書
高校で使用した教科書・参考書等の復習を勧める。
学生への要望 授業前には、シラバスの授業内容欄にある教科書の範囲に目を通しておく。また、授業中はしっかりノートをとり、
集中して受講する。授業終了後は、教科書の各章末にあるまとめの問題を行い、授業内容の理解度を確認する。
オフィスタイム
火曜日および水曜日のⅤコマ目、生理学研究室を訪問してください。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
生命の誕生とヒトの祖先について
先カンブリア時代からヒトが出現する新生代まで、生命の歴史につ
いて理解を深める。46億年前に地球が誕生し、その後、生物が生ま
れ進化をして今日に至っていることを理解するとともに、生物学史
の概要を学び授業の流れを確認する。
Key words:自然発生説、細胞説(pp1-4)
2
細胞の構造と機能
植物と動物の細胞を比較し、細胞内に存在する、核、ミトコンドリ
ア、ゴルジ体、などの細胞内小器官について学び、これらの細胞が
集まり生物のからだが構成されていることを理解する。
Key words:細胞、組織、器官、器官系、細胞内小器官(pp5-15)
3
細胞の分裂と増殖
体細胞分裂と減数分裂について、それぞれの分裂過程、相違点およ
び共通点を比較し、体細胞と生殖細胞の違いを理解する。
Key words:体細胞、体細胞分裂、生殖細胞、減数分裂、相同染色
体、二価染色体(pp16-19)
4
生殖、発生そして誕生
生殖の方法である、有性生殖と無性生殖の違いについて学ぶととも
に、ヒトの精子形成と卵形成、受精、発生、誕生について理解を深
める。
Key words:有性生殖、無性生殖、配偶子、受精、妊娠(pp20-21)
5
食べ物からエネルギーを作る(1)
エネルギーを作り出す分子である、アデノシン5´-三リン酸(ATP)
について学ぶ。呼吸のうち、内呼吸とは細胞内でグルコースなどを
分解し、必要なエネルギーを取り出す反応であることを理解する。
Key words:外呼吸、内呼吸、ATP(pp23-27)
6
食べ物からエネルギーを作る(2)
好気呼吸は解糖系、クエン酸回路、電子伝達系の3段階で行われるこ
とから、それぞれの反応について学び、食べ物からエネルギーをつ
くるしくみを理解する。
Key words:好気呼吸、解糖系、クエン酸回路、電子伝達系(pp2732)
7
食べ物からからだをつくる
食べ物を構成する糖質、タンパク質、脂質の消化のしくみと、消化
にかかわる酵素の働きや特徴について学び、からだは食べ物からど
のようにしてできるかを理解する。
Key words:糖質、タンパク質、脂質、酵素、肥満(pp33-41)
8
血液の働き
血液の働きや血球成分について学び、細胞の1つひとつの生命活動
を支えているのが血液であることを理解する。
Key words:血球成分、血漿成分(pp43-50)
9
神経系とホルモン
生体内の内部環境を維持するために、重要な役割を果たしているの
が神経系および内分泌系であることを理解する。神経系では交感神
経と副交感神経について、ホルモンについては主に、成長ホルモ
ン、男性ホルモン、女性ホルモン、血糖値の調節を行うインスリン
やグルカゴンを取り上げて説明する。
Key words:交感神経系、副交感神経系、ホルモン(pp53-60)
C201300002
1/2
自然科学(生物)
10
免疫系
免疫系の働きとは、抗原と言われる異物の生体進入を防いだり、抗
原の排除を行い生体の内部環境を守ることであることを学び、免疫
の分類やしくみについて理解する。
Key words:自然免疫、獲得免疫、抗原、抗体、アレルギー(pp6066)
11
遺伝(1)
親から子どもへ情報が伝わる仕組みを理解するために、メンデルが
行ったエンドウ豆の実験について理解を深め、メンデルの法則から
血液型などの身近な遺伝について学ぶ。 Key words:メンデルの法則、不完全優性、複対立遺伝子、組み換
え、連鎖(pp69-74)
12
遺伝(2)
性に関する遺伝について理解するため、性の決定、有性生殖の可能
性について学ぶ。また、遺伝病や突然変異についても理解を深め
る。
Key words:性染色体、常染色体、伴性遺伝(pp75-78)
13
遺伝子の本体(1)
遺伝現象の本体であるデオキシリボ核酸(DNA)解明の歴史を理解す
るため、遺伝子の本体がDNAであることの発見や、DNAの二重らせん
構造解明に至るまでを学ぶ。遺伝暗号表の読み方についても理解す
る。
Key words:二重らせん構造、アデニン、チミン、グアニン、シト
シン(pp79-88)
14
遺伝子の本体(2)
遺伝子をもとに、あらゆるタンパク質が合成されることを学ぶ。さ
らに、遺伝子組み換え作物や動物についても理解を深める。
Key words:遺伝情報の転写(pp89-92)
15
進化
われわれのからだに残る進化の痕跡を知り、ヒトの進化について理
解するとともに、進化論について学ぶ。
Key words:相同器官、相似器官、痕跡器官(プリントを準備)
C201300002
2/2
自然科学(生物)
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110981014
言葉と表現
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
奥秋 和夫
2
授業目標
社会の情報化、国際化、高齢化が進むとともに、日本語の衰退が危惧されている。事実、若い世代を中心に、国語表
現力や文章表現力の低下が目立ち、ひいてはコミュニケーションにおける語彙の少なさ、言葉の乱れなどが心配され
ている。本授業では正しい発音・発声の方法から、言葉の正しい意味と使い方、朗読や敬語表現、文章表現などを通
して、日本語表現や言葉の感受性をより豊かにすることを目的とする。また、社会人としてのコミュニケーション
ルールを身につけ、自らの人格を養い、他人との協調性を習得する。
受講資格
特になし
教科書
担当教員作成のプリント
参考書
その都度紹介
成績評価方法 筆記試験50点、レポート50点、欠席は1回につき4点減
点。60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求
める。
学生への要望 発声、文学作品朗読、自己表現など実践練習も取り入れるので、積極的に声を出して自分を表現すること。意識して
目上の人と話をし敬語に慣れる。新聞のコラム欄に目を通す習慣を養い、書き言葉を意識する。
オフィスタイム
授業終了後30分
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
正しい日本語話していますか
オリエンテーション。授業の進め方の説明と言葉遣いに関するVT
R視聴。その後自分の普段の言葉遣いを振り返って感想を話し合
う。
2
日本語の表現と文化
日本語の特徴と文化的背景などを説明し、日常使われている「あい
さつことば」についてQ&A方式でその意味などを話し合いながら
考える。
3
日本語の語彙
日本語の語彙の特徴、語彙の体系、語の意味、文の中での語の使わ
れ方などをQ&A方式で学ぶ。言葉と意味、類義語・反意語の使い
分け、外国語との対照についてもチェックする。
4
会話表現(1)
日常会話の中で比較的よく使われる国語表現・日本語表現につい
て、その言葉の正しい意味の理解と使い方を学ぶ。クイズ形式で進
めながら、国語常識、慣用句、漢字などの国語力をつける。
5
会話表現(2)
慣用句、四字熟語、ことわざなど、昔ながらの日本語表現を取り上
げながら、その語源や生まれてきた文化的背景などを探る。社会人
の常識として覚えておきたいものを集め、就職試験対策も意識す
る。
6
呼吸と発声・発音
声を出す仕組みや姿勢との関係、母音・子音を中心とした日本語の
発音のメカニズムに触れ、正しい発声・発音を実習で学ぶ。また日
本語の話し方に関する現況と対策についても考える。
7
朗読と表現(1)
暗誦・口承文化の意義と朗読の魅力、朗読の種類と社会的意義など
について解説する。朗読表現の注意点と朗読の仕方を学び、テープ
で「良い朗読」と「悪い朗読」を聞き分ける。
8
朗読と表現(2)
声優による文学作品の朗読をCDで鑑賞し、その感想を話し合う。
新聞記事、随筆、文学作品など課題として出したものの中から
自分の好きなものを選び、実際に朗読にチャレンジして「声を出す
ことの楽しさ」を味わう。
9
敬語表現(1)
敬語は社会人にとって不可欠のマナー。文化庁・文化審議会による
新しい敬語の分類と表現の原則を解説するとともに、ビジネスの場
における敬語の使い方をVTRをまじえて学ぶ。
10
敬語表現(2)
日常よく使われる敬語、間違いやすい敬語に関する筆記試験を行
い、その場で解答・解説をして身近な敬語の基本を身につける。新
しい敬語の考え方と基本を整理。
11
日本語文法と表現(1)
「文法」というと無味乾燥な知識の暗記というイメージが強い。し
かし我々の周りの日本語を「言葉のルール」に注目して見直すこと
によって、言葉のおもしろさと難しさ、日本語の奥深さを感じるこ
とができる。格助詞の使い方を学ぶ。
C201300002
1/2
言葉と表現
12
日本語文法と表現(2)
日本語の「主語」の扱いと「述語」との対応。時を表す表現。他人
との対応の中での表現(依頼、命令、勧誘、推量、断定、疑問)な
どを学ぶ。
13
文章表現(1)
豊かな文章を書くためには何が必要か。情報収集、取材のあり方を
考える。実際に書くときの注意点、文章表現の基本を学ぶ。400
字詰め原稿用紙の使い方、手紙の書き方の原則を解説。
14
文章表現(2)
文章の構造、段落内の構造としての「中心文」と「支持文」の見つ
け方と役割を学ぶ。またそれらの実践として新聞のコラム欄を取り
上げ、内容の要約をするとともにタイトルをつけてみる。
15
総合まとめ
授業全体の感想と質疑応答。レポートの作成。
C201300002
2/2
言葉と表現
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110401006
英語表現法
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
ダニエル ホーナー
2
〔授業全体の内容の概要〕GOALS OF THIS CLASS:
1. The main goal is to improve all 4 English skills with a focus on English expression and listening.
2. Another goal is to be able to express cultural information about various countries.
There will also be 4 quizzes and an accumulative final test.
〔授業修了時の達成課題(到達目標)〕PREREQUISITES FOR THIS CLASS:
Students will have completed high school English. Students should be able to understand and use
language concerning everyday topics such as likes and dislikes. They should also be able to give
personal, family and cultural information.
受講資格
短大1年
教科書
Impact Conversation 1
参考書
Pearson Longman
成績評価方法 1. Participation, Attitude (10%)
2. Quizzes, Homework (40%)
3. Final Cumulative Test (50%)
学生への要望 Attend every class.
Always do CD listening and other homework.
オフィスタイム
Monday to Friday 8:30 a.m. to 5:05 p.m.
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
Introduction
Unit 1 Where Are You From? Pages 9-12, 81 CD 2-8
Explain Textbook, Tests, Quiz, Homework, Attendance, etc.
2
Unit 1
Unit 1 Self-Introductions
Pages 9-12, 81 CD 2-8
3
Unit 2
Unit 2 Comfy Seats
Pages 13-16, 82 CD 9-15
4
Unit 2
Unit 2 Entertainment: Watching movies
Pages 13-16, 82 CD 9-15 Quiz
5
Unit 3
Unit 3 A Trip to the Art Gallery
Pages 17-20, 83 CD 16-22
6
Unit 3
Unit 3 Express Opinions About Art
Pages 17-20, 83 CD 16-22
7
Unit 4
Unit 4 My Quirky Family
Pages 21-24, 84 CD 23-29
8
Unit 4
Unit 4 Describe Families
Pages 21-24, 84 CD 23-29
Quiz
9
Unit 5
Unit 5 Scaredy Cat
Pages 25-28, 85 CD 30-36
10
Unit 5
Unit 5 Personality: Types of People
Pages 25-28, 85 CD 30-36
11
Unit 6
Unit 6 The Commute
Pages 29-32, 86 CD 37-44
12
Unit 6
Unit 6 Jobs: Talk About Things You Dislike
Pages 29-32, 86 CD 37-44 Quiz
13
Unit 7
Unit 7 A Close Shave: Experiences in Life
Pages 33-36, 87 CD 45-49 Final Quiz
14
Review
Review Units 1-7
Final Test Preparation
C201300002
1/2
英語表現法
15
Final Test
C201300002
A Cumulative Final Test
on Units 1-7
2/2
英語表現法
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
スポーツ実技
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110401009
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
佐藤 浩明, 水野 時子
1
生活の基盤となる『健康なからだづくり』に欠かすことのできない運動の重要性や楽しさを理解し、生涯にわたって
自分の健康や体力について配慮ができ、それらを保持増進していくために必要となる知識や方法について実技を通し
て学びます。
①運動の重要性を理解し、健康との関連について学びます。
②運動を通して、協調性、コミュニケーション能力、フェアプレーの精神について学びます。
③運動を通して基礎体力の維持、向上する方法について学びます。
≪第1回~10回、 佐藤担当≫≪第11~15回 水野担当≫
【履修カルテの評価項目】
①運動の重要性を理解し、積極的に取組むことができたか。
②ルールやマナーを理解して集団の中でコミュニケーション能力を発揮し、互いに協力しながら活動することができ
たか。
③基礎体力の維持、向上の方法を理解し、生涯にわたり運動を楽しみながら実施できるレベルに達しているか。
受講資格
家政科 食物栄養専攻 1年生
(教職課程履修者は必修)
成績評価方法 平常点40点(取組姿勢) 実技試験60点
※本科目は実技科目のため出席、積極的な取組みを重視
します)
*欠席による減点あり
教科書
特になし(必要に応じて資料等配布します)
参考書
「健康・フィットネスと生涯スポーツ:大修館書店」「公認スポーツ指導者養成テキストⅠ・Ⅱ・Ⅲ:㈶日本体育協
会」「スポーツトレーニング理論:日本文芸社」「ストレッチメゾット:高橋書店」
学生への要望 ※積極的に取組み、運動を楽しむこと。
※タオル、水分は各自で必ず持参すること。
(体調管理および熱中症対策)
オフィスタイム
火、水、木の16:00まで
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス
①授業目的、内容、進め方、評価方法の説明 ②服装、準備物の確
認(注意事項含む) ③グループ分け 2
縄跳び①/からだづくりの運動
【テーマ:運動習慣をつける第一歩として、コミュニケーション
ゲームやレクリエーションで楽しくからだを動かす】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②コミュニ
ケーションゲーム・体ほぐしの運動 ③レクリエーションゲーム ④からだづくりの運動 ⑤縄跳び(個人およびグループ) ⑥クー
リングダウン(静的ストレッチ・からだのケア)
⑦体育館清掃
3
縄跳び②/からだづくりの運動
【テーマ:楽しくからだを動かしながらコーディネーショントレー
ニングで、からだの調整力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②コーディ
ネーショントレーニング ③レクリエーションゲーム ④からだづ
くりの運動 ⑤縄跳び(個人およびグループ) ⑥クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)
⑦体育館清掃
C201300002
1/3
スポーツ実技
4
ソフトバレーボール①/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(パス・レーシーブ・アタック・ミニゲーム) ⑤クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
5
ソフトバレーボール②/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(パス・レーシーブ・アタック・ミニゲーム) ⑤クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
6
ソフトバレーボール③/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(パス・レーシーブ・アタック・ミニゲーム) ⑤クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
7
フライングディスク①/からだづくりの運動
【テーマ:ニュースポーツのフライングディスクで動きながら二つ
の動作ができる能力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④フライングディスク
(パス・キャッチ・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的スト
レッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
8
フライングディスク②/からだづくりの運動
【テーマ:ニュースポーツのフライングディスクで動きながら二つ
の動作ができる能力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④フライングディスク
(パス・キャッチ・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的スト
レッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
9
ハンドボール①/からだづくりの運動
≪ハンドボールはスポーツの基本となる3つの要素(走る・投げ
る・跳ぶ)を含んだスポーツであり、ボールを使ったエクササイズ
で基礎体力の維持向上を図ることでスポーツを楽しめる能力を養う
≫
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ハンドボール(パス・
キャッチ・シュート・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的ス
C201300002
2/3
スポーツ実技
10
ハンドボール②/からだづくりの運動
≪ハンドボールはスポーツの基本となる3つの要素(走る・投げ
る・跳ぶ)を含んだスポーツであり、ボールを使ったエクササイズ
で基礎体力の維持向上を図ることでスポーツを楽しめる能力を養う
≫
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ハンドボール(パス・
キャッチ・シュート・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的ス
11
「体力の評価と筋力を向上させるための運
動」
≪持久力、筋力が高いと生活習慣病の発症リスクが低くなることが
明らかとなっており、運動を行ってこれらの体力を向上させること
により、生活習慣病を予防することが期待される。そこで、筋力を
簡単な方法で測定し、さらに筋力を向上させる運動を体験する。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②筋力の評価 ③筋力向上のた
めの運動の実施 ④レクリエーションゲーム ⑤クールダウン ⑥
体育館清掃
12
ストレッチング
≪健康体力の一つである柔軟性が劣っていると腰痛や関節炎を引き
起こす危険性が増す。そこで、自分の柔軟性を簡単な方法でチェッ
クし、さらに柔軟性を高めることの出来るストレッチを行う。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②柔軟性のチェック ③柔軟性
を高めるためのストレッチの実施 ④レクリエーションゲーム ⑤
クールダウン ⑥体育館清掃
13
バランス運動
≪静止姿勢または動的動作中の姿勢を任意の状態に保つ、また、不
安定な姿勢から速やかに回復させるバランス能力は、転倒予防とい
う点において重要である。そこで、バランスチエックを行い、ゲー
ムを通してバランストレーニングを行う。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②バランスのチエック ③バラ
ンストレーニング ④レクリエーションゲーム ⑤クールダウン ⑥体育館清掃
14
運動強度を体験から理解する
≪運動強度によって、身体の反応(心拍数)が変わっていくことを
経験から理解する。また、健康を維持するための習慣的運動強度を
体験し、日常的な運動に役立てられるようにする。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②ウォーキング(自覚的運動強
度の判定と心拍数の測定を行う。) ③レクリエーションゲーム ④クールダウン ⑤体育館清掃
15
ウォーキング -正しい立ち姿勢の基本とバ
ランスの良い正しい歩き方-
≪歩くということは人間の基本的行為であるが、歩きクセがあると
体に歪みが生じる。正しいウォーキングを行うためには、全身の筋
肉をバランスよく使い、正しい立ち姿勢の基本とバランスの良い正
しい歩き方を身につけることが必要である。自分の歩き方を知り、
また歩行に関わる筋肉と機能を理解し、正しい立ち姿勢の基本とバ
ランスの良い正しい歩き方を体験し習得する。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②ウォーキング(バランスの良
い歩き方を体験する。) ③レクリエーションゲーム ④クールダ
ウン ⑤体育館清掃
C201300002
3/3
スポーツ実技
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
スポーツ実技
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110981105
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
佐藤 浩明
1
生活の基盤となる『健康なからだづくり』に欠かすことのできない運動の重要性や楽しさを理解し、生涯にわたって
自分の健康や体力に配慮ができ、それらを保持増進していくために必要となる知識や方法について実技を通して学び
ます。
①運動の重要性を理解し、健康との関連について学びます。
②運動を通して、協調性、コミュニケーション能力、フェアプレーの精神について学びます。
③運動を通して、基礎体力の維持、向上する方法について学びます。
【履修カルテの評価項目】
①運動の重要性を理解し、積極的に取組むことができたか。
②集団の中でコミュニケーション能力を発揮し、互いに協力しながら活動することができたか。
③基礎体力の維持、向上の方法を理解し、生涯にわたり運動を楽しみながら実施できるレベルに達しているか。
受講資格
家政科 福祉情報専攻 生活芸術科 音楽科 文化学科 1年生
(教職課程履修者は必修)
成績評価方法 平常点40点(取組姿勢) 実技試験60点
※本科目は実技科目のため、出席、積極的な取組みを重
視します。
※欠席により減点あり
教科書
特になし(必要に応じて資料等を配布します)
参考書
「健康・フィットネスと生涯スポーツ:大修館書店」「公認スポーツ指導者養成テキストⅠ・Ⅱ・Ⅲ:㈶日本体育協
会」「スポーツトレーニング理論:日本文芸社」「ストレッチメゾット:高橋書店」
学生への要望 ※積極的に取組運動を楽しむこと。
※タオル・水分は各自で必ず持参すること。
(体調管理・熱中症対策)
オフィスタイム
火、水、木の16:00まで。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス
①授業目的、内容、進め方、評価方法の説明 ②服装、準備物の確
認(注意事項含む) ③グループ分け
2
縄跳び①/からだづくりの運動
【テーマ:運動習慣をつける第一歩として、コミュニケーション
ゲームやレクリエーションで楽しくからだを動かす】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②コミュニ
ケーションゲーム・体ほぐしの運動 ③レクリエーションゲーム ④からだづくりの運動 ⑤縄跳び(個人およびグループ) ⑥クー
リングダウン(静的ストレッチ・からだのケア)
⑦体育館清掃
3
縄跳び②/からだづくりの運動
【テーマ:楽しくからだを動かしながらコーディネーショントレー
ニングで、からだの調整力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②コーディ
ネーショントレーニング ③レクリエーションゲーム ④からだづ
くりの運動 ⑤縄跳び(個人およびグループ) ⑥クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)
⑦体育館清掃
4
ソフトバレーボール①/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(パス・レーシーブ・アタック・ミニゲーム) ⑤クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
C201300002
1/3
スポーツ実技
5
ソフトバレーボール②/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(パス・レーシーブ・アタック・ミニゲーム) ⑤クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
6
ソフトバレーボール③/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(グループ対抗戦) ⑤クーリングダウン(静的ストレッチ・から
だのケア)⑦体育館清掃
7
ソフトバレーボール④/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(グループ対抗戦) ⑤クーリングダウン(静的ストレッチ・から
だのケア)⑦体育館清掃
8
ソフトバレーボール⑤/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(グループ対抗戦) ⑤クーリングダウン(静的ストレッチ・から
だのケア)⑦体育館清掃
9
フライングディスク①/からだづくりの運動
【テーマ:ニュースポーツのフライングディスクで動きながら二つ
の動作ができる能力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④フライングディスク
(グループ対抗戦) ⑤クーリングダウン(静的ストレッチ・から
だのケア)⑦体育館清掃
10
フライングディスク②/からだづくりの運動
【テーマ:ニュースポーツのフライングディスクで動きながら二つ
の動作ができる能力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④フライングディスク
(グループ対抗戦) ⑤クーリングダウン(静的ストレッチ・から
だのケア)⑦体育館清掃
C201300002
2/3
スポーツ実技
11
フライングディスク③/からだづくりの運動
【テーマ:ニュースポーツのフライングディスクで動きながら二つ
の動作ができる能力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④フライングディスク
(グループ対抗戦) ⑤クーリングダウン(静的ストレッチ・から
だのケア)⑦体育館清掃
12
ハンドボール①/からだづくりの運動
【テーマ:ハンドボールはスポーツの基本となる3つの要素(走
る・投げる・跳ぶ)を含んだスポーツであり、ボールを使ったエク
ササイズで基礎体力の維持向上を図ることでスポーツを楽しめる能
力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ハンドボール(パス・
キャッチ・シュート・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的ス
トレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
13
ハンドボール②/からだづくりの運動
【テーマ:ハンドボールはスポーツの基本となる3つの要素(走
る・投げる・跳ぶ)を含んだスポーツであり、ボールを使ったエク
ササイズで基礎体力の維持向上を図ることでスポーツを楽しめる能
力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ハンドボール(パス・
キャッチ・シュート・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的ス
トレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
14
ハンドボール③/からだづくりの運動
【テーマ:ハンドボールはスポーツの基本となる3つの要素(走
る・投げる・跳ぶ)を含んだスポーツであり、ボールを使ったエク
ササイズで基礎体力の維持向上を図ることでスポーツを楽しめる能
力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ハンドボール(グルー
プ対抗戦) ⑤クーリングダウン(静的ストレッチ・からだのケ
ア)⑦体育館清掃
15
実技のまとめ
≪まとめとして実技試験を行う≫
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ)②レクリエー
ションゲーム ③実技試験 ④クーリングダウン(静的ストレッ
チ・からだのケア) ⑤体育館清掃
C201300002
3/3
スポーツ実技
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110401016
情報処理Ⅰ
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
石原 正道
2
授業目標
パソコンの普及及びネットワーク化の急激な進展を踏まえ、今後必要となる情報処理技術であるコンピュータ、ネッ
トワーク及びオフィスソフトの基礎技術を学ぶ。とくに本演習では Operating System の基本操作・メールや Web
の利用方法・文書作成について学習する。
達成目標 (履修カルテの評価項目)
1. Operating System の基本的な操作ができること。
2. Web とメールを利用した情報収集および情報伝達ができること。
3. 文書作成・表計算ソフトウェアを利用し、必要な情報を盛り込んだ文書を作成することができること。
受講資格
なし。
成績評価方法 達成目標の到達度合いは課題により評価する。内容の区
切りで課題を提示し演習と確認を行う。評価の比率は課
題1を20%、課題2を40%、課題3を40%とす
る。
欠席1回につき3点を減じる。遅刻・早退はそれぞれ1
点を減じる。
教科書
学生のための Office2013&情報モラル、noa 出版
参考書
なし。
学生への要望 授業内容を反復して練習すること。
オフィスタイム
月曜日2時限
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
イントロダクション
この演習の目的・内容・単位数・教科書・成績評価についてについ
て説明する。また演習を始めるにあたり、オリエンテーション時の
内容を復習し、Webメールを利用、Windowsの基本操作ができるよう
にする。
2
ブラウザと検索
World Wide Web (WWW) を利用するために、ブラウザ・文字コード・
Uniform Resource Locator・プロトコルなどのネットワークを利用
する上での基礎事項を学習する。またインターネットの普及を踏ま
えた上で、インターネットを利用する上での注意事項について触れ
る。
3
Email
Email のアドレスの構造やメール転送の仕組みを学ぶ。メールアド
レスの管理やメールのフィルタリング、To, CC (Carbon Copy),
BCC (Blind Carbon Copy) 違いなどメールの基本について学ぶ。
また、安全に Email を利用する方法やまたローカルコンピュータ上
のメーラーだけでなく、Gmail を用いて Web 上のメールの用法も理
解する。
4
課題1
インターネット (ブラウザ・メールなど) の用法について、正しく
利用できるか確認をする。
教材のダウンロード http://www.noaprolab.co.jp/shp/download/
5
Wordによる文書作成1
Word を用いた文章作成について学ぶ。Word の画面構成と名称を学
び、書式の意味とその設定を行う。また文章中での表の作成・挿入
などの方法を学ぶ。
6
Wordによる文書作成2
表作成の操作として、列幅や行幅の変更・セルの結合・スタイルの
設定等について学ぶ。さらにワードアートを始めとした図の挿入方
法とその際の各種設定方法について学ぶ。
7
Wordによるレポート作成
レポート作成時に必要となる基本的な設定方法について学ぶ。また
文章内に表やグラフを挿入する際に必要となる Excel の基礎知識、
脚注や引用などについても学ぶ。
8
課題2
これまでの学習内容を踏まえ、提示された課題について一定時間で
の文章作成を行う。作成した文章については Web を通じて指定箇所
に提出することで、一連の学習状況の確認を行う。
9
Excelによる表計算の基礎
Excel を用いて表計算ソフトを学ぶ。表計算ソフトの基本画面構
成・文字と数値の扱い・データ削除方法などの基本操作のほか、計
算を行う上での数学とコンピュータ上の規約の差異などを学ぶ。
C201300002
1/2
情報処理Ⅰ
10
データ入力とアドレス
効率なデータ入力を行うためのフィルハンドルの用法を学び、具体
的な数列の作成練習を行う。また表計算を行う上で重要な相対アド
レス・絶対アドレス・混合アドレスの差異を学ぶ。
11
関数
コンピュータ上での関数について学ぶ。基本的な関数である SUM 関
数および AVERAGE 関数を用い、表計算ソフト上での関数の扱いにつ
いて学ぶ。
12
論理
実用的な計算を行う上で重要な論理計算を行う関数について学ぶ。
具体的には IF 関数や COUNTF 関数などの用法などについて学ぶ。
13
表とグラフ
表計算ソフトでの表の書式設定を学び、作成した表からグラフを作
成する方法について学ぶ。またグラフに関する基本的な設定を行
う。
14
課題3
これまでの学習内容を踏まえ、提示された課題について一定時間で
の Excel で処理を行う。処理したファイルは Web を通じて指定箇
所に提出する。これにより学習状況の確認を行う。
15
プレゼンテーション
プレゼンテーションソフトを用いたプレゼンテーションの基本やス
ライド作成の注意点、スライド作成の基本機能について学ぶ
C201300002
2/2
情報処理Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110402015
家政学概論
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
深谷 笑子
2
授業目標
本講義は、家政学の学問的基礎を確立するために、家政学を哲学的に究明し、家政哲学を樹立した。このことは、家
族生活及び個人生活、即ち家政学の拠り所となる家政学原論を成立させる。従ってその重要性を捉え、家政学の本質
を敷衍する。よって、この本質的視点より人々の生活の安定へ寄与することを意図し且つ生活への還元を図る。
受講資格
家政科食物栄養専攻1年
教科書
成績評価方法 出席状況・授業態度20点、レポート20点、テスト
60点
関口富左編著『家政哲学』家政教育社
参考書
学生への要望 多面的に考えられるようにいたしましょう。
オフィスタイム
月曜日9:00~12:00
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
授業内容と学ぶにあたっての心構えについて
・担当教員の自己紹介、特に担当者がいる創学館の研究室を知ら
せる。 ・授業を受けるに当たっての諸注意と約束ごとについて述
べる。特に出席率や提出物の期限、携帯電話の電源、私語等の注意
について述べる。
・参考文献の紹介をする。家政学関係の文献、特に関口富左編著
の文献とO・Fボルノーの著書、そして家政学関係の辞典等の紹介
をし、それらが本学の図書館収蔵としてあることをも紹介し活用す
ることをすすめます。
2
家政哲学について
・本学の家政哲学について
・「リレーエッセイ」から、家政哲学研究について、著者たちが
どんな思いで『家政哲学』に取り組んでこられたかを理解します。
・テキスト『家政哲学』の構成について、特に家政学を文学の面
から取り扱っていることや、家政学は、家族家政学と社会家政学と
いう領域をも含んでいることについて学びます。
3
家政から家政学について
・東北・北海道地区の家政系の大学における家政学原論・概論の
開講状況について、開講していない大学が多いが、このことの理由
は、家政学部や家政系の学部・学科名の変更によるものが多いこ
と.そのような中、本学で家政学概論を学ぶ意義について学びま
す。・日常生活のことを「衣・食・住」という言葉で表現します
が、衣が「被服学」、住居が「住居学」、食物が「食物学」という
ように「学」がついた学問へと発展してきた経過について学びま
す。また家政学が戦後誕生した新しい学問であることや主として自
然科学によって細分化の傾向をもちながら発展してきたことを理解
4
家政学の歴史 について
・家政学はきわめて新しい学問であります。ここでは、特に戦前
の家事・裁縫から戦後の家政学の誕生までの背景について学び、家
政学の特徴を知り、主に物や技術や自然科学中心の家政学に何が欠
如していたかを考える。これまでの家政学の概念が人間中心でな
かったことで人間不在の家政学ともいわれた経過について理解しま
す。また学問は、人間のために家政学研究の成果を還元していくこ
との重要性についても学びます。
5
家庭生活と人間 について
・文学作品から、人間が家庭において何を求め、何を思い、どの
ような行為をして生活を成り立たせようとしているかについて学び
ます。
・明治時代の代表的な作家、森 鴎外の作品『半日』をとりあ
げ、永遠の課題であるともいわれる嫁・姑の関係と不可思議な夫婦
関係について考えます。そして、そこから、なぜこの家庭が崩壊し
ないでいるのか、家庭を維持させているものは何かについて考えま
