DATA SHEET Brocade Analytics Monitoring Platform SANの最適化を実現する革新的な分析機能 特長 • アプリケーションやデバイスの性能分析 の導入を、 ダウンタイムを発生させずに 数分で実現 • システムへの影響が大きい物理タップの 場合と異なり、性能への影響を生じさせ ることなく、 デバイスの動作や応答時間 をモニタリング IOPS、保留I/Oなどのメト • リレイテンシ、 ックのベンチマークを通じて、異常を 検知し、予測可能な性能を実現 トを生成して、 • カスタマイズ可能なレポー 各種イベントのリアルタイム・データや 履歴データの相関分析を行い、傾向を 抽出し、動作を分析 企業や組織は現在、 先例のないデータの急増や、 ITを経済成長のエンジン にするよう求める圧力、実用的なインテリジェンスを求めるニーズに 直面しています。このような目標を実現するため、管理者は、従来のSAN プラットフォームでは実現不可能なリアルタイム予測や高度な操作性を 兼ね備えた分析ツールを必要としています。特に、 アプリケーションからス トレージ・システムに至るまで、 各所で発生する問題を正確に特定し、 問題の 深刻度を把握するための傾向分析を実現するツールが求められています。 サードパーティ製ツールの中には、 デバイス・レベルやアプリケーション・ レベルで性能を視覚化できるものがありますが、そのようなソリュー ションは極めて高価で、 システムの持続性に影響を及ぼし、その影響は 永続的です。その上、 すべてのデバイスを直接的に視覚化できることはほ とんどありません。 Brocade® Analytics Monitoring Platform は、 ネットワーク全体を対象に、 ストレージ・ デバイスI/O性能、 レイテンシ、各種SCSIメ トリックなど、高度なストレージ・テレメトリ を実現します。Brocade Fabric Vision™テ クノロジを活用したこのプラットフォーム は、 運用を停止させることなく、 輻輳の起こ り得るポイントを特定し、 エンド・ トゥ・エンド のアプリケーション性能を最大限に引き出 します。 卓越したモニタリング性能 大規模、複雑、あるいは高度に仮想化され たデータセンター環境を有するIT部門は、 単一の問題源から問題の症状を経験する ことがよくあります。そのような症状は、 運用に影響を及ぼすほど深刻化するまで、 認識されないことが一般的です。このよう な問題をできる限り早く検知し、 サービス・ レベル・アグリーメント (SLA) を遵守するた め、管理者は、 SAN全体を対象に、性能に 関する問題をプロアクティブに特定できる ツールを求めています。 Analytics Monitoring Platformは、 ブロ ケード第5世代ファイバーチャネル・テクノ ロジに革新的な診断機能とモニタリング 機能を統合し、 アプリケーション、 ホスト、 ファブリック、 およびストレージの性能を、 他に影響を及ぼすことなく視覚化します。 Analytics Monitoring Platformの主な特長 は次のとおりです。 • ダウンタイムを発生させずにアプリケー ション・レベルの性能モニタリングを実現 します。 • 光劣化が生じる物理タップとは異なり、 距離やリンク・インテグリティに影響を及 ぼすことなく、あらゆるデバイスを対象 に、SCSIコマンドの動作と応答時間のモ ニタリングを実現します。 アプリケーションの性能を最適化す る実用的なインテリジェンス Brocade Analytics Monitoring Platform は、 アプリケーション・レベルとデバイス・レ ベルのI/O性能の計測と、 ブロケード第5 世代ファイバーチャネル・ネットワーク内の トラフィック動作の分析に特化した専用 のSANアプライアンスです。このような 分析によって、管理者は、実用的なインテ リジェンスを手に入れ、 データセンター全 体の性能を最大限に引き出すことができ ます。Analytics Monitoring Platformは、 Brocade Fabric Visionテクノロジを活用し ており、 ダウンタイムを発生させず、他に 影響を及ぼさない形で、性能に関する詳 細な情報と分析データの収集を実現し、 ト ラブルシューティングにかかる時間を劇的 に削減します。 • 初回応答時間、エクスチェンジ完了時間、 読み取り/書き込みのIOPS、保留I/O (未処理I/O) を計測することで通常の デバイス動作について把握し、性能を予 測可能にして、異常な動作や問題の症状 を検知した場合に通知します。 • ファブリック内の数万単位のイニシエー タ/ターゲットおよびイニシエータ/ ターゲット/LUNペアに対して、検知や モニタリングの展開を自動的に実行でき ます。 高度なトラブルシューティング 仮想環境においてワークロードが増加し 続ける中、 CRCエラーやクラス3破棄エ ラーなど、 ネットワーク内で軽微なエラー が大量に発生することで、輻輳や、性能の 低下、 システム停止につながるおそれがあ ります。このようなエラーを相関分析して 実用的なインテリジェンスを構築する際、 管理者は多くの場合、光強度に影響を及ぼ すツールを使用せざるを得ない状況とな るため、 ハードウェアを配置できる距離が 短くなります。 