私と津軽三味線との出会い 松政 裕子 「ベン!ベン!」私が、この力強く深い音色に惹かれ津軽三味線を習い始めて約 24 年の月日が経ちま す。短大の時、マンドリンクラブがギリシャに招待され、日本の楽器を弾ける生徒の募集もあり、入学 時の調査票に“趣味、三味線”なんて書いてしまったのがきっかけで、ギリシャに行く事になってしま いました。 「弾くなら津軽三味線がいいよなー」と教授の半ば諦め気味の注文に、私もなぜか(弾きたい!) と思っていたので、すぐに家にあった三味線を修理に出して師匠を紹介していただき、期限限定で習い 始めたのが、きっかけでした。 出発まで4ケ月、簡単な“じょんがら旧節”をとりあえず 覚えて、電車の中、お風呂の中、エアー三味線で、私の頭の 中は、じょんがら節ならぬ“じょんがら漬け”で、ギリシャに 出発したのが、とても懐かしいです。 今思うと、(よくあんな即席で、弾きに行ったな~)と、 これも若気の至りと言うのでしょうか? すごいチャレン ジャーでした。師匠の勧めもあり、そのまま続け、色々な 曲と技を覚える事が出来ました。 「ギリシャ旅行でソーラン節を全員で合奏」 趣味はやがて特技になり、カナダ遊学!?した時などは、老人ホームで演奏をしたり、町のタレント ショーに飛び入り参加で賞金をゲット!した事もありました。 平成 7 年に小山(おやま)流の名取の試験を受け、私は家元・小山貢より「小山昇ゆう」という雅号 を戴きました。(私の師匠・小山竜昇より「昇」の一字をいただきました) 学生→OL→結婚→出産→子育て、、、。生活環境が変わるにつれ、なかなか練習も出来ず、お稽古も休み がちな時もありましたが、時間がないからこそ、やれる時に集中して練習するようになりました。 「ベン!ベン!」深い音から「チリ、チリ、チリ、、、」と泣くような繊細な旋律、そして陽気なリズムと 変化する三味線、目を閉じて、指がツボに当たると“ビーン”と響く音色は、もう私だけの世界。 一種の至福の時でもあります。 師匠や仲間と演奏旅行に出かけたり、お稽古でいない夜は、 特に家事を怠らず、いつもより夕食作りも頑張ちゃう。 師匠の優しい心遣いや、家族の協力あって続けられた事、 本当にありがたく思います。時々4歳の次男が、そーっと練習 している部屋に来て、音に合わせて踊りだしたりします。これ からも無理せず、楽しく続けて、またいつか会員の皆様の前で 「ベン!ベン!」 と、ご披露できたらいいなと思います。 「ホテルでの授与式、右端が私の師匠 ・ 小山竜昇先生」(隣が松政さん) 「編集部」松政さん、今年の EIS 親睦会での津軽三味線演奏は 大好評でした! また機会がありましたら演奏を お聞かせ下さい。 「カナダ滞在の時に地元新聞に掲載」 6 新型インフルエンザ ノブコ タカハシ ムーア 人類には様々な敵がありますが、今回は病原菌もその一つであることを再認識させられました。私たちは、 つい目に見えるものに苦情を言いたくなる習性があるようですが、実は目に見えないものの方が人類にとって の影響力は多大なのかもしれません。 * 地球温暖化の対策として植林や省エネをしますが、大気温度の上昇による宇宙空間の細菌の大気圏 侵入は大丈夫なのでしょうか? * 景気回復の為に数字で色々な対策は出されていますが、格差によって医療サービスを受けられない 人達への対応を怠ると病原菌の撲滅は困難になりませんか? * 不安をあおるニュースは一瞬のうちに世界を駆け巡りますが、病原菌発生の原因究明は、敏速に正確 に誰が実施しているのでしょうか? 心配も色々ありますが、ひょっとして今回新型インフルエンザにかかった人は、免疫力が強くなったり して、、、、、、、と、ふと思ったりします。なぜなら南の国へ行った知人達は、予防注射をしていくものの、 “マラリアの一度や二度は体験済み”と平気で言います。 それでも元気に日本に戻ってきます。無菌室になりつつある都会や北国に住んでいる人こそ、要注意とも考え られますね。念のため、これからハワイに行かれる方は、上着をお忘れなく。 ハワイでは平素より公共施設内の気温を下げています。南国の気温で繁殖しかねない病原菌の感染を避ける 為なのです。きっと今頃、より低温にしている可能性は大です。 さらに気になるのは、空港で機内検疫をする人達の労働管理は大丈夫なのでしょうか? 緊急病院に人手が足りない状況で、水際対策とばかりに完全武装で、飛行機の乗客一人一人をチェックする 人材を、何処から見つけ出すのか不思議でもあります。医療現場の人達の体力低下によって、感染が彼らか ら広がる例は過去数多くありました。一般の人達には冷静にと言いながらも、政府の行動はどこか滑稽なほど 一貫性がない対策にも思えます。 