す。そこには、この作品では主人公の存在と子どもの存在が大きく
係っていることを見出しましょう。 6
家庭生活と人間 について
・前回の授業と同様のねらいで進めるが、ここでは、大正時代の
代表作家、夏目漱石の作品『道草』をとりあげます。夏目金之助の
生い立ちから、家庭生活において、人間は心豊かに生き、また成長
するためには両親の愛情がいかに重要であることを理解します。ま
た、時間の関係上、昭和時代の小島信夫の『抱擁家族』は参考まで
に紹介します。
C201300002
1/3
家政学概論
7
人間守護と家政学 について(1)
家政学の中核が人間であるとみるならば人間存在の根拠を明確に
しなければなりません。そこで、ボルノーの住むことの意味から、
「人間は世界に投げ出される前に、家というゆりかごの中におかれ
ている」というバシュラールのことばの意味を理解しましょう。そ
して「住む」とは何かについて学びます。また住むということは、
家があるばかりでなく、とりわけ家庭においては、今日希薄化して
いる家族関係が大きく係っていることを事例を通して学びます。今
日の殺伐とした社会や家庭が引き起こす事件から、その根底には何
が問題となっているかを事例から考えましょう。
8
人間守護と家政学 について(2) わたしたちの生活空間は、大別して外部空間と内部空間と呼べる
ものがありますが、この2つの空間は密接不離な関係にあります。そ
れぞれの空間の意味と実際の場所について理解します。特に、今日
の家庭生活の現状を把握し、私たちのめざす家庭生活の姿について
考えます。社会生活は、緊張・仕事や労働の空間・気遣いをしなけ
ればならない人間関係があり、他方家庭は、信頼関係で結ばれた家
族関係であり、自己を一番知っている集団でもあります。そして心
地よく自分の存在価値が発揮できる場でもある。学生が家庭で果た
す家族としての役割も大きいということを理解します。また、ボル
ノーの言のように「人間生活の健全さは内部空間と外部空間の二つ
の領域の均衡が正しく保たれている」と言う言葉の意味を理解しま
す。
9
人間守護と家政学 について(3) ・家政学の中核は人間であることや、人間の存在について学びま
す。そこで、O・Fボルノーの住むことの意味について再度深く理
解します。人間があって衣・食・住生活が成り立ちます。住むと
は、先ずは家に住み、家を中心としながら地域に住み、市町村に住
み、県・国・国連へと広がりをもって住むことです。そこにはいつ
も人間守護の理念があることを学びます。そして家政、政治等は、
人間が安心して、安全に暮らすために行われなければならないこと
を理解します。このことを新聞記事等を例にあげながら理解を深め
ます。
10
人間守護と家政学 について(4) ・O・Fボルノーの住むことの意味について、バシュラールの意
味深長な言葉などを引用しながら、具体的に実生活の中から「住む
とは何か」について学びます。人間が住むために信頼・安らぎ・く
つろぎ等心の問題の重要性について理解します。新聞記事などを例
に挙げながら理解を深めます。常に新聞記事を見ていてください。
11
空間分析の家政学的展開について
・私たちの生活空間は、大別して外部空間と内部空間があること
はシラバス8回目で学びました。今日の状況においては、この内部空
間の一部を社会にまで拡充していかねばならなりません。そこで、a
空間(家庭)、a'空間(学校や会社の寮生活)、a''空間(厚生目
的集団生活)で生活をしていることも多くなってきていることを理
解します。人間生活の実態に即して、家政学的に表現してみると、
人間守護の中核をなす家族の住む家としての家庭、次に、家族の共
同の生活から離れて働く目的、学ぶ目的等によってそれぞれの地域
においての集団的生活があることを学びます。次に絶えず健康で、
健全な心身を持って家族間で互いに守護し、守護しあうことが本来
の家族であろうが、、そこには疾病・養育・養老等の特殊的加療の
状態が生じることもあります。近代衣料の進歩や、教育の方法等の
発達に伴い、専門分化された社会傾向の中で、一つの目的集団を形
成して衣・食・住の行為が目的的に行われる。入院生活、保育園や
老人ホームでの生活等においても、食・衣・住の生活がなされ住み
やすい、暮らしやすい守護空間として、心身ともにこれらを慰め、
励ます諸方法を具備する必要が生じます。ここでの生活を厚生目的
集団ということを理解します。
12
家政学における時間性について
人間生活にとって時間は、何よりも時間に対する人間の関係、す
なわち時間は体験的にどういう形でん減に与えられているかと言う
形式が問題となります。その形式が目に見えないだけに意識しなけ
れば問題になりませんが,生きることは即時間であります。そこ
で、時間の概念と人間と時間について学びます。特に、主観的時間
は時計で測られる物理的な時間であり、客観的時間とは、可逆可能
な時間、例えば回想、追憶、反省等々と時間をもどしたり、また静
止させたり、喜びに満たされている時の短いと感じる時間、苦痛を
日いられている時の長いと感じる時間、機械的・化学的に分析する
ことができない人間の人間たるための時間があることを学びます。
13
家政学のおける非合理性と合理性について
家庭の基本は夫婦の愛という非合理なことによって成り立ってい
ると思われます。非合理なものは、理性によって把握されないこと
や、家政学の対象は家庭・家族である以上、家での安らぎとくつろ
ぎは土と血という非合理のぬくもりの中に生き、家政学において
は、合理のみでは究極の目的は達せられないことを理解する。特に
家庭寮や下宿生活をしている学生が、帰省した時の気持ち等で理解
します。 C201300002
2/3
家政学概論
14
人間守護と物財に ついて
・人間は家屋という構築物によって守護され、また、そこで生活
している家族によって守護されている。ここでは、家屋とそれに付
随する物財が人間と物とのかかわりにおいて人間を守護しているこ
とを理解する。現代は物があふれているじょうきょうであり、人間
は利便を追求するあまり、ものが優先しがちである。そのようなと
ころの事例を挙げ、生活の中 でいかに人間が中心とした考えが重
要かを理解させる。 15
まとめ これまでの1回から14回までのまとめをする。また理解が困難と思
われる事項については、指導者が学生に質問をして、理解の状況を
再確認してから、まとめのテストをする。
C201300002
3/3
家政学概論
2014 年度
短期大学部
科目名
食生活論
対象
1 年
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110402005
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
坂上 茂
2
授業目標
専門基礎科目として開講する。栄養士課程履修者については、栄養士業務、人と食の関わりの歴史について学ぶ。
フードスペシャリスト課程履修者については、フードスペシャリストの業務とフードスペシャリストの目的を学ぶ。
受講資格
特になし。
成績評価方法 期末筆記試験100%で評価する。60点以上で単位を認定
するが。授業内容の概ね80%以上を理解するよう努力を求
める。
教科書
四訂 フードスペシャリスト論 第2版、(公社)フードスペシャリスト協会編、建帛社、税別1,900円
参考書
特に指定はしないが、食に関する様様な書籍、特に食の歴史に関する書籍を読んでほしい。
学生への要望 日常の生活の中における、食の生産、食の加工・調理、食環境、食内容、食と栄養、食の衛生、食の経済、食の成
り立ち、つまり食文化について関心を持ち、新聞、雑誌、放送、書籍などの情報を収集してほしい。
オフィスタイム
月曜日昼休み。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
フードスペシャリスト資格について
「食」に関する資格の中における「フードスペシャリスト」とい
う資格について、栄養士や調理師などの他の資格と比較しながら
フードスペシャリストの特性について学ぶ。
2
フードスペシャリストの活躍分野と業務内容
について
フードスペシャリストの活躍分野である食品開発の分野、流通の
分野、販売の分野、飲食の分野、食育の分野について、その業務の
内容について学ぶ。
3
人類と食物について
生命を維持し、成長し、さらには子孫を残すために、人は食物か
ら栄養を摂る事を原点として、狩猟採集時代、農耕牧畜時代、工業
化時代から現在の食についてその社会背景と共に学ぶ。
4
食品の加工と保存について
一時的な狩猟や漁労、季節による収穫、大動物の捕獲によって得
られた食料は時間を掛けて利用される。その為の加工方法と保存方
法について学ぶ。
5
喫食方法とマナーと食具について
手食の文化、箸食の文化、ナイフ・フォーク・スプーン食の文化
について学ぶと共に、高い文化度とおいしさの関係について考察を
行う。
6
食の禁忌と忌避について
充分な栄養素を含み、かつ、おいしく調理することが可能である
食材や、それを用いて出来た食物を、それぞれの理由で利用しない
人人がいる事を学び、理解する。
7
ヨーロッパの食について
フランス料理を
代表とするヨーロッパの食文化と、ヨーロッパの国々が世界に進出
し、その地に植え付けたヨーロッパの食文化について学ぶ。
8
アジアの食文化について
東アジア、東南アジアについて学ぶと共に、アジアとヨーロッパ
の食文化の融合地帯である中東地域の食文化について学ぶ。
9
アフリカ大陸およびその他の地域の食文化に
ついて
高温、寒冷、乾燥の地で生活する人人の食生活について学び、生
命の維持、生活の維持について学ぶ。
10
日本の食生活の歴史について
11
和食の成立について
懐石料理、本膳料理、会席料理について学び、和食の成立につい
て考察する。
12
日本国内における食の違いについて
関東と関西、表日本と裏日本、山村と農村と漁村の食生活の違い
について学ぶ。
13
現代日本の食生活について
C201300002
四季という恵まれた自然環境にある日本でどのように食生活が変
化してきたかを学ぶ。旧石器時代、新石器時代、縄文時代、弥生時
代、その後の仏教伝来、鎖国と開国による影響を理解する。
戦前から戦後への食生活の変化、食生活の現状と消費生活、食生
活の変化と食産業、食料の供給と食料自給率、環境と食について学
ぶ。
1/2
食生活論
14
食産業の役割について
フードシステムと食品産業、食品産業の規模と動向、食品製造業
の目的と特徴、食品卸売業、食品小売業、外食産業などについて学
ぶ。
15
食情報と消費者保護にについて
食情報の発信と受容、食情報の氾濫と整理、食品情報の管理、食
品の安全、消費者保護の制度、などについて学ぶ。
C201300002
2/2
食生活論
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110402010
生理学
対象
1 年
授業目標
食物栄養専攻
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
紺野 信弘
2
人体を構成する、さまざまな組織や器官の正常な機能について、基礎的な知識を体系づけて会得する。これによっ
て、各々の器官は、他の器官とどのような関連をもって働くのかを理解する。また、1年II期開講の「解剖学」のと
あわせて人体の「構造と機能」を総合的に学ぶ。
紺野 15コマ担当 受講資格
栄養士必修
成績評価方法 中間テスト40点、期末テスト60点。但し1回欠席で
2点減点。
教科書
解剖生理学 久木野健司他 監修 金原出版
参考書
ギャノング生理学 原著22版
学生への要望 復習を良くすること。
オフィスタイム
月曜日~木曜日 5コマ目
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
生理学総論
ガイダンスもかねて生理学の総論をお話します。生理学の概念と栄
養士課程において、この科目がなぜ
必要なのかを学びます。また、授業目標や成績評価法について説明
します。また効率的な学習法を説明
します。 2
細胞生理 生命としての機能を持つ最小の単位が細胞であります。従って、細
胞においては代謝・増殖・遺伝とい
ったすべての生命活動が営まれております。細胞質に含まれるミト
コンドリアや核などの細胞小器官に
ついてその役割を学びます。 3
骨格系
骨格系と筋系は運動器系ともいわれ、ともに身体を運動させるため
に働いています。骨格は人体の支柱
であり、筋と付着部を持つ受動的運動器官であります。さらに骨の
微細構造や造血機能、カルシウムの恒常性維持に対する役割などを
学びます。
4
筋系
骨格系と筋系は運動器系ともいわれ、ともに身体を運動させるため
に働いています。筋は能動的運動器官であります。筋の微細構造を
学習するとともに、筋収縮の機序を学びます。
5
神経系の一般的性質 神経系は体の各部位間の情報伝達と制御のための系です。神経細胞
やシナプス伝導さらに神経筋接合部
の構造等を学びながら情報伝達について理解を深めます。 6
末梢神経系 脳と脊髄(中枢神経系)から出て全身に分布する神経系を末梢神経
系と呼び、体性神経と自律神経に分
けられる。自律神経系は交感神経と副交感神経の2種からなってい
る。形態学的に見るとは末梢神経系は
脳から発する脳神経と脊髄から発する脊髄神経に分けられる。ここ
では特に脳神経と脊髄神経の分布に
ついて理解を深めます。
7
中枢神経・感覚器系
中枢神経系は神経細胞の塊であり、脳と脊髄に大別されます。脳と
脊髄の構造を学びながら大脳などの
主要な部分の機能について理解するとともに、食と関係の深い味覚
を中心に感覚器についても学びま
す。
C201300002
1/2
生理学
8
循環器系(1)
全身にくまなく血管とリンパ管がのびており、血管内には血液が、
リンパ管にはリンパが絶えず一定の
方向に流れてさまざまな物質を運んでいます。この体液の流れを循
環と呼び、循環には血液の循環(血
管系)とリンパの循環(リンパ管系)の2つの系統があります。こ
こではさらに心臓の構造と機能や血
圧について学びます。
9
循環器系(2) 生命の源ともいえる血液を含めた体液の組成や働きを修得し、循環
器系全般の理解を深めます。
10
消化器系(1)
消化器系とは、食物を摂取し、それを腸管から吸収できる程度まで
分解し、吸収して血液に送る働きを
行い、食物残渣の排泄をつかさどる器官の集まりをいいます。主要
な栄養素の消化と吸収を学習しま
す。この項目は消化器疾患を理解する上で重要となるのみならず、
疾患による食事制限の根拠や管理栄
養の理念を理解する上で役立ちます。
11
消化器系(2) 今回は消化機能の調節因子と各種消化液の分泌とその特性を学びま
す。特に、胆汁や膵液について理解
を深めましょう。これらを学ぶことにより肝胆道系疾患との関連や
膵臓疾患を理解しやすくなります。
12
泌尿器系
泌尿器系の構造とその主体をなす腎臓機能を学びます。非常に地味
な臓器ですが、生体にとってその役
割は非常に重要なものであることが認識できるでしょう。特に腎疾
患を理解するうえでは必要不可欠な
知識となります。
13
呼吸器系 循環の一つの要素である肺循環に関わるものがこの呼吸器です。こ
こでは呼吸器の構造と肺の容量を学
びます。また、呼吸と血液の関係も明確にします。
14
生殖器系
女性生殖器系を中心に学習します。卵巣の構造と機能、排卵の機序
などを学びます。女性生殖器は女性ホルモンの影響を強く受けるこ
とから、排卵とホルモン分泌の関連などについても学びます。
15
内分泌系 ホルモン分泌系が内分泌と呼ばれるものです。ホルモンは生体を維
持する上で必要不可欠で、微量でも
強いものです。この項目では内分泌腺の分布に加えて、ホルモンの
分泌機構とその調節を学びます。特
に国家試験に出題される甲状腺ホルモンや膵臓関連のホルモンにつ
いて理解を深めます。
C201300002
2/2
生理学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
生化学
対象
2 年
食物栄養専攻
講義コード C210402001
開講期
Ⅲ期
必・選
担当教員
必修
単位数
坂上 茂
2
授業目標
この授業は、栄養士養成課程の教育内容(人体の構造と機能)の一部として開講される。生命科学の一分野である
生化学は、生物について化学的に研究し、生命現象を化学的に理解しようとする学問である。 このような生化学の
課題のうちで、この科目では栄養士を目指す上で栄養学の基礎となるような事項を中心に講義を行う。 まず、生物
を構成している生体物質の種類、分子構造、化学的性質及び生体内での役割について、つまり物質生化学について学
ぶ。 次に、それらの生体物質が体内でどのように分解されたり合成されてたりしているのか(代謝)について、さ
らに代謝がどのように調節されているのかについて学ぶ。そして、この半期間の講義を通して、どのように生命活動
が維持され、調節されているのかについて化学的に理解することを目指す。
受講資格
特になし。
成績評価方法 期末筆記試験により評価する。60点以上で単位を認定す
るが。授業内容の概ね80%以上を理解するよう努力を求め
る。
教科書
基礎生化学-健康・疾病とのつながり-、アイ・ケー・コーポレーション、2013、税別3,000円
参考書
①化学についての参考書:
・生命科学のための基礎化学(無機物理化学編)、同(有機・生化学編)、伊藤ら訳
②生化学についての詳しい参考書:
・イラストレイティド ハ-パ-生化学 原書27版、D.W. Martin Jr. et al.、上代淑人 監訳(丸善)。
・ヴォ-ト基礎生化学、 D. Voet et al.、田宮ら 訳(東京化学同人)。
学生への要望 ・教科書を用いて予習をして授業に臨む。 ・授業中は授業に集中し、ノートをとる。
・復習をしてノートをまとめる。 ・判らない事項は質問する。
オフィスタイム
月曜日の昼休み。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
生体元素
生体を構成する元素のうちで、四大主要元素(H, C, O, N)に
つて化学的性質について学ぶ。特に、不対電子と共有結合について
理解することが重要である。
2
生体分子 生体を構成する物質(主に有機化合物)の分子構造の表し方に
ついて学ぶ。特に、異性体の種類と構造式表し方を理解することが
重要である。
3
アミノ酸の化学 蛋白質を構成するアミノ酸の種類、分類、性質、光学異性体に
ついて学ぶ。特に、必須アミノ酸、分岐鎖アミノ酸、酸性アミノ
酸、塩基性アミノ酸の種類を理解することが重要である。
4
蛋白質の化学 I アミノ酸がペプチド結合してできるペプチドと蛋白質の構造に
ついて学ぶ。特に、ペプチド結合の構造と蛋白質の一次構造を理解
することが重要である。
5
蛋白質の化学 II 蛋白質の高次構造について学ぶ。特に、蛋白質の変性について
よく理解することが重要である。
6
脂質の化学
脂質の種類と構造と役割について、脂肪酸、アシルグリセロ-
ル(中性脂肪)やコレステロールの構造と役割を中心に学ぶ。 特
に、必須脂肪酸の種類と働きが重要である。
7
糖質の化学 糖質の分類(単糖類、オリゴ糖類、多糖類)と主な糖質の種
類、構造、性質と役割について学ぶ。 また、食物繊維についても
解説する。
8
ヌクレオチドの化学 核酸を構成するヌクレオチドの種類、構造と役割について学
ぶ。特に、ATP(アデノシン 5'-三リン酸)の構造と役割について理
解することが重要である。
9
酵素 I 生体内の化学反応を触媒する酵素の分類と名称、構造及び性質
について学ぶ。特に、酵素反応に必要な補酵素の種類と役割、酵素
反応の特徴(通常の化学反応との違い)について理解することが重
要である。
C201300002
1/2
生化学
10
酵素 II 酵素反応の特徴を理解するため、酵素反応の機構と酵素活性の
調節機構を学ぶ。特に、基質特異性、反応速度に影響する要因、活
性の調節機構を理解することが重要である。
11
糖質の分解代謝 I (解糖系)
エネルギーを得るために重要な糖質の分解代謝について、この
回ではグルコースの分解経路のうちで解糖系について学ぶ。特に、
いくつかの酵素によってできている代謝経路について理解すること
が重要である。
12
糖質の分解代謝 II
解糖系で生じるピるビン酸の分解代謝経路(TCAサイクル)につい
て学ぶ。特に、基質レベルのリン酸化によるGTPの合成と還元型補酵
素(NADHとFADH2)の生成について理解することが重要である。
13
糖質の分解代謝 III
子伝達系) 14
酸化的リン酸化 ミトコンドリア内膜を介したプロトン濃度勾配のエネルギーを
用いたATP合成(酸化的リン酸化)の機構について学ぶ。また、脱共
役剤や脱共役タンパク質の働きを理解するため、脱共役の機構につ
いても解説する。 15
糖質の分解代謝のまとめ グルコースの分解代謝をまとめ、「グルコースがどように水と
二酸化炭素まで分解されか」、そして「その際に放出されるエネル
ギーがどのようにATPのエ ネルギーに変化するのか」について学
ぶ。グルコースの分解とエネルギーの獲得について総合的に理解す
るすることが重要である。
C201300002
(TCAサイクル) (ミトコンドリアの電
解糖系やTCAサイクルで生じた還元型補酵素が酸素で酸化され水
が生じる過程であるミトコンドリアの電子伝達系について学ぶ。ま
た、この際生じるエネルギーがミトコンドリア内膜を介したプロト
ン濃度勾配のエネルギーに変化する機構について理解することを目
指す。
2/2
生化学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
解剖生理学実験Ⅰ
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110412101
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
紺野 信弘, 金子 依里香
1
並行して開講されている解剖学及び生理学の講義で得た知識を実験を通して体験し、より確実なものとすることが本
科目の目標です。この解剖生理学実験Ⅰにおいては、生理学的実験に重点をおき、それらより得られる指標の意義を
学びます。生体観察や生体計測をとおして主要臓器等の生体における位置関係なども学習します。これらの習得は解
剖学や生理学の内容をより理解しやすくするのみならず、今後の各種病態を理解する上で有用となります。また実験
によって得られる数値については表計算ソフト「エクセル」を活用しデータの整理、データの相互関係についても理
解できるようにします。 紺野、金子 15コマ担当
受講資格
栄養士課程履修者は必修科目です。 成績評価方法 実験ノートと配布物をまとめたファイル提出で40点、
期末の筆記試験60点、1コマ分欠席で2点減点としま
す。
教科書
解剖生理学実験 和泉勝夫 他 共著 中央法規出版 健康づくりのための体力測定評価法 田中喜代次 他 編著
金芳堂
参考書
やさしい生理学(改訂第4版) 岩瀬善彦・森本武利 編集 南江堂
新・日本人の体力標準値II 2007 不昧堂出版
学生への要望 必ず自らで実験を体験し、実験結果を客観的に考える訓練をしましょう。 オフィスタイム
月曜日~木曜日の5コマ目 - 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス この実験における授業目標や実験の概要を説明します。また、実験
を実施するにあたり班編成や諸注意
をします。この実験は各項目により個人のものあるいは班員全員の
測定値を考察するものとがありま
す。また、各自の体を動かすことも必要になります。したがって、
特に実験中における事故防止対策や
実験によって得られた測定結果の考察法など重要な点を確認しま
しょう。 2
生体観察(1) 生体を簡単な器具を使って計測します。正しい計測方法とその値か
ら得られる各指標の算出方法とその
臨床的意義を理解しましょう。また、体表面上の各部位の名称を覚
えましょう。簡単な器具を使用する
指標は、家庭でも測定可能で臨床上でも病態管理や個人の健康管理
に役立つため、よく利用されますか
ら重要です。 3
生体観察(2) 生体観察(1)の継続実験になります。身長、体重を始め各種の数
値が得られるのでそのつど表計算ソ
フトに入力します。繰り返し測定することによって、得られる数値
の変動やその平均値の意味などにつ
いても理解を深めます。さらに得られた実測値を基に種々の体格指
標を計算によって求めます。グラフ
による表現法を学び、得られた数値を視覚化し、各自の理解の助け
にするとともにプレセンテーション
の重要性を学びます。
4
生体観察(3)
ここでは体脂肪の観察を行います。体脂肪には必須脂肪と蓄積脂肪
があり、生命を維持するためや体を
形成するために必須の役割をしていることを学びます。上腕三頭筋
などの皮脂厚を測定して、肥満の判
定と体内脂肪比率の算出を行います。現代の生活習慣病の問題点の
一つである肥満についても体内脂肪
率を実測することにより正しく評価できるようにします。
5
体力測定(1)
体温、血圧、運動負荷後の心拍数、肺活量等を実際に被検者となっ
て測定することにより、心肺機能
について学びます。
C201300002
1/2
解剖生理学実験Ⅰ
6
体力測定(2)
筋力は、筋肉の収縮によって発生する物理的エネルギーで、瞬発筋
力の増大は筋繊維そのものの鍛錬の
結果成立します。筋力は上肢の筋を代表する握力、主に背部および
臀部の筋郡が関与する背筋力を測定
することによって求めることができます。限られた時間で大きな仕
事をする能力を意味する瞬発力は垂
直跳び、立ち幅跳び等によって求められます。筋収縮の速さと密接
な関係のある敏捷性も測定します。
7
体力測定(3)
柔軟性、心肺持久力、筋持久力は肺や気管支、呼吸筋などの総合的
な働きによって維持されている。柔
軟性は立位体前屈や伏臥上体そらしによって測定することができ
る。実際には経年変化が重要ではある
が、今回はその意味を理解することに重点をおく。
8
疲労測定
疲労検査の代表的なものである、フリッカーテストを行います。本
法は測定器が小型で、検査も短時間
で終わることができ、さらに時間的な機能の変化を細かく知ること
ができるという利点があります。そ
の他にブロッキングテストやタッピングテストと呼ばれる検査法に
よっても疲労度を調べます。肺活量
測定による呼吸機能測定も予定しております。 9
エネルギー代謝(1)
各自のエネルギー収支を調べます。表計算ソフト「エクセル」を用
いてエネルギー収支を算出するため
の表を、例題を用いて作成します。生活時間調査表への記入法の説
明をします(次回までに各自で作成
することになります)。
10
エネルギー代謝(2)
生活時間調査による1日消費エネルギーの算出および集計を行いま
す。すなわち、前回のエネルギー代謝
(1)の項で作成した表に、各自が記入作成した自己の「生活時間
調査表」から得られた値を入力し、
総エネルギー消費量を求めます。
11
ホルモン周期と基礎体温
生理機能にも周期があるものがあります。その1つとして性ホルモ
ンがあり、それに伴って月経周期が
決定します。これを間接的に知る方法が基礎体温です。そこで、各
自がある月の基礎体温を表に記録
し、体温とホルモン分泌の関係を理解しましょう。 12
肺機能検査 スパイロメーターを用いて肺機能を検査します。本装置を用いるこ
とにより、肺活量測定のほかに肺機
能(の異常)をモニター画面の波形から判断することが出来ます。
13
データの解析(1)
ここではこれまで得られた各自のデータについてパソコンを用いて
まとめるとともに、特にクラス単
位あるいはグループ単位でデータをまとめ、比較検討することに
よって、統計学的な有意性の有無の意
味などについて勉強します。
14
データの解析(2)
データ解析(1)で十分出来なかった事項について、追加解析を行
います。
15
まとめ 今回の生理学実験で学んだことが実際の人の「健康づくり」にどの
ように関わっているか、生活習慣
病予防を例に挙げながらまとめます。栄養士をめざす学生の「健康
づくり」に対する意識を向上させる
目的もあります。
C201300002
2/2
解剖生理学実験Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
解剖生理学実験Ⅰ
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110422104
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
紺野 信弘, 金子 依里香
1
並行して開講されている解剖学及び生理学の講義で得た知識を実験を通して体験し、より確実なものとすることが本
科目の目標です。この解剖生理学実験Ⅰにおいては、生理学的実験に重点をおき、それらより得られる指標の意義を
学びます。生体観察や生体計測をとおして主要臓器等の生体における位置関係なども学習します。これらの習得は解
剖学や生理学の内容をより理解しやすくするのみならず、今後の各種病態を理解する上で有用となります。また実験
によって得られる数値については表計算ソフト「エクセル」を活用しデータの整理、データの相互関係についても理
解できるようにします。 紺野、金子 15コマ担当
受講資格
栄養士課程履修者は必修科目です。 成績評価方法 実験ノートと配布物をまとめたファイル提出で40点、
期末の筆記試験60点、1コマ分欠席で2点減点としま
す。
教科書
解剖生理学実験 和泉勝夫 他 共著 中央法規出版 健康づくりのための体力測定評価法 田中喜代次 他 編著
金芳堂
参考書
やさしい生理学(改訂第4版) 岩瀬善彦・森本武利 編集 南江堂
新・日本人の体力標準値II 2007 不昧堂出版
学生への要望 必ず自らで実験を体験し、実験結果を客観的に考える訓練をしましょう。 オフィスタイム
月曜日~木曜日の5コマ目 - 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス この実験における授業目標や実験の概要を説明します。また、実験
を実施するにあたり班編成や諸注意
をします。この実験は各項目により個人のものあるいは班員全員の
測定値を考察するものとがありま
す。また、各自の体を動かすことも必要になります。したがって、
特に実験中における事故防止対策や
実験によって得られた測定結果の考察法など重要な点を確認しま
しょう。 2
生体観察(1) 生体を簡単な器具を使って計測します。正しい計測方法とその値か
ら得られる各指標の算出方法とその
臨床的意義を理解しましょう。また、体表面上の各部位の名称を覚
えましょう。簡単な器具を使用する
指標は、家庭でも測定可能で臨床上でも病態管理や個人の健康管理
に役立つため、よく利用されますか
ら重要です。 3
生体観察(2) 生体観察(1)の継続実験になります。身長、体重を始め各種の数
値が得られるのでそのつど表計算ソ
フトに入力します。繰り返し測定することによって、得られる数値
の変動やその平均値の意味などにつ
いても理解を深めます。さらに得られた実測値を基に種々の体格指
標を計算によって求めます。グラフ
による表現法を学び、得られた数値を視覚化し、各自の理解の助け
にするとともにプレセンテーション
の重要性を学びます。
4
生体観察(3)
ここでは体脂肪の観察を行います。体脂肪には必須脂肪と蓄積脂肪
があり、生命を維持するためや体を
形成するために必須の役割をしていることを学びます。上腕三頭筋
などの皮脂厚を測定して、肥満の判
定と体内脂肪比率の算出を行います。現代の生活習慣病の問題点の
一つである肥満についても体内脂肪
率を実測することにより正しく評価できるようにします。
5
体力測定(1)
体温、血圧、運動負荷後の心拍数、肺活量等を実際に被検者となっ
て測定することにより、心肺機能
について学びます。
C201300002
1/2
解剖生理学実験Ⅰ
6
体力測定(2)
筋力は、筋肉の収縮によって発生する物理的エネルギーで、瞬発筋
力の増大は筋繊維そのものの鍛錬の
結果成立します。筋力は上肢の筋を代表する握力、主に背部および
臀部の筋郡が関与する背筋力を測定
することによって求めることができます。限られた時間で大きな仕
事をする能力を意味する瞬発力は垂
直跳び、立ち幅跳び等によって求められます。筋収縮の速さと密接
な関係のある敏捷性も測定します。
7
体力測定(3)
柔軟性、心肺持久力、筋持久力は肺や気管支、呼吸筋などの総合的
な働きによって維持されている。柔
軟性は立位体前屈や伏臥上体そらしによって測定することができ
る。実際には経年変化が重要ではある
が、今回はその意味を理解することに重点をおく。
8
疲労測定
疲労検査の代表的なものである、フリッカーテストを行います。本
法は測定器が小型で、検査も短時間
で終わることができ、さらに時間的な機能の変化を細かく知ること
ができるという利点があります。そ
の他にブロッキングテストやタッピングテストと呼ばれる検査法に
よっても疲労度を調べます。肺活量
測定による呼吸機能測定も予定しております。 9
エネルギー代謝(1)
各自のエネルギー収支を調べます。表計算ソフト「エクセル」を用
いてエネルギー収支を算出するため
の表を、例題を用いて作成します。生活時間調査表への記入法の説
明をします(次回までに各自で作成
することになります)。
10
エネルギー代謝(2)
生活時間調査による1日消費エネルギーの算出および集計を行いま
す。すなわち、前回のエネルギー代謝
(1)の項で作成した表に、各自が記入作成した自己の「生活時間
調査表」から得られた値を入力し、
総エネルギー消費量を求めます。
11
ホルモン周期と基礎体温
生理機能にも周期があるものがあります。その1つとして性ホルモ
ンがあり、それに伴って月経周期が
決定します。これを間接的に知る方法が基礎体温です。そこで、各
自がある月の基礎体温を表に記録
し、体温とホルモン分泌の関係を理解しましょう。 12
肺機能検査 スパイロメーターを用いて肺機能を検査します。本装置を用いるこ
とにより、肺活量測定のほかに肺機
能(の異常)をモニター画面の波形から判断することが出来ます。
13
データの解析(1)
ここではこれまで得られた各自のデータについてパソコンを用いて
まとめるとともに、特にクラス単
位あるいはグループ単位でデータをまとめ、比較検討することに
よって、統計学的な有意性の有無の意
味などについて勉強します。
14
データの解析(2)
データ解析(1)で十分出来なかった事項について、追加解析を行
います。
15
まとめ 今回の生理学実験で学んだことが実際の人の「健康づくり」にどの
ように関わっているか、生活習慣
病予防を例に挙げながらまとめます。栄養士をめざす学生の「健康
づくり」に対する意識を向上させる
目的もあります。
C201300002
2/2
解剖生理学実験Ⅰ
2014 年度
短期大学部
科目名
食品学Ⅰ
対象
1 年
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110402011
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
武地 誠一
2
授業目標
本科目は栄養士業務、フードスペシャリスト業務に直結する科目で、食品の各種成分や性状等の特性や分類等につ
いて学ぶ。
また本科目は栄養学、食品衛生学、調理学、食品加工・貯蔵学等と関連が深いため、これらの科目と関連付けて学
ぶ。
修得目標として、食品の種類・分類、食品の種類毎の各種成分、特徴を理解・把握するとともに、食品の規格基
準・表示、保健機能食品・特別用途食品等法制度についても十分理解する。
受講資格
家政科食物栄養専攻1年生
成績評価方法 ペーパーテストにより授業内容の理解を確認し認定す
る。
教科書
田島 眞編著「食品学Ⅰ」(同文書院)
(2,100円)
参考書
オールガイド五訂増補食品成分表(実教出版)
(780円)
菅原龍幸・井上四郎編「新訂原色食品図鑑」(建帛社)(3,045円)
学生への要望 1.食品学を良く理解するには、化学や生物学の知識が必要です。講義の中で良くわからない内容があれば、講義中
又は講義後に質問してください。歓迎します。
2.常に食品について関心を持ってください。
3.テキスト、参考書を良く読んで、疑問点を明確にしてください。
4.講義中の私語は、周りに迷惑になるので厳禁です。
オフィスタイム
講義日の16:00~17:00
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
授業の目的 食品学Ⅰでは、栄養士やフードスペシャリストが食品について理
解を深めるために、知っておきたい食品素材と加工の基礎を中心に
学ぶことを目的とすることを伝える。また、毎日の食生活の中で食
品の表示に関心を持つ習慣が必要であることを理解する。
2
食品の分類と規格・基準 食品の分類と規格基準、保健機能食品と特別用途食品について学
びながら、食品表示の法的位置づけ、表示対象品目およびそれらの
具体的な表示方法を学び、理解する。
3
穀類の特性とその加工品
穀類とは、植物の種子を食用とするイネ科の植物(小麦、米、ト
ウモロコシ、アワ、ヒエなど)とタデ科のソバなどを総称したもの
をいう。ここでは、穀類とその加工品およびこれらに含まれる各種
成分や特徴について学び、理解する。
4
イモ類の特性とその加工品、種実類の特性
とその加工品
イモ類とは、地下茎や根の一部に多量のデンプンやその他の多糖
類が蓄えられて肥大したもので、塊茎や根茎、その中間的なものが
ある。種実類は糖質を多く含むものと、脂質を多く含むものとに分
類される。ここでは、イモ類および種実類とその加工品、これらに
含まれる各種成分や特徴について学び、理解する。
5
豆類の特性とその加工品
豆類はマメ科に属する植物の種子を指す。ここでは、豆類とその
加工品およびこれらに含まれる各種成分や特徴について学び、理解
する。
6
野菜類の特性とその加工品
野菜類は、食用とする部分により葉菜類、茎菜類、根菜類、花菜
類、果菜類に分類される。ここでは、野菜類とその加工品およびこ
れらに含まれる各種成分や特徴について学び、理解する。 7
果実類の特性とその加工品、キノコ類の特
性とその加工品
果実類は形態や系統などにより分類される。キノコ類は大型の胞
子組織を形成する菌類である。ここでは、果実類およびキノコ類と
その加工品、これらに含まれる各種成分や特徴について学び、理解
する。
8
藻類の特性とその加工品、卵類の特性とそ
の加工品 藻類は胞子が水中で繁殖し成長する植物をいう。卵類は、ほとん
どが鶏卵で、ほかにウズラ卵、アヒル卵などが利用されている。こ
こでは、藻類および卵類とその加工品、これらに含まれる各種成分
や特徴について学び、理解する。
C201300002
1/2
食品学Ⅰ
9
魚介類の特性とその加工品① 魚介類とは魚類、甲殻類、軟体動物、棘皮動物、刺胞動物、原索
動物のうち商用にするものの総称である。ここでは、魚介類の構造
および成分や特徴について学び、理解する。
10
魚介類の特性とその加工②
ここでは、魚介類の鮮度判定の方法、種類ごとの特性およびその
加工品について学び、理解する。
11
食肉類の特性とその加工品
食肉とは、食用に飼育されている家畜、家禽の食べられない部分
を除いて処理した肉のことをいう。ここでは、食肉類に共通する性
質、動物種や肉の部位ごとの特性を学び、理解する。
12
乳類の特性とその加工品
わが国で利用されている乳は大部分が牛の乳で、わずかにヤギの
乳が利用されている。ここでは、乳等省令による規制や、それに基
づいて製造される飲用乳および牛乳成分の性質を学び、理解する。
13
食用油脂、調味料
食用油脂には植物油脂、動物油脂、またこれらを原料に加工され
た加工油脂がある。調味料は料理に味をつけるだけでなく、香りづ
け、臭み取りなどに利用される。ここでは、食用油脂および調味料
の加工食品について、それぞれの種類や特徴を学び、理解する。
14
香辛料、嗜好品
香辛料は植物の花や葉、種子や根などを用い、香辛料特有の香り
や辛味づけ、色つけなどを目的に利用される。嗜好品には、非アル
コール飲料、アルコール飲料、菓子類などがある。ここでは、香辛
料および嗜好品の加工食品について、それぞれの種類や特徴を学
び、理解する。
15
授業の総括
授業のまとめとして、ここでは授業内容に関わる身近な話題を取
り上げて解説する。「食品学Ⅰ」が栄養士業務・フードスペシャリ
スト業務および日常の生活の中で、いかに重要な位置を占めている
のかを、再確認し理解する。
C201300002
2/2
食品学Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C210412110
食品学実験
対象
2 年
授業目標
開講期
Ⅲ期
必・選
担当教員
選択
単位数
松谷 ひろ子, 武地 誠一
1
基礎的な実験理論、方法について学びます。実験操作に慣れて、目前の反応について深く考察してください。食品成
分の分析法と、その基礎理論を修得してください。
受講資格
教科書
食物栄養専攻
成績評価方法 ①提出物40%、②ペーパーテスト50%実験に臨む姿勢
10%の割合で評価します。60%の得点で合格とします
