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カネカ・サーファクチン
カネカの発酵技術を応用して作られる天然界面活性剤
・高い界面活性(CMC:0.0003%)⇒天然レシチンの3000倍の効果
・低刺激性、高生分解性⇒ヒト・環境=地球に優しい界面活性剤
表1.他の界面活性剤との比較
能力
界面活性剤
臨界ミセル濃度
(CMC) [%]
比率
カネカ・サーファクチン
0.0003
1
レシチン (天然物)
1
1/3000
SDS (化学合成品)
0.1
1/300
8
6
4
自然の水・汚泥を使用した生分解性試験
(MITI試験で易分解性)
100
河川(兵庫県加古川)
濃度
2.5%
5.0%
10%
20%
カネカ・サーファクチン
残存率 (%)
Primary Irritation Index (P.I.I.)
皮膚一次刺激性試験結果
外観:白~黄白色の粉末
濃度2.5%
では無刺激
2
80
海(兵庫県明石市)
60
Substance:
100mg/L
Sludge:
10wt%
Temperature:
25°C
40
1週間以内に分解された
20
0
ラウロイル
カネカ
サーファクチン グルタミン酸Na
0
SDS
0
2
4
日数(日)
6
8
発酵技術によるカネカ・サーファクチンの生産
・1968年にBacillus subtilis の培養液から発見された天然物
・常温・常圧のマイルドな条件で発酵生産されるサステイナブルな製品
Bacillus subtilis
発酵
Bacillus subtilis
(納豆菌の仲間)
カネカ・サーファクチン
※本資料に記載のデータは弊社評価結果であり、保証値ではありません。
<製品データ>
項目
製品名
INCI name:
CAS No.:
外観:
カネカ・サーファクチン
Sodium Surfactin
302933-83-1
白~黄白色の粉末
安定性:
熱、酸~弱アルカリ性に対して安定
強アルカリ性(pH>10)に対して不安定
溶解度:
水、アルコールなどの極性溶媒に溶解
(但し、酸性pHや、Mg2+、Ca2+等の共存で沈殿を生じる場合有り)
推奨
使用pH:
pH6.5~8.0
用途
化粧品や医薬部外品の原料として使用されています
<カネカ・サーファクチンの構造>
L-Leu
7つのアミノ酸から成る環状ペプチドの親水部と
炭化水素鎖の疎水部を有するユニークな分子構造
H3C
CH CH3
H2
H2
H2
H2
H2
H2C
D-Leu
CH3 炭化水素鎖
C
C
C
C
C
O
H
CH C
C
C
C
C
CH
N
H
H3C
O
2
(疎水部)
H2
H2
H2
H2
OC
CH
CH C
CH3
CH
CH2
H3C
HN
CO
L-Glu
カネカ・サーファクチンの立体構造
OC
NH
H2
環状ペプチド
-OOC
HOOC
CH C
C CH
(親水部)
C
COOH2 HN
CO H2 COOH
L-Asp
NH
OC
CH
CH
CO CH2
H3C CH HN C CH N
L-Leu
H
CH
O
CH3
CH2 H C
CH3
3
L-Val
H3C CH
D-Leu
CH3
+ 3/2Na+ + 1/2 H+
※本資料に記載のデータは弊社評価結果であり、保証値ではありません。
お問合わせ先
株式会社カネカ 新規事業開発部(企画)
〒530-8288 大阪市北区中之島2-3-18
E-Mail: surfactin@kn.kaneka.co.jp