第 37 号 2014 年

第 37 号 2014 年
大阪府立大学工学部航空宇宙工学科同窓会
http://www.aero-osakafu-u.jp/
もくじ
平成 26 年度鵬会 評議員会のお知らせ
最近の航空宇宙工学科
1
平成 25 年度教室主任
OPUSAT 電源系ミッション機器の開発
千葉 正克 教授
柳田 将志 (平成 25 年卒)
2
3
府大発!超小型人工衛星 CosMoz の打ち上げと初期運用
仲 智彦
(2010 年度入学) 5
卒業生・修了生の進路
8
修士論文公聴会,卒業論文発表会 各賞受賞者およびコメント
9
鵬会国際会議発表補助事業報告およびコメント
13
博士課程 5 年一貫型プログラム 「博士課程教育リーディングプログラム」
およびコメント
15
平成 25 年度学舎移転記念総会
17
平成 25 年度ホームカミングディ
18
鵬会ホームページ 登録のお願い
18
鵬会年会費 納入のお願い
19
不明者リスト
20
中百舌鳥だより
22
編集後記
23
平成 26 年度鵬会評議員会・工学部同窓会総会のお知らせ
平成 26 年度鵬会評議員会を下記の日程で開催します.今回は,難波にある大阪府立大学サテライト
学舎「I-site なんば」で開催します.評議員の皆様には,別途,評議員会の案内をお送りしています.
ご出欠の連絡およびご欠席される場合には委任状の送付をよろしくお願いいたします.
【日時】 6 月 7 日(土) 12:30~14:00
【場所】 I-site なんば (大阪市浪速区敷津東 2 丁目 1 番 41 号 南海なんば第 1 ビル 2・3 階)
http://www.osakafu-u.ac.jp/isitenanba/index.html
評議員会終了後,同会場のカンファレンスルーム C 室で,工学部同窓会総会も開催されます.鵬会会
員の皆様の参加をお待ちしております.工学部の他学科のご友人もお誘い合わせの上,ぜひ,ご参加く
ださい.
15:00~15:30
工学部同窓会総会
15:30~16:30
特別記念講演
16:30~18:00
親会
(講演者・講演題目未定)
会費無料
工学部同窓会に参加される方は,参加人数を把握するため,下記にメールで連絡ください.なお,評議員
の方は評議員会ご案内に同封した評議員会出欠はがきで,ご回答ください.
(工学部同窓会事務局
小塚 由里子
kozuka@marine.osakafu-u.ac.jp )
【会場案内】
南海 難波駅から南へ徒歩 12 分.地下
鉄・近鉄からですと,もう少し時間がか
かります.
「I-site なんば」は,南海難波駅の南
に位置し,なんば CITY, なんばパークス,
ヤマダ電機を通り越し,さらに(株)クボ
タ本社ビルを通り越した南側のビルにあ
ります.建物北側の大阪府立大学専用入
口からお入りください.
歩く距離を考えれば,地下鉄では大国
町か恵美須町,南海線では今宮戎駅の方
が,いずれも徒歩 7 分程度で,近いよう
です.
1
最近の航空宇宙工学科
2013 年度 教室主任 千葉
正克
○2013 年度 航空宇宙工学課程配属
2013 年度の2回生 40 名(女子 6 名)が配属さ
れました。
○新大学構想
大阪市立大学と府立大学の統合計画は、1月
の大阪市議会で認められなかった為、ストッ
プ状態。統合案では、
「地球未来理工学部(仮
称)」が新設され、工学域から航空宇宙工学
科と海洋システム工学科がそこに移動する
予定となっています。
○学科のHPがリニューアルしました
http://www.aero.osakafu-u.ac.jp/wordpress/
分野の行事、ニュース、学生の活動等の情報
を積極的に発信して行きます。
○超小型衛星 OPUSAT「こすもず(CosMoz)」が打
ち上げられました
2014. 2.28(金)3:36 に、
「小型宇宙機システム研
究センター」が開発した超小型衛星 OPUSAT(オ
プサット)を搭載した H-2A ロケット 23 号機が、
種子島宇宙センターより打ち上げられました。約
15 分後、主衛星である全球降雨観測計画(GPM)お
よび OPUSAT 等の衛星を予定軌道に投入、各衛星
の分離が順調に行われ、打ち上げは成功しました。
OPUSAT は打上げから 38 分後に分離されました。
(本学科 HP より(一部改編))
○研究室配属時期を2月末に前倒ししました
これまで4月初めに行っていた研究室配属時期
を、2月末(今年は 2/28(金))に早めました。2014
年度の新 B4 は 42 名になります。旧 B4 は4名在
籍。
超小型衛星 OPUSAT「こすもず(CosMoz)」
○長塩准教授が退職
2月末で退職され、電通大へ異動になりました。
2
○卒業・修了生
2013.3.24(月)に学位授与式が行われ、卒業生 28 名(大学院進学 22 名(府大院進学 20 名))、大学院前期
課程修了生 20 名が巣立ちました。
○2014 年度 航空宇宙工学課程配属者
2014 年度の2回生 40 名が配属予定(女子 4 名?電気電子系学類からの転学類者1名含む)。(海洋シス
テム課程は 34 名、機械工学課程は 72 名)
OPUSAT 電源系ミッション機器の開発
柳田 将志 (平成 25 年卒)
OPUSAT(愛称:こすもず (CosMoz))のフルサクセスにあたるミ
ッションは 3 つあり、幸いにも私は,在学中にその内の 2 つ、
「リ
チウムイオンキャパシタの軌道上性能実証試験」と、
「MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御による太陽電池の有
効利用」を担当させて頂きました。
このミッションの始まりは 2010 年にさかのぼります。当時、
衛星設計コンテストに出場するために 50cm 級の小型人工衛星を
設計していました。しかし、Sohla-1 の設計や衛星設計コンテス
トへの出場で基本的な衛星設計が出来る環境はあったものの、実
際に独自で衛星を開発した経験が無く、50cm の衛星開発についてはチーム内で喧々諤々の議論が起こり
ました。そんな中、宇宙科学連合会で多くの大学が 10cm 級の衛星開発を足掛かりにより大きな衛星を
開発しているという現状を知る機会がありました。そこで、大阪府立大学でもまず 10cm 級の超小型人
工衛星を開発し、次の衛星につなげよう、という話に決まりました。次いで 10cm 級でも可能なミッシ
ョンを探した結果、OPUSAT のアドバイザーである吉田様(三菱電機)よりリチウムイオンキャパシタの
お話を伺い、現在の「リチウムイオンキャパシタの軌道上性能実証実験」が決定されました。そしてこ
のミッションをサポートする手法として、二つ目のミッションである「MPPT 制御による太陽電池の有効
利用」が決定されました。
さてこのリチウムイオンキャパシタですが、これは現在のリチウムイオンバッテリとコンデンサ(キ
ャパシタ)の良い点を掛け合わせたような、つまり大容量と低抵抗を実現した蓄電デバイスです。また
MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御は、太陽電池の発生電力を最大限に引き出す制御であり、こ
の二つを組み合わせることでリチウムイオンキャパシタの急速充電を実現し、これらを宇宙空間で実証
することで、今後宇宙空間でのリチウムイオンキャパシタの利用拡大を目指しました。
3
こうして実際の開発がスタートするわけで
すが、当初は模擬衛星等の回路開発で得られた
技術を活用することで順調に成果を出すこと
ができ、特に MPPT 制御回路が何となく動いて
いるところまで行くと、「基幹技術のコア部分
ができた!」とばかり、がくっと開発の流れが
