開講科目名 担当教員 開講区分 単位数 授業のテーマと目標 授業の概要

開講科目名
担当教員
地域看護概論
中山 貴美子、松田 宣子、石井 美由紀、田中 陽子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
地域看護の対象は、地域で生活している人々である。地域で生活している人々は、個人個人ではあるが、家庭や
地域集団に属し、また多くは職場や学校集団の一員でもある。
地域で生活している人々の多くは健康であるが、身体に異常を感じ病気であると自覚しながら、環境条件や経済
的あるいは仕事上など様々な理由で医療機関に受診できない人々や在宅療養をしている人々もいる。また異常や病
気がありながら無自覚であり、医療を受けずに放置している人々もみられる。地域看護は、地域で生活を行ってい
る人々を対象に、健康問題のある人々を見出し、健康のレベルに応じて健康の維持・増進、疾病の予防、病気から
の回復を助けるものであり、常にwell-beingを目指せるよう援助している。しかもその援助は、個人や家族が生活
のなかで、それぞれに健康への関心を持ち、自らの手で、社会資源を効果的に活用して健康問題が解決できるよう
に、日常生活を整えていくものである。このような地域看護の概念を理解し、地域看護を実践できるための地域看
護学の基礎的理論を概説する。
授業の概要と計画
1.地域看護の理念と目的、歴史を概説する(QOL、Health Promotion、Primary Health Care、セルフケア論など
含む)。
2.地域看護の背景と地域の健康問題(日本及び国際保健)を論じる。
3.地域で生活する病気や障害を持つ人々を理解する。
4.地域看護の対象と活動分野、援助を概説する。
1)公衆衛生看護活動(行政)
2)在宅看護活動(訪問看護)
3)産業看護活動
4)学校保健
5.地域看護活動方法を概説する(地区診断、家庭訪問、保健指導、地区組織活動)。
6.健康教育について理解と基本的展開方法を学ぶ。
6.災害看護を概説する。
成績評価方法と基準
学期末テストを重視する、その他、出席、レポート、小テストなどで総合的に成績評価をする。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
地域看護学、地域保健、在宅医療の基礎科目であり、授業は欠席しないように。
オフィスアワー・連絡先
木曜日3時限目
matsuda-s@pearl.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
人々は地域で生活しているのであり、われわれのケア対象者を理解するのに役立つ科目である。
テキスト
津村智恵子編著『三訂 地域看護学』(中央法規)ISBN9784805829714
参考書・参考資料等
・『国民衛生の動向』(厚生統計協会)2009年
・眞船拓子、杉本正子編集『ナースのための地域看護概論』(ヌーヴェルヒロカワ)ISBN4902085488
・金川克子編集『最新保健学講座1地域看護学概論』(メヂカルフレンド社)
ISBN9784839214715
・奥山則子他著『標準保健師講座1地域看護学概論』(医学書院)ISBN4260361813
開講科目名
担当教員
看護政策論
中山 貴美子、教員未定
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
看護は、実践の科学としての構築を目指しています。しかし、その役割や機能、独自性と専門性を主張し、質の高
い看護を人々に提供していくためには、社会的に認知され、また推進していく活動が不可欠です。この科目では、
看護職に必要な戦略的アプローチとして、政策諸理論および政策形成に関する事項を学習することにより、看護政
策への関心を高め、看護職が政策過程に参画することへの理解を深めます。
授業の概要と計画
1.政策および政策形成プロセスの概要…手嶋豊、小池智子
2.保健医療福祉政策の概要…中山貴美子、大友優子後任、関根由紀、松下清美
3.看護に対する社会の認識の推移と歴史的背景についての概略…小池智子、大森綏子
4.看護職の社会的身身分および教育・実践現場に影響を及ぼす法令や政策の概要…手嶋豊
1)保助看法 2)看護師等人材確保法 3)診療報酬:医療経済、医療過誤
5.看護政策の経過と現状を理解し、我が国における看護政策のあり方…小池智子
6.看護政策の充実・強化を図るための戦略…小池智子
7.看護職者が政策過程に参画するための方策…大森綏子
キーワード:法、政策、政策形成、看護政策、保健医療福祉政策、保助看法
成績評価方法と基準
小テスト、レポートによって評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本分野の専門家の非常勤講師による貴重な授業がなされます。一部集中講義もあります。欠席をしないようにして
ください。
オフィスアワー・連絡先
中山貴美子:内線4527番
学生へのメッセージ
看護政策に興味をもって臨んでください。
テキスト
<教科書>
日本看護協会出版会:見藤隆子他、看護職者のための政策過程入門 制度を変えると看護が変わる!
ISBN 978-4818012585
参考書・参考資料等
<参考書>
日本看護協会出版会:田村やよひ、私たちの拠りどころ 保健師助産師看護師法
ISBN 978-4818013704
開講科目名
担当教員
老人看護論
中村 美優、坂元 眞由美、松本 大輔、堤 恵美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本学の老人看護学の特色は、先行科目の「生涯発達看護論」や「死生看護論」、本科目、後期の看護実践活動実習I
とを一貫性をもってを学ぶことであるが、看護の対象である老人を多角的に理解する視座、即ち世界に例のない急
速な高齢社会となった日本で人が生き、老い、病み、死ぬことについて考察することはきわめて重要である。既習
の知識・ 技術を動員・統合することや、新たに看護に必要な知識・技術・態度を習得することで、老人看護が実践
できる基礎を学ぶ。老人看護の対象である老人理解には、体験学習の組み入れや多様な媒体によりリアリティを
もって学ぶ学習方略を用いる。
授業の概要と計画
1.高齢社会下の老人保健・医療・福祉の今日的状況をふまえ、老いを生きるひとりひとりを理解しケアする視点を
学ぶ。
2.保健・医療・福祉等の健康関連分野の「共通言語」であるWHOのICFモデルを用いて、生活機能に軸足を置いた老
人看護を展開する。高齢者の生きることの全体像を理解する視点と方法を授業内容から理解し、演習や実習を通じ
て身につける。
3.老人に特有な日常生活機能の障害と看護について、コミュニケーション、移動・運動、休息・睡眠、食、排泄・
清潔・衣に焦点を当て、ICFモデルを用いて展開する。
4.老人ボランティアを対象に、日常生活機能とその障害について、既習の知識を援用し、ICFモデルを用いたアセス
メントの技法を学ぶ演習を行う。
5.高齢者に特有な健康障害として認知症に焦点を当て、認知症高齢者理解とケアについて学ぶ。
6.高齢者や家族を支える保健・医療・福祉の制度やシステムを理解し、活用する視点を持つ。
7.老人の人権を巡る今日的な課題について学ぶ。
成績評価方法と基準
出席状況、演習やグループワークの参加度、レポート、小テストおよび定期試験により総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
同時進行する慢性病を持つ人・治療回復過程にある人・健康危機にある人の看護の各科目は、医療依存度の高い老
人に援用し老人看護論と統合することで看護を構築する関連性を持つ。また、老人の施設療養や在宅療養を支える
介護保険制度、在宅での終末期ケアについては在宅看護論で学ぶ
オフィスアワー・連絡先
roujin@silver.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
老人看護の学習には、個々の学生がどれだけ老人に関心を持ち、イメージを膨らませて理解しようとするかが大変
重要です。日頃より、関連するニュースをみたり、本を読んだり、また老人と触れあう機会を積極的にもってくだ
さい。
テキスト
・系統看護学講座 老年看護学(医学書院) ・大川弥生著「生活機能とは何か」東京大学出版会
・小澤勲著「認知症とはなにか」岩波新書942 参考書・参考資料等
参考書・参考資料は適宜提示・紹介する。
開講科目名
担当教員
看護研究方法論
長尾 式子、山本 直美、上杉 裕子、渡邊 香織、
戸田 まどか、齋藤 いずみ
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
看護における新たな知識,知見を生み出す「看護研究」は,看護の実践が人々の健康とQOLの向上に貢献し,また
看護学を体系づけるために重要な位置を占めている。
「看護学研究方法論」では,こうした看護研究への関心と理解を深め,研究への取り組みと成果の活用に必要な基
本的知識の習得と研究的態度の育成を目標とする。
授業の概要と計画
以下の内容について、講義およびグループワークを通じて学習を行う。
1.看護研究とは 2.文献検討/文献検索(演習:図書館)
3.疑問から研究課題の明確化 4.研究過程 5.看護研究のデザイン、母集団、標本
6.質的研究を中心に
7.量的研究を中心に 8.研究計画、研究上の倫理的配慮
論文の書き方(緒言∼文献、図表の表示)
9.論文のクリティーク(演習概要を含む)グループ演習)
成績評価方法と基準
出席状況,演習への参加状況と成果,レポートにより総合的に評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
前期の4月に、集中的に講義や演習が計画されます。
オフィスアワー・連絡先
連絡先:渡邊香織 kaori-watanabe☆tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
この科目は、卒業研究を展開していくための基礎となる重要な内容を含んでいます。講義や演習を通じて、自分自
身の研究テーマを明確化できるように心がけてください。皆さんの積極的な参加を希望します。
テキスト
横山美江編,大木秀一他『よくわかる看護研究の進め方・まとめ方 看護研究のエキスパートをめざして』(医歯薬
出版株式会社)
(ISBN:4263234588)
参考書・参考資料等
・グレッグ美鈴、麻原きよみ、横山美江編著『よくわかる質的研究の進め方・まとめ方 看護研究のエキスパートを
めざして』(医歯薬出版株式会社)(ISBN:4263234884)
・黒田裕子『黒田裕子の看護研究 step by step』(学研)(ISBN:4051523428)
・井上幸子他編,南裕子他『看護学体系10 看護における研究』(日本看護協会出版会)
(ISBN:4818006785)
・数間恵子,岡谷恵子,河正子編著『看護研究のすすめ方・よみ方・つかい方』(日本看護協会出版会) (ISBN
:4818003611)
開講科目名
担当教員
卒業研究
矢田 真美子、看護学専攻全教員
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
通年
2単位
開講科目名
担当教員
病理学
鴨志田 伸吾
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
病理学は病気の原因、経過および結果を追究し、病気による臓器・組織の形態と機能の変化を観察することによ
り、病気の本態を究明する学問である。本講義は医学用語、病名の習熟および病態の理解を目的とする。
授業の概要と計画
種々の疾患に共通する病態(病理学総論)について講義する。教科書と配布資料にそって授業をすすめていくが、
スライド投影による症例供覧も行う。
成績評価方法と基準
定期試験の成績によって評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
病理学は基礎医学と臨床医学を結びつける学際領域に位置し、医療職者・研究者の医学知識の礎となるので、講義
を通じて得た知識を大切にしてほしい。代表的な医学英単語も覚えよう。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:火、木、金(前もって電話いただいた方が確実)。連絡先:4547(教授室)、4618(形態学系準備
室)
学生へのメッセージ
病理学の対象となる疾患はきわめて多いため,授業の範囲が広く、進行が速めになるのはある程度仕方ないと思っ
てほしい。限られた時間の中で必要な内容を能率的に修得してもらうために、重要ポイントを指摘しながら講義を
すすめていくので、しっかりとメモをとろう。他生徒への迷惑行為(遅刻、私語など)を厳禁とする。
テキスト
「スタンダード病理学」(文光堂)
参考書・参考資料等
「系統看護学講座 専門基礎4 疾病のなりたちと回復の促進[1] 病理学」(医学書院)、「標準理学療法学・作業療法
学 専門基礎分野 病理学」(医学書院)、「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」(医歯薬出版)
開講科目名
担当教員
保健行政論
中園 直樹
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
公衆衛生の課題解決のための施策に当たっての法的根拠、仕組や財政的問題など、ヒト、もの、金、仕組の一般的
な理解を目標としています。
公衆衛生学、保健行政論、保健福祉論は三位一体の科目で、それぞれの専攻の学生は公衆衛生総論に相当する科目
を2年生で履修している前提で講義を行います。
法規に関しては、法規の詳細、基本、根幹は参考書に挙げている解説書で各自の専攻に応じて、関連する法規を国
家試験の受験前に学ぶようにして下さい。
医療や福祉にも必要な医療経済学も若干解説することにします。
授業の概要と計画
1)公衆衛生に関連するわが国の変遷(概説)
2)わが国の保健行政の歴史と仕組み(概説)
3)わが国の保健・医療・福祉の人材と主な施設(概説)
4)医療の特殊性と経済学の考え方の紹介
5)わが国の医療制度、医療保険制度(概説)
6)医療費の問題(概説)
7)主な国の医療制度の解説と紹介
8)関係法規(概説)
法規は各自で自習するが、国家試験の前に、もう一度ざっと目を通そう!!
以下に例を挙げておく
関係法規1(個別自習課題:保健医療福祉関係の人材に関する法規について)
関係法規2(個別自習課題:仕組、母子、学校、労働、成人、老人、障害者に関する法規について)
関係法規3(個別自習課題:環境、感染症、食品衛生、社会保障関係の法規について)
成績評価方法と基準
グループ課題と討議(50点)と個別自主課題(50点)のレポートにより評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
将来の保健、医療、福祉領域の人材との協働、協力に当たって共有できる最低限度の知識や制度、仕組みの理解が
できることは必須条件である。
履修者は積極的に授業に参加、関与して欲しい。
予習用資料や課題はHome Pageに掲載(予習は必要であるが、必ずしもプリントアウトの必要はない)
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
新生児健康障害論
高田 哲
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
出生にともなって、児の循環・呼吸動態は大きく変化する。本科目では、これらの変化にうまく対応できなかった
時にみられる異常な病態を学ぶとともに新生児期に注意すべき疾患についての学習を進める。
授業の概要と計画
1.新生児仮死とそれに関連する病態と治療
2.呼吸窮迫症候群の病態とその治療
3.新生児期の黄疸とその治療
4.新生児期にみられる消化器疾患
5.低出生体重児とその長期予後
6.脳性まひの早期発見と早期支援
7.児の環境と発達
成績評価方法と基準
授業への参加態度、期末定期試験により評価する。
確認テストの成績は、学期を通じた成績評価に加える。(欠席の場合は確認小テストの成績は0点となるので注意の
こと)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
内線4515 金曜日午後4時以降、satoshi@kobe-u.ac.jp
あらかじめメールで確認のこと
学生へのメッセージ
学生に対して多くの質問をするので、授業に対し積極的な態度で臨んでほしい。授業内容は助産師を目指すものを
主対象とする。臨床的な内容を中心とするので、十分に学習してほしい。
テキスト
ナースとコメディカルのための小児科学(小児医事出版) ISBN 4-88924-152-3 C3047
(疾病の成り立ちと治療で使用したものと同じテキスト)
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
治療的コミュニケーション論
藤本 浩一
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人と人の間において、言語的・非言語的メッセージを用いて取り交わされるコミュニケーションは、人と人の関係
の中心であり、その関係は相互交流的で動的な関係であるといえる。これを実践の場に置き換えて考えると、患者
と看護師の関係も相互交流的で動的な関係であり、看護実践の基盤となるものの1つである。また患者と看護師の
関係は「個性ある平等な人同士の人間関係」という側面と、「異なる役割を持つ人同士の役割関係」という側面を
合わせ持つことが特徴的である。本講義ではコミュニケーションの基本的事項を再確認し、患者と看護師の関係に
おけるコミュニケーションに焦点をあてて、その技法を学び、演習を通して体験することを目的とする。
授業の概要と計画
1.ガイダンス,コミュニケーションの基本的事項
2-3.患者・看護師間のコミュニケーション技法(患者・看護師関係を作っていくときの技法を中心に)
4.患者・看護師間のコミュニケーション技法 (関係のなかで積極的な働きかけを行うための技法)
5.演習(シナリオを用いたロールプレイを中心に)
6.演習(シナリオを用いたロールプレイを中心に)
7.演習のまとめと講義のまとめ
成績評価方法と基準
講義への出席状況,講義・演習への姿勢、課題レポート等から総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
オフイスアワーは特に指定しない(事前に下記に連絡することが望ましい)
連絡先:Mail:h.fujimoto@people.kobe-u.ac.jp、 Tel:078-796-4580
学生へのメッセージ
テキスト
指定する教科書は特になし。講義中に資料を適宜配布する。
参考書・参考資料等
参考図書は講義中に提示する。
開講科目名
担当教員
臨床心理学
本多 雅子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
皆さんは将来、看護師、作業療法士、理学療法士として社会のさまざまな職場で働くことになります。皆さんの専
門技術はそれぞれ異なっていても、それを基盤として「人」とかかわり、「人」を支える役割を担うという共通点
を持っています。老若男女の違いに加えて、心身の健康についても、皆さんの出会う「人」はきっと一人一人違う
でしょう。本来の性格、病や障害を抱えていること、から生じる不安・苛立ちなどが混じりあって不安定な状態に
置かれている人も少なからずいると思います。そうした「人」を理解することから仕事はスタートします。本講義
では「人を理解する」ための基礎知識の一つとして皆さんに「臨床心理学」の基本を解説します。小さなワークも
はさみながら他者を知ることを通して自分への気づきの生まれることを期待しています。
授業の概要と計画
第1回 オリエンテーション
第2回 臨床心理学とは
第3回 臨床心理学の歴史
第4回 臨床心理学の理論
第5回 主な援助の対象(1)
第6回 主な援助の対象(2)
第7回 臨床心理学におけるアセスメント(1)
第8回 臨床心理学におけるアセスメント(2)
第9回 臨床心理学的援助の実践
第10回 発達と心理的な問題・課題(1)
第11回 発達と心理的な問題・課題(2)
第12回 発達と心理的な問題・課題(3)
第13回 臨床心理実践の専門家と活動領域
第14回 臨床心理学における研究
第15回 授業を振り返って
成績評価方法と基準
ワークに伴うレポートおよび期末定期試験で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
基本的にはテキストに沿って講義を進めるが、テキスト以外の資料を用いることもあり、定期試験の出題対象にも
なるので注意すること。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
いちばんはじめに読む心理学の本(1)臨床心理学 伊藤良子編著 ミネルヴァ書房 2009年 参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
原著で読む看護のための論文
宇佐美 眞、高田 哲、松尾 博哉
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目のテーマは,看護学的,医学的,保健学的研究に関する英文文献を正確に読みこなす力を身につけること
にある。
一般目標(Generao Instructional Objective: GIO)
英文の文献(原著論文,著書等)に慣れ,自らで学んでいく態度および習慣を身につける。
行動目標(Specific Behavioral Objective: SBOs)
1.英語論文を恐れずに意欲を持って読める。
2.英語論文の構成に慣れる。
3.逐語訳を避け,少々不明瞭なところがあっても推測しながら読み進み,内容全体を把握することができる。
4.「論文を何度も読む,あるいは読み続けることで,読めるようになる」を実践できる。
授業の概要と計画
1.学期最初の講義(松尾):このコース全体の説明および担当教員グループ分けを発表します。
その後,グループ毎で担当教員の指示にしたがってもらいます。
2.2回目以降の講義(担当教員):講読する論文および計画については,各グループの担当教員の指示にしたがっ
てください。
成績評価方法と基準
出席を重視します。成績評価は,各グループ担当教員に一任しています。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
学期最初の講義で,各グループの担当教員の発表と紹介,およびそれ以降の講義に関する指示を行うので,必ず
出席してください。
オフィスアワー・連絡先
金曜日12:10∼13:00
matsuoh@tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
質問,意見などは,各グループの担当教員までお願いします。
テキスト
各グループの担当教員の指示にしたがってください。
参考書・参考資料等
各グループの担当教員の指示にしたがってください。
開講科目名
担当教員
慢性病をもつ人の看護
法橋 尚宏、長尾 式子、宮脇 郁子、齋藤 奈緒、
野口 まどか、塩川 ゆり
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、長期にわたる不可逆的な諸機能に障害をもつ慢性病のひとの健康障害と療養生活を理解し、慢性病の進
行や合併症による急性増悪を予防するための支援と、慢性病を持ちながら生活しているひととその家族が療養を継
続するための看護支援について学習する。
授業の概要と計画
1.慢性病を持つ人の療養生活と看護の特徴(緩和ケアを含む)(宮脇)
2.呼吸障害をもつ慢性病の療養生活と看護(肺ガン術後・間質性肺炎・COPDなど)(宮脇)
3.循環機能障害をもつ慢性病の療養生活と看護(慢性心不全患者の療養生活と看護:バイパス・弁膜症術後、心不
全による生活コントロールが必要な人の療養生活と看護)(宮脇)
4.栄養代謝機能に障害(糖尿病)をもつ慢性病患者の療養生活と看護
5.消化・吸収機能に障害(慢性肝炎・肝硬変・慢性膵炎)をもつ慢性病患者の療養生活と看護(齊藤)
6.脳血管障害(脳出血・脳梗塞)をもつ慢性病患者の療養生活と看護(宮脇)
7.脳神経障害(パーキンソン病他、神経難病)をもつ慢性病患者の療養生活と看護(宮脇)
8.腎機能障害(慢性腎不全)をもつ慢性病患者の療養生活と看護(長尾)
9.排泄経路変更に伴う生活障害をもつ慢性病患者の療養生活と看護(松本) 10.免疫機能障害(膠原病:関節リウマチ・SLEなど)をもつ慢性病の療養生活と看護(宮脇)
11.免疫機能障害(HIV/AIDS)をもつ慢性病の療養生活と看護(宮脇・非常勤)
12.食事療法・運動療法が必要な慢性病患者の療養生活と看護(宮脇)
13.慢性病をもつ人々への療養継続支援(退院支援および外来看護)(塩川)
14.慢性状態にある子どもと家族 Part 1(法橋)
15.慢性状態にある子どもと家族 Part 2(法橋)
成績評価方法と基準
出席状況、定期試験にて評価する。各担当教員の試験をクリアする必要がある。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
カリキュラムの中核となる「ひと」「生活」「環境」に続く、「ウエルビーイング」について、理解する基盤とな
る科目である。この科目は、2年次の「病い論」、3年次の同時開講の「健康危機にある人の看護」「治療・回復
過程にある人の看護」を受け、慢性病による様々な生活障害とともに生きていく人々への看護についての理解を深
める科目である。「疾病の成り立ち治療」および「症状マネージメント論」「生涯発達看護論」などでの知識を看
護支援としてどのように活用し、繋げていくのかについての学習を深める科目となるため、関連科目の復習をして
臨むこと。同時期開講の「フィジカルアセスメント実習」「看護実践論実習」「看護実践活動実習」の基礎となる
科目の1つである。
オフィスアワー・連絡先
宮脇:nsikuko@kobe-u.ac.jp,法橋:naohiro@hohashi.org,齊藤:n8saitoh@kobe-u.ac.jp,長尾:noriko-nagao@p
eople.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
看護実践の基盤となる重要な科目です。講義でわからないことろは、積極的に質問し、正確な知識として修得して
ください。学生個人からの質問もクラス全体の皆さんにフィードバックしていきたいと思っています。
テキスト
<宮脇他>
・氏家幸子監修『成人看護学C.慢性疾患患者の看護』 ISBN:4567585321(廣川書店)
・『系統看護学講座 成人看護学[2]∼[7]』(医学書院)他、必要なプリントを適宜配布します。
<法橋>
教科書:指定なし、必要なプリントを適宜配布します。
参考書・参考資料等
<宮脇他>講義時間内に適宜紹介します。
<法橋>
参考書:「病いと共に生きる子どもの看護」(メヂカルフレンド社)。その他、講義時間内に適宜紹介します。
開講科目名
担当教員
学校看護・産業看護論
栗岡 住子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
薬と生体反応
春藤 久人、平野 剛
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
疾病の治療法には様々なものがありますが,薬物療法は最も大きな手段のひとつです.医療従事者として,患者さ
んを指導し,安全によりよい治療効果をあげるためには,薬物の主作用と副作用,その対策,正しい与薬法,与薬
後の注意および取扱い等を確実に身につけておかねばなりません.
本講義は,薬物の生体内での動態および生体に対する作用(薬理作用と副作用)について,個体,臓器,細胞およ
び分子レベルで理解することにより,正しい薬物療法の基礎を修得することを目的としています.
授業の概要と計画
1∼11春藤,12,13:平野
1.薬理学総論
2.自律神経作用薬1
3.自律神経作用薬2
4.中枢神経作用薬1
5.中枢神経作用薬2
6.循環器作用薬1
7.循環器作用薬2
8.腎臓作用薬
9.呼吸器作用薬
10.消化器作用薬
11.抗炎症薬,麻薬性鎮痛薬
12.薬の体内動態
13.薬の種類)
14.化学療法薬)
15.抗悪性腫瘍薬、免疫調節薬
成績評価方法と基準
(平野)出席を重視します.
(春藤)出席および学期末試験の結果により総合的に成績評価します.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
(平野)講義は特定の教科書を使用せずスライドを使用して行います.講義内容に興味がある場合は参考書をおす
すめします.
(春藤)1.下記のテキストおよび補足資料に基づいて講義をすすめます.参考書は、図書館で閲覧できるので購
入の必要はありません.
2.講義を十分に理解するには、解剖学,生理学,生化学および病理学の基礎知識が必要です.講義内でそれらの説
明に割ける時間はわずかなので,各自で努力して補って下さい.
オフィスアワー・連絡先
(平野) takeshih@med.kobe-u.ac.jp (春藤) syunto@reha.kobegakuin.ac.jp
学生へのメッセージ
(平野)患者さんに投与された薬が体の中でどのように吸収され排泄されるのか.薬の効果が人によって違うのは
どうしてか.薬の剤形はどうして何種類もあるのか.これらについての講義を行います.また,病院薬剤師の一部
を紹介します
(春藤)薬理学で扱う内容は非常に広範囲にわたるため,講義時間内にすべてを網羅することは不可能です.質問
やご意見はいつでも歓迎します.電子メールで質問していただければ,直ちにというわけにはいきませんが確実に
ご返事します.
テキスト
植松俊彦、野村隆英、石川直久編集「シンプル薬理学」改訂第4版(南江堂)
参考書・参考資料等
1.日本臨床薬理学会編「臨床薬理学」(医学書院)
2.田中千賀子、加藤隆一編集「NEW薬理学」(南江堂)
3.Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics 10th. Edition (McGraw-Hill)
開講科目名
担当教員
国際・災害保健活動論
中園 直樹、田村 由美、米田 稔彦、宇賀 昭二、
小西 英二、大澤 佳代、松尾 博哉、後神 秀基 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
国際都市 神戸、1995年に阪神淡路大震災で多大な被害を受けた神戸であるが故に、神戸大学医学部保健学科に学
ぶ全ての専攻(看護学、臨床検査科学、理学療法学、作業療法学)の学生は、災害保健と国際保健を学んで欲しい
との願い(6,000人を超える死者および数十万人にも及ぶ震災被害者への鎮魂をこめて)からの科目である。4専攻1
60名余の学生が学ぶには、それなりの工夫がいるが、取り敢えず、講義、課題学習、グループ別学習とtriage等の
演習などで構成されている。
授業の概要と計画
1回目 1,2:災害の概念(講義:英語で講義 General effects of Disaster on Health 1,2 中園、Prof.Gle
n)
2回目 翌週はグループワークで災害の種類による健康被害を調べる (各グループ毎に教室が用意されている)
3回目 3,4:ビデオ(国境なき医師団ルワンダ難民キャンプ)鑑賞、講義:国境なき医師団の戦略(英語で講義
:Strategy of MSF in the Disaster 中園、Glen)
4回目 翌週は災害時のトリアージについて予習する(トリアージの実習は夏休み前に行う) (各グループ毎に教
室が用意されている)
5回目 5,6:グループ演習で、それぞれのグループへ与えられている事例3つほどについて討論する。(各グ
ループ毎に教室が用意されている)
6回目 翌週はそれぞれの事例について調べ、グループ毎にレポートを提出(評価対象)。 (各グループ毎に教室
が用意されている)
7回目 7,8:ビデオ鑑賞(ポリオワクチンネーション NHK BS放送)と講義 (天然痘の診断となぜ天然痘は
根絶できたか? 中園)
8回目 翌週は グループ課題:MDGs(Goal 1−8)についてそれぞれのGoalを例に討議する。レポート提出
(評価対象) (各グループ毎に教室が用意されている)
9回目 翌週は グループ課題:貧困についてグループで討議する。 例)貧困は何が問題か?、貧困がもたらすも
のは何か? 貧困から抜け出すに方法はあるのか? 10回目 9,10:災害の際のトリアージ演習(10グループに分れ ロールプレイで行う) 名谷の保健学科の
体育館を使用する
11回目 翌週はトリアージで学んだことを A4裏表2枚で各自個人別にレポート提出(評価対象)
成績評価方法と基準
グループ討論およびグループ別課題のレポートにより評価する(80点)。トリアージ参加とレポートで評価する
(20点)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
セルフヘルプ論
中村 美優、坂元 眞由美、酒井 邦夫、柴田 多恵
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
セルフヘルプグループ(Self-Help Group)は、共通する体験や困難な生活状況によって何らかの生きづらさを抱え
る人々が自発的に結成・参加し、専門職とは異なるアプローチにより、わかちあい・ささえあい、問題解決などを
目的として継続的な活動を行っている自助・互助・共助集団である。共生の時代にあって、セルフヘルプグループ
の活動は、社会や医療のサイレントレボルーションの担い手でもある。
社会の中で、様々な生きづらさを抱えて生きる人々の多様な当事者活動の実際に触れて、その意義や当事者のもつ
力を知り、医療関連のセルフヘルプグループと看護職の望ましい有り様を学ぶ。3回∼4回は、毎回異なるセルフ
ヘルプグループの当事者の方々に授業に参画して頂く予定である。
授業の概要と計画
1.セルフヘルプ看護論の進め方(オリエンテーション)
2.セルフヘルプグループとは何か、なぜ生まれたか
セルフヘルプグループの概念、種類
西欧と日本の歴史的変遷と相違
セルフヘルプグループと近接・類似する組織や活動
3.セルフヘルプグループ活動の価値
ヘルパーセラピー原則、経験的知識
セルフヘルプグループ組織の発展過程と関連要因
4.セルフヘルプグループの支援機間と国際連携
支援機間(クリアリングハウス)の活動と意義
乳癌体験者の会の日本、アメリカ、アジア、ヨーロッパでの、国際的連携活動を事例に
5.ケアパラダイムの変換−対象者から当事者へ−
下記のような医療関連のセルフヘルプグループの方々の参画を得て、活動紹介と討議を予定している。
・(認知症ケアとの関連で)認知症患者の家族のグループ
・(がん看護との関連で)乳がん体験者のグループ
・(運動障害との関連で)ポリオ体験者のグループ
6.セルフヘルプグループと看護職の連携
成績評価方法と基準
教科書については特に指定はしない。
授業開始時および授業中に参考文献の紹介と講義資料の配布をする。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業への出席数、発言等の参加度、レポートを含めて、総合的に評価する。
オフィスアワー・連絡先
roujin@silver.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
この授業は参画していただくセルフヘルプグループの当事者の方々と学生の討議を中心にすすめる授業です。体験
者から直接学ぶことができる得難い機会ですので、ぜひ参加して下さい。
テキスト
教科書については特に指定はしない。
参考書・参考資料等
授業開始時および授業中に参考文献の紹介と講義資料の配布をする。
開講科目名
担当教員
保健統計学
駒井 浩一郎
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
テーマ:統計学の基本的仕組みを理解する。
目標:目的に応じた統計処理が選択、実行できるようになる。
授業の概要と計画
概要:教科書を用いた講義形式で行います。
計画:
・統計学とは何か、なぜ保健学科学生(医療従事者、研究者)に必要か?
・データの変動性の処理(平均、標準偏差、標準誤差、95%信頼限界)
・t分布を用いた検定
・分散分析 (ANOVA)
・相関分析
・カテゴリー間における頻度差分析:カイ2乗検定
・ノンパラメトリック検定
・検定法の選び方、研究計画の組み方
・例題演習
成績評価方法と基準
定期試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
統計学は難解なイメージがありますが、研究者を目指す方はもちろん、保健師を目指す方は国家試験内容にも含
まれますし、種々の生活面や医療行為において得られた結果の意味を客観的に判断するために不可欠な手法です。
正しく理解して使えるように頑張りましょう。
オフィスアワー・連絡先
駒井: komai@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
現象の意味を客観(科学)的に判断できるようになりましょう。。
テキスト
パソコンで簡単! すぐできる生物統計 (羊土社)ISBN 978-4-7581-0716-7
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
在宅看護論
中山 貴美子、平谷 優子、田中 陽子、堀口 和子、
中村 美優
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、カリキュラムの中核となる「ひと」「生活」「環境」「ウエルビーイング」について、在宅で療養する人
々・家族を対象に、その「ウエルビーイング」をめざした「生活」の援助と地域の在宅ケアシステムを含めた「環
境」にも働きかける在宅看護の知識・技術を学ぶ。 目標
1.在宅看護の対象とその家族の特徴について理解できる
2.在宅療養を支援するための医療福祉の制度とシステムについて理解できる
3.在宅看護の目的と特性、看護職の役割について理解できる
4.在宅における生活支援の方法と技術について理解できる
5.在宅における医療管理を必要とする人とその看護について理解できる
6.看護職が行うケアマネジメントとその特性について理解できる
7.在宅療養者の特性別看護について理解できる(在宅ターミナル期等)
授業の概要と計画
1.オリエンテーション
在宅看護の対象と特徴 在宅看護の場と特徴
2.在宅看護と看護過程在宅ケアに関わる社会制度と 社会資源
3.在宅療養を支える地域医療のシステム
4.在宅看護の方法、倫理
5.在宅療養の開始と継続看護
6.在宅における日常生活援助
7.在宅における生活支援技術(演習)
8.在宅中心静脈栄養・在宅酸素療法等
9.在宅酸素療法演習
10.在宅人工呼吸管理・在宅ケアシステムの構築等
11.在宅人工呼吸器演習
12.在宅ターミナルケア
13.精神障害を持つ療養者・家族への支援
14.看護の継続と在宅ケア(小児)
15.試験
成績評価方法と基準
・出席、演習、試験等により評価します
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業は、講義と演習にて行います。・非常勤講師の講義・演習時間等は、指定時間外を含めた変則的な時間割にな
ります。詳細な日程等は、後日掲示しますので、各自ご確認ください
オフィスアワー・連絡先
連絡先: 中山 nakayama@port.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
エッセンシャル在宅看護学 木下由美子編著 医歯薬出版株式会社(ISBN978-4-263-23490-7)
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
助産診断・援助論I
西海 ひとみ、奥村 ゆかり、渡邊 香織、戸田 まどか、
齋藤 いずみ
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
多様化する対象者のニーズに応じた助産実践のなかでも分娩期に焦点を当て、そのために必要とされる助産診断
及び援助を学習する。その学習に際しては,助産過程を展開するための基本である知識・助産診断・援助について
学習し助産の実践に結びつけられる。また、助産に関する概念や理論の知識を活用して,事例を用いた助産計画立
案を行い、援助のあり方を学ぶ。
1.分娩期の助産診断をするために必要な解剖・生理学を理解することができる
2.分娩の開始の予知、開始、経過に関する診断、及び胎児・出生直後の新生児の健康状態の診断に関する知識と
援助を立案することができる
3.分娩期の助産計画の立案・実践に必要な基本的な考え方を理解することができる
4.助産ケアに必要な基本的技術について習得できる
5.出生直後の新生児期に必要な健康診査とアセスメントに必要な基礎的知識と援助を立案することができる
授業の概要と計画
1.分娩の生理と経過
2.分娩期の診断 3.分娩期のケア
4.分娩介助技術 5.出生直後の新生児診断
6.分娩期の助産過程 7.分娩期の診断、援助
8.分娩期の異常と援助
9.分娩期の産婦の心理
成績評価方法と基準
筆記試験、実技試験、出席状況、課題提出状況、授業内容(態度や取り組み)などを総合して評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は助産師国家試験受験希望者の必修科目である。
オフィスアワー・連絡先
渡邊e-mail:kaori-watanabe☆tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
この科目は,助産実習における学習成果に大きく影響するので,助産診断・援助論2とほぼ併行して学習を行い、
助産診断・技術についての理解を深めてほしい。
テキスト
武谷雄二/我部山キヨ子:助産学講座2∼8,医学書院.2009 参考書・参考資料等
荒木勤:最新産科学 正常編,文光堂. 荒木勤:最新産科学 異常編,文光堂. 我部山キ
ヨ子:臨床助産師必携,医学書院.2006 島田信宏:胎児心拍数モニタリング,東京医学社.
北川真理子/内山和
美:今日の助産,南江堂. マースデン ワーグナー (著), 井上 裕美他訳:WHO勧告にみる望ましい周産期ケア
とその根拠 .メディカ出版 戸田 律子訳:WHOの59カ条 お産のケア 実践ガイド,農山漁村文化協会 開講科目名
担当教員
助産診断・援助論II
松尾 博哉、西海 ひとみ、奥村 ゆかり、渡邊 香織、
開講区分
単位数
前期
2単位
戸田 まどか
授業のテーマと目標
多様化する妊婦、育児期にある母子及び家族のニーズに対応するために必要とされるヘルスアセスメント及び援助
の基本的な概念を学習する。妊娠期・産褥期・新生児期の助産過程を展開するための基本である知識・助産診断・
技術とケアについて学習し、助産の実践に結びつけられる。また、助産に関する概念や理論の知識を活用して,事
例を用いた助産計画立案を行い、ケア実践のあり方を学ぶ。さらに対象者にとって必要な健康教育の原理と技法を
習得する。
1.妊婦・褥婦及び胎児の健康状態や成長発達を診断するために必要な解剖・生理学を理解することができる。
2.妊娠期の診断に必要な知識と援助を理解することができる。
3.産褥期の診断に必要な知識と援助を理解することができる。
4.新生児期の診断に必要な知識と援助を理解することができる。
5.健康教育の原理と技法が習得できる。
授業の概要と計画
1.助産診断・技術の意義
2.妊娠期の助産診断 3.産褥期の助産診断 4.家族計画
5.新生児期の助産診断
6.乳房管理
7.周産期とME
8.健康教育
9.妊娠期の診断技術
成績評価方法と基準
講義や演習への参加状態,授業中の課題レポート,科目試験によって,総合的に評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は助産師国家試験受験希望者の必修科目である。
オフィスアワー・連絡先
渡邊e-mail:kaori-watanabe☆tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
この科目は,助産実習における学習成果に大きく影響するので,助産診断・援助論1とほぼ併行して学習を行い、
助産診断・技術についての理解を深めてほしい。
テキスト
武谷雄二/我部山キヨ子:助産学講座2∼8,医学書院.2009 参考書・参考資料等
荒木勤:最新産科学 正常編,文光堂. 荒木勤:最新産科学 異常編,文光堂. 我部山キ
ヨ子:臨床助産師必携,医学書院.2006 島田信宏:胎児心拍数モニタリング,東京医学社.
北川真理子/内山和
美:今日の助産,南江堂. マースデン ワーグナー (著), 井上 裕美他訳:WHO勧告にみる望ましい周産期ケア
とその根拠 .メディカ出版 戸田 律子訳:WHOの59カ条 お産のケア 実践ガイド,農山漁村文化協会 開講科目名
担当教員
ひとと生活
細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、山本 直美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人は単に「生きている」という存在ではなく、「生きていく」という自らの意思で生命を営んでいる。生命の営み
は生命活動、生活そのものであり、人にとって不可欠なものである。人と生活とはどのように相互作用しているの
かを理解するために、ライフスパン、生活行動、自立と依存、個別性の観点から「ひと」の生活を理解する。健康
レベルによる生活の違いや困難を学び、看護の役割について考える。
授業の概要と計画
以下の内容について学習を進めていく。
1.「ひと」・「生活」の概念
2.ひとのライフスパン、依存と自立、個別性
3.ひとの生活行動と看護(活動・運動、休息・睡眠、食事・栄養、排泄、清潔・更衣)
4.健康障害をもつひとと生活と看護
成績評価方法と基準
学期末試験・課題レポート・授業参加状況(出席・態度)を総合して評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
後期の「生活援助技術演習」の基盤となる科目なのでよく復習してください。
オフィスアワー・連絡先
時間が許せばいつでも対応します。
細名水生 C棟309研究室 m.hosona@garnet.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
「ひと」それぞれに合った援助をしていくために、その「ひと」の生活、生活の意味を理解することは大変重要に
なります。自分自身の日常生活を振り返りながら、ひとと生活における看護の役割を考えていみましょう。
テキスト
久間圭子『ローパー・ローガン・ティアニー看護モデルの実践』メディカ出版
志自岐康子他編『ナーシング・グラフィカ18 基礎看護技術』メディカ出版
参考書・参考資料等
川村佐和子他編『ナーシング・グラフィカ16 看護学概論』メディカ出版
ナイチンゲール著,湯槇ます他訳『看護覚え書 看護であること看護でないこと 改訳第6版』現代社
開講科目名
担当教員
看護過程論
田村 由美、長尾 式子、宮脇 郁子、福田 敦子、
西海 ひとみ、齋藤 奈緒、上杉 裕子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、これまで学習した知識・スキルを基盤に、看護実践の方法としての看護過程の知識とスキルを、より実
践的に学習し、看護実践論実習で実際に適用できることを目指す。つまり、本科目を学習することで、学生には、
看護実践のための一連の思考プロセス(情報収集・アセスメント・看護上の問題/課題の明確化・計画立案・評価)
を、実践の中で使うことができる実感を得ることが期待される。
学習目標:
1)看護実践の方法としての看護過程の意義と目的について理解することができる。
2)看護過程の一連のプロセスの意味を理解できる。
3)演習を通して、看護過程の実際を体験的に学習し、実践のための思考のスキルを実感することができる。
4)自己の看護過程の体験をリフレクションし、自己の学習課題を明確にし、続く実習に臨む準備性を高めること
ができる。
授業の概要と計画
1)学習の進め方ガイド
(看護過程の目的・意義・要素:事例演習の進め方)
2)情報収集の実際
(事例の理解・気になる情報・知りたい情報)
3)情報収集から全体像の把握
(グループで検討しながらSPから情報を収集する)
4)アセスメントプロセスの実際
(看護問題の設定(PES・優先順位・目標):仮説)
5)看護問題設定
(看護問題の仮説の確認のため、SPと話合う)
6)看護問題設定の共有
7)フィードバック:看護過程のリフレクション
(他Gの発表を聞いて・全プロセスの振り返りと実習 に向けて)
成績評価方法と基準
1.授業への出席(10%)
2.グループ学習への参加状況(20%)
3.授業進度に伴う課題に対する個々の学習状況(40%)
4.全看護過程演習記録による看護過程の知識、スキルの修得状況(30%)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
看護実践の要となる知識・スキルですから、これまで学習した、あるいは学習中の知識とスキルすべてが基盤とな
ります。学習をスムーズに進めるため、履修に当たっては、初回講義(4/12)を欠席しないように注意してくださ
い。また、本科目では、模擬患者(SP)の方の協力を得て、より現実の看護実践に即した知識・スキルの修得をして
いきます。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
看護過程は、看護実践の基盤となる実践の前・最中・後と連続する動的な思考のスキルです。このスキルが身につ
くと、きっと後の看護実習がより充実するでしょう。主体的に学習に取り組むことを望みます。
テキスト
参考書・参考資料等
4月12日の授業ガイダンス時に参考図書を提示する。また、資料は必要時配布する。
開講科目名
担当教員
健康論
中山 貴美子、松田 宣子、田中 陽子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
健康とは何か、そしてどのような状態であるかについて理解し、さらに乳幼児期から老年に至るまでの健康問題と
健康管理について教授する。健康管理する上での睡眠、食生活、運動、環境、こころの問題など日常生活と健康に
ついて取り上げ、適切な生活習慣について理解し、学生自らも実践できることを目標とします。また、安楽死と尊
厳死、終末期医療、生命誕生への医学の介入など健康と倫理の問題にも目を向け、関心を持つことを目指します。
授業の概要と計画
1.健康の概念について・・健康の定義と看護理論
2.健康の指標について・・健康政策、ヘルスプロモーション、健康に影響する因子
3.ライフサイクルと健康・・乳幼児期から老年までの健康について
4.日常生活と健康・・物理・化学的要因、身体・生理的要因や心理・精神的要因と健康
5.健康に影響を及ぼす要因への対応・・飲酒、喫煙、肥満、ストレス
6.セクシャリティと健康・・若者と性、エイズ
7.倫理と健康・・安楽死と尊厳死、終末期医療・緩和医療、生命誕生への医学の介入と倫理
成績評価方法と基準
学期末テストを重視する、その他、出席、演習への参加態度により総合評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1.講義とグループ演習を行います
2.授業中の小テストも評価の対象とします
オフィスアワー・連絡先
木曜日3時限目
matsuda-s@pearl.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
自分自身の健康管理について考える機会になります。
テキスト
後閑容子、蝦名美智子、大西和子編集『基礎看護学第3版健康科学概論』(ヌーヴェルヒロカワ)ISBN490208508
9
参考書・参考資料等
『国民衛生の動向』(厚生統計協会)2009
開講科目名
担当教員
助産概論・管理論
齋藤 いずみ
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
助産の概念と助産学を構築する関係概念について、日本および国際的視野から医療制度、周産期医療制度を念頭に
入れ学ぶ。またEBNの理論に基づき安全と質を保証する助産業務の推進に必要な研究について、また助産師に必
要な管理について学ぶ。
授業の概要と計画
1オリエンテーションと助産の概念および定義
2助産に関する歴史的経緯と助産師
3助産に関連する概念
4助産学を構築する理論と研究
5母子保健統計と助産師の関係
6助産師の教育と
7国際的視野から見た日本の助産学の助産師の課題
8助産管理とは何か
9助産師の就業数と就業場所
10助産師業務にかかわる安全と管理に関する基本
11諸外国の周産期医療制度と日本の比較
成績評価方法と基準
クラスへの出席と参加度、定期試験から総合的に評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
齋藤の研究室はB棟の302号室です。電子メール(izumi-saito@kitty.kobe-u.ac.jp)にてお問い合わせください。
学生へのメッセージ
自由な発想で講義に積極的に参加ください。
テキスト
我部山キヨ子 武谷雄二編集:助産学講座1 助産学概論 医学書院 2009
齋藤いずみ:助産師基礎教育テキスト 第3巻 周産期における医療の質と安全 日本看護協会出版会 2009
参考書・参考資料等
適宜必要なものを紹介する
開講科目名
担当教員
地域看護活動論
中山 貴美子、松田 宣子、石井 美由紀、田中 陽子
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
地域看護活動は、地域つまり人々の生活の場における看護活動であり、本講義ではそれが展開される場を広く理
解し、将来の看護活動における実践能力の基礎を論じる。
すなわち、地域看護の対象の特性、活動の方法・技術、地域ケアシステムについて理解し、看護職として地域看
護活動を実践するための基本的技術を修得する。同時に社会的諸条件に影響される健康問題について理解し、それ
らの問題を健康保持・増進に向けて組織的に解決する地域看護の専門的活動方法を論じる。
授業の概要と計画
1.地域看護活動の基本と対象の捉え方を学ぶ。
・地域(地区)診断の方法を理解する(演習を含む)。
・ヘルスニーズの考え方について理解する。
・地域看護過程について理解する。
2.地域活動計画の立案・実施・評価、および施策化の過程を学ぶ。
3.地区組織活動の具体的方法と保健師の役割を学ぶ。
4.地域ケアチームづくりの基本を学ぶ。
5.地域で行われている保健師活動の理解と基本的技術を学ぶ。
・母子保健活動(演習含む)・成人保健活動・高齢者保健活動・難病保健活動・感染症対策と保健指導・地域
精神保健活動
成績評価方法と基準
学期末テストを重視する、その他、演習、出席、レポート、小テスト及び授業中の態度などの担当教員の成績で総
合的に評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義と演習をします。家庭訪問の演習により母子保健活動の実際を学びます。
オフィスアワー・連絡先
木曜日3時限目
matsuda-s@pearl.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
看護実践活動実習(地域看護)の基本の展開につながるので、本科目の内容をしっかり身につけてほしい。そのた
め本科目の評価は厳しくします。質問などはメールでも積極的にしてください。
テキスト
・『新版保健師業務要覧』(日本看護協会出版会)ISBN9784818011434
・『国民衛生の動向』(厚生統計協会)2009年
・村嶋幸代編集『最新保健学講座2 地域看護支援技術』(メヂカルフレンド社)ISBN9784839214722
参考書・参考資料等
・金川克子他編集『最新保健学講座1,3∼7巻』(メヂカルフレンド社)ISBN9784839214715,978483921473
9,9784839214746,9784839214753,9784839214760,9784839214777
・金川克子、早川和生監訳『コミュニティアズパートナー第2版地域看護学の理論と実際』(医学書院)ISBN9784
260003261
・奥山則子他著『標準保健師講座1∼3巻』(医学書院)ISBN4260361813,4260361848,4260361872
・中村裕美子他『標準保健師講座2:地域看護技術』(医学書院)2009年
開講科目名
担当教員
身体のしくみと働きII
三木 明徳、宇佐美 眞、塩谷 英之、川又 敏男
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
2単位
開講科目名
担当教員
母子看護論
西海 ひとみ、奥村 ゆかり、渡邊 香織、戸田 まどか、
市村 尚子
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
本科目では、マタニティサイクルにある人の特性を理解し、個別的な看護を実践するための基礎となる知識、技
術、態度を習得することを目標とする。マタニティサイクルは、本来自然で生理的な過程であるが、少しのきっか
けで心身の異常や危機を生じやすいため、vulnerable periodとして看護の中に位置づけられている。また、新たに
子どもを迎えた家族として発達する重要な過程でもある。本科目では母子・家族にとっての健康と幸福に向けた支
援について学習する。
授業の概要と計画
1.妊娠に関する基礎知識
2.妊娠初期∼中期のアセスメント・ケア
3.妊娠末期アセスメント・ケア
4.分娩に関する基礎知識
5.分娩期のアセスメント・ケア
6.新生児に関する基礎知識の確認
7.産褥期に関する基礎知識の確認
8.産褥期の母子アセスメント・ケア(経膣分娩)
9.産褥期の母子アセスメント・ケア(帝王切開)
10.妊娠・分娩・産褥・新生児へのケアの実際
11.NICU/母子分離等問題を抱える母子への看護
成績評価方法と基準
講義への参加状況、授業中の課題レポート、科目試験によって総合的に判断する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本科目は3年次前期に開講される必修科目であり、看護実践活動実習1(母性看護)の関連科目として、母子への看
護に必要な知識・技術・態度を総合的に学習する。助産師国家試験受験資格取得コースにおいては、助産論1,2,3を
学ぶうえでの基礎的科目と位置づけている。
オフィスアワー・連絡先
事前にメールで連絡してください。
nishiumi@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
すでに学習しているセクシャリティジェンダー看護論、身体の仕組みと働き(生殖器系)、疾病の成り立ちと治療
(こども)、家族看護論、同時期開講の周産母子健康障害論等で学習した知識を前提として授業を展開するので、
各々、十分準備をして臨んでほしい。
テキスト
森恵美他:系統看護学講座専門分野25 母性看護学〔2〕母性看護学各論医学書院.
参考書・参考資料等
1.日野原重明,井村裕夫監修:看護のための最新医学講座第15巻産科疾患.中山書店.2001. (4-521-62061-2)2.宮崎
和子監修:看護観察のキーポイントシリーズ 母性 中央法規(4-8058-1968-5) 3.宮里和子監修:新クイックマス
ター 母性看護学.医学芸術社 2005. (4-87054-249-8)4.マースデン・ワーグナー著,井上裕美他:WHO勧告にみ
る望ましい周産期ケアとその根拠,
5.荒木勤 最新産科学 改訂第21版 正常編 異常編 文光堂
開講科目名
担当教員
終末期にある人の看護
福田 敦子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、複合した合併症により身体機能が衰弱し、人生の終焉である死を避けられない終末期にある人の状態と
療養生活を理解し、症状の悪化などによる苦痛を緩和するための支援と、終末期にあるひととその家族が安らかな
死を迎えられるための看護支援について学習する。
(目標)
1.終末期にあるひとの療養生活の特徴と看護の役割について考えることができる。
2.回復が困難な症状をもつ終末期にあるひととその家族の生活が理解できる。
3.終末期にあるひととその家族への看護支援が理解できる。
授業の概要と計画
1.終末期ケアの概念:ホスピス、ターミナル、緩和ケアの概念について、日本人の死生観
2.3.緩和ケア(1)(2):主要な症状の緩和
4.緩和ケア(3):終末期にあるがん患者と家族へのケアの実際 ∼トータルペインの視点から∼
5.緩和ケア(4):死の兆候と看取り、グリーフケア
6.7.事例展開(1)(2):グループワークと発表
8.まとめ
成績評価方法と基準
出席状況および課題レポートにて評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
2年次に学んだ「死生看護論」を基盤とし、「症状マネジメント論」「疾病の成り立ちと治療1∼3」の知識、3年
次開講科目の「健康危機にある人の看護」「治療・回復過程にある人の看護」「慢性病をもつ人の看護」とつな
がっている科目である。
オフィスアワー・連絡先
福田:atsuko@kobe-u.ac.jp,長尾:noriko-nagao@people.kobe-u.ac.jp,藤原(非常勤講師):yuka4171@med.k
obe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
臨地実習での体験などを思い起こしながら、また、自分だったらどうするかなど、具体的にイメージして終末期に
ある人への看護支援を具体的に考える中で自己の死生観を考えてみてください。
テキスト
指定なし
参考書・参考資料等
適宜、プリントを配布する。
開講科目名
担当教員
生化学
積山 賢、塩澤 俊一
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人間の生命活動を分子や物質レベルの働きとして理解することを目的とする。生体にはどのような化学物質が存在
し、それらがどのように生体を構成しているのか、また生体の様々な働きがそれらの物質のどのような化学反応に
よりなされているのかを理解する。
授業の概要と計画
以下の予定で講義を行います。
・細胞の構造と機能、タンパク質とアミノ酸、酵素
・糖質、脂質、代謝のあらまし
・糖質代謝
・脂質代謝
・タンパク質代謝
・生体エネルギー、代謝調節
・ヌクレオチドと核酸・DNAの複製
・転写、翻訳、遺伝子の異常
・ホルモン、ビタミン
・酸塩基平衡
成績評価方法と基準
出席と試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
余程の事情がない限り欠席しないこと。欠席は減点の対象になります。
毎回講義に出席して、要点をしっかり把握して下さい。
オフィスアワー・連絡先
随時対応します。
(積山)電話:078-796-4601 メール:tsumiyama@port.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
講義内容に疑問があれば遠慮なく質問して下さい。
物質名など覚えることもたくさんありますが、すべての生命活動の根本に「化学」があることを理解し、看護職と
しての生命観を養いましょう。
テキスト
系統看護学講座 専門基礎2 人体の構造と機能[2]生化学(医学書院)
適宜ハンドアウトも配布します。
参考書・参考資料等
ハーパー・生化学(丸善)
開講科目名
担当教員
感染・免疫学
小西 英二、塩澤 俊一、宇佐美 眞、片岡 陳正
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
感染症は、人類に対する大いなる脅威である。諸君にとっては、院内感染がとりわけ身近な問題となる。一方、生
体は感染症から身を守るための免疫機構を有する。また、免疫は感染症からの防御のみならず、種々な疾病に関わ
る。本講義では、感染症の原因となる微生物、感染および発症のメカニズム、そして免疫に焦点を当てて、体系的
に感染と免疫を学習することを目標とする。
授業の概要と計画
それぞれの分野の専門家による講義である。
1.微生物学総論(片岡)
2.免疫学総論(塩澤)
3.細菌学1(片岡)
4.細菌学2(片岡)
5.細菌学3(片岡)
6.ウイルス学1(小西)
7.ウイルス学2(小西)
8.ウイルス学3(小西)
9.真菌学1 (宇佐美)
10.真菌学2(宇佐美)
11.免疫学1(塩澤)
12.免疫学2(塩澤)
13.免疫学3(塩澤)
成績評価方法と基準
学期末に筆記試験を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
看護学専攻2年次対象の必修科目である。
共通専門基礎科目の生物学Iを履修しておくことが望ましい。
オフィスアワー・連絡先
小西 英二
授業に対する意見や要望、またわからない事があれば、気軽に教員室(C609)までお訪ねください。
電話:078-796-4594
e-mail:ekon@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:他の講義や会議以外随時
塩澤 俊一
質問などはどうぞお気軽に電話で附属病院リウマチセンター078-382-5680に連絡して面会を予約してお越しくださ
い。場所は保健学科学科長室ですが、忙しいので済みませんが予約してほしいのです。しかし、学生が最優先に考
えていますので、遠慮しないようにお願いします。
片岡 陳正
非常勤講師ですので、常時大学に居りませんが、メールは常時見ておりますので、質問等ありましたら、いつでも
連絡ください。
e-mail:nkataoka@kobe-u.ac.jp
宇佐美 眞
連絡先は以下のとおりです。質問などがありましたら、いつでも連絡ください。教員室はC510です。お越しの際
は、メールで予約するようお願いします。
電話:078-796-4591
e-mail:musa@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日 16:30∼18:00
学生へのメッセージ
世界の死亡者数の3分の1は、感染症が原因である。真剣に講義を聞いてもらいたい。
テキスト
細菌学用 … 藤本秀士 編「病原体 感染 免疫」(南山堂)
免疫学用 … 塩澤俊一 著「わかりやすい膠原病」(丸善)
参考書・参考資料等
参考書は図書館及び教員室にあるので、まず図書館を利用して検索されたい。
開講科目名
担当教員
精神看護論
藤本 浩一
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
主に精神障害を取り扱う「精神科看護」の部分だけでなく,メンタルヘルスのトラブルを取り扱う「精神看護」の
部分を含めて,心を病む人々への正しい理解を深め,看護実践の基盤となる知識・技術を学ぶ。3年次後期の看護実
践活動実習?T(精神)につながることは勿論であるが,学生の将来において様々な場面で出会うであろう,心を病
む人々とのかかわりの基盤となるように位置づけたい。
1.心を病む人々への正しい理解や、看護実践の基盤となる知識・技術を習得することができる。
2.看護実践の枠組みである,?@患者-看護師間の対人関係と相互作用,?A学習ツールとしてのプロセスレコー
ド,?Bオレム-アンダーウッドセルフケア看護モデルを用いた対象のアセスメントと看護計画,について理解する
ことができる。
3.心を病む人々の家族が抱える苦悩について理解することができる。
4.心を病む人々やその家族を支える保健・医療・福祉の制度・システムについて理解することができる。
授業の概要と計画
1.心を病む人々とは?精神保健・医療・福祉の歴史
2.精神保健・医療・福祉の現状と法的基盤
3.心を病む人々との間で起こりうる問題状況と看護
4.精神に障害を抱える人々の治療と看護
5.精神に障害を抱える人々の「生きづらさ」と看護
6.心を病む人々とその家族
7.治療的な患者-看護者関係と相互作用コミュニケーション技術
8.オレム‐アンダーウッドセルフケア看護モデル 情報収集・アセスメント演習
9.精神障害リハビリテーション
成績評価方法と基準
定期試験,講義への出席状況,受講態度,課題レポート等から総合的に評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
臨床心理学(2年次前期),メンタルヘルス論(2年次前期),疾病の成り立ちと治療?W(2年次後期)の理解を基
盤とする。
オフィスアワー・連絡先
オフイスアワーは特に指定しない。事前に下記に連絡することが望ましい。
Tel:078-796-4580
Mail:h.fujimoto@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
教科書:『精神看護学?U 精神臨床看護学(第5版)』川野雅資編,ヌーヴェルヒロカワ,ISBN:978-4-86174-0329,¥2835(税込)また講義中に適宜資料を配布する。
参考書・参考資料等
参考図書は講義中に提示する。
開講科目名
担当教員
援助関係論
細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、山本 直美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
1年次に学習したコミュニケーションに関する知識をふまえながら、基本的な人間関係の意味や重要性、さらには看
護場面における人間関係に関する理解を深め、看護実践行動につなげることを目的とする。そのために、まず看護
援助の対象が「ひと」であることを理解し、関わる看護者も「ひと」であることを理解する。また、「共感」とい
う感覚を体験するためには、理論的な知識とともに演習などを通した実践的な体験学習が重要であり、学内演習や2
年次での臨地実習と連動させながら学習する科目として位置づけたいと考えている。
授業の概要と計画
1.コミュニケーションの基礎に関する演習
2.人間関係・コミュニケーション概論
3.自己理解と他者理解
4.コミュニケーションスキル
5.援助的人間関係論
6.看護理論とコミュニケーション
7.援助場面におけるシュミレーション演習 成績評価方法と基準
学期末試験、課題レポート、講義や演習への参加状況(出席状況および参加態度)を総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
講義内容の中心となる「コミュニケーション」や「人間関係(援助関係)」は、日頃の日常生活中でも体験するこ
とが多い身近なテーマである。そして、「良い関係」を築くためには、関係を持つ両者の思考、感情、行動などの
要因とその変化を理解・実感し、修正していけることが重要と思われる。学生には、日常的に自分という人や自分
のコミュニケーションについて振り返ってもらい、「考える」「実感する」ためのトレーニングの機会を増やして
欲しいと考えている。
テキスト
特に指定しない。
参考書・参考資料等
看護のコミュニケーション、ISBN978-4-8603-881-6 C3047(エルゼビア・ジャパン)
ナーシンググラフィカ18、基礎看護技術、ISBN978-4-8404-1818-8 C3047
開講科目名
担当教員
メンタルヘルス論
藤本 浩一
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人は生きていくうえで、様々な悩みや危機を体験しながらも、対処していくことを繰り返している。しかし対処し
きれない状況に陥ると、人は精神的に不安定な状態に陥ったり、心のトラブルを抱えたりするなど、精神的な健康
を損なうことにつながる。保健医療従事者は、様々な場面で精神的に不安定な状態に陥った患者や、心のトラブル
を抱える患者と出会い、理解し、対応することが求められる。そこで本科目は、精神的な健康と問題、その背景に
関する基礎知識の習得を目的とする。
授業の概要と計画
1.メンタルヘルス概説
2.人の発達段階におけるメンタルヘルス
1)乳幼児期における発達と問題
2)児童期・思春期・青年期における発達と問題
3)成人・老年期における発達と問題
3.人が暮らす空間から捉えるメンタルヘルス
1)家庭(家族)におけるメンタルヘルス
2)学校におけるメンタルヘルス
3)職場におけるメンタルヘルス
成績評価方法と基準
定期試験,講義への出席状況,受講態度、課題レポートから総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
メンタルヘルス論は臨床心理学(2年次前期)と関連が深く、疾病の成り立ちと治療?W(2年次後期)、精神看護
論(3年次前期)、看護実践論実習?T(精神)など後続する科目の基盤となる科目である。
オフィスアワー・連絡先
オフイスアワーは特に指定しない。事前に下記に連絡することが望ましい。
Tel:078-796-4580
Mail:h.fujimoto@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
教科書:『精神看護学?T 精神保健学(第5版)』、ヌーヴェルヒロカワ、ISBN:978-4-86174-031-2、¥2310(税
込)また講義中に適宜資料を配布する。
参考書・参考資料等
参考図書は講義中に提示する。
開講科目名
担当教員
病い論
宮脇 郁子、多留 ちえみ
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
病いとともに生きる人々(クライエントおよび家族)の理解と看護実践に必要な理論とアプローチの実際につい
て学習する。
この科目では、病いとともに、人々がどのような経験をしているのかの理解を深めるとともに、看護のあり方に
ついても探求することを目標としている。
授業の概要と計画
1.病い(illness)とは
2.病いの経験を知る
3.病い(クロニックイルネス)と看護(1)
1)慢性病(クロニックイルネス)の特徴(不可逆性と7つの慢性病の特徴)
2)慢性疾患患者への看護の目標
3)障害の構造(客観的障害と主観的障害、ICFの構成要素間の相互作用)
4)慢性疾患患者のQOL(QOLの要因・症状が日常生活に及ぼす影響)
5)慢性疾患患者の自己管理行動
・生活者としてのアドヒアランス
4.病い(クロニックイルネス)と看護(2)
1)クロニックイルネス に影響を与える要因(成長発達と病いを含む)
2)病いに伴う役割変化と行動
3)慢性病患者の基本的な方略:生活の常態化
5.療養支援(自己管理行動支援)のための有用な理論
1)学習における準備状態のアセスメント
2)疾病の受容のプロセス"
6.病い(クロニックイルネス)と看護(3)
1)ストレス・コーピングプロセス 2)病いとストレスマネージメント
7.病いと共に生きていくひとを支援すること
1)ケアとは
2)「聴く」ことの力
3)心筋梗塞患者の事例より、「成長発達を支援すること」「待つこと」「看ること」を考える
成績評価方法と基準
期末試験および出席状況、レポートをもとに評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
カリキュラムの中核となる「ひと」「生活」「環境」に続く、「ウエルビーイング」について、理解する基盤とな
る科目である。この科目は、その後に展開される「死生看護学」、さらには「生涯発達看護学」、3年次前期の看護
専門科目に繋がる科目である。
オフィスアワー・連絡先
宮脇郁子:nsikuko@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
「病い」をどのように捉え、「病い」とともに生きている「ひと」やその「生活」を理解を深めるために、看護専
門職者であり、病いとともに生きてきた「ひと」の視点からの当事者の「語り」を講義の導入部において構成して
います。講義への皆さんの活発な参加を期待しています!
テキスト
以下の教科書とともに、毎回の講義では、資料を配布する。
・安酸史子他編『ナーシング・グラフィカ22 成人看 護学&#8212;成人看護学概論』
(メディカ出版)ISBN4840411115
参考書・参考資料等
・アイリーン・モロフ・ラブキン、パマラD.ラーセン著(黒江ゆり子監訳):クロニックイルネス 人と病いの
新たなかかわり、医学書院、ISBN3784260000581
開講科目名
担当教員
家族看護論
法橋 尚宏、松田 宣子、平谷 優子、堀口 和子、藤野 崇
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
看護の対象は個人だけでなく,家族をひとつのシステムユニットとしてとらえ,支援することが不可欠である.家
族看護論では,家族の健康についての理解を深め,家族看護の基礎的理論や実践方法を学習する.
1.現在の家族の特徴と健康問題を知り,家族看護の必要性,意義について理解する.
2.家族看護の基盤となる家族看護理論やモデル,その実践への活用方法を理解する.
3.家族の健康問題を解決する家族アセスメントの方法と支援について学ぶ.
4.家族看護の実践例をとおして,具体的な家族看護の進め方を理解する.
授業の概要と計画
(法橋,松田,藤野(非常勤講師),堀口,平谷)
1.現代家族像と家族環境,家族システムユニットのとらえ方,家族システムユニットの成長と発達(法橋,1コ
マ)
2.家族看護学の軌跡と展望,フロネーシスとエビデンスに基づいた家族支援,家族支援専門看護師の役割と養成,
家族機能論(法橋,1コマ)
3.症候別家族看護,経過別家族看護,家族看護学の場とパラダイム,家族同心球環境モデル(法橋・堀口・平谷,
1コマ)
4.家族システム理論,家族発達理論,家族ストレス対処理論,カルガリー式家族アセスメント/介入モデル(松
田,1コマ)
5.フリードマン家族アセスメントモデル,家族エンパワーメントモデル,家族生活力量モデル(松田,1コマ)
6.家族看護の実践(家庭訪問を必要としている家族)(松田,1コマ)
7.家族支援専門看護師の役割と実践(藤野,1コマ)
8.予防期家族看護,急性期家族看護,慢性期家族看護,終末期家族看護,家族看護過程(神戸式)の意義と特徴,
家族情報収集,家族アセスメント,家族支援計画,家族支援の実施,家族支援の評価(法橋・堀口・平谷,1コマ)
成績評価方法と基準
試験,出席,講義への参加状況,課題レポートなどを考慮して評価する.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
家族看護学という奥の深い学問の基礎から応用まで,短時間で総花的に扱うので,欠席は許されない.
オフィスアワー・連絡先
単位責任者(法橋):平日はほとんど研究室にいます.不在のときもありますので,事前に電子メールを送ってく
ださい(電子メール:naohiro@hohashi.org).
連絡担当教員(堀口):事務的な問い合わせなどは,連絡担当教員(電子メール:k.horiguchi@port.kobe-u.ac.j
p)までご連絡ください.
学生へのメッセージ
近年,家族問題が多発することで,家族のもつ役割や機能が見直されている.看護学の分野でも,「家族看護学」
という新しい学問が約20年前にわが国でも誕生し,本学科はそのフロントランナーである.本学の大学院博士課程
前期課程では,家族支援専門看護師(CNS)課程がある.積極的,主体的な学習を期待する.
テキスト
法橋尚宏編集『新しい家族看護学:理論・実践・研究』(メヂカルフレンド社)ISBN-10: 4839213550
その他,適宜プリントを配布する.
参考書・参考資料等
法橋尚宏,本田順子,平谷優子,Suzanne L. Feetham『家族機能のアセスメント法:FFFS日本語版Iの手引き』(E
DITEX)ISBN-10:4903320030
その他,適宜必要なものを紹介する.
