サイバーセキュリティーが自動車業界に及ぼす大きなインパクト

Press Release
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2016 年 10 月 31 日
ベクター・ジャパン株式会社
※2016 年 8 月 11 日にドイツで発表されたプレスリリースの翻訳です。
サイバーセキュリティーが自動車業界に及ぼす大きなインパクト
~ 業界の知見と実践ノウハウ ~
シュツットガルト (ドイツ) 2016 年 8 月 11 日 ― サイバーセキュリティーは自動車開発で今、非常に注目されている
トピックです。車両/インフラ間の接続は増加し、オープンインターフェイスには綿密なリスク管理、継続的な品質保証、
体系的な開発プロセスが求められます。ベクターは、Daimler、Hella、Infineon、Porsche、Thales、ZF の各社から
「自動車サイバーセキュリティー」実現のためのベストプラクティスを集約し、その知見と実践例を、ベクター本社主催
のイベント「Vector Cyber Security Symposium 2016」で発表しました。当日のプレゼンテーション資料や講演の
様子は www.vector.com/vses2016 (英語版)にて無料でご覧いただけます。
「Vector Cyber Security Symposium 2016」では、自動車メーカー、サプライヤー、そして IT とセキュリティー分野
の企業が一堂に会し、それぞれの経験を互いに共有しました。講演者の多くが強調したのは、今やセキュリティーエン
ジニアリングは既存の開発プロセスに組み込むべきプロセスであるということです。各企業が、自社の製品やプロセス、
サプライチェーンに対してリスク指向のサイバーセキュリティー管理を策定し、ライフサイクル全体やサプライチェーン
全体で信頼のおける、トレーサブル(追跡可能)な管理を機能させることが求められています。 Porsche AG の
Christian Meineck 博士は、「セキュリティーのコンセプトでは、車両と、その車両の内部/外部にある IT システムと
を考慮せねばならない」と述べています。
より質の高いソフトウェアを、より短時間で開発するためには、安全面やセキュリティー面とセキュリティーの標準化の
二つを併せて考慮する必要があり、これが大きな課題となっています。イベント会場で、Daimler の Lorenz Slansky
氏はセキュリティー標準化に積極的に関わっていくよう参加者に訴えました。
自動車メーカーやサプライヤーは、同じものをまた一から作り直す作業を避けるため、また、業界全体で進む複雑化に
対処していくために、IT から多くを学びつつあります。すでに確立されている手法を適合させ、導入することが可能で
す。分散型のセキュリティーアーキテクチャーを段階的に実装することで、複雑化に対処し、コストを抑えることができ
ます。
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包括的なサイバーセキュリティーは、一貫した手法の上にこそ成り立ちます。初期のハザード分析から、アーキテク
チャー決定、検証から新規納品や変更のたびに行われるリグレッションテストまで、そのすべてをカバーするものでなく
てはなりません。
ベクターの自動車サイバーセキュリティーソリューションに関する情報は、
http://jp.vector.com/vj_security_solutions_jp.html をご覧ください。
図 1:Katharina Lohmann 氏 (Hella KGaA Hueck & Co.) は異なるテストレベルでのセキュリティーテスト手法の統合について説明
図 2:Christof Ebert 博士 (Vector Consulting Services GmbH) はリスク指向のセキュリティー管理を解説
(図 1 および図 2:Vector Informatik GmbH)
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■ベクター・ジャパン株式会社およびベクターグループの概要
ベクター・ジャパン株式会社は、1998 年に車載ネットワーク開発用のソフトウェアツールおよびソフトウェア・コンポー
ネントを開発・販売するドイツ、ベクター・インフォマティック社(Vector Informatik GmbH)の日本法人として設立さ
れました。ベクターグループはドイツ、日本のほかに、アメリカ、イギリス、フランス、オーストリア、イタリア、スウェーデ
ン、韓国、インド、中国、ブラジルにも拠点を持ち、グループ全体で約 1,680 名の従業員を擁し、車載ネットワーク開発
用ツールおよびソフトウェア・コンポーネントの分野では世界のリーディングプロバイダーとして認知されています。
CAN はもちろん、LIN、MOST、FlexRay、Ethernet、AUTOSAR に関わるトータル・ソリューション・プロバイダーと
して、上流設計、開発、実装、テスト、検証にわたる V 字プロセスをカバーする製品群と各車載ネットワークの技術や
開発ツールの使い方に関する専門トレーニングを提供しています。また、自動車分野で培ったノウハウを商用車、輸
送機関、制御工学などの自動車以外の産業にも提供しています。
ベクター・ジャパン株式会社 ホームページアドレス
www.vector-japan.co.jp
■本件に関する報道関係者のお問い合わせ先
ベクター・ジャパン株式会社
マーケティング・コミュニケーション部 横山
TEL: 03-5769-6981 FAX: 03-5769-6975
E-Mail: shinsuke.yokoyama@vector.com
■本件に関する一般のお問い合わせ先
ベクター・ジャパン株式会社 営業部
(東京) TEL: 03-5769-6980
FAX: 03-5769-6975
(名古屋) TEL: 052-238-5020
FAX: 052-238-5077
E-Mail: sales@jp.vector.com