緩くなりました。
そんな中、新しいメンバーが電源系に加わっ
たことで、その流れが一気に変わりました。そ
れまでは自由に行っていた開発が、平日の何時
から何時まで、土曜日も朝7時からとコアタイ
MPPT 制御回路実験中の風景
ム制となり、長期休暇も連日のように回路の製
作・実験の繰りかえしで、まさに体育会系な
日々を過ごしました。しかし、そうして毎日の
ようにはんだを溶かしてはやけどをして、素子
を触っては爆発させて、コンデンサから出るわ
ずかな音を聞き分けるために耳鼻科に通って
いるうちに、この故障はこれが原因だろう、と
いう事が少しずつ分かる様になり、失敗して捨
てられる回路の数も少なくなっていきました。
今思えば大変泥臭い経験ですが、ともあれこう
して OPUAT の電源系初期モデルが出来上がり
ました。しかし、超小型衛星に搭載できる電源
回路に仕上げるには、まだ幾つも大きな問題が
顕微鏡を使って基板製作しているところ
残っていました。
その一つが配線抵抗の問題です。初期モデルでは 300mm×200mm 程のスペースで回路を製作していま
したが、衛星に搭載する際に約 80mm×80mm の基板 2 枚に収める必要があり、それまでは「あった方が
よいから」という理由で製作していた冗長回路をすべて検証しなおすことで、またそれまで使っていた
部品を可能な限りチップ部品と呼ばれる数ミリの部品に置き換えることで、1000 本を超える配線と数百
個の部品を何とか基板に収めることができました。顕微鏡をのぞきながら一週間がかりで慎重に部品を
取り付け、動作確認もそこそこ順調に行って喜んでいたのもつかの間、面積の節約のために配線幅を細
くした結果、配線抵抗が予想外に大きくなり、通信や電力ミッションを行う際に比較的大きな電流を流
そうとすると、機器の動作が著しく不安定になることがわかりました。しかしこの事が、それまでは無
視していた配線抵抗を細かく見直すきっかけとなり、次の基板では要求に対して十分な余裕を持った配
線設計を行う事が出来ました。
もう一つ挙げるとすれば、それはノイズの問題です。面積の節約のために回路の一部に市販の IC を
組み込もうとした際、カタログ通り配線しても全く動作しない事が多く、電圧計だけで計測していた回
路をオシロスコープで計測すると、考えてもみなかったようなノイズがあちこちに含まれていることが
4
わかりました。そこで IC 周辺部品の位置を少し変え
て実験してみると、IC によってはわずか 5mm ほど部
品の位置をずらしただけでノイズが大きくなり、部品
の種類もカタログに指定のものでないと動かない、と
いうことが分かってきました。それまで部品は日本橋
にあるものの中で購入し、部品配置もユニバーサル基
板(穴が等間隔に空いている汎用基板)上で行ってい
たのですが、このことがあってから、部品はできるだ
けカタログ通りのものを、専用基板上に配置するよう
に心がけました。
このような問題が出るたびにチーム全員で右往左
往しながら新しい発見をしたり、アドバイサーの方々
(特に AstreX 様や菊池様(三菱電線)
、城谷様(JAXA)
)
からアドバイスを頂く中で、なんとか宇宙空間で動作
する電源基板が出来上がりました。
そして現在、電源基板は多少計測に不具合があるも
のの、おおむね設計通り動作しており、ミッションデ
2014 年 2 月 28 日未明の打ち上げ中継を
府大の管制室で見ているところ
ータも順調に取得できているようです。
最後になりますが、この場をお借りして私たちにお付き合い頂きました多くの方々に深く御礼申し上
げます。本当にありがとうございました。
府大発!超小型人工衛星 CosMoz の打ち上げと初期運用
仲 智彦
(2010 年度入学)
<CosMoz とは>
2014 年 2 月 28 日未明,JAXA の「相乗り小型衛
星」制度を利用し主衛星 GPM/DPR と共に H-ⅡA 23
号機によって府大独自開発の超小型衛星
OPUSAT(愛称:CosMoz-コスモズ-)が打ち上げられ
ました.
「相乗り小型衛星」制度というのは民間企業や
大学が開発した小型衛星を無償で宇宙まで届け
てくれるもので,ロケットの余剰能力を利用して
います.2011 年に「小型宇宙機システム研究セ
ンター」の学生メンバーで応募したものが採択さ
CosMoz 打ち上げモデル
れ,今回の打ち上げが決まりました.
5
当時学部 2 年生だった私も参加しており,在学中のほとんどの時間を費やしたこの衛星がようやく宇
宙へ飛び立つ日を,喜び半分不安半分の気持ちで迎えました.
<種子島で見た打ち上げ>
気を遣ってくれた後輩たちに府大管制室を任せることができたおかげで,上回生はほぼ全員がそろっ
て打ち上げを見に行くことができました.心待ちにしているにもかかわらず 1 週間前の天気予報は雨.
主衛星である GPM/DPR は降雨観測の衛星だというのに雨で延期になってしまうというのはなんとも皮肉
なことだと心配していましたが,打ち上げ日が迫るにつれ降水確率は下がっていきました.前日こそ大
雨だったものの,打ち上げ直前は快晴で,空を見上げれば流れ星が見つかるほど空気も澄んでいました.
打ち上げの瞬間,深夜の種子島が急に昼のような明るさになり,その景色に圧倒されました.目の前
の超巨大な物体は轟音を出して私の心臓を揺さぶり,あっという間に天高く昇っていきました.それは
人間の技術力のすごさを物語っているよ
うでした.
さらに天気が良いことが幸いして,ロ
ケットは景色からすぐに消えることはな
く,SRB の分離やその後天体の一部のよう
に小さな光になるまで見続けることがで
きました.
自分達の衛星が搭載されたロケットの
打ち上げを見るということほど貴重な体
験は他にあるでしょうか.これほど感慨
深い出来事を今まで経験したことはあり
ませんでした.
H-ⅡA 23 号機打ち上げ (出典:SAC)
<初期運用>
ロケットの打ち上げは JAXA や三菱重工などプロフ
ェッショナルの方々の仕事なので私たちの心配する
ようなことではありません.しかし衛星の開発は私
たちの行ったことです.数えきれないほどの失敗の
記憶があります.本当に信号が受信できるのかとて
も心配でした.信号が来ないことには他の機能は全
て確認できません.通信の確立がプロジェクト成功
失敗の最大の分岐点といっても過言ではありません
でした.
打ち上げから数時間後,思いもよらない所から連
メンバーによる運用の様子
絡が来ました.ヨーロッパです.なんとドイツのアマチュア無線家の方が信号を受信したとのことでし
た.その後府大でも受信することができ,私たちも CosMoz の元気な声を聴くことができました.
その後,私たちは地上からのコマンドを通すことにも成功し,現在は衛星の各機能をチェックする段
階に来ています.この段階が進むにつれ各メンバーの努力が報われていきます.私は通信機能を担当し
たのでその点では一足先に喜びに浸っております.
6
穴場の見学スポットにて仲間と記念撮影
<今後>
CosMoz は我々の作った初号機の衛星です.プロジ
ェクトとしての目的は「私たちが衛星を作れると証
明すること」
. CosMoz の残りのミッションを達成し
つつ,次のプロジェクトに向けて動き出しています.
衛星を作れる我々と宇宙で何かを成し遂げたい人
とで協力し,より一層意義のある,そして社会に貢
献できる活動ができる団体になればいいなと考え
ています.
最後になりましたが鵬会の皆様には寄付を頂き,また多くの面で私達を応援していただき,ありがと
うございました.プロジェクト成功の最大の要因は多くの方々に協力いただけたことだと思っておりま
す.今後とも小型宇宙機システム研究センターをよろしくお願いいたします.