開講科目名
担当教員
治療援助技術演習
細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、矢田 真美子、
山本 直美、平谷 優子
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
1.診断・治療に伴う看護技術に関連する基礎知識と実践方法を理解する。
2.診断・治療に伴う看護技術の基本的な実践方法を習得する。
3.対象者の特殊性をふまえた看護技術の実践方法について理解する。
授業の概要と計画
1.ガイダンス
2.無菌的操作
3.創傷管理
4.与薬法、注射法
5.輸液管理
6.検査に伴う看護技術、採血法
7.呼吸を整える看護技術(酸素療法、吸引法他) 8.導尿法
9.浣腸法
10.非経口摂取時の看護技術
11.治療援助技術統合演習
上記技術項目について講義、デモンストレーション、演習を組み合わせて実施する。
成績評価方法と基準
講義や演習への出席状況(態度や取り組み方など)、レポート課題、定期筆記試験、定期技術試験を総合して評価
する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「技術」は実践を通して習得できるものであり、毎回の演習に欠席なく参加することが求められる。また、知識と
技術を統合しながら反復して訓練を行い、技術精度を高める努力も必要であり、自主的な学習や積極的な学習を期
待する。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
3年次後期からスタートする本格的な臨地実習で実践する機会も多くある技術を学ぶ科目である。この中には対象者
に苦痛や身体的問題を生じる可能性をふくむ技術も多数あり、原理原則を理解し、正確な技術を身につけるべく真
剣に取り組んでほしい。
テキスト
ナーシンググラフィカ18、基礎看護技術(メディカ出版)、ISBN978-4-8404-1818-8 C3347
参考書・参考資料等
随時、紹介する。
開講科目名
担当教員
援助技術論
細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、山本 直美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
看護における技術は、看護師自身が自らのからだとこころと頭を使っておこなう実践的行為である。それは一般の
技術とは違い、ひとに対する人間的行為であるという基盤に支えられている。看護であることと看護でないことを
分けるのが看護技術であるとするならば、看護技術は看護そのものでるともいえる。
本授業では看護実践活動に、おける看護技術の意味をさまざまな観点から考え、さらに看護の共通基本技術を学
ぶ。
授業の概要と計画
1.ガイダンス
技術論
看護技術とは
看護技術と専門性
2.看護技術の構成要素 1)看護技術を構成する「共通基本技術」
「生活援助技術」「治療援助技術」の
位置づけ
2)「共通基本技術」:看護の思考過程
安全を守る
環境を整える
観察
3.看護技術とエビデンス
看護技術の原理原則と個別性
1)目的論・対象論・方法論(安全・安楽・自 立)に支えられた看護技術
2)看護技術と道具
3)看護技術提供者の倫理観
4)EBN
5)医療事故の種類と事故防止対策
6) 医療廃棄物の処理
7)看護技術の医療事故と法的責任、
4・5.看護技術の実際:病床環境を整える技術
6.看護における観察技術
1)視るとは:現象を捉える目の曖昧さ
2)観察とは:系統的観察と直感的観察
3)生命兆候の観察:バイタルサインとは
7・8.看護技術の実際:生命兆候の観察技術
<技術実技試験:7月6日(火)2限・3限・4限:バイタルサインの測定技術>
成績評価方法と基準
出席状況(2/3以上の出席をもって試験を受けることができます。)・課題レポート・授業態度・定期試験・実技
試験を総合して評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本科目の開始日は後日掲示します。注意して確認してください。一部演習を予定しているので、その際にはユニ
ホーム・ナースシューズを着用し、身だしなみには充分留意すること。
オフィスアワー・連絡先
C棟307研究室。時間が許せばいつでも対応します。
学生へのメッセージ
テキスト
・志自岐康子著:ナーシンググラフィカ18 基礎看護技術,メディカ出版
参考書・参考資料等
・ナイチンゲール著、湯槇ます・薄井坦子・小玉香津子訳:看護覚え書き?看護であることと看護でないこと? 改
訳第6版,現代社,2007
・香春知恵:基礎看護技術?看護過程のなかで技術を理解する,南光堂
・池田清子:看護 生きられる世界の実践知フロネーシス,ゆみる出版,
・川島みどり:看護の技術と教育,勁草書房,
・川島みどり:看護技術の現在,勁草書房,
開講科目名
担当教員
クリティカルケア看護方法論
細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、山本 直美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
健康状態の急激な変化(病気の活動期や手術後など)をきたしている対象とその家族への看護について学ぶ。速や
かな医療処置と適切な看護ケアが必要な患者とその家族の反応に関する総合的な理解を進めながら、クリティカ
ル・ケアの場における看護活動の基礎となる理念、知識、技術について学習する。
授業の概要と計画
講義および演習内容
1.クリティカル・ケアの歴史と概念
2.クリティカル・ケアにおける看護の役割と機能
3.クリティカル・ケアを実践する環境
4.クリティカル・ケアに関連する看護技術(演習)
・経鼻酸素チューブ挿入法
・人工呼吸器管理
・静脈内留置針による血管確保
・ギプス包帯法
・テーピング法
・心肺蘇生法
5.その他(クリティカル・ケアに重要となるポイントについてテーマをあげて講義を組み込む予定)
成績評価方法と基準
講義と演習への出席および参加状況と課題レポート内容などを総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
定期試験は実施しない予定であり、演習を実施する科目であるため、出席することが評価の前提となる。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
2、3年次の学内演習や臨床実習で学んだ知識や技術を基盤として、臨床看護に関する能力を発展させることを目
指してほしいと考えている。
テキスト
特に指定しない。
参考書・参考資料等
随時に紹介する。
開講科目名
担当教員
健康と栄養
宮脇 郁子、宇佐美 眞、土江 節子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本講では、栄養学の基礎知識を修得後に、各種疾患ないし病態下における臨床栄養(栄養療法)の意義と分類、栄
養療法の実際について講義する。
授業の概要と計画
1)栄養学の歴史と目的・栄養素の種類とそのはたらき(土江)
2)ライフステージ(成長期、成人、妊婦、老年期)別の栄養(土江) 3)ライフステージ(乳児期、幼児期、学童期、思春期)別の栄養(土江)
4)健康づくりと食生活(宮脇)
5)栄養と食事に関する自己管理行動(宮脇)
6)栄養素の消化吸収とエネルギー代謝(宇佐美) 7)栄養療法の実際(宇佐美)
8)主な疾患の食事療法(適応、実施法、栄養評価)
成績評価方法と基準
授業への出席状況と試験成績に基づいて、総合評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「栄養学」については、ほぼ平行して開講される身体の仕組みと働き・病理学・生化学I・薬と生体反応などの教科
内容と関連づけて理解するように心掛けて下さい。
オフィスアワー・連絡先
月曜日15-17時、E-mail: musa@kobe-u.ac.jp(宇佐美)連絡の上訪室のこと
学生へのメッセージ
理解できない点や疑問点があれば、担当教員に質問するか図書館で自己学習して、講義内容を充分消化するように
努めていただきたい。そして、実習やケアなど実際の臨床に役立て下さい。
テキスト
佐藤和人、本間健、小松龍史「エッセンシャル臨床栄養学」第4版(医歯薬出版)ISBN978-4-263-72015-8
参考書・参考資料等
第一出版「日本人の食事摂取基準」(第一出版)ISBN4-8041-1097-6
日本糖尿病学会「糖尿病食事療法のための食品交換表」(文行堂)ISBN4-8036-1341-6
小池五郎、橋詰直孝「系統看護学講座 専門基礎4 栄養学」(医学書院)
ISBN4-260-35237-7
開講科目名
担当教員
健康危機にある人の看護
長尾 式子、宮脇 郁子、福田 敦子、齋藤 奈緒、
上杉 裕子、平谷 優子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、急性疾患・慢性疾患の増悪期など、健康の岐路となる危機状況(救命救急医療を必要とする状況、手術
療法を受ける状況、死に向かう状況)にあるひと(子ども)と家族を理解し、ウェルビーイングを目指した看護に
ついて、ケアリング、エコロジー、ホリズムの視座から、生活過程および健康を取り巻く環境への看護支援につい
て学習する。
目標:
1.健康危機状況にあるひと(子ども)・家族の身体的、心理・社会的特徴が理解できる。
2.健康危機にあるひと(子ども)への倫理的配慮を考えることができる。
3.救命救急医療を必要とする状況にあるひと(子ども)の看護を考えることができる。
4.手術療法を受けるひと(子ども)の急性期の看護を考えることができる。
5.死に向かうひとの危機状況に対する看護を考えることができる。
授業の概要と計画
1∼2.健康危機(総論1・2)
3∼5.救命救急医療を受ける人の看護1∼3:外傷・熱傷,循環機能障害,脳血管障害,呼吸機能障害
6∼8.手術療法を受ける人の看護(総論)1∼3:術前・術中・術後急性期
9∼12.手術療法を受ける人の看護(各論)1∼4:呼吸器・循環器,消化器・感覚器,運動器・脳神経,女性生
殖器・腎泌尿器
13.死に向かう人の看護
14∼15.子ども期における危機状況と看護1,2
※詳細は、講義開始日に配布する
成績評価方法と基準
出席状況、定期試験にて評価する。各担当教員の試験をクリアする必要がある。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
同時開講科目の「治療・回復過程にある人の看護」「慢性病をもつ人の看護」とはつながっている科目であること
を踏まえて受講すること。2年前期の「病い論」、2年後期の「感染看護論」「症状マネジメント論」「疾病の成
り立ちと治療1∼3」の知識を基盤としているので復習をして臨むこと。同時期開講の「フィジカルアセスメント
実習」「看護実践論実習」「看護実践活動実習1」の基礎となる科目の1つである。本科目で学んだ知識を看護実践
で活用するには、看護を展開する思考過程である「看護過程論」の学びが必須となる。
オフィスアワー・連絡先
(連絡先)福田:atsuko@kobe-u.ac.jp,宮脇:nsikuko@kobe-u.ac.jp,齊藤:n8saitoh@kobe-u.ac.jp,上杉:ues
ugi@kobe-u.ac.jp,長尾:noriko-nagao@people.kobe-u.ac.jp,平谷:yuko-hiratani@people.kobe-u.ac.jp,吉次
(非常勤講師):yoshiiku@med.kobe-u.ac.jp,浮田(非常勤講師):連絡は福田を通じて行うこと。
学生へのメッセージ
看護の方法を知るというだけでなく、臨床実習等の実践の場に生かせる知識となるように個々のケアの根拠を考
え、関連知識を整理していくという姿勢で臨んで下さい。
テキスト
安酸史子ら編集「ナーシング・グラフィカ23 成人看護学 健康危機状況」2005年(メディカ出版 ISBN:9784840411127)、「疾病の成り立ちと治療1∼3」の指定教科書,子ども期における危機状況と看護1、2では適宜
必要なプリントを配布する。
参考書・参考資料等
講義時間内に適宜紹介、 「予後不良な子どもの看護」「病いと共に生きる子どもの看護」メヂカルフレンド社
開講科目名
担当教員
保健福祉論
中園 直樹、武田 真由美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
保健・医療・福祉の統合、連携の促進のために、保健とは?医療とは?福祉とはどういうものかを理解しなければ
ならない。
2年次履修した公衆衛生学を基礎知識として、3年次の保健行政論、保健福祉論は三位一体の科目と理解して、保
健・医療・福祉をそれぞれの医療従事者としての専門的視野から理解するように努める。
(武田)「個人とその家族に関わる今日的な問題全般の理解と社会福祉の実際」を教授する。
まず、社会福祉の概念・歴史及び、わが国における社会福祉制度の概要について理解し、現代社会における個人・
家族・地域社会の福祉的課題と、それらの問題への対処方法について講師と学生が共に考えることを目的とされて
いる。
(中園)補講1回 特に進行中でしかも根幹の少子高齢社会とその背景での社会保障と高齢者問題、終末期医療等の
問題点などを講義する予定。
授業の概要と計画
(武田真由美)
1. 社会福祉の概念・思想・歴史
2.社会福祉の援助方法
3. 社会福祉の制度と法について
4. 社会福祉の専門職と実施体制
5. 児童家庭福祉
6. 高齢者福祉
7. 障害者福祉
(中園直樹)
*補講 日本の少子高齢社会の現状と問題点 と高齢者の特性
成績評価方法と基準
武田講義分では、主に筆記試験(80点)とレポート課題(10点−20点)、中園の補講分がある時はレポート提出
(10点)の合計で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
履修者は積極的に授業に参加、発表、討論をすること。
試験は武田先生担当部分の筆記試験(80点以上)で、中園分(20点以下)はレポートあるいは発表とする
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
周産母子健康障害論
松尾 博哉
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
すでに「身体のしくみと働きIII」において、女性の一生を発生・分化に始まり、性周期の確立、妊娠・分娩・産
褥、さらには更年期・老年期にいたるまで、その生理を中心に概説している。本来、生理的現象である妊娠・分
娩・産褥期には様々な異常が発生し、母子の重大な健康障害につながる。ここでは妊娠・分娩・産褥期の母子に起
こりえる異常に関して、代表的疾患を取り上げ解説する。常に正常な生理と対比しながら講義し、異常の早期発見
ならびに適切なケアや予防教育が提供できることを目標に学習する。
授業の概要と計画
講義題目
1.正常妊娠・分娩・産褥の復習
2.ハイリスク妊娠
3.妊娠前期の異常
妊娠悪阻、流産、子宮外妊娠、絨毛性疾患
4.妊娠後期の異常
妊娠高血圧症候群、早産、常位胎盤早期剥離、前置胎盤
5.分娩期の異常
胎児仮死、弛緩出血、頚管裂傷、子宮破裂、分娩時大量出血、DIC
6.産褥期の異常
子宮復古不全、乳腺炎、産褥熱、血栓性静脈炎、マタニティブルー、産後うつ
7.急速遂娩術、産科麻酔
8.性感染症、母子感染
キーワード:ハイリスク妊娠、異常妊娠、異常分娩、異常産褥、性感染症、
成績評価方法と基準
出席状況、学期末試験成績から総合的に評価
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
母性に深く関わる重要な疾患ばかりである。保健指導の観点からも深く理解していただきたい。
オフィスアワー・連絡先
金曜日12時10分∼13時
E-mail : matsuoh@tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
最近の母子保健に関する重要な内容も含みます。興味深いものにしたいと考えています。
E-mail : matsuoh@tiger.kobe-u.ac.jp
テキスト
参考書・参考資料等
〔参考書〕
1.坂元正一監修『プリンシプル産科婦人科学』(メジカルビュー社)(89553-642-4)
開講科目名
担当教員
援助関係実習
田村 由美、長尾 式子、細名 水生、福田 敦子、
藤本 浩一、三谷 理恵、中西 泰弘、矢田 真美子 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
既習ずみの基礎看護学領域の学習内容をふまえながら病院において臨地実習を行う。
1.「ひと(患者)との関わりを通して、患者の体験している世界を理解する。」
2.「ひと(患者)との関わりを通して、自己を見つめ、どのように考え感じているのかを振り返り、自己に対す
る理解を深める。」
3.「ひと(患者)と自己(看護者)との間に生じている相互作用について考える。」
4.「援助関係を築くことについて、自己の考えを述べ、看護に対する自己の考えを深めることができる。」
以上の目標をもって臨床における体験的な学習を行う。
授業の概要と計画
以下の計画で実施する予定である。
○病院実習は以下の日程で行う予定である。
8月2日(月)∼8月6日(金)までの1週間 (施設は神大病院、神戸医療センター、神戸百年記念病院に分かれて
実施する。)
具体的な実習目標として以下のことをあげる。
まずは環境や患者および看護者を理解するために見学(看護師の援助場面)から実施するが、原則として期間中に1
名の患者を受け持ち、コミュニケーションを通して援助関係成立に向けての実践を行う。
成績評価方法と基準
実習記録、レポート、実習参加度(出席状況、参加態度、準備状況など)を総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
短期間に集中して病院の日勤勤務帯に実施する実習であり、原則的に補講は行わない。したがって遅刻や欠席がな
いように体調管理や時間的計画には各自が留意して実習に臨むこと。
。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
臨床現場における学習では、学生であっても患者様の健康に関わる責任を自覚しなければならない。したがって、
学内の講義とは違った真剣で誠実な心構えを持って日々取り組んでほしいと考えている。
テキスト
特に指定しない。
参考書・参考資料等
特に指定しない。
開講科目名
担当教員
小児看護論
法橋 尚宏、平谷 優子、大脇 万起子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は,3年生前期に開講する必修科目であり,2年生までに教授される教養科目,看護専門科目などを基盤に,
小児とその家族に特化した看護を提供するための概論と各論を教授する.本科目は,「保育所・学校実習」「看護
実践活動実習I(小児)」での実践への理論的背景,思考過程・対象理解の基礎などの知識・技術体系を教授する.
1.小児の成長発達過程とその連続性,小児の特徴がわかる.(対象理解)
2.小児看護の特殊性と看護の専門的な役割と実践方法がわかる.(小児看護の理解)
3.健康障害が小児と家族に及ぼす短・長期的な影響の特徴,看護の特徴がわかる.(健康と対象・小児看護の理
解)
4.小児の健康に影響を与える要因がわかる.(小児の健康維持とセルフケア)
授業の概要と計画
(法橋,大脇(非常勤講師),田川(非常勤講師),平谷)
1.オリエンテーション,子ども期の発達的意義と特徴,児童観・児童の権利 と小児看護の理念(法橋,1コマ)
2.小児各期における健康生活の特徴と看護支援(法橋,1コマ)
3.子ども・家族に対するヘルスケアの方法,小児保健医療システムにおける看護職の責務と役割(法橋,1コマ)
4.小児の特殊性への理解と看護,小児看護における観察の重要性,健康障害が子どもの成長発達に及ぼす影響と看
護(平谷,1コマ)
5.乳幼児の健康生活の特徴と子どもと家族への支援(田川,1コマ)
6.健康障害が子どもと家族に及ぼす影響と看護,子どもの入院と看護(平谷,1コマ)
7.障がいをもつ子どもと家族への看護支援1:基礎編(大脇,1コマ)
8.障がいをもつ子どもと家族への看護支援2:実践編(大脇,1コマ)
成績評価方法と基準
試験,出席,講義への参加状況,課題レポートなどを考慮して評価する.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「ひとと環境(子ども)」「小児看護論」「治療・回復過程にある人の看護(子ども)」「健康危機にある人の看
護(子ども)」「慢性病をもつ人の看護(子ども)」の内容を統合し,子どもとその家族をユニットとした対象理
解,小児看護の特徴の理解を深める.
オフィスアワー・連絡先
単位責任者(法橋):平日はほとんど研究室にいます.不在のときもありますので,事前に電子メールを送ってく
ださい(電子メール:naohiro@hohashi.org).
連絡担当教員(平谷):事務的な問い合わせなどは,連絡担当教員(電子メール:
yuko-hiratani@people.kobe-u.ac.jp)までご連絡ください.
学生へのメッセージ
積極的,主体的な学習を期待する.
テキスト
法橋尚宏編集『新しい家族看護学:理論・実践・研究』(メヂカルフレンド社)ISBN-10: 4839213550
その他,適宜プリントを配布する.
参考書・参考資料等
金原出版社「小児看護学」
メヂカルフレンド社「健康な子どもの看護」「予後不良な子どもの看護」「発達に障害のある子どもの看護」
その他,適宜必要なものを紹介する.
開講科目名
担当教員
治療・回復過程にある人の看護
長尾 式子、福田 敦子、齋藤 奈緒、上杉 裕子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、健康危機状況を経て化学療法や放射線療法などの治療を受けている治療期、あるいは手術療法など治療
を受けたあとの社会復帰に向けた回復期(リハビリ期)にあるひと(子ども)と家族を理解し、ウェルビーイング
を目指した看護について、ケアリング、エコロジー、ホリズムの視座から生活過程および健康を取り巻く環境への
看護支援について学習する。
<目標>
1.薬物療法を受ける人の看護を考えることができる。
2.放射線療法を受ける人の看護を考えることができる。
3.侵襲のある検査を受ける人の看護を考えることができる。
4.手術療法を受けた人(子ども)のリハビリ期(回復期)の看護を考えることができる。
5.各機能障害のある人を理解することができる。
6.各機能障害のある人の看護について生活の視点で考えることができる。
授業の概要と計画
1∼3.総論1∼3:薬物療法を受ける人の看護,放射線療法を受ける人の看護,侵襲のある検査を受ける人の漢
語・手術療法後リハビリ期(回復期)にある人の看護
4∼13.機能障害のある人の看護1∼10:呼吸器,循環器,消化器1・2,脳・神経,女性生殖器,腎・泌尿
器,運動器,感覚器,血液・造血器,免疫
14∼15.子ども期における看護1・2
※詳細は、講義開始日に配布する授業計画参照
成績評価方法と基準
出席状況、定期試験にて評価する。各担当教員の試験をクリアする必要がある。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
同時開講科目の「健康危機状況にある人の看護」「慢性病をもつ人の看護」とはつながっている科目であることを
踏まえて受講すること。2年前期の「病い論」、2年後期の「感染看護論」「症状マネジメント論」「疾病の成り
立ちと治療1∼3」の知識を基盤としているので復習をして臨むこと。同時期開講の「フィジカルアセスメント実
習」「看護実践論実習」「看護実践活動実習1」の基礎となる科目の1つである。本科目で学んだ知識を看護実践で
活用するためには、看護を展開する思考過程である「看護過程論」の学びが必須となる。
オフィスアワー・連絡先
(連絡先)福田:atsuko@kobe-u.ac.jp,齊藤:n8saitoh@kobe-u.ac.jp,上杉:uesugi@kobe-u.ac.jp,長尾:norik
o-nagao@people.kobe-u.ac.jp,小林(非常勤講師):連絡は福田を通じて行うこと。
学生へのメッセージ
看護の方法を知るというだけでなく、臨床実習等の実践の場に生かせる知識となるように個々のケアの根拠を考
え、関連知識を整理していくという姿勢で臨んで下さい。
テキスト
「疾病の成り立ちと治療1」および「疾病の成り立ちと治療2」の指定教科書、子ども期における看護1・2で
は適宜必要なプリントを配布する。
参考書・参考資料等
講義時間内に適宜紹介, 「予後不良な子どもの看護」「病いと共に生きる子どもの看護」メヂカルフレンド社
開講科目名
担当教員
助産実習I
西海 ひとみ、奥村 ゆかり、渡邊 香織、戸田 まどか、
齋藤 いずみ
開講区分
単位数
前期
6単位
授業のテーマと目標
助産学の実践に必要な理論、原理、原則および知識・技術・態度を妊産褥婦、及び新生児に対する助産実践を通し
て学ぶ。エビデンスに基づいた助産診断・援助技術により、分娩介助技術の実践を行う。妊娠・分娩・産褥期の母
児を身体的側面,並びに心理・社会的側面から総合的にとらえて助産過程を展開し,各期の健康診査,保健指導を
実際に行う。また,緊急時や異常分娩に関する救急処置,及び乳幼児期の保健に関わる実際を学ぶ。
授業の概要と計画
安全に関わる基礎的情報を中心に、予測性を踏まえたアセスメントができる
エビデンスに基づいて優先順位を理解し、ケアの計画立案・実施・評価を行うことができる。
産婦の入院・分娩第1∼4期(分娩直接介助含む)、出生直後の新生児について助産過程を展開し、助産ケアが提
供できる。
妊婦や胎児の健康状態、身体的・心理的・社会的適応状態を踏まえた妊娠経過の診断と今後の予測でき、妊娠各期
の妊婦に必要な健康教育が実施できる
新生児が胎外生活へ適応していくために助産過程を展開し、必要な助産ケアを提供できる。
褥婦の身体的・心理的・社会的適応状態を理解し、助産過程を展開して個別的な助産ケアや健康生活援助が行える
*詳細は助産実習要項に示す。 成績評価方法と基準
出席日数、実習到達目標,及び分娩介助に関する評価表(自己評価含む),記録類を基に臨床指導者との協議の基
に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は助産師国家試験受験希望者の必修科目である。
オフィスアワー・連絡先
渡邊e-mail:kaori-watanabe@tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
8週間集中的に実習を行うので,学生自身の健康管理には十分留意すること。 分娩は,分娩介助者にとっては幾例かのうちの1例であっても産婦自身にとっては一度きりであることを深く認識
し,生命に対して畏敬の念をもって接してほしい。そのためには,積極的かつ主体的な学習態度を望む。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
助産実習II
西海 ひとみ、奥村 ゆかり、渡邊 香織、戸田 まどか、
齋藤 いずみ
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
助産実習?Tに引き続き、実践に必要な理論、原理、原則および知識・技術・態度を妊産褥婦、及び新生児に対す
る助産実践(分娩直接介助を含む)を通して学ぶ。緊急時や異常分娩に関する救急処置,及び乳幼児期の保健に関
わる実際を学ぶ。さらに,母子保健チームにおける助産師の役割分担を理解し,関係他職種・他機関との連携の実
際を学ぶ。
授業の概要と計画
安全に関わる基礎的情報を中心に、予測性を踏まえたアセスメントができる
エビデンスに基づいて優先順位を理解し、ケアの計画立案・実施・評価を行うことができる。
産婦の入院・分娩第1∼4期(分娩直接介助含む)、出生直後の新生児について助産過程を展開し、助産ケアが提
供できる。
妊婦や胎児の健康状態、身体的・心理的・社会的適応状態を踏まえた妊娠経過の診断と今後の予測でき、妊娠各期
の妊婦に必要な健康教育が実施できる
新生児が胎外生活へ適応していくために助産過程を展開し、必要な助産ケアを提供できる。
褥婦の身体的・心理的・社会的適応状態を理解し、助産過程を展開して個別的な助産ケアや健康生活援助が行える
*詳細は助産実習要項に示す。 成績評価方法と基準
出席日数、実習到達目標,及び分娩介助に関する評価表(自己評価含む),記録類を基に臨床指導者との協議の基
に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は助産師国家試験受験希望者の必修科目である。
オフィスアワー・連絡先
渡邊e-mail:kaori-watanabe@tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
8週間集中的に実習を行うので,学生自身の健康管理には十分留意すること。 分娩は,分娩介助者にとっては幾例かのうちの1例であっても産婦自身にとっては一度きりであることを深く認識
し,生命に対して畏敬の念をもって接してほしい。そのためには,積極的かつ主体的な学習態度を望む。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
助産実習III
西海 ひとみ、奥村 ゆかり、渡邊 香織、戸田 まどか、
齋藤 いずみ
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
これまでの母性看護に関連する知識・実践能力を基に、妊娠・分娩・産褥期及び新生児期における対象者・家族と
の関わりから共感性を高め、各期の助産診断・援助について習得する。また、健康教育への基礎的な知識・技術・
態度を理解し、今後の実践に向けた課題を探索する。さらに、実習施設における助産の実践を見学・実践すること
によりレディネス、及び適応力を高め、今後の自己課題に繋げることができる。
授業の概要と計画
1.施設の構造と実習で使用する場所について理解できる。
2.施設の理念、看護体制、業務内容、記録類を理解できる。
3.施設における実際の分娩直接介助手順を理解し、実施する。
4.分娩見学事例、または分娩直接介助事例を用いて助産過程の展開を1事例以上行う
5.施設の集団・個別に行われる健康教育を見学し、今後の助産実習に向けて、妊娠・産褥期の健康教育の指導案の
作成に活かす。
6. 産婦の入院・分娩第1∼4期(分娩直接介助含む)までの援助、出生直後の新生児の助産ケアを理解し、実施す
る。
*詳細は助産実習の手引きに示す。 成績評価方法と基準
実習到達目標,及び分娩介助に関する評価表(自己評価含む),記録類を基に臨床指導者との協議の基に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は助産師国家試験受験希望者の必修科目である。
統合実習母性看護との読替科目である。
オフィスアワー・連絡先
渡邊e-mail:kaori-watanabe☆tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
8週間集中的に実習を行うので,学生自身の健康管理には十分留意すること。 テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
助産実習IV
渡邊 香織、齋藤 いずみ
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
自然な妊娠・分娩・産褥の現象をより深く学習し,母子とその家族中心の視点から,プライマリ・ケアを実践する
ための基本的知識,技術,態度を養う。また,地域の中で助産所を管理運営し,幅広い母子保健活動を担う助産所
助産師の活動から,助産師の役割と責務,及び必要とする能力について学ぶことを目標とする。
授業の概要と計画
助産所における実習を通して,下記の事項を含む助産所の管理運営に関する知識,技術,態度を学ぶ。 (1)妊婦
健診・保健指導 (2)産婦のケア(分娩介助,母子・家族のケアを含む) (3)褥婦及び新生児のケア(家族
ケアを含む) (4)地域における母子保健活動 (5)助産所の管理運営(組織,構造,経営,業務内
容,ケアの質の保証,リスクマネジメント,育児支援活動,社会資源の活用など)
成績評価方法と基準
実習状況及び課題レポートに基づいて評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
助産師国家試験受験コースの選択者を対象にした選択科目である。該当者は全員履修すること。
オフィスアワー・連絡先
渡邊e-mail:kaori-watanabe☆tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
助産師国家試験受験希望の学生にとって将来,独立開業のモデルとなると同時に,助産実習の経験を活用しながら,
助産師に必要な知識,技術,態度の最終的な統合を達成する機会となるので意欲的に参加してほしい。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
看護実践活動実習II(成人)
長尾 式子、宮脇 郁子、福田 敦子、齋藤 奈緒、
上杉 裕子
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
健康を障害され、治療ならびに療養支援を必要とする患者とその家族に対する基本的な看護について、既習の知
識・技術を統合し体験的に学習する。さらに、看護実践を通じて患者・家族への看護専門職者の役割と看護課題に
ついて体験的に学習する。
授業の概要と計画
神戸大学医学部附属病院において、治療を受ける成人の患者1名を受け持ち、以下を目標に、2週間の実習を行
う。(詳細は、実習要項参照)
(目標)
1.患者を看護の視点から総合的に理解することができる。
2.患者の健康障害に応じた看護過程を展開することができる。
3.看護に必要な技術を提供することができる。
4.患者の療養継続のために必要な医療・看護チームの協働/連携における役割を理解し、必要な援助を実践するこ
とができる。
5.患者の健康と生活を支える援助専門職である看護職者としての態度を養うことができる。
成績評価方法と基準
出席状況、実習態度、提出記録物、評価表成績など、目的・目標を基に総合的に評価する。なお、実習病棟の臨床
指導者および師長の評価も加味される。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目を受けるに際して、3年次後期に行った「看護実践活動実習1(成人)」とは異なる健康障害の対象を受
け持つ実習である。看護実践活動実習1(継続・成人)を踏まえて課題を明確にしておくことが必要となる。看護
実践活動実習1(継続・成人)とつなげる思考が必要である。また、本実習は原則として欠席することは認められ
ない。各自、健康管理に留意して臨むこと。
オフィスアワー・連絡先
(連絡先)福田:atsuko@kobe-u.ac.jp,宮脇:nsikuko@kobe-u.ac.jp,齊藤:n8saitoh@kobe-u.ac.jp,上杉:ues
ugi@kobe-u.ac.jp,長尾:noriko-nagao@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
本実習は、対象者に関心をもてることが1つのキーとなります。3年次までに学んだ知識・技術を用い、臨床でどう
活用していくのか、体験的な学習を通じてともに学びましょう。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
看護実践活動実習II(在宅)
中山 貴美子、石井 美由紀、田中 陽子、堀口 和子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
看護実践活動実習?U(在宅)では、在宅看護に係わる活動を展開している訪問看護ステーションにおける実習を
通して、在宅看護における看護職の役割と機能、看護技術、在宅看護を要する対象とニーズ及び生活特性、さらに
在宅ケアを円滑に進めるための社会資源とサポートネットワーク、ケアシステム等の基盤整備の現状と課題につい
て学び、看護実践者としての能力を養うことを目的とします。
授業の概要と計画
教育の内容やテーマ
・在宅看護を要する対象および家族について理解を深める
・在宅看護を要する対象の生活と健康問題を理解する
・在宅看護を要する対象のニーズを生活の支障やQOLの向上と関連づけて捉える
・在宅看護を要する対象の療養環境の工夫、問題点を理解する
・在宅看護における看護の特性、看護職の役割と機能、及び看護技術について理解する
・在宅看護における実習施設の位置づけと看護職の役割を理解できる
・在宅看護における看護過程の展開方法を理解できる
・在宅看護における日常生活援助技術及び必要物品について理解できる
・看護職が行う在宅医療技術及び必要物品について理解できる
・看護職が実施するケアマネジメントの特性について理解できる
・対象の権利擁護、尊厳の保証等を果たす在宅看護の特性を理解できる
・在宅ケアを円滑に進めるための基盤整備について理解する
*実習は、訪問看護ステーションにて実施します。詳細は、実習要項を参照ください
成績評価方法と基準
・出席、レポート、実習への取り組みなどで評価します
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
欠席しないようにしてください学生は、積極的に学習するとともに、礼儀正しく責任ある行動をしてください
オフィスアワー・連絡先
連絡先: 中山 nakayama@port.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
〔教科書〕木下由美子編 エッセンシャル在宅看護論 医歯薬出版株式会社 ISBN 978-4-263-23490-7
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
統合看護実習
法橋 尚宏、宮脇 郁子、西海 ひとみ、奥村 ゆかり、
渡邊 香織、戸田 まどか、齋藤 いずみ、平谷 優子 他
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
1)看護実践活動実習の学習を基盤に、学生の自由課題に応じて、各領域における看護実践について体験的に学習
する(一部、卒業研究と連動する)。
2)これまで学習した看護の知識とスキルの統合、ならびに自己の看護観を育成し、看護専門職としてのキャリア
開発にむけて課題を明確にする。
授業の概要と計画
1)実習課題および実習施設(部署なども含む)は、本実習目的を満たすもので、各自が自由に選択する。
2)各領域における実習は、各担当教員の指導のもとに行う。なお、卒業研究の指導教員が看護系教員の場合は、
一部、卒業研究と連動して実施される。
3)学習内容は、指示された実習レポートにまとめて提出する。
(領域ごとの実習内容については、実習の手引きの内容を参照のこと)
○実習レポートの提出方法
統合看護実習での学びについてのレポートを、下記の通り作成し、各領域が指定する期日までに提出する。
<書式>A4縦サイズ、横書き、MS明朝、1ぺージ文字数1600字。2枚程度(約3200字)。手書き不可 1
行目 「統合看護実習での学び」(中央・12ポイント)
2行目 指導教員・学籍番号・氏名 (右寄せ・11ポイント)
3行目∼ 本文 (10.5ポイント) 成績評価方法と基準
以下の観点から、実習およびレポートをもとに各領域の担当教員が評価する。
1)学生各自の実習課題を明確にし、主体的に取り組むことができる。
2)看護実践活動を通じて、自己の看護観を深めることができる。
3)看護実践活動を通じて、看護専門職としてのキャリア開発にむけた自己の課題を明確にすることができる。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
詳細は、実習の手引きを参照してください。
オフィスアワー・連絡先
連絡先:宮脇郁子(nsikuko@kobe-u.ac.jp)
学生へのメッセージ
4年次最後の実習です。この実習が皆さんの4年間の看護の学びを統合するとともに、卒業後のキャリアを考えるた
めの重要な視座となることを期待しています。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
フィジカルアセスメント実習
細名 水生、宇佐美 眞、塩谷 英之、石川 雄一、
開講区分
単位数
三谷 理恵、中西 泰弘、山本 直美、三浦 靖史
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目のねらいは、看護の対象となる「ひと」を全人的に把握・理解するために欠かせないスキルを習得すること
である。そして、形態機能学の知識を基盤として対象者の身体を観察し、身体的健康状態をアセスメントできるよ
うになることを目指し、以下の内容を目標とする。
学習目標
1)看護の視点からフィジカルアセスメントを行う意味を理解することができる。
2)フィジカルアセスメントを行う上で必要な基本的知識を習得する。
3)系統的フィジカルアセスメントのスキルを演習を通して身につけることができる。
4)フィジカルアセスメントで把握した対象の健康状態を、看護問題の明確化と看護実践計画に結び付けることが
できる。
授業の概要と計画
1)フィジカルアセスメント概説、演習の進め方
・看護におけるフィジカルアセスメント
・フィジカルアセスメントに共通する技術(問診、 視診、聴診、打診、触診)
2)一般状態のアセスメント
3)体表解剖とフィジカルアセスメント
4)頭頚部、眼、耳のアセスメント
5)胸部のアセスメント(呼吸器、心臓・血管系、乳房・腋下)
6)腹部のアセスメント
7)筋・骨格、神経系のアセスメント
8)小児における身体計測
成績評価方法と基準
1.出席状況や学習における態度
2.演習への参加状況
(3.小テストの結果)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本科目においては形態機能学で学習した知識が基盤となる。健康状態の理解には、「健康な状態にある」というこ
との意味が客観的に理解できている必要がある。また、どのような情報があれば「健康な状態」であるかというこ
とを理解していなければならない。したがって、関連科目のテキストや参考書を読み返しながら、知識を定着させ
てほしい。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
フィジカルアセスメントは、形態機能の知識を基盤に、問診、視診、聴診、触診、打診などの五感を使った観察技
術がベースとなる。言い換えれば技術習得のためには感覚的に身につける部分も重要であるといえる。さまざまな
道具と自分の身体すべてを活用しながら、反復したトレーニングを行い、正確に観察できる技術を学んでほしい。
テキスト
小野田千枝子監修:実践フィジカルアセスメント改訂第3版,金原出版,2008
参考書・参考資料等
必要に応じて資料を配布する。
開講科目名
担当教員
看護実践論実習
田村 由美、長尾 式子、宮脇 郁子、福田 敦子、
開講区分
単位数
齋藤 奈緒、上杉 裕子、坂元 眞由美、中村 美優
前期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、看護過程論、フィジカルアセスメント実習で学んだ知識とスキルを実践の現場で活用する。実践現場
(病院)で一人の患者を受け持ち、看護過程の一連の流れに沿って看護を実践する。また、看護過程を展開するな
かで、さまざまな健康レベルにある対象と家族の健康問題を総合的に把握し、その問題解決の方法を学ぶ。さら
に、その人の今ある状況に最善の個別的なケア計画を立案・実施し、基本的な看護実践の展開の方法を理解し、こ
れまで学んだ知識・スキル・態度の統合を目指す。
授業の概要と計画
実習の目標
1.基本的な看護過程の展開方法を理解する。
1)看護の対象としての患者の身体面・精神面・社会面における情報を収集し、総合的に理解する。
2)健康上の問題やそれに関連する日常生活上の困難を理解し、患者のニーズを、原因・誘因と関連させて明確化
する。
3)明確化した看護上の問題・課題に対する解決目標と具体的なケア計画を立案し、適切な看護ケアを提供する。
4)実施したケアにより解決目標が達成されたかどうかを評価し、必要により計画の修正をする。
2.対象を全人的に理解し、個別性のある看護実践を行う能力を養う。
3.対象の生命を尊重し、安全・安楽を考慮した的確な看護実践を行う能力を養う。
4.看護記録の重要性と記録方法の基本を理解する。人権擁護の立場に立ち、患者情報の取扱を含めプライバシー
保護や守秘義務等に配慮できる、看護専門職者としてふさわしい態 度を培う。
5.カンファレンス等を利用し、複数の事例に対するアセスメントや看護実践についての検討を行い検討を深め
る。
学外実習:実習時期は平成21年8月30日∼9月3日 1クール 9月6日∼10日 2クール 実習施設:神戸大学附属病院
(詳細については後日実習要項を配布するのでそれを参照)
成績評価方法と基準
出席状況、実習状況、記録物等の総合評価
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
看護過程論、フィジカルアセスメント実習を履修し、必要な知識とスキルの基本を身につけていることが重要で
す。これらは、後に続く「看護活動論実習1」と深く関連します。看護実践力修得は段階的学習の積み上げになっ
ているので、注意してください。
オフィスアワー・連絡先
メールでいつでも相談してください。
ytbontje@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
看護実践が、対象のその人との相互関係の中で生じているダイナミックなものであることを時間することができる
と思います。そのために、この1週間は、心身ともに整えて、実習に臨むことを期待します。看護実践の現場で学習
するため、学習に臨む準備性を十分整えてほしいと思います。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
初期体験実習
田村 由美、細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、
矢田 真美子、山本 直美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
保健医療福祉は、健康の保持・増進・疾病の予防・早期発見、疾病の治療・回復、リハビリテーションなど広範囲
の活動を含み、各種の専門家が様々な場所でチームとして協働していることを知ることが狙いである。医学科、保
健学科、さらには神戸薬科大学学生と合同の保健医療実践現場の見学実習ならびに看護学専攻特化の福祉施設見学
実習の2つで構成する。
授業の概要と計画
</B>合同実習:医学科・保健学科、神戸薬科大学学生混成グループで、保健医療の実践現場ならびにそこで行わ
れているチーム医療を見学する。
</B>実習期間:9月13日(月)∼17日(金)
</B>実習施設:神戸大学附属病院、神戸市須磨区周辺の社会福祉施設、近隣の保健医療機関・施設等。
</B>実習方法と内容:詳細は別途ガイダンスを行う。
1日目 午前 オリエンテーション、IPW演習
午後 患者中心の医療について(患者・当事 者から学ぶ)
2日目/3日目 医学科、保健学科、神戸薬科大学学 生混成グループによる合同見学実習
</B>*ただし、2・3・4日目は、看護学専攻特化の 社会福祉施設見学実習を同時進行で行う。
5日目 グループディスカッションによる共有
合同実習の学びの成果発表会 成績評価方法と基準
指定された全実習期間の出席(別途ガイダンスも含む)、実習施設からのフィードバック、グループディスカッ
ション、合同発表会でのピア評価、最終レポート等を総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
病院実習では白衣、ユニホームあるいは指定された服装、靴、名札を着用し、医療を学ぶ学生として節度ある行
動で臨むこと。この科目は、看護師国家試験受験資格取得の点の必須科目になっている。IPW関連科目の「現代医
療と生命倫理」「保健学概論」「IPW概論」で学習したことを活用してください。
オフィスアワー・連絡先
金曜日:15:00∼17:00 必ず事前に連絡してください。
email:ytbontje@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
多くの人々との人間的触れ合いを通じて、専門職者としての心構え、態度、識および技術習得の重要性を認識し、
社会的使命、生活態度、倫理性、人間性について学んでください。
医療の現場に実際に入り込むことによって、今までとは違った経験ができると思います。また、福祉施設では、
より広い視野で保健医療福祉の現実を学ぶことができるでしょう。短期間ですが、関心をもって積極的に多くの体
験をしてください。現場では、皆さんを心待ちにしています。最終日には、体験を通しての学びをみんなで共有し
ます。この実習がその後の学習の動機づけとなることを期待します。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
現代医療と生命倫理
田村 由美、石川 雄一、山崎 康仕、三浦 靖史、
開講区分
単位数
前期
1単位
橋本 健志、山本 道雄、柿原 浩明、前田 光哉 他
授業のテーマと目標
医学・医療は人を身体と心を含む総体として知り、その健康の保持・増進を図り、健康からの逸脱を予防し、ある
いは健康障害に陥った時にはそれを治癒・軽減させることを目的としている。そのためには4−6年では学びきれ
ない膨大な知識を必要とする。しかし医学・医療の本質を理解し、生涯にわたり学び続ける方法を学習することは
可能である。このことが本講義の一つの目的である。
医学・医療は社会のなかにあり、人を対象としている。社会は安全で安心なそして質の高い医学・医療を期待
し、またそれ故に厳しい目で医学・医療そしてその実践者を見ている。今日ほど医学・医療の倫理が問われている
時代はない。医学・医療における人のあるいは患者様の権利について皆さんとともに考えていきたい。さらに医療
経済を含む現代医療の抱える課題を取り上げていく。
現在の医療的ケアは単一の専門職者で解決できるものはない。各医療専門職者が独自に取り組むのではなくチーム
として取り組まなければならない。そのための基礎として、ある課題に対して各専門分野の混成グループをつく
り、グループワークを通して考えていくという演習も取り入れていく。
授業の概要と計画
1.医療と福祉の連携(西澤)保健・医療・福祉とは何 か。
2.医療安全対策の現状と今後(江原)
3.医学・医療における現代バイオエシックス(山本道 雄)(1)(2)
生命倫理入門 生命倫理発展の歴史、患者の権利と は,インホームドコンセントなど
4.医療倫理と法(山崎康仕) (1)(2)
法からみる医療入門 社会の中の医学・医療 生と死 脳死と臓器移植
5.医療・福祉を経済学から考える(柿原浩明)(1) (2)
医療経済入門 医療政策への経済学的視点 少子 高齢社会の医療・福祉のあり方
6. 健康を守るシステム(前田光哉)わが国の保健医療 福祉を取り巻く環境と医療従事者に期待される役割
(中園直樹)国際保健システム
7. 全人的医療(三浦靖史)リハビリテーションとは (橋本健志)こ
ころのケアとは
8.安全で安心なそして質の高い医学・医療を目指して(1)(2)(3)(田村由美)
多職種間協働(IPW Interprofessional Work)とは・チーム医療を考える
成績評価方法と基準
授業内容をどの程度理解し,自己の考えがどのように表現出来るかをレポートなどで評価する。レポートの様式、
提出期限を厳守すること。
グループワークでの行動・発言なども評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
各授業はそれぞれ最初にテーマを提示しそれについて話を進めて行く。充分に授業内容を理解した上で,自分の考
えを整理しておくことである。乱読でもよいから多くの本をよむこと。
オフィスアワー・連絡先
医学科学生:平井みどり midorih@med.kobe-u.ac.jp
保健学科:石川雄一 yishikaw@kobe-u.ac.jp オフィスアワー 水曜日13:30-14:30 メールなどで予約することが望ましいです。
学生へのメッセージ
“諸君の行う仕事の少なくとも3分の1は専門の医学書以外の本に書かれている内容のものである。W.Osler.
六甲地区にいる間に、いろいろな分野の新しい友人をつくることが重要であるし、小中高の友人も大切にしてくだ
さい。
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
講義の中で紹介していく。
〔参考書〕
生命倫理百科事典(I-V)丸善 ISBN978-4-621-078000-6
講座・医療経済・政策学 全6巻(勁草書房)(ISBN4-326-74832-X)
上田 敏「リハビリテーション医学の世界」(南江堂)(ISBN4-89590-012-6) \3,204+税
開講科目名
担当教員
看護の知への誘い
細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、矢田 真美子、
山本 直美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
<本科目の位置づけ>看護学は、人間の尊厳を守り、人々の全人的健康生活を支援し、環境と相互作用している個
人・家族・集団・地域・国際社会を対象としたヘルスプロモーションを図るための実践科学です。看護学専攻のカ
リキュラムは、「ひと」「生活」「環境」「ウェルビーイング」を理解することを中核とし、「ケアリング」「エ
コロジー」「ホリズム」の視座からこれらを有機的に統合できるように編成しています。そして、あらゆるひとの
ヘルスプロモーションを推進することを看護実践として位置づけ、これに必要な知識と技術、研究方法を修得でき
ることが特徴です。
本科目は、看護学専攻カリキュラムにおいて看護の専門性や倫理性について学ぶ最初の科目であり、看護の知の
体系への導入となる科目です。看護学の主要概念である「ひと」「生活」「環境」「ウェルビーイング」「ケアリ
ング」「エコロジー」「ホリズム」等について概論的に触れ、後続の看護学関連科目(看護原論、ひとと環境、ひ
とと生活、健康論、病論、援助関係論、援助技術論等)を位置づけるとともに、看護の知への志向性を高めること
目指しています。
<学習目標>
1.看護学の主要概念「ひと」「生活」「環境」「ウェルビーイング」「ケアリング」「エコロジー」「ホリズム」
「ヘルスピロモーション」そして「看護」について考える。
2.職業としての看護の誕生と発展及びナイチンゲールの功績を理解する。
3.めざす看護職についてのイメージを持つ。
4.看護関連科目(講義・演習・実習)の学習の必要性を理解し、興味・関心をもって後続の関連科目に取り組む姿
勢(学習の構え)を持つ。
授業の概要と計画
1. 看護とは:看護の基本となる定義と概念
2. 看護の主要概念:ひと、環境、生活、ウェルビーイング
3.看護の誕生と発展:看護の始まり、職業としての看護、ナイチンゲールの功績
4.看護の主要概念:ケアリング、エコロジー、ホリズム、ヘルスプロモーション
5.再度、看護とは
6.看護を実施するひと
7.看護専門職の責務と活動(ゲストスピーカー)
8.看護を必要とするひと、看護が行われる場
9.看護の知の獲得
成績評価方法と基準
学期末試験あるいは課題レポート、並びに出席状況、授業への積極的参加等を総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義内容を理解するだけでなく、疑問をもつ、自ら調べる、考える、自分の考えを述べる、などにも積極的に取り
組んで欲しい。
オフィスアワー・連絡先
本授業に関する問い合わせ(質問、意見など)はメールアドレスに連絡してください。
矢田:ym4518ws@kobe-u.ac.jp
山本:yamamoto@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
創造的探究心をもって主体的に考え、いろいろなリソースを活用して、能動的に学ぶことを期待しています。クラ
スの学生、教員、先輩、その他の人々との相互作用の中で、多くを経験し、経験を通して学ぶことを重視して欲し
いと思います。
テキスト
1)ナーシンググラフィカ16,基礎看護学ー看護学概論,川村佐和子他編著,メディカ出版、2009.ISBN978-4-84042536-0 2)ナイチンゲール著,湯槇ます・薄井坦子・小玉香津子訳:看護覚え
書きー看護であること看護でないことー,改定第6版,現代社,2007.ISBN4-87474-099-5
3) 新版看護者の基本的責務,日本看護協会,2009. ISBN978-4-8180-1251-6
参考書・参考資料等
1)山鳥重,「わかる」とはどういうことかー認識の脳科学,ちくま新書339,筑摩書房,2005.ISBN4-480-0593
9-3
開講科目名
担当教員
IPW概論
田村 由美、小野 玲、堀江 修、関 啓子、三谷 理恵、
新谷 路子、上杉 裕子、内田 智子、荒川 高光 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
保健・医療の現場では各専門職が独自の専門性を持ちながら、他職種を理解し職種間で協働すること(IPW:Inte
rorofessional Work)が欠かせない。本科目では、Health Care Team Developmentを主題に将来、医療チームで
働くために必要な知識とスキルを学習する。前半は、チームの一員として対人関係を良好に保つことを目的に、自
己・他者を知るための知識と技法を学ぶ。後半は、専攻を超えたグループ活動を通して、真のチーム医療について
メタファーとディスカッションを活用してチームビルディングを体験的に学び成果を発表する。
授業の概要と計画
1. 4/10 オリエンテーション,教科書1章前半
(VTR,小演習を含む)
2. 4/17 第1章後半(VTR,小演習を含む)
3. 4/24 グループ別討論と発表
4. 5/1 失語概論(VTRおよび講義)
5-6. 5/8 失語症者との対話会(2コマ連続)
7. 5/22 グループ別討論と発表,前半のまとめ
8.5/29 後半オリエンテーション,
チーム医療・IPW概論講義
9.-10.6/5 保健医療チームを構成する専門職(1)11.-12.6/12保健医療チームを構成する専門職(2)
13. 6/19 チーム医療を考える協働学習
14. 7/3 協働学習の成果発表
15. 7/10 後半まとめ
成績評価方法と基準
前半は、レポートで評価する。
後半は、出席とグループ活動参加40%、
レポート(ポートフォリオ)60%
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
後半の初回オリエンテーションは必ず出席するようにしてください。後の、グループ活動に支障をきたします。
オフィスアワー・連絡先
(関)電話078-796-4571email:kseki@kobe-u.ac.jp
毎週火曜日12時半∼13時半、その他の時間帯は事前連絡あればいつでも可.部屋はE703.
(田村)email:ytbontje@kobe-u.ac.jp 毎週金曜日15:00から17:00必ず事前連絡をしてください。
学生へのメッセージ
グループワークが多いので、積極的な授業参加を期待します。IPW教育関連科目について、ポートフォリオを作成
していきます。ノートをとったもの、自己学習したものをファイルして学習を深めてください。
テキスト
鷹野和美編著「チーム医療論」医歯薬出版.2002.ISBN4-263-23392-1
参考書・参考資料等
必要時資料を配布します。
開講科目名
担当教員
保健学概論
宇賀 昭二、柳田 泰義、上田 博司、種村 留美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人の健康を包括的かつ国際的な視野から捉える能力を獲得し、健康の保持・増進を図るシステムが理解でき、さら
にそれらを発展させる能力を涵養出来るようになる。また自分の生活を科学的根拠に基づいた保健学の視点から考
え、生涯よい健康行動ができるようになることも目標である。
そのために、健康の概念、日本と世界の保健システムと健康課題、健康に影響を与える要因と対策の立案などにつ
いて概説する。
授業の概要と計画
毎回の授業や実習の内容やテーマ
1. 4月16日(金)宇賀 (感染症の歴史)
2. 4月23日(金)宇賀 (健康と感染症)
3. 4月30日(金)宇賀 (ライフステージの保健学、母子・成人保健)
4. 5月 7日(金)宇賀 (環境と健康)
5. 5月21日(金)種村 (障害をかかえて生きるとは)
6. 5月28日(金)上田 (世界における公衆衛生の問題、WHOの取り組み)
7. 6月4日(金)柳田 (行動科学を活かした身体活動・運動支援)
成績評価方法と基準
学期末テストを重視する。
その他、出席、授業の態度や積極的発言なども加味される。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1年次に開講される「現代医療と生命倫理」は医療についての概論であるので、両科目をしっかりと学習すること
が望まれる。
オフィスアワー・連絡先
宇賀昭二 ugas@kobe-u.ac.jp 月曜日から木曜日の午後、前もってメールで予約して下さい。
種村留美 rumtan@people.kobe-u.ac.jp
上田博司 hiroboston@hotmail.com
柳田泰義 yanagida@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
健康とは誰しも望む非常に身近なテーマである。講義だけではなく自分のアンテナをはって、友人や家族との交
流、あるいは新聞、テレビ、インターネットなどからの情報などを保健学の視点から考えて下さい。きっと多くの
ことを学ぶでしょう。
テキスト
〔教科書〕国民衛生の動向 (厚生統計協会)最新版
参考書・参考資料等
〔参考書〕講義中に適宜紹介する。
開講科目名
担当教員
国際・災害保健
中園 直樹、田村 由美、宇賀 昭二、松尾 博哉
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
グローバルな視点で南北間の健康格差を認識すると共に、それらの原因となる背景要因を学ぶ。すなわち、国際保
健や災害保健のいくつかの主要課題についてそのフレームワークを示し、個々の課題についての原因分析を行う。
具体的には、感染症論、国際保健医療協力活動論、あるいは災害時の医療管理学やプライマリーケア論などを教授
する。
授業の概要と計画
1.国際・災害保健学総論(2コマ):国際保健および災害保健学の総論を論じる(宇賀)
2.災害と母子保健(2コマ):国際母子保健の立場から災害と母子の健康を論じる(松尾)
3. 国際保健医療協力活動の実際(1コマ):国際保健医療協力活動とIPW(田村)
4.General effects of Disasters on Health 1、2(2コマ):WHOのDisasterの教科書を解説する(中園)
成績評価方法と基準
成績の評価は“国際・災害保健の単位を認定するに足るだけの専門的な知識を有しているかどうか”を最大の基準
とする。試験では学生の理解の程度を正確に判断する様、講義で触れた広い範囲の項目から出題することを心がけ
る。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義では私語を慎み真面目に取り組むことを要求する(宇賀)
専攻を超えた学生相互のグループディスカッションへの積極的参
加を期待します(田村)
オフィスアワー・連絡先
宇賀:月曜日から金曜日までの9時から17時まで何時でも可。ただし、事前にメールあるいは電話などで都合を問
い合わせてほしい。 電話:078-796-4548、e-mail: ugas@kobe-u.ac.jp 中園:月、木を除く12:20-13:00まで E707研究室で、事前にアポイントを取って下さい。
田村:原則火・木の9時から17時まで、事前にメールあるいは電話で都合を問い合わせてほしい。電話:078−796
−4511 e-mail:ytbontje@kobe-u.ac.jp
松尾:メールで予約をお願いしま
す。連絡先:078-796-4525 matsuoh@ams.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
教科書:特に指定しない
参考書・参考資料等
参考書:必要に応じ講義中に紹介する
開講科目名
担当教員
疾病の成り立ちと治療IV(精神)
前田 潔、橋本 健志
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
疾病の成り立ちと治療I
塩澤 俊一、伊藤 光宏、藤井 正彦
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
よいケアに必須な疾患を理解することを目標とする。
内科、皮膚科、放射線科領域の疾患の病態(成因、症状、合併症)、診断、治療、予防等について講義する。特に
保健医療専門職者に重要な疾患発症の予防と合併症進展予防、予後改善方法に重点をおいて講義する。
授業の概要と計画
<講義予定>
成人期の疾患−病態・診断・治療・予後−
1. 内科領域の疾患(消化器・内分泌・代謝疾患)
(置村)
2. 内科領域の疾患(呼吸疾患) (置村)
3. 内科領域の疾患(循環器疾患)(石川)
4. 内科領域の疾患(血液・造血器疾患)(伊藤)
5. 内科領域の疾患(膠原病) (塩澤)
6. 皮膚科領域の疾患(谷)
7. 放射線医学(藤井ほか)
成績評価方法と基準
レポート又は筆記試験にて評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
内科系疾患、特に成人期の疾患の病態・診断・治療・予後について講義をする。その上で如何に予防できるかを考
えてもらう。疾患の理解には前期で履修した形態・機能学、感染免疫学、病理学、薬理学などの基礎的知識が役立
つので、前期に十分修得しておくこと。
オフィスアワー・連絡先
連絡先: 石川雄一 yishikaw@kobe-u.ac.jp 水曜日13:30-14:30 メール予約して下さい。
学生へのメッセージ
適切なケアを行なうためには疾患をしっかりと理解することが専門職者には必須である。疾患を知らずしてよいケ
アはありえない。病状が急変する疾患、重篤化する疾患や慢性化する疾患など病態は疾患により大きく異なる。病
態や予後を知ることはこころとからだのよいケアを行う上で、また予防を考える上で大切なことである。各専門領
域の教官から多くのことを学んで欲しい。卒業生からもう一度履修したいという声もよく聞くが、知識だけでなく
自分で学習していく方法も身につけて欲しい。
テキスト
〔共通教科書〕
『系統看護学講座 成人看護学2∼7』 (医学書院)
『系統看護学講座 成人看護学 別巻7 臨床放射線医学』 (医学書院)
石川雄一:〔教科書〕 井村裕夫編『わかりやすい内科学』 (文光堂)ISBN#978-4-8306-2009-6
塩澤俊一:〔教科書〕 塩澤俊一 『わかりやすい膠原病学』(丸善)
谷 昌寛:〔教科書〕『系統看護学講座 成人看護学 皮膚疾患患者の看護』(医学書院)
『系統看護学講座 成人看護 アレルギー・膠原病患者の看護、感染症患者の看護』(医学書院)
参考書・参考資料等
置村康彦:〔参考書〕 井村裕夫編『わかりやすい内科学』 (文光堂)ISBN#978-4-8306-2009-6
伊藤光宏:〔参考書〕 井村裕夫編『わかりやすい内科学』 (文光堂)ISBN#978-4-8306-2009-6
〔参考書〕谷 昌寛:
上野賢一『皮膚科学』第6版(金芳堂)1996年
谷昌寛、大井静雄編『皮膚科疾患』病名・症候事典、第1版(小学館)199-222貢 1996年
開講科目名
担当教員
感染看護論
細名 水生、福田 敦子、三谷 理恵、中西 泰弘、
山本 直美、李 宗子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
近年、感染予防・対策に関する看護は専門性の高い分野として注目されるようになっている。このような背景をふ
まえ、本科目では感染予防・対策に関する基礎知識と医療・看護の現状やポイントについて講義する。さらに感染
予防に重要となる看護援助技術についても演習を通して学習する。
授業の概要と計画
1.感染に関する基礎知識(講義)
1)感染予防の概念
2)感染管理のエビデンスの現状
3)生活環境と感染
4)医療関連感染
5)無菌的操作
6)改正感染症法
2.感染防止の基本的概念と防止技術(演習) 1)感染・保菌・汚染
2)スタンダードプリコーションと感染経路
予防策
3)衛生的手洗い
4)感染防護用具の取り扱い
5)洗浄・消毒・滅菌
3.看護場面にみる感染防止のチェックポイント(講義)
1)感染症患者における感染防止
2)易感染症患者における感染防止
3)在宅生活患者における感染防止 成績評価方法と基準
講義や演習における出席日数や参加態度などの平常点とともに、定期筆記試験、レポート課題などを総合して評価
する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
演習は実習室を使用して集中日程で実施する予定である。日程については講義初回のガイダンスで連絡するが、演
習の欠席に対する補講は行わないので体調管理に注意して欠席しないようにすること。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
スタンダードプリコーションや無菌的操作など感染予防・対策に重要となる看護技術は、治療援助技術にも関連の
深い内容であり、ここで学んだ内容をベースにして3年前後期の演習や実習につなげるよう、継続的な視点を持って
学習を深めてほしい。
テキスト
特に指定しない。
参考書・参考資料等
ナーシンググラフィカ18、基礎看護技術(メディカ出版)、ISBN978-4-8404-1818-8 C3047
開講科目名
担当教員
疫学
中園 直樹
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
公衆衛生学、保健行政論、保健福祉論その他に、統計学を駆使して地域での保健・健康課題の問題点を指摘、ある
いは解決する能力の基礎としての疫学を理解することを目標としている。
授業の概要と計画
1)疫学の概念 1
2)疫学の応用事例(感染症事例と非感染症事例で)
3)感染症の疫学 1
4)感染症の疫学 2
5)非感染症の疫学 1
6)疫学調査法 1
7)疫学調査法 2(その応用例で)
8) 試験
成績評価方法と基準
筆記試験(100点)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
火、水、金の12:20∼13:00
学生へのメッセージ
必ず予習をしておくこと
3年時の関連科目を履修する前であるが、公衆衛生学的視野を養うように、各自努力して欲しい。
テキスト
参考書・参考資料等
疫学・保健統計:メディカルフレンド社
開講科目名
担当教員
看護トピックス
大友 優子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
現代の社会動向にあわせた看護学に関するトピックスを精選し、講義および学生間の ディベートなどを通じて、未
来的思考に基づいた看護学を展望する。
授業の概要と計画
学内および学外の特別講師による集中講義ならびにテーマごとの学生間のディベートなどを行う。
22年度のテーマは、以下の通りである。
○ヒーリングと看護
○リフレクションと看護
具体的な日程は、掲示するので参照すること
成績評価方法と基準
評価は、授業への参加とレポートにより評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
皆さんの積極的な参加を期待します。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
疾病の成り立ちと治療II
宇佐美 眞、松尾 博哉、平田 総一郎、川又 敏男
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
外科学系疾患の特徴は、麻酔を行い人為的に手術という外科的侵襲を人体に加え、病巣を切除・切開し、自己の臓
器や組織ときに人工臓器や同種の臓器を用いて再建して、可能な限り生理的な機能を回復・維持させるところにあ
る。このような積極的な治療を要する外科的疾患を有する患者は、周手術期(術前・術中・術後)に特有の身体
的・精神的変化をきたすため、外科系疾患患者特有の管理が必要である。また、外科的治療の成否は術後短期間に
決定されるために、症候や病態の変化に対する迅速かつ正確な対応が要求される。
講義では、主要な外科学、脳神経外科学、整形外科学及び婦人科学系疾患の成因、病態、症候、診断、治療法、合
併症、後遺症、予後に関する知識を講じる。
この講義で下記の事項が理解でき、看護師と保健師のケアに必要な知識の修得ができる。
外科学系の疾患の成因・病態・症候・診断・治療(手術法:術式)・術後合併症・後遺症の管理やケアを理解するため
には、2年次前期で講義される形態機能学・栄養学・感染免疫学・病理学・薬理学等の修得を
授業の概要と計画
主要な外科学系疾患について、専門領域の教員が分担して講義する。
1.麻酔法(宇佐美)
2.手術侵襲と生体反応(宇佐美)
3.系統別疾患の成因、病態、症候、診断、治療法、合併症、後遺症、予後
1)外科学総論:奇形、損傷、外科的感染症、腫瘍、人工臓器と移植(宇佐美)
2)消化器系疾患(宇佐美)
3)乳腺及び内分泌系疾患(宇佐美)
4)呼吸器系疾患(宇佐美)
5)腎泌尿器科疾患(武中篤)
6)耳鼻咽喉科頭頸部疾患(丹生健一)
7)中枢神経系疾患(川又)
8)整形外科疾患(平田)
(1)骨・関節疾患 (2)脊椎疾患 (3)末梢神経系疾患 (4)外傷
9)婦人科・生殖器疾患(松尾)
(1)外陰部・膣疾患 (2)子宮疾患 (3)付属器疾患
成績評価方法と基準
授業への出席状況と試験成績に基づいて、総合評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
2年次に開講される身体の仕組みと働き・健康と栄養・感染免疫学・病理学・薬と生体反応等の修得を前提として
講義が行われるので、これらの基礎的知識を各自整理して授業に臨む必要がある。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:月曜日15:00-17:00(C510)、E-mail:musa@kobe-u.ac.jp(宇佐美)連絡の上来室
学生へのメッセージ
この授業科目は看護を実践し、適切なケアを提供するために必要な必修科目である。理解できない点や疑問点があ
れば、担当教員に質問するか自己学習して、講義内容を充分消化するように努めていただきたい。
テキスト
(宇佐美)「系統看護学講座別巻1・2臨床外科看護学総論・各論」(医学書院)
(川又)「系統看護学講座 成人看護学第7巻 脳・神経疾患患者の看護」(医学書院)
(平田)「系統看護学講座 成人看護学第10巻 運動器疾患患者の看護」(医学書院)
(松尾)「系統看護学講座 成人看護学第9巻 女性生殖器疾患患者の看護」(医学書院)
参考書・参考資料等
(丹生)「系統看護学講座 成人看護学[14] 耳鼻咽喉」(医学書院)
(宇佐美)「消化器外科ケア」「消化器外内科ケア」(照林社)
開講科目名
担当教員
症状マネージメント論
細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、山本 直美
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
看護師はある何らかの症状が生じた人に対してその症状の原因を直ちに判断し、その「ひと」を身体・心理・社会
的な統合体として捉え、適切に対処することが求められる。
本科目では、疾病に関連する症状を取り上げ、その原因、メカニズム、その症状が「ひと」にどのような影響を及
ぼすのか生活への影響を踏まえながら、治療的側面だけでなく、看護的側面からの対処、援助について学ぶ。
授業の概要と計画
看護師が遭遇することが多いと思われる代表的な症状について講義する。
1.授業ガイダンス
2.動悸・呼吸困難・胸痛
3.出血(吐血・下血含む)・ショック
4.痛み・しびれ
5.けいれん、めまい
6.脱水、浮腫
7.悪心・嘔吐
8.便秘・下痢
成績評価方法と基準
学期末試験、課題レポート、講義参加状況(出席状況および参加態度)を総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
時間が合えばいつでも対応します。
細名水生 C棟309研究室 m.hosona@garnet.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
「疾病の成り立ちと治療」に関連した科目であり、知識を統合するための自己学習を期待する。
テキスト
荒尾晴惠,大西和子編『症状別看護技術』ヌーヴェルヒロカワ
参考書・参考資料等
斎藤宣彦『看護学生必修シリーズ 症状から見る病態生理の基本』照林社
高木永子監修『New 看護過程に沿った対症看護 病態生理と看護のポイント』学習研究社
池松裕子他編『症状・徴候別アセスメントと看護ケア』医学芸術社
開講科目名
担当教員
看護情報学
法橋 尚宏、矢田 真美子、塩川 ゆり
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
看護実践の発展に必要な情報科学とコンピュータサイエンスの知識,情報システムの技術,看護実践の場におけ
るそれらの活用方法などについて講じる.
具体的には,看護教育,看護実践,看護管理,看護研究などで扱う情報を情報科学によってどのように活かすの
かという視点から,看護情報学の定義,目的,その意義などについて触れる.その後,神戸大学医学部附属病院で
稼働している電子カルテシステムの活用を前提として,看護過程の展開,看護記録の電子化,勤務管理などの実例
を紹介する.さらに,看護師教育へのコンピュータの応用,退院支援のための退院サマリーなどの作成と他医療機
関との情報共有,インターネットによる情報の発信と共有などについても紹介する.また,電子カルテシステムの
導入が進む中,全国的に標準化されている看護用語の理解が不可欠となる.そこで,看護実践を記述する看護用語
の体系化について解説する.最後に,大学での看護教育へのコンピュータの援用,看護研究として実践している患
者教育へのコンピュータの援用などについて解説する.
授業の概要と計画
(法橋尚宏,矢田眞美子,池上峰子(非常勤講師),塩川ゆり(非常勤講師))
池上(3回)
1.看護情報学の定義と目的
2.臨床におけるコンピュータの活用
塩川(1回)
3.退院支援,地域医療のためのネットワーク
矢田(2回)
4.看護用語の体系化と情報リテラシー向上支援
法橋(1回)
5.看護教育,患者教育へのコンピュータの援用
成績評価方法と基準
試験,講義への出席・参加状況,課題レポートを考慮して評価する.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
神戸大学医学部附属病院内で講義を実施することがある.
オフィスアワー・連絡先
単位責任者(法橋):平日はほとんど研究室にいます.不在のときもありますので,事前に電子メールを送ってく
ださい(電子メール:naohiro@hohashi.org).
連絡担当教員(三谷):事務的な問い合わせなどは,連絡担当教員(電子メール:r.mitani@people.kobe-u.ac.jp)
までご連絡ください.
学生へのメッセージ
近年の爆発的な情報の増加に対応するために,今後の看護学において必要な専門分野が看護情報学である.実践的
な内容で構成しているので,積極的な参加を期待する.
テキスト
法橋尚宏,柳田洋一郎監訳『看護情報学への招待』(中山書店)ISBN4-521-01461-5
その他,適宜プリントを配布する.
参考書・参考資料等
永井良三監修『看護と情報科学』(杏林図書)ISBN4-903453-02-2
日本看護科学学会看護学学術用語検討委員会『看護行為用語分類:看護行為の言語化と用語体系の構築』(日本看
護協会出版会)ISBN-10:4818011428その他,適宜必要なものを紹介する.
