しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh in kin Asse t Man age me nt Co., Ltd 加入協会/(社)投資信託協会 (社)日本証券投資顧問業協会 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp フリーダイヤル 0120-781812 携帯電話・PHSからは 03-5524-8181 (土日、休日を除く9:00~17:00) <臨時レポート> ギリシャ再選挙後のユーロ相場見通し 1.緊縮派の勝利で、ギリシャのユーロ離脱は当面回避へ 6 月 17 日に行われたギリシャの再選挙では、財政緊縮を支持する新民主主義党(ND)が勝利し、緊縮 策の破棄を主張する急進左派連合(SYRIZA)が敗北しました。選挙結果を受けて、NDは同じく緊 縮策を支持する全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と連立政権を樹立する見通しです。 深刻な財政難に直面するギリシャは今春、財政緊縮策の実施を条件に、欧州連合(EU)および国際通 貨基金(IMF)から巨額の金融支援を受けることで合意していました。もし今般の再選挙でSYRIZ Aが勝利した場合、EU・IMFからの金融支援が受けられず、6 月中にもギリシャの政府債務が不履行 となって、ギリシャ政府が金融市場から資金を調達できない事態に追い込まれる可能性がありました。ギ リシャが、政府債務を支払うためにユーロ以外の独自通貨を発行せざるを得ないという「ユーロ通貨圏か らの脱退」は、今回の再選挙で当面回避できたかたちです。 2.「反緊縮」の潮流は変わらず、今後も不透明感が残る もっとも、過度の財政緊縮に対する不満は、ギリシャのみならず、ユーロ圏第 2 の大国フランスを含め 多くのユーロ加盟国の国民で共有されつつあります。ギリシャで生じた「反緊縮」の政治的な動きが、ギ リシャと同様の財政難を抱えるポルトガルやスペインなどでも、今後発生する可能性は否定できません。 ユーロ圏全体の経済成長を促しながら財政健全化を目指すためには、金融緩和による金利水準の引き下 げや為替相場の減価(通貨安政策)が求められますが、欧州中央銀行(ECB)は今のところ追加の金融 緩和に慎重です。ユーロ圏最大の経済大国であるドイツで物価上昇(インフレ)懸念が強まっていること が、金融緩和の障害となっている模様です。一方、財政緊縮を補う成長戦略として、EUは域内の社会基 盤整備のための投資戦略を提言していますが、こちらについても最大の資金拠出国となるドイツが難色を 示しており、その具体化までにはなお紆余曲折が予想されます。 積極的な景気刺激策が打ち出せない中、ユーロ圏経済は今後も停滞色を強める見通しです。18 日の外国 為替市場では、ユーロ相場がギリシャ再選挙の結果を好感していったん反発しましたが、今後は財政緊縮 路線に対する懸念の強まりから、ユーロ相場が再び弱含みの局面を迎える可能性があります。 図表1. ユーロ相場の推移 1.280 (ドル/ユーロ) (円/ユーロ) 1.275 102.0 101.5 ユーロドルレート(左目盛) 1.270 101.0 1.265 100.5 1.260 100.0 1.255 99.5 1.250 1.245 ユーロ円レート(右目盛) 1.240 6/14 99.0 6/15 6/16 6/18 98.5 (月/日) (出所)Bloombergより、しんきん投信作成 (2012.6.18 チーフエコノミスト みやざき ひろし 宮嵜 浩 E-Mail : h.miyazaki@skam.co.jp) ※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 1 ⁄ 2 しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh in kin Asse t Man age me nt Co., Ltd 加入協会/(社)投資信託協会 (社)日本証券投資顧問業協会 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp フリーダイヤル 0120-781812 携帯電話・PHSからは 03-5524-8181 (土日、休日を除く9:00~17:00) 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスク もあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり 投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆 様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市 場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資 に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.15%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬)・・・純資産総額に対して、上限年率 1.554%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸 費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、フ ァンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動 するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファ ンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定してお ります。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運用する 全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載し ております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なります ので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みくだ さい。 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※ 本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成し た資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。 ※ 本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。ま た、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。 ※ 本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点の ものですので、予告なく変更する場合があります。 ※ 投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購 入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。 ※ 投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したが って、預金と異なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※ 特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時 にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求い ただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 2 ⁄ 2
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