【追記】 2014 年 4 月 11 日現在,CosMoz は順調に周回軌道を回っています.宇宙にいる CosMoz
から,毎日送られてくる信号は,感慨深いものです.過酷な環境で自律的に動作するシステム
を作り上げた学生たちを誇りに思います.
衛星の機能をひとつずつ確認していくチェックアウト運用も終盤に差し掛かりました.世界
初の宇宙実証となるリチウムイオンキャパシタや MEMS ジャイロ,SD カードなどの動作にも成功
しました.磁気トルカによる姿勢変更にも成功しました.小さな成功ですが,未来につながる
成功です.
5 月初旬から定常運用に移行し,リチウムイオンキャパシタの実験,太陽指向制御実験,パド
ル展開実験などを実施する予定です.空気抵抗による減速のため,数カ月後には CosMoz は大気
圏に突入し,流れ星となります.それまでの間,目一杯活躍してくれると期待しています.
今後とも,CosMoz の活躍にご注目頂ければ幸甚に存じます.
OPUSAT “CosMoz” 実施責任者
南部 陽介
http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/projects/OPUSAT/home.html
7
修了生,卒業生の進路
卒業生集合写真
博士前期課程修了生集合写真
平成 25 年度 博士前期課程修了生 (20 名)
大井 俊彦
進学(大阪府立大学大学院)
氏名
伊藤 琢博
進路
宇宙航空研究開発機構
大西 裕貴
進学(大阪府立大学大学院)
沖見 昇一
進学(大阪府立大学大学院)
上薗 雄太
川崎重工業株式会社
葛山 祐子
ダイキン工業株式会社
大内 一平
川崎重工業株式会社
窪田 智之
進学(大阪府立大学大学院)
片山 雷太
未定
九間 俊太朗
進学(大阪府立大学大学院)
菊地 紀子
三菱自動車株式会社
児玉 崚
進学(大阪府立大学大学院)
佐々木 友矩
三菱電機株式会社
柴原 卓弥
進学(大阪府立大学大学院)
鈴木 智哉
未定
進藤 大輝
進学(京都大学大学院)
中村 総一郎
トヨタ自動車株式会社
高島 耕司
進学(大阪府立大学大学院)
西田 佳生
株式会社日立製作所
高嶋 俊秀
進学(大阪府立大学大学院)
西出 純平
トヨタ自動車株式会社
竹原 諒一
進学(大阪府立大学大学院)
橋爪 啓輔
川崎重工業株式会社
田村 奎志朗
進学(東京工業大学大学院)
平井 単宇
防衛省
中澤 祥映
進学(大阪府立大学大学院)
福本 裕司
三菱重工業株式会社
野玉 達郎
進学(大阪府立大学大学院)
堀尾 仁志
住友電装株式会社
野村 亮介
研究生
前田 英彰
スズキ株式会社
広瀬 厚誌
未定
松尾 崇宏
ソフトバンクグループ
松本 将吾
進学(大阪府立大学大学院)
山内 雄記
公益財団法人鉄道総合技術研究所
丸山 駿太朗
進学(大阪府立大学大学院)
横山 顕悟
三井物産株式会社
村瀬 涼
進学(大阪府立大学大学院)
米田 麻人
スズキ株式会社
山田 涼平
進学(大阪府立大学大学院)
藤田 佑樹
住友精密工業株式会社
伊藤 誠
進学(大阪府立大学大学院)
大元 琢矢
非破壊検査株式会社
髙垣 壮志
日新工機株式会社
土肥 拓哉
新明和工業株式会社
平成 24 年度 学部卒業生 (28 名)
氏名
阿部 健人
進路
進学(大阪府立大学大学院)
居出 篤
進学(大阪府立大学大学院)
今林 拓也
進学(大阪府立大学大学院)
8
修士論文公聴会,卒業論文発表会 各賞受賞者
修士論文公聴会における優秀な発表に対して,「澤田賞」,
「津村賞」を各 1 名に授与しています.澤
田賞は澤田名誉教授の発案により昭和 61 年度に創設され,津村賞は津村名誉教授の発案により平成 7
年度に創設されています.また,卒業論文発表会における優秀な発表に対しては,「鵬賞」を 5 名程度
に授与しています.各賞の受賞者は,学位記授与式において受賞者を表彰し,鵬会から副賞を授与して
います.
受賞者一覧
賞
受賞者氏名 研究室
論文名
澤田賞 伊藤 琢博
真鍋研
固体惑星内部探査用地中レーダの基礎検討
津村賞 鈴木 智哉
真鍋研
FDTD 法による小型衛星用板状逆 F アンテナの設計
髙島 耕司
新井研
弱い圧縮波に誘起される非定常流れの熱線計測に関する一考察
〃
児玉 崚
小木曽研
満足化トレードオフ法を用いた信頼性に基づく多目的最適設計
〃
柴原 卓弥
真鍋研
JUICE/SWI サブミリ波帯オフセットカセグレンアンテナ主鏡鏡面誤
差による遠方界放射特性への影響評価
〃
松本 将吾
砂田研
火星飛行機の主翼とプロペラの干渉に関する研究
〃
中澤 祥映
小木曽研
ヤング率の空間変動を考慮した薄板構造に対するロバストトポロジ
ー最適設計
鵬賞
澤田賞
固体惑星内部探査用地中レーダの基礎検討
伊藤琢博(2008 年度入学)
澤田賞を受賞することができ,光栄に存じます.私は将来の月・火星・小惑星の内部(~数十 m)を
観測する「地中レーダ」という機器の基礎検討に取り組みました.本研究について,長年興味を抱いて
いた宇宙探査に関わる研究であったこと,研究チームが高名な学者・技術者で構成されていたことは,
私にとって幸運でした.この研究で大変だったのは,システム検討からシミュレーション,実験,評価
に至るまで,その内容が多岐に渡ったことです.その多用さに慣れるまでに時間を要しましたが,研究
遂行能力・チームワーク・物事の俯瞰力等を磨くことができました.また私の恩師であり指導教官であ
る真鍋武嗣教授からは,「先生を追い越すつもりで研究しなさい」という御助言を日頃から頂いており
ました.真鍋先生は未熟者の私を始めから一研
究者として見なして下さり,常に研究者として
対等に本気の議論をして下さりました.真鍋先
生流のご指導のお蔭で,研究者としての自覚や
素養を育むことができ,深く感謝しております.
私は 2014 年 4 月より,宇宙航空研究開発機構
(JAXA)相模原キャンパスにて働きます.澤田
賞受賞の誇りを胸に刻み,日本の宇宙探査の一
旦を担うべく今後とも精進致します.
9
津村賞
FDTD 法による小型衛星用板状逆 F アンテナの設計
鈴木智哉 (2007 年度入学)
この度は、津村賞という大変名誉ある賞を頂きありがとうございます。これもアンテナの素人の私に
一から丁寧に指導してくださった真鍋先生のおかげです。
私の研究は衛星用の小型、省スペースで電力損失の少ないアンテナの設計です。知識も経験もない中
では、ほとんどやみくもに設計をして、当然ながら要求を満たすアンテナをなかなか作れず失敗ばかり
でした。しかし、失敗を繰り返していくうちに、最初はよく分からなかったアンテナに対する理解が深
まり、失敗から得られたヒントを活用して設計するうちに、アンテナをパズルのような感覚で設計をす
るようになりました。パズルが大好きな私はいつのまにか研究にのめりこみ、朝起きてから寝るまで一
日中アンテナの設計について考ることも。アンテナの基本形が完成したときには、研究というパズルが
終わってしまって残念になってしまうほどに楽しんでいました。振り返ってみると、要求を満たす設計
が出来たのも、このような素晴らしい賞を頂けたのも、研究を楽しんだからこそではないかと思ってい
ます。これからの人生、何事も楽しんで、そして大学で学んだことを生かしていけたらと思っています。
この度は本当にありがとうございました。
鵬賞
弱い圧縮波に誘起される非定常流れの熱線計測に関する一考察
髙島 耕司 (2010 年度入学)
この度は鵬賞という名誉ある賞をいただき大変光栄に思います.ご指導いただいた新井隆景教授,坂
上昇史助教,共同研究先である公益財団法人鉄道総合技術研究所の宮地徳蔵博士,また,卒業研究発表
の練習で数々のアドバイスをしていただいた研究室の先輩方に心より感謝いたします.