開講科目名
担当教員
看護管理論
田村 由美
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
疾病の成り立ちと治療III(こども)
高田 哲
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
【目標】子どもの特徴は、常に発達・成長していることである。小児科学では、疾病を一つの臓器や器官にとどま
るものとしてではなく、子どもの生活環境に及ぼす影響をも含めて全人的な観点からとらえていく。本講義におい
ては、小児期にみられる疾病を概説するとともにその診断、治療方法について述べる。1)小児期の疾患の基本的病
態を知ること、2)子どもの発達の概要を知ること、を目的とする。
【科目の位置づけ】成人の疾病について十分に理解が成されているという前提に立って子どもの発達と病気の成り
立ちについて講義していく。
【キーワード】発達と成長、小児期の疾患、病態生理
授業の概要と計画
1.オリエンテーション(小児医療への誘い)
2.小児の成長と発達
3.先天異常と染色体異常 4.先天性代謝異常
5.新生児の生理と適応
6.新生児にみられる異常
7.代謝異常と内分泌疾患
8.免疫・アレルギー性疾患
9.感染症及び呼吸器疾患、
10.血液・腫瘍性疾患
11.消化器
12.環器疾患
13.腎・泌尿器疾患
14.神経疾患(発達障害、痙攣性疾患)
15.まとめ/試験
成績評価方法と基準
授業への参加態度、期末定期試験により評価する。
確認テストの成績は、学期を通じた成績評価に加える。(欠席の場合は確認小テストの成績は0店となるので注意の
こと)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
学生に対して多くの質問をするので、授業に対し積極的な態度で臨んでほしい。
また、毎回、前回の授業がどの程度理解できているか確認テストを行なうので、必ず復習をすること。
小児科学は、成人に関する基本的知識の上に成り立っている。体の仕組みについての知識を確認しながら、「発
達」の意味を改めて考えてみたい。
オフィスアワー・連絡先
内線4515 金曜日午後4時以降、satoshi@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
子どもは大人のミニチュアではない。発達ということの意味を考えてほしい。子どもの発達を知ることは自分自身
の歴史を振り返ることである。
テキスト
ナースとコメディカルのための小児科学(小児医事出版) ISBN 4-88924-152-3 C3047
参考書・参考資料等
NEW小児科学 南江堂 ISBN 4-524-22414-9 C3047
開講科目名
担当教員
リカレント教育論
矢田 真美子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
<授業のテーマ>
本科目は、本看護学専攻の教育目標「生涯にわたり、自己の資質の向上に努めることができる」の達成を目指し
て、学生が卒業後も看護専門職者として生涯にわたり成長し続けることができるよう、4年間の学習経験と自己の
成長を振り返り、卒業後の看護専門職としての成長について展望し、自己教育力を育成することを目的としてい
る。本授業では、看護職の教育制度、看護基礎教育、大学院教育、継続教育(専門看護師、認定看護師教育)の制
度について学び、さらに看護専門職の生涯発達(キャリア発達)の観点からリカレント教育の意義、リカレントに
利用できる看護職の教育計画、生涯学習に活用できる理論を紹介し、看護専門職としてどのようにキャリア形成し
ていけばよいのかを検討する。
<学習目標>
1.4年間の学習経験と自己の成長を振り返り、卒業後の看護専門職としての自己の成長に関心をもつ。
2.わが国の看護基礎教育制度と大学院教育、最近の動向について理解する。
3.看護専門職の継続教育制度について理解し、リカレントのための可能な選択肢について知る。
4.看護専門職としてどのようにキャリア形成をしたいか考える。
授業の概要と計画
1.わが国の看護教育制度と動向
2.看護専門職の教育 3.専門職教育と継続教育
4.看護専門職の生涯発達 5.リカレント教育
6.実践を通して学習する
7.自己のキャリア開発
成績評価方法と基準
出席、課題レポートおよび参加態度から総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
本授業に関する問い合わせ(質問、意見など)はメールアドレスに連絡してください。
矢田:ym2547ws@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
本学で受けた教育を振り返りましょう。看護専門職としての成長を実感できるでしょうか?4年間の学習体験が重
要な教材となるでしょう。卒業後、看護専門職として成長し続けるための重要な科目です。
テキスト
指定しない。
参考書・参考資料等
1)村島さい子他編集:看護管理.MCメデイカ出版,2008. 2)金井壽宏:働くひとのためのキャリア・デザイン.PHP新書
開講科目名
担当教員
生涯発達看護論
中村 美優、矢田 真美子、坂元 眞由美
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、少子高齢化の進展する現代社会における個人の発達を、誕生から死に至るまでの一生涯続くダイナミッ
クな過程である「生涯発達」としてとらえる。
対象となる個人・家族における身体的、心理社会的問題を人間発達的側面から捉えることにより、時間の流れの中
で問題を分析し、現在あるいは将来における適切な援助を行うことを可能にする。現在ある問題が、どのような発
達過程の影響を受けているかを知ることによって、現在必要とされる援助やこれから継続していく援助の手がかり
を得ることができる。
このように、生涯的視座からの個人・家族の発達過程、人生の課題、健康危機、ケアニーズの理解をすることに加
えて、生涯発達視座からのアプローチについて論じる。
授業の概要と計画
1.生涯発達の概念と看護における意義
1.発達理論と発達観の変遷
2.発達における生涯的視点ー生涯発達とその背景・意義
3.生涯発達と発達理論
・エリクソン、バルテス、ピアジェ、レビンソンを中心に
2.生涯発達における人生移行と看護の課題
1.人生移行の分類と特性
2.移行の過程と人生危機
3.ライフステージにおける人生移行の特性と影響要因
3.生涯発達的観点からの対象理解の方法論
1.ライフコース的アプローチの視点と意義
2.ライフストリーの概念と特質
3. ライフコース的アプローチにおけるライフストーリーの相互主観的な語り
4.高齢者のライフストーリーの聴き取りの実際を通じた生涯発達の理解、語り(Narrative)の意義と可能性
1. ライフストーリーインタビューの方法
2. ライフストーリーインタビューに基づく、コホートの異同によるライフコース的特性の理解
・身近な高齢者にライフストーリーインタビューを行いレポート提出、コホート別グループワークと成果のプ
レゼンテーション、全体討議
成績評価方法と基準
出席状況、ディスカッションへの参加、課題レポートおよび試験により総合的に行う
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
roujin@silver.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
授業は講義のみではなく、生活史聞き取り体験学習、グループワーク、プレゼンテーション等をあわせて行う。し
たがって各人の参加の有り様が授業の成否を左右するため、学生の主体的、積極的な参加を期待する
テキスト
教科書については特に指定はしない。
参考書・参考資料等
授業開始時および授業中に参考文献の紹介と講義資料の配布をする。
開講科目名
担当教員
公衆衛生学
中園 直樹
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
目標:公衆衛生学の歴史から公衆衛生学の幅広い分野を学び、将来医療従事者として活躍する際の社会医学、予防
を理解する。
3年時の保健行政論(主に衛生行政や関係法規、医療経済等)、保健福祉論(障害者や高齢者問題)と三位一体の科
目と捉え、この2科目も履修し、社会における人間を総合的に見る視点を養う。
そこで、3年次の保健行政論と保健福祉論の理解のための予備知識と、履修しないが広い意味での公衆衛生に入る環
境衛生や労働衛生について基本的知識を学ぶ
授業の概要と計画
1)公衆衛生学の歴史、目的と意義
2)人口統計や衛生指標とその重要性 1
3)人口統計や衛生指標とその重要性 2
4)感染症総論
5)感染症各論とサーベランス
6)衣食住と健康問題
7)母子保健と学校保健の現状
8)成人保健と生活習慣病
9)精神保健と老人保健の現状
10)環境保健総論
11)環境保健各論(水、廃棄物問題)
12)労働衛生概論
13)労働衛生各論
14)地球環境問題
15)国際保健と国際協力
成績評価方法と基準
筆記試験(100点)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
火、水、金の12:20∼13:00
学生へのメッセージ
予習は必ずしておくとこと
1)公衆衛生分野の各課題の背景の考察に努める
2)社会医学,予防医学への認識を深めること
3)時々英文で課題を与えることがあるので、英語も弛まずに学ぼう
テキスト
参考書・参考資料等
シンプル衛生公衆衛生学(南江堂)
開講科目名
担当教員
死生看護論
中村 美優、打本 未来、中村 寿子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
ひとは医療の対象(患者)として死ぬのではなく、1人の人間として、社会的存在として生き、そして死ぬ。大量
死に向かう時代にあって看護を学ぶ学生達は死を避けて通ることは出来ない。看護をより専門的に学ぶ前段とし
て、ひとの死を医療の対象のみに矮小化することなく、ひとが生きること死ぬことの本質をふまえた、命の尊厳に
もとづく健全な死生観を涵養することが重要である。本科目は、死を理解する枠組や歴史的視座および現状を理解
する視座を提示したうえで、医療と生死について、ひとりの人間として看護専門職として、いかに死にゆくひとと
家族がそのひとらしく最期まで生きられるように支援できるかを、広い視野から理解を深め、考えることができる
ことを目指す。先行科目に「病い論」、関連科目には4年次選択科目の「終末期にあるあるひとの看護」があり、具
体的な看護援助を学ぶ。教材としては、新聞記事、映画(DVD)、文学作品等のマルチメディアを用いた授業や、
死生学を専門として研究・実践を行っている非常勤講師の講議、また遺族の会の活動について当事者から話を聞く
こと等を準備している。
授業の概要と計画
1. 死の人称 二人称・三人称の死を通じて一人称の死と生を考える
2.死の概念と看取りの文化の変容
・人間の死への態度の変遷と死の社会的意味
・日本人の死生観 3.大量死の時代にどこで死ぬか、どのように死ぬか
・周死期に関連・近接する用語・概念
・死の病院化と在宅死、看護をめぐる諸問題
・ホスピス運動の歴史と我が国のホスピス・緩和ケアの現状 4. 周死期と看護
・ホスピス・緩和ケア
・我が国の「死後の処置」の変遷にみる死と看護
・死別の心理とグリーフケア
5.スビリチュアルペインとスビリチュアルケアとは何か
6. ケアパラダイムの変換ー対象者から当事者へー
・大切な家族を失った遺族のセルフヘルプグループの活動から学ぶ
7. 終末期を支えるあらたな看取りの共同体
成績評価方法と基準
授業への出席状況・参加態度、ディスカッションへの参加、毎回のレポートおよび試験により総合的に行う
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業開始時に提示する。
オフィスアワー・連絡先
roujin@silver.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
医療職にとって避けることができない「死」を思考から排除することなく死と向き合い、他者に支援するための
「死」と「生」に限定することなく、自己の死生観を深め、よき人生を考える場にしましょう。
テキスト
後日提示する。
参考書・参考資料等
授業開始時に提示する。
開講科目名
担当教員
生活援助技術演習
細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、矢田 真美子、
山本 直美
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
ひとは24時間の繰り返しの中で生活している生活者である、という観点に立ち、看護師はひとの健康と生活を整え
ることに関する役割責任を担う存在と考える。そのためには健康障害によって日常生活行動が安全で安楽で自立的
に営めないひとがどういう状況にあるのかをイメージできることが求められる。
本科目ではひとが健康的な生活を営むために必要な日常生活行動を支援するための基本的な援助技術をその原理原
則に基づき、具体的に頭とからだを使って理解する。演習での看護援助場面においては、看護技術として安全・安
楽・自立の観点から、常に何のために(目的論)、だれに(対象論)、どのように(方法論)を常に考えられた生
活援助技術を身につける。
授業の概要と計画
1.看護技術における安全・安楽・自立の意味を再考する。
2.体温と循環を整え安楽を促す援助
1)罨法(冷罨法・温罨法)
3.ひとの活動と休息(安楽)に関わる技術:活動する/移動する/姿勢を決めることに関する技術
1)ボディメカニクス
ナーシングバイオメカニクス
2)安楽な体位の保持、
3)床上での移動動作:体位変換
4)車椅子/寝台車への移乗と移送
4.排泄することに関する技術
1)便器・尿器を使った床上排泄
2)オムツやポータブルを使った排泄
5.食することに関する技術
1)経口摂取を助ける技術
2)口腔の清潔
6.清潔を保つ技術
1)全身清拭・陰部洗浄
2)洗髪
3)足浴・手浴
4)衣服の選択と交換
5)シーツの交換
*平成23年1月∼2月の間に生活援助技術実技試験を予定。詳細は後日口頭及び掲示で知らせる。
成績評価方法と基準
出席状況(2/3以上の出席をもって試験を受けることができます。ただし、演習授業は参加しなければ理解できな
い内容です。欠席した場合、資料等は各自の責任で入手すること)・課題レポート・演習への取り組み方(態度・
グループメンバーとの協働)、実技試験・(定期試験筆記)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
・授業は講義・グループワーク・デモンストレーション・演習を組み合わせて行います。また、援助技術の習得は
エビデンスに基づいた知識に支えられ、プロとしての看護師の技を<身につける>レベルを目指す。また、原理原
則に支えられた基本的な手技を重点的に押さえ、さらに対象の状況によって創意工夫し、具体的な方法論を学生な
りに試行錯誤の上で、創造していくことができるような授業構成も取り入れる。
・テューターによる少人数で学生と直接的に関われる指導体制を基本に進めていきます。
・1年後期の「ひとと環境」、2年前期に学習した「ひとと生活」「援助技術論」「援助関係論」、2年後期「感染
看護論」の知識と関連させた学習になります。
・学生は、患者の視点からケアリングについて考えることができるように看護師役・患者役をともに経験する。さ
らにできるだけ患者の身体状況をリアルにイメージできるように工夫する。
【履修上の注意】
・授業は実習室で行います。実習室の入室は指示がない限り、ユニホーム・ナースシューズ着用とする。
・実習室は療養生活の場と見なし、学生は援助する者として清潔感のある身だしなみに注意を払うこと。
・すべての授業はグループ学習となります。グループの調和を乱すような非協力的な学習態度に対しては厳重に対
処します。
・自己練習のために実習室を開放します。開放時間帯は9:00∼18:00までです。閉鎖に関しては随時掲示で知ら
せます。
・実習室の使用方法は授業時間内に説明します。
・時間厳守です。何の連絡もなく10分以上の遅刻は欠席とみなし、原則として入室できません。
・充分な演習時間の確保と全員が演習時間内に演習が実施できることを目指します。そのためには効果的でまじめ
に取り組む姿勢が期待されます。しかし、時間内でできない場合は時間を過ぎても演習を続行する場合がありま
す。
・演習終了後には、必ず実習室の清掃と整備整頓を実施します。授業時間外で行うことになります(役割分担)。
実習室の清掃と整備及整頓および物品の取り扱いについて不備がある場合は実習室を閉鎖して使用を禁止すること
もある。
・・ 解剖学演習が集中授業で開講されるために、本科目は一部金曜日4限・5限の開講となるために注意すること。
(期間中4回程度を予定している。詳細は後日詳しく知らせる。)
オフィスアワー・連絡先
C棟307研究室。時間が許せばいつでも対応します。
学生へのメッセージ
「看護であることと、看護でないこと」を分けるのが技術といわれています。確実な看護の技術を身につける学習
に興味をもって取り組めることを願っています。
テキスト
・志自岐康子著:ナーシンググラフィカ18 基礎看護技術,メディカ出版
参考書・参考資料等
・ナイチンゲール著、湯槇ます・薄井坦子・小玉香津子訳:看護覚え書き?看護であることと看護でないこと? 改
訳第6版,現代社,2007
・深井喜代子、前田ひとみ:基礎看護学テキスト EBN志向の看護実践,南江堂,2006
・紙屋克子:ナーシングバイオメカニクスに基づく 自立のための生活支援技術,ナーシングサイエンスアカデ
ミー,2006
開講科目名
担当教員
母子保健論
法橋 尚宏、西海 ひとみ、齋藤 いずみ
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
本講義では、母性保健,小児保健を中心に母子看護論及び小児看護論の前提となる基礎知識について理解を深める
ことを目的とする。家族,地域社会,国における母子の健康の意義,及び健康を保持し疾病を予防するための保健
システムなど,母子の健康に関する基礎的,全体的な知識を習得する。さらに,母子の発達、母子関係成立過程、
及び父親・母親・子どもを含めた家族システムについても学習する。
授業の概要と計画
1. 母子保健の目的と意義,母子保健事業の変遷, 母子保健の法的規定と活動内容
2.母性の健康診査および健康教育
3.母子の健康と生活環境、母子と栄養
4.母性及び父性
5.母子の関係及び発達
6.育児期家族システム
7. その他
成績評価方法と基準
講義への参加状況,授業中の課題レポート,科目試験によって総合的に判断する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本科目は選択科目として位置づけているが,将来,助産師国家試験を受けようとする学生にとっては,必修科目で
ある。助産師国家試験を受験しない学生も,母子看護論における理解を深めるためには,受講することが望まし
い。
オフィスアワー・連絡先
授業・実習・会議以外ならいつでも対応しますが、不在の時もあるので事前にメールしてください。西海研究室(C
-311)TEL4517 nishiumi@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
既に学習している保健学概論,臨床心理学の知識を本科目の学習に活用することによって,本科目の学習の成果は
深まると思われるので,復習しておくことが望ましい。
テキスト
1.森恵美,高橋真理他:系統看護学講座 専門分野 24 母性看護学[1]母性看護学概論 (第11版) (978-4-260-00531-9
2) 2.厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課監修:母子保健の主なる統計.母子保健事業団 平成17年度版
(4-89430-101-6)
参考書・参考資料等
1.日野原重明,井村裕夫監修:看護のための最新医学講座第15巻産科疾患.中山書店.2001. (4-521-62061-2)2.宮崎
和子監修:看護観察のキーポイントシリーズ 母性論 中央法規(4-8058-1968-5) 2.宮崎和子監修:看護観察のキー
ポイントシリーズ 母性論 中央法規(4-8058-1968-5) 3.荒木勤:改訂第21版最新産科学正常編,文光堂,2005. 4.香川
芳子監修:五訂食品成分表.女子栄養大学出版部. 2005.(4-78950-106-X ) 開講科目名
担当教員
生活援助技術実習
田村 由美、細名 水生、三谷 理恵、中西 泰弘、
矢田 真美子、山本 直美
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
【実習の目的】
健康を害して入院しているひと(患者)との援助的関わりから、そのひとが体験している療養生活上の困難
や苦痛を理解でき、そのひとの療養生活が安全、安楽、自立的に行えるために必要な日常生活行動の援助を実践す
ることを通して看護の役割と方法を理解する。
【実習の目標】
1.患者との援助的関係を積極的に築くことで、入院による生活環境の変化や患者が抱える健康障害による苦痛、生
活上の困難など患者が経験している現在の状況を理解することができる。
2.患者に必要とされている日常生活行動の援助について、その意味(目的)や、安全・安楽・自立の観点から援助
方法を考え、指導者のサポートを受けながら実施・評価できる。
3.実施した日常生活行動の援助場面を振り返り、自己の行った看護援助を評価することができる。
4.看護に対する自己の考えを深めることができる。
授業の概要と計画
【実施計画】
実習期間: 1クール 平成23年2月17日(木)∼平成23年2月23日(水)
2クール 平成23年2月24日(木)∼平成23年3月2日(水)
実習場所:神大医学部付属病院、その他
実習時間:原則として9:00∼16:00
実習形態:
・1グループ6名程度で1病棟に3名程度配置する。
・原則として患者1名を1学生の受け持ち患者とす る。
・毎日のカンファレンスを通して学びの共有化およ び創造的思考を発展させる。
・1グループに担当教員1名が指導に当たる
*実習日程は、あくまでも予定で、大学行事等の関係で変更されることもある。
成績評価方法と基準
・出席状況(2/3以上の出席で評価の要件を満たす)
・看護援助の実際(課題達成度)
・実習記録
・最終「学びのレポート」
・実習への取り組み方(態度・自己学習・身だしなみ等々)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
・「援助関係実習」を履修し、単位を修得していること。
・本実習での学習の基盤となる科目「援助関係論」「ひとと生活」「援助技術論」「生活援助技術演習」「感染看
護論」を履修していること。
・1週間という短期実習です。体調管理に充分留意して臨むこと。
・やむを得ない理由以外の欠席を認めない。
・臨床での実習です。常に見られている自分を意識し、身だしなみ・清潔感など充分に気を配ってください。
・オリエンテーションへの参加は必須です。やむを得ない理由以外での欠席は実習参加の意思がないものと見なし
ます。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
2回目の臨床実習です。患者さんとの出会いから得られる学習は計り知れないものです。あなたはきっと実習を終え
たとき、また成長した自分に出会うことができると思います。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
解剖学演習
細名 水生、三木 明徳、三谷 理恵、中西 泰弘、
山本 直美、荒川 高光、三浦 靖史
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
身体のしくみと働きIII
松尾 博哉
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
看護実践活動実習I(成人)
長尾 式子、宮脇 郁子、福田 敦子、齋藤 奈緒、
上杉 裕子
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
本科目は、健康を障害され、治療ならびに療養支援を必要とする成人期の患者とその家族に対する基本的な看護支
援について、既習の知識・技術を統合し、体験的に学習する。さらに、看護実践を通じて成人期にある患者・家族
における看護専門職の役割と看護課題について体験的に学習する。
授業の概要と計画
神戸大学医学部附属病院において、治療を受ける成人の患者1名を受け持ち、
以下を目標に、2週間の実習を行う。(詳細は、実習要項参照)
〈目標〉
1.患者を看護の視点から総合的に理解することができる。
2.患者の健康障害に応じた看護過程を展開することができる。
3.看護に必要な技術を提供することができる。
4.患者の療養継続のために必要な医療・看護チームの協働/連携における役割を理解し、必要な援助を実践す
ることができる。
5.患者の健康と生活を支える援助専門職である看護職者としての態度を養うことができる。
成績評価方法と基準
出席状況、実習態度、提出記録物、評価表成績など、目的・目標を基に総合的に評価する。なお、実習病棟の臨床
指導者および師長の評価も加味される。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目を受けるに際して、3年次前期に開講される講義「健康危機にある人の看護、治療・回復過程にある人の
看護、慢性病をもつ人の看護」、演習「治療援助技術演習」、実習である「フィジカルアセスメント実習、看護実
践論実習」を終えた実習であり、課題を明確にしておくことが必要となる。看護実践活動実習1(継続)を踏まえ
て開講される実習となっているため、つなげる思考が必要である。また、本実習は原則として欠席することは認め
られない。各自、健康管理に留意して臨むこと。
オフィスアワー・連絡先
(連絡先)福田:atsuko@kobe-u.ac.jp,宮脇:nsikuko@kobe-u.ac.jp,齊藤:n8saitoh@kobe-u.ac.jp
上杉:uesugi@kobe-u.ac.jp,長尾:noriko-nagao@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
本実習は、対象者に関心をもてることが1つのキーとなります。3年次前期までに学んだ知識・技術を用い、臨床で
どう活用していくのか、体験的な学習を通じてともに学びましょう。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
看護実践活動実習I(老人)
担当教員
中村 美優、坂元 眞由美
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
本学における老人看護学では、生涯発達看護論、老人看護論、看護実践論実習(エピソード記述記録実習)、これ
に続く本実習を一貫性をもって学ぶ。この老人看護領域での実習では、既習科目の老人看護に必要な知識を動員し
統合するという段階に加えて、『知識』『技術』『態度』が統合されて看護実践に結実する体験学習であり、老人
看護学の集大成ともいえる科目である。
老人看護領域の実習目的は、知識と経験を統合し、老人の多様性と老人看護の基礎を体験的に学び、学生個々人の
学習の伸展と看護職としての成長を目指すことである。健康障害としては老年期に特有な認知機能に問題を抱える
老人と家族に焦点をあて、実習フィールドには医療機関である認知症専門病院の入院病棟と在宅療養に基盤をおく
医療デイケアを使用し、それぞれ入院患者と利用者から看護を学ぶ。
授業の概要と計画
実習では、看護の対象である老人との相互作用による看護実践を通じて学ぶことに意義がある。病気・疾患からの
理解ではなく、相互主観的、ライフコース的アプローチ、ICFモデル概念など既習の知識を動員して、長い人生経験
と固有の価値観を持って老いを生きるひとりの人間に向き合うことから対象を理解することが求められる。老人看
護領域の実習目的・目標の詳述等は別冊の実習要項を参照のこと。実習での学習内容は、対象理解の視点、ICFモデ
ルを用いて生活機能の観点からアセスメント、ケアニーズの析出と看護介入の視点、危険予測と回避、自立支援、
老人の個別性と人権の尊重、豊かに生きることを支援するケア(アクティビティケア)、エンパワメント、チーム
医療、倫理性、アドボカシー等を要素とするケア実践である。また、実習記録書式は、実習目的、目標、実習方法
と一貫性を持ち、かつ対応させている。日々の実習日誌のエピソード記述は相互作用を相対化し、リフレクショ
ン、ケアニーズの析出・評価を促す。学生自身による積み上げ、深化伸展を期待して、実習目標自己評価は二段階
形成評価を取り入れ、主体的学習を支援する。
実習は高齢認知症専門病院で行い、入院および通所中の患者を受持つ。
成績評価方法と基準
老人看護実習の目標の到達度、出席状況、カンファレンスへの参加情況、提出物により総合的に評価する。
提出物は、病院実習記録(アセスメント、看護計画、実習日誌、アクティビティ評価)と医療デイケア実習記録、
学生自己評価票、およびレポート(老人看護実習で学んだこと)である。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実習前準備として、各人で老人看護実習ノート(詳細は別冊の実習要項参照)を作成しておくこと。
オフィスアワー・連絡先
roujin@silver.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
実習は、既習の知識や技術、あらゆる経験を動員し、看護の対象者との相互作用を通じて看護を提供する実践を通
じて学ぶ場であり、またその実践が新たな課題を導くものでもあります。皆さんが具体的な個人の課題と目標を
もって主体的に実習に臨む事が、具体的な個人の課題と目標をもって主体的に実習に臨む事が、実習での達成感を
得ることに繋がりますが、なによりも重要なのはご老人から学ぶ姿勢です。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
看護実践活動実習I(母性)
西海 ひとみ、奥村 ゆかり、渡邊 香織、戸田 まどか、
齋藤 いずみ
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
マタニティ・サイクルにある母子と家族の身体・心理・社会的変化と適応過程、ニーズについて、既習の知識や技
術を用いて理解し、個別的な看護を実践できる基本的能力を養うとともに、母子に関わる専門職としての役割と責
任を自覚できることを目標とする。実際の現象や場面を通して、生理的な適応過程の促進と異常予防、母子関係の
確立、親役割や育児能力の獲得、人生における出産体験の位置づけ、家族発達への看護を学習する。
授業の概要と計画
1.妊婦健診・健康教育の場面での関わりを通して、妊婦とその家族の健康状態を評価し、看護上のニーズに基づ
いた援助のあり方を学ぶ。
2.分娩期への関わり、分娩見学を通して、産婦とその家族の健康状態を評価し、看護上のニーズに基づいた援助
のあり方を学ぶ。
3.褥婦、新生児とその家族の健康状態を評価し、看護上のニーズを明らかし、個別的な援助の実際について学
ぶ。
4.正常から逸脱した医療的管理の必要性が高い妊婦・産婦・褥婦・新生児への看護について学ぶ。
5.保健医療福祉チームの中で、看護専門職として母子とその家族に関わる役割と責任を自覚し、チームメンバー
と協力しあう必要性を学ぶ。
成績評価方法と基準
実習内容、実習記録、出席状況、グループへの貢献度等から総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
原則として実習中の欠席は認められないため、実習期間中の健康管理に十分注意すること。
オフィスアワー・連絡先
まずは、メールで連絡してください。nishiumi@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
女性と家族にとって、一生にほんの数回である妊娠・出産体験を共有させていただきます。
快適で満足な体験にするにはどのような援助ができるのか、想像力と創造力で考えてみて下さい。生命の素晴らし
さや尊さ、母性看護の意義を一緒に体感しましょう。
テキスト
参考書・参考資料等
1)新版マタニティアセスメントガイド 真興交易医書出版部(4-88003-562-9)
2)看護観察のキーポイントシリーズ母性(褥婦/新生児/婦人科疾患)中央法規(4-8058-1968-5)
3)母性保健をめぐる指導・教育・相談 その2 <マタニティ・サイクル編> ライフ・サイエンス・センター(48978-1029-9)
開講科目名
担当教員
看護実践活動実習I(精神)
藤本 浩一、教員未定
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
?T.実習目的精神に障害を抱える患者と出会い、理解する。そして治療的な患者-看護者関係を基盤とした、患者
のセルフケアに焦点をあてた看護過程の展開を通じて、精神を主とした健康の維持・回復に向かう看護の実践を学
ぶ。
?U.実習目標
1.精神に障害を抱える患者に関心を持ち、ありのままにとらえ、理解する。
2.治療的な患者‐看護者関係を構築することができる。
3.関係を基盤に、患者のセルフケアに焦点を当てた看護過程を実践する。
4.精神科医療における特殊性を理解する。
5.心を病みながら地域で暮らす人々と取り巻く社会、その支援について考える。
授業の概要と計画
1.実習期間と場所2週間の実習期間のうち、精神科急性期治療病棟と精神科療養型病棟のいずれか、および精神科外
来において実習する。
2.実習スケジュール
1週目
月 学内にて実習オリエンテーション
火 病棟オリエンテーション、受持ち患者への紹介
水 行動計画の実践
木 行動計画の実践
金 行動計画の実践、中間カンファレンス
2週目
月 学内にてアセスメントと看護計画の立案、関連
図の作成
火 看護計画の実践
水 看護計画の実践
木 看護計画の実践
金 看護計画の実践、最終カンファレンス
成績評価方法と基準
看護実践活動実習?T(精神)の目標到達度、実習への出席状況、実習状況、実習態度、記録類、自己評価などから
総合的に評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
オフイスアワーは特に指定しない(事前に下記に連絡することが望ましい)
Tel:078-796-4580
Mail:h.fujimoto@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
実習状況に応じて、適宜参考図書・資料を提示する
開講科目名
担当教員
看護実践活動実習I(小児)
法橋 尚宏、平谷 優子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
小児看護の実習は,「保育所・学校(健常児)実習」「看護実践活動実習I(小児)」からなる.実習を通じて,様
々な健康状態と成長・発達段階にある子どもとその家族に看護を提供することを学び,以下の目標を達成する.
(全体目標)
子どもの健康生活を理解した上で,適切な児童観を培い,様々な場における子どもと家族の健康生活と成長・発達
の維持・発展を支援する小児看護実践の能力を培うとともに,小児看護の特殊性と役割について学習する.
1.社会や環境の中で成長・発達していく子どもの特性を理解し,適切な児童観を培う.
2.子どもの健康問題が健康生活や成長・発達に及ぼす影響を理解する.
3.子どもの健康状態が子どもや家族に及ぼす影響を理解する.
4.健康状態の維持や促進,成長・発達の促進を目的とした支援について検討するために,現在の状態について評価
し,行動計画を立てる思考過程を学ぶ.
5.行動計画に基づいた実践の過程と技術を学ぶ.
6.保健医療チームにおける看護の役割と継続性について学ぶ.
授業の概要と計画
(法橋,平谷,堀口,田窪(臨地講師),河本(臨地講師))
1.5∼10名前後のグループ単位で,実習を行う.
2.実習場所は,医療施設内の小児病棟と小児科外来などである.
3.実習方法は,実習目標にあわせて,子どもとその家族,医療職者,福祉・教育関係者とかかわり,看護を実践す
る.
4.カンファレンスと事例検討をとおして,直面した問題の本質を探求し,実習体験の意味づけを行い,体験の共有
によって広い視野への気づきを得る.
成績評価方法と基準
実習目標の達成度を評価する.評価は,すべての実習体験,記録,カンファレンスなどへの参加状況,出席を考慮
して行う.学生は自己評価を行う.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実習は体験をとおして学ぶことなので,実習期間中は自己の健康管理に留意し,心身ともに良好な状態を維持して
参加する.また,環境との相互作用の中で発達している子どもとかかわる上では,子どもの人格を尊重し,人的環
境としての大人の役割を自覚する.
オフィスアワー・連絡先
単位責任者(法橋):平日はほとんど研究室にいます.不在のときもありますので,事前に電子メールを送ってく
ださい(電子メール:naohiro@hohashi.org).
連絡担当教員(平谷):事務的な問い合わせなどは,連絡担当教員(電子メール:
yuko-hiratani@people.kobe-u.ac.jp)までご連絡ください.
学生へのメッセージ
子どもたちの笑顔は本当に最高です.事故防止に留意しながら,子どもとそのご家族から多くのことを学んでくだ
さい.
テキスト
適宜,必要なものを紹介する.
参考書・参考資料等
「ひとと環境(子ども)」「小児看護論」「家族看護論」「治療・回復過程にある人の看護(子ども)「健康危機
にある人の看護(子ども)」「慢性病をもつ人の看護(子ども)」「在宅看護論(小児在宅ケア)」「フィジカル
アセスメント実習(小児の身体計測,バイタルサイン測定)」の講義ノートを参考にする.
開講科目名
担当教員
看護実践活動実習I(地域)
中山 貴美子、松田 宣子、石井 美由紀、田中 陽子
開講区分
単位数
後期
3単位
授業のテーマと目標
本実習は学生に地域住民個々の健康問題だけでなくコミュニティあるいは地域全体の健康の向上を目指す看護専
門職としての実践能力を獲得する機会を提供するものである。
保健所および市町村の保健センターで保健師とともに活動することにより、対象の特性およびヘルスニーズ、活
動方法、地域ケアシステムの概要を学ぶとともに健康問題の社会的諸条件についての理解を深め、地域における健
康に関連する問題を組織的に解決する地域看護の活動方法を理解する。
目標:1.ニーズから施策化への活動過程を理解できる。
2.保健師活動の展開方法を理解できる。
3.調整・ネットワーク機能について理解できる。
4.健康増進に関する教育・啓発活動について理解できる。
授業の概要と計画
兵庫県下の保健所、市町保健センターで3週間にわたって臨地実習を行う。
原則的に見学実習を行う。
上記目標に沿って以下のように展開する。
1週目 1.地区診断と健康問題の明確化
2.グループ課題の明確化
2週目、3週目
1.グループ課題の追求
2.保健師活動の見学・経験
実習の詳細は、6月に配布予定の「看護実践活動実習I(地域看護)要項」を参照すること。
成績評価方法と基準
実習レポート、実習内容、記録、実習態度及び出席状況により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
臨地実習であり、欠席しないように。
詳細は実習要項を参照のこと。
オフィスアワー・連絡先
木曜日3時限目
matsuda-s@pearl.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
実習配置:後日提示します。
本実習で地域の人々との多くの出会いがあります。地域看護活動の実際を通して学びを豊かにしてください。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
なし
開講科目名
担当教員
看護実践活動実習I(継続)
長尾 式子、宮脇 郁子、福田 敦子、齋藤 奈緒、
上杉 裕子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
この科目では、以下の目的・目標にむけて実習を展開する。
<目的>
1.在宅療養支援が必要な外来患者への面接や入院時および退院支援にむけた看護の実際の見学を通じて、患者の
療養生活の経験と看護支援の継続性および看護の役割について体験的に学習する。
2.診療施設各部門の見学を通じて、治療を受ける患者の理解と看護専門職の役割について体験的に学習し、その
後に展開される看護実践活動実習1(成人) にむけた動機づけを促し、看護実践における学びを深める。
<目標>
1.日常生活の調整が必要な在宅療養患者の生活および療養経験を理解することができる。
2.診療施設各部門において治療を受ける患者をとりまく環境について理解することができる。
3.患者の治療・看護を効果的に継続するための連携の実際とその必要性について考えることができる。
授業の概要と計画
神戸大学医学部付属病院における、外来治療部門(光学診療部、血管造影室、外来化学療法室、透析室)、ICU、手
術室および病棟において見学実習および外来患者を対象に療養経験を把握するための面接実習を行う。具体的な方
法と計画は、実習の手引きを参照のこと。
成績評価方法と基準
実習評価は、実習への参加および態度、実習記録、実習評価表により、実習目標・実習目的に照らして総合的に判
断し評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この実習の直後に展開される看護実践活動実習1(成人) に繋がる、大変重要な科目です。見学実習が中心ですが、
課題意識をもって積極的に参加してください。この科目での学びが、その後の成人での看護実践に繋がることを期
待しています。
オフィスアワー・連絡先
宮脇:nsikuko@kobe-u.ac.jp(実習中の連絡先は、実習の手引きを参照のこと)
学生へのメッセージ
見学実習にあたっては、各部門に関する基礎的知識を復習したうえで実習に臨むこと。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
保育所・学校(健常児)実習
法橋 尚宏、平谷 優子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
小児看護の実習は,「保育所・学校実習(健常児)」「看護実践活動実習I(小児)」からなる.実習を通じて,様
々な健康状態と成長・発達段階にある子どもとその家族に看護を提供することを学び,以下の目標を達成する.
(全体目標)
子どもの健康生活を理解した上で,適切な児童観を培い,様々な場における子どもと家族の健康生活と成長・発達
の維持・発展を支援する小児看護実践の能力を培うとともに,小児看護の特殊性と役割について学習する.
1.社会や環境の中で成長・発達していく子どもの特性を理解し,適切な児童観を培う.
2.子どもの健康問題が健康生活や成長・発達に及ぼす影響を理解する.
3.子どもの健康状態が子どもや家族に及ぼす影響を理解する.
4.健康状態の維持や促進,成長・発達の促進を目的とした支援について検討するために,現在の状態について評価
し,行動計画を立てる思考過程を学ぶ.
5.行動計画に基づいた実践の過程と技術を学ぶ.
6.保健医療チームにおける看護の役割と継続性について学ぶ.
授業の概要と計画
(法橋,平谷,堀口,林(臨地講師))
1.5∼10名程度のグループ単位で,実習を行う.
2.実習場所は,保育所・幼稚園,小学校・中学校・高校などである.
3.実習方法は,実習目標にあわせて,子どもとその家族,医療職者,福祉・教育関係者とかかわり,保育・教育に
参加する.
4.カンファレンスと事例検討をとおして,直面した問題の本質を探求し,実習体験の意味づけを行い,体験の共有
によって広い視野への気づきを得る.
成績評価方法と基準
実習目標の達成度を評価する.評価は,すべての実習体験,記録,カンファレンスなどへの参加状況,出席を考慮
して行う.学生は自己評価を行う.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実習は体験をとおして学ぶことなので,実習期間中は自己の健康管理に留意し,心身ともに良好な状態を維持して
参加する.また,環境との相互作用の中で発達している子どもとかかわる上では,子どもの人格を尊重し,人的環
境としての大人の役割を自覚する.
オフィスアワー・連絡先
単位責任者(法橋):平日はほとんど研究室にいます.不在のときもありますので,事前に電子メールを送ってく
ださい(電子メール:naohiro@hohashi.org).
連絡担当教員(平谷):事務的な問い合わせなどは,連絡担当教員(電子メール:
yuko-hiratani@people.kobe-u.ac.jp)までご連絡ください.
学生へのメッセージ
子どもたちの笑顔は本当に最高です.事故防止に留意しながら,子どもとそのご家族から多くのことを学んでくだ
さい.
テキスト
適宜,必要なものを紹介する.
参考書・参考資料等
「ひとと環境(子ども)」「小児看護論」の講義ノートを参考にする.
開講科目名
担当教員
周産母子看護論
渡邊 香織、齋藤 いずみ
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
妊娠は母体と子宮に宿った胎児とが相互に関連・影響しあいながら継続し,出産に繋がっていくものであり,さら
には出産後も相互に作用している。その一連の中で、正常な経過だけでなく異常についても理解を深めることが必
要である。異常の早期発見に繋げる診断の知識・技術・対応を修得し、科学的理解や思考過程を深め、将来自主的
な学習を行いながら進歩を続けることが出来る能力を養う。
授業の概要と計画
1.妊娠期の異常とケア 2.分娩期の異常とケア
3.産褥期の異常とケア 4.新生児期の異常とケア(低出生体重児のケアも含む)
5.新生児の蘇生法(演習含む)
成績評価方法と基準
講義やグループ・ディスカッションへの参加状況,授業中の課題レポート,科目試験によって,総合的に判断す
る。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は助産師国家試験の受験希望者の必修科目である。
オフィスアワー・連絡先
渡邊e-mail:kaori-watanabe☆tiger.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
病態・生理をふまえてケアを展開していくので,生殖形態機能学などで学んだことを復習しておくこと。助産実
習・助産施設管理実習を終えて,関心のあったテーマや現象等を改めて振り返り,学習を深める機会となるため,
積極的かつ主体的な学習姿勢で臨まれることを期待する。
テキスト
武谷雄二他:助産学講座2∼9,医学書院.2009 参考書・参考資料等
真柄正直,最新産科学.正常編,文光堂2001(4-8306-3115-5) 真柄正直,最新産科学.異常編,文光堂2002(4-8306-3116-3) 仁志田博司,新生児学入門第3版,医学書院2004(4-260-11922-2)
開講科目名
担当教員
IPW統合演習
田村 由美、細名 水生、四本 かやの、堀江 修、
白川 卓、野田 和惠、荒川 高光
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、保健学科、医学科学生とともに学習してきた IPWの総合的な力をつける科目として位置づけられる。本
科目では、将来、それぞれが専門性を発揮し、専門職としての役割を果たして、医療チームの一員として疾病や障
がいがある人(患者・当事者)とその家族を中心とした、安全で安心かつ質の高い医療・ケアを行うために、専門領
域の異なる学生メンバー間で目標を共有し、ディスカッションを行い問題解決の過程を体験的に学習することを通
して、自己・他者の専門性を尊重し、相互理解を深め、チームで協働することの意義を理解することを目指す。
授業の概要と計画
学習目標:
1)チーム内で情報を共有できる。
1) 関連する他の保健医療職の視点、専門性や役割を理解することができる。
2) 問題・課題に関連した臨床的知識を理解することができる。
3) 患者ケアについて医学的視点にとどまらず全人的(ホーリスティックな)視点で考えることができる。
4) リーダーシップ、メンバーシップを発揮し、チームとして建設的なディスカッションを勧めることができる。
5) 他の職種と連携・協働してチーム医療を行うことの重要性を理解することができる。
6) 学習経験を振り返り(リフレクション)次の行動(アクション)の準備ができる。
医学科、保健学科、薬学部の異なる専攻からなる学生グループで、提示されたシナリオを基にチュートリアルに取
り組む。
本科目は次の期間に集中して行う:平成22年12月13日(月)∼17日(金)
チュートリアル2回とグループ学習、自己学習をとおして学習を深め、グループ発表会で学習を共有する。学生は3
9グループに分かれ、さらに13グループずつの3組(A,B,C組)に分けて、組毎に時間差で教室を利用し学習を
進める。
*詳細は別途配布するIPW演習要項参照のこと
成績評価方法と基準
各学生グループ担当教員による評価を参考に医学科、保健学科、神戸薬科大それぞれの担当教員が最終評価を行
う。評価は、出席度、グループ学習への参加度、課題に対する学習の準備生、グループ発表、まとめのレポートな
どから総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は、保健学科における1年次から4年次までの共通特論科目、すなわちIPW教育科目の最終科目となる。IP
W教育の原理原則:「人としての相互尊重を基盤にしてお互いが学習の場をともにし、お互いからお互いについて
学び合うことである」ことを意識して積極的な知の相互作用を期待する。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
本科目は、複数の専攻学生とともに、シナリオの当事者の視点から問題解決をしていく学習である。重要なのは、
自己に気付き、他者を尊重し理解しようとする関心である。グループメンバー間の積極的なかかわりをとおして学
びを深めて、インタープロフェッショナルな専門職へ成長する基盤にしてほしい。
テキスト
参考書・参考資料等
適宜配布する。
開講科目名
担当教員
ひとと環境
法橋 尚宏、細名 水生、中山 貴美子、三谷 理恵、
中西 泰弘、山本 直美
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
ひとはただ「生きている」だけの存在ではなく「うまく生きていく」「たくましく生きていく」存在である。それ
はこの地球の絶妙な環境のなせるわざでもある。本科目ではこのような人が生きていくうえで重要な要素である環
境について、「ひとは環境と一体である・・・」という人間−環境系(man-environment system)の考え方(環
境論)を基盤とし、ひとを取り巻く環境とさまざまな健康現象や地域あるいは病院施設における生活・療養環境に
ついて学習する。また、看護活動としての観点から療養生活をしいられる病者の環境調整を創造し、その看護技術
を学習する。
授業の概要と計画
1.ガイダンス
ひとを取り巻く環境
ひとと環境との相互作用
社会的・物理的・化学的・生物学的環境
環境論:「人間−環境系」とは 相互浸透論
2.健康と環境
こどもと環境との相互作用
人類生態学・健康管理・生活習慣病・
職業性疾患
成長発達におよぼす影響・養育環境・学校 環境
3.地域における人々の健康と生活環境
生活環境・地域環境
住居の健康・生活環境を整える視点
4.看護が捉える「環境」
ナイチンゲールにみる「看護」と「環境」 と「健康」
環境調整者としての看護師の役割
5.健康を害した人々の療養環境
患者にとって快適な病院環境・病室環境・ 病床環境
(温度・湿度・換気・照明・音・臭い・色・ 空間・床)
6・7.病床環境を整える看護技術の実際
病床を構成するもの
病床を整える看護の観点とその実際 8.療養環境を創造する
健康障害をきたしたひとにとって快適な病室 環境を創造する。
(グループプレゼンテーション)
<定期試験
>
成績評価方法と基準
出席状況(2/3以上の出席をもって試験を受けることができます。)・課題学習・授業態度・定期試験を総合して
評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
・授業は講義が中心となりますが、課題によってはグループワークや演習を取り入れます。また自己学習を通して
主体的に学習が進むことを期待します。
・オムニパス授業になりま
す。開始時期など後日掲示しますので各自確認してください。
演習時に実習室に入室する可能性があります。ナースシューズを準備しておいてください
オフィスアワー・連絡先
C棟307研究室。時間が許せばいつでも対応します。(山本)
学生へのメッセージ
テキスト
・ナイチンゲール著、湯槇ます・薄井坦子・小玉香津子訳:看護覚え書き?看護であることと看護でないこと? 改
訳第6版,現代社,2007
・志自岐康子著:ナーシンググラフィカ18 基礎看護技術,メディカ出版
参考書・参考資料等
大塚柳太郎他:『人類生態学』,東京大学出版会
川口孝泰:ベッドまわりの環境学,1998
開講科目名
担当教員
身体のしくみと働きI
三木 明徳、平田 総一郎
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
看護原論
矢田 真美子、山本 直美
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
<授業のテーマ>本科目の主題は、実践科学としての看護学とは何かを探求的に学ぶことである。そのために、看
護学の発展(看護理論の発展過程)について学習し、これをを通して看護学は看護実践を導く理論として構築され
た学問領域であることを理解する。また、主な看護理論の概要の学習を通して、看護実践の本質を理解することを
目指し、これらを通して看護実践が人々のQOLやヘルスプロモーションを目指したダイナミックな活動であること
を理解する。さらにひとの生命の維持ならびに生活過程の調整をする看護の目的、看護学の対象である人間(ひと)を
全体論的に捉えることの意味と方法、看護実践の核となる看護の方法論について学習する。さらに看護の専門職性
と資質について検討する。
<学習目標>
1.看護学は看護実践を導く理論として構築された学問領域であることを理解する。
2.看護実践は人々のQOLやヘルスプロモーションを目指したダイナミックな活動であることを理解する。
3.看護実践の方法論について理解する。
4.看護の専門職性と資質について討論する。
授業の概要と計画
1.看護の誕生と発展(看護学の発展) 2.看護学とは
3.看護実践とは
4.看護実践方法論1:看護実践における対人関係
5.看護実践方法論2:看護過程とクリティカルシンキング
6.看護実践方法論3:看護技術
7.看護と倫理
8.看護の専門職性と資質
成績評価方法と基準
学期末試験あるいは課題レポート、並びに出席状況、授業への積極的参加等を総合して評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義内容を理解するだけでなく、疑問をもつ、自ら調べる、考える、自分の考えを述べる、などにも積極的に取り
組んで欲しい。
自己学習とグループ学習が必須です。
オフィスアワー・連絡先
本授業に関する問い合わせ(質問、意見など)は下記のメールアドレスに連絡してください。
矢田:ym4518ws@kobe-u.ac.jp
山本:yamamoto@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
創造的探究心をもって主体的に考え、いろいろなリソースを活用して、能動的に学ぶことを期待しています。クリ
ティカルシンキングについても意識して試みて欲しい。
テキスト
1)ナーシンググラフィカ16、基礎看護学ー看護学概論、川村佐和子他編著、メディカ出版、2009、SBN978-4-840
4-2536-0
2)ヘンダーソン著,湯槇ます・小玉香津子訳:看護の基本となるもの ISBN4-8180-1226-2 3)新版看護者の基本的責務,日本看護協会 ISBN4-8180-1251-3
参考書・参考資料等
アルファロ江本著、愛子監訳:看護場面のクリティカルシンキング,医学書院 ISBN4260342452
開講科目名
担当教員
セクシャリティ・ジェンダー看護論
松尾 博哉、田口 奈緒、藤田 嘉代子、齋藤 良子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
臨床血液学
担当教員
伊藤 光宏
開講区分
単位数
通年
2単位
授業のテーマと目標
血液は血球と血漿から構成される。血球は赤血球・白血球・血小板の3系統からなる。その発生・増殖・分化の
仕組を学び、その形態と機能を学んで、血球によって生体がどのように守られているかを知る。さらにそれらの破
綻がどのような疾患を生み出すかを知る。血漿にはアルブミン、凝固因子、免疫グロブリンが含まれる。それらの
役割を学習し、それらの異常がどのような疾患を招来するかを学ぶ。貧血や造血器腫瘍の成因と診断、出血性素
因・血栓症の成因と診断に習熟し、治療の概略を知る。また、輸血の基本的知識を習得する。
歴史的にこれまで血液学の領域は基礎研究の成果が最も早く臨床応用されてきた。血液学は臨床医学の中で最も
早くから分子レベルで詳細に解析され、その成果が日常の臨床診断と治療に応用されている領域である。血液学領
域の分子医学が臨床でどのような展開を遂げているか、さらに今後の動向についても解説する。
授業の概要と計画
通年の講義は以下の流れで行う。
1. 血液学総論:正常造血の仕組と分子機序、造血細胞の形態学
2. 赤血球:形態と機能、産生と崩壊、赤血球の疾患(主に貧血)
3. 白血球:分類と機能、白血球の疾患、白血病、慢性骨髄増殖性疾患、悪性リンパ腫、M蛋白血症と骨髄腫
4. 血小板と凝固・血栓:機能と疾患(出血性疾患と血栓症)
5. 輸血学:輸血の基礎と臨床
6. 症例から学ぶ演習と最近のトピックスの講義
成績評価方法と基準
試験期間にテストを行う(中間試験と期末試験)。必要に応じてレポートの提出を求めることがある。テストに
よって、基本的知識の習得度とともに知識を基盤にした応用能力を判定し、総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義をよく聞きノートを整理すれば習得すべき事項は学習できる。プリントに重要事項は全て書かれているの
で、うまく活用してほしい。充分理解できないところは教科書、参考書を参照するか教員から直接聞く。興味ある
学生は医学生用の教科書を1冊読破するとよい。さほど困難なく読めると思う。質問は多いに歓迎する。
オフィスアワー・連絡先
在室時は随時。不在の時はメモを残してください。メールでアポイントをとっても結構です。学生の訪問は歓迎し
ます。遠慮なくおいでください。
学生へのメッセージ
1年間の講義で、世界のどこへ行っても胸を張って通用する(諸外国の一流大学に留学しても自慢できる)血液
学の知識を伝える。血液学はとても深い学問であることが学ぶ過程でわかると思う。また、血液学は検査医学の中
で重要な位置を占めている。しっかり理解してほしい。将来皆さんの中から血液学で指導的役割を果たす人材が育
つことを期待している。
テキスト
医学生用の血液学の教科書が各出版社から数種類出ていて、いずれも大変わかりやすく記述されている。検査血液
学に特化した本には以下のものがあるが、通読するには医学生用の教科書の方が読みやすい。
日本検査学会編:スタンダード検査血液学 医歯薬出版
1回目の講義の冒頭で何冊か紹介する。1回目の講義後に、上記のどれか一冊を購入することをすすめる。
参考書・参考資料等
1. 浅野茂隆ら監修:三輪血液病学 第3版 文光堂、2005
2. Wintrobe Clinical Hematology, 12th ed., Lippincott Williams & Wilkin, 2009
3. Williams Hematology, 7th ed., McGraw-Hill, 2005
標準的な血液学の最高峰の教科書3つ。図書館にある。購入する必要はありません。
4. 南江堂;ビジュアル臨床血液形態学
血球の形態を学ぶのに1冊アトラスを入手するのが望ましい。上記の本はその1例。
開講科目名
担当教員
病理学I
鴨志田 伸吾
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
病理学は病気の原因、経過および結果を追究し、病気による臓器・組織の形態と機能の変化を観察することによ
り、病気の本態を究明する学問である。本講義は医学用語、病名の習熟および病態の理解を目的とする。
授業の概要と計画
種々の疾患に共通する病態(病理学総論)について講義する。教科書と配布資料にそって授業をすすめていくが、
スライド投影による症例供覧も行う。
成績評価方法と基準
定期試験の成績によって評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
病理学は基礎医学と臨床医学を結びつける学際領域に位置し、医療職者・研究者の医学知識の礎となるので、講義
を通じて得た知識を大切にしてほしい。代表的な医学英単語も覚えよう。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:火、木、金(前もって電話いただいた方が確実)。連絡先:4547(教授室)、4618(形態学系準備
室)
学生へのメッセージ
病理学の対象となる疾患はきわめて多いため,授業の範囲が広く、進行が速めになるのはある程度仕方ないと思っ
てほしい。限られた時間の中で必要な内容を能率的に修得してもらうために、重要ポイントを指摘しながら講義を
すすめていくので、しっかりとメモをとろう。他生徒への迷惑行為(遅刻、私語など)を厳禁とする。
テキスト
「スタンダード病理学」(文光堂)
参考書・参考資料等
「系統看護学講座 専門基礎4 疾病のなりたちと回復の促進[1] 病理学」(医学書院)、「標準理学療法学・作業療法
学 専門基礎分野 病理学」(医学書院)、「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」(医歯薬出版)
開講科目名
担当教員
保健行政論
中園 直樹
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
公衆衛生の課題解決のための施策に当たっての法的根拠、仕組や財政的問題など、ヒト、もの、金、仕組の一般的
な理解を目標としています。
公衆衛生学、保健行政論、保健福祉論は三位一体の科目で、それぞれの専攻の学生は公衆衛生総論に相当する科目
を2年生で履修している前提で講義を行います。
法規に関しては、法規の詳細、基本、根幹は参考書に挙げている解説書で各自の専攻に応じて、関連する法規を国
家試験の受験前に学ぶようにして下さい。
医療や福祉にも必要な医療経済学も若干解説することにします。
授業の概要と計画
1)公衆衛生に関連するわが国の変遷(概説)
2)わが国の保健行政の歴史と仕組み(概説)
3)わが国の保健・医療・福祉の人材と主な施設(概説)
4)医療の特殊性と経済学の考え方の紹介
5)わが国の医療制度、医療保険制度(概説)
6)医療費の問題(概説)
7)主な国の医療制度の解説と紹介
8)関係法規(概説)
法規は各自で自習するが、国家試験の前に、もう一度ざっと目を通そう!!
以下に例を挙げておく
関係法規1(個別自習課題:保健医療福祉関係の人材に関する法規について)
関係法規2(個別自習課題:仕組、母子、学校、労働、成人、老人、障害者に関する法規について)
関係法規3(個別自習課題:環境、感染症、食品衛生、社会保障関係の法規について)
成績評価方法と基準
グループ課題と討議(50点)と個別自主課題(50点)のレポートにより評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
将来の保健、医療、福祉領域の人材との協働、協力に当たって共有できる最低限度の知識や制度、仕組みの理解が
できることは必須条件である。
履修者は積極的に授業に参加、関与して欲しい。
予習用資料や課題はHome Pageに掲載(予習は必要であるが、必ずしもプリントアウトの必要はない)
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
機器分析学
木戸 良明、後神 秀基、中 恵一
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
ウイルス検査学
小西 英二
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
20世紀の中頃にはあるノーべル賞学者が豪語したように2000年までにすべての感染症が征圧できるものと考えられ
ていた。ワクチンや薬物療法などの武器を人類は手に入れたためである。天然痘の撲滅は典型的な成功例である。
しかし,現実には感染症は克服できるどころか,さらにその数を増し,人類を脅かしている。最近,新興・再興感
染症として注目されている問題である。その多くはウイルスに起因する。
ウイルスによる感染・病気を的確に診断するための検査は重要な意義をもつ。講義は,ウイルスの構造,感染機構
などの基礎的な説明から入り,ウイルスとは何かを理解した上で,検査法へと進む。古典的な検査法から最近の技
術の進歩に伴う斬新な検査法まで,その長短を考えながら,発展の道筋を眺める予定である。なお、これは1年間
を通じて連続して行う講義であるが、科目名は、2年次後期を「ウイルス学」、また3年次前期を「ウイルス検査学」 と
する。
この講義は、他の感染症関連の講義と異なり、ウイルスに特化した内容となる。この講義を理解すれば、ウイルス
検査に関する基礎的な知識また応用力を修得するようになる。
授業の概要と計画
ウイルス検査学を理解するためには、まずウイルス学を理解しなければならない。そのため、ウイルス学の総論を2
年次後期に、ウイルス検査学を3年次前期に行う。
以下の項目について講義を行う予定である。
1.ウイルス学総論(2年次後期)
1.ウイルスの形態・分類
2.ウイルスの感染と増殖
3.ウイルスの伝播と発病
4.ウイルス感染の免疫学
5.ウイルス病の予防と治療
6.バイオハザード
7.感染症情報ネットワーク
2.ウイルス検査学(3年次前期)
1.ウイルス検査の意義
2.ウイルス分離
3.ウイルスの同定
4.特異抗体検出法
成績評価方法と基準
レポート及び筆記試験
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
基礎的な生物学、感染症関連の知識は必要
オフィスアワー・連絡先
小西 英二 電話:796-4594、e-mail:ekon@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:他の講義や会議以外随時
学生へのメッセージ
感染症で多くのヒトが命を失っています。真剣に聴いていただきたいと思います。
テキスト
指定なし
参考書・参考資料等
講義中に紹介する
開講科目名
担当教員
臨床医学総論I
宇佐美 眞
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
(1)授業のテーマ:臨床検査対象疾患の臨床に関する解説
(2)目標:臨床検査の対象となる疾患群についてその臨床医学上の基礎知識を総合的に理解し、臨床検査の意義
を理解する。
授業の概要と計画
臨床検査の対象となる疾患群のうち特に重要と思われる内科系疾患をとりあげ、その疫学、病因、臨床所見、検査
所見、経過、治療、予後について解説する。消化器疾患、肝・胆・膵疾患、外科学総論をとりあげ講義する。
キーワード:疾病、病態、診断、治療、検査
成績評価方法と基準
出席状況等考慮して、学期末試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
可能な限り授業中に理解を深める講義のスタイルをとります。取り扱う範囲が広く、多くの専門用語と出会う場で
あり、また、解剖学・生理学・生化学と平行したカリキュラム構成であるため、それらと総合して理解することが
大切です。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー 月15:00∼17:00 musa@kobe-u.ac.jpに連絡の上訪室すること。
学生へのメッセージ
授業に出席していなければ、単位の修得は困難であることを銘記しておきなさい。
テキスト
『わかりやすい内科学』(文光堂、4830612770)
参考書・参考資料等
『新臨床外科学』(医学書院、426012224X)
開講科目名
担当教員
薬と生体反応
春藤 久人、平野 剛
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
疾病の治療法には様々なものがありますが,薬物療法は最も大きな手段のひとつです.医療従事者として,患者さ
んを指導し,安全によりよい治療効果をあげるためには,薬物の主作用と副作用,その対策,正しい与薬法,与薬
後の注意および取扱い等を確実に身につけておかねばなりません.
本講義は,薬物の生体内での動態および生体に対する作用(薬理作用と副作用)について,個体,臓器,細胞およ
び分子レベルで理解することにより,正しい薬物療法の基礎を修得することを目的としています.
授業の概要と計画
1∼11春藤,12,13:平野
1.薬理学総論
2.自律神経作用薬1
3.自律神経作用薬2
4.中枢神経作用薬1
5.中枢神経作用薬2
6.循環器作用薬1
7.循環器作用薬2
8.腎臓作用薬
9.呼吸器作用薬
10.消化器作用薬
11.抗炎症薬,麻薬性鎮痛薬
12.薬の体内動態
13.薬の種類)
14.化学療法薬)
15.抗悪性腫瘍薬、免疫調節薬
成績評価方法と基準
(平野)出席を重視します.
(春藤)出席および学期末試験の結果により総合的に成績評価します.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
(平野)講義は特定の教科書を使用せずスライドを使用して行います.講義内容に興味がある場合は参考書をおす
すめします.
(春藤)1.下記のテキストおよび補足資料に基づいて講義をすすめます.参考書は、図書館で閲覧できるので購
入の必要はありません.
2.講義を十分に理解するには、解剖学,生理学,生化学および病理学の基礎知識が必要です.講義内でそれらの説
明に割ける時間はわずかなので,各自で努力して補って下さい.
オフィスアワー・連絡先
(平野) takeshih@med.kobe-u.ac.jp (春藤) syunto@reha.kobegakuin.ac.jp
学生へのメッセージ
(平野)患者さんに投与された薬が体の中でどのように吸収され排泄されるのか.薬の効果が人によって違うのは
どうしてか.薬の剤形はどうして何種類もあるのか.これらについての講義を行います.また,病院薬剤師の一部
を紹介します
(春藤)薬理学で扱う内容は非常に広範囲にわたるため,講義時間内にすべてを網羅することは不可能です.質問
やご意見はいつでも歓迎します.電子メールで質問していただければ,直ちにというわけにはいきませんが確実に
ご返事します.
テキスト
植松俊彦、野村隆英、石川直久編集「シンプル薬理学」改訂第4版(南江堂)
参考書・参考資料等
1.日本臨床薬理学会編「臨床薬理学」(医学書院)
2.田中千賀子、加藤隆一編集「NEW薬理学」(南江堂)
3.Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics 10th. Edition (McGraw-Hill)
開講科目名
担当教員
国際・災害保健活動論
中園 直樹、田村 由美、米田 稔彦、宇賀 昭二、
小西 英二、大澤 佳代、松尾 博哉、後神 秀基 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
国際都市 神戸、1995年に阪神淡路大震災で多大な被害を受けた神戸であるが故に、神戸大学医学部保健学科に学
ぶ全ての専攻(看護学、臨床検査科学、理学療法学、作業療法学)の学生は、災害保健と国際保健を学んで欲しい
との願い(6,000人を超える死者および数十万人にも及ぶ震災被害者への鎮魂をこめて)からの科目である。4専攻1
60名余の学生が学ぶには、それなりの工夫がいるが、取り敢えず、講義、課題学習、グループ別学習とtriage等の
演習などで構成されている。
授業の概要と計画
1回目 1,2:災害の概念(講義:英語で講義 General effects of Disaster on Health 1,2 中園、Prof.Gle
n)
2回目 翌週はグループワークで災害の種類による健康被害を調べる (各グループ毎に教室が用意されている)
3回目 3,4:ビデオ(国境なき医師団ルワンダ難民キャンプ)鑑賞、講義:国境なき医師団の戦略(英語で講義
:Strategy of MSF in the Disaster 中園、Glen)
4回目 翌週は災害時のトリアージについて予習する(トリアージの実習は夏休み前に行う) (各グループ毎に教
室が用意されている)
5回目 5,6:グループ演習で、それぞれのグループへ与えられている事例3つほどについて討論する。(各グ
ループ毎に教室が用意されている)
6回目 翌週はそれぞれの事例について調べ、グループ毎にレポートを提出(評価対象)。 (各グループ毎に教室
が用意されている)
7回目 7,8:ビデオ鑑賞(ポリオワクチンネーション NHK BS放送)と講義 (天然痘の診断となぜ天然痘は
根絶できたか? 中園)
8回目 翌週は グループ課題:MDGs(Goal 1−8)についてそれぞれのGoalを例に討議する。レポート提出
(評価対象) (各グループ毎に教室が用意されている)
9回目 翌週は グループ課題:貧困についてグループで討議する。 例)貧困は何が問題か?、貧困がもたらすも
のは何か? 貧困から抜け出すに方法はあるのか? 10回目 9,10:災害の際のトリアージ演習(10グループに分れ ロールプレイで行う) 名谷の保健学科の
体育館を使用する
11回目 翌週はトリアージで学んだことを A4裏表2枚で各自個人別にレポート提出(評価対象)
成績評価方法と基準
グループ討論およびグループ別課題のレポートにより評価する(80点)。トリアージ参加とレポートで評価する
(20点)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
保健統計学
駒井 浩一郎
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
テーマ:統計学の基本的仕組みを理解する。
目標:目的に応じた統計処理が選択、実行できるようになる。
授業の概要と計画
概要:教科書を用いた講義形式で行います。
計画:
・統計学とは何か、なぜ保健学科学生(医療従事者、研究者)に必要か?