が、授業理解は80%を求めます。
食品学実験書、藤田修三 山田和彦編著;医歯薬出版(株)価格;2,500円(税別)
参考書
学生への要望 試薬、火炎、ガラス器具などを取り扱いますので、安全には特に注意してください。服装を整え、事前の注意事項を
厳守して実験に臨んでください。実験理論など不明な点はそのままにせずに、質問し、理解の上に実験を進めてくだ
さい。
オフィスタイム
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
導入
食品学実験の実施に先立って、器具の使用法、安全管理、その他の
注意事項について説明します。レポートの書き方の再確認を行い、
実験に関連した基礎的な反応原理について学びます。
2
酸とアルカリ
酸とアルカリについての基礎的事項を復習し、中和滴定の実験手順
を確認します。
溶液の濃度の表し方を学び、例題を使用し溶液濃度の計算します。
3
中和滴定Ⅰ
標準物質のコハク酸水溶液の力価を算出し、そこから0.1N水酸化ナ
トリウム溶液の力価を求めます。
4
中和滴定Ⅱ
前回の実験で得られた力価の0.1N水酸化ナトリウム溶液を用い、食
品中の有機酸量を滴定により求めます。定量実験の考え方や試料の
作り方を学びます。
5
NaClの定量
塩化ナトリウムと硝酸銀の反応を学び、定量方法を理解します。食
品試料を用い塩化ナトリウム量を測定したあと、食品成分表の値と
比較、検討しましょう。
6
食品と塩分
食品と塩分について資料から考察します。実験レポートの書き方、
考え方について学びます。「中和滴定」「NaClの定量」のレポート
をまとめ、提出します。(DVD-1)
7
分析理論Ⅰ
たんぱく質、脂質、糖質の固有の基や、その反応について学び、定
量実験についての概要を理解します。
8
還元糖の定量Ⅰ
ソモギー・ネルソン法の反応系の概要を理解します。既知の濃度の
糖液から検量線の作成し、検量線の意味を理解します。
9
還元糖の定量Ⅱ
食品から実験試料を調整し、実際に食品に含まれる還元糖を定量し
ます。この際、前回の実験で作成した検量線を使用して、還元糖量
を算出します
10
パン生地発酵実験
糖や酵母の量がパン生地の発酵時間や、発酵後の体積に及ぼす影響
を検討します。
11
食品の非酵素的褐変
アミノ・カルボニル反応のモデル実験を行い、pH、時間が食品の褐
変現象に及ばす影響を確認します。
12
分析理論Ⅱ
「パン生地発酵実験」「食品の非酵素的褐変」について文献を探
し、それらと比較しながら、これらの実験について考察します。
(DVD-2)レポートを作成提出します。
13
食品組織の観察
食品中の各成分の存在位置とその状態を観察し、スケッチ、彩色し
てみます。成分ごとの染色法についても理解します。
14
でんぷん粒の観察
さまざまな植物性食品に含まれる特徴的なでんぷん粒を観察し、そ
の形状をスケッチします。
C201300002
1/2
食品学実験
15
まとめ
C201300002
これまでの実験内容の原理について再確認します。小テストを実施
して実験にたいする理解の程度を測ります。提出されたレポートの
講評、小テストの解説を行います。
2/2
食品学実験
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C210422106
食品学実験
対象
2 年
授業目標
開講期
Ⅲ期
必・選
担当教員
選択
単位数
松谷 ひろ子, 武地 誠一
1
基礎的な実験理論、方法について学びます。実験操作に慣れて、目前の反応について深く考察してください。食品成
分の分析法と、その基礎理論を修得してください。
受講資格
教科書
食物栄養専攻
成績評価方法 ①提出物40%、②ペーパーテスト50%、③実験に取り組
む姿勢10%の割合で評価します。授業理解は80%を求め
ます。
食品学実験書、藤田修三 山田和彦編著;医歯薬出版(株)価格;2,500円(税別)
参考書
学生への要望 試薬、火炎、ガラス器具などを取り扱いますので、安全には特に注意してください。服装を整え、事前の注意事項を
厳守して実験に臨んでください。実験理論など不明な点はそのままにせずに、質問し、理解の上に実験を進めてくだ
さい。
オフィスタイム
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
導入
食品学実験の実施に先立って、器具の使用法、安全管理、その他の
注意事項について説明します。レポートの書き方の再確認を行い、
実験に関連した基礎的な反応原理について学びます。
2
酸とアルカリ
酸とアルカリについての基礎的事項を復習し、中和滴定の実験手順
を確認します。
溶液の濃度の表し方を学び、例題を使用し溶液濃度の計算します。
3
中和滴定Ⅰ
標準物質のコハク酸水溶液の力価を算出し、そこから0.1N水酸化ナ
トリウム溶液の力価を求めます。
4
中和滴定Ⅱ
前回の実験で得られた力価の0.1N水酸化ナトリウム溶液を用い、食
品中の有機酸量を滴定により求めます。定量実験の考え方や試料の
作り方を学びます。
5
NaClの定量
塩化ナトリウムと硝酸銀の反応を学び、定量方法を理解します。食
品試料を用い塩化ナトリウム量を測定したあと、食品成分表の値と
比較、検討しましょう。
6
食品と塩分
食品と塩分について資料から考察します。実験レポートの書き方、
考え方について学びます。「中和滴定」「NaClの定量」のレポート
をまとめ、提出します。(DVD-1)
7
分析理論Ⅰ
たんぱく質、脂質、糖質の固有の基や、その反応について学び、定
量実験についての概要を理解します。
8
還元糖の定量Ⅰ
ソモギー・ネルソン法の反応系の概要を理解します。既知の濃度の
糖液から検量線の作成し、検量線の意味を理解します。
9
還元糖の定量Ⅱ
食品から実験試料を調整し、実際に食品に含まれる還元糖を定量し
ます。この際、前回の実験で作成した検量線を使用して、還元糖量
を算出します
10
パン生地発酵実験
糖や酵母の量がパン生地の発酵時間や、発酵後の体積に及ぼす影響
を検討します。
11
食品の非酵素的褐変
アミノ・カルボニル反応のモデル実験を行い、pH、時間が食品の褐
変現象に及ばす影響を確認します。
12
分析理論Ⅱ
「パン生地発酵実験」「食品の非酵素的褐変」について文献を探
し、それらと比較しながら、これらの実験について考察します。
(DVD-2)レポートを作成提出します。
13
食品組織の観察
食品中の各成分の存在位置とその状態を観察し、スケッチ、彩色し
てみます。成分ごとの染色法についても理解します。
14
でんぷん粒の観察
さまざまな植物性食品に含まれる特徴的なでんぷん粒を観察し、そ
の形状をスケッチします。
C201300002
1/2
食品学実験
15
まとめ
C201300002
これまでの実験内容の原理について再確認します。小テストを実施
して実験にたいする理解の程度を測ります。提出されたレポートの
講評、小テストの解説を行います。
2/2
食品学実験
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食品鑑別論Ⅰ
対象
2 年
開講期
食物栄養専攻
講義コード C210402013
Ⅲ期
必・選
担当教員
選択
単位数
武地 誠一
2
授業目標
フードスペシャリストに求められる、消費者の視点からの食品の評価理論と評価方法を修得する。食品の品質につ
いて概観した後、官能評価、化学的評価、物理的評価を行うための評価理論と実際の方法を応用例を通じて理解、習
得する。
官能検査と理化学的検査の相違、長所、短所を理解する。
受講資格
短大食物栄養専攻2年生
成績評価方法 レポート及びペーパーテストにより内容の理解を確認
し、授業内容の理解を認定する。
教科書
(社)日本フードスペシャリスト協会編「新版食品の官能評価・鑑別演習」第3版(建帛社)
2,310円
参考書
フードスペシャリスト資格取得対策研究会編
「フードスペシャリスト資格認定試験問題集」
(一芸社)1,785円
学生への要望 1.講義で良く理解できない点は、講義中、講義後でも良いので気軽に質問してください。
2.テキスト、参考書をよく読み、よくわからない点を絞り込み、質問してください。
3.講義中の私語は周囲の迷惑になるので厳禁です。
4.日々、常に食品に関心を持ってください。
オフィスタイム
毎水曜日昼休み
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
授業の目的
フードスペシャリストには、種々の食品についての広い知識と、
消費者の観点から食品の品質を評価する技能が必要とされる。「食
品鑑別論Ⅰ」では、食品の生産、流通、消費のシステムの中で、食
品の品質を評価するための方法を解説する。食品の評価法には、化
学的、物理的評価法という客観的な方法と人間の嗜好に結びつく官
能的な評価法があることをまず理解する。
2
食品品質の概要
食品の品質として最も重要なものは安全性である。さらに、食品
の栄養性、嗜好性、生体調節機能性、商品性なども食品の品質を決
定づける重要な要素であることを理解する。特に、食品の嗜好性に
ついては、「フードコーディネート論」のフードコーディネートの
基本理念の内容との関連を伝え、理解する。
3
食品の規格・表示制度
食品の表示は、飲食に起因する危害の防止、品質の適正化、食品
選択に資する情報源、不当表示の防止など多くの目的がある。
食品表示は法令により義務付けられており、それぞれの規格基準に
よって行われる。食品表示に関係する法律には「農林物資の規格化
及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)、食品衛生法、健康増
進法、不当景品類および不当表示防止法、計量法などがある。
4
食品の官能的評価法とは(官能検査の目的、
意義)
官能検査とは、人間を一種の計測器と考え、食品の品質特性や嗜
好特性について、人間の五感を用いて一定の条件下で評価する方法
である。官能検査は、検査の目的によって分析型と嗜好型に大きく
分けられるとともに、検査の目的に見合った検査員(パネル)が必
要となる。ここでは、ばらつきやあいまいさが存在しない信頼性の
ある結果を得るための、官能検査の目的と意義および検査の基本を
理解する。製品開発から品質管理までの食品の官能評価法につい
て、「正しい食品官能評価法」のビデオを通して学習する。ビデオ
内容について解説し、レポートにまとめて概要を把握する。
5
官能検査の手法:比較法 官能検査にはさまざまな手法があるが、まず官能検査の基本的な
手法および目的に適した手法の選び方のついて解説する。2点比較
法は、A,B2種類の試料を比較しその差を判定する方法で、試料
の特性の差を判定する2点識別試験法とパネルの嗜好の差を判定す
る2点嗜好試験法がある。ここでは、2点比較法の理論を理解す
る。
6
官能検査の手法::順位法 順位法は、3種類以上の試料の特性に順位をつける方法で、
Spearmanの順位相関係数やKendallの一致性の係数を求めて判定する
方法がある。その他に順位合計から判定するNewell Macfarlaneの検
定表を用いる方法がある。ここでは演習問題を行い、順位法につい
てのいくつかの手法を理解する。
C201300002
1/2
食品鑑別論Ⅰ
7
官能検査の手法:評点法について①
評点法とは、試料のある特定の強さや好ましさについて、数値尺
度を用いて評点をつける方法である。例えば、かまぼこの外観の好
ましさについて、5段階の尺度などで評価するという方法である。
ここでは、評点法の理論を理解する。
8
官能検査の手法:評点法について②
第7回の継続として、ここでは評点法の実際を体験する。官能検
査用の試料として市販のキャンディを用いて、学生全員がパネルと
なり官能検査の手法を学ぶ。
9
化学的評価法①:水分と水分活性
食品はその水分状態で品質や保存性が大きく異なる。食品中の水
分の存在状態を分類し、微生物活性等と関係する水分活性を理解す
る。また、食品水分の制御法についても理解する。
10
化学的評価法②:外観と成分・品質
外観によって食品の鮮度や精製度、栄養成分等が推定できる場合
がある。ここでは、葉緑素、ヘム色素、カロチノイド色素、フラボ
ノイド色素や褐変等と食品品質の関係を理解する。
11
化学的評価法③:成分分析
食品の内容成分の品質を化学分析の手法を活用して評価する方法
を学ぶ。ここでは、果実等の糖度、酸度、魚の鮮度の目安となるK値
7油脂の酸化・劣化の目安となる酸価、過酸化物価等について理解
する。
12
物理的評価法①:食品の状態
食品は「不均質・多成分の分散系」の状態であるため、分散状態
を理解することで食品の状態を知ることが出来る。ここでは、食品
に多く見られる、分子分散系の「溶液」と「乳濁液」「懸濁液」
「ゾル・ゲル」について学び、理解する。
13
物理的評価法②
食品の物理的評価法について、「よくわかる食品の物性」のビデ
オを通して学習する。ビデオの内容は、「”おいしさ”の3つの特
性とその寄与率、基礎的・経験的および模擬的物性測定法、フック
の法則とニュートンの粘性法則、食品における弾性・粘性・粘弾
性・塑性、チキソトロピーとダイラタンシー、等」である。ビデオ
内容について解説し、レポートにまとめて概要を把握する。
14
物理的評価法③
第13回目のビデオ内容をテキストと照らし合わせながら復習
し、詳細を理解する。
15
授業の総括
「食品鑑別論Ⅰ」で実施した嗜好に結びつく官能的な食品の評価
法および理化学的評価法の技術は、フードスペシャリストにとって
必須のものであり、かつ、栄養士にも身につけてほしい評価法であ
ることを、学生は授業のまとめとして再度確認する。
C201300002
2/2
食品鑑別論Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C210402012
栄養学各論Ⅱ
対象
2 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅲ期
必・選
担当教員
必修
単位数
水野 時子
2
「成人期」、「高齢期」の身体的変化を理解し、適切な栄養管理の知識を身に付けることを目標とする。また、運
動・スポーツや環境に対する基本的な栄養管理についても学び理解する。
受講資格
成績評価方法 ①課題 15点(5点×3回)
②期末試験 85点
60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求め
る。
教科書
「応用栄養学(ライフステージ別)」(第一出版:多賀昌樹 他)2,200円+税
参考書
「応用栄養学」(南江堂:戸谷誠之 他)3,200円+税
学生への要望 ①予習・復習を十分に行い、授業に臨みましょう。
②授業中はしっかりメモを取り、授業終了後にノート整理を行いましょう。
オフィスタイム
火曜日から金曜日の放課後
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
1
授業計画項目
成長期の栄養について
授業計画項目
「成人期」「高齢期」の栄養について学ぶ前に、栄養学各論Ⅰで学
んだ成長期の栄養についての理解を深める。
2
成人期の栄養1「成人期の特性」
成人期における生理・代謝について学び、成人期は年齢幅が広く、
身体・臓器は生理的にも機能的にも成熟から退行までの変化が見ら
れることを理解する。
3
成人期の栄養2「成人期の食事摂取基準」
「国民健康・栄養調査」の結果から、成人期の食生活の現状と問題
点を理解する。また生活習慣病予防のための栄養と食生活について
理解するため、「食事摂取基準(2010年版)」と適正な食生活につい
て目標値が設定されている「健康日本21(第2次)の目標値について
学び理解する。 4
成人期の栄養3「生活習慣と生活習慣病」
生活習慣病の発症には、遺伝的要因や生活習慣が複雑に関与してい
る。栄養・食習慣も生活習慣病の発症に大きく関わっていることか
ら、日常の食習慣を健全なものにすることで生活習慣病を予防する
ことが出来ることを学び理解する。 5
閉経期(更年期)の栄養「身体変化と栄養ケ
アのあり方」
閉経期(更年期)の身体変化(内分泌系・生殖系・代謝)を学び理
解する。またそれに伴う病態として特に更年期障害、骨粗鬆症につ
いての栄養ケアのあり方も学び理解する。
6
高齢期の栄養1「高齢期の生理的特徴」
高齢期の生理的特徴として、1)老化のメカニズム、2)加齢に
伴って起こる身体的変化・精神的変化について学び、高齢期の特徴
を理解する。 7
高齢期の栄養2「高齢期の食事摂取基準」
高齢期の「食事摂取基準」について学び、高齢者で考慮すべき栄養
素について理解する。 8
高齢期の栄養3「高齢期の疾患・病態」
高齢期の疾患として、骨折、誤嚥性肺炎、褥瘡、低栄養、高血圧、
貧血、脱水、認知症について学び理解する。 9
高齢期の栄養4「身体的特徴に配慮した栄養
ケアのあり方」
身体的特徴として味覚機能の低下、消化機能の低下、咀嚼機能の低
下などがあることから、それらに対応した栄養ケアのあり方を学び
理解する。 10
運動・スポーツと栄養1「運動とエネルギー
代謝」
運動時のエネルギー供給系について、また運動時におけるエネル
ギーの利用方法は運動強度、持続時間、栄養状態によって異なるこ
とを学び理解する。
11
運動・スポーツと栄養2「健康増進と運動」
C201300002
運動とインスリン作用、運動と脂質代謝、運動と骨密度、運動と寿
命など、運動による生体の変化を学び、身体活動(運動)が健康の
維持増進に重要な役割を果たしていることを理解する。 1/2
栄養学各論Ⅱ
12
運動・スポーツと栄養3「トレーニングと栄
養補給」
いずれのスポーツにおいても、選手は強力なパワーとスピードとス
タミナが要求される。そこで、スポーツ選手の栄養補給のあり方や
食事のあり方を学び理解する。 13
環境と栄養1「生体リズムと栄養」
ヒトの生命現象では、約1日を周期とする生体リズムが多く、日内
リズムまたは概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれてい
る。明暗周期(光)、食事時刻などはリズム調節の強力な外的要因
であり、規則正しい食生活・食習慣が正しいリズムを保持すること
を学び理解する。 14
環境と栄養2「ストレスと栄養」
現在はストレスの多い社会であることから、現在社会とストレス、
ストレスに対する生体の応答、ストレスによる生体成分の変動、ス
トレスと疾病について学びストレスに対する生体の抵抗力を高める
ための食生活について理解する。また、特殊環境下での生体変化と
栄養(栄養補給)について学び理解する。 15
まとめ
栄養学各論Ⅱで学んだ内容についてのまとめを行う。
C201300002
2/2
栄養学各論Ⅱ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C210402009
臨床栄養学
対象
2 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅲ期
必・選
担当教員
必修
単位数
小林 澄枝
2
授業目標
臨床栄養学は、人の健康又は疾病において、栄養の摂取、補給及びこれに伴う内部環境や代謝の「しくみ」を理解
し、健康の増進、疾病の予防または治療にいかなる栄養的対策が必要かを学び修得する事を目標とする。
受講資格
成績評価方法 ①ミニテスト(30%)②提出物(20%)③期末試験
(50%)等で評価する。
60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求め
る。
教科書
新版 臨床栄養学 【第2版】建帛社
田中明 加藤昌彦編著 (2700円+税)
参考書
学生への要望 予習・復習をすること
オフィスタイム
授業日の放課後16:20~
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
1.栄養学概論
臨床栄養学は、ヒトの健康または疾病において、栄養摂取、補給及
びこれに伴う内部環境、代謝の変化がどのような役割をしているか
理解し、健康増進、疾病の予防または治療にいかなる臨床栄養学を
行うかを学ぶ。
2
2.医療と臨床栄養
治療における栄養管理の意義として、予防医学的な栄養学と、治療
医学的な病態栄養学について解説する。
入院時食事療養制度と診療報酬は医療保険制度における入院時食事
療養制度は、平成18年に大幅に改定されたことを解説する。また、
栄養管理実施加算、特別食加算、栄養食事指導加算を理解する。
3
3.各疾患の病態生理と栄養・食事 A代謝疾
患
代謝疾患の成因、症状、検査、治療、栄養、食事療法を学習する。
糖尿病の分類として
Ⅰ型糖尿病(ウイルス、自己免疫)、Ⅱ型糖尿病(遺伝・環境因
子)の違いと3大合併症を学ぶ。過栄養で肥満が多い中、低栄養の
るい痩もおり、マラスムスはエネルギー不足で、クワシオコルはた
んぱく質不足の低栄養状態である。肥満に関係のあるアルコール、
痛風結石とプリン体について学ぶ。
4
4.B消化器疾患
消化器疾患の成因、症状、検査、診断、治療、栄養・食事療法を学
習する。さらに急性胃炎、慢性胃炎、消化性潰瘍、病態を理解して
献立を作成し調理と食事療法の重要性を学ぶ。便秘の分類として機
能性便秘と器質性便秘に分けられる。過敏性腸症候群はストレスな
どで増えている。
5
5.肝疾患
肝炎(急性・慢性)、ウイルス性肝炎、黄疸、肝硬変、肝不全、高
アンモニア血症を解説し、食事療法を理解する。脂肪肝には、肥満
から脂肪肝と低栄養からの脂肪肝があることを学ぶ。胆石症、胆の
う炎はビリルビンやコレステロールなどが原因で症状が起こる。肝
炎が進み肝障害の終末状態が肝硬変であることを学ぶ。
6
C循環器疾患
循環器疾患と各種疾患におけるリスクファクターとなりうる疾患に
ついて学ぶ。動脈硬化症、高血圧、脳梗塞は、生活習慣と関わりが
深くその病態の進展には、食生活の影響を強く受けることから、各
種疾患の成因と、その病態や臨床経過を理解する。
7
心疾患(心筋梗塞・狭心症)
食生活の欧米化により、わが国でも罹患率が高くなったのが虚血性
心疾患(狭心症・心筋梗塞)であるが、本疾患の分類と病態による
症状や検査所見の鑑別と生活習慣病との関連性について理解し、食
事療法の特徴を学ぶ。
8
D腎疾患
腎疾患の成因、症状、検査値などを学び、腎機能の進行度や判定基
準を理解する。更に食事療法の特徴、特に他の疾患にはない制限が
なぜ必要かを明らかにし、「静かな臓器」としての腎臓の働きを理
解する。急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖
尿病性腎症、急性腎不全、慢性腎不全などの病態を学ぶ。透析療法
として血液透析、腹膜透析を解説する。
C201300002
1/2
臨床栄養学
9
E血液疾患
血液疾患の成因、症状、検査、診断、治療、食事療法を学ぶ。鉄欠
乏性貧血は貧血の中でも最も頻度が高く90%を占めている。巨赤芽
球性貧血は赤血球系の造血細胞のDNA
合成障害によりおこる貧血であることを理解する。
10
F呼吸器疾患と栄養(食事療法)
呼吸器系疾患の成因、症状、検査、診断、治療、食事療法を学ぶ。
呼吸器系は生体内に酸素を取り入れ二酸化炭素を放出するガス交換
が主たる機能である。細菌やウイルス、アレルゲンの侵入しやすい
器官を理解する。慢性気管支炎は、病変が気管支区域に範囲が限定
される。肺気腫は、肺胞の内腔が異常に拡張した状態であることを
理解する。
11
G内分泌疾患
内分泌疾患の成因、症状、検査、診断、治療、食事療法を学ぶ。工
場制機能亢進症は、血中の甲状腺ホルモンが上昇した状態で、別名
バセドウ病という。甲状腺機能低下症は、逆の状態であることを理
解する。甲状腺刺激ホルモン(TSH)は自己免疫疾患と考えられ、女
性に多く遺伝性素因の関連もあることを理解する。慢性甲状腺炎
は、別名橋本病という。クレチン症は、出生時からの甲状腺機能低
下症がみられる場合をいい、発育
に障害がでることを理解する。
12
H骨疾患
骨疾患の成因、症状、検査、診断、治療、食事療法を学ぶ。骨粗鬆
症は骨塩量の減少した状態であり、骨梁構造が変化し骨強度が低下
することを理解する。骨粗鬆症は、原発性骨粗鬆症と二次性骨粗鬆
症に分類される。病因として、閉経後のエストロゲン欠乏、栄養欠
乏(カルシウム、VD,、VK)、運動不足、飲酒、禁煙があげられるこ
とを理解する。骨軟化症は、小児期に発症したものをくる病、骨端
線閉鎖後の成人にみられるものを骨軟化症ということを理解する。
13
I免疫・アレルギー疾患 J術前術後の栄養管
理
免疫・アレルギー疾患の成因、症状、検査、診断、食事療法を学
ぶ。自己免疫疾患は、自己の構成成分に対する免疫反応が病態に関
与する疾患群であり、その代表が膠原病であることを理解する。ア
レルギーはⅠ~Ⅴ型に分類される。Ⅰ型アレルギー疾患として、ア
ナフラキシーショック、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレ
ルギー、じんま疹などがあることを理解する。胃・大腸の術後の回
復を進めて、栄養評価をすることを理解する。
14
小児疾患
主な疾患として、小児腎、糖尿病がある。小児肥満は、日本におい
ては、肥満度をもとに定義され、20%以上と定義されていることを
理解する。先天性代謝異常症として、フェニルケトン尿症・メープ
ルシロップ尿症などがあり、これらの食事療法について理解する。
15
4.栄養補給療法
栄養補給法には、主に経口栄養、経腸栄養(経管)、経静脈栄養の
3種類に分類される。経口栄養は、口から食事や流動食、栄養剤な
ど嚥下して運ぶことをいう。経腸栄養は、経口摂取が困難な場合に
チューブを使用し栄養液を注入する方法である。経静脈栄養は腸管
の使用が困難な場合に栄養素を静脈に直接に注入する方法である。
これらの栄養補給法の適応疾患を理解する。
C201300002
2/2
臨床栄養学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
栄養学各論実習
対象
2 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C210412126
Ⅲ期
必・選
担当教員
単位数
選択
水野 時子
1
対象者の栄養特性にあった献立作成能力を身に付けることを目標とし、以下の内容について実施する。
①食事記録から食事内容を評価する。
②各ライフステージの特性にあった献立作成を実施する。
受講資格
成績評価方法
①アセスメントの内容 20点
②献立内容 30点(10点×3回)
③食味試験レポート 10点
④発表会発表内容 20点
⑤授業に対する取り組み 20点
教科書
応用栄養学実習書(光生館:堀江祥允 他)2,400円+税
他に必要に応じて資料を配布する。
参考書
応用栄養学 栄養マネジメント演習・実習第2版(医歯薬出版:竹中優 他)2,900円+税
学生への要望 ①提出物は期日を守り提出しましょう。
②授業内容に対して、意欲的に取り組みましょう。
オフィスタイム
火曜日から金曜日の放課後
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス
導入として、授業の目標・進め方・評価方法などを理解する。ま
た、献立作成の留意点を理解する。
2
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」を用いて、「受講者本人」
「妊娠期」「成長期」「高齢期」の対象者のエネルギー必要量、栄
養素推奨量の算出を行う。
3
栄養アセスメント1
受講者本人の食事記録から、料理レベルのアセスメント、食品レベ
ルのアセスメントを行う。
4
栄養アセスメント2
受講者本人の食事記録から、摂取エネルギー、各栄養素摂取量を求
める。
5
栄養アセスメント3
受講者本人の食事記録から求めた摂取エネルギー、各栄養素摂取量
から栄養素レベルのアセスメントを行う。
6
栄養アセスメント4
食事記録の分析から、食事内容の問題点を見つけ改善に向けての考
え方を理解する。
7
「妊娠期」の献立作成
対象者の特性を理解し献立を作成する。
8
「妊娠期」献立の修正
各自が立てた対象者の献立を、料理レベル、食品レベル、栄養素レ
ベルから見直し修正する。
9
「成長期」の献立作成
対象者の特性を理解し献立を作成する。
10
「成長期」献立の修正
各自が立てた対象者の献立を、料理レベル、食品レベル、栄養素レ
ベルから見直し修正する。
11
「高齢期」の献立作成
対象者の特性を理解し献立を作成する。
12
「高齢期」献立の修正
各自が立てた対象者の献立を、料理レベル、食品レベル、栄養素レ
ベルから見直し修正する。
13
調製粉乳・市販ベビーフードの食味試験
乳児の栄養について2つの食味比較試験を行い、乳児期の食のあり方
を理解する。①人工乳栄養の調乳法を学ぶとともに、各種の調製粉
乳を調整し食味比較試験を行う。②各種の市販ベビーフードの食味
比較試験を行う。
14
各ライフステージの献立についての発表会準
備
各自が作成した献立(「妊娠期」「成長期」「高齢期」)につい
て、第15回目の授業において発表会を行うための準備を行う。
C201300002
1/2
栄養学各論実習
15
各ライフステージの献立についての発表会
C201300002
「妊娠期」「成長期」「高齢期」の献立について、パワーポイント
を用いて発表会を実施する。
2/2
栄養学各論実習
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
栄養学各論実習
対象
2 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C210422105
Ⅲ期
必・選
担当教員
選択
単位数
水野 時子
1
対象者の栄養特性にあった献立作成能力を身に付けることを目標とし、以下の内容について実施する。
①食事記録から食事内容を評価する。
②各ライフステージの特性にあった献立作成を実施する。
受講資格
成績評価方法 ①アセスメントの内容 20点
②献立内容 30点(10点×3回)
③食味試験レポート 10点
④発表会発表内容 20点
⑤授業に対する取り組み 20点
教科書
応用栄養学実習書(光生館:堀江祥允 他)2,400円+税
他に必要に応じて資料を配布する。
参考書
応用栄養学 栄養マネジメント演習・実習第2版(医歯薬出版:竹中優 他)2,900円+税
学生への要望 ①提出物は期日を守り提出しましょう。
②授業内容に対して、意欲的に取り組みましょう。
オフィスタイム
火曜日から金曜日の放課後
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス
導入として、授業の目標・進め方・評価方法などを理解する。ま
た、献立作成の留意点を理解する。
2
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」を用いて、「受講者本人」
「妊娠期」「成長期」「高齢期」の対象者のエネルギー必要量、栄
養素推奨量の算出を行う。
3
栄養アセスメント1
受講者本人の食事記録から、料理レベルのアセスメント、食品レベ
ルのアセスメントを行う。
4
栄養アセスメント2
受講者本人の食事記録から、摂取エネルギー、各栄養素摂取量を求
める。
5
栄養アセスメント3
受講者本人の食事記録から求めた摂取エネルギー、各栄養素摂取量
から栄養素レベルのアセスメントを行う。
6
栄養アセスメント4
食事記録の分析から、食事内容の問題点を見つけ改善に向けての考
え方を理解する。
7
「妊娠期」の献立作成
対象者の特性を理解し献立を作成する。
8
「妊娠期」献立の修正
各自が立てた対象者の献立を、料理レベル、食品レベル、栄養素レ
ベルから見直し修正する。
9
「成長期」の献立作成
対象者の特性を理解し献立を作成する。
10
「成長期」献立の修正
各自が立てた対象者の献立を、料理レベル、食品レベル、栄養素レ
ベルから見直し修正する。
11
「高齢期」の献立作成
対象者の特性を理解し献立を作成する。
12
「高齢期」献立の修正
各自が立てた対象者の献立を、料理レベル、食品レベル、栄養素レ
ベルから見直し修正する。
13
調製粉乳・市販ベビーフードの食味試験
乳児の栄養について2つの食味比較試験を行い、乳児期の食のあり方
を理解する。①人工乳栄養の調乳法を学ぶとともに、各種の調製粉
乳を調整し食味比較試験を行う。②各種の市販ベビーフードの食味
比較試験を行う。
14
各ライフステージの献立についての発表会準
備
各自が作成した献立(「妊娠期」「成長期」「高齢期」)につい
て、第15回目の授業において発表会を行うための準備を行う。
15
各ライフステージの献立についての発表会
「妊娠期」「成長期」「高齢期」の献立について、パワーポイント
を用いて発表会を実施する。
C201300002
1/1
栄養学各論実習
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C210402003
栄養指導論Ⅰ
対象
2 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅲ期
必・選
担当教員
必修
単位数
会田 久仁子
2
授業目標
食と栄養の専門知識を持ち社会に貢献できる栄養士となるために以下のことを学び、知識を修得することを目標とし
ます。
社会のニーズに合った知識と技術を持った栄養士となるために、国民の健康の維持増進に寄与する栄養士の活動を理
解し、栄養指導の目的や目標、対象把握の方法、栄養指導の方法とその技術および評価の方法などの知識を学びま
す。
受講資格
成績評価方法 ①期末試験 80点
②レポート 20点
60点以上で単位を認定するが、授業理解度は8割以上を求
めます。
教科書
Nブックス 栄養士のための栄養指導論 建帛社 本体2,100円
栄養士必携平成26年度版 日本栄養士会編 第一出版 本体2,600円
食事バランスガイド フードガイド(仮称)検討会報告書 第一出版 本体1,800円
参考書
学生への要望 栄養士とは、栄養士業務とはなにか、を、しっかりと身に付けることを望みます。
オフィスタイム
金曜日 16:15〜17:00
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
1
栄養指導の概念
栄養指導の意義、目標、栄養士の役割を学びます。
栄養士法に裏打ちされた、名称独占の栄養士業務内容、活動分野等
について理解します。
2
栄養士業務の実際について
活動分野ごとの栄養士業務内容の実際を学びます。
それぞれの職場で活躍する諸先輩の実際の様子を確認し、先輩栄養
士から栄養士をめざし勉強する学生へのメッセージやアドバイスか
ら、仕事を進める上で心がけるべきことを学びます。
3
食事バランスガイドの概要
国民の健康の維持増進を目標に「なにを」、「どれだけ食べればい
いのか」を料理単位で示した食事バランスガイド作成の背景や目的
を理解し、これに関わる厚生労働省や農林水産省が食事バランスガ
イドに期待する効果、を学びます。
4
食事バランスガイドの食育への活用の実際
食事バランスガイドの活用方法について、成人向け、30~60歳男性
肥満者、単身者、子育てを担う世代向け、と特に対象を絞り、これ
からの食事バランスガイドの普及活用に向けた指導方法を学びま
す。
5
栄養指導の歴史
社会の歴史的変化によって国民の食生活がどのような影響を受けた
のか、またそれらに対する健康増進のために栄養行政がどのように
進められているかを学びます。そして今後、私たちはどうあるべき
かを考えます。
現状を確認し、問題点を把握し、それを解決するよう計画し実施す
る。そして反省しさらによい方法を考える。これが栄養士業務にも
大切なことです。
6
栄養士・管理栄養士制度について
栄養士・管理栄養士の定義づけおよび栄養士免許証、管理栄養士免
許証に関する事項が記載されている法律が栄養士法です。栄養士・
管理栄養士の業務について学びます。
7
栄養士法と関係法規
栄養士・管理栄養士の定義づけおよび栄養士免許証、管理栄養士免
許証に関する事項が記載されている法律が栄養士法です。これに栄
養改善法・調理師法を加えて栄養三法と呼んでいます。これらの法
律の概要と、制定から現在に至るまでの改定状況を学び、栄養士の
役割、社会から要請されることがらについて修得します。
8
食生活の現状 栄養指導のための基礎知識
(1)
国民の食生活の現状を把握することを目的に国民健康・栄養調査が
実施されています。国民健康・栄養調査の結果から国民の食生活の
現状と問題点を把握し、栄養士がなすべきことを理解します。日本
型食生活についても考え、学びます。
C201300002
授業計画項目
1/2
栄養指導論Ⅰ
9
健康づくりのための食生活指針
健康増進は栄養・休養・運動の3要素で成り立ちます。健康づくり
と栄養・休養・運動との関わりについて修得します。国民の健康寿
命の延伸を実現させるため「健康日本21」が新しく制定され、生
活習慣の具体的な目標が示されています。2010年を目途として推進
されている「健康日本21」の内容を理解します。
10
栄養指導のための基礎知識(1)
心身の健全な発育と健康の保持増進のためには日常の食生活を適正
にし、生活習慣を改善して逝くことが必要です。食品と栄養につい
ての正しい基礎知識を修得します。食品成分表の使い方、具体的で
わかりやすい食品の組み合わせを理解します。六つの基礎食品、3つ
の食品群、アメリカのフードガイドピラミッドを学びます。
11
栄養指導のための基礎知識(2)
栄養にまつわる食品の表示について学びます。
特別用途食品、保健機能食品があります。
12
栄養指導のための基礎知識(3)
対象者の栄養所要量、食事摂取基準に基づいて食品や料理を組み合
わせて献立作成をすることが食事計画です。
作成された献立は調理・摂食によって健康的な食生活を送るための
理想が実現されたことになります。理想の実現のためにしっかりし
た食事計画ができるよう学びます。日本人が一日に摂取しなければ
いけないエネルギー・栄養素の摂取量と食品構成の例など、日本人
の食事摂取基準について学びます。栄養指導の基礎知識として十分
身に付け修得します。
13
栄養調査
食生活の問題点、改善点を的確に把握し、より効果的な栄養改善を
目指した栄養指導計画を立案するための基礎資料が栄養調査です。
各種栄養調査の種類を学び、対象者の食生活・健康状態が改善され
たかどうか、指導の効果は上がっているかを評価する手がかりを修
得します。
14
栄養状態の評価
身体計測により得た測定値をもとに栄養状態を評価する方法を学び
ます。また、生化学的検査の結果得られた検査結果の数値の意味す
るものを理解し、指導に生かせるように修得します。
15
栄養指導の技術
栄養指導をする際に必要な原則を理解し、話をしながら問題点を把
握できるようになる技術を学びます。話し方、ことばの使い方を覚
えます。指導のためには視覚に訴える媒体があると理解が深まりま
す。媒体の種類や特徴を理解します。
C201300002
2/2
栄養指導論Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
栄養指導論実習Ⅰ
対象
2 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C210412124
Ⅲ期
必・選
担当教員
選択
単位数
会田 久仁子
1
食と栄養の専門知識を持ち社会に貢献できる栄養士となるために以下のことを学び、講義で学んだ知識をもとに指導
の技術を修得することを目標とします。
学生各自が自分自身の食事をありのままに知ることにより望ましい食生活を理解し、指導技術を身に付けるため豊か
な発想ができるよう学び、パソコンを用いた栄養価計算の方法、プレゼンテーションの方法、栄養指導計画案作成、
媒体作成技術など、効果的な指導方法を修得します。
受講資格
成績評価方法 ①食生活改善レポート 80点
②指導媒体レポート 20点
上記レポート60点以上で単位を認定するが、授業理解度
は8割以上を求めます。
教科書
参考書
学生への要望 学生自身が自分の身体、心を理解する学習努力を重ね技術を磨き、食物栄養を学んだ学生としての自信を身につけ
ることを望みます。
オフィスタイム
金曜日 16:15~17:00
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
献立に行事食を取り入れる 毎日の献立が単調にならないよう、喫食者に喜んでもらえるような
工夫のひとつとして、献立に行事食を取り入れる工夫を考えます。
旬や季節ごと、さらに地域に伝わる行事食を上手に取り入れ、食事
をする人達にとって楽しい食事になるように献立計画に工夫をする
技術を学びます。
学生個人に貸与されているコンピュータを活用して、1年間の行事
と、関連する食事を表にまとめます。
2
献立素材の旬を理解する 喜ばれる献立作成の技術として旬の素材を取り入れることが重要で
す。喫食者がその素材を目にすることで、季節を感じ、生活にハリ
と潤いを感じることは心の栄養になり、また、経済的な給食の運営
をするためにも必要なことです。
旬のある食品群を確認し、一年を通して、いつどのような食品が旬
を迎えるのか、その素材を使った料理方法とともに一覧にまとめ、