本研究ではトンネル模型内に発生させた圧縮波に誘起される非定常流れの計測において,圧力計の応
答に対して熱線の応答が遅れるという現象の原因を特定することを目的に実験を行いました.本研究を
通して,実験装置の設置,校正,データ解析を工夫して意味のある結果を得ることの難しさを実感しま
した.卒業研究開始当初はわからないこ
とばかりでしたが,
「とにかくやってみな
さい」という新井教授の言葉を励みに試
行錯誤を繰り返した結果,熱線の応答遅
れの原因特定につながるデータを得られ
た時は本当に嬉しかったです.
4 月からは大学院に進学します.本受
賞を励みにトンネル内圧縮波が誘起する
境界層の乱流遷移位置の解明を目指して,
今後も引き続き研究に取り組みたいと考
えています.
OPUSAT 打ち上げ後,衛星開発メンバーと(種子島)
10
鵬賞
満足化トレードオフ法を用いた信頼性に基づく多目的最適設計
児玉 崚 (2010 年度 入学)
鵬賞という名誉ある賞をいただき,本当に感謝の気持ちでいっぱい
です. また,それと同じくらい驚きの気持ちも大きいです.
私の研究は,設計変数に誤差が生じた場合でも,設計したものが破
損しないような多目的最適設計についての手法について考えました.
その結果,以前までの手法に比べてはるかに計算時間が早く,精度の
高い最適解を得ることができるようになりました.
研究室に配属されたばかりの私は本当に研究を進めていけるのか
という不安にかられておりまさに親の帰りをただ待つだけの小鳥の
ようでした.しかし,熱心に指導してくださったまさに親鳥である小
木曽先生や,本当にユニークでいつも研究室を居心地のよいものにし
てくれ,研究で詰まったときは一緒に考えてくれる素晴らしい先輩鳥
のおかげで研究を続けてくることができました.またお互い支えあえ
る同級生という朋のおかげで,鳥となり新天地へと飛び立つことができ,朋鳥賞という素晴らしい賞頂
くことができたと思います.しかしまだまだ一人の力では飛びつづけられない未熟な鳥なのでまわりの
鳥たちとともにお互い支えあいながら三重県津村町に向かって飛んでいきたいと思います.
鵬賞
JUICE/SWI サブミリ波帯オフセットカセグレンアンテナ主鏡鏡面誤差による
遠方界放射特性への影響評価
柴原 卓弥 (2010 年度入学)
鵬賞を受賞することができ,大変光栄に思います.本研究は木星探査機 JUICE に搭載予定の大気観測
機 JUICE/SWI というサブミリ波帯の分光装置の主鏡について,周期的な鏡面誤差の影響を評価したもの
です.この評価によって,工作精度の要求を決定することを目的に本研究を行いました.木星圏を観測
するという宇宙探査に僅かながらでも関わることができ,高いモチベーションを持って研究をすること
ができました.まだまだ,工学に未熟な私を熱心に指導してくださいました真鍋教授には厚く御礼申し
上げます.また,この大学生活 4 年間は小型宇宙機システ
ム研究センターにて,OPUSAT(右写真は FM モデル)の通
信・地上局系の開発を行いました.2014 年 2 月 28 日に
H-IIA 23 号機で打ち上げられ,2014 年 3 月現在,ミニマ
ムサクセスを達成しております.本センターにも先生方,
卒業された先輩方,同級生のメンバーに育てていただき,
心から感謝しております.来年度は大阪府立大学大学院に
進学し,JUICE/SWI に関する研究と OPUSAT の運用を頑張
りたいと思います.ありがとうございました.
11
鵬賞
火星飛行機の主翼とプロペラの干渉に関する研究
松本 将吾 (2010 年度入学)
この度は鵬賞という名誉ある賞ならびに記念品を頂き、大変光栄に思います。ご指導いただきました
砂田茂教授、またサポートしていただいた研究室の先輩方、同輩達には心より感謝いたします。当初は
研究について右も左もわからず不安でしたが、砂田研究室の垣根のない雰囲気が楽しく積極的に研究室
に通うことで少しずつ理解を深めていくことができました。
JAXA/ISAS のワーキンググループで研究がおこなわれている火星飛
行機は、主翼に取りつけたプロペラを推進器として用います。本研究
では、プロペラと主翼間の干渉の効果について主に実験を通して検証
をおこないました。実験は大学外部の施設を利用して行ったため、限
られた機会で有効な実験結果が得られるように事前にしっかりとした
計画をたて、確実な準備を行うことを心がけました。
この一年を振り返ると JAXA/ISAS の惑星環境風洞での実験、韓国で
の学会発表など貴重な経験をすることができ、大きく成長できたと感
じています。春からは大学院に進学しますが、これまで以上に様々な
経験を積み更なる成長を目標に精進していきたいと思います。
鵬賞
(韓国 済州島 AJCPP2014)
ヤング率の空間変動を考慮した薄板構造に対するロバストトポロジー
最適設計
中澤 祥映 (2010 年度入学)
この度は,鵬賞という大変名誉ある賞をいただき光栄に思います.
研究に費やした苦労がこのような形で報われて感謝しています.指
導教員である小木曽望先生,プログラム指導を仰がせていただきま
した京都大学の山田崇恭先生,ならびに同じくトポロジー最適設計
の研究に取り組まれている先輩方をはじめとする研究室のメンバー
の方々の助けがなければ鵬賞の受賞はありえませんでした.誠にあ
りがとうございました.大学院進学後もよろしくお願いいたします.
さて,トポロジー最適設計では外力の働いた部材に対して体積を
どのように削れば剛性を高く保ったままに部材の軽量化が果たせる
かということを計算します.本研究ではヤング率のばらついた薄板
構造を考え,このパラメータのばらつき対して頑健なロバスト設計
をトポロジー最適設計に組み込みました.研究ではプログラムを組
趣味のゴルフのラウンド直前の様子
んではエラーを消し,エラーを消してはプログラムを回し,プログ
ラムを回しては新たな修正箇所を発見し…という繰り返しでした.どうしても煮詰まると学校から帰り
の電車では音楽を聴くでもなく寝るでもなくひたすら難しい顔をして研究について考えていました.来
年度以降も引き続き同テーマの研究に精進していきます.
12
鵬会国際会議発表補助事業報告
在学会員の研究活動を支援するために,国際会議で発表する在学会員に対して 2 万円を補助する制度
(各年度 1 回限り)を平成 20 年度より始めました.平成 25 年度は下記の 5 名に補助をいたしました.
代表として,博士前期 2 年の上薗雄太君にコメントをいただきました.