・データの変動性の処理(平均、標準偏差、標準誤差、95%信頼限界)
・t分布を用いた検定
・分散分析 (ANOVA)
・相関分析
・カテゴリー間における頻度差分析:カイ2乗検定
・ノンパラメトリック検定
・検定法の選び方、研究計画の組み方
・例題演習
成績評価方法と基準
定期試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
統計学は難解なイメージがありますが、研究者を目指す方はもちろん、保健師を目指す方は国家試験内容にも含
まれますし、種々の生活面や医療行為において得られた結果の意味を客観的に判断するために不可欠な手法です。
正しく理解して使えるように頑張りましょう。
オフィスアワー・連絡先
駒井: komai@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
現象の意味を客観(科学)的に判断できるようになりましょう。。
テキスト
パソコンで簡単! すぐできる生物統計 (羊土社)ISBN 978-4-7581-0716-7
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
遺伝子検査学I
三浦 靖史
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
1953年にワトソン、クリック両博士によりDNA二重らせん構造が発見されたのち、DNAからRNA、そしてタンパ
ク質へという遺伝情報の伝達経路が証明され、遺伝子の複製、転写、翻訳にかかわる分子機構が次々と解明されてき
ました。こうした分子生物学の進歩は、分子遺伝学という新しい遺伝学を生み出し、その成果は、疾患の診断や治療
に利用されると共に、法医学、人類学などにおいても、広く利用されています。特に、2000年にヒトゲノムドラフ
ト配列が決定されて、いわゆるポストゲノムの21世紀を迎え、その重要性は、日々の臨床に直結するものに変わっ
てきました。例えば、乳癌のトラスツズマブとHER2タンパク質発現、肺癌でのゲフィチニブと上皮成長因子受容体
(EGFR)遺伝子変異、大腸癌のセツキシマブとEGFR発現とK-ras遺伝子変異など、分子標的薬とバイオマーカー検査の
仕組みを理解していくことが、これら最先端の医療の実践に必須となっています。
本講義では、今日欠かすことの出来ない遺伝子検査を基礎から臨床に至るまで理解し、日進月歩で進歩する遺伝
子検査技術の知識を習得するとともに、技術の進歩が生み出す倫理的な課題と、これからの医療のあり方につい
て、主体的に考える力を身につけることを目標とします。
遺伝子検査学Iでの知識は、遺伝子検査学IIや、遺伝子検査学実習に必要なだけでなく、卒業研究で分子生物学系
の研究室を選択する場合に、必須の基礎知識となります。
授業の概要と計画
1.遺伝子検査の概要、倫理的課題と遺伝カウンセリング
2.核酸、遺伝子の構造
3.遺伝子発現と蛋白質
4.染色体の構造、機能と染色体異常
5.PCRとシークエンス、クローニング
6.ハイブリダイゼーション、ヒトゲノムと遺伝子マッピング
7.DNA損傷と修復
8.癌、ウイルス
9.遺伝性疾患、遺伝子診断
10.遺伝子治療、分子標的薬、バイオマーカー
11.遺伝子、染色体検査の手技、遺伝子診断手技
12.万能幹細胞と遺伝子改変動物、遺伝子検査の応用
13.遺伝子に関するグループディスカッション
以上の項目は、必ずしも講義の順ではありません。初回に詳細なスケジュールを説明します。
成績評価方法と基準
基本的に定期試験とグループディスカッションの内容で判定します。
自主研究としてレポートを作成するなどの積極的な授業態度に対しては加点します。
国試対策と修得度の確認のために、毎授業ごとに小テストを行いますが、評価には入れません。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
グループディスカッションは試験の一部となりますので必ず出席してください。正当な理由のない欠席は試験放棄
と見なします。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワーと連絡先:
毎週月曜日10:00-17:00(講義時間帯を除く)、それ以外でもメールで連絡の上、随時訪室してください。
メールアドレス:miura@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
時間が許す限り、iPS細胞などの最先端の内容にも触れていきたいと思います。ですので、DNAとRNAの違いが上
手く説明できないようなら、1回生、2回生のときに、生物学や分子生物学で学んだことをしっかり復習しておいて
ください。生物で大学受験をしなかったから遺伝子が解らないという言い訳をしばしば聞きますが、検査技術科学
専攻学生として、この言い訳は通りません。
講義では、時事の話題を随時取り上げますので、学生さんからの積極的な発言を期待しています。検査室から見
る臨床検査と、診察室から見る臨床検査はまた異なったところがありますので、興味のある学生には、大学病院整
形外科リウマチ外来での診療見学を行っていますのでご相談下さい。
テキスト
Tom Strachan・Andrew P.Read著、村松正實・木南凌監修「ヒトの分子遺伝学第3版」
(メディカル・サイエンス・インターナショナル)定価11,550円 (ISBN 4-89592-424-6)
「ヒトの分子遺伝学」を高価ですが購入することをお勧めします。授業の内容は原則的にこの本に沿って進めま
す。ただし、染色体検査についてはカバーされませんので、その部分については参考書欄に記載した「臨床検査学
講座」も参照します。臨床検査学講座は、遺伝子検査一般について国試レベル程度に良く網羅しています。授業で
はノートを取る手間を減らすように、プリントも併用します。最新の検査の進歩については教科書が追いつきませ
んので、資料を配付します。
参考書・参考資料等
奈良信雄他著「臨床検査学講座 遺伝子・染色体検査学」(医歯薬出版)
定価4,600円+税(ISBN 4-263-22891-X)
特に指定していませんが、遺伝子検査やiPS細胞に関する報道など、遺伝子検査や遺伝子工学に関する話題に注意を
払ってください。
開講科目名
担当教員
臨床血液学実習I
堀江 修、伊藤 光宏
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
用手法や機械による血球数算定と、血球の普通染色と代表的な細胞化学染色を習得する。また、血球形態の同定
を実習する。続いて凝固因子の基本的な解析法を学ぶ。これらの実習から、貧血・造血器悪性疾患や出血性素因を
持った患者のスクリーニング検査法を習得することを目標とする。
授業の概要と計画
1. 静脈採血と血液塗抹標本の作製
2. 末梢血液像の見方(正常と異常末梢血)
3. 自動血球計数装置の操作
4. 用手法による血球数の算定(白血球、赤血球、血小板)
5. 網状赤血球数の算定
6. MPO染色
7. エステラーゼ染色
8. 骨髄像の観察と分類(正常骨髄と異常骨髄)
9. 出血時間、FDP測定
10. PTとaPTTの測定
11. Ficollを用いた単核球分離とサイトスピン、染色
などを予定。詳細は実習前に配布するプリントに記載する。
成績評価方法と基準
レポート内容、実習態度、出欠から評価する。レポートは正確かつ論理的に結果が記述され考察されているか、
スケッチは正確か、課題に対して最も的確な解答をしているか、を重視する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
白衣で定刻に実習室に集合する。必ずその日に行う内容を予習してくること。無断欠席は厳禁。その他の注意事
項は冒頭の実習で話す。
オフィスアワー・連絡先
伊藤は、在室時は随時。不在のときはメモを残す。
堀江は、火曜の14時から16時までと金曜の15時から16時まで。アポイントをとること。
学生へのメッセージ
正確に解析する心構えを身につけてもらいたい。血球形態観察においては正確に診断する目を養うための基本を
習熟してほしい。マルクの診断は大変難しいが、アトラスをみながら果敢に挑戦してほしい。自分で解決できなけ
れば、必ず質問するように。
テキスト
実習の際に詳細なプリントを配布する。
参考書・参考資料等
図書館で血液検査学の教科書を探してそれを活用する。
図書館にも一応あるが、血球のアトラスを一冊購入することをすすめる(例:南江堂;ビジュアル臨床血液形態
学)。
開講科目名
担当教員
臨床細菌検査学
大澤 佳代、片岡 陳正
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
病原体とは何か,どの様な種類が有るのか,人体にどの様な影響を及ぼすのか。検査とは何か,どの様な方法で,
何を検査するのか。等々の基本的な疑問の解決へ導く講義を行う。そもそも人間は微生物無くしては生活出来ない
と言っても過言ではない程,微生物とは一生関わりあって生きて行かなければならない。即ち微生物にも有用,無
害,有害なものが有る事をふまえて,分類,形態,環境,栄養,代謝,遺伝,特に病原微生物に関しては,感染,
治療,予防を学習する。次に病原体微生物を検査して,その結果を治療に役立てなければならないのだが,どの様
な方法で病原体を挨索し,また治療にはどの様な薬剤を使用するのかを調べる方法等を学習する。
授業の概要と計画
講義項目を示す。
A総論
(1)歴史(2)分類(3)形態(4)環境(5)栄養,代謝(6)培養
(7)感染(8)発病(9)治療(10)予防(11)化学療法,耐性,感受性
(12)滅菌,殺菌,消毒
各論
(1)各種微生物による感染症(2)各種微生物の生化学的特徴,病原性
(3)検体検査法(4)原因微生物分離法(5)鑑別,同定法
(6)薬剤感受性検査法
成績評価方法と基準
各種試験及び学期末試験により評価する。(追再試験は行う)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
教科書〕岡田淳他著 新編臨床検査講座22『微生物学・臨床微生物学』(医歯薬出版)
参考書・参考資料等
参考書は授業時に紹介する。
新書版の様な読みやすいものが多いので、それから紹介します。
開講科目名
担当教員
分子生物学概論
積山 賢、塩澤 俊一
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
生命活動を分子レベルで理解することを目的とする。分子生物学は生命体を構成する分子(核酸、タンパク質な
ど)の構造と機能の解析から、それらの相互作用による生命情報の伝達・統制を分子レベルで解明し、生命の本質
を理解する学問であり、今や分子生物学は医学をはじめ様々な生命科学の基礎である。遺伝学の基礎からセントラ
ルドグマ、またこれらの制御機構に加え、分子生物学的手法を用いた研究方法についても概説する。
授業の概要と計画
以下の予定で講義を行います。
・遺伝学の基礎
・細胞と生物
・遺伝子、ゲノム、DNA、RNA、タンパク質
・細胞分裂とDNA複製
・セントラルドグマ(転写、翻訳)
・遺伝子発現制御、RNAのプロセシング
・プラスミド、ウイルス
・遺伝子組み換え技術と研究手法
成績評価方法と基準
出席と試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
余程の事情がない限り欠席しないこと。欠席は減点の対象になります。
毎回講義に出席して、要点をしっかり把握して下さい。
オフィスアワー・連絡先
随時対応します。
(積山)電話:078-796-4601 メール:tsumiyama@port.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
講義内容に疑問があれば遠慮なく質問して下さい。
テキスト
スタンダード生化学(文光堂)
適宜ハンドアウトも配布します。
参考書・参考資料等
細胞の分子生物学(ニュートンプレス)
Essential 細胞生物学(南江堂)
開講科目名
担当教員
移植管理学
宇佐美 眞、三浦 靖史、渡邉 和誉
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
自然の治癒力に頼ることなく機能不全になった臓器を置き換えて救命する置換外科には、臓器移植と人工臓器があ
り、臓器移植へのbridge useとして人工臓器は欠かせないものである。各種の人工臓器と臓器移植の特徴、臓器移
植の現況、臓器移植コーディネーターの役割、臓器移植後のリハビリテーションについて講義する。
また、現在、最も頻繁に行われている組織移植や人工臓器手術である運動機能再建のための骨移植と人工関節置換
術、眼内レンズ挿入術の、実際、適応、問題点について講義する。
授業の概要と計画
1.置換外科の概要、臓器保存と脳死(宇佐美)
2.肝臓移植、移植免疫(宇佐美)
3.人工臓器・臓器移植後のリハビリテーション(宇佐美)
4.移植コーディネーターの実務(アイバンク・コーディネーター 渡邊和誉)
5.心臓移植・人工臓器の実際とリハビリテーション(国立循環器病センター 中谷武嗣・碇山)
6.組織移植(骨・軟骨、バイオテクノロジーを使った培養細胞など)(三浦)
7.人工関節・人工材料(三浦)
キーワード:臓器移植、人工臓器、bridge to transplantation、骨移植、人工関節
成績評価方法と基準
出欠状況等を考慮して筆記試験とレポートによる評価を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
月曜15-17時、但しmusa@kobe-u.ac.jpに連絡の上、訪室すること
学生へのメッセージ
新しい領域であり、未だ確立した教科書もないため、独学することは困難である。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
『人工臓器物語』(裳華房)
『法的脳死判定マニュアル』(日本医事新報社)
『臓器移植ナーシング』(学研)
『移植コーディネーター概論』(へるす出版)
『外科領域リハビリテーション最新マニュアル』(協同医書出版)
開講科目名
担当教員
公衆衛生学
宇賀 昭二
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
臨床化学実習I
大澤 佳代、木戸 良明
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
2単位
開講科目名
担当教員
免疫学
吉田 幸祐、塩澤 俊一
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
現代免疫学の全貌と最新の知識について講義します。免疫系の病気、たとえば膠原病あるいは自己免疫疾患とよば
れる病気は、ヒトがもつ免疫システムが、正常状態からの何らかの逸脱すなわち変調を来たしたものであると考え
られます。従って、免疫の正常(通常の感染防御)と異常(病気)を扱うには、免疫というからだのシステムがど
のように作動しているかについての正確な知識が要求されます。この授業では、免疫学の正しい基礎を学んで頂く
と同時に、現代免疫学が研究を進めるために駆使ている最新のテクニックについても教授します。さらに次年度の
臨床免疫学実習で実際に体験してもらう予定です。
大学における免疫学の授業ですから、専門家によるそれなりの権威と美しさをもった論理的講義を企図していま
す。高校時代のように、与えられたままのパック的な学習ではなく、自らの意思で勉強し、どこまでも深く興味の
尽きないこの学問の世界に遊んで存分に学んで欲しいと思います。
神戸大学の学生として、胸を張って、他人の力を借りないで、独立自尊の心境でどんどんと伸びて欲しいと思いま
す。
授業の概要と計画
以下の項目に従って講義を進めるので、各人の持っている基礎知識に応じて講義で分からなかったことを補う意味
を込めて、教科書を上手く利用して予習と復習をしてください。
1.免疫システムの概要
2.免疫異常の検出方法
3.抗体とB細胞
4.T細胞
5.抗原提示
6.第一線の非特異的生体防御(好中球など)
7.免疫系の発生と免疫系を構成する臓器
8.補体
9.サイトカイン
10.接着分子
11.感染に対する生体の防御応答
12.免疫不全症
成績評価方法と基準
講義の到達目標:
(1)免疫応答の様式を理解していること。
(2)分子生物学的研究方法を理解していること。(3)感染防御応答の様式を理解していること。(4)免疫を
担当する細胞、分子を理解していること。
成績の評価:試験による。また、ほぼ毎回、前回の復習を兼ねて小テストを行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義中に私語を交わさないことを厳守ください。出席は取るが、出席は合否ぎりぎりの人の場合に参考として利用
するだけです。自身のある人は欠席して構いませんが、おそらく講義を聞く方が分かりやすいと思います。遅刻、
早退、睡眠いずれも結構ですが、しゃべらないことだけは厳守下さい。
オフィスアワー・連絡先
078-382-5680へ電話して面会予約をして下さい。また、私が部屋にいれば、いつでも遠慮なく入室あるいは質問し
に来てください(研究科長室です)。
学生へのメッセージ
免疫学、膠原病学は、時代が要請する学問です。免疫学および膠原病学は、その課題を解くことに成功すれば、人
類の福祉に大きく寄与することの出来る学問ですし、分子生物学など最新のテクニックを用いて研究するので現代
医学を肌で感じることが出来ます。前向きに楽しんで勉強して下さい。大学生としての勉強であることを忘れない
で自分を鍛錬してください。
テキスト
〔教科書〕塩沢俊一著「膠原病学」(丸善)
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
遺伝子検査学II
小西 英二、木戸 良明、駒井 浩一郎、堀江 修
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
ゲノムプロジェクトの成果を基盤として、遺伝子のDNA配列から遺伝子産物の機能を探ろうとするいわゆるポス
トゲノム時代の中にある。これらの情報は遺伝性疾患の診断のみならず、ある種の疾患の発症しやすさ、治療反応
性および予後などについて多くの情報をもたらすことが期待される。遺伝子検査学Iで学んだ細胞遺伝学および分
子遺伝学の基礎的知識をもとに、疾患の診断、治療さらに予後判断において遺伝子検査がどのように応用されるか
について講義する。
この講義は、他の遺伝子関連の講義と異なり、遺伝子検査の実際に特化した内容となる。この講義を理解すれ
ば、遺伝子検査に関する具体的な応用例を修得するようになる。
授業の概要と計画
1.小西 英二:感染症の遺伝子診断とウイルスベクターの利用
1)感染症診断に用いられる新しいアイデアの遺伝子検査法(1コマ)
2)ウイルス遺伝子を利用した種々発現系(1コマ)
2.木戸良明:代謝・内分泌疾患の遺伝子診断
1)エピジェネティクスの基本と臨床検査学領域における応用(1コマ)
2)DNAメチル化解析法について(1コマ)
3.駒井 浩一郎:遺伝子検査法の開発と実施例
1)単一遺伝要因(1コマ)
薬物代謝酵素(チトクロムP450)遺伝子を例に、講師自らによる遺伝子解析に基づいた診断法の開発、および薬物
感受性の個人差(ファーマコジェネティクス)を考慮したオーダーメード医療について概説する。
2)複数遺伝要因(1コマ)
関節リウマチ感受性遺伝子を例に、講師自らによる関節リウマチ感受性遺伝子のノンパラメトリック解析に基づ
いた診断法の開発、およびその受託解析業務の実践に伴う流れや倫理面への配慮について概説する。
4.堀江 修:造血器腫瘍と移植の遺伝子検査
1)染色体転座に関係する遺伝子・染色体による病型診断(1コマ)
2)移植ドナー選定のためのHLAタイピングと遺伝子型によるキメリズム解析(1コマ)
成績評価方法と基準
各教員が出題して筆記試験を行い、その結果を総合して成績評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
遺伝子検査学Iのadvanced courseですので、内容はやや難しくなります。
オフィスアワー・連絡先
小西 英二 電話:796-4594、e-mail:ekon@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:他の講義や会議以外随時
木戸良明
電話:796-4549、e-mail:kido@med.kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:他の講義や会議以外随時
駒井浩一郎
電話:796-4593、e-mail:komai@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:他の講義や会議以外随時
堀江 修 電話796-4558、e-mail:horie@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:水 14:00∼16:00、金 15:00∼17:00
メールあるいは電話で確認してください。
学生へのメッセージ
質問やご意見はいつでも歓迎します。
テキスト
特に指定なし。担当教員がhandout等を作成して配布します。
参考書・参考資料等
特に指定なし。
開講科目名
担当教員
臨床検査医学I
鴨志田 伸吾、川又 敏男
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
基礎臨床検査学
白川 卓
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人の体に異常があるとき尿に変化が現れることは有史前、すなわち医学が存在しない時代から知られていました。
その後、尿量、色調、臭いなどが医師たちによって観察されてきた歴史は近代医学として発展した今日まで続き、
現在では診断時の基礎検査ともいうべき一般検査として医療において重要な位置を占めています。本講義では尿、
糞便、髄液などの定性分析および形態観察を中心とした一般検査の役割、検査法およびその臨床的意義を学びま
す。臨床検査のすべての分野の基礎検査としての重要性、外来検査やベッドサイド検査における迅速検査としての
重要性および予防医学の分野におけるスクリーニング検査としての重要性を理解し、認識することを目標としま
す。
授業の概要と計画
1.臨床検査の役割と使命
2. 採血法
3.一般検査
(1)尿検査
(2)糞便検査
(3)脳脊髄液検査
(4)胃液・十二指腸液検査
(5)その他
4.POCT(point of care testing)
5.予防医学とスクリーニング検査
成績評価方法と基準
授業中に行う小テスト、レポート点ならびに期末テストの合計で評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
一般検査学を基本としていますが広範囲の検査について解説しますので、図書館等を利用して内容の理解を深めて
下さい。また、後期の基礎臨床検査学実習につながるよう原理、方法等をしっかり理解して下さい。
オフィスアワー・連絡先
メールアドレス:sirakawa@rabbit.kobe-u.ac.ja
ダイアルイン:078-796-4541
オフィスアワー:金曜日12時30分∼13時30分(その他連絡して頂ければ随時OK)
学生へのメッセージ
検査学への入門となる科目です。一見地味な検査の奥に膨大な知識の蓄積があります。また、一枚の試験紙に最新
のテクノロジーが込められています。これからの検査について一緒に考えましょう。
テキスト
臨床検査学講座「臨床検査総論」(医歯薬出版)(ISBN4-263-22881-2 C3347)
参考書・参考資料等
〔参考書〕「尿沈渣検査法2000」(日本臨床衛生検査
技師会)金井 泉ほか「臨床検査法提要」
(金原出版)(ISBN4-307-05035-5)
その他、必要に応じて資料のプリントを配布します
開講科目名
担当教員
国際感染症論
小西 英二、中園 直樹、片岡 陳正
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
「感染症に国境はない」は、もう常識となった。現在の人やものの移動を見た時、他国のアウトブレイクを対岸の
火事として見過ごすことはできない。感染症はいつでも勃発する可能性があり、自然災害やテロに対すると同じよ
うに、監視などの対策が必要である。本講義では、国際感染症アウトブレイクの事例や、政策について講義し、こ
の人類に対する大いなる脅威に対して理解を深めることを目標とする。
授業の概要と計画
オムニバス方式で、それぞれの専門家が講義する。
1.総論 感染症の理論疫学と予防対策、国際保健における感染症対策、基本戦略とIMCI介入(中園)
2.細菌感染症アウトブレイクの事例(片岡)
3.ウイルス感染症アウトブレイクの事例(小西)
成績評価方法と基準
出席状況、レポート及び学期末試験(各教員の総合計点)により最終評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
検査技術科学専攻4年次対象の選択科目である。
遅刻の入室は認めない。
公衆衛生、感染症学、細菌検査学、ウイルス検査学、寄生虫検査学、国際保健管理学 等々で学習した用語を復習
しておくように。
オフィスアワー・連絡先
小西 英二
授業に対する意見や要望、またわからない事があれば、気軽に教員室(C609)までお訪ねください。
電話:078-796-4594
e-mail:ekon@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:他の講義や会議以外随時
中園 直樹
連絡先は以下のとおりです。質問などがありましたら、いつでも連絡ください。教員
室はE707です。お越しの際は、事前に予約するようお願いします。
電話:078-796-4551
e-mail:nakazono@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:月、木を除く12:20-13:00
片岡 陳正
非常勤講師ですので、常時大学に居りませんが、メールは常時見ておりますので、質問等ありましたら、いつでも
連絡ください。
e-mail:nkataoka@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
世界の死亡者数の3分の1は、感染症が原因である。真剣に講義を聞いてもらいたい。
インターネットなどを活用して、最新情報を得る練習をするように。
諸君らが海外に旅行する時には自分自身で相手国の治安、衛生状態、病気の有無、天候等を調査してみてくださ
い。
テキスト
参考書・参考資料等
参考書は授業時に適宜紹介する。
日本国際保健医療学会 編 「国際保健医療学」 杏林書院
国際協力事業団 監修 「国際保健医療協力入門」 国際協力出版会
川端眞人、内山三郎 監修 「21世紀健康世界」 英伝社
開講科目名
担当教員
国際情報検索
中園 直樹
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
国際保健の分野では、例えば感染症の発生や拡大など例をとるまでもなく、情報へのスムーズなアクセスと得られ
た情報の分析が極めて重要である。
すなわち、アクセスのツール(パソコン等)を十分に使いこなせ、また収集した情報を適切に分析する能力が極
めて必要になるということである。
特に新しい感染症などのアウトブレイクの際にはそれが生死の分かれ目になる。素早く適切な情報に接する能力、
それを理解する能力が求められる。
主にゼミ、演習形式でこれらの能力を獲得することを目標とする。
If you do not know where you are going, every road will get you nowhere.
授業の概要と計画
1. アウトブレイクの分析の基礎(演習課題あり)
2. 下痢症の発生例から感染症の疫学を学ぶ(演習)
3. 天然痘はなぜ撲滅できたか(診断と予防対策)
4. 感染症の疫学と予防について−天然痘やポリオ対策の事例から(演習課題あり)
5. ポリオビデオ(NHK衛星放送:2ヶ国語放送:英語)から学ぶ。
成績評価方法と基準
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
図書館のLANを利用することがある。履修生を最大20名。
希望者多数の場合は、何らからの方法により選抜する(英語とコンピューター操作技術)。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
環境・食品・産業衛生学
中園 直樹、宇賀 昭二
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
様々な環境の中で生活しているヒト、社会集団としての人間社会が直面する健康障害を外的環境との関わりで理解
するのが、この教科での到達目標である。
検査技術科学専攻なので、測定や検査などの原理、意義も併せて習得することも目標である。
病院の検査室以外の環境検査や食品検査、あるいは労働現場の検査に就職することも少なくない。
将来の就職先に衛生研究所、企業の環境管理などの進路もあるので、環境、労働、生活などに即した内容にしたつ
もりである。
社会生活者として遭遇する環境問題に常に関心を示し、その問題に敏感になることが重要である。
授業の概要と計画
1.環境の概念と意義について(その1)
2.環境の概念と意義について(その2) 3.大気の環境と健康障害
4.大気、温熱、気圧などの環境と健康障害
5.騒音、振動、光線などの環境と健康障害
6.水(上下水道)と健康問題について 7.衣食住の衛生、栄養や衛生昆虫・動物による健康障害
8.感染症総論
9.感染症各論と話題の感染症概説
10.廃棄物(産業・医療廃棄物)とゴミ問題
11.産業保健と健康管理
12.産業中毒とその検査
13.代表的な職業病や公害と関係の衛生法規や衛生行政(3年生の保健行政論で履修)
14.都市問題と地球環境について考える
15.国際保健医療協力と途上国の保健や環境の課題(写真等を見せたい)
成績評価方法と基準
筆記試験(100点)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
講義の予習用資料や課題はHome Pageに掲載してある。
予習は必ず必要であるが、必ずしも講義内容のプリントアウトの必要はないと思う。
各人の予習のために敢えて講義資料は配布しない。
また課題は提出を敢えて求めないが、大事なので各自で調べておこう!
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
病理組織細胞学
鴨志田 伸吾
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
病理組織細胞検査を担当する臨床検査技師が実施する検体の取り扱い方と標本作製法について解説する。3年後期
に学ぶ病理組織細胞学実習1の基礎となる講義である。
授業の概要と計画
教科書と配布資料にそって講義をすすめる。スライド投影による解説も加える。固定法、脱灰法、脱脂法、パラ
フィン包埋法、薄切法、染色法といった病理組織細胞標本作製の各過程を解説する。また、細胞診についても、材
料の取り扱い方、スクリーニングの実際、良・悪性細胞の鑑別などを説明する。
成績評価方法と基準
定期試験の成績によって評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
後期の実習の基礎となる内容なので、十分に理解すること。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:火、木、金(前もって電話いただいた方が確実)。連絡先:4547(教授室)、4618(形態学系準備
室)
学生へのメッセージ
再現性と特異性に優れ、しかも美しい病理標本を作製・提供することは臨床検査技師の使命の一つである。わずか
な工夫が染色標本の改良につながることも決して少なくない。しかし、その改良案を生むには、本分野の十分な知
識が必要である。
病理技術は多種多様なため,進行が速めになるのはある程度仕方ないと思ってほしい。限られた時間の中で必要な
内容を能率的に修得してもらうために、重要ポイントを指摘しながら講義をすすめていくので、しっかりとメモを
とろう。
テキスト
「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」(医歯薬出版)
参考書・参考資料等
「月刊Medical Technology別冊 新 染色法のすべて」(医歯薬出版)、「免疫染色 至適条件決定法」(学際企画)、「臨
床検査技師を目指す学生のための細胞診」(医療科学社)
開講科目名
担当教員
臨床免疫学実習I
生戸 健一、駒井 浩一郎、秋田 真哉
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
免疫学的手法による臨床検査法や免疫学に関連する基礎的分子生物学テーマを実習、実験します。いずれも実習生
各自の採血検体などを材料に、主に前半は臨床検査現場でも用いられる検査試薬キットを主に用いて実習を行いま
す。後半はフローサイトメーターやシーケンサーなど先端機器を駆使して免疫学に関係する分子や応用技術に関す
る基礎的な分子生物学実験を行い、免疫学や既存の検査技術に留まらずに幅広く生命科学分野を学ぶ意味や今後の
可能性を感じてもらいたいと思います。これまで履修した免疫学や臨床免疫学、分子生物学などの講義内容を実習
を通して各自実際に実験してみることにより、理解を深めてほしいと思います。
授業の概要と計画
1. 遺伝子組換え実験従事者講習会、基礎技法の確認、レポートの書き方
2. 補体価測定,CRPの検出(凝集法)
3. 免疫電気泳動、HBsの検出(沈降法)
4. リウマチ因子の検出(凝集法およびELISA法)
5. リンパ球の分離とフローサイトメトリーによる表面抗原解析
6. DNA塩基配列解析によるHLAタイピング(5回連続)
7. 大腸菌へのオワンクラゲGFP遺伝子導入による発現(学内実験承認番号19-101)
およびウェスタンブロッティング法による発現確認(3回連続)
8. 血液型判定
成績評価方法と基準
全回出席のもと、各テーマごとのレポートおよび期末試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
漫然と参加するのでなく、各自が内容を把握して主体的に取り組み、かつ不明点はその場で質問することが重要
です。十分な予習があってはじめて実りある実習となります。
オフィスアワー・連絡先
駒井:komai@kobe-u.ac.jp
生戸:kenichi-uto@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
正常/異常を「判定できる」だけにとどまらず、実験を通してそこに存在する生命現象を「理解できる」ことを感
じていただきたいと思います。
テキスト
実習書を配布します。
参考書・参考資料等
(参考書)「膠原病学」(丸善)塩沢俊一著
開講科目名
担当教員
放射性同位元素検査技術学実習
後神 秀基、伊藤 光宏
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
放射性物質を使用したin vitro検査(RIA)を実際に行なうことを介して、放射性物質の取り扱い方、およびシンチ
レーションカウンターによる線量測定法を学ぶことを目的とします。
授業の概要と計画
7月に3日間、医学研究科のRI実験室を使用して,放射性同位元素検査技術学で学んだことをもとに、実習を行な
うことを予定しています。
成績評価方法と基準
実習、レポート内容で評価します。特別に考慮すべき理由がないとき、欠席,遅刻は不可と判定します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
放射性同位元素検査技術学の内容を理解していることが必要です。
オフィスアワー・連絡先
伊藤:在室時は随時:A309, 実験室:F301
後神:水曜以外はいつでも可、A313
学生へのメッセージ
検体検査でRIを使用する機会は減ってきていると思いますが、逆にこの実習はRIの扱い方を学ぶ数少ない機会で
す。質問などありましたら、時間がある限り対応します。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
なし
開講科目名
担当教員
栄養機能学
宇佐美 眞、大澤 佳代、平井 みどり、新谷 路子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
健康食品管理士認定試験のための知識を講義する。生活習慣病、アレルギー、老化、体力増強、消化器疾患などの
多様な病態の代謝変化を理解し、また食品の生体調節機能を用いた栄養学的介入とその効果を習得する。
授業の概要と計画
1)健康と食品(宇佐美)
2)健康食品概論及び各論(大澤)
健康食品の分類・位置づけ・規格基準
代表的な健康食品
食品添加物について
3)健康食品に関する法規他(新谷)
健康食品に関する法規
健康食品における認定資格について
健康食品演習
4)食品と薬物の相互作用(平井みどり)
成績評価方法と基準
授業への出席状況と試験成績に基づいて評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
健康食品管理士認定試験受験者のための講義であり、「病態栄養学」の十分な知識が必須である。
オフィスアワー・連絡先
月曜15-17時、musa@kobe-u.ac.jp(宇佐美)に連絡の上訪室すること。
学生へのメッセージ
テキスト
なし、随時プリント配布
参考書・参考資料等
なし
開講科目名
担当教員
卒業研究
小西 英二、安藤 啓司、駒井 浩一郎、三浦 靖史、
鴨志田 伸吾、検査技術科学専攻全教員
開講区分
単位数
通年
4単位
授業のテーマと目標
各学生が自分の研究テーマについて、研究目的と方法を理解ないしは自ら立案し、すべての実験を自ら遂行するこ
とによって得られた研究結果を評価、さらにその意義を考察し、最終的に卒業論文として仕上げることを目標とす
る。
授業の概要と計画
学生は各々の教員に配属されて、その指導教員の下に研究を行う。研究テーマは指導教員と相談することによっ
て、あるいは指導教員の指示によって決定する。各指導教員は、文献の検索方法、実験技術、研究結果の解析およ
びそれに関する考察、論文の作成について指導する。
成績評価方法と基準
指導教員に任せられる。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
卒業研究の終了時点においては、自ら研究計画を立案し、実験を遂行し、さらに研究結果を正しく考察できるよう
になることが望まれる。このことは決して容易なことではない。研究を自らの手で作り上げていく前向きな心構え
が必要となる。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
できる限り学生本人の希望に沿って指導教員を決定する予定である。しかし、一人の教員への過度な集中を避ける
必要が生じた場合は、各人の希望通りにはいかないこともある。研究に対しては、目標を達成するための強い意志
をもって臨んでほしい。
テキスト
各指導教員によって異なる。
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
病態栄養学
宮脇 郁子、宇佐美 眞、土江 節子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本講では、栄養学の基礎知識を修得後に、各種疾患ないし病態下における臨床栄養(栄養療法)の意義と分類、栄
養療法の実際について講義する。
授業の概要と計画
1)栄養学の歴史と目的・栄養素の種類とそのはたらき(土江)
2)ライフステージ(成長期、成人、妊婦、老年期)別の栄養(土江) 3)ライフステージ(乳児期、幼児期、学童期、思春期)別の栄養(土江)
4)健康づくりと食生活(宮脇)
5)栄養と食事に関する自己管理行動(宮脇)
6)栄養素の消化吸収とエネルギー代謝(宇佐美) 7)栄養療法の実際(宇佐美)
8)主な疾患の食事療法(適応、実施法、栄養評価)
成績評価方法と基準
授業への出席状況と試験成績に基づいて、総合評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「栄養学」については、ほぼ平行して開講される身体の仕組みと働き・病理学・生化学I・薬と生体反応などの教科
内容と関連づけて理解するように心掛けて下さい。
オフィスアワー・連絡先
月曜日15-17時、E-mail: musa@kobe-u.ac.jp(宇佐美)連絡の上訪室のこと
学生へのメッセージ
理解できない点や疑問点があれば、担当教員に質問するか図書館で自己学習して、講義内容を充分消化するように
努めていただきたい。そして、実習やケアなど実際の臨床に役立て下さい。
テキスト
佐藤和人、本間健、小松龍史「エッセンシャル臨床栄養学」第4版(医歯薬出版)ISBN978-4-263-72015-8
参考書・参考資料等
第一出版「日本人の食事摂取基準」(第一出版)ISBN4-8041-1097-6
日本糖尿病学会「糖尿病食事療法のための食品交換表」(文行堂)ISBN4-8036-1341-6
小池五郎、橋詰直孝「系統看護学講座 専門基礎4 栄養学」(医学書院)
ISBN4-260-35237-7
開講科目名
担当教員
臨床生理学
安藤 啓司、塩谷 英之
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
臨床生理学的検査は患者と直に接し、その患者がいかに良い(あるいは悪い)状態であるかを客観的かつリアルタ
イムに評価できる特徴がある。臨床生理学的検査が対象とする範囲は膨大であるが、機能別に分けると循環機能検
査、呼吸機能検査、神経・筋機能検査にまとめられる。この講義では、これらの検査の基礎となる生体の構造と機
能について学ぶ。
授業の概要と計画
1.循環呼吸機能検査の基礎となる生理機能と病態について
2.神経・筋機能検査の基礎となる生理機能と病態について
成績評価方法と基準
レポートと筆記試験
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業中に課題を与えるので、人体の巧妙な生理機能について自分自身で考え興味を持ってください。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先 安藤:796-4592 塩谷:796-4597
オフィスアワーは講義の前後に聞いてください
学生へのメッセージ
人体の巧妙な生理機能について感じてください。
テキスト
参考書・参考資料等
生理学的知識を得るには生理学のテキストが必要。
例えば スタンダード 『生理学』(文光堂)4-8306-0218-X
開講科目名
担当教員
生理学実習I
駒井 浩一郎、堀江 修
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
基礎的な生理機能に関する項目について実習することにより人体の機能と調節機構についての理解を深めること
を目標とします。生理学Iの講義内容を実習を通して各自実際に実験してみることにより、理解を深めてほしいと思
います。
授業の概要と計画
・レポートの執筆方法
・血圧の測定とその調節機構
・呼吸機能
・腎臓による体液調節機構
・骨格筋の機械的応答
・血液凝固作用
成績評価方法と基準
全回出席のもと、レポートにより評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
ただ参加するのではなく、各自が内容を把握して主体的に取り組み、かつ不明点はその場で質問することが重要
です。十分な予習があってはじめて実りある実習となります。
オフィスアワー・連絡先
駒井:komai@kobe-u.ac.jp
堀江:horie@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
高校レベルの生物学は生理学に限らず医療を学ぶ基本として必須前提知識です。生命、健康、疾患などについ
て、自ら考える機会としてください。
テキスト
実習書を配布します。
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
生化学実習II
木戸 良明、後神 秀基、新谷 路子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
生化学実習I
白川 卓、後神 秀基
開講区分
単位数
前期
2単位
授業のテーマと目標
生化学領域の教科内容については生化学?Uで講義している。それらの講義内容は他の教科書と同様に実験・実
習によって理解が深まる。生化学実習では、実験材料として生牛乳を用い、二つの実験項目を実施する。ひとつは
常法の系統的分画(分別)に従って、タンパク質を多く含む分画に分け、分析する(静的生化学)。他は、生牛乳に含
まれる酵素(アルカリ性ホスファターゼ)を部分精製する。また、酵素活性の測定を通じて、酵素反応の動力学を理
解する基礎を養う(動的生化学)。
実験データをレポートにまとめる。
授業の概要と計画
生牛乳を用いた実習
乳汁成分の系統的分画
蛋白質の分析
酵素(アルカリ性ホスファターゼ)の部分精製
酵素活性の測定とその動力学 反応速度
酵素活性の阻害と促進
酵素のミカエリス定数(Km値)
比活性
成績評価方法と基準
実習科目なので欠席しないこと。実習項目ごとにまとめてレポート提出すること。
レポートと筆記試験で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
落ち着いて実験を進め、精密機器(遠心機、pHメーター、分光光度計、マイクロプレートリーダー、マイクロピ
ペットなど)は丁寧に取り扱う。また、使用する試薬類は危険な試薬も含まれるので注意する。何よりも実習内容
を良く理解してから授業に臨むように心掛ける。
オフィスアワー・連絡先
(白川)連絡先 078-796-4541 sirakawa@rabbbit.kobe-u.ac.jp
オフィスアワー 金曜日 12時30分∼13時30分(その他随時)
(後神)連絡先 078-796-4615
goko@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー いつでも可
学生へのメッセージ
他の教科にも共通することですが、特に実習教科では旺盛な学習意欲と十分な予習が大切です。グループ毎に実習
するのでチームワークにも気を配ってください。
テキスト
「実習書」は配布します。
参考書・参考資料等
佐々木哲(編)「生化学実験書」(医歯薬出版)
斉藤正行(編)「生化学実習」(講談社)
手塚統夫(編)「実験生化学」(丸善)
開講科目名
担当教員
検査管理総論
白川 卓
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
臨床検査は正確なデータを如何に迅速に臨床側に提供するかが基本になります。そのためには検体採取から結果報
告まで広範囲の精度保証が要求されます。本講義では検査の精度保証の基礎となる器具類の使用法、検査採取(サ
ンプリング)法、検体の保存法、各種検査技術の精度管理法ならびにデータの評価法について解説します。また、
学内実習や学外実習では危険な試薬や患者検体を扱うことがあります。これらを取り扱う上で必要となる安全管理
の知識を解説し、事故を起こさない安全な作業環境について理解を深めて行きます。
本講義では臨床検査を安全確実に遂行するために必要な基礎的管理能力を身につけることを目標とします。
授業の概要と計画
1.検査管理の概要
2.危険物の取り扱いと安全管理
薬品の取り扱い
感染性試料の取り扱い
機器の取り扱い
3.検体採取(サンプリング)時の管理
4.検体の保存
5.検査情報の判定基準
基準値
カットオフ値
その他の判定基準
6.検査法の評価
技術的評価
検査結果の評価
7.精度管理
統計的精度管理の基礎的知識
内部精度管理法
外部精度評価法
8.総合的精度管理と精度保証
9.検査の標準化 成績評価方法と基準
授業中の小テストと期末試験の合計点で評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
臨床検査のデータを正確に読み、理解し、そして評価するために、また危険物に対する対処法を身に付けるために
大切な科目です。あまり面白くない科目かも知れませんが頑張って受講して下さい。専門用語の理解が必要となる
ので予習・復習を怠らないように。
オフィスアワー・連絡先
メールアドレス:sirakawa@rabbit.kobe-u.ac.ja
ダイアルイン:078-796-4541
オフィスアワー:金曜日12時30分∼13時30分(その他連絡して頂ければ随時OK)
学生へのメッセージ
検査技術学を学んでいく上で、また、今後の実習を安全かつ正確に行う上で最も基礎となる科目ですので欠席しな
いで下さい。
テキスト
臨床検査学講座第2版「検査管理総論」(医歯薬出版)(ISBN4-263-22912-6)
参考書・参考資料等
その他必要な資料は随時プリントで配布します。
開講科目名
担当教員
医療システム論
片山 俊郎
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
生体システムは、生体を構成している物質の構造と性質から、多段階的に細胞・組織・臓器としてシステム化さ
れ、これらの各サブシステムが有機的に結合することにより生体が構成されている。したがって、対象とするサブ
システムから生体情報を的確に取得することは、生体のシステム解析だけではなく、各種疾患の診断に重要な役割
を果たすことにつながる。 医療システム論では、最初に、生体情報計測学で学んだ知見を基に、電子工学の基
礎から生体計測装置などの電子回路の実用まで展開することにより、超音波プローブ等の物理エネルギーに対する
生体の反応信号を検出・計測するセンサ・信号処理回路についての理解を目的とする。さらに、システム工学の観
点から生体を多くの機能を備えた巨大なシステムとしてとらえ、生体が示すきわめて特徴的な機能を工学的手法に
よって解説し、生体計測データの効率的な運用を目的とする高度医療システムに関するシステム解析手法をも教授
する。
この講義は、生体計測の特徴と方法、生体情報の処理、生体システムの解析とシミュレーションについて学ぶ、
「生体情報計測学」、「生体情報計測学実習」の要となる科目である。
授業の概要と計画
1.半導体(導体・半導体・絶縁体・キャリア)
2.ダイオード(pn接合・拡散電位・整流特性)3.トランジスタ(バイポーラトランジスタ、電界効果トラン
ジスタ)
4.増幅作用(電圧増幅・差動増幅回路、微分・積分回路)
5.演算増幅回路(加算・減算回路、乗算・除算回路、微分・積分回路)
6.集積回路及び電子デバイス(IC、サイリスタ、CCD)
7.ディジタル回路と電子計算機(パルス回路、論理回路、順序回路等)
8.センサ?T(光半導体素子の動作・使用)
9.センサ?U(圧電素子 等)
10.トランスデューサ(超音波・圧 等)
11.信号変換理論(サンプリング定理・量子化・符号化)
12.信号変換回路(A−D変換回路)
13.テレメータリング(変調・復調)
14.増幅と雑音(生体信号と増幅、雑音とSN比、各種増幅器の基本回路)
15. まとめ
成績評価方法と基準
【評価基準】以下に示す3つの個別評価を総合して成績を評価する。
1.適時提示する課題に対するレポートの評価。
2.学期末に行う期末試験の評価。
3.出席の評価。総合評価における上記個別評価の割合は、レポート30%、期末試験60%、出席10%とする
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
成績評価において、出席と適時提示する課題のレポートが評価対象となっているので、遅刻、欠席が無いようにし
てください。
オフィスアワー・連絡先
【連絡先】e-mail : katayama@himeji-du.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
〔教科書〕北村清吉,橋本享『臨床検査学講座 医用工学概論』(医歯薬出版)ISBN:4−263−2289
3−6
〔参考書〕大久保善朗 他『臨床検査学講座 生理機能検査学』(医歯薬出版)ISBN:4−263−2292
0−7
開講科目名
担当教員
寄生虫検査学
宇賀 昭二
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
寄生虫あるいは寄生虫疾患を全般的・体系的に理解させることを授業目標の第一義とする。すなわち,寄生虫流行
の背景にある種々の要因を衛生・公衆衛生学的な立場から総論的に教授する。次にヒトに病害をもたらす寄生虫
(動物)の生物学と,その寄生虫との相互関係を論じるとともに,これら寄生虫の生活史や病害についての各論を
教授する。これに加えて現在の寄生虫検査学が医療の分野で果たしている役割をしっかりと認識させるとともに,
今後臨床検査に携わる者としてこれらにどのように係わってゆけばよいのか,といった問題提起を行う。
授業の概要と計画
1.寄生虫検査学総論:寄生虫検査学序論,診断,検査,予防などの概要を講義する。特に寄生虫症と他の感染症と
の相違点,そしてそのことを理解した上での診断・検査時の留意点を明確にする。
2.病原原虫類:マラリア原虫,トキソプラズマ,赤痢アメーバおよび主な鞭毛虫類の講義を行う。それぞれの寄生
虫についてその形態,生活史,病原性および検査方法を述べる。
3.病原蠕虫類:線虫(蛔虫,鞭虫,鉤虫,蟯虫など),吸虫(肺吸虫,横川吸虫,肝吸虫など),および条虫(有
鉤条虫,無鉤条虫,広節裂頭条虫など)の講義を行う。それぞれの寄生虫についてその形態,生活史,病原性およ
び検査法を述べる。
4.その他:衛生動物学領域で特に重要なカ,ハエ,ダニ。種々の寄生虫検査法を講義する。
成績評価方法と基準
成績の評価は“寄生虫検査学の単位を認定するに足るだけの専門的な知識を有しているかどうか”を最大の基準と
する。すなわち試験では記述式の問題を多用し,学生の理解の程度を正確に判断する様心がける。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義では私語を慎み真面目に取り組むことを要求する。講義中の積極的な発言は評価の対象とするが,授業への参
加(出席)は参考程度に留める。
オフィスアワー・連絡先
基本的には月曜日から金曜日までの9時から17時までの何時でも可能です。ただし、事前にメールあるいは電話な
どで都合を問い合わせてほしい。
電話:078-796-4548、e-mail: ugas@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
寄生虫は我が国の感染症の中で特段重要であるとは考えられていないが、グローバルな視点でこれを見た場合、そ
の重要性が見えてくる。講義では単に寄生虫類の生活史や病原性、あるいは検査法の解説に留まらず、寄生虫学の
背景にまで言及してみたいと考えている。
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
教科書:吉田幸雄、有園直樹『医動物学』 (南山堂)
参考書:宇賀昭二,木村憲司『身近な寄生虫のはなし』 (技報堂出版)
開講科目名
担当教員
生体情報計測学実習
安藤 啓司
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
近年の様々な医学的検査技術の発展は,電子工学を中心とした工学的計測技術の発展に負うところが大きい。それ
らの基礎となる理論や計測方法は生体情報計測学において講義されるが,実習を通してこれらの理解を深め,計測
技術を体得することが重要である。本実習では、各種の電気・電子回路、センサの特性を実際に測定することを通
じて、医用工学の知識を深めるとともに、医用機器を用いた生体からの情報収集方法の基礎について学ぶ。
授業の概要と計画
1.C−R回路の電気特性
2.ダイオード,トランジスタの特性
3.演算増幅器を用いた増幅回路の特性
4.各種センサの特性と使用方法
5.論理回路
6.ブラウン管オシロスコープの操作
上記6項目が終了した後、学んだ知識を応用してロボット(LEGO マインドストーム)の作成、プログラミングを
行なう。
成績評価方法と基準
実習は講義で学習した知識を実際の機器を用いて体験することが主眼であるので,全てのテーマについて出席する
ことが前提である。また,各テーマについてのレポートも期限内に提出することが成績評価の必要条件である。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実験結果は理論的にある程度予想されるものではあるが、実際の結果は必ずしも一致するとは限らない。その原因
が理論の限界によるものなのか、実験装置の設定ミスによるものなのか、測定方法に誤りがあるのか、または測定
誤差によるものなのか等々に常に注意する。レポートにおいても、実験装置のセットアップや理論の説明よりも、
得られたデータに対する検討を十分に行うこと。
オフィスアワー・連絡先
安藤:796-4592
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
初期体験実習
白川 卓、鴨志田 伸吾
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
臨床検査技師としては、患者を中心としたチーム医療にスタッフがどのような立場で参画しているか、より良い医
療を目指して医療従事者がどのように活動しているか、臨床検査を行う立場としてどのような心構えが必要かを十
分に認識することが必須である。そうした考えを芽生えさせるために、実際に医療現場に入って、体験することが
重要である。
授業の概要と計画
班分けし、各グループに指導教員を配し、授業を行う。
詳細は、実習要項を参照のこと。
成績評価方法と基準
・出席状況(全日程に出席することが原則)
・レポートの内容
・実習中の態度
以上を総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
・科目担当者と実習指導教員の指示に従うこと。
・定められた服装や髪型、名札の着用を守り、清楚な身だしなみを保つこと。
・患者や病院職員に対して不信感・不快感を与えるような態度、言動を慎むこと。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:火、木、金(前もって電話いただいた方が確実)。連絡先:4547(教授室)、4618(形態学系準備
室)
学生へのメッセージ
諸君は1年次の学生であるが。すでに医学・保健学と対座していることを自覚し、本実習に参加していただきた
い。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
現代医療と生命倫理
田村 由美、石川 雄一、山崎 康仕、三浦 靖史、
開講区分
単位数
前期
1単位
橋本 健志、山本 道雄、柿原 浩明、前田 光哉 他
授業のテーマと目標
医学・医療は人を身体と心を含む総体として知り、その健康の保持・増進を図り、健康からの逸脱を予防し、ある
いは健康障害に陥った時にはそれを治癒・軽減させることを目的としている。そのためには4−6年では学びきれ
ない膨大な知識を必要とする。しかし医学・医療の本質を理解し、生涯にわたり学び続ける方法を学習することは
可能である。このことが本講義の一つの目的である。
医学・医療は社会のなかにあり、人を対象としている。社会は安全で安心なそして質の高い医学・医療を期待
し、またそれ故に厳しい目で医学・医療そしてその実践者を見ている。今日ほど医学・医療の倫理が問われている
時代はない。医学・医療における人のあるいは患者様の権利について皆さんとともに考えていきたい。さらに医療
経済を含む現代医療の抱える課題を取り上げていく。
現在の医療的ケアは単一の専門職者で解決できるものはない。各医療専門職者が独自に取り組むのではなくチーム
として取り組まなければならない。そのための基礎として、ある課題に対して各専門分野の混成グループをつく
り、グループワークを通して考えていくという演習も取り入れていく。
授業の概要と計画
1.医療と福祉の連携(西澤)保健・医療・福祉とは何 か。
2.医療安全対策の現状と今後(江原)
3.医学・医療における現代バイオエシックス(山本道 雄)(1)(2)
生命倫理入門 生命倫理発展の歴史、患者の権利と は,インホームドコンセントなど
4.医療倫理と法(山崎康仕) (1)(2)
法からみる医療入門 社会の中の医学・医療 生と死 脳死と臓器移植
5.医療・福祉を経済学から考える(柿原浩明)(1) (2)
医療経済入門 医療政策への経済学的視点 少子 高齢社会の医療・福祉のあり方
6. 健康を守るシステム(前田光哉)わが国の保健医療 福祉を取り巻く環境と医療従事者に期待される役割
(中園直樹)国際保健システム
7. 全人的医療(三浦靖史)リハビリテーションとは (橋本健志)こ
ころのケアとは
8.安全で安心なそして質の高い医学・医療を目指して(1)(2)(3)(田村由美)
多職種間協働(IPW Interprofessional Work)とは・チーム医療を考える
成績評価方法と基準
授業内容をどの程度理解し,自己の考えがどのように表現出来るかをレポートなどで評価する。レポートの様式、
提出期限を厳守すること。
グループワークでの行動・発言なども評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
各授業はそれぞれ最初にテーマを提示しそれについて話を進めて行く。充分に授業内容を理解した上で,自分の考
えを整理しておくことである。乱読でもよいから多くの本をよむこと。
オフィスアワー・連絡先
医学科学生:平井みどり midorih@med.kobe-u.ac.jp
保健学科:石川雄一 yishikaw@kobe-u.ac.jp オフィスアワー 水曜日13:30-14:30 メールなどで予約することが望ましいです。
学生へのメッセージ
“諸君の行う仕事の少なくとも3分の1は専門の医学書以外の本に書かれている内容のものである。W.Osler.
六甲地区にいる間に、いろいろな分野の新しい友人をつくることが重要であるし、小中高の友人も大切にしてくだ
さい。
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
講義の中で紹介していく。
〔参考書〕
生命倫理百科事典(I-V)丸善 ISBN978-4-621-078000-6
講座・医療経済・政策学 全6巻(勁草書房)(ISBN4-326-74832-X)
上田 敏「リハビリテーション医学の世界」(南江堂)(ISBN4-89590-012-6) \3,204+税
開講科目名
担当教員
臨床検査概論
堀江 修、白川 卓、新谷 路子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
生理学I
安藤 啓司、駒井 浩一郎
開講区分
単位数
通年
2単位
授業のテーマと目標
授 将来保健および医療に携わる者にとって生体のしくみについて理解することは必須事項です。本科目では人体
の生体機能とその制御機構に関する基礎的知識を身につけることを目的とします。2年次前期の生理学実習Iとあわ
せて、人体の機能についての統合的な理解を深めていただきたいと思います。到達目標は次の2点です。
1) 人体の基本的機能を理解し、説明できる。
2) 病態生理が理解できる能力を身につける。
授業の概要と計画
前期
・ 生理学とは何か(生体のもつ調節メカニズム)
・ 細胞膜の生理学
・ ニューロン・シナプス
・ 感覚(総論、各論)
・ 筋収縮
・ 自律神経系
・ 運動
・ 大脳の統合機能
後期
・血液と体液
・免疫(自然免疫、獲得免疫)
・内分泌
・循環系
・呼吸
・消化
・栄養と代謝
・腎機能
・体温調節
・睡眠
・生殖
成績評価方法と基準
定期試験の成績を中心に評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
人体の機能に関する知識は,今後専門科目の講義を理解する上で大切な基礎科目です。生命の精緻な巧妙さに感
動できる感受性をもって学んでください。
オフィスアワー・連絡先
駒井: komai@kobe-u.ac.jp
安藤: ando@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
高校レベルの生物学は生理学に限らず医療を学ぶ基本として必須前提知識です。微小なメカニズムを理解するた
めには想像力も必要です。何より「自分自身の体内で実際に起きていること」として納得をしながら理解を進めて
いただきたいと思います。
テキスト
はじめの一歩のイラスト生理学(羊土社) ISBN: 978-4-7581-0712-9
参考書・参考資料等
スタンダード 『生理学』(文光堂)4-8306-0218-X
開講科目名
担当教員
IPW概論
田村 由美、小野 玲、堀江 修、関 啓子、三谷 理恵、
新谷 路子、上杉 裕子、内田 智子、荒川 高光 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
保健・医療の現場では各専門職が独自の専門性を持ちながら、他職種を理解し職種間で協働すること(IPW:Inte
rorofessional Work)が欠かせない。本科目では、Health Care Team Developmentを主題に将来、医療チームで
働くために必要な知識とスキルを学習する。前半は、チームの一員として対人関係を良好に保つことを目的に、自
己・他者を知るための知識と技法を学ぶ。後半は、専攻を超えたグループ活動を通して、真のチーム医療について
メタファーとディスカッションを活用してチームビルディングを体験的に学び成果を発表する。
授業の概要と計画
1. 4/10 オリエンテーション,教科書1章前半
(VTR,小演習を含む)
2. 4/17 第1章後半(VTR,小演習を含む)
3. 4/24 グループ別討論と発表
4. 5/1 失語概論(VTRおよび講義)
5-6. 5/8 失語症者との対話会(2コマ連続)
7. 5/22 グループ別討論と発表,前半のまとめ
8.5/29 後半オリエンテーション,
チーム医療・IPW概論講義
9.-10.6/5 保健医療チームを構成する専門職(1)11.-12.6/12保健医療チームを構成する専門職(2)
13. 6/19 チーム医療を考える協働学習
14. 7/3 協働学習の成果発表
15. 7/10 後半まとめ
成績評価方法と基準
前半は、レポートで評価する。
後半は、出席とグループ活動参加40%、
レポート(ポートフォリオ)60%
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
後半の初回オリエンテーションは必ず出席するようにしてください。後の、グループ活動に支障をきたします。
オフィスアワー・連絡先
(関)電話078-796-4571email:kseki@kobe-u.ac.jp
毎週火曜日12時半∼13時半、その他の時間帯は事前連絡あればいつでも可.部屋はE703.
(田村)email:ytbontje@kobe-u.ac.jp 毎週金曜日15:00から17:00必ず事前連絡をしてください。
学生へのメッセージ
グループワークが多いので、積極的な授業参加を期待します。IPW教育関連科目について、ポートフォリオを作成
していきます。ノートをとったもの、自己学習したものをファイルして学習を深めてください。
テキスト
鷹野和美編著「チーム医療論」医歯薬出版.2002.ISBN4-263-23392-1
参考書・参考資料等
必要時資料を配布します。
開講科目名
担当教員
保健学概論
種村 留美、宇賀 昭二、柳田 泰義、上田 博司
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人の健康を包括的かつ国際的な視野から捉える能力を獲得し、健康の保持・増進を図るシステムが理解でき、さら
にそれらを発展させる能力を涵養出来るようになる。また自分の生活を科学的根拠に基づいた保健学の視点から考
え、生涯よい健康行動ができるようになることも目標である。
そのために、健康の概念、日本と世界の保健システムと健康課題、健康に影響を与える要因と対策の立案などにつ
いて概説する。
授業の概要と計画
毎回の授業や実習の内容やテーマ
1. 4月16日(金)宇賀 (感染症の歴史)
2. 4月23日(金)宇賀 (健康と感染症)
3. 4月30日(金)宇賀 (ライフステージの保健学、母子・成人保健)
4. 5月 7日(金)宇賀 (環境と健康)
5. 5月21日(金)種村 (障害をかかえて生きるとは)
6. 5月28日(金)上田 (世界における公衆衛生の問題、WHOの取り組み)
7. 6月4日(金)柳田 (行動科学を活かした身体活動・運動支援)
成績評価方法と基準
学期末テストを重視する。
その他、出席、授業の態度や積極的発言なども加味される。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1年次に開講される「現代医療と生命倫理」は医療についての概論であるので、両科目をしっかりと学習すること
が望まれる。
オフィスアワー・連絡先
宇賀昭二 ugas@kobe-u.ac.jp 月曜日から木曜日の午後、前もってメールで予約して下さい。
種村留美 rumtan@people.kobe-u.ac.jp
上田博司 hiroboston@hotmail.com
柳田泰義 yanagida@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
健康とは誰しも望む非常に身近なテーマである。講義だけではなく自分のアンテナをはって、友人や家族との交
流、あるいは新聞、テレビ、インターネットなどからの情報などを保健学の視点から考えて下さい。きっと多くの
ことを学ぶでしょう。
テキスト
〔教科書〕国民衛生の動向 (厚生統計協会)最新版
参考書・参考資料等
〔参考書〕講義中に適宜紹介する。
開講科目名
担当教員
国際・災害保健
中園 直樹、田村 由美、宇賀 昭二、松尾 博哉
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
グローバルな視点で南北間の健康格差を認識すると共に、それらの原因となる背景要因を学ぶ。すなわち、国際保
健や災害保健のいくつかの主要課題についてそのフレームワークを示し、個々の課題についての原因分析を行う。
具体的には、感染症論、国際保健医療協力活動論、あるいは災害時の医療管理学やプライマリーケア論などを教授
する。
授業の概要と計画
1.国際・災害保健学総論(2コマ):国際保健および災害保健学の総論を論じる(宇賀)
2.災害と母子保健(2コマ):国際母子保健の立場から災害と母子の健康を論じる(松尾)
3. 国際保健医療協力活動の実際(1コマ):国際保健医療協力活動とIPW(田村)
4.General effects of Disasters on Health 1、2(2コマ):WHOのDisasterの教科書を解説する(中園)
成績評価方法と基準
成績の評価は“国際・災害保健の単位を認定するに足るだけの専門的な知識を有しているかどうか”を最大の基準
とする。試験では学生の理解の程度を正確に判断する様、講義で触れた広い範囲の項目から出題することを心がけ
る。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義では私語を慎み真面目に取り組むことを要求する(宇賀)
専攻を超えた学生相互のグループディスカッションへの積極的参
加を期待します(田村)
オフィスアワー・連絡先
宇賀:月曜日から金曜日までの9時から17時まで何時でも可。ただし、事前にメールあるいは電話などで都合を問
い合わせてほしい。 電話:078-796-4548、e-mail: ugas@kobe-u.ac.jp 中園:月、木を除く12:20-13:00まで E707研究室で、事前にアポイントを取って下さい。
田村:原則火・木の9時から17時まで、事前にメールあるいは電話で都合を問い合わせてほしい。電話:078−796
−4511 e-mail:ytbontje@kobe-u.ac.jp
松尾:メールで予約をお願いしま
す。連絡先:078-796-4525 matsuoh@ams.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
教科書:特に指定しない
参考書・参考資料等
参考書:必要に応じ講義中に紹介する
開講科目名
担当教員
総合画像診断学
安藤 啓司、塩谷 英之
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
近年、画像診断の進歩はめざましく、医療現場において重要な位置を占めている。この中でも臨床検査技師にとっ
て最も重要な画像診断法は超音波検査とMRIである。講義では臨床生理学、臨床生理学実習、画像診断解析学で学
んだ超音波検査とMRIの知識を深めさらに高度な理解を得ると共に胸部、腹部の代表的な疾患の所見について講義
する
授業の概要と計画
1.MRIの原理..
2.MRIの画像構成と装置
3.MRIにおける基本的画像
4.心疾患における超音波像
(1) 虚血性心疾患
(2) 弁膜症
(3) 先天性疾患
(4) 心筋症
(5) 心膜疾患
5.腹部疾患における超音波像
(1)肝臓病変
(2)胆嚢病変
(3)膵臓病変
(4)腎病変
6.頚部病変における超音波像
成績評価方法と基準
筆記試験
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義はスライド、ビデオなどを使って画像を見るということが中心となるので休まず出席し、積極的な目で学習し
てほしい。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
講義を受動的に受けるというのではなく、共に画像を見て考えるという雰囲気で授業を進めたいと思います。
テキスト
適宜プリントを配布する。
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
病理学II
鴨志田 伸吾
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
病理組織細胞学実習I
新谷 路子、鴨志田 伸吾
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
講義によって得られた知識を技術の中に理論づけ、実際の体験を通して、病理組織細胞検体の取り扱い方と標本作
製法を習得することを目的としている。
授業の概要と計画
実習計画と技術マニュアルにそって授業をすすめる。パラフィン包埋、薄切、染色といった病理組織細胞標本作製
の各過程、悪性細胞の観察などについて実習する。毎回、スケッチとレポートを提出してもらう。
成績評価方法と基準
定期試験とレポートの成績、出席状況を総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本実習を受ける前に、前期に行われた「病理組織細胞学」の十分な復習が必要とされる。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:火、木、金(前もって電話いただいた方が確実)。連絡先:4547(教授室)、4618(形態学系準備
室)
学生へのメッセージ
手作業で行う病理組織細胞標本作製は、臨床検査技師の腕の見せどころである。実習に使われる標本が患者さんか
ら得られた組織・細胞であることを実感しながら、また、自らが改良法を発案するつもりで、真剣かつ積極的に実
習に取り組んでほしい。遅刻・欠席は原則的には認めない。
テキスト
「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」(医歯薬出版)
参考書・参考資料等
「月刊Medical Technology別冊 新 染色法のすべて」(医歯薬出版)、「免疫染色 至適条件決定法」(学際企画)、「臨
床検査技師を目指す学生のための細胞診」(医療科学社)
開講科目名
担当教員
臨床医学総論II
傳 秋光、高田 哲
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
臨床医学の基盤ともいえる内科学のうち、糖尿病・代謝疾患、腎・泌尿器疾患を主体に講義します。限られた時間
ですべてを網羅して学習することは不可能ですので、代表的疾患を中心にして、病因、病態、診断、治療、予後を
系統的に学習します。
本講義では単に医学的知識の習得のみではなく、患者の症状、身体所見、検査所見などから、いかに適切な診断・
評価が行われ、ケア、治療が行われるかを学びます。講義を理解することは、臨床検査を行う上で必要不可欠で
す。
授業の概要と計画
高田教員が腎疾患関連を、傳教員が糖尿病、低血糖症、脂質異常症、高尿酸血症の講義を担当予定です。
成績評価方法と基準
1)定期試験成績と平常点(提出レポートなども含む)から、総合的に評価します。
2)オムニバス方式ですので、2教員の講義時間の持ち分割合を考慮し2教員分を足して100点満点とし、60点以
上が合格の目安となります。望ましいことではありませんが、片方の教員分が6割に満たなくても、総合点で60点
以上となり、合格ということはありえます。
3)高田哲教員担当分に関しては、小テストを行い定期試験成績に加味する予定です。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
毎回、受講して普段から勉強しておかないと、試験では大変苦労するかも知れません。
オフィスアワー・連絡先
別途、一般周知用のプリント通りです。メール:傳教員は、tsutou@kobe-u.ac.jp です。
学生へのメッセージ
講義を熱心に聴講していただき、一般の内科系の書籍で補強していただければ、とりあえずは合格点を取れるはず
なのですが。
テキスト
範囲が限られているので、教科書として指定しにくい状況です。できれば、下記の参考書などの該当部分を熱心に
勉強していただきたいのですが。
参考書・参考資料等
1)井村裕夫編「わかりやすい内科学」(文光堂)
開講科目名
臨床細菌検査学実習I
担当教員
大澤 佳代、片岡 陳正
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
生体情報計測学
片山 俊郎
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
現代医学では、疾病構造の変化、人口の高齢化、末期医療の見直しなどが急速に進行してきた結果を踏まえ、人に
優しい診断治療技術の開発、個々の医用機器の使用からシステム的運用への展開、 治療を中心とする医療から予
測・予防を中心とする医療への転換などが計られてきている。生体情報計測学では、このような現代医学の幅広い
知識を下支えするために、生体情報を計測するための基本となる電気・電子工学の基礎的事項を学び、生体情報の
計測の目的、計測法の原理などについて体系的に解説すると共に、生体の特殊性を考慮した生体計測の実際につい
て学習し、生体を対象としたセンサから記録に到るまでの計測技術の工学的基礎を理解することを目的とする。ま
た、生体システムの解析とシミュレーションを体系的に理解するために、神経生理学的な知見を基にして神経の興
奮伝導過程を工学的手法においてモデル化する。さらに、様々な医用機器を使用する際には、生体に対する安全性
の知識も重要であるので、これについても言及する。この講義は、生体計測の特徴と方法、生体情報の処理、生体
システムの解析とシミュレーションについて学ぶ、「医療システム論」、「生体情報計測学実習」の基礎となる科
目である。
授業の概要と計画
1. 医用工学の概要
2. 生体の電気的特性と安全対策(マクロショック・ミクロショック)
3. 電磁気の基礎(静電容量・電磁誘導)
4.電気素子(抵抗・コイル・コンデンサー)
5. 直流回路(オームの法則・キルヒホッフの法則)6.交流理論(ベクトル、複素表示・正弦波)
7. 交流電気回路(位相・実効値・共振回路)
8.過渡現象(1次・2次遅れ系)
9.過渡特性I(微分・積分回路)
10.過渡特性II(時定数・ステップ応答)
11.周波数特性I(ラプラス変換・遮断周波数)
12.周波数特性II(LPF・HPF)
13.生体電気現象I(神経の特性)
14.生体電気現象II(神経の興奮伝導)
15. まとめ
成績評価方法と基準
【評価基準】以下に示す3つの個別評価を総合して成績を評価する。
1.適時提示する課題に対するレポートの評価。
2.学期末に行う期末試験の評価。
3.出席の評価。総合評価における上記個別評価の割合は、レポート30%、期末試験60%、出席10%とす
る。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
成績評価において、出席と適時提示する課題のレポートが評価対象となっているので、遅刻、欠席が無いようにし
てください。
オフィスアワー・連絡先
E-mail:katayama@himeji-du.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
〔教科書〕北村清吉,橋本享『臨床検査学講座 医用工学概論』(医歯薬出版)ISBN:4−263−2289
3−6
〔参考書〕大久保善朗 他『臨床検査学講座 生理機能検査学』(医歯薬出版)ISBN:4−263−2292
0−7
開講科目名
担当教員
放射性同位元素検査技術学
伊藤 光宏
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
検査機器学
白川 卓
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
現在の臨床検査は高度に発達した分析機器に支えられています。「より正確に、より迅速に、より多く」の検査
情報を提供するためには、優れた分析機器の使用が不可欠です。
超大型の自動分析機器も基本的な測定装置の組み合わせから成っています。これらの基本原理をよく理解するこ
とが検査機器を正確に操作し、信頼できるデータを提供するうえで必須です。また、技術革新により機器の小型軽
量化が進み、「どこでもできる臨床検査」すなわちPOCT(Point of care testing)が導入され、臨床検査の新たな展
開が始まっています。
本講義では分析に使われる多種多様な機器のうち、臨床検査の分野で高頻度に用いられる機器の構造上の特徴、
測定原理、操作法ならびに保守管理についての基本的な知識について理解することを目標としますが、最新の情報
も随所に盛り込みながら臨床検査機器に関する知識を深めてもらいます。
授業の概要と計画
1.共通機器
化学容量器、秤量装置、遠心分離器、恒温装
置、攪拌装置、純水製造装置
滅菌装置(オートクレーブ、乾熱滅菌器他) 顕微鏡(生物顕微鏡、蛍光顕微鏡、電子顕微鏡
他)
2.分野別自動分析装置
自動化学分析装置
自動血球計数装置
自動細菌検査装置
遺伝子検査装置
3.レーザーネフェロメーター
4.フローサイトメーター
5.ドライケミストリー
6.POCT用検査機器
7.その他の最新検査機器の紹介
成績評価方法と基準
小テストと期末試験の合計点で評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
基礎検査学実習で使用する機器を本講義開始時に集中して講義します。
この分野の機器は日々進歩しておりテキストだけでは対応できないので、プリントや視聴覚教材を利用して講義を
進めます。
オフィスアワー・連絡先
メールアドレス:sirakawa@rabbit.kobe-u.ac.ja
ダイアルイン:078-796-4541
オフィスアワー:金曜日12時30分∼13時30分(その他連絡して頂ければ随時OK)
学生へのメッセージ
機器を道具として使い切ることができれば、機器は皆さんの力強い味方になってくれます。機器をよく理解し、機
器と仲良くなりましょう。
テキスト
臨床検査講座「検査機器総論」医歯薬出版(ISBN4-263-22892-8)
参考書・参考資料等
その他、必要に応じて資料のプリントを配布します。
開講科目名
寄生虫検査学実習
担当教員
宇賀 昭二、堀江 修
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
講義を通じて学んだ事柄のうち特に日常検査で遭遇する可能性のある項目に関して実習を行って理解を深める。寄
生虫検査学実習では形態学が大きな比重を占める。虫卵検査を例にとれば,顕微鏡で観察されたある物質が寄生虫
卵であるのかそれとも単に夾雑物(ゴミ)であるのかを判断するには実に多くの知識(経験)が必要とされる。講
義を通じて学んだ虫卵の大きさ、色、形状、あるいは数などを基にして総合的に判断して結論を出すことになる。
実習の初期には明らかな夾雑物を虫卵と間違えていた学生が,実習後期にはこういった初歩的な誤りを犯さなくな
る。本実習ではこういった寄生虫検査学(生物学)を学んだ者が持たなければならない最低限の判断力を養成する
ことを目標とするとともに,各種発育段階の寄生虫の検査法を実習する。
授業の概要と計画
期間中以下の内容について実習する。
1.病原原虫類:マラリア原虫(ネズミマラリア感染マウスを用いた標本作製・ギムザ染色法,ヒトの4種マラリア
の同定法),トキソプラズマ(マウス脳を用いたシストの観察),赤痢アメーバ(栄養型およびシストの形態観
察),および主な鞭毛虫類の栄養型、シスト、オーシストの染色法、検査法および形態観察。
2.病原蠕虫類:線虫(蛔虫,鞭虫,鉤虫,蟯虫など成虫や虫卵の観察。蟯虫ではスコッチテープを用いた虫卵の観
察を行う),吸虫(肺吸虫,横川吸虫,肝吸虫などの成虫や虫卵の観察。肺吸虫ではサワガニ、そして横川吸虫で
は淡水魚を用いてこれらからメタセルカリアの検出を行う),および条虫(有鉤条虫,無鉤条虫,広節裂頭条虫な
どを用い、それらの体節の特徴と虫卵の特徴を観察する)。
3.糞便検査:実習の成果を明らかにする目的で、実際の糞便を用いた各種糞便検査法を行い、虫卵の回収率や手
技の簡便さなどを比較する。
成績評価方法と基準
実習毎の理解度を確認する意味で毎回レポート(5点満点で評価)を提出させる。最終的な評価はレポートと出席
(優を得るためには全ての実習に出席することが必須)で判断する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
ヒトへの感染性に関してはその安全性が確認された寄生虫を用いて実習を行うが,学生は感染源を取り扱っている
旨を認識し,十分に注意して実習に取り組むこと。
オフィスアワー・連絡先
基本的には月曜日から金曜日までの9時から17時までの何時でも可能です。ただし、事前にメールあるいは電話な
どで都合を問い合わせてほしい。
電話:078-796-4548、e-mail: ugas@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
寄生虫に関心を持ってほしいと願っている。
テキスト
実習書を配付する。事前に予習を希望する学生は寄生虫学研究室のホームページ(http://www.research.kobe-u.ac.
jp/fhs-parasite/)にその内容を公開してあるので、入手できる。
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
検査情報解析学
中園 直樹、林 祥剛、宇賀 昭二、塩澤 俊一、
塩谷 英之、木戸 良明、白川 卓、鴨志田 伸吾 他
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
正確な診断の助けとなる質の高い検査情報を臨床医に提供すると同時に、臨床検査がチーム医療に貢献するために
は検査の意義や選択を他の医療スタッフに科学的根拠に基づいて伝える必要がある。そのためには臨床検査技師自
身が臨床検査から得られる情報と病態との関係を正確に理解し、検査情報をより有意義なものにしていく能力が要
求される。本講義では検査診断学の基礎を学び、検査データが臨床の場でいかに活用されているかを広い視野で理
解し、検査情報の判断能力の向上を図る。
授業の概要と計画
各教員が疾患ごとにテーマを与え、検査情報をもとに病因・病態の解析を行う。この授業は「検査情報解析学演
習」と連動して実施される。臨地実習のない月曜日に行う予定である。
成績評価方法と基準
試験や出席状況で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
臨床検査のもつ奥深さを感じていただきたい。
テキスト
必要に応じてプリント等を配布する。
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
検査情報解析学演習
中園 直樹、林 祥剛、宇賀 昭二、塩澤 俊一、
塩谷 英之、木戸 良明、白川 卓、鴨志田 伸吾 他
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
「検査情報解析学」と同じ。
授業の概要と計画
実際の患者検査データをもとに症例検討を行い、検査データの読み方、考え方のトレーニングを行う。この授業は
「検査情報解析学」と連動して行う。臨地実習のない月曜日に行う予定である。
成績評価方法と基準
「検査情報解析学」と同じ。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
臨床検査のもつ奥深さを感じていただきたい。
テキスト
必要に応じてプリント等を配布する。
参考書・参考資料等
開講科目名
臨床化学
担当教員
木戸 良明
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
2単位
開講科目名
担当教員
遺伝子検査学実習
大澤 佳代、木戸 良明
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
画像診断解析学
傳 秋光
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
1)近年,画像診断法の進歩はめざましく,臨床医学の現場において重要な位置を占めるようになって来ました。人
体各部位のX線画像診断,また,CTスキャン,MRI,超音波の画像診断に際しては正常なのか異常なのかといった病
変の有無が判断され,次に解剖学的局在診断,可能な場合は病理組織学的鑑別が試みられます。従って,特に医師
には正常解剖や疾患に関する広範囲の知識が必要となりますが,その他の医療従事者にとっても担当する患者さん
が今どのような病態にあるのかを把握した上でそれぞれの専門分野での対応(検査技術科学専攻学生にあっては生
理検査)が要求されることになります。講義では主として実用に直結する頭部・胸部などの画像診断法を、内科医
兼リハビリテーション科医の立場から行いたく思っています。
2)ハイテク医用画像の目で体内の世界を探求し,人の体はどうなっているのか,病気とは何か,各自の専門領域で
の対応はどうすればよいかを考える機会の一助となって欲しく思っています。 少なくとも研修医と同レベルの知識
獲得をしていただきたく思っています。
授業の概要と計画
単純X線写真,CT,MRI,超音波画像などの概論と,順次、脳・肺・心臓といった部位別の講義を行ないます。脳血
管障害・肺疾患・心疾患といった疾患別をキーワードにして行ないます。可能な限り、消化器系にも触れたく思っ
ています。
成績評価方法と基準
授業中に行なう数回の小試験(各100点満点)の平均点60点以上を合格の最低点とし、評価する予定です。学期末
試験で評価するには余りにも広範囲のため、このような評価方法とします。よほど熱心に小刻みに勉強しないと単
位の取得は困難かも知れませんが、基本的には講義内容と教科書そのものが主体です。毎年、看護学生の中には受
講困難な中、受講希望者がいます。実習の為の未受講分は別途配慮予定ですので、相談ください(追試験や課題を
指示します)。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1)とうてい全ての画像診断を、人体各部位にわたって実用性を得るまで講義することは不可能です。他の講義で学
んだことも参考として講義を受け,興味の出た学生には更に自学自習などが望まれます。
2)講義は配布するプリントとビデオ類を主体に行ないます。教科書の重要個所も適宜指摘します。
3)数回の小試験は教科書から問題を作成して出題することも取り入れます。そのためにも、教科書は必需です。
4) 例年、看護学生は実習の都合で当初の講義が受講できない場合があるようです。相談ください。
オフィスアワー・連絡先
別途、一般周知用プリントを参照してください。E-メールの場合は、tsutou@kobe-u.ac.jp です。
学生へのメッセージ
1)CTやMRIや超音波のない時代の医学教育を受けた者が、独学と臨床経験をもとに講義します。進歩する医療
に対する1人の先人の、生涯学習の姿勢を学んで欲しく思います。同時に、種々の画像診断を通じて正常や病理解
剖学的情報を知り、専門的対応の一助として欲しく思います。2)単なる知識の切り売りは本意ではありませんが、
将来的にも講義プリントと教科書はきっと役立つはずです。なお、教科書指定したものは医学生に人気の高い書籍
です。
テキスト
1)ゼッタイわかる頭部写真の読み方(第4版)百島祐貴著. 医学教育出版社. 3885円(ISBN978-4-87163-433-5.)
