ROA Holdings, INC. Report No. 06072 韓国モバイルテレビの 最新動向と展望 ~DMB市場・サービス・デバイスを中心に~ research@roaholdings.com www.roaholdings.com Copyright ⓒ 2011 ROA HOLDINGS, INC All Rights Reserved. 韓国モバイルテレビの最新動向と展望 ~DMB市場・サービス・デバイスを中心に~ 目 次 エグゼクティブサマリー Ⅰ 市場背景 Ⅱ 環境分析 2-1 プレイヤー 2-2 デバイス 2-3 政策 2-4 技術 Ⅲ サービス現況及び展望 3-1 DMB事業の推進現況 3-2 DMBコンテンツサービス Ⅳ デバイス現況及び展望 4-1 携帯電話型 4-2 PDA型 4-3 車載型 4-4 PMP型 4-5 USB型 4-6 ノートブック型 4-7 その他 Ⅴ 韓国のモバイルテレビ(DMB)の発展方向 5-1 市場規模の展望 5-2 DMBサービスの発展方向 5-3 DMBデバイスの発展方向 02 韓国モバイルテレビの最新動向と展望 ~DMB市場・サービス・デバイスを中心に~ 表 目 次 [表2-1]通信放送コンバージェンスサービスの技術比較 [表3-1]地上波DMBサービスの推進現況 [表3-2]地上波DMB事業者別のチャネル構成 [表3-3]TUメディアの衛星DMBチャネル構成 [表4-1]携帯電話型のDMBデバイスモデル及びスペック [表4-2]PDA型のDMBデバイスのモデル及びスペック [表4-3]車載型DMBデバイスモデル及びスペック [表4-4]PMP型のDMBデバイスモデル及びスペック [表4-5]USB型のDMB受信デバイス [表4-6]ノートブックパソコン型のDMB受信デバイス [表4-7]その他DMBデバイスモデル及びスペック [表5-1]韓国のモバイルテレビ(DMB)市場規模の展望 03 韓国モバイルテレビの最新動向と展望 ~DMB市場・サービス・デバイスを中心に~ 図 目 次 [図2-1]DMB市場の内部・外部環境 [図2-2]地上波DMB事業者の利用チャネル及び周波数帯域 [図3-1]TUメディアの衛星DMBチャネル構成の戦略 [図4-1]昨今発売された携帯電話型の地上波DMBデバイス [図4-2]昨今発売された携帯電話型の衛星DMBデバイス [図4-3]PDA型のDMBデバイス [図4-4]車載一体型DMBデバイス [図4-5]PMP型のDMBデバイス [図4-6]USB型のDMBデバイス [図4-7]ノートブックパソコン型のDMBデバイス [図4-8]その他さまざまな形態のDMBデバイス [図5-1]韓国のDMBサービス利用者規模 04 韓国モバイルテレビの最新動向と展望 ~DMB市場・サービス・デバイスを中心に~ ROA HOLDINGS ISSUE REPORT エグゼクティブサマリー レポート・ガイドライン 現在世界の通信市場で最も盛り上がっているトレンドはコンバー ジェンスである。通信市場を中心に放送、建設、自動車、金融、 流通等の異業種間のコンバージェンス化が急速に進んでいる。こ のような産業間のコンバージェンス化の中心にはデバイス、事業 者、技術、ユーザーという4つの主体が存在し、それらを通じて 世界的に新しい市場及び価値を創出している。このような産業間 のコンバージェンス化が進む中、その規模や速度において中核要 素であるのが、通信と放送の融合といえよう。 通信と放送の融合は、有線・無線を問わず世界でプレイヤーとサ ービスが登場しているが、本レポートではモバイルテレビに焦点 を合わせている。 Asia Think Tank ROA HOLDINGS Research & Consulting on Asia Convergence Market 日本でモバイルテレビは、アナログTVの携帯電話への搭載から 始まって、2004年10月にはモバイル放送開始、2006年4月にはワ ンセグ開始へと発展してきた。しかしながらモバイル放送はニッ チマーケットでしか受けられておらずサービスがいまだに普及し ていない状態である。ワンセグの場合は、端末は売れているもの の流通を担当する主要プレイヤーであるキャリアにとってビジネ スモデルが確立されているとはいいにくい。