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国際留学生会館から 名古屋での留学生活を終えるにあたって
アンテナ
非営利の団体・グループが行う国際交流・国際協力の催し・募集などの情報をお知らせするページです。
内容は主催団体の原稿をもとに掲載していますが、事前にご確認ください。
この秋に1年間の留学生活を終え、国際留学生会館
(以下、ISC)
を去る愛知県立大学の留学生お二人に感想を聞きました。
ドイツのライプツィヒ出身のトム・ベールマンさん
フランス・ブルターニュ地方の港町ロリアン出身のヤシン・ユハットさん
留学中に多くの友人ができました。ISCでの
1年間の留学生活を終え、時間の過ぎ去る
お気に入りのソーシャルルームでは、仲間と一
早さに信じられない思いです。名古屋城の紅
緒に料理を作ってパーティをしたり、テラスで野
葉や街の雪化粧、鶴舞公園の桜、高温多湿な
菜を作りました。ドイツでは実際に日本語を話
夏など、四季折々の美しさを体感できました。
す機会もなかったため、来日当初は正直言って
ISCはまさに自分の「家」
となり、それは日本
とても不安で、地下鉄の切符を自販機で買うこ
の地域社会に溶け込むことができた証です。
とさえ苦労していました。日本に来てから徐々
ISCは留学生にとって最適で、恵まれた環
に本当の日本語に触れることができたのも、ISCで暮らしたおかげです。 境です。暮らしやすさだけではなく、多彩な交流イベントは仲間を
忘れられない思い出は、ISCのチューターを務めたことです。在館の
つくる絶好の機会となりました。私の留学生活にとって思わぬプレ
留学生たちのリーダーの一人としてISCの運営にも携われたことで、留
ゼントとなった出来事は、講師を務めた
『フランス語おしゃべりサロ
学生活にも弾みがつきました。予期せぬ出来事が多いなかでも、無事に
ン』で、市民の方たちと直接触れ合うことができたことです。皆さん
リーダーシップを発揮することができたのは、ISCの同じ留学生や職員
のおかげで、忘れられない留学生活となりました。感謝の気持ちで
の皆さんの協力があったからこそと思います。多岐にわたる貴重な体験
いっぱいです。
がやがて実を結ぶものと信じています。留学生活の一つひとつの思い
出は、私の一生の宝物です。
* * *
何も言わずに黙々と食べるだけでは料理し
た人はがっかり。
「おいしい!」以外の表現も学
び、もっとおいしいイタリアの食べ物に出会う
準備をする。
●日 時:第2・4土 曜 日 全6回13:30 ∼ 15:00
(11月開講)
※ただし11月は9日
(土)、30日
(土)
●場所:ライブギャラリー J-archive
(西区秩父通2-72)
●進め方:講義形式ではなく勉強会形式で学ぶ。
●参加費:3600円(6回分)
●申込方法:下記オンライン・フォームまたは電話
同団体
http://www.j-archive.jimdo.com
D052-521-6288
ホブソンズベイ市
姉妹都市提携25周年記念
「オーストラリア・アート展」
この時期は留学生たちの入退去が行われ、新たな留学生を迎える一方、親しんだ留学生を送り出す事務局
ヤシンさん(左)とトムさん(その右隣)
NICが 2001 年から管理・運営している、名古屋市港区にある留学生専用の宿泊施設。居室 90 室のほか、研修室や和室、体育室な
国際留学生会館とは…
どを備え、100 名の留学生が生活できる。日本文化理解講座の開催や各種相談・情報提供、地域住民との交流などを行っている。
姉妹友好都市の広場
食いしん坊さんのイタリア語
∼感情やモノの様子を言葉で
表現しましょう!∼
安城市国際交流協会
ISCを離れる留学生の皆さん、一人ひとりが様々な思い出を置き土産として残していってくれます。毎年
職員にとっても、大変感慨深い季節でもあります。
J-archive
名古屋市は、ロサンゼルス市、メキシコ市、南京市、シドニー市および
トリノ市と姉妹友好都市提携を結んでいます。
アボリジニ作品を含むオーストラリア人アー
ティストの版画30点の展示等。
●日時:11月13日
(水)
∼ 25日
(月)
9:30 ∼ 16:30(※火曜日を除く)
11月16日
(土)はディジュリドゥの演
奏会を開催
①13:30 ②15:00
ディジュリドゥの吹き方体験あり
●場所:安城産業文化公園デンパーク 多目的ホール(安城市赤松町梶1)
●入園料:大人600円、小・中学生300円
同団体 D0566-71-2260
今年は
「日本におけるイタリア年2013」