2)ゼッタイわかる胸部写真の読み方(3版)百島祐貴著. 医学教育出版社. 4935円(ISBN978-4-87163-388-8.)
3)(上記は必需。その他、強いてではなく、金銭面に余裕があれば、同社の同シリーズの腹部写真の読み方Part.1,
Part.2. やMRIの読み方、および画像診断コンパクトナビ。強いては、購入不要。)
参考書・参考資料等
1)改訂版 国試画像診断突破マニュアル 監修 平松京一 (メジカルビュー社)
2)高島 力・佐々木康人監修:「標準放射線医学」(第6版)(医学書院)
開講科目名
担当教員
生理機能検査学
安藤 啓司、塩谷 英之、堀江 修
開講区分
単位数
通年
2単位
授業のテーマと目標
臨床生理学に引き続き、循環機能検査、呼吸機能検査、神経・筋機能検査の基礎となる生体の構造と機能、異常な
検査結果をもたらす病態について学ぶ。また、各種生理機能検査の原理、用いられる機器の有用性と限界について学
ぶとともに、検査施行上の手順と注意点を理解し、得られた検査結果からどのように診断を行って行くかについて学
習する。
授業の概要と計画
下記の項目について講義する
1.循環機能検査
a)心電図
b)心エコー
2.神経・筋機能検査
a)脳波
b)筋電図
3.呼吸機能検査
4.平衡機能検査
成績評価方法と基準
筆記試験
ただし、2学期にわたるので、前半が終了した時点で中間試験を行ない、その成績と後半の試験の成績を合わせて
評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
各種生理検査の原理、検査機器の構造、検査手順、得られた結果から診断に至る課程を十分に理解すること。また生理
検査には画像診断が多く、最初はとっつきにくいと思われるができるだけ積極的に画像と親しむよう心がけること。
授業中は適宜プリントを配布する。
オフィスアワー・連絡先
連絡先 安藤:796-4592 塩谷:796-4597
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
臨床検査講座 『生理機能検査学』(医歯薬出版) 検査方法はこれで十分 4-263-22920-7
検査の基礎となる生理学的知識を得るには生理学のテキストが必要。病態まで知るには内科学や病態生理学のテキ
ストを参考にする必要がある。
例えば スタンダード 『生理学』(文光堂)4-8306-0218-X
開講科目名
担当教員
臨床免疫学
塩澤 俊一、柱本 照
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
免疫学の講義では、免疫学を出来るだけ科学的に扱い、身体の中で日常に生じている免疫応答の様相について詳し
く解説しました。本講義では、免疫学の基礎知識を基盤にして、より臨床に即した事項を扱います。具体的には、
膠原病、自己免疫疾患、アレルギーなどの疾患の臨床症状と病態について講義します。諸君は色々な病気のあるこ
とに驚嘆されることと思いますが、これら疾患の多くは未だに現代の難病で、今後の研究と治療法の開発を待って
いる臨床医学に残された重要な学問領域です。臨床の諸問題に興味を持たれるのは良いことですが、その下にはそ
の病気で苦しんでいる人達のあることを知って欲しいと思います。そして、膠原病を解明・克服する方法について
考えて欲しいと思います。発症病因を考えるに当たっては、免疫応答の諸相についての正確な理解が前提になりま
す。碌に勉強もしないで患者に役立つ発見は生まれません。よく考えると、「身体が本来持っている防御応答系」
以外に、何か摩訶不思議な「自己免疫」という現象が別に存在するというのは考え難いことで、身体のもつ免疫シ
ステムが何らかの変調を来たした結果が膠原病であるはずです。膠原病を解明するには、広く深く、もっと広く広
く、もっと深く深く学ぶことが大切です。
授業の概要と計画
講義内容は次の通りです。臨床の現場の知識を学ぶ中で、科学的視点を見失うことなく、事実を正しく見つめるよ
うに、習慣づけて自身を訓練して欲しいと思います。
1.全身性エリテマトーデス、(講義では補体の復習を兼ねます)
2.関節リウマチ(講義では、感染に対する防御応答の復習を兼ねます)
3.混合性結合織病、強皮症
4.多発性筋炎、全身性血管炎
5.シェーグレン症候群、抗リン脂質抗体症候群
6.ベーチェット病、痛風
7.アレルギー疾患、喘息
8.臓器移植
9.検査異常の分子機構:まとめ
10.最近の遺伝子操作技術について
11.人間あるいは研究者としての心構え(出席点あり)
成績評価方法と基準
講義の到達目標:
(1)全身性エリテマトーデス、関節リウマチなど諸疾患の臨床像の概要が理解されていること。
(2)それらの病態が理解されていること。
(3)それらの検査法についてその臨床的意義および検査の化学反応様式の両方が正しく理解されていること。
(4)最近の遺伝子技術を理解していること。
(5)一個の人間の視点から古今東西の智慧を概観することが出来て、自身を振り返ることが出来るようになって
いること。成績の評価方法:試験による。あわせて、毎授業ごとに小試験を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
私語は厳禁。その他の制限なし。出席、睡眠、遅刻、早退は問いません。勉強は、まず自分のこれまでの基礎知識
の程度を知ること、すなわち現在の自分を知ることから始まります。講義を聴いて分からない所は、次回までに自
分で教科書や参考書をみて勉強して補充しておくようにして下さい。自分で勉強してみてもまだ分からないことが
あれば、研究室を訪ねて質問をしたり、研究手段の具体的なことが知りたい人も、研究室を訪ねて下さい。いつで
も教えてあげることが出来ます。
オフィスアワー・連絡先
078-382-5680へ電話して面会予約をして下さい。また、部屋に私がいればいつでも遠慮なく、入室あるいは質問し
に来て下さい(研究科長室です)。
学生へのメッセージ
しっかりと勉強することです。周りをみて自分の方がよく出来るなどと自惚れてはいけない。同年齢の若者がハー
バード大学はじめ世界で地道な勉強を初めています。努力と忍耐は諸君の行く手を照らす光です。臨床の現場を正
しく見つめて、それを自身の頭で考え詰めること、こうした知的作業の繰り返しによってはじめて新たな発見が生
まれ、それが苦しんでいる患者へとフィードバックすることの出来る確かな知識となります。不平不満を言わない
独立自尊の人に成長してほしい。
テキスト
〔教科書〕塩沢俊一著「膠原病学」(丸善)
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
臨床検査医学II
塩谷 英之、鴨志田 伸吾
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
ウイルス学
小西 英二
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
20世紀の中頃にはあるノーべル賞学者が豪語したように2000年までにすべての感染症が征圧できるものと考えられ
ていた。ワクチンや薬物療法などの武器を人類は手に入れたためである。天然痘の撲滅は典型的な成功例である。
しかし,現実には感染症は克服できるどころか,さらにその数を増し,人類を脅かしている。最近,新興・再興感
染症として注目されている問題である。その多くはウイルスに起因する。
ウイルスによる感染・病気を的確に診断するための検査は重要な意義をもつ。講義は,ウイルスの構造,感染機構
などの基礎的な説明から入り,ウイルスとは何かを理解した上で,検査法へと進む。古典的な検査法から最近の技
術の進歩に伴う斬新な検査法まで,その長短を考えながら,発展の道筋を眺める予定である。なお、これは1年間
を通じて連続して行う講義であるが、科目名は、2年次後期を「ウイルス学」、また3年次前期を「ウイルス検査学」 と
する。
この講義は、他の感染症関連の講義と異なり、ウイルスに特化した内容となる。この講義を理解すれば、ウイルス
検査に関する基礎的な知識また応用力を修得するようになる。
授業の概要と計画
ウイルス検査学を理解するためには、まずウイルス学を理解しなければならない。そのため、ウイルス学の総論を2
年次後期に、ウイルス検査学を3年次前期に行う。
以下の項目について講義を行う予定である。
1.ウイルス学総論(2年次後期)
1.ウイルスの形態・分類
2.ウイルスの感染と増殖
3.ウイルスの伝播と発病
4.ウイルス感染の免疫学
5.ウイルス病の予防と治療
6.バイオハザード
7.感染症情報ネットワーク
2.ウイルス検査学(3年次前期)
1.ウイルス検査の意義
2.ウイルス分離
3.ウイルスの同定
4.特異抗体検出法
成績評価方法と基準
レポート及び筆記試験
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
基礎的な生物学、感染症関連の知識は必要
オフィスアワー・連絡先
小西 英二 電話:796-4594、e-mail:ekon@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:他の講義や会議以外随時
学生へのメッセージ
感染症で多くのヒトが命を失っています。真剣に聴いていただきたいと思います。
テキスト
指定なし
参考書・参考資料等
講義中に紹介する
開講科目名
担当教員
医療情報処理学
生戸 健一、駒井 浩一郎、宮本 正喜
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
テーマ:医療機関における医療情報システム概論
目標:医療情報システムはどのような構成か理解できる。
授業の概要と計画
1. 序論
2. 医療情報システムの全体像(宮本)
3. 基幹システム1(オーダシステム)
4. 基幹システム2(電子カルテ)
5. 検査系システム1(検体検査システム、生体検査システム)
6. 検査系システム2(放射線部門システム、医用画像システム)
7. 神戸大学病院検査部におけるシステム利用の実際(生戸)
8. 新薬治験における情報の取り扱い(外部講師を予定)
9. 地域医療ネットワーク
10. 課題と展望(個人情報、プライバシー、セキュリティ)(宮本)
成績評価方法と基準
試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
テキストを使用しての講義は基礎事項の確認ですが、それを踏まえて行っていただく、医療情報の現場に携わっ
た経験のある招聘講師による講義が重要です。招聘講師の講義は必ず出席すること。開講日が変則的になる可能性
があるので、掲示などに注意してください。
オフィスアワー・連絡先
駒井: komai@kobe-u.ac.jp
生戸: kenichi-uto@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
臨地実習を翌年に控え、医療における情報の流れを理解できるようにしましょう。
テキスト
医療情報システム入門2009(社会保険研究所) ISBN: 978-4-7894-1891-1
参考書・参考資料等
なし
開講科目名
担当教員
臨床細菌学
大澤 佳代、片岡 陳正
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
検査管理運営論
白川 卓、吉田 泰昭、片山 善章
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
臨床検査を取り巻く環境は大きく変化しています。本講義では医療全体を幅広い視点で捉えることのできる知識と
能力を習得することを目標としています。将来の検査部における指導者、管理者の育成を念頭に入れた講義です。
検査管理運営の基礎的事項を確認し、検査部運営におけるシステム化の必要性や検査部管理における精度管理およ
び検査実施の流れの監視機構の重要性について講義します。また、検査部経営や病院経営など医療経済についても
広く講義する予定です。医療における臨床検査の将来展望について考える機会にしたいと考えています。
授業の概要と計画
1)検査管理運営の基礎(白川)
管理運営の概念と基礎的用語の整理
欧米の検査管理
検査データの付加価値チーム医療への参画
(クリティカル・パス、POCT、コンサルテ
ーション)
2)検査室の管理運営(片山)
病院組織上の検査部(科、室)の位置付け、
検査部組織
検査実施流れの監視機構
検査部(科、室)、臨床検査の将来展望
3)病院の管理運営(吉田)
病院のマネジメント
病院経営と検査部(科、室)
医療経済
成績評価方法と基準
出席、筆記試験およびレポートを総合して評価します。(片山)
出席、筆記試験の合計で評価します。(吉田)
班ごとの発表内容と各自のレポート点を合計して評価します。(白川)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
・医療施設における臨床検査とは何かを全体的に把握する科目です。少々、退屈になるかも知れないが静かに聴講
することを望みます。(片山)
・医療施設(特に民間病院)における臨床検査の位置付けと検査に対する期待を学んで貰いたい。
(吉田)
・課題をもとにグループワークをして発表してもらいます。チームワークを大切に。(白川)
オフィスアワー・連絡先
メールアドレス:sirakawa@rabbit.kobe-u.ac.ja
ダイアルイン:078-796-4541
オフィスアワー:金曜日12時30分∼13時30分(その他連絡して頂ければ随時OK)
学生へのメッセージ
・検査部(科、室)、臨床検査の現状把握と最近の医療における臨床検査が変革して行くなかでの講義になるの
で、学生諸君も将来を考えながら聴講して下さい。(片山)
・25年前に3年間臨床検査室で働き、大学病院、公立病院、民間病院での勤務を経て現在病院の経営に携わってい
る。それぞれの視点で臨床検査を捉え、臨床検査の意義と楽しさを伝えたい。(吉田)
テキスト
参考書・参考資料等
〔教科書〕臨床検査学講座「検査管理総論」(医歯薬出版) ISBN4-263-22912-6
その他必要な資料は随時プリントで配布します。
開講科目名
基礎臨床検査学実習
担当教員
白川 卓、新谷 路子
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
尿、糞便などの定性分析法および形態観察法を中心に臨床検査に必要な基本技術を幅広く習得することを目標とし
ています。各種検査機器や試薬類の取り扱い方と管理法、生体試料の採取法と取り扱いについてテーマごとに実践
して学びます。また、各種検査法の実習を通して分析法や測定原理によって感度や特性が異なることを学び、得ら
れた生体情報の臨床的意義について考察してゆきます。実習で用いる検査試料は学生自身から採取したものを用
い、一部は患者試料を用います。
できるだけ実験的な要素を取り入れて、創意工夫しながら実習を進めたいと考えています。
授業の概要と計画
1.検査機器の原理と使用法
汎用機器類
POCT検査機器
2.検体採取法
3.各種一般検査
尿沈渣尿細胞診
尿細菌検査
各種尿定性検査
便潜血反応
妊娠反応
赤血球沈降速度
4.赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリット値の測定
成績評価方法と基準
全テーマの出席を原則とします。(欠席時の補講はない。)
出席点、レポート点、実習態度および2回の到達目標確認テストで評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1)扱う薬品は強酸、強アルカリ、引火性のものがあるので取扱いには注意して下さい。
2)生体試料は貴重なものです。また、感染の危険性があることを念頭に置いて慎重に取り扱う必要があります。
3)採血は教官の指導のもと、学生間で行います。4)実習室には必要な物以外、特にコート、カバン等を持ち込
まないで下さい。
オフィスアワー・連絡先
メールアドレス:sirakawa@rabbit.kobe-u.ac.ja
ダイアルイン:078-796-4541
オフィスアワー:金曜日12時30分∼13時30分(その他連絡して頂ければ随時OK)
学生へのメッセージ
「細心の注意」と「自由な発想」がこの実習のテーマです。できるだけ「楽しみながら」実習をすすめて下さい。
テキスト
参考書・参考資料等
・実習書を配布します。
〔参考書〕臨床検査学講座「臨床検査総論」(医歯薬出版)(ISBN4-263-22881-2 C3347)
「尿沈渣検査法2000」(日本臨床衛生検査技師会) 金井 泉ほか「臨床検査法提要」(金原出版)(ISBN4-307-0
5035-5)
開講科目名
担当教員
臨床生理学実習I
安藤 啓司、塩谷 英之、堀江 修
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
講義で学んだ種々の生理学的検査法を自ら体験することを通じ検査の手技や機器の取扱い等に習熟するとともに、
検査の基となっている生理学的知識の理解をより深める。生理学的検査は被験者に直接電子機器を接続して行うも
のである。したがって、被験者の安全を確保しつつ、信頼できる測定結果を得るのに必要な機器の構造や動作原
理、検査実施手技、検査機器の保守管理方法、外来ノイズや電極不良など検査データの質を損なう問題への対処法
などについて理解する。
授業の概要と計画
下記の項目についてグループに別れ実習する。
心電図
肺機能検査
心エコー
腹部エコー
平衡機能検査(眼振電図を含む)
筋電図
脳波
誘発脳波
成績評価方法と基準
レポートおよび実習態度から評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実習への出席が必須。講義で学んだ知識を整理し、十分に予習して実習にのぞむこと。
オフィスアワー・連絡先
連絡先 安藤:796-4592 塩谷:796-4597
学生へのメッセージ
検査技師は,患者やその家族に検査内容,目的,必要性などを説明できなければならない。この実習で被験者とし
て実際に検査を受けた体験があってこそ具体的な説明が可能となる。
テキスト
実習用プリントを配布する
参考書・参考資料等
臨床検査講座 『生理機能検査学』(医歯薬出版)
開講科目名
ウイルス検査学実習
担当教員
小西 英二、大澤 佳代
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
「ウイルス検査学」の講義で学んだ種々の検査を本実習で体験し,さらに理解を深める。
実習では,感染材料を用いる。検査材料(感染性あり)をいかに他の感染物の混入無しに維持するか,そしていか
に検査者を感染(バイオハザード)から守るかを学ぶことも,本実習の大きな目標である。
この実習は、他の感染症関連の実習と異なり、ウイルスに特化した内容となる。この実習を理解すれば、実際のウ
イルス検査に関する知識また技術を修得するようになる。
授業の概要と計画
本実習では、ウイルスと細胞を生きた状態で使用し、感染によって生じるさまざまな現象を観察し、それを検査に
応用する。キット類は使わず、試薬類は自分たちで調製する。
以下の項目について実習を行う予定である。
1.細胞培養関連試薬の作製
2.細胞の継代
3.細胞変性効果・生長曲線
4.赤血球吸着試験・赤血球凝集試験
5.赤血球凝集抑制試験
6.免疫染色
7.ELISA
成績評価方法と基準
出席、レポート及び筆記試験により評価する。
無断欠席した場合は単位を与えない。
遅刻は欠席とみなす。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
上記のように感染材料を取り扱うので,実習時に説明するルールを守り,安全操作に十分注意する。白衣が必要。
また、多くの内容が盛り込まれているので、実験操作を手際よく行うために、前もって実習プロトコールを良く読
んでおくこと。各自、フローチャートのようなものを作っておくと良い。
オフィスアワー・連絡先
小西 英二 電話:796-4594、e-mail:ekon@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:他の講義や会議以外随時
学生へのメッセージ
感染症で多くのヒトが命を失っています。真剣に実習していただきたいと思います。
テキスト
実習書を配布する。
参考書・参考資料等
指定なし
開講科目名
担当教員
公衆衛生学実習
中園 直樹、後神 秀基
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
環境衛生、食品衛生、産業衛生のほかに疫学・統計の領域を網羅した広範な社会医学を、課題により復習し深める
(個別・グループ発表)。小グループ別研究あるいは調査テーマの企画立案から実施を6グループにわけ行う。
授業の概要と計画
グループ発表テーマは環境衛生と産業衛生、それと水質調査に分かれている。小グループ別のグループ別調査、分
析テーマは企画から実施まで研究計画と結果発表からなる。
成績評価方法と基準
グループ発表課題のみ個別の評価(20点)で、小グループ別研究調査テーマは発表まで含めグループ同一評価(80
点)で行う。なお、グループ研究調査テーマの評価は学生同士の投票にて評価点を定める。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
機器分析学実習
白川 卓、後神 秀基
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
解剖学実習I
三木 明徳、新谷 路子、荒川 高光、三浦 靖史
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
機器自動化論
中 恵一
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
科目を通じて到達する目標(科目終了時に何ができるようになるか) 現場における臨床検査は近代化されたシス
テム構成によって処理されている。システムは分析機器・装置、情報処理システム、検体や消耗品等を運搬する自
動搬送装置、分析作業を行うロボットなどにより構成される。こうした自動化システムを構成する上での戦略的思
考を習得する。カリキュラム内の科目の位置づけ(他の科目[前後・同時期開講科目]との関連) 臨床検査総論およ
び各論は、医療を行う上に必要となる生体成分・生理的情報に関するすべてを教える。本科目では現場における臨
床検査分析作業において迅速性・精確性および効率を追求し、作業者の安全を獲得するために自動装置・ロボット
等が導入される。さらに、検査によって出る測定結果や分析結果は別のコンピュータシステムによって、患者情報
として統合され処理される。これらは病院全体に情報を提供する上位のコンピュータシステムと連携して施設の情
報処理が完全に統合される。本科目ではこうした多くの機械と人間が作業をどのように分担し、また協調し合うか
について必要な知識を習得する。
授業の概要と計画
毎回の授業や実習の内容やテーマ
・自動化を学ぶための基本用語
・自動化の基本理論
・作業の機械化に応用される技術
・機器の統合のための技術と作業の完全自動化
・情報処理システムとの連携
・工程管理および精度管理
キーワード自動化、マン・マシン・インターフェイス
成績評価方法と基準
出席および小テストにより評価し,定期試験での試験は行わない。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
科目を履修する要件(予備知識やスキル、修めておくことが望ましい科目など)臨床検査で用いられるすべての分
析方法、その計測原理をよく知っておくこと。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
臨床検査の現場では自動化された機械の部品になっている有資格者が多い。人が技術を手にし、その奴隷となら
ないためには、人間としての尊厳とともに論理的思考を身につけることが必須である。本講義はそうした面で他校
にはないユニークな講義を提供する。
テキスト
参考書・参考資料等
〔教科書〕授業で必ず使用するもの必要に応じてプリントを配布
〔参考書〕学習を深めるもの、卒業後も使える雑誌 臨床検査44巻8号 自動機器分析に要求される標準化 (2
000)ISSN-0485-1420日本臨床検査自動化学会会誌 全般ISSN-0286-1607 WEB: http://www.jscla.com/
開講科目名
担当教員
IPW統合演習
田村 由美、細名 水生、四本 かやの、堀江 修、
白川 卓、野田 和惠、荒川 高光
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、保健学科、医学科学生とともに学習してきた IPWの総合的な力をつける科目として位置づけられる。本
科目では、将来、それぞれが専門性を発揮し、専門職としての役割を果たして、医療チームの一員として疾病や障
がいがある人(患者・当事者)とその家族を中心とした、安全で安心かつ質の高い医療・ケアを行うために、専門領
域の異なる学生メンバー間で目標を共有し、ディスカッションを行い問題解決の過程を体験的に学習することを通
して、自己・他者の専門性を尊重し、相互理解を深め、チームで協働することの意義を理解することを目指す。
授業の概要と計画
学習目標:
1)チーム内で情報を共有できる。
1) 関連する他の保健医療職の視点、専門性や役割を理解することができる。
2) 問題・課題に関連した臨床的知識を理解することができる。
3) 患者ケアについて医学的視点にとどまらず全人的(ホーリスティックな)視点で考えることができる。
4) リーダーシップ、メンバーシップを発揮し、チームとして建設的なディスカッションを勧めることができる。
5) 他の職種と連携・協働してチーム医療を行うことの重要性を理解することができる。
6) 学習経験を振り返り(リフレクション)次の行動(アクション)の準備ができる。
医学科、保健学科、薬学部の異なる専攻からなる学生グループで、提示されたシナリオを基にチュートリアルに取
り組む。
本科目は次の期間に集中して行う:平成22年12月13日(月)∼17日(金)
チュートリアル2回とグループ学習、自己学習をとおして学習を深め、グループ発表会で学習を共有する。学生は3
9グループに分かれ、さらに13グループずつの3組(A,B,C組)に分けて、組毎に時間差で教室を利用し学習を
進める。
*詳細は別途配布するIPW演習要項参照のこと
成績評価方法と基準
各学生グループ担当教員による評価を参考に医学科、保健学科、神戸薬科大それぞれの担当教員が最終評価を行
う。評価は、出席度、グループ学習への参加度、課題に対する学習の準備生、グループ発表、まとめのレポートな
どから総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は、保健学科における1年次から4年次までの共通特論科目、すなわちIPW教育科目の最終科目となる。IP
W教育の原理原則:「人としての相互尊重を基盤にしてお互いが学習の場をともにし、お互いからお互いについて
学び合うことである」ことを意識して積極的な知の相互作用を期待する。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
本科目は、複数の専攻学生とともに、シナリオの当事者の視点から問題解決をしていく学習である。重要なのは、
自己に気付き、他者を尊重し理解しようとする関心である。グループメンバー間の積極的なかかわりをとおして学
びを深めて、インタープロフェッショナルな専門職へ成長する基盤にしてほしい。
テキスト
参考書・参考資料等
適宜配布する。
開講科目名
担当教員
臨床血液学実習II
伊藤 光宏
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
血液疾患のスクリーニング検査を習得した後の血液学実習である。血球起源の同定のための細胞化学的染色法やflo
w cytometryによる解析法を学び各種の白血病の診断法を身につける。また血小板機能検査や各種の凝固因子の解
析法を学び、出血性素因患者の確定診断ができる知識を習得する。
授業の概要と計画
神戸大学医学部附属病院、各地の基幹病院の検査部や日赤血液センターで実際の症例に即して検査を行い、どのよ
うな手順で検査を進めて確定診断を行うかを習得する。
成績評価方法と基準
出席と実習態度を重視し、加えて臨床血液学全般の総合的な知識を問う試験を行う。その両者で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
白衣で各病院あるいは研究室の検査室に定刻に集合する。無断欠席は厳禁である。実際の医療現場での実習であり、
医療人としての心構えをもって学習する。医療現場は近年非常に多忙になっているので、受動的な学習態度では得
られるところは少ないだろう。(業務の邪魔にならない程度ではあるが)能動的・積極的な姿勢で臨んでくださ
い。
オフィスアワー・連絡先
A309に在室時は随時。不在の時はメモを残してください。附属病院での面談もできます。
学生へのメッセージ
血液学の知識や解析能力を持つことは皆さんの掛け替えのない付加価値である。しっかりした血液学の知識を持っ
て、社会に出られるよう情熱を持って実習に取り組んでもらいたい。将来皆さんの中から血液学で指導的役割を果
たす人材が育つことを期待している。
テキスト
特に指定しないが、2、3年時に使用した教科書と血球のアトラス(例:南江堂;ビジュアル臨床血液形態学)を
持っているのが望ましい。
参考書・参考資料等
同上。
開講科目名
担当教員
臨床免疫学実習II
塩澤 俊一
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
臨床細菌検査学実習II
担当教員
大澤 佳代、片岡 陳正
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
臨床生理学実習II
安藤 啓司、塩谷 英之
開講区分
単位数
後期
2単位
授業のテーマと目標
講義や実習で学んだ種々の生理学的検査が病院など臨床の現場で最新の機器を用いてどのように行われているか実
習する。こうして、生理検査の方法や機器の操作技術についての理解を一層深めるとともに、検査データの処理方
法、解析方法等について実習する。また、検査技師の患者への接し方、検査に関する説明のしかた等についても学
ぶ。
授業の概要と計画
本実習は神戸大学医学部附属病院の中央検査部および各地の基幹病院の検査部で行う。詳細は実習要項に記載す
る。
成績評価方法と基準
日々の実習記録、実習態度および筆答試験などで評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
白衣で各病院あるいは研究室の検査室に定刻に集合する。無断欠席は厳禁である。講義、学内実習で学んだ知識を
整理し、十分に予習して臨床実習にのぞむこと。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先 安藤:796-4592 塩谷:796-4597
オフィスアワーは実習の前後に聞いてください
学生へのメッセージ
医療現場は近年非常に多忙になっているので、受動的な学習態度では得られるところは少ないだろう。(業務の邪
魔にならない程度ではあるが)能動的・積極的な姿勢で臨んでください。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
臨床化学実習II
大澤 佳代、木戸 良明
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
病理組織細胞学実習II
鴨志田 伸吾
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
学内の講義と実習で修得した知識、技術が病院内でどのように応用されているか、病理部でその実際を体験し、そ
の重要性を認識する。
授業の概要と計画
臨地実習(場合によっては講義も)が行われる。詳細については、実習の手引きを参照のこと。
成績評価方法と基準
実習態度と試験の成績
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
・実習指導者の指示に従い、注意事項を守ること。
・定められた服装や髪型、名札の着用を守り、清楚な身だしなみを保つこと。
・個人情報保護方針を厳守すること。
・患者や病院職員に対して不信感・不快感を与えるような態度、言動を慎むこと。
・遅刻や欠席は原則として認められない。
実習前のオリエンテーション時に詳細な説明がなされる。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:火、木、金(前もって電話いただいた方が確実)。連絡先:4547(教授室)、4618(形態学系準備
室)
学生へのメッセージ
病院病理部における臨床検査技師・細胞検査士の位置づけ、患者や他の医療スタッフに対する接し方についても観
察してほしい。そして、近い将来に医療スタッフの一員となることの自覚を芽生えさせてほしい。
テキスト
参考書・参考資料等
「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」(医歯薬出版)、「月刊Medical Technology別冊 新 染色法のすべて」(医歯
薬出版)、「免疫染色 至適条件決定法」(学際企画)、「臨床検査技師を目指す学生のための細胞診」(医療科学社)
開講科目名
担当教員
原書講読
鴨志田 伸吾、検査技術科学専攻全教員
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
英語の論文や著書を読みこなせるようになることは、研究者にとって必須である。この科目では、実際の論文など
をテキストとして、どのようにして論文が構成されているか、論文に特有の英語表現はどういうものかなどについ
て、解説を加えながら詳細に指導していく。
授業の概要と計画
個々の指導教員により多少は異なるが、抄読会による原書講読が行われる。
成績評価方法と基準
担当する指導教員に問い合わせていただきたい。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
医学英語辞典を一冊購入しておく必要がある。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
個々の指導教員によりテキストは異なる。
参考書・参考資料等
開講科目名
生化学II
担当教員
林 祥剛
開講区分
単位数
通年
2単位
授業のテーマと目標
人体など、生物のからだを構成しているさまざまな「物質」の構造や性質や働きと、それらの物質の変化(代謝)
を学ぶ。生体を構成している物質の過不足や異常は、生物にさまざまな病気、さらには死をもたらす。
授業の概要と計画
22年度前期(火曜日2時限、2年生)
4/13アミノ酸の代謝(1)中村、林
4/20アミノ酸の代謝(2)中村、林
4/27ビタミンと補酵素、無機質の代謝 扇田、林
5/11細胞の制御、シグナル伝達 扇田、林
5/18ヌクレオチド代謝 南、林
5/25ヘム代謝 X 代謝の統合 伊集院、林
6/ 1細胞の制御、正常と異常(1)林
6/ 8細胞の制御、正常と異常(2)林
6/15解毒と薬物代謝 平野、林
6/22消化器の生理機能と分子論 矢野、林
6/29遺伝子治療 白川、林
7/ 6分子遺伝学 西尾、林
7/13からだの恒常性を保つ内分泌臓器、正常と異常 林
22年度後期(金曜1時限、1年生)
10/ 1序論・細胞の構造と機能 (1)林
10/ 8細胞の構造と機能 (2)林
10/15細胞の構造と機能 (3)林
10/22生体物質総論、アミノ酸とタンパク質 廣明、林
10/29酵素 廣明、林
11/ 5糖質総論 力武、林
11/12脂質総論 力武、林
11/19糖質代謝 匂坂、林
11/26糖質代謝 匂坂、林
12/ 3呼吸鎖とATP合成機構 伊藤、林
12/10脂質代謝 中村、林
12/17脂質代謝 中村、林
12/24発癌の分子メカニズム 林
成績評価方法と基準
学期末に筆記試験を行い、講義内容の要点が十分理解できているかどうかを評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1年次前期の専門基礎科目「生物学I」を履修しておくこと、生化学IIの内容の一部は2年次前期「分子生物学概
論」で学習する。
オフィスアワー・連絡先
基本的には、いつでも対応しますが、事前にhayashiy@med.kobe-u.ac.jp(078-382-5700)にアポイントメントを
とって下さい。
学生へのメッセージ
臨床検査技師等の医療従事者には、生体構成物質の構造・機能・代謝に関する知識・理解が要求されています。授
業の出席、授業で配布するハンドアウトを重視する。
テキスト
22年度前期(2年生)は、引き続きスタンダード生化学
22年度後期(1年生)からは、シンプル生化学(林典夫、廣野治子編集、南江堂)
参考書・参考資料等
上代淑人 監訳 『ハーパー・生化学(第25版)』 2001(丸善)
開講科目名
担当教員
解剖学I
三木 明徳、新谷 路子、三浦 靖史
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
通年
2単位
開講科目名
担当教員
地域看護概論
中山 貴美子、松田 宣子、石井 美由紀、田中 陽子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
地域看護の対象は、地域で生活している人々である。地域で生活している人々は、個人個人ではあるが、家庭や
地域集団に属し、また多くは職場や学校集団の一員でもある。
地域で生活している人々の多くは健康であるが、身体に異常を感じ病気であると自覚しながら、環境条件や経済
的あるいは仕事上など様々な理由で医療機関に受診できない人々や在宅療養をしている人々もいる。また異常や病
気がありながら無自覚であり、医療を受けずに放置している人々もみられる。地域看護は、地域で生活を行ってい
る人々を対象に、健康問題のある人々を見出し、健康のレベルに応じて健康の維持・増進、疾病の予防、病気から
の回復を助けるものであり、常にwell-beingを目指せるよう援助している。しかもその援助は、個人や家族が生活
のなかで、それぞれに健康への関心を持ち、自らの手で、社会資源を効果的に活用して健康問題が解決できるよう
に、日常生活を整えていくものである。このような地域看護の概念を理解し、地域看護を実践できるための地域看
護学の基礎的理論を概説する。
授業の概要と計画
1.地域看護の理念と目的、歴史を概説する(QOL、Health Promotion、Primary Health Care、セルフケア論など
含む)。
2.地域看護の背景と地域の健康問題(日本及び国際保健)を論じる。
3.地域で生活する病気や障害を持つ人々を理解する。
4.地域看護の対象と活動分野、援助を概説する。
1)公衆衛生看護活動(行政)
2)在宅看護活動(訪問看護)
3)産業看護活動
4)学校保健
5.地域看護活動方法を概説する(地区診断、家庭訪問、保健指導、地区組織活動)。
6.健康教育について理解と基本的展開方法を学ぶ。
6.災害看護を概説する。
成績評価方法と基準
学期末テストを重視する、その他、出席、レポート、小テストなどで総合的に成績評価をする。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
地域看護学、地域保健、在宅医療の基礎科目であり、授業は欠席しないように。
オフィスアワー・連絡先
木曜日3時限目
matsuda-s@pearl.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
人々は地域で生活しているのであり、われわれのケア対象者を理解するのに役立つ科目である。
テキスト
津村智恵子編著『三訂 地域看護学』(中央法規)ISBN9784805829714
参考書・参考資料等
・『国民衛生の動向』(厚生統計協会)2009年
・眞船拓子、杉本正子編集『ナースのための地域看護概論』(ヌーヴェルヒロカワ)ISBN4902085488
・金川克子編集『最新保健学講座1地域看護学概論』(メヂカルフレンド社)
ISBN9784839214715
・奥山則子他著『標準保健師講座1地域看護学概論』(医学書院)ISBN4260361813
開講科目名
担当教員
病理学I
鴨志田 伸吾
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
病理学は病気の原因、経過および結果を追究し、病気による臓器・組織の形態と機能の変化を観察することによ
り、病気の本態を究明する学問である。本講義は医学用語、病名の習熟および病態の理解を目的とする。
授業の概要と計画
種々の疾患に共通する病態(病理学総論)について講義する。教科書と配布資料にそって授業をすすめていくが、
スライド投影による症例供覧も行う。
成績評価方法と基準
定期試験の成績によって評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
病理学は基礎医学と臨床医学を結びつける学際領域に位置し、医療職者・研究者の医学知識の礎となるので、講義
を通じて得た知識を大切にしてほしい。代表的な医学英単語も覚えよう。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:火、木、金(前もって電話いただいた方が確実)。連絡先:4547(教授室)、4618(形態学系準備
室)
学生へのメッセージ
病理学の対象となる疾患はきわめて多いため,授業の範囲が広く、進行が速めになるのはある程度仕方ないと思っ
てほしい。限られた時間の中で必要な内容を能率的に修得してもらうために、重要ポイントを指摘しながら講義を
すすめていくので、しっかりとメモをとろう。他生徒への迷惑行為(遅刻、私語など)を厳禁とする。
テキスト
「スタンダード病理学」(文光堂)
参考書・参考資料等
「系統看護学講座 専門基礎4 疾病のなりたちと回復の促進[1] 病理学」(医学書院)、「標準理学療法学・作業療法
学 専門基礎分野 病理学」(医学書院)、「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」(医歯薬出版)
開講科目名
担当教員
保健行政論
中園 直樹
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
公衆衛生の課題解決のための施策に当たっての法的根拠、仕組や財政的問題など、ヒト、もの、金、仕組の一般的
な理解を目標としています。
公衆衛生学、保健行政論、保健福祉論は三位一体の科目で、それぞれの専攻の学生は公衆衛生総論に相当する科目
を2年生で履修している前提で講義を行います。
法規に関しては、法規の詳細、基本、根幹は参考書に挙げている解説書で各自の専攻に応じて、関連する法規を国
家試験の受験前に学ぶようにして下さい。
医療や福祉にも必要な医療経済学も若干解説することにします。
授業の概要と計画
1)公衆衛生に関連するわが国の変遷(概説)
2)わが国の保健行政の歴史と仕組み(概説)
3)わが国の保健・医療・福祉の人材と主な施設(概説)
4)医療の特殊性と経済学の考え方の紹介
5)わが国の医療制度、医療保険制度(概説)
6)医療費の問題(概説)
7)主な国の医療制度の解説と紹介
8)関係法規(概説)
法規は各自で自習するが、国家試験の前に、もう一度ざっと目を通そう!!
以下に例を挙げておく
関係法規1(個別自習課題:保健医療福祉関係の人材に関する法規について)
関係法規2(個別自習課題:仕組、母子、学校、労働、成人、老人、障害者に関する法規について)
関係法規3(個別自習課題:環境、感染症、食品衛生、社会保障関係の法規について)
成績評価方法と基準
グループ課題と討議(50点)と個別自主課題(50点)のレポートにより評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
将来の保健、医療、福祉領域の人材との協働、協力に当たって共有できる最低限度の知識や制度、仕組みの理解が
できることは必須条件である。
履修者は積極的に授業に参加、関与して欲しい。
予習用資料や課題はHome Pageに掲載(予習は必要であるが、必ずしもプリントアウトの必要はない)
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
臨床心理学
本多 雅子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
皆さんは将来、看護師、作業療法士、理学療法士として社会のさまざまな職場で働くことになります。皆さんの専
門技術はそれぞれ異なっていても、それを基盤として「人」とかかわり、「人」を支える役割を担うという共通点
を持っています。老若男女の違いに加えて、心身の健康についても、皆さんの出会う「人」はきっと一人一人違う
でしょう。本来の性格、病や障害を抱えていること、から生じる不安・苛立ちなどが混じりあって不安定な状態に
置かれている人も少なからずいると思います。そうした「人」を理解することから仕事はスタートします。本講義
では「人を理解する」ための基礎知識の一つとして皆さんに「臨床心理学」の基本を解説します。小さなワークも
はさみながら他者を知ることを通して自分への気づきの生まれることを期待しています。
授業の概要と計画
第1回 オリエンテーション
第2回 臨床心理学とは
第3回 臨床心理学の歴史
第4回 臨床心理学の理論
第5回 主な援助の対象(1)
第6回 主な援助の対象(2)
第7回 臨床心理学におけるアセスメント(1)
第8回 臨床心理学におけるアセスメント(2)
第9回 臨床心理学的援助の実践
第10回 発達と心理的な問題・課題(1)
第11回 発達と心理的な問題・課題(2)
第12回 発達と心理的な問題・課題(3)
第13回 臨床心理実践の専門家と活動領域
第14回 臨床心理学における研究
第15回 授業を振り返って
成績評価方法と基準
ワークに伴うレポートおよび期末定期試験で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
基本的にはテキストに沿って講義を進めるが、テキスト以外の資料を用いることもあり、定期試験の出題対象にも
なるので注意すること。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
いちばんはじめに読む心理学の本(1)臨床心理学 伊藤良子編著 ミネルヴァ書房 2009年 参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
筋・骨格系障害評価学実習
平田 総一郎、藤野 英己
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
高齢化やスポーツの興隆によって筋・骨格系障害を持つ患者数は増加の一途をだとっている。筋・骨格系障害は直
接的に運動障害を生じ、ICFにおける活動や参加に強く影響する。本実習では、どのような筋・骨格系障害をどのよ
うに診断するかに関する知識と技術を得ることを目標とする。
授業の概要と計画
整形外科疾患画像診断(X線、CT、MRIなど)
疾患別整形外科診断学(外傷、変形性関節症、関節リウマチ、脊椎疾患、骨粗鬆症など)
徒手テストを中心とした部位別整形外科診断学(上肢・上肢帯、脊椎・脊髄、下肢)
成績評価方法と基準
実習出席と実習に対する姿勢・態度、レポートなどから総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
2年時に修得した整形外科学の復習が欠かせない。適切な服装(ジャージなど)を準備すること。
オフィスアワー・連絡先
事前にメール予約が望ましい。hirata@eagle.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
整形外科疾患は日常遭遇する頻度が高く、筋骨格系機能の障害診断はmust haveの一つです。しっかり能動的に勉
強することを期待しています。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
「標準整形外科学」 国分・鳥巣監修 第10版 医学書院 ISBN:9784260004534 \9660
開講科目名
担当教員
薬と生体反応
春藤 久人、平野 剛
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
疾病の治療法には様々なものがありますが,薬物療法は最も大きな手段のひとつです.医療従事者として,患者さ
んを指導し,安全によりよい治療効果をあげるためには,薬物の主作用と副作用,その対策,正しい与薬法,与薬
後の注意および取扱い等を確実に身につけておかねばなりません.
本講義は,薬物の生体内での動態および生体に対する作用(薬理作用と副作用)について,個体,臓器,細胞およ
び分子レベルで理解することにより,正しい薬物療法の基礎を修得することを目的としています.
授業の概要と計画
1∼11春藤,12,13:平野
1.薬理学総論
2.自律神経作用薬1
3.自律神経作用薬2
4.中枢神経作用薬1
5.中枢神経作用薬2
6.循環器作用薬1
7.循環器作用薬2
8.腎臓作用薬
9.呼吸器作用薬
10.消化器作用薬
11.抗炎症薬,麻薬性鎮痛薬
12.薬の体内動態
13.薬の種類)
14.化学療法薬)
15.抗悪性腫瘍薬、免疫調節薬
成績評価方法と基準
(平野)出席を重視します.
(春藤)出席および学期末試験の結果により総合的に成績評価します.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
(平野)講義は特定の教科書を使用せずスライドを使用して行います.講義内容に興味がある場合は参考書をおす
すめします.
(春藤)1.下記のテキストおよび補足資料に基づいて講義をすすめます.参考書は、図書館で閲覧できるので購
入の必要はありません.
2.講義を十分に理解するには、解剖学,生理学,生化学および病理学の基礎知識が必要です.講義内でそれらの説
明に割ける時間はわずかなので,各自で努力して補って下さい.
オフィスアワー・連絡先
(平野) takeshih@med.kobe-u.ac.jp (春藤) syunto@reha.kobegakuin.ac.jp
学生へのメッセージ
(平野)患者さんに投与された薬が体の中でどのように吸収され排泄されるのか.薬の効果が人によって違うのは
どうしてか.薬の剤形はどうして何種類もあるのか.これらについての講義を行います.また,病院薬剤師の一部
を紹介します
(春藤)薬理学で扱う内容は非常に広範囲にわたるため,講義時間内にすべてを網羅することは不可能です.質問
やご意見はいつでも歓迎します.電子メールで質問していただければ,直ちにというわけにはいきませんが確実に
ご返事します.
テキスト
植松俊彦、野村隆英、石川直久編集「シンプル薬理学」改訂第4版(南江堂)
参考書・参考資料等
1.日本臨床薬理学会編「臨床薬理学」(医学書院)
2.田中千賀子、加藤隆一編集「NEW薬理学」(南江堂)
3.Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics 10th. Edition (McGraw-Hill)
開講科目名
担当教員
国際・災害保健活動論
中園 直樹、田村 由美、米田 稔彦、宇賀 昭二、
小西 英二、大澤 佳代、松尾 博哉、後神 秀基 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
国際都市 神戸、1995年に阪神淡路大震災で多大な被害を受けた神戸であるが故に、神戸大学医学部保健学科に学
ぶ全ての専攻(看護学、臨床検査科学、理学療法学、作業療法学)の学生は、災害保健と国際保健を学んで欲しい
との願い(6,000人を超える死者および数十万人にも及ぶ震災被害者への鎮魂をこめて)からの科目である。4専攻1
60名余の学生が学ぶには、それなりの工夫がいるが、取り敢えず、講義、課題学習、グループ別学習とtriage等の
演習などで構成されている。
授業の概要と計画
1回目 1,2:災害の概念(講義:英語で講義 General effects of Disaster on Health 1,2 中園、Prof.Gle
n)
2回目 翌週はグループワークで災害の種類による健康被害を調べる (各グループ毎に教室が用意されている)
3回目 3,4:ビデオ(国境なき医師団ルワンダ難民キャンプ)鑑賞、講義:国境なき医師団の戦略(英語で講義
:Strategy of MSF in the Disaster 中園、Glen)
4回目 翌週は災害時のトリアージについて予習する(トリアージの実習は夏休み前に行う) (各グループ毎に教
室が用意されている)
5回目 5,6:グループ演習で、それぞれのグループへ与えられている事例3つほどについて討論する。(各グ
ループ毎に教室が用意されている)
6回目 翌週はそれぞれの事例について調べ、グループ毎にレポートを提出(評価対象)。 (各グループ毎に教室
が用意されている)
7回目 7,8:ビデオ鑑賞(ポリオワクチンネーション NHK BS放送)と講義 (天然痘の診断となぜ天然痘は
根絶できたか? 中園)
8回目 翌週は グループ課題:MDGs(Goal 1−8)についてそれぞれのGoalを例に討議する。レポート提出
(評価対象) (各グループ毎に教室が用意されている)
9回目 翌週は グループ課題:貧困についてグループで討議する。 例)貧困は何が問題か?、貧困がもたらすも
のは何か? 貧困から抜け出すに方法はあるのか? 10回目 9,10:災害の際のトリアージ演習(10グループに分れ ロールプレイで行う) 名谷の保健学科の
体育館を使用する
11回目 翌週はトリアージで学んだことを A4裏表2枚で各自個人別にレポート提出(評価対象)
成績評価方法と基準
グループ討論およびグループ別課題のレポートにより評価する(80点)。トリアージ参加とレポートで評価する
(20点)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
保健統計学
駒井 浩一郎
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
テーマ:統計学の基本的仕組みを理解する。
目標:目的に応じた統計処理が選択、実行できるようになる。
授業の概要と計画
概要:教科書を用いた講義形式で行います。
計画:
・統計学とは何か、なぜ保健学科学生(医療従事者、研究者)に必要か?
・データの変動性の処理(平均、標準偏差、標準誤差、95%信頼限界)
・t分布を用いた検定
・分散分析 (ANOVA)
・相関分析
・カテゴリー間における頻度差分析:カイ2乗検定
・ノンパラメトリック検定
・検定法の選び方、研究計画の組み方
・例題演習
成績評価方法と基準
定期試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
統計学は難解なイメージがありますが、研究者を目指す方はもちろん、保健師を目指す方は国家試験内容にも含
まれますし、種々の生活面や医療行為において得られた結果の意味を客観的に判断するために不可欠な手法です。
正しく理解して使えるように頑張りましょう。
オフィスアワー・連絡先
駒井: komai@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
現象の意味を客観(科学)的に判断できるようになりましょう。。
テキスト
パソコンで簡単! すぐできる生物統計 (羊土社)ISBN 978-4-7581-0716-7
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
筋・骨格系障害理学療法学実習
藤野 英己
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
理学療法士が対象とする疾患の約5割が筋・骨格系の障害であると報告されている(理学療法白書).また,本分
野の治療方法はクリニカルパスなどによりかなりの部分ルーティン化しつつあるので,基礎的知識の取得は不可欠
である.さらに個々の障害に対する応用力も要求される.本実習では,筋・骨格系の障害に対する適切な理学療法
を実施するための一連の過程について,基礎となる理論の理解を深め,治療技術を習得する.そのために筋・骨格
系に生じる障害を捉え(評価),原因を分析し,どの方法で原因を取り除くか実習および演習を通じて学習する.
授業の概要と計画
1.筋骨格系障害の総論
2.骨格筋障害の基礎・演習
3.骨障害(骨折)の理学療法
4.靱帯損傷の理学療法
5.筋障害の理学療法
6.関節機能障害(変形性股関節症)の理学療法
7.関節機能障害(変形性膝関節症)の理学療法
8.末梢神経損傷の理学療法
9.脊髄損傷の急性期管理と理学療法
10.脊髄損傷の回復期の理学療法とADL
11.関節リウマチの理学療法
12.疼痛に対する理学療法
13.小児期・成長期の障害と理学療法
14.高齢期の障害と理学療法
15.筋骨格系障害における理学療法の総括
成績評価方法と基準
授業態度,課題レポート,試験結果などを併せて総合的に評価する.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
骨格筋障害の基礎・演習では白衣を準備して下さい.また,その他の講義でも実技を伴いますので,適切な服装を
準備して下さい.
オフィスアワー・連絡先
月曜日・午後2時から午後5時
藤野:fujino@phoenix.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
主に実習・演習形式となるため,積極的に参加をするようにして下さい.
テキスト
・系統理学療法学 筋骨格障害系理学療法学 居村茂幸編 医歯薬出版 ISBN: 9784263212950
・運動療法学 柳澤健 編 金原出版 ISBN: 9784307251358
参考書・参考資料等
適宜,資料を配付する
開講科目名
担当教員
運動学
嶋田 智明
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
運動学は人体の運動を科学的に研究する学問であり、その取り扱う領域により何を基礎理論とするかによって多少
の相違はあるが、力学、解剖学および生理学が共通の理論背景を作っている。運動学は、歴史的に解剖学や力学的
解析に重点がおかれたが、最近では、生理学、特に呼吸・循環・代謝などの運動生理学や筋や神経系の神経生理学
からの運動研究が発展している。さらに運動学習などの心理学や非言語性コミュニケーションなど運動のもつ社
会・文化学的側面も問題にされているそういう意味で、運動学は自然科学を中心とした学問ではあるが、広く人
文・社会科学の分野にも重複したものとなっている。人間の身体は、生理、心理、社会の3側面から研究されるべ
きものであり、運動学はその3者を結びつける役割を果たしている。
本科目の到達目標は、人体運動の仕組みを関節運動や筋活動から理解し、運動分析等の手法を通してさまざまな運
動機能障害のリハ評価や治療介入に応用できるようになることである。また運動生理学の立場から運動の生体に及
ぼすさまざま影響を理解すると共に内部障害に対する運動療法の意義や原則についても理解を深めることである。
学生諸君らがこの講義を通じて人体運動の基礎的知識と理解を高め、科学的立場からより高度の運動学の研究へと
関心を持たれることを強く望むものである。
授業の概要と計画
1.関節構造・運動
(1)運動の面と軸 (2)関節構造と機能 (3)関節可動域とその規定要因 (4)関節可動域制限とその病
態 (5)筋活動とテコの原理 2.正常歩行と異常歩行
3.関節運動の分析
(1)肩関節の運動 (2)肘関節の運動 (3)前腕関節の運動 (4)手関節と手指の運動 (5)股関節の
運動 (6)膝関節の運動 (7)足関節・足部の運動 (8)体幹と脊柱の運動 成績評価方法と基準
成績評価は期末試験の結果に加え、出席、レポートならびに授業中の態度、質疑・応答の際の積極的発言等を基に
総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
運動学を理解するには、特に筋骨格系解剖学および神経筋生理学の知識は不可欠であるので、必ず解剖学や生理学
の知識を確認しながら授業に臨むよう心がけてもらいたい。トピックス的な事項に関してはレポートを提出させる
予定である。なお授業の出席が全講義時間数の2/3以下の場合は、試験を受けることはできないので注意するよ
うに。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先:E-Mail: ziel@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日午後4時∼5時
学生へのメッセージ
学生諸君の積極的な授業参加を希望する
テキスト
特になし。適宜プリトンを配布する。
参考書・参考資料等
1. 嶋田智明・平田総一郎監訳:筋骨格系のキネシオロジー(Neuman DA著)(医歯薬出版) 4-263-2187-8
2.嶋田智明監訳:日常生活活動のキネシオロジー(Greene DP, Roberts Sl著)(医歯薬出版) 4-253-21311-7
開講科目名
担当教員
リハビリテーション工学・福祉用具学
中川 昭夫
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
リハビリテーション工学・福祉用具学とその考え方では、障害者や高齢者の全人間的復権としてのリハビリテー
ションを行う上で必要となる福祉用具や制度、工学的知識を学習する。身体的機能が健常な状態に回復することな
く、何らかの支援を必要とする高齢者や障害者に対して、作業療法や理学療法による訓練を行うことによって、身
体的に最大限の機能を引き出し、不足する部分を補装具、福祉用具やまちづくりなどのリハビリテーション工学的
手法で補完する必要がある。これらについての知識や方法論を学ぶと共に、作業療法や理学療法の手法を、若干の
工学的側面から考察することにより、理解を深めることも目標とする。
授業の概要と計画
第1回 イントロダクション エンジニアリングや福祉機器について
第2回 福祉の歴史、リハビリテーション工学の歴史
第3回 移動支援1 車いす等
第4回 移動支援2 義肢装具等
第5回 身体障害者福祉法、障害者自立支援法等と福祉機器
第6回 介護保険と福祉機器
第7回 コンピュータ技術を応用した工学的アプローチ
第8回 視覚障害、聴覚障害
第9回 障がい者の生活を支える福祉機器
第10回 福祉のまちづくり、バリアフリー法
第11-12回 福祉機器展示場見学
第13回 生体とリハビリテーション機器の融合
第14回 臨床に役立つ工学の知識1
第15回 臨床に役立つ工学の知識2
関連するキーワード:リハビリテーション工学 ユニバーサルデザイン バリアフリー 福祉制度 福祉のまちづく
り
成績評価方法と基準
出席、授業内のレポート、積極的な授業参加、テストなどを総合的に評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
特になし
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
通常の医学的観点からの講義とは異なり、総合的なリハビリテーションや工学の観点などからの講義を行う。自分
自身や家族、親戚などが障害を持つようになったときに、どのようにしたいか、どのような生活をしたいか、その
ために役に立つ福祉機器やテクノロジーを学ぶと共に、工学的なものの考え方についても学んで欲しい。
テキスト
特に用いない
参考書・参考資料等
参考書は特に必要としない、
参考資料として各種資料を配布する予定
開講科目名
担当教員
精神医学総論
橋本 健志
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
高次脳機能障害学I
担当教員
種村 留美、酒井 浩
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
運動麻痺や感覚・知覚障害では説明できない言語,動作,認知,記憶などの障害を高次脳機能障害といい,大脳病
変で生じることが多い。正常な脳の機能や脳内における情報処理のメカニズムの理解は脳損傷患者に対するリハビ
リテーションの臨床において重要である。なぜなら,正しい症状把握とメカニズムの理解によって適切なアプロー
チが可能となる場合が多いからである。本講義では臨床場面で出会うことの多い症状について,専門家として必要
な基礎的知識を持つことを到達点に設定する。
授業の概要と計画
第1回 オリエンテーション,脳梁離断症状
第2回 失語
第3回 脳の可塑性
第4回 失行・失認
第5回 半側空間無視
第6回 半側空間無視以外の右半球症状
第7回 記憶障害・認知症
第8回 遂行機能および注意の障害
成績評価方法と基準
期末定期試験の成績で評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本講義は脳・神経系に関連した授業科目と密接に関連している。また,後期の高次脳機能障害?Uの基礎をなす授
業科目として位置づけられる。
オフィスアワー・連絡先
電話は078-796-4571,メールアドレスはkseki@kobe-u.ac.jp,部屋はE703
オフィスアワーは原則的には毎週水曜日は終日,その他の曜日でも事前連絡があれば可。
学生へのメッセージ
毎回資料を配布するが,高次脳機能障害は資料だけでは理解しにくいので,講義中にビデオで提示する予定であ
る。したがって,出席は必須である。
テキスト
テキスト 〔教科書〕なし
参考書・参考資料等
〔参考書〕石合純夫著「高次脳機能障害学」,医歯薬出版株式会社,2003
ISBN 4-263-21148-0
その他の参考図書は授業の中で随時紹介する
開講科目名
担当教員
移植管理学
宇佐美 眞、三浦 靖史、渡邉 和誉
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
自然の治癒力に頼ることなく機能不全になった臓器を置き換えて救命する置換外科には、臓器移植と人工臓器があ
り、臓器移植へのbridge useとして人工臓器は欠かせないものである。各種の人工臓器と臓器移植の特徴、臓器移
植の現況、臓器移植コーディネーターの役割、臓器移植後のリハビリテーションについて講義する。
また、現在、最も頻繁に行われている組織移植や人工臓器手術である運動機能再建のための骨移植と人工関節置換
術、眼内レンズ挿入術の、実際、適応、問題点について講義する。
授業の概要と計画
1.置換外科の概要、臓器保存と脳死(宇佐美)
2.肝臓移植、移植免疫(宇佐美)
3.人工臓器・臓器移植後のリハビリテーション(宇佐美)
4.移植コーディネーターの実務(アイバンク・コーディネーター 渡邊和誉)
5.心臓移植・人工臓器の実際とリハビリテーション(国立循環器病センター 中谷武嗣・碇山)
6.組織移植(骨・軟骨、バイオテクノロジーを使った培養細胞など)(三浦)
7.人工関節・人工材料(三浦)
キーワード:臓器移植、人工臓器、bridge to transplantation、骨移植、人工関節
成績評価方法と基準
出欠状況等を考慮して筆記試験とレポートによる評価を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
月曜15-17時、但しmusa@kobe-u.ac.jpに連絡の上、訪室すること
学生へのメッセージ
新しい領域であり、未だ確立した教科書もないため、独学することは困難である。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
『人工臓器物語』(裳華房)
『法的脳死判定マニュアル』(日本医事新報社)
『臓器移植ナーシング』(学研)
『移植コーディネーター概論』(へるす出版)
『外科領域リハビリテーション最新マニュアル』(協同医書出版)
開講科目名
担当教員
作業療法対人技術論
種村 留美、四本 かやの、篠川 裕子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
障害を持つ対象者に対峙するとき、対象者の気持ちに寄り添うことを自らが行うことと、種々のコミュニケーショ
ンスキルが必要不可欠である。
本講義では、授業を通して、「障害を持つ対象者を知る」、「自己表現方法」、「必要なコミュニケーションスキ
ル」などを理解し、その方法を学ぶことを目的とする。
講義終了時には、医療におけるマナー、情報の伝達手段、臨機応変な対応、コミュニケーションスキルの体得を目
指す。臨床での対象者に対する面接・観察・評価を想定して行う。
授業の概要と計画
1.障害を持つ人の心を理解する
2.障害受容を考える(映像を見ての討議)
3.医療における面接技法(四本)
4.医療におけるマナーとは
5.聞くスキル、診るスキル
6.話すスキル、情報伝達のスキル(種村)
7.コミュニケーションスキルトレーニング(四本) 成績評価方法と基準
試験の結果に加えて、授業態度・出席などを総合的に評価する。 履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本講義では医療人に必要な対人技術を学ぶ。実技やディスカッションが多いが、対象者に接する上で必要な事柄を
学んでいくため、その後自分が接するであろう対象者をイメージしながら意識的に臨むこと。
オフィスアワー・連絡先
種村研究室E606 直通電話番号078-796-4573 E-Mail: rumtan@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
資料提供
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
義肢装具学実習
小野 玲、杉元 雅晴
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
義肢学の講義を踏まえ、義肢学実習が行われる。切断者のリハビリテーションチームの一員として協業する理学療
法士の役割を把握する。また、切断端の評価やソケットなどの製作を通して、断端管理の重要性と義肢装具士の仕
事や役割を理解する。さらに、体験模擬義足を装着して切断者の歩行の難しさを理解する。その上で、切断者の運
動療法プログラムを作成する。
切断者が日常生活動レベルを高め、スポーツ分野で活躍する為には、どのような義肢トレーニングが必要となるか
を考える。
装具学実習では、各種疾患・障害別装具療法について実習すると共に、装具装着者のケア・生活指導・装着練習に
ついても実習する。
授業の概要と計画
1.断端評価
レントゲン写真のトレース,
断端写真からの模写,身体計測など
2.ソケット(陰性モデル)の作製
1)下腿義足
2)大腿義足
3)断端包帯法の実際・断端トレーニング
4)義肢製作過程の実際
3.義肢装着トレーニング(大腿義足)
【装具学実習計画】
1.各種装具の装着練習
2.片麻痺者に対する下肢装具療法
3.対麻痺者に対する下肢装具療法
4.整形外科的治療装具
成績評価方法と基準
主に、出席点と課題レポートで評価する。
口述実技テストをおこなう。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「義肢学」「装具学」修得者が対象である。
履修にあたっては、各種疾患の病態構造や障害構造を把握し、それに対する適切な装具に関する基礎的知識が不可
欠である。なお1/3以上の欠席のある場合は、受験をしても単位は与えない。
オフィスアワー・連絡先
杉元:miyabi@kobe-u.ac.jp
水曜日12:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
教科書を読み直し、知識を整理しておくことが必要である。
テキスト
日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会編集「義肢装具のチェックポイント 第7版」(ISBN978-4-260-00
446-6)
参考書・参考資料等
川村次郎編集 「義肢装具学」医学書院 (ISBN4-260-24428-0)
日本義肢装具学会監修 澤村誠志編 「義肢学」医歯薬出版 (ISBN4-263-21193-6)
開講科目名
整形外科学
担当教員
平田 総一郎
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
社会の高齢化進展とスポーツの興隆によって、整形外科疾患を有する患者が増加している。整形外科疾患は運動障
害を生じ、ひいては生活機能やQOLを障害する。また別の視点からは運動不足による生活習慣病のリスクを増大さ
せる。さらに要介護・支援の原因には整形外科疾患が多いという指摘もある。整形外科疾患が患者や家族、職場、
社会、経済に与える影響は甚大であり、整形外科疾患の重要性を学んでもらいたい。
目標:多彩な整形外科疾患の病因、病態生理、診断、治療、予後について知り、リハビリテーションの診断と治療
に応用できる知識を獲得する。
授業の概要と計画
以下の予定で授業を進めていく。
オリエンテーション、整形外科の歴史・役割
骨・関節の基礎知識
整形外科的治療法(保存療法、手術療法)
外傷学総論・各論(骨、関節、脊髄、末梢神経)
炎症(骨・関節感染症、非感染性関節疾患)
代謝・内分泌性疾患
関節退行性疾患
脊椎疾患
循環障害と壊死性疾患
先天性疾患
成績評価方法と基準
中間試験と期末試験をもとに評価を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
運動器の解剖学の知識が要求されます。
オフィスアワー・連絡先
hirata@eagle.kobe-u.ac.jpへメールで予約してください。
学生へのメッセージ
15コマの授業で整形外科全般について学ぶため進行が速い。復習を中心とした自主学習は必須である。
テキスト
教科書:標準整形外科学 鳥巣・国分編 第9版 医学書院 ISBN: 4260125931 9660円
医学科学生向けの教科書で充実した内容である。整形疾患に遭遇する機会の多い理学療法士や作業療法士として購
入して損はしない。自主学習用として最適であり、卒後も役立つ教科書である。
参考書・参考資料等
開講科目名
外科学概論
担当教員
宇佐美 眞
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
外科治療は、麻酔下に手術を行い、病巣を切除あるいは切開し、切除した臓器機能を再建し、可能な限り機能を回
復・改善するものである。本講義においては、外科治療の実際を、手術器具に触れ、手術ビデオを見て理解する。
外科治療を支える術前・術中・術後(周術期)の患者管理と合併症について学ぶ。また、外科治療の対象となる各
疾患とそれぞれの治療法を学ぶ。特に、外科患者をリハビリテーションする際に必要な各種の知識を理解すること
が重要である。また、緩和医療、褥瘡、嚥下障害のリハビリテーションについても学ぶ。
授業の概要と計画
1.外科学総論・麻酔・侵襲と生体反応
2.癌・緩和医療とリハビリテーション
3.乳腺疾患とリハビリテーション
4.消化器疾患
5.術前後管理・開胸手術とリハビリテーション
6.肝胆膵疾患
7.褥瘡・嚥下障害とリハビリテーション(平井昭博:介護老人保健施設長)
成績評価方法と基準
授業への出席状況等を考慮して筆記試験による評価を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
外科疾患の病態・診断・治療・周術期合併症を理解するには、2年次に開講される解剖学・生理学・病理学・薬理
学等の習得が前提である。これらの基礎知識を有機的に結合させて、学習を行うこと。
オフィスアワー・連絡先
月15:00∼17:00 musa@kobe-u.ac.jp連絡の上訪室すること
学生へのメッセージ
テキスト
『外科領域リハビリテーション最新マニュアル』(協同医書出版、4-7639-1047-7)
参考書・参考資料等
『新臨床外科学』(医学書院、426012224X)
開講科目名
担当教員
臨床運動学
傳 秋光、小野 くみ子、藤野 英己
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
臨床運動学とは、運動学を臨床医学と関連させて、さまざまな運動障害や内部障害を有する人々の臨床像を考える
上で基盤となる学問である。そのためには、筋骨格系解剖学、バイオメカニクスおよび運動生理学などの基礎医学
的な知識をベースに運動・内部障害の病態を解析する能力が不可欠である。講義では、基礎医学的な事項を再確認
しながら、病態運動学や病態生理学を根拠とした障害構造や病態分析法を学習し、それをもとに統合・解釈を行
い、最終的に理学・作業療法へ臨床応用できるような思考能力を養うことを目的とする。
授業の概要と計画
1. 関節可動制限・筋力低下の病態とその診かた(藤野)
2. 不随運動の病態・評価と治療●(傅)
3.障害者の体力(心肺持久力)・運動負荷試験・歩行とエネルギー消費・運動療法(傅)
4.運動による身体の適応(小野く)
成績評価方法と基準
成績評価は各担当者の行う試験の結果に加え、出席、レポートならびに授業中の質疑・応答の際の積極的発言等を
基に総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
機能解剖学、運動学、整形外科学、内部障害学、運動生理学や神経学等の医学的知識が不可欠である。授業内容に
多くの科目を常に関連づけながら授業に臨むよう努めて欲しい。また担当毎にテストを実施する場合や、トピック
ス的な事項に関してはレポートを提出がある。なお授業の出席が全講義時間数の2/3以下の場合は、試験を受け
ることはできないので注意するように。
オフィスアワー・連絡先
藤野 E-Mail: fujino@phoenix.kobe-u.ac.jp オフィスアワー:月曜日午後2時∼5時
小野く E-Mail: onoku@tiger.kobe-u.ac.jp オフィスアワー:月、火曜日午前中
学生へのメッセージ
臨床運動学を学ぶには、基礎医学から臨床医学におよぶ広範囲の知識が必要とされている。また、実際の理学・作
業療法への応用を考えないとまったく意味を成さない。臨床運動学は多くの分野に関わるが、それに深みを与える
のは学習の熱意にかかってくる。臨床応用を含めてこの学問を自ら開拓していこうとする姿勢を期待する。学生諸
君の活発な質疑・応答を期待する。
テキスト
藤野担当分:吉岡利忠・後藤勝正・石井直方編著『筋力をデザインする』(杏林書院)
小野く担当分:春日規克、竹倉宏明編著『運動生理学の基礎と発展 改訂版』(フリースペース)
参考書・参考資料等
傅担当分:中村隆一・斉藤宏編著『臨床運動学・第5版』(医歯薬出版)
開講科目名
生理学III
担当教員
安藤 啓司
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
主に脳、神経、筋肉などいわゆる動物系機能の生理学について講義するとともに、生理機能検査の方法についても
解説する。
授業の概要と計画
筋と神経の生理
感覚の生理学
運動の生理学
脳波
脳の画像診断
高次脳機能検査
成績評価方法と基準
講義の際に実施した小テストの結果と学期末の筆記試験の結果を合わせて評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
安藤 796-4592
学生へのメッセージ
テキスト
適宜プリントを配布する
参考書・参考資料等
スタンダード 『生理学』(文光堂)4-8306-0218-X
開講科目名
担当教員
内部障害評価学
米田 稔彦、杉元 雅晴、小野 くみ子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
内部障害における運動機能低下の特徴を把握し、個々の症例に応じて臨床検査データを読解し、理学療法評価に関
する基本知識・評価項目や手技について習得を本講義の目標とする。
授業の概要と計画
1.心疾患(狭心症・心筋梗塞・心不全・
その他の心疾患)の障害評価
1)心電図の基礎と読解
2)腎疾患の障害評価
3)肥満、タボリックシンドロームの障害評価
2.糖尿病の障害評価
1)糖尿病の病型と合併症と評価
2)チームカンファレンス
3.呼吸器疾患の障害評価
4.呼吸機能評価
成績評価方法と基準
出席状況、積極的な受講態度、レポート課題および期末試験の結果などを総合的に検討して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
机上の学習だけでは理解しにくい所もあるので、実技講習を入れながら授業を進める。授業に出てくるキーワード
についてレポート課題を課すこともある。
オフィスアワー・連絡先
杉元:miyabi@kobe-u.ac.jp 水曜日12:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
断片的知識ではなく、各疾患ごとに系統的に理解することが重要である。
テキスト
「眼でみる実践心臓リハビリテーション」(中外医学社)(ISBN978-4-498-06702-8)
「図解心電図テキスト」(文光堂)(ISBN978-4-8306-1679-2)
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
内部障害理学療法学
米田 稔彦、杉元 雅晴、小野 くみ子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
内部障害における運動機能低下の特徴を把握し、個々の症例に応じて臨床検査データを読解し、理学療法に関する
基本知識・技術、および理学療法実施上のリスク管理知識の習得を本講義の目標とする。
授業の概要と計画
1.心疾患(狭心症・心筋梗塞・心不全・
その他の心疾患)の運動療法とADL
2.腎疾患患者への運動療法とADL
3.肥満、メタボリックシンドローム患者への
運動療法とADL
4.糖尿病への運動療法とADL
1)運動療法の実際
2)患者教育・糖尿病教室
5.呼吸器疾患への運動療法とADL
成績評価方法と基準
出席状況、積極的な受講態度、レポート課題および期末試験の結果などを総合的に検討して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
机上の学習だけでは理解しにくい所もあるので、実技講習を入れながら授業を進める。授業に出てくるキーワード
についてレポート課題を課すこともある。
オフィスアワー・連絡先
杉元:miyabi@kobe-u.ac.jp
水曜日12:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
選択科目であるが、国家試験の対象科目である。受講するほうが好ましい。
テキスト
「眼でみる実践心臓リハビリテーション」(中外医学社)(ISBN978-4-498-06702-8)
「図解心電図テキスト」(文光堂)(ISBN978-4-8306-1679-2)
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
発達障害評価学
米田 稔彦、嶋田 智明、荒川 高光、鮫島 一雄
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
成人疾患に対する理学療法とは違い、小児疾患に対する理学療法では成長・発達の問題が絡んでくるため、障害の
評価・治療プログラムに特有の困難が生じる。この講義では脳性麻痺、ダウン症及び重症心身障害児等の発達障害
に対する理学療法の考え方と評価・治療技術の基本を習得することを目標とする
授業の概要と計画
1.発達障害とは:概念・定義
2.脳性麻痺の病因・障害・分類
3.医学的リハビリテーションと療育
4.リハビリテーション評価
(1)運動発達の評価−正常発達と異常発達
(2)神経症状の評価−神経学的検査
(3)運動・動作面の評価
(4)知覚・認知面の評価
(5)self-careの評価
5.治療・運動療法
(1)神経発達学的治療(NDT):ボバースアプローチ
(2)ボイタ法治療システム
6.脳性麻痺の装具と補助具
7.重症心身障害児のリハビリテーション
8.ダウン症児のリハビリテーション
9.その他の発達障害の理学療法
☆非常勤講師の担当分については、正規の時間割と異なる時間帯で開講される場合があるが、その場合は別途掲示
する。
成績評価方法と基準
成績評価は期末試験の結果に加え、出席、レポートならびに授業中の質疑・応答の際の積極的発言等を基に総合的
に行う
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
机上の学習だけでは理解しにくい所もあるので、実技講習を入れながら授業を進める。授業に出てくるキーワード
についてレポート課題を課すこともある。小児疾病論、臨床神経学、運動機能評価学等との関連性を常に考え、知
識を体系づけられるよう講義に臨んでいただきたい。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先(嶋田):E-Mail: ziel@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日午後4時∼5時
学生へのメッセージ
小児のリハビリテーションは、成人のリハビリテーションの「『再び re-』社会に送り出す」という意味とは異な
り、「『初めて』社会に送り出す」という意味で、「ハビリテーション」といわれる。いわば、子供の生涯発達の
一助となる訳である。むつかしい分野であるが、熱意を持って取り組んでほしい。討論を主体とした講義を行う予
定である。学生諸君の活発な質疑・応答を期待する。
テキスト
参考書・参考資料等
1.五味重治(編):「脳性麻痺(第2版)」(医歯薬出版)
2.嶋田智明編:障害別・ケースで学ぶ理学療法臨床思考:PBLで考え進める(文光堂)4-8306-4339-2
3.嶋田智明編:ケースで学ぶ理学療法臨床思考:臨床推論能力スキルアップ(文光堂)4-8306-4325-0
開講科目名
担当教員
発達障害理学療法学
米田 稔彦、荒川 高光、森本 幸作、横田 浩子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
臨床神経学I
川又 敏男
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
生理学実習II
安藤 啓司、駒井 浩一郎、内田 智子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
基礎的な生理機能に関する項目について実習することにより人体の機能と調節機構についての理解を深めること
を目標とします。生理学II、IIIの講義内容を実習で各自実際に実験してみることで理解を深めてほしいと思います。
授業の概要と計画
・レポートの執筆方法
・血圧の測定とその調節機構
・呼吸機能
・感覚刺激に対する応答
・骨格筋、拮抗筋の機械的応答
成績評価方法と基準
全回出席のもと、レポートにより評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
ただ参加するのではなく、各自が内容を把握して主体的に取り組み、かつ不明点はその場で質問することが重要
です。十分な予習があってはじめて実りある実習となります。
オフィスアワー・連絡先
駒井:komai@kobe-u.ac.jp
安藤:ando@kobe-u.ac.jp
内田:tyokoi@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
高校レベルの生物学は生理学に限らず医療を学ぶ基本として必須前提知識です。生命、健康、疾患などについ
て、自ら考える機会としてください。
テキスト
実習書を配布します。
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
解剖学実習II
三木 明徳、荒川 高光
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
健康と栄養
宮脇 郁子、宇佐美 眞、土江 節子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本講では、栄養学の基礎知識を修得後に、各種疾患ないし病態下における臨床栄養(栄養療法)の意義と分類、栄
養療法の実際について講義する。
授業の概要と計画
1)栄養学の歴史と目的・栄養素の種類とそのはたらき(土江)
2)ライフステージ(成長期、成人、妊婦、老年期)別の栄養(土江) 3)ライフステージ(乳児期、幼児期、学童期、思春期)別の栄養(土江)
4)健康づくりと食生活(宮脇)
5)栄養と食事に関する自己管理行動(宮脇)
6)栄養素の消化吸収とエネルギー代謝(宇佐美) 7)栄養療法の実際(宇佐美)
8)主な疾患の食事療法(適応、実施法、栄養評価)
成績評価方法と基準
授業への出席状況と試験成績に基づいて、総合評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「栄養学」については、ほぼ平行して開講される身体の仕組みと働き・病理学・生化学I・薬と生体反応などの教科
内容と関連づけて理解するように心掛けて下さい。
オフィスアワー・連絡先
月曜日15-17時、E-mail: musa@kobe-u.ac.jp(宇佐美)連絡の上訪室のこと
学生へのメッセージ
理解できない点や疑問点があれば、担当教員に質問するか図書館で自己学習して、講義内容を充分消化するように
努めていただきたい。そして、実習やケアなど実際の臨床に役立て下さい。
テキスト
佐藤和人、本間健、小松龍史「エッセンシャル臨床栄養学」第4版(医歯薬出版)ISBN978-4-263-72015-8
参考書・参考資料等
第一出版「日本人の食事摂取基準」(第一出版)ISBN4-8041-1097-6
日本糖尿病学会「糖尿病食事療法のための食品交換表」(文行堂)ISBN4-8036-1341-6
小池五郎、橋詰直孝「系統看護学講座 専門基礎4 栄養学」(医学書院)
ISBN4-260-35237-7
開講科目名
担当教員
物理治療学実習
杉元 雅晴
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
物理治療学の講義を踏まえ、物理治療学実習が行われる。物理治療学(講義)のシラバスで示すように、物理治療
を適切に施行するには、1)物理的刺激の特性を理解する、2)物理的エネルギーの生体への影響を把握する必要
がある。これらの理解をより深めるために物理治療学実習がおこなわれる。また、治療目的に応じて刺激の強さや
時間などをどのように設定すれば、より適切な治療がおこなえるかを実習で確認する。この実習では、各種物理療
法機器の特性を熟知し、使用方法を修得するにとどまらず、物理療法で適用される様々な刺激が生体にどのような
影響があるか、それぞれの刺激の特徴、治療効果、適量、使用上の注意点などを種々の実験観察を通じて学習す
る。
授業の概要と計画
1.温熱・寒冷療法
2.光線療法
1)赤外線療法
2)紫外線療法
3.極超短波療法
4.超音波療法
5.電気刺激療法
6.水治療法
7.牽引療法
8.マッサージ
9.その他の機器の使用法
成績評価方法と基準
実習レポートと口述実技テストで主に評価するが、実習科目であるので実習態度を加味する場合がある。実験実習
では、出席していない場合にはレポートを書くことができないので、そのつもりで臨んでほしい。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「物理治療学」修得者が対象である。
オフィスアワー・連絡先
杉元:miyabi@kobe-u.ac.jp
水曜日12:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
実習科目なので、実習のできる服装で出席することが大切である。この実習では、各種の物理的エネルギーの特質
やエネルギーの生体への影響を観察することによって、その結果から考察する実験実習の要素と、物理治療を体験
する実習としての要素がある。後者では学生を対象とした実習ではあるが、時には治療者として患者に接するよう
に、時には治療を受ける患者の身になって実習に臨むことが大切である。
テキスト
網本和 編:標準理学療法学「物理療法学」第3版 医学書院 (ISBN4-260-26677-2)
参考書・参考資料等
渡部一郎 監訳:EBM物理療法 根拠・意思決定・臨床適応 第2版 医師薬出版 (ISBN4-263-21292-4)
開講科目名
担当教員
保健福祉論
中園 直樹、武田 真由美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
保健・医療・福祉の統合、連携の促進のために、保健とは?医療とは?福祉とはどういうものかを理解しなければ
ならない。
2年次履修した公衆衛生学を基礎知識として、3年次の保健行政論、保健福祉論は三位一体の科目と理解して、保
健・医療・福祉をそれぞれの医療従事者としての専門的視野から理解するように努める。
(武田)「個人とその家族に関わる今日的な問題全般の理解と社会福祉の実際」を教授する。
まず、社会福祉の概念・歴史及び、わが国における社会福祉制度の概要について理解し、現代社会における個人・
家族・地域社会の福祉的課題と、それらの問題への対処方法について講師と学生が共に考えることを目的とされて
いる。
(中園)補講1回 特に進行中でしかも根幹の少子高齢社会とその背景での社会保障と高齢者問題、終末期医療等の
問題点などを講義する予定。
授業の概要と計画
(武田真由美)
1. 社会福祉の概念・思想・歴史
2.社会福祉の援助方法
3. 社会福祉の制度と法について
4. 社会福祉の専門職と実施体制
5. 児童家庭福祉
6. 高齢者福祉
7. 障害者福祉
(中園直樹)
*補講 日本の少子高齢社会の現状と問題点 と高齢者の特性
成績評価方法と基準
武田講義分では、主に筆記試験(80点)とレポート課題(10点−20点)、中園の補講分がある時はレポート提出
(10点)の合計で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
履修者は積極的に授業に参加、発表、討論をすること。
試験は武田先生担当部分の筆記試験(80点以上)で、中園分(20点以下)はレポートあるいは発表とする
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
運動学実習I
小野 玲、平田 総一郎、小野 くみ子、藤野 英己
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
目的:実験実習を通じて正常運動に関する理解を深める⇒専門科目の基礎固め
目標:
&#61600; 運動を測定する代表的な機器の仕組みを理解できる
&#61600; 機器を使用して実習課題(実験)を実施することができる
&#61600; 測定データを分析し、まとめて、報告書(レポート)を書くことができる
関連する科目
1−2年:解剖学・生理学・運動学実習II・整形外科学・評価学
3年:臨床系関連科目
授業の概要と計画
4月は実習に関連した授業を行う。5月よりPT・OTともに4班に分かれて、以下の4つの実験を屋台巡り方式でおこな
う。実験の翌週に各班でレポート作成を行う。
平田:筋力測定
藤野:筋電図
小野くみ子:運動時の呼気ガス分析
小野玲:重心測定またはフィッツの法則
成績評価方法と基準
出席率、レポートを成績評価の材料とする。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実習中上腕・大腿部を露出することが多いので必ず白衣(KC),もしくはジャージなどの着用を推奨する。
オフィスアワー・連絡先
金曜13-14時、e-mail: hirata@eagle.kobe-u.ac.jp
予約を取ることが望ましい。
学生へのメッセージ
自発的な態度を望んでいます。教科書を読み、実習のおよその内容を理解し、適切な服装で臨み、興味を持って学
んでください。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
「基礎運動学」など運動学関連の教科書
開講科目名
担当教員
老年期障害学
傳 秋光
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
昨今、医療の世界では、「高齢者医療は若中年医療をそのまま延長したものではない」という老年医学の基本コン
セプトのもと、高齢者医療はどのように実践したらよいのかという疑問に対する答えが要求されている。広範囲の
ために限られた時間しかない講義での解決は困難だが、それをテーマとし、老年期の医学的知識の習得を目標とし
て、「加齢と老化」、「高齢者に特徴的な疾患」、「高齢者のリハ概要」を主体に講義を展開する。
授業の概要と計画
講義内容的には、1)老年学と老年医学、老化とは、2)
消化器・代謝疾患、3)感覚器障害ほか、4)高齢者のリハ概要などを、計15回の授業の中で行なう。この中で、血
液・尿検査データの読み方や心電図の読み方、高齢者特有の循環器系疾患など、リハビリ医療の即戦力となる事項
にも触れる必要があると考えている。
成績評価方法と基準
1) 主として出席状況、授業態度、定期試験成績。状況により、レポートを課す。
2) なお、11回以上の出席、60点以上の試験成績を基本とする。通常の勉強で、良好な試験成績となるはずである。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
2年生後期の内部障害学で講義すべき内容が講義時間の不足のために、この老年期障害学での講義となる部分もある
(特に、消化器・代謝疾患)。また、再確認・補充すべき事項もあるため、2年後期の教科書も再度使用する。
オフィスアワー・連絡先
形式的には月曜日午後、 連絡先は
tsutou@kobe-u.ac.jpですが、堅苦しいものでもない。
学生へのメッセージ
1)医学的常識の一部である老年医学の概要を学び、リハ療法に役立てて欲しい。2)臨地実習や卒後当初に役立つよ
うに、内部障害学で講義し切れなかった関連分野(事項)の補強講義も、リハビリ医療の経験から行いたい。3) 理
学療法学専攻の学生にとっては選択科目ではあるが、是非受講して欲しい。個人的には、「なぜ選択科目であるの
かと、理解に苦しんでいる」と言っても過言ではない。来たれ、皆!(しかも、気軽に!)