よって日本のモバイ ルテレビサービスは、まだ立ち上げの段階に留まっているといえる。 グローバルのモバイルテレビ市場では、韓国が主導する地上波 DMB、 Nokiaが主導するDVB-H、Qualcommが主導するMediaFLO の3つの技術がグローバル市場を巡って競争を繰り広げている。 その中でも韓国のDMBはサービスの展開スピードが最も早く、 グローバル市場に浸透し始めている。 05 韓国モバイルテレビの最新動向と展望 ~DMB市場・サービス・デバイスを中心に~ ROA HOLDINGS ISSUE REPORT 本レポートは、世界に先行している韓国のモバイルテレビ (DMB)の市場動向、サービス、デバイスの現況と今後の発展方 向について予測している。本レポートがモバイル通信と放送の融 合サービスを準備している日本の事業者やデバイスメーカーに今 後のビジネス展開のために基礎資料として使われることを期待す る。 [図]韓国モバイルテレビ(DMB)市場の内部・外部環境 Asia Think Tank ROA HOLDINGS Research & Consulting on Asia Convergence Market Source: ROA HOLDINGS 06 韓国モバイルテレビの最新動向と展望 ~DMB市場・サービス・デバイスを中心に~ ROA HOLDINGS ISSUE REPORT 調査範囲 1) 環境分析 韓国国内のモバイルテレビの市場環境を内部・外部環境で分類 し、 DMBを中心に各市場環境内のプレイヤー間の関係、内部・外 部市場環境間のプレイヤー間の関係について把握した。またこの ようなモバイルテレビ市場の環境においてプレイヤー、デバイ ス、政府規制、テクノロジに関連するトピックについて詳しい記 述を行なった。 2) サービス現況及び展望 韓国地上波及び衛星DMB事業に関連するプレイヤーを分類し、 各プレイヤーのサービス推進現況について記述した。また現在地 上波DMB及び衛星DMBがサービスしている事業者のチャネルに ついて分析し、 各事業者のサービスの特性及びコンテンツ確保の 戦略について分析した。 3) デバイス現況及び展望 Asia Think Tank ROA HOLDINGS Research & Consulting on Asia Convergence Market 現在市場内のDMBデバイスを種類によって分類し、各タイプに よりモデル、特徴、メーカー、発売日等の主な内容及び仕様につ いて整理した。また主なデバイスは画像を加え、デバイスの形及 びデザインについて一目で把握できるように整理し、これを通じ て地上波DMB及び衛星DMBデバイスの主要なタイプを分析した。 4) 韓国DMBの発展方向 韓国のDMBの市場規模、サービスの発展方向、デバイスの発展 方向に区分し、韓国のモバイルテレビの課題を導出してこれに基 づいた今後の発展方向を予測した。 07 韓国モバイルテレビの最新動向と展望 ~DMB市場・サービス・デバイスを中心に~ ROA HOLDINGS ISSUE REPORT 調査方法 本レポートはROA Holdingsのコンバージェンスコンセプトに基 づいて企画した。本レポートを作成するため、各事業者のデー タや政府公開データとROA Holdingsのデータベースを利用した Secondary Researchを行なうと同時に、韓国のモバイルテレビ関 連事業者や業界関係者へのインタビューを行なうことで専門的か つ事実的な情報の収集に注力した。また収集された情報に基づい て「環境」「サービス」「デバイス」のそれぞれについてコンバ ージェンストレンドの観点から分析を行なった。そこから韓国 DMBの課題を導出し、今後の発展方向を予測した。 [図]ROA Holdingsのコンバージェンスのコンセプト Asia Think Tank ROA HOLDINGS Research & Consulting on Asia Convergence Market Source: ROA HOLDINGS 08
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