氏名・学年
研究室
西野 温志
(M1)
千葉研
佐々木 友矩
(M2)
千葉研
横山 顕悟
(M2)
発表日
タイトル
29th International Symposium
on Space Technology and
Science, 名古屋
29th International Symposium
on Space Technology and
Science, 名古屋
13 年
6月
3日
13 年
6月
5日
真鍋研
7th Atmospheric Limb
Conference,
ブレーメン (ドイツ)
13 年
6月
19 日
真鍋研
2013 International Symposium
on Antennas and Propagation,
南京 (中国)
13 年
10 月
23 日
Practical Development Process for
Nano Satellite Based on Experience
of Developing OPSUAT
Nonlinear Vibration Control for
Duffing System by Smart Dynamic
Vibration Absorber
Strato-mesospheric HC1 observed
by Superconducting Submilimeter
Wave Limb-Emission
Sounder(SMILES)
Preliminary Study of a Ground
Penetrating Radar for Subsurface
Sounding of Solid Bodies in the
Solar System
上薗 雄太
(M2)
下村研
The 33rd IASTED International
Conference on Modeling,
Identification and Control,
インスブルック (オーストリア)
14 年
2月
17 日
Real-time Localization of a Rover on
a Small Planetary Body Based on
Radio Waves
松本 将吾
(B4)
砂田研
Asian Joint Conference on
Propulsion and Power 2014
済州島(韓国)
14 年
3月
17 日
Interference between a main wing
and a propeller of the Mars airplane
伊藤 琢博
(M1)
国際会議名・開催都市(国名)
IASTED の国際会議に参加して
上薗 雄太 (平成 25 年度修了)
会議名 The 33rd IASTED International Conference on Modelling, Identification, and Control (MIC
2014)
開催場所
Innsbruck, Austria
開催日 February 17–18, 2014
論文著者 Yuta Uezono, Sayaka Kanata, and Takashi Shimomura
題名 Real-Time Localization of a Rover on a Small Planetary Body based on Radio Waves
・初国際学会
「海外で研究発表しませんか?」というお話を,指導教員の金田さやか助教からいただいたのは 2013
年 9 月頃.まさか自分が国際学会で発表するとは思っておらず,その一言が非常に衝撃的でした.お話
をいただいた IADTED という国際学会は,申し込み時期から開催時期までが非常に短いことが特徴であ
13
り,論文の締め切りが 10 月,発表が翌年 2 月,と通常
の学会に比べ,超短期日程でした.修士二年の 9 月とい
うこともあり,ある程度研究も進んでおり,また自身の
学生生活の集大成ということもあって,思い切って参加
することにしました.
私の研究内容は,小天体上の探査ローバ位置をリアル
タイムで推定するというものであり,位置推定の分野に
分類されます.私が参加した IASTED の MIC という部門
は,まさにそのような位置推定などを扱うところであり,
各国の取り組みや最先端の研究内容などを学ぶことが
でき,非常に刺激的で有意義な時間でありました.肝心
の私自身の発表はといいますと,練習をみっちりと行っ
たおかげか,割とリラックスした状態で本番に臨むこと
ができ,15 分間問題なく発表できたと思います.ただ,
その後の質疑応答では質問自体は何とか聞き取れるも
のの,とっさに英語で返答を行うということが難しく,
しどろもどろになりながら,つたない英語で質問に答え
ていました.幸いにも,質問していただいた先生が日本
の方だったので,発表後に日本語でディスカッションさ
せていただきました.
初めて国際学会に参加させていただいた感想としては,とにかく自分の英語力不足を実感しました.
もう少し英語力があれば,他の講演者の発表内容をしっかりと理解することができ,自分の研究内容も
周りの方々にしっかりと伝えることができたかなと思います.やはり英語力は必須ですね.
・初ヨーロッパ
「海外で研究発表しませんか?」というお話をいただいたとき,とっさに頭に浮かんだことが,
「どこ
で開催されるのだろう.」でした.やはり国際学会の楽しみの内の一つは観光だと思います,国際学会
自体初参加ですが.今回の IASTED の会場は,なんとオーストリア.それも音楽の都ウィーンではなく,
過去に冬季オリンピックが開かれるほどのウィンタースポーツの中心地インスブルック.寒いんだろう
な,と思って降り立つと,そんなに寒くない.大阪の方が寒いかもと思わせるぐらい,そんなに寒くな
い.食べ物もそんな期待できないだろうなと思っていたら,意外とおいしい.人もやさしい.景色もき
れい.初ヨーロッパということもあって期待して行ったのですが,そのハードルを軽々超えてくるクオ
リティの高さ,オーストリアには驚かされました.オーストリアで過ごした大部分の時間は,学会の講
演を聞いていましたので,観光に割ける時間は少なかったのですが,わずかな観光時間でも十分に満足
できました.またヨーロッパに行く機会があれば,ぜひまたオーストリアに寄りたいです.
・おわりに
今回このような素晴らしい経験ができたのは指導教員の金田さやか助教,下村卓教授をはじめ平素よ
りご指導下さっている方々のおかげです.また,鵬会の皆様にご支援いただきましたことに深く感謝申
し上げます.
14
博士課程 5 年一貫型プログラム 「博士課程教育リーディングプログラム」
タイトルの「博士課程教育リーディングプログラム」とは,「優秀な学生が,俯瞰力と独創力を持っ
て,産学官にわたってグローバルに活躍するリーダーへと導く」ために文部科学省が推進している事業
で,博士課程 5 年一貫型プログラムです.府大は,物質系が中心となって大阪市立大学と共同で,
「複
合 領 域 型( 物 質 )」 の 区分 で 申 請し た 「 シ ス テ ム 発 想 型 物 質 科 学 リ ー ダ ー 養 成 学 位 プ ロ グ ラ ム
(System-inspired Leaders in Material Science (略称:SiMS))」が採択され,2014 年度からスタート
しました.
今年度は最初の年ということで,入学試験は,大学院に合格している 4 年生と修士 1 年次の学生を対
象に今年の 3 月に行われ,21 名の学生が合格しました.学生の所属としては,府立大学工学研究科の物
質・化学系専攻,電子・数物系専攻の学生が多いのですが,それ以外にも理学系研究科,生命環境科学
研究科や,市立大学工学研究科など多くの分野から選ばれています.当 航空宇宙工学分野からは,2 名
の学生がこの第一期生として合格しました.この 2 名には,これからの抱負などのコメントを書いても
らいました.後のページをご覧ください.
さて,このプログラムでは,産業界をけん引する「システム発想型」のリーダーとして,以下のよう
な素養を併せ持つリーダーを養成することを目的としています.
 物質科学の専門分野をリード出来る確固とした物質科学基礎力
 システム的発想から階層融合的に研究戦略を構築できるデザイン力
 基礎的研究を産業的イノベーションへ結びつける突破力
 自らの発想を世界に根付かせるリーダーシップと国際発信力
このために,英語教育,海外研修なども含む充実したカリキュラムが準備されていて,学生には学修
奨励金や研究費などの経済的な援助もあります.まさに「至れり尽くせり」といったプログラムで,羨
ましい限りです.今後,多くの学生がこのプログラムで学位を取得し,世界をリードする人材として,
社会に飛び立っていってほしいと思います.
このプログラムの詳細は,下記のホームページをご覧ください.
http://sims-program.osakafu-u.ac.jp/index.html
15
リーディング大学院の志望理由及びこれからの目標
佐々木 貴広 (2009 年入学)
将来,本大学で得た専門性や経験を活かして自分のやりたいことのできる場を作りたいとういうのが,
リーディング大学院の志望理由でした.私は,「まいど 1 号」の運用,及び「OPUSAT」の開発・運用の
経験を通して,小型衛星の開発,またそれらを利用した宇宙サービス産業に興味を持ちました.