テキスト
1)リハビリテーション医学テキスト (改訂第2版) 編集 三上真弘, 石田 暉 定価5,565円(税込)
ISBN4-524-23989-8(これは、2年生後期から指定している教科書)
参考書・参考資料等
1)標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 老年学(第2版) 編集:大内 尉義 定価 4,410円 (税込) 医学書
院 ISBN978-4-260-26632-1 (これは、本年の前期用としての教科書的参考書)
2)図書館での書籍(内科、老年科)の検索やインターネット検索(ただし、信頼できるものに限る)が知識の肉
付けに役に立つはずです。学生各自の自習を期待します。
開講科目名
担当教員
臨床実習I
小野 玲
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
臨床実習IV
小野 玲、米田 稔彦、嶋田 智明、杉元 雅晴、
荒川 高光、小野 くみ子、藤野 英己
開講区分
単位数
前期
7単位
授業のテーマと目標
3年間学内で学んだ基本的知識・技術を応用し、臨床の場で患者を通して理学療法評価・治療を経験して専門職と
しての研鑽を積む総合的修練となる科目である。次が学習の到達目標である。
1.総括的目標
(1)患者の全般的な管理に関する理念の理解
(2)理学療法実施上の総合的能力と技術の理解
(3)理学療法実施に当たっての倫理的・法的責任の理解
(4)関連する医療・福祉専門職の業務内容の理解と協調性の必要性の理解
(5)病院・施設と理学療法部門の組織・機構、管理・運営の理解
(6)専門職における研究の価値および重要性の理解
2.専門的目標
(1)身体障害に関連する医学的問題を理解しその内容を分析する。
(2)患者の反応に与える情緒的要素および動機づけの重要性を理解する。
(3)患者のプライバシーを守り専門職として行動することの重要性を理解する。
(4)患者への接し方や病歴のとり方について学ぶ。
(5)患者に対する評価の実際を経験し、その内容を統合・解釈し、問題点を見いだし、理学療法治療目標・治
療プログラムを立案する。
(6)理学療法治療プログラムに基づいた理学療法介入の実際の経験
(7)評価・治療の実際の体験に基づき治療プログラムの確認・修正について検討する。
(8)リスク管理と救急処置の理解
授業の概要と計画
詳細な日程は、オリエンテーションの際に説明する。
臨床実習に臨むにあたり、チーム医療、患者理解、リスク管理,理学療法評価と統合・解釈、臨床推論、理学療法治
療介入、職業倫理等の言葉の意味を専門職の立場でしっかり理解・実践できるようになること。また新型インフル
エンザ等に対しては、本学の感染症対策マニュアルに準じて行動すること。
成績評価方法と基準
評価は実習評価、レポートならびに筆記試験・最終口頭試問等で総合的に判定する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
臨床実習での欠席は、原則として認めない。学生は定められた服装で実習に臨むこと。履修上の詳細な注意は、「2
1・22年度臨床実習の手引き」を参照のこと。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先(嶋田):E-Mail: ziel@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日午後4時∼5時
但し、緊急時の際は理学療法学専攻のすべての教員が対応できる体制をとっているので躊躇せず連絡すること。学
生相互の連絡網および教員の連絡先等は実習前のガイダンスで配布する。
学生へのメッセージ
学生諸君の積極的かつ真摯な態度が臨床実習では何よりも重要です。患者様が「教科書」であると思い、色々なこ
とを吸収し学び、そして経験して欲しいと思います、諸君にとってこの実習が有意義で実り多いものであることを
切に希望します。
テキスト
参考書・参考資料等
1)嶋田智明編:理学療法評価:そのクリニカルアプローチ(メディカルプレス)4-944026-1803
2)嶋田智明・金子翼編:関節可動障害:その評価と理学療法・作業療法(メディカルプレス)4-944026-01-3
3)石川 齊・嶋田智明監訳(J.Gross、J.Fetto、E.Rosen 著):筋骨格系検査法(医歯薬出版)4-263-211693
4)嶋田智明編:ケースで学ぶ理学療法臨床思考(文光堂) 8306-4325-0
5)嶋田智明編:障害別・ケースで学ぶ理学療法臨床思考(文光堂)2007,8306-4339-2
開講科目名
老人保健福祉施設実習
担当教員
米田 稔彦、小野 くみ子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
生活環境学
小野 玲
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
地域理学療法学
小野 玲、米田 稔彦
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
理学療法研究法演習
傳 秋光、小野 玲、米田 稔彦、三木 明徳、
平田 総一郎、嶋田 智明、杉元 雅晴、荒川 高光 他
授業のテーマと目標
卒業研究を行う能力(スキル)を養うことを目的とする。
授業の概要と計画
ゼミ単位で英語論文の講読や抄読、議論などが行われる。
成績評価方法と基準
演習参加および態度
提出物(英語論文の要旨、演習問題など)
をもとに評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本科目の修得は、卒業研究履修の実質的な要件となるので十分に留意されたい。
関連する科目は理学療法研究法、卒業研究です。
オフィスアワー・連絡先
各ゼミ担当教員となります。
学生へのメッセージ
卒業研究を遂行するにあたっての重要なステップです。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
なし
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
神経系障害評価学実習
米田 稔彦、嶋田 智明、荒川 高光
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
神経疾患はその性質上、日常生活動作に影響をきたすような後遺症を残すことが多く、このため理学療法の対象と
なることが多い。したがってこれら患者のリハビリテーションに携わる理学療法士には神経学の基礎と臨床の両面
における正確で広範な知識が必要とされる。この科目の目標とするところは臨床でよく遭遇する主たる中枢神経疾
患の病態とそれに基づく理学療法の評価の基本的原理とその基本的技術を理解・修得することである。
授業の概要と計画
1.神経疾患の評価の原則
2.運動機能の診方
a)筋力
b) 反射
c) 感覚
d) 姿勢反射
e) 筋トーヌス
f) 中枢性麻痺の評価法
3.運動失調・不随意運動の診方
4.歩行機能の診方
5.ADLの診方
成績評価方法と基準
成績評価は期末試験の結果に加え、出席、レポートならびにグループ発表の内容、発表方法、態度、質疑・応答等
を基に総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
神経学や理学療法評価学で得た知識・技術を常に関連づけておくことが大切である。
なお授業の出席が全講義時間数の2/3以下の場合は、試験を受けることはできないので注意するように。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先:E-Mail: ziel@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日午後4時∼5時
学生へのメッセージ
適宜実技・口述テストを実施する。またグループ発表をもとに討論を行う予定である。学生諸君の活発な質疑・応
答を期待する。
テキスト
特に指定しない。適宜プリントを配布する。
参考書・参考資料等
1.嶋田智明編:障害別・ケースで学ぶ理学療法臨床思考:PBLで考え進める(文光堂)4-8306-4339-2
2.嶋田智明編:ケースで学ぶ理学療法臨床思考:臨床推論能力スキルアップ(文光堂)4-8306-4325-0
開講科目名
担当教員
神経系障害理学療法学実習
小野 玲、米田 稔彦、嶋田 智明
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
神経疾患はその性質上、日常生活動作に影響をきたすような後遺症を残すことが多く、このため理学療法の対象と
なることが多い。施設によっては理学療法対象患者の大半が脳卒中、脳性麻痺、あるいは脊髄損傷など神経系の障
害によって占められているほどである。神経障害、特に中枢神経疾患に対する理学療法は、最近運動発達学や神経
生理学の知識が評価や治療に盛んに応用されるようになって急速に発展している。したがってこれら患者のリハビ
リテーションに携わる理学療法士には神経学の基礎と臨床の両面における正確で広範な知識が必要とされる。
この科目の目標とするところは臨床でよく遭遇する主たる中枢神経疾患の病態とそれに基づく理学療法治療アプ
ローチの基本的原理・技術を理解することである。
授業の概要と計画
1.次の疾患に対する理学療法の基本的治療プログラムに沿った治療アプローチ法を実習・修得する。
a)脳卒中
b)パーキンソン病
c)運動失調
2.神経生理学的アプローチ(NPA)の基本原理や技術を実習・修得する
a)Bobath法 b)Brunnstrom法 c)PNF法 d)Rood法
3.次の1∼5のトピックスで以下の課題疾患に対する理学療法アプローチ(リハビリテーション)についてグループ
で調べ、発表・討議するPBLを採用する。1.疾患の病態・症候・診断法について 2.障害構造および障害学的特徴と
理学療法評価 3.理学療法実施上のリスク管理 4.治療プログラム 5.本疾患に対する理学療法(リハ)効果に関す
る最近の知見(EBPTを PEDroやCochrane review等で調べる)
《課題疾患》
1.パーキンソン病,2.脊髄小脳変性症、3.運動失調症、4.進行性筋ジストロフィー症、5.筋萎縮性側策硬化症、6.ギラ
ンバレー症候群、7.多発性硬化症、8.脊髄損傷、9.二分脊椎、10.ダウン症
《発表のしかた》レジュメ(B4サイズの用紙5枚程度に要点をまとめる。出来るだけ図表を活用のこと)を用いて
各グループ30分程度で発表し、質疑・応答の後、全体討議を行う。無論、OHPやスライド、PC等を用い発表に工夫
をこらしてもよい。
なおグループ分け、担当課題等詳細については授業中に連絡する
成績評価方法と基準
成績評価は期末試験の結果に加え、出席、レポートならびにプレゼンテーションの内容、発表方法、態度、質疑・
応答等を基に総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
神経学や理学療法評価学、運動学の講義・実習で得た知識・技術を常に関連づけておくことが大切である。
なお授業の出席が全講義時間数の2/3以下の場合は、試験を受けることはできないので注意するように。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先:E-Mail: ziel@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日午後4時∼5時
学生へのメッセージ
適宜実技試験を実施する。またグループ発表をもとに討論を行う予定である。学生諸君の活発な質疑・応答を期待
する。
テキスト
特に指定しない。適宜プリントを配布する。
参考書・参考資料等
1.嶋田智明編:障害別・ケースで学ぶ理学療法臨床思考:PBLで考え進める(文光堂)4-8306-4339-2
2.嶋田智明編:ケースで学ぶ理学療法臨床思考:臨床推論能力スキルアップ(文光堂)4-8306-4325-0
開講科目名
担当教員
初期体験実習
荒川 高光、小野 くみ子、藤野 英己
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
リハビリテーション医療の対象となる人々は、さまざまな心身の障害を有し、しかも、不安、恐れ、現実に対す
る適応問題なども有しているため、理学療法士は、単に治療や評価技術のみで対処するのではなく、精神面からの
アプローチも心がけながら、病める人のために働いていることを認識しましょう。また、理学療法士は単独で行
動・対処するのではなく、他の医療職種との協力体制の中で働いていることも確認しましょう。
1) 当事者中心の保健・医療・福祉の実際を知る
2) 保健・医療・福祉の現場を見学し、ヘルスケアチームを構成する専門職の役割・機能を知る
3) チーム医療の実践場面を知り、インター・プロフェッショナルワークの視点から専門職種間の協業の重要性に
気づく
授業の概要と計画
医学科・薬学科と保健学科学生の混成グループおよび専攻科グループ単位で行う。
1日目午前:オリエンテーション
午後:患者中心の医療について(患者会代表者による講義)
2∼4日目:混成グループおよび専攻科グループに分かれて、各施設におけるチーム医療を体験実習や見学実習をす
る。(体験実習時間は病院・施設により異なるので、詳細はオリエンテーションで説明する)
5日目午前:グループディスカッション
午後:合同発表会
実習プログラム概要については、6月∼7月の帰校日に事前にオリエンテーションで説明する。
成績評価方法と基準
成績評価判定は、実習中の態度、出席、レポート課題、グループ討議での積極性などを総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本実習は全実習時間の遅刻・欠席は認めない。
定められた白衣と名札を着用し、清楚な身だしなみを保ち、医療人としてふるまう。
病院・施設の協力により臨床現場を見学することができるので、感謝の気持ちを忘れないこと。
オフィスアワー・連絡先
藤野:fujino@phoenix.kobe-u.ac.jp
月曜日13:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
テキスト
特になし
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
現代医療と生命倫理
田村 由美、石川 雄一、山崎 康仕、三浦 靖史、
開講区分
単位数
前期
1単位
橋本 健志、山本 道雄、柿原 浩明、前田 光哉 他
授業のテーマと目標
医学・医療は人を身体と心を含む総体として知り、その健康の保持・増進を図り、健康からの逸脱を予防し、ある
いは健康障害に陥った時にはそれを治癒・軽減させることを目的としている。そのためには4−6年では学びきれ
ない膨大な知識を必要とする。しかし医学・医療の本質を理解し、生涯にわたり学び続ける方法を学習することは
可能である。このことが本講義の一つの目的である。
医学・医療は社会のなかにあり、人を対象としている。社会は安全で安心なそして質の高い医学・医療を期待
し、またそれ故に厳しい目で医学・医療そしてその実践者を見ている。今日ほど医学・医療の倫理が問われている
時代はない。医学・医療における人のあるいは患者様の権利について皆さんとともに考えていきたい。さらに医療
経済を含む現代医療の抱える課題を取り上げていく。
現在の医療的ケアは単一の専門職者で解決できるものはない。各医療専門職者が独自に取り組むのではなくチーム
として取り組まなければならない。そのための基礎として、ある課題に対して各専門分野の混成グループをつく
り、グループワークを通して考えていくという演習も取り入れていく。
授業の概要と計画
1.医療と福祉の連携(西澤)保健・医療・福祉とは何 か。
2.医療安全対策の現状と今後(江原)
3.医学・医療における現代バイオエシックス(山本道 雄)(1)(2)
生命倫理入門 生命倫理発展の歴史、患者の権利と は,インホームドコンセントなど
4.医療倫理と法(山崎康仕) (1)(2)
法からみる医療入門 社会の中の医学・医療 生と死 脳死と臓器移植
5.医療・福祉を経済学から考える(柿原浩明)(1) (2)
医療経済入門 医療政策への経済学的視点 少子 高齢社会の医療・福祉のあり方
6. 健康を守るシステム(前田光哉)わが国の保健医療 福祉を取り巻く環境と医療従事者に期待される役割
(中園直樹)国際保健システム
7. 全人的医療(三浦靖史)リハビリテーションとは (橋本健志)こ
ころのケアとは
8.安全で安心なそして質の高い医学・医療を目指して(1)(2)(3)(田村由美)
多職種間協働(IPW Interprofessional Work)とは・チーム医療を考える
成績評価方法と基準
授業内容をどの程度理解し,自己の考えがどのように表現出来るかをレポートなどで評価する。レポートの様式、
提出期限を厳守すること。
グループワークでの行動・発言なども評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
各授業はそれぞれ最初にテーマを提示しそれについて話を進めて行く。充分に授業内容を理解した上で,自分の考
えを整理しておくことである。乱読でもよいから多くの本をよむこと。
オフィスアワー・連絡先
医学科学生:平井みどり midorih@med.kobe-u.ac.jp
保健学科:石川雄一 yishikaw@kobe-u.ac.jp オフィスアワー 水曜日13:30-14:30 メールなどで予約することが望ましいです。
学生へのメッセージ
“諸君の行う仕事の少なくとも3分の1は専門の医学書以外の本に書かれている内容のものである。W.Osler.
六甲地区にいる間に、いろいろな分野の新しい友人をつくることが重要であるし、小中高の友人も大切にしてくだ
さい。
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
講義の中で紹介していく。
〔参考書〕
生命倫理百科事典(I-V)丸善 ISBN978-4-621-078000-6
講座・医療経済・政策学 全6巻(勁草書房)(ISBN4-326-74832-X)
上田 敏「リハビリテーション医学の世界」(南江堂)(ISBN4-89590-012-6) \3,204+税
開講科目名
担当教員
理学療法概論
小野 玲、嶋田 智明、杉元 雅晴、荒川 高光、
小野 くみ子、藤野 英己
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
理学療法の原型は古代ギリシャに見ることができる。傷つき病める人々は古代より本能的に自然のエネルギーを利
用してそれを癒してきたことを考えると理学療法の歴史は数千年に及ぶと推測される。理学療法は、現在に至るま
でリハビリテーション医学の支柱として世界各国において着実に発展してきた。しかし、今後の発展がどう展開さ
れていくのかはまた関心深い点でもある。理学療法は未知へのチャレンジが要求される反面、それに応じた成果を
生み出す実にすばらしい保健・医療の専門職であるが、それだけに学ぶことも膨大で多岐にわたる。学生諸君には
この概論を通じて理学療法のすばらしさ、そして未知なる可能性を学んで欲しい。 この概論の目標とするところ
は、以上の点を踏まえ、理学療法の歴史から、その現状、今後の課題までを概観し、保健・医療専門職としての理
学療法を理解することである。概論とは全体にわたって大要を述べたものであるが、これは特定の分野を総体的に
理解する上で手助けとなることが多い。本概論が学生諸君にとって理学療法学の「ナビゲーター」の役割を果た
し、理学療法学への関心と学習意欲を高めることに寄与することを切に望むものである。
授業の概要と計画
第1回:理学療法の定義・法的側面・専門性・歴史的背景
第2回:理学療法の対象・手段・業務・職域
第3回:理学療法の領域・トピックス(1)
第4回:理学療法の領域・トピックス(2)
第5回:理学療法の領域・トピックス(3)
第6回:理学療法の領域・トピックス(4)
第7回:理学療法の領域・トピックス(5)
第8回 総合討論
☆理学療法の領域・トピックスについては、理学療法学専攻所属の専任教員がオムニバス形式で講義する。
成績評価方法と基準
成績評価は、出席、グループ発表の内容ならびに授業中の質疑・応答の際の発言等を基に総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
配布する資料や指定する図書・文献等は必ず読んでおくこと。
なお授業の出席が全講義時間数の2/3以下の場合は、単位を与えない場合があるので注意するように。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先(嶋田):E-Mail: ziel@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日午後4時∼5時
学生へのメッセージ
総合討論ではグループごとに与えた課題・発表をもとに討論を行う予定である。学生諸君の活発な質疑・応答を期
待する。
テキスト
嶋田智明編著:概説理学療法(文光堂),2007,
4-8306-4340-8
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
作業療法概論I
野田 和惠
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
作業がどのような経緯を得て、作業療法として今日人々に用いられるようになったかを概説し、保健・医療・福祉
の中での位置づけや役割を明らかにする。
作業療法の種々の理論を概説することにより、作業療法の実践方法への理解につなげたい。
各分野での簡単な症例を紹介することで、作業療法での作業の意義を知り、作業療法の魅力へと接近したいと考え
ている。
また最後に、作業療法士に求められる資質や職業倫理を述べ、みなさんがこれからどのように学習を進めていけば
よいのか考える機会にもしたい。
この科目の目標は、作業療法の歴史や理論、各分野の作業療法を学ぶことで、「作業療法」の概観を理解すること
にある。
授業の概要と計画
1.ひと作業、生活 2.作業と作業療法
3.GW:作業療法のことを知ろう!(1)
4.GW:作業療法のことを知ろう!(2) 5.グループ学習成果発表 6.グループ学習成果発表 7.作業療法の発展と研究(1)
8.GW:OTに求められる資質とは?
9.作業療法を取り巻く社会 10.各領域の作業療法
11.作業療法士を取り巻く社会の理解 12.作業療法の理論
13.作業療法の発展と研究(2)
14.グループ学習成果発表・作業療法職業倫理 15.まとめ
開講日程については、授業初回に提示する。
関連するキーワード:作業療法、ICF、作業科学、作業療法理論、職業倫理
成績評価方法と基準
出席、小テスト、課題、授業への参加度合いなどによって総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業時間外にも課題に取り組むことが求められるが、効率よく学習を進めてほしい。
次回までに読んでくるように指定された資料は、必ず読んで出席すること。
オフィスアワー・連絡先
野田研究室C409 直通電話番号とFAX 078-796-4572 E-Mail: noda@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:火12:00−13:30
学生へのメッセージ
作業療法を学んでいく上での地図の役割を果たす授業である。健康に留意し、欠席、遅刻のないようにしてほし
い。
テキスト
杉原素子編集 作業療法学全書 改訂第3版 作業療法概論 協同医書出版社
参考書・参考資料等
秋元波留夫他編著 新作業療法の源流 三輪書店(ISBN4-89590-008-8)
キールホフナー著 作業療法の理論 三輪書店(ISBN4-89590-016-9)
鎌倉矩子著 作業療法の世界第2版 三輪書店(ISBN4-89590-205-6)
開講科目名
担当教員
IPW概論
田村 由美、小野 玲、堀江 修、関 啓子、三谷 理恵、
新谷 路子、上杉 裕子、内田 智子、荒川 高光 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
保健・医療の現場では各専門職が独自の専門性を持ちながら、他職種を理解し職種間で協働すること(IPW:Inte
rorofessional Work)が欠かせない。本科目では、Health Care Team Developmentを主題に将来、医療チームで
働くために必要な知識とスキルを学習する。前半は、チームの一員として対人関係を良好に保つことを目的に、自
己・他者を知るための知識と技法を学ぶ。後半は、専攻を超えたグループ活動を通して、真のチーム医療について
メタファーとディスカッションを活用してチームビルディングを体験的に学び成果を発表する。
授業の概要と計画
1. 4/10 オリエンテーション,教科書1章前半
(VTR,小演習を含む)
2. 4/17 第1章後半(VTR,小演習を含む)
3. 4/24 グループ別討論と発表
4. 5/1 失語概論(VTRおよび講義)
5-6. 5/8 失語症者との対話会(2コマ連続)
7. 5/22 グループ別討論と発表,前半のまとめ
8.5/29 後半オリエンテーション,
チーム医療・IPW概論講義
9.-10.6/5 保健医療チームを構成する専門職(1)11.-12.6/12保健医療チームを構成する専門職(2)
13. 6/19 チーム医療を考える協働学習
14. 7/3 協働学習の成果発表
15. 7/10 後半まとめ
成績評価方法と基準
前半は、レポートで評価する。
後半は、出席とグループ活動参加40%、
レポート(ポートフォリオ)60%
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
後半の初回オリエンテーションは必ず出席するようにしてください。後の、グループ活動に支障をきたします。
オフィスアワー・連絡先
(関)電話078-796-4571email:kseki@kobe-u.ac.jp
毎週火曜日12時半∼13時半、その他の時間帯は事前連絡あればいつでも可.部屋はE703.
(田村)email:ytbontje@kobe-u.ac.jp 毎週金曜日15:00から17:00必ず事前連絡をしてください。
学生へのメッセージ
グループワークが多いので、積極的な授業参加を期待します。IPW教育関連科目について、ポートフォリオを作成
していきます。ノートをとったもの、自己学習したものをファイルして学習を深めてください。
テキスト
鷹野和美編著「チーム医療論」医歯薬出版.2002.ISBN4-263-23392-1
参考書・参考資料等
必要時資料を配布します。
開講科目名
担当教員
保健学概論
種村 留美、宇賀 昭二、柳田 泰義、上田 博司
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人の健康を包括的かつ国際的な視野から捉える能力を獲得し、健康の保持・増進を図るシステムが理解でき、さら
にそれらを発展させる能力を涵養出来るようになる。また自分の生活を科学的根拠に基づいた保健学の視点から考
え、生涯よい健康行動ができるようになることも目標である。
そのために、健康の概念、日本と世界の保健システムと健康課題、健康に影響を与える要因と対策の立案などにつ
いて概説する。
授業の概要と計画
毎回の授業や実習の内容やテーマ
1. 4月16日(金)宇賀 (感染症の歴史)
2. 4月23日(金)宇賀 (健康と感染症)
3. 4月30日(金)宇賀 (ライフステージの保健学、母子・成人保健)
4. 5月 7日(金)宇賀 (環境と健康)
5. 5月21日(金)種村 (障害をかかえて生きるとは)
6. 5月28日(金)上田 (世界における公衆衛生の問題、WHOの取り組み)
7. 6月4日(金)柳田 (行動科学を活かした身体活動・運動支援)
成績評価方法と基準
学期末テストを重視する。
その他、出席、授業の態度や積極的発言なども加味される。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1年次に開講される「現代医療と生命倫理」は医療についての概論であるので、両科目をしっかりと学習すること
が望まれる。
オフィスアワー・連絡先
宇賀昭二 ugas@kobe-u.ac.jp 月曜日から木曜日の午後、前もってメールで予約して下さい。
種村留美 rumtan@people.kobe-u.ac.jp
上田博司 hiroboston@hotmail.com
柳田泰義 yanagida@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
健康とは誰しも望む非常に身近なテーマである。講義だけではなく自分のアンテナをはって、友人や家族との交
流、あるいは新聞、テレビ、インターネットなどからの情報などを保健学の視点から考えて下さい。きっと多くの
ことを学ぶでしょう。
テキスト
〔教科書〕国民衛生の動向 (厚生統計協会)最新版
参考書・参考資料等
〔参考書〕講義中に適宜紹介する。
開講科目名
担当教員
リハビリテーション概論
三浦 靖史
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
リハビリテーション(rehabilitation)という言葉は、ラテン語のハビリス(habilis)という「ふさわしい」という意味
の形容詞を語源として、人が何かふさわしくない状況に陥ったときに、そこから救い出して再びふさわしい状態に
戻すという意味を持っています。理学療法学・作業療法学を修得することの第一歩は、リハビリテーションをこれ
からの自分のテーマとして捉えることです。
本講義では、医療専門職にとって必須の、リハビリテーションの意義と構成についての基礎的な知識を習得しま
すが、知識と両輪をなす「心」、すなわち、人を対象とするリハビリ関連医療職として、自分の哲学を築いていく
ことと、医療やリハビリに関して主体的に考える力を身につけることも目標とします。
授業の概要と計画
1. リハビリテーションの定義、概念
2. 疾病と障碍(1,2)
3. 障碍の評価(1,2)
4. 障碍の心理
5. 発達と教育的リハビリテーション
6. 職業的リハビリテーション
7. 社会的(地域)リハビリテーション
8. リハビリテーションの将来像、自分が目指すもの(討論会)
以上の項目は、必ずしも講義の順ではありません。初回にスケジュールを説明します。
成績評価方法と基準
基本的に定期試験と討論会でのプレゼンテーションとレポートで判定します。
自主研究としてレポートの提出や研究会への参加などの積極的な授業態度に対しては加点します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義は主にパワーポイントを使用し、レジメを配布します。
全てのリハビリテーション専門教科と基礎となる科目であり、医療系学生として、将来の医療専門職として、自覚
をもって講義に出席してください。リハビリテーション概論は本来1単位の科目のために講義回数は7-8回ですが、
それでは不足のため10-11回に増やして開講します。なお、新聞、雑誌、インターネットなどのメディアにおけるリ
ハビリ・医療・福祉関連の記事に常に注意を払って下さい。
討論会は試験の一部となりますので必ず出席してください。正当な理由のない欠席は試験放棄と見なします。
講義の開始は4月16日の週からになります。
オフィスアワー・連絡先
毎週月曜日10:00-17:00(講義時間帯を除く)、それ以外でもメールで連絡の上、随時訪室してください。
メールアドレス:miura@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
新入生の皆さんが、医療系学生としてさまざまな勉強を始めるに当たり、医療やリハビリテーションについての自
覚とモティベーションが高まるような講義を目指しています。授業の中で、ディスカッションの機会を設けますの
で、積極的な発言を期待しています。自分の進路その他、相談事項があれば、話しにきてください。
テキスト
参考書の項目を参照してください。
参考書・参考資料等
中村隆一編「入門リハビリテーション概論 第6版」(医歯薬出版)
(ISBN4- 2632-1294-0)\ 5,040
石神重信ら編集「最新リハビリテーション医学」(医歯薬出版)
(ISBN4-2632-1284-3)\6,510
津山直一監修,上田敏ら編「標準リハビリテーション医学Standard textbook」(医学書院)
(ISBN4-2602-4382-9) ¥7,140
千野直一編集「現代リハビリテーション医学」(金原出版)
(ISBN4-3072-5125-3)¥10,290
三上真弘ら編集「リハビリテーション医学テキスト」(南江堂)(ISBN4-5242-1924-2) \5,565
リハ概論そのものについては「入門リハビリテーション概論」が詳しいですが、かなり読みにくい本ですので、リ
ハビリについて疑問点があればすぐに引ける参考書として、標準・最新・現代リハ医学のどれか1冊を購入するこ
とをお勧めします。
開講科目名
担当教員
国際・災害保健
中園 直樹、田村 由美、宇賀 昭二、松尾 博哉
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
グローバルな視点で南北間の健康格差を認識すると共に、それらの原因となる背景要因を学ぶ。すなわち、国際保
健や災害保健のいくつかの主要課題についてそのフレームワークを示し、個々の課題についての原因分析を行う。
具体的には、感染症論、国際保健医療協力活動論、あるいは災害時の医療管理学やプライマリーケア論などを教授
する。
授業の概要と計画
1.国際・災害保健学総論(2コマ):国際保健および災害保健学の総論を論じる(宇賀)
2.災害と母子保健(2コマ):国際母子保健の立場から災害と母子の健康を論じる(松尾)
3. 国際保健医療協力活動の実際(1コマ):国際保健医療協力活動とIPW(田村)
4.General effects of Disasters on Health 1、2(2コマ):WHOのDisasterの教科書を解説する(中園)
成績評価方法と基準
成績の評価は“国際・災害保健の単位を認定するに足るだけの専門的な知識を有しているかどうか”を最大の基準
とする。試験では学生の理解の程度を正確に判断する様、講義で触れた広い範囲の項目から出題することを心がけ
る。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義では私語を慎み真面目に取り組むことを要求する(宇賀)
専攻を超えた学生相互のグループディスカッションへの積極的参
加を期待します(田村)
オフィスアワー・連絡先
宇賀:月曜日から金曜日までの9時から17時まで何時でも可。ただし、事前にメールあるいは電話などで都合を問
い合わせてほしい。 電話:078-796-4548、e-mail: ugas@kobe-u.ac.jp 中園:月、木を除く12:20-13:00まで E707研究室で、事前にアポイントを取って下さい。
田村:原則火・木の9時から17時まで、事前にメールあるいは電話で都合を問い合わせてほしい。電話:078−796
−4511 e-mail:ytbontje@kobe-u.ac.jp
松尾:メールで予約をお願いしま
す。連絡先:078-796-4525 matsuoh@ams.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
教科書:特に指定しない
参考書・参考資料等
参考書:必要に応じ講義中に紹介する
開講科目名
担当教員
病理学II
鴨志田 伸吾
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
内部障害学
傳 秋光、置村 康彦、高田 哲、伊藤 光宏
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
臨床医学の基盤ともいえる内科学を学びます。内科学には、循環器、呼吸器、消化器、代謝、内分泌、神経、血
液、腎・泌尿器疾患など極めて多数の疾患が含まれます。限られた時間ですべてを網羅して学習することは不可能
ですので、リハビリテーション医療の際に頻度的に多くみられる代表的疾患を中心にして、病因、病態、診断、治
療、予後を系統的に学習します。
本講義では単に医学的知識の習得のみではなく、患者の症状、身体所見、検査所見などから、いかに適切な診断・
評価が行われ、ケア、治療が行われるかを学びます。内部障害を理解することは、安全かつ効果的なリハビリテー
ションを行う上で必要不可欠です。
授業の概要と計画
オムニバス方式で後期に開講されます。
1.腎・泌尿器疾患 小児疾患(高田 哲)3回
2.関節疾患(塩澤俊一)1回
3.呼吸器疾患(医学科:西村善博)4回
4.血液・免疫疾患(伊藤光宏)2回
5.循環器疾患(傳 秋光)5回
6.代謝疾患、消化器疾患は、講義時間枠の都合上、老年障害学の授業で、傳秋光が行なう予定です。
成績評価方法と基準
1)定期試験成績と平常点(提出レポートなども含む)から、総合的に評価します。
2)オムニバス方式ですので、各教員の講義時間の持ち分割合が、大体の目安としての試験配点になります。各教
員分を足して100点満点とし、60点以上が合格の目安となります。望ましいことではありませんが、何名かの教員
分が6割に満たなくても、総合点で60点以上となり、合格ということはありえます。
3)高田哲教員担当分に関しては、小テストを行い定期試験成績に加味します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
患者さんに接する時には、単に診断名を知るだけではなく病因,病態を十分に把握し、予後を考慮に入れたリハビ
リテーション医療を行うべきであることを認識すること。医療従事者は、外見上健康そうなクライアントも診断さ
れていない内部障害をもつ可能性を念頭において従事することが将来的に必要となります。
オフィスアワー・連絡先
別途、一般周知用のプリント通りです。メール:傳教員はtsutou@kobe-u.ac.jp、その他の教員分は、そのプリント
を見てください。
学生へのメッセージ
医療は、内部障害を知らずして成り立たないのです。あらゆる分野において、本講義で学んだことが後で役に立つ
と思います。しっかりと勉学してください。
新カリキュラムとなってからは、講義回数の制限のために内容を網羅することが一層困難となっています。自学自
習の学習態度が望まれます。
主担当者の傳秋光は、PTやOTの弱点(?)をつぶさに見て来たリハビリテーション医療現場での内科医・リハビリ
テーション科医の経験を元に、優秀なPTやOTとなって欲しいという思いを込めて講義をいたします。
テキスト
1)傳教員担当分として、(1)三上真弘・石田暉編集. 「リハビリテーション医学テキスト」(南江堂)…これ
は、3年前期の老年期障害学でも使用します。(2)標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 内科学(第2版) 著
:大成 浄志 定価 6,300円 (本体6,000円+税5%) ISBN978-4-260-26624-6 2)他の教員分としても、下記の
最初に挙げた参考書のうち、「わかりやすい内科学」が教科書的存在です。各担当教員の指示に従ってください。
参考書・参考資料等
1)井村裕夫編「わかりやすい内科学」(文光堂)
2)その他として、下記の書籍を挙げておきます。
・高久史麿・尾形悦郎監修「新臨床内科学」(医学書院)
・松本恒明・他 総編集「内科学(第9版)」(朝倉書店)
開講科目名
担当教員
装具学
小野 玲、内田 充彦
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
装具とは「四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具」と定義されている。その使用目的は、運
動器疾患による変形の予防や矯正、麻痺等による機能の代償や補助として用いられる。本講義では装具に関する基
本的知識を習熟させると共に、装具の適応と理論および適合判定について講義する。また、装具学の最新のトピッ
クスについても教授する。
授業の概要と計画
1.装具学総論
2.靴型装具
3.下肢装具
4.体幹装具
5.上肢装具
6.座位保持装置
7.装具学における最新のトピックス
8・ギブスによる採型
成績評価方法と基準
期末テストを重視するが、出席、レポートなどを総合的に判断する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
履修にあたっては、障害者の持つ身体的・機能的障害がどのようなものであるか把握しておかなければならない。
なお1/3以上の欠席のある場合は、受験をしても単位は与えない。
オフィスアワー・連絡先
ono@phoenix.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会監修:義肢装具のチェックポイント 第7版(医学書院)
参考書・参考資料等
1.川村次郎編集:義肢装具学(医学書院)
開講科目名
担当教員
臨床神経学II
川又 敏男、牧野 邦彦
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
小児疾病論
高田 哲
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
【目標】子どもの特徴は、常に発達・成長していることである。小児科学では、疾病を一つの臓器や器官にとどま
るものとしてではなく、子どもの生活環境に及ぼす影響をも含めて全人的な観点からとらえていく。本講義におい
ては、小児期にみられる疾病を概説するとともにその診断、治療方法について述べる。1)小児期の疾患の基本的病
態を知ること、2)子どもの発達の概要を知ること、を目的とする。
【科目の位置づけ】小児疾病論は、1年次に学んできた発達に関する基礎知識を基盤として、子どもの発達と病気の
成り立ちについて講義していく。【キーワード】発達と成長、小児期の疾患、病態生理
授業の概要と計画
1.オリエンテーション
2.小児の成長と発達
3.先天異常と染色体異常 4.先天性代謝異常
5.新生児の生理と適応
6.新生児にみられる異常
7.代謝異常と内分泌疾患
8.免疫・アレルギー性疾患
9.感染症及び呼吸器疾患、
10.血液・腫瘍性疾患
11.消化器疾患
12.循環器疾患
13.神経疾患(けいれん性疾患)
14.神経疾患(脳性マヒ、発達障害)
15.まとめ
成績評価方法と基準
・授業への参加態度、期末定期試験により評価する。
・確認テストの成績は、学期を通じた成績評価に加える。(欠席のときは0点となるので注意すること)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
学生に対して多くの質問をするので、授業に対し積極的な態度で臨んでほしい。
また、毎回、前回の授業がどの程度理解できているか確認テストを行なうので、必ず復習をすること。
小児科学は、非常に多くの関連分野から成り立っている。一つ一つの細かな知識を大切にしながらも、発達の持つ
意味を包括的にとらえてもらいたい。
オフィスアワー・連絡先
内線4515 金曜日午後4時以降、satoshi @ kobe-u.ac,jp
学生へのメッセージ
子どもの発達を知ることは自分自身の歴史を振り返ることである。理学・作業療法に来る子どもたちのために基本
的な医学知識を学んでほしい。
テキスト
ナースとコメディカルのための小児科学(小児医事出版) ISBN 4-88924-152-3 C3047
参考書・参考資料等
NEW小児科学 南江堂 ISBN 4-524-22414-9 C3047
開講科目名
担当教員
言語障害学
関 啓子、熊倉 勇美
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
物理治療学
杉元 雅晴
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
物理療法は、物理的エネルギー(熱・水・光線・電気・徒手など)を外部から障害部位に適用し、疼痛を緩和し、
血液の循環を改善し、自然治癒を促進し、リラクセーションをはかるなどの目的でおこなわれる治療法である。
各種の物理的エネルギーの人体への適用は、治療として有効な場合がある反面、ときとして危険な場合もある。
よって、その刺激の適応と禁忌を理解する。そのためには、物理的エネルギーの性質をよく理解し、そのエネル
ギーの生体への影響に関する知識が欠かせない。また、治療の対象となる部位は病的状態にあり、その病態生理が
十分に把握できていることが物理治療を施行する前提である。よって、物理治療学のめざすところは、物理学的知
識・病理学的知識を踏まえ、物理的エネルギーが各種の病態に対して有効に作用する生理学的根拠に関する理解を
深めていくことにある。
授業の概要と計画
1.物理治療学総論
2.温熱・寒冷療法
1)温熱療法総論
(温熱・寒冷の生理作用・臨床効果)
2)赤外線療法
3)ホットパック療法、パラフィン浴療法
4)超短波・極超短波療法
5)超音波療法
6)寒冷療法(アイスマッサージ・
アイスパック療法・極低温療法) 3.超音波療法
4.電気刺激療法
5.光線療法(赤外線以外)
1)レーザー療法
2)紫外線療法
6.水治療法(渦流浴療法・交代浴療法・
水中運動療法など)
7.牽引療法
8.マッサージ
9.リスク管理
成績評価方法と基準
学期末テストを重視するが、出席状況、授業や実習中の態度、レポート課題を考慮する。
試験は定期試験期間中に実施する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
杉元:miyabi@kobe-u.ac.jp
水曜日12:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
物理学を履修していない学生は、事前に基礎的な物理学の書籍を一読することが理解を深めることになる。
当然のことだが、憶えようとするよりも理解するようにしてほしい。臨床での応用力は理解できていて、はじめて
培うことができる。
テキスト
網本和 編:標準理学療法学「物理療法学」第3版 医学書院(ISBN4-260-26677-2)
参考書・参考資料等
渡部一郎 監訳:EBM物理療法 根拠・意思決定・臨床適応 第2版 医師薬出版 (ISBN4-263-21292-4)
開講科目名
担当教員
画像診断解析学
傳 秋光
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
1)近年,画像診断法の進歩はめざましく,臨床医学の現場において重要な位置を占めるようになって来ました。人
体各部位のX線画像診断,また,CTスキャン,MRI,超音波の画像診断に際しては正常なのか異常なのかといった病
変の有無が判断され,次に解剖学的局在診断,可能な場合は病理組織学的鑑別が試みられます。従って,特に医師
には正常解剖や疾患に関する広範囲の知識が必要となりますが,その他の医療従事者にとっても担当する患者さん
が今どのような病態にあるのかを把握した上でそれぞれの専門分野での対応(検査技術科学専攻学生にあっては生
理検査)が要求されることになります。講義では主として実用に直結する頭部・胸部などの画像診断法を、内科医
兼リハビリテーション科医の立場から行いたく思っています。
2)ハイテク医用画像の目で体内の世界を探求し,人の体はどうなっているのか,病気とは何か,各自の専門領域で
の対応はどうすればよいかを考える機会の一助となって欲しく思っています。 少なくとも研修医と同レベルの知識
獲得をしていただきたく思っています。
授業の概要と計画
単純X線写真,CT,MRI,超音波画像などの概論と,順次、脳・肺・心臓といった部位別の講義を行ないます。脳血
管障害・肺疾患・心疾患といった疾患別をキーワードにして行ないます。可能な限り、消化器系にも触れたく思っ
ています。
成績評価方法と基準
授業中に行なう数回の小試験(各100点満点)の平均点60点以上を合格の最低点とし、評価する予定です。学期末
試験で評価するには余りにも広範囲のため、このような評価方法とします。よほど熱心に小刻みに勉強しないと単
位の取得は困難かも知れませんが、基本的には講義内容と教科書そのものが主体です。毎年、看護学生の中には受
講困難な中、受講希望者がいます。実習の為の未受講分は別途配慮予定ですので、相談ください(追試験や課題を
指示します)。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1)とうてい全ての画像診断を、人体各部位にわたって実用性を得るまで講義することは不可能です。他の講義で学
んだことも参考として講義を受け,興味の出た学生には更に自学自習などが望まれます。
2)講義は配布するプリントとビデオ類を主体に行ないます。教科書の重要個所も適宜指摘します。
3)数回の小試験は教科書から問題を作成して出題することも取り入れます。そのためにも、教科書は必需です。
4) 例年、看護学生は実習の都合で当初の講義が受講できない場合があるようです。相談ください。
オフィスアワー・連絡先
別途、一般周知用プリントを参照してください。E-メールの場合は、tsutou@kobe-u.ac.jp です。
学生へのメッセージ
1)CTやMRIや超音波のない時代の医学教育を受けた者が、独学と臨床経験をもとに講義します。進歩する医療
に対する1人の先人の、生涯学習の姿勢を学んで欲しく思います。同時に、種々の画像診断を通じて正常や病理解
剖学的情報を知り、専門的対応の一助として欲しく思います。2)単なる知識の切り売りは本意ではありませんが、
将来的にも講義プリントと教科書はきっと役立つはずです。なお、教科書指定したものは医学生に人気の高い書籍
です。
テキスト
1)ゼッタイわかる頭部写真の読み方(第4版)百島祐貴著. 医学教育出版社. 3885円(ISBN978-4-87163-433-5.)
2)ゼッタイわかる胸部写真の読み方(3版)百島祐貴著. 医学教育出版社. 4935円(ISBN978-4-87163-388-8.)
3)(上記は必需。その他、強いてではなく、金銭面に余裕があれば、同社の同シリーズの腹部写真の読み方Part.1,
Part.2. やMRIの読み方、および画像診断コンパクトナビ。強いては、購入不要。)
参考書・参考資料等
1)改訂版 国試画像診断突破マニュアル 監修 平松京一 (メジカルビュー社)
2)高島 力・佐々木康人監修:「標準放射線医学」(第6版)(医学書院)
開講科目名
担当教員
理学療法評価学
嶋田 智明
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
理学療法における機能評価の目的は、さまざまな疾病・外傷が対象者であるクライエントにもたらす身体的・精神
的さらには社会的影響を詳細に分析・把握し、それらの情報を基に患者の身体動作能力の回復を阻害している問題
点を多角的な観点から明らかにし、最終的には患者の生命や生活の質(QOL)の向上を図るための方策を探求す
ることである。
この授業の到達目標は理学療法で実施される運動機能評価法の基本的理論・手技とその応用について学習し、理
学療法治療目標・プログラム立案へと関連づけられる基本的評価技術能力を修得することである。
授業の概要と計画
第1回:評価概論1
第2回:評価概論2・医学記録
第3回:ADL評価
第4回:システムレビュー・アナムネーゼの聴取法
第5回:形態計測講義・演習1
第6回:形態計測講義・演習2
第7回:ROMテスト講義・演習(1)
第8回:筋力テスト講義・演習(1)
第9回:筋力テスト講義・演習(2)
第10回:感覚テスト・協調性検査・反射検査
第11回:感覚テスト・協調性検査・反射検査演習
第12回:姿勢反射テスト
第13回:運動発達検査
第14回:運動発達検査・同演習
第15回:筆記あるいは口述試験
バイ タルサインについての講義・演習
成績評価方法と基準
成績評価は期末試験の結果に加え、出席、レポートならびに授業中の態度、質疑・応答の際の積極的発言等を基に
総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
運動機能評価学の講義を理解するには、解剖学、運動学、生理学、病理学等の基礎医学に加え、整形外科学や内科
学等の一般臨床医学的知識は不可欠である。学生諸君は検査法に関連した基礎医学や臨床医学の知識を復習しなが
ら授業に臨むよう努めて欲しい。また単元毎に小テストを実施するし、トピックス的な事項に関してはレポートを
提出させる予定である。
なお授業の出席が全講義時間数の2/3以下の場合は、試験を受けることはできないので注意するように。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先:E-Mail: ziel@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日午後4時∼5時
学生へのメッセージ
演習を入れた講義を行います。学生諸君の活発な質疑・応答、積極的な授業参加を希望します。授業にはは簡単な
実習のできる服装で臨んでください。
テキスト
1)和才嘉昭・嶋田智明:『測定と評価』(医歯薬出版)4-263-21765-9
2)津山直一他訳:『徒手筋力検査法』(協同医書)
参考書・参考資料等
1)嶋田智明編:理学療法評価:そのクリニカルアプローチ(メディカルプレス)4-944026-1803
2)嶋田智明・金子翼編:関節可動障害:その評価と理学療法・作業療法
(メディカルプレス)4-944026-01-3
開講科目名
担当教員
スポーツ医学
三浦 靖史
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
スポーツ(sport)の語源は、中世の英語のdesportあるいはdisportの短縮語に由来し、「おもしろく遊ぶ、仕事を
やめる」などの意味であり、スポーツの本質は、「気晴らしや娯楽」ということにあります。日本では、スポーツ
は、主に激しい運動競技として考えられていますが、スポーツ医学は、運動に関する医学として、この両者を幅広
く対象としています。ですので、運動に対する生理学から、健康づくり、スポーツ障害まで様々な内容を扱いま
す。スポーツ障害には、いわゆる整形外科的疾患ばかりでなく、近年のスポーツ振興により中高年の内科的な障害
が増えています。
本講義では、運動による生体の反応を利用した生活習慣病の予防から、スポーツ障害の病態や治療の実際まで、
スポーツ医学の知識を広く習得して、自分が興味を持つスポーツの競技能力の向上、スポーツ支援、スポーツ外傷
の予防と治療に役立つ能力の獲得を目標とします。
授業の概要と計画
1.スポーツ医学総論:生理学、運動による健康づくり、熱中症
2.健康管理・スポーツ栄養学
3.部位別スポーツ障害(1):内科的障害、貧血、オーバートレーニングなど
4.部位別スポーツ障害(2):上肢
5.部位別スポーツ障害(3):下肢
6.部位別スポーツ障害(4): 脊柱・体幹
7.女性のスポーツ医学
8.競技別スポーツ障害
9.スポーツと精神医学
10.障害者のスポーツ医学
11.メディカルチェック・ドーピング
12.高圧低圧環境下のスポーツ障害
13.スポーツにおける救命救急処置
14.スポーツ医学に関する討論会
成長期のスポーツ医学、中高年のスポーツ医学などは各論のなかに取り入れます。
以上の項目は、必ずしも講義の順ではありません。初回にスケジュールを説明します。
成績評価方法と基準
基本的に定期試験と討論会の内容で判定します。
自主研究としてレポートを提出するなどの積極的な授業態度に対して、別途加点します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義は主にパワーポイントを使用し、レジメを配布します。
プライバシーに配慮したうえで、各自のスポーツ外傷やボランティア活動などの経験に基づく討論会をして頂く予
定です。討論会は試験の一部となりますので必ず出席してください。正当な理由のない欠席は試験放棄と見なしま
す。
オフィスアワー・連絡先
毎週月曜日10:00-17:00(講義時間帯を除く)、それ以外でもメールで連絡の上、随時訪室してください。
メールアドレス:miura@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
講義内容は、理学療法学専攻の学生向けに限定されたものではなく、どの学生にも、有用かつ理解し易い講義と
なるように心掛けていますので、選択科目である作業療法学専攻の学生、あるいは、単位にはなりませんが、講義
の重複がなければ、看護学専攻や検査技術科学専攻の学生も聴講として、受講してください。聴講される場合に
は、資料印刷の都合上、事前に連絡を頂けると助かります。
スポーツの時事の話題を随時取り上げていきますので、学生さんの積極的な授業参加を期待しています。その
他、スポーツ外傷に関する個人的相談に乗ります。
テキスト
(1)日本体育協会指導者育成専門委員会スポーツドクター部会監修「スポーツ医学研修ハンドブック 基本科目」(分
光堂)定価3,500円+税 (ISBN4-8306-5141-5)
(2)日本体育協会指導者育成専門委員会スポーツドクター部会監修 「スポーツ医学研修ハンドブック 応用科目」
(分光堂)定価4,500円+税 (ISBN4-8306-5142-3)
以上の教科書は、授業中には一部しか使用しませんので、購入は必須ではありませんが、将来スポーツ関連の仕事
に興味がある学生には、非常に有用ですのでお薦めします。
参考書・参考資料等
月刊誌(臨床スポーツ医学など)やマスコミ報道などから、適宜、最新の情報を収集して下さい。
開講科目名
担当教員
義肢学
杉元 雅晴、小嶋 功
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
義肢は事故や疾病による原因で失われた身体の一部を代用するものとして人工的に製作され、切断者のリハビリ
テーションに大きく貢献するものである。義肢によって正常な身体が有する精巧な機能をそのまま代用できるもの
ではないが、より適した義肢を切断者に適用し、適切なトレーニングをおこなうことによって、正常な機能に近づ
けることが可能である。義肢学は、切断者の身体状況に適した義肢のあり方を学ぶとともに、切断者がその義肢を
有効に操作できるよう、残存機能を最大限に引き出し、適切な断端を形成して装着トレーニングを学ぶものであ
る。
授業の概要と計画
1.切断者のリハビリテーション総論
2.切断と義足
1)下腿義足(各種ソケット,下腿義足歩行)
2)足部部分義足
3)サイム義足
4)大腿義足(ソケット・膝継手,大腿義足歩行)
5)膝義足
6)股義足(ソケット,股義足歩行)
3.切断と断端管理・断端評価・断端トレーニング
4.切断者の理学療法プログラム
成績評価方法と基準
定期試験期間中に筆記試験をおこなう。
出席、レポート課題、授業中の態度を考慮する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
杉元:miyabi@kobe-u.ac.jp
水曜日12:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
義肢を理解するには解剖学(特に、骨学・筋学)が根底となるので、十分な復習が重要である。また、力学用語を
理解し、バイオメカニクス理論(歩行解析)の理解が不可欠である。
テキスト
日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会編集「義肢装具のチェックポイント 第7版」(ISBN978-4-260-00
446-6)
参考書・参考資料等
川村次郎編集 「義肢装具学」医学書院 (ISBN4-260-24428-0)
日本義肢装具学会監修 澤村誠志編 「義肢学」医歯薬出版 (ISBN4-263-21193-6)
開講科目名
担当教員
高次脳機能障害学II
関 啓子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
運動治療学
米田 稔彦
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
日常生活活動学
小野 玲
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
リハビリテーションの究極の目標は、障害者のactivity(活動)を最大限に引き出し、できる限りParticipation
restriction(参加の制約)を克服することであり、QOL(quality of life)の向上にある。その目標を達成させるため
には日常生活活動(動作)(activities of daily living ; ADL)の自立性をできる限り高めることが重要である。障害
者のADLの自立性を高めるためには、障害者のADL動作を分析・評価しどのような因子が動作遂行を阻害している
のか検討し、より効率的で安全な動作方法を指導すること、障害者の能力に適した補助器具の選択および居住環境
の改善を適切に行う必要がある。また、介護者に対しては、より介護量・負担の少ない効率的な介護方法の指導も
重要である。
本講義では、ADLの基本的知識を習熟させると共に、日常生活障害者に対して効果的理学療法プログラムが展開で
きるよう、ADLを含めた適切な評価、練習方法および生活指導に関する基本的事項について教授する。
授業の概要と計画
1.日常生活活動の概念
2.日常生活活動と生活関連活動
3.日常生活活動の評価
4.QOLの概念
5.QOLの評価
6.基本動作練習・複合動作練習
7.日常生活活動と補助器機
成績評価方法と基準
期末テストを重視するが、出席、レポートなどを総合的に判断する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
履修にあたっては、障害者の持つ身体的・機能的障害がどのようなものであるか把握しておかなければならない。
なお1/3以上の欠席のある場合は、受験をしても単位は与えない。
オフィスアワー・連絡先
ono@phoenix.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
学生諸君の活発な質疑・応答、積極的な授業参加を希望します。
テキスト
配布資料
参考書・参考資料等
1.伊藤利之・鎌倉矩子編集:ADLとその周辺(医学書院)
2.嶋田智明・平田総一郎監訳:筋骨格系のキネシオロジー(Neuman DA著)(医歯薬出版)
3.嶋田智明監訳:日常生活活動のキネシオロジー(Greene DP, Roberts Sl著)(医歯薬出版)
開講科目名
担当教員
日常生活活動学実習
小野 玲
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
理学療法の主な目的は、疾病や障害による運動機能障害に対して、基本的動作能力の回復を図ると共に障害者が充
実した生活をおくることができるように援助して行くことである。その目的のために、物理療法・運動療法等によ
り身体機能を獲得するにとどまらず、日常生活を円滑におくるための日常生活動作練習を行う必要がある。
本実習では、損傷・疾患により生じた、さまざまな日常生活動作障害に対する評価並びにセルフケア、起居移動動
作等をリハビリテーション医学の観点から検討し、日常生活動作障害に対して行い得る技術を実習する。
授業の概要と計画
1.中枢神経疾患に対する日常生活活動練習
2.脊髄損傷に対する日常生活活動練習
3.骨関節疾患に対する日常生活活動練習
4.老年期の障害に対する日常生活活動練習
5.その他の障害に対する日常生活活動練習
成績評価方法と基準
出席、レポート、学期末テスト(口頭試問)で総合的に判断する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
履修にあたっては、各種疾患の病態構造や障害構造、そして日常生活活動学での生活障害について知識を習得して
おかなければならない。なお1/3以上の欠席のある場合は、受験をしても単位は与えない。
オフィスアワー・連絡先
ono@phoenix.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
学生諸君の活発な質疑・応答、積極的な授業参加を希望します。授業には実習が中心ですので軽装で臨んでくださ
い(事前に連絡します)。
テキスト
配布資料
参考書・参考資料等
1.伊藤利之・鎌倉矩子編集:ADLとその周辺(医学書院)
2.嶋田智明・平田総一郎監訳:筋骨格系のキネシオロジー(Neuman DA著)(医歯薬出版)
3.嶋田智明監訳:日常生活活動のキネシオロジー(Greene DP, Roberts Sl著)(医歯薬出版)
開講科目名
担当教員
運動学実習II
小野 玲、平田 総一郎、内田 智子、藤野 英己
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
運動学はリハビリテーションの根幹をなす学問のうちの1つであり、正常運動に対する深い理解があってはじめ
て、運動や動作の障害を知ることができます。
目的:正常運動に関する理解を深め、専門科目の基礎固めを行う
目標:
解剖・生理・運動学の知識に基づいて、運動・動作について理解する。
基本的な動作を分析する複眼的視点を獲得する。
運動や動作を記述し、説明する能力を獲得する。
授業の概要と計画
静止位の観察と記述
リーチ動作
歩行分析に関する事前学習の発表
正常や障害モデルの歩行分析
歩行指標の測定
正常歩行のビデオ分析
高齢者の歩行ビデオ分析
整形外科患者の歩行ビデオ分析
中枢神経患者の歩行ビデオ分析
正常スプーン動作
成績評価方法と基準
出席状況、態度、レポート、発表を評価の材料とします。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
解剖や運動学の教科書を持参して参照すること
課題予定を読み考えたうえで、適切な服装を準備して来ること
実習中に空き時間があれば有効に利用し、毎回の実習時間内にその日の課題レポートを完成させるよう努力するこ
と
オフィスアワー・連絡先
金曜13:00-14:00
hirata@eagle.kobe-u.ac.jp
予約することが望ましい
学生へのメッセージ
実習に臨む態度として、積極的に課題に挑戦する気構え・姿勢を求める
手持ちの解剖・生理・運動学の教科書や図書館の資料を読み、課題から何が求められているかを深く考えることが
望まれる
テキスト
なし
参考書・参考資料等
「基礎運動学」中村・齋藤・長崎著 第6版 医歯薬出版 ISBN:4263211537
「観察による歩行分析」月城・山本・江原・盆子原訳 医学書院 ISBN:4260244426
開講科目名
担当教員
解剖学実習III
三木 明徳、荒川 高光、三浦 靖史
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
運動治療学実習
米田 稔彦
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
2単位
開講科目名
担当教員
理学療法研究法
傳 秋光、小野 玲、米田 稔彦、三木 明徳、
平田 総一郎、嶋田 智明、杉元 雅晴、荒川 高光 他
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
理学療法学における基本的な研究の方法論を知り、研究を行う基礎力を養う。
授業の概要と計画
研究の必要性、考え方、倫理
研究の種類と特徴
リサーチ・クエスチョンから研究テーマの立案へ
基礎統計学(記述統計、推計統計など)
文献検索の方法・レビュー
理学療法の基礎研究(動物実験など)
成績評価方法と基準
出席、レポート、質疑応答、態度をもとに評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
後期の評価実習が終わってから年末までの約1ヶ月間の開講予定です。関連する科目は理学療法研究演習、卒業研究
です。
オフィスアワー・連絡先
事前に予約を入れることが望ましい。
hirata@eagle.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
皆さんが研究を在学時だけでなく、卒後も続けていく姿勢が優れた理学療法士としての実力を生みます。研究す
る、していくために必要なノウハウを提供していく予定です。
テキスト
参考書・参考資料等
標準理学療法学 専門分野 「理学療法研究法」奈良勲監修 医学書院 第1版 ISBN 260266721 4,700円
リサーチ・クエスチョンの作り方 福原俊一著 NPO法人健康医療評価研究機構 ISBN 4903803023 2,100円
医学的研究のデザイン-研究の質を高める疫学的アプローチ- 第3版 メディカルサイエンスインターナショナル IS
BN 4895925838 4,935円
開講科目名
担当教員
臨床実習II
小野 玲、米田 稔彦、嶋田 智明、杉元 雅晴、
荒川 高光、小野 くみ子、藤野 英己
開講区分
単位数
後期
4単位
授業のテーマと目標
3年前期までに学内・外で学んだ医学および理学療法学などの知識・技術をもとに、臨床で実際のクライエントを
通して学ぼうとするものである。学生は3年次後期の4週間をそれぞれの臨床実習施設で実習を行い、学習を深め
る。クライエントの身体機能を様々な角度から分析し、問題点を把握し、理学療法領域の検査・測定、評価を体験
する。本実習は机上での勉学では学べない貴重な体験となるであろう。
臨床実習施設では理学療法士によってクライエントへの理学療法が行われるが、臨床教育指導者の理学療法を観
察し、体験を通して他のコ・メディカル・スタッフの役割や理学療法との関係を理解する。とにかく、職業人・医
療人としての専門的視点や心を養うことがこの実習のねらいである。
当面の目標としては、1)クライエントへの面接方法、2)クライエントを評価(検査・測定)し、その内容を
統合・解釈し、問題点を抽出すること、3)問題点に応じた治療プログラムを作成すること、の3点を体験学習す
ることにある。
授業の概要と計画
この実習は、3年後期に4週間という短い期間ではあるが、近隣の臨床実習施設でクライエントに直に接して実
習する。主に臨床教育指導者の指導のもとに行われるが、学習者自らが積極的に取り組むことが大切である。教授
されることのみが学習機会ではなく、実習におけるすべての行為が修得につながる。
成績評価方法と基準
主に、臨床教育指導者の評定と出席点とレポート点で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実習を通して得た患者情報などに関しては守秘義務があるので、十分な情報管理が必要である。
オフィスアワー・連絡先
杉元:miyabi@kobe-u.ac.jp
水曜日12:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
同級生同士で行う実習とは異なり、臨床実習では問題を有するクライエントである。臨床実習は、クライエントに
協力していただき、学習しようとするものであるから、クライエントに感謝の心をもって接しなければならない。
クライエントは施設および医療職員に期待し、ときには学生に期待することもある。クライエントの問題解決のた
めに、積極的に行動することが重要である。但し、勝手な行為は厳に慎み、リスク管理を徹底する。臨床教育指導
者への報告・連絡をおろそかにしないことが大切である。
「病める人」を扱う限り、甘えは禁物である。その行為には全て責任が伴う。特に、安易な判断によって行われ
た行為はクライエントを不幸にし、施設職員やその周辺を混乱に陥れ、そして自らをも不幸をもたらすことがある
ので、細心の注意が必要である。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
石川 朗・内山 靖 臨床実習フィールドガイド(南江堂)(ISBN4-524-23628-7)
開講科目名
担当教員
臨床実習III
小野 玲、米田 稔彦、嶋田 智明、杉元 雅晴、
荒川 高光、小野 くみ子、藤野 英己
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
7単位
開講科目名
担当教員
IPW統合演習
田村 由美、細名 水生、四本 かやの、堀江 修、
白川 卓、野田 和惠、荒川 高光
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、保健学科、医学科学生とともに学習してきた IPWの総合的な力をつける科目として位置づけられる。本
科目では、将来、それぞれが専門性を発揮し、専門職としての役割を果たして、医療チームの一員として疾病や障
がいがある人(患者・当事者)とその家族を中心とした、安全で安心かつ質の高い医療・ケアを行うために、専門領
域の異なる学生メンバー間で目標を共有し、ディスカッションを行い問題解決の過程を体験的に学習することを通
して、自己・他者の専門性を尊重し、相互理解を深め、チームで協働することの意義を理解することを目指す。
授業の概要と計画
学習目標:
1)チーム内で情報を共有できる。
1) 関連する他の保健医療職の視点、専門性や役割を理解することができる。
2) 問題・課題に関連した臨床的知識を理解することができる。
3) 患者ケアについて医学的視点にとどまらず全人的(ホーリスティックな)視点で考えることができる。
4) リーダーシップ、メンバーシップを発揮し、チームとして建設的なディスカッションを勧めることができる。
5) 他の職種と連携・協働してチーム医療を行うことの重要性を理解することができる。
6) 学習経験を振り返り(リフレクション)次の行動(アクション)の準備ができる。
医学科、保健学科、薬学部の異なる専攻からなる学生グループで、提示されたシナリオを基にチュートリアルに取
り組む。
本科目は次の期間に集中して行う:平成22年12月13日(月)∼17日(金)
チュートリアル2回とグループ学習、自己学習をとおして学習を深め、グループ発表会で学習を共有する。学生は3
9グループに分かれ、さらに13グループずつの3組(A,B,C組)に分けて、組毎に時間差で教室を利用し学習を
進める。
*詳細は別途配布するIPW演習要項参照のこと
成績評価方法と基準
各学生グループ担当教員による評価を参考に医学科、保健学科、神戸薬科大それぞれの担当教員が最終評価を行
う。評価は、出席度、グループ学習への参加度、課題に対する学習の準備生、グループ発表、まとめのレポートな
どから総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は、保健学科における1年次から4年次までの共通特論科目、すなわちIPW教育科目の最終科目となる。IP
W教育の原理原則:「人としての相互尊重を基盤にしてお互いが学習の場をともにし、お互いからお互いについて
学び合うことである」ことを意識して積極的な知の相互作用を期待する。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
本科目は、複数の専攻学生とともに、シナリオの当事者の視点から問題解決をしていく学習である。重要なのは、
自己に気付き、他者を尊重し理解しようとする関心である。グループメンバー間の積極的なかかわりをとおして学
びを深めて、インタープロフェッショナルな専門職へ成長する基盤にしてほしい。
テキスト
参考書・参考資料等
適宜配布する。
開講科目名
担当教員
スポーツ障害理学療法学
藤野 英己、伊藤 浩充
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
スポーツ外傷や障害を含めたスポーツに関する医学的な諸問題に対し、医療側の専門的対応が要求されている。こ
のようなことからスポーツ医学の重要性を認識するとともにスポーツ外傷や障害に対する治療法やその予防法につ
いて、さらには国民に対する効果的な健康管理について学ぶ。
授業の概要と計画
外部講師と共に,専門的で,最先端の治療方法について教授します。
成績評価方法と基準
出席状況,レポート課題などを併せて総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実技を伴うことがありますので、適切な服装を準備して下さい。
オフィスアワー・連絡先
月曜日・午後2時から午後5時
藤野:fujino@phoenix.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
積極的に参加をして下さい.