献立素材の旬を理解します。 3
レパートリーをふやそう
献立を作成し、給食の現場で調理を担当する方を指導するために
は、作ることのできる献立をたくさん持っていることが重要です。
主食、主菜、副菜、汁物、漬物、デザート別に指導できる献立を挙
げ、レパートリーを多く持つ努力をします。
4
効果的な栄養指導のテクニック 食育
(1)
効果的な栄養指導をするために、幼稚園、保育所、小学校で活用で
きる掲示物を作成しましょう。
食や食材に興味関心を持たせて食育を進めるために、食材の外観と
切断面の違いのコントラストを見て触って学ぶことのできる「なか
はどうなってるの」、を作ります。
5
効果的な栄養指導のテクニック 食育
(2) 効果的な栄養指導をするために、幼稚園、保育所、小学校で活用で
きる掲示物を作成しましょう。
季節の移り変わりを感じさせ、行事と食や食事とのかかわりに関心
を持たせて、食育を進めるための掲示物媒体を、作成します。
6
栄養指導のテクニック コミュニケーショ
ン(1) 自分の考えを上手に表現できること、これは栄養士にこだわらず社
会人としては誰もが求められる重要な要素です。修得した専門知識
や技術を相手に伝えることで栄養指導は成り立って行きます。正し
く、わかりやすく、楽しく、感じよく、歯切れよく話をする、ス
ピーチの練習をし、技術を修得します。
学生間で役割を決め、進行係りも経験し企画・指導力も修得しま
す。
C201300002
1/2
栄養指導論実習Ⅰ
7
栄養指導のテクニック コミュニケーショ
ン(2) 栄養指導を行う栄養士は自分自身が高度の専門知識や技術を身に付
けることが必要です。栄養士としての心構え、職業人としてのマ
ナーを認識して、信頼される栄養士となれるよう人間性・人格を磨
きます。他と上手にコミュニケーションが取れるよう練習します。
8
食生活の自己診断(1) 連続した三日間の秤量法による記録をもとに、摂取した栄養価の計
算をします。
自己の食生活を観察し、問題点を探る資料を作成します。
9
食生活の自己診断(2) 記録した食事記録を計算機を用いて栄養価を算出したものを、コン
ピュータソフトを使用して計算する技術を学びます。
コンピュータの扱いとソフトを用いた栄養価計算の方法の一つを修
得します。
10
食生活の自己診断(3)
栄養価の判定をし食生活を自己診断します。コンピュータソフトを
使用して栄養価のバランスや充足度をグラフ化することにより栄養
指導に必要な情報をすばやく、正確に作成する技術を修得します。
11
食生活の自己診断(4)
連続した三日間の秤量法による記録をもとに、食事指導を行う媒体
を作成します。
記録した食事をコンピュータを使って表し、自己の食生活を観察す
る技術を修得します。
12
食生活の自己診断と栄養指導(1)
連続した三日間の食事記録の栄養価計算の結果から自己の食生活の
現状を認識し、望ましい食生活のために、食事記録を改善し、提示
する栄養指導方法の実際を学びます。
13
食生活の自己診断と栄養指導(2)
栄養計算ソフトを使って栄養価の計算をしてコンピュータの扱いや
入力の仕方を修得し、望ましい食生活に導くための方法として食品
や調理方法の選び方、コミュニケーション法を学びます。
14
食生活の自己診断と栄養指導(3)
連続した三日間の食事記録を基に、栄養価計算をし自己の食生活の
現状を把握し、さらに望ましい食生活のために試みた献立の改善
を、食事バランスガイドにてらし、指導方法を活用する技術を修得
します。
15
食生活の自己診断と栄養指導(4)
自己の食生活の現状の把握と食生活の改善案をまとめ、レポート作
成方法を習得します。
C201300002
2/2
栄養指導論実習Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C210422111
栄養指導論実習Ⅰ
対象
2 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅲ期
必・選
担当教員
選択
単位数
会田 久仁子
1
食と栄養の専門知識を持ち社会に貢献できる栄養士となるために以下のことを学び、講義で学んだ知識をもとに指導
の技術を修得することを目標とします。
学生各自が自分自身の食事をありのままに知ることにより望ましい食生活を理解し、指導技術を身に付けるため豊か
な発想ができるよう学び、パソコンを用いた栄養価計算の方法、プレゼンテーションの方法、栄養指導計画案作成、
媒体作成技術など、効果的な指導方法を修得します。
受講資格
成績評価方法 ①食生活改善レポート 80点
②指導媒体レポート 20点
上記レポート60点以上で単位を認定するが、授業理解度
は8割以上を求めます。
教科書
参考書
学生への要望 学生自身が自分の身体、心を理解する学習努力を重ね技術を磨き、食物栄養を学んだ学生としての自信を身に付ける
ことを望みます。
オフィスタイム
金曜日 16:15~17:00
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
献立に行事食を取り入れる 毎日の献立が単調にならないよう、喫食者に喜んでもらえるような
工夫のひとつとして、献立に行事食を取り入れる工夫を考えます。
旬や季節ごと、さらに地域に伝わる行事食を上手に取り入れ、食事
をする人達にとって楽しい食事になるように献立計画に工夫をする
技術を学びます。
学生個人に貸与されているコンピュータを活用して、1年間の行事
と、関連する食事を表にまとめます。
2
献立素材の旬を理解する 喜ばれる献立作成の技術として旬の素材を取り入れることが重要で
す。喫食者がその素材を目にすることで、季節を感じ、生活にハリ
と潤いを感じることは心の栄養になり、また、経済的な給食の運営
をするためにも必要なことです。
旬のある食品群を確認し、一年を通して、いつどのような食品が旬
を迎えるのか、その素材を使った料理方法とともに一覧にまとめ、
献立素材の旬を理解します。 3
レパートリーをふやそう
献立を作成し、給食の現場で調理を担当する方を指導するために
は、作ることのできる献立をたくさん持っていることが重要です。
主食、主菜、副菜、汁物、漬物、デザート別に指導できる献立を挙
げ、レパートリーを多く持つ努力をします。
4
効果的な栄養指導のテクニック 食育
(1)
効果的な栄養指導をするために、幼稚園、保育所、小学校で活用で
きる掲示物を作成しましょう。
食や食材に興味関心を持たせて食育を進めるために、食材の外観と
切断面の違いのコントラストを見て触って学ぶことのできる「なか
はどうなってるの」、を作ります。
5
効果的な栄養指導のテクニック 食育
(2) 効果的な栄養指導をするために、幼稚園、保育所、小学校で活用で
きる掲示物を作成しましょう。
季節の移り変わりを感じさせ、行事と食や食事とのかかわりに関心
を持たせて、食育を進めるための掲示物媒体を、作成します。
6
栄養指導のテクニック コミュニケーショ
ン(1) 自分の考えを上手に表現できること、これは栄養士にこだわらず社
会人としては誰もが求められる重要な要素です。修得した専門知識
や技術を相手に伝えることで栄養指導は成り立って行きます。正し
く、わかりやすく、楽しく、感じよく、歯切れよく話をする、ス
ピーチの練習をし、技術を修得します。
学生間で役割を決め、進行係りも経験し企画・指導力も修得しま
す。
C201300002
1/2
栄養指導論実習Ⅰ
7
栄養指導のテクニック コミュニケーショ
ン(2) 栄養指導を行う栄養士は自分自身が高度の専門知識や技術を身に付
けることが必要です。栄養士としての心構え、職業人としてのマ
ナーを認識して、信頼される栄養士となれるよう人間性・人格を磨
きます。他と上手にコミュニケーションが取れるよう練習します。
8
食生活の自己診断(1) 連続した三日間の秤量法による記録をもとに、摂取した栄養価の計
算をします。
自己の食生活を観察し、問題点を探る資料を作成します。
9
食生活の自己診断(2) 記録した食事記録を計算機を用いて栄養価を算出したものを、コン
ピュータソフトを使用して計算する技術を学びます。
コンピュータの扱いとソフトを用いた栄養価計算の方法の一つを修
得します。
10
食生活の自己診断(3)
栄養価の判定をし食生活を自己診断します。コンピュータソフトを
使用して栄養価のバランスや充足度をグラフ化することにより栄養
指導に必要な情報をすばやく、正確に作成する技術を修得します。
11
食生活の自己診断(4)
連続した三日間の秤量法による記録をもとに、食事指導を行う媒体
を作成します。
記録した食事をコンピュータを使って表し、自己の食生活を観察す
る技術を修得します。
12
食生活の自己診断と栄養指導(1)
連続した三日間の食事記録の栄養価計算の結果から自己の食生活の
現状を認識し、望ましい食生活のために、食事記録を改善し、提示
する栄養指導方法の実際を学びます。
13
食生活の自己診断と栄養指導(2)
栄養計算ソフトを使って栄養価の計算をしてコンピュータの扱いや
入力の仕方を修得し、望ましい食生活に導くための方法として食品
や調理方法の選び方、コミュニケーション法を学びます。
14
食生活の自己診断と栄養指導(3)
連続した三日間の食事記録を基に、栄養価計算をし自己の食生活の
現状を把握し、さらに望ましい食生活のために試みた献立の改善
を、食事バランスガイドにてらし、指導方法を活用する技術を修得
します。
15
食生活の自己診断と栄養指導(4)
自己の食生活の現状の把握と食生活の改善案をまとめ、レポート作
成方法を習得します。
C201300002
2/2
栄養指導論実習Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110402013
給食計画論
対象
1 年
授業目標
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
鈴木 奈津子
2
給食計画論は給食従事者、施設、設備、食材料、それにかかわる諸経費を総合的に、また、能率的、経済的に活用
して、それぞれの集団給食の目的である喫食者の栄養確保、健全な成長および健康の維持、増進などに最大の成果を
上げることである。この科目では、給食業務を行うために必要な食事計画や調理を含めた給食サービス提供に関する
知識および技術を習得し、給食管理の効率的な運営の在り方について学ぶことを目標とする。
受講資格
成績評価方法 受講の姿勢20点
レポート30点
期末試験50点
60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求め
る。
教科書
給食の運営給食計画・実務論 第5版 富岡和夫 医歯薬出版 定価2,800円(税別)
参考書
給食運営管理ガイドブック 新訂版 富岡和夫 編著 定価2,700円(税別)
学生への要望 授業には積極的に臨み、シラバスに沿って予習を行い、授業で学んだことを十分に復習してください。
オフィスタイム
火曜日・金曜日の5コマ目
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
給食の概要・歴史
特定給食は、特定多数人である喫食者を対象に行う給食である
が、喫食者の空腹を満たすための食事を提供するだけでなく、重要
なことは健康増進、疾病治療や給食の歴史(病院給食、学校給食、
事業所給食)と現状について理解する。
2
関係法規
健康増進法、同施行規則、栄養士・管理栄養士の配置規定、栄養
管理基準について理解する。
3
経営管理の概念
経営管理とは、目的達成のために活動し、その成果を評価するこ
とであるが、そのために所属する人々の行動を組織化して、個人の
仕事内容、責任などを明確にし、企業などの経営体の能力を高める
ことが必要とされることを理解する。
4
栄養・食事管理の目的
特定給食施設における栄養・食事管理の目的は、対象となる喫食
者の健康の維持・増進、心身の健全な発育・発達・疾病予防・治
療・改善であり、生活の質(QOL)の向上に貢献することを理解す
る。
給与栄養目標の設定は各施設の対象者の年齢構成、身体的状況、
5
献立作成
献立作成の条件と方法を学習して献立作成を学ぶ。メニューは食
事内容、料理名・食品名を表し、レシピは調理操作を示した調理指
示書であることを理解する。献立には行事食やイベントを入れるこ
とで献立に変化が出ることを理解する。
6
給食の調理管理・食材管理・保管管理
食材管理とは、食事計画に基づいて食材料の購入計画を立て、発
注、検収、保管、出納、食材料原価のコントロールを行うことであ
る。給食における経費の中で、食材料費は約半分を占めるので、円
滑に業務ができるようにすることを学ぶ。
7
食材料の購入計画
食品の種類別購入計画を立て、購入先を選定させる。契約方法と
して、指名競争入札方式、相見積による契約方式、随意契約方式を
理解する。大手施設ではカミサリー(一括購入、保管、配送を行う
流通センター)を持ち、経営の合理化を図っている。
8
食材料管理の方法・食材管理の評価
食材料費は、給食の経費の中で人件費に次いで最も大きな部分を
占め、給食経費を左右するほど大きく関わる。食材料の発注、納
品、検収、保管管理に至るまで分析し、問題点を探る。在庫量調査
では材料費の算出方法を理解する。
9
衛生・安全管理の概要
従業員の安全衛生管理の教育をし、健康管理(定期健康診断、検
便検査)の実際を理解する。調理室に入る際の注意について理解す
る。食中毒予防の3原則を理解する。
10
給食施設・設備の衛生
検食、保存食(保存食のとり方・保管・記録)について理解す
る。大量調理施設衛生管理マニュアルを作成し、評価点検すること
を学ぶ。HACCPはNASA(米航空宇宙局)の宇宙食の製造管理を目的に
開発した衛生管理の方法であることを学ぶ。
C201300002
1/2
給食計画論
11
施設・設備管理の目的
食材料の搬入、調理、供食、厨芥の搬出までの一連の作業が能率
的に、衛生的に、安全に行われるための管理であることを理解す
る。
12
レイアウト
調理室の汚染作業区域、非汚染作業区域について図面で解説す
る。
13
調理作業管理の目的
調理作業管理の目的は、調理作業を行う場合に調理の進行につい
て効果的で安全衛生的な調理作業を計画で統制し、一人ひとりの調
理員に3M(ムリ、ムラ、ムダ)のないように進めることを学ぶ。
14
作業管理
調理作業管理の実際として、調理を一定の品質に仕分けるために
は施設の調理工程の計画や調理条件による品質の変化に対応した作
業の効率化適温給食の実施になることを理解する。
15
作業計画
給食の業務全体について分析・検討を加え、標準的な作業の工
程、作業動作、作業時間の標準を設定してマニュアル化し、作業能
率の向上を図ることを理解する。
C201300002
2/2
給食計画論
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110402017
調理学
対象
1 年
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
菊池 節子
2
授業目標
【授業の目的・ねらい】
①おいしさの要因について理解を深める。
②調理操作の原理、効率的な加熱法、調理器具の使用法、食品の調理特性について理解を深める。
③調理操作による化学的・物理的変化について理解を深める。
④献立作成方法の基礎を修得する。
【授業全体の内容の概要】
食品に様々な調理操作を加えると、食品はおいしくなり、安全になり、消化しやすい食物になる。そのために、各調
理法の特徴、食品の調理特性や、その調理過程における化学的・物理的変化を理解することが大切になってくる。こ
れらを踏まえて本講義では、合理的に再現性よく食品を調理する能力が備わるよう、調理学の基礎を学ぶ。
【授業終了時の達成課題(到達目標)】
①おいしさの要因について理解できる。
②調理操作の原理、効率的な加熱法、調理器具の使用法、食品の調理特性について理解できる。
③調理操作による化学的・物理的変化について理解できる。
④献立作成方法の基礎を理解できる。
受講資格
家政科 食物栄養専攻学生 成績評価方法 筆記試験 100点 教科書
はじめて学ぶ 健康・栄養系教科書シリーズ⑩ 調理学 おいしく安全に調理を行うための科学の基礎 九木久美
子・新田陽子・喜多野宣子著 化学同人 2100円+税
参考書
特になし
学生への要望 予習をして意欲的に取り組み、終了後は復習をしっかり行い理解の定着を図ること。毎回授業終了時に豆テストを行
い、理解の程度を確認する。 オフィスタイム
金曜Ⅴ限 No.1調理学研究室 またはskikuchi@koriyama-kgc.ac.jpまで
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
調理学を学ぶ:調理の目的、食べ物のおいし
さ
調理学とはどんな学問なのか、調理を行う目的から考える。また、
食べ物のおいしさを決める要因として、味・におい・色などを中心
に学ぶ。
2
調理操作(1) 非加熱調理操作
調理は食品をおいしく安全で衛生的なものに変え、そしてヒトが効
率よく栄養成分を摂取することができるようにすることを目的とし
ている。調理操作は、火を用いない「非加熱調理操作」と、火を用
いる「加熱調理操作」に大別される。ここでは計量・洗浄・浸漬・
切砕・粉砕・混合・圧搾・冷却・解凍などの非加熱調理操作につい
て学び、それぞれの調理操作の特徴を理解する。
3
調理操作(2) 加熱調理操作
加熱調理操作は、ゆでる・煮る・蒸す・炊くなどの湿式加熱法と、
焼く・炒める・揚げるなどの乾式加熱法、さらに、電磁調理器を用
いた電磁誘導加熱法、電子レンジを用いた誘電加熱法がある。ここ
では、各加熱調理操作の特徴を学ぶ。
4
調理機器:加熱用機器
調理器具や調理機器を上手に使いこなすことは、調理時間の短縮だ
けでなく、料理をおいしく仕上げることにもつながる。本時は、最
近の調理機器の情報や、鍋の材質と扱い方などについて学ぶ。
5
植物性食品の調理科学(1) 米の調理 米にはうるち米ともち米がある。それぞれの特徴を踏まえた上で、
炊飯、強飯などの調理要領について学ぶ。さらに、うるち米の粉で
ある上新粉、もち米の粉である白玉粉の調理性について学ぶ。 6
植物性食品の調理科学(2) 小麦の調理
小麦粉を特徴づけるタンパク質はグリアジンとグルテニンとで、水
を加えると吸収して絡み合い、網目状の構造を作る。これがグルテ
ンである。グルテン形成に関与する加水量や水温、副材料、調製方
法について、さらに小麦粉の膨化調理やルウについて学ぶ。 7
植物性食品の調理科学(3) いも類、豆類
いもの種類と適した調理法について学び、マッシュポテトを作る際
のポイントやおいしい焼き芋の作り方などを理解する。豆の調理性
では、調理過程における豆の物理的、化学的変化を理解した上で、
乾燥豆類の吸水・軟化や煮豆のポイント、あんの作り方などの実際
について学ぶ。 8
植物性食品の調理科学(4) 野菜類他
野菜の生食と加熱による化学的・物理的変化、野菜に含有する色素
や栄養成分の性質と、調理操作によるそれらの変化について理解す
る。あわせて、果実、種実、海藻、きのこ類の調理性について学
ぶ。 C201300002
1/2
調理学
9
動物性食品の調理科学(1) 食肉類、魚介類
食肉については、種類や品種、部位についての成分の特徴を理解し
た上でその肉に適した調理法を、また魚肉については、赤身魚と白
身魚の違いや旬による成分変化を理解した上でその魚に適した調理
法を学ぶ。
10
動物性食品の調理科学(2) 卵類、牛乳/乳製
品
卵の構造と成分を理解した上で、調理操作による卵タンパク質の変
化(熱凝固、希釈卵液のゲル化、起泡性、乳化性)について学ぶ。
さらに添加材料の影響についても考える。牛乳の調理性では、調理
過程における牛乳中成分の変化、生クリームの性質について学ぶ。
11
油脂類の調理科学
油脂の調理性では、性質(融点、可塑性、疎水性、ショートニング
性、クリーミング性)を学び、油脂を用いた調理法と食品の変化に
ついて学ぶ。
12
ゲル化剤・とろみ剤の調理科学
動物性ではゼラチン、植物性では寒天、カラギーナン、ペクチンな
どの各種ゲル化剤の特徴を学び、ゲル化剤により異なる調理性、添
加材料の影響などについて理解する。
13
嗜好飲料の調理科学
日常飲んでいるお茶、緑茶、中国茶、紅茶、コーヒーなどの嗜好飲
料について、それらの調理性について学ぶ。
14
調理文化 食は健康に対して重要な意味をもっていると同時に、文化的な側面
ももっている。調理するという人間特有の文化は、他の動物と大き
く異なる点といえる。本時は、調理文化について料理様式をはじめ
とし、食文化の歴史や伝承について述べる。
15
授業の総括 「調理学」のまとめとして、Ⅰ期の授業を振り返る。授業で行った
項目について教科書に目を通し、ノートなどで内容の復習を行う。
C201300002
2/2
調理学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110422102
給食論実習Ⅰ
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
小林 澄枝, 高木 恭子, 石川 雅子, 鈴
木 奈津子
1
献立とは、1日の栄養配分、食材料費、人、設備、食品衛生、光熱費、喫食者の嗜好や美味しさ、造形美学的な要
素を求められることから、具体的な条件の積み重ねにより献立作成能力を身につけることを目標とします。
受講資格
成績評価方法 小テスト(20%)提出物(30%)期末試験(50%)など
で評価します。60点以上で合格としますが、授業理解度
は8割以上を求めます。
教科書
・献立作成マニュアル 第7版 赤羽正行他著
(2500円+税)
・食品成分表2013 女子栄養大学出版部 香川芳子監修(1352円+税)
・糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版
日本糖尿病学会編・著 (900円+税)
参考書
・メニューコーディネートのための食材別料理 集第三版 宮澤節子他編著(2900円+税)
学生への要望 献立作成が楽しくなるように、毎日の食事に関心を持ってほしい。
オフィスタイム
授業日の放課後16:20~
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
五訂増補食品成分表
日本では、昭和25年に初めて食品成分表が公表されました。これ
からの献立作成に必要な「五訂増補食品成分表」の見方、使い方Q
&Aを解説します。食品成分表を見ていると食品についてたくさん
の知識が得られます。活用方法をマスターしましょう。
2
栄養量の算出
栄養量の計算を学びます。いかに早く計算するポイントを覚えま
しょう。献立の記載の仕方を学び、わかりやすく見やすい献立表を
作成します。栄養計算のトレーニング(1回)
3
型紙を利用した献立作成
日常食の基本献立は、本膳にならって、主食、汁物、主菜、副菜1、
副菜2、デザートの5~6種類で構成されます。献立には、「型」が
あり、型紙を利用して献立作成を学習します。「日本型食生活」の
プリント配布。栄養計算のトレーニング(2回)
4
材料重量
1人分の料理の食材料の重量をしっかり覚えて、適量重量で栄養量
を計算します。家庭でも食材料を量る習慣をつけましょう。「毎日
野菜を350g摂りましょう」のプリント配布。
5
6つの基礎食品
6つの基礎食品を解説します。献立作成の中で6つの基礎食品で食
材料の過不足をチェックしてバランスを点検しましょう。献立作成
では、「穀類エネルギー比」「動物性たんぱく質比」「PFCエネ
ルギー比」を算出して適正かを確認します。「6つの基礎食品」の
プリント配布。
6
1日3食の配分
現在の食生活から考慮して、朝、昼、夕食の配分に違いがでます。
給与エネルギ―の「1日3食配分」と「給与栄養目標量食別配分計
画」について解説します。各食事とも適正な栄養量をバランス良く
配分することを学びます。
7
給与栄養目標量
給与栄養目標量を決めるには色々な方法があります。今回は、①
「個人別身体状況・身体活動時間調査および身体活動レベル判定
表」を作成して、次に、②「年齢別・性別平均身体状況および身体
活動レベル算定表」を作り、③「給与栄養目標量(荷重平均食事摂
取基準)計算表」で算出して「給与栄養目標量」を求めることを学
習します。
8
献立の種類
給食施設の献立は、大きく分けると「定食献立」「複数献立」「カ
フェテリア形式献立」などがあります。その施設、食数、食費など
によって異なりますが、それぞれの献立の特徴を生かし活用して変
化に富んだ、楽しい献立作りを学習しましょう。
9
献立作成
夕食の献立作成の実習
栄養目標量、夕食の配分、主食を決める(穀類エネルギー比)。汁
物を決める。主食を決める。(動物性たんぱく比)。副菜1、副菜
2、デザートの順に進めましょう。
C201300002
1/2
給食論実習Ⅰ
10
食品構成
食品構成表の作成について解説します。食品構成は、給与栄養目標
量(1人1日または、1食当たり)を栄養のバランスを配慮して食
群ごとの使用量に置き換えて示したものであることを理解します。
これに基づいて作成した毎日の献立の栄養量は、バラツキがなくな
ることが解ります。
11
食品群別荷重平均栄養成分表
食品群別荷重平均栄養成分とは、それぞれの食品群に属する食品の
構成割合に基づいて求めた栄養成分の平均値で、①給食施設の過去
1年間の食材料から求める。②適宜の判断により食品群を代表とす
る数種類の食品を選択し、その食品から求める。③すでに発表され
ているものを使用する。3つの方法を実際に作成して学習します。
12
栄養出納表 (1)
栄養出納について解説します。役割は、「食品構成と献立作成の効
果的結びつけができる」「栄養計算の簡略化」「栄養管理の適正
化」を行うことで栄養出納表が考え出されたことを理解しましょ
13
栄養出納表 (2)
栄養出納表の①「目標栄養比率」では、給与栄養目標量に対する給
与栄養量の充足度を判定します。②「基礎栄養比率」では、基本と
なる栄養比率で、給与栄養目標量の割合を示すことを理解しましょ
う。③「PFCエネルギー比」では、食事内容の適正度を判定する
方法であることを理解して、比率の計算を学びましょう。
14
美味しさ
献立作成の究極の目標は、「美味しさ」です。美味しさには、①科
学的感覚 ②物理的感覚 ③心理的感覚 ④生理的感覚の4つが影
響しています。この感覚が2つ、あるいはそれ以上の交互作用に
よって美味しさが形成されることを理解しましょう。
15
献立評価
実施した献立の評価は、喫食者と調理師、栄養士側で評価をするこ
とが望ましい。評価の内容は、次の献立にフィードバックさせるこ
とが大に切です。喫食者に対する評価方法として、①残菜調査 ②
インタビュー ③アンケート調査 ④評価項目方式などがあること
を学習します。
C201300002
2/2
給食論実習Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110422103
給食論実習Ⅰ
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
小林 澄枝, 高木 恭子, 石川 雅子, 鈴
木 奈津子
1
献立とは、1日の栄養配分、食材料費、人、設備、食品衛生、光熱費、喫食者の嗜好や美味しさ、造形美学的な要
素を求められることから、具体的な条件の積み重ねにより献立作成能力を身につけることを目標とします。
受講資格
成績評価方法 小テスト(20%)提出物(30%)期末試験(50%)など
で評価します。60点以上で合格としますが、授業理解度
は8割以上を求めます。
教科書
・献立作成マニュアル 第7版 赤羽正行他著
(2500円+税)
・食品成分表2013 女子栄養大学出版部 香川芳子監修(1352円+税)
・糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版
日本糖尿病学会編・著 (900円+税)
参考書
・メニューコーディネートのための食材別料理 集第三版 宮澤節子他編著(2900円+税)
学生への要望 献立作成が楽しくなるように、毎日の食事に関心を持ってほしい。
オフィスタイム
授業日の放課後16:20~
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
五訂増補食品成分表
日本では、昭和25年に初めて食品成分表が公表されました。これ
からの献立作成に必要な「五訂増補食品成分表」の見方、使い方Q
&Aを解説します。食品成分表を見ていると食品についてたくさん
の知識が得られます。活用方法をマスターしましょう。
2
栄養量の算出
栄養量の計算を学びます。いかに早く計算するポイントを覚えま
しょう。献立の記載の仕方を学び、わかりやすく見やすい献立表を
作成します。栄養計算のトレーニング(1回)
3
型紙を利用した献立作成
日常食の基本献立は、本膳にならって、主食、汁物、主菜、副菜1、
副菜2、デザートの5~6種類で構成されます。献立には、「型」が
あり、型紙を利用して献立作成を学習します。「日本型食生活」の
プリント配布。栄養計算のトレーニング(2回)
4
材料重量
1人分の料理の食材料の重量をしっかり覚えて、適量重量で栄養量
を計算します。家庭でも食材料を量る習慣をつけましょう。「毎日
野菜を350g摂りましょう」のプリント配布。
5
6つの基礎食品
6つの基礎食品を解説します。献立作成の中で6つの基礎食品で食
材料の過不足をチェックしてバランスを点検しましょう。献立作成
では、「穀類エネルギー比」「動物性たんぱく質比」「PFCエネ
ルギー比」を算出して適正かを確認します。「6つの基礎食品」の
プリント配布。
6
1日3食の配分
現在の食生活から考慮して、朝、昼、夕食の配分に違いがでます。
給与エネルギ―の「1日3食配分」と「給与栄養目標量食別配分計
画」について解説します。各食事とも適正な栄養量をバランス良く
配分することを学びます。
7
給与栄養目標量
給与栄養目標量を決めるには色々な方法があります。今回は、①
「個人別身体状況・身体活動時間調査および身体活動レベル判定
表」を作成して、次に、②「年齢別・性別平均身体状況および身体
活動レベル算定表」を作り、③「給与栄養目標量(荷重平均食事摂
取基準)計算表」で算出して「給与栄養目標量」を求めることを学
習します。
8
献立の種類
給食施設の献立は、大きく分けると「定食献立」「複数献立」「カ
フェテリア形式献立」などがあります。その施設、食数、食費など
によって異なりますが、それぞれの献立の特徴を生かし活用して変
化に富んだ、楽しい献立作りを学習しましょう。
9
献立作成
夕食の献立作成の実習
栄養目標量、夕食の配分、主食を決める(穀類エネルギー比)。汁
物を決める。主食を決める。(動物性たんぱく比)。副菜1、副菜
2、デザートの順に進めましょう。
C201300002
1/2
給食論実習Ⅰ
10
食品構成
食品構成表の作成について解説します。食品構成は、給与栄養目標
量(1人1日または、1食当たり)を栄養のバランスを配慮して食
群ごとの使用量に置き換えて示したものであることを理解します。
これに基づいて作成した毎日の献立の栄養量は、バラツキがなくな
ることが解ります。
11
食品群別荷重平均栄養成分表
食品群別荷重平均栄養成分とは、それぞれの食品群に属する食品の
構成割合に基づいて求めた栄養成分の平均値で、①給食施設の過去
1年間の食材料から求める。②適宜の判断により食品群を代表とす
る数種類の食品を選択し、その食品から求める。③すでに発表され
ているものを使用する。3つの方法を実際に作成して学習します。
12
栄養出納表 (1)
栄養出納について解説します。役割は、「食品構成と献立作成の効
果的結びつけができる」「栄養計算の簡略化」「栄養管理の適正
化」を行うことで栄養出納表が考え出されたことを理解しましょ
13
栄養出納表 (2)
栄養出納表の①「目標栄養比率」では、給与栄養目標量に対する給
与栄養量の充足度を判定します。②「基礎栄養比率」では、基本と
なる栄養比率で、給与栄養目標量の割合を示すことを理解しましょ
う。③「PFCエネルギー比」では、食事内容の適正度を判定する
方法であることを理解して、比率の計算を学びましょう。
14
美味しさ
献立作成の究極の目標は、「美味しさ」です。美味しさには、①科
学的感覚 ②物理的感覚 ③心理的感覚 ④生理的感覚の4つが影
響しています。この感覚が2つ、あるいはそれ以上の交互作用に
よって美味しさが形成されることを理解しましょう。
15
献立評価
実施した献立の評価は、喫食者と調理師、栄養士側で評価をするこ
とが望ましい。評価の内容は、次の献立にフィードバックさせるこ
とが大に切です。喫食者に対する評価方法として、①残菜調査 ②
インタビュー ③アンケート調査 ④評価項目方式などがあること
を学習します。
C201300002
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給食論実習Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210412004
給食論実習Ⅱ
対象
2 年
授業目標
開講期
Ⅲ期
必・選
担当教員
必修
単位数
鈴木 奈津子, 石川 雅子
2
給食を提供するために必要な基礎知識と技術を習得し、栄養士としての職業意識の向上を図ることを目的として、
給食施設を運営するための栄養管理や衛生管理の在り方を理解する。
鈴木、石川が同時に担当する。
受講資格
成績評価方法 受講意欲50点
レポート30点
実習ノート20点
60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求
める。
教科書
給食マネジメント実習 松月弘恵他 編著 医歯薬出版 定価2,200円(税抜き)
参考書
食品成分表(給食論実習Ⅰで使用しているもの)
学生への要望 自ら進んで授業に臨み、協力しながら進める。シラバスに沿って実習書をよく読み、事前の予習を行う。また、授
業で学んだことを資料を元に十分に復習する。
オフィスタイム
火曜日・金曜日の5コマ目
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンスおよび食事計画
給食論実習Ⅱを学ぶために、目標、給食提供のための業務内容、
単位の認定方法について理解する。また、給食費(収入と支出のバ
ランス)の実際を知り、施設・設備や衛生、安全面に考慮した献立
作成を行う。さらに調理作業の内容と時間配分などを時間の経過に
沿って示す作業工程表について理解する。
2
媒体作成
食事提供についてお知らせする掲示資料(媒体)を作成する。四
つ切りや八つ切りの色画用紙に伝えたいことが一目でわかるように
文字の大きさ、色、レイアウトを学ぶ。
3
施設の管理・機器の使い方1
給食施設には汚染作業区域と非汚染作業区域があることを理解
し、厨房内の掃除を通して、施設・設備の衛生管理を理解する。ま
た、汚染作業区域の仕事内容(納品方法、検収方法、保存食採取、
下処理室での食品の扱い方)を学ぶ。
4
施設機器の使い方2
厨房内の機器(回転釜、スチームコンベクションオーブン、洗浄
機等)の使用方法を学ぶ。食品の納入から下処理室での作業、調
理、洗浄までの一連の流れを役割分担し、理解する。
5
試作の発注
自分たちが立てた献立を作るために、食材料の発注を行い、その
実際を学ぶ。
6
献立の試作1
6回~9回までは給食提供班(2班)、下処理班、洗浄・給仕班の4
班に分かれ、それぞれの内容で行う。
給食提供班:献立の試作を行い、実際に提供できるものに修正を行
う。グループ内での意見交換を行いながら、給食提供における一連
の作業を学ぶ。
下処理班:下処理作業を学ぶ。
洗浄・給仕班:洗浄係、給仕係の作業を学ぶ。
7
献立の試作2
班を交代して、作業を行う。
給食提供班:献立の試作を行い、実際に提供できるものに修正を行
う。グループ内での意見交換を行いながら、給食提供における一連
の作業を学ぶ。
下処理班:下処理作業を学ぶ。
洗浄・給仕班:洗浄係、給仕係の作業を学ぶ。
8
献立の試作3
班を交代して、作業を行う。
給食提供班:献立の試作を行い、実際に提供できるものに修正を行
う。グループ内での意見交換を行いながら、給食提供における一連
の作業を学ぶ。
下処理班:下処理作業を学ぶ。
洗浄・給仕班:洗浄係、給仕係の作業を学ぶ。
C201300002
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給食論実習Ⅱ
9
献立の試作4
班を交代して、作業を行う。
給食提供班:献立の試作を行い、実際に提供できるものに修正を行
う。グループ内での意見交換を行いながら、給食提供における一連
の作業を学ぶ。
下処理班:下処理作業を学ぶ。
洗浄・給仕班:洗浄係、給仕係の作業を学ぶ。
10
実習献立の発注
修正した献立の食材料について購入量を求め、発注を行う。間違
いのないよう確認を十分に行う。
11
大量調理実習1
学生・教職員を対象とした食事提供を行う。時間配分を十分に確
認しながら、お待たせすることなく提供できるように学ぶ。残菜量
調査や嗜好調査を行い、改善方法について学ぶ。また、食堂での給
仕について、喫食者への対応を学ぶ。
12
大量調理実習2
学生・教職員を対象とした食事提供を行う。時間配分を十分に確
認しながら、お待たせすることなく提供できるように学ぶ。残菜量
調査や嗜好調査を行い、改善方法について学ぶ。また、食堂での給
仕について、喫食者への対応を学ぶ。
13
大量調理実習3
学生・教職員を対象とした食事提供を行う。時間配分を十分に確
認しながら、お待たせすることなく提供できるように学ぶ。残菜量
調査や嗜好調査を行い、改善方法について学ぶ。また、食堂での給
仕について、喫食者への対応を学ぶ。
14
大量調理実習4
学生・教職員を対象とした食事提供を行う。時間配分を十分に確
認しながら、お待たせすることなく提供できるように学ぶ。残菜量
調査や嗜好調査を行い、改善方法について学ぶ。また、食堂での給
仕について、喫食者への対応を学ぶ。
15
献立作成(改善案)および自己評価
自分たちが考えた献立で実際に食事提供を行ったことから、さら
に好ましいと思われる献立を作成する。集団給食としての食事提供
を再確認し、実際に役立てられるよう検討する。また、自己点検表
より給食経営業務の実際について評価する。その評価を基に自己評
価内容をそれぞれ発表し、確認を行う。
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給食論実習Ⅱ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210422025
給食論実習Ⅱ
対象
2 年
授業目標
開講期
Ⅲ期
必・選
担当教員
必修
単位数
鈴木 奈津子, 石川 雅子
2
給食を提供するために必要な基礎知識と技術を習得し、栄養士としての職業意識の向上を図ることを目的として、
給食施設を運営するための栄養管理や衛生管理の在り方を理解する。
鈴木、石川が同時に担当する。
受講資格
成績評価方法 受講意欲50点
レポート30点
実習ノート20点
60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求
める。
教科書
給食マネジメント実習 松月弘恵他 編著 医歯薬出版 定価2,200円(税抜き)
参考書
食品成分表(給食論実習Ⅰで使用しているもの)
学生への要望 自ら進んで授業に臨み、協力しながら進める。シラバスに沿って実習書をよく読み、事前の予習を行う。また、授
業で学んだことを資料を元に十分に復習する。
オフィスタイム
火曜日・金曜日の5コマ目
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンスおよび食事計画
給食論実習Ⅱを学ぶために、目標、給食提供のための業務内容、
単位の認定方法について理解する。また、給食費(収入と支出のバ
ランス)の実際を知り、施設・設備や衛生、安全面に考慮した献立
作成を行う。さらに調理作業の内容と時間配分などを時間の経過に
沿って示す作業工程表について理解する。
2
媒体作成
食事施設についてお知らせする掲示資料(媒体)を作成する。四
つ切りや八つ切りの色画用紙に伝えたいことが一目でわかるように
文字の大きさ、色、レイアウトを学ぶ。
3
施設の管理・機器の使い方1
給食施設には汚染作業区域と非汚染作業区域があることを理解
し、厨房内の掃除を通して、施設。設備の衛生管理を理解する。ま
た、汚染作業区域の仕事内容(納品方法、検収方法、保存食採取、
下処理室での食品の扱い方)を学ぶ。
4
施設機器の使い方2
厨房内の機器(回転釜、スチームコンベクションオーブン、洗浄
機等)の使用方法を学ぶ。食品の納入から下処理室での作業、調
理、洗浄までの一連の流れを役割分担し、理解する。
5
試作の発注
自分たちが立てた献立を作るため、食材料の発注を行い、その実
際を学ぶ。
6
献立の試作1
6回~9回までは給食提供班(2班)、下処理班、洗浄・給仕班の4
班に分かれ、それぞれの内容で行う。
給食提供班:献立の試作を行い、実際に提供できるものに修正を行
