未来を拓く高圧力科学技術セミナーシリーズ(38) 「高速衝突により生じる様々な現象とその応用」 〔趣 旨 〕 近年、世界各国で宇宙開発がクローズアップされる一方、年々、増え続けるス ペースデブリは有人ミッションや、更なる宇宙空間の利用に対する大きな脅威と なっています。そのための有効な対処策が必要不可欠であることから、超高速衝 突現象が大きな注目を集めています。また、“はやぶさ”の帰還により惑星科学 への関心も高まっていますが、この分野においても超高速衝突は深い関連を持っ ています。宇宙塵が重力により互いに引き合い衝突、破砕、そして再衝突を繰り 返すうちに徐々に大きな塊となり、やがて惑星へと進化したと考えられています。 さらに生命の誕生や種の絶滅にも高速衝突現象が関わっていると考えられてい ます。一方、私たちの日常生活に目を戻してみても、火山の噴火や大規模な地震 などの天然の爆発的な現象や、交通の高速化に伴う大事故、様々な原因による爆 発事故など、高速衝突現象は意外に多く関わっていることが分かります。このよ うに、様々な分野に大きな関わりを持つ高速衝突現象ですが、根幹の物理、化学 は共通したものであることが多いと考え、分野を越えた専門家の方々の講演を通 じて、新しい見方やアイディアが生まれることを期待して本セミナーを企画いた しました。産官学の研究機関において高速衝突現象に関わる研究に従事されてい る方々はもちろん、これからこのような研究を開始しようとしている学生、ポス ドクおよび企業の方々、さらには衝突現象にご興味をお持ちの方々に対して、有 益な機会をご提供できるものと考えておりますので、多数の皆様方のご参加をお 待ち申し上げます。 〔主 催 〕 日本高圧力学会 〔協 賛〕9 学協会(予定) 〔日 時 〕 2013 年 4 月 15 日(月)午後 13:00〜17:30 〔会 場〕東京工業大学田町キャンパス内 キ ャ ン パ ス イ ノ ベ ー シ ョ ン セ ン タ ー ( 1F 国 際 会 議 室 ) (J R 田 町 駅 芝 浦 口 徒 歩 2 分 ) http://www.titech.ac.jp/about/campus/t.html 〔定 員 〕 60 名前後(先着順) 〔 参 加 費 〕 一般 3,000 円、学生 1,000 円 〔申込期限〕2012 年 4 月 4 日(金) 〔申込方法〕学会ホームページ(http://www.highpressure.jp) 「参加申し込みフォーム」をご利 用ください。あるいは、E-mail または Fax にて「セミナー(38)」と表記し、下 記の〔申込先〕宛に必要事項を明記してお申し込みください。なお、参加申し込 みの状況によっては、当日受付にも対応いたします。 ①氏名 ②勤務先・学校名 ③連絡先住所 ④電話・Fax・E-mail アドレス ⑤送金方法・金額・送金日 〔 申 込 先 〕 日本高圧力学会 セミナー38 事務局 〒530-0001 大阪市北区梅田 1-11-4 大阪駅前第 4 ビル 9 階 923-674 号 株式会社ポラリス・セクレタリーズ・オフィス(内) Tel: 070-5658-9834/070-5545-3188 Fax: 020-4622-1920/06-6345-7931 E-mail: seminar38@highpressure.jp 〔 世 話 人 〕 東京工業大学応用セラミックス研究所セキュアマテリアル研究センター 阿藤敏行 〒226-8503 横浜市緑区長津田 4259 R3-35 Tel/Fax: 045-924-5393 E-mail: atou@msl.titech.ac.jp 〔プログラム〕 13:00〜13:05 開会の辞:世話人 13:05〜13:45 川合 伸明(宇宙航空研究開発機構 ISIS) 脆性材料の超高速衝突破壊現象 13:45〜14:25 荒川 政彦(神戸大学 大学院理学研究科) 太陽系における高速度衝突現象と惑星の起源と進化 14:25〜15:05 別府 万寿博(防衛大学校 建築環境工学科) 高速衝突を受けるコンクリート板の局部破壊と その評価法 15:05〜15:30 コーヒーブレイク 15:30〜16:10 赤星 保浩(九州工業大学 大学院工学研究院) 微小飛翔体による超高速衝突イジェクタ実験手順の 国際標準化 16:10〜16:50 西田 政弘(名古屋工業大学 大学院工学研究科) 超高速衝突時のイジェクタサイズ分布 16:50〜17:30 片山 雅英(伊藤忠テクノソリューションズ(株)) Whipple バンパーシールドの弾道限界曲線の メカニズムと破砕と相変化を伴う数値解析法 17:30〜17:35 閉会の辞:世話人
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