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
臨床理学療法学I
小野 玲、藤野 英己
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
筋・骨格系に関する理学療法の治療技術を総合的に学習し,治療法の概念や評価,治療手技について理解を深め
る.また,外部講師によるリハビリテーション医学・科学について専門的で,最先端の話題を提供する。
授業の概要と計画
外部講師と共に,専門的で,最先端の治療方法について教授します。
成績評価方法と基準
出席状況,レポート課題などを併せて総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実技を伴うことがありますので、適切な服装を準備して下さい。
オフィスアワー・連絡先
月曜日・午後2時から午後5時
藤野:fujino@phoenix.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
積極的に参加をして下さい.
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
臨床理学療法学II
杉元 雅晴、小野 くみ子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
内部障害患者の臨床検査データを読解し、運動機能を評価(心肺運動負荷試験等)し、運動処方(運動種目・運動
強度・運動持続時間等)の能力を修得する。個々の症例に応じた理学療法に関する基本知識・治療技術、および理
学療法実施上のリスク管理知識の習得を本講義の目標とする。
授業の概要と計画
1.心電図モニターの判読
2.心肺運動負荷試験とATの測定
3.日常生活活動時の酸素消費量の測定
4.その他
成績評価方法と基準
主に、出席点と課題レポートで評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
杉元:miyabi@kobe-u.ac.jp
水曜日12:30∼17:00 事前にメールで連絡して下さい。
学生へのメッセージ
テキスト
3年次に使用した内部障害の教科書
参考書・参考資料等
「眼でみる実践心臓リハビリテーション」(中外医学社)(ISBN978-4-498-06702-8)
「図解心電図テキスト」(文光堂)(ISBN978-4-8306-1679-2)
開講科目名
担当教員
臨床理学療法学III
米田 稔彦、松尾 善美
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
卒業研究
傳 秋光、小野 玲、米田 稔彦、三木 明徳、
平田 総一郎、嶋田 智明、杉元 雅晴、荒川 高光 他
開講区分
単位数
後期
4単位
授業のテーマと目標
本学部のミッションステートメントをうけて、リサーチマインドの育成のために複数の専攻科目を統合してゼミ
ナール形式の授業を展開する。興味のある分野を中心とした論文などを精読し、既存の事実の整理を通して、未解
決の研究内容や未知の分野への先見的思考を養いながら、実践的研究へと学びを進める。学部生として必要と思わ
れる研究的思考と基本的な研究の手順を学ぶことに主眼を置き、そして、将来的に臨床や大学院での実践的研究が
できるような基礎を形成することを目的とする。
授業の概要と計画
段階1:既存の事実から新たな疑問(Research Question:RQ)を持つことが出来る
段階2:RQに対して適切な情報収集が出来る
段階3:RQを解決する為の研究計画を作成・実施出来る
段階4:測定データの解析とその意味付けが出来る
段階5:論文を作成することが出来る
成績評価方法と基準
卒業論文を完成する過程を重視し,実験やゼミナールへの積極的な参加,論文作成,発表会の準備などを総合的に
指導教員が判定する.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
指導教員と密接に連絡するように心掛けること.
オフィスアワー・連絡先
指導教員に尋ねてください.
学生へのメッセージ
積極的な研究への参加を希望します.
テキスト
指導教員に尋ねてください.
参考書・参考資料等
指導教員に尋ねてください.
開講科目名
担当教員
解剖学II
三木 明徳、荒川 高光
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
生理学II
駒井 浩一郎
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
将来保健および医療に携わる者にとって生体のしくみについて理解することは必須です。生理学IIでは人体の生体
機能とその制御に関する基礎的知識のうち、主に液性因子による体内環境の調節機構を学びます(神経や筋肉に関
する内容は2年次前期の生理学IIIにて扱います)。理学および作業両方学専攻学生への免疫学講義はこの科目でのみ
取り扱うので、必ず理解するように。2年次前期の生理学実習IIとあわせて、人体の機能についての統合的な理解を
深めていただきたく思います。到達目標は人体の基本的機能を理解し、説明できることです。
授業の概要と計画
・生理学とは何か(生体のもつ調節メカニズム、細胞膜)
・血液と体液
・免疫(自然免疫1回、獲得免疫2回)
・内分泌
・循環系
・呼吸
・消化
・栄養と代謝
・腎機能
・体温調節
・睡眠
・生殖
成績評価方法と基準
定期試験の成績から評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義は検査技術科学専攻対象の生理学Iと同時開講になります。人体の機能に関する知識は,今後専門科目の講義
を理解する上で大切な基礎科目です。生命の精緻な巧妙さに畏敬の念と感動できる感受性をもって学んでくださ
い。
オフィスアワー・連絡先
駒井: komai@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
高校レベルの生物学は生理学に限らず医療を学ぶ基本として必須前提知識です。微小なメカニズムを理解するた
めには想像力も必要です。何より「自分自身の体内で実際に起きていること」として納得をしながら理解を進めて
いただきたいと思います。
テキスト
はじめの一歩のイラスト生理学(羊土社) ISBN978-4-7581-0712-9 参考書・参考資料等
スタンダード 『生理学』(文光堂)4-8306-0218-X
開講科目名
担当教員
人間発達学
関 啓子、篠川 裕子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
体表解剖学
三木 明徳、荒川 高光、三浦 靖史
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
作業療法評価学
野田 和惠
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
作業療法で使われる評価技術、観察・検査・測定の知識と技術について概説する。観察の演習を行う。
作業療法場面での評価の意義・目的、評価と治療の関係、主な評価方法、観察について理解することが目標であ
る。
授業の概要と計画
1.評価総論
2.インタビュー課題検討(1)
3.観察
4.観察演習(1)
5.観察演習(2)
6.検査・測定
7.インタビュー課題検討(2)
8.試験
開講日については、授業初日に提示する。
成績評価方法と基準
出席、授業のへの参加具合、レポート、試験の結果を総合的に判断する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
出席時間数が2/3に満たない場合、試験を受けることは出来ない。
オフィスアワー・連絡先
野田研究室:保健学科C409 電話とFAX:078-796-4572 e-mail:noda@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:火 12:00-13:30
学生へのメッセージ
講義に加えて、簡単な演習も予定し、理解しやすい内容に設定している。また、他の教科を学ぶ指針になればと考
えているので、積極的参加と学習を期待している。
テキスト
作業療法評価法 日本作業療法士協会編著 (協同医書出版)
参考書・参考資料等
授業の中で随時紹介する
開講科目名
担当教員
病理学I
鴨志田 伸吾
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
病理学は病気の原因、経過および結果を追究し、病気による臓器・組織の形態と機能の変化を観察することによ
り、病気の本態を究明する学問である。本講義は医学用語、病名の習熟および病態の理解を目的とする。
授業の概要と計画
種々の疾患に共通する病態(病理学総論)について講義する。教科書と配布資料にそって授業をすすめていくが、
スライド投影による症例供覧も行う。
成績評価方法と基準
定期試験の成績によって評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
病理学は基礎医学と臨床医学を結びつける学際領域に位置し、医療職者・研究者の医学知識の礎となるので、講義
を通じて得た知識を大切にしてほしい。代表的な医学英単語も覚えよう。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:火、木、金(前もって電話いただいた方が確実)。連絡先:4547(教授室)、4618(形態学系準備
室)
学生へのメッセージ
病理学の対象となる疾患はきわめて多いため,授業の範囲が広く、進行が速めになるのはある程度仕方ないと思っ
てほしい。限られた時間の中で必要な内容を能率的に修得してもらうために、重要ポイントを指摘しながら講義を
すすめていくので、しっかりとメモをとろう。他生徒への迷惑行為(遅刻、私語など)を厳禁とする。
テキスト
「スタンダード病理学」(文光堂)
参考書・参考資料等
「系統看護学講座 専門基礎4 疾病のなりたちと回復の促進[1] 病理学」(医学書院)、「標準理学療法学・作業療法
学 専門基礎分野 病理学」(医学書院)、「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」(医歯薬出版)
開講科目名
担当教員
保健行政論
中園 直樹
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
公衆衛生の課題解決のための施策に当たっての法的根拠、仕組や財政的問題など、ヒト、もの、金、仕組の一般的
な理解を目標としています。
公衆衛生学、保健行政論、保健福祉論は三位一体の科目で、それぞれの専攻の学生は公衆衛生総論に相当する科目
を2年生で履修している前提で講義を行います。
法規に関しては、法規の詳細、基本、根幹は参考書に挙げている解説書で各自の専攻に応じて、関連する法規を国
家試験の受験前に学ぶようにして下さい。
医療や福祉にも必要な医療経済学も若干解説することにします。
授業の概要と計画
1)公衆衛生に関連するわが国の変遷(概説)
2)わが国の保健行政の歴史と仕組み(概説)
3)わが国の保健・医療・福祉の人材と主な施設(概説)
4)医療の特殊性と経済学の考え方の紹介
5)わが国の医療制度、医療保険制度(概説)
6)医療費の問題(概説)
7)主な国の医療制度の解説と紹介
8)関係法規(概説)
法規は各自で自習するが、国家試験の前に、もう一度ざっと目を通そう!!
以下に例を挙げておく
関係法規1(個別自習課題:保健医療福祉関係の人材に関する法規について)
関係法規2(個別自習課題:仕組、母子、学校、労働、成人、老人、障害者に関する法規について)
関係法規3(個別自習課題:環境、感染症、食品衛生、社会保障関係の法規について)
成績評価方法と基準
グループ課題と討議(50点)と個別自主課題(50点)のレポートにより評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
将来の保健、医療、福祉領域の人材との協働、協力に当たって共有できる最低限度の知識や制度、仕組みの理解が
できることは必須条件である。
履修者は積極的に授業に参加、関与して欲しい。
予習用資料や課題はHome Pageに掲載(予習は必要であるが、必ずしもプリントアウトの必要はない)
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
臨床心理学
本多 雅子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
皆さんは将来、看護師、作業療法士、理学療法士として社会のさまざまな職場で働くことになります。皆さんの専
門技術はそれぞれ異なっていても、それを基盤として「人」とかかわり、「人」を支える役割を担うという共通点
を持っています。老若男女の違いに加えて、心身の健康についても、皆さんの出会う「人」はきっと一人一人違う
でしょう。本来の性格、病や障害を抱えていること、から生じる不安・苛立ちなどが混じりあって不安定な状態に
置かれている人も少なからずいると思います。そうした「人」を理解することから仕事はスタートします。本講義
では「人を理解する」ための基礎知識の一つとして皆さんに「臨床心理学」の基本を解説します。小さなワークも
はさみながら他者を知ることを通して自分への気づきの生まれることを期待しています。
授業の概要と計画
第1回 オリエンテーション
第2回 臨床心理学とは
第3回 臨床心理学の歴史
第4回 臨床心理学の理論
第5回 主な援助の対象(1)
第6回 主な援助の対象(2)
第7回 臨床心理学におけるアセスメント(1)
第8回 臨床心理学におけるアセスメント(2)
第9回 臨床心理学的援助の実践
第10回 発達と心理的な問題・課題(1)
第11回 発達と心理的な問題・課題(2)
第12回 発達と心理的な問題・課題(3)
第13回 臨床心理実践の専門家と活動領域
第14回 臨床心理学における研究
第15回 授業を振り返って
成績評価方法と基準
ワークに伴うレポートおよび期末定期試験で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
基本的にはテキストに沿って講義を進めるが、テキスト以外の資料を用いることもあり、定期試験の出題対象にも
なるので注意すること。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
いちばんはじめに読む心理学の本(1)臨床心理学 伊藤良子編著 ミネルヴァ書房 2009年 参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
基礎作業学
長尾 徹
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
作業療法とは、作業活動が人間の心身に与える様々な影響を治療的に利用しようとするものである。そして、その
中心となるものが「作業学」ということになり、これは「作業と、人間の作業行為に関する生理学的、心理的、社
会的、文化的関係を研究する学問」(鷲田)と定義される。
この定義に従い、作業療法の核とも言える「作業活動」を種々の面から検討する。いくつかの初歩的な作業活動
を、自らが模擬障害者となって体験し、それにもとづいて、作業活動が人間の心身に与える様々な影響について考
え、また作業活動を指導することも体験する。
授業の概要と計画
学習する作業活動は以下のとおりである
作業学概論、切り絵(利き手障害の体験、作業に伴う心身反応の測定とその解釈)・折り紙(片手作業の体験と指
導法)・絵画(作品の持つ意味)・ちぎり絵・アンデルセン手芸(活動の体験と作業分析の解説)
関連するキーワード:作業活動、作業体験、作業指導、心身反応、片手作業、作品の持つ意味、作業分析
成績評価方法と基準
作品の完成度、レポート、出席状況、授業中の行動などによって総合的に評価する。授業に欠席した場合は総合得
点から減点する。試験は実施しない。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実技の割合が多いため出席が必須条件。作品を完成するために授業時間以外も活用しなければならないことがあ
る。この科目は後の基礎作業学実習I、基礎作業学実習II、基礎作業学実習IIIの前段階となる科目である。
オフィスアワー・連絡先
事前に電子メールにて予約を取れば随時可能です。
研究室:C-507、電話&FAX:078-796-4570、E-mail : nagao@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
可能な限り多くの機会をとらえて芸術、手芸、スポーツ、レクリエーション、ゲームなどを体験することを勧め
る。
テキスト
作業療法学全書改訂第3版、第2巻基礎作業学、協同医書出版社(ISBN:9784763921192)(3年次科目「基礎作
業学実習II」でも参考書として利用する。
参考書・参考資料等
なし
開講科目名
担当教員
精神保健作業療法学II
種村 留美、四本 かやの
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
我が国の精神医療・保健・福祉は諸外国から輸入された理論や考え方・モデル参考に発展してきた。作業療法が専
門性を確立できたのは、社会科学や生物学・医学などの前作業療法理論から、作業療法独自の包括的作業療法理論
を産み出したからであるともいわれる。その作業療法の代表的な理論を学ぶことと、現在の主な精神科疾患の作業
療法とその周囲の職種や支援方法などについて考え方を整理し、理解することを目標とする。
授業の概要と計画
第1回4/12オリエンテーション
第2,3回4/26精神科作業療法の理論
第4,5回5/17精神科作業療法の理論
第7,8回6/7精神科作業療法の理論
第6,9-14回 5/31,6/14から毎週 疾患別作業療法、回復段階による作業療法など
第15回試験
成績評価方法と基準
成績は、出席、授業への参加・貢献、課題、試験などの総合的評価とする。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
精神科作業療法の理論は2限続き(1-2限)で行います。時間変更に注意してください。精神保健関連科目以外に
も、特に精神医学、作業療法概論、基礎作業学などで学んだ基礎知識が必要ですから復習しましょう。
オフィスアワー・連絡先
水12:10∼13:10
他の時間でも予めメールにて連絡可能。
四本かやの yotumoto@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
作業療法理論は精神科だけでなく広く他領域でも使えるものです。理論を学ぶことで臨床での観察や分析に指針が
できます。理論を机上で学ぶだけでなく自らの日常生活に引き寄せて実感しましょう。これまでに学んだ疾患特性
や行動特性から作業療法の展開を学ぶ実践的内容なので、受け身ではなく学生自身のイメージを膨らませて進みま
しょう。
テキスト
1.B. Rosalie Johanna Miller他著、岩崎テル子監訳:作業療法実践のための6つの理論 協同医書出版社
2.山根寛著:精神障害と作業療法第2版 三輪書店
3.冨岡詔子編、作業李朝学2精神障害 協同医書出版
参考書・参考資料等
4.小林夏子編;精神機能作業療法学 医学書院
5.香山明美、小林正義、鶴見隆彦編;精神障害作業療法 医歯薬出版
開講科目名
担当教員
薬と生体反応
春藤 久人、平野 剛
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
疾病の治療法には様々なものがありますが,薬物療法は最も大きな手段のひとつです.医療従事者として,患者さ
んを指導し,安全によりよい治療効果をあげるためには,薬物の主作用と副作用,その対策,正しい与薬法,与薬
後の注意および取扱い等を確実に身につけておかねばなりません.
本講義は,薬物の生体内での動態および生体に対する作用(薬理作用と副作用)について,個体,臓器,細胞およ
び分子レベルで理解することにより,正しい薬物療法の基礎を修得することを目的としています.
授業の概要と計画
1∼11春藤,12,13:平野
1.薬理学総論
2.自律神経作用薬1
3.自律神経作用薬2
4.中枢神経作用薬1
5.中枢神経作用薬2
6.循環器作用薬1
7.循環器作用薬2
8.腎臓作用薬
9.呼吸器作用薬
10.消化器作用薬
11.抗炎症薬,麻薬性鎮痛薬
12.薬の体内動態
13.薬の種類)
14.化学療法薬)
15.抗悪性腫瘍薬、免疫調節薬
成績評価方法と基準
(平野)出席を重視します.
(春藤)出席および学期末試験の結果により総合的に成績評価します.
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
(平野)講義は特定の教科書を使用せずスライドを使用して行います.講義内容に興味がある場合は参考書をおす
すめします.
(春藤)1.下記のテキストおよび補足資料に基づいて講義をすすめます.参考書は、図書館で閲覧できるので購
入の必要はありません.
2.講義を十分に理解するには、解剖学,生理学,生化学および病理学の基礎知識が必要です.講義内でそれらの説
明に割ける時間はわずかなので,各自で努力して補って下さい.
オフィスアワー・連絡先
(平野) takeshih@med.kobe-u.ac.jp (春藤) syunto@reha.kobegakuin.ac.jp
学生へのメッセージ
(平野)患者さんに投与された薬が体の中でどのように吸収され排泄されるのか.薬の効果が人によって違うのは
どうしてか.薬の剤形はどうして何種類もあるのか.これらについての講義を行います.また,病院薬剤師の一部
を紹介します
(春藤)薬理学で扱う内容は非常に広範囲にわたるため,講義時間内にすべてを網羅することは不可能です.質問
やご意見はいつでも歓迎します.電子メールで質問していただければ,直ちにというわけにはいきませんが確実に
ご返事します.
テキスト
植松俊彦、野村隆英、石川直久編集「シンプル薬理学」改訂第4版(南江堂)
参考書・参考資料等
1.日本臨床薬理学会編「臨床薬理学」(医学書院)
2.田中千賀子、加藤隆一編集「NEW薬理学」(南江堂)
3.Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics 10th. Edition (McGraw-Hill)
開講科目名
担当教員
国際・災害保健活動論
中園 直樹、田村 由美、米田 稔彦、宇賀 昭二、
小西 英二、大澤 佳代、松尾 博哉、後神 秀基 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
国際都市 神戸、1995年に阪神淡路大震災で多大な被害を受けた神戸であるが故に、神戸大学医学部保健学科に学
ぶ全ての専攻(看護学、臨床検査科学、理学療法学、作業療法学)の学生は、災害保健と国際保健を学んで欲しい
との願い(6,000人を超える死者および数十万人にも及ぶ震災被害者への鎮魂をこめて)からの科目である。4専攻1
60名余の学生が学ぶには、それなりの工夫がいるが、取り敢えず、講義、課題学習、グループ別学習とtriage等の
演習などで構成されている。
授業の概要と計画
1回目 1,2:災害の概念(講義:英語で講義 General effects of Disaster on Health 1,2 中園、Prof.Gle
n)
2回目 翌週はグループワークで災害の種類による健康被害を調べる (各グループ毎に教室が用意されている)
3回目 3,4:ビデオ(国境なき医師団ルワンダ難民キャンプ)鑑賞、講義:国境なき医師団の戦略(英語で講義
:Strategy of MSF in the Disaster 中園、Glen)
4回目 翌週は災害時のトリアージについて予習する(トリアージの実習は夏休み前に行う) (各グループ毎に教
室が用意されている)
5回目 5,6:グループ演習で、それぞれのグループへ与えられている事例3つほどについて討論する。(各グ
ループ毎に教室が用意されている)
6回目 翌週はそれぞれの事例について調べ、グループ毎にレポートを提出(評価対象)。 (各グループ毎に教室
が用意されている)
7回目 7,8:ビデオ鑑賞(ポリオワクチンネーション NHK BS放送)と講義 (天然痘の診断となぜ天然痘は
根絶できたか? 中園)
8回目 翌週は グループ課題:MDGs(Goal 1−8)についてそれぞれのGoalを例に討議する。レポート提出
(評価対象) (各グループ毎に教室が用意されている)
9回目 翌週は グループ課題:貧困についてグループで討議する。 例)貧困は何が問題か?、貧困がもたらすも
のは何か? 貧困から抜け出すに方法はあるのか? 10回目 9,10:災害の際のトリアージ演習(10グループに分れ ロールプレイで行う) 名谷の保健学科の
体育館を使用する
11回目 翌週はトリアージで学んだことを A4裏表2枚で各自個人別にレポート提出(評価対象)
成績評価方法と基準
グループ討論およびグループ別課題のレポートにより評価する(80点)。トリアージ参加とレポートで評価する
(20点)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
保健統計学
駒井 浩一郎
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
テーマ:統計学の基本的仕組みを理解する。
目標:目的に応じた統計処理が選択、実行できるようになる。
授業の概要と計画
概要:教科書を用いた講義形式で行います。
計画:
・統計学とは何か、なぜ保健学科学生(医療従事者、研究者)に必要か?
・データの変動性の処理(平均、標準偏差、標準誤差、95%信頼限界)
・t分布を用いた検定
・分散分析 (ANOVA)
・相関分析
・カテゴリー間における頻度差分析:カイ2乗検定
・ノンパラメトリック検定
・検定法の選び方、研究計画の組み方
・例題演習
成績評価方法と基準
定期試験により評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
統計学は難解なイメージがありますが、研究者を目指す方はもちろん、保健師を目指す方は国家試験内容にも含
まれますし、種々の生活面や医療行為において得られた結果の意味を客観的に判断するために不可欠な手法です。
正しく理解して使えるように頑張りましょう。
オフィスアワー・連絡先
駒井: komai@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
現象の意味を客観(科学)的に判断できるようになりましょう。。
テキスト
パソコンで簡単! すぐできる生物統計 (羊土社)ISBN 978-4-7581-0716-7
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
精神保健作業療法学I実習
種村 留美、四本 かやの
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
作業療法の基礎的な知識は既に学んだ上で、精神疾患や精神障害をもつ人や彼らが利用する病棟や施設などの社会
資源について学ぶために、それぞれのサイトに出向き、見学し体験する。その場でこれまでに学んだ作業療法の知
識・技術を活用し、可能であれば試してみる。また自分の体験・考えを他者(クラス)に伝えることを通し、臨床
に不可欠なコミュニケーション技術を向上させることを目標とする。精神科疾患を有する人への理解を深める。
大学病院精神病棟での見学実習をグループごとで行なう。
授業の概要と計画
第1回 オリエンテーション
第○回 大学病院精神科病棟OT室見学実習
第○回 地域社会復帰施設見学実習
他8回 見学実習分報告、質疑応答
第12回 まとめ
成績評価方法と基準
成績は、出席、授業への参加・貢献、課題、試験などの総合的評価とする。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業全般に関して;
面接や評価法の実施などを実際に行なうので、単に地域の社会復帰施設や大学病院精神科病棟への少人数での見
学が(金)にあります。
体調管理に十分注意し、休むことのないようにしてください。
また学外の施設・臨床の訪問には社会性が求められます。服
装・身だしなみなど自覚をもって準備して下さい。見学時には名札・白衣(ケーシー)・上靴など必要ですから予
め準備しておくようにしてください。
オフィスアワー・連絡先
水12:10∼13:10他の時間でも予めメールにて連絡可能。
四本:yotumoto@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
この授業で学ぶ作業療法の基本技術は、授業の中だけでなく学生個人の生活の中で意識することでより磨かれま
す。作業療法のテーマは私たちの日常生活の延長線上にあることを感じることでしょう。
「考え、やってみて、再び考える」という繰り返しを、クラスで行なうことで、1人で学ぶより多くを得るために
積極的な参加を期待しています。
テキスト
既に購入済みと思われますので特に指定しません。必要に応じて指示します。
参考書・参考資料等
秋元波留夫・上田敏、精神を病むということ、医学書院
その他当事者の書いた本(授業中に解説予定)
開講科目名
担当教員
運動学
嶋田 智明
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
運動学は人体の運動を科学的に研究する学問であり、その取り扱う領域により何を基礎理論とするかによって多少
の相違はあるが、力学、解剖学および生理学が共通の理論背景を作っている。運動学は、歴史的に解剖学や力学的
解析に重点がおかれたが、最近では、生理学、特に呼吸・循環・代謝などの運動生理学や筋や神経系の神経生理学
からの運動研究が発展している。さらに運動学習などの心理学や非言語性コミュニケーションなど運動のもつ社
会・文化学的側面も問題にされているそういう意味で、運動学は自然科学を中心とした学問ではあるが、広く人
文・社会科学の分野にも重複したものとなっている。人間の身体は、生理、心理、社会の3側面から研究されるべ
きものであり、運動学はその3者を結びつける役割を果たしている。
本科目の到達目標は、人体運動の仕組みを関節運動や筋活動から理解し、運動分析等の手法を通してさまざまな運
動機能障害のリハ評価や治療介入に応用できるようになることである。また運動生理学の立場から運動の生体に及
ぼすさまざま影響を理解すると共に内部障害に対する運動療法の意義や原則についても理解を深めることである。
学生諸君らがこの講義を通じて人体運動の基礎的知識と理解を高め、科学的立場からより高度の運動学の研究へと
関心を持たれることを強く望むものである。
授業の概要と計画
1.関節構造・運動
(1)運動の面と軸 (2)関節構造と機能 (3)関節可動域とその規定要因 (4)関節可動域制限とその病
態 (5)筋活動とテコの原理 2.正常歩行と異常歩行
3.関節運動の分析
(1)肩関節の運動 (2)肘関節の運動 (3)前腕関節の運動 (4)手関節と手指の運動 (5)股関節の
運動 (6)膝関節の運動 (7)足関節・足部の運動 (8)体幹と脊柱の運動 成績評価方法と基準
成績評価は期末試験の結果に加え、出席、レポートならびに授業中の態度、質疑・応答の際の積極的発言等を基に
総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
運動学を理解するには、特に筋骨格系解剖学および神経筋生理学の知識は不可欠であるので、必ず解剖学や生理学
の知識を確認しながら授業に臨むよう心がけてもらいたい。トピックス的な事項に関してはレポートを提出させる
予定である。なお授業の出席が全講義時間数の2/3以下の場合は、試験を受けることはできないので注意するよ
うに。
オフィスアワー・連絡先
教員の 連絡先:E-Mail: ziel@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:木曜日午後4時∼5時
学生へのメッセージ
学生諸君の積極的な授業参加を希望する
テキスト
特になし。適宜プリトンを配布する。
参考書・参考資料等
1. 嶋田智明・平田総一郎監訳:筋骨格系のキネシオロジー(Neuman DA著)(医歯薬出版) 4-263-2187-8
2.嶋田智明監訳:日常生活活動のキネシオロジー(Greene DP, Roberts Sl著)(医歯薬出版) 4-253-21311-7
開講科目名
担当教員
リハビリテーション工学・福祉用具学
中川 昭夫
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
リハビリテーション工学・福祉用具学とその考え方では、障害者や高齢者の全人間的復権としてのリハビリテー
ションを行う上で必要となる福祉用具や制度、工学的知識を学習する。身体的機能が健常な状態に回復することな
く、何らかの支援を必要とする高齢者や障害者に対して、作業療法や理学療法による訓練を行うことによって、身
体的に最大限の機能を引き出し、不足する部分を補装具、福祉用具やまちづくりなどのリハビリテーション工学的
手法で補完する必要がある。これらについての知識や方法論を学ぶと共に、作業療法や理学療法の手法を、若干の
工学的側面から考察することにより、理解を深めることも目標とする。
授業の概要と計画
第1回 イントロダクション エンジニアリングや福祉機器について
第2回 福祉の歴史、リハビリテーション工学の歴史
第3回 移動支援1 車いす等
第4回 移動支援2 義肢装具等
第5回 身体障害者福祉法、障害者自立支援法等と福祉機器
第6回 介護保険と福祉機器
第7回 コンピュータ技術を応用した工学的アプローチ
第8回 視覚障害、聴覚障害
第9回 障がい者の生活を支える福祉機器
第10回 福祉のまちづくり、バリアフリー法
第11-12回 福祉機器展示場見学
第13回 生体とリハビリテーション機器の融合
第14回 臨床に役立つ工学の知識1
第15回 臨床に役立つ工学の知識2
関連するキーワード:リハビリテーション工学 ユニバーサルデザイン バリアフリー 福祉制度 福祉のまちづく
り
成績評価方法と基準
出席、授業内のレポート、積極的な授業参加、テストなどを総合的に評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
特になし
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
通常の医学的観点からの講義とは異なり、総合的なリハビリテーションや工学の観点などからの講義を行う。自分
自身や家族、親戚などが障害を持つようになったときに、どのようにしたいか、どのような生活をしたいか、その
ために役に立つ福祉機器やテクノロジーを学ぶと共に、工学的なものの考え方についても学んで欲しい。
テキスト
特に用いない
参考書・参考資料等
参考書は特に必要としない、
参考資料として各種資料を配布する予定
開講科目名
担当教員
精神医学総論
橋本 健志
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
高次脳機能障害学I
担当教員
種村 留美、酒井 浩
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
運動麻痺や感覚・知覚障害では説明できない言語,動作,認知,記憶などの障害を高次脳機能障害といい,大脳病
変で生じることが多い。正常な脳の機能や脳内における情報処理のメカニズムの理解は脳損傷患者に対するリハビ
リテーションの臨床において重要である。なぜなら,正しい症状把握とメカニズムの理解によって適切なアプロー
チが可能となる場合が多いからである。本講義では臨床場面で出会うことの多い症状について,専門家として必要
な基礎的知識を持つことを到達点に設定する。
授業の概要と計画
第1回 オリエンテーション,脳梁離断症状
第2回 失語
第3回 脳の可塑性
第4回 失行・失認
第5回 半側空間無視
第6回 半側空間無視以外の右半球症状
第7回 記憶障害・認知症
第8回 遂行機能および注意の障害
成績評価方法と基準
期末定期試験の成績で評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本講義は脳・神経系に関連した授業科目と密接に関連している。また,後期の高次脳機能障害?Uの基礎をなす授
業科目として位置づけられる。
オフィスアワー・連絡先
電話は078-796-4571,メールアドレスはkseki@kobe-u.ac.jp,部屋はE703
オフィスアワーは原則的には毎週水曜日は終日,その他の曜日でも事前連絡があれば可。
学生へのメッセージ
毎回資料を配布するが,高次脳機能障害は資料だけでは理解しにくいので,講義中にビデオで提示する予定であ
る。したがって,出席は必須である。
テキスト
テキスト 〔教科書〕なし
参考書・参考資料等
〔参考書〕石合純夫著「高次脳機能障害学」,医歯薬出版株式会社,2003
ISBN 4-263-21148-0
その他の参考図書は授業の中で随時紹介する
開講科目名
担当教員
作業療法対人技術論
種村 留美、四本 かやの、篠川 裕子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
障害を持つ対象者に対峙するとき、対象者の気持ちに寄り添うことを自らが行うことと、種々のコミュニケーショ
ンスキルが必要不可欠である。
本講義では、授業を通して、「障害を持つ対象者を知る」、「自己表現方法」、「必要なコミュニケーションスキ
ル」などを理解し、その方法を学ぶことを目的とする。
講義終了時には、医療におけるマナー、情報の伝達手段、臨機応変な対応、コミュニケーションスキルの体得を目
指す。臨床での対象者に対する面接・観察・評価を想定して行う。
授業の概要と計画
1.障害を持つ人の心を理解する
2.障害受容を考える(映像を見ての討議)
3.医療における面接技法(四本)
4.医療におけるマナーとは
5.聞くスキル、診るスキル
6.話すスキル、情報伝達のスキル(種村)
7.コミュニケーションスキルトレーニング(四本) 成績評価方法と基準
試験の結果に加えて、授業態度・出席などを総合的に評価する。 履修上の注意(関連科目情報等を含む)
本講義では医療人に必要な対人技術を学ぶ。実技やディスカッションが多いが、対象者に接する上で必要な事柄を
学んでいくため、その後自分が接するであろう対象者をイメージしながら意識的に臨むこと。
オフィスアワー・連絡先
種村研究室E606 直通電話番号078-796-4573 E-Mail: rumtan@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
資料提供
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
基礎作業学実習II
長尾 徹、内田 智子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
作業療法の主たる治療手段である各種の作業活動の技術を学習する。また、学生は活動中の自分および他の学生の
運動、動作、行為を観察し、また自らの、そして他者の心理状況の変化を内省、または推察しながら分析すると同
時に、他の作業療法専門科目での知識を整理し、対象者の諸々の側面を治療的に操作する技術について体験的に学
習する。到達すべき目標は作業の体験、作品の提出、活動の分析ができる、適切な道具の使用ができる、適切な道
具の管理ができる、作業活動の指導ができる、である。
授業の概要と計画
実習において体験する作業活動は以下のとおりである
木工
革細工
陶芸
関連するキーワード:木工、革細工、陶芸、活動分析、観察
成績評価方法と基準
作品の完成度、活動分析、出席状況、授業中の行動などによって総合的に評価する。実習に欠席した場合は総合点
から減点する。試験は実施しない。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「基礎作業学」「基礎作業学実習I」の履修後、それに連続した形で、この科目が進められる。すべてが実技のため
出席が必須条件。作品を完成させるためには、授業時間以外も利用しなければならないこともある。決して文化教
室のような手工芸技術を会得することのみではないので注意すること。また、活動分析の実施においては評価学関
連科目の知識および技術が前提となる。
オフィスアワー・連絡先
事前に電子メールにて予約を取れば随時可能です。
研究室:C-507、電話&FAX:078-796-4570、E-mail : nagao@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
可能な限り多くの機会をとらえて芸術、手芸、スポーツ、レクリエーション、ゲームなどを体験することを勧め
る。また、その際の人の運動学的、心理学的観察を心がけていることで、授業の理解が進みやすい。
テキスト
岩瀬義昭 編著:基礎作業学実習ガイド−作業活動のポイントを学ぶ−、協同医書出版社。(ISBN:978476392113
0)
参考書・参考資料等
作業療法学全書改訂第3版、第2巻基礎作業学、協同医書出版社(ISBN:9784763921192)
松元義彦著:手作り自助具の工作技術、三輪書店( ISBN:9784895902137)
開講科目名
整形外科学
担当教員
平田 総一郎
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
社会の高齢化進展とスポーツの興隆によって、整形外科疾患を有する患者が増加している。整形外科疾患は運動障
害を生じ、ひいては生活機能やQOLを障害する。また別の視点からは運動不足による生活習慣病のリスクを増大さ
せる。さらに要介護・支援の原因には整形外科疾患が多いという指摘もある。整形外科疾患が患者や家族、職場、
社会、経済に与える影響は甚大であり、整形外科疾患の重要性を学んでもらいたい。
目標:多彩な整形外科疾患の病因、病態生理、診断、治療、予後について知り、リハビリテーションの診断と治療
に応用できる知識を獲得する。
授業の概要と計画
以下の予定で授業を進めていく。
オリエンテーション、整形外科の歴史・役割
骨・関節の基礎知識
整形外科的治療法(保存療法、手術療法)
外傷学総論・各論(骨、関節、脊髄、末梢神経)
炎症(骨・関節感染症、非感染性関節疾患)
代謝・内分泌性疾患
関節退行性疾患
脊椎疾患
循環障害と壊死性疾患
先天性疾患
成績評価方法と基準
中間試験と期末試験をもとに評価を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
運動器の解剖学の知識が要求されます。
オフィスアワー・連絡先
hirata@eagle.kobe-u.ac.jpへメールで予約してください。
学生へのメッセージ
15コマの授業で整形外科全般について学ぶため進行が速い。復習を中心とした自主学習は必須である。
テキスト
教科書:標準整形外科学 鳥巣・国分編 第9版 医学書院 ISBN: 4260125931 9660円
医学科学生向けの教科書で充実した内容である。整形疾患に遭遇する機会の多い理学療法士や作業療法士として購
入して損はしない。自主学習用として最適であり、卒後も役立つ教科書である。
参考書・参考資料等
開講科目名
外科学概論
担当教員
宇佐美 眞
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
外科治療は、麻酔下に手術を行い、病巣を切除あるいは切開し、切除した臓器機能を再建し、可能な限り機能を回
復・改善するものである。本講義においては、外科治療の実際を、手術器具に触れ、手術ビデオを見て理解する。
外科治療を支える術前・術中・術後(周術期)の患者管理と合併症について学ぶ。また、外科治療の対象となる各
疾患とそれぞれの治療法を学ぶ。特に、外科患者をリハビリテーションする際に必要な各種の知識を理解すること
が重要である。また、緩和医療、褥瘡、嚥下障害のリハビリテーションについても学ぶ。
授業の概要と計画
1.外科学総論・麻酔・侵襲と生体反応
2.癌・緩和医療とリハビリテーション
3.乳腺疾患とリハビリテーション
4.消化器疾患
5.術前後管理・開胸手術とリハビリテーション
6.肝胆膵疾患
7.褥瘡・嚥下障害とリハビリテーション(平井昭博:介護老人保健施設長)
成績評価方法と基準
授業への出席状況等を考慮して筆記試験による評価を行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
外科疾患の病態・診断・治療・周術期合併症を理解するには、2年次に開講される解剖学・生理学・病理学・薬理
学等の習得が前提である。これらの基礎知識を有機的に結合させて、学習を行うこと。
オフィスアワー・連絡先
月15:00∼17:00 musa@kobe-u.ac.jp連絡の上訪室すること
学生へのメッセージ
テキスト
『外科領域リハビリテーション最新マニュアル』(協同医書出版、4-7639-1047-7)
参考書・参考資料等
『新臨床外科学』(医学書院、426012224X)
開講科目名
担当教員
臨床運動学
傳 秋光、小野 くみ子、藤野 英己
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
臨床運動学とは、運動学を臨床医学と関連させて、さまざまな運動障害や内部障害を有する人々の臨床像を考える
上で基盤となる学問である。そのためには、筋骨格系解剖学、バイオメカニクスおよび運動生理学などの基礎医学
的な知識をベースに運動・内部障害の病態を解析する能力が不可欠である。講義では、基礎医学的な事項を再確認
しながら、病態運動学や病態生理学を根拠とした障害構造や病態分析法を学習し、それをもとに統合・解釈を行
い、最終的に理学・作業療法へ臨床応用できるような思考能力を養うことを目的とする。
授業の概要と計画
1. 関節可動制限・筋力低下の病態とその診かた(藤野)
2. 不随運動の病態・評価と治療●(傅)
3.障害者の体力(心肺持久力)・運動負荷試験・歩行とエネルギー消費・運動療法(傅)
4.運動による身体の適応(小野く)
成績評価方法と基準
成績評価は各担当者の行う試験の結果に加え、出席、レポートならびに授業中の質疑・応答の際の積極的発言等を
基に総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
機能解剖学、運動学、整形外科学、内部障害学、運動生理学や神経学等の医学的知識が不可欠である。授業内容に
多くの科目を常に関連づけながら授業に臨むよう努めて欲しい。また担当毎にテストを実施する場合や、トピック
ス的な事項に関してはレポートを提出がある。なお授業の出席が全講義時間数の2/3以下の場合は、試験を受け
ることはできないので注意するように。
オフィスアワー・連絡先
藤野 E-Mail: fujino@phoenix.kobe-u.ac.jp オフィスアワー:月曜日午後2時∼5時
小野く E-Mail: onoku@tiger.kobe-u.ac.jp オフィスアワー:月、火曜日午前中
学生へのメッセージ
臨床運動学を学ぶには、基礎医学から臨床医学におよぶ広範囲の知識が必要とされている。また、実際の理学・作
業療法への応用を考えないとまったく意味を成さない。臨床運動学は多くの分野に関わるが、それに深みを与える
のは学習の熱意にかかってくる。臨床応用を含めてこの学問を自ら開拓していこうとする姿勢を期待する。学生諸
君の活発な質疑・応答を期待する。
テキスト
藤野担当分:吉岡利忠・後藤勝正・石井直方編著『筋力をデザインする』(杏林書院)
小野く担当分:春日規克、竹倉宏明編著『運動生理学の基礎と発展 改訂版』(フリースペース)
参考書・参考資料等
傅担当分:中村隆一・斉藤宏編著『臨床運動学・第5版』(医歯薬出版)
開講科目名
担当教員
身体障害作業療法評価学実習
長尾 徹、内田 智子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
リハビリテーションにおける評価の重要性は「評価に始まり、評価に終わる」という言葉でよく代表される。つま
り評価は全ての処置の先行として実施されるもので、援助を始めるにあたっての必要不可欠な過程である。作業療
法は対象者に出会った時の初期評価から始まる。その評価結果を分析し、作業療法上の目標を設定し、達成するた
めの具体的な援助計画を立案しそれを実施していく。その後、再評価によって対象者の変化を捉え、実施した作業
療法の妥当性を検討する。この流れを連続的に行うことにより対象者を望ましい状態へ到達させることが作業療法
の仕事といえる。本科目では、「身体障害作業療法評価学」に続き、impairmentの評価、activity limitation、parti
cipation restrictionに関する評価の理論・技術を学習し、また評価に必要な統計学的な概念と具体的な処理法につい
て学習する。到達すべき目標は、検査測定ができる、観察ができる、基本的統計処理ができる、適切な記録ができ
る、適切な道具の管理ができる、である。
授業の概要と計画
動作の観察
徒手筋力検査
上肢動作能力の評価(簡易上肢機能検査とその観察、協調性検査)
作業能力の検査(箱つくりテスト)
地域高齢者参加による検査・測定実習
大学病院実習と振り返り
職業適性検査(労働省編、その他)
コース立方体組み合わせテスト
評価に必要な統計学の概念と処理法(握力・ピンチ力)
感覚検査
関連するキーワード:検査測定、記録、観察、効果判定
成績評価方法と基準
期末試験、小テスト、レポート、出席状況、授業中の行動などによって総合的に評価する。実習科目であるため出
席は重視する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「身体障害作業療法評価学」を既に履修していることが必要である。
また、検査測定において解剖学・運動学・生理学の知識を要求する。
日常生活の中で、人間の体、動作時の手の動きや姿勢について観察する習慣をつけることを勧める。
出席が必須条件。課題を終了するために授業時間後も利用しなければならないことがある。
オフィスアワー・連絡先
事前に電子メールにて予約を取れば随時可能です。
研究室:C-507、電話&FAX:078-796-4570、E-mail : nagao@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
貴重な実習科目であるため真剣に取り組んでほしい
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
生田宗博編:作業療法学全書 改訂第3版第3巻 作業療法評価法 協同医書出版社
渡辺宗孝・寺見春恵・金子翼編:PT・OTのための統計学入門 三輪書店
Helen J. Hislop・Jacqueline Montgomery著:新・徒手筋力検査法 原著第8版 協同医書出版
開講科目名
生理学III
担当教員
安藤 啓司
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
主に脳、神経、筋肉などいわゆる動物系機能の生理学について講義するとともに、生理機能検査の方法についても
解説する。
授業の概要と計画
筋と神経の生理
感覚の生理学
運動の生理学
脳波
脳の画像診断
高次脳機能検査
成績評価方法と基準
講義の際に実施した小テストの結果と学期末の筆記試験の結果を合わせて評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
安藤 796-4592
学生へのメッセージ
テキスト
適宜プリントを配布する
参考書・参考資料等
スタンダード 『生理学』(文光堂)4-8306-0218-X
開講科目名
担当教員
臨床神経学I
川又 敏男
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
身体障害作業療法学
種村 留美
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
生理学実習II
安藤 啓司、駒井 浩一郎、内田 智子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
基礎的な生理機能に関する項目について実習することにより人体の機能と調節機構についての理解を深めること
を目標とします。生理学II、IIIの講義内容を実習で各自実際に実験してみることで理解を深めてほしいと思います。
授業の概要と計画
・レポートの執筆方法
・血圧の測定とその調節機構
・呼吸機能
・感覚刺激に対する応答
・骨格筋、拮抗筋の機械的応答
成績評価方法と基準
全回出席のもと、レポートにより評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
ただ参加するのではなく、各自が内容を把握して主体的に取り組み、かつ不明点はその場で質問することが重要
です。十分な予習があってはじめて実りある実習となります。
オフィスアワー・連絡先
駒井:komai@kobe-u.ac.jp
安藤:ando@kobe-u.ac.jp
内田:tyokoi@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
高校レベルの生物学は生理学に限らず医療を学ぶ基本として必須前提知識です。生命、健康、疾患などについ
て、自ら考える機会としてください。
テキスト
実習書を配布します。
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
解剖学実習II
三木 明徳、荒川 高光
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
発達障害作業療法学実習
種村 留美、篠川 裕子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
発達障害に対する作業療法の実践を理解するために、1.主たる発達障害の臨床像についての基礎知識を習得す
る、2.各発達障害に対して適切な作業療法評価を計画し、評価結果から統合と解釈を行うために必要となる知識
と技術を習得する、3.各発達障害に対して適切な作業療法の治療、支援内容について理解する、の3点を行動目標
とする。
授業の概要と計画
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
オリエンテーション(種村)・発達障害に対する作業療法の実践(概論)
脳性麻痺に対する作業療法(1)
脳性麻痺に対する作業療法(2)
脳性麻痺に対する作業療法(3)
脳性麻痺に対する作業療法(4)
重症心身障害に対する作業療法
筋ジストロフィに対する作業療法
軽度発達障害に対する作業療法(1)
軽度発達障害に対する作業療法(2)
軽度発達障害に対する作業療法(3)
精神遅滞に対する作業療法実践
発達障害に対する作業療法の実際(見学)
成績評価方法と基準
試験、出席状況、レポート、課題への取り組みなどを総合して評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
発達障害作業療法学を履修しておくこと
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
福田恵美子 編:標準作業療法学 発達過程作業療法学 医学書院
参考書・参考資料等
佐藤剛 編:作業治療学3 発達障害(改訂第2版)協同医書出版社
開講科目名
担当教員
健康と栄養
宮脇 郁子、宇佐美 眞、土江 節子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
本講では、栄養学の基礎知識を修得後に、各種疾患ないし病態下における臨床栄養(栄養療法)の意義と分類、栄
養療法の実際について講義する。
授業の概要と計画
1)栄養学の歴史と目的・栄養素の種類とそのはたらき(土江)
2)ライフステージ(成長期、成人、妊婦、老年期)別の栄養(土江) 3)ライフステージ(乳児期、幼児期、学童期、思春期)別の栄養(土江)
4)健康づくりと食生活(宮脇)
5)栄養と食事に関する自己管理行動(宮脇)
6)栄養素の消化吸収とエネルギー代謝(宇佐美) 7)栄養療法の実際(宇佐美)
8)主な疾患の食事療法(適応、実施法、栄養評価)
成績評価方法と基準
授業への出席状況と試験成績に基づいて、総合評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「栄養学」については、ほぼ平行して開講される身体の仕組みと働き・病理学・生化学I・薬と生体反応などの教科
内容と関連づけて理解するように心掛けて下さい。
オフィスアワー・連絡先
月曜日15-17時、E-mail: musa@kobe-u.ac.jp(宇佐美)連絡の上訪室のこと
学生へのメッセージ
理解できない点や疑問点があれば、担当教員に質問するか図書館で自己学習して、講義内容を充分消化するように
努めていただきたい。そして、実習やケアなど実際の臨床に役立て下さい。
テキスト
佐藤和人、本間健、小松龍史「エッセンシャル臨床栄養学」第4版(医歯薬出版)ISBN978-4-263-72015-8
参考書・参考資料等
第一出版「日本人の食事摂取基準」(第一出版)ISBN4-8041-1097-6
日本糖尿病学会「糖尿病食事療法のための食品交換表」(文行堂)ISBN4-8036-1341-6
小池五郎、橋詰直孝「系統看護学講座 専門基礎4 栄養学」(医学書院)
ISBN4-260-35237-7
開講科目名
担当教員
保健福祉論
中園 直樹、武田 真由美
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
保健・医療・福祉の統合、連携の促進のために、保健とは?医療とは?福祉とはどういうものかを理解しなければ
ならない。
2年次履修した公衆衛生学を基礎知識として、3年次の保健行政論、保健福祉論は三位一体の科目と理解して、保
健・医療・福祉をそれぞれの医療従事者としての専門的視野から理解するように努める。
(武田)「個人とその家族に関わる今日的な問題全般の理解と社会福祉の実際」を教授する。
まず、社会福祉の概念・歴史及び、わが国における社会福祉制度の概要について理解し、現代社会における個人・
家族・地域社会の福祉的課題と、それらの問題への対処方法について講師と学生が共に考えることを目的とされて
いる。
(中園)補講1回 特に進行中でしかも根幹の少子高齢社会とその背景での社会保障と高齢者問題、終末期医療等の
問題点などを講義する予定。
授業の概要と計画
(武田真由美)
1. 社会福祉の概念・思想・歴史
2.社会福祉の援助方法
3. 社会福祉の制度と法について
4. 社会福祉の専門職と実施体制
5. 児童家庭福祉
6. 高齢者福祉
7. 障害者福祉
(中園直樹)
*補講 日本の少子高齢社会の現状と問題点 と高齢者の特性
成績評価方法と基準
武田講義分では、主に筆記試験(80点)とレポート課題(10点−20点)、中園の補講分がある時はレポート提出
(10点)の合計で評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
履修者は積極的に授業に参加、発表、討論をすること。
試験は武田先生担当部分の筆記試験(80点以上)で、中園分(20点以下)はレポートあるいは発表とする
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
運動学実習I
小野 玲、平田 総一郎、小野 くみ子、藤野 英己
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
目的:実験実習を通じて正常運動に関する理解を深める⇒専門科目の基礎固め
目標:
&#61600; 運動を測定する代表的な機器の仕組みを理解できる
&#61600; 機器を使用して実習課題(実験)を実施することができる
&#61600; 測定データを分析し、まとめて、報告書(レポート)を書くことができる
関連する科目
1−2年:解剖学・生理学・運動学実習II・整形外科学・評価学
3年:臨床系関連科目
授業の概要と計画
4月は実習に関連した授業を行う。5月よりPT・OTともに4班に分かれて、以下の4つの実験を屋台巡り方式でおこな
う。実験の翌週に各班でレポート作成を行う。
平田:筋力測定
藤野:筋電図
小野くみ子:運動時の呼気ガス分析
小野玲:重心測定またはフィッツの法則
成績評価方法と基準
出席率、レポートを成績評価の材料とする。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実習中上腕・大腿部を露出することが多いので必ず白衣(KC),もしくはジャージなどの着用を推奨する。
オフィスアワー・連絡先
金曜13-14時、e-mail: hirata@eagle.kobe-u.ac.jp
予約を取ることが望ましい。
学生へのメッセージ
自発的な態度を望んでいます。教科書を読み、実習のおよその内容を理解し、適切な服装で臨み、興味を持って学
んでください。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
「基礎運動学」など運動学関連の教科書
開講科目名
担当教員
老年期障害学
傳 秋光
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
昨今、医療の世界では、「高齢者医療は若中年医療をそのまま延長したものではない」という老年医学の基本コン
セプトのもと、高齢者医療はどのように実践したらよいのかという疑問に対する答えが要求されている。広範囲の
ために限られた時間しかない講義での解決は困難だが、それをテーマとし、老年期の医学的知識の習得を目標とし
て、「加齢と老化」、「高齢者に特徴的な疾患」、「高齢者のリハ概要」を主体に講義を展開する。
授業の概要と計画
講義内容的には、1)老年学と老年医学、老化とは、2)
消化器・代謝疾患、3)感覚器障害ほか、4)高齢者のリハ概要などを、計15回の授業の中で行なう。この中で、血
液・尿検査データの読み方や心電図の読み方、高齢者特有の循環器系疾患など、リハビリ医療の即戦力となる事項
にも触れる必要があると考えている。
成績評価方法と基準
1) 主として出席状況、授業態度、定期試験成績。状況により、レポートを課す。
2) なお、11回以上の出席、60点以上の試験成績を基本とする。通常の勉強で、良好な試験成績となるはずである。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
2年生後期の内部障害学で講義すべき内容が講義時間の不足のために、この老年期障害学での講義となる部分もある
(特に、消化器・代謝疾患)。また、再確認・補充すべき事項もあるため、2年後期の教科書も再度使用する。
オフィスアワー・連絡先
形式的には月曜日午後、 連絡先は
tsutou@kobe-u.ac.jpですが、堅苦しいものでもない。
学生へのメッセージ
1)医学的常識の一部である老年医学の概要を学び、リハ療法に役立てて欲しい。2)臨地実習や卒後当初に役立つよ
うに、内部障害学で講義し切れなかった関連分野(事項)の補強講義も、リハビリ医療の経験から行いたい。3) 理
学療法学専攻の学生にとっては選択科目ではあるが、是非受講して欲しい。個人的には、「なぜ選択科目であるの
かと、理解に苦しんでいる」と言っても過言ではない。来たれ、皆!(しかも、気軽に!)
テキスト
1)リハビリテーション医学テキスト (改訂第2版) 編集 三上真弘, 石田 暉 定価5,565円(税込)
ISBN4-524-23989-8(これは、2年生後期から指定している教科書)
参考書・参考資料等
1)標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 老年学(第2版) 編集:大内 尉義 定価 4,410円 (税込) 医学書
院 ISBN978-4-260-26632-1 (これは、本年の前期用としての教科書的参考書)
2)図書館での書籍(内科、老年科)の検索やインターネット検索(ただし、信頼できるものに限る)が知識の肉
付けに役に立つはずです。学生各自の自習を期待します。
開講科目名
担当教員
臨床実習I
種村 留美、長尾 徹、四本 かやの、野田 和惠、
内田 智子、篠川 裕子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
この見学実習は、作業療法士1名に一人の学生がシャドーイングするという方法を用い、臨床の場でおこる事柄を
見、ある時は説明を受けて、作業療法士の仕事の内容や作業療法士に必要な能力を知ることを目的として設定され
ている。そうして学生が対人援助職としての適性を見極めたり、早期に作業療法士モデルを作り、勉学のモチベー
ションにつなげることも期待している。
授業の概要と計画
身体障害分野・精神障害分野いずれかの施設で、1施設1名で見学実習を3日間行う。
学生が作業療法対象者へ治療的に関わる場面は想定していない。
実習開始時間は、実習施設により異なる。詳細はガイダンス時に説明する。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7/5 臨床実習1ガイダンス 保健学科
8/5 臨床実習1事前学習 保健学科・終日
8/6 見学実習(1日目) 見学施設
8/9 見学実習(2日目) 見学施設
8/10 見学実習(3日目) 見学施設
8/11 ふり返り・全体のまとめ 保健学科・終日
成績評価方法と基準
作業療法室で作業療法助手として働けることが学生の到達目標である。
臨床実習指導者の評定(対人技術、情緒面、理解力、出力、社会性(規則の遵守)、対象者への配慮)と実習・ふ
り返りの取り組みなどで総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
臨床実習1ガイダンスまでに、臨床実習1のてびきには目を通し、「実習の心得」の項目は特に熟読しておくこと。
病欠等で貴重な機会を逃すことのないよう、体調には十分留意すること。
個人情報保護に関する誓約書の作成が必要である。ガイダンス時に印鑑を持参のこと。
オフィスアワー・連絡先
野田研究室:保健学科C409 電話とFAX:078-796-4572 e-mail:noda@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:火 12:00-13:30
学生へのメッセージ
現場の作業療法士の活躍を見聞きする貴重な機会である。作業療法士のロールモデルが各自見つけられるよう積極
的参加と学習を期待している。
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
臨床実習1実習の手引き平成21年度(神戸大学医学部保健学科発行)
開講科目名
担当教員
作業療法研究法I
種村 留美、長尾 徹、野田 和惠、内田 智子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
将来、対象者に役立つ作業療法研究を行うために、研究手法や研究倫理など研究の基礎を学び、学会発表を行うた
めの基盤を作る。
授業の概要と計画
1.作業療法研究とは(種村)
2.研究の流れ(種村)
3.研究の倫理と管理(種村)
4.量的研究(長尾)
5.質的研究(種村)
6.文献レビュー(野田)
7.作業療法研究の実際、研究テーマについて(内田)
成績評価方法と基準
成績評価は、出席、レポートならびに授業態度等を考慮して総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
作業療法研究法1、作業療法研究法2を通して、卒業研究における研究手法を学ぶ。
オフィスアワー・連絡先
種村研究室E606 直通電話番号078-796-4573 E-Mail: rumtan@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
授業で学んだ文献以外でも、数多くの文献に目を通しておくことが望ましい。
テキスト
鎌倉矩子編集 作業療法士のための研究法入門 三輪書店 ISBN4-89590-068-1
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
作業療法原書講読
川又 敏男
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
前期
1単位
開講科目名
担当教員
身体障害生活技術論
野田 和惠
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
「生活の再獲得」という作業療法にとっての最終目標を達成するための基本的知識と技能を取り扱う。人の生活を
捉えることから始め、障害や加齢によって引き起こされる生活上の諸問題について作業療法の立場から考える。身
体障害に伴う生活上の諸問題は、障害の改善だけではなく、活動方法の変更や環境要因の改善によって解決される
場合も多く、日常生活活動・環境要因・補完の視点から介入支援を考えたい。
生活技術の分析や評価・支援方法を学び、それらの基本的知識と技能を修得することが目標である
関連するキーワード 生活技術 ICF ADLテストバッテリー FIM AMPS 片手動作 利き手交換 福祉用具 自助具 環境調整
授業の概要と計画
1. ひとと生活、生活技術、作業療法の中でのADL訓練の位置づけ
2. 障害・加齢が生活へ与える影響(1)
3. 障害・加齢が生活へ与える影響(2)
4. 支援のために必要な情報(ADLテストバッテリー)
5. 支援のために必要な情報(ADLテストバッテリー)
6. 支援方法(1)再学習、片手動作、利き手交換、疾患の特徴と工夫
7. 支援方法(2)福祉用具(自助具)、環境調整(住宅改修)
8. まとめ
開講日程は、授業初回に提示。
成績評価方法と基準
出席、授業・演習中の取り組み、課題、期末試験などによって総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
人間発達学、解剖学、運動学、運動学実習、作業療法評価学、身体障害作業療法評価学、臨床神経学、運動器障害
学、内部障害学などの知識を前提に講義が進められる。
オフィスアワー・連絡先
野田研究室C409 直通電話とFAX 078-796-4572 E-Mail noda★kobe-u.ac.jp オフィスアワー火12:00-13:00 これ以外でもメールにて事前に連絡があれば随時
学生へのメッセージ
作業療法援助の核となるものである。関連文献に目を通すなど、学生自ら知識を増やす行動を期待している。
テキスト
生田宗博 ADL作業療法の戦略・戦術・技術:三輪書店(ISBN4-89590-152-1)
参考書・参考資料等
伊藤利之他編集:ADLとその周辺:医学書院 (ISBN4-260-24347-0)
開講科目名
担当教員
作業療法総合実習
長尾 徹、四本 かやの、内田 智子、篠川 裕子
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
4年次は臨床実習IV・V(以下、実習IV・V)として作業療法現場で長期間の実習を経験する。実習IV・Vへ参加する直
前に作業療法の知識・技術を整理・統合し、実習IV・Vを効果的に学ぶための素因を身につける。つまり実習IV・Vに
対する準備性を高めることが目標である。さらに実習IV・Vを履修した後は、国家試験を受験し、臨床現場で作業療
法を実施することになる。従って、この科目では実習IV・Vのみならず、将来の作業療法実践における準備性を高め
る目的も有しており、作業療法の基礎的・臨床的問題に関するテーマに取り組む。
授業の概要と計画
(開講順は下記の順に合致しないので、時間割を確認すること)
1∼5. 身体障害分野(長尾・内田)
臨床実習III(身体障害評価)を通じた臨床的取り組みの方法
各種検査測定方法
6∼10. 精神障害分野(山崎後任・四本)
臨床実習II(精神障害評価)を通じた臨床的取り組みの方法
精神障害分野の臨床活動について
11∼14. 発達障害分野(篠川)
発達障害分野の臨床活動について
15. 共通
作業療法におけるリスク管理
成績評価方法と基準
レポート、出席状況、授業中の言動などによって総合的に評価する。実習科目なので出席は必須条件とする。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
3年次までに開講された科目の単位は修得済みであること。
実技の実習時は軽装またはケーシーの着用が求められる。
授業中は,意見を述べたり質問に明確に答えたり疑問点を確認したり,積極的に参加することが期待される。
オフィスアワー・連絡先
事前に電子メールにて予約を取れば随時可能です。
研究室:C-507、電話&FAX:078-796-4570、E-mail : nagao@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
この科目をとおして作業療法の総合的な理解および実践への意欲を高めてほしい。
テキスト
なし
参考書・参考資料等
なし(必要な資料は授業中に指示または配付する)
開講科目名
担当教員
臨床実習IV
種村 留美、四本 かやの
開講区分
単位数
通年
8単位
授業のテーマと目標
この臨床実習は、臨床実習指導者の指導のもとに、精神科関連授業で学習した知識と技術を、臨床おける作業療法
体験により統合する過程である。
目標は作業療法士としての知識と臨床技術の習得である。
授業の概要と計画
実習スケジュールに従って、各医療機関で精神科領域の作業療法対象者と関わりながら、作業療法評価、作業療法
計画の立案、作業療法の実施の過程を実習する。実習準備及びスケジュールについては別途知らせる。
成績評価方法と基準
実習であるので、出席は必至である。
加えて日々の実習の取り組み、実習指導への反応(行動変容)過程、ノート、レポートなどの提出物などから総合
的に評価する。評価は臨床実習指導者と担当教員が行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
臨床実習では特に、学生自ら課題に取り組むことが要求される。学内で得た知識、技術を基本にして綿密な計画を
たて、指導者に確認した上で、対象者と密にコミュニケーションをとりながら、その計画を実行することが重要で
ある。対象者の作業療法を実際に体験するので、出席は必至である。体調管理に努め与えられた期間を十分に活用
すること。
オフィスアワー・連絡先
四本かやの
yotumoto@kobe-u.ac.jp
実習中の緊急時には、メールではなく大学に電話をすること。
学生へのメッセージ
実習指導者は学生の先輩です。学生を一人前の作業療法士に育てようとしています。ノートだけで指導を得るので
はなく、言語的コミュニケーションを頻繁に行い、指導を求めましょう。
テキスト
これまで授業で使用した教科書すべて。
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
臨床実習V
種村 留美、長尾 徹、野田 和惠、内田 智子
開講区分
単位数
通年
8単位
授業のテーマと目標
臨床実習とは,学校で学んだ理論と技術を実際に応用するために,病院,施設等で臨床実習指導者の指導のもとに
作業療法の臨床を体験する学習過程である。
授業の概要と計画
一般病院における作業療法
リハビリテーションセンターにおける作業療法
1)整形外科系疾患
2)脳神経外科疾患
3)内科疾患
4) 神経内科疾患
5)外科疾患
6)小児系疾患等
成績評価方法と基準
臨床実習指導者の評価点を考案して成績評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
別に「臨床実習履修の手引き」を作成し,オリエンテーションを行う。
オフィスアワー・連絡先
種村研究室 E606 rumtan@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
大学生活の総まとめとして,大学で学んだ事を実施する。将来の作業療法士の職業前訓練として職員と同じ病院勤
務を実施する。
テキスト
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
初期体験実習
四本 かやの、野田 和惠
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
医学科保健学科合同チームの実習の目的は、当事者中心の保健医療・福祉の実際を知り、現場を観察し体験し、ヘ
ルスケアチームを構成する専門職の役割・機能を知り、チーム医療の実際を知りインター・プロフェッショナル
ワークの視点から職種間の共同の重要性に気づくことです。専攻特化の見学:この授業では、医療の場である病院
などの施設を訪問し、作業療法士の現場に見学・体験することにより、患者を中心としたチーム医療に作業療法士が
どのような立場で参画し、よりよい医療を目指してどのように活動しているかを学ぶことが、目的です。
授業の概要と計画
<医学科保健学科合同チーム実習>保健学科学生・医学科学生・薬大生混成グループ1日目(神戸薬科大学キャン
パス)午前:オリエンテーション、午後:患者中心の医療について(患者会代表者による講義)2∼3日目のうち
1日:混成グループによるチーム医療を実習する(大学病院及び臨床実習施設)5日目午前(楠・名谷キャンパ
ス):グループディスカッション午後(名谷キャンパス):合同発表会実習時間:実習施設により異なる。詳細は
別にガイダンスを行う。<専攻に特化した見学実習>・ 実習施設 神戸市内あるいは近隣の一般病院、精神科単
科病院、大学病院などである。・ 実習内容 2∼3日目のうち、合同チーム実習がない日に数名に分かれて病院・施
設見学(病院作業療法士の指導)4日目は名谷キャンパスで専攻に特化した見学実習のふり返り
詳細については、前期試験前に実施するガイダンスにて説明する
成績評価方法と基準
評価は、全時間出席、グループディスカッション、合同発表会への積極的な参加これに加えて、作業療法見学施設
の指導者による行動と取り組みに関する評価、「見学報告書」、課題レポートによって総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
実習中は、白衣と名札を着用し、医療人としてふるまう。オリエンテーション時に詳しく述べるが、この体験学習
では、社会人としふさわしい服装で望むことや節度ある行動が求められる。見学後に、観察したこと、感じたこ
と、考えたことをレポートにまとめ報告すること。(詳しくはガイダンス時に指示)見学までに、白衣(ケー
シー)、名札、清潔な白い上靴を準備しておくこと。整容(頭髪の色や形・爪など)は臨床の場にふさわしいようにも
どしておくこと。(詳細は作業療法概論1とOT初期体験実習ガイダンスの中で説明します)
オフィスアワー・連絡先
野田研究室 保健学科C409 直通電話番号及びFAX 078-796-4572 E-Mail: noda@kobe-u.ac.jp オフィスア
ワー:火12:00−13:30
学生へのメッセージ
多くの人々との人間的ふれあいを通じて、専門職者としての心構え、態度、知識および技術習得の重要性を認識
し、社会的使命、生活態度、倫理性、人間性について学んで下さい。実習の中では、できるだけ多くのことを観察
し,出会った人々(患者,職員など)の言葉を傾聴し、自らも言葉を交わし,関連テーマについて考えることが要
求されている。 テキスト
特に指定しない
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
現代医療と生命倫理
田村 由美、石川 雄一、山崎 康仕、三浦 靖史、
開講区分
単位数
前期
1単位
橋本 健志、山本 道雄、柿原 浩明、前田 光哉 他
授業のテーマと目標
医学・医療は人を身体と心を含む総体として知り、その健康の保持・増進を図り、健康からの逸脱を予防し、ある
いは健康障害に陥った時にはそれを治癒・軽減させることを目的としている。そのためには4−6年では学びきれ
ない膨大な知識を必要とする。しかし医学・医療の本質を理解し、生涯にわたり学び続ける方法を学習することは
可能である。このことが本講義の一つの目的である。
医学・医療は社会のなかにあり、人を対象としている。社会は安全で安心なそして質の高い医学・医療を期待
し、またそれ故に厳しい目で医学・医療そしてその実践者を見ている。今日ほど医学・医療の倫理が問われている
時代はない。医学・医療における人のあるいは患者様の権利について皆さんとともに考えていきたい。さらに医療
経済を含む現代医療の抱える課題を取り上げていく。
現在の医療的ケアは単一の専門職者で解決できるものはない。各医療専門職者が独自に取り組むのではなくチーム
として取り組まなければならない。そのための基礎として、ある課題に対して各専門分野の混成グループをつく
り、グループワークを通して考えていくという演習も取り入れていく。
授業の概要と計画
1.医療と福祉の連携(西澤)保健・医療・福祉とは何 か。
2.医療安全対策の現状と今後(江原)
3.医学・医療における現代バイオエシックス(山本道 雄)(1)(2)
生命倫理入門 生命倫理発展の歴史、患者の権利と は,インホームドコンセントなど
4.医療倫理と法(山崎康仕) (1)(2)
法からみる医療入門 社会の中の医学・医療 生と死 脳死と臓器移植
5.医療・福祉を経済学から考える(柿原浩明)(1) (2)
医療経済入門 医療政策への経済学的視点 少子 高齢社会の医療・福祉のあり方
6. 健康を守るシステム(前田光哉)わが国の保健医療 福祉を取り巻く環境と医療従事者に期待される役割
(中園直樹)国際保健システム
7. 全人的医療(三浦靖史)リハビリテーションとは (橋本健志)こ
ころのケアとは
8.安全で安心なそして質の高い医学・医療を目指して(1)(2)(3)(田村由美)
多職種間協働(IPW Interprofessional Work)とは・チーム医療を考える
成績評価方法と基準
授業内容をどの程度理解し,自己の考えがどのように表現出来るかをレポートなどで評価する。レポートの様式、
提出期限を厳守すること。
グループワークでの行動・発言なども評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
各授業はそれぞれ最初にテーマを提示しそれについて話を進めて行く。充分に授業内容を理解した上で,自分の考
えを整理しておくことである。乱読でもよいから多くの本をよむこと。
オフィスアワー・連絡先
医学科学生:平井みどり midorih@med.kobe-u.ac.jp
保健学科:石川雄一 yishikaw@kobe-u.ac.jp オフィスアワー 水曜日13:30-14:30 メールなどで予約することが望ましいです。
学生へのメッセージ
“諸君の行う仕事の少なくとも3分の1は専門の医学書以外の本に書かれている内容のものである。W.Osler.