う。グループ内での意見交換を行いながら、給食提供における一連
の作業を学ぶ。
下処理班:下処理作業を学ぶ。
洗浄・給仕班:洗浄係、給仕係の作業を学ぶ。
7
献立の試作2
班を交代して、作業を行う。
給食提供班:献立の試作を行い、実際に提供できるものに修正を行
う。グループ内での意見交換を行いながら、給食提供における一連
の作業を学ぶ。
下処理班:下処理作業を学ぶ。
洗浄・給仕班:洗浄係、給仕係の作業を学ぶ。
8
献立の試作3
班を交代して、作業を行う。
給食提供班:献立の試作を行い、実際に提供できるものに修正を行
う。グループ内での意見交換を行いながら、給食提供における一連
の作業を学ぶ。
下処理班:下処理作業を学ぶ。
洗浄・給仕班:洗浄係、給仕係の作業を学ぶ。
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給食論実習Ⅱ
9
献立の試作4
班を交代して、作業を行う。
給食提供班:献立の試作を行い、実際に提供できるものに修正を行
う。グループ内での意見交換を行いながら、給食提供における一連
の作業を学ぶ。
下処理班:下処理作業を学ぶ。
洗浄・給仕班:洗浄係、給仕係の作業を学ぶ。
10
実習献立の発注
修正した献立の食材料について購入量を求め、発注を行う。間違
いのないよう確認を十分に行う。
11
大量調理実習1
学生・教職員を対象とした食事提供を行う。時間配分を十分に確
認しながら、お待たせすることなく提供できるように学ぶ。残菜量
調査や嗜好調査を行い、改善方法について学ぶ。また、食堂での給
仕について、喫食者への対応を学ぶ。
12
大量調理実習2
学生・教職員を対象とした食事提供を行う。時間配分を十分に確
認しながら、お待たせすることなく提供できるように学ぶ。残菜量
調査や嗜好調査を行い、改善方法について学ぶ。また、食堂での給
仕について、喫食者への対応を学ぶ。
13
大量調理実習3
学生・教職員を対象とした食事提供を行う。時間配分を十分に確
認しながら、お待たせすることなく提供できるように学ぶ。残菜量
調査や嗜好調査を行い、改善方法について学ぶ。また、食堂での給
仕について、喫食者への対応を学ぶ。
14
大量調理実習4
学生・教職員を対象とした食事提供を行う。時間配分を十分に確
認しながら、お待たせすることなく提供できるように学ぶ。残菜量
調査や嗜好調査を行い、改善方法について学ぶ。また、食堂での給
仕について、喫食者への対応を学ぶ。
15
献立作成(改善案)および自己評価
自分たちが考えた献立で実際に食事提供を行ったことから、さら
に好ましいと思われる献立を作成する。集団給食としての食事提供
を再確認し、実際に役立てられるよう検討する。また、自己点検表
より給食経営業務の実際について評価する。その評価を基に自己評
価内容をそれぞれ発表し、確認を行う。
C201300002
2/2
給食論実習Ⅱ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C210402002
食品機能学
対象
2 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅲ期
必・選
担当教員
選択
単位数
松谷 ひろ子
2
古くから「医食同源」、「薬食同源」といわれるように、食品には、疾病予防や健康維持に関わる機能が備わってい
ると考えられる。食品が持つ機能のうち、特に三次機能(生体調節機能)について理解する
受講資格
成績評価方法 ペーパーテストを実施して理解度を測る。60%の得点で
合格とするが、授業理解は、80%を求める。
教科書
新訂 食品機能論 五明紀春、田島眞、三浦理代編著 同文書院 2400円(税別)
参考書
食べ物と健康Ⅰ・Ⅱ 化学同人
学生への要望 毎回復習して理解を深めてください
オフィスタイム
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
食品の機能
食品特性は食品固有の性状である。これに対し食品機能は、食品が
摂取され生体機能と相互作用した結果生じる食品の働きであること
を理解する。
2
食品の三次機能
食品の栄養機能について確認する。食品にとっての基本的な機能は
生命の維持であり、食品に含まれるさまざまな栄養素は熱量素と保
全素に大別される。栄養素の働きが適正に発揮されるためには、各
栄養素のバランスや摂取状況が重要であることを理解する。
3
生体抗酸化物質
食品が持つ多様な機能の中の「抗酸化作用」について理解する。代
謝や環境に由来する酸化ストレスを消去、減少させる機能を持つ食
品について学ぶ。
4
穀類
米は我が国の主食であり、小麦、トウモロコシと並んで世界の三大
穀物とされている。ここでは米食の特性、その利点、米の持つ機能
性について学ぶ。合わせて、小麦、大麦、そばの食品としての機能
性を理解する。
5
砂糖、甘味料、でんぷん
砂糖、でんぷん、オリゴ糖、糖アルコール、多糖類、新甘味料は、
熱量素としての機能を持つと同時に、嗜好機能、酸味、塩味に対す
る抑制作用、苦みのマスキング作用を持つ。生体反応との関連にお
いて生ずる多糖類の生理機能について、個々の食品ごとに学ぶ。
6
豆、いも類
豆類の制限アミノ酸は多くの場合含硫アミノ酸であり、穀類の制限
アミノ酸がリシンであることを考えると、豆類を副食として食事に
組み入れることが栄養上好ましい。未熟な種子やもやしは成分的に
は野菜に近いが、成熟した種子はアミノ酸の供給源として重要であ
る。いも類の主成分は炭水化物で、ほとんどがでんぷんである。い
も類に含まれるビタミンCは加熱に強く、さらに食物繊維の機能性が
期待される。
7
種実類
堅果、種実類は、クリがでんぷんに富むほかは、脂質が多いことを
特徴とする。食品機能成分としてセサモール、ビタミンEを含み、代
謝を促進する。
8
野菜、果実、きのこ類
野菜類は水分含量が高く、固形分が少ない。野菜を摂取すること
で、食物中の熱量、脂質の吸収を制限する役割を持つ。また、野菜
は無機質、ビタミン、食物繊維の補給源となるが、種々の野菜、食
品と組み合わせて摂取することが重要。野菜に含まれる成分が、が
んや心臓病などのリスクを低下させる効力を持つことが知られてい
る。
9
水産食品
魚類の脂質は季節や齢によって変化が大きいが、DHAやEPAの血清脂
質低下効果、抗血栓作用が期待できる。また、貝類、いか、タコに
多くふくまれるタウリンは、胆汁酸代謝に関係し、心血管系他の疾
患予防、生活習慣病にも有効な生理作用を持つとされる。この他、
カロテノイドの一種である赤い色素として知られ、エビ、カニの殻
や内皮にも分布しているアスタキサンチンの抗酸化効果について学
ぶ。
C201300002
1/2
食品機能学
10
畜産食品
食肉たんぱく質は、植物性たんぱく質などに比べて正味たんぱく質
利用率が高く、消化吸収性に優れている。この50年ほどの動物性た
んぱく質摂取量の増加は日本人の平均寿命を延ばすとともに体位向
上に貢献している。たんぱく質の高血圧予防効果、鉄吸収効果、食
塩摂取低減効果等について理解する。
11
発酵食品
微生物の発酵反応を利用して加工された発酵食品は、独特の味と香
りを持つようになるほか、微生物の代謝物や、食品材料成分の化学
変化により生成した化合物が、生理機能を有することが多い。ま
た、アルコール発酵により生産される酒類の機能性についての報告
を紹介する。
12
脂質
食品として摂取される脂質の主成分であるトリグリセロールは、効
率のよいエネルギー源となるとともに脂溶性ビタミンの吸収補助、
生体膜の構成、維持などの役割を持つ。炭素8~10個で形成される飽
和脂肪酸の中鎖脂肪酸は、消化、吸収に優れ、エネルギー効率が高
い。また、共役リノール酸は抗肥満作用、抗がん作用を持つことで
注目されている。
13
特定保健用食品
生体調節機能(第三次機能)を有する成分を含み、厚生労働省に
よって認められた食品群。ここでは、特定保健用食品の許可と許可
要件、表示、用途別分類について学ぶ。関与成分、想定される作用
機序、該当成分が含まれる食品の種類を理解する。
14
栄養機能食品、特別用途食品
食品衛生法の規定による他、栄養機能食品の表示事項、具体的な表
示例を学ぶ。表示内容に該当する機能性は、ヒトにおいて栄養生理
的機能が実証され、食経験からも確立されたものでなければならな
いことを理解する。特別用途食品の位置づけ、種類について説明す
る。
15
まとめ
これまでの授業内容を振り返る。食品機能関係の情報を得る手がか
りとなる書籍、webサイトを紹介する。
C201300002
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食品機能学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
フードコーディネート論
対象
2 年
授業目標
開講期
Ⅲ期
講義コード C210402008
必・選
担当教員
必修
単位数
石川 雅子
2
フードコーディネートとは、食に関するさまざまな場において、食べる人の体調やその食物に対する心情、食べる
環境などの複雑な条件を調整し、それぞれの要求に沿って満足できる状況を演出し、総合的な場面を構築することで
ある。本授業では、栄養士課程およびフードスペシャリスト課程において、食物自体のおいしさについての基礎的な
知識に加えて、人の心に内在する食に対する充足感を満たすための心理的、文化的側面についての教養や感性を養う
とともに、食に関するコーディネートに必要な知識・技能の修得と実践力を修得するための栄養士およびフードスペ
シャリストを養成することを目標とする。
受講資格
成績評価方法 ①受講姿勢(10%)、②提出物(30%)、③期末テスト
(60%)で評価する。60点以上で単位を認定するが、授
業理解度は80%以上を求める。
教科書
①三訂フードコーディネート論 (社)日本フードスペシャリスト協会編 建帛社(1900円+税)
参考書
①食卓のコーディネート[基礎] フードデザイン研究会編 共立速記印刷株式会社「優しい食卓」出版部
②おもてなしの心をはぐくむ「ビジネスと食事のマナー」 株式会社優しい食卓
学生への要望 フードコーディネート論は食そのものを見つめる内容ではなく、食に関わる周辺を網羅した教科です。日常生活の各
場面において、食とのかかわり方に興味を示してください。
オフィスタイム
月曜日Ⅴ限 No.1給食管理研究室
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
授業の目的
授業の目的および進め方を説明し、「フードコーディネート論」
には、食物のおいしさについての基礎的な知識に加えて、食事の文
化、食卓のコーディネート、食卓のサービスとマナー、メニュープ
ランニング、食空間のコーディネート、フードサービスマネージメ
ント、食企画の実践コーディネートなど、幅広い分野が含まれてい
ることを理解する。
2
フードコーディネートの基本理念 おいしさの本質について、外観、香り、味、テクスチャー、音な
どの五感によってとらえられる生理的なおいしさ、および価格や商
品名などの情報が、おいしさに及ぼす心理的な影響について学習
し、フードコーディネートの基本理念について理解する。
3
食事の文化
食生活の諸問題を広い視野に立って考え、解決できる力を養うた
めに、日本人の食生活の歴史的な成り立ちを通して、食事とは文化
的、社会的に大きな役割を担うものであることを学ぶとともに、世
界の国々の食事や食のフュージョンおよびスローフード運動などに
ついても理解する。日本の食文化については、イラストの教材を提
示して解説する。
4
食卓のコーディネート① テーブルウエア:食器・食具の形や大きさ、材質などは多種多様
であり、各料理様式の特徴に配慮して使い分けることが求められる
ことから、ここでは、陶磁器、漆器、銀器、グラス等の材質につい
て、画像を通して特徴を捉えるとともに、それらの役割や扱い方に
ついての基本を実践的な観点から理解する。
5
食卓のコーディネート②
テーブルコーディネート:食器・食具の配置(テーブルセッティ
ング)については、国によってそれぞれの決まりごと(ルール)が
ある。ここでは、第4回目で学んだテーブルウエアの役割を考慮し
て、日本料理、西洋料理、中国料理の料理様式に応じたテーブル
セッティングの基本ルールを学び、高原学校の科別研修で実践力を
身につけることを伝える。
6
食卓のサービスとマナー①
サービスとマナーの基本理念、パーティ、プロトコル:食卓にア
メニティを創造するために必要なサービスとマナーについて、ホス
ピタリティの重要性およびサービスとマナーについての基本理念と
具体的な事項、パーティの種類とパーティプランニングの基本事
項、国際儀礼であるプロトコルの理念と基本要件を学び、理解す
C201300002
1/2
フードコーディネート論
7
食卓のサービスとマナー②
日本料理・中国料理・西洋料理のサービスとマナー:日本・中
国・西洋の各料理の料理様式に応じたサービスとマナーについて、
第6回で学んだサービスとマナーの基本理念を元に、日本料理では
酒席向き会席料理、中国料理では供応形式、西洋料理ではディナー
とブッフェの形式およびワインについて学び理解する。
8
メニュープランニング①
要件:メニュープランニングでは顧客側のニーズに対し、食の提
供事業者側がもつ調理技術力・厨房設備力・食材調達力・補助的労
働力、資金力・情報収集力などの条件を合致させ、結果として顧客
側のの選択幅の大きいメニューを提供することが要件であることを
学び、理解する。
9
メニュープランニング②
料理様式とメニュー開発の基礎:ここでは、世界の食事文化の基
本的なメニュープランニングのうち、日本料理様式のメニュー、中
国料理様式のメニュー、フランス料理様式、イタリア料理様式のメ
ニューの料理様式や型の基本を学び、メニュープランニングの第8
回の要件を踏まえて、業務として顧客の要求するメニュー開発へ発
展させることを理解する。
10
食空間のコーディネート①
基礎:ここでは、食空間のコーディネートは、人間・時間・空間
の3要素を相互作用させて食空間を創造しなければならないことを
理解する。色は食空間のイメージを決定づけたり、色の持つ力を意
識的に使って料理をおいしく見せたり、食卓を楽しく演出すること
が出来る。ここでは、色の基本、色と料理のおいしさの関係、色と
テーブル・コーディネートの関係について、教材を用いて確認し、
理解する。
11
食空間のコーディネート②
食食事空間、キッチン:空間は、食物を売るデパート・スーパー
マーケット・街の洋菓子店など小売店の売場と、食物を食べる家庭
の食卓や飲食店の客席などの食事空間と、調理するキッチンに区別
できる。ここでは、いかに分かりやすく楽しく買物できるか、いか
に満足し心地よく食事できるか、いかに効率よく環境衛生に即して
調理できるかを念頭においた食空間のコーディネートを理解し、立
案する。
12
フードサービスマネージメント①
動向と特性、マネジメントの業務、起業:フードサービスビジネ
スの動向と特性、マネジメントの基本およびフードサービス店舗の
起業を前提に、コンセプトの作成、立地選定、店舗選定の基本を学
び、理解する。
13
フードサービスマネージメント②
投資計画・収支計画の作成、損益分岐点売上高の算出:フード
サービス店舗を起業するにあたって、第12回のコンセプトの作
成、立地選定、店舗選定を踏まえた投資計画・収支計画の作成方
法、損益分岐点売上高の算出方法について、事例を通して学び、理
解する。
14
食企画の実践コーディネート
栄養士またはフードスペシャリストとして食企画に携わるための
実践入門編として、実践現場における食企画の基本的な流れと、企
画を実践するための必要不可欠な基本スキルについて、現場の事例
をを通して学び、理解する。
15
授業の総括 確認と授業評価
本授業のまとめとして、「フードコーディネート」が食生活に果
たしている役割と価値について再確認し、「食のアメニティの創
造」と「ホスピタリティ」をもってマネジメントを行い、フードビ
ジネスに展開していくことの必要性を理解する。あわせて、本授業
に対し、学生より評価を得る。
C201300002
2/2
フードコーディネート論
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110402008
基礎自然科学
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
松谷 ひろ子
2
授業目標
専門科目を履修する上で必要な自然科学の基礎的内容を補うことを目的とします。数検4級程度の数式の取り扱いが
できることを目標とします。さらに、一般教養としての数学(SPI等)にも取り組みます。
受講資格
成績評価方法 ペーパーテストを実施して理解度を測ります。60%の得
点で合格としますが、80%の授業理解を求めます。
教科書
印刷教材を用意します。
参考書
特にありません。
学生への要望 数学の基礎を身につけるためには、繰り返し問題を解いてみることが必要です。授業の後は必ず復習を行い、疑問や
つまずきを感じたらその度に解消してください。
オフィスタイム
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
オリエンテーション
基礎的な計算の小テストを実施します。自己採点して計算力での弱
点を知りましょう
2
正負の数
四則の混じった計算では計算の順序に注意が必要です。割合、比の
考え方を用いた問題を解きます。( )が付いた式、項の数が多い式
など規則通りに計算を進めます。
3
式の展開
式の展開の基本となる公式を復習します。数量の関係を文字で表す
ことに慣れましょう。速度、距離、時間について問う問題を解きま
す。分かっていること、求めたいものを判断し、式にあてはめま
す。単位に注意が必要です。
4
一次方程式(1)
式を移行、整理してaχ=bの形にする練習をします。式を自由に変
形してχを求めましょう。例のような初歩的な文章題をします。
例) ノートを何人かに配るのに、1人6冊ずつ配ると8冊不足しま
す。1人4冊ずつだと6冊余り。人数を求めてください。
5
一次方程式(2)
前回に引き続き一次方程式を使う応用問題を解きます。いわゆる、
売買損益、年令算などです。問題中の数量の関係を見つけ、どの数
をχで表わすか決め、式を作ります。
6
連立方程式(1)
基本的には加減法か代入法を使い、一つの文字を消去して一次方程
式の形にします。一つの文字の解を得て、残りの文字の値を求めま
す。ここでは計算の手順をマスターしましょう。計算問題を練習し
ます。
7
連立方程式(2)
濃度の計算。水溶液に含まれる物質(例:食塩)の質量を算出しま
しょう。食塩量は塩水の量X濃度(%)X1/100で求められます。必要
な濃度の溶液をつくるための溶媒(例:水)の量についての問題も練
習します。
8
いろいろな文章題
問題の文章からデータを読み取り、データをもとにして方程式を作
りましょう。問題によっては、線文図や表にして考えてみると、解
きやすくなるかも知れません。問題文が長い場合でも、簡単な演算
で解けることが多いので、じっくり取り組みます。
9
場合の数・集合
場合の数を漏れなく重複なく数え上げるためには樹形図や表を作り
ましょう。集合では、与えられた条件を図に描いて、求められる条
件に合致する部分を明らかにします。問題から読み取れた数値を図
示できれば半ばクリアです。
10
確率
ある事柄の起こることが期待される程度を数値化したものを、その
事柄の起きる確率といいます。それが起きる、または起きない可能
性がどれくらいあるか、また、連続して起こる可能性はどれくらい
か、についてやさしい例題から考えます。サイコロを振ったとき、6
の目が続けて二度出る確率などを求めます。
11
問題練習
これまでに学んだ項目について練習問題をし、その解説をします。
C201300002
1/2
基礎自然科学
12
一次関数
y=aχで表わされる一次関数について学びます。一次関数の考え方
を使った練習問題を解きます。ともなって変わる二つの変数χ、y
があるとき、χがきまるとyも一つに決まる場合、yはχの関数で
す。ある物の重さと個数、全体の重さの関係がこれにあたります。
13
図形の基礎
角や三角形、多角形の基礎的性質について学びます。初歩的な平面
図形の面積、立体の体積の求め方を練習します。
14
数の規則性
数の規則性を文字式に表わすことを学びます。規則に沿って数を並
べていき、n番目の数をnを用いて表します。カレンダーの日付の
問題などを解きます。
15
まとめ
履修内容の全体的な見直しをします。不確かなところを残さないよ
うにチェックしましょう。
C201300002
2/2
基礎自然科学
2014 年度
短期大学部
科目名
卒業研究
対象
2 年
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210402014
開講期
通年
必・選
担当教員
選択
単位数
坂上 茂
2
授業目標
グループに分かれて食と栄養に関する研究テーマを設定し、設定した研究テーマについて、研究を行う。研究成果を
クリエーションとして出版するとともに、研究発表会で口答発表する。
受講資格
郡山女子大学短期大学部家政科食物栄養専 成績評価方法 研究成果(印刷物クリエーションと研究発表会の口頭発
攻学生であること。
表の内容)で評価する。
教科書
特になし。
参考書
特になし。
学生への要望 常に好奇心を持って、科学的な視点から研究を行う。
オフィスタイム
月曜日の昼休み。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
オリエンテーション
過去数年間の研究テーマについてクリエーションを用いて説明す
る。
2
研究グループの決定 研究テーマについて検討しながら、学生をグループに分け、研究グ
ループを決める。
3
研究テーマの検討
研究グループ毎に、研究テーマを考える。
4
研究テーマの検討
研究手法などを検討しながら、研究テーマを絞り込む。
5
研究テーマの決定
グループ毎に研究テーマを決定する。
6
研究の実施
決定したテーマについて、各グループ毎に研究を進める。
7
研究の実施
調査、試作、実験など手法を用いて、引き続き研究を進める。
8
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
9
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
10
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
11
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
12
研究の実施 前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
13
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
14
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
15
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
16
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
17
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
18
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
19
研究内容のまとめ
クリエーション原稿作成や発表会のために、研究内容をまとめる。
20
研究内容のまとめ
前回に続き、研究内容をまとめる。
21
研究内容のまとめ
前回に続き、研究内容をまとめる。
C201300002
1/2
卒業研究
22
CREATION原稿作成
クリエーション原稿を作成する。
23
CREATION原稿作成
前回に続き、原稿を作成する。
24
CREATION原稿作成
前回に続き、原稿を作成する。
25
CREATION原稿の校正
クリエーション原稿の校正を行う。
26
研究発表の内容と方法の検討
研究発表の内容と方法について検討する。
27
研究発表の準備
発表に用いる資料作成する。
28
研究発表の準備
発表に用いる原稿を作成する。
29
研究発表の練習
発表に用いる資料と原稿を確認し、研究室内で発表練習を行う。
30
研究発表
学科の卒業研究発表会において学生全員が研究成果を口頭で発表す
る。
C201300002
2/2
卒業研究
2014 年度
短期大学部
科目名
卒業研究
対象
2 年
授業目標
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210402015
開講期
通年
必・選
担当教員
選択
単位数
会田 久仁子
2
学んでいる専門科目の知識を基に、研究することとは何かを理解して実際に研究を進め、新しい知見を得るよう努め
ます。得られた成果は学科の卒業研究発表会で発表し、研究発表の体験をします。
テーマは学生の希望をもとに討議の上設定します。実験・実習、文献調査を進めて研究を行います。
受講資格
成績評価方法 ①卒業研究の取り組み受講意欲 80点
②研究のまとめ提出物 20点
教科書
参考書
学生への要望 常に研究のための探求心を持つこと、論理的に物事を考える習慣を身につけることを要望します。
オフィスタイム
金曜日 16:15~17:00
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
オリエンテーション
卒業研究生の自己紹介を行い、卒業研究の進め方について説明しま
す。また、各自卒業研究テーマとして関心を持っている事項の話し
合いや、過去に栄養指導論研究室で行った卒業研究内容について紹
介します。
2
図書館活用法について
研究テーマの設定にあたり、文献調査や資料検索が必要になるの
で、図書館での文献検索方法について学びます。
3
文献調査・資料検索①
各自関心がある内容についての、文献調査を行います。
4
文献調査・資料検索②
先週に引き続いて文献調査を行い、どの程度の研究が進んでいるの
かを確認するための情報収集を行います。
5
テーマの決定
卒業研究内容とテーマを決定し、研究目的、研究方法について考え
ます。
6
今後のプランニング作成
テーマに基づいた目的、方法に則し、今後の研究計画を立案しま
す。
7
研究(1)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
8
研究(2)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
9
研究(3)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
10
研究(4)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
11
研究(5)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
12
研究(6)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
13
中間発表のまとめ
前期に研究した内容をまとめて発表する、中間発表の準備をしま
す。
14
中間発表
今までの研究内容についての発表会を持ちます。お互いのグループ
で発表しあうことは、自分たちの研究内容の見直しのためにも意義
があります。今後の研究の方向性を確認し、必要であれば軌道修正
などを行います。
15
研究(7)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
16
研究(8)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
17
研究(9)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
18
研究(10)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
C201300002
1/2
卒業研究
19
研究(11)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
20
研究(12)
テーマに基づいた研究計画に則し、各グループで研究を進めます。
21
研究まとめ(1)
今までの研究内容のまとめを行います。
22
研究まとめ(2)
今までの研究内容のまとめを行います。
23
クリエーション原稿作成(1)
クリエーションのための原稿を作成します。
24
クリエーション原稿作成(2)
クリエーションのための原稿を作成します。
25
発表用パワーポイント作成(1)
発表会のためのパワーポイントの作成を行います。
26
発表用パワーポイント作成(2)
発表会のためのパワーポイントの作成を行います。
27
発表原稿作成
発表会のための発表原稿作成を行います。
28
発表練習
発表会のため、パワーポイントを用いて、発表練習を行います。
29
卒業研究発表
一年間の成果として、研究内容をわかりやすく発表します。
30
発表内容の整理
一年間取り組んだ卒業研究について、まとめと整理を行います。
C201300002
2/2
卒業研究
2014 年度
短期大学部
科目名
卒業研究
対象
2 年
授業目標
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210402016
開講期
通年
必・選
担当教員
選択
単位数
水野 時子
2
卒業研究として取り上げるテーマについて、研究するための計画を立て、その計画に基づき調査・実験を実施す
る。そして、調査・実験から得られる結果の意味を考察してクリエーションにまとめる。その過程で、問題は何であ
るかを見極め、それらを解決する能力、さらにそれらを第3者に理解させるために発表表現する技術や能力も養うこ
とを目的とする。
受講資格
成績評価方法 ①研究に対する姿勢 60点
②研究成果 20点
③研究成果に対する考察内容 20点 60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求め
る。
教科書
特に指定しない。
研究テーマに応じた文献等を、その都度参考文献として用いる。
参考書
特に指定しない。
研究テーマに応じた文献等を、その都度参考文献として用いる。
学生への要望 テーマに対して真剣に取り組むことを希望する。
オフィスタイム
月曜日から金曜日の放課後
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス
卒業研究を実施するに当たってのガイダンスを実施する。
2
文献調査1
テーマを決定するために文献などによる調査を行い、テーマや研究
内容について検討する。
3
文献調査2
第2回の授業と同様に、テーマを決定するために文献などによる調査
を行い、テーマや研究内容について検討する。
4
文献調査3
第2回の授業と同様に、テーマを決定するために文献などによる調査
を行い、テーマや研究内容について検討する。
5
研究テーマの決定
文献調査などにより判明した事柄について、担当教員と協議し研究
テーマを決定する。
6
研究方針の決定
決定した研究テーマを研究するための研究方針、具体的研究内容を
検討する。
7
調査・研究の実施1
計画に基づき調査・研究を実施する。
8
調査・研究の実施2
計画に基づき調査・研究を実施する。
9
調査・研究の実施3
計画に基づき調査・研究を実施する。
10
調査・研究の実施4
計画に基づき調査・研究を実施する。
11
調査・研究の実施5
計画に基づき調査・研究を実施する。
12
調査・研究の実施6
計画に基づき調査・研究を実施する。
13
調査・研究の実施7
計画に基づき調査・研究を実施する。
14
調査・研究方法の再検討1
研究テーマごとに、担当教員と調査・研究方法等の再検討を行う。
15
調査・研究方法の再検討2
研究テーマごとに、担当教員と調査・研究方法等の再検討を行う。
16
調査・研究の実施8
再検討した計画に基づき調査・研究などを実施する。
17
調査・研究の実施9
再検討した計画に基づき調査・研究などを実施する。
C201300002
1/2
卒業研究
18
調査・研究の実施10
再検討した計画に基づき調査・研究などを実施する。
19
調査・研究の実施11
再検討した計画に基づき調査・研究などを実施する。
20
調査・研究の実施12
再検討した計画に基づき調査・研究などを実施する。
21
調査・研究結果の考察1
実施した調査・研究で得られた結果について考察を行う。
22
調査・研究結果の考察2
実施した調査・研究で得られた結果について考察を行う。
23
調査・研究結果の考察3
実施した調査・研究で得られた結果について考察を行う。
24
クリエーション原稿作成1
研究成果として「クリエーション」に掲載する原稿を作成する。
25
クリエーション原稿作成2
研究成果として「クリエーション」に掲載する原稿を作成する。
26
クリエーション原稿作成3
研究成果として「クリエーション」に掲載する原稿を作成する。
27
卒業研究発表会準備1
卒業研究発表会のためのパワーポイント原稿、発表原稿を作成す
る。
28
卒業研究発表会準備2
卒業研究発表会のためのパワーポイント原稿、発表原稿を作成す
る。
29
卒業研究発表会準備3
卒業研究発表会のためのパワーポイント原稿、発表原稿を作成す
る。
30
卒業研究発表会
パワーポイントを用いて、1年間の研究成果を発表する。
C201300002
2/2
卒業研究
2014 年度
短期大学部
科目名
卒業研究
対象
2 年
授業目標
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210402017
開講期
通年
必・選
担当教員
選択
単位数
小林 澄枝, 高木 恭子
2
臨床栄養に関するテーマを設定し、研究に関する事柄を調べ、計画に基づき実習し分析してまとめます。さらに研究
成果を発表する技術を修得します。
受講資格
成績評価方法 研究に対する意欲及び姿勢(50%)研究成果
(50%)などで評価します。60点以上で合格とします
が、理解度は8割以上を求めます。
教科書
特にありません。
参考書
特にありません。
学生への要望 研究に興味を持ち、積極的に調査と実習をして着実に積み上げまとめて下さい。
オフィスタイム
木曜日放課後、16時10分~
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
テーマの設定
グループ編成し、卒業研究の目的、内容作成の仕方を学ぶ。
2
テーマの設定
過去のクリエーションを参考にグループでテーマを設定方法を学
ぶ。
3
テーマの決定
決めたテーマを担当教員と話し合い決定する。
4
図書館の活用
図書館で図書・文献の検索の仕方を学ぶ。
5
情報の収集(1)
図書、インターネットなどを活用して、各テーマに関する情報を集
める。
6
情報の収集(2)
図書、インターネットなどを活用して、各テーマに関する情報を集
める。
7
情報の収集(3)
図書、インターネットなどを活用して、各テーマに関する情報を集
める。
8
情報の収集(4)
図書、インターネットなどを活用して、各テーマに関する情報を集
める。
9
実習、調査(1)
テーマに添った実習、調査をする。
10
実習、調査(2)
テーマに添った実習、調査をする。
11
実習、調査(3)
テーマに添った実習、調査をする。
12
実習、調査(4)
テーマに添った実習、調査をする。
13
実習、調査(5)
テーマに添った実習、調査をする。
14
実習、調査(6)
テーマに添った実習、調査をする。
15
Ⅲ期の反省
Ⅲ期テーマ内容の不備を確認し、Ⅳ期の研究の進め方を考察する。
16
研究の修正
Ⅲ期の調査不足を再調査し改善をはかる。
17
資料の整理①
資料のデータを整理し、必要に応じて図表を作成する。撮影した写
真はパソコンに入力し編集する。
18
資料の整理②
資料のデータを整理し、必要に応じて図表を作成する。撮影した写
真はパソコンに入力し編集する。
19
資料の整理③
資料のデータを整理し、必要に応じて図表を作成する。撮影した写
真はパソコンに入力し編集する。
C201300002
1/2
卒業研究
20
クリエーション原稿作成①
目的、方法、結果および考察の項目に従って、クリエーション原稿
を作成する。
21
クリエーション原稿作成②
目的、方法、結果および考察の項目に添って、クリエーション原稿
を作成する。
22
クリエーション原稿作成③
目的、方法、結果および考察の項目に添って、クリエーション原稿
を作成する。
23
クリエーション原稿仕上げ
各テーマごとにクリエーション原稿を仕上げる。
24
クリエーション原稿の提出
各クリエーション原稿を取りまとめて再確認し、卒業研究担当教員
に提出する。
25
発表原稿まとめ①
発表の手順を学び、図表や写真をパワーポイントに取り込んで、プ
レゼンテーション用媒体を作成する。
26
発表原稿まとめ②
プレゼンテーション用媒体に従って、発表用原稿をまとめる。
27
発表会の予行演習
発表会がスムーズに進められるように、司会進行、発表者のマイク
の使い方、発表方法の操作などの練習を行う。
28
発表会
発表を行い、プレゼンテーションの仕方を体験する。
29
反省会
1年間を振り返り、卒業研究の反省をする。
30
まとめ
研究データをUSBに保存し、研究室で保管する。
C201300002
2/2
卒業研究
2014 年度
短期大学部
科目名
卒業研究
対象
2 年
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210402018
開講期
通年
必・選
担当教員
選択
単位数
金子 依里香
2
授業目標
グループに分かれて研究テーマを設定し、設定した研究テーマについて、文献調査や実験を進めて研究を行う。研
究成果は卒業研究写真集「CREATION」にまとめ、研究発表会で口頭発表を行うとともに、その方法を学ぶ。
受講資格
成績評価方法 クリエーション作成までの研究への取り組み姿勢(50
点)と研究発表会の内容(50点)を研究成果として100点
満点で評価する。60点以上で単位を認定するが、目標の
80%以上の理解と実践を求める。
教科書
特になし。
参考書
特になし。
学生への要望 常に探求心を持って、積極的に研究に臨んでほしい。
オフィスタイム
火曜日および水曜日のⅤコマ目、生理学研究室を訪問してください。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
オリエンテーション
過去数年間の研究テーマについてクリエーションを用いて説明す
る。
2
研究グループの決定 研究テーマについて検討しながら、研究グループを決める。
3
研究テーマの検討
研究グループ毎に、研究テーマを考える。
4
研究テーマの検討
研究手法などを検討しながら、研究テーマを絞り込む。
5
研究テーマの決定
グループ毎に研究テーマを決定する。
6
研究の実施
決定したテーマについて、各グループ毎に研究を進める。
7
研究の実施
調査、試作、実験など手法を用いて、引き続き研究を進める。
8
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
9
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
10
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
11
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
12
研究の実施 前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
13
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
14
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
15
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
16
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
17
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
18
研究の実施
前回に続き、各テーマ毎に研究を進める。
19
研究内容のまとめ
クリエーション原稿作成や発表会のために、研究内容をまとめる。
20
研究内容のまとめ
前回に続き、研究内容をまとめる。
C201300002
1/2
卒業研究
21
研究内容のまとめ
前回に続き、研究内容をまとめる。
22
CREATION原稿作成
クリエーション原稿を作成する。
23
CREATION原稿作成