として、日本各地でイタリアの文化・観光・産業・科学などを紹介する大規模イベントが行われています。名古屋
では11月下旬に、名古屋市と姉妹都市であるトリノ市の市長を団長とするトリノ産業界の派遣団を迎え、両市の産業界の交流を図るイベントが開催され
ます。これまでの両市のデザインを通じた交流について、国際デザインセンター*の黒田千香子氏にお話を伺いました。
トリノとナゴヤのデザイン交流
くろ だ
ち
か
こ
(株)国際デザインセンター 事業部長 黒田千香子
名古屋市がトリノ市と姉妹都市となったのは2005年5月、愛知万博の
開催年でした。両市は自動車産業や航空宇宙産業などを基幹とする工業
都市であること、またともにデザインを大切にした施策を推進する都市で
あることなど、多くの共通点があります。提携以降、両市はさまざまなデ
ザイン交流を行っており、国際デザインセンターはその企画実施に携わっ
ています。
デザイン交流
まず提携年の2005年10月に
「トリノデザイン展」
と
「トリノ・名古屋交流
ポスター展」
をナディアパーク内で開催しました。トリノ冬季オリンピック
(2006年)のPRをはじめ、デザイン、グルメ、スポーツなど、
トリノの魅力
を広く名古屋市民に紹介した展示は大変好評でした。トリノのシンボルと
もいえるフィアットやオリンピック聖火トーチの実物展示がトリノ市はじめ
関係者のご協力で実現したことがなつかしく思い出されます。
2007年2月初旬に名古屋のデザイン関係者によるトリノ視察ツアー、
10月に名古屋市・モントリオール市・トリノ市の3都市が
“創造的なデザイ
ン都市”のあり方について語る
「デザイン都市フォーラム in Nagoya」
を
開催しました。
2008年、名古屋市はユネスコのクリエイティブ・シティズ・ネットワーク
のデザイン都市に認定されましたが、
トリノ市にとっても
「ワールドデザイ
ンキャピタル(世界デザイン首都)」の第1回開催都市に選ばれた重要な年
でした。同年11月にはトリノ市からの要請を受け、
「ワールドデザインキャ
ピタル2008トリノ」で名古屋のデザインを紹介する展示会を開催、8日間
の会期で11,000人以上の来場者を数える大成功をおさめました。
トリノ・ナゴヤ次世代産業交流イベント
今年は11月27日に
「トリノ・ナゴヤ次世代産業交流フォーラム」を開催
します。産業の振興にとってもデザインは不可欠な要素であり、両市の
次世代産業の交流を図る貴重な機会となると思います。また11月27日
から12月2日まで開催する展示
会ではトリノの食や観光につい
てもご紹介しますので、多くの
皆 様 のご来 場を期 待していま
す。詳しくは下記URLをご覧く
ださい。
URL:www.idcn.jp/linkshub_plus/
国際デザインセンター:デザインの創造支援拠点として、デザインに関する諸事業を通じ地域の産業振興・文化発展を図るとともに、国際社会に貢献
する情報発信を行っている。http://www.idcn.jp/
09
2013.11 ニック・ニュース
ニックニュース掲載のアンテナの情報は、NICホー
ムページでもご覧になれます。日本語トップページ
の
「イベント情報」
から、
「この地域のイベント」
をお
選びください。ニックニュースに掲載されていない
情報もあります。また、バックナンバーもご覧いた
だけます。
http://www.nic-nagoya.or.jp/japanese/nicnews/
(公社)青年海外協力協会中部支部(JOCA)
協力隊ナビ
∼協力隊経験者と語ろう!∼
「協力隊ってどんな事をするの?」
「現地での生活はどうだったの?」
「海外で勉強になったこと、苦労したことは?」
など経験者と気軽に語りあう機会。
●日時:11月13日
(水)、27日
(水)
18:30 ∼ 20:30
●会場:JOCA中部支部事務所(「名古屋」
)
●参加費:無料、予約不要
同団体 D052-459-7224 chubu-br@joca.or.jp
JICA中部
講演会&ワークショップ
①講演「『フェアトレード』
って何?∼わたしたち
にできること∼」
貧しい人々の自立につなげる
「フェアトレー
ド」
ってどんな仕組み?フェアトレードショップ
「フェアビーンズ」の店長がわかりやすく講演す
る。
●日時:11月16日
(土)13:30 ∼ 16:30
●講師:木村瞳(なごや地球ひろば フェアビー
ンズ店長)
●参加費:500円(コーヒー&デザート付)
②ワークショップ
「国づくりゲーム」
国づくりを通して世界の貧困、格差、ODAの
一側面、NGOの関わりなど楽しみながら学べ