六甲地区にいる間に、いろいろな分野の新しい友人をつくることが重要であるし、小中高の友人も大切にしてくだ
さい。
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
講義の中で紹介していく。
〔参考書〕
生命倫理百科事典(I-V)丸善 ISBN978-4-621-078000-6
講座・医療経済・政策学 全6巻(勁草書房)(ISBN4-326-74832-X)
上田 敏「リハビリテーション医学の世界」(南江堂)(ISBN4-89590-012-6) \3,204+税
開講科目名
担当教員
作業療法概論I
野田 和惠
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
作業がどのような経緯を得て、作業療法として今日人々に用いられるようになったかを概説し、保健・医療・福祉
の中での位置づけや役割を明らかにする。
作業療法の種々の理論を概説することにより、作業療法の実践方法への理解につなげたい。
各分野での簡単な症例を紹介することで、作業療法での作業の意義を知り、作業療法の魅力へと接近したいと考え
ている。
また最後に、作業療法士に求められる資質や職業倫理を述べ、みなさんがこれからどのように学習を進めていけば
よいのか考える機会にもしたい。
この科目の目標は、作業療法の歴史や理論、各分野の作業療法を学ぶことで、「作業療法」の概観を理解すること
にある。
授業の概要と計画
1.ひと作業、生活 2.作業と作業療法
3.GW:作業療法のことを知ろう!(1)
4.GW:作業療法のことを知ろう!(2) 5.グループ学習成果発表 6.グループ学習成果発表 7.作業療法の発展と研究(1)
8.GW:OTに求められる資質とは?
9.作業療法を取り巻く社会 10.各領域の作業療法
11.作業療法士を取り巻く社会の理解 12.作業療法の理論
13.作業療法の発展と研究(2)
14.グループ学習成果発表・作業療法職業倫理 15.まとめ
開講日程については、授業初回に提示する。
関連するキーワード:作業療法、ICF、作業科学、作業療法理論、職業倫理
成績評価方法と基準
出席、小テスト、課題、授業への参加度合いなどによって総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業時間外にも課題に取り組むことが求められるが、効率よく学習を進めてほしい。
次回までに読んでくるように指定された資料は、必ず読んで出席すること。
オフィスアワー・連絡先
野田研究室C409 直通電話番号とFAX 078-796-4572 E-Mail: noda@kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:火12:00−13:30
学生へのメッセージ
作業療法を学んでいく上での地図の役割を果たす授業である。健康に留意し、欠席、遅刻のないようにしてほし
い。
テキスト
杉原素子編集 作業療法学全書 改訂第3版 作業療法概論 協同医書出版社
参考書・参考資料等
秋元波留夫他編著 新作業療法の源流 三輪書店(ISBN4-89590-008-8)
キールホフナー著 作業療法の理論 三輪書店(ISBN4-89590-016-9)
鎌倉矩子著 作業療法の世界第2版 三輪書店(ISBN4-89590-205-6)
開講科目名
担当教員
IPW概論
田村 由美、小野 玲、堀江 修、関 啓子、三谷 理恵、
新谷 路子、上杉 裕子、内田 智子、荒川 高光 他
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
保健・医療の現場では各専門職が独自の専門性を持ちながら、他職種を理解し職種間で協働すること(IPW:Inte
rorofessional Work)が欠かせない。本科目では、Health Care Team Developmentを主題に将来、医療チームで
働くために必要な知識とスキルを学習する。前半は、チームの一員として対人関係を良好に保つことを目的に、自
己・他者を知るための知識と技法を学ぶ。後半は、専攻を超えたグループ活動を通して、真のチーム医療について
メタファーとディスカッションを活用してチームビルディングを体験的に学び成果を発表する。
授業の概要と計画
1. 4/10 オリエンテーション,教科書1章前半
(VTR,小演習を含む)
2. 4/17 第1章後半(VTR,小演習を含む)
3. 4/24 グループ別討論と発表
4. 5/1 失語概論(VTRおよび講義)
5-6. 5/8 失語症者との対話会(2コマ連続)
7. 5/22 グループ別討論と発表,前半のまとめ
8.5/29 後半オリエンテーション,
チーム医療・IPW概論講義
9.-10.6/5 保健医療チームを構成する専門職(1)11.-12.6/12保健医療チームを構成する専門職(2)
13. 6/19 チーム医療を考える協働学習
14. 7/3 協働学習の成果発表
15. 7/10 後半まとめ
成績評価方法と基準
前半は、レポートで評価する。
後半は、出席とグループ活動参加40%、
レポート(ポートフォリオ)60%
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
後半の初回オリエンテーションは必ず出席するようにしてください。後の、グループ活動に支障をきたします。
オフィスアワー・連絡先
(関)電話078-796-4571email:kseki@kobe-u.ac.jp
毎週火曜日12時半∼13時半、その他の時間帯は事前連絡あればいつでも可.部屋はE703.
(田村)email:ytbontje@kobe-u.ac.jp 毎週金曜日15:00から17:00必ず事前連絡をしてください。
学生へのメッセージ
グループワークが多いので、積極的な授業参加を期待します。IPW教育関連科目について、ポートフォリオを作成
していきます。ノートをとったもの、自己学習したものをファイルして学習を深めてください。
テキスト
鷹野和美編著「チーム医療論」医歯薬出版.2002.ISBN4-263-23392-1
参考書・参考資料等
必要時資料を配布します。
開講科目名
担当教員
保健学概論
種村 留美、宇賀 昭二、柳田 泰義、上田 博司
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
人の健康を包括的かつ国際的な視野から捉える能力を獲得し、健康の保持・増進を図るシステムが理解でき、さら
にそれらを発展させる能力を涵養出来るようになる。また自分の生活を科学的根拠に基づいた保健学の視点から考
え、生涯よい健康行動ができるようになることも目標である。
そのために、健康の概念、日本と世界の保健システムと健康課題、健康に影響を与える要因と対策の立案などにつ
いて概説する。
授業の概要と計画
毎回の授業や実習の内容やテーマ
1. 4月16日(金)宇賀 (感染症の歴史)
2. 4月23日(金)宇賀 (健康と感染症)
3. 4月30日(金)宇賀 (ライフステージの保健学、母子・成人保健)
4. 5月 7日(金)宇賀 (環境と健康)
5. 5月21日(金)種村 (障害をかかえて生きるとは)
6. 5月28日(金)上田 (世界における公衆衛生の問題、WHOの取り組み)
7. 6月4日(金)柳田 (行動科学を活かした身体活動・運動支援)
成績評価方法と基準
学期末テストを重視する。
その他、出席、授業の態度や積極的発言なども加味される。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1年次に開講される「現代医療と生命倫理」は医療についての概論であるので、両科目をしっかりと学習すること
が望まれる。
オフィスアワー・連絡先
宇賀昭二 ugas@kobe-u.ac.jp 月曜日から木曜日の午後、前もってメールで予約して下さい。
種村留美 rumtan@people.kobe-u.ac.jp
上田博司 hiroboston@hotmail.com
柳田泰義 yanagida@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
健康とは誰しも望む非常に身近なテーマである。講義だけではなく自分のアンテナをはって、友人や家族との交
流、あるいは新聞、テレビ、インターネットなどからの情報などを保健学の視点から考えて下さい。きっと多くの
ことを学ぶでしょう。
テキスト
〔教科書〕国民衛生の動向 (厚生統計協会)最新版
参考書・参考資料等
〔参考書〕講義中に適宜紹介する。
開講科目名
担当教員
リハビリテーション概論
三浦 靖史
開講区分
単位数
前期
1単位
授業のテーマと目標
リハビリテーション(rehabilitation)という言葉は、ラテン語のハビリス(habilis)という「ふさわしい」という意味
の形容詞を語源として、人が何かふさわしくない状況に陥ったときに、そこから救い出して再びふさわしい状態に
戻すという意味を持っています。理学療法学・作業療法学を修得することの第一歩は、リハビリテーションをこれ
からの自分のテーマとして捉えることです。
本講義では、医療専門職にとって必須の、リハビリテーションの意義と構成についての基礎的な知識を習得しま
すが、知識と両輪をなす「心」、すなわち、人を対象とするリハビリ関連医療職として、自分の哲学を築いていく
ことと、医療やリハビリに関して主体的に考える力を身につけることも目標とします。
授業の概要と計画
1. リハビリテーションの定義、概念
2. 疾病と障碍(1,2)
3. 障碍の評価(1,2)
4. 障碍の心理
5. 発達と教育的リハビリテーション
6. 職業的リハビリテーション
7. 社会的(地域)リハビリテーション
8. リハビリテーションの将来像、自分が目指すもの(討論会)
以上の項目は、必ずしも講義の順ではありません。初回にスケジュールを説明します。
成績評価方法と基準
基本的に定期試験と討論会でのプレゼンテーションとレポートで判定します。
自主研究としてレポートの提出や研究会への参加などの積極的な授業態度に対しては加点します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義は主にパワーポイントを使用し、レジメを配布します。
全てのリハビリテーション専門教科と基礎となる科目であり、医療系学生として、将来の医療専門職として、自覚
をもって講義に出席してください。リハビリテーション概論は本来1単位の科目のために講義回数は7-8回ですが、
それでは不足のため10-11回に増やして開講します。なお、新聞、雑誌、インターネットなどのメディアにおけるリ
ハビリ・医療・福祉関連の記事に常に注意を払って下さい。
討論会は試験の一部となりますので必ず出席してください。正当な理由のない欠席は試験放棄と見なします。
講義の開始は4月16日の週からになります。
オフィスアワー・連絡先
毎週月曜日10:00-17:00(講義時間帯を除く)、それ以外でもメールで連絡の上、随時訪室してください。
メールアドレス:miura@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
新入生の皆さんが、医療系学生としてさまざまな勉強を始めるに当たり、医療やリハビリテーションについての自
覚とモティベーションが高まるような講義を目指しています。授業の中で、ディスカッションの機会を設けますの
で、積極的な発言を期待しています。自分の進路その他、相談事項があれば、話しにきてください。
テキスト
参考書の項目を参照してください。
参考書・参考資料等
中村隆一編「入門リハビリテーション概論 第6版」(医歯薬出版)
(ISBN4- 2632-1294-0)\ 5,040
石神重信ら編集「最新リハビリテーション医学」(医歯薬出版)
(ISBN4-2632-1284-3)\6,510
津山直一監修,上田敏ら編「標準リハビリテーション医学Standard textbook」(医学書院)
(ISBN4-2602-4382-9) ¥7,140
千野直一編集「現代リハビリテーション医学」(金原出版)
(ISBN4-3072-5125-3)¥10,290
三上真弘ら編集「リハビリテーション医学テキスト」(南江堂)(ISBN4-5242-1924-2) \5,565
リハ概論そのものについては「入門リハビリテーション概論」が詳しいですが、かなり読みにくい本ですので、リ
ハビリについて疑問点があればすぐに引ける参考書として、標準・最新・現代リハ医学のどれか1冊を購入するこ
とをお勧めします。
開講科目名
担当教員
国際・災害保健
中園 直樹、田村 由美、宇賀 昭二、松尾 博哉
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
グローバルな視点で南北間の健康格差を認識すると共に、それらの原因となる背景要因を学ぶ。すなわち、国際保
健や災害保健のいくつかの主要課題についてそのフレームワークを示し、個々の課題についての原因分析を行う。
具体的には、感染症論、国際保健医療協力活動論、あるいは災害時の医療管理学やプライマリーケア論などを教授
する。
授業の概要と計画
1.国際・災害保健学総論(2コマ):国際保健および災害保健学の総論を論じる(宇賀)
2.災害と母子保健(2コマ):国際母子保健の立場から災害と母子の健康を論じる(松尾)
3. 国際保健医療協力活動の実際(1コマ):国際保健医療協力活動とIPW(田村)
4.General effects of Disasters on Health 1、2(2コマ):WHOのDisasterの教科書を解説する(中園)
成績評価方法と基準
成績の評価は“国際・災害保健の単位を認定するに足るだけの専門的な知識を有しているかどうか”を最大の基準
とする。試験では学生の理解の程度を正確に判断する様、講義で触れた広い範囲の項目から出題することを心がけ
る。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義では私語を慎み真面目に取り組むことを要求する(宇賀)
専攻を超えた学生相互のグループディスカッションへの積極的参
加を期待します(田村)
オフィスアワー・連絡先
宇賀:月曜日から金曜日までの9時から17時まで何時でも可。ただし、事前にメールあるいは電話などで都合を問
い合わせてほしい。 電話:078-796-4548、e-mail: ugas@kobe-u.ac.jp 中園:月、木を除く12:20-13:00まで E707研究室で、事前にアポイントを取って下さい。
田村:原則火・木の9時から17時まで、事前にメールあるいは電話で都合を問い合わせてほしい。電話:078−796
−4511 e-mail:ytbontje@kobe-u.ac.jp
松尾:メールで予約をお願いしま
す。連絡先:078-796-4525 matsuoh@ams.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
教科書:特に指定しない
参考書・参考資料等
参考書:必要に応じ講義中に紹介する
開講科目名
担当教員
発達障害特論
種村 留美、高田 哲、篠川 裕子、辻 薫
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
発達障害に対する作業療法を実践する際に必要となる理論や具体的支援についての知識と技術を習得する。また、
発達障害に対するリハビリテーションとして重要であるチームアプローチの視点についても学ぶ。
授業の概要と計画
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
オリエンテーション(種村)・発達障害に対する作業療法の臨床的実践∼感覚統合理論 1(篠川)
発達障害に対する作業療法の臨床的実践∼感覚統合理論 2(篠川)
発達障害に対する作業療法の臨床的実践∼感覚統合理論 3(篠川)
発達障害に対する作業療法の臨床的実践∼神経発達学的アプローチ 1(辻)
発達障害に対する作業療法の臨床的実践∼神経発達学的アプローチ 2(辻)
発達障害・地域支援・てんかんの診断と治療について(高田)
発達障害・地域支援・てんかんの診断と治療について(高田)
成績評価方法と基準
出席状況、レポート、課題への取り組みなどを総合して評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
発達障害作業療法学、発達障害作業療法学実習を履修しておくこと
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
テキスト
特に指定しない
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
病理学II
鴨志田 伸吾
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
内部障害学
傳 秋光、置村 康彦、高田 哲、伊藤 光宏
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
臨床医学の基盤ともいえる内科学を学びます。内科学には、循環器、呼吸器、消化器、代謝、内分泌、神経、血
液、腎・泌尿器疾患など極めて多数の疾患が含まれます。限られた時間ですべてを網羅して学習することは不可能
ですので、リハビリテーション医療の際に頻度的に多くみられる代表的疾患を中心にして、病因、病態、診断、治
療、予後を系統的に学習します。
本講義では単に医学的知識の習得のみではなく、患者の症状、身体所見、検査所見などから、いかに適切な診断・
評価が行われ、ケア、治療が行われるかを学びます。内部障害を理解することは、安全かつ効果的なリハビリテー
ションを行う上で必要不可欠です。
授業の概要と計画
オムニバス方式で後期に開講されます。
1.腎・泌尿器疾患 小児疾患(高田 哲)3回
2.関節疾患(塩澤俊一)1回
3.呼吸器疾患(医学科:西村善博)4回
4.血液・免疫疾患(伊藤光宏)2回
5.循環器疾患(傳 秋光)5回
6.代謝疾患、消化器疾患は、講義時間枠の都合上、老年障害学の授業で、傳秋光が行なう予定です。
成績評価方法と基準
1)定期試験成績と平常点(提出レポートなども含む)から、総合的に評価します。
2)オムニバス方式ですので、各教員の講義時間の持ち分割合が、大体の目安としての試験配点になります。各教
員分を足して100点満点とし、60点以上が合格の目安となります。望ましいことではありませんが、何名かの教員
分が6割に満たなくても、総合点で60点以上となり、合格ということはありえます。
3)高田哲教員担当分に関しては、小テストを行い定期試験成績に加味します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
患者さんに接する時には、単に診断名を知るだけではなく病因,病態を十分に把握し、予後を考慮に入れたリハビ
リテーション医療を行うべきであることを認識すること。医療従事者は、外見上健康そうなクライアントも診断さ
れていない内部障害をもつ可能性を念頭において従事することが将来的に必要となります。
オフィスアワー・連絡先
別途、一般周知用のプリント通りです。メール:傳教員はtsutou@kobe-u.ac.jp、その他の教員分は、そのプリント
を見てください。
学生へのメッセージ
医療は、内部障害を知らずして成り立たないのです。あらゆる分野において、本講義で学んだことが後で役に立つ
と思います。しっかりと勉学してください。
新カリキュラムとなってからは、講義回数の制限のために内容を網羅することが一層困難となっています。自学自
習の学習態度が望まれます。
主担当者の傳秋光は、PTやOTの弱点(?)をつぶさに見て来たリハビリテーション医療現場での内科医・リハビリ
テーション科医の経験を元に、優秀なPTやOTとなって欲しいという思いを込めて講義をいたします。
テキスト
1)傳教員担当分として、(1)三上真弘・石田暉編集. 「リハビリテーション医学テキスト」(南江堂)…これ
は、3年前期の老年期障害学でも使用します。(2)標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 内科学(第2版) 著
:大成 浄志 定価 6,300円 (本体6,000円+税5%) ISBN978-4-260-26624-6 2)他の教員分としても、下記の
最初に挙げた参考書のうち、「わかりやすい内科学」が教科書的存在です。各担当教員の指示に従ってください。
参考書・参考資料等
1)井村裕夫編「わかりやすい内科学」(文光堂)
2)その他として、下記の書籍を挙げておきます。
・高久史麿・尾形悦郎監修「新臨床内科学」(医学書院)
・松本恒明・他 総編集「内科学(第9版)」(朝倉書店)
開講科目名
担当教員
身体障害生活技術論実習
野田 和惠
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
発達障害作業療法学
担当教員
野田 和惠、篠川 裕子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
発達障害に対する作業療法に必要となる基礎知識(歴史的変遷・役割・発達的知識)を理解し、発達障害に対する
作業療法評価を理解し、その技術を習得する。
授業の概要と計画
1.
2.
3.
4.
5.
オリエンテーション(野田)、発達障害に対する作業療法概論
発達障害に対する基礎的知識(正常発達・疾患など)(1)
発達障害に対する基礎的知識(正常発達・疾患など)(2)
発達障害に対する基礎的知識(正常発達・疾患など)(3)
発達障害に対する基礎的知識(正常発達・疾患など)(4)
6. 発達障害に対する作業療法評価概論
7. 発達障害(運動機能障害)に対する作業療法評価(1)
8. 発達障害(運動機能障害)に対する作業療法評価(2)
9. 発達障害(運動機能障害)に対する作業療法評価(3)
10. 発達障害(運動機能障害)に対する作業療法評価(4)
11. 発達障害(精神・行動の障害)に対する作業療法評価(1)
12. 発達障害(精神・行動の障害)に対する作業療法評価(2)
13. 発達障害(精神・行動の障害)に対する作業療法評価(3)
14. 発達障害(精神・行動の障害)に対する作業療法評価(4)
15.試験
成績評価方法と基準
試験、出席状況、レポート、課題への取り組みなどを総合して評価する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先
野田:火12:00-13:30、研究室C409、電話/FAX796-4572、noda★kobe-u.ac.jp 篠川:研究室E806、電話/FAX796-457
8、sasagawa★people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
福田恵美子 編:標準作業療法学 発達過程作業療法学 医学書院
佐藤剛 編:作業治療学3 発達障害(改訂第2版)協同医書出版社
開講科目名
担当教員
義肢装具学
野田 和惠、古川 宏
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
作業療法にとって有用な技術である義肢・装具学について教授する。義肢装具の製作、適合判定、装着訓練につい
て講義ならびに一部の実習を行う。
本講義はすでに授業を受けている解剖学、生理学、運動学、臨床神経学、内科学、整形外科学、作業療法概論、作
業療法評価法等の知識をもっていることを前提としている。
授業の概要と計画
1.切断と義肢(1∼6)
2.装具学(7∼10)
3.装具製作実習(11∼15)
関連するキーワード:義肢、装具、スプリント(副子)、装着前訓練、適合判定
成績評価方法と基準
成績は出席、学習への取り組み、課題、期末試験によって総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
効率よく学習を進めるために、一部開講時間の変更を予定している。詳しくは授業の中で
説明する。
オフィスアワー・連絡先
野田研究室C409 直通電話番号 078-796-4572
E-mail:noda★kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:火 12:00−13:30
学生へのメッセージ
補完は時には大きな効果を発揮する援助方法である。疾病や障害と機器や補完手段の両方を知っている職種として
おおいに力を発揮することが望まれている。しっかり学んでほしい。
テキスト
川村次郎編集 義肢装具学第4版 医学書院 (ISBN 4-260-00510-4)
参考書・参考資料等
(社)日本作業療法士協会古川宏編『義肢装具リハビリテーション関連機器』 協同医書出版
(ISBN 4-763-92046-1)
開講科目名
担当教員
臨床神経学II
川又 敏男、牧野 邦彦
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
作業療法研究法II
安藤 啓司、関 啓子、橋本 健志、川又 敏男
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
精神障害リハビリテーション論
橋本 健志
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
小児疾病論
高田 哲
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
【目標】子どもの特徴は、常に発達・成長していることである。小児科学では、疾病を一つの臓器や器官にとどま
るものとしてではなく、子どもの生活環境に及ぼす影響をも含めて全人的な観点からとらえていく。本講義におい
ては、小児期にみられる疾病を概説するとともにその診断、治療方法について述べる。1)小児期の疾患の基本的病
態を知ること、2)子どもの発達の概要を知ること、を目的とする。
【科目の位置づけ】小児疾病論は、1年次に学んできた発達に関する基礎知識を基盤として、子どもの発達と病気の
成り立ちについて講義していく。【キーワード】発達と成長、小児期の疾患、病態生理
授業の概要と計画
1.オリエンテーション
2.小児の成長と発達
3.先天異常と染色体異常 4.先天性代謝異常
5.新生児の生理と適応
6.新生児にみられる異常
7.代謝異常と内分泌疾患
8.免疫・アレルギー性疾患
9.感染症及び呼吸器疾患、
10.血液・腫瘍性疾患
11.消化器疾患
12.循環器疾患
13.神経疾患(けいれん性疾患)
14.神経疾患(脳性マヒ、発達障害)
15.まとめ
成績評価方法と基準
・授業への参加態度、期末定期試験により評価する。
・確認テストの成績は、学期を通じた成績評価に加える。(欠席のときは0点となるので注意すること)
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
学生に対して多くの質問をするので、授業に対し積極的な態度で臨んでほしい。
また、毎回、前回の授業がどの程度理解できているか確認テストを行なうので、必ず復習をすること。
小児科学は、非常に多くの関連分野から成り立っている。一つ一つの細かな知識を大切にしながらも、発達の持つ
意味を包括的にとらえてもらいたい。
オフィスアワー・連絡先
内線4515 金曜日午後4時以降、satoshi @ kobe-u.ac,jp
学生へのメッセージ
子どもの発達を知ることは自分自身の歴史を振り返ることである。理学・作業療法に来る子どもたちのために基本
的な医学知識を学んでほしい。
テキスト
ナースとコメディカルのための小児科学(小児医事出版) ISBN 4-88924-152-3 C3047
参考書・参考資料等
NEW小児科学 南江堂 ISBN 4-524-22414-9 C3047
開講科目名
担当教員
職業・社会リハビリテーション
四本 かやの、山口 久尚
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
障害者の職業リハビリテーションを進めていく上で、作業療法がどのような役割をはたすべきか、ということを考
えるためには、障害者を取り巻く社会的・職業的な広い知識が要求される。つまり、ひとりの障害者の職業リハビ
リテーションに関与する因子は、個人の身体的・心理的・職業的な能力だけでなく、社会的因子(法律、人的・物
理的環境、福祉・労働政策など)が大きく関与することになる。このようなことに関する知識を深め、広い視野で
障害者を把握し、援助する能力を高めるために、講義する。
到達すべき目標は、職業の意義を知る、障害者の就労について理解する、職務分析を行う、就労に関する社会情勢
を知る、である。
授業の概要と計画
1.働くこととは(職業、職業関連活動概説)
2.障害者と職業
3.職業関連活動と作業療法
4.5.職務分析
6.障害者職業センター概要
7.障害領域別職業リハビリテーションの実際
関連するキーワード:職業、関連法規、職業リハビリテーション、近年の就労状況
成績評価方法と基準
レポート、出席状況、授業や実技中の態度、期末試験などによって総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義、調査、ディスカッションを含む授業であるから、出席が必須条件。特に講義の順は入れ替わることがあるの
で要注意。参考となるビデオを視聴しレポートを提出することもある。
オフィスアワー・連絡先
四本かやの
水12:00∼13:00
メールアドレス:yotumoto@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
職業リハビリテーションは医学的リハビリテーションよりも複雑な要素によって成り立ち、また時代とともに大き
く変化をしている。日ごろから障害者の医療・福祉・職業などに関する報道等に注目して情報収集することを勧め
る。さらに一般の就労環境、情勢についても知見を持っていることが望ましい。
テキスト
平賀昭信、岩瀬義昭編集:作業療法全書改訂第3版職業関連活動 協同医書出版社
参考書・参考資料等
松為信雄、菊池恵美子編集:職業リハビリテーション学改訂第2版 協同医書出版社
開講科目名
担当教員
言語障害学
関 啓子、熊倉 勇美
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
精神医学各論
橋本 健志
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
画像診断解析学
傳 秋光
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
1)近年,画像診断法の進歩はめざましく,臨床医学の現場において重要な位置を占めるようになって来ました。人
体各部位のX線画像診断,また,CTスキャン,MRI,超音波の画像診断に際しては正常なのか異常なのかといった病
変の有無が判断され,次に解剖学的局在診断,可能な場合は病理組織学的鑑別が試みられます。従って,特に医師
には正常解剖や疾患に関する広範囲の知識が必要となりますが,その他の医療従事者にとっても担当する患者さん
が今どのような病態にあるのかを把握した上でそれぞれの専門分野での対応(検査技術科学専攻学生にあっては生
理検査)が要求されることになります。講義では主として実用に直結する頭部・胸部などの画像診断法を、内科医
兼リハビリテーション科医の立場から行いたく思っています。
2)ハイテク医用画像の目で体内の世界を探求し,人の体はどうなっているのか,病気とは何か,各自の専門領域で
の対応はどうすればよいかを考える機会の一助となって欲しく思っています。 少なくとも研修医と同レベルの知識
獲得をしていただきたく思っています。
授業の概要と計画
単純X線写真,CT,MRI,超音波画像などの概論と,順次、脳・肺・心臓といった部位別の講義を行ないます。脳血
管障害・肺疾患・心疾患といった疾患別をキーワードにして行ないます。可能な限り、消化器系にも触れたく思っ
ています。
成績評価方法と基準
授業中に行なう数回の小試験(各100点満点)の平均点60点以上を合格の最低点とし、評価する予定です。学期末
試験で評価するには余りにも広範囲のため、このような評価方法とします。よほど熱心に小刻みに勉強しないと単
位の取得は困難かも知れませんが、基本的には講義内容と教科書そのものが主体です。毎年、看護学生の中には受
講困難な中、受講希望者がいます。実習の為の未受講分は別途配慮予定ですので、相談ください(追試験や課題を
指示します)。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
1)とうてい全ての画像診断を、人体各部位にわたって実用性を得るまで講義することは不可能です。他の講義で学
んだことも参考として講義を受け,興味の出た学生には更に自学自習などが望まれます。
2)講義は配布するプリントとビデオ類を主体に行ないます。教科書の重要個所も適宜指摘します。
3)数回の小試験は教科書から問題を作成して出題することも取り入れます。そのためにも、教科書は必需です。
4) 例年、看護学生は実習の都合で当初の講義が受講できない場合があるようです。相談ください。
オフィスアワー・連絡先
別途、一般周知用プリントを参照してください。E-メールの場合は、tsutou@kobe-u.ac.jp です。
学生へのメッセージ
1)CTやMRIや超音波のない時代の医学教育を受けた者が、独学と臨床経験をもとに講義します。進歩する医療
に対する1人の先人の、生涯学習の姿勢を学んで欲しく思います。同時に、種々の画像診断を通じて正常や病理解
剖学的情報を知り、専門的対応の一助として欲しく思います。2)単なる知識の切り売りは本意ではありませんが、
将来的にも講義プリントと教科書はきっと役立つはずです。なお、教科書指定したものは医学生に人気の高い書籍
です。
テキスト
1)ゼッタイわかる頭部写真の読み方(第4版)百島祐貴著. 医学教育出版社. 3885円(ISBN978-4-87163-433-5.)
2)ゼッタイわかる胸部写真の読み方(3版)百島祐貴著. 医学教育出版社. 4935円(ISBN978-4-87163-388-8.)
3)(上記は必需。その他、強いてではなく、金銭面に余裕があれば、同社の同シリーズの腹部写真の読み方Part.1,
Part.2. やMRIの読み方、および画像診断コンパクトナビ。強いては、購入不要。)
参考書・参考資料等
1)改訂版 国試画像診断突破マニュアル 監修 平松京一 (メジカルビュー社)
2)高島 力・佐々木康人監修:「標準放射線医学」(第6版)(医学書院)
開講科目名
担当教員
身体障害作業療法学実習
種村 留美
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
身体障害作業療法学等で学習した基礎知識をもとに、筋力・関節可動域・知覚・手の機能、高次脳機能に問題をも
つ障害者を的確に評価し、治療計画をたて、治療を実施する過程を実習する。また、代表的な患者に対する作業療
法の評価・治療方法の実際を体験学習する。疾患として脳血管障害、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変性・脱髄疾
患、外傷による末梢神経障害、頭部外傷を取り上げる。本講義はすでに授業を受けている解剖学、生理学、運動
学、整形外科学、臨床神経学、作業療法槻論、作業療法評価法等の知識をもっていることを前提としている。
授業の概要と計画
1.疾患別作業療法の評価・治療学
3.脳血管障害の評価、治療計画、治療の実際1
4.脳血管障害の評価、治療計画、治療の実際2
5.脊髄損傷の評価、治療計画、治療の実際
6.失調症の評価、治療計画、治療の実際
7.末梢神経損傷の評価、治療計画、治療の実際
8.慢性関節リウマチの評価、治療計画、治療の実際
9.パーキンソン病の評価、治療計画、治療の実際
10.高次脳機能障害の評価、治療計画、治療の実施
11.12.実技テスト
成績評価方法と基準
成績は出席、実習態度、実技テスト(期末試験)で判定する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
授業・実習に当たっては、教科書をよく予習して臨むこと。多くの実技を体得するためには、予習によって、円滑
に進めることが重要である。実習は積極的な実習態度が必要であり、繰り返しの体験学習が必要である。授業終了
後は、必ず実技の復習を行うこと。教科書を中心に進めるが、ビデオ、スライド等視聴覚を使って具体的なイメー
ジをもち、関心をもてるように講義する。臨床実習で使用する実習着と運動靴で行う。
オフィスアワー・連絡先
種村研究室E606 直通電話番号078-796-4573 E-Mail: rumtan@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
既に別々に学習した基礎医学、臨床医学、作業療法は相互に関連しているので繰り返し復習すること。特に解剖
学、運動学、整形外科学、リハビリテーション医学、臨床神経学、作業療法学の知識を憶えていることを前提とし
て講義をする。
テキスト
〔教科書〕田崎義昭『ベッドサイドの神経の診かた』 (南山堂)
石川・古川編『図解作業療法技術ガイド』 (文光堂)
菅原洋子編『作業療法全書 身体障害』
(協同医書出版) 参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
リハビリテーション医学
平田 総一郎、橋本 健志、川又 敏男
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
精神障害作業療法評価学
四本 かやの
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
精神障害における評価とは何か、どのように行うのかということについて学ぶ。従ってこの授業履修後には、精神
障害領域で使用される評価法についての一般的知識と、精神障害作業療法領域で使用される評価法について理解
し、実施できるようになることが目標である。
授業の概要と計画
1 オリエンテーション・評価学の復習
2∼7 精神科で行う評価
8∼10 周辺の評価手法と解釈
11∼14 地域における精神障害領域の評価と支援
15 まとめ
成績評価方法と基準
成績は、出席、授業への参加・貢献、課題、試験などの総合的評価とする。最終回にまとめ試験を予定している。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義主体の科目であるが、内容を理解し、実施できるようになるには演習形式での学習や、授業時間外での準備・
学習が必要となる。
オフィスアワー・連絡先
水12:10∼13:10
他の時間でも予めメールにて連絡可能。
四本かやのyotumoto@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
学生同士で検査などを実施する場合には、相手との相互作用で学習効果に差が出ることが予想されるため、一人ひ
とりの意欲が大切になるだろう。授業は学生のものです。楽しんで参加してください。
テキスト
1.日本作業療法士協会編著:作業療法学全書第2版 第3巻作業療法評価学 協同医書出版社
2.山根寛著.精神障害と作業療法第2版、三輪書店
参考書・参考資料等
香山明美他編、精神障害作業療法、医歯薬出版
小林夏子編、精神機能作業療法学、医学書院
日本作業療法士協会編著:作業療法学全書第2版 第5巻 精神障害
開講科目名
臨床実習II精神障害評価
担当教員
四本 かやの、篠川 裕子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
この実習では実際に臨床現場へ出向き、学生が対象者の障害状況を調べる。学内の講義・実習等で身につけた知識
や技術を再確認したり深めたりすることを期待する。期間中は対象者への面接、グループ観察、作業を用いた介入
など実際に行い情報収集をする。また、保健学科とは違った環境である臨床現場へ長時間滞在することで職業準備
性の向上も目的としている。到達目標は、1)対象者と望ましい関わりをもつことが出来る、2)対象者の情報を
得て、それを他者に提示することが出来る、3)面接、グループ観察、作業を用いた介入ができる、4)面接、グ
ループ観察、作業を用いた介入の結果を考察できる、5)臨床現場に慣れる、である。
授業の概要と計画
後期の後半、各協力病院へ出向き対象者の面接、グループ観察、作業を用いた介入を行う。
臨床での実習が終了した後、(評価)結果、結果の解釈、指導者からの指導内容や理解したことを1枚程度にまとめ
て提出する。また、最終日には保健学科にて各学生が発表する。
面接、グループ観察、作業を用いた介入の3種類の課題を経験する。
成績評価方法と基準
出席状況、臨床実習中の取り組み姿勢、臨床現場における対象者との接し方、面接、グループ観察、作業を用いた
介入時の技術、提出物、発表内容などから総合的に判断する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
病欠などで臨床の機会を失することの無いよう、日頃から体調管理には十分注意しておくこと(体調管理も医療従
事者としての取り組み姿勢として重視する)。
個人情報の取り扱いに十分注意すること。
臨床実習1、作業療法評価学、精神障害作業療法評価学の単位取得済であること。精神保健作業療法学1、精神保健
作業療法学2、精神保健作業療法学1実習は単位取得済であることが望ましい。精神保健作業療法学2実習は履修済
み、もしくは履修中であることが望ましい。
臨床現場での実習に際して、評価学関連の科目を十分に復習・練習しておくこと。
臨床現場における実習であるため、成績不可時の再実習は次年度となる。
オフィスアワー・連絡先
オフィスアワー:メールにて予約を取れば随時対応可能。
四本かやの メール:yotumoto@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
これまでに学んだ知識や技術を実際の対象者へ適応し、その内容に関する指導を対象者の担当作業療法士から受け
ることができる。従って、対象者の厚意を裏切らぬよう、また指導者である作業療法士の貴重な時間を無駄にしな
いよう、実習生として誠実にかつ真摯な態度で実習に取り組んでほしい。
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
精神障害作業療法学関連の書籍・文献。3年次前期までの講義・実習科目で用いられた教科書・参考書すべてが対
象となる。また、実習先の対象者が抱える問題によっては、別途文献の収集などが必要である。
開講科目名
担当教員
臨床実習III身体障害評価
種村 留美、長尾 徹、野田 和惠、内田 智子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
この実習では実際に臨床現場へ出向き、学生が対象者の障害状況を調べる。学内の講義・実習等で身につけた知識
や技術を再確認したり深めたりすることを期待する。期間中は面接による情報収集や、関節可動域測定などの検
査・測定を実際に行う。また、保健学科とは違った環境である臨床現場へ長時間滞在することで職業準備性の向上
も目的としている。到達目標は、1)対象者と望ましい人間関係を持つことが出来る、2)対象者の情報を得て、
それを他者に提示することが出来る、3)検査・測定を正確に実施できる、4)検査・測定の結果を考察できる、
5)臨床現場に慣れる、である。
授業の概要と計画
(1)前期に神戸大学附属病院で対象者と接する(面接)。(この実習内容のまとめおよび振り返りは、身体障害
評価学実習の科目にて行う)
(2)後期の後半、各協力病院へ出向き対象者の検査・測定を行う。(臨床での実習が終了した後、検査用紙(評
価結果)、結果の解釈、指導者からの指導内容や理解したことを1枚程度にまとめて提出する。また、最終日は保
健学科にて各人が発表する)
運動機能系、反射・感覚系、知能・認知系、ADL(観察を含む)の4種を少なくとも各1回は経験する。
成績評価方法と基準
出席状況、臨床実習中の取り組み姿勢、臨床現場における対象者との接し方、検査・測定の技術、提出物、発表内
容などから総合的に判断する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
病欠などで臨床の機会を失することの無いよう、日頃から体調管理には十分注意しておくこと(体調管理も医療従
事者としての取り組み姿勢として重視する)。
個人情報の取り扱いに注意すること。
臨床実習I、作業療法評価学、身体障害作業療法評価学の単位取得済であること。精神障害作業療法評価学は単位取
得済であることが望ましい。身体障害作業療法評価学実習は単位取得済または履修登録しておくこと。臨床現場で
の実習に際しては評価学関連の科目を十分に復習・練習しておくこと。
臨床現場における実習であるため、成績不可時の再実習は次年度となる。
オフィスアワー・連絡先
事前に電子メールにて予約を取れば随時可能です。
研究室:C-507、電話&FAX:078-796-4570、E-mail : nagao@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
学んだ知識や技術を実際の対象者へ適応するため、貴重な時間や対象者の厚意を裏切らぬよう、真面目で誠意を
持った態度で取り組むこと。
4年次の臨床実習IV・Vの準備となる内容でもあるため、実習内容を十分に活かして欲しい。
テキスト
特に定めない。
参考書・参考資料等
身体障害作業療法学関連の書籍・文献。2年次の講義・実習科目で用いられた教科書・参考書すべてが対象とな
る。また、実習先の対象者が抱える問題によっては、別途文献の収集などが必要である。
開講科目名
担当教員
老年期障害作業療法学
種村 留美、篠川 裕子、西本 寛、島 真理子、鈴木 雅晴
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
老年期は、生物学的には心と体に様々な変化が生じ、社会的にも仕事や親役割の終了、祖父母役割の開始など、人
生の完成期である。老年期の作業療法では、高齢者のこれまでの役割を理解し、病気や心身の衰退によって生じる
その変化に対応した介入技術を提供する。本授業では、老年期における生涯発達の理解と評価、介入計画と実施、
地域における作業療法の役割について学ぶ
授業の概要と計画
1.生涯発達(種村) 1回
2.老年期の特徴 1回
3.老年期の評価
2回
4.我が国における高齢者施策 1回
5.老人保健施設での作業療法(島) 2回
6.地域リハビリテーション;発達(篠川) 2回 7.地域リハビリテーション;老年期(鈴木) 2回
8.高齢者と家族への対応(西本) 2回
9.高齢者に対するレクリエーション
2回
成績評価方法と基準
成績評価は、講義内容の成績とともに、出席、発表、レポート並びに授業中の態度、発言等を基に総合的に行う。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
一部、フィールドで勤務する外来講師による授業を行い、具体的な老年期作業療法についてのイメージを高める。
オフィスアワー・連絡先
種村研究室 E606 078-796-4573
E-mail:rumtan@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
老年期障害学について十分復習を行っておくこと。
テキスト
作業療法学全書 第7巻 作業治療学4 老年期
協同医書出版
参考書・参考資料等
浅海奈津美編 老年期の作業療法 三輪書店
村田和香編 作業治療学4 老年期 協同医書出版
開講科目名
担当教員
スポーツ医学
三浦 靖史
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
スポーツ(sport)の語源は、中世の英語のdesportあるいはdisportの短縮語に由来し、「おもしろく遊ぶ、仕事を
やめる」などの意味であり、スポーツの本質は、「気晴らしや娯楽」ということにあります。日本では、スポーツ
は、主に激しい運動競技として考えられていますが、スポーツ医学は、運動に関する医学として、この両者を幅広
く対象としています。ですので、運動に対する生理学から、健康づくり、スポーツ障害まで様々な内容を扱いま
す。スポーツ障害には、いわゆる整形外科的疾患ばかりでなく、近年のスポーツ振興により中高年の内科的な障害
が増えています。
本講義では、運動による生体の反応を利用した生活習慣病の予防から、スポーツ障害の病態や治療の実際まで、
スポーツ医学の知識を広く習得して、自分が興味を持つスポーツの競技能力の向上、スポーツ支援、スポーツ外傷
の予防と治療に役立つ能力の獲得を目標とします。
授業の概要と計画
1.スポーツ医学総論:生理学、運動による健康づくり、熱中症
2.健康管理・スポーツ栄養学
3.部位別スポーツ障害(1):内科的障害、貧血、オーバートレーニングなど
4.部位別スポーツ障害(2):上肢
5.部位別スポーツ障害(3):下肢
6.部位別スポーツ障害(4): 脊柱・体幹
7.女性のスポーツ医学
8.競技別スポーツ障害
9.スポーツと精神医学
10.障害者のスポーツ医学
11.メディカルチェック・ドーピング
12.高圧低圧環境下のスポーツ障害
13.スポーツにおける救命救急処置
14.スポーツ医学に関する討論会
成長期のスポーツ医学、中高年のスポーツ医学などは各論のなかに取り入れます。
以上の項目は、必ずしも講義の順ではありません。初回にスケジュールを説明します。
成績評価方法と基準
基本的に定期試験と討論会の内容で判定します。
自主研究としてレポートを提出するなどの積極的な授業態度に対して、別途加点します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義は主にパワーポイントを使用し、レジメを配布します。
プライバシーに配慮したうえで、各自のスポーツ外傷やボランティア活動などの経験に基づく討論会をして頂く予
定です。討論会は試験の一部となりますので必ず出席してください。正当な理由のない欠席は試験放棄と見なしま
す。
オフィスアワー・連絡先
毎週月曜日10:00-17:00(講義時間帯を除く)、それ以外でもメールで連絡の上、随時訪室してください。
メールアドレス:miura@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
講義内容は、理学療法学専攻の学生向けに限定されたものではなく、どの学生にも、有用かつ理解し易い講義と
なるように心掛けていますので、選択科目である作業療法学専攻の学生、あるいは、単位にはなりませんが、講義
の重複がなければ、看護学専攻や検査技術科学専攻の学生も聴講として、受講してください。聴講される場合に
は、資料印刷の都合上、事前に連絡を頂けると助かります。
スポーツの時事の話題を随時取り上げていきますので、学生さんの積極的な授業参加を期待しています。その
他、スポーツ外傷に関する個人的相談に乗ります。
テキスト
(1)日本体育協会指導者育成専門委員会スポーツドクター部会監修「スポーツ医学研修ハンドブック 基本科目」(分
光堂)定価3,500円+税 (ISBN4-8306-5141-5)
(2)日本体育協会指導者育成専門委員会スポーツドクター部会監修 「スポーツ医学研修ハンドブック 応用科目」
(分光堂)定価4,500円+税 (ISBN4-8306-5142-3)
以上の教科書は、授業中には一部しか使用しませんので、購入は必須ではありませんが、将来スポーツ関連の仕事
に興味がある学生には、非常に有用ですのでお薦めします。
参考書・参考資料等
月刊誌(臨床スポーツ医学など)やマスコミ報道などから、適宜、最新の情報を収集して下さい。
開講科目名
担当教員
精神保健作業療法学I
四本 かやの
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
この授業のテーマは精神保健(メンタルヘルス)と作業療法である。精神保健の基本概念、精神の健康・障害、そ
の歴史的変遷を学び、その中での作業療法の位置づけ、特性などに関する知識を得る。目標はテーマに関する知識
を得ることだけではなく、それを基礎に精神保健について説明できるようになることである。
授業の概要と計画
1.オリエンテーション、精神保健の基本概念
2.精神保健の課題
3.精神の健康と精神障害
4.∼8.精神医療の歴史的流れとその中での作業療法
9,10.現在の精神保健システム
11.∼14.自治体における精神保健行政
15.まとめ&テスト
成績評価方法と基準
成績は、出席、授業への参加・貢献、課題、試験などの総合的評価とする。最終回に試験を予定している。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」しっかりと精神医療の歴史、精神科作業療法の歴史を学び、大きな視野
で現在の精神保健行政をとらえられるようにしましょう。講義形態の授業は少なく、テーマにそった課題に取り組
む方法で授業は進行します。学生一人ひとりの主体的取り組みが要求されます。
オフィスアワー・連絡先
水12:10∼13:10
他の時間でも予めメールにて連絡可能。yotumoto@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
学生自身の精神保健が重要なことは理解していると思いますが、時際に自分の特性に気付き健康維持ができる学生
がどれほどいるでしょうか。対象者の(精神)保健を扱う職種に就くためにも、自分自身の振り返りや気づきが重
要です。この授業を通して学生自身の精神保健に関する実践力が向上することを期待します。
テキスト
1.秋元・冨岡編著:新作業療法の源流 三輪書店
ISBN4-8950-008-8 C4369E
参考書・参考資料等
2. 秋元波留夫・上田敏: 精神を病むということ 医学書院
開講科目名
担当教員
在宅援助論
種村 留美、大浦 由紀、相良 二郎
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
目標;本科目の目標は、地域に住む高齢者や障害者が、人として自らの生活を構築するこことを、具体的に支援す
る方法を考えられるようになることである。従って、日本の地域社会や地域リハビリテーションの現状を知るこ
と、そのために必要な知識である、福祉施策、生活環境整備、在宅ケアマネジメント、地域におけるケアシステム
について学習する。
授業の概要と計画
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
在宅援助についての知識
福祉施策と福祉資源
ケアマネジメントの実際(大浦)
福祉資源の実際(大浦)
生活環境整備1(相良)
生活環境整備2(相良)
見学実習(セキスイハウス納得工房)
成績評価方法と基準
成績の評価は、主に発表、授業態度、出席、レポートで総合的に判定する
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
注:1、2回は調べて発表を行う。
7回目はセキスイハウス納得工房に見学に行き1週間以内にレポート提出すること。
オフィスアワー・連絡先
種村研究室 E606 078-796-4573
rumtan@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
参考書・参考資料等
地域作業療法学(作業療法学全書) (単行本)
太田睦美 (著, 編集), 日本作業療法士協会 (監修)
開講科目名
担当教員
臨床神経学III
川又 敏男、牧野 邦彦
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
身体障害作業療法評価学
長尾 徹、内田 智子
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
身体障害に対する作業療法領域における評価について学ぶ。
本講義では、評価の目的・意義を学んだ後、主によく用いられる評価法について学習していく。
講義終了時には、
作業療法の評価の位置づけを理解していること
各評価法の特徴が概説できること
各評価法の実施方法を理解していること
が求められる
授業の概要と計画
1.評価とは、評価の目的、
2.評価の手順と測定の種類
3.検査測定の条件と作成・実施上の注意点
4.測定の尺度、測定結果の記録
5.効果判定
6.観察と面接
7.評価技法 関節可動域測定
8.評価技法 徒手筋力検査
9.その他の運動機能検査
10. ADL・知的情緒的側面・高次神経機能障害領域の評価
成績評価方法と基準
期末試験、レポート、出席状況、授業中の行動などによって総合的に評価する。授業を欠席した場合は総合得点か
ら減点する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
教科書の作業療法評価法(協同医書出版社)は毎回持参のこと。
「新・徒手筋力検査法」(協同医書出版社)については、後期に開講される「身体障害作業療法評価学実習」でも使用
する。指示があるまで持参しなくてよい。
オフィスアワー・連絡先
事前に電子メールにて予約を取れば随時可能です。
研究室:C-507、電話&FAX:078-796-4570、E-mail : nagao@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
日常生活の中で、人間の体、特に手の動きや行動全体を観察する習慣をつけることを勧める。
テキスト
日本作業療法士協会編著「作業療法学全書〈第3巻〉作業療法評価学 (改訂第3版)」(協同医書出版)ISBN:97
84763921208
Daniels and Worthinghams著(津山直一 訳)「新・徒手筋力検査法」(協同医書出版社)ISBN:978476390036
4
参考書・参考資料等
なし
開講科目名
担当教員
高次脳機能障害学II
関 啓子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
基礎作業学実習III
四本 かやの
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
「基礎作業学」「基礎作業学実習?T」「基礎作業学実習?U」の履修後、それに連続した形で、この科目が進め
られる。作業療法の主たる治療手段である各種の作業活動の技術を学習する。さらに、平行して進められている他
の作業療法専門科目の知識・技術を自ら統合し、様々な対象者・障害状況にどの様に作業活動を適用すべきかを考
える。そのため、学生は活動中の自分および他の学生の運動、動作、行為を観察し、また自らの、そして他者の心
理状況の変化を内省、または推察しながら分析すると同時に、他の作業療法専門科目での知識を整理し、対象者の
諸々の側面を治療的に操作する技術について体験的に学習する。
到達すべき目標は、作業活動の体験、作品の提出、活動の分析ができる、適切な道具の使用ができる、適切な道
具の管理ができる、である。
授業の概要と計画
1.∼3. 木彫(活動分析を含む)
4.∼5. モザイク
6.∼8. 銅版細工
9.∼12.治療的レクリエーション(セッション計画・立案・実施・フィードバック)
関連するキーワード:木彫、モザイク、銅版細工、治療的レクリエーション、活動分析、観察
成績評価方法と基準
作品の完成度、活動分析、出席状況、授業中の行動などによって総合的に評価する。
試験は実施しない。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
すべてが実技のため出席が必須条件。作品を完成させるためには、授業時間以外も利用しなければならないことも
ある。可能な限り多くの機会をとらえて芸術、手芸、スポーツ、レクリエーション、ゲームなどを体験することを
勧める。また、その際の人の運動学的、心理学的観察を心がけていることで、授業の理解が進みやすい。決して文
化教室のような手工芸技術を会得することのみではないので注意すること。
オフィスアワー・連絡先
四本かやの
yotumoto@kobe-u.ac.jp
予めメールでご連絡ください
学生へのメッセージ
作業種目により順番が入れ替わる可能性があるので、情報に注意してください。実際の作業を経験することと対象
者に介入するための手段として用いることを意識して取り組んでください。作業によっては服装などの注意も必
要。
テキスト
1.岩瀬義昭 編著:基礎作業学実習ガイド−作業活動のポイントを学ぶ−、協同医書出版社
(ISBN 4-7639-2113-4)
2.寺山久美子監修:レクリエーション改訂第2版 三輪書店(ISBN4-89590-216-1)
参考書・参考資料等
1. 作業療法学全書改訂第2版、第2巻基礎作業学、協同医書出版社(ISBN 4-7639-2075-8)
2.松元義彦著:手作り自助具の工作技術、三輪書店( ISBN4-89590-213-7)
開講科目名
担当教員
基礎作業学実習I
野田 和惠
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
作業療法の主たる治療手段である各種の作業活動の技術を学習する。
選択された作業活動の準備から作品の完成に至るプロセスを、学習者自ら体験学習し、完成するまでの作業活動時
間や難易度などについて習熟する。
各種活動において、
1.どのような活動の過程を通して、
2.対象者の身体的機能・精神的機能・社会的機能のいかなる部分に関与するのか、
3.作業療法士がそれらをいかに治療に結びつけていくのか を学習する。
この科目の到達目標は以下の4点である
1.作業療法の中での作業の役割について理解する。
2.作業活動を自分で行うことができる。(資料を見て準備しておき、時々資料を見ながら製作もしくは指導できる
程度に習熟する)
3.自分や他者への作業活動の影響について知る。
4.作業療法を実施する上での環境整備について、基礎的なレベルで整えることが出来る。
授業の概要と計画
・籐細工 3回
・刺繍(刺し子、クロスステッチ) 2回
・マクラメ、編み物(棒針編み、かぎ針編み) 4回
・織物、スプール・ウィービング(Spool Weaving) 2回
・七宝焼き 1回
関連するキーワード:編む、針仕事、結ぶ、織る、七宝焼き、作業体験、作業指導、作業環境
成績評価方法と基準
規定課題と自由課題の作品の完成度、出席、材料・設備・道具の管理、実習の参加度合いなどによって総合的に評
価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
作品を完成するためには、実習時間以外も利用して活動しなければならないことも少なくない。計画的な作業活動
が望まれる。
オフィスアワー・連絡先
野田研究室C409 直通電話番号とFAX 078-796-4572 E-Mail: noda★kobe-u.ac.jp
オフィスアワー:火12:00−13:30
学生へのメッセージ
手工芸を中心に学習する。課題に追われることなく、まず「作業活動」そのものを楽しんでほしい。そして「作業
活動」の持つ意味をじっくり考える機会になることを期待している。
テキスト
プリントを配布する。
参考書・参考資料等
鷲田孝保編集:作業療法学全書改訂第2版、第2巻基礎作業学:協同医書出版社ISBN4-7639-2075-8
山根寛他著:ひとと作業・作業活動:三輪書店ISBN4-89590-097-5
開講科目名
担当教員
精神保健作業療法学II実習
四本 かやの
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
現在のところ、精神保健分野の作業療法の大部分は医療施設内で行われている。
この授業ではその臨床で行われている実際の精神科作業療法の流れを、事例を通して学ぶ。作業療法に処方され
た対象者はどのような状態にあるのか、初めて作業療法士と出会う対象者に作業療法士として何をするべきか、又
は何をしてはならないか、作業療法の評価の方法とその注意点、計画の立案の方法、実施に向けての準備、対象者
の疾患や回復段階によるアプローチの違い、等々を具体的に、毎時間学んでいく。4年時の臨床実習で、対象者の前
に立ち指導者の助言を受けながら、作業療法をはじめられるようになることが、目標である。
授業の概要と計画
第1回 オリエンテーション
第2回 事例1:評価(情報収集・評価のポイント)
第3回 事例1:評価(評価のまとめ・全体像の把握)
第4回 事例1:作業療法計画(問題点抽出・整理、計
画立案)
第5回 事例1:作業療法プログラム(具体例)
第6回 疾患別作業療法のポイント(内因性精神病)
第7回 疾患別作業療法のポイント(人格障害・神経
症・依存症など)
第8回 事例2:評価
第9回 事例2:評価のまとめ・治療計画
第10,11回 面接(インタビュー)実習:在宅精神障害
者を対象に
第12回 面接実習振り返り、まとめ
成績評価方法と基準
学期末試験を実施する予定であるが、実習科目なので出席とその取り組みが重視される。
特に授業や自分自身の課題への取り組み、提出課題、小テストに注目し、この科目の達成目標に対し総合的に判断
する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
精神保健作業療法学実習・精神医学各論(3年前期)が履修済みのこと。
作業療法の流れにそって授業が進むので、欠席すると、その先が理解できなくなる。
健康に留意し欠席のないようにしてほしい。特に第10回以降の実際の面接ではそれまでの授業での成果を発揮で
きるよう準備することが望まれる。
オフィスアワー・連絡先
四本かやの(yotumoto@kobe-u.ac.jp)
学生へのメッセージ
学生一人一人がこれまで学んだすべての知識・経験を元に、考え、意見を出し合い、再び考えると言うプロセス
が繰り返されるので、課題に積極的に取り組むことを期待します。
臨床に出て対象者の前に立てる自分をイメージしながら、日々変化していきましょう。
テキスト
1.冨岡詔子編集、日本作業療法士協会監修:作業治療 学2精神障害(作業療法全書改訂第2版第5巻) 協同医書出版社 3400円 ISBN:4763920782
2.山根寛、精神障害と作業療法第2版 三輪書店 3700円 ISBN:489590184
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
運動学実習II
小野 玲、平田 総一郎、内田 智子、藤野 英己
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
運動学はリハビリテーションの根幹をなす学問のうちの1つであり、正常運動に対する深い理解があってはじめ
て、運動や動作の障害を知ることができます。
目的:正常運動に関する理解を深め、専門科目の基礎固めを行う
目標:
解剖・生理・運動学の知識に基づいて、運動・動作について理解する。
基本的な動作を分析する複眼的視点を獲得する。
運動や動作を記述し、説明する能力を獲得する。
授業の概要と計画
静止位の観察と記述
リーチ動作
歩行分析に関する事前学習の発表
正常や障害モデルの歩行分析
歩行指標の測定
正常歩行のビデオ分析
高齢者の歩行ビデオ分析
整形外科患者の歩行ビデオ分析
中枢神経患者の歩行ビデオ分析
正常スプーン動作
成績評価方法と基準
出席状況、態度、レポート、発表を評価の材料とします。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
解剖や運動学の教科書を持参して参照すること
課題予定を読み考えたうえで、適切な服装を準備して来ること
実習中に空き時間があれば有効に利用し、毎回の実習時間内にその日の課題レポートを完成させるよう努力するこ
と
オフィスアワー・連絡先
金曜13:00-14:00
hirata@eagle.kobe-u.ac.jp
予約することが望ましい
学生へのメッセージ
実習に臨む態度として、積極的に課題に挑戦する気構え・姿勢を求める
手持ちの解剖・生理・運動学の教科書や図書館の資料を読み、課題から何が求められているかを深く考えることが
望まれる
テキスト
なし
参考書・参考資料等
「基礎運動学」中村・齋藤・長崎著 第6版 医歯薬出版 ISBN:4263211537
「観察による歩行分析」月城・山本・江原・盆子原訳 医学書院 ISBN:4260244426
開講科目名
担当教員
解剖学実習III
三木 明徳、荒川 高光、三浦 靖史
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
作業療法総合実技特論
種村 留美、作業療法学専攻全教員
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
臨床実習で患者、障害者、高齢者等に接する前段階として、医療に関する知識や技能のほか、人格面でも作業療法
士にふさわしい資質を備えているかを試す共通試験を行う。
「臨床実習開始前の学生評価のための共用試験(OSCE)(作業療法版)」で知識と問題解決能力をみる即答式試験と
技能や患者への応接態度をみる実技試験からなる。
学生の学力、態度、技能を見抜きフィードバックを行い再教育の機会を与える予定である。
授業の概要と計画
集中講義形式で1週間で3分野の試験を行う。作業療法学専攻全教員が3分野に分かれて担当し試験と結果分析を
行い、後日、各個人にフィードバックを行う。
試験日程、教室については後日掲示する。
成績評価方法と基準
学力試験、実技試験、応接態度の結果を総合して評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
臨床実習用白衣、靴で受験すること
3年後期履修する他のすべての科目を単位取得見込みであること
オフィスアワー・連絡先
主担当教員連絡先 E606 078-796-4573
Email:rumtan@people.kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
テキスト
なし
参考書・参考資料等
開講科目名
担当教員
卒業研究
三浦 靖史、橋本 健志、作業療法学専攻全教員
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
通年
4単位
開講科目名
担当教員
IPW統合演習
田村 由美、細名 水生、四本 かやの、堀江 修、
白川 卓、野田 和惠、荒川 高光
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
本科目は、保健学科、医学科学生とともに学習してきた IPWの総合的な力をつける科目として位置づけられる。本
科目では、将来、それぞれが専門性を発揮し、専門職としての役割を果たして、医療チームの一員として疾病や障
がいがある人(患者・当事者)とその家族を中心とした、安全で安心かつ質の高い医療・ケアを行うために、専門領
域の異なる学生メンバー間で目標を共有し、ディスカッションを行い問題解決の過程を体験的に学習することを通
して、自己・他者の専門性を尊重し、相互理解を深め、チームで協働することの意義を理解することを目指す。
授業の概要と計画
学習目標:
1)チーム内で情報を共有できる。
1) 関連する他の保健医療職の視点、専門性や役割を理解することができる。
2) 問題・課題に関連した臨床的知識を理解することができる。
3) 患者ケアについて医学的視点にとどまらず全人的(ホーリスティックな)視点で考えることができる。
4) リーダーシップ、メンバーシップを発揮し、チームとして建設的なディスカッションを勧めることができる。
5) 他の職種と連携・協働してチーム医療を行うことの重要性を理解することができる。
6) 学習経験を振り返り(リフレクション)次の行動(アクション)の準備ができる。
医学科、保健学科、薬学部の異なる専攻からなる学生グループで、提示されたシナリオを基にチュートリアルに取
り組む。
本科目は次の期間に集中して行う:平成22年12月13日(月)∼17日(金)
チュートリアル2回とグループ学習、自己学習をとおして学習を深め、グループ発表会で学習を共有する。学生は3
9グループに分かれ、さらに13グループずつの3組(A,B,C組)に分けて、組毎に時間差で教室を利用し学習を
進める。
*詳細は別途配布するIPW演習要項参照のこと
成績評価方法と基準
各学生グループ担当教員による評価を参考に医学科、保健学科、神戸薬科大それぞれの担当教員が最終評価を行
う。評価は、出席度、グループ学習への参加度、課題に対する学習の準備生、グループ発表、まとめのレポートな
どから総合的に評価する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
この科目は、保健学科における1年次から4年次までの共通特論科目、すなわちIPW教育科目の最終科目となる。IP
W教育の原理原則:「人としての相互尊重を基盤にしてお互いが学習の場をともにし、お互いからお互いについて
学び合うことである」ことを意識して積極的な知の相互作用を期待する。
オフィスアワー・連絡先
学生へのメッセージ
本科目は、複数の専攻学生とともに、シナリオの当事者の視点から問題解決をしていく学習である。重要なのは、
自己に気付き、他者を尊重し理解しようとする関心である。グループメンバー間の積極的なかかわりをとおして学
びを深めて、インタープロフェッショナルな専門職へ成長する基盤にしてほしい。
テキスト
参考書・参考資料等
適宜配布する。
開講科目名
担当教員
解剖学II
三木 明徳、荒川 高光
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
生理学II
駒井 浩一郎
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
将来保健および医療に携わる者にとって生体のしくみについて理解することは必須です。生理学IIでは人体の生体
機能とその制御に関する基礎的知識のうち、主に液性因子による体内環境の調節機構を学びます(神経や筋肉に関
する内容は2年次前期の生理学IIIにて扱います)。理学および作業両方学専攻学生への免疫学講義はこの科目でのみ
取り扱うので、必ず理解するように。2年次前期の生理学実習IIとあわせて、人体の機能についての統合的な理解を
深めていただきたく思います。到達目標は人体の基本的機能を理解し、説明できることです。
授業の概要と計画
・生理学とは何か(生体のもつ調節メカニズム、細胞膜)
・血液と体液
・免疫(自然免疫1回、獲得免疫2回)
・内分泌
・循環系
・呼吸
・消化
・栄養と代謝
・腎機能
・体温調節
・睡眠
・生殖
成績評価方法と基準
定期試験の成績から評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
講義は検査技術科学専攻対象の生理学Iと同時開講になります。人体の機能に関する知識は,今後専門科目の講義
を理解する上で大切な基礎科目です。生命の精緻な巧妙さに畏敬の念と感動できる感受性をもって学んでくださ
い。
オフィスアワー・連絡先
駒井: komai@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
高校レベルの生物学は生理学に限らず医療を学ぶ基本として必須前提知識です。微小なメカニズムを理解するた
めには想像力も必要です。何より「自分自身の体内で実際に起きていること」として納得をしながら理解を進めて
いただきたいと思います。
テキスト
はじめの一歩のイラスト生理学(羊土社) ISBN978-4-7581-0712-9 参考書・参考資料等
スタンダード 『生理学』(文光堂)4-8306-0218-X
開講科目名
担当教員
人間発達学
関 啓子、篠川 裕子
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
体表解剖学
三木 明徳、荒川 高光、三浦 靖史
授業のテーマと目標
<作成中>
授業の概要と計画
<作成中>
成績評価方法と基準
<作成中>
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
<作成中>
オフィスアワー・連絡先
<作成中>
学生へのメッセージ
<作成中>
テキスト
<作成中>
参考書・参考資料等
<作成中>
開講区分
単位数
後期
1単位
開講科目名
担当教員
作業療法概論II
長尾 徹
開講区分
単位数
後期
1単位
授業のテーマと目標
作業療法概論IIでは前期に開講された「作業療法概論」の後継科目として開講されるため、「作業療法概論」の履修
が前提となる。従って、作業療法概論IIでは作業療法概論にて学んだ知識をより深め、作業療法における問題解決の
方法を確認し、作業療法の流れを具体的に検討する。また、作業療法は対人援助技術の中の一つであるため、この
科目を通して自らの適性についても考え、修正する機会を得る場としたい。到達目標は作業療法の特性と流れが理
解できることにある。
授業の概要と計画
(1)(2)作業療法の習得に備えた一般的基本事項
(3)(4)作業療法の習得に備えた一般的専門事項
(5)作業療法実施の手順
(6)(7)(8)作業療法の今後に向けて,作業療法・作業療法士・専門職として。
成績評価方法と基準
出席状況、授業への参加態度、授業中の発言や行動、レポートまたは小テストなどによって総合的に評価する。定
期試験は実施しないが、授業を欠席した場合は総合得点から減点する。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
出席が必須条件。作業療法概論の履修済みであること。
オフィスアワー・連絡先
事前に電子メールにて予約を取れば随時可能です。
研究室:C-507、電話&FAX:078-796-4570、E-mail : nagao@kobe-u.ac.jp
学生へのメッセージ
作業療法の専門性や対人援助技術としての側面を検討するため、日頃から人間に対する興味を持続する姿勢が望ま
れ、可能な限り多くの機会をとらえて芸術、手芸、スポーツ、レクリエーション、ゲームなどを体験することを勧
める。
テキスト
矢谷令子編集:作業療法学全書改訂第2版、第1巻作業療法概論 協同医書出版社(ISBN 4-7639-2074-X)
参考書・参考資料等
なし