前回に続き、原稿を作成する。
24
CREATION原稿作成
前回に続き、原稿を作成する。
25
CREATION原稿の校正
クリエーション原稿の校正を行う。
26
研究発表の内容と方法の検討
研究発表の内容と方法について検討する。
27
研究発表の準備
発表に用いる資料を作成する。
28
研究発表の準備
発表に用いる原稿を作成する。
29
研究発表の練習
発表に用いる資料と原稿を確認し、研究室内で発表練習を行う。
30
研究発表
学科の卒業研究発表会で学生全員が成果を発表する。
C201300002
2/2
卒業研究
2014 年度
短期大学部
科目名
卒業研究
対象
2 年
授業目標
/
家政科
/
講義コード C210402020
開講期
通年
必・選
担当教員
選択
単位数
鈴木 奈津子
2
新しい知見を得て、社会で活躍できる栄養士を養成することを目的として、実際に給食管理に関する研究を行い、
得られた成果は発表会の中で報告し、研究発表の体験をする。テーマは学生の希望をもとに協議の上、設定する。実
習や文献調査を進めて研究を行う。
受講資格
教科書
食物栄養専攻
成績評価方法 受講意欲80点
研究まとめ20点
60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求め
る。
特になし。
参考書
学生への要望 常に研究のための探究心を持つこと、理論的に物事を考える習慣を身につけることを要望する。
オフィスタイム
火曜日・金曜日の5コマ目
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
オリエンテーション
卒業研究生の自己紹介を行い、卒業研究の進め方について説明す
る。また、各自卒業研究テーマとして関心を持っている事柄の話し
合いをして、グループ編成を行う。
2
図書館利用法について
研究テーマの設定にあたり、文献調査や資料検索が必要になるの
で、図書館での文献検索方法について学ぶ。
3
文献調査・資料検索1
各自関心がある内容についての文献調査を行う。
4
文献調査・資料検索2
引き続き文献調査を行い、情報収集に努める。
5
テーマの決定
卒業研究内容とテーマを決定し、研究目的、研究方法について考
える。
6
今後のプランニング作成
テーマに基づいた目的、方法に則り、今後の研究計画を立案す
る。
7
研究1
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
8
研究2
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
9
研究3
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
10
研究4
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
11
研究5
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
12
研究6
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
13
研究7
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
14
中間発表のまとめ
前期に研究した内容をまとめて発表する中間発表の準備をする。
15
中間発表
今までの研究内容についての発表を行う。お互いのグループで発
表しあうことは、自分たちの研究内容の見直しのためにも意義があ
る。今後の研究の方向性を確認し、必要であれば軌道修正などを行
う。
16
研究8
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
17
研究9
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
18
研究10
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
C201300002
1/2
卒業研究
19
研究11
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
20
研究12
テーマに基づいた研究計画に則り、各グループで研究を進める。
21
研究まとめ1
今までの研究内容のまとめを行う。
22
研究まとめ2
今までの研究内容のまとめを行う。
23
クリエーション原稿作成1
クリエーションのための原稿を作成する。
24
クリエーション原稿作成2
クリエーションのための原稿を作成する。
25
発表用パワーポイント作成1
発表会のためのパワーポイントの作成を行う。
26
発表用パワーポイント作成2
発表会のためのパワーポイントの作成を行う。
27
発表原稿作成
発表会のための発表原稿作成を行う。
28
発表練習
発表会のためパワーポイントを用いて、発表練習を行う。
29
卒業研究発表
一年間の成果として、研究内容をわかりやすく発表する。
30
発表内容の整理
一年間取り組んだ卒業研究について、まとめと整理を行う。
C201300002
2/2
卒業研究
2014 年度
短期大学部
科目名
卒業研究
対象
2 年
授業目標
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210402021
開講期
通年
必・選
担当教員
選択
単位数
石川 雅子
2
調理学に関する分野より、研究テーマおよび目標を設定し、研究を行う。また、発表方法についても学び、卒業研究
発表会および卒業研究写真集「Creation」において、研究内容を発表する。
受講資格
成績評価方法 ①研究姿勢(20%)、②研究成果(60%)、③発表会ま
での準備(20%)で評価する。
60点以上で単位を認定するが、授業理解度は80%以上を
求める。
教科書
特に指定しない。
参考書
テーマに応じて文献検索を行い、参考資料として用いる。
学生への要望 常に、積極的な態度で取り組んで欲しい。
オフィスタイム
月曜Ⅴ限 №1給食管理研究室
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
オリエンテーション
卒業研究の目的および進め方を理解する。
2
図書館の活用法について
図書館での文献検索方法について学ぶ。
3
テーマの検討(1)
図書、インターネットなどを活用し、情報収集を行う。
4
テーマの検討(2)
前回に引き続き、情報収集を行い、テーマを検討する。
5
テーマの決定
研究テーマを決定し、研究目的、方法について考える。
6
研究計画
今後の研究計画を考える。
7
研究(1)
研究計画に基づいて、研究を進める。
8
研究(2)
研究計画に基づいて、研究を進める。
9
研究(3)
研究計画に基づいて、研究を進める。
10
研究(4)
研究計画に基づいて、研究を進める。
11
研究(5)
研究計画に基づいて、研究を進める。
12
研究(6)
研究計画に基づいて、研究を進める。
13
研究(7)
研究計画に基づいて、研究を進める。
14
中間発表のまとめ
これまでに研究した内容を発表するための準備を行う。
15
中間発表
これまでに研究した内容を発表する。また、今後の研究の進め方に
ついて検討する。
16
研究(8)
研究計画に基づいて、研究を進める。
17
研究(9)
研究計画に基づいて、研究を進める。
18
研究(10)
研究計画に基づいて、研究を進める。
19
研究(11)
研究計画に基づいて、研究を進める。
20
研究(12)
研究計画に基づいて、研究を進める。
21
研究のまとめ(1)
研究のまとめを行う。
C201300002
1/2
卒業研究
22
研究のまとめ(2)
前回に引き続き、研究のまとめを行う。
23
クリエーションの原稿作成(1)
クリエーションの原稿を作成する。
24
クリエーションの原稿作成(2)
前回に引き続き、クリエーションの原稿を作成する。
25
発表用パワーポイントの作成(1)
卒業研究発表会にむけてパワーポイントを作成する。
26
発表用パワーポイントの作成(2)
前回に引き続き、発表用のパワーポイントを作成する。
27
発表用原稿の作成(1)
卒業研究発表会にむけて、発表の原稿を作成する。
28
発表用原稿の作成(2)および発表練習
前回に引き続き、発表用原稿を作成する。また、発表の練習を行
う。
29
卒業研究発表会
卒業研究発表会において、研究成果を発表する。
30
まとめ
卒業研究のまとめを行い、資料の整理を行う。
C201300002
2/2
卒業研究
2014 年度
短期大学部
科目名
卒業研究
対象
2 年
授業目標
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C210402022
開講期
通年
必・選
担当教員
選択
単位数
高木 恭子
2
臨床栄養に関するテーマを設定し、研究に関する事柄を調べ、計画に基づき実習し分析してまとめます。さらに研究
成果を発表する技術を修得します。
受講資格
成績評価方法 研究に対する意欲及び姿勢(50%)研究成果
(50%)などで評価します。60点以上で合格とします
が、理解度は8割以上を求めます。
教科書
特にありません。
参考書
特にありません。
学生への要望 研究に興味を持ち、積極的に調査と実習をして着実に積み上げまとめて下さい。
オフィスタイム
木曜日放課後、16時10分~
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
テーマの設定
グループ編成し、卒業研究の目的、内容作成の仕方を学ぶ。
2
テーマの設定
過去のクリエーションを参考にグループでテーマを設定方法を学
ぶ。
3
テーマの決定
決めたテーマを担当教員と話し合い決定する。
4
図書館の活用
図書館で図書・文献の検索の仕方を学ぶ。
5
情報の収集(1)
図書、インターネットなどを活用して、各テーマに関する情報を集
める。
6
情報の収集(2)
図書、インターネットなどを活用して、各テーマに関する情報を集
める。
7
情報の収集(3)
図書、インターネットなどを活用して、各テーマに関する情報を集
める。
8
情報の収集(4)
図書、インターネットなどを活用して、各テーマに関する情報を集
める。
9
実習、調査(1)
テーマに添った実習、調査をする。
10
実習、調査(2)
テーマに添った実習、調査をする。
11
実習、調査(3)
テーマに添った実習、調査をする。
12
実習、調査(4)
テーマに添った実習、調査をする。
13
実習、調査(5)
テーマに添った実習、調査をする。
14
実習、調査(6)
テーマに添った実習、調査をする。
15
Ⅲ期の反省
Ⅲ期テーマ内容の不備を確認し、Ⅳ期の研究の進め方を考察する。
16
研究の修正
Ⅲ期の調査不足を再調査し改善をはかる。
17
資料の整理①
資料のデータを整理し、必要に応じて図表を作成する。撮影した写
真はパソコンに入力し編集する。
18
資料の整理②
資料のデータを整理し、必要に応じて図表を作成する。撮影した写
真はパソコンに入力し編集する。
19
資料の整理③
資料のデータを整理し、必要に応じて図表を作成する。撮影した写
真はパソコンに入力し編集する。
C201300002
1/2
卒業研究
20
クリエーション原稿作成①
目的、方法、結果および考察の項目に従って、クリエーション原稿
を作成する。
21
クリエーション原稿作成②
目的、方法、結果および考察の項目に添って、クリエーション原稿
を作成する。
22
クリエーション原稿作成③
目的、方法、結果および考察の項目に添って、クリエーション原稿
を作成する。
23
クリエーション原稿仕上げ
各テーマごとにクリエーション原稿を仕上げる。
24
クリエーション原稿の提出
各クリエーション原稿を取りまとめて再確認し、卒業研究担当教員
に提出する。
25
発表原稿まとめ①
発表の手順を学び、図表や写真をパワーポイントに取り込んで、プ
レゼンテーション用媒体を作成する。
26
発表原稿まとめ②
プレゼンテーション用媒体に従って、発表用原稿をまとめる。
27
発表会の予行演習
発表会がスムーズに進められるように、司会進行、発表者のマイク
の使い方、発表方法の操作などの練習を行う。
28
発表会
発表を行い、プレゼンテーションの仕方を体験する。
29
反省会
1年間を振り返り、卒業研究の反省をする。
30
まとめ
研究データをUSBに保存し、研究室で保管する。
C201300002
2/2
卒業研究
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110981008
宗教学
対象
1 年
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
福島 寅太郎
2
授業目標
〔授業の目的・ねらい〕
①本学の建学精神を理解するために必要な教養的知識を習得させる。
②教養のある現代人として宗教に関する必要な知識を身につけさせる。
〔授業の概要〕
本講義は本学の建学精神に基づいた全学科・専攻の必修科目である。
宗教は人間生活のあるところ、どの時代にもどの場所にも影響を及ぼしており、現在の私たちもまた日常生活の中
で常にそれらと関わっている。グローバル化が進み、異文化間の相互理解が求められる現代において、宗教は果たし
てどのような役割を果たすことができるのであろうか。
本講義は、諸宗教の思想や信仰、特に現代日本およびアジアの諸宗教におけるさまざまな事例を取り上げ、宗教学
的観点から探ることを目的とする。授業への理解を深めるために、アニメなどの映像を数多く取り扱う予定である。
ちなみに「トトロはオスですか、それともメスですか」。素朴な疑問が学問への重要な一歩である。
本年度は、本学の学問の特徴である「生活学」に焦点を当てて、宗教と生活との関わりを考えてみたい。具体的に
は、当該当該問題に関連した最新の研究書を教科書として用い、当該教科書の読解を通じて理解を深めていきたいと
考えている。
〔到達目標〕
①宗教学的“ものの見方”を理解する。
②宗教が身近な存在であることを再確認し、「宗教」に対する偏りのない理解ができることを目指す。
③紹介された諸事例を通じて、「宗教」と「宗教的なもの」との異同を理解する。
受講資格
特になし
成績評価方法 試験成績(60点以上)、出席状況(60%以上)、授業態度、
提出物等。理解度8割で、合とする。
教科書
『生活禅のすすめ』(浄慧著、東京・山喜房佛書林、2012年)。
参考書
学生への要望 ノートをこまめにとること。
オフィスタイム
昼休みの時(12時〜12時40分)。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス
授業の進み方、建学精神との関連について述べるとともに、テスト
や成績評価などについて紹介する。教科書についても案内する予定
である。
2
生活と宗教(1)ー禅の教えと歴史
具体的には禅を取り上げる。禅の歴史や基本的な教えについて、教
科書に沿って述べる。アップルの創始者・ジョブツ氏は敬虔な禅の
実践者である。シンプルさを追求したアップル製品を話題にしなが
ら、生活における禅の役割を考える。
3
生活と宗教(2)ー生活の中の「禅」
前回の続き。教科書に沿って、禅とは何かを、身近な話題を通して
考える。
4
生活と宗教(3)ー「生活禅」とは何か
「生活禅」とは何か。教科書を通して学びながら、一緒に考えてみ
る。
5
生活と宗教(4)ーだるまさん・ダルマと達
磨
「達磨さんが転んだ」という鬼ごっこをみんなは一度ぐらい遊んだ
ことがあろう。ここに出てくる達磨さんとは誰のことであろうか。
歴史上の達摩さんと民間信仰のそれとの異同を明らかにしてみた
い。
6
生活と宗教(5)ー般若心経
『般若心経』と生活禅について述べる。日常生活の中で、『般若心
経』に触れる場面があると思う。ここでは教科書を用いながら『般
若心経』とはどんなお経なのかを学ぶと共に、生活禅との関係を理
解する。
7
生活と宗教(6)ーこころと心
心とは何か。宗教は人間の不可視的なものを可視的にするものであ
る。ここでは宗教から見た人間の心とは何かを、禅における心のと
らえ方を通して理解する。
8
生活と宗教(7)ー禅マンガについて
前回の続き。具体的には『十牛図』という最古のマンガを通して理
解を深める。
9
生活と宗教(8)ー宗教における悩みの対
処法
悩みとは何か。禅における悩みの対処法を、教科書を通して理解す
る。
C201400002
1/2
宗教学
10
生活と宗教(9)ーアニメにおける宗教的要
素 其の一
11
生活と宗教(10)ーアニメにおける宗教的
要素 其の二
12
生活と宗教(11)ー生活と宗教との関わ
り 其の一
13
生活と宗教(12)ー生活と宗教との関わり
其の二
14
生活と宗教(13)ーまとめ
15
最終回(試験)
C201400002
気分転換のために、アニメにおける宗教的要素について考察する。
具体的には『となりのトトロ』を取り上げる。
ちなみに、トトロの性別はオスか、それともメスか。素朴な疑問が
学問への重要な第一歩である。
前回の続き。
再び教科書に戻る。「生活の中で修行し、修行の中で生活する」と
いう教科書の著者の言葉を理解しながら、生活と宗教との関わりを
考える。
前回の続き。
これまての授業の全体についてまとめると共に、期末テストについ
て説明する。
2/2
宗教学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110981004
社会科学(政治)
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
影山 彌
2
今日、私達の生活における、最も顕著な特色は、「生活の外部化」といわれる現象である。それは、工業化という大
きな経済的変化の中で起こったといえるが、元来、「家庭の生活機能」である、衣・食・住、暮らし、保育、教育、
娯楽、扶養、燃料、飲み水などが、企業の商品、行政サービスなどによって取って代わられつつある状況を、「生活
の外部化」という。従って、今日、私達の生活の充実を考える上で、政治や行政が大きな焦点になる。本講義では、
様々なテーマを通して、生活と政治との関わりを考える。
受講資格
成績評価方法 受講態度(20%)、レポートあるいはテスト(80%)
教科書
なし
参考書
阿部彩「子どもの貧困」、山田昌弘「少子社会日本」、本田良一「ルポ生活保護」、関口富左「家政哲学」
学生への要望
オフィスタイム
12:10~40(金曜日を除く)
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
政治化の時代について
①福祉、暮らし、生活環境など、多様な要求が政治に対して向けら
れていること、②政治の場において要求間の対立が起こること、③
政治によって生活が管理されていること、これらの3つから、生活と
政治の深い関わりをもつ現代について、政治化の時代と呼ぶ。
2
政治的無関心について
政治化の時代であるにもかかわらず、かなりの政治的無関心層が存
在する。現代型政治的無関心といわれる、①脱政治的無関心、②無
政治的無関心、③反政治的無関心、について説明し、政治的無関心
の功罪について考える。
3
食の安全について
'01年9月、日本で初めて確認された、牛海綿状脳症(BSE)を中心に
考える。対策として実施された、全頭検査、飼料規制、食品安全基
本法の制定、食品安全委員会、米国産牛肉の輸入条件などについて
解説する。
4
食糧自給率の問題(1)
先進国で最低であるわが国の食糧自給率をめぐって、その主たる原
因である食生活の欧米化や、戦後の農業基本法農政、などについて
解説する。
5
食糧自給率の問題(2)
今後の最大の問題である、農産物の完全自由化をめざす環太平洋
パートナーシップ協定(TPP)の内容を説明し、それが、わが国の食
糧自給率に与える影響について考える。
6
暮らしの問題(1)
増え続ける低所得層の現状を捉える。そのために、国民の相対的貧
困率の上昇、若者の低所得層の問題、非正規雇用者の増大、労働者
派遣法の制定と規制緩和、などについて説明する。
7
暮らしの問題(2)
最後の安全網(セーフティネット)といわれる生活保護の受給世帯
及び受給者が急激に増大している。こうした状況をうけて、生活保
護制度の概要、現状及び課題について解説する。
8
暮らしの問題(3)
子供の貧困が注目されてきており、それは先進国の中でも高い水準
にある。子供の貧困の現状と、その子供の成長に与える様々な影響
について考える。また、子供の貧困に対する、わが国の政策の現状
と問題点について解説する。
9
少子化の問題
わが国の少子化は歯止めがかからず、むしろ次の4点から深刻化の事
態にあるといえる。①日本の総人口の減少、②合計特殊出生率の低
下、③未婚率の増大、④夫婦出生率の低下。こうした深刻な少子化
の事態について、少子化の社会的、経済的影響、少子化の原因、少
子化対策の現状及び有効な少子化対策について考える。少子化を止
めたフランスの少子化対策についても解説する。
10
高齢者介護の問題
現在、わが国は、超高齢社会といわれている。それにともない、要
介護高齢者が増大し、介護の問題が国民的課題となっている。これ
をうけて、'00年4月、介護保険制度がスタートし、社会全体で介護
の問題に当たることにした。介護保険制度の概要、現状及び課題な
どについて解説する。
C201400002
1/2
社会科学(政治)
11
生活の充実を目指す政策体系
今日、工業化にともなう都市化により、都市的生活様式が全般化し
ている。こうした現状のなかで、生活の充実のための政策体系とし
て、シビル・ミニマムが提起されている。それは、Ⅰ社会保障、Ⅱ
社会資本、Ⅲ社会保健、の3つから構成されている。それぞれの具体
的内容、生活の充実との関連及び地方政治との関連性、などについ
て解説する。
12
公的年金制度について
シビル・ミニマムの柱の一つである社会保障の中の公的年金制度に
ついて、老後の生活を支える国民年金、厚生年金、共済年金の概要
と現状について説明する。
13
社会資本・社会保健について
シビル・ミニマムの二つの柱である社会資本・社会保健について、
この二つが特に生活の質の向上に寄与する、快適で、健康的で、安
全な生活環境を整備する条件であることを捉える。
14
政治を理解する枠組み(1)
政治とは、国民の要求・支持を受けて、法律や政策を作り出すこと
であることを理解する。このことによって、3、~13、までのこと
を、生活と政治との関連として正しく理解する。
15
政治を理解する枠組み(2)
国民の要求・支持を受けて、法律や政策が形成される過程につい
て、そこに参加する個人、政治団体、機構などを理解する。
C201400002
2/2
社会科学(政治)
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110981006
自然科学(物理)
対象
1 年
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
石原 正道
2
授業目標
物理学の考え方を学び、日常の物理現象を理解すること。またエネルギーなどの諸概念を理解し、実際の物理現象と
結びつけられるようになること。
受講資格
なし。
教科書
指定しない。
参考書
指定しない。
成績評価方法 課題(試験)による。成績への反映は課題1を40%、
課題2を60%とする。ただし課題の難易度によって平
均点などの調整を行うことがある。
欠席は1回につき3点を減じる。遅刻・早退はそれぞれ1回
につき1点を減じる。
学生への要望 予習・復習をしておくこと。また日常の物理現象がなぜ起こるのか、自ら考えてみること。
オフィスタイム
月曜日2時限
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
イントロダクション
本授業の目的を示し、内容を概説する。また評価方法や教科書等な
どについても述べる。また本授業で要求する基礎能力について説明
する。本時では、本講義で必要となる基礎定数・文字式の扱いにつ
いて学習する。
2
指数・単位・次元
指数を用いた数の表現方法について学習する。また m, cm, kg, g,
sec など、日常用いられる単位の種類を振り返る。日常の単位は長
さ・質量・時間の三つの量の組み合わせで作られることを理解し、
次元の概念を学ぶ。
3
力学:ニュートンの 3 法則
物体の運動が変化する場合にどのような法則に基づき変化が起きる
のかについて学ぶ。本時ではニュートンの3法則とその意味について
学ぶ。
4
力学:エネルギー・運動量・角運動量
物体の運動が変化する場合にどのような法則に基づき変化が起きる
のかについて学ぶ。本時ではどのような運動が起こりうるのか捉え
るのに有用なエネルギー・運動量・角運動量について学ぶ。
5
圧力
物理学において力は運動を定める基本的な要素である。しかし日常
では大きさの無視できる粒子のみを扱うわけではない。大きさをも
つ物体に関しては本節で学ぶ圧力を用いる方が適切な場合も多い。
そこで本時ではこの圧力について学び、日常での扱われ方について
学ぶ。
6
生物の物理学
体の大きさについて熱の観点から次元解析を用いて考察する。また
ゴジラのような生物が存在しうかについて次元解析を用いて考察す
る。
7
ダイエットの物理学
ダイエットをエネルギーの視点から考察する。カロリーとジュール
の関係やエネルギー保存則を加味したダイエットについて考察す
る。
8
課題 1
これまでの力学に起因する諸概念について知識の定着度を確認す
る。
9
共振・共鳴
共振・共鳴は、効率的にエネルギー伝達が起こる現象である。この
ため振動現象の中でも大きな事故を引き起こしうる。本節では共
振・共鳴とはどのような現象かを理解し、日常にみられる共振・共
鳴の例をあげる。
10
相対性理論とその応用
現代物理学の一つである相対性理論は日常生活と関係ないと思われ
がちであるが、実際には様々な場面でその成果が活かされている。
本時では、相対性理論から導かれる常識的な感覚とは異なる結論
と、相対性理論の重要な応用例である GPS について理解することと
する。
11
複雑系:スモールワールド
従来の科学の方法論とは異なる、要素に還元しただけでは捉えられ
ない現象に焦点を当てる。本時では、ネットワークの観点から世界
の大きさにおける「スモールワールド性」について学ぶ。
C201400002
1/2
自然科学(物理)
12
複雑系:スケールフリーとべき分布
従来の科学の方法論とは異なる、要素に還元しただけでは捉えられ
ない現象に焦点を当てる。本時では、スケールフリー性とよばれる
分布の特徴と、スケールフリー性をもつネットワークの特徴につい
て学ぶ。
13
複雑系:同期現象
日常で当たり前のように見られるリズムが揃う、同期とよばれる現
象は、科学的にはそれほど自明なことではない。簡単な要素から構
成されるシステムにおいてどのように同期が発生するかを理解する
ことは、現実の世界での現象を理解することに繋がる。本時では、
基本的な同期現象の理解と日常見られる同期現象について学ぶ。
14
複雑系:カオスとフラクタル
カオスとフラクタルは従来の自然の見方に修正を迫るものである。
ここでは予測可能性に言及したカオスと自己相似性に言及したフラ
クタルについて学ぶ。カオスおよびフラクタルの基本的な理解と日
常での現れ方について学ぶ。
15
課題 2
これまでの内容に関する諸概念について知識の定着度を確認する。
C201400002
2/2
自然科学(物理)
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
自然科学(生物)
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110401007
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
金子 依里香
2
人はヒト(Homo sapiens)という生物であり、私たちが生活をするうえで、ヒトである自分を知ることは大切なこ
とである。この授業では、ヒトの細胞、代謝、生殖と発生、免疫、遺伝子といった内容について学習し、生物である
ヒトのからだのしくみの概要を理解するとともに、生物におけるヒトの位置づけについても理解を深める。
受講資格
成績評価方法 期末試験100点満点の60点以上で単位を認定するが、80%
以上の理解を求める。
欠席については、1回につき1点の減点とする。
教科書
小野廣紀・内藤通孝著 「わかる生物学―知っておきたいヒトのからだの基礎知識―」
(株)化学同人、京都(2011・第6刷)
1,800円(税別)
参考書
高校で使用した教科書・参考書等の復習を勧める。
学生への要望 授業前には、シラバスの授業内容欄にある教科書の範囲に目を通しておく。また、授業中はしっかりノートをとり、
集中して受講する。授業終了後は、教科書の各章末にあるまとめの問題を行い、授業内容の理解度を確認する。
オフィスタイム
火曜日および水曜日のⅤコマ目、生理学研究室を訪問してください。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
生命の誕生とヒトの祖先について
先カンブリア時代からヒトが出現する新生代まで、生命の歴史につ
いて理解を深める。46億年前に地球が誕生し、その後、生物が生ま
れ進化をして今日に至っていることを理解するとともに、生物学史
の概要を学び授業の流れを確認する。
Key words:自然発生説、細胞説(pp1-4)
2
細胞の構造と機能
植物と動物の細胞を比較し、細胞内に存在する、核、ミトコンドリ
ア、ゴルジ体、などの細胞内小器官について学び、これらの細胞が
集まり生物のからだが構成されていることを理解する。
Key words:細胞、組織、器官、器官系、細胞内小器官(pp5-15)
3
細胞の分裂と増殖
体細胞分裂と減数分裂について、それぞれの分裂過程、相違点およ
び共通点を比較し、体細胞と生殖細胞の違いを理解する。
Key words:体細胞、体細胞分裂、生殖細胞、減数分裂、相同染色
体、二価染色体(pp16-19)
4
生殖、発生そして誕生
生殖の方法である、有性生殖と無性生殖の違いについて学ぶととも
に、ヒトの精子形成と卵形成、受精、発生、誕生について理解を深
める。
Key words:有性生殖、無性生殖、配偶子、受精、妊娠(pp20-21)
5
食べ物からエネルギーを作る(1)
エネルギーを作り出す分子である、アデノシン5´-三リン酸(ATP)
について学ぶ。呼吸のうち、内呼吸とは細胞内でグルコースなどを
分解し、必要なエネルギーを取り出す反応であることを理解する。
Key words:外呼吸、内呼吸、ATP(pp23-27)
6
食べ物からエネルギーを作る(2)
好気呼吸は解糖系、クエン酸回路、電子伝達系の3段階で行われるこ
とから、それぞれの反応について学び、食べ物からエネルギーをつ
くるしくみを理解する。
Key words:好気呼吸、解糖系、クエン酸回路、電子伝達系(pp2732)
7
食べ物からからだをつくる
食べ物を構成する糖質、タンパク質、脂質の消化のしくみと、消化
にかかわる酵素の働きや特徴について学び、からだは食べ物からど
のようにしてできるかを理解する。
Key words:糖質、タンパク質、脂質、酵素、肥満(pp33-41)
8
血液の働き
血液の働きや血球成分について学び、細胞の1つひとつの生命活動
を支えているのが血液であることを理解する。
Key words:血球成分、血漿成分(pp43-50)
9
神経系とホルモン
生体内の内部環境を維持するために、重要な役割を果たしているの
が神経系および内分泌系であることを理解する。神経系では交感神
経と副交感神経について、ホルモンについては主に、成長ホルモ
ン、男性ホルモン、女性ホルモン、血糖値の調節を行うインスリン
やグルカゴンを取り上げて説明する。
Key words:交感神経系、副交感神経系、ホルモン(pp53-60)
C201400002
1/2
自然科学(生物)
10
免疫系
免疫系の働きとは、抗原と言われる異物の生体進入を防いだり、抗
原の排除を行い生体の内部環境を守ることであることを学び、免疫
の分類やしくみについて理解する。
Key words:自然免疫、獲得免疫、抗原、抗体、アレルギー(pp6066)
11
遺伝(1)
親から子どもへ情報が伝わる仕組みを理解するために、メンデルが
行ったエンドウ豆の実験について理解を深め、メンデルの法則から
血液型などの身近な遺伝について学ぶ。 Key words:メンデルの法則、不完全優性、複対立遺伝子、組み換
え、連鎖(pp69-74)
12
遺伝(2)
性に関する遺伝について理解するため、性の決定、有性生殖の可能
性について学ぶ。また、遺伝病や突然変異についても理解を深め
る。
Key words:性染色体、常染色体、伴性遺伝(pp75-78)
13
遺伝子の本体(1)
遺伝現象の本体であるデオキシリボ核酸(DNA)解明の歴史を理解す
るため、遺伝子の本体がDNAであることの発見や、DNAの二重らせん
構造解明に至るまでを学ぶ。遺伝暗号表の読み方についても理解す
る。
Key words:二重らせん構造、アデニン、チミン、グアニン、シト
シン(pp79-88)
14
遺伝子の本体(2)
遺伝子をもとに、あらゆるタンパク質が合成されることを学ぶ。さ
らに、遺伝子組み換え作物や動物についても理解を深める。
Key words:遺伝情報の転写(pp89-92)
15
進化
われわれのからだに残る進化の痕跡を知り、ヒトの進化について理
解するとともに、進化論について学ぶ。
Key words:相同器官、相似器官、痕跡器官(プリントを準備)
C201400002
2/2
自然科学(生物)
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110981014
言葉と表現
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
奥秋 和夫
2
授業目標
社会の情報化、国際化、高齢化が進むとともに、日本語の衰退が危惧されている。事実、若い世代を中心に、国語表
現力や文章表現力の低下が目立ち、ひいてはコミュニケーションにおける語彙の少なさ、言葉の乱れなどが心配され
ている。本授業では正しい発音・発声の方法から、言葉の正しい意味と使い方、朗読や敬語表現、文章表現などを通
して、日本語表現や言葉の感受性をより豊かにすることを目的とする。また、社会人としてのコミュニケーション
ルールを身につけ、自らの人格を養い、他人との協調性を習得する。
受講資格
特になし
教科書
担当教員作成のプリント
参考書
その都度紹介
成績評価方法 筆記試験50点、レポート50点、欠席は1回につき4点減
点。60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求
める。
学生への要望 発声、文学作品朗読、自己表現など実践練習も取り入れるので、積極的に声を出して自分を表現すること。意識して
目上の人と話をし敬語に慣れる。新聞のコラム欄に目を通す習慣を養い、書き言葉を意識する。
オフィスタイム
授業終了後30分
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
正しい日本語話していますか
オリエンテーション。授業の進め方の説明と言葉遣いに関するVT
R視聴。その後自分の普段の言葉遣いを振り返って感想を話し合
う。
2
日本語の表現と文化
日本語の特徴と文化的背景などを説明し、日常使われている「あい
さつことば」についてQ&A方式でその意味などを話し合いながら
考える。
3
日本語の語彙
日本語の語彙の特徴、語彙の体系、語の意味、文の中での語の使わ
れ方などをQ&A方式で学ぶ。言葉と意味、類義語・反意語の使い
分け、外国語との対照についてもチェックする。
4
会話表現(1)
日常会話の中で比較的よく使われる国語表現・日本語表現につい
て、その言葉の正しい意味の理解と使い方を学ぶ。クイズ形式で進
めながら、国語常識、慣用句、漢字などの国語力をつける。
5
会話表現(2)
慣用句、四字熟語、ことわざなど、昔ながらの日本語表現を取り上
げながら、その語源や生まれてきた文化的背景などを探る。社会人
の常識として覚えておきたいものを集め、就職試験対策も意識す
る。
6
呼吸と発声・発音
声を出す仕組みや姿勢との関係、母音・子音を中心とした日本語の
発音のメカニズムに触れ、正しい発声・発音を実習で学ぶ。また日
本語の話し方に関する現況と対策についても考える。
7
朗読と表現(1)
暗誦・口承文化の意義と朗読の魅力、朗読の種類と社会的意義など
について解説する。朗読表現の注意点と朗読の仕方を学び、テープ
で「良い朗読」と「悪い朗読」を聞き分ける。
8
朗読と表現(2)
声優による文学作品の朗読をCDで鑑賞し、その感想を話し合う。
新聞記事、随筆、文学作品など課題として出したものの中から
自分の好きなものを選び、実際に朗読にチャレンジして「声を出す
ことの楽しさ」を味わう。
9
敬語表現(1)
敬語は社会人にとって不可欠のマナー。文化庁・文化審議会による
新しい敬語の分類と表現の原則を解説するとともに、ビジネスの場
における敬語の使い方をVTRをまじえて学ぶ。
10
敬語表現(2)
日常よく使われる敬語、間違いやすい敬語に関する筆記試験を行
い、その場で解答・解説をして身近な敬語の基本を身につける。新
しい敬語の考え方と基本を整理。
11
日本語文法と表現(1)
「文法」というと無味乾燥な知識の暗記というイメージが強い。し
かし我々の周りの日本語を「言葉のルール」に注目して見直すこと
によって、言葉のおもしろさと難しさ、日本語の奥深さを感じるこ
とができる。格助詞の使い方を学ぶ。
C201400002
1/2
言葉と表現
12
日本語文法と表現(2)
日本語の「主語」の扱いと「述語」との対応。時を表す表現。他人
との対応の中での表現(依頼、命令、勧誘、推量、断定、疑問)な
どを学ぶ。
13
文章表現(1)
豊かな文章を書くためには何が必要か。情報収集、取材のあり方を
考える。実際に書くときの注意点、文章表現の基本を学ぶ。400
字詰め原稿用紙の使い方、手紙の書き方の原則を解説。
14
文章表現(2)
文章の構造、段落内の構造としての「中心文」と「支持文」の見つ
け方と役割を学ぶ。またそれらの実践として新聞のコラム欄を取り
上げ、内容の要約をするとともにタイトルをつけてみる。
15
総合まとめ
授業全体の感想と質疑応答。レポートの作成。
C201400002
2/2
言葉と表現
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110401006
英語表現法
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
ダニエル ホーナー
2
〔授業全体の内容の概要〕GOALS OF THIS CLASS:
1. The main goal is to improve all 4 English skills with a focus on English expression and listening.
2. Another goal is to be able to express cultural information about various countries.
There will also be 4 quizzes and an accumulative final test.
〔授業修了時の達成課題(到達目標)〕PREREQUISITES FOR THIS CLASS:
Students will have completed high school English. Students should be able to understand and use
language concerning everyday topics such as likes and dislikes. They should also be able to give
personal, family and cultural information.
受講資格
短大1年
教科書
Impact Conversation 1
参考書
Pearson Longman
成績評価方法 1. Participation, Attitude (10%)
2. Quizzes, Homework (40%)
3. Final Cumulative Test (50%)
学生への要望 Attend every class.
Always do CD listening and other homework.
オフィスタイム
Monday to Friday 8:30 a.m. to 5:05 p.m.
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
Introduction
Unit 1 Where Are You From? Pages 9-12, 81 CD 2-8
Explain Textbook, Tests, Quiz, Homework, Attendance, etc.
