自動相互リンク

Press Release
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2016 年 7 月 7 日
ベクター・ジャパン株式会社
※2016 年 6 月 28 日にドイツで発表されたプレスリリースの翻訳です。
によるワイヤーハーネスのモデルベース設計
シュツットガルト (ドイツ) 2016 年 6 月 28 日― 電気/電子 (E/E) アーキテクチャーの中で、ワイヤーハーネ
スは最も高価で、重いパーツの 1 つといわれていますが、ベクターの開発ツール「PREEvision」は、それらの
物理的属性を完全にモデル化することが可能です。PREEvision では、複雑な電流ケーブルの配線システム
をダイアグラムで記述し、詳しいデータを考慮しながら構造全体を理解しやすく表現することができます。数々
のモデリング機能を使用して代替案の開発・比較ができ、コストパフォーマンスに優れ製造工程に適用可能な
ワイヤーハーネス設計を、最善の配線で実現できます。
モデルベース開発において、ベクターのソリューションが持つ強みはその網羅性にあります。1 つのツールで
初期ドラフトから製造指示書の作成まで対応でき、整合性の保たれたモデリングデータを、相互リンクで参照
できます。車両 E/E アーキテクチャーに加えた変更はダイレクトにワイヤーハーネス設計に反映され、また、
ワイヤーハーネス設計に加えた変更も E/E アーキテクチャーにダイレクトに反映されます。
PREEvision の機能範囲には、ワイヤーハーネス開発のための複数のモデリングレベル、回路図とハーネス
ダイアグラムの作成を支援するエディターやテーブル、そして電流を自動計算する専用機能が含まれていま
す。時には数キロにも及ぶ、幾重にも分岐した通信と電源供給の構造を、これらのモデルが包括的に記述し
ます。ワイヤーハーネス設計プロセスのコスト最適化の支援のため、ケーブルの長さや重量、コストを開発早
期に計算でき、代替構成案の評価を容易に行うことができます。
ワイヤーハーネスのコンポーネントとそのネットワークのモデル化では、あらゆる物理的な詳細を考慮する必
要があります。PREEvision は、必要なプラグコネクターやケーブル、個々のワイヤー、ハーネス分割点、ス
プライスなどを視覚化するだけでなく、それらを車両ジオメトリー内の装着箇所にレイアウトすることも可能で
す。ハーネスルーターや接地点の最適化などの自動機能により、開発エンジニアは最適なワイヤー配索経路
を見つけることができ、コスト削減の可能性を徹底して追求することができます。
統合された変更管理機能により、開発チームが複数の拠点に分散して作業を行っている場合でも、常に開発
ステップを共有することができます。PREEvision はジオメトリックデータに VDA の KBL 形式を採用し、プラ
グコネクターの位置やピン構成を含む詳細なハーネスダイアグラムの出力が可能で、自動車メーカーとサプラ
イヤーのスムーズなコラボレーションを実現します。
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PREEvision の現行バージョンはバージョン 7.5 です。PREEvision は、ワイヤーハーネス設計のほか、自
動車業界のモデルベース E/E 開発におけるアーキテクチャー設計、要求工学、AUTOSAR システム設計、
安全関連システムの開発をサポートします。
PREEvision の詳細については、www.vector-japan.co.jp/vj_preevision-wiring-harness_jp.html を
ご覧ください。
[図:プラグコネクターの位置とピン構成を含む
のワイヤーハーネスダイアグラム]
画像提供
■ベクター・ジャパン株式会社およびベクターグループの概要
ベクター・ジャパン株式会社は、1998 年に車載ネットワーク開発用のソフトウェアツールおよびソフトウェア・
コンポーネントを開発・販売するドイツ、ベクター・インフォマティック社(Vector Informatik GmbH)の日本
法人として設立されました。ベクターグループはドイツ、日本のほかに、アメリカ、イギリス、フランス、オースト
リア、イタリア、スウェーデン、韓国、インド、中国、ブラジルにも拠点を持ち、グループ全体で約 1,610 名の
従業員を擁し、車載ネットワーク開発用ツールおよびソフトウェア・コンポーネントの分野では世界のリーディ
ン グ プ ロ バ イ ダ ー と し て 認 知 さ れ て い ま す 。 CAN は も ち ろ ん 、 LIN 、 MOST 、 FlexRay 、 Ethernet 、
AUTOSAR に関わるトータル・ソリューション・プロバイダーとして、上流設計、開発、実装、テスト、検証に
わたる V 字プロセスをカバーする製品群と各車載ネットワークの技術や開発ツールの使い方に関する専門
トレーニングを提供しています。また、自動車分野で培ったノウハウを商用車、輸送機関、制御工学などの
自動車以外の産業にも提供しています。
ベクター・ジャパン株式会社 ホームページアドレス
www.vector-japan.co.jp
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■本件に関する報道関係者のお問い合わせ先
ベクター・ジャパン株式会社
マーケティング・コミュニケーション部 横山
TEL: 03-5769-6981 FAX: 03-5769-6975
E-Mail: shinsuke.yokoyama@vector.com
■本件に関する一般のお問い合わせ先
ベクター・ジャパン株式会社 営業部
(東京) TEL: 03-5769-6980
FAX: 03-5769-6975
(名古屋) TEL: 052-238-5020
FAX: 052-238-5077
E-Mail: sales@jp.vector.com