しかし,就職活動は,既にある会社の中か
ら,いかに自分の理想に“近い”会社を探す
かという作業でした.そこで本プログラムを
通して,技術や研究を実際の事業へと陥れる
“システム発想”を学びたいと考えるように
なりました.そして,修了後,博士課程と小
型衛星開発で得た「研究成果」や「技術力」
を,本プログラムで得た“システム発想”に
よって,小型衛星を利用したサービスに結び
つけ,産業界へと参入し,そこでイノベーシ
ョンを起こしていきたいと考えています.
写真:リーディング大学院メンバーの集合写真
自己紹介
伊藤 誠 (2009 年度入学)
はじめまして,リーディング大学院に入学すること
になった伊藤と申します.現在,小木曽研究室に所属
して「情報量の不確定性を考慮した信頼性に基づく最
適設計に関する研究」と題して研究を行っています.
研究テーマだけを見ると堅苦しく思うでしょうが,主
にやっていることを簡単に言うならば「わからないも
のをどのようにして推測するか」ということで,例え
ば「ロト6の当選番号をどうやって当てるのか」とい
ったことだと考えてください.(実際にロト6専用の
プログラムもつくっています.)
リーディングプログラムでは,単なる研究者として
研究室のデスク
の専門性を身につけることに加えて,社会に貢献でき
る人材となることが掲げられています.これを踏まえて,自分も何か社会に貢献できる研究者になるた
めに日々精進していきたいと思います.これからもよろしくお願いします.
16
平成 25 年度学舎移転記念総会
2011 年暮れから改修工事が始まり,2013 年 1 月
から供用開始した航空宇宙工学科棟(B6 棟:旧獣医
学科棟)および工学部事務棟(B4 棟)を中心に,2013
年 6 月 15 日(土)
,平成 25 年度鵬会学舎移転記念
総会・特別講演会・懇親会を開催しました.
総会には委任状を含めて 194 名,特別講演会に 65
名,懇親会に 40 名の参加を得ました.卒業以来初
めて府立大学を訪れた方も多勢おられ,また旧友と
の再会を果たして感激される場面も見られました.
当日航空宇宙工学科の各研究室のご協力もあり,小
型宇宙機システム研究センターを始め最新の実験機機等の説明も受けることができました.
特別講演は,JAXA の稲谷芳文教授(20 期)が「21 世紀の宇宙利用とロケットの次のゴール」のタイト
ルで宇宙関連の講演をいただき,,三菱航空機の岸信夫氏(25 期)に「MRJ 開発状況 -Flying into the
future- 」というタイトルで航空関係の講演をいただきました.ご多忙中にも関わらず,講演を快諾い
ただいた両氏に深く謝意を表します.
特別講演(稲谷氏)
特別講演(岸氏)
懇親会記念撮影
17
平成 25 年度ホームカミングディ
11 月 3 日(日)に第 5 回鵬会ホームカミング
デーを開催しました.参加者は 25 名でした.
ご参加,ご協力ありがとうございました.
参加者数が少ないのが残念ですが,当日は
大学祭(白鷺祭)も開催していますので,お
気楽にお越しいただけるとありがたいです.
研究室見学の様子
懇親会記念撮影
鵬会ホームページ 登録のお願い
鵬会ホームページでは,鵬会の活動
の状況を知ることはもちろんのこと、
航空工学科の現状や、先生方、そして、
会員の方々との情報交換にも役立つも
のとしていきたいと思います。
■ 鵬会ホームページ
http://www.aero-osakafu-u.jp/
ホームページの内容
① 鵬会ニューズレター・会誌を見
る、または、ダウンロードする
ことができます。
② 鵬会の活動の様子を見ること
ができます。総会、理事会の議
事録等を見ることができます。
③ 鵬会の活動状況を知ることが
できます。
18
④ ログインした人がすでに登録したご自身の会員情報を修正することができます。また、会費納
入の実績を見ることもできます。
■ 会員登録の方法
http://www.aero-osakafu-u.jp/ にアクセスすると鵬会のトップページが表示され、ここから会員専
用ページにログインすることができます。ログインするには、会員登録が必要になります。
会員登録の手順を紹介します。
①〝会員登録〟をクリック
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入力したメールアドレスにメールが届きますので、そこに記入されている URL をクリックして
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状態になります。確認のため、登録したメールアドレスに登録完了の通知メールが届きます。
③ 〝会員の方 Enter〟からログイン
登録したメールアドレスと入力したパスワードでログインします。
■ ホームページについて
一人でも多くの鵬会会員の方々に利用していただきたいと思っております。ホームページの利用に関す
るお問い合わせ・ご意見は鵬会事務局(info@aero-osakafu-u.jp)までお願いします。
鵬会会費:納入のお願い
これまで以上に鵬会の活動を活性化し、事業の充実を図ることが、平成 20 年度総会で承認されまし
た。この事業の経費を賄うには、どうしても終身会費から年会費制に移行する必要があります。会員諸
氏には是非ご理解賜り、納入方よろしくお願いします。
なお会則第31条で正会員の会費は年額 2,000 円に決まりました。
従来の方法(同封の鵬会の振り込み用紙を使用して窓口から送金する:手数料、120 円)を基本とし
ますが、会員諸氏の利便性を考慮して、以下に複数の口座を開設しました。なお振込み経費は振込人(会
員)
負担とさせていただきます。
また複数年まとめて納入いただければ幸いです。
(例えば 5 年分で 10,000
円、10 年分で 20,000 円等)
鵬会振込み口座一覧
1. 郵便振替口座
口座番号
00940-9-253876
口座名称
鵬会(オオトリカイ)
3. 三菱東京 UFJ 銀行 中もず支店
普通口座 口座番号 4815113
名義
鵬会(オオトリカイ)
あ び こ
5. りそな銀行 我孫子支店
普通口座 口座番号 0113541
名義
鵬会(オオトリカイ)
7. 近畿大阪銀行 堺東支店
普通口座
口座番号 1003962
名義
鵬会(オオトリカイ)
2. ゆうちょ銀行
記号 14170 番号 95837611
名義
鵬会(オオトリカイ)
4. みずほ銀行 堺支店
普通口座 口座番号 1145281
名義
鵬会(オオトリカイ)
6. 近畿大阪銀行 堺東支店
普通口座
口座番号 1003962
名義
鵬会(オオトリカイ)
お願いとご注意
1.振り込み金額は会費(年額 2,000 円)とし、手数料は振込人負担とします。
2.送金後、事務局宛に電子メール等で「×月×日、××××年卒、××××(氏名)××年度会費、
××銀行から振り込み」といった連絡をお願いします。
(メールアドレス:info@aero-osakafu-u.jp)
19
3.また、万一の事故等に備え、送金の記録の保存をお願いします。事務局からは特に領収書を発行し
ません。
4.会員本人と異なる名義の口座から送金される場合は、その名義(カタカナ)もお願いします。
ご注意: 過去にさかのぼっての会費徴収はいたしません。
住所不明者リスト
多くの方にご協力をいただいて,住所不明者の削減を試みていますが,以下の方々の連絡先が分かり
ません.友人,会社の先輩,後輩など,ご存知の方は,鵬会事務局に連絡ください.あるいはご本人か
ら鵬会事務局に連絡してくださるようにお伝えください.よろしくお願いいたします.