2
Unit 1
Unit 1 Self-Introductions
Pages 9-12, 81 CD 2-8
3
Unit 2
Unit 2 Comfy Seats
Pages 13-16, 82 CD 9-15
4
Unit 2
Unit 2 Entertainment: Watching movies
Pages 13-16, 82 CD 9-15 Quiz
5
Unit 3
Unit 3 A Trip to the Art Gallery
Pages 17-20, 83 CD 16-22
6
Unit 3
Unit 3 Express Opinions About Art
Pages 17-20, 83 CD 16-22
7
Unit 4
Unit 4 My Quirky Family
Pages 21-24, 84 CD 23-29
8
Unit 4
Unit 4 Describe Families
Pages 21-24, 84 CD 23-29
Quiz
9
Unit 5
Unit 5 Scaredy Cat
Pages 25-28, 85 CD 30-36
10
Unit 5
Unit 5 Personality: Types of People
Pages 25-28, 85 CD 30-36
11
Unit 6
Unit 6 The Commute
Pages 29-32, 86 CD 37-44
12
Unit 6
Unit 6 Jobs: Talk About Things You Dislike
Pages 29-32, 86 CD 37-44 Quiz
13
Unit 7
Unit 7 A Close Shave: Experiences in Life
Pages 33-36, 87 CD 45-49 Final Quiz
14
Review
Review Units 1-7
Final Test Preparation
C201400002
1/2
英語表現法
15
Final Test
C201400002
A Cumulative Final Test
on Units 1-7
2/2
英語表現法
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
スポーツ実技
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110401009
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
佐藤 浩明, 水野 時子
1
生活の基盤となる『健康なからだづくり』に欠かすことのできない運動の重要性や楽しさを理解し、生涯にわたって
自分の健康や体力について配慮ができ、それらを保持増進していくために必要となる知識や方法について実技を通し
て学びます。
①運動の重要性を理解し、健康との関連について学びます。
②運動を通して、協調性、コミュニケーション能力、フェアプレーの精神について学びます。
③運動を通して基礎体力の維持、向上する方法について学びます。
≪第1回~10回、 佐藤担当≫≪第11~15回 水野担当≫
【履修カルテの評価項目】
①運動の重要性を理解し、積極的に取組むことができたか。
②ルールやマナーを理解して集団の中でコミュニケーション能力を発揮し、互いに協力しながら活動することができ
たか。
③基礎体力の維持、向上の方法を理解し、生涯にわたり運動を楽しみながら実施できるレベルに達しているか。
受講資格
家政科 食物栄養専攻 1年生
(教職課程履修者は必修)
成績評価方法 平常点40点(取組姿勢) 実技試験60点
※本科目は実技科目のため出席、積極的な取組みを重視
します)
*欠席による減点あり
教科書
特になし(必要に応じて資料等配布します)
参考書
「健康・フィットネスと生涯スポーツ:大修館書店」「公認スポーツ指導者養成テキストⅠ・Ⅱ・Ⅲ:㈶日本体育協
会」「スポーツトレーニング理論:日本文芸社」「ストレッチメゾット:高橋書店」
学生への要望 ※積極的に取組み、運動を楽しむこと。
※タオル、水分は各自で必ず持参すること。
(体調管理および熱中症対策)
オフィスタイム
火、水、木の16:00まで
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス
①授業目的、内容、進め方、評価方法の説明 ②服装、準備物の確
認(注意事項含む) ③グループ分け 2
縄跳び①/からだづくりの運動
【テーマ:運動習慣をつける第一歩として、コミュニケーション
ゲームやレクリエーションで楽しくからだを動かす】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②コミュニ
ケーションゲーム・体ほぐしの運動 ③レクリエーションゲーム ④からだづくりの運動 ⑤縄跳び(個人およびグループ) ⑥クー
リングダウン(静的ストレッチ・からだのケア)
⑦体育館清掃
3
縄跳び②/からだづくりの運動
【テーマ:楽しくからだを動かしながらコーディネーショントレー
ニングで、からだの調整力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②コーディ
ネーショントレーニング ③レクリエーションゲーム ④からだづ
くりの運動 ⑤縄跳び(個人およびグループ) ⑥クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)
⑦体育館清掃
C201400002
1/3
スポーツ実技
4
ソフトバレーボール①/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(パス・レーシーブ・アタック・ミニゲーム) ⑤クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
5
ソフトバレーボール②/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(パス・レーシーブ・アタック・ミニゲーム) ⑤クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
6
ソフトバレーボール③/からだづくりの運動
【テーマ:ソフトバレーボールを通じてフェアプレーを学びコミュ
ニケーション発揮し楽しみながらグループで行う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ソフトバレーボール
(パス・レーシーブ・アタック・ミニゲーム) ⑤クーリングダウ
ン(静的ストレッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
7
フライングディスク①/からだづくりの運動
【テーマ:ニュースポーツのフライングディスクで動きながら二つ
の動作ができる能力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④フライングディスク
(パス・キャッチ・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的スト
レッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
8
フライングディスク②/からだづくりの運動
【テーマ:ニュースポーツのフライングディスクで動きながら二つ
の動作ができる能力を養う】
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④フライングディスク
(パス・キャッチ・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的スト
レッチ・からだのケア)⑦体育館清掃
9
ハンドボール①/からだづくりの運動
≪ハンドボールはスポーツの基本となる3つの要素(走る・投げ
る・跳ぶ)を含んだスポーツであり、ボールを使ったエクササイズ
で基礎体力の維持向上を図ることでスポーツを楽しめる能力を養う
≫
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ハンドボール(パス・
キャッチ・シュート・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的ス
C201400002
2/3
スポーツ実技
10
ハンドボール②/からだづくりの運動
≪ハンドボールはスポーツの基本となる3つの要素(走る・投げ
る・跳ぶ)を含んだスポーツであり、ボールを使ったエクササイズ
で基礎体力の維持向上を図ることでスポーツを楽しめる能力を養う
≫
【到達目標】
*スポーツ種目に必要な技術を習得する
*コミュニケーションを発揮しスポーツ種目の楽しさを知る
①ウォーミングアップ(準備運動・動的ストレッチ) ②からだづ
くりの運動 ③レクリエーションゲーム ④ハンドボール(パス・
キャッチ・シュート・ミニゲーム) ⑤クーリングダウン(静的ス
11
「体力の評価と筋力を向上させるための運
動」
≪持久力、筋力が高いと生活習慣病の発症リスクが低くなることが
明らかとなっており、運動を行ってこれらの体力を向上させること
により、生活習慣病を予防することが期待される。そこで、筋力を
簡単な方法で測定し、さらに筋力を向上させる運動を体験する。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②筋力の評価 ③筋力向上のた
めの運動の実施 ④レクリエーションゲーム ⑤クールダウン ⑥
体育館清掃
12
ストレッチング
≪健康体力の一つである柔軟性が劣っていると腰痛や関節炎を引き
起こす危険性が増す。そこで、自分の柔軟性を簡単な方法でチェッ
クし、さらに柔軟性を高めることの出来るストレッチを行う。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②柔軟性のチェック ③柔軟性
を高めるためのストレッチの実施 ④レクリエーションゲーム ⑤
クールダウン ⑥体育館清掃
13
バランス運動
≪静止姿勢または動的動作中の姿勢を任意の状態に保つ、また、不
安定な姿勢から速やかに回復させるバランス能力は、転倒予防とい
う点において重要である。そこで、バランスチエックを行い、ゲー
ムを通してバランストレーニングを行う。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②バランスのチエック ③バラ
ンストレーニング ④レクリエーションゲーム ⑤クールダウン ⑥体育館清掃
14
運動強度を体験から理解する
≪運動強度によって、身体の反応(心拍数)が変わっていくことを
経験から理解する。また、健康を維持するための習慣的運動強度を
体験し、日常的な運動に役立てられるようにする。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②ウォーキング(自覚的運動強
度の判定と心拍数の測定を行う。) ③レクリエーションゲーム ④クールダウン ⑤体育館清掃
15
ウォーキング -正しい立ち姿勢の基本とバ
ランスの良い正しい歩き方-
≪歩くということは人間の基本的行為であるが、歩きクセがあると
体に歪みが生じる。正しいウォーキングを行うためには、全身の筋
肉をバランスよく使い、正しい立ち姿勢の基本とバランスの良い正
しい歩き方を身につけることが必要である。自分の歩き方を知り、
また歩行に関わる筋肉と機能を理解し、正しい立ち姿勢の基本とバ
ランスの良い正しい歩き方を体験し習得する。≫
①ウォーミングアップ(準備運動)②ウォーキング(バランスの良
い歩き方を体験する。) ③レクリエーションゲーム ④クールダ
ウン ⑤体育館清掃
C201400002
3/3
スポーツ実技
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110401016
情報処理Ⅰ
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
石原 正道
2
授業目標
パソコンの普及及びネットワーク化の急激な進展を踏まえ、今後必要となる情報処理技術であるコンピュータ、ネッ
トワーク及びオフィスソフトの基礎技術を学ぶ。とくに本演習では Operating System の基本操作・メールや Web
の利用方法・文書作成について学習する。
達成目標 (履修カルテの評価項目)
1. Operating System の基本的な操作ができること。
2. Web とメールを利用した情報収集および情報伝達ができること。
3. 文書作成・表計算ソフトウェアを利用し、必要な情報を盛り込んだ文書を作成することができること。
受講資格
なし。
成績評価方法 達成目標の到達度合いは課題により評価する。内容の区
切りで課題を提示し演習と確認を行う。評価の比率は課
題1を20%、課題2を40%、課題3を40%とす
る。
欠席1回につき3点を減じる。遅刻・早退はそれぞれ1
点を減じる。
教科書
学生のための Office2013&情報モラル、noa 出版
参考書
なし。
学生への要望 授業内容を反復して練習すること。
オフィスタイム
月曜日2時限
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
イントロダクション
この演習の目的・内容・単位数・教科書・成績評価についてについ
て説明する。また演習を始めるにあたり、オリエンテーション時の
内容を復習し、Webメールを利用、Windowsの基本操作ができるよう
にする。
2
ブラウザと検索
World Wide Web (WWW) を利用するために、ブラウザ・文字コード・
Uniform Resource Locator・プロトコルなどのネットワークを利用
する上での基礎事項を学習する。またインターネットの普及を踏ま
えた上で、インターネットを利用する上での注意事項について触れ
る。
3
Email
Email のアドレスの構造やメール転送の仕組みを学ぶ。メールアド
レスの管理やメールのフィルタリング、To, CC (Carbon Copy),
BCC (Blind Carbon Copy) 違いなどメールの基本について学ぶ。
また、安全に Email を利用する方法やまたローカルコンピュータ上
のメーラーだけでなく、Gmail を用いて Web 上のメールの用法も理
解する。
4
課題1
インターネット (ブラウザ・メールなど) の用法について、正しく
利用できるか確認をする。
教材のダウンロード http://www.noaprolab.co.jp/shp/download/
5
Wordによる文書作成1
Word を用いた文章作成について学ぶ。Word の画面構成と名称を学
び、書式の意味とその設定を行う。また文章中での表の作成・挿入
などの方法を学ぶ。
6
Wordによる文書作成2
表作成の操作として、列幅や行幅の変更・セルの結合・スタイルの
設定等について学ぶ。さらにワードアートを始めとした図の挿入方
法とその際の各種設定方法について学ぶ。
7
Wordによるレポート作成
レポート作成時に必要となる基本的な設定方法について学ぶ。また
文章内に表やグラフを挿入する際に必要となる Excel の基礎知識、
脚注や引用などについても学ぶ。
8
課題2
これまでの学習内容を踏まえ、提示された課題について一定時間で
の文章作成を行う。作成した文章については Web を通じて指定箇所
に提出することで、一連の学習状況の確認を行う。
9
Excelによる表計算の基礎
Excel を用いて表計算ソフトを学ぶ。表計算ソフトの基本画面構
成・文字と数値の扱い・データ削除方法などの基本操作のほか、計
算を行う上での数学とコンピュータ上の規約の差異などを学ぶ。
C201400002
1/2
情報処理Ⅰ
10
データ入力とアドレス
効率なデータ入力を行うためのフィルハンドルの用法を学び、具体
的な数列の作成練習を行う。また表計算を行う上で重要な相対アド
レス・絶対アドレス・混合アドレスの差異を学ぶ。
11
関数
コンピュータ上での関数について学ぶ。基本的な関数である SUM 関
数および AVERAGE 関数を用い、表計算ソフト上での関数の扱いにつ
いて学ぶ。
12
論理
実用的な計算を行う上で重要な論理計算を行う関数について学ぶ。
具体的には IF 関数や COUNTF 関数などの用法などについて学ぶ。
13
表とグラフ
表計算ソフトでの表の書式設定を学び、作成した表からグラフを作
成する方法について学ぶ。またグラフに関する基本的な設定を行
う。
14
課題3
これまでの学習内容を踏まえ、提示された課題について一定時間で
の Excel で処理を行う。処理したファイルは Web を通じて指定箇
所に提出する。これにより学習状況の確認を行う。
15
プレゼンテーション
プレゼンテーションソフトを用いたプレゼンテーションの基本やス
ライド作成の注意点、スライド作成の基本機能について学ぶ
C201400002
2/2
情報処理Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
キャリアデザインⅠ
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110981009
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
桑野 聡, 古山 幹雄, 安田 純子, 武井
玲子, 垣花 真一郎, 笹田 琴美, 山上
裕子, 泉 秀生, 磯部 哲夫
2
授業目標
本学におけるキャリア教育は、「一人一人の社会的自立に向け、生涯を通して自己を磨き続けることができる能力
を育成するための教育」と定義されます。本授業では、このようなキャリア教育の一環として、就職や労働に限定し
ない幅広い視点から自己の進路について考えることで、「つくる力」(創造力、論理的思考力、表現力)と「かかわる力」
(主体的行動力、コミュニケーション能力、倫理・道徳観)を身に付け、主体的にライフキャリアを構築できるように
します。
「キャリア」(人生・生涯)は、選択および選択の結果生じる役割の連鎖によって形成されますが、それをコントロー
ルするためには、自分自身と自分がこれから進む世界を正しく認識し、望ましい職業観・勤労観に基づいて進路選択
を行う必要があります。特に女性の場合は、男女共同参画社会においてライフ・ワークバランスの舵取りをすること
が、キャリア形成にとって重要な意味をもつようになってきました。これらのことを踏まえつつ、本講義では、まず
自分の進路に対する意識を高めるための動機づけを行い、さらに進路情報の理解、および自己情報の理解を試みま
す。最後に、職業と労働に焦点を絞り、具体的な進路選択に向けた準備を実施します。
受講資格
平成25年度入学以前の学生は「科目履修
生」の手続きを必要とする。
成績評価方法 出席状況(2/3以上)と提出物(「夢への地図」
「キャリアプランニングシート」は必須)から「認」評
価を判定する。
教科書
教材集(『キャリアデザインⅠ・Ⅱ』)を配布
参考書
授業中に適宜提示する。
学生への要望 ・オムニバスで行われる授業です。受け身ではなく積極的な姿勢で取り組んでください。
・新聞やインターネットなどのメディアには、有益な進路情報がたくさん掲載されています。定期的に目を通すこと
で、労働環境や職業社会の実態を把握し、自分の意見を整理してみましょう。
・自分自身の進路について、周囲の友人や家族と日常的に話してみましょう。また、身近にいる社会人から仕事や家
庭生活に関する話を聞いてみることも、進路を考える上でヒントになります。
オフィスタイム
オムニバスで実施されるため、各担当教員ないし学科のキャリア教育推進委員を訪ねてください。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
オリエンテーション-キャリアデザインの意
義と目的
本講義の目的・意義・内容・計画を理解した上で、「キャリア」と
は何か、「キャリアをデザインする」とはどういうことかを考え
る。
2
人生の目標を設定しよう-「夢への地図」の
作成
「夢への地図」(自分の夢、欲しいもの、なりたい自分、周囲にし
てあげたいこと、住みたい社会)の作成およびグループ内での発表
を通じて、大学生活の動機づけを行う。
3
仕事って何だろう-働くことの意義を考える
自分の進路選択の基準について理解し、グループで共有することを
通じて、働くことの意義を考える。また、労働に関する教材(DV
Dなど)を利用し、就業に限らない多様な働き方があることを知
る。
4
若者の進路をとりまく環境(1)-産業構造
と労働市場の変化
1990年代以降、ニューエコノミーの台頭によって日本的雇用慣
行が崩壊した要因と過程について多角的に捉え、学校から職業社会
への移行にいかなる変化が生じたかを検討する。
5
若者の進路をとりまく環境(2)-ライフ
コースの多様化と格差
価値多元化の時代にあって多様な生き方・働き方は存在する一方、
家庭環境による格差の影響が拡大しており、再チャレンジしにくい
リスク社会になりつつあることを理解させる。
6
若者の進路をとりまく環境(3)-女性の
キャリアの現状と課題
男性中心であった労働社会が変化しつつある現状を把握した上で、
「仕事と生活の両立」をめぐっていかなる課題があるか考え、自分
たちにとって住みやすい社会をイメージさせる。
7
私ってどんな人間?(1)-自己のプロ
フィールを作成しよう
自分の長所や短所をまとめたうえで、自分史を作成し、自己理解を
深める。また、作成したプロフィールを他者に伝えることで、コ
ミュニケーション能力を培う。
8
私ってどんな人間?(2)-インタビューか
ら自分を知ろう
二人ペアを組み、お互いにインタビューをして相手を紹介する記事
を作成することで、これまで気付かなかった新たな自分を発見す
る。
9
キャリア発達理論とその応用(1)-現在と
未来の私の役割
D.E.Superの職業的発達理論について学習し、その知見を応用して、
自分が社会生活における様々な役割にどれだけエレルギーを割いて
いるか、現在と5年後で比較させる。
C201400002
1/2
キャリアデザインⅠ
10
キャリア発達理論とその応用(2)-職業レ
ディネスの測定
F.Parsonsの特性・因子論、J.L.Hollandの職業パーソナリティ理論
について学習する。また、その知見を応用してVRT職業検査を行い、
自己の進路を拡げる。
11
NIEにおけるキャリア形成-新聞から職業
を探そう
新聞から職業を切り抜いてグループ化することで、職業が互いに関
連し合っていることを知る。また、シェアリングを通じて、互いの
商業興味やグループ化の違いを受け入れる。
12
働くためのルール-労働者の権利と義務
労働に関する権利と義務、労働法規を知るとともに、権利侵害と
ルール違反が大きな社会問題になっていることを理解し、公正な働
き方を探求する。
13
社会における人間関係形成-チームで働くた
めに
組織の中でチームとして活動するために、リーダーシップとフォロ
アーシップをどのように発揮すればよいか、演習を通じて自己分析
する。
14
進路選択への扉(1)-キャリアプランニン
グの実践
これまでの自己理解と進路理解を活用して、キャリアプランを作成
する。就職して1年後、3年後、5年後、10年後の目標やプラン
を書き出すことで、人生や仕事における優先事項を認識する。
15
進路選択への扉(2)-就職活動への不安と
期待
短大生の就職をめぐる近年の状況を客観的に理解した上で、就職に
対する不安と期待を列挙する。他者との共有を通じて不安を軽減
し、「キャリアデザインⅡ」や具体的な就職活動に繋げる。
C201400002
2/2
キャリアデザインⅠ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110402015
家政学概論
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
深谷 笑子
2
授業目標
本講義は、家政学の学問的基礎を確立するために、家政学を哲学的に究明し、家政哲学を樹立した。このことは、家
族生活及び個人生活、即ち家政学の拠り所となる家政学原論を成立させる。従ってその重要性を捉え、家政学の本質
を敷衍する。よって、この本質的視点より人々の生活の安定へ寄与することを意図し且つ生活への還元を図る。
受講資格
家政科食物栄養専攻1年
教科書
成績評価方法 出席状況・授業態度20点、レポート20点、テスト
60点
関口富左編著『家政哲学』家政教育社
参考書
学生への要望 多面的に考えられるようにいたしましょう。
オフィスタイム
月曜日9:00~12:00
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
授業内容と学ぶにあたっての心構えについて
・担当教員の自己紹介、特に担当者がいる創学館の研究室を知ら
せる。 ・授業を受けるに当たっての諸注意と約束ごとについて述
べる。特に出席率や提出物の期限、携帯電話の電源、私語等の注意
について述べる。
・参考文献の紹介をする。家政学関係の文献、特に関口富左編著
の文献とO・Fボルノーの著書、そして家政学関係の辞典等の紹介
をし、それらが本学の図書館収蔵としてあることをも紹介し活用す
ることをすすめます。
2
家政哲学について
・本学の家政哲学について
・「リレーエッセイ」から、家政哲学研究について、著者たちが
どんな思いで『家政哲学』に取り組んでこられたかを理解します。
・テキスト『家政哲学』の構成について、特に家政学を文学の面
から取り扱っていることや、家政学は、家族家政学と社会家政学と
いう領域をも含んでいることについて学びます。
3
家政から家政学について
・東北・北海道地区の家政系の大学における家政学原論・概論の
開講状況について、開講していない大学が多いが、このことの理由
は、家政学部や家政系の学部・学科名の変更によるものが多いこ
と.そのような中、本学で家政学概論を学ぶ意義について学びま
す。・日常生活のことを「衣・食・住」という言葉で表現します
が、衣が「被服学」、住居が「住居学」、食物が「食物学」という
ように「学」がついた学問へと発展してきた経過について学びま
す。また家政学が戦後誕生した新しい学問であることや主として自
然科学によって細分化の傾向をもちながら発展してきたことを理解
4
家政学の歴史 について
・家政学はきわめて新しい学問であります。ここでは、特に戦前
の家事・裁縫から戦後の家政学の誕生までの背景について学び、家
政学の特徴を知り、主に物や技術や自然科学中心の家政学に何が欠
如していたかを考える。これまでの家政学の概念が人間中心でな
かったことで人間不在の家政学ともいわれた経過について理解しま
す。また学問は、人間のために家政学研究の成果を還元していくこ
との重要性についても学びます。
5
家庭生活と人間 について
・文学作品から、人間が家庭において何を求め、何を思い、どの
ような行為をして生活を成り立たせようとしているかについて学び
ます。
・明治時代の代表的な作家、森 鴎外の作品『半日』をとりあ
げ、永遠の課題であるともいわれる嫁・姑の関係と不可思議な夫婦
関係について考えます。そして、そこから、なぜこの家庭が崩壊し
ないでいるのか、家庭を維持させているものは何かについて考えま
す。そこには、この作品では主人公の存在と子どもの存在が大きく
係っていることを見出しましょう。 6
家庭生活と人間 について
・前回の授業と同様のねらいで進めるが、ここでは、大正時代の
代表作家、夏目漱石の作品『道草』をとりあげます。夏目金之助の
生い立ちから、家庭生活において、人間は心豊かに生き、また成長
するためには両親の愛情がいかに重要であることを理解します。ま
た、時間の関係上、昭和時代の小島信夫の『抱擁家族』は参考まで
に紹介します。
C201400002
1/3
家政学概論
7
人間守護と家政学 について(1)
家政学の中核が人間であるとみるならば人間存在の根拠を明確に
しなければなりません。そこで、ボルノーの住むことの意味から、
「人間は世界に投げ出される前に、家というゆりかごの中におかれ
ている」というバシュラールのことばの意味を理解しましょう。そ
して「住む」とは何かについて学びます。また住むということは、
家があるばかりでなく、とりわけ家庭においては、今日希薄化して
いる家族関係が大きく係っていることを事例を通して学びます。今
日の殺伐とした社会や家庭が引き起こす事件から、その根底には何
が問題となっているかを事例から考えましょう。
8
人間守護と家政学 について(2) わたしたちの生活空間は、大別して外部空間と内部空間と呼べる
ものがありますが、この2つの空間は密接不離な関係にあります。そ
れぞれの空間の意味と実際の場所について理解します。特に、今日
の家庭生活の現状を把握し、私たちのめざす家庭生活の姿について
考えます。社会生活は、緊張・仕事や労働の空間・気遣いをしなけ
ればならない人間関係があり、他方家庭は、信頼関係で結ばれた家
族関係であり、自己を一番知っている集団でもあります。そして心
地よく自分の存在価値が発揮できる場でもある。学生が家庭で果た
す家族としての役割も大きいということを理解します。また、ボル
ノーの言のように「人間生活の健全さは内部空間と外部空間の二つ
の領域の均衡が正しく保たれている」と言う言葉の意味を理解しま
す。
9
人間守護と家政学 について(3) ・家政学の中核は人間であることや、人間の存在について学びま
す。そこで、O・Fボルノーの住むことの意味について再度深く理
解します。人間があって衣・食・住生活が成り立ちます。住むと
は、先ずは家に住み、家を中心としながら地域に住み、市町村に住
み、県・国・国連へと広がりをもって住むことです。そこにはいつ
も人間守護の理念があることを学びます。そして家政、政治等は、
人間が安心して、安全に暮らすために行われなければならないこと
を理解します。このことを新聞記事等を例にあげながら理解を深め
ます。
10
人間守護と家政学 について(4) ・O・Fボルノーの住むことの意味について、バシュラールの意
味深長な言葉などを引用しながら、具体的に実生活の中から「住む
とは何か」について学びます。人間が住むために信頼・安らぎ・く
つろぎ等心の問題の重要性について理解します。新聞記事などを例
に挙げながら理解を深めます。常に新聞記事を見ていてください。
11
空間分析の家政学的展開について
・私たちの生活空間は、大別して外部空間と内部空間があること
はシラバス8回目で学びました。今日の状況においては、この内部空
間の一部を社会にまで拡充していかねばならなりません。そこで、a
空間(家庭)、a'空間(学校や会社の寮生活)、a''空間(厚生目
的集団生活)で生活をしていることも多くなってきていることを理
解します。人間生活の実態に即して、家政学的に表現してみると、
人間守護の中核をなす家族の住む家としての家庭、次に、家族の共
同の生活から離れて働く目的、学ぶ目的等によってそれぞれの地域
においての集団的生活があることを学びます。次に絶えず健康で、
健全な心身を持って家族間で互いに守護し、守護しあうことが本来
の家族であろうが、、そこには疾病・養育・養老等の特殊的加療の
状態が生じることもあります。近代衣料の進歩や、教育の方法等の
発達に伴い、専門分化された社会傾向の中で、一つの目的集団を形
成して衣・食・住の行為が目的的に行われる。入院生活、保育園や
老人ホームでの生活等においても、食・衣・住の生活がなされ住み
やすい、暮らしやすい守護空間として、心身ともにこれらを慰め、
励ます諸方法を具備する必要が生じます。ここでの生活を厚生目的
集団ということを理解します。
12
家政学における時間性について
人間生活にとって時間は、何よりも時間に対する人間の関係、す
なわち時間は体験的にどういう形でん減に与えられているかと言う
形式が問題となります。その形式が目に見えないだけに意識しなけ
れば問題になりませんが,生きることは即時間であります。そこ
で、時間の概念と人間と時間について学びます。特に、主観的時間
は時計で測られる物理的な時間であり、客観的時間とは、可逆可能
な時間、例えば回想、追憶、反省等々と時間をもどしたり、また静
止させたり、喜びに満たされている時の短いと感じる時間、苦痛を
日いられている時の長いと感じる時間、機械的・化学的に分析する
ことができない人間の人間たるための時間があることを学びます。
13
家政学のおける非合理性と合理性について
家庭の基本は夫婦の愛という非合理なことによって成り立ってい
ると思われます。非合理なものは、理性によって把握されないこと
や、家政学の対象は家庭・家族である以上、家での安らぎとくつろ
ぎは土と血という非合理のぬくもりの中に生き、家政学において
は、合理のみでは究極の目的は達せられないことを理解する。特に
家庭寮や下宿生活をしている学生が、帰省した時の気持ち等で理解
します。 C201400002
2/3
家政学概論
14
人間守護と物財に ついて
・人間は家屋という構築物によって守護され、また、そこで生活
している家族によって守護されている。ここでは、家屋とそれに付
随する物財が人間と物とのかかわりにおいて人間を守護しているこ
とを理解する。現代は物があふれているじょうきょうであり、人間
は利便を追求するあまり、ものが優先しがちである。そのようなと
ころの事例を挙げ、生活の中 でいかに人間が中心とした考えが重
要かを理解させる。 15
まとめ これまでの1回から14回までのまとめをする。また理解が困難と思
われる事項については、指導者が学生に質問をして、理解の状況を
再確認してから、まとめのテストをする。
C201400002
3/3
家政学概論
2014 年度
短期大学部
科目名
食生活論
対象
1 年
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110402005
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
坂上 茂
2
授業目標
専門基礎科目として開講する。栄養士課程履修者については、栄養士業務、人と食の関わりの歴史について学ぶ。
フードスペシャリスト課程履修者については、フードスペシャリストの業務とフードスペシャリストの目的を学ぶ。
受講資格
特になし。
成績評価方法 期末筆記試験100%で評価する。60点以上で単位を認定
するが。授業内容の概ね80%以上を理解するよう努力を求
める。
教科書
四訂 フードスペシャリスト論 第2版、(公社)フードスペシャリスト協会編、建帛社、税別1,900円
参考書
特に指定はしないが、食に関する様様な書籍、特に食の歴史に関する書籍を読んでほしい。
学生への要望 日常の生活の中における、食の生産、食の加工・調理、食環境、食内容、食と栄養、食の衛生、食の経済、食の成
り立ち、つまり食文化について関心を持ち、新聞、雑誌、放送、書籍などの情報を収集してほしい。
オフィスタイム
月曜日昼休み。
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
フードスペシャリスト資格について
「食」に関する資格の中における「フードスペシャリスト」とい
う資格について、栄養士や調理師などの他の資格と比較しながら
フードスペシャリストの特性について学ぶ。
2
フードスペシャリストの活躍分野と業務内容
について
フードスペシャリストの活躍分野である食品開発の分野、流通の
分野、販売の分野、飲食の分野、食育の分野について、その業務の
内容について学ぶ。
3
人類と食物について
生命を維持し、成長し、さらには子孫を残すために、人は食物か
ら栄養を摂る事を原点として、狩猟採集時代、農耕牧畜時代、工業
化時代から現在の食についてその社会背景と共に学ぶ。
4
食品の加工と保存について
一時的な狩猟や漁労、季節による収穫、大動物の捕獲によって得
られた食料は時間を掛けて利用される。その為の加工方法と保存方
法について学ぶ。
5
喫食方法とマナーと食具について
手食の文化、箸食の文化、ナイフ・フォーク・スプーン食の文化
について学ぶと共に、高い文化度とおいしさの関係について考察を
行う。
6
食の禁忌と忌避について
充分な栄養素を含み、かつ、おいしく調理することが可能である
食材や、それを用いて出来た食物を、それぞれの理由で利用しない
人人がいる事を学び、理解する。
7
ヨーロッパの食について
フランス料理を
代表とするヨーロッパの食文化と、ヨーロッパの国々が世界に進出
し、その地に植え付けたヨーロッパの食文化について学ぶ。
8
アジアの食文化について
東アジア、東南アジアについて学ぶと共に、アジアとヨーロッパ
の食文化の融合地帯である中東地域の食文化について学ぶ。
9
アフリカ大陸およびその他の地域の食文化に
ついて
高温、寒冷、乾燥の地で生活する人人の食生活について学び、生
命の維持、生活の維持について学ぶ。
10
日本の食生活の歴史について
11
和食の成立について
懐石料理、本膳料理、会席料理について学び、和食の成立につい
て考察する。
12
日本国内における食の違いについて
関東と関西、表日本と裏日本、山村と農村と漁村の食生活の違い
について学ぶ。
13
現代日本の食生活について
C201400002
四季という恵まれた自然環境にある日本でどのように食生活が変
化してきたかを学ぶ。旧石器時代、新石器時代、縄文時代、弥生時
代、その後の仏教伝来、鎖国と開国による影響を理解する。
戦前から戦後への食生活の変化、食生活の現状と消費生活、食生
活の変化と食産業、食料の供給と食料自給率、環境と食について学
ぶ。
1/2
食生活論
14
食産業の役割について
フードシステムと食品産業、食品産業の規模と動向、食品製造業
の目的と特徴、食品卸売業、食品小売業、外食産業などについて学
ぶ。
15
食情報と消費者保護にについて
食情報の発信と受容、食情報の氾濫と整理、食品情報の管理、食
品の安全、消費者保護の制度、などについて学ぶ。
C201400002
2/2
食生活論
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110402010
生理学
対象
1 年
授業目標
食物栄養専攻
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
紺野 信弘
2
人体を構成する、さまざまな組織や器官の正常な機能について、基礎的な知識を体系づけて会得する。これによっ
て、各々の器官は、他の器官とどのような関連をもって働くのかを理解する。また、1年II期開講の「解剖学」のと
あわせて人体の「構造と機能」を総合的に学ぶ。
紺野 15コマ担当 受講資格
栄養士必修
成績評価方法 中間テスト40点、期末テスト60点。但し1回欠席で
2点減点。
教科書
解剖生理学 久木野健司他 監修 金原出版
参考書
ギャノング生理学 原著22版
学生への要望 復習を良くすること。
オフィスタイム
月曜日~木曜日 5コマ目
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
生理学総論
ガイダンスもかねて生理学の総論をお話します。生理学の概念と栄
養士課程において、この科目がなぜ
必要なのかを学びます。また、授業目標や成績評価法について説明
します。また効率的な学習法を説明
します。 2
細胞生理 生命としての機能を持つ最小の単位が細胞であります。従って、細
胞においては代謝・増殖・遺伝とい
ったすべての生命活動が営まれております。細胞質に含まれるミト
コンドリアや核などの細胞小器官に
ついてその役割を学びます。 3
骨格系
骨格系と筋系は運動器系ともいわれ、ともに身体を運動させるため
に働いています。骨格は人体の支柱
であり、筋と付着部を持つ受動的運動器官であります。さらに骨の
微細構造や造血機能、カルシウムの恒常性維持に対する役割などを
学びます。
4
筋系
骨格系と筋系は運動器系ともいわれ、ともに身体を運動させるため
に働いています。筋は能動的運動器官であります。筋の微細構造を
学習するとともに、筋収縮の機序を学びます。
5
神経系の一般的性質 神経系は体の各部位間の情報伝達と制御のための系です。神経細胞
やシナプス伝導さらに神経筋接合部
の構造等を学びながら情報伝達について理解を深めます。 6
末梢神経系 脳と脊髄(中枢神経系)から出て全身に分布する神経系を末梢神経
系と呼び、体性神経と自律神経に分
けられる。自律神経系は交感神経と副交感神経の2種からなってい
る。形態学的に見るとは末梢神経系は
脳から発する脳神経と脊髄から発する脊髄神経に分けられる。ここ
では特に脳神経と脊髄神経の分布に
ついて理解を深めます。
7
中枢神経・感覚器系
中枢神経系は神経細胞の塊であり、脳と脊髄に大別されます。脳と
脊髄の構造を学びながら大脳などの
主要な部分の機能について理解するとともに、食と関係の深い味覚
を中心に感覚器についても学びま
す。
C201400002
1/2
生理学
8
循環器系(1)
全身にくまなく血管とリンパ管がのびており、血管内には血液が、
リンパ管にはリンパが絶えず一定の
方向に流れてさまざまな物質を運んでいます。この体液の流れを循
環と呼び、循環には血液の循環(血
管系)とリンパの循環(リンパ管系)の2つの系統があります。こ
こではさらに心臓の構造と機能や血
圧について学びます。
9
循環器系(2) 生命の源ともいえる血液を含めた体液の組成や働きを修得し、循環
器系全般の理解を深めます。
10
消化器系(1)
消化器系とは、食物を摂取し、それを腸管から吸収できる程度まで
分解し、吸収して血液に送る働きを
行い、食物残渣の排泄をつかさどる器官の集まりをいいます。主要
な栄養素の消化と吸収を学習しま
す。この項目は消化器疾患を理解する上で重要となるのみならず、
疾患による食事制限の根拠や管理栄
養の理念を理解する上で役立ちます。
11
消化器系(2) 今回は消化機能の調節因子と各種消化液の分泌とその特性を学びま
す。特に、胆汁や膵液について理解
を深めましょう。これらを学ぶことにより肝胆道系疾患との関連や
膵臓疾患を理解しやすくなります。
12
泌尿器系
泌尿器系の構造とその主体をなす腎臓機能を学びます。非常に地味
な臓器ですが、生体にとってその役
割は非常に重要なものであることが認識できるでしょう。特に腎疾
患を理解するうえでは必要不可欠な
知識となります。
13
呼吸器系 循環の一つの要素である肺循環に関わるものがこの呼吸器です。こ
こでは呼吸器の構造と肺の容量を学
びます。また、呼吸と血液の関係も明確にします。
14
生殖器系
女性生殖器系を中心に学習します。卵巣の構造と機能、排卵の機序
などを学びます。女性生殖器は女性ホルモンの影響を強く受けるこ
とから、排卵とホルモン分泌の関連などについても学びます。
15
内分泌系 ホルモン分泌系が内分泌と呼ばれるものです。ホルモンは生体を維
持する上で必要不可欠で、微量でも
強いものです。この項目では内分泌腺の分布に加えて、ホルモンの
分泌機構とその調節を学びます。特
に国家試験に出題される甲状腺ホルモンや膵臓関連のホルモンにつ
いて理解を深めます。
C201400002
2/2
生理学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
解剖生理学実験Ⅰ
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110412101
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
紺野 信弘, 金子 依里香
1
並行して開講されている解剖学及び生理学の講義で得た知識を実験を通して体験し、より確実なものとすることが本
科目の目標です。この解剖生理学実験Ⅰにおいては、生理学的実験に重点をおき、それらより得られる指標の意義を
学びます。生体観察や生体計測をとおして主要臓器等の生体における位置関係なども学習します。これらの習得は解
剖学や生理学の内容をより理解しやすくするのみならず、今後の各種病態を理解する上で有用となります。また実験
によって得られる数値については表計算ソフト「エクセル」を活用しデータの整理、データの相互関係についても理
解できるようにします。 紺野、金子 15コマ担当
受講資格
栄養士課程履修者は必修科目です。 成績評価方法 実験ノートと配布物をまとめたファイル提出で40点、
期末の筆記試験60点、1コマ分欠席で2点減点としま
す。
教科書
解剖生理学実験 和泉勝夫 他 共著 中央法規出版 健康づくりのための体力測定評価法 田中喜代次 他 編著
金芳堂
参考書
やさしい生理学(改訂第4版) 岩瀬善彦・森本武利 編集 南江堂
新・日本人の体力標準値II 2007 不昧堂出版
学生への要望 必ず自らで実験を体験し、実験結果を客観的に考える訓練をしましょう。 オフィスタイム
月曜日~木曜日の5コマ目 - 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス この実験における授業目標や実験の概要を説明します。また、実験
を実施するにあたり班編成や諸注意
をします。この実験は各項目により個人のものあるいは班員全員の
測定値を考察するものとがありま
す。また、各自の体を動かすことも必要になります。したがって、
特に実験中における事故防止対策や
実験によって得られた測定結果の考察法など重要な点を確認しま
しょう。 2
生体観察(1) 生体を簡単な器具を使って計測します。正しい計測方法とその値か
ら得られる各指標の算出方法とその
臨床的意義を理解しましょう。また、体表面上の各部位の名称を覚
えましょう。簡単な器具を使用する
指標は、家庭でも測定可能で臨床上でも病態管理や個人の健康管理
に役立つため、よく利用されますか
ら重要です。 3
生体観察(2) 生体観察(1)の継続実験になります。身長、体重を始め各種の数
値が得られるのでそのつど表計算ソ
フトに入力します。繰り返し測定することによって、得られる数値
の変動やその平均値の意味などにつ
いても理解を深めます。さらに得られた実測値を基に種々の体格指
標を計算によって求めます。グラフ
による表現法を学び、得られた数値を視覚化し、各自の理解の助け
にするとともにプレセンテーション
の重要性を学びます。
4
生体観察(3)
ここでは体脂肪の観察を行います。体脂肪には必須脂肪と蓄積脂肪
があり、生命を維持するためや体を
形成するために必須の役割をしていることを学びます。上腕三頭筋
などの皮脂厚を測定して、肥満の判
定と体内脂肪比率の算出を行います。現代の生活習慣病の問題点の
一つである肥満についても体内脂肪
率を実測することにより正しく評価できるようにします。
5
体力測定(1)
体温、血圧、運動負荷後の心拍数、肺活量等を実際に被検者となっ
て測定することにより、心肺機能
について学びます。
C201400002
1/2
解剖生理学実験Ⅰ
6
体力測定(2)
筋力は、筋肉の収縮によって発生する物理的エネルギーで、瞬発筋
力の増大は筋繊維そのものの鍛錬の
結果成立します。筋力は上肢の筋を代表する握力、主に背部および
臀部の筋郡が関与する背筋力を測定
することによって求めることができます。限られた時間で大きな仕
事をする能力を意味する瞬発力は垂
直跳び、立ち幅跳び等によって求められます。筋収縮の速さと密接