まあ、新型インフルエンザのお陰で様々な教訓が得られたことは、英語的な表現ならば「良き授業料を 支払った」ことにもなります。 「日本は仮想敵に対して、必要以上の警戒心が高い国」と、評した人もいましたが、これは島国特有の反応 かも知れませんね。 なぜなら、ハワイも、この種の警戒心が高い所だと、私は思います。 いずれにせよ、昔から言われている通り、うがい手洗いこそ大切ですね。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 期間限定メールマガジン「在外日本人の在日日誌」を、7 月 10 日に創刊いたします。 詳細は http://wwwshihawaii.com をご覧下さい。 7 アリゾナ州フェニックス少年合唱団公演のご案内 > < 米国アリゾナ州のフェニックス少年合唱団の8~15歳の少年38名が来日します。 今回は EIS と綾瀬ホームスティの会によるホームスティを行いますが、交流演奏会にもぜひ来場下さい。 1.日時: 7月11日(土)14:00~15:30 (開場13:30) 2.場所: 綾瀬市文化会館・大ホール(あやせタウンヒルズ・消防署並び) 3.交流演奏: 海老名市大谷中合唱団、エンジェルハーモニー、綾瀬市天台小学校 4.チケット: 700円 (チケット取扱:綾瀬市文化会館 5.問い合わせ先: 佐藤博司 080-3486-7546 寺田よし江 046-231-6949 < 0467-77-1131 ) e-mail:satouh@ksn.biglobe.ne.jp e-mail: y_terada@316@ybb.ne.jp EIS ホームページに会報が掲載されました > 今年度より EIS のホームページに発行された会報 EIS News が掲載されて、どなたでも読む事が 出来るようになりました。ぜひ友人の方々にもお知らせして、EIS の活動状況を PR してください! 下記ホームページを検索下さい。 EIS ホームページ: 問い合わせ先: 高橋 薫 「石塚 http://tiny-world.com/index3.html 046-232-6164 e-mail:eis_clerk@tiny-world.com 茂さん」 この度、えびな国際交流の会の崇高な活動目的と広く世界を見据えたユニークでクールな企画と、 某会員の飽くなき人の良さに協賛いたしまして会員になりました。10 年とって 57 歳の爺ですが 4月号自由広場の「青春の詩」の通り理想を失っておりません、バリバリの YOUTH です。 よろしく!!! 7月、8月定例会議(予定) 7月27日(月)am10:00 8月24日(月)am 9:30 の予定です。 (場所:サポートセンター) ….. The editor’s note….. The Jury system in Japan Now, the jury system begins in Japan. This new system of Justice makes people worry. Because this system isn’t popular in Japan so far. Would you accept to be a jury member by the EIS 会報 「No.105 号」 編集 印刷 発送: (甲、佐藤、高橋、竹林、寺田) ※ 次回号は8月 24日発行の予定です。 order of the court ? I think it might be a reasonable system. If the judiciary judges crime only by the law, occasionally It will be different from the fair judgment. The normal sense of a citizen will assist judgments and this jury system should deal 発行:えびな国際交流の会 justice to all based on the law. Because, the circumstance of 代表 高橋 薫 046-232-6164 human society is a changing period by period and the normal URL http://tiny-world.com/index3.html sense of a citizen may be right. Anyway, can you keep a cool-head in the jury box ? (H.S)
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