(2014 年 4 月 17 日現在) (メールアドレス:info@aero-osakafu-u.jp)
(昭和 33 年卒)高橋 輝雄, 西岡 恒雄, 西村 博史
(昭和 34 年卒)大江 明, 門田 利周, 高須 睦也
(昭和 36 年卒)大角 進, 大淵 隆義
(昭和 37 年卒)須恵 元彦, 堀部 武司
(昭和 39 年卒)織野 章
(昭和 40 年卒)伊藤 允郎
(昭和 41 年卒)浦川 定治, 白尾 雅史, 宮武 恵
(昭和 42 年卒)荒木 勝英, 田村 道雄
(昭和 43 年卒)石田 喜代三, 梶 愛一郎, 富山 左右平, 三宅 辰煕
(昭和 44 年卒)熱田 正信, 上原 章, 内田 棕隆, 大橋 和行, 住友 聡一
(昭和 45 年卒)峠 逸朗
(昭和 46 年卒)井坂 晴道, 内藤 克彦
(昭和 47 年卒)荒川 孝, 岡崎 学, 河村 実, 北 友太郎, 小松 孝男, 桜田 義夫, 津幡 昭, 中尾 健一郎,山根 孝夫
(昭和 48 年卒) 浅野 登, 井澤 恒晴, 井上 保夫, 梅本 幸男, 小川 景, 川崎 宗次郎, 川瀬 朝通, 北村 正史, 木村剛,
佐々木 實, 高橋 光政, 田中 昇平, 清水 実, 中村 敏明, 中野 隆
(昭和 49 年卒)大崎 喜久, 大森 啓郎, 田原 俊明, 津村 寿雄, 中川 典昭, 中橋 和博, 松尾 誠, 山下 進, 弓立 和
久
(昭和 50 年卒)新井 崇夫, 竹田 正弘, 多田野 安正, 森 正樹
(昭和 51 年卒)大野 道和, 掛林 一夫, 北口 保, 西岡 龍一, 林田 正弘, 森 泰見, 山本 英夫
(昭和 52 年卒)赤穂 秀信, 岡田 学,岸 二郎, 木村 隆弘, 竹内 昭久, 吹野 真人, 藤岡 宏幸, 村山 公正
(昭和 53 年卒)植松 正, 岡山 健, 小牧 祥三, 塚崎 勝彦, TRID JAIAND, 野村 恒彦, 林 啓二, 平元 友二, 前川 均,
妻鹿 直樹, 湯浅 一郎
(昭和 54 年卒)秋山 高広, 上原 清一, 岡田 辰己, 小倉 優, 高原 延治, 田村 公利, 中島 一夫, 中嶋 正次, 福島 治
(昭和 55 年卒)今井 一雄, 樫山 謙二, 鎌田 精二, 纐纈 晋, 清水 尊治, 高橋 敬治, 玉田 和行, 長田 正美, 松山 哲
夫, 宮原 卓志, 宮本 武司, 山下 敏彦, 横山 康彦, 船越 浩
(昭和 56 年卒)内橋 健二, 亀井 孝博, 北田 孝佳, 田中 哲也, 田中 紀彦, 谷垣内 靖, 中西 義昭, 西岡 正弘, 二宮
玉喜, 深江 真弘, 松尾 久, 松村 友進
(昭和 57 年卒)恵藤 能行, 大津 文隆, 蔭山 武司, 北川 欽哉, 木原 照雄, 崔 尚秀, 坂本 孝紀, 桜井 正文, 高橋 逸
治, 中西 淳一, 西川 誠一, 春木 正一, 山本 鉄弥, 吉田 泰則
(昭和 58 年卒)稲田 幸彦, 大谷 和永, 落部 日出夫, 川島 靖人, 菊地 馨, 北野 正夫, 崎本 政彦, 芝本 浩一, 秦 幸
人, 平野 雅宣, 本田 浩司, 松岡 泰史, 森本 敬
(昭和 59 年卒)阿河 一夫, 荒木 真一, 植杉 雄起, 小川 秀策, 塩山 亨, 多田 行治, 巽孝之, 柳田 俊樹, 横山 弘和
(昭和 60 年卒)浅野 順一, 小野 聡, 岸 昭一, 小林 成典, 坂本 和隆, 田中 勝, 三屋 宏之, 吉田 秀幸, 川波 徹, 猪
股 晃, 川口 晃, 竹内 俊雄, 田中 利和, 斉藤 達也,山本 広樹
(昭和 61 年卒)板倉 正人, 恩塚 明雄, 川瀬 晴勇己, 倉沢 光俊, 合田 祐三郎, 清水 俊夫, 瀧 將展, 谷澤 和夫, 西
村 健一, 増井 克己, 松岡 孝佳, 吉川 正人, 吉田 信治
(昭和 62 年卒)赤木 和弘, 漆川 賢治, 高相 和夫, 辻岡 見一, 中川 康一, 西本 博信, 朴 忠植, 福田 尚男, 広岡 邦
江, 松井 英基, 古野 堅, 山崎伸宏
(昭和 63 年卒)小川 雄一郎, 梶山 聡彦, 酒井 利彦, 柴野 英彦, 菅原 健治, 春原 健, 竹垣 厚志, 田中 哲雄, 森 伸
一郎, 森内 清司, 吉田 貴和, 芹澤 弘司, 伊藤 雅敏, 竹村 充彦, 西澤 善敬
(平成元年卒)安倍 功, 内田 雄治, 斧田 孝夫, 楠井 徹郎, 佐々野 浩, 平山 恵良, 高木 勉, 高田 真司, 立原 悟,
20
谷村 知久, 津田 吉弘, 松井 孝夫, 三崎 望, 山下 美紀
(平成 2 年卒)市川 匡宏, 伊藤 肇, 上田 直樹, 尾崎 充宏, 大庭 一朗, 北地 範行, 佐々木 誠治, 城前 仁, 高橋 秀
彦, 二羽 誠, 徳毛 やすし, 前田 忠幸, 村上 和秀, 森 哲史
(平成 3 年卒)岡本 拓也, 福山 敢, 河瀬 文人, 柴田 浩文, 野口 豊文, 渡邊 真一郎, 山本 誠治
(平成 4 年卒)荒木 俊之, 垣見 亮, 菊本 浩介, 木下 高志, 古賀 義信, 酒井 勢都子, 佐藤 要輔, 清水 如中, 長谷川
敬祐, 花木 稔, 福冨 修, 松生 潤, 森本 武秀, 森山 政行, 山内 佳門, 山田 論宏
(平成 5 年卒)池本 顕一,加藤 美津雄, 門野 秀巳, 岸本 英樹, 熊谷 宜久, 酒井 雄彦, 武田 達矢, 辻 教, 浜口 武,
丸田 壽和, 三宅 良明,森内 孝信, 山口 進吾, 渡邊 愛
(平成 6 年卒)浅井 博朗, 飯野 公彦, 池内 俊明, 池田 正広, 磯福 朋之, 宇野 富雄, 奥村 龍太, 柏原 寛樹, 児島
政洋, 小林 清志, 平井 誠, 星出 智, 堀 隆久, 前田 大輔, 水田 拓也, 虫上 広志
(平成 7 年卒)秋山 勝則, 足立 浩一, 大今 宏史, 大澤 敏之, 久米 司, 小山 浩司, 佐合 正弘, 清水 琢矢, 鈴木 力
矢, 瀧野 真文, 竹内 精一, 田代 裕之, 寺澤 正太郎, 寺本 賢作, 冨岡 寛, 樋口 知美, 仲西 直樹,
中光 淳, 松本 雄二, 山田 雅史
(平成 8 年卒)市川 裕之, 上田 隆行, 上野 晃宏, 大久保 豪, 大西 仁, 狩谷 信孝, 鬼頭 勇二, 神田 博一, 國領 宣
彰, 白神 愛, 田窪 英樹, 角田 寛純, 根木 雄一郎, 吉富 守, 吉間 裕晃
(平成 9 年卒)伊藤 嘉彦, 西野 仁貴, 西村 篤久, 平山 美也子, 藤田 早苗, 松生 謙二, 光岡 友也, 吉田 知生
(平成 10 年卒)栢木 良典, 川田 敬一, 岸本 浩彰, 小林 正和, 藤田 剛史, 山本 清大, 中澤 正和, 渡邊 省吾
(平成 11 年卒)浦田 尚紀, 大桑 純恵, 岡野 祐三, 北尾 明子, 黒木 昌明, 小松 雅弘, 高田 正之, 東郷 要, 富岡 俊