な関係のある敏捷性も測定します。
7
体力測定(3)
柔軟性、心肺持久力、筋持久力は肺や気管支、呼吸筋などの総合的
な働きによって維持されている。柔
軟性は立位体前屈や伏臥上体そらしによって測定することができ
る。実際には経年変化が重要ではある
が、今回はその意味を理解することに重点をおく。
8
疲労測定
疲労検査の代表的なものである、フリッカーテストを行います。本
法は測定器が小型で、検査も短時間
で終わることができ、さらに時間的な機能の変化を細かく知ること
ができるという利点があります。そ
の他にブロッキングテストやタッピングテストと呼ばれる検査法に
よっても疲労度を調べます。肺活量
測定による呼吸機能測定も予定しております。 9
エネルギー代謝(1)
各自のエネルギー収支を調べます。表計算ソフト「エクセル」を用
いてエネルギー収支を算出するため
の表を、例題を用いて作成します。生活時間調査表への記入法の説
明をします(次回までに各自で作成
することになります)。
10
エネルギー代謝(2)
生活時間調査による1日消費エネルギーの算出および集計を行いま
す。すなわち、前回のエネルギー代謝
(1)の項で作成した表に、各自が記入作成した自己の「生活時間
調査表」から得られた値を入力し、
総エネルギー消費量を求めます。
11
ホルモン周期と基礎体温
生理機能にも周期があるものがあります。その1つとして性ホルモ
ンがあり、それに伴って月経周期が
決定します。これを間接的に知る方法が基礎体温です。そこで、各
自がある月の基礎体温を表に記録
し、体温とホルモン分泌の関係を理解しましょう。 12
肺機能検査 スパイロメーターを用いて肺機能を検査します。本装置を用いるこ
とにより、肺活量測定のほかに肺機
能(の異常)をモニター画面の波形から判断することが出来ます。
13
データの解析(1)
ここではこれまで得られた各自のデータについてパソコンを用いて
まとめるとともに、特にクラス単
位あるいはグループ単位でデータをまとめ、比較検討することに
よって、統計学的な有意性の有無の意
味などについて勉強します。
14
データの解析(2)
データ解析(1)で十分出来なかった事項について、追加解析を行
います。
15
まとめ 今回の生理学実験で学んだことが実際の人の「健康づくり」にどの
ように関わっているか、生活習慣
病予防を例に挙げながらまとめます。栄養士をめざす学生の「健康
づくり」に対する意識を向上させる
目的もあります。
C201400002
2/2
解剖生理学実験Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
解剖生理学実験Ⅰ
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
講義コード C110422104
Ⅰ期
必・選
担当教員
選択
単位数
紺野 信弘, 金子 依里香
1
並行して開講されている解剖学及び生理学の講義で得た知識を実験を通して体験し、より確実なものとすることが本
科目の目標です。この解剖生理学実験Ⅰにおいては、生理学的実験に重点をおき、それらより得られる指標の意義を
学びます。生体観察や生体計測をとおして主要臓器等の生体における位置関係なども学習します。これらの習得は解
剖学や生理学の内容をより理解しやすくするのみならず、今後の各種病態を理解する上で有用となります。また実験
によって得られる数値については表計算ソフト「エクセル」を活用しデータの整理、データの相互関係についても理
解できるようにします。 紺野、金子 15コマ担当
受講資格
栄養士課程履修者は必修科目です。 成績評価方法 実験ノートと配布物をまとめたファイル提出で40点、
期末の筆記試験60点、1コマ分欠席で2点減点としま
す。
教科書
解剖生理学実験 和泉勝夫 他 共著 中央法規出版 健康づくりのための体力測定評価法 田中喜代次 他 編著
金芳堂
参考書
やさしい生理学(改訂第4版) 岩瀬善彦・森本武利 編集 南江堂
新・日本人の体力標準値II 2007 不昧堂出版
学生への要望 必ず自らで実験を体験し、実験結果を客観的に考える訓練をしましょう。 オフィスタイム
月曜日~木曜日の5コマ目 - 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
ガイダンス この実験における授業目標や実験の概要を説明します。また、実験
を実施するにあたり班編成や諸注意
をします。この実験は各項目により個人のものあるいは班員全員の
測定値を考察するものとがありま
す。また、各自の体を動かすことも必要になります。したがって、
特に実験中における事故防止対策や
実験によって得られた測定結果の考察法など重要な点を確認しま
しょう。 2
生体観察(1) 生体を簡単な器具を使って計測します。正しい計測方法とその値か
ら得られる各指標の算出方法とその
臨床的意義を理解しましょう。また、体表面上の各部位の名称を覚
えましょう。簡単な器具を使用する
指標は、家庭でも測定可能で臨床上でも病態管理や個人の健康管理
に役立つため、よく利用されますか
ら重要です。 3
生体観察(2) 生体観察(1)の継続実験になります。身長、体重を始め各種の数
値が得られるのでそのつど表計算ソ
フトに入力します。繰り返し測定することによって、得られる数値
の変動やその平均値の意味などにつ
いても理解を深めます。さらに得られた実測値を基に種々の体格指
標を計算によって求めます。グラフ
による表現法を学び、得られた数値を視覚化し、各自の理解の助け
にするとともにプレセンテーション
の重要性を学びます。
4
生体観察(3)
ここでは体脂肪の観察を行います。体脂肪には必須脂肪と蓄積脂肪
があり、生命を維持するためや体を
形成するために必須の役割をしていることを学びます。上腕三頭筋
などの皮脂厚を測定して、肥満の判
定と体内脂肪比率の算出を行います。現代の生活習慣病の問題点の
一つである肥満についても体内脂肪
率を実測することにより正しく評価できるようにします。
5
体力測定(1)
体温、血圧、運動負荷後の心拍数、肺活量等を実際に被検者となっ
て測定することにより、心肺機能
について学びます。
C201400002
1/2
解剖生理学実験Ⅰ
6
体力測定(2)
筋力は、筋肉の収縮によって発生する物理的エネルギーで、瞬発筋
力の増大は筋繊維そのものの鍛錬の
結果成立します。筋力は上肢の筋を代表する握力、主に背部および
臀部の筋郡が関与する背筋力を測定
することによって求めることができます。限られた時間で大きな仕
事をする能力を意味する瞬発力は垂
直跳び、立ち幅跳び等によって求められます。筋収縮の速さと密接
な関係のある敏捷性も測定します。
7
体力測定(3)
柔軟性、心肺持久力、筋持久力は肺や気管支、呼吸筋などの総合的
な働きによって維持されている。柔
軟性は立位体前屈や伏臥上体そらしによって測定することができ
る。実際には経年変化が重要ではある
が、今回はその意味を理解することに重点をおく。
8
疲労測定
疲労検査の代表的なものである、フリッカーテストを行います。本
法は測定器が小型で、検査も短時間
で終わることができ、さらに時間的な機能の変化を細かく知ること
ができるという利点があります。そ
の他にブロッキングテストやタッピングテストと呼ばれる検査法に
よっても疲労度を調べます。肺活量
測定による呼吸機能測定も予定しております。 9
エネルギー代謝(1)
各自のエネルギー収支を調べます。表計算ソフト「エクセル」を用
いてエネルギー収支を算出するため
の表を、例題を用いて作成します。生活時間調査表への記入法の説
明をします(次回までに各自で作成
することになります)。
10
エネルギー代謝(2)
生活時間調査による1日消費エネルギーの算出および集計を行いま
す。すなわち、前回のエネルギー代謝
(1)の項で作成した表に、各自が記入作成した自己の「生活時間
調査表」から得られた値を入力し、
総エネルギー消費量を求めます。
11
ホルモン周期と基礎体温
生理機能にも周期があるものがあります。その1つとして性ホルモ
ンがあり、それに伴って月経周期が
決定します。これを間接的に知る方法が基礎体温です。そこで、各
自がある月の基礎体温を表に記録
し、体温とホルモン分泌の関係を理解しましょう。 12
肺機能検査 スパイロメーターを用いて肺機能を検査します。本装置を用いるこ
とにより、肺活量測定のほかに肺機
能(の異常)をモニター画面の波形から判断することが出来ます。
13
データの解析(1)
ここではこれまで得られた各自のデータについてパソコンを用いて
まとめるとともに、特にクラス単
位あるいはグループ単位でデータをまとめ、比較検討することに
よって、統計学的な有意性の有無の意
味などについて勉強します。
14
データの解析(2)
データ解析(1)で十分出来なかった事項について、追加解析を行
います。
15
まとめ 今回の生理学実験で学んだことが実際の人の「健康づくり」にどの
ように関わっているか、生活習慣
病予防を例に挙げながらまとめます。栄養士をめざす学生の「健康
づくり」に対する意識を向上させる
目的もあります。
C201400002
2/2
解剖生理学実験Ⅰ
2014 年度
短期大学部
科目名
食品学Ⅰ
対象
1 年
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110402011
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
武地 誠一
2
授業目標
本科目は栄養士業務、フードスペシャリスト業務に直結する科目で、食品の各種成分や性状等の特性や分類等につ
いて学ぶ。
また本科目は栄養学、食品衛生学、調理学、食品加工・貯蔵学等と関連が深いため、これらの科目と関連付けて学
ぶ。
修得目標として、食品の種類・分類、食品の種類毎の各種成分、特徴を理解・把握するとともに、食品の規格基
準・表示、保健機能食品・特別用途食品等法制度についても十分理解する。
受講資格
家政科食物栄養専攻1年生
成績評価方法 ペーパーテストにより授業内容の理解を確認し認定す
る。
教科書
田島 眞編著「食品学Ⅰ」(同文書院)
(2,100円)
参考書
オールガイド五訂増補食品成分表(実教出版)
(780円)
菅原龍幸・井上四郎編「新訂原色食品図鑑」(建帛社)(3,045円)
学生への要望 1.食品学を良く理解するには、化学や生物学の知識が必要です。講義の中で良くわからない内容があれば、講義中
又は講義後に質問してください。歓迎します。
2.常に食品について関心を持ってください。
3.テキスト、参考書を良く読んで、疑問点を明確にしてください。
4.講義中の私語は、周りに迷惑になるので厳禁です。
オフィスタイム
講義日の16:00~17:00
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
授業の目的 食品学Ⅰでは、栄養士やフードスペシャリストが食品について理
解を深めるために、知っておきたい食品素材と加工の基礎を中心に
学ぶことを目的とすることを伝える。また、毎日の食生活の中で食
品の表示に関心を持つ習慣が必要であることを理解する。
2
食品の分類と規格・基準 食品の分類と規格基準、保健機能食品と特別用途食品について学
びながら、食品表示の法的位置づけ、表示対象品目およびそれらの
具体的な表示方法を学び、理解する。
3
穀類の特性とその加工品
穀類とは、植物の種子を食用とするイネ科の植物(小麦、米、ト
ウモロコシ、アワ、ヒエなど)とタデ科のソバなどを総称したもの
をいう。ここでは、穀類とその加工品およびこれらに含まれる各種
成分や特徴について学び、理解する。
4
イモ類の特性とその加工品、種実類の特性
とその加工品
イモ類とは、地下茎や根の一部に多量のデンプンやその他の多糖
類が蓄えられて肥大したもので、塊茎や根茎、その中間的なものが
ある。種実類は糖質を多く含むものと、脂質を多く含むものとに分
類される。ここでは、イモ類および種実類とその加工品、これらに
含まれる各種成分や特徴について学び、理解する。
5
豆類の特性とその加工品
豆類はマメ科に属する植物の種子を指す。ここでは、豆類とその
加工品およびこれらに含まれる各種成分や特徴について学び、理解
する。
6
野菜類の特性とその加工品
野菜類は、食用とする部分により葉菜類、茎菜類、根菜類、花菜
類、果菜類に分類される。ここでは、野菜類とその加工品およびこ
れらに含まれる各種成分や特徴について学び、理解する。 7
果実類の特性とその加工品、キノコ類の特
性とその加工品
果実類は形態や系統などにより分類される。キノコ類は大型の胞
子組織を形成する菌類である。ここでは、果実類およびキノコ類と
その加工品、これらに含まれる各種成分や特徴について学び、理解
する。
8
藻類の特性とその加工品、卵類の特性とそ
の加工品 藻類は胞子が水中で繁殖し成長する植物をいう。卵類は、ほとん
どが鶏卵で、ほかにウズラ卵、アヒル卵などが利用されている。こ
こでは、藻類および卵類とその加工品、これらに含まれる各種成分
や特徴について学び、理解する。
C201400002
1/2
食品学Ⅰ
9
魚介類の特性とその加工品① 魚介類とは魚類、甲殻類、軟体動物、棘皮動物、刺胞動物、原索
動物のうち商用にするものの総称である。ここでは、魚介類の構造
および成分や特徴について学び、理解する。
10
魚介類の特性とその加工②
ここでは、魚介類の鮮度判定の方法、種類ごとの特性およびその
加工品について学び、理解する。
11
食肉類の特性とその加工品
食肉とは、食用に飼育されている家畜、家禽の食べられない部分
を除いて処理した肉のことをいう。ここでは、食肉類に共通する性
質、動物種や肉の部位ごとの特性を学び、理解する。
12
乳類の特性とその加工品
わが国で利用されている乳は大部分が牛の乳で、わずかにヤギの
乳が利用されている。ここでは、乳等省令による規制や、それに基
づいて製造される飲用乳および牛乳成分の性質を学び、理解する。
13
食用油脂、調味料
食用油脂には植物油脂、動物油脂、またこれらを原料に加工され
た加工油脂がある。調味料は料理に味をつけるだけでなく、香りづ
け、臭み取りなどに利用される。ここでは、食用油脂および調味料
の加工食品について、それぞれの種類や特徴を学び、理解する。
14
香辛料、嗜好品
香辛料は植物の花や葉、種子や根などを用い、香辛料特有の香り
や辛味づけ、色つけなどを目的に利用される。嗜好品には、非アル
コール飲料、アルコール飲料、菓子類などがある。ここでは、香辛
料および嗜好品の加工食品について、それぞれの種類や特徴を学
び、理解する。
15
授業の総括
授業のまとめとして、ここでは授業内容に関わる身近な話題を取
り上げて解説する。「食品学Ⅰ」が栄養士業務・フードスペシャリ
スト業務および日常の生活の中で、いかに重要な位置を占めている
のかを、再確認し理解する。
C201400002
2/2
食品学Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110402012
基礎栄養学
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
坂上 茂
2
授業目標
ヒトの健康の維持や増進に重要な栄養について学ぶ。ヒトが正常に成長し、健康を維持していくためには栄養素の摂
取が必要である。まず、栄養素の分類、種類、役割について理解することを目指す。さらに、健康の増進のためには
栄養のバランスが重要である。そこで、健康増進のための栄養素摂取量について、日本人の食事摂取基準(2010年
版)に基いて考える。
受講資格
特になし。
成績評価方法 期末の筆記試験100%で評価する。60点で単位を認定する
が、授業内容の概ね80%以上の理解を目指すよう努力を
求める。
教科書
脊山洋介、廣野治子編「コンパクト栄養学 改訂第3版」南光堂、税別2,000円
参考書
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」第一出版、税別2,800円
学生への要望 教科書に基づいて予習すること。授業中はノートをとり、ノートを用いて復習すること。
オフィスタイム
月曜日の昼休み
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
栄養、栄養素とは
栄養の定義、ヒトの成長と栄養、ヒトの健康と栄養について理解す
る。また、栄養素の定義、分類と役割について概説する。
2
食物の摂取・消化と栄養素の吸収
健康なヒトでは、食物を摂取して、食物から栄養を摂取して生きて
いる。食物の摂取と消化、摂食活動の調節について学習する。 3
タンパク質の栄養(1)
タンパク質は、ヒトの体を構成し、体内で重要な役割を果たしてい
る。栄養素としてのタンパク質摂取の意義をタンパク質の化学構造
と代謝から学習する。タンパク質の構成成分であるアミノ酸、特に
必須の栄養素としての必須アミノ酸の理解が重要である。
4
タンパク質の栄養(2)
タンパク質は種類によって栄養価(栄養学的価値)が異なる。タン
パク質の栄養価の評価方法を紹介し、特に化学的評価方法からタン
パク質の栄養価について学習する。タンパク質の質とアミノ酸の補
足効果の理解が重要である。
5
糖質の栄養
毎日の食物成分としても最も多く摂取している糖質とはどのような
化学物質であるかを学習する。栄養素として食物に含まれる糖質の
種類について解説する。、栄養素としての糖質の種類、分類、化学
構造について学習する。また、糖質が体内でエネルギーを発生し二
酸化炭素と水に分解するまでの過程を学習する。
6
脂質の栄養(1)
脂質の定義、分類、種類、化学構造と生体内での役割について学習
する。特に、栄養素として必須の必須脂肪酸の理解が重要である。
7
脂質の栄養(2)
ヒトのエネルギー源としても重要な脂質の体内での代謝について学
習する。また、特別な脂質の健康に及ぼす影響しついても紹介す
る。
8
無機質(ミネラル)の栄養
微量栄養として重要な無機質(ミネラル)の種類、体内での役割、
欠乏症、過剰症について学習する。
9
脂溶性ビタミンの栄養
微量栄養として重要な脂溶性ビタミンの種類、体内での役割、欠乏
症、過剰症について学習する。
10
水溶性ビタミンの栄養
微量栄養として重要な水溶性ビタミンの種類、体内での役割、欠乏
症、過剰症について学習する。
11
水分
生命の維持に重要な水分の代謝と出納について学習する。
12
食物繊維
健康の維持に重要な食物繊維の定義、種類と健康に及ぼす影響につ
いて学習する。
13
日本人の食事摂取基準
日本人の食事摂取基準(2010年版)に基づいて、健康の維持・増進
に重要な栄養素の摂取基準について学習する。
C201400002
1/2
基礎栄養学
14
栄養バランス
食生活指針と食事バランスガイドから、健康のための栄養バランス
と食生活とはどのようなものであるかを学習する。
15
栄養状態の評価と判定
栄養状態を評価・判定するするための方法について学習する。
C201400002
2/2
基礎栄養学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110402013
給食計画論
対象
1 年
授業目標
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
鈴木 奈津子
2
給食計画論は給食従事者、施設、設備、食材料、それにかかわる諸経費を総合的に、また、能率的、経済的に活用
して、それぞれの集団給食の目的である喫食者の栄養確保、健全な成長および健康の維持、増進などに最大の成果を
上げることである。この科目では、給食業務を行うために必要な食事計画や調理を含めた給食サービス提供に関する
知識および技術を習得し、給食管理の効率的な運営の在り方について学ぶことを目標とする。
受講資格
成績評価方法 受講の姿勢20点
レポート30点
期末試験50点
60点以上で合格とするが、授業理解度は8割以上を求め
る。
教科書
給食の運営給食計画・実務論 第5版 富岡和夫 医歯薬出版 定価2,800円(税別)
参考書
給食運営管理ガイドブック 新訂版 富岡和夫 編著 定価2,700円(税別)
学生への要望 授業には積極的に臨み、シラバスに沿って予習を行い、授業で学んだことを十分に復習してください。
オフィスタイム
火曜日・金曜日の5コマ目
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
給食の概要・歴史
特定給食は、特定多数人である喫食者を対象に行う給食である
が、喫食者の空腹を満たすための食事を提供するだけでなく、重要
なことは健康増進、疾病治療や給食の歴史(病院給食、学校給食、
事業所給食)と現状について理解する。
2
関係法規
健康増進法、同施行規則、栄養士・管理栄養士の配置規定、栄養
管理基準について理解する。
3
経営管理の概念
経営管理とは、目的達成のために活動し、その成果を評価するこ
とであるが、そのために所属する人々の行動を組織化して、個人の
仕事内容、責任などを明確にし、企業などの経営体の能力を高める
ことが必要とされることを理解する。
4
栄養・食事管理の目的
特定給食施設における栄養・食事管理の目的は、対象となる喫食
者の健康の維持・増進、心身の健全な発育・発達・疾病予防・治
療・改善であり、生活の質(QOL)の向上に貢献することを理解す
る。
給与栄養目標の設定は各施設の対象者の年齢構成、身体的状況、
5
献立作成
献立作成の条件と方法を学習して献立作成を学ぶ。メニューは食
事内容、料理名・食品名を表し、レシピは調理操作を示した調理指
示書であることを理解する。献立には行事食やイベントを入れるこ
とで献立に変化が出ることを理解する。
6
給食の調理管理・食材管理・保管管理
食材管理とは、食事計画に基づいて食材料の購入計画を立て、発
注、検収、保管、出納、食材料原価のコントロールを行うことであ
る。給食における経費の中で、食材料費は約半分を占めるので、円
滑に業務ができるようにすることを学ぶ。
7
食材料の購入計画
食品の種類別購入計画を立て、購入先を選定させる。契約方法と
して、指名競争入札方式、相見積による契約方式、随意契約方式を
理解する。大手施設ではカミサリー(一括購入、保管、配送を行う
流通センター)を持ち、経営の合理化を図っている。
8
食材料管理の方法・食材管理の評価
食材料費は、給食の経費の中で人件費に次いで最も大きな部分を
占め、給食経費を左右するほど大きく関わる。食材料の発注、納
品、検収、保管管理に至るまで分析し、問題点を探る。在庫量調査
では材料費の算出方法を理解する。
9
衛生・安全管理の概要
従業員の安全衛生管理の教育をし、健康管理(定期健康診断、検
便検査)の実際を理解する。調理室に入る際の注意について理解す
る。食中毒予防の3原則を理解する。
10
給食施設・設備の衛生
検食、保存食(保存食のとり方・保管・記録)について理解す
る。大量調理施設衛生管理マニュアルを作成し、評価点検すること
を学ぶ。HACCPはNASA(米航空宇宙局)の宇宙食の製造管理を目的に
開発した衛生管理の方法であることを学ぶ。
C201400002
1/2
給食計画論
11
施設・設備管理の目的
食材料の搬入、調理、供食、厨芥の搬出までの一連の作業が能率
的に、衛生的に、安全に行われるための管理であることを理解す
る。
12
レイアウト
調理室の汚染作業区域、非汚染作業区域について図面で解説す
る。
13
調理作業管理の目的
調理作業管理の目的は、調理作業を行う場合に調理の進行につい
て効果的で安全衛生的な調理作業を計画で統制し、一人ひとりの調
理員に3M(ムリ、ムラ、ムダ)のないように進めることを学ぶ。
14
作業管理
調理作業管理の実際として、調理を一定の品質に仕分けるために
は施設の調理工程の計画や調理条件による品質の変化に対応した作
業の効率化適温給食の実施になることを理解する。
15
作業計画
給食の業務全体について分析・検討を加え、標準的な作業の工
程、作業動作、作業時間の標準を設定してマニュアル化し、作業能
率の向上を図ることを理解する。
C201400002
2/2
給食計画論
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
食物栄養専攻
講義コード C110402017
調理学
対象
1 年
開講期
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
菊池 節子
2
授業目標
【授業の目的・ねらい】
①おいしさの要因について理解を深める。
②調理操作の原理、効率的な加熱法、調理器具の使用法、食品の調理特性について理解を深める。
③調理操作による化学的・物理的変化について理解を深める。
④献立作成方法の基礎を修得する。
【授業全体の内容の概要】
食品に様々な調理操作を加えると、食品はおいしくなり、安全になり、消化しやすい食物になる。そのために、各調
理法の特徴、食品の調理特性や、その調理過程における化学的・物理的変化を理解することが大切になってくる。こ
れらを踏まえて本講義では、合理的に再現性よく食品を調理する能力が備わるよう、調理学の基礎を学ぶ。
【授業終了時の達成課題(到達目標)】
①おいしさの要因について理解できる。
②調理操作の原理、効率的な加熱法、調理器具の使用法、食品の調理特性について理解できる。
③調理操作による化学的・物理的変化について理解できる。
④献立作成方法の基礎を理解できる。
受講資格
家政科 食物栄養専攻学生 成績評価方法 筆記試験 100点 教科書
はじめて学ぶ 健康・栄養系教科書シリーズ⑩ 調理学 おいしく安全に調理を行うための科学の基礎 九木久美
子・新田陽子・喜多野宣子著 化学同人 2100円+税
参考書
特になし
学生への要望 予習をして意欲的に取り組み、終了後は復習をしっかり行い理解の定着を図ること。毎回授業終了時に豆テストを行
い、理解の程度を確認する。 オフィスタイム
金曜Ⅴ限 No.1調理学研究室 またはskikuchi@koriyama-kgc.ac.jpまで
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
調理学を学ぶ:調理の目的、食べ物のおいし
さ
調理学とはどんな学問なのか、調理を行う目的から考える。また、
食べ物のおいしさを決める要因として、味・におい・色などを中心
に学ぶ。
2
調理操作(1) 非加熱調理操作
調理は食品をおいしく安全で衛生的なものに変え、そしてヒトが効
率よく栄養成分を摂取することができるようにすることを目的とし
ている。調理操作は、火を用いない「非加熱調理操作」と、火を用
いる「加熱調理操作」に大別される。ここでは計量・洗浄・浸漬・
切砕・粉砕・混合・圧搾・冷却・解凍などの非加熱調理操作につい
て学び、それぞれの調理操作の特徴を理解する。
3
調理操作(2) 加熱調理操作
加熱調理操作は、ゆでる・煮る・蒸す・炊くなどの湿式加熱法と、
焼く・炒める・揚げるなどの乾式加熱法、さらに、電磁調理器を用
いた電磁誘導加熱法、電子レンジを用いた誘電加熱法がある。ここ
では、各加熱調理操作の特徴を学ぶ。
4
調理機器:加熱用機器
調理器具や調理機器を上手に使いこなすことは、調理時間の短縮だ
けでなく、料理をおいしく仕上げることにもつながる。本時は、最
近の調理機器の情報や、鍋の材質と扱い方などについて学ぶ。
5
植物性食品の調理科学(1) 米の調理 米にはうるち米ともち米がある。それぞれの特徴を踏まえた上で、
炊飯、強飯などの調理要領について学ぶ。さらに、うるち米の粉で
ある上新粉、もち米の粉である白玉粉の調理性について学ぶ。 6
植物性食品の調理科学(2) 小麦の調理
小麦粉を特徴づけるタンパク質はグリアジンとグルテニンとで、水
を加えると吸収して絡み合い、網目状の構造を作る。これがグルテ
ンである。グルテン形成に関与する加水量や水温、副材料、調製方
法について、さらに小麦粉の膨化調理やルウについて学ぶ。 7
植物性食品の調理科学(3) いも類、豆類
いもの種類と適した調理法について学び、マッシュポテトを作る際
のポイントやおいしい焼き芋の作り方などを理解する。豆の調理性
では、調理過程における豆の物理的、化学的変化を理解した上で、
乾燥豆類の吸水・軟化や煮豆のポイント、あんの作り方などの実際
について学ぶ。 8
植物性食品の調理科学(4) 野菜類他
野菜の生食と加熱による化学的・物理的変化、野菜に含有する色素
や栄養成分の性質と、調理操作によるそれらの変化について理解す
る。あわせて、果実、種実、海藻、きのこ類の調理性について学
ぶ。 C201400002
1/2
調理学
9
動物性食品の調理科学(1) 食肉類、魚介類
食肉については、種類や品種、部位についての成分の特徴を理解し
た上でその肉に適した調理法を、また魚肉については、赤身魚と白
身魚の違いや旬による成分変化を理解した上でその魚に適した調理
法を学ぶ。
10
動物性食品の調理科学(2) 卵類、牛乳/乳製
品
卵の構造と成分を理解した上で、調理操作による卵タンパク質の変
化(熱凝固、希釈卵液のゲル化、起泡性、乳化性)について学ぶ。
さらに添加材料の影響についても考える。牛乳の調理性では、調理
過程における牛乳中成分の変化、生クリームの性質について学ぶ。
11
油脂類の調理科学
油脂の調理性では、性質(融点、可塑性、疎水性、ショートニング
性、クリーミング性)を学び、油脂を用いた調理法と食品の変化に
ついて学ぶ。
12
ゲル化剤・とろみ剤の調理科学
動物性ではゼラチン、植物性では寒天、カラギーナン、ペクチンな
どの各種ゲル化剤の特徴を学び、ゲル化剤により異なる調理性、添
加材料の影響などについて理解する。
13
嗜好飲料の調理科学
日常飲んでいるお茶、緑茶、中国茶、紅茶、コーヒーなどの嗜好飲
料について、それらの調理性について学ぶ。
14
調理文化 食は健康に対して重要な意味をもっていると同時に、文化的な側面
ももっている。調理するという人間特有の文化は、他の動物と大き
く異なる点といえる。本時は、調理文化について料理様式をはじめ
とし、食文化の歴史や伝承について述べる。
15
授業の総括 「調理学」のまとめとして、Ⅰ期の授業を振り返る。授業で行った
項目について教科書に目を通し、ノートなどで内容の復習を行う。
C201400002
2/2
調理学
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110422102
給食論実習Ⅰ
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
小林 澄枝, 高木 恭子, 石川 雅子, 鈴
木 奈津子
1
献立とは、1日の栄養配分、食材料費、人、設備、食品衛生、光熱費、喫食者の嗜好や美味しさ、造形美学的な要
素を求められることから、具体的な条件の積み重ねにより献立作成能力を身につけることを目標とします。
受講資格
成績評価方法 小テスト(20%)提出物(30%)期末試験(50%)など
で評価します。60点以上で合格としますが、授業理解度
は8割以上を求めます。
教科書
・献立作成マニュアル 第7版 赤羽正行他著
(2500円+税)
・食品成分表2013 女子栄養大学出版部 香川芳子監修(1352円+税)
・糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版
日本糖尿病学会編・著 (900円+税)
参考書
・メニューコーディネートのための食材別料理 集第三版 宮澤節子他編著(2900円+税)
学生への要望 献立作成が楽しくなるように、毎日の食事に関心を持ってほしい。
オフィスタイム
授業日の放課後16:20~
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
五訂増補食品成分表
日本では、昭和25年に初めて食品成分表が公表されました。これ
からの献立作成に必要な「五訂増補食品成分表」の見方、使い方Q
&Aを解説します。食品成分表を見ていると食品についてたくさん
の知識が得られます。活用方法をマスターしましょう。
2
栄養量の算出
栄養量の計算を学びます。いかに早く計算するポイントを覚えま
しょう。献立の記載の仕方を学び、わかりやすく見やすい献立表を
作成します。栄養計算のトレーニング(1回)
3
型紙を利用した献立作成
日常食の基本献立は、本膳にならって、主食、汁物、主菜、副菜1、
副菜2、デザートの5~6種類で構成されます。献立には、「型」が
あり、型紙を利用して献立作成を学習します。「日本型食生活」の
プリント配布。栄養計算のトレーニング(2回)
4
材料重量
1人分の料理の食材料の重量をしっかり覚えて、適量重量で栄養量
を計算します。家庭でも食材料を量る習慣をつけましょう。「毎日
野菜を350g摂りましょう」のプリント配布。
5
6つの基礎食品
6つの基礎食品を解説します。献立作成の中で6つの基礎食品で食
材料の過不足をチェックしてバランスを点検しましょう。献立作成
では、「穀類エネルギー比」「動物性たんぱく質比」「PFCエネ
ルギー比」を算出して適正かを確認します。「6つの基礎食品」の
プリント配布。
6
1日3食の配分
現在の食生活から考慮して、朝、昼、夕食の配分に違いがでます。
給与エネルギ―の「1日3食配分」と「給与栄養目標量食別配分計
画」について解説します。各食事とも適正な栄養量をバランス良く
配分することを学びます。
7
給与栄養目標量
給与栄養目標量を決めるには色々な方法があります。今回は、①
「個人別身体状況・身体活動時間調査および身体活動レベル判定
表」を作成して、次に、②「年齢別・性別平均身体状況および身体
活動レベル算定表」を作り、③「給与栄養目標量(荷重平均食事摂
取基準)計算表」で算出して「給与栄養目標量」を求めることを学
習します。
8
献立の種類
給食施設の献立は、大きく分けると「定食献立」「複数献立」「カ
フェテリア形式献立」などがあります。その施設、食数、食費など
によって異なりますが、それぞれの献立の特徴を生かし活用して変
化に富んだ、楽しい献立作りを学習しましょう。
9
献立作成
夕食の献立作成の実習
栄養目標量、夕食の配分、主食を決める(穀類エネルギー比)。汁
物を決める。主食を決める。(動物性たんぱく比)。副菜1、副菜
2、デザートの順に進めましょう。
C201400002
1/2
給食論実習Ⅰ
10
食品構成
食品構成表の作成について解説します。食品構成は、給与栄養目標
量(1人1日または、1食当たり)を栄養のバランスを配慮して食
群ごとの使用量に置き換えて示したものであることを理解します。
これに基づいて作成した毎日の献立の栄養量は、バラツキがなくな
ることが解ります。
11
食品群別荷重平均栄養成分表
食品群別荷重平均栄養成分とは、それぞれの食品群に属する食品の
構成割合に基づいて求めた栄養成分の平均値で、①給食施設の過去
1年間の食材料から求める。②適宜の判断により食品群を代表とす
る数種類の食品を選択し、その食品から求める。③すでに発表され
ているものを使用する。3つの方法を実際に作成して学習します。
12
栄養出納表 (1)
栄養出納について解説します。役割は、「食品構成と献立作成の効
果的結びつけができる」「栄養計算の簡略化」「栄養管理の適正
化」を行うことで栄養出納表が考え出されたことを理解しましょ
13
栄養出納表 (2)
栄養出納表の①「目標栄養比率」では、給与栄養目標量に対する給
与栄養量の充足度を判定します。②「基礎栄養比率」では、基本と
なる栄養比率で、給与栄養目標量の割合を示すことを理解しましょ
う。③「PFCエネルギー比」では、食事内容の適正度を判定する
方法であることを理解して、比率の計算を学びましょう。
14
美味しさ
献立作成の究極の目標は、「美味しさ」です。美味しさには、①科
学的感覚 ②物理的感覚 ③心理的感覚 ④生理的感覚の4つが影
響しています。この感覚が2つ、あるいはそれ以上の交互作用に
よって美味しさが形成されることを理解しましょう。
15
献立評価
実施した献立の評価は、喫食者と調理師、栄養士側で評価をするこ
とが望ましい。評価の内容は、次の献立にフィードバックさせるこ
とが大に切です。喫食者に対する評価方法として、①残菜調査 ②
インタビュー ③アンケート調査 ④評価項目方式などがあること
を学習します。
C201400002
2/2
給食論実習Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110422103
給食論実習Ⅰ
対象
1 年
授業目標
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
小林 澄枝, 高木 恭子, 石川 雅子, 鈴
木 奈津子
1
献立とは、1日の栄養配分、食材料費、人、設備、食品衛生、光熱費、喫食者の嗜好や美味しさ、造形美学的な要
素を求められることから、具体的な条件の積み重ねにより献立作成能力を身につけることを目標とします。
受講資格
成績評価方法 小テスト(20%)提出物(30%)期末試験(50%)など
で評価します。60点以上で合格としますが、授業理解度
は8割以上を求めます。
教科書
・献立作成マニュアル 第7版 赤羽正行他著
(2500円+税)
・食品成分表2013 女子栄養大学出版部 香川芳子監修(1352円+税)
・糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版
日本糖尿病学会編・著 (900円+税)
参考書
・メニューコーディネートのための食材別料理 集第三版 宮澤節子他編著(2900円+税)
学生への要望 献立作成が楽しくなるように、毎日の食事に関心を持ってほしい。
オフィスタイム
授業日の放課後16:20~
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
五訂増補食品成分表
日本では、昭和25年に初めて食品成分表が公表されました。これ
からの献立作成に必要な「五訂増補食品成分表」の見方、使い方Q
&Aを解説します。食品成分表を見ていると食品についてたくさん
の知識が得られます。活用方法をマスターしましょう。
2
栄養量の算出
栄養量の計算を学びます。いかに早く計算するポイントを覚えま
しょう。献立の記載の仕方を学び、わかりやすく見やすい献立表を
作成します。栄養計算のトレーニング(1回)
3
型紙を利用した献立作成
日常食の基本献立は、本膳にならって、主食、汁物、主菜、副菜1、
副菜2、デザートの5~6種類で構成されます。献立には、「型」が
あり、型紙を利用して献立作成を学習します。「日本型食生活」の
プリント配布。栄養計算のトレーニング(2回)
4
材料重量
1人分の料理の食材料の重量をしっかり覚えて、適量重量で栄養量
を計算します。家庭でも食材料を量る習慣をつけましょう。「毎日
野菜を350g摂りましょう」のプリント配布。
5
6つの基礎食品
6つの基礎食品を解説します。献立作成の中で6つの基礎食品で食
材料の過不足をチェックしてバランスを点検しましょう。献立作成
では、「穀類エネルギー比」「動物性たんぱく質比」「PFCエネ
ルギー比」を算出して適正かを確認します。「6つの基礎食品」の
プリント配布。
6
1日3食の配分
現在の食生活から考慮して、朝、昼、夕食の配分に違いがでます。
給与エネルギ―の「1日3食配分」と「給与栄養目標量食別配分計
画」について解説します。各食事とも適正な栄養量をバランス良く
配分することを学びます。
7
給与栄養目標量
給与栄養目標量を決めるには色々な方法があります。今回は、①
「個人別身体状況・身体活動時間調査および身体活動レベル判定
表」を作成して、次に、②「年齢別・性別平均身体状況および身体
活動レベル算定表」を作り、③「給与栄養目標量(荷重平均食事摂
取基準)計算表」で算出して「給与栄養目標量」を求めることを学
習します。
8
献立の種類
給食施設の献立は、大きく分けると「定食献立」「複数献立」「カ
フェテリア形式献立」などがあります。その施設、食数、食費など
によって異なりますが、それぞれの献立の特徴を生かし活用して変
化に富んだ、楽しい献立作りを学習しましょう。
9
献立作成
夕食の献立作成の実習
栄養目標量、夕食の配分、主食を決める(穀類エネルギー比)。汁
物を決める。主食を決める。(動物性たんぱく比)。副菜1、副菜
2、デザートの順に進めましょう。
C201400002
1/2
給食論実習Ⅰ
10
食品構成
食品構成表の作成について解説します。食品構成は、給与栄養目標
量(1人1日または、1食当たり)を栄養のバランスを配慮して食
群ごとの使用量に置き換えて示したものであることを理解します。
これに基づいて作成した毎日の献立の栄養量は、バラツキがなくな
ることが解ります。
11
食品群別荷重平均栄養成分表
食品群別荷重平均栄養成分とは、それぞれの食品群に属する食品の
構成割合に基づいて求めた栄養成分の平均値で、①給食施設の過去
1年間の食材料から求める。②適宜の判断により食品群を代表とす
る数種類の食品を選択し、その食品から求める。③すでに発表され
ているものを使用する。3つの方法を実際に作成して学習します。
12
栄養出納表 (1)
栄養出納について解説します。役割は、「食品構成と献立作成の効
果的結びつけができる」「栄養計算の簡略化」「栄養管理の適正
化」を行うことで栄養出納表が考え出されたことを理解しましょ
13
栄養出納表 (2)
栄養出納表の①「目標栄養比率」では、給与栄養目標量に対する給
与栄養量の充足度を判定します。②「基礎栄養比率」では、基本と
なる栄養比率で、給与栄養目標量の割合を示すことを理解しましょ
う。③「PFCエネルギー比」では、食事内容の適正度を判定する
方法であることを理解して、比率の計算を学びましょう。
14
美味しさ
献立作成の究極の目標は、「美味しさ」です。美味しさには、①科
学的感覚 ②物理的感覚 ③心理的感覚 ④生理的感覚の4つが影
響しています。この感覚が2つ、あるいはそれ以上の交互作用に
よって美味しさが形成されることを理解しましょう。
15
献立評価
実施した献立の評価は、喫食者と調理師、栄養士側で評価をするこ
とが望ましい。評価の内容は、次の献立にフィードバックさせるこ
とが大に切です。喫食者に対する評価方法として、①残菜調査 ②
インタビュー ③アンケート調査 ④評価項目方式などがあること
を学習します。
C201400002
2/2
給食論実習Ⅰ
2014 年度
科目名
短期大学部
/
家政科
/
講義コード C110402008
基礎自然科学
対象
1 年
開講期
食物栄養専攻
Ⅰ期
必・選
担当教員
必修
単位数
松谷 ひろ子
2
授業目標
専門科目を履修する上で必要な自然科学の基礎的内容を補うことを目的とします。数検4級程度の数式の取り扱いが
できることを目標とします。さらに、一般教養としての数学(SPI等)にも取り組みます。
受講資格
成績評価方法 ペーパーテストを実施して理解度を測ります。60%の得
点で合格としますが、80%の授業理解を求めます。
教科書
印刷教材を用意します。
参考書
特にありません。
学生への要望 数学の基礎を身につけるためには、繰り返し問題を解いてみることが必要です。授業の後は必ず復習を行い、疑問や
つまずきを感じたらその度に解消してください。
オフィスタイム
- 授業内容と
授業内容とスケジュール 回
授業計画項目
授業計画項目
1
オリエンテーション
基礎的な計算の小テストを実施します。自己採点して計算力での弱
点を知りましょう
2
正負の数
四則の混じった計算では計算の順序に注意が必要です。割合、比の
考え方を用いた問題を解きます。( )が付いた式、項の数が多い式
など規則通りに計算を進めます。
3
式の展開
式の展開の基本となる公式を復習します。数量の関係を文字で表す
ことに慣れましょう。速度、距離、時間について問う問題を解きま
す。分かっていること、求めたいものを判断し、式にあてはめま
す。単位に注意が必要です。
4
一次方程式(1)
式を移行、整理してaχ=bの形にする練習をします。式を自由に変
形してχを求めましょう。例のような初歩的な文章題をします。
例) ノートを何人かに配るのに、1人6冊ずつ配ると8冊不足しま
す。1人4冊ずつだと6冊余り。人数を求めてください。
5
一次方程式(2)
前回に引き続き一次方程式を使う応用問題を解きます。いわゆる、
売買損益、年令算などです。問題中の数量の関係を見つけ、どの数
をχで表わすか決め、式を作ります。
6
連立方程式(1)
基本的には加減法か代入法を使い、一つの文字を消去して一次方程
式の形にします。一つの文字の解を得て、残りの文字の値を求めま
す。ここでは計算の手順をマスターしましょう。計算問題を練習し
ます。
7
連立方程式(2)
濃度の計算。水溶液に含まれる物質(例:食塩)の質量を算出しま
しょう。食塩量は塩水の量X濃度(%)X1/100で求められます。必要
な濃度の溶液をつくるための溶媒(例:水)の量についての問題も練
習します。
8
いろいろな文章題
問題の文章からデータを読み取り、データをもとにして方程式を作
りましょう。問題によっては、線文図や表にして考えてみると、解
きやすくなるかも知れません。問題文が長い場合でも、簡単な演算
で解けることが多いので、じっくり取り組みます。
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場合の数・集合
場合の数を漏れなく重複なく数え上げるためには樹形図や表を作り
ましょう。集合では、与えられた条件を図に描いて、求められる条
件に合致する部分を明らかにします。問題から読み取れた数値を図
示できれば半ばクリアです。
10
確率
ある事柄の起こることが期待される程度を数値化したものを、その
事柄の起きる確率といいます。それが起きる、または起きない可能
性がどれくらいあるか、また、連続して起こる可能性はどれくらい
か、についてやさしい例題から考えます。サイコロを振ったとき、6
の目が続けて二度出る確率などを求めます。
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問題練習
これまでに学んだ項目について練習問題をし、その解説をします。
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一次関数
y=aχで表わされる一次関数について学びます。一次関数の考え方
を使った練習問題を解きます。ともなって変わる二つの変数χ、y
があるとき、χがきまるとyも一つに決まる場合、yはχの関数で
す。ある物の重さと個数、全体の重さの関係がこれにあたります。
13
図形の基礎
角や三角形、多角形の基礎的性質について学びます。初歩的な平面
図形の面積、立体の体積の求め方を練習します。
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数の規則性
数の規則性を文字式に表わすことを学びます。規則に沿って数を並
べていき、n番目の数をnを用いて表します。カレンダーの日付の
問題などを解きます。
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まとめ
履修内容の全体的な見直しをします。不確かなところを残さないよ
うにチェックしましょう。
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