このような環境のトラブルシューティング に対応するには、 IT管理者は、 インテリジェ ントな決定を行うために詳細な視覚化と 高度な分析データを必要とします。また、 このようなエンド・ トゥ・エンドのデータへ のアクセスは、運用に影響を及ぼすこと のないように実行する必要があります。 Analytics Monitoring Platformは、 まった くダウンタイムを発生させることなく分析 データを収集できるため、 トラブルシュー ティングを劇的に簡素化します。主な特長 は、次のとおりです。 • カスタマイズ可能なレポート機能により、 各種メトリックとイベントを相関分析し て、傾向を抽出し、動作を分析できます。 • ダウンタイムを発生させることなく、 サーバ、 ストレージ、 ファブリック・デバイ スの診断をオンデマンドで実行できるた め、迅速に問題を特定できます。 • デバイス・レベルとファブリックの動作メ トリックを統合することで、全体的な環境 を視覚化し、性能に関する問題の相関関 係を簡素化します。 • きめの細かいしきい値設定と異常なデバ イス動作の自動アラートにより、問題の 早期発見を実現します。 2 ROIの向上 現在、 アプリケーションやデータの増大の ニーズを満たすため、 さまざまな企業が 仮想環境やクラウド環境の導入を進めて いますが、 このアプローチには、 コストや 複雑性の増大、 ダウンタイム発生のリスク といったマイナス面があります。Analytics Monitoring Platformは、 ブロケードの 第5世代ファイバーチャネル・テクノロジと Fabric Visionテクノロジを活用して、 ファブリック全体の詳細なメトリックの収集 を競合ソリューションの半分のコストで実 現しつつ、複雑性を緩和し、 ダウンタイムの リスクを軽減します。 Analytics Monitoring Platformは、Analytic Switch Link(ASL) を使用して、第5世代 ファイバーチャネル・ファブリックへのアク セスを取得し、 ストレージとサーバのパス のエッジにおいて、他に影響を及ぼさない 仮想タップを使用して、性能データとデバ イス動作のモニタリングを行います。 このアーキテクチャは、 ごくわずかのアプリ ケーション・データ・フローから数万単位の フローに至るまで、優れた柔軟性と拡張性 を実現します。また、Analytics Monitoring Platformは次の特長も備えています。 • 高度なモニタリングと分析の導入時間 を、数日単位や数週間単位から数分単位 に削減します。 • モニタリング、アラート、トラブルシュー ティングのタスクを自動化し、管理者の 貴重な時間を節約します。 • 追加の運用コストを発生させずに、 大規模環境向けに分析機能をスケール・ アウト可能で、 最大限のROIを実現でき ます。 • 既存のBrocade Network Advisor、Fabric Visionテクノロジ、 Brocade Fabric OS® CLIツールと統合することで、短期間の 習得が可能となり、 運用コストを抑えるこ とができます。 モニタリング、管理、 レポート Analytics Monitoring Platformは、 Brocade Network Advisorにより、数分で設定でき ます。進行中の運用も、 フロー・ミラーリン グなど、主要な設定タスクの自動ワーク フローによって簡素化されます。ユーザ は、標準の分析ダッシュボードを使用する ことで、I/Oレイテンシ・メトリックをリアル タイムで視覚的に相関分析することが可 能です。画面構成はカスタマイズ可能で、 Brocade Fabric Visionメトリックを含める こともできます。迅速にトラブルシューティ ングを進めるため、管理者は、 ダッシュボー ド・プレイバック機能を利用することで、 潜在的なイベント・ トリガを特定できます。 ドリルダウン・メニューを使用すると、詳細 な根本原因分析を行うことができます。 プロアクティブな管理を促進するため、 Brocade Network Advisorは、 傾向の発見、 ベースラインの確立、動作しきい値の設定 をサポートします。生成したレポートでは、 詳細データと概要データを表示すること が可能で、 ストレージ・チームは、性能に関 するSLAの遵守を実証できます。 Brocade Analytics Monitoring Platform向けプロフェッショナル・ サービス ブロケードは、Analytics Monitoring Platform向けに、 さまざまなプロフェッショ ナル・サービスを提供しています。たとえ ば、物理的な実装と設定をはじめとして、 ネットワーク性能を最大限に引き出すモ ニタリング、調整、 レポート、最適化の初期 設定といったサービスがあります。長年 にわたって幅広いストレージ・ネットワーク 環境を通じて蓄積された実践的な経験と ベスト・プラクティスを基に、Brocadeプロ フェッショナル・サービスは、主要なビジネ ス要件に適合しつつ、組織全体に対する 影響とコストを最小限に抑えるよう設計さ れています。 Brocadeグローバル・サービス 投資効果の最大化 ブロケードでは、 テクノロジに対する投資 効果の最大化を支援するため、販売パー トナー各社と提携して、 プロフェッショナ ル・サービス、技術サポート、教育サービス を含む包括的なソリューションを提供して います。