輔, 中島 純, 南 成勲, 花房 康生, 濱岡 伸之, 古川 智, 森本 睦子, 佐々 英克, 高坂 延良, 永山
正臣, 山田 哲武, 吉田 豊, 小池 隆寛, 田坂 慎一
(平成 12 年卒)緒方 健司, 奥田 英樹, 金田 大佑, 鴫原 孝佳, 白井 幸次, 瀬尾 健彦, 鯛 佑樹, 田中 剛, 津丸 雅代,
橋元 太洋, 平山 敦英, 渡辺 省吾
(平成 13 年卒)岩橋 敏郎, 大原 徳彦, 小池 崇文, 後藤 剛志, 小林 俊雅, 駒田 和也, 小山 景子,坂井 宏彰, 櫻井
俊輔, 鈴木 純, 竹内 昭人, 筒井 三智, 中川 拓也, 中村 陽一, 野坂 和正, 野村 桂太郎, 畑 俊之,
細見 教郎, 槇野 寛仁, 宮崎 康伸, 村野 浩司, 山本 英明, 山本 昌明, 吉澤 万水, 米田 裕晃
(平成 14 年卒)青田 昭仁, 安藤 薫, 伊藤 恵理, 井上 将之, 勝田 尚希, 鎌田 宏和, 河村 友樹,久保川 毅, 古山 寛
一, 佐藤 聖司, 澤崎 雅彦, 田村 昭夫, 辻岡 利晃, 中土 裕樹, 廣田 泰之, 藤田 克久, 真鍋 晋一郎,
山根 俊輔
(平成 15 年卒)東 洋平, 阿部 吉和, 池上 剛, 桑田 美和,四宮 秀二, 白井 修, 津司 卓哉, 長江 清大, 永田 研太郎,
中村 行博, 早瀬 祐美, 廣末 渡,古川 育弘,前田 和哉, 松江 淳, 松江 祐裕, 松田 佑, 松本 慎介,
南 信智, 宮本 真吾, 守部 浩平, 山本 晃司, 吉岡 岳史, 米津 安恵
(平成 16 年卒)秋田 久美子, 池田 尚史, 大塚 雅也, 川島 健太, 川崎 岳史, 久保谷 岳央, 斎藤 九五, 佐々木 健一,
佐々木 宏, 中岡 秀之, 中村 真人, 樋口 彰, 丸山 晃司, 森崎 哲郎, 慶川 源太
(平成 17 年卒)飴村 尚起,家谷 俊旭, 石井 雅, 伊東 秀晃, 宇野 陽祐, 木口 祐一郎, 黒木 優子, 笹井 美江, 角野
宏紀, 菅沼 憲太郎, 田中 孝次, 中野 秀紀, 野田 俊輔, 長谷川 秀樹, 松井 祥史, 山地 雄介, 萬
悦二
(平成 18 年卒)氏家 正喜, 岡部 直太, 香川 聡, 片上 大輔, 武内 靖幸,寺澤 裕司, 中川 友人
(平成 19 年卒)石川 雄三, 岩田 理乙, 戎野 嵩, 岡本 真, 河野 哲也, 小向井 淳, 阪西 真美, 佐野 裕和,杉本 龍一,
中島 義人, 福田 喬,山川 大輔, 山部 篤史
(平成 20 年卒)萩原 久史, 本田 徹, 松下 陽亮, 吉田 悠起
(平成 21 年卒)東 隆弥, 伊藤 亜矢, 金田 一哲
(平成 22 年卒)礒野 隆章, 江藤 力, 加藤 智也
(平成 23 年卒)新穗 那奈, 松浦 孝介, 木村 あゆみ
(昭和 48 年修士課程修了)坂本 晃
(平成 2 年修士課程修了)恵上 浩一, 宮野 智行
(平成 4 年修士課程修了)何 強輝
(平成 4 年修士課程修了)佐藤 鉄司
(平成 6 年修士課程修了)白 承宙
(平成 9 年修士課程修了)村田 充明
(平成 11 年修士課程修了)浅井 智広, 芳賀 徹, 藤友 公嗣, 楊 冬梅
(平成 12 年修士課程修了)河田 俊行, 諸岡 康郎
(平成 13 年修士課程修了)岩谷 幸雄, 立石 宜大
(平成 14 年修士課程修了)大島 司
(平成 17 年修士課程修了)樋渡 康治, 藤田 義久
(平成 18 年修士課程修了)岩崎 裕之
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中百舌鳥だより
学舎の整備が進み,2014 年 3 月に,B4 棟(旧 農学部棟)の東側に入っていた生命環境学部が B11 棟(旧
工学部 7 号館)に移転しました.B4 棟東側はこの一年をかけて整備され,A9 棟(旧 工学部 1 号館),A6
棟(旧 工学部6号館)に入っている機械工学科,海洋システム工学科が来春に移転します.これにより,
数年間続いている学舎整備は,ほぼ完了することになります.
他の施設もずいぶん変わっています.この 2014 年 4 月には体育館の改修が完了しました.屋根には
補強のための鉄骨が突き出ていて,それが青く塗装されています.1 階部分の補強も青く塗装されてい
て,独特な風貌となっています.また,A2 棟(旧 総合科学 2 号館)が取り壊された跡地は整備されて,
遊歩道ができています.このため,白鷺門周辺は公園のように広々としています.
改修された体育館
A2 棟跡地
さて,もう一点.大学は,最近,広報に力を入れるようになってきて,担当する職員の数も増えてい
ます.大阪府立大学の公式ホームページ(http://www.osakafu-u.ac.jp/index.html)も充実しています
が,日々の大学の様子は Facebook でもお知らせしています.ぜひ,ご覧ください .
(https://www.facebook.com/OsakaPrefectureUniv)
大阪府立大学の Facebook ページ
と掲載されている記事の例
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編集後記
このニューズレターを発行するちょっと前になりますが,2014 年 4 月に「学科創立 60 周年記念誌」
が完成し,皆様のお手元にお届けいたしました.もし,まだ届いていないようでしたら,鵬会事務局に
ご連絡ください.
ニューズレターの発行が一年あいてしまいました.その上,発行するだけで精一杯で,大学のことを
紹介する記事ばかりとなっています.辻川先生,大久保先生の退職に関する特集号を発行する予定でし
たが,それもできないままでした.誠に申し訳ありません.そんな慌ただしい中,快く記事を書いてい
ただいた卒業生や学生の皆様,どうもありがとうございました.
今後は,同窓生諸氏からの同期会報告などのご寄稿も掲載できるようにいたしますので,よろしくお
願いします.
鵬ニューズレター 第 37 号
2014 年 4 月 25 日
発行人: 鵬会会長 室津 義定
表紙題字: 故 飯田 周助 名誉教授
鵬会(おおとりかい)事務局
〒599-8531 堺市中区学園町1-1
大阪府立大学工学部航空宇宙工学教室内
TEL 072-254-9476
FAX 072-254-9906
E-mail: info@aero-osakafu-u.jp
http://www.aero-osakafu-u.jp/
・ 本誌はモノクロ印刷ですが,ホームページの会員登録いただければ,PDF ファイルとしてカラーで
ご覧いただけます.
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