るワークショップ。
●日時:12月1日
(日)13:30 ∼ 16:30
●講師:なごや地球ひろば 地球案内人
●参加費:無料
①②ともに
●場所:JICA中部 なごや地球ひろば
(「名古屋」、あおなみ線「ささしまライ
ブ」、または近鉄名古屋線「米野」)
●定員:40名(要予約)
●申込方法:電話またはメール
●休館:月曜日・祝日 *11月3日
(日・祝)、
23日
(土・祝)は臨時開館
なごや地球ひろば 地球案内人
D052-533-0121
jicacbic-annainin1@jica.go.jp
③JICA中部グローバルカレッジ2013 第3回
開発途上国が抱える課題や現状について楽
しみながら学び、国際協力への理解を深める連
続イベント。第3回 で は、
「国 際 協 力カレッジ
名古屋国際センター
ALOE
(海外生活体験のある女性の会)
主催
(公財)愛知県国際交流協会共催
楽しもう 日本!
日本の文化を体験しませんか?
筆ペンやちぎり絵で年賀状の作成や、抹茶を
一緒にいただく。
知り合いの外国人と一緒にお越しください。
●日時:12月12日
(木)
10:30 ∼ 12:30
●場所:あいち国際プラザ 2階 アイリスルーム
地下鉄名城線「市役所」駅⑤番出口
より徒歩5分
地下鉄鶴舞線・桜通線
「丸の内」
駅
①番出口より徒歩10分
●参加費:無料、予約不要
ALOE
(海外生活体験のある女性の会)
aloenagoyavol@yahoo.co.jp
http://aloenagoyavol.jp/
アンテナ欄への掲載希望の場合は、発行月の前々月20日
までに情報をお送りください。なお、紙面の都合により掲載
できない場合もあります。あらかじめご了承ください。
広報情報課 D052-581-0100 FAX:052-571-4673
news@nic-nagoya.or.jp 地震
編 集 後 記
、普段
思
、最近
「顔
見
共助
水害
多
力 育
」関係
。
(花)
真剣 活動 取 組
高校生
聞 、元気
時
興味
学
変
多
日本。地域
始
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返
皆
話
、私
持
高校生
、東南
。
出会
、人生
。
(久)
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国際交流に関心のある人、国際協力に参加したい人、新しいことを始めたいと考えている人に、
NICはさまざまな
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●NIC主催の講演会、交流会へのご招待、各種行事へのご優待、出版物の割引販売をいたします。
●月刊広報誌「ニック・ニュース」、月刊外国語情報誌「ナゴヤ・カレンダー」
(希望者のみ)をお送りします。
●来館にてお申し込みいただいた方には、フェアトレードの「押し花
カードセット」をさし上げます。
年会費/学生3,000円 個人10,000円 団体50,000円
2005 年 トリノデザイン展
2013」
として、国際的な課題に関心を持つ人々
が、国際協力の現場の声に触れ、考え、動き始
める
「学び」
と
「きっかけ」
の場を提供する。
●日時:12月8日
(日)
10:00 ∼ 17:00
●場所:JICA中部 なごや地球ひろば
(
「名古屋」
、あおなみ線「ささしまライ
ブ」
、または近鉄名古屋線
「米野」
)
●参加費:無料
●定員:70名
(要予約)
●申込方法:11月5日
(火)
から受付開始
詳細は同団体公式サイト
http://www.jica.go.jp/chubu/
event/index.html
特定非営利活動法人名古屋NGOセンター
DFAX:052-228-8109
(火曜日∼土曜日13:00 ∼ 17:00)
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申込書請求・お問い合わせ/(公財)名古屋国際センター 総務課 D(052)581−5674
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東海学園大学、名古屋港木材倉庫㈱、名古屋商工会議所、(公財)名古屋
振興財団、富士
愛知㈱
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2013.11 ニック・ニュース
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