詳細については、 ブロケード販売 パートナーまでお問い合わせいただくか、 www.brocadejapan.com のWebサイトをご 覧ください。 Brocadeグローバル・サービスは、拡張性と 効率性に優れたクラウド・インフラストラク チャの構築を支援する高い技術力を有し ています。15年にわたるストレージ、 ネット ワーク、仮想化の技術的蓄積を活用して、 世界最高水準のプロフェッショナル・サービ ス、技術サポート、教育サービスを提供し ます。このサービスを利用することで、 ブロケード製品への投資効果を最大限に 高め、新しいテクノロジの導入を迅速化し、 ネットワーク・インフラストラクチャから 最高の性能を引き出すことが可能となり ます。 Brocade Analytics Monitoring Platformの仕様 システム・アーキテクチャ 筐体 2Uシャーシ ファームウェア Brocade Fabric OS ファイバーチャネル・ポート 24ポート、 16 Gbps、 ファイバーチャネル (Analytic Switch Link(ASL)用AE_Port、 AF_Port) ファイバーチャネル性能 8.5 Gbpsライン速度(全二重)、14.025 Gbpsライン速度(全二重)、8 Gbpsおよび16 Gbpsポート 速度自動検出 ポート・タイプ AF_Port、AE_Port、D_Port(診断)、 スイッチ・タイプに基づく自動検出(U_Port) USB USBポート1個(システム・ログ・ファイルのダウンロードまたはファームウェアのアップグレード用) メディアの種類 ファイバーチャネル: ブロケード・ホット・プラグ対応SFP (Small Form-Factor Pluggable) およびSFP+、 短波長(SWL) トランシーバ (8 Gbpsおよび16 Gbps SFP向け) ファブリック・サービス Fabric Visionテクノロジ ライセンス プリインストール済み: 分析キャパシティ・アップグレード・ライセンス 管理機能 サポート対象の管理ソフトウェア SSH v2、HTTP/HTTPS、SNMP v1/v3、Telnet、SNMP(FE MIB、 FC Management MIB)、 Brocade Network Advisor SAN EnterpriseまたはBrocade Network Advisor Professional Plus、 コマンドライン・インタフェース (CLI)、NTP セキュリティ DH-CHAP(スイッチとエンド・デバイス間)、FCAPスイッチ認証、 HTTPS、 IPフィルタリング、 LDAP with IPv6、 OpenLDAP、Port Binding、RADIUS、TACACS+、 ユーザ定義ロールベース・ アクセス制御(RBAC)、 セキュア・コピー(SCP)、SFTP、SSH v2、 SSL、Switch Binding、Trusted Switch 管理アクセス 10/100/1000イーサネット (RJ-45)、 シリアル・ポート (RJ-45)、 およびUSBポート1個 診断 POSTおよび内蔵型のオンライン/オフライン診断(D_Portを含む) 3 Brocade Analytics Monitoring Platformの仕様(続き) 機械仕様 筐体 背面から前面への通気、2U、 19インチ、 EIA準拠、背面から給電 寸法 幅: 44 cm(17.32インチ) 高さ: 8.64 cm (3.4インチ) 奥行き: 60.9 cm(24.0インチ) システム重量 20 kg(44.2ポンド): 電源2個、 SFP/SFP+なし、 メディアなし 20.07 kg(44.25ポンド) : 電源2個、 SFP/SFP+なし、 メディアあり 使用環境 温度 動作時: 0∼40℃ 非動作時: -25∼70℃ 湿度 動作時: 10∼85%(結露なし) 非動作時: 10∼90% (結露なし) 高度 動作時: 最高3,000 m(9,842フィート) 保管時: 最高12 km(39,370フィート) 衝撃 動作時: 20 g、11 ms、正弦半波 非動作時: 33 g、11 ms、正弦半波、3/eg axis 振動 動作時: 1.0 g正弦波、 0.5 grmsランダム、5∼500 Hz 非動作時: 2.4 g正弦波、 1.1 grmsランダム、5∼500 Hz 通気量 最大: 158 CFM 電源仕様 電源 デュアル・ホットスワップ対応冗長電源 電源プラグ C14(C13プラグが必要) 電源電圧 90∼264 V AC(定格) 電源周波数 47∼63 Hz(定格) 突入電流 最大40 A (10∼150 ms) 消費電力 短距離光トランシーバ: 355 W、 16 Gbps SWL光トランシーバ、定格速度ファン、電源2個 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社 〒 100-0013 東京都千代田区霞ヶ関 1-4-2 大同生命霞ヶ関ビル TEL.03-6203-9100 FAX.03-6203-9101 Email:japan-info@brocade.com BROCADE に関するより詳しい情報は、以下の Web サイトをご覧ください。 http://